JP6295786B2 - 車両用制動制御装置 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態にかかる車両用制動制御装置を構成するブレーキシステムについて説明する。図1は、本実施形態にかかるブレーキシステム1の液圧回路の基本構成を示した図である。ここでは前後配管の液圧回路を構成する車両に本発明の一実施形態にかかるブレーキシステム1を適用した例について説明するが、X配管などの車両についても適用可能である。
TargetMaxPress(n)=MAX(TargetPressFL, TargetPressFR, TargetPressRL, TargetPressRR)
そして、ステップ106に進み、上流目標圧変動量演算を行う。具体的には、数式2に基づき、ステップ104の演算結果に基づいて今回の制御周期における上流目標圧TargetMaxPress(n)と前回の制御周期における上流目標圧TargetMaxPress(n-1)との差から上流目標圧変動量ΔTargetMaxPress(n)を演算する。また、この上流目標圧変動量ΔTargetMaxPress(n)をフィルタ処理することで、フィルタ後の上流目標圧変動量ΔTargetMaxPressF(n)を求める。ここでいうフィルタ処理は、上流目標圧変動量ΔTargetMaxPress(n)の変化を緩やかにするための処理であり、例えばローパスフィルタによるフィルタリングを行っている。なお、数式2中においてΔTは制御周期を表している。
ΔTargetMaxPress(n)=(TargetMaxPress(n)−TargetMaxPress(n-1))/ΔT
そして、ステップ108に進む。以下のステップ108〜128に示す処理は、ここでは1回の処理としてまとめて書いてあるが、各車輪FL〜RRそれぞれに対して1回ずつ行われる。また、以下の説明および図中に示した“**”は、各車輪FL〜RRを統括的に表記した記号であり、例えばステップ108〜128に示す処理が左前輪FLに対して実行されるときには、“**”が“FL”を示していることを意味している。
EstReserv*(n)=MAX(EstReserv*(n)−モータ駆動流量, 0)
続くステップ134では、第1、第2配管系統50a、50bに備えられたリザーバ20、40のいずれか一方でも満杯に近い状態であることを検出すべく、各リザーバ20、40のリザーバ内液量EstReserv*(n)のいずれか大きい方が容量閾値ReservThresholdを超えているか否かを判定する。ブレーキECU70のうち、この判定を行う部分がリザーバ容量判定手段に相当する。ここで肯定判定されればステップ136に進み、M/C13の下流側に配置されるブレーキ液圧制御用アクチュエータ50内のモータ60を駆動(ON)する。これにより、リザーバ20、40内のブレーキ液が吸出され、リザーバ内液量を減少させることが可能となる。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、よりモータ60の温度上昇を抑制できるようにするものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
ControlVw**=MAX((ControlVw**(n-1)+DiffVw**×Gain1+ΔDiffVw**×Gain2), 0)
このように、前回の制御周期の際に用いたTRCの制御量ControlVw**(n-1)に対して今回の制御周期の際に求められたTRCの制御量ControlVw**(n)に定数Gain1を掛けた値と偏差量微分値ΔDiffVw**に定数Gain2を掛けた値とを足すことで、今回の制御周期でのTRCの制御量ControlVw**を演算できる。ただし、この数値は負の値にはならないため、この値と0のいずれか大きい値を採用することで、今回の制御周期でのTRCの制御量ControlVw**が負の値にならないようにしている。
TargetPressF1**(n)=MIN((TargetPress**+PressAdjust1), TargetPressF1**(n-1), TargetMaxPress(n))
すなわち、目標W/C圧TargetPress**に対して第1補正量PressAdjust1を加算した値と、前回の制御周期の際の目標W/C補正値TargetPressF1**(n-1)と、上流目標圧TargetMaxPress(n)の3つのうちの、最小値を今回の制御周期での目標W/C補正値TargetPressF1**(n)とする。
TargetPressF2**(n)=MAX((TargetPressF2**(n-1)−PressAdjust2), TargetPressF1**(n))
すなわち、前回の制御周期での目標W/C補正値TargetPressF2**(n)に対して第2補正量PressAdjust2を減算した値と、今回の制御周期の際の目標W/C補正値TargetPressF1**(n)のうちいずれか大きい方を今回の制御周期での目標W/C補正値TargetPressF2**(n)とする。これにより、前回の制御周期での目標W/C補正値TargetPressF2**(n-1)からの減圧勾配が第2補正量PressAdjust2によって定義される値に制限される。このようにして、下流制御における減圧制御におけるW/C圧の目標液圧が演算される。
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、他の制御機能からの制動要求があったときのモータ60の温度上昇の抑制を図るものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
TargetPress*=MAX(TargetPressOther**, TargetPressOther##)
次に、ステップ510に進んで下流目標差圧演算を行う。すなわち、下記の数式8に示すように、ステップ508で演算した他制御系統輪目標液圧TargetPress*とステップ506で演算した上流目標圧TargetMaxPress(n)との差を下流目標差圧TargetDiffPress*(n)とする。ただし、下流目標差圧TargetDiffPress*(n)が負の値になることはないため、数式8に示すように、他制御系統輪目標液圧TargetPress*とステップ506で演算した上流目標圧TargetMaxPress(n)との差と0のいずれか大きい値を採用している。
TargetDiffPress*(n)=MAX((TargetPress*−TargetMaxPress(n)), 0)
その後、ステップ512に進み、予備演算を行う。具体的には、下記の数式9に基づいて、各車輪FL〜RRにおけるクロール制御での目標W/C圧TargetPress**と小回り制御での目標W/C圧TargetPressOther**のいずれか大きい方を選択することで、各輪目標圧TargetPressAll**を演算する。また、下記の数式10に基づいて、配管系統ごとに上流目標圧TargetMaxPress(n)に対して下流目標差圧TargetDiffPress*(n)を加算した値として系統上流目標圧TargetMaxPressAll*を演算する。
TargetPressAll**=MAX(TargetPress**, TargetPressOther**)
(数10)
TargetMaxPressAll*=TargetMaxPress(n)+TargetDiffPress*(n)
そして、ステップ514〜534において、第1実施形態で説明した図2のステップ108〜128と同様の処理を行うことで、下流制御の制御形態を決めると共に、リザーバ内液量を推定する。ただし、ステップ514では、系統上流目標圧TargetMaxPressAll*と各輪目標圧TargetPressAll**との偏差(以下、系統圧力偏差という)を演算し、その系統圧力偏差が必要とする大きさであると考えられる差圧閾値DiffPressを超えているか否かを判定する。また、ステップ520、526では、車輪毎に各輪目標圧TargetPressAll**と現在のW/C圧CurrentPress**との偏差(各輪偏差)が差圧閾値DiffPressを超えているか否か、もしくは、負の差圧閾値−DiffPress未満であるか否かを判定する。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
Claims (11)
- ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、
前記減圧抑制制御として、前記ブレーキ加圧制御により最も高いホイールシリンダ圧が要求されている車輪の前記ホイールシリンダを前記マスタシリンダと連通させると共に前記リザーバと遮断される増圧状態とし、当該車輪以外の車輪の前記ホイールシリンダのホイールシリンダ圧を前記増圧制御弁および前記減圧制御弁を用いて圧力調整することを特徴とする車両用制動制御装置。 - 前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の制御要求による最も高いホイールシリンダ圧の圧力変動が小さいときには大きいときと比較して、前記モータの出力を低下させることを特徴とする請求項1に記載の車両用制動制御装置。
- ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、前記減圧抑制制御として、車輪速度が基準速度を上回った車輪の前記車輪速度を抑制する制御において、左右輪の両方の車輪速度が前記基準速度を上回った場合には高い方の車輪のみ前記車輪速度を抑制する左右速度差制御を実行することを特徴とする車両用制動制御装置。 - ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、前記減圧抑制制御として、前記各車輪の車輪速度を基準速度に近づける速度維持制御において、複数の車輪を1つのグループとして、グループ毎にグループ内の複数の車輪について同一のブレーキ液圧制御を行う平均制御を実行することを特徴とする車両用制動制御装置。 - ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、前記減圧抑制制御として、前記減圧制御の際に減圧速度が所定の減圧勾配以下となるように制限する減圧速度抑制制御を実行することを特徴とする車両用制動制御装置。 - ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、前記減圧抑制制御として、前記減圧制御の際に減圧量が所定の減圧量以下となるように制限する減圧量抑制制御を実行することを特徴とする車両用制動制御装置。 - ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、
前記モータ作動抑制判定部は、予め定められた種類のブレーキ加圧制御が実行されたときに、前記モータの作動抑制が必要と判定することを特徴とする車両用制動制御装置。 - ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記制御部は、前記モータの作動抑制が必要か否かを判定するモータ作動抑制判定部を有し、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータ作動抑制判定部にて前記モータの作動抑制が必要と判定されると、前記抑制制御として、前記減圧制御による前記リザーバへのブレーキ液の排出を抑制する減圧抑制制御を行い、
前記モータ作動抑制判定部は、前記モータの温度を取得し、前記モータの温度が予め定められた温度閾値を超えたときに、前記モータの作動抑制が必要と判定することを特徴とする車両用制動制御装置。 - 前記制御部は、前記リザーバに蓄積されたブレーキ液の蓄積量となるリザーバ内液量が予め定められた容量閾値を超えたことや予め定められた停止閾値となったことを判定するリザーバ容量判定手段を有し、前記抑制制御として、前記リザーバ内液量が前記容量閾値を超えると前記モータを作動させて前記リザーバ内からブレーキ液を吸出し、前記リザーバ内液量が前記容量閾値となると前記モータを停止させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。
- ブレーキ操作部材の操作に基づいてマスタシリンダ圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに作用して、前記ブレーキ操作部材の操作によらずに任意のマスタシリンダ圧を発生可能な補助加圧源と、
前記マスタシリンダと接続されると共に各車輪に対応して備えられ、ホイールシリンダ圧が発生させられることによって前記各車輪に対して制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間に配置され、前記ホイールシリンダ圧の調整を行う液圧調整部と、
前記補助加圧源と前記液圧調整部を用いて、前記補助加圧源にて前記ブレーキ操作部材の操作に基づく圧力を上回る前記マスタシリンダ圧を発生させ、かつ、前記液圧調整部にて前記各車輪に任意の制動力を発生させるブレーキ加圧制御を実行する制御部と、を有し、
前記液圧調整部には、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの間を接続する主管路に設けられると共に前記主管路の連通・遮断を制御する増圧制御弁と、前記主管路における前記増圧制御弁と前記ホイールシリンダとの間に接続された減圧管路を通じて前記主管路からブレーキ液が排出されるリザーバと、前記減圧管路の連通・遮断を制御する減圧制御弁と、前記リザーバと前記前記主管路における前記マスタシリンダと前記増圧制御弁との間とを接続する還流管路を通じて前記リザーバに排出された前記ブレーキ液を前記主管路に返流するポンプと、前記ポンプを駆動するモータと、が備えられ、
前記液圧調整部は、前記ブレーキ加圧制御における減圧制御として前記減圧制御弁を連通させることで前記主管路から前記リザーバにブレーキ液を排出させることで、前記ホイールシリンダ圧を減圧する制御を実行し、
前記制御部は、前記ブレーキ加圧制御の実行中に前記モータの作動を抑制する抑制制御を行い、
さらに、前記液圧調整部は、前記ポンプを作動させることで前記マスタシリンダ圧よりも前記ホイールシリンダ圧を増圧させる下流加圧部を有し、
前記制御部は、前記抑制制御として、前記補助加圧源によって発生させられるマスタシリンダ圧に基づいて前記ホイールシリンダ圧を発生させつつ、同一のホイールシリンダ圧を発生させる複数の車輪よりも高いホイールシリンダ圧を発生させる車輪に対して、前記下流加圧部にてホイールシリンダ圧を増圧させる2重加圧制御を行うことを特徴とする車両用制動制御装置。 - 前記液圧調整部は、前記ポンプを作動させることで前記マスタシリンダ圧よりも前記ホイールシリンダ圧を増圧させる下流加圧部を有し、
前記制御部は、前記抑制制御として、前記補助加圧源によって発生させられるマスタシリンダ圧に基づいて前記ホイールシリンダ圧を発生させつつ、同一のホイールシリンダ圧を発生させる複数の車輪よりも高いホイールシリンダ圧を発生させる車輪に対して、前記下流加圧部にてホイールシリンダ圧を増圧させる2重加圧制御を行うことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。
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