JP6295854B2 - レンズ体、レンズ結合体及び車両用灯具 - Google Patents

レンズ体、レンズ結合体及び車両用灯具 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ体、レンズ結合体及び車両用灯具に係り、特に、光源と組み合わせて用いられるレンズ体、レンズ結合体及びこれを備えた車両用灯具に関する。
従来、光源とレンズ体とを組み合わせた構造の車両用灯具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載の車両用灯具200の分解斜視図である。
図10に示すように、特許文献1に記載の車両用灯具200は、光源210、光源210からの光を反射する反射面220、反射面220で反射された光源210からの光が屈折透過する複数のレンズ体230、反射面220とレンズ体230との間に配置されたシェード240等を備えている。各々のレンズ体230は、ホルダー部232によって一体化されている。
特開2000−173319号公報
しかしながら、上記構成の車両用灯具200においては、光源210からの光が反射面220で反射され、一部がシェード240によって遮光された後、各々のレンズ体230を屈折透過して前方に照射されることで、上端縁にシェード240によって規定されるカットオフラインを含む配光パターンが形成されるものの、各々のレンズ体230の外形が正面視で円形で、しかも、各々のレンズ体230がホルダー部232によって一体化されている結果、各々のレンズ体230(出射面)を自由にレイアウトできず、その見栄えが単調になるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、上端縁にカットオフラインを含む所定配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高いレンズ体(レンズ結合体)及びこれを備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、基準軸方向に進行するコリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成するように構成されたレンズ体において、前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、前記後端部は、入射面を含み、前記前端部は、出射面を含み、前記入射面、前記カットオフ反射面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、前記カットオフ反射面で内面反射された後、前記出射面から出射する前記コリメート光学系からの光により、前記第1配光パターンを形成する光学系を構成しており、前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向及び水平方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、その面形状が構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる)レンズ体を提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成することができるのは、入射面、カットオフ反射面及び出射面が、入射面からレンズ体内部に入射し、カットオフ反射面で内面反射(全反射)された後、出射面から出射するコリメート光学系からの光により、第1配光パターンを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、レンズ体が、基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面、上面及び下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
請求項2に記載の発明は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、複数のレンズ体それぞれの出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、複数のレンズ体それぞれの出射面が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、基準軸方向に進行するコリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成するように構成されたレンズ体において、前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、前記後端部は、入射面を含み、前記前端部は、出射面を含み、前記入射面、前記カットオフ反射面、前記左右一対の側面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、前記カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射するコリメート光学系からの光により、前記第2配光パターンを形成する光学系を構成しており、前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射した後、前記出射面から出射するように、その面形状が構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる)レンズ体を提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成することができるのは、入射面、カットオフ反射面、左右一対の側面及び出射面が、入射面からレンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、左右一対の側面で内面反射された後、出射面から出射するコリメート光学系からの光により、第2配光パターンを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、レンズ体が、基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面、上面及び下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、水平方向により拡散した第2配光パターンを形成することができる。
請求項6に記載の発明は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記複数のレンズ体それぞれの前記出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成していることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、複数のレンズ体それぞれの出射面が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ体を第1レンズ体とし、かつ、請求項4に記載のレンズ体を第2レンズ体として、上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの前記第1レンズ体及び少なくとも一つの前記第2レンズ体を含むレンズ結合体であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの第1レンズ体及び少なくとも一つの第2レンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記第1レンズ体の前記出射面及び前記第2レンズ体の前記出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成していることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、第1レンズ体の出射面及び第2レンズ体の出射面が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体を提供することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の発明において、前記第2レンズ体の入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、第1配光パターン及び第1配光パターンよりも、水平方向により拡散した第2配光パターンが重畳された合成配光パターンを形成することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記左右一対の入射面から前記第2レンズ体内部に入射し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射して前方に照射される前記コリメート光学系からの光により形成される前記第2配光パターンの中心光度が相対的に高くなり、かつ、前記第2配光パターンが水平方向に関し前記第1配光パターンより拡散するように、前記左右一対の入射面が構成するV字形状の角度が調整されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、第1配光パターン及び中心光度が相対的に高く、かつ、水平方向に関し第1配光パターンより拡散した第2配光パターンが重畳された合成配光パターンを形成することができる。
請求項12に記載の発明は、コリメート光学系と、基準軸方向に進行する前記コリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成するように構成されたレンズ体と、を備えた車両用灯具において、前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、前記後端部は、入射面を含み、前記前端部は、出射面を含み、前記入射面、前記カットオフ反射面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、前記カットオフ反射面で内面反射された後、前記出射面から出射する前記コリメート光学系からの光により、前記第1配光パターンを形成する光学系を構成しており、前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向及び水平方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、その面形状が構成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる)レンズ体を備えた車両用灯具を提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成することができるのは、入射面、カットオフ反射面及び出射面が、入射面からレンズ体内部に入射し、カットオフ反射面で内面反射(全反射)された後、出射面から出射するコリメート光学系からの光により、第1配光パターンを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、レンズ体が、基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面、上面及び下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
請求項13に記載の発明は、コリメート光学系と、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具であることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を備えた車両用灯具を提供することができる。
請求項14に記載の発明は、コリメート光学系と、基準軸方向に進行する前記コリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成するように構成されたレンズ体と、を備えた車両用灯具において、前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、前記後端部は、入射面を含み、前記前端部は、出射面を含み、前記入射面、前記カットオフ反射面、前記左右一対の側面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、前記カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射するコリメート光学系からの光により、前記第2配光パターンを形成する光学系を構成しており、前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射した後、前記出射面から出射するように、その面形状が構成されていることを特徴とする。
請求項14に記載の発明によれば、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる)レンズ体を備えた車両用灯具を提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成することができるのは、入射面、カットオフ反射面、左右一対の側面及び出射面が、入射面からレンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、左右一対の側面で内面反射された後、出射面から出射するコリメート光学系からの光により、第2配光パターンを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、レンズ体が、基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面、上面及び下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含むことを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、水平方向により拡散した第2配光パターンを形成することができる。
請求項16に記載の発明は、コリメート光学系と、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具であることを特徴とする。
請求項16に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を備えた車両用灯具を提供することができる。
請求項17に記載の発明は、コリメート光学系と、請求項1に記載のレンズ体を第1レンズ体とし、かつ、請求項4に記載のレンズ体を第2レンズ体として、上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの前記第1レンズ体及び少なくとも一つの前記第2レンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具であることを特徴とする。
請求項17に記載の発明によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの第1レンズ体及び少なくとも一つの第2レンズ体を含む新規見栄えのレンズ結合体を備えた車両用灯具を提供することができる。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記第2レンズ体の入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明によれば、第1配光パターン及び第1配光パターンよりも、水平方向により拡散した第2配光パターンが重畳された合成配光パターンを形成することができる。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、前記左右一対の入射面から前記第2レンズ体内部に入射し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射して前方に照射される前記コリメート光学系からの光により形成される前記第2配光パターンの中心光度が相対的に高くなり、かつ、前記第2配光パターンが水平方向に関し前記第1配光パターンより拡散するように、前記左右一対の入射面が構成するV字形状の角度が調整されていることを特徴とする。
請求項19に記載の発明によれば、第1配光パターン及び中心光度が相対的に高く、かつ、水平方向に関し第1配光パターンより拡散した第2配光パターンが重畳された合成配光パターンを形成することができる。
本発明によれば、上端縁にカットオフラインを含む所定配光パターンを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高いレンズ体(レンズ結合体)及びこれを備えた車両用灯具を提供することが可能となる。
第1実施形態である車両用灯具10の斜視図である。 (a)コリメート光学系14の縦断面図、(b)コリメート光学系14からの光により、仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンの例である。 (a)第1レンズ体18の側面図、(b)上面図、(c)第1レンズ体18内部を進行する代表的な光の光路を表す図、(d)第1レンズ体18によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるスポット用配光パターンPSPOTの例である。 第1レンズ体18の変形例の側面図である。 (a)上下左右に隣接してアレイ状に配置された複数の第1レンズ体18(出射面18b1)を含むレンズ結合体16Aを備えた車両用灯具10Aの正面図、(b)レンズ結合体16A(複数の第1レンズ体18)によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるスポット用配光パターンPSPOT(合成配光パターン)の例である。 (a)上下左右に隣接してアレイ状に配置された複数の第1レンズ体18(出射面18b1)を含むレンズ結合体16Bを備えた車両用灯具10Bの正面図、(b)レンズ結合体16B(複数の第1レンズ体18)によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるスポット用配光パターンPSPOT(合成配光パターン)の例である。 (a)(b)複数の第1レンズ体18を上下左右に隣接配置した例である。 (a)複数の第1レンズ体18(又は第2レンズ体20)を保持する保持部材34の正面図、(b)複数の第1レンズ体18(又は第2レンズ体20)を保持した保持部材34の縦断面図である。 (a)第2レンズ体20の側面図、(b)上面図、(c)第2レンズ体20内部を進行する代表的な光の光路を表す図、(d)第2レンズ体20によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるワイド用配光パターンPWIDEの例である。 特許文献1に記載の車両用灯具200の分解斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態である車両用灯具について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態である車両用灯具10の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、光源12、コリメート光学系14、少なくとも一つの第1レンズ体18等を備えた車両用前照灯として構成されている。
図2(a)はコリメート光学系14の縦断面図、図2(b)はコリメート光学系14からの光により、仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンの例である。
図2(a)に示すように、光源12は、例えば、白色LED光源(又は白色LD光源)等の半導体発光素子で、金属製の基板Kの表面に実装されている。光源12(半導体発光素子)の個数は、1以上であればよい。なお、光源12は、白色LED光源(又は白色LD光源)等の半導体発光素子以外の光源であってもよい。光源12(半導体発光素子)は、その光軸AX12がコリメート光学系14(レンズ結合体)の基準軸AX14と一致し、かつ、発光面12aが前方を向いた状態でコリメート光学系14の焦点F14近傍に配置されている。
コリメート光学系14は、光源12(正確には、焦点F14)からの光を車両前後方向に延びる基準軸AX14方向に進行する平行光線に変換する光学系である。具体的には、コリメート光学系14は、図1、図2(a)に示すように、車両前後方向に延びる基準軸AX14を回転軸とする回転対称形状のレンズ体で、後端部14a、前端部14b、前端部14b側から後端部14a側に向うに従って錐体状に狭まる側面14c、及び、後端部14a近傍に配置された焦点F14を含むレンズ体として構成されている。もちろん、これに限らず、コリメート光学系14は、他のコリメート光学系であってもよい。
コリメート光学系14(レンズ体)の後端部14aは、中央入射面14a1及びその周囲に配置された周囲入射面14a2を含んでいる。コリメート光学系14(レンズ体)の前端部14bは、中央出射面14b1及びその周囲に配置された周囲出射面14b2を含んでいる。
中央入射面14a1及び中央出射面14b1は、中央入射面14a1からコリメート光学系14(レンズ体)内部に入射し、中央出射面14b1から出射する光源12(正確には、焦点F14)からの光を、基準軸AX14方向に進行する平行光線に変換する第1コリメート光学系を構成している。
周囲入射面14a2、側面14c及び周囲出射面14b2は、周囲入射面14a2からコリメート光学系14(レンズ体)内部に入射し、側面14cで内面反射(全反射)された後、周囲出射面14b2から出射する光源12(正確には、焦点F14)からの光を、基準軸AX14方向に進行する平行光線に変換する第2コリメート光学系を構成している。
上記構成のコリメート光学系14においては、光源12(正確には、焦点F14)からの光は、後端部14a(入射面14a1、14a2)からコリメート光学系14(レンズ体)内部に入射して前端部14b(出射面14b1、14b2)から基準軸AX14方向に進行する平行光線として出射し、仮想鉛直スクリーン上に図2(b)に示す配光パターンを形成する。
図3(a)は第1レンズ体18の側面図、図3(b)は上面図、図3(c)は第1レンズ体18内部を進行する代表的な光の光路を表す図、図3(d)は第1レンズ体18によって制御される光により、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン(車両前面から約25m前方に配置されている)上に形成されるスポット用配光パターンPSPOTの例である。
第1レンズ体18は、車両前後方向に延びる基準軸AX18方向に進行するコリメート光学系14からの光Ray(平行光線)を制御して、仮想鉛直スクリーン上に、図3(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むスポット用配光パターンPSPOT(本発明の第1配光パターンに相当)を形成するレンズ体として構成されている。具体的には、第1レンズ体18は、基準軸AX18に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部18a、前端部18b、並びに、後端部18aと前端部18bとの間に配置されたカットオフ反射面18g、左右一対の側面18c、18d、上面18e及び下面18fを含み、左右一対の側面18c、18d、上面18e及び下面18fで囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されている。第1レンズ体18の材料は、ポリカーボネイトであってもよいし、それ以外のアクリル等の透明樹脂であってもよいし、ガラスであってもよい。
第1レンズ体18の後端部18a及び前端部18bは、それぞれ、入射面18a1及び出射面18b1を含んでいる。
第1レンズ体18は、その基準軸AX18がコリメート光学系14の基準軸AX14に対して平行の姿勢で、コリメート光学系14の前方、すなわち、コリメート光学系14からの光Rayの光路中に配置されている。
入射面18a1、カットオフ反射面18g及び出射面18b1は、入射面18a1から第1レンズ体18内部に入射し、カットオフ反射面18gで内面反射(全反射)された後、出射面18b1から出射するコリメート光学系14からの光Rayにより、図3(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むスポット用配光パターンPSPOTを形成する光学系を構成している。
入射面18a1は、コリメート光学系14からの光Rayが屈折して第1レンズ体18内部に入射する面(例えば、後方に向かって凸の自由曲面)である。入射面18a1は、図3(a)に示すように、基準軸AX18より上に配置され、当該入射面18a1から第1レンズ体18内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayが、鉛直方向及び水平方向に関し、出射面18b1の焦点F18b1近傍に集光する(図3(a)、図3(b)参照)ように、その面形状が構成されている。具体的には、入射面18a1は、焦点F18a1が出射面18b1の焦点F18b1近傍に設定されたレンズ面として構成されている。なお、光源12は実際には点光源ではなく一定の大きさを持っているため、第1レンズ体18内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayは、図3(c)に示すように、完全に一点(焦点F18a1)に集光することなく、焦点F18a1近傍に集光する光RayA〜RayCとなる。
カットオフ反射面18gは、出射面18b1の焦点F18b1近傍から後端部18a側に向かって水平方向に延びた平面形状の全反射面として構成されている。カットオフ反射面18gは、第1レンズ体18内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayのうち当該カットオフ反射面18gに入射した光RayCを内面反射(全反射)する反射面で、金属蒸着は用いていない。第1レンズ体18内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayのうちカットオフ反射面18gに入射した光RayCは、当該カットオフ反射面18gで内面反射(全反射)されて出射面18b1に向かい、出射面18b1で屈折して路面方向に向かう。すなわち、カットオフ反射面18gで内面反射(全反射)された反射光RayCがカットオフライン(カットオフ反射面18gの前端縁)を境に折り返されてカットオフライン以下の配光パターンに重畳される形となる。これにより、スポット用配光パターンPSPOTの上端縁にカットオフラインが形成される。
出射面18b1は、後端部18aと前端部18bとの間に焦点F18b1が設定されたレンズ面であって、基準軸AX18より上に配置された上領域18b1a及び基準軸AX18より下に配置された下領域18b1bを含んでいる。出射面18b1は、正面視で略矩形の外形とされている。具体的には、出射面18b1は、焦点F18b1がカットオフ反射面18gの前端縁近傍(例えば、カットオフ反射面18gの前端縁の左右方向の中心近傍)に設定された前方に向かって凸のレンズ面として構成されている。出射面18b1は、第1レンズ体18内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayにより入射面18a1の焦点F18a1(出射面18b1の焦点F18b1)近傍に形成される光度分布(光源像)を反転投影して、仮想鉛直スクリーン上に、図3(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むスポット用配光パターンPSPOTを形成する。
第1レンズ体18の上面18eは、入射面18a1の上端縁から前方に向かって水平方向に延びた第1上面18e1、当該第1上面18e1の前端縁から前方斜め下方に向かって傾斜した第2上面18e2、当該第2上面18e2の前端縁から前方に向かって水平方向に延びて出射面18b1の上端縁に接続された第3上面18e3を含む面として構成されている。
第1レンズ体18の下面18fは、入射面18a1の下端縁から前方に向かって水平方向に延びた第1下面18f1(カットオフ反射面18g)、当該第1下面18f1の前端縁から前方斜め下方に向かって傾斜した第2下面18f2、当該第2下面18f2の前端縁から前方に向かって水平方向に延びて出射面18b1の下端縁に接続された第3下面18f3を含む面として構成されている。
第1レンズ体18の上面18e及び下面18fは、複数の第1レンズ体18を上下に隣接配置するため(図1、図7(a)参照)、相互に対応した形状に構成されている。また、第1レンズ体18の左右一対の側面18c、18dは、複数の第1レンズ体18を左右に隣接配置するため、基準軸AX18に対して平行な平面形状の面(例えば、鉛直面)として構成されている。
なお、図4に示すように、第3上面18e3及び第3下面18f3は適宜省略することができる。
上記構成の第1レンズ体18は、これを複数用意し、上下左右に隣接させてアレイ状(格子状又はマトリックス状ともいえる)に配置することで、様々な見栄えの出射面18b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体、例えば、図1に示すレンズ結合体16、図5(a)に示すレンズ結合体16A、図6(a)に示すレンズ結合体16Bを構成することができる。もちろん、これに限らず、適宜の数の第1レンズ体18を、他の様々な形態で上下左右に隣接配置することで、他の様々な見栄えの出射面18b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる。なお、図5(b)はレンズ結合体16A(複数の第1レンズ体18)によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるスポット用配光パターンPSPOT(合成配光パターン)の例、図6(b)はレンズ結合体16B(複数の第1レンズ体18)によって制御される光により、仮想鉛直スクリーン上に形成されるスポット用配光パターンPSPOT(合成配光パターン)の例である。
複数の第1レンズ体18それぞれの全長L18及び焦点距離f18(図3(b)参照)、並びに、出射面18b1の高さH18(図3(a)参照)及び幅W18(図3(b)参照)は、同一であってもよいし、相互に異なっていてもよい。これらを同一とした場合、複数の第1レンズ体18それぞれの出射面18b1が上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成することができ、見た目の統一感を持たせることができる。
各々の第1レンズ体18は、その基準軸AX18がコリメート光学系14の基準軸AX14に対して平行の姿勢で、コリメート光学系14の前方、すなわち、コリメート光学系14からの光Rayの光路中に配置されている。その結果、各々の第1レンズ体18により形成されるスポット用配光パターンPSPOTは、各々の第1レンズ体18の位置が相互に異なるにもかかわらず、図3(d)に示すのと同様のものとなる。
複数の第1レンズ体18を上下左右に隣接配置する場合、仮に、第1レンズ体18の第1下面18f1(カットオフ反射面18g)と当該第1レンズ体18の直下に配置された別の第1レンズ体18の第1上面18e1とが接触していると、光RayCがその接触箇所(カットオフ反射面18g)において全反射の条件を満たさなくなる。これを防止するため、図7(a)に示すように、第1レンズ体18の第1下面18f1(カットオフ反射面18g)と当該第1レンズ体18の直下に配置された別の第1レンズ体18の第1上面18e1との間には、第1レンズ体18より屈折率が低い媒質32(空気層又は第1レンズ体18より屈折率が低い接着剤等)が配置されている。
複数の第1レンズ体18は、それぞれ、上記接着剤で連結されていてもよいし、例えば、図7(b)に示すように、第1レンズ体18の上面18e(例えば、第2上面18e2)に凹部18e2aを設け、下面18f(例えば、第2下面18f2)に凹部18e2aに挿入される凸部18f2aを設け、両者を嵌合させることで連結されていてもよい。もちろん、これとは逆に、第1レンズ体18の上面18e(例えば、第2上面18e2)に凸部18f2aを設け、下面18f(例えば、第2下面18f2)に凹部18e2aを設け、両者を嵌合させることで連結されていてもよい。なお、図7(b)は上下方向に隣接配置された複数の第1レンズ体18を連結した例であるが、左右方向に隣接配置された複数の第1レンズ体18についても同様にして連結することができる。
また、複数の第1レンズ体18は、それぞれ、レンズホルダ等の保持部材34により保持(連結)されていてもよい。
図8(a)は複数の第1レンズ体18を保持する保持部材34の正面図、図8(b)は複数の第1レンズ体18を保持した保持部材34の縦断面図である。
図8(a)に示すように、保持部材34は、水平方向に所定間隔をおいて配置された複数の横板34a及び鉛直方向に所定間隔をおいて配置された複数の縦板34bによって区画された複数の挿入口34cを含む保持部材として構成されている。複数の第1レンズ体18は、それぞれ、図8(b)に示すように、各々の一部が挿入口34cに挿入されて上下左右に隣接配置された状態で、保持部材34に保持されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、上端縁にカットオフラインを含むスポット用配光パターンPSPOTを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面18b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体16等を構成することができる)第1レンズ体18及びこれを備えた車両用灯具10を提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含むスポット用配光パターンPSPOTを形成することができるのは、入射面18a1、カットオフ反射面18g及び出射面18b1が、入射面18a1から第1レンズ体18内部に入射し、カットオフ反射面18gで内面反射(全反射)された後、出射面18b1から出射するコリメート光学系14からの光Rayにより、スポット用配光パターンPSPOTを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、第1レンズ体18が、基準軸AX18に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面18c、18d、上面18e及び下面18fで囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
また、本実施形態によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された複数の第1レンズ体18を含む新規見栄えのレンズ結合体16等及びこれを備えた車両用灯具を提供することができる。
また、本実施形態によれば、複数の第1レンズ体18それぞれの出射面18b1が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体16等及びこれを備えた車両用灯具を提供することができる。
次に、第2実施形態として、上記第1実施形態の第1レンズ体18に代えて第2レンズ体20を用いた車両用灯具10Aについて、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の車両用灯具10Aは、光源12、コリメート光学系14、少なくとも一つの第2レンズ体20等を備えた車両用前照灯として構成されている。すなわち、本実施形態の車両用灯具10Aは、上記第1実施形態の車両用灯具10の第1レンズ体18を、第2レンズ体20で置きかえたものに相当する。
図9(a)は第2レンズ体20の側面図、図9(b)は上面図、図9(c)第2レンズ体20内部を進行する代表的な光の光路を表す図、図9(d)は第2レンズ体20によって制御される光により、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン(車両前面から約25m前方に配置されている)上に形成されるワイド用配光パターンPWIDEの例である。
第2レンズ体20は、車両前後方向に延びる基準軸AX20方向に進行するコリメート光学系14からの光Ray(平行光線)を制御して、仮想鉛直スクリーン上に、図9(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むワイド用配光パターンPWIDE(本発明の第2配光パターンに相当)を形成するレンズ体として構成されている。具体的には、第2レンズ体20は、基準軸AX20に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部20a、前端部20b、並びに、後端部20aと前端部20bとの間に配置されたカットオフ反射面20g、左右一対の側面20c、20d、上面20e及び下面20fを含み、左右一対の側面20c、20d、上面20e及び下面20fで囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されている。第2レンズ体20の材料は、ポリカーボネイトであってもよいし、それ以外のアクリル等の透明樹脂であってもよいし、ガラスであってもよい。
第2レンズ体20の後端部20a及び前端部20bは、それぞれ、入射面20a1及び出射面20b1を含んでいる。
第2レンズ体20は、その基準軸AX20がコリメート光学系14の基準軸AX14に対して平行の姿勢で、コリメート光学系14の前方、すなわち、コリメート光学系14からの光Rayの光路中に配置されている。
入射面20a1、カットオフ反射面20g、左右一対の側面20c、20d及び出射面20b1は、入射面20a1から第2レンズ体20内部に入射し、鉛直方向に関し、カットオフ反射面20gで内面反射(全反射)され、かつ、水平方向に関し、左右一対の側面20c、20dで内面反射(全反射)された後、出射面20b1から出射するコリメート光学系14からの光Rayにより、図9(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むワイド用配光パターンPWIDEを形成する光学系を構成している。
入射面20a1は、コリメート光学系14からの光Rayが屈折して第2レンズ体20内部に入射する面である。入射面20a1は、図9(a)に示すように、基準軸AX20より上に配置され、当該入射面20a1から第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayが、鉛直方向に関し、出射面20b1の焦点F20b1近傍に集光する(図9(a)参照)ように、かつ、水平方向に関し、左右一対の側面20c、20dで内面反射(全反射)した後、出射面20b1から出射する(図9(b)参照)ように、その面形状が構成されている。具体的には、入射面20a1は、鉛直方向に関し、焦点F20a1が出射面20b1の焦点F20b1近傍に設定されたレンズ面(例えば、側面視で、後方に向かって凸の自由曲面。図9(a)参照)として構成されている。なお、光源12は実際には点光源ではなく一定の大きさを持っているため、第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayは、図9(c)に示すように、完全に一点(焦点F20a1)に集光することなく、焦点F20a1近傍に集光する光RayD〜RayFとなる。
一方、入射面20a1から第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayが、水平方向に関し、出射面20b1の焦点F20b1近傍に集光するとワイド用配光パターンPWIDEの水平方向の拡がりを十分に確保できない。そこで、左右一対の側面20c、20dでの内面反射(全反射)を用いて出射面20b1に対して角度を持たせて出射させることによってワイド用配光パターンPWIDEの水平方向の拡がりを確保している。これを実現するため、入射面20a1は水平方向に関し、基準軸AX20を含む鉛直面により左右に区画された左右一対の入射面20a1L、20a1Rを含み(図9(b)参照)、当該左右一対の入射面20a1L、20a1Rは上面視で後方に向かって開いたV字形状を構成している。
左右一対の入射面20a1L、20a1Rが構成するV字形状の角度及び/又は左右一対の入射面20a1L、20a1Rそれぞれの面形状(例えば、左右一対の入射面20a1L、20a1Rそれぞれの水平方向の曲率)は、次の条件を満たすように調整されている。第1に、左右一対の入射面20a1L、20a1Rから第2レンズ体20内部に入射し、左右一対の側面20c、20dで内面反射(全反射)された後、出射面20b1から出射して前方に照射されるコリメート光学系14からの光Rayにより形成されるワイド用配光パターンPWIDEの中心光度(H線とV線との交点近傍の光度)が相対的に高くなること。第2に、ワイド用配光パターンPWIDEが水平方向に関しスポット用配光パターンPSPOTより拡散すること。
以上のように、入射面20a1を、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面20a1L、20a1Rとして構成することで、水平方向により拡散したワイド用配光パターンPWIDEを形成することができる。
カットオフ反射面20gは、出射面20b1の焦点F20b1近傍から後端部20a側に向かって水平方向に延びた平面形状の全反射面として構成されている。カットオフ反射面20gは、第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayのうち当該カットオフ反射面20gに入射した光RayFを内面反射(全反射)する反射面で、金属蒸着は用いていない。第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayのうちカットオフ反射面20gに入射した光RayFは、当該カットオフ反射面20gで内面反射(全反射)されて出射面20b1に向かい、出射面20b1で屈折して路面方向に向かう。すなわち、カットオフ反射面20gで内面反射(全反射)された反射光RayFがカットオフライン(カットオフ反射面20gの前端縁)を境に折り返されてカットオフライン以下の配光パターンに重畳される形となる。これにより、ワイド用配光パターンPWIDEの上端縁にカットオフラインが形成される。
出射面20b1は、後端部20aと前端部20bとの間に焦点F20b1が設定されたレンズ面であって、基準軸AX20より上に配置された上領域20b1a及び基準軸AX20より下に配置された下領域20b1bを含んでいる。出射面20b1は、第1レンズ体18の出射面18b1と同様、正面視で略矩形の外形とされている。具体的には、出射面20b1は、焦点F20b1がカットオフ反射面20gの前端縁近傍(例えば、カットオフ反射面20gの前端縁の左右方向の中心近傍)に設定された前方に向かって凸のレンズ面として構成されている。出射面20b1は、第2レンズ体20内部に入射したコリメート光学系14からの光Rayにより入射面20a1の焦点F20a1(出射面20b1の焦点F20b1)近傍に形成される光度分布(光源像)を反転投影して、仮想鉛直スクリーン上に、図9(d)に示す上端縁にカットオフラインを含むワイド用配光パターンPWIDEを形成する。
第2レンズ体20の上面20eは、入射面20a1の上端縁から前方に向かって水平方向に延びた第1上面20e1、当該第1上面20e1の前端縁から前方斜め下方に向かって傾斜した第2上面20e2、当該第2上面20e2の前端縁から前方に向かって水平方向に延びて出射面20b1の上端縁に接続された第3上面20e3を含む面として構成されている。
第2レンズ体20の下面20fは、入射面20a1の下端縁から前方に向かって水平方向に延びた第1下面20f1(カットオフ反射面20g)、当該第1下面20f1の前端縁から前方斜め下方に向かって傾斜した第2下面20f2、当該第2下面20f2の前端縁から前方に向かって水平方向に延びて出射面20b1の下端縁に接続された第3下面20f3を含む面として構成されている。
第2レンズ体20の上面20e及び下面20fは、複数の第2レンズ体20を上下に隣接配置するため、相互に対応した形状に構成されている。また、第2レンズ体20の左右一対の側面20c、20dは、複数の第2レンズ体20を左右に隣接配置するため、基準軸AX20に対して平行な平面形状の面(例えば、鉛直面)として構成されている。
なお、図4に示したのと同様に、第3上面20e3及び第3下面20f3は適宜省略することができる。
上記構成の第2レンズ体20は、これを複数用意し、上下左右に隣接させてアレイ状(格子状又はマトリックス状ともいえる)に配置することで、様々な見栄えの出射面20b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体、例えば、図1に示すレンズ結合体16、図5(a)に示すレンズ結合体16A、図6(a)に示すレンズ結合体16Bと同様のレンズ結合体を構成することができる。もちろん、これに限らず、適宜の数の第2レンズ体20を、他の様々な形態で上下左右に隣接配置することで、他の様々な見栄えの出射面20b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる。
複数の第2レンズ体20それぞれの全長L20及び焦点距離f20(図9(b)参照)、並びに、出射面20b1の高さH20(図9(a)参照)及び幅W20(図9(b)参照)は、同一であってもよいし、相互に異なっていてもよい。これらを同一とした場合、複数の第2レンズ体20それぞれの出射面20b1が上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成することができ、見た目の統一感を持たせることができる。
各々の第2レンズ体20は、その基準軸AX20がコリメート光学系14の基準軸AX14に対して平行の姿勢で、コリメート光学系14の前方、すなわち、コリメート光学系14からの光Rayの光路中に配置されている。その結果、各々の第2レンズ体20により形成されるワイド用配光パターンPWIDEは、各々の第2レンズ体20の位置が相互に異なるにもかかわらず、図9(d)に示すのと同様のものとなる。
なお、第1実施形態と同様、第2レンズ体20の第1下面20f1(カットオフ反射面20g)と当該第2レンズ体20の直下に配置された別の第2レンズ体20の第1上面20e1との間には、第2レンズ体2より屈折率が低い媒質32(空気層又は第2レンズ体20より屈折率が低い接着剤等)が配置されている。
複数の第2レンズ体20は、それぞれ、第1実施形態で説明したのと同様の手法、すなわち、接着剤、凹部及び凸部による嵌合、保持部材34等で連結することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、上端縁にカットオフラインを含むワイド用配光パターンPWIDEを形成することができ、かつ、レイアウトの自由度が高い(すなわち、上下左右に隣接させてアレイ状に配置することで、様々な見栄えの出射面20b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる)第2レンズ体20及びこれを備えた車両用灯具10Aを提供することができる。
上端縁にカットオフラインを含むワイド用配光パターンPWIDEを形成することができるのは、入射面20a1、カットオフ反射面20g、左右一対の側面20c、20d及び出射面20b1が、入射面20a1から第2レンズ体20内部に入射し、鉛直方向に関し、カットオフ反射面20gで内面反射され、かつ、水平方向に関し、左右一対の側面20c、20dで内面反射された後、出射面20b1から出射するコリメート光学系14からの光Rayにより、ワイド用配光パターンPWIDEを形成する光学系を構成していることによるものである。
レイアウトの自由度が高くなるのは、第2レンズ体20が、基準軸AX20に沿って延びた形状のレンズ体で、左右一対の側面20c、20d、上面20e及び下面20fで囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されていることによるものである。
また、本実施形態によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された複数の第2レンズ体20を含む新規見栄えのレンズ結合体及びこれを備えた車両用灯具を提供することができる。
また、本実施形態によれば、複数の第1レンズ体20それぞれの出射面20b1が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体及びこれを備えた車両用灯具を提供することができる。
次に、第3実施形態として、上記第1実施形態の少なくとも一つの第1レンズ体18及び上記第2実施形態の少なくとも一つの第2レンズ体20を含むレンズ結合体を用いた車両用灯具10Bについて、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の車両用灯具10Bは、光源12、コリメート光学系14、少なくとも一つの第1レンズ体18及び少なくとも一つの第2レンズ体20等を備えた車両用前照灯として構成されている。
第1レンズ体18及び第2レンズ体20は、これらを複数用意し、上下左右に隣接させてアレイ状(格子状又はマトリックス状ともいえる)に配置することで、様々な見栄えの出射面18b1、20b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体、例えば、図1に示すレンズ結合体16、図5(a)に示すレンズ結合体16A、図6(a)に示すレンズ結合体16Bと同様のレンズ結合体を構成することができる。もちろん、これに限らず、適宜の数の第1レンズ体18及び第2レンズ体20を、他の様々な形態で上下左右に隣接配置することで、他の様々な見栄えの出射面18b1、20b1群(出射面意匠)を含むレンズ結合体を構成することができる。なお、第1レンズ体18の上面18e及び下面18fと第2レンズ体20の上面20e及び下面20fとは、第1レンズ体18及び第2レンズ体20を上下に隣接配置するため、相互に対応した形状に構成されている。
第2レンズ体20の全長L20及び焦点距離f20(図9(b)参照)、並びに、出射面20b1の高さH20(図9(a)参照)及び幅W20(図9(b)参照)は、第1レンズ体18と同一であってもよいし、相互に異なっていてもよい。これらを同一とした場合、複数の第1レンズ体18及び複数の第2レンズ体20それぞれの出射面18b1、20b1が上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成することができ、見た目の統一感を持たせることができる。
各々の第1レンズ体18及び第2レンズ体20は、その基準軸AX18、AX20がコリメート光学系14の基準軸AX14に対して平行の姿勢で、コリメート光学系14の前方、すなわち、コリメート光学系14からの光Rayの光路中に配置されている。その結果、各々の第1レンズ体18及び第2レンズ体20により形成されるスポット用配光パターンPSPOT及びワイド用配光パターンPWIDEは、各々の第1レンズ体18及び第2レンズ体20の位置が相互に異なるにもかかわらず、図3(d)及び図9(d)に示すのと同様のものとなる。
なお、第1実施形態と同様、第1レンズ体18の第1下面18f1(カットオフ反射面18g)と当該第1レンズ体18の直下に配置された第2レンズ体20の第1上面20e1との間には、第1レンズ体18より屈折率が低い媒質32(空気層又は第1レンズ体18より屈折率が低い接着剤等)が配置されている。第2レンズ体20の第1下面20f1(カットオフ反射面20g)と当該第2レンズ体20の直下に配置された第1レンズ体18の第1上面18e1との間についても同様である。
複数の第1レンズ体18及び第2レンズ体20は、それぞれ、第1実施形態で説明したのと同様の手法、すなわち、接着剤、凹部及び凸部による嵌合、保持部材34等で連結することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの第1レンズ体18及び少なくとも一つの第2レンズ体20を含む新規見栄えのレンズ結合体及びこれを備えた車両用灯具10Bを提供することができる。
また、本実施形態によれば、複数の第1レンズ体18及び第2レンズ体20それぞれの出射面18b1、20b1が、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成した新規見栄えのレンズ結合体及びこれを備えた車両用灯具を提供することができる。
また、本実施形態によれば、スポット用配光パターンPSPOT及び中心光度が相対的に高く、かつ、水平方向に関しスポット用配光パターンPSPOTより拡散したワイド用配光パターンPWIDEが重畳された合成配光パターンを形成することができる。
上記実施形態及び各変形例で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10、10A、10B…車両用灯具、12…光源、12a…発光面、14…コリメート光学系、14a…後端部、14a1…中央入射面、14a2…周囲入射面、14b…前端部、14b1…中央出射面、14b2…周囲出射面、14c…側面、16、16A、16B…レンズ結合体、18…第1レンズ体、18a…後端部、18a1 …入射面、18b…前端部、18b1…出射面、18b1a…上領域、18b1b…下領域、18c 、18d…左右一対の側面、18e…上面、18e1…第1上面、18e2…第2上面、18e2a…凹部、18e3…第3上面、18f…下面、18f1…第1下面、18f2…第2下面、18f2a…凸部、18f3…第3下面、18g…カットオフ反射面、20…第2レンズ体、20a…後端部、20a1…入射面、20a1L、20a1R…左右一対の入射面、20b…前端部、20b1…出射面、20b1a…上領域、20b1b…下領域、20c、20d…左右一対の側面、20e…上面、20e1…第1上面、20e2…第2上面、20e3…第3上面、20f…下面、20f1…第1下面、20f2…第2下面、20f3…第3下面、20g…カットオフ反射面、32…媒質、34…保持部材、34a…横板、34b…縦板、34c…挿入口

Claims (19)

  1. 基準軸方向に進行するコリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成するように構成されたレンズ体において、
    前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、
    前記後端部は、入射面を含み、
    前記前端部は、出射面を含み、
    前記入射面、前記カットオフ反射面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、前記カットオフ反射面で内面反射された後、前記出射面から出射する前記コリメート光学系からの光により、前記第1配光パターンを形成する光学系を構成しており、
    前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、
    前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、
    前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向及び水平方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、その面形状が構成されているレンズ体。
  2. 上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体。
  3. 前記複数のレンズ体それぞれの前記出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成している請求項2に記載のレンズ結合体。
  4. 基準軸方向に進行するコリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成するように構成されたレンズ体において、
    前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、
    前記後端部は、入射面を含み、
    前記前端部は、出射面を含み、
    前記入射面、前記カットオフ反射面、前記左右一対の側面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、前記カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射するコリメート光学系からの光により、前記第2配光パターンを形成する光学系を構成しており、
    前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、
    前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、
    前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射した後、前記出射面から出射するように、その面形状が構成されているレンズ体。
  5. 前記入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含む請求項4に記載のレンズ体。
  6. 上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体。
  7. 前記複数のレンズ体それぞれの前記出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成している請求項6に記載のレンズ結合体。
  8. 請求項1に記載のレンズ体を第1レンズ体とし、かつ、請求項4に記載のレンズ体を第2レンズ体として、
    上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの前記第1レンズ体及び少なくとも一つの前記第2レンズ体を含むレンズ結合体。
  9. 前記第1レンズ体の前記出射面及び前記第2レンズ体の前記出射面は、上下左右に隣接してアレイ状に配置された出射面群を構成している請求項8に記載のレンズ結合体。
  10. 前記第2レンズ体の入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含む請求項8又は9に記載のレンズ結合体。
  11. 前記左右一対の入射面から前記第2レンズ体内部に入射し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射して前方に照射される前記コリメート光学系からの光により形成される前記第2配光パターンの中心光度が相対的に高くなり、かつ、前記第2配光パターンが水平方向に関し前記第1配光パターンより拡散するように、前記左右一対の入射面が構成するV字形状の角度が調整されている請求項10に記載のレンズ結合体。
  12. コリメート光学系と、基準軸方向に進行する前記コリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第1配光パターンを形成するように構成されたレンズ体と、を備えた車両用灯具において、
    前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、
    前記後端部は、入射面を含み、
    前記前端部は、出射面を含み、
    前記入射面、前記カットオフ反射面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、前記カットオフ反射面で内面反射された後、前記出射面から出射する前記コリメート光学系からの光により、前記第1配光パターンを形成する光学系を構成しており、
    前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、
    前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、
    前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向及び水平方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、その面形状が構成されている車両用灯具。
  13. コリメート光学系と、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項1に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具。
  14. コリメート光学系と、基準軸方向に進行する前記コリメート光学系からの光を制御して、上端縁にカットオフラインを含む第2配光パターンを形成するように構成されたレンズ体と、を備えた車両用灯具において、
    前記レンズ体は、前記基準軸に沿って延びた形状のレンズ体で、後端部、前端部、並びに、前記後端部と前記前端部との間に配置されたカットオフ反射面、左右一対の側面、上面及び下面を含み、前記左右一対の側面、前記上面及び前記下面で囲まれた断面が矩形形状のレンズ体として構成されており、
    前記後端部は、入射面を含み、
    前記前端部は、出射面を含み、
    前記入射面、前記カットオフ反射面、前記左右一対の側面及び前記出射面は、前記入射面から前記レンズ体内部に入射し、鉛直方向に関し、前記カットオフ反射面で内面反射され、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射するコリメート光学系からの光により、前記第2配光パターンを形成する光学系を構成しており、
    前記出射面は、前記後端部と前記前端部との間に焦点が設定されたレンズ面であって、前記基準軸より上に配置された上領域及び前記基準軸より下に配置された下領域を含み、
    前記カットオフ反射面は、前記出射面の焦点近傍から前記後端部側に向かって延びており、
    前記入射面は、前記基準軸より上に配置され、当該入射面から前記レンズ体内部に入射した前記コリメート光学系からの光が、鉛直方向に関し、前記出射面の焦点近傍に集光するように、かつ、水平方向に関し、前記左右一対の側面で内面反射した後、前記出射面から出射するように、その面形状が構成されている車両用灯具。
  15. 前記入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含む請求項14に記載の車両用灯具。
  16. コリメート光学系と、上下左右に隣接してアレイ状に配置された請求項4又は5に記載の複数のレンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具。
  17. コリメート光学系と、
    請求項1に記載のレンズ体を第1レンズ体とし、かつ、請求項4に記載のレンズ体を第2レンズ体として、
    上下左右に隣接してアレイ状に配置された少なくとも一つの前記第1レンズ体及び少なくとも一つの前記第2レンズ体を含むレンズ結合体と、を備えた車両用灯具。
  18. 前記第2レンズ体の入射面は、上面視で、後方に向かって開いたV字形状を構成した左右一対の入射面を含む請求項17に記載の車両用灯具。
  19. 前記左右一対の入射面から前記第2レンズ体内部に入射し、前記左右一対の側面で内面反射された後、前記出射面から出射して前方に照射される前記コリメート光学系からの光により形成される前記第2配光パターンの中心光度が相対的に高くなり、かつ、前記第2配光パターンが水平方向に関し前記第1配光パターンより拡散するように、前記左右一対の入射面が構成するV字形状の角度が調整されている請求項18に記載の車両用灯具。

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