JP6291962B2 - ガス拡散電極の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
さらに、マイクロポーラス部[A]、電極基材、マイクロポーラス部[B]が配置され、マイクロポーラス部[A]がパターンを形成した、燃料電池に用いるためのガス拡散電極を製造する方法であって、電極基材の片面に、マイクロポーラス部[A]を形成するために、炭素質粉末、撥水性樹脂および分散媒が混練されたカーボン塗液[a]をロータリースクリーン印刷でパターン塗布し、昇温された熱処理機で乾燥させずに連続して、電極基材の反対側の面に、マイクロポーラス部[B]を形成するために、炭素質粉末、撥水性樹脂および分散媒が混練されたカーボン塗液[b]を基材の下側から塗布して後、両面を一括して乾燥する、ガス拡散電極の製造方法である。
さらに、長尺の電極基材を巻き出す巻き出し機、巻き出し機から巻き出された電極基材を搬送するためのガイドロール、搬送され製造されたガス拡散電極を巻き取る巻き取り機を備え、巻き出し機と巻き取り機の間には、搬送される電極基材の片面側にロータリースクリーン印刷機が設置され、
ロータリースクリーン印刷機から電極基板が搬送された位置に、ロータリースクリーン印刷機を設置した側と反対面側であって、かつ水平面0°から60°の角度で搬送される電極基材の片面下側にダイコーターが設置され、ロータリースクリーン印刷機とダイコーターとの間には熱処理機が存在せず、ダイコーターと巻取り機の間には乾燥機が設置されてなる、ガス拡散電極の製造装置である。
A:電極基材(東レ(株)製、TGP−R−060)
B:溶媒 イオン交換水
C:撥水性樹脂
・PTFE樹脂 “ポリフロン”(登録商標)PTFEディスパージョンD−210C(ダイキン工業(株)製)
・FEP樹脂 “ポリフロン”(登録商標)FEPディスパージョン ND−110(ダイキン工業(株)製)
D:その他
・界面活性剤“TRITON”(登録商標)X−100(ナカライテスク(株)製)
E:導電性微粒子(炭素質粉末)
・カーボンブラック“デンカブラック”(登録商標)(電気化学工業(株)製)
電極基材として、長尺(400m)の東レ製カーボンペーパーTGP−R−060を用意した。
図12に示すような配置の装置を用いて、PTFE樹脂 “ポリフロン”(登録商標)PTFEディスパージョンD−210C(ダイキン工業(株)製)をイオン交換水を用いて、樹脂濃度として10%に希釈し、浸漬槽15に注入し、電極基材(カーボンペーパーTGP−R−060)をこの浸漬槽に漬け込んで撥水処理を行なった。
マイクロポーラス部[A]および[B]を形成するためのカーボン塗液には、カーボンブラックとしてアセチレンブラック(電気化学工業株式会社製“デンカブラック”(登録商標))、PTFE樹脂(ダイキン工業株式会社製“ポリフロン”(登録商標)D−210C)、界面活性剤(ナカライテスク株式会社製“TRITON”(登録商標)X−100)、イオン交換水を用い、カーボンブラック/PTFE樹脂/界面活性剤/精製水=7.7質量部/2.5質量部/14質量部/75.8質量部の配合比でこれらを混合したものを用いた。
白金担持炭素(田中貴金属工業(株)製、白金担持量:50質量%)1.00g、精製水 1.00g、“Nafion”(登録商標)溶液(Aldrich社製 “Nafion”(登録商標)5.0質量%)8.00g、イソプロピルアルコール(ナカライテスク社製)18.00gを順に加えることにより、触媒液を作成した。
マイクロポーラス部[A]は線幅0.5mm、線間隔2mmの直線で構成される格子状のパターンになるようにロータリースクリーン版(版胴)を用いて作製した。図13に示すような構成の巻き取り式のコーター(搬送長さ30m)の巻き出し機2に撥水処理済みの電極基材をセットし、速度1m/分で巻き出しながら最初にマイクロポーラス部[A]をロータリースクリーン印刷機30にて形成した。次いで、マイクロポーラス部[A]と反対側にマイクロポーラス部[B]をダイコーター4にて塗布し、さらに100℃で3分間乾燥を行いこれを巻き取り機で巻き取ることにより長尺のガス拡散電極を得た。巻き取りに際しては、マイクロポーラス部[B]がガイドロールに触れないように上側の巻き取り装置を使って巻き取った。このようにして得られたガス拡散電極から、概略A4サイズの矩形に切り出したものを、バッチ式のオーブンに入れ、室温から約2時間かけて370℃まで昇温し、370℃に到達してから10分間焼結してオーブンから取り出し、ガス拡散電極を得た。
図16に示すような装置を用いて、巻き取り式のコーターの巻き出し機2に撥水処理済みの電極基材をセットし、速度1m/分で巻き出しながら最初にマイクロポーラス部[A]をロータリースクリーン印刷機30にて形成し、乾燥後、一旦巻き取った。これを巻き出し機に再度セットし、合い紙を巻き取り除去しながら搬送し、ロータリースクリーン印刷機からダイコータ4に塗布機を変更した状態でダイコーターにより、マイクロポーラス部[B]を、マイクロポーラス部[A]と反対側の面に塗布した。マイクロポーラス部[A]のパターン、マイクロポーラス部[B]の塗液組成は実施例1と同じである。
図17のように乾燥機の後に焼結炉を入れた装置を用いて、マイクロポーラス部[A]、[B]の塗布、乾燥後に370℃での焼結を行なった以外は、実施例1と同様にしてガス拡散電極を得た。
2 巻き出し機
3,3a,3b ガイドロール(非駆動)
4 ダイコーターA
5 ダイコーターB
6 バックロール(駆動)
7 乾燥機
8 焼結炉
9,9a,9b 巻き取り機(駆動)
10,10a,10b 合い紙
11,11a,11b 合い紙の巻き出し機
12 塗液タンク
13 送液ポンプ
14 フィルター
15 浸漬槽
30 ロータリースクリーン印刷機
31 版胴(ロータリースクリーン)
32 圧胴
33 カバー
34 スキージ
35 塗液
Claims (7)
- マイクロポーラス部[A]、電極基材、マイクロポーラス部[B]が配置され、マイクロポーラス部[A]がパターンを形成した、燃料電池に用いるためのガス拡散電極を製造する方法であって、電極基材の片面に、マイクロポーラス部[A]を形成するために、炭素質粉末、撥水性樹脂および分散媒が混練されたカーボン塗液[a]をロータリースクリーン印刷でパターン塗布し、昇温された熱処理機で乾燥させずに連続して、電極基材の反対側の面に、マイクロポーラス部[B]を形成するために、炭素質粉末、撥水性樹脂および分散媒が混練されたカーボン塗液[b]を基材の下側から塗布して後、両面を一括して乾燥する、ガス拡散電極の製造方法。
- カーボン塗液[a]によるパターン塗布に供される電極基材は、長尺に巻かれた電極基材巻回体から巻き出されたものであり、両面を一括して乾燥した後に得られたガス拡散電極を巻き取るとともに、巻き出しから巻取りまでを連続して電極基材を搬送する、請求項1に記載のガス拡散電極の製造方法。
- 電極基材について、両面を一括して乾燥した後、焼結を行う、請求項1または2に記載のガス拡散電極の製造方法。
- 長尺の電極基材を巻き出す巻き出し機、巻き出し機から巻き出された電極基材を搬送するためのガイドロール、搬送され製造されたガス拡散電極を巻き取る巻き取り機を備え、巻き出し機と巻き取り機の間には、搬送される電極基材の片面側にロータリースクリーン印刷機が設置され、
ロータリースクリーン印刷機から電極基板が搬送された位置に、ロータリースクリーン印刷機を設置した側と反対面側であって、かつ水平面0°から60°の角度で搬送される電極基材の片面下側にダイコーターが設置され、ロータリースクリーン印刷機とダイコーターとの間には熱処理機が存在せず、ダイコーターと巻取り機の間には乾燥機が設置されてなる、ガス拡散電極の製造装置。 - 巻き取り機を、少なくとも2基備え、1基の巻き取り機は、ロータリースクリーン印刷機が設置された側の基材面がロータリースクリーン印刷機と巻き取り機の間でガイドロールに接触することなく基材を巻き取ることができる位置に設置され、他の1基の巻き取り機が、ダイコーターが設置された側の基材面がダイコーターと巻き取り機の間でガイドロールに接触することなく基材を巻き取れることができる位置に設置されてなる、請求項4に記載のガス拡散電極の製造装置。
- 巻き取り機と乾燥機の間に焼結炉を設置してなる、請求項4または5に記載のガス拡散電極の製造装置。
- ロータリースクリーン印刷機およびダイコーターが、炭素質粉末、撥水性樹脂および分散媒を混練されたカーボン塗液を塗布するためのものである、請求項4〜6のいずれかに記載のガス拡散電極の製造装置。
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