JP6295136B2 - 画像処理システム - Google Patents

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本発明は、装置異常の内容を表示可能な画像処理システムに関する。
従来の画像処理装置では、トナー切れや紙詰まりなどの装置異常が発生したとき、装置異常の内容やその装置異常の内容に対応する作業について、所定の方向から眺めた画像処理装置の画像と文字により構成された案内を表示部に表示するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−264072号公報
しかしながら、従来の画像処理装置において装置異常等の所定の条件が発生したとき、所定の方向から眺めた画像処理装置の画像が表示された案内を見た際に、使用者の思い込みや画像処理装置の構造などによっては画像処理装置を構成している部材の位置関係が把握しにくくなり、装置異常の内容に対応する作業箇所を特定することが困難な場合があるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、発生した所定の条件に対応した作業箇所の特定を容易にすることを目的とする。
そのため、本発明は、画像処理システムにおいて、入力された画像を処理して出力する画像処理装置と、前記画像処理装置を観測する観測点の方向を示すための観測点情報と、複数の平面を組み合わせて形成された前記画像処理装置の立体画像を表す立体座標情報とを記憶する記憶部と、前記観測点情報に基づく観測点方向の前記画像処理装置を構成する少なくとも一部の画像を生成する画像生成部と、前記画像処理装置で所定の条件発生を検知すると、前記画像生成部が生成した該条件発生関連部分の近傍を含む画像を表示部へ出力させる制御部とを備え、前記観測点情報は、使用者毎に登録される使用者情報であり、前記画像生成部は、前記使用者情報に基づいて観測点方向が異なる画像を生成し、前記制御部は、使用者に対応して観測点方向が異なる画像を表示部へ出力させることを特徴とする。
このようにした本発明は、発生した所定の条件に対応した作業箇所の特定を容易にすることができるという効果が得られる。
本実施例におけるPC、携帯端末およびMFPの構成を示す説明図 本実施例におけるMFPの構成を示す概略図 本実施例における給紙トレイおよび印刷部の構成を示す概略側面図 本実施例における読み取り部の構成を示す概略側面図 本実施例におけるオペレーションパネルの構成を示す概略図 本実施例におけるPC、携帯端末およびMFPの構成を示すブロック図 本実施例における装置情報および使用者情報の説明図 本実施例におけるエラー表示に関するデータテーブルの説明図 本実施例における作業表示に関するデータテーブルの説明図 本実施例における第1の立体座標情報から生成されたMFPおよび目印の画像の例を示す説明図 本実施例における第2の立体座標情報に基づいて表示されるアイコンの画像の例を示す説明図 本実施例における待機画面の例を示す説明図 本実施例におけるトナーの交換処理の流れを表すフローチャート 本実施例におけるエラー画面の例を示す説明図 本実施例におけるトナー交換の作業手順画面の例を示す説明図 本実施例におけるトナー交換の作業手順画面の例を示す説明図 本実施例におけるエラーの表示処理の流れを表すフローチャート 本実施例におけるエラーの再表示処理の流れを表すフローチャート 本実施例における画面表示の切り替え方法を示す説明図
以下、図面を参照して本発明による画像処理システムの実施例を説明する。
図1は、本実施例におけるPC、携帯端末およびMFPの構成を示す説明図である。
図1において、画像処理システムは、LAN(Local Area Network)101と、PC(Personal Computer)102と、携帯端末103と、MFP(MultiFunction Pheripheral:複合機)201とにより構成され、通信回線としてのLAN101には、PC102と、携帯端末103と、MFP201とが通信可能に接続されている。
情報処理装置としてのPC102は、書類作成アプリケーションプログラムとプリンタドライバ(ソフトウェア)がインストールされており、書類作成アプリケーションプログラムにより作成した書面に基づいてプリンタドライバにより印刷データを生成し、LAN101を介してMFP201に送信するものである。
画像処理装置としてのMFP201は、PC102から送信された印刷データに基づいて媒体に印刷する印刷機能と、原稿を読み取って画像データを生成するスキャナ機能とを有している。
このMFP201は、例えば、トナー切れや紙詰まりなどの装置異常(エラー)が発生したとき、エラーの内容やそのエラーの内容に対応する作業について画像や文字を表示するオペレーションパネル501を有している。
また、MFP201は、複数の使用者により使用され、使用者が有するそれぞれのPC102の設置場所から離れて設置されている。
電子機器としての携帯端末103は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やタブレット端末などであり、携帯端末LCD(Liquid Crystal Display)104を有している。
この携帯端末103は、LAN101を介してMFP201と無線により通信し、MFP201のオペレーションパネル501に表示された画面と同一の画面を携帯端末LCD104で表示でき、例えば、車いすを利用している使用者がオペレーションパネル501を直接見ることが困難な場合などに用いられる。
次に、MFP201の構成について説明する。
図2は、本実施例におけるMFPの構成を示す概略図であり、MFP201の外観を示している。
図2において、MFP201は、下部に設置されている給紙トレイ303a〜cと、給紙トレイ303aの上に設置されている印刷部301と、印刷部301の上に設置された読み取り部401と、印刷部301の図中矢印zで示す前面方向を向いている面に設置されているオペレーションパネル501とにより構成されている。
なお、図中矢印x(x軸)はMFP201の幅方向を示しており、この図中矢印xにはMFP201の幅の中心を0cmとした目盛りを記載している。
図中矢印y(y軸)はMFP201の高さ方向を示しており、この図中矢印yにはMFP201が設置されている床面を0cmとした目盛りを記載している。
図中矢印z(z軸)はMFP201の前面方向を示しており、この図中矢印zには読み取り部401の前面方向側の端部の位置を0cmとした目盛りを記載している。
なお、後述する立体画像は、このx軸、y軸、z軸に基づく立体座標により形成される。
また、本実施例においては3段の給紙トレイ303a〜cによりMFP201が構成されているが、それに限られることなく、給紙トレイ303の数を増減させてもよい。
次に、MFP201の給紙トレイ303aおよび印刷部301の構成について説明する。
図3は、本実施例における給紙トレイおよび印刷部の構成を示す概略側面図である。
なお、図2で示した給紙トレイ303a〜cは、いずれも同様の構成であるため、給紙トレイ303aのみの説明とし、給紙トレイ303b、cの説明を省略する。
図3において、給紙トレイ303aは、媒体304を印刷する際に、内部に収納している媒体304を給紙ローラ対305により1枚ずつ繰り出して印刷部301に給紙するものである。
印刷部301は、給紙トレイ303aから供給された媒体304に、図1で示したPC102から受信した印刷データに基づいて印刷するものであり、ガイダンスローラ対306と、搬送ベルト307と、イメージドラムカートリッジ308と、LED(Light Emitting Diode)ヘッド309と、定着器310と、排出ローラ対311と、媒体検知センサ312、313と、排紙トレイ314と、印刷制御基板315とにより構成されている。
ガイダンスローラ対306は、給紙ローラ対305の上方に配置され、給紙ローラ対305により繰り出された媒体304を図中破線矢印Fで示す媒体搬送方向に搬送し、搬送ベルト307に引き渡す。
搬送ベルト307は、媒体搬送方向におけるガイダンスローラ対306の下流側に配置され、ガイダンスローラ対306から受け取った媒体304を搬送し、定着器310に引き渡す。
イメージドラムカートリッジ308は、搬送ベルト307の上方に配置され、静電潜像を担持する図示しない感光ドラムと、静電潜像をトナー像に現像する図示しないトナーカートリッジとを一体化したものである。なお、トナーがなくなった場合は、空になったトナーカートリッジのみを引き抜き、新しいトナーカートリッジを挿入して交換することができる。
また、図中のKはブラック色、Cはシアン色、Mはマゼンタ色、Yはイエロー色のトナーがトナーカートリッジに収容されていることを表しており、イメージドラムカートリッジ308は、この4色のトナーを用いて現像したトナー像を、搬送ベルト307により搬送される媒体304に転写してカラー印刷を行う。
LEDヘッド309は、各イメージドラムカートリッジ308の感光ドラムの近傍に配置され、印刷データに基づいて感光ドラムの表面を露光して静電潜像を形成する。
定着器310は、媒体搬送方向における搬送ベルト307の下流側に配置されており、トナー像が転写された媒体304に熱および圧力を加えて、トナー像を媒体304に定着させる。
排出ローラ対311は、媒体搬送方向における定着器310の下流側に配置され、定着器310から搬送された媒体304を印刷部301の上部に形成された排紙トレイ314に載置する。
媒体検知センサ312は、媒体搬送方向におけるガイダンスローラ対306の上流側に配置され、媒体304の有無を検知した検知信号を後述する印刷エラー判定部302に出力する。なお、この検知信号は、媒体304を検知するとONになり、媒体304を検知しないとOFFになる。
媒体検知センサ313は、媒体搬送方向における定着器310の下流側に配置され、媒体検知センサ312と同様に、媒体304の有無を検知した検知信号を印刷エラー判定部302に出力する。なお、検知信号は、媒体検知センサ312の検知信号と同様に、媒体304を検知するとONになり、媒体304を検知しないとOFFになる。
印刷制御基板315には、紙詰まり(ジャム)、トナー切れやカバーオープンなどのエラーが印刷部301で発生したか否かを判定する印刷エラー判定部302が記憶されている。印刷エラー判定部302についての詳細は後述する。
次に、読み取り部401の構成について説明する。
図2で示した読み取り部401は、印刷部301の上に設置されており、原稿を読み取って画像データを生成するものである。
図4は、本実施例における読み取り部の構成を示す概略側面図である。
図4において、読み取り部401は、台座403と、ADF(Auto Document Feeder)404と、読み取り制御基板406とにより構成されている。
台座403は、読み取り部401の下部に配置されており、上面がガラス板で構成され、内部には読み取りセンサ407が設けられている。
読み取りセンサ407は、例えば、光学式反射型イメージセンサであり、図中破線矢印Gで示す原稿搬送方向に搬送される原稿405に光を照射する図示しない発光ダイオードと、原稿405からの反射光を感知して電気信号に変換する図示しない受光ダイオードとにより構成されており、原稿405を読み取って画像データを生成する。
ADF404は、台座403の上方に配置され、原稿載置部404aと、スタッカ404bと、原稿給紙ローラ対404cと、原稿排出ローラ対404dとにより構成されている。
このADF404は、原稿載置部404aに積載された原稿405を原稿給紙ローラ対404cにより原稿搬送方向に1枚ずつ分離して繰り出し、読み取りセンサ407に搬送する。原稿405は、原稿搬送方向に搬送されながら読み取りセンサ407により読み取られ、原稿排出ローラ対404dによりADF404の下部に設けられたスタッカ404bに載置される。
読み取り制御基板406には、ジャム、トナー切れやカバーオープンなどのエラーが読み取り部401で発生したか否かを判定する読み取りエラー判定部402が記憶されている。なお、読み取りエラー判定部402については後述する。
次に、オペレーションパネル501の構成について説明する。
図5は、本実施例におけるオペレーションパネルの構成を示す概略図である。
図5において、オペレーションパネル501は、オペレーションパネルLCD502を有している。
操作部および表示部としてのオペレーションパネルLCD502は、入力装置(操作部)と、液晶ディスプレイ(表示部)とを組み合わせたタッチパネルであり、例えば、このオペレーションパネルLCD502の液晶ディスプレイにボタンなどの形状の画像を表示させ、そのボタンを表示した位置の画面を使用者が接触すると、入力装置がその接触を検知し、そのボタンに記載されている内容を実行するといった入力操作などができる。
このオペレーションパネルLCD502には、後述する制御部206によりエラーの発生が検知されたとき、MFP201の画像が表示され、エラーの内容に対応するMFP201の作業箇所が使用者に案内される。
このMFP201の画像は、後述する画像生成部205により、複数の平面(ポリゴン)を組み合わせて形成されたMFP201の3次元コンピュータグラフィクスによる画像(以下、「立体画像」という)を表す立体座標情報を平面座標情報に変換して生成されている。
MFP201の画像が表示されているオペレーションパネルLCD502の画面に使用者が接触すると、MFP201の画像の視点方向(観測点方向)を変化させることができ、また、使用者がオペレーションパネルLCD502に接触する動きに応じて、MFP201の各部材の画像を非表示にすることができ、あるいは画像を拡大または縮小して表示することができる。
また、このオペレーションパネルLCD502には、後述する制御部206によりエラーの発生が検知されたとき、例えばオフィスならば、エラーが発生したときの使用者が業務を行っている場所、つまりPC102が設置されている場所から使用者がMFP201に向かって真っすぐ近づき、所定の距離からMFP201を眺めた視点方向の画像が最初に表示され、エラーの内容に対応する作業箇所が使用者に案内される。
これにより、オペレーションパネルLCD502と同一の画面を表示する携帯端末LCD104を見ながらMFP201に向かって真っすぐ近づいたときに、携帯端末103の視点方向と実際の視点方向が揃うため、エラーの内容に対応するMFP201の作業箇所を把握しやすくなる。
なお、本実施例において、この所定の距離は図2で示したxz平面上(床面上)の距離とする。
また、前述の使用者とは別の使用者がMFP201を使用してエラーが発生した場合には、その別の使用者の視点方向から眺めたときのMFP201の画像が表示される。
図6は、本実施例におけるPC、携帯端末およびMFPの構成を示すブロック図である。
図6において、MFP201は、設置情報記憶部202と、立体座標情報記憶部203と、表示情報記憶部204と、画像生成部205と、制御部206と、ネットワーク通信部207と、印刷部301と、読み取り部401と、オペレーションパネル501とにより構成されている。
設置情報記憶部202には、使用者または管理者などによりあらかじめ入力された装置情報と使用者情報が記憶されている。
図7は、本実施例における装置情報および使用者情報の説明図である。
この装置情報と使用者情報は、MFP201においてエラーが発生したとき、前述した所定の距離からMFP201を眺めた視点方向におけるMFP201の画像を生成する際に用いられる。
図7において、装置情報には、パネル高さおよび目印の情報が入力される。
パネル高さの情報は、図2に示したMFP201が設置されている床面からオペレーションパネル501までの高さであり、このパネル高さの情報には、50〜200cmの値が入力される。
なお、本実施例のMFP201は、3段の給紙トレイ303a〜cにより構成されているため、図7で示すパネル高さの情報には100cmという値が入力されているが、例えば、MFP201に構成する給紙トレイ303の段数を増減させた場合はパネル高さの情報を変更する必要がある。
設置環境情報としての目印の情報は、MFP201の画像の視点方向を使用者が把握しやすくする目的で、MFP201の画像とともにMFP201の周辺にある物の画像を目印として表示する際に用いられるものである。
この目印の情報には、図2で示したオペレーションパネル501が設けられているMFP201の面(前面)を基準として、MFP201の右側面、左側面、背面のどの位置に壁、机、オブジェなどの目印となるものが設置されているか、という情報が入力される。
観測点情報としての使用者情報は、例えばカメラや使用者の視点に関する情報であり、MFP201の画像の視点方向(観測点方向)を決定する際に用いられるものである。
この使用者情報には、使用者名、目の高さ(使用者の視点の高さ)およびPC設置方向の情報が使用者毎に入力される。
使用者名の情報には、使用者の名前などの使用者を識別できるものが入力される。
目の高さの情報には、目安として使用者の身長から15cmを減算した値が入力される。
PC設置方向の情報には、使用者がオペレーションパネル501と向き合った際に、使用者のPC102がMFP201の右側面または左側面のうち、どちらの側面の方向に設置されているのか、また、そのPC102とMFP201とを結ぶ直線と、図2で示したMFP201の前面方向を示すz軸との角度が入力される。
また、設置情報記憶部202には複数の使用者情報を入力することができ、本実施例では二人分の使用者情報1および2が入力されている。
使用者情報1には、立ち上がって作業が可能な使用者(使用者名「ABC」)の情報が入力されている。使用者情報2には、例えば、車いすを利用している使用者(使用者名「DEF」)の情報が入力されている。
この使用者情報に入力する使用者名は、MFP201においてエラーが発生したときの使用者、つまり印刷データの送信元の使用者を識別するために、PC102に登録したログイン名と同一としている。
例えば、PC102のログイン名が「ABC」であり、一般的によく用いられているPJL(Printer Job Language)によりプリンタドライバが印刷データを生成する場合、このPC102から送信される印刷データには「@PJL SET USERNAME=”ABC“<CR><LF>」というデータが含まれるため、後述する制御部206は、使用者情報に入力された使用者名と、印刷データに含まれるログイン名とを比較して、印刷データの送信元の使用者を識別することができる。
図6の説明に戻り、立体座標情報記憶部203には立体画像を表す立体座標情報が記憶されており、この立体座標情報は、第1の立体座標情報と、第2の立体座標情報とに分かれて記憶されている。
立体座標情報としての第1の立体座標情報は、ポリゴンによる立体画像を表示する際に用いられるものであり、例えば、COLLADA(COLLAborative Design Activity)などのファイルフォーマットにより構成されている。
また、識別画像情報としての第2の立体座標情報は、エラーの内容および作業手順を示すアイコンの立体画像を表示する際に用いられるものである。
なお、本実施例のアイコンとは、オペレーションパネルLCD502に表示され、表示された箇所の状態を簡単な絵柄で記号化して表現したものであり、各アイコンはMFP201においてエラーやジャムが発生した箇所を指し示す。
表示情報記憶部204には、エラー表示に関するデータテーブルと作業表示に関するデータテーブルとが記憶されている。
図8に示すように、エラー表示に関するデータテーブルには、エラーの内容と、そのエラーの内容に対応して表示するアイコンの種類と、そのアイコンを表示する座標との情報が記憶されている。
また、例えばエラーの内容が「Yトナー切れ」である場合、図9に示すように作業表示に関するデータテーブルには、図3で示したイメージドラムカートリッジ308のトナーを交換する作業手順と、その作業に対応するMFP201の箇所を指し示すアイコンの種類と、そのアイコンを表示する座標との情報が記憶されている。
図6の説明に戻り、画像生成部205は、エラーの内容やそのエラーの内容に対応する作業についてオペレーションパネルLCD502に表示させる画像を生成して合成するものである。
この画像生成部205は、立体座標情報記憶部203から第1の立体座標情報を読み出し、設置情報記憶部202の装置情報および使用者情報に基づいた立体座標情報を算出し、算出した立体座標情報を平面座標情報に変換して使用者の視点方向から眺めたMFP201および目印の画像を生成する。なお、この画像を生成する際に一般的によく知られているレンダリングを用いている。
図10は、本実施例における第1の立体座標情報から生成されたMFPおよび目印の画像の例を示す説明図であり、装置情報および使用者情報に基づいて第1の立体座標情報から生成されたMFP201および目印の画像の例を示している。
図10の(a)図は、使用者が「ABC」であり、MFP201の左側面に壁701がある場合のMFP201の画像である。このとき、パネル高さの情報には「100cm」、目印の情報には「壁」「左側面」、使用者名の情報には「ABC」、目の高さの情報には「160cm」、PC設置方向の情報には「右側面」「70°」が入力されている画像である。
また、(b)図は、使用者が「DEF」であり、MFP201の左側面にオブジェ702がある場合のMFP201の画像である。このとき、パネル高さの情報には「100cm」、目印の情報には「オブジェ」「左側面」、使用者名の情報には「DEF」、目の高さの情報には「100cm」、PC設置方向の情報には「左側面」「90°」が入力されている画像である。
次に、MFP201の画像の視点方向を求める方法について説明する。
MFP201の画像の視点方向は、エラーが発生したときの使用者のPC102が設置されている場所からMFP201を結んだ直線に沿ってMFP201に近づき、所定の距離からエラーの内容に対応するMFP201の部材を眺めた方向である。なお、本実施例においては所定の距離を100cmとする。
よって、エラーの内容に対応するMFP201の部材の中心を示す座標をM、使用者の視点を示す座標をN(nx、ny、nz)とすると、求める視点方向は座標Nから座標Mに向かう方向となる。
座標Mは、図6で示した立体座標情報記憶部203が記憶する第1の立体座標情報から求めることができる。
また、座標Nは、図7で示した使用者情報から以下のように求めることができる。
nxは、使用者情報のPC設置方向に入力した角度をθとすると前述した所定の距離が100cmであるから、100cm×sinθにより求めることができる。
nyは、使用者情報の目の高さの情報である。
nzは、100cm×cosθにより求めることができる。
よって、視点方向は、第1の立体座標情報と使用者情報とから求めることができる。
このように、エラーが発生したときの使用者の視点方向から眺めたときのMFP201の画像を表示させることにより、MFP201を構成している部材の位置関係が把握しやすくなるため、エラーの内容に対応した作業箇所の特定を容易にすることができる。
それに加えて、装置情報に基づいて壁やオブジェなどの目印をMFP201とともに表示することにより、さらにMFP201の画像の視点方向を把握しやすくすることができる。
また、画像生成部205は、立体座標情報記憶部203から第2の立体座標情報を読み出し、エラーの内容および作業手順を示すアイコンの画像を生成する。
図11は、本実施例における第2の立体座標情報に基づいて表示されるアイコンの画像の例を示す説明図である。
図11の(a)図はエラーを示す紋様が描かれたエラーアイコン、(b)図には媒体が詰まって蛇腹状になった様子を示しているジャムアイコン、(c)図にはMFP201の部材を動かす方向を指し示す矢印アイコンを示している。
画像生成部205は、図11で示したアイコンの画像と、使用者の視点方向から眺めたMFP201および目印の画像とを合成する。
制御部206は、画像生成部205が生成した画像をオペレーションパネルLCD502に表示するものであり、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)およびメモリにより構成され、メモリに記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいてMFP201全体の制御を行う。
ネットワーク通信部207は、PC102または携帯端末103とLAN101を介して通信可能に接続するインタフェースモジュールである。
印刷部301は、前述した印刷エラー判定部302を有している。
この印刷エラー判定部302は、例えば、図3で示した媒体検知センサ312、313から出力された検知信号に基づいて、ジャムが発生したか否かを判定するものである。
次に、ジャムが発生したか否かを判定する方法を図3に基づきながら説明する。
印刷エラー判定部302は、印刷動作を開始しているにもかかわらず、所定の時間が経過しても媒体検知センサ312の検知信号がONにならないとき、または、媒体検知センサ312の検知信号がONになったままで所定の時間が経過したときには、給紙ジャムが発生したと判定する。
また、印刷エラー判定部302は、印刷動作を開始し、媒体検知センサ312により媒体304の通過が検知されて所定の時間が経過しても媒体検知センサ313の検知信号がONにならないときには、搬送ジャムが発生したと判定する。
さらに、印刷エラー判定部302は、印刷動作を開始し、媒体検知センサ312および313により媒体304の通過が検知されて所定の時間が経過しても媒体検知センサ313の検知信号がONになったままで所定の時間が経過したときには、排出ジャムが発生したと判定する。
これらのジャムのほかにも、印刷エラー判定部302は、印刷部301に配置された図示しない各種センサの検知信号に基づいて、イメージドラムカートリッジ308のトナー切れエラーの判定や、印刷部301に設けられた図示しない開閉可能なカバーが開いているカバーオープンエラーの判定を行うことが可能である。
読み取り部401は、前述した読み取りエラー判定部402を有している。
この読み取りエラー判定部402は、読み取り部401に配置されている図示しない各種センサの検知信号に基づいて、印刷エラー判定部302と同様に、ジャム、トナー切れやカバーオープンなどのエラーが読み取り部401で発生したか否かを判定する。
携帯端末103は、携帯端末LCD104と、ステータスモニタ105(ソフトウェア)と、ネットワーク通信部106とにより構成されている。
ステータスモニタ105は、あらかじめインストールされており、ネットワーク通信部106を介してMFP201と通信し、後述するMFP201のオペレーションパネルLCD502に表示された画像を携帯端末LCD104にも表示し、入力操作を受け付けるものである。なお、このときに行われるステータスモニタ105とオペレーションパネル501との通信は、例えば、一般に広く知られているX Window Systemプロトコルによって実現している。
携帯端末LCD104は、遠隔操作部としての入力装置と、遠隔表示部としての液晶ディスプレイとを組み合わせたタッチパネルであり、ステータスモニタ105により表示される指示にしたがって液晶ディスプレイにボタンなどの形状の画像を表示させて、オペレーションパネルLCD502と同様に、そのボタンを表示した位置の画面を使用者が接触すると、入力装置がその接触を検知し、そのボタンに記載されている内容を実行するなどの入力操作ができる。
前述した構成の作用について説明する。
まず、MFP201が印刷データの受信を待機しているとき、オペレーションパネルLCD502に表示される待機画面について説明する。
図12は、本実施例における待機画面の例を示す説明図である。
(a)図は図7で示した使用者情報1(使用者名「ABC」)を用いた待機画面であり、(b)図は使用者情報2(使用者名「DEF」)を用いた待機画面である。
どちらの待機画面も図5で示したオペレーションパネルLCD502に表示されるものであり、この画面610には、上部に文字が表示されており、画像が表示される画像領域611が含まれている。
画像領域611は、イメージドラムカートリッジ308に収容されているトナーの残量を示しており、画像領域611に表示されている背景は、後述する図17のS201〜S206の処理により表示されるMFP201の画像である。
また、図6で示した携帯端末103のステータスモニタ105の機能を用いて、オペレーションパネルLCD502に表示される画面を携帯端末LCD104に表示することもできる。
次に、Yトナー切れのエラーが発生した場合に行うYトナーの交換処理を例として説明する。
まず、図13の本実施例におけるトナーの交換処理の流れを表すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図5、図6、図14、図15および図16を参照しながら説明する。
S101:印刷エラー判定部302は、Yトナー切れのエラーが発生したと判定する。
S102:印刷エラー判定部302は、制御部206にYトナー切れのエラーが発生したことを通知する。
通知を受けた制御部206は、画像生成部205にYトナー切れのエラーが発生したことを示す画像を生成させ、図14に示すような画面610をオペレーションパネル501に表示させる。
なお、画像生成部205が行うエラーの表示処理については後述する。
S103:印刷エラー判定部302は、使用者によりYトナー切れのエラーが解除されたか否かを判定し、エラーが解除されていないと判定すると処理をS104へ移行し、エラーが解除されたと判定すると本処理を終了する。
S104:制御部206は、図14に示した画面610の「手順を表示」ボタン612が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定すると処理をS108へ移行し、押下されていないと判定すると処理をS105へ移行する。
S105:制御部206は、画面610の画像領域611に使用者の指が接触したか否かを判定し、接触したと判定すると処理をS106へ移行し、接触していないと判定すると処理をS103へ移行する。
S106:制御部206は、使用者がオペレーションパネルLCD502を接触する動きに応じて、画像領域611の表示における視点方向の変更、各部材の非表示化、あるいは画像の拡大または縮小を行い再表示する。
S107:制御部206は、画像領域611への接触が解除されたか否か(使用者の指が離れたか否か)を判定し、解除されたと判定すると処理をS103へ移行し、解除されていないと判定すると処理をS106へ移行する。
S108:制御部206は、オペレーションパネルLCD502に図15に示すようなトナー交換手順の1ページ目の画面を表示させる。
図15において、画面610の左上にはエラーの内容を説明する文章とそのステップ数を表示し、画面の右上には「手順画面を閉じる」ボタン615を表示し、画面610の中央の左側には作業手順を案内する文章を表示し、画面610の左下には次の作業手順に進む「OK 次へ」ボタン613と、ひとつ前の作業手順を示す画面に戻る「戻る」ボタン614を表示し、画面610の右側には画像生成部205が生成した画像が画像領域611に表示されている。なお、トナー交換の最初の作業手順を示す画面であるため、「戻る」ボタン614は押下できない。
また、画像領域611の中央付近における矢印604は原稿載置部404aの図示しないロックレバーを手前に引くことを促すものであり、矢印605は読み取り部401を持ち上げることを促すものである。
S109:印刷エラー判定部302は、使用者によりYトナー切れのエラーが解除されたか否かを判定し、エラーが解除されたと判定すると処理をS110へ移行し、エラーが解除されたと判定すると本処理を終了する。
S110:制御部206は、「手順画面を閉じる」ボタン615が押下されたか否かを判定し、「手順画面を閉じる」ボタン615が押下されていないと判定すると処理をS111へ移行し、「手順画面を閉じる」ボタン615が押下されたと判定すると処理をS102へ移行する。
S111:オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順の2ページ目以降の画面が表示されている場合、制御部206は、「戻る」ボタン614が押下されたか否かを判定し、「戻る」ボタン614が押下されていないと判定すると処理をS112へ移行し、「戻る」ボタン614が押下されたと判定すると処理をS116へ移行する。
なお、オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順の1ページ目の画面が表示されている場合は、「戻る」ボタン614が押下されないようにして処理をS112へ移行する。
S112:オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順の最終ページ以外の画面が表示されている場合、制御部206は、「OK 次へ」ボタン613が押下されたか否かを判定し、「OK 次へ」ボタン613が押下されていないと判定すると処理をS113へ移行し、「OK 次へ」ボタン613が押下されたと判定すると処理をS117へ移行する。
なお、オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順の最終ページの画面が表示されている場合は、「OK 次へ」ボタン613が押下されないようにして処理をS113へ移行する。
S113:制御部206は、画面610の画像領域611に使用者の指が接触したか否かを判定し、接触したと判定すると処理をS114へ移行し、接触していないと判定すると処理をS109へ移行する。
S114:制御部206は、S106の処理と同様に、使用者がオペレーションパネルLCD502を接触する動きに応じて、画像領域611の表示における視点方向の変更、各部材の非表示化、あるいは画像の拡大または縮小の再表示を行う。
S115:制御部206は、画像領域611への接触が解除されたか否か(使用者の指が離れたか否か)を判定し、解除されたと判定すると処理をS109へ移行し、解除されていないと判定すると処理をS114へ戻る。
S116:S111の処理でオペレーションパネルLCD502にトナー交換手順のnページ目の画面が表示されている場合、制御部206は、オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順のn−1ページ目の画面を表示する。
例えば、S111の処理でオペレーションパネルLCD502に図16に示すようなトナー交換手順の2ページ目の画面が表示されている場合、図15に示すような1ページ目の画面を表示する。その後、制御部206は処理をS109へ移行する。
なお、図16についてはS117の処理で説明する。
S117:S111の処理でオペレーションパネルLCD502にトナー交換手順のnページ目の画面が表示されている場合、制御部206は、オペレーションパネルLCD502にトナー交換手順のn+1ページ目の画面を表示する。
例えば、S112の処理でオペレーションパネルLCD502にトナー交換手順の1ページ目の画面が表示されている場合、図16に示すような2ページ目の画面を表示する。
図16において、画像生成部205により読み取り部401が持ち上がった状態の第1の立体座標情報を再度読み出すことにより、オペレーションパネルLCD502には、読み取り部401が持ち上がった状態の画面が表示されている。
また、画像領域611の中央付近における矢印606は図示しないトップカバーオープンボタンを押し下げることを促すものであり、矢印607はトップカバーを開けることを促すものである。その後、制御部206は処理をS109へ移行する。
次に、S102の処理で制御部206が行うエラーの表示処理の詳細を、図17の本実施例におけるエラーの表示処理の流れを表すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図5、図6および図9を参照しながら説明する。
S201:画像生成部205は、立体座標情報記憶部203から第1の立体座標情報を読み出す。
S202:制御部206は、現在発生しているエラーの内容、または、作業手順の内容についての情報を画像生成部205に入力する。
画像生成部205は、立体座標情報記憶部203から第2の立体座標情報を読み出す。
S203:制御部206は、設置情報記憶部202から装置情報を読み出す。
また、制御部206は、印刷データに含まれる使用者名の情報に基づいて設置情報記憶部202から使用者情報を読み出し、視点方向を求める。
S204:制御部206は、図9で示した作業表示に関するデータテーブルから、エラーの内容に対応した作業手順と、その作業の内容に対応するMFP201の位置を示すアイコンの種類と、そのアイコンを表示する座標との情報を読み出し、アイコンを表示する立体座標を設定する。
S205:画像生成部205は、第1の立体座標情報および使用者情報に基づいて視点方向を決定し、レンダリングを行い、オペレーションパネルLCD502に表示する画像を生成する。
S206:制御部206は、画像生成部205が生成した画像をオペレーションパネル501に出力し、オペレーションパネルLCD502に表示させ、本処理を終了する。
次に、S106またはS114の処理で制御部206が行うエラーの再表示処理の詳細を、図18の本実施例におけるエラーの再表示処理の流れを表すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図5、図6を参照しながら説明する。
S301:使用者がオペレーションパネルLCD502に接触する動きに応じて、制御部206は、立体座標情報のエラーに対応する位置を立体座標の原点とした視点方向の変更、各部材の非表示化、あるいは画像の拡大または縮小を行う。
S302:画像生成部205は、すでに読み出された第1の立体座標情報、第2の立体座標情報、装置情報、使用者情報と、S301の処理により決定された画像データに基づいてレンダリングを行い、オペレーションパネルLCD502に表示する画像を生成する。
S303:制御部206は、画像生成部205が生成した画像をオペレーションパネル501に出力する。
オペレーションパネル501は、オペレーションパネルLCD502に画像を表示し、本処理を終了する。
なお、使用者がオペレーションパネルLCD502に接触する動きは、オペレーションパネルLCD502が使用者の指603との接触、または、接触した状態での移動を検知することにより制御部206に出力されるものである。
例えば、図19(a)で示すような画面610において、使用者の指603を画像領域611の上方向に移動させると前述した座標Nのnyの値が減少し、図19(b)で示すように画像領域611のMFP201を床面の下の方向から眺めた様子を表示する。
また、使用者の指603を画像領域611の横方向に移動させると、前述した座標Nのnx、nzの値が変動し、図19(c)で示すように立体座標情報のエラーに対応する位置を中心に画像領域611のMFP201および壁を回転させた様子を表示する。
さらに、使用者の指603の移動をともなわず、画像領域611を短時間で接触して離す(タップする)と、タップした位置に対応したMFP201の部材の画像を非表示とすることができる。図19(d)においては読み取り部401に対応する画像をタップしたため読み取り部401が非表示となり、エラーアイコン616が視認しやすくなる。
使用者の指603を広げる、または、狭めて接触させる(ピンチ)と画像を拡大または縮小して表示する。図19(e)で示すように、使用者の指603を広げると、画像を拡大して表示する。なお、画像を拡大または縮小させたあと、短時間で画像領域611を2回タップすると、図19(e)で示した拡大または縮小された画像が、図19(f)で示すように図19(a)の状態のように元に戻る。
このように、MFP201においてエラーが発生した場合、オペレーションパネルLCD502に表示されたMFP201の画像の視点方向の変更、部材の非表示化、あるいは画像を拡大または縮小を行う操作をできるようにしたことにより、MFP201の立体的な構造を把握しやすくなるため、エラーの内容に対応した作業箇所の特定を容易にすることができる。
以上説明したように、本実施例では、画像処理装置においてエラーが発生した場合、使用者の視点方向から眺めた画像処理装置の立体画像をオペレーションパネルに表示することにより、画像処理装置を構成している部材の位置関係が把握しやすくなるため、エラーの内容に対応した作業箇所の特定を容易にすることができるという効果が得られる。
また、使用者がいる方向から見た画像処理装置の立体画像とともにエラーの内容に対応した画像処理装置の箇所を指し示すことにより、エラーの内容に対応した作業箇所の特定を容易にすることができるという効果が得られる。
さらに、エラーの内容に対応した画像処理装置の箇所を固定点として、使用者がその画像処理装置の画像の視点を操作できるようにしたことにより、画像処理装置の立体的な構造が把握しやすくなるため、エラーの内容に対応した作業箇所の特定をさらに容易にすることができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像処理装置としてのMFPを例として説明したが、それに限られることなく、プリンタなどの画像形成装置、ファクシミリ装置などに適用することも可能である。
また、本実施例では、トナー切れのエラーが発生した場合を例として説明したが、それに限られることなく、読み取り部においてエラーが発生した場合や用紙ジャムのエラーが発生した場合などにも適用することも可能である。
さらに、本実施例では、オペレーションパネルを画像処理装置に固着させたものとして説明したが、それに限られることなく、オペレーションパネルを画像処理装置から着脱可能とし、携帯端末と同様に無線により通信を行い、オペレーションパネルLCDに画像を表示させるようにしてもよい。
本実施例では、オペレーションパネルLCDに接触して視点方向を変更すると説明したが、それに限られることなく、オペレーションパネルを回動可能とし、前面方向からの角度を変更することにより視点方向を変更するようにしてもよい。
本実施例では、設置情報記憶部と、立体座標情報記憶部と、表示情報記憶部と、画像生成部と、制御部とを画像処理装置が備えていると説明したが、それに限られることなく、設置情報記憶部と、立体座標情報記憶部と、表示情報記憶部と、画像生成部と、制御部とを、携帯端末、あるいはLANを介してインターネットに接続されている外部の情報処理装置が備えるようにしてもよい。
102 PC
103 携帯端末
104 携帯端末LCD
105 ステータスモニタ
201 MFP
202 設置情報記憶部
203 立体座標情報記憶部
204 表示情報記憶部
205 画像生成部
206 制御部
301 印刷部
501 オペレーションパネル
502 オペレーションパネルLCD

Claims (7)

  1. 画像処理システムにおいて、
    入力された画像を処理して出力する画像処理装置と、
    前記画像処理装置を観測する観測点の方向を示すための観測点情報と、複数の平面を組み合わせて形成された前記画像処理装置の立体画像を表す立体座標情報とを記憶する記憶部と、
    前記観測点情報に基づく観測点方向の前記画像処理装置を構成する少なくとも一部の画像を生成する画像生成部と、
    前記画像処理装置で所定の条件発生を検知すると、前記画像生成部が生成した該条件発生関連部分の近傍を含む画像を表示部へ出力させる制御部とを備え
    前記観測点情報は、使用者毎に登録される使用者情報であり、
    前記画像生成部は、前記使用者情報に基づいて観測点方向が異なる画像を生成し、
    前記制御部は、使用者に対応して観測点方向が異なる画像を表示部へ出力させることを特徴とする画像処理システム。
  2. 画像処理システムにおいて、
    入力された画像を処理して出力する画像処理装置と、
    前記画像処理装置を観測する観測点の方向を示すための観測点情報と、複数の平面を組み合わせて形成された前記画像処理装置の立体画像を表す立体座標情報とを記憶する記憶部と、
    前記観測点情報に基づく観測点方向の前記画像処理装置を構成する少なくとも一部の画像を生成する画像生成部と、
    前記画像処理装置で所定の条件発生を検知すると、前記画像生成部が生成した該条件発生関連部分の近傍を含む画像を表示部へ出力させる制御部とを備え、
    前記立体座標情報の前記条件発生に対応する位置を前記立体座標の原点として固定し、前記観測点情報を変更させる操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部により変更した使用者の観測点方向から前記条件発生に対応した箇所を眺めた前記画像処理装置の画像を前記表示部に表示することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2に記載の画像処理システムにおいて、
    前記表示部および前記操作部は、タッチパネルとすることを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、
    前記記憶部は、前記画像処理装置の周辺に存在する物の種類および立体座標上の位置の情報である設置環境情報を記憶し、
    前記画像生成部は、前記設置環境情報に基づいて前記画像処理装置の周辺に存在する物の画像を加えた前記画像処理装置の画像を生成することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、
    前記記憶部は、前記条件発生に対応した作業箇所を指示する識別画像情報を記憶し、
    前記画像生成部は、前記識別画像情報に基づいて前記識別画像を生成し、
    前記表示部は、前記画像処理装置の画像とともに前記識別画像を表示することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置の前記表示部に表示している画像を表す画像情報を受信する通信部と、
    前記画像情報に基づいて画像を表示する遠隔表示部と、
    前記画像処理装置の前記記憶部が記憶する前記観測点情報を変更する遠隔操作部とを有し、
    前記遠隔表示部は、前記画像処理装置から受信した前記画像情報に基づいて前記画像処理装置の前記表示部に表示されている画像と同一の画像を表示し、
    前記遠隔操作部は、前記立体座標情報の前記条件発生に対応する位置を前記立体座標の原点として固定し、前記観測点情報を変更し、
    前記制御部は、前記遠隔操作部により変更した使用者の観測点方向から前記条件発生に対応した箇所を眺めた前記画像処理装置の画像を前記表示部および前記遠隔表示部に表示する電子機器を有することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項6に記載の画像処理システムにおいて、
    前記遠隔表示部および前記遠隔操作部は、タッチパネルとすることを特徴とする画像処理システム。
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