JP6293395B1 - 転送装置、転送方法およびマスタ局 - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる転送装置は、第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局(31)であって、第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部(42)と、第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元かつ誤りがある通信フレーム、を第1のネットワークへ転送するか否かの設定情報を保持し、第2のネットワークから受信した通信フレームを第1のネットワークへ転送するか否かを、誤り検出部(42)における判定結果と設定情報とに基づいて決定する転送要否判定部(43)と、を備える。

Description

本発明は、異なるネットワーク同士を接続し、接続しているネットワークから受信した通信フレームを他のネットワークへ転送する転送装置、転送方法およびマスタ局に関する。
従来の転送装置の発明として、特許文献1には、受信した無線通信フレームの通信遅延の有無およびデータ誤りの有無を判定し、通信遅延およびデータ誤りが無い場合、受信した無線通信フレームに格納されているデータを有線ネットワークへ転送し、それ以外の場合は転送を行わないゲートウェイ局の発明が記載されている。
特許文献2には、トランシーバに接続された複数の線路それぞれにおける通信エラーの発生率を求め、通信エラーの発生率が予め設定された条件を満たした線路を切り離す中継装置の発明が記載されている。
特許第5721912号公報 特開2015−2525号公報
FA(Factory Automation)の制御用のネットワークシステムは、無線ネットワークまたは有線ネットワークである複数のネットワークを組み合わせて構築される場合がある。ここで、無線ネットワークは、物理的な伝送媒体を用いる有線ネットワークと比較して、外乱ノイズに対する耐量が弱く、通信フレーム誤りが多い。そのため、特許文献1に示されたような、有線ネットワークと無線ネットワークとを組み合わせてネットワークシステムを構築する場合、注意が必要となる。例えば、複数のネットワークを組み合わせて構築されたFAの制御用のネットワークシステムでは、あるネットワークに接続された機器が送信するデータに誤りがある場合、誤りのあるデータが他のネットワークに接続された機器の動作に影響を及ぼさないよう、誤りのあるデータが他のネットワークへ転送されないようにすることが望まれる。すなわち、ネットワーク間で通信フレームを転送する転送装置は、受信した通信フレームに格納されたデータに誤りがある場合、受信した通信フレームを転送しないようにすることが望まれる。誤りのあるデータが格納された通信フレームが他のネットワークへ転送された場合、データの誤りの内容によっては、他のネットワークに接続された機器の動作が停止してしまい、機器の稼働率が低下する。例えば、制御データの一部に誤りが発生して規定の値とは異なる異常値を示す場合、制御データを受信した機器が動作を停止する、または、意図しない動作を実行する可能性がある。また、機器が動作を停止した場合には、機器を再起動させる作業、機器が動作を停止した原因を究明する作業といったメンテナンス工程が増えてしまう。
一方、FAの制御用のネットワークシステムには様々な種類の機器が接続される。通信フレームに格納されたデータの誤りが他の機器に与える影響が無いか、または影響が小さく、さらに他の機器の動作が停止せずに正常に動作し続けられるケースも考えられる。他の機器に与える影響が小さいデータの誤りについては、ネットワークシステムを監視するといった目的のために、他のネットワークに接続されて監視を行う装置において検知できるようにしたいという要望がある。すなわち、特定の機器が送信する通信フレームについてはデータに誤りが発生した場合でも他のネットワークへ転送するようにしたいという要望がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、受信した通信フレームに誤りがある場合、すなわち、受信した通信フレームに格納されたデータに誤りがある場合に通信フレームを転送するか否かを、通信フレームの送信元の機器ごとに設定可能な転送装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置である。転送装置は、第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部を備える。また、転送装置は、第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元かつ誤りがある通信フレーム、を第1のネットワークへ転送するか否かの設定情報を保持し、第2のネットワークから受信した通信フレームを第1のネットワークへ転送するか否かを、誤り検出部における判定結果と設定情報とに基づいて決定する転送要否判定部を備える。
本発明にかかる転送装置は、受信した通信フレームに誤りがある場合に通信フレームを転送するか否かを、通信フレームの送信元の機器ごとに設定することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成例を示す図 実施の形態1にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図 実施の形態1にかかるネットワークシステムで取り扱う通信フレームの構成例を示す図 実施の形態1にかかるゲートウェイ局の動作例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるゲートウェイ局を実現するハードウェアの構成例を示す図 実施の形態2にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図 実施の形態2にかかるゲートウェイ局の動作例を示すフローチャート 実施の形態3にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図 実施の形態3にかかるゲートウェイ局の動作例を示すフローチャート 実施の形態4にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図 実施の形態4にかかるゲートウェイ局の動作例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる転送装置、転送方法およびマスタ局を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成例を示す図である。ネットワークシステムは、有線ネットワーク1,2と、無線ネットワーク3と、を含んで構成されている。有線ネットワーク1を上位ネットワーク、有線ネットワーク2および無線ネットワーク3を下位ネットワークとする。下位ネットワークのうち、有線ネットワーク2はゲートウェイ局21を介して有線ネットワーク1に接続され、無線ネットワーク3はゲートウェイ局31を介して有線ネットワーク1に接続されている。ゲートウェイ局21は有線ネットワーク1と有線ネットワーク2との間で通信フレームを転送する。ゲートウェイ局31は、有線ネットワーク1と無線ネットワーク3との間で通信フレームを転送する。ゲートウェイ局31が本発明にかかる転送装置に相当する。
有線ネットワーク1にはマスタ局11が接続されている。有線ネットワーク2にはマスタ局11と通信を行うスレーブ局22、23および24が接続され、無線ネットワーク3にはマスタ局11と通信を行うスレーブ局32、33および34が接続されている。スレーブ局32、33および34は、無線ネットワーク3を介してゲートウェイ局31と無線通信を行う無線通信機器である。なお、有線ネットワーク2に接続されているスレーブ局の数および無線ネットワーク3に接続されているスレーブ局の数は一例であり、図1に示したものに限定されない。また、下位ネットワークを構成する有線ネットワークおよび無線ネットワークの数についても図1に示したものに限定されない。
図2は、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31の構成例を示す図である。実施の形態1にかかるゲートウェイ局31は、無線ネットワーク3から通信フレームを受信する無線受信部41と、無線ネットワーク3から受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部42と、無線ネットワーク3から受信した通信フレームを有線ネットワーク1へ転送するか否かを判定する転送要否判定部43と、通信フレームを有線ネットワーク1へ送信する有線送信部44と、を備える。
図3は、実施の形態1にかかるネットワークシステムで取り扱う通信フレーム、すなわち、マスタ局11と各スレーブ局との間で送受信される通信フレームの構成例を示す図である。通信フレームは、通信フレームの宛先の通信装置を示す「送信先」領域および通信フレームの送信元の通信装置を示す「送信元」領域などを含んだヘッダと、データが格納される「データ」領域と、誤り検出用の符号であるCRC(Cyclic Redundancy Check)符号の検査用の値が格納される「CRC」領域とにより構成される。通信フレームで送信するデータの種類を示す情報、および通信フレームが送信された時刻を示すタイムスタンプといった情報をヘッダに含めるようにしてもよい。実施の形態1にかかるネットワークシステムにおいてはマスタ局11および各スレーブ局が通信フレームの送信および受信を行う通信装置に該当する。そのため、通信フレームの「送信先」領域および「送信元」領域には、マスタ局11またはスレーブ局のMAC(Media Access Control)アドレスといった識別情報が格納される。以下の説明においては、CRC符号の検査用の値、すなわち、通信フレームの「CRC」領域に格納されている値をCRCと呼ぶ。
誤り検出部42は、無線受信部41を介して受信した通信フレームに誤りがあるか否か、すなわち、通信フレームに格納されているデータで誤りが発生しているか否かを、通信フレームに格納されているCRCを用いて判定する。誤り検出部42は、通信フレームに誤りがあるか否かを判定した後、判定結果および通信フレームを転送要否判定部43へ出力する。
転送要否判定部43は、誤り検出部42における判定結果と、通信フレームの「送信元」領域に格納されている、通信フレームの送信元のスレーブ局を示す識別情報に基づいて、通信フレームをマスタ局11へ転送するか否かを判定する。転送要否判定部43は、通信フレームに誤りが無い場合および通信フレームに誤りがあったとしても転送を行う通信フレームの場合に、通信フレームを転送することに決定する。通信フレームに誤りがあったとしても転送を行う通信フレームとは、通信フレーム誤り有効局に設定されたスレーブ局から送信された通信フレームである。転送要否判定部43は、通信フレームが、通信フレームに誤りがあったとしても転送を行う通信フレームに該当するか否かを、通信フレームの送信元を示す識別情報から判断する。転送要否判定部43は、通信フレームに誤りがあり、かつ通信フレーム誤り有効局に設定されたスレーブ局が送信元ではない場合、通信フレームを転送しないことに決定する。
転送要否判定部43は、無線ネットワーク3に接続している各スレーブ局が、通信フレーム誤り有効局に設定されているか否か、すなわち、通信フレームに誤りがあったとしても転送を行う通信フレームの送信元に設定されているスレーブ局か否かの設定情報を保持しているものとする。転送要否判定部43は、無線ネットワーク3に接続しているスレーブ局32から34の各々が通信フレーム誤り有効局に設定されているか否かの設定情報を、図2では不図示のコネクタその他の接続機器を介して予め取得しておくものとする。転送要否判定部43は、無線ネットワーク3に接続しているスレーブ局32から34の各々が通信フレーム誤り有効局に設定されているか否かの設定情報を、有線ネットワーク1を介してマスタ局11またはその他の装置から取得するようにしてもよい。
図4は、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31の動作例を示すフローチャートである。図4を参照しながらゲートウェイ局31の動作例を説明する。
ゲートウェイ局31は、まず、通信フレーム誤り有効局および無効局の設定を行う(ステップS11)。具体的には、転送要否判定部43が、無線ネットワーク3に接続されているスレーブ局32から34の各々が通信フレーム誤り有効局に該当するか否かの情報を取得する。そして、転送要否判定部43は、取得した情報に従い、無線ネットワーク3に接続されている各スレーブ局を「通信フレーム誤り有効局」または「通信フレーム誤り無効局」に設定する。「通信フレーム誤り無効局」とは、「通信フレーム誤りが有効なスレーブ局」に該当しないスレーブ局である。すなわち、上記の設定情報は、スレーブ局32から34の各々が通信フレーム誤り有効局と通信フレーム誤り無効局とのいずれに設定されているかを示す情報である。なお、ゲートウェイ局31は、通信フレーム誤り無効局に設定されたスレーブ局から受信した通信フレームに誤りがある場合、受信した通信フレームの転送を行わない。
ゲートウェイ局31は、次に、無線ネットワーク3を介してスレーブ局32、33および34との交信を開始する(ステップS12)。すなわち、ゲートウェイ局31は、スレーブ局32、33および34との間で無線信号を送受信することが可能な状態に遷移する。
ゲートウェイ局31は、スレーブ局32、33および34との交信を開始した後、通信フレームを受信したか否かを確認する(ステップS13)。ゲートウェイ局31は、通信フレームを受信しない場合(ステップS13:No)、通信フレームを受信したか否かの確認を継続する。ゲートウェイ局31は、通信フレームを受信した場合(ステップS13:Yes)、受信した通信フレームに誤りがあるか否かを確認する(ステップS14)。具体的には、誤り検出部42が、受信した通信フレームに格納されているデータに誤りが無いか否かを確認する。受信した通信フレームに誤りが無い場合(ステップS14:No)、ゲートウェイ局31は、受信した通信フレームをマスタ局11に転送し(ステップS16)、履歴を残す(ステップS18)。すなわち、転送要否判定部43は、誤り検出部42で誤りが検出されなかった場合、誤り検出部42から受け取った通信フレームを有線送信部44へ出力し、有線送信部44が、通信フレームを有線ネットワーク1経由でマスタ局11へ送信する。ゲートウェイ局31は、ステップS18では、転送した通信フレームの誤りの有無、転送を実施した時刻および送信元のスレーブ局の識別情報など、転送した通信フレームに関する情報を記憶する。ゲートウェイ局31は、ステップS18を実行後、ステップS13に戻って処理を継続する。
受信した通信フレームに誤りがある場合(ステップS14:Yes)、ゲートウェイ局31は、通信フレームの送信元が通信フレーム誤り有効局か否かを確認する(ステップS15)。すなわち、転送要否判定部43が、誤り検出部42で誤りが検出された通信フレームの送信元のスレーブ局が通信フレーム誤り有効局に設定されているか否かを確認する。通信フレームの送信元が通信フレーム誤り有効局の場合(ステップS15:Yes)、ゲートウェイ局31は、上述したステップS16およびS18を実行してステップS13に戻り、処理を継続する。通信フレームの送信元が通信フレーム誤り有効局ではない場合、すなわち、通信フレームの送信元が通信フレーム誤り無効局の場合(ステップS15:No)、ゲートウェイ局31は、通信フレームをマスタ局11に転送することなく(ステップS17)、ステップS13に戻って処理を継続する。
このように、本実施の形態にかかるゲートウェイ局31は、無線ネットワーク3に接続された各スレーブ局が通信フレーム誤り有効局に該当するか否かの設定情報を保持し、通信フレーム誤り有効局から通信フレームを受信した場合、通信フレームの誤りを検出した場合でもマスタ局11に転送することとした。また、ゲートウェイ局31は、通信フレーム誤り無効局から通信フレームを受信した場合、通信フレームに誤りがあれば、マスタ局11に転送しないこととした。ゲートウェイ局31によれば、スレーブ局ごとに通信フレーム誤りの検出の要否を設定すること、すなわち、通信フレームに誤りが有る場合に転送するか否かを設定することが可能となる。よって、ゲートウェイ局31は、受信した通信フレームに格納されたデータに誤りがある場合でも特定の条件を満たしていれば、具体的には、通信フレーム誤り有効局に設定されたスレーブ局が送信元であれば、他のネットワークである有線ネットワーク1へ転送することができる。なお、本実施の形態では、無線ネットワーク3に接続しているスレーブ局32から34の全てを対象として「通信フレーム誤り有効局」または「通信フレーム誤り無効局」に設定することとしたが、一部のスレーブ局を対象として設定するようにしてもよい。すなわち、「通信フレーム誤り有効局」に設定可能なスレーブ局を一部のスレーブ局に限定してもよい。この場合、ゲートウェイ局31は、設定対象外のスレーブ局すなわち「通信フレーム誤り有効局」に設定することができないスレーブ局が送信元の通信フレームを受信すると、誤りが無ければマスタ局11に転送し、誤りがあればマスタ局11に転送しないように動作する。
次に、本実施の形態にかかるゲートウェイ局31を実現するハードウェアについて説明する。図5は、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31を実現するハードウェアの構成例を示す図である。ゲートウェイ局31は、図5に示したプロセッサ101、メモリ102、送信機103、受信機104およびネットワークインタフェース105で実現することが可能である。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)といった処理回路である。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)といった、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等である。
送信機103は無線ネットワーク3を介してスレーブ局32、33および34へ通信フレームを送信する際に使用される。受信機104は無線ネットワーク3を介してスレーブ局32、33および34から通信フレームを受信する際に使用される。ネットワークインタフェース105は有線ネットワーク1を介してマスタ局11へ通信フレームを送信する際およびマスタ局11から通信フレームを受信する際に使用される電子回路である。
ゲートウェイ局31の無線受信部41は、受信機104により実現することができる。誤り検出部42および転送要否判定部43はプロセッサ101およびメモリ102により実現することができる。具体的には、誤り検出部42および転送要否判定部43として動作するためのプログラムをメモリ102に格納しておき、プロセッサ101が、メモリ102に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、誤り検出部42および転送要否判定部43を実現することができる。有線送信部44は、ネットワークインタフェース105により実現することができる。
ここでは誤り検出部42および転送要否判定部43を汎用のプロセッサ101およびメモリ102で実現する場合について説明したが、専用のハードウェアで誤り検出部42および転送要否判定部43を実現することも可能である。この場合、誤り検出部42および転送要否判定部43は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた処理回路で実現される。
なお、本実施の形態では、ゲートウェイ局31が、スレーブ局32〜34から受信した通信フレームの誤りを検出した場合に、送信元が「通信フレーム誤り有効局」と「通信フレーム誤り無効局」とのどちらに該当するかを判断し、通信フレーム誤り有効局であればマスタ局へ転送することとした。これと同様の動作をマスタ局11が行うようにしてもよい。すなわち、ゲートウェイ局31の誤り検出部42および転送要否判定部43に対応する処理部をマスタ局11が備えるようにしてもよい。ただし、マスタ局11は、転送要否判定部43に対応する処理部として、受信した通信フレームに格納されたデータが使用可能か否かを判定するデータ使用可否判定部を備える。この場合、ゲートウェイ局31はスレーブ局32〜34から受信した全ての通信フレームを、誤り発生の有無に関係なくマスタ局11へ転送する。マスタ局11は、ゲートウェイ局31から受信した通信フレームに誤りがあるか否かを確認し、誤りがある場合、送信元が「通信フレーム誤り有効局」と「通信フレーム誤り無効局」とのどちらに該当するかを判断し、「通信フレーム誤り有効局」の場合、受信した通信フレームに格納されたデータを使用することに決定する。一方、誤りがある通信フレームの送信元が「通信フレーム誤り無効局」の場合、マスタ局11は、受信した通信フレームに格納されたデータを使用しないことに決定する。マスタ局11が通信フレームの誤りの検出と、通信フレームの送信元が「通信フレーム誤り有効局」に設定されているか否かの判定とを行う構成とした場合でも、ゲートウェイ局31が通信フレームの誤りの検出と、通信フレームの送信元が「通信フレーム誤り有効局」に設定されているか否かの判定とを行う場合と同様の効果を奏することが可能である。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図である。実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aは、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31に対して誤り率算出部51、閾値記憶部52および誤り検出結果記憶部53が追加され、誤り検出部42および転送要否判定部43が、誤り検出部42aおよび転送要否判定部43aに置き換えられた構成である。本実施の形態では実施の形態1にかかるゲートウェイ局31と異なる部分について説明を行う。ゲートウェイ局31aは、図1に示したネットワークシステムにおいて、ゲートウェイ局31の代わりに使用される。
誤り検出部42aは、実施の形態1で説明した誤り検出部42と同様に、無線受信部41を介して受信した通信フレームに誤りがあるか否か、すなわち、通信フレームに格納されているデータに誤りがあるか否かを、通信フレームに付加されているCRCを用いて判定する。誤り検出部42aは、判定処理が終了すると、誤り検出結果を誤り検出結果記憶部53へ出力するとともに、通信フレームを誤り率算出部51へ出力する。誤り検出結果は、受信した通信フレームに誤りがあるか否かの情報と、通信フレームの送信元のスレーブ局を示す情報と、通信フレームの受信時刻の情報とを含むものとする。
誤り検出結果記憶部53は、誤り検出部42aから上記の誤り検出結果を取得して記憶する。
誤り率算出部51は、誤り検出部42aから通信フレームが入力された場合に、誤り検出結果記憶部53で記憶されている誤り検出結果を用いて、通信フレームの誤り発生率を算出する。このとき、誤り率算出部51は、誤り検出部42aから入力された通信フレームと送信元が同じ通信フレームの誤り発生率を算出する。具体的には、誤り率算出部51は、スレーブ局32が送信元の通信フレームが誤り検出部42aから入力された場合、スレーブ局32が送信元の通信フレームの誤り発生率を算出する。同様に、誤り率算出部51は、スレーブ局33が送信元の通信フレームが誤り検出部42aから入力された場合、スレーブ局33が送信元の通信フレームの誤り発生率を算出し、スレーブ局34が送信元の通信フレームが誤り検出部42aから入力された場合、スレーブ局34が送信元の通信フレームの誤り発生率を算出する。ゲートウェイ局31が過去の一定時間あたりにスレーブ局N(N=32、33、34)から受信した通信フレームの数をXN、過去の一定時間あたりにスレーブ局Nから受信した通信フレームのうち、誤りが検出された通信フレームの数をEN、スレーブ局Nが送信元の通信フレームの誤り発生率をRNとした場合、誤り率算出部51は、スレーブ局Nが送信元の通信フレームの誤り発生率RNを式(1)に従って算出する。
N=EN/XN …(1)
誤り率算出部51は、通信フレームの誤り発生率の算出が終了すると、算出した誤り発生率および通信フレームを転送要否判定部43aへ出力する。
転送要否判定部43aは、誤り率算出部51で算出された通信フレームの誤り発生率と、閾値記憶部52で記憶されている転送要否判定閾値とに基づいて、通信フレームをマスタ局11へ転送するか否かを判定する。転送要否判定部43aは、通信フレームの誤り発生率が転送要否判定閾値未満の場合は通信フレームを転送することに決定する。転送要否判定部43aは、通信フレームの誤り発生率が転送要否判定閾値以上の場合、通信フレームを転送しないことに決定する。
閾値記憶部52は、転送要否判定部43aが通信フレームの転送を行うか否かの判定を行う際に使用する転送要否判定閾値を記憶する。閾値記憶部52は、転送要否判定閾値を、図6では不図示のコネクタなどを介して予め取得して記憶しているものとする。転送要否判定閾値は通信フレームの送信元のスレーブ局に関係なく同じ値としてもよいし、送信元のスレーブ局ごとに異なる値としてもよい。一例として、スレーブ局32から受信した通信フレームの転送を行うか否かの判定で使用する転送要否判定閾値を0.1、スレーブ局33から受信した通信フレームの転送を行うか否かの判定で使用する転送要否判定閾値を0.05、スレーブ局34から受信した通信フレームの転送を行うか否かの判定で使用する転送要否判定閾値を0.08としてもよい。
図7は、実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aの動作例を示すフローチャートである。図7を参照しながらゲートウェイ局31aの動作例を説明する。
ゲートウェイ局31aは、まず、上述した転送要否判定閾値である誤り発生率の閾値を設定する(ステップS21)。すなわち、ゲートウェイ局31aは、閾値記憶部52で記憶しておく誤り発生率の閾値を外部から取得する。
ゲートウェイ局31aは、次に、無線ネットワーク3を介してスレーブ局32、33および34との交信を開始する(ステップS22)。すなわち、ゲートウェイ局31aは、スレーブ局32、33および34との間で無線信号を送受信することが可能な状態に遷移する。
ゲートウェイ局31aは、スレーブ局32、33および34との交信を開始後、通信フレームを受信したか否かを確認する(ステップS23)。ゲートウェイ局31aは、通信フレームを受信しない場合(ステップS23:No)、通信フレームを受信したか否かの確認を継続する。ゲートウェイ局31aは、通信フレームを受信した場合(ステップS23:Yes)、受信した通信フレームに誤りがあるか否かを確認する(ステップS24)。具体的には、誤り検出部42aが、受信した通信フレームに格納されているデータ誤りがあるか否かを確認する。受信した通信フレームに誤りが無い場合(ステップS24:No)、ゲートウェイ局31aは、誤り検出結果を記憶する(ステップS29)。このステップS29では、誤り検出結果記憶部53が、受信した通信フレームに誤りが無いことを示す情報と、受信した通信フレームの送信元のスレーブ局を示す情報と、通信フレームの受信時刻の情報とを含んだ誤り検出結果を誤り検出部42aから取得して記憶する。ステップS29の処理が終了後、ゲートウェイ局31aは、通信フレームをマスタ局11に転送し(ステップS30)、履歴を残す(ステップS31)。これらのステップS30およびS31の処理は図4に示したステップS16およびS18と同じ処理である。ゲートウェイ局31aは、ステップS31を実行した後、ステップS23に戻って処理を継続する。
受信した通信フレームに誤りがある場合(ステップS24:Yes)、ゲートウェイ局31aは、誤り検出結果を記憶する(ステップS25)。このステップS25では、誤り検出結果記憶部53が、受信した通信フレームに誤りがあることを示す情報と、受信した通信フレームの送信元のスレーブ局を示す情報と、通信フレームの受信時刻の情報とを含んだ誤り検出結果を誤り検出部42aから取得して記憶する。ステップS25の処理が終了後、ゲートウェイ局31aは、通信フレームの誤り発生率を算出する(ステップS26)。このステップS26においてゲートウェイ局31aは、受信した通信フレームの送信元のスレーブ局から過去の一定期間の間に受信した通信フレームの誤り発生率を算出する。誤り率算出部51が、通信フレームの誤り発生率を算出する。具体的には、誤り率算出部51は、誤り検出部42aから入力された通信フレームの送信元がスレーブ局32の場合、スレーブ局32から過去の一定期間の間に受信した通信フレームの誤り発生率を算出する。同様に、誤り率算出部51は、誤り検出部42aから入力された通信フレームの送信元がスレーブ局33の場合、スレーブ局33から過去の一定期間の間に受信した通信フレームの誤り発生率を算出し、誤り検出部42aから入力された通信フレームの送信元がスレーブ局34の場合、スレーブ局34から過去の一定期間の間に受信した通信フレームの誤り発生率を算出する。誤り率算出部51は、上記の式(1)に従って通信フレームの誤り発生率を算出する。
ゲートウェイ局31aは、次に、ステップS26で算出した誤り発生率がステップS21で設定した閾値以上か否かを確認する(ステップS27)。上述したように、ステップS21で設定した閾値は転送要否判定閾値である。このステップS27では、転送要否判定部43aが、誤り発生率が転送要否判定閾値以上か否かを判定する。閾値記憶部52が通信フレームの送信元ごとに異なる転送要否判定閾値を記憶している場合、転送要否判定部43aは、誤り率算出部51から入力された通信フレームの送信元に対応する転送要否判定閾値を閾値記憶部52から読み出して判定処理を行う。ゲートウェイ局31aは、誤り発生率が閾値未満の場合(ステップS27:No)、上述したステップS30およびS31を実行してステップS23に戻り、処理を継続する。ゲートウェイ局31aは、誤り発生率が閾値以上の場合(ステップS27:Yes)、通信フレームをマスタ局11に転送することなく(ステップS28)、ステップS23に戻って処理を継続する。なお、ゲートウェイ局31aは、動作を開始してから一定期間が経過する前にステップS25を実行した場合、ステップS26およびS27を実行しないようにしてもよい。この場合、ゲートウェイ局31aは、ステップS25に続いてステップS30を実行して通信フレームをマスタ局11に転送する。
このように、本実施の形態にかかるゲートウェイ局31aは、無線ネットワーク3に接続された各スレーブ局から通信フレームを受信した場合、通信フレームに誤りがあるか否かを確認し、誤りがない場合は転送を行う。また、ゲートウェイ局31aは、受信した通信フレームに誤りがある場合は誤り発生率を算出し、誤り発生率が転送要否判定閾値未満の場合は転送を行い、誤り発生率が閾値以上の場合には転送を行わない。また、転送要否判定閾値をスレーブ局ごとに設定可能とした。ゲートウェイ局31aによれば、実施の形態1のゲートウェイ局31と同様に、通信フレームの誤りを検出した場合に特定の条件を満たした通信フレーム、具体的には誤り発生率が閾値未満の通信フレームを対象として有線ネットワーク1へ転送することが可能となる。換言すれば、ゲートウェイ局31aは、誤り発生率が一時的に高くなっている場合に、誤りを検出した通信フレームの有線ネットワーク1への転送を行わないようにすることができる。
ゲートウェイ局31aは、実施の形態1のゲートウェイ局31と同様に、図5に示した構成のハードウェアで実現することができる。すなわち、誤り率算出部51は、プロセッサ101が誤り率算出部51として動作するためのプログラムをメモリ102から読み出して実行することにより、実現することができる。閾値記憶部52および誤り検出結果記憶部53はメモリ102により実現することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、転送要否判定閾値を固定値とした場合について説明したが、本実施の形態では、転送要否判定閾値を無線ネットワーク3の状態に応じて変更するゲートウェイ局について説明する。
図8は、実施の形態3にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図である。実施の形態3にかかるゲートウェイ局31bは、実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aに対して閾値決定部54を追加した構成である。本実施の形態では実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aと異なる部分について説明を行う。ゲートウェイ局31bは、図1に示したネットワークシステムにおいて、ゲートウェイ局31の代わりに使用される。
閾値決定部54は、誤り検出結果記憶部53で記憶されている誤り検出結果に基づいて、閾値記憶部52が記憶する転送要否判定閾値を決定する。閾値決定部54は、周期的に通信フレームの誤り発生率を算出し、算出した誤り発生率が過去に算出した誤り発生率の最大値よりも大きい場合、算出した誤り発生率を新たな転送要否判定閾値として閾値記憶部52に設定する。すなわち、閾値決定部54は、算出した誤り発生率が閾値記憶部52で記憶されている転送要否判定閾値よりも大きい場合、閾値記憶部52で記憶されている転送要否判定閾値を、算出した誤り発生率に更新する。
図9は、実施の形態3にかかるゲートウェイ局31bの動作例を示すフローチャートである。図9に示したフローチャートは、実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aの動作を示した図7のフローチャートに対してステップS41からS44を追加したものである。図7のフローチャートと同じステップ番号の処理については説明を省略する。
ゲートウェイ局31bは、スレーブ局32、33および34との交信を開始後、規定時間が経過したか否かを確認し(ステップS41)、規定時間が経過していない場合(ステップS41:No)、ステップS23を実行する。
ゲートウェイ局31bは、規定時間が経過した場合(ステップS41:Yes)、スレーブ局ごとの誤り発生率を算出する(ステップS42)。すなわち、ゲートウェイ局31bは、過去の一定時間あたりにスレーブ局32から34のそれぞれから受信した通信フレームの誤り発生率を算出する。具体的には、ゲートウェイ局31bは、過去の一定時間あたりに受信した、スレーブ局32が送信元の通信フレームの誤り発生率と、過去の一定時間あたりに受信した、スレーブ局33が送信元の通信フレームの誤り発生率と、過去の一定時間あたりに受信した、スレーブ局34が送信元の通信フレームの誤り発生率とを算出する。このステップS41では、閾値決定部54が通信フレームの誤り発生率を算出する。閾値決定部54は、通信フレームを受信するごとに誤り率算出部51が通信フレームの誤り発生率を算出する場合と同様に、上記の式(1)に従って通信フレームの誤り発生率を算出する。閾値決定部54は、検出結果記憶部53で記憶されている誤り検出結果に基づいて、通信フレームの誤り発生率を算出する。閾値決定部54が通信フレームの誤り発生率を算出する場合と誤り率算出部51が通信フレームの誤り発生率を算出する場合とでは、誤り発生率を算出する過去の一定時間の長さを異なる値としてもよい。
ゲートウェイ局31bは、次に、ステップS42で算出した誤り発生率が最大か否か、すなわち、閾値決定部54が過去に算出した誤り発生率の中の最大値よりも大きいか否かを確認し(ステップS43)、算出した誤り発生率が最大ではない場合(ステップS43:No)、ステップS23を実行する。算出した誤り発生率が最大ではない場合とは、ステップS42で算出したスレーブ局ごとの誤り発生率の全てが、過去に算出した誤り発生率の中の最大値よりも小さい場合をいう。具体的には、ステップS42で算出したスレーブ局32が送信元の通信フレームの誤り発生率をEr_32、スレーブ局33が送信元の通信フレームの誤り発生率をEr_33、スレーブ局34が送信元の通信フレームの誤り発生率をEr_34とし、過去に算出したスレーブ局32が送信元の通信フレームの誤り発生率の最大値をErMax_32、スレーブ局33が送信元の通信フレームの誤り発生率の最大値をErMax_33、スレーブ局34が送信元の通信フレームの誤り発生率の最大値をErMax_34とすると、「Er_32≦ErMax_32」かつ「Er_33≦ErMax_33」かつ「Er_34≦ErMax_34」の場合にステップS43での判定が「No」となる。
ゲートウェイ局31bは、算出した誤り発生率が最大の場合(ステップS43:Yes)、閾値の設定を更新する(ステップS44)。すなわち、上記の例において、「Er_32>ErMax_32」、「Er_33>ErMax_33」および「Er_34>ErMax_34」の中の少なくとも一つが成り立つ場合、閾値の設定を更新する。ステップS44では、閾値決定部54が閾値の設定を更新する。ステップS44において、閾値決定部54は、「Er_32>ErMax_32」が成り立つ場合、スレーブ局32が送信元の通信フレームの転送要否判定閾値をステップS42で算出した誤り発生率Er_32に更新する。閾値決定部54は、「Er_33>ErMax_33」が成り立つ場合、スレーブ局33が送信元の通信フレームの転送要否判定閾値をステップS42で算出した誤り発生率Er_33に更新する。閾値決定部54は、「Er_34>ErMax_34」が成り立つ場合、スレーブ局34が送信元の通信フレームの転送要否判定閾値をステップS42で算出した誤り発生率Er_34に更新する。
ゲートウェイ局31bは、ステップS44の処理が終了すると、ステップS23を実行する。
このように、本実施の形態にかかるゲートウェイ局31bは、閾値記憶部52が記憶している転送要否判定閾値の更新が必要か否かを、無線ネットワーク3の状態、すなわち通信フレームの誤り発生率に基づいて、周期的に判断し、更新が必要と判断した場合には更新することとした。これにより、無線ネットワーク3の無線環境が変動した場合でも適切な転送要否判定閾値を使用して転送の要否を判定することが可能となる。また、無線ネットワーク3の無線環境が変動した場合に転送要否判定閾値を作業者が変更する必要が無くなるため、メンテナンス工数を削減できる。
ゲートウェイ局31bは、実施の形態1のゲートウェイ局31と同様に、図5に示した構成のハードウェアで実現することができる。すなわち、閾値決定部54は、プロセッサ101が閾値決定部54として動作するためのプログラムをメモリ102から読み出して実行することにより、実現することができる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4にかかるゲートウェイ局について説明する。本実施の形態にかかるゲートウェイ局が適用されるネットワークシステムの構成は実施の形態1と同様とする。本実施の形態では、無線ネットワーク3に接続されている各スレーブ局の生存確認を行うゲートウェイ局について説明する。生存確認とは、スレーブ局が正常に動作しているか否かを確認する動作である。
図10は、実施の形態4にかかるゲートウェイ局の構成例を示す図である。実施の形態4にかかるゲートウェイ局31cは、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31に対して応答フレーム検出部61、生存判定部62、生存確認結果記憶部63、計時部64、有線受信部65、中継処理部66および無線送信部67を追加した構成である。本実施の形態では実施の形態1にかかるゲートウェイ局31と異なる部分について説明を行う。ゲートウェイ局31cは、図1に示したネットワークシステムにおいて、ゲートウェイ局31の代わりに使用される。
応答フレーム検出部61は、スレーブ局32、33または34から受信した通信フレームが後述する生存確認用の通信フレームに対する応答フレームか否を判別する。
生存判定部62は、スレーブ局32、33および34から受信した通信フレームのうち、生存確認用の通信フレームに対する応答フレームに基づいて、応答フレームの送信元のスレーブ局が正常に動作しているか否かを判定する。
生存確認結果記憶部63は、生存判定部62における判定結果、具体的には、各スレーブ局が正常に動作しているか否かの判定結果を受け取り記憶する。生存確認結果記憶部63が記憶している判定結果は、予め決められたタイミングでゲートウェイ局31cからマスタ局11へ通知されるものとする。例えば、ゲートウェイ局31cは、生存確認結果記憶部63で記憶している、各スレーブ局が正常に動作しているか否かの情報を定周期でマスタ局11へ送信する。
計時部64は、カウンタなどを利用して現在時刻を管理し、現在時刻の情報を生存判定部62および中継処理部66へ出力する。
有線受信部65は、有線ネットワーク1から通信フレームを受信して中継処理部66へ出力する。
中継処理部66は、有線ネットワーク1から受信した通信フレームが有線受信部65から入力されるとこれを無線送信部67へ転送する。このとき、中継処理部66は、転送する通信フレームに対して、スレーブ局の生存確認用の情報および現在時刻の情報を付加し、生存確認用の通信フレームとして転送する。スレーブ局の生存確認用の情報とは、スレーブ局が正常動作中か否かを確認するための情報である。以下、生存確認用の通信フレームを「生存確認用フレーム」と称する。
無線送信部67は、中継処理部66から入力された通信フレームすなわち生存確認用フレームを無線ネットワーク3へ送信する。
本実施の形態において、マスタ局11は、スレーブ局32、33および34に対して、送信するデータがあるか否かの問い合わせを定期的に行い、各スレーブ局は、マスタ局11からの問い合わせに対して応答フレームを返送するものとする。また、各スレーブ局は、マスタ局11へ送信するデータがある場合、データを応答フレームに付加すなわち格納してマスタ局11へ送信するものとする。ゲートウェイ局31cは、実施の形態1で説明したゲートウェイ局31と同様の処理を実行し、スレーブ局から受信した通信フレームをマスタ局11へ転送するか否かを判断する。また、ゲートウェイ局31cは、マスタ局11から各スレーブ局への上記問い合わせ、すなわち送信するデータがあるか否かの問い合わせを行う通信フレームに対して、スレーブ局の生存確認用の情報および現在時刻情報を付加し、生存確認用フレームとしてスレーブ局へ転送する。
図11は、実施の形態4にかかるゲートウェイ局の動作例を示すフローチャートである。
ゲートウェイ局31cがスレーブ局の生存確認を行いながら通信フレームを転送する動作について、図11を参照しながら説明する。ここでは、ゲートウェイ局31cがスレーブ局32の生存確認を行う場合の動作について説明する。ゲートウェイ局31cがスレーブ局33または34の生存確認を行う場合の動作も同様である。
ゲートウェイ局31cは、スレーブ局32との交信を開始後、マスタ局11から通信フレームを受信したか否かを確認する(ステップS51,S52)。ゲートウェイ局31cは、ステップS52において、マスタ局11が定期的に送信する通信フレーム、具体的には、送信するデータがあるか否かを問い合わせる通信フレームを受信したか否かを確認する。なお、マスタ局11が定期的に送信する通信フレームが他にも存在する場合、その通信フレームを受信したか否かを確認するようにしてもよい。
ゲートウェイ局31cは、マスタ局11から通信フレームを受信しない場合(ステップS52:No)、マスタ局11から通信フレームを受信したか否かの確認を継続する。ゲートウェイ局31cは、マスタ局11から通信フレームを受信した場合(ステップS52:Yes)、受信した通信フレームに対して、現在時刻の情報およびスレーブ局の生存確認用の情報を付加し(ステップS53)、生存確認用フレームとしてスレーブ局32へ転送する(ステップS54)。このステップS53においてゲートウェイ局31cが通信フレームに付加する生存確認用の情報は、例えば1ビットの情報とすることができる。すなわち、ゲートウェイ局31cの中継処理部66は、受信した通信フレームの予め決められている領域に対して生存確認用の1ビットの情報を格納する。格納する1ビットの情報としては「0」が考えられる。ゲートウェイ局31cの中継処理部66は、現在時刻の情報についても、受信した通信フレームの予め決められている領域に格納する。生存確認用の情報および現在時刻の情報を格納する領域は、通信フレームのヘッダ内に設けられていてもよいし、ヘッダ以外のデータ格納用領域内に設けられていてもよい。スレーブ局32は、生存確認用の情報が付加された通信フレームを受信した場合、受信した通信フレームに付加されている生存確認用の情報を「1」に書き換え、返送フレームとしてゲートウェイ局31cへ送信する。このとき、スレーブ局32は、マスタ局11へ送信するデータを保持していれば、返送フレームにデータを付加して送信する。なお、スレーブ局32は、受信した通信フレームを返送フレームとして送信する際、ヘッダ内の送信先アドレス、送信元アドレスなどについても書き換える。ただし、スレーブ局32は、ゲートウェイ局31cで付加された現在時刻情報については書き換えずにそのまま残すこととする。
次に、ゲートウェイ局31cは、スレーブ局32から通信フレームを受信したか否かを確認する(ステップS55)。スレーブ局32からの通信フレームの受信がない場合(ステップS55:No)、ゲートウェイ局31cはステップS52に戻って処理を継続する。スレーブ局32から通信フレームを受信した場合(ステップS55:Yes)、ゲートウェイ局31cは、受信した通信フレームが応答フレームか否か、すなわち、上記のステップS54で送信した生存確認用フレームに対する応答として送信された通信フレームか否かを確認する(ステップS56)。受信した通信フレームが応答フレームか否かの確認はゲートウェイ局31cの応答フレーム検出部61が行う。応答フレーム検出部61は、通信フレームの予め決められている領域に生存確認用の情報および現在時刻情報が格納されている場合、応答フレームと判断する。受信した通信フレームが応答フレームの場合(ステップS56:Yes)、ゲートウェイ局31cは、応答待ち時間が経過する前に受信した応答フレームか否かを確認する(ステップS57)。応答待ち時間は、マスタ局11がスレーブ局へ通信フレームを送信してからその応答を待ち続ける時間に基づいて決められた固定値である。この応答待ち時間は、例えば、ゲートウェイ局31cにおける転送処理にかかる処理遅延時間とゲートウェイ局31cからマスタ局11までの伝送遅延時間とを、マスタ局11がスレーブ局へ通信フレームを送信してからその応答を待ち続ける時間から差し引いた時間とする。応答待ち時間が経過する前に受信した応答フレームか否かの判定は、応答フレーム検出部61が、応答フレームに付加されている現在時刻情報すなわち生存確認用フレームを送信した時刻の情報を確認することにより行う。応答フレーム検出部61は、生存確認用フレームを送信してから応答フレームを受信するまでの経過時間が応答待ち時間よりも短い場合、応答待ち時間が経過する前に受信した応答フレームであると判断する。
応答待ち時間が経過する前に受信した応答フレームの場合(ステップS57:Yes)、ゲートウェイ局31cは、マスタ局11への転送処理を実施し(ステップS58)、スレーブ局32が正常動作していると判断する(ステップS59)。ステップS58では、実施の形態1にかかるゲートウェイ局31が行う転送処理と同様の転送処理を実施する。すなわち、ゲートウェイ局31cは、受信した応答フレームに誤りがあるか否かを確認し、誤りが無い場合はマスタ局11へ転送する。誤りがある場合、ゲートウェイ局31cは、スレーブ局32が通信フレーム誤り有効局であれば応答フレームをマスタ局11へ転送し、スレーブ局32が通信フレーム誤り有効局でなければ転送を行わない。ここで、ゲートウェイ局31cは、応答フレームをマスタ局11へ転送する場合、スレーブ局32から受信した応答フレームに付加されている生存確認用の情報および現在時刻情報を削除する。ゲートウェイ局31cの誤り検出部42、転送要否判定部43および有線送信部44がステップS58の転送処理を実行する。ステップS59では、スレーブ局32が正常であることを生存確認結果記憶部63が記憶する。ゲートウェイ局31cは、ステップS59を実行した後、ステップS52に戻って処理を継続する。
応答待ち時間が経過する前に受信した応答フレームではない場合(ステップS57:No)、ゲートウェイ局31cは、応答フレームの転送を実施しないことに決定し(ステップS60)、応答フレームに付加されている生存確認用の情報が正常な値か否かを確認する(ステップS61)。生存確認用の情報が「1」の場合は正常な値となる。生存確認用の情報が正常な値か否かの確認は、ゲートウェイ局31cの生存判定部62が行う。
応答フレームに付加されている生存確認用の情報が正常な値の場合(ステップS61:Yes)、ゲートウェイ局31cは、スレーブ局32が正常に動作していると判断する(ステップS59)。一方、応答フレームに付加されている生存確認用の情報が正常な値ではない場合(ステップS61:No)、ゲートウェイ局31cは、スレーブ局32が異常であると判断する(ステップS62)。ステップS62では、スレーブ局32が異常であることを生存確認結果記憶部63が記憶する。ゲートウェイ局31cは、ステップS62を実行した後、ステップS52に戻って処理を継続する。
また、スレーブ局32から受信した通信フレームが応答フレームではない場合(ステップS56:No)、ゲートウェイ局31cは、マスタ局11への転送処理を実施する(ステップ58)。
このように、本実施の形態にかかるゲートウェイ局31cは、マスタ局11からスレーブ局へ定期的に送信される通信フレームに対して生存確認用の情報を付加してスレーブ局へ転送し、その応答フレームを確認することによりスレーブ局の生存確認を行うこととした。また、ゲートウェイ局31cは、応答待ち時間が経過した後に受信した応答フレームについてはマスタ局11へ転送しないこととした。これにより、ゲートウェイ局31cは、無線ネットワーク3に接続している各スレーブ局の生存確認をより確実に行うことができる。また、ゲートウェイ局31cとマスタ局11との間の有線ネットワークにおける通信帯域の使用量が必要以上に増加するのを防止できる。
ゲートウェイ局31cは、実施の形態1のゲートウェイ局31と同様に、図5に示した構成のハードウェアで実現することができる。すなわち、応答フレーム検出部61、生存判定部62、計時部64および中継処理部66は、プロセッサ101が応答フレーム検出部61、生存判定部62、計時部64および中継処理部66として動作するためのプログラムをメモリ102から読み出して実行することにより、実現することができる。生存確認結果記憶部63は、メモリ102により実現することができる。有線受信部65は、ネットワークインタフェース105により実現することができる。無線送信部67は、送信機103により実現することができる。
なお、本実施の形態では、無線ネットワーク3に接続されている各スレーブ局の生存確認を行う機能を実施の形態1にかかるゲートウェイ局31に持たせるようにした場合の例を説明したが、この機能を実施の形態2にかかるゲートウェイ局31aに持たせることも可能であるし、実施の形態3にかかるゲートウェイ局31bに持たせることも可能である。各スレーブ局の生存確認を行う機能をゲートウェイ局31a,31bに持たせる場合、図11に示したステップS58では、実施の形態2,3で説明した転送処理、具体的には、図7,図9に示したステップS24からS31の処理を実行する。
また、各実施の形態では、データ誤りの発生率が低い有線ネットワークとデータ誤りの発生率が高い無線ネットワークとの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局について説明したがこれに限定するものではない。各実施の形態で説明したゲートウェイ局は、2つの有線ネットワークの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局として使用されてもよいし、2つの無線ネットワークの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局として使用されてもよい。例えば、図1に示したゲートウェイ局21が、各実施の形態で説明したゲートウェイ局31,31a,31b,31cと同様の機能を有し、スレーブ局22,23,24から受信した通信フレームをマスタ局11へ送信するか否かを判断するようにしてもよい。2つの有線ネットワークの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局の場合、図2、図6、図8および図10に記載の無線受信部41を、図10に記載の有線受信部65と同様の機能を有する有線受信部に置き換え、図10に記載の無線送信部67を、図2、図6、図8および図10に記載の有線送信部44と同様の機能を有する有線送信部に置き換えればよい。同様に、2つの無線ネットワークの間で通信フレームを転送するゲートウェイ局の場合、図2、図6、図8および図10に記載の有線送信部44を、図10に記載の無線送信部67と同様の機能を有する無線送信部に置き換え、図10に記載の有線受信部65を、図2、図6、図8および図10に記載の無線受信部41と同様の機能を有する無線受信部に置き換えればよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,2 有線ネットワーク、3 無線ネットワーク、11 マスタ局、21,31,31a,31b,31c ゲートウェイ局、22,23,24,32,33,34 スレーブ局、41 無線受信部、42,42a 誤り検出部、43,43a 転送要否判定部、44 有線送信部、51 誤り率算出部、52 閾値記憶部、53 誤り検出結果記憶部、54 閾値決定部、61 応答フレーム検出部、62 生存判定部、63 生存確認結果記憶部、64 計時部、65 有線受信部、66 中継処理部、67 無線送信部。

Claims (10)

  1. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置であって、
    前記第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部と、
    前記第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元かつ誤りがある通信フレーム、を前記第1のネットワークへ転送するか否かの設定情報を保持し、前記第2のネットワークから受信した通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを、前記誤り検出部における判定結果と前記設定情報とに基づいて決定する転送要否判定部と、
    を備えることを特徴とする転送装置。
  2. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置であって、
    前記第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部と、
    前記誤り検出部で誤りが検出された通信フレームと送信元が同じ通信フレームの誤り発生率を算出する誤り率算出部と、
    前記誤り検出部で誤りが検出された通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを前記誤り発生率に基づいて決定する転送要否判定部と
    を備えることを特徴とする転送装置。
  3. 前記転送要否判定部は、前記誤り検出部で誤りが検出された通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを、前記誤り発生率と閾値との比較結果に基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の転送装置。
  4. 前記第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元の通信フレームの誤り発生率を送信元の通信機器が同じ通信フレームごとに算出し、算出した誤り発生率に基づいて、前記閾値を決定する閾値決定部、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の転送装置。
  5. 前記第1のネットワークに接続されている機器から前記第2のネットワークに接続されている通信機器宛に送信された通信フレームを前記第1のネットワークから受信して生存確認用の情報を付加して前記通信機器へ転送する転送処理部と、
    前記転送処理部が前記通信フレームを転送してから予め決められた応答待ち時間が経過した後に、前記転送処理部が転送した前記通信フレームに対する応答フレームを受信した場合、前記生存確認用の情報により前記通信機器の生存を確認する生存判定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の転送装置。
  6. 前記第1のネットワークを有線ネットワークとし、前記第2のネットワークを無線ネットワークとすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の転送装置。
  7. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置が前記第2のネットワークから受信した通信フレームを前記第1のネットワークへ転送する場合の転送方法であって、
    前記第2のネットワークから通信フレームを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出ステップと、
    前記第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元の通信フレームに誤りがある場合に前記第1のネットワークへ転送するか否かを示す設定情報と、前記誤り検出ステップでの判定結果とに基づいて、前記受信ステップで受信した通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを決定する転送要否判定ステップと、
    を含むことを特徴とする転送方法。
  8. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置であって、
    前記第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部と、
    前記誤り検出部で通信フレームの誤りが検出されても転送を行わない通信フレームの情報として、当該誤りが検出されても転送を行わない通信フレームの送信元の通信機器の情報を保持し、前記第2のネットワークから受信した通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを、前記誤り検出部における判定結果と前記情報とに基づいて決定する転送要否判定部と、
    を備えることを特徴とする転送装置。
  9. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置であって、
    前記第2のネットワークから受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部と、
    前記誤り検出部で通信フレームの誤りが検出されると転送を行う通信フレームの情報として、当該誤りが検出されると転送を行う通信フレームの送信元の通信機器の情報を保持し、前記第2のネットワークから受信した通信フレームを前記第1のネットワークへ転送するか否かを、前記誤り検出部における判定結果と前記情報とに基づいて決定する転送要否判定部と、
    を備えることを特徴とする転送装置。
  10. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で通信フレームを転送する転送装置と前記第1のネットワーク経由で通信するマスタ局であって、
    前記転送装置から受信した通信フレームに誤りがあるか否かを判定する誤り検出部と、
    前記第2のネットワークに接続されている通信機器が送信元かつ誤りがある通信フレーム、に格納されたデータを使用するか否かの設定情報を保持し、前記転送装置から受信した通信フレームに格納されたデータが使用可能か否かを、前記誤り検出部における判定結果と前記設定情報とに基づいて決定するデータ使用可否判定部と、
    を備えることを特徴とするマスタ局。
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