JP6294979B1 - 異相のグラファイト構造の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異相のグラファイト構造の製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】異相のグラファイト構造の製造方法であって、SiC単結晶基板を用意するステップ(A)と、該SiC単結晶基板をグラファイト坩堝内に設けてから反応炉内に入れて吸引排気工程を行うステップ(B)と、不活性ガス雰囲気下で、該SiC単結晶基板で脱珪反応を行って2H或いは3R相の構造を有する塊状グラファイト材料が得られるステップ(C)とを含む。これを介して2H或いは3R相の構造を有する塊状(片状、粉砕状、粒状、粉末状)グラファイト材料を直接調製し、粉砕、酸化及び酸洗い等の工程による二次原料汚染の問題を避けることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、原料合成の調製方法に関し、特に、異相の2R或いは3R相を有するグラファイト構造の製造方法。
グラファイト材料は、層状の結晶構造で、各層結晶格子が炭素原子で構成された六方格子で、これら格子が規則的に重なって配列することで、グラファイト結晶を構成する。これら格子の各層配列方式の違いにより、グラファイト材料が異なる型を形成でき、例えば2H相のグラファイトの2層目の格子が重なる時180度回転し、3層目と1層目が完全に重複して六方結晶格子を形成し、3R相のグラファイトの2層目の格子が120度回転し、3層目が240度回転し、4層目と1層目が完全に重複して菱面体結晶格子を形成し;上述相の異なるグラファイト材料は、運用において、菱面体晶グラファイトの炭素原子の並び方がダイヤモンド結晶格子の炭素原子の並び方と近いため、グラファイトでダイヤモンドを合成する時、3R相のグラファイトがダイヤモンドに変換しやすく、2H相のグラファイトがダイヤモンドに変換しにくく、2H相のグラファイトを3R相のグラファイトに変換してからダイヤモンドに変換しなければならず;2H相のグラファイトは、六方晶系で、構造強度が比較的良好で、且つ熱伝導性も3R相のグラファイトより高いため、2H相のグラファイトが高熱伝導基板上に運用させることができる。
従来のグラファイト精製方法は、一般的にグラファイトを粉末化してからフッ化水素酸で処理し、次にNaOHで中和してから塩酸で処理し、最後に水洗等を行う。この種の精製方法の工程は複雑で、且つ大量の試薬を消耗し、比較的高いコストの支出があり、例えば特許文献1に言及さている3R相のグラファイトの精製方法は、現在粉砕、酸処理、水洗、乾燥、分級・包装等のステップを用い、酸処理がフッ化水素酸と塩酸の混合液で天然3R相のグラファイトに対し一括処理を行うことを特徴とし;特許文献2及び特許文献3では、特殊な溶液を用いて3R相と2H相のグラファイトを分離することが開示され、これが3R相のグラファイトと2H相のグラファイトの相対密度差0.06〜0.08を利用し、グラファイトの相対密度に近い特殊な溶液を媒質として使用し、重液温度を調節してその相対密度が2H相のグラファイトと3R相のグラファイトの相対密度の間にさせると、2H型グラファイトを上に浮かび、3R型グラファイトを下に沈むことで分離させることができるが、そのプロセス及びその後の溶液処理が非常に煩雑である。
よって、現在業界は、極めて異相のグラファイト構造の製造方法を開発して粉砕、酸化及び酸洗い等の工程を避けて直接2H或いは3R相の構造を有する塊状(片状、粉砕状、粒状、粉末状)グラファイト材料を調製することが急務であり、こうすると同時に効率及び環境保全要求を配慮して業界のニーズに適合する2H或いは3R相の構造を有するグラファイト材料を調製できる。
中国特許第CN1331048号 中国特許第CN1003773号 中国特許第CN87103661号
上記従来技術の欠点に鑑み、本発明の主要目的は、所要の2H或いは3R相の構造を有するグラファイト材料を得るため、SiC単結晶基板、グラファイト坩堝、反応炉、脱珪反応等の工程を統合する異相のグラファイト構造の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明が提出する手段により、SiC単結晶基板を用意するステップ(A)と、該SiC単結晶基板をグラファイト坩堝内に設けてから反応炉内に入れて吸引排気工程を行うステップ(B)と、不活性ガス雰囲気下で、該SiC単結晶基板で脱珪反応を行って2H或いは3R相の構造を有するグラファイト材料が得られるステップ(C)とを含む異相のグラファイト構造の製造方法を提供し、該グラファイト材料とは片状、塊状、粒状、粉末状等の形態で存在するグラファイト材料を指す。
上記ステップ(A)において、SiC単結晶基板は、厚さ範囲が10μm〜10000μmの炭化珪素ウエハ、炭化珪素インゴット、炭化珪素チップ及び炭化珪素塊とすることができ、その直径範囲が2〜6インチとすることができ、シール材で該SiC単結晶基板を反応用単結晶面、非脱珪面に仕切り、該反応用単結晶面(炭素面又は珪素面)が脱珪反応を行うために設計され、非脱珪面がシール材でシール、覆う(反応に参加しない炭素面又は珪素面の単結晶晶面)ために用いられ、SiC単結晶基板に反応に参加する炭素面又は珪素面の単結晶面のみを露出して反応を行わせ、該非脱珪面のシール材はグラファイト接着剤、グラファイト膜、TaC膜、WC膜、金属炭化物等の素材のいずれかから選ばれることができる。
ステップ(B)において、吸引排気工程は、該反応炉内を真空手段で吸引し炉内の窒素ガス及び酸素を除去し、また該反応炉の温度を900〜1400℃(ただし、これに限られるものではない)まで上昇することを含むことができ;ステップ(C)において、脱珪反応は、脱珪反応の温度範囲が1800℃〜2200℃(ただし、これに限られるものではない)にあり、並びに脱珪反応の圧力範囲が0.001〜100torr(ただし、これに限られるものではない)にある工程条件を含むことができ、本発明の脱珪反応をSiC単結晶基板の反応用単結晶面に運用すると、2種のメカニズムを発生し、脱珪反応が炭素面の単結晶面において脱珪反応を行った時、2H相のグラファイト構造のグラファイト材料が得られ、脱珪反応が珪素面の単結晶晶面において脱珪反応を行った時、3R相のグラファイト構造のグラファイト材料が得られ;本発明で調製した2H相のグラファイト構造のグラファイト材料、3R相のグラファイト構造のグラファイト材料は、各々異なる分野に運用させることができ、2H相のグラファイト構造のグラファイト材料が高熱伝導基板、放熱基板、グラフェン前駆体、電池用負極材に運用させることができ、3R相のグラファイト構造のグラファイト材料が人工ダイヤモンドの製造原料、電池用陽極材、グラフェン或いはダイヤモンド基板前駆体に運用させることができる。
以上の概述と後記の詳細な説明及び添付図面は、いずれも本発明が予定目的を達成するために採った方式、手段及び効果を更に説明するためのものでる。本発明その他の目的及び利点に関しては、後記の説明及び図面内に記述する。
本発明に係る異相のグラファイト構造製造の設備を示す模式図である。 本発明に係る異相のグラファイト構造の製造方法フローチャートである。 本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のXRD図である。 本発明に係る炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行った後のXRD図である。 本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のSEM図である。 本発明に係る炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行った後のSEM図である。 本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のEDS分析である。 本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のEDS分析である。
以下、特定の具体的実例を通じて本発明の実施形態を説明し、当業者は本明細書に開示されている内容から本発明の利点及び効果を容易に理解できる。
従来技術は、3R及び2H相を有するグラファイト材料に対し、粉砕処理、酸処理(フッ化水素酸及び塩酸)、水洗、乾燥及び分級・包装等の工程を用いて製造し、その粉砕工程がグラファイト鉱石を粉砕してグラファイト粉末として製造し、酸処理が粉砕済みのグラファイト粉末を酸処理容器内に入れ、混合比によって配合したフッ化水素酸及び塩酸混合液を容器内(混合液の混合比はフッ化水素酸:塩酸が2.5:0〜3)に添加し、グラファイト粉末をHF及びHClの混合液に容器中で20〜30時間浸漬し、同時に容器に対し撹拌すると共に80℃まで加温し、最後にグラファイト粉末が酸処理を経ると、グラファイト内の珪酸塩類の金属酸化物の不純物を除去でき、その化学反応は次の式で表される。
(化1)
SiO+Al+Fe+MeO+HF+HCl→SiF+AlCl+FeCl+MeCl
上記酸処理を経た後、更に精製を経た3Rグラファイト粉末を水洗してから低温で乾燥(乾燥温度は、通常80〜150℃で、乾燥時間が3〜5時間)し、最後に乾燥を経てグラファイト粉末の含水量が0.5%以下に達させ、乾燥後のグラファイト粉末は高品質の微結晶、超微結晶ダイヤモンドを合成する要求を満たすため、更に標準篩でふるい分けを行って分級する。よって、従来技術の分離及び精製が非常に手間かかり、且つ溶媒を施した後の処理等の問題にも直面する。
本発明は、粉末を反応原料として使用しない工程を含むため、粉末搬送の危険性を避けることができ、且つ脱珪反応後の生成物が粉砕、酸化及び洗浄工程を経ることなく、異相のグラファイト材料を得ることができ、後工程で生じる汚染を減少し、並びに粉砕工程で生じる粉塵爆発の危険有害性を避けることができる。本発明は、主にSiC単結晶基板に対し高温低圧環境下で脱珪反応を行い、炭化珪素の異なる結晶面を利用して脱珪反応を行い、またグラファイト接着剤、グラファイト膜又は金属炭化膜(TaC、WC)で反応に参加しない別の結晶面をシールし、珪素蒸気が単結晶面の方向(炭素或いは珪素面)に向かって脱珪を行い、完全に脱珪を待った後、炭素面及び珪素面は2H及び3R相のグラファイト基板を得ることができ、グラファイト内から2H相及び3R相を分離又は精製する必要がなく、単相のグラファイト基板が得られ、2H相或いは3R相のグラファイトの分離及び精製工程を減らすことができ、大量の溶媒で洗浄することを避けることもできる。図1を参照すると、本発明に係る異相のグラファイト構造製造の設備を示す模式図である。図に示すように、この反応設備は、グラファイト坩堝11を包括し、該グラファイト坩堝11が、上蓋と坩堝本体とを含み、該坩堝本体内に成長室12と原料供給源13と熱源14とを有し、該坩堝の上蓋が成長室12の上方に位置し、原料供給源13が成長室12の下方に位置し、グラファイト坩堝11が反応炉15内に入られ、熱場の相対ホットエンドに置かれる。
図2を参照すると、本発明に係る異相のグラファイト構造の製造方法フローチャートである。図に示すように、本発明に係る異相のグラファイト構造の製造方法は、次のステップを含む。つまり(A):SiC単結晶基板を用意するS201で、実施例においてSiC単結晶基板は厚さ範囲が10μm〜10000μmの炭化珪素ウエハ、炭化珪素インゴット、炭化珪素チップ及び炭化珪素塊とし、その直径範囲が2〜6インチとし、本実施例がシール材で該SiC単結晶基板を反応単結晶面、非脱珪面に仕切り、該反応単結晶面(炭素面又は珪素面)が脱珪反応を行うために設計され、非脱珪面がシール材でシール、覆う(反応に参加しない炭素面又は珪素面の単結晶晶面)ために用いられ、SiC単結晶基板に反応に参加する炭素面又は珪素面の単結晶面のみを露出して反応を行わせ、該非脱珪面のシール材はグラファイト接着剤、グラファイト膜、TaC膜、WC膜、金属炭化物等の素材のいずれかから選ばれることができ;(B):SiC単結晶基板をグラファイト坩堝内に設けてから反応炉内に入れて吸引排気工程を行うS202で、該反応炉内はグラファイト坩堝を包括し、該SiC単結晶基板がグラファイト坩堝内に設けられ;(C):不活性ガス雰囲気下で、該SiC単結晶基板で脱珪反応を行って2H或いは3R相の構造を有するグラファイト材料が得られるS203である。
≪実施例≫
本実施例は、2インチの炭化珪素単結晶チップ(厚さが10〜10000μm)を用意し、該炭化珪素単結晶チップがグラファイト坩堝内の任意位置に設けられ、脱珪を行う必要な結晶面のみを露出し、脱珪を行わない結晶面がグラファイト接着剤、グラファイト膜或いは金属炭化膜(TaC、WC)でシールし、そしてグラファイト坩堝を反応炉内に入れ、反応炉内を真空手段で吸引し、反応炉と原料供給源エリア内の窒素ガス及び酸素を除去しながら温度を900〜1400℃まで上昇してから高純度不活性ガス(アルゴンガス、ヘリウムガス又はアルゴンと水素ガスの混合ガス)を吹き込み、そのガス純度がいずれも99.999%を上回り、その温度を1〜24時間保持した後、反応温度1800℃〜2200℃まで加熱すると共に反応圧力0.001〜100torrまで下がり、脱珪時間が4〜24時間で、そして室温まで下がり、本実施例は炭素面と珪素面の極性の違いを利用して2H或いは3Rのグラファイト構造の基板を製造する。
本実施例は、分離又は精製工程を利用することなく、2H又は3R相のグラファイト構造を調製して得られ、炭化珪素チップ或いは炭化珪素ウエハのみを利用して高温低圧下で脱珪反応を行ってグラファイト材料を生成し、且つ炭化珪素の炭素面及び珪素面の極性の違いを利用して高温低圧の脱珪反応において2H相或いは3R相のグラファイト基板を形成し、分離・精製工程を経ることなく、高純度2H相或いは3R相のグラファイトを得ることができ、また反応の圧力、温度を制御して炭化珪素の脱珪速度を上げることができる。
図3乃至図8を参照すると、図3は本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のXRD図で、図4が本発明に係る炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行った後のXRD図で、図5が本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のSEM図で、図6が本発明に係る炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行った後のSEM図で、図7が本発明に係る炭化珪素の炭素面で脱珪反応を行った後のEDS分析で、図8が本発明に係る炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行った後のEDS分析である。図に示すように、炭化珪素の炭素面から脱珪反応を行い、主に2H相のグラファイト構造(図3)とし、炭化珪素の珪素面で脱珪反応を行うことに変更してXRDにより測定すると、主に3R相のグラファイト構造(図4)とすることを発見でき、SEM分析から(図5及び図6)炭素面の脱珪で形成したグラファイト材が珪素面と同じように、Si原子が抜けて形成した空孔があることを観察でき、これら空孔は異なる温度、圧力を利用して孔径の大きさを変更でき;またEDSによる測定内から同一の高温脱珪条件下で、炭素面にすでにSi信号(図7)がないが、珪素面に少量のSi元素が残留(図8)していることを観察でき、主に炭化珪素基板の炭素面と珪素面の極性が異なるため、脱珪反応を行うことに要するエネルギーも異なることに起因する。よって3R相のグラファイト構造を調製する場合、全体的な脱珪反応の温度及び時間は炭素面の脱珪工程より増えることで完全脱珪の3R相のグラファイト基板が得られる。
本発明の実施例は、炭化珪素チップの炭素面と珪素面の極性の違いを介すると共に高温低圧時に脱珪反応を行い、珪素蒸気を炭化珪素チップ内から除去する時に異相のグラファイト構造の基板を形成させ、且つ粉砕、酸洗い等の分離及び精製工程を経ることなく、2H或いは3R相のグラファイト構造を得ることができ、過去の従来技術に比べると、2H或いは3R相のグラファイト構造を得る方法はより一層簡単で、且つ本発明の方法により調製したグラファイト構造の純度が比較的高く、直接単相の基板を形成できる。このほかに、本発明は工程数の減少、汚染軽減等ができる。
以上に述べた実施例は、あくまでも本発明の特徴及び効果を明らかにするものであって、本発明の実質的な技術内容を限定することはなく、当業者が本発明の精神から逸脱することなく上記実施例を改良と変形できる。よって、本発明の保護範囲は、後記の特許請求の範囲に記載されている通りとする。
11 グラファイト坩堝
12 成長室
13 原料供給源
14 熱源
15 反応炉
S201〜S203 ステップ

Claims (9)

  1. SiC単結晶基板を用意し、シール材で前記SiC単結晶基板を反応用単結晶面、非脱珪面に仕切るステップ(A)と、
    前記SiC単結晶基板をグラファイト坩堝内に設けてから反応炉内に入れて吸引排気工程を行うステップ(B)と、
    不活性ガス雰囲気下で、前記SiC単結晶基板で脱珪反応を行って2H或いは3R相の構造を有するグラファイト材料が得られるステップ(C)と、
    を含むことを特徴とする異相のグラファイト構造の製造方法。
  2. 前記SiC単結晶基板は、厚さ範囲が10μm〜10000μmの炭化珪素ウエハ、炭化珪素インゴット、炭化珪素チップ及び炭化珪素塊とすることを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  3. 前記脱珪反応は、炭素面の前記反応用単結晶面で脱珪反応を行うことで、2H相のグラファイト構造が得られることを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  4. 前記脱珪反応は、珪素面の前記反応用単結晶面で脱珪反応を行うことで、3R相のグラファイト構造が得られることを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  5. 前記シール材は、グラファイト接着剤、グラファイト膜、TaC膜、WC膜、金属炭化物のいずれかから選ばれることを特徴とする請求項に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  6. 前記脱珪反応は、反応温度範囲が1800℃〜2200℃にあり、並びに反応圧力範囲が0.001〜100torrにある工程条件を含むことを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  7. 吸引排気工程は、前記反応炉内を真空手段で吸引し炉内の窒素ガス及び酸素を除去し、また前記反応炉の温度を900〜1400℃まで上昇することを含むことを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  8. 前記SiC単結晶基板の直径範囲は、2〜6インチとすることを特徴とする請求項1に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
  9. 前記3R相のグラファイト構造のグラファイト材料は、ダイヤモンド基板前駆体に運用されることを特徴とする請求項に記載の異相のグラファイト構造の製造方法。
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