JP6295835B2 - 圧電振動片および当該圧電振動片を用いた圧電デバイス - Google Patents

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Description

本発明は圧電振動片と当該圧電振動片を用いた圧電デバイスに関する。
水晶振動子等の圧電デバイスは移動体通信機器等、様々な分野に広く用いられている。例えば表面実装型の水晶振動子では、水晶振動板に励振電極等の電極が付加された水晶振動片と、当該水晶振動片を収容する凹部を備えた絶縁基体(容器)と、当該容器との接合によって凹部を気密に封止する蓋とが主要な構成部材となっている。そして前記水晶振動片はその一端側が、容器の凹部内に設けられた電極パッドと金属バンプ等の導電性接合部材によって片持ち接合される。前記金属バンプを用いて水晶振動片を超音波接合する場合、微小領域で確実な導電接合が行えることから水晶振動子の小型化に適している(例えば略直方体状の水晶振動子における平面視の外形寸法が縦2.0mm、横1.6mm)。このような接合形態の水晶振動子は例えば特許文献1乃至2に開示されている。
特開2000−232332号 特開2014−82538号
ところで水晶振動子等の圧電デバイスは小型化が進行するだけでなく、薄型化も進行している。前述の容器はセラミックシートを複数積層した状態で焼成によって一体成形されているものが一般的であるが、薄型化に対応するためにはセラミックシートの積層数を少なくする必要がある。例えば前記容器を、板状の底板部と、当該底板部の上に前記凹部を形成するための枠状の枠部とからなる2層構成とする場合、最小限の積層数でセラミックパッケージを構成することができる。しかしながら2層構成の容器の場合、凹部の内底面となる底板部の上面に、容器との接合後に水晶振動片との隙間を確保するための段部を形成することができなくなる。このため2層構成の容器の場合はタングステン等のメタライズ処理によって形成される電極パッドの厚みを、前記段部が存在する場合の電極パッドの厚みよりも厚肉に形成する必要がある。
前記電極パッドをメタライズ処理によって従来よりも厚肉に形成する場合、印刷等の影響によってその表面がドーム状や蒲鉾状等のように上凸状の曲面が生じることがある。このように電極パッドの表面に曲面が生じると、例えば水晶振動片の片面に予め金属バンプ(以下、バンプと略)を形成しておき、容器内の電極パッド上に当該バンプを位置決め載置した状態で超音波接合を行う際にバンプの滑りが生じて搭載位置がずれることがある。このような搭載位置ずれは水晶振動子が超小型になるほど、その影響が顕在化し、搭載不良による接合強度不足や水晶振動子の電気的特性の劣化の要因となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、小型化・薄肉化に対応するとともに、導電性バンプを介して圧電振動片を超音波接合する際の搭載位置ずれを抑制し、安定した接合を行うことができる圧電振動片と、当該圧電振動片を用いた圧電デバイスを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、絶縁基体の内部に露出した電極パッドと導電性のバンプを介して超音波接合されてなる圧電振動片であって、前記電極パッドはその表面に上凸状の曲面を有し、前記圧電振動片は少なくとも一対の励振電極と、圧電振動片の前記電極パッドと対面する側の主面の端部に前記一対の励振電極から各々引き出された一対の接続電極を備え、前記一対の接続電極の各々の上面には導電性のバンプが形成され、少なくとも1つの前記バンプが、前記接続電極の上面に形成される下段バンプと、平面視で前記下段バンプよりも小さく、かつ下段バンプ上に複数配される上段バンプとから成り、電極パッドの前記曲面に略対応した断面視凹状の部位が、前記下段バンプと、互いに所定の距離を隔てて配された複数の前記上段バンプとによって構成されていることを特徴とする圧電振動片となっている。
上記発明によれば、前記一対の接続電極の各々の上面には導電性のバンプが形成され、少なくとも1つの前記バンプが電極パッドの前記曲面に略対応した断面視凹状の部位を有しているため、バンプと電極パッドとが嵌合するように接することになる。このような状態で超音波接合を行うことによってバンプの電極パッドに対する滑りの発生を抑制することができる。その結果、圧電振動片の電極パッドに対する搭載位置のずれを抑制することができる。
上記発明によれば、少なくとも1つの前記バンプの断面視凹状の部位が、前記下段バンプと、互いに所定の距離を隔てて配された複数の前記上段バンプとによって構成されているため、電極パッドの上凸状の曲面により対応した状態にすることができる。これは、複数の上段バンプが互いに所定の距離を隔てて配されることによって、線よりも点に近い状態で電極パッドにバンプが接することになるためである。つまり、上段バンプの形成数や下段バンプの上面に対する上段バンプの形成位置を電極パッドの曲面状態に略対応するように設定することによって、バンプの電極パッドに対する滑りの発生を更に抑制することができる。その結果、圧電振動片の電極パッドに対する搭載精度を更に向上させることができる。
また、上記目的を達成するために請求項に係る発明は、前記電極パッドが平面視で長手方向と短手方向を有する形状であり、前記上段バンプが電極パッドの短手方向における曲面と略対応するとともに、前記下段バンプ上に電極パッドの短手方向に対応する方向に沿って配されている。
上記発明によれば、超音波接合時のバンプの電極パッドに対する滑りの発生を抑制することができる。これは次の理由による。
従来よりも厚肉の電極パッドを、例えばタングステンメタライズ層の上面に金等の金属膜をメッキ等の手法を用いて積層形成する場合、電極パッドの側面は下部から上部に近づくにつれて電極パッドの中央方向に曲率を帯び易くなる。つまり、その表面に上凸状の曲面が形成され易い。特に電極パッドの上面の周縁付近は曲面が形成され易い傾向がある。そのため平面視で長手方向と短手方向を有する形状の電極パッドの場合、曲面の形成が長手方向と短手方向とで均一になり難く、略蒲鉾状になり易い。
このような曲面を有する電極パッドにおいて、本発明によれば複数の上段バンプが電極パッドの短手方向における曲面と略対応するとともに、下段バンプ上に電極パッドの短手方向に対応する方向に沿って配されているので、より微小な領域において電極パッドの曲面と対応させることができる。これにより超音波接合時のバンプの電極パッドに対する滑りの発生を抑制することができる。
また、上記目的を達成するために請求項に係る発明は、前記一対の接続電極の上面に形成された導電性のバンプの各々が、前記下段バンプと前記上段バンプの2段で構成され、一方のバンプにおける複数の上段バンプの配列方向が他方のバンプにおける複数の上段バンプの配列方向と異なっている。
上記発明によれば、圧電振動片の電極パッドに対する搭載位置のずれを抑制することができる。これは一対の接続電極の両方の上面に、前記2段構成のバンプが形成されているとともに、2段構成バンプの各々における複数の上段バンプの配列方向が互いに異なって配されていることによる。すなわち、上段バンプの配列方向が異なることによって超音波印加時の水平方向の動きが規制され易くなるため、バンプの滑りを抑制することができる。
また、上記目的を達成するために請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれか1つに記載の圧電振動片が、絶縁基体の内部に露出した電極パッドと導電性のバンプを介して超音波接合された圧電デバイスとなっている。
上記発明によれば、前述した作用効果を有する圧電振動片が電極パッドとバンプを介して超音波接合された圧電デバイスであるため、圧電振動片の電極パッドに対する搭載位置のずれが抑制された接合信頼性の高い圧電デバイスを得ることができる。
以上のように本発明によれば、小型化・薄肉化に対応するとともに、導電性バンプを介して圧電振動片を超音波接合する際の搭載位置ずれを抑制し、安定した接合を行うことができる圧電振動片と、当該圧電振動片を用いた圧電デバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る水晶振動片の接合前の上面模式図 図1のA−A線における断面模式図 本発明の第1の実施形態に係る水晶振動片の接合後の断面模式図 本発明の第2の実施形態に係る容器の上面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動片の上面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動片の下面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動片の接合前の上面模式図 本発明の他の適用例1を示す水晶振動片の接合前の上面模式図 本発明の他の適用例2を示す水晶振動片の接合前の上面模式図
以下、本発明の実施形態を圧電デバイスとして水晶振動子を例に挙げ、図面を参照しながら説明する。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態を図1乃至3に基づいて説明する。本実施形態における水晶振動子は略直方体状のパッケージ構造からなる表面実装型の水晶振動子である。本実施形態ではその平面視の外形寸法は縦2.0mm、横1.6mmとなっている。
本実施形態における水晶振動子は、図1に示すように凹部を有する絶縁基体(以下、容器と略)1と、水晶振動片2と、前記凹部を封止する平板状の蓋(図示省略)が主な構成部材となっている。なお図1乃至3では説明の便宜上、前記蓋を取り除いた状態で表している。水晶振動片2は容器1の凹部9の内部に収容された後、蓋が凹部9を覆うように容器1の開口部に接合されることによって気密に封止される。容器1と蓋とは封止材を介して接合される。例えばガラス樹脂を封止材として加熱雰囲気下で溶融させて蓋と容器とを接合する方法や、金錫(AuSn)等の合金を封止材として加熱雰囲気下で溶融させて蓋と容器とを接合する融着法等が用いられる。
容器1はアルミナ等のセラミックを主体とした絶縁性材料から成る箱状体であり、2枚のセラミックグリーンシート1a,1bを積層して一体焼成することによって成形されている(図2参照)。容器1は平面視枠状の堤部10の内側に平面視矩形状の凹部9を有しており、凹部9の内底面101の一短辺側には水晶振動片と導電接合される一対の電極パッド5,5が並列して形成されている。この一対の電極パッド5,5は平面視略矩形となっており、その長手方向が平面視矩形状の凹部の短辺に略平行となるように形成されている。
一対の電極パッド5,5はタングステンメタライズ層の上面に、金をメッキ等の手法を用いて積層することによって形成されている。本実施形態ではこれらの電極パッドの厚みは、セラミック材料からなる容器の積層数が3以上の容器において形成される電極パッドの厚みよりも厚肉に形成されている。これは、水晶振動子の薄型化を図るべく容器1を2層構成としたため内底面101に段状の部位が形成されずに平坦面となっているためである。つまり、本実施形態における容器では前記段部が存在しないため、水晶振動片が凹部内に搭載された状態で水晶振動片2の下面(内底面101に対向する面)と内底面101との間に或る程度の隙間を確保するため電極パッドを厚肉に形成している。
前述のとおり、一対の電極パッド5,5は通常よりも厚肉に形成されており、タングステンメタライズは印刷技術を用いて行われるため、どうしても電極パッドの側面は微視的には垂直な壁状になり難く、側面の下部から上部に近づくにつれて電極パッドの中央方向に曲率を帯び易くなる。つまり、その表面に上凸状の曲面が形成され易くなる(図2参照)。特に電極パッドの上面の周縁付近は曲面が形成され易い傾向がある。そのため図1乃至2に示すように平面視矩形状の電極パッドの場合、曲面の形成が長手方向と短手方向とで均一になり難く、略蒲鉾状となっている。本実施形態では電極パッドのタングステン部分はメタライズの最小単位厚みから2段に重ね塗りされている。なおタングステンの代わりにモリブデンを用いてもよい。
一対の電極パッド5,5のうち、一方は図示しない内部配線等を経由して容器の外底面に設けられた4つの外部接続端子6,6,6,6のうちの1つと電気的に接続されている。そして他方はビア7を経由して、前記一方の電極パッドが接続された外部接続端子以外の残りの外部接続端子のうちの1つと電気的に接続されている。
凹部9の内底面101のうち、一対の電極パッド5,5が形成された一短辺と対向する他短辺寄りには絶縁性材料からなる枕部8が形成されている。この枕部8は水晶振動片2が容器内に搭載された状態において、水晶振動片の自由端側となる短辺端部の下方に位置するように形成されている。これにより水晶振動片が外部衝撃等を受けて鉛直方向(容器の内底面の方向)に撓んだ場合に、枕部8が内底面101よりも先に水晶振動片の自由端側と接触することで自由端側の変位量を抑制することができる。また、水晶振動片の主面に形成される励振電極の、容器の内底面との接触による損傷も防止する働きがある。
図1において、堤部10の上面100には図示しない封止材が平面視環状に形成されている。前記接合材は蓋の外周部分と対応している。
前記蓋はコバールを基体とする平面視矩形状の金属性の蓋体であり、当該蓋の表裏面にはニッケルメッキ層が形成されている(図示省略)。また蓋の容器との接合面側には、前記ニッケルメッキ層の上に金属からなるロウ材が全面に亘って形成されている。本実施形態では前記ロウ材として銀ロウが使用されている。
本実施形態において水晶振動片2は、平面視矩形状のATカット水晶振動板(以下、水晶振動板と略)の表裏主面201,202に各種電極が形成された圧電振動片である。具体的には図1乃至2に示すように水晶振動板の表裏主面201,202の各々の中央を含む領域には、平面視略矩形の一対の励振電極3a,3bが水晶振動板を挟んで対向形成されている。
水晶振動板の一主面201に設けられた励振電極3aからは引出電極31aが水晶振動板の一短辺側に向かって引き出され、引出電極31aは当該一短辺の側面を経由して他主面202の一短辺端部まで引き出されている。そして引出電極31aの終端は接続電極32aとなっている。同様に、水晶振動板の他主面202に設けられた励振電極3bからは引出電極31bが水晶振動板の前記一短辺側に向かって引き出され、引出電極31bの終端は接続電極32bとなっている。
水晶振動板の一主面201に形成された引出電極31aおよび接続電極32aと、水晶振動板の他主面202に形成された引出電極31bおよび接続電極32bとは対になっており、平面視では互いに重ならない位置関係となっている。なお、本実施形態では励振電極3a,3b、引出電極31a,31b、接続電極32a,32bはクロム(Cr)層を下地として、その上に金(Au)層が積層された膜構成となっており、これらの金属膜はスパッタリングによって形成されている。
図1乃至2に示すように一対の接続電極32a,32bの各々の上面には、一対の金属バンプ(以下、単にバンプと略)4,4が形成されている。ここでバンプ4は接続電極32(32a,32b)の各々の上面に形成される下段バンプ4aと、平面視で下段バンプ4aよりも小さく、かつ下段バンプ4a上に複数配される上段バンプ4bとから成っている。
前記2つの上段バンプ4b,4bは互いに所定の距離を隔てて配されており、これら2つの上段バンプ4b,4bと下段バンプ4aとによって断面視凹状の部位40が形成されている。この断面視凹状の部位40は、電極パッドの前述した曲面に略対応している。具体的には2つの上段バンプ4b,4bは、平面視矩形の電極パッド5の短辺方向における曲面5Wと略対応している(図2参照)。
本実施形態では前記上段バンプ4bは電解めっき法によって形成されためっきバンプであり、1つの下段バンプ4aの上に2つ形成されている。当該めっきバンプはスタッドバンプと異なり、その表面が平坦面となって形成されている。
上記構成によれば、一対の接続電極32a,32bの各々の上面にはバンプ4,4が形成され、一対のバンプ4,4が一対の電極パッド5,5の上凸状の曲面に略対応した断面視凹状の部位40を有しているため、バンプ4と電極パッド5とが嵌合するように接することになる。このような状態で超音波接合を行うことによってバンプ4の電極パッド5に対する滑りの発生を抑制することができる。その結果、水晶振動片2の電極パッド5に対する搭載位置のずれを抑制することができる。
また上記構成によれば、一対のバンプ4,4における断面視凹状の部位40が、下段バンプ4aと、互いに所定の距離を隔てて配された2つの上段バンプ4b,4bとによって構成されているため、電極パッド5の上凸状の曲面により対応した状態にすることができる。これは、2つの上段バンプ4b,4bが互いに所定の距離を隔てて配されることによって、線よりも点に近い状態で電極パッド5にバンプ4が接することになるためである。本実施形態では上段バンプの形成数は1つの下段バンプに対して2つとなっているが、2つ以上形成してもよい。また上段バンプの形成数だけでなく、下段バンプの上面に対する上段バンプの形成位置を電極パッドの曲面状態に略対応するように設定することによって、バンプの電極パッドに対する滑りの発生を更に抑制することができる。その結果、水晶振動片の電極パッドに対する搭載精度を更に向上させることができる。
本実施形態では一対のバンプ4,4において、2つの上段バンプ4b,4bの配列方向は互いに同一となっている。具体的には、2つの上段バンプ4b,4bは1つの下段バンプ4a上に電極パッド5の短辺方向に対応する方向に沿って配されている。
本実施形態では水晶振動片2と容器1との導電接合は、FCB法(Flip Chip Bonding)を用いて行われる。具体的には水晶振動片のバンプ4が形成された面と反対側の主面を、超音波を印加するためのホーンによって吸着保持する(図示省略)。このホーンには水晶振動片を吸着保持するための吸引孔が設けられている。保持された水晶振動片は電極パッドの上面に対して画像認識手段を用いて位置決め載置される。そして温度と圧力を加えながらホーンから超音波を印加する。これによりバンプと電極パッドが超音波接合される。接合後の状態は図3に示すように上段バンプと下段バンプが一体化された状態となる。
前記構成によれば2つの上段バンプ4b,4bが電極パッド5の短辺方向における曲面5Wと略対応するとともに、下段バンプ4a上に電極パッド5の短辺方向に対応する方向に沿って配されているので、より微小な領域において電極パッド5の曲面と対応させることができる。これにより超音波接合時のバンプ4の電極パッド5に対する滑りの発生を抑制することができる。
―第2の実施形態―
次に本発明の第2の実施形態について図4乃至7に基づいて説明する。なお第1の実施形態と同一の構成部分については説明を割愛し、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態で使用される圧電振動片は音叉型の水晶振動片となっている。パッケージの形状は略直方体であり、その平面視の外形寸法は縦1.6mm、横1.0mmとなっている。
本実施形態において容器11は、第1の実施形態と同様に2枚のセラミックシートグリーンシートの積層体となっている。容器11の凹部19は平面視矩形状となっており、凹部19の内底面111の一短辺側には2つの電極パッド12,13が並列して形成されている。
本実施形態において電極パッド12,13は本発明の第1の実施形態における電極パッドの構成と同様であり、平面視で矩形状となっている。しかしながら、2つの電極パッド12,13はその大きさが異なっている。すなわち電極パッド12は電極パッド13よりも平面視の寸法が相対的に大きく形成されている。また2つの電極パッド12,13は平面視矩形状の容器11の対向する2短辺の各中心を通る仮想直線CL1を基準として、容器の短辺方向に非対称に形成されている。これは後述する音叉型水晶振動片の形状と対応させるためである。電極パッド12,13は図示しない内部配線およびビアを介して容器11の外底面に設けられた図示しない4つの外部接続端子のうちの2つの端子と電気的に接続されている。
本実施形態において電極パッド12,13のタングステン部分はメタライズの最小単位厚みより2段に重ね塗りされており、全体での厚みは0.02mm(0.005〜0.035mm)となっている。なお、タングステン以外に例えばモリブデンを使用してもよい。となっている。具体的には電極パッド12は第1段目部分である下段パッド121と第2段目部分である上段パッド122の2段から成り、電極パッド13は第1段目部分である下段パッド131と第2段目部分である上段パッド132の2段から成っている。そして上段パッド122,132は下段パッド121,131よりも平面視で小さな面積となっている。また上段パッド122,132は互いに近接するように下段パッド121,131の対向辺側にそれぞれ形成されている。
2つの上段パッド122,132はその表面に上凸状の曲面が形成されている。なお各図面における電極パッドの等高線は、電極パッドがその表面に上凸状の曲面を有していることを示すために参考として描いている。上段パッド122,132は各々のパッドの短手方向における曲面12W,13Wが当該パッドの長手方向に尾根状に延びるように連続して形成されている。なお、上段パッド122,132は各々のパッドの長手方向においても曲面12L,13Lを有している。上段パッド122と上段パッド132とは、その長手方向が互いに略直交する位置関係となっている。
次に本実施形態における水晶振動片について図5乃至6を参照しながら説明する。なお説明の便宜上、水晶振動片の2つの主面のうち、容器に搭載される際に電極パッドに対面する側の主面を裏面とし、当該主面に対向する反対側の主面を表面として説明する。図5は水晶振動片の表面を、図6は水晶振動片の裏面をそれぞれ表している。
本実施形態において水晶振動片14は音叉型の水晶振動片となっている。水晶振動片14は、基部17と、基部17の一端面171から同一方向に突出する一対の振動腕15,16と、基部の他端面172の側から基部の幅方向に突出する突出部18とから成っている。この音叉型水晶振動片14は1枚のZ板の水晶ウェハから多数個が一括同時に成形される。なお、音叉型水晶振動片の外形はフォトリソグラフィ技術とウェットエッチングを用いることによって成形されている。
基部17は他端面172の側が一端面171の側よりも平面視における幅(図5乃至6において符号Xで示す軸方向における基部の寸法)が狭い縮幅部173を有している。
一対の振動腕15,16の先端部151,161は、振動腕15,16の他の部位に比べて幅広(突出方向に対して直交する方向に幅広)に形成されており、さらにそれぞれの先端隅部は面取り状(C面状)に加工されている。また、一対の振動腕15,16の各々の表裏主面には等価直列抵抗値(Crystal Impedance。以下、CI値と略)を改善するために溝部20が形成されている。
基部17の縮幅部173の一側面からは、基部の幅方向に突出した突出部18が形成されている。この突出部18と水晶振動片14の基部17とによって平面視では直角に折れ曲がったアルファベットの「L」字状の部位が形成されている。
水晶振動片14には異電位で構成された第1の励振電極31および第2の励振電極32と、第1および第2の励振電極31,32から引き出された引出電極33,34とが形成されている。
また第1および第2の励振電極31,32の一部は、一対の振動腕15,16の溝20の内部に及んで形成されている。これにより、水晶振動片14を小型化しても一対の振動腕15,16の振動漏れが抑制され、良好なCI値を得ることができる。
第1の励振電極31は、一方の振動腕15の表裏主面と他方の振動腕16の内外側面および先端部161の表裏主面とに形成されている。同様に第2の励振電極32は、他方の振動腕16の表裏主面と一方の振動腕15の内外側面および先端部151の表裏主面とに形成されている。
また、引出電極33,34は、基部17および突出部18にも形成されている。基部17に形成された引出電極33により、一方の振動腕15の表裏主面に形成された第1の励振電極31が、他方の振動腕16の内外側面および先端部161の表裏主面に形成された第1の励振電極31に接続されている。同様に基部17に形成された引出電極34により、他方の振動腕16の表裏主面に形成された第2の励振電極32が、一方の振動腕15の内外側面および先端部151の表裏主面に形成された第2の励振電極32に接続されている。
基部17には水晶振動片の両主面を貫通する2つの貫通孔21,21が穿孔されている。これらの貫通孔の内壁面には導電性材料が被着されており、当該貫通孔を介して引出電極33,34が基部17の表裏主面間に引き回されている。
第1および第2の励振電極33,34は、基部17の他端面172の側および突出部18の先端側の各表裏面まで引き出されている。そして水晶振動片の裏面側の基部17の他端面172の側の領域と、突出部18の先端側の各領域は接続電極331,341となっている。
前述した第1および第2の励振電極31,32や引出電極33,34、接続電極331,341は、水晶基材上にクロム(Cr)層が成膜され、このクロム層の上に金(Au)層が形成された膜構成となっている。これらの電極は、真空蒸着法やスパッタリング等の成膜手段によって前記層構成の金属膜が水晶ウエハの主面全体に形成された後、フォトリソグラフィ技術とメタルエッチングによって所望のパターンに一括同時に形成されている。なお前記各種電極の層構成は、クロム層の上に金層が形成された膜構成に限らず、他の膜構成であってもよい。
第1および第2の振動腕15,16の先端部151,161の幅広の部位の両主面には、引出電極33,34がそれぞれ形成されている。これらの引出電極の上面には周波数調整用の金属膜W(周波数調整用錘)が形成されている。この金属膜Wの質量をレーザービーム等のビーム照射やイオンエッチングによって削減することによって、音叉型水晶振動片14の周波数が微調整される。なお前記金属膜Wは前記幅広の部位に形成された引出電極よりも平面視の面積が一回り小さく形成されている。
図6に示すように、2つの接続電極331,341の各々の上面には導電性のバンプ22,23(本実施形態では、めっきバンプ)が形成されている。本実施形態では2つのバンプ22,23のうち、バンプ22は基部の他端面172の側であって基部17の突出部18を除いた領域の幅方向の中央寄りに形成されている。
一方、バンプ23は突出部18の先端部付近の領域に形成されている。2つのバンプ22,23は、いずれも容器の電極パッド12,13との接合に寄与する部材であるが、バンプ22は主たる接合に寄与する部材であるのに対し、バンプ23は副次的な接合に寄与する部材となっている。
2つのバンプ22,23のうち、バンプ22は2段で構成されている。具体的にバンプ22は、接続電極341の上面に形成される下段バンプ221と、平面視で下段バンプ221よりも小さく、かつ下段バンプ上に所定の距離を隔てて2個配された上段バンプ222とで構成されている。この下段バンプ221と、2個の上段バンプ222,222とによってバンプ22に断面視凹状の部位220が形成されている。この断面視凹状の部位220は、電極パッド12,13における前述したパッドの短手方向における曲面12Wに略対応している。具体的には2つの上段バンプ222,222は、平面視矩形の電極パッド12の短辺方向における曲面12Wと略対応している。
上記構成によれば、バンプ22の断面視凹状の部位220が、下段バンプ221と、互いに所定の距離を隔てて配された2つの上段バンプ222,222とによって構成されているため、電極パッド12の上凸状の曲面により対応した状態にすることができる。これは、2つの上段バンプ222,222が互いに所定の距離を隔てて配されることによって、線よりも点に近い状態で電極パッド12にバンプ22が接することになるためである。つまり、上段バンプの形成数や下段バンプの上面に対する上段バンプの形成位置を電極パッドの曲面状態に略対応するように設定することによって、バンプの電極パッドに対する滑りの発生を更に抑制することができる。その結果、水晶振動片の電極パッドに対する搭載精度を更に向上させることができる。
バンプ22において、2つの上段バンプ222,222は1つの下段バンプ221上に電極パッド12の短手方向に対応する方向に沿って配されている。
上段バンプ222は電極パッド12の短手方向における曲面12Wと略対応するとともに、下段バンプ221上に電極パッド12の短手方向に対応する方向(音叉型水晶振動片の振動腕の突出方向)に沿って配されている。このような構成によって、より微小な領域において電極パッドの曲面と対応させることができる。これにより超音波接合時のバンプ22,23の電極パッド12,13に対する滑りの発生を抑制することができる。
接続電極341の上面への下段バンプ221の形成は、接続電極341に図示しない下段バンプの形成部(接続電極341よりも平面視の面積が小さな窓部を有するマスク)をフォトリソグラフィ技術によって所望の形状(本実施形態では略楕円の窓部)に成形して、下段バンプ221の形成部に下段バンプ221を電解メッキ法などの手法によって形成する。
次に下段バンプ221が形成された領域に、図示しない金属膜の形成部(接続電極341よりも平面視の面積が小さく、かつ下段バンプ221よりも平面視の面積が小さい窓部を有するマスク)をフォトリソグラフィ技術によって所望の形状(本実施形態では円形の窓部)に成形して、上段バンプ222の形成部に上段バンプ222を電解メッキ法などの手法によって形成する。その後、アニール処理を行ってもよい。
一方、バンプ23は、接続電極331に図示しないバンプ23の形成部(接続電極331よりも平面視の面積が小さな窓部を有するマスク)をフォトリソグラフィ技術によって所望の形状(本実施形態では略楕円の窓部)に成形して、バンプ23の形成部にバンプ23を電解メッキ法などの手法によって形成する。
本実施形態において、2つのバンプ22,23は、略同一の厚み(高さ)となっている。そしてバンプ22における下段バンプ221と、バンプ23の各楕円の長軸は互いに直交する位置関係で接続電極331,341上に配されている。なおバンプ22における平面視略楕円の下段バンプ221の長軸は、水晶振動片14の基部17の幅方向の中央(一対の振動腕の間の中央)を通り振動腕の突出方向に伸びる仮想直線CL2に対して略平行となっている。またバンプ22は仮想直線CL2に近接する位置に形成されている。
音叉型水晶振動片の基部へのバンプの形成位置は本実施形態に限定されるものではない。また基部に突出部が形成されていない形態の音叉型水晶振動片であっても本発明は適用可能である。さらに本実施形態では水晶振動片14の基部17と突出部18とによって平面視でアルファベットの「L」字状の部位が設けられているが、当該形状だけでなく、例えば基部の他端面の側から左右双方向(基部の幅方向)に各々突出した後、振動腕の突出方向に向きを変えて互いに平行に伸びる左右対称の一対の支持部が設けられていてもよい。前記一対の支持部を有する音叉型水晶振動片においては、例えば各支持部の先端領域に各々バンプを設けるとともに、容器側の電極パッドをこれらのバンプと対応する位置に形成して導電接合するようにしてもよい。
水晶振動片14は第1の実施形態において述べたホーンによって吸着保持されたまま図7に示すように容器11の電極パッド12,13に対して、バンプ22,23が一対一で対応するように電極パッド12,13の上に位置決め載置される。この位置決め載置は画像認識手段を用いて行われる。なお図7では図面の見易さから水晶振動片14の外形とバンプ22,23のみを表示している。
前記位置決め載置された状態で、水晶振動片に対して温度と圧力を加えながら超音波を印加する。これによりバンプ22,23と電極パッド12,13とが超音波接合される。
―本発明の他の適用例1―
本実施形態では主要なバンプであるバンプ(22)のみを2段構成としているが、図8に示す音叉型水晶振動片24のように副次的なバンプであるバンプ(23)についても2段構成としてもよい。この場合、例えば図8のように一方のバンプ(主バンプ)25における複数の上段バンプ252(図8では2個)の配列方向が、他方のバンプ(副バンプ)26における複数の上段バンプ262の配列方向(図8では2個)と異なるように配されていてもよい。
このような構成によれば、水晶振動片24の電極パッド12,13に対する搭載位置のずれを抑制することができる。これは水晶振動片24の2つの接続電極の両方の上面に、下段バンプ251(261)と上段バンプ252(256)の2段から成るバンプ25,26が形成されているとともに、当該バンプの各々における2つの上段バンプ252,256の配列方向が互いに異なって配されているためである。すなわち、上段バンプの配列方向が異なることによって超音波印加時の水平方向の動きが規制され易くなるため、バンプの滑りを抑制することができる。
―本発明の他の適用例2―
また、図9に示すように平面視矩形状の2つの電極パッドの形態が前述した第2の実施形態の形態と異なるものであってもよい。すなわち、平面視矩形状の2つの電極パッド52,53の長辺方向が、平面視矩形状の容器51の長辺方向と略平行になるように容器51の凹部60の内底面に形成してもよい。
図9において電極パッド52は下段パッド521と上段パッド522とから成り、電極パッド53は下段パッド531と上段パッド532とから成っている。そして平面視矩形状の上段パッド522,532と平面視矩形状の下段パッド521,531とは互いの長手方向が一致するように積層されている。この平面視矩形状の上段パッドはその長手方向および短手方向に上凸状の曲面を有している。なお上段パッドだけでなく下段パッドにおいても上凸状の曲面が形成されていてもよい。
図9に示す電極パッド構成の場合、音叉型水晶振動片27のバンプ28(主バンプ)において互いに所定の距離を隔てて配された2つの上段バンプ282,282の配列方向は、容器51の電極パッド52の上段パッド522の短手方向に対応している。そして下段バンプ521と2個の上段バンプ282とで断面視凹状の部位280が形成されており、当該断面視凹状の部位280は電極パッド52の上段パッド522の短手方向における曲面52Wと略対応している。
一方、バンプ29(副バンプ)はバンプ28と略同一の厚み(高さ)となるように形成されている。以上のような構成であっても音叉型水晶振動片27の電極パッド52,53に対する搭載位置のずれを抑制することができる。
なお前述した2つの電極パッドと一対一で対応するように、一対の接続電極をバンプを介して導電接合する構成において、2つの電極パッドの間に高低差が生じた場合に、一対の接続電極に形成される2つのバンプのうち一方だけに断面視凹状の部位を形成するようにしてもよい。つまり、第2の実施形態での2つのバンプにおいて主バンプ側を1段状のバンプとし、副バンプ側を2段状としてもよい。このように2つの電極パッドの間の高低差に応じて適宜、当該高低差を補うように2つのバンプの形態を変えることによって、超音波接合後の状態において圧電振動片を水平に近い状態に近づけることができる。
本発明の実施形態においては複数の上段バンプの大きさは平面視で同一となっているが、必ずしも同一でなくてもよい。つまり、複数の上段バンプが平面視で大小関係を有するように下段バンプ上に形成してもよい。さらに、互いに離間した2つのバンプの両方を2段構成とする場合において、2つのバンプ間で上段バンプの平面視の大きさが異なるようにしてもよい。また、下段バンプ上の複数の上段バンプの厚みは必ずしも同一でなくてもよく、電極パッドの曲面の状態に応じて複数の上段バンプの間で厚みが異なるようにしてもよい。以上のように複数の上段バンプの大きさや厚みを異なるようにすることで、電極パッドの曲面により対応させることができる。その結果、圧電振動片の電極パッドに対する搭載位置のずれをより抑制することができる。
本発明の実施形態において、断面視凹状の部位を構成する上段バンプの平面視形状は円形としたが、円形以外に矩形等、他の形状であっても本発明は適用可能である。
本発明の実施形態では表面実装型の水晶振動子を例に挙げているが、水晶振動子以外に水晶フィルタや水晶発振器など他の圧電デバイスへも適用可能である。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
圧電振動素子および圧電デバイスの量産に適用できる。
1、11、51 容器(絶縁基体)
2、14、24、27 水晶振動片
3a、3b、31、32 励振電極
4、22、23、25、26、28、29 バンプ
5、12、13、52、53 電極パッド

Claims (4)

  1. 絶縁基体の内部に露出した電極パッドと導電性のバンプを介して超音波接合されてなる圧電振動片であって、
    前記電極パッドはその表面に上凸状の曲面を有し、
    前記圧電振動片は少なくとも一対の励振電極と、圧電振動片の前記電極パッドと対面する側の主面の端部に前記一対の励振電極から各々引き出された一対の接続電極を備え、
    前記一対の接続電極の各々の上面には導電性のバンプが形成され、
    少なくとも1つの前記バンプが、前記接続電極の上面に形成される下段バンプと、平面視で前記下段バンプよりも小さく、かつ下段バンプ上に複数配される上段バンプとから成り、電極パッドの前記曲面に略対応した断面視凹状の部位が、前記下段バンプと、互いに所定の距離を隔てて配された複数の前記上段バンプとによって構成されていることを特徴とする圧電振動片。
  2. 前記電極パッドが平面視で長手方向と短手方向を有する形状であり、前記上段バンプが電極パッドの短手方向における曲面と略対応するとともに、前記下段バンプ上に電極パッドの短手方向に対応する方向に沿って配されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片。
  3. 前記一対の接続電極の上面に形成された導電性のバンプの各々が、前記下段バンプと前記上段バンプの2段で構成され、一方のバンプにおける複数の上段バンプの配列方向が他方のバンプにおける複数の上段バンプの配列方向と異なっていることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動片。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の圧電振動片が、絶縁基体の内部に露出した電極パッドと導電性のバンプを介して超音波接合された圧電デバイス。
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