JP6295793B2 - 熱カシメ装置及び熱カシメ制御方法 - Google Patents

熱カシメ装置及び熱カシメ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱カシメ装置及び熱カシメ制御方法に関する。
従来より、端子と絶縁皮膜で被膜された絶縁皮膜電線の接合方法として、熱カシメ方法が知られている(特許文献1)。特許文献1では、絶縁皮膜電線が挿入された端子を一対の電極で加圧する。そして、加圧時の電極間抵抗の変化を検出して加熱電流を流し、端子と絶縁皮膜電線を接合させる。
特開2003−010975号公報
しかしながら、特許文献1では、電極間抵抗の変化に応じて加熱電流を流すため、端子や絶縁皮膜の寸法を変更したり、熱カシメ中に端子の厚さが変化したりして、接合に必要な熱量が変化すると、適切な接合を実現できないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、端子や絶縁皮膜の厚さに影響されずに、端子と絶縁皮膜電線とを適切に接合することができる熱カシメ装置を提供することである。
本発明の一態様に係わる熱カシメ装置は、複数の絶縁皮膜電線を束ねた結線束の中心の温度を測定し、測定した温度に応じて電極に印加する電流を制御する。一方の電極を固定し、他方の電極を移動させる場合、熱カシメ装置は、1対の電極の電極間距離を測定し、測定した電極間距離に応じて、温度測定部の位置を制御する。
本発明によれば、端子や絶縁皮膜の厚さに影響されずに、端子と絶縁皮膜電線とを適切に接合することができる。
図1(a)は、熱カシメ前の電極、端子及び絶縁皮膜電線との位置関係を示す概略正面図である。図1(b)は、熱カシメ後の電極、端子及び絶縁皮膜電線との位置関係を示す概略正面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係わる熱カシメ装置の構成を示す概略側面図である。 図3(a)は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁を設置して熱カシメした場合を説明する概略側面図である。図3(b)は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁を設置せずに熱カシメした場合を説明する概略側面図である。 図4(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係わる温度センサの移動方法を説明する概略側面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係わる熱カシメ装置の一動作例を説明するフローチャートである。 図6(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁の変形例を説明する概略側面図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁の他の変形例を説明する概略側面図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁のさらに他の変形例を説明する概略側面図である。 図9(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係わる飛び出し防止壁の変形例を説明する概略側面図である。 図10は、本発明の第1実施形態に係わる温度センサの変形例を説明する概略側面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係わる熱カシメ装置の構成を説明する概略側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1(a)、(b)に示すように、第1実施形態に係わる熱カシメ装置は、絶縁皮膜で被覆された電線(以下、絶縁皮膜電線10という)が挿入された筒状の端子20をセットし、上部電極30と下部電極31で端子20を挟持して熱カシメを行う。絶縁皮膜電線10は、複数本束ねた結線束として端子20に挿入される。上部電極30と下部電極31は、互いに対向する一対の電極である。また、下部電極31は、支持台(図示せず)に固定されており、熱カシメ装置は上部電極30を矢印Aの方向にストロークする。
次に、図2を参照して、第1実施形態に係わる熱カシメ装置の構成を説明する。
熱カシメ装置は、上部電極30や下部電極31の他に、電極間距離センサ40と、測定位置制御部50と、温度センサ60と、電流制御部70と、飛び出し防止壁80とを備える。なお、図2中の点線矢印は、電気や温度などの信号を表している。
電極間距離センサ40は、上部電極30と下部電極31の距離(以下、電極間距離Dという)を測定するセンサであり、例えば、非接触で電極間距離Dを測定できるギャップセンサである。
測定位置制御部50は、電極間距離センサ40によって測定された電極間距離Dに応じて、後述する温度センサ60及び飛び出し防止壁80の位置を制御するものである。
温度センサ60は、非接触で温度を測定するセンサであり、結線束のうち、もっとも絶縁皮膜が溶けにくい中心の温度Tを測定する。また、温度センサ60の位置は、測定位置制御部50によって、結線束の中心の温度Tを測定することができるように制御される。
電流制御部70は、上部電極30に印加する電流Iaを制御するものであり、温度センサ60によって測定された温度に応じて電流Iaを増減する。また、電流制御部70は、上部電極30を矢印Aの方向にストロークして、端子20を加圧する。
なお、測定位置制御部50及び電流制御部70は、例えば、CPU,RAM,ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成される。
飛び出し防止壁80は、端子20の、絶縁皮膜電線10が挿入される入口側の反対側となる出口側に設置され、端子20の開口より大きな面積を有する。飛び出し防止壁80は、熱カシメによって絶縁皮膜電線10が端子20の出口側から飛び出るのを防止するものである。また、飛び出し防止壁80には、円形状の貫通穴であるスリット81が設けられており、温度センサ60は、スリット81を通して結線束の中心の温度Tを計測する。また、スリット81の直径は、絶縁皮膜電線10の外径より小さくなっている。これにより、スリット81から絶縁皮膜電線10が飛び出るのを防止することができる。なお、測定位置制御部50は、端子20の軸方向と平行となる結線束の中心線がスリット81を通るように、飛び出し防止壁80の位置を制御する。また、スリット81は、円形状に限られるものではなく、絶縁皮膜電線10の飛び出しを防止できるものであれば、どのような形状でもよい。
次に、図3(a)、(b)を参照して、飛び出し防止壁80を設置した場合と設置しない場合について説明する。なお、図3(a)、(b)において、第1実施形態に係わる熱カシメ装置の構成のうち、一部の構成の図示を省略する。図3(a)に示すように、飛び出し防止壁80を設置することにより絶縁皮膜電線10の飛び出しを防止することができる。一方、図3(b)に示すように、飛び出し防止壁80を設置しない場合は、絶縁皮膜電線10が端子20の出口側から飛び出ることにより、絶縁皮膜電線10の先端部分の向きにばらつきが生じてしまい、結線束の中心の温度Tを計測することが難しくなる場合がある。
次に、図4(a)、(b)を参照して、電流制御部70が上部電極30をストロークした際に測定位置制御部50が行う温度センサ60の位置制御方法について説明する。なお、図4(a)、(b)において、第1実施形態に係わる熱カシメ装置の構成のうち、一部の構成の図示を省略する。
図4(a)に示すように、ストローク前の温度センサ60の位置は、端子20の軸方向と平行となる結線束の中心線上であり、端子20の軸方向と平行となる電極間距離Dの中心線上でもある。この位置を、D/2と呼ぶことにする。続いて、図4(b)に示すように、熱カシメ装置がストローク距離Lだけ上部電極30をストロークすると、電極間距離は、D−Lとなる。ストローク後に、結線束の中心の温度Tを計測するための温度センサ60の位置は、(D−L)/2となり、展開すれば、D/2−L/2となる。すなわち、温度センサ60は、ストローク前と比べてL/2だけ平行移動すれば、ストローク後の結線束の中心の温度Tを計測することができる。換言すれば、温度センサ60は、上部電極30のストローク距離Lの半分だけ平行移動すれば、ストローク後の結線束の中心の温度Tを計測することができる。また、測定位置制御部50は、温度センサ60の移動量と同じだけ飛び出し防止壁80も移動させる。
次に、図5のフローチャートを参照して、第1実施形態に係わる熱カシメ装置の一動作例を説明する。この処理は、例えば、電極間に端子20がセットされ、スイッチ(図示せず)が押されると開始する。
まず、ステップS101において、電流制御部70は、上部電極30をストロークして、端子20を加圧する。
次に、ステップS102において、電流制御部70は、端子20と絶縁皮膜電線10とを接合させるための電流Iaを上部電極30に印加する。電流Iaは、結線束の中心の温度Tによって補正される電流であるが、初期の段階では予め設定された初期電流が電流Iaとして印加される。
次に、ステップS103において、温度センサ60は、結線束の中心の温度Tを計測する。
次に、ステップS104において、電流制御部70は、結線束の中心の温度Tが温度T1より大きく、かつ、温度T2未満であるか否かを判定する。温度T1とは、絶縁皮膜が溶解するのに十分ではない温度である。温度T2とは、絶縁皮膜が硬化する温度である。結線束の中心の温度Tが温度T1より大きく、かつ、温度T2未満であれば、端子20と絶縁皮膜電線10を接合させるのに適した温度であることを示す。結線束の中心の温度Tが温度T1より大きく、かつ、温度T2未満である場合、ステップS106に処理が進む。一方、結線束の中心の温度Tが温度T1以下である、または温度T2より大きい場合、ステップS105に処理が進む。
ステップS105において、電流制御部70は、結線束の中心の温度Tが温度T1より大きいか否かを判定する。結線束の中心の温度Tが温度T1より小さい場合、ステップS102に処理が戻る。なお、このステップS105においては、結線束の中心の温度Tが温度T2以上であるか否かを判定することで代用することも可能である。
ステップS106において、電極間距離センサ40は、電極間距離Dを計測する。
次に、ステップS107において、電流制御部70は、電極間距離Dが予め設定した端子寸法値Cに到達したか否かを判定する。端子寸法値Cとは、端子20の用途に応じて設定される値である。電極間距離Dが端子寸法値Cに到達した場合、電流制御部70は加圧と電流Iaの印加を停止して熱カシメ処理を終了する。一方、電極間距離Dが端子寸法値Cに到達していない場合、ステップS108に処理が進む。
ステップS108において、電流制御部70は、電流Iaを補正して、ステップS102に処理を戻す。電流Iaを補正する理由は、加圧が進むにしたがい端子20の厚さが変化し、端子20と絶縁皮膜電線10とを接合させるための温度が変化するためである。次に、電流Iaの補正方法について説明する。ある時刻tにおける結線束の中心の温度TをT(t)とし、時刻tよりΔtだけ前における結線束の中心の温度TをT(t−Δt)とすると、結線束の中心の温度Tの時間変化率である温度勾配は、(T(t)−T(t−Δt))/Δtとして表される。電流制御部70は、算出した温度勾配が小さくなるように電流Iaを補正する。これにより、電流制御部70は、端子20と絶縁皮膜電線10とを接合させるための最適な温度を維持することができる。
なお、ステップS105において、結線束の中心の温度Tが温度T1より大きい場合、結線束の中心の温度Tは温度T2以上であることになる。この場合、絶縁皮膜が硬化するおそれがあるため、電流制御部70は、加圧と電流Iaの印加を停止する。
以上説明したように、第1実施形態に係わる熱カシメ装置は、結線束のうち、もっとも絶縁皮膜が溶けにくい中心の温度Tを計測し、計測した温度Tに応じて、上部電極30に印加する電流Iaを制御する。これにより、熱カシメ装置は、端子20や絶縁皮膜の厚さに影響されずに、端子20と絶縁皮膜電線10とを適切に接合することができる。すなわち、熱カシメ装置は、接合に必要な熱量が不足して、絶縁皮膜が十分に溶解できないために発生する接合不良や、反対に接合に必要な熱量が過多となり絶縁皮膜が硬化することにより発生する接合不良を防ぐことができる。
また、第1実施形態に係わる熱カシメ装置は、下部電極31を固定し、上部電極30をストロークして端子20を加圧しながら、電極間距離Dを計測する。上部電極30のストロークによって、電極間距離Dは小さくなる。このように変化する電極間距離Dに応じて、熱カシメ装置は、温度センサ60が結線束の中心の温度Tを計測できるように温度センサ60の位置を制御する。これにより、熱カシメ装置は、ストロークによって結線束の中心位置が変化しても、結線束のうち、もっとも絶縁皮膜が溶けにくい中心の温度Tを計測することができる。また、熱カシメ装置は、電極間距離Dを計測しているため、端子20の寸法を管理することができる。
第1実施形態に係わる熱カシメ装置が制御する温度センサ60の移動量は、上部電極30をストロークした移動量の半分である。このように温度センサ60を移動させることにより、熱カシメ装置は、結線束のうち、もっとも絶縁皮膜が溶けにくい中心の温度Tを計測することができる。
また、第1実施形態に係わる熱カシメ装置は、端子20の、絶縁皮膜電線10が挿入される入口側の反対側となる出口側に設置され、端子20の開口より大きな面積を有する飛び出し防止壁80を備える。これにより、熱カシメ装置は、熱カシメによって絶縁皮膜電線10が端子20の出口側から飛び出るのを防止することができ、絶縁皮膜電線10の先端部分の向きのばらつきを低減することができる。
また、第1実施形態に係わる熱カシメ装置は、結線束の中心の温度Tの時間変化率である温度勾配を算出し、算出した温度勾配が小さくなるように電流Iaを補正する。これにより、熱カシメ装置は、接合に最適な温度となるように結線束の中心の温度Tを制御することができ、端子20や絶縁皮膜の厚さに影響されずに、端子20と絶縁皮膜電線10とを適切に接合することができる。
第1実施形態では、飛び出し防止壁80にスリット81を設けたが、飛び出し防止壁80は様々な変形を適用することができる。以下、図6〜図9を参照して、飛び出し防止壁80の変形例を説明する。なお、図6〜図9において、第1実施形態に係わる熱カシメ装置の構成のうち、一部の構成の図示を省略する。
図6(a)、(b)に示すように、飛び出し防止壁80にテーパー穴部82を設けてもよい。テーパー穴部82は、飛び出し防止壁80の端子20側に絶縁皮膜電線10の外径よりも小さい直径Φのスリットを有し、このスリットから温度センサ60側にかけて、温度センサ60の測定視野よりも大きく拡開するテーパー状の穴部である。テーパー穴部82の端子20側のスリットの直径Φは、絶縁皮膜電線10の外径よりも小さいため、熱カシメによる絶縁皮膜電線10の飛び出しを防止することができ、絶縁皮膜電線10の先端部分の向きのばらつきを低減することができる。また、テーパー穴部82は、温度センサ60の測定視野よりも大きく拡開するため、温度センサ60はテーパー穴部82を通して結線束の中心の温度Tを計測することができる。
また、図7に示すように、飛び出し防止壁80に絶縁皮膜電線10を引き込むためのテーパー穴部83を設けてもよい。テーパー穴部83は、飛び出し防止壁80の温度センサ60側に絶縁皮膜電線10の外径よりも少し大きなスリットを有し、このスリットから端子20側にかけて拡開するテーパー状の穴部である。テーパー穴部83のスリットは、絶縁皮膜電線10の外径よりも少し大きいため、結線束の中心に位置する絶縁皮膜電線10を引き込むことができる。これにより、温度センサ60は、結線束の中心の温度Tを計測することができる。
また、図8に示すように、飛び出し防止壁80に接触式の温度センサ61を挿入することができるスリット84を設けてもよい。これにより、温度センサ61は、結線束の中心と接触することができ、結線束の中心の温度Tを計測することができる。
また、図9(a)に示すように、飛び出し防止壁80に、複数のスリット81を設け、それぞれのスリット81を通して結線束の温度を計測してもよい。結線束の温度のうち、中心の温度Tがもっとも小さいため、各温度センサ60が計測した温度のうちもっとも小さい温度を結線束の中心の温度Tとすることができる。また、図9(b)に示すように、ストローク後でも、図9(a)と同様に各温度センサ60が計測した温度のうちもっとも小さい温度を結線束の中心の温度Tとすることができる。このように、飛び出し防止壁80に複数のスリット81を設けて温度を計測することで、各温度センサ60を動かすことなく、結線束の中心の温度Tを計測することができる。
また、図10に示すように、飛び出し防止壁80を設けずに、接触式の温度センサ61を用いて結線束の中心の温度Tを計測してもよい。温度センサ61には温度計測用の電線11が接続され、電線11は結線束の中心部に挿入される。これにより、熱カシメによって端子20の厚さが変化しても、温度センサ61は、結線束の中心の温度Tを計測することができる。また、温度センサ61の移動は不要となる。さらに、熱カシメによって絶縁皮膜電線10が飛び出しても、電線11はその影響を受けないため、飛び出し防止壁80は不要となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図11を参照して説明する。第2実施形態が、第1実施形態と相違する点は、下部電極31を固定せずに、下部電極31もストロークする点である。なお、図11において、第2実施形態に係わる熱カシメ装置の構成のうち、一部の構成の図示を省略する。
図11に示すように、上部電極30を矢印Aの方向にストロークするストローク距離Lと、下部電極31を矢印Bの方向にストロークするストローク距離Lは同じとする。これにより、熱カシメ中でも結線束の中心は変化しないため、第2実施形態に係わる熱カシメ装置は、温度センサ60を動かすことなく、結線束の中心の温度Tを計測することができる。なお、第1実施形態と同様に飛び出し防止壁80を設置してもよい。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10 絶縁皮膜電線
11 電線
20 端子
30 上部電極
31 下部電極
40 電極間距離センサ(電極間距離測定部)
50 測定位置制御部
60、61 温度センサ(温度測定部)
70 電流制御部
80 飛び出し防止壁(壁部)
81、84 スリット
82、83 テーパー穴部

Claims (10)

  1. 複数の絶縁皮膜電線を束ねた結線束を端子に挿入し、この端子を1対の電極で挟んで加圧しながら通電する熱カシメ装置であって、
    一方の電極を固定し、他方の電極を移動させる場合であって、
    前記結線束の中心の温度を測定する温度測定部と、
    前記温度測定部によって測定された温度に応じて前記電極に印加する電流を制御する電流制御部と、
    前記1対の電極の電極間距離を測定する電極間距離測定部と、
    前記電極間距離測定部によって測定された電極間距離に応じて、前記温度測定部の位置を制御する測定位置制御部と
    を備えることを特徴とする熱カシメ装置。
  2. 前記測定位置制御部が制御する温度測定部の移動量は、前記他方の電極の移動量の半分であることを特徴とする請求項1に記載の熱カシメ装置。
  3. 複数の絶縁皮膜電線を束ねた結線束を端子に挿入し、この端子を1対の電極で挟んで加圧しながら通電する熱カシメ装置であって、
    前記1対の電極の両方を移動させる場合であって、
    前記結線束の中心の温度を測定する温度測定部と、
    前記温度測定部によって測定された温度に応じて前記電極に印加する電流を制御する電流制御部と、を備え、
    それぞれの電極の移動量は同じであることを特徴とする熱カシメ装置。
  4. 前記端子の、前記結線束が挿入される入口側の反対側となる出口側に、前記端子の開口より大きな面積を有する壁部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱カシメ装置。
  5. 前記壁部は、前記端子に対向する面に前記絶縁皮膜電線の外径より小さいスリットを有し、このスリットから反対側の面に向かって前記温度測定部の測定視野より大きく拡開するテーパー穴部を有することを特徴とする請求項4に記載の熱カシメ装置。
  6. 前記壁部は、前記温度測定部に対向する面に前記絶縁皮膜電線の外径より大きなスリットを有し、このスリットから反対側の面に向かって拡開するテーパー穴部を有することを特徴とする請求項4に記載の熱カシメ装置。
  7. 前記温度測定部は、接触式の温度センサであり、前記壁部に設けられたスリットに挿入されることを特徴とする請求項4に記載の熱カシメ装置。
  8. 前記温度測定部は、電線と接続する接触式の温度センサであり、
    前記電線は、前記結線束が挿入される入口側の反対側となる出口側から前記結線束の中心に挿入されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱カシメ装置。
  9. 前記電流制御部は、前記温度測定部によって測定された温度の時間変化率に応じて前記電極に印加する電流を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱カシメ装置。
  10. 複数の絶縁皮膜電線を束ねた結線束を端子に挿入し、
    前記端子を1対の電極で挟んで、一方の電極を固定し、他方の電極を移動させて加圧しながら通電し、
    前記1対の電極の電極間距離を測定し、
    温度測定部を用いて前記結線束の中心の温度を測定し、
    測定した温度に応じて前記電極に印加する電流を制御し、
    測定した電極間距離に応じて、前記温度測定部の位置を制御することを特徴とする熱カシメ制御方法。
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