JP6293248B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関し、特に再配線構造を有する半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体パッケージにおいては、動作速度の向上等を図る観点から、半導体チップに対して十分な電源供給を行うことが求められる。例えば特許文献1に開示される技術は、ボンディングパッドと内部配線部分とを連結する再配線を形成するというものである。
特開2009−4721号公報
特許文献1において、再配線はボンディングパッドを覆うように形成される。この場合、ボンディングワイヤとの接続性を考慮して、再配線の最上部層はAuにより構成する必要があった。しかしながら、再配線を構成する材料としてAuを使用する場合、半導体装置の製造コストが増大してしまう。
その他の課題と新規な特徴は、本発明書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、パッド部を有するAl配線層上に、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される再配線層を備える半導体装置において、上記再配線層が上記パッド部上に設けられていない。
前記一実施の形態によれば、製造コストの増大を抑えつつ、十分な電源供給を行うことが可能な半導体装置が提供される。
本実施形態に係る半導体装置を示す断面図である。 本実施形態に係る半導体パッケージを示す断面図である。 図2に示す半導体パッケージを示す平面図である。 図1に示す半導体装置を示す平面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す断面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る半導体装置SE1を示す断面図である。図1は、半導体装置SE1の一部を示す模式図であって、半導体装置SE1の構造は図1に示すものに限られない。
本実施形態に係る半導体装置SE1は、半導体基板SS1と、多層配線層ML1と、Al配線層PM1と、再配線層EG1と、を備えている。多層配線層ML1は、半導体基板SS1上に設けられている。Al配線層PM1は、多層配線層ML1上に設けられ、かつパッド部PD1を有する。再配線層EG1は、Al配線層PM1上に設けられ、かつAl配線層PM1と接続する。また、再配線層EG1は、Al(アルミニウム)よりも電気抵抗率が低い金属材料により構成されている。さらに、再配線層EG1は、パッド部PD1上には形成されていない。なお、本実施形態において、半導体装置SE1は半導体チップである。以下、本実施形態に係る半導体装置SE1の構成について、詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る半導体パッケージSP1を示す断面図である。図3は、図2に示す半導体パッケージSP1を示す平面図である。
本実施形態に係る半導体パッケージSP1は、例えばPBGA(Plastic Ball Grid Array)またはFPBGA(Fine−Pitch Plasitc Ball Grid Array)等である。本実施形態において、半導体パッケージSP1としては、例えば消費電力が5W相当のパッケージ製品が用いられる。
図2に示すように、本実施形態に係る半導体パッケージSP1は、配線基板CB1上に搭載された半導体装置SE1を、封止樹脂ER1により封止することにより形成される。半導体装置SE1は、例えば配線基板CB1上に設けられたマウント材MM1により、配線基板CB1上に固定される。
図2に示すように、本実施形態に係る配線基板CB1は、基板SU1と、基板SU1の両面上に設けられた配線層CI1と、基板SU1および配線層CI1を覆うソルダーレジストSR1と、半田ボールSB1と、を備えている。
配線層CI1は、基板SU1の両面上に設けられている。基板SU1の各面上に設けられた各配線層CI1は、基板SU1に設けられたスルーホールを介して互いに接続されている。また、配線層CI1は、例えば基板SU1上に複数層が積層された構造を有していてもよい。
ソルダーレジストSR1は、配線層CI1を露出させる複数の開口を有している。配線基板CB1のうち半導体装置SE1を搭載する面に設けられた複数の開口は、パッド部PD2を構成する。また、配線基板CB1のうち半導体装置SE1を搭載する面とは反対の面に設けられた複数の開口には、半田ボールSB1が形成される。配線基板CB1は、この半田ボールSB1を介して外部と接続する。
図1に示すように、半導体装置SE1に設けられたパッド部PD1には、ボンディングワイヤBW1が接続される。また、図2および図3に示すように、半導体装置SE1は、ボンディングワイヤBW1を介して配線基板CB1のパッド部PD2と接続する。これにより、半導体装置SE1と配線基板CB1が、互いに接続されることとなる。ボンディングワイヤBW1は、例えばAu(金)またはCu(銅)等により構成されている。
図3に示すように、半導体装置SE1は、複数のパッド部PD1を有する。複数のパッド部PD1は、半導体装置SE1の外縁に沿って配列されている。本実施形態では、矩形である半導体装置SE1の四辺に沿って、複数のパッド部PD1が配置されている。
図1に示すように、半導体装置SE1は、半導体基板SS1を備えている。半導体基板SS1は、例えばシリコン基板である。半導体基板SS1上には、多層配線層ML1が形成されている。多層配線層ML1は、複数の配線層を互いに積層してなる。これら複数の配線層は、配線層間に設けられるビアを介して互いに接続されている。各配線層および各ビアは、例えばCu等により構成される。なお、図1において、多層配線層ML1内部における詳細な構造は、省略されている。
半導体基板SS1上には、例えば素子分離領域EI1により互いに分離されている複数のトランジスタTR1が設けられている。トランジスタTR1は、例えば半導体基板SS1上に設けられたゲート絶縁膜GI1と、ゲート絶縁膜GI1上に設けられたゲート電極GE1と、半導体基板SS1内であってゲート電極GE1の両側に設けられた一対のソース・ドレイン領域SD1と、を含む。各トランジスタTR1のソース・ドレイン領域SD1およびゲート電極GE1は、多層配線層ML1を構成する配線により、互いに電気的に接続されている。また、多層配線層ML1を構成する配線は、パッド部PD1と電気的に接続する。
図1に示すように、多層配線層ML1を構成する複数の配線層のうち最上層に位置する配線層IC1上には、絶縁膜IL3を介してAl配線層PM1が設けられている。Al配線層PM1は、パッド部PD1を有している。また、Al配線層PM1は、例えば主要成分としてAlを含む膜を主な構成膜として含む。
Al配線層PM1は、例えば絶縁膜IL3に形成された開口に設けられるビアPV1(図6参照)を介して配線層IC1と接続している。また、Al配線層PM1は、配線層IC1上に設けられた絶縁膜IL3上に設けられている。絶縁膜IL3は、例えばSiO、またはSiCN等の絶縁材料からなる。
Al配線層PM1のシート抵抗は、例えば10mΩ/□以上40mΩ/□以下である。
図4は、図1に示す半導体装置SE1を示す平面図である。なお、図4は、再配線層EG1およびAl配線層PM1の配線構造、ならびにパッド部PD1とAl配線層PM1との位置関係を示すための模式図である。
図4に示すように、例えばパッド部PD1は、複数設けられている。複数のパッド部PD1は、Al配線層PM1を構成する他の部分が形成される領域の外周に位置しており、当該領域を囲むように配置される。これにより、複数のパッド部PD1は、半導体装置SE1の外縁に沿って配置されることとなる。また、図4に示すように、複数のパッド部PD1は、例えば半導体装置SE1の外縁に沿って、2列または3列等、複数列を構成するよう配列されていてもよい。
また、複数のパッド部PD1は、平面視で再配線層EG1を構成する配線が形成されている領域(以下、再配線層EG1形成領域とも呼ぶ)の外側に位置しており、この領域を囲むように配置される。
後述するように、Al配線層PM1は、例えば第2方向(図4中の左右方向)に延在する複数の配線により構成されるストライプ状部を有するにように設けられる。また、再配線層EG1は、例えば第2方向と交差する第1方向(図4の上下方向)に延在する複数の配線により構成されるストライプ状部を有するにように設けられる。Al配線層PM1のストライプ状部と、再配線層EG1のストライプ状部とは、平面視で、メッシュ状のレイアウトを構成するように配置される。また、Al配線層PM1のストライプ状部と、再配線層EG1のストライプ状部とは、その重なる部分で互いに電気的に接続される。
再配線層EG1形成領域を覆うように設けられる絶縁層IL2は、平面視で、再配線層EG1形成領域と、パッド部PD1が形成される領域との間の領域に、絶縁層IL2の端部が位置するように構成される。
図1に示すように、半導体装置SE1は、パッド部PD1に接続されるボンディングワイヤBW1を介して配線基板CB1と接続する。パッド部PD1上には、Auからなる金属層等、他の金属層が設けられていない。このため、ボンディングワイヤBW1は、Alにより構成されるパッド部PD1の表面に直接接触し、パッド部PD1に接続されることとなる。これにより、ボンディングワイヤBW1とパッド部PD1との接続性を良好なものとすることができる。
なお、本実施形態では、図1に示すように、パッド部PD1は、例えば絶縁膜IL3に形成された開口内に埋め込まれている。これにより、パッド部PD1は、下層に位置する配線層IC1の一部と接触することとなる。
図1に示すように、Al配線層PM1上には、例えばパッシベーション膜として絶縁膜からなるカバー膜CF1が設けられている。カバー膜CF1は、例えばSiON、またはSiOにより構成される。また、図1に示すように、カバー膜CF1上には、絶縁層IL1が形成されている。絶縁層IL1は、例えばポリイミド等により構成される。
絶縁層IL1およびカバー膜CF1は、Al配線層PM1および絶縁膜IL3を覆うよう、半導体装置SE1の全面上に形成される。このため、絶縁層IL1およびカバー膜CF1は、パッド部PD1と半導体装置SE1の外周端との間に位置する領域上、すなわちパッド部PD1とスクライブラインとの間に位置する領域上にも形成されることとなる。
カバー膜CF1および絶縁層IL1のうち、パッド部PD1上に位置する部分には開口が形成されている。すなわち、Al配線層PM1のうち、パッド部PD1の当該開口から露出した部分により、パッド部PD1とボンディングワイヤBW1とが接続するワイヤボンディング接続領域が構成されることとなる。
図1に示すように、Al配線層PM1上には、絶縁膜IL1およびカバー膜CF1を介してAl配線層PM1と接続する再配線層EG1が設けられている。再配線層EG1は、絶縁層IL1上に設けられており、絶縁層IL1およびカバー膜CF1を貫通するビアEV1により、Al配線層PM1と接続する。再配線層EG1は、絶縁層IL1およびカバー膜CF1に形成された開口に設けられるビアEV1を介してAl配線層PM1と電気的に接続される。パッド部PD1と一体に構成されたAl配線層PM1は、平面視で再配線層EG1を構成する配線が形成されている領域側に引き出され、ビアEV1を介して再配線層EG1に電気的に接続される。なお、例えば、信号を伝達するボンディングワイヤBW1が電気的に接続するパッド部PD1は、再配線層EG1を介さずに、配線層IC1を介して多層配線層ML1に電気的に接続される。
再配線層EG1は、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される。本実施形態において、再配線層EG1は、例えばCu(銅)等により構成される。再配線層EG1は、主要成分としてCuを含む膜を主な構成膜として含む。再配線層EG1を構成する配線の配線幅は、例えば50μm以上100μm以下である。また、再配線層EG1を構成する配線の膜厚は、例えば3μm以上7μm以下である。
再配線層EG1のシート抵抗は、例えば2mΩ/□以上5mΩ/□以下である。また、再配線層EG1の電気抵抗率は、Al配線層PM1の電気抵抗率の1/4以下である。再配線層EG1の電気抵抗率は、再配線層EG1の材料等により適宜選択することができる。
本実施形態では、外部からボンディングワイヤBW1を介してパッド部PD1に供給された電源は、Al配線層PM1と再配線層EG1との接続部JN1(図5参照)を構成する複数のビアEV1を介して再配線層EG1へ供給される。供給された電源は、再配線層EG1を介して半導体装置SE1の内部に設けられた内部配線へ供給されることとなる。Al配線層PM1と、再配線層EG1とは、平面視で、メッシュ状のレイアウトを構成するように配置され、その重なる部分において互いに電気的に接続される。ここで、再配線層EG1の電気抵抗率は、Al配線層PM1の電気抵抗率よりも低い。このため、再配線層EG1を介して内部配線へ電源供給を行うことで、Al配線層PM1を介して内部配線へ電源を供給するよりもIR−Dropによる電流損失を抑制することができる。従って、半導体装置SE1への十分な電源供給が可能となる。
また、本実施形態では、電源供給用のボンディングパッドを増やすことなく、上述のように半導体装置SE1へ供給される電源電圧が低下してしまうことを抑制することが可能となる。このため、半導体装置SE1の小型化を図りつつ、動作速度を向上させることができる。
図1に示すように、再配線層EG1は、パッド部PD1上には形成されていない。このため、パッド部PD1は、再配線層EG1により覆われずに露出することとなる。
本実施形態において、パッド部PD1は、Al配線層PM1により構成されており、Alからなる。パッド部PD1がAlにより構成されているため、パッド部PD1とボンディングワイヤとの接続性は良好となる。このため、再配線層EG1を形成する場合においても、再配線層EG1をAuにより構成することなく、ボンディングワイヤとの接続性を確保することができる。従って、半導体装置SE1の製造において、コストの低減を図ることが可能となる。
図1に示すように、再配線層EG1下には、例えばバリアメタルVF1が設けられている。再配線層EG1は、例えば絶縁層IL1上に設けられたバリアメタルVF1上に配線をめっきすることで形成される。この際、バリアメタルVF1は、例えば電極として機能する。
バリアメタルVF1は、例えばCu、Ti(チタン)の積層膜等により構成される。バリアメタルVF1がCu、Tiの積層膜である場合、例えば膜厚はそれぞれCu=300nm、Ti=100nmである。また、バリアメタルVF1は、例えばRF=250Åの条件下でスパッタリングを行うことにより形成される。
図5〜7は、図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。
図5は、Al配線層PM1、ビアEV1および再配線層EG1の構造を模式的に示している。図5において、再配線層EG1は、破線により示されている。破線により示された再配線層EG1は、Al配線層PM1上に設けられたビアEV1を介してAl配線層PM1と接続する。
図5に示すように、再配線層EG1を構成する一の配線は、Al配線層PM1を構成する複数の配線に接続している。これにより、電気抵抗率が低い再配線層EG1を介して、Al配線層PM1のうち半導体装置SE1の内部に位置する複数の配線に電源が供給される。従って、IR−Dropによる電流損失を抑え、内部配線への十分な電源供給が可能となる。
図5に示すように、Al配線層PM1は、第1方向(図5中の左右方向)に延伸する複数の配線(以下、第1配線とも呼ぶ)を有している。複数の第1配線は、半導体基板SS1平面において第1方向と垂直な方向である第2方向(図5中の上下方向)に、互いに離間するよう配列されている。
Al配線層PM1は、例えば電源と接続する第1配線PM1vと、グランドに接続する第1配線PM1gが、第2方向において交互に配列されてなる。電源と接続する複数の第1配線PM1vは、例えば平面視で第1配線PM1vが形成されている領域の外周に設けられる他の配線により、互いに接続されている。また、グランドと接続する複数の第1配線PM1gは、例えば平面視で第1配線PM1gが形成されている領域の外周に設けられる他の配線により、互いに接続されている。
図5に示すように、再配線層EG1は、上記第2方向に延伸し、かつそれぞれが平面視で複数の第1配線と直交する複数の配線(以下、第2配線とも呼ぶ)を有している。複数の第2配線は、第1方向に、互いに離間するように配列されている。
再配線層EG1は、例えば電源と接続する第2配線EG1vと、グランドと接続する第2配線EG1gが、第1方向において交互に配列されてなる。電源と接続する複数の第2配線EG1vは、例えば平面視で第2配線EG1vが形成されている領域の外周に設けられる他の配線により、互いに接続されている。また、グランドと接続する複数の第2配線EG1gは、例えば平面視で第2配線EG1gが形成されている領域の外周に設けられる他の配線により、互いに接続されている。
図5に示すように、一の第2配線は、複数の第1配線のうち一つおきに選択された第1配線と接続している。一方で、上記一の第2配線と隣接する他の第2配線は、複数の第1配線のうち上記一の第2配線が接続しない第1配線と接続する。
また、上述のように、電源と接続する第2配線EG1vとグランドと接続する第2配線EG1gは、第1方向において互いに交互に配列されている。さらに、電源と接続する第1配線PM1vとグランドに接続する第1配線PM1gは、第2方向において互いに交互に配列されている。
このため、電源と接続する第2配線EG1vは、電源と接続する複数の第1配線PM1vと接続することとなる。また、グランドと接続する第2配線EG1gは、グランドと接続する複数の第1配線PM1gと接続することとなる。
図5に示すように、Al配線層PM1を構成する第1配線と再配線層EG1を構成する第2配線は、接続部JN1を介して互いに接続されている。すなわち、再配線層EG1とAl配線層PM1は、複数の接続部JN1を介して互いに接続されることとなる。
本実施形態において、電源と接続する第2配線EG1vは、電源と接続する複数の第1配線PM1vと接続する。また、グランドと接続する第2配線EG1gは、グランドと接続する複数の第1配線PM1gと接続する。このため、複数の接続部JN1は、平面視で千鳥状に配列されることとなる。
接続部JN1は、ビアEV1により構成される。図5に示すように、接続部JN1は、複数のビアEV1により構成されることができる。これにより、再配線層EG1とAl配線層PM1との間の電気抵抗を低減することが可能となる。
ビアEV1は、例えば再配線層EG1と同一工程により形成することができる。このため、ビアEV1は、例えば再配線層EG1と同様にCu等により構成される。
図6は、配線層IC1、ビアPV1およびAl配線層PM1の構造を模式的に示している。図6において、Al配線層PM1は、破線により示されている。破線により示されたAl配線層PM1は、配線層IC1上に設けられたビアPV1を介して配線層IC1と接続する。
図6に示すように、配線層IC1は、第1方向(図6中の上下方向)に延伸する複数の配線(以下、第3配線とも呼ぶ)を有している。複数の第3配線は、第2方向(図6中左右方向)に、互いに離間するように配列されている。
図6に示すように、複数の第3配線は、例えば互いに近接する二つの第3配線を一組として、複数組が第2方向に離間するように配列されている。このとき、互いに近接する上記二つの第3配線は、いずれか一方が電源に接続し、他方がグランドに接続する。また、隣接する二組において、他方の一組に近い側に位置するそれぞれの第3配線は、いずれか一方が電源に接続し、他方がグランドに接続する。
図6に示すように、配線層IC1とAl配線層PM1との間には、これらを接続する複数の接続部JN2が設けられている。
本実施形態において、接続部JN2は、電源に接続する第3配線IC1vと、電源に接続する第1配線PM1vと、を接続する。また、接続部JN2は、グランドに接続する第3配線IC1gと、グランドに接続する第1配線PM1gと、を接続する。
接続部JN2は、ビアPV1により構成される。図6に示すように、接続部JN2は、複数のビアPV1により構成されることができる。これにより、Al配線層PM1と配線層IC1との間における電気抵抗を低減することが可能となる。
ビアPV1は、例えばAl配線層PM1と同一工程により形成することができる。このため、ビアPV1は、例えばAl配線層PM1と同様にAlにより構成される。
図7は、Al配線層PM1、ビアPV1およびビアEV1の構造を模式的に示している。図8は、図1に示す半導体装置SE1を構成する配線構造を示す断面図である。
図7および図8に示すように、ビアEV1は、例えば平面視でビアPV1とは重ならない位置に配置されている。ビアEV1は、例えば平面視で一定の距離以上、ビアPV1から離間するように設けられる。
ビアPV1上にビアEV1を形成する際、Alにより構成されるビアPV1のカバレッジの悪さに起因して、ビアEV1をめっきにより形成する際の電極となる導電膜がビアPV1上に十分に成膜されない場合がある。この場合、ビアEV1の形成が困難となり、半導体装置SE1の製造における歩留まりが低下するおそれがある。
本実施形態によれば、ビアEV1は平面視でビアPV1とは重ならない位置に配置される。このため、ビアEV1の形成を容易として、半導体装置SE1の製造における歩留まりを向上させることができる。なお、ビアEV1をめっきにより形成する際の電極となる導電膜は、例えばスパッタリングにより形成されるCu/Ti膜である。
図8に示すように、本実施形態における多層配線層ML1は、例えば配線層IC7、配線層IC6、配線層IC5、配線層IC4、配線層IC3、配線層IC2、配線層IC1を順に積層した積層構造を有する。この場合において、配線層IC7と配線層IC6はビアVI6により、配線層IC5と配線層IC6はビアVI5により、配線層IC4と配線層IC5はビアVI4により、配線層IC3と配線層IC4はビアVI3により、配線層IC2と配線層IC3はビアVI2により、配線層IC1と配線層IC2はビアVI1により、それぞれ互いに接続される。ビアPV1、ビアVI1、ビアVI2、ビアVI3、ビアVI4、ビアVI5、ビアVI6は、平面視で互いに重なりあっていてもよい。
なお、図8に示すように、上層に位置する配線層IC1および配線層IC2は、例えばその下層に位置する配線層よりも配線幅が大きくなるように形成される。また、上層に位置するビアVI1およびビアVI2は、例えばその下層に位置するビアよりも径が大きくなるように形成される。各配線層IC1〜IC7と、各ビアVI1〜VI6は、例えば層間絶縁膜中に、シングルダマシン法、あるいはデュアルダマシン法、またはこれらの両方を組み合わせて積形成される。
図9は、図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図である。図9は、Al配線層PM1、ビアEV1および再配線層EG1の構造を模式的に示している。また、図9は、半導体装置SE1を構成する配線構造のうち、外周部の構造を示す平面図である。
図9に示すように、再配線層EG1は、例えば枠状に設けられ、かつ再配線層EG1を構成する他の部分を囲む外周配線CE1を有する。本実施形態において、外周配線CE1は、例えば矩形の枠状となるように連続的に設けられる。
外周配線CE1は、再配線層EG1を構成する第2配線と接続している。本実施形態において、外周配線CE1は、電源に接続する複数の第2配線、またはグランドに接続する複数の第2配線のいずれかと接続する。
図9に示すように、Al配線層PM1は、Al配線層PM1を構成する他の部分を囲む外周配線CP1を有する。外周配線CP1は、例えば外周配線CE1と同様に枠状に設けられる。本実施形態において、外周配線CP1は、例えば矩形の枠状となるよう連続的に設けられる。
外周配線CP1は、Al配線層PM1を構成する第1配線と接続している。本実施形態においては、外周配線CP1は、電源に接続する複数の第1配線、またはグランドに接続する複数の第1配線のいずれかと接続する。本実施形態において、外周配線CP1は、外周配線CE1が接続する第2配線が電源に接続する場合、電源に接続する第1配線と接続する。また、外周配線CP1は、外周配線CE1が接続する第2配線グランドに接続する場合、グランドに接続する第1配線と接続する。
図9に示すように、外周配線CP1上には、複数のビアPV1が設けられている。外周配線CP1上に設けられた複数のビアPV1は、外周配線CP1と外周配線CE1を接続する。本実施形態において、外周配線CP1上には、設計上可能な限り多くのビアPV1が設けられることが好ましい。これにより、外周配線CP1と外周配線CE1との間の電気抵抗を低減することができる。
図15は、図1に示す半導体装置を構成する配線構造を示す平面図であり、図9とは異なる例を示している。図15は、Al配線層PM1、ビアEV1および再配線層EG1の構造を模式的に示している。また、図15は、半導体装置SE1を構成する配線構造のうち、外周部の構造を示す平面図である。
図15に示すように、本実施形態では、外周配線CP1および外周配線CE1は設けられなくともよい。
図1に示すように、再配線層EG1上には絶縁層IL2が設けられている。絶縁層IL2は、再配線層EG1を覆うように設けられる。また、絶縁層IL2は、パッド部PD1上には設けられない。このため、パッド部PD1は、絶縁層IL2により覆われず、露出することとなる。図4に示すように、絶縁膜IL2は、平面視で、再配線層EG1形成領域と、パッド部PD1が形成される領域との間の領域に、絶縁膜IL2の端部が位置するように構成される。絶縁層IL2は、例えばポリイミド等により構成される。
本実施形態において、絶縁層IL2は、パッド部PD1よりも外側には設けられていない。すなわち、絶縁層IL2は、例えばパッド部PD1よりも内側の領域(以下、内部領域とも呼ぶ)のみに設けられ、パッド部PD1と半導体装置SE1の外周端との間に位置する領域(以下、外周領域とも呼ぶ)上には設けられない。この場合、絶縁層IL2が設けられない当該外周領域の高さは、絶縁層IL2が設けられる上記内部領域の高さよりも、低くなる。これにより、ボンディングワイヤBW1をパッド部PD1へボンディングする際に、ボンディングに使用するキャピラリが絶縁層に衝突してしまうことを抑制することが可能となる。従って、半導体装置SE1の製造安定性を向上させることができる。
また、ボンディングワイヤBW1をパッド部PD1へワイヤボンディングする際に、ボンディングワイヤBW1の高さを低くすることができる。このため、再配線層EG1上に位置する封止樹脂ER1の膜厚を薄くして、半導体パッケージSP1の厚さを薄くすることができる。
なお、パッド部PD1は、再配線層EG1を構成する配線が形成されている領域の外側に位置している。このため、絶縁層IL2が上記外周領域に設けられずとも、絶縁層IL2によって再配線層EG1を覆うことができる。従って、絶縁層IL2の機能を保持しつつ、上述のように半導体装置SE1の製造安定性を向上させることが可能となる。
図1に示すように、絶縁層IL2の外周端は、例えば平面視でパッド部PD1と離間するよう、パッド部PD1よりも内側に位置している。パッド部PD1は、絶縁層IL1に設けられた開口から露出するAl配線層PM1により構成される。絶縁層IL2の外周端をパッド部PD1から離間させることで、絶縁層IL2を形成する際に、パッド部PD1を構成する開口内に絶縁層IL2が入り込み、当該開口が絶縁層IL2により覆われてしまうことを抑制できる。また、絶縁膜IL2の外周端は、絶縁膜IL1上に位置する。
図10〜14は、図1に示す半導体装置SE1の製造方法を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置SE1の製造方法は、多層配線層ML1上に、パッド部PD1を有するAl配線層PM1を形成する工程と、Al配線層PM1上に、パッド部PD1を覆い、かつAl配線層PM1のうちパッド部PD1と離間した部分を露出させる開口RO3を有するレジスト膜RF2を形成する工程と、レジスト膜RF2の開口RO3内に、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される再配線層EG1を形成する工程と、レジスト膜RF2を除去する工程と、を備える。
以下、本実施形態に係る半導体装置SE1の製造方法について、詳細に説明する。
まず、図10(a)に示すように、配線層IC1上に絶縁膜IL3を形成する。次いで、絶縁膜IL3に開口を形成する。当該開口は、パッド部PD1を埋め込むための開口、およびビアPV1を埋め込むための開口を含む。次いで、絶縁膜IL3上、および絶縁膜IL3に形成された開口内に、Al層を形成する。次いで、Al層をエッチング等によりパターニングし、Al配線層PM1を形成する。次いで、Al配線層PM1を覆うように、Al配線層PM1上および絶縁膜IL3上にカバー膜CF1を形成する。このようにして、多層配線層ML1上にパッド部PD1を有するAl配線層PM1が形成される。
次に、図10(b)に示すように、カバー膜CF1上にレジスト膜RF1を形成する。次いで、レジスト膜RF1を露光および現像して、所望の形状にパターニングする。このとき、レジスト膜RF1には、パッド部PD1を露出させる複数の開口CO1を形成するための開口RO1と、ビアEV1を埋め込むための複数の開口CO2を形成するための開口RO2が設けられる。次いで、レジスト膜RF1をマスクとしたドライエッチング等により、カバー膜CF1を選択的に除去する。これにより、カバー膜CF1に、パッド部PD1を露出させる複数の開口CO1、およびビアEV1を埋め込むための複数の開口CO2が形成される。
次に、図11(a)に示すように、レジスト膜RF1を除去する。
次に、図11(b)に示すように、カバー膜CF1上に絶縁層IL1を形成する。絶縁層IL1は、例えばネガ型ポリイミドにより構成される。この場合、残存させる部分を露光した後、現像することにより、絶縁層IL1をパターニングすることができる。絶縁層IL1をパターニングすることで、パッド部PD1を露出させるための開口IO1、およびビアEV1を埋め込むための開口IO2が形成される。
次に、図12(a)に示すように、絶縁層IL1上、および絶縁層IL1に形成された開口IO1内および開口IO2内に、バリアメタルVF1を形成する。バリアメタルVF1は、例えばスパッタリングにより形成される。また、バリアメタルVF1は、例えばCu、Tiを順に積層してなる。
次に、図12(b)に示すように、バリアメタルVF1上にレジスト膜RF2を形成する。次いで、レジスト膜RF2を露光、現像することによりパターニングする。これにより、レジスト膜RF2に、Al配線層PM1を形成するための開口RO3を形成する。このようにして、Al配線層PM1上に、パッド部PD1を覆い、かつAl配線層PM1のうちパッド部PD1と離間した部分を露出させる開口RO3を有するレジスト膜RF2が形成される。
次に、図13(a)に示すように、開口RO3内に再配線層EG1を形成する。再配線層EG1は、例えばめっき法により開口RO3内にCu等のAlよりも電気抵抗率が低い材料からなる導電膜を埋め込むことで形成される。当該めっき法は、例えばバリアメタルVF1を電極として行われる。これにより、レジスト膜RF2の開口RO3内に、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される再配線層EG1が形成されることとなる。
次に、図13(b)に示すように、レジスト膜RF2を除去する。
次に、図14(a)に示すように、バリアメタルVF1のうち再配線層EG1により覆われていない部分を選択的に除去する。バリアメタルVF1の除去は、例えば再配線層EG1をマスクとしたウェットエッチングにより行われる。バリアメタルVF1がCuとTiの積層膜からなる場合、Cu層の除去にはSPM(Sulfuric acid Hydrogen Peroxide Mixture)が、Ti層の除去にはAPM(Ammonia−hydrogen Peroxide Mixture)が用いられる。また、Ti層を、APMを用いたウェットエッチングにより除去した後、Cuの酸化物を除去するためにSPMを用いたウェットエッチングを行ってもよい。
次に、図14(b)に示すように、再配線層EG1を覆うよう、絶縁層IL1上および再配線層EG1上に絶縁層IL2を形成する。絶縁層IL2は、例えばネガ型ポリイミドにより構成される。この場合、残存させる部分を露光した後、現像することにより、絶縁層IL2をパターニングすることができる。絶縁層IL1をパターニングすることで、パッド部PD1よりも内側に位置する絶縁層IL2を残存させ、パッド部PD1を露出させることができる。
このようにして、図1に示す半導体装置SE1が得られる。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態によれば、パッド部PD1を有するAl配線層PM1上に、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される再配線層EG1を備える半導体装置SE1において、再配線層EG1がパッド部PD1上に設けられていない。このため、再配線を構成する材料としてAuを使用せずとも、パッド部PD1とボンディングワイヤBW1との接続性を確保することができる。従って、製造コストの増大を抑えつつ、十分な電源供給を行うことが可能な半導体装置を提供することができる。
また、本実施形態によれば、半導体装置SE1と配線基板CB1とをボンディングワイヤBW1により接続するボンディング製品において、半導体装置SE1への電源供給を十分なものとすることができる。ボンディング製品は、フリップチップ製品と比較して安価に製造することが可能である。本実施形態によれば、このような観点からも、製造コストの増大を抑えつつ、十分な電源供給を行うことが可能な半導体装置を提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、上述のように供給される電源の強化が可能となる。すなわち、半導体パッケージSP1が消費電力の小さいパッケージ製品であれば、本実施形態に係る半導体装置SE1を用いることで、ボンディングパッドの数を減らすことができる。従って、半導体装置の小型化を図ることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
EG1、EG1g、EG1v 再配線層
PM1、PM1g、PM1v Al配線層
CE1 外周配線
PD1、PD2 パッド部
IC1、IC1g、IC1v、IC2、IC3、IC4、IC5、IC6、IC7、CI1 配線層
EV1、PV1、VI1、VI2、VI3、VI4,VI5、VI6 ビア
JN1 接続部
VF1 バリアメタル膜
IL1、IL2、IL3 絶縁層
CF1 カバー膜
ML1 多層配線層
SS1 半導体基板
EI1 素子分離領域
GE1 ゲート電極
GI1 ゲート絶縁膜
SD1 ソース・ドレイン領域
TR1 トランジスタ
BW1 ボンディングワイヤ
RF1、RF2 レジスト膜
IO1、IO2、RO1、RO2、CO1、CO2 開口
SU1 基板
MM1 マウント材
SR1 ソルダーレジスト
SB1 半田ボール
ER1 封止樹脂
SE1 半導体装置
CB1 配線基板
SP1 半導体パッケージ

Claims (19)

  1. 半導体基板と
    前記半導体基板上に形成された多層配線層と、
    前記多層配線層上に形成され、前記多層配線層と接続するAl配線層と、
    前記Al配線層と同層で形成されたパッド部と
    前記Al配線層を覆うように、かつ前記パッド部を開口するように形成された第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上に形成され、かつ前記Al配線層と接続する再配線層と、
    を備え、
    前記再配線層は、前記パッド部上には形成されておらず、かつAlよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成され、
    前記パッド部は、前記再配線層を介して前記多層配線層と電気的に接続される半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記再配線層は、Cuにより構成される半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記再配線層を構成する配線の配線幅は、50μm以上100μm以下である半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記パッド部上には、Auからなる金属層が形成されていない半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記再配線層を覆うように形成された第2絶縁層をさらに備え、
    前記パッド部は、平面視で前記再配線層を構成する配線が形成されている領域の外側を囲うように複数形成され、
    前記第2絶縁層は、前記複数のパッド部が形成される領域よりも外側には設けられていない、半導体装置。
  6. 請求項に記載の半導体装置において、
    前記複数のパッド部が形成される領域よりも外側の領域の最上層は、前記第1絶縁層である半導体装置。
  7. 請求項に記載の半導体装置において、
    前記第2絶縁層の外周端は、平面視で前記複数のパッド部が形成される領域と離間している半導体装置。
  8. 請求項に記載の半導体装置において、
    前記第2絶縁層は、平面視で前記再配線層を構成する配線が形成されている領域と、前記複数のパッド部が形成される領域との間に前記第2絶縁層の端部が位置するように形成される、半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記再配線層を構成する一の配線は、前記Al配線層を構成する複数の配線に接続している半導体装置。
  10. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記Al配線層は、第1方向に延伸する複数の第1配線を含み、
    前記再配線層は、前記第1方向と垂直な第2方向に延伸し、かつそれぞれが平面視で前記複数の第1配線と直交する複数の第2配線を含む半導体装置。
  11. 請求項10に記載の半導体装置において、
    一の前記第2配線は、前記複数の第1配線のうち一つおきに選択された前記第1配線と接続しており、
    前記一の第2配線と隣接する他の前記第2配線は、前記複数の第1配線のうち前記一の第2配線が接続しない前記第1配線と接続する半導体装置。
  12. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記再配線層は、電源と接続する前記第2配線と、グランドと接続する前記第2配線が、前記第1方向において交互に配列されてなる半導体装置。
  13. 請求項10に記載の半導体装置において、
    前記Al配線層と前記再配線層は、複数の接続部を介して互いに接続しており、
    前記複数の接続部は、千鳥状に配列されている半導体装置。
  14. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記Al配線層と、前記Al配線層下に位置する配線層と、を接続する第1ビアと、
    平面視で前記第1ビアとは重ならない位置に設けられ、かつ前記再配線層と前記Al配線層とを接続する第2ビアと、
    を備える半導体装置。
  15. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記パッド部は、平面視で再配線層を構成する配線が形成されている領域側に引き出される引き出し部を有し、
    前記引き出し部と前記再配線層が接続される半導体装置。
  16. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記再配線層は、枠状に設けられ、かつ前記再配線層を構成する他の部分を囲む外周配線を有する半導体装置。
  17. 配線基板と、
    前記配線基板上に搭載された半導体チップと、
    前記半導体チップと前記配線基板を接続する複数のボンディングワイヤと、
    を備え、
    前記半導体チップは、
    半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された多層配線層と、
    前記多層配線層上に形成され、前記多層配線層と接続するAl配線層と、
    前記Al配線層と同層で形成され、かつ前記複数のボンディングワイヤとそれぞれ接続する複数のパッド部と
    前記Al配線層上に形成され、かつ前記Al配線層と接続する再配線層と、
    を有し、
    前記複数のボンディングワイヤは、電源を供給するボンディングワイヤと、信号を伝達するボンディングワイヤとを有し、
    前記電源を供給するボンディングワイヤが接続する第1パッド部は、前記再配線層を介して前記多層配線層と電気的に接続し、
    前記信号を伝達するボンディングワイヤが接続する第2パッド部は、前記再配線層を介さずに、前記多層配線層と電気的に接続し、
    前記再配線層は、前記複数のパッド部上には形成されておらず、Alよりも電気抵抗率が低い金属材料により構成される半導体パッケージ。
  18. 請求項17に記載の半導体装置において、
    前記再配線層は、Cuにより構成されている半導体パッケージ。
  19. 請求項17に記載の半導体パッケージにおいて、
    前記複数のボンディングワイヤは、AuまたはCuにより構成されている半導体パッケージ。
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