JP6291864B2 - 無線端末装置、測定処理方法、測定処理プログラム及びイベント位置解析システム - Google Patents

無線端末装置、測定処理方法、測定処理プログラム及びイベント位置解析システム Download PDF

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Description

本発明は、無線端末装置、測定処理方法、測定処理プログラム及びイベント位置解析システムに関する。
従来、道路面上の段差や地割れ等の路面異常を監視する技術が知られている。例えば、自動車の運転者が、路面の位置を測位するGPS(Global Positioning System)搭載の携帯電話機や通信機能付きのカーナビゲーション装置を用いて、事故発生位置を含む事故情報等を情報収集センタに通知するシステムがある。そして、情報収集センタでは、各運転者からの事故情報等を集約し、集約結果に基づき、正確な事故発生位置を推定するようにしている。
更に、近年、加速度センサを内蔵したスマートフォン等の無線端末装置が普及しているため、加速度センサの測定結果を用いて路面状況を診断するシステムも知られている。
特開2005−157410号公報 特開2007−193475号公報
しかしながら、無線端末装置は、路面の位置を正確に測位する際にはGPSを使用することが多くなるが、GPSの測位動作に要する消費電力は大きく、そのGPSの動作時間を短縮化し、その消費電力を節減することが求められている。
一つの側面では、消費電力の節減を図る無線端末装置、測定処理方法、測定処理プログラム及びイベント位置解析システムを提供することを目的とする。
一つの案では、無線端末装置が、第1の測定部の測定値に基づきイベントが検出された場合に、当該無線端末装置周辺の無線端末装置に対して通知信号を送信する送信部を有する。更に、無線端末装置は、他の無線端末装置から前記通知信号を検出すると、当該無線端末装置が有する第2の測定部を起動する起動部を有する。更に、無線端末装置は、前記第2の測定部が起動されると、前記第1の測定部及び前記第2の測定部での測定動作を有効にし、前記第2の測定部の起動から設定時間経過後に当該第2の測定部の測定動作を停止する制御部を有する。
消費電力の節減を図る。
図1は、本実施例の路面監視システムの一例を示す説明図である。 図2は、無線端末の一例を示すブロック図である。 図3は、無線端末の各種パケットの一例を示す説明図である。 図4は、GPSログテーブルの一例を示す説明図である。 図5は、センサログテーブルの一例を示す説明図である。 図6は、収集サーバの一例を示すブロック図である。 図7は、収集サーバ側の情報記憶領域の路面情報の一例を示す説明図である。 図8は、推定範囲の一例を示す説明図である。 図9は、推定範囲上に地図情報をマッピングした場合の一例を示す説明図である。 図10は、異常検出地点の絞り込み動作の一例を示す説明図である。 図11は、異常検出処理に関わる無線端末のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、解析処理に関わる収集サーバのCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、測定処理プログラムを実行する無線端末装置の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する無線端末装置、測定処理方法、測定処理プログラム及びイベント位置解析システムの実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の路面監視システムの一例を示す説明図である。図1に示す路面監視システム1は、無線端末2と、基地局3と、収集サーバ4と、管理端末5とを有する。無線端末2は、例えば、携帯電話機、スマートフォンやタブレット端末等の無線端末装置である。基地局3は、無線ゾーン毎に配置され、無線ゾーン内の無線端末2と無線接続する中継装置である。収集サーバ4は、基地局3とインターネット網6経由で接続し、各無線端末2からの情報を収集し、収集した情報から路面の異常及び、その地点を解析する、例えば、コンピュータ等の管理装置に相当する。管理端末5は、収集サーバ4と接続し、収集サーバ4からの解析結果に基づき路面状況を報知出力する。
無線端末2は、例えば、路面状況を監視する監視用アプリケーションソフトウェア(以下、単に監視アプリと称する)が予めインストールされている。そして、利用者は、監視用アプリを起動した無線端末2を所持した状態で自転車や自動車等の車両で走行するものとする。無線端末2は、監視用アプリが起動されると、後述する加速度センサの鉛直方向の測定値に基づき路面の段差等の異常を検出し、その検出結果を含む異常検出情報を取得する。更に、無線端末2は、路面の異常を検出した場合、後述する、GPSで異常検出地点付近の位置情報を含むGPS情報を取得する。そして、無線端末2は、例えば、異常検出情報及びGPS情報等を含むパケットを基地局3経由で収集サーバ4に通知する。
図2は、無線端末2の一例を示すブロック図である。図2に示す無線端末2は、近距離無線部11と、遠距離無線部12と、加速度センサ13と、GPS14と、ディスプレイ・タッチパネル15と、バッテリ16とを有する。更に、無線端末2は、ROM(Read Only Memory)17と、RAM(Random Access Memory)18と、CPU(Central Processing Unit)19と、バス20とを有する。
近距離無線部11は、無線通信距離が数百メートル程度で、この近距離無線範囲内の無線端末2との間で無線通信する、例えば、WiFi(Wireless Fidelity:登録商標)等の無線LAN方式の無線部である。遠距離無線部12は、例えば、LTE(Long Term Evolution:登録商標)方式、第3世代(3G)方式やGSM(Global System for Mobile communications:登録商標)方式等の無線方式の無線部である。加速度センサ13は、無線端末2のX軸、Y軸及びZ軸の3軸方向の加速度を測定する第1の測定部である。加速度センサ13は、3軸方向の加速度に基づき、路面に対して鉛直方向の加速度を測定する。GPS14は、例えば、GPS衛星を使用して無線端末2の現在位置を測定する第2の測定部である。ディスプレイ・タッチパネル15は、各種情報を画面表示すると共に、ディスプレイ上のタッチ操作に応じて各種情報や各種コマンドを入力するインタフェースである。バッテリ16は、無線端末2の各種部位に電力を供給する給電部である。尚、無線端末2内の部位の内、GPS14の測定動作に要する消費電力量は他の部位に比較して多い。
ROM17は、各種情報や、例えば、監視用アプリ17A等の各種プログラムを記憶した領域である。RAM18は、各種情報を記憶する領域である。RAM18は、センサログテーブル31と、GPSログテーブル32等とを有する。センサログテーブル31は、加速度センサ13のセンサログを記憶する領域である。GPSログテーブル32は、GPS14のGPSログを記憶する領域である。
CPU19は、無線端末2全体を制御する。CPU19は、ROM17に記憶中の監視用アプリ17Aを読み出し、読み出した監視用アプリ17Aに基づき、送信部19A、起動部19B及び制御部19C等の機能をプロセスとして実行する。尚、CPU19は、監視用アプリ17Aを起動すると、加速度センサ13を用いた路面状況の異常検出処理を実行すると共に、周辺の無線端末2から近距離無線通信の待ち受け状態に移行する。
CPU19は、加速度センサ13の路面への鉛直方向の加速度である測定値が閾値を超えたか否かを判定する。尚、閾値は、例えば、路面の段差異常と判定する加速度の閾値である。CPU19は、鉛直方向の測定値が閾値を超えた場合、路面の異常検出と判定する。送信部19Aは、路面の異常検出と判定した場合、近距離無線範囲内の周辺の無線端末2Aに対して、近距離無線部11を通じて異常通知パケットをブロードキャストで送信する。異常通知パケットは、周辺の無線端末2Aに対する、例えば、通知信号である。図3は、各種パケットの一例を示す説明図である。図3の(A)に示す異常通知パケット21は、近距離無線部11で通信する際に使用するパケットであって、異常発生を示す異常通知ヘッダ21Aと、異常通知パケットを発信した無線端末2を識別する送信ノードID21Bとを有する。
起動部19Bは、近距離無線部11を通じて他の無線端末2から異常通知パケット21を受信したか否かを判定する。起動部19Bは、異常通知パケット21を受信した場合、GPS14が稼働中であるか否かを判定する。制御部19Cは、GPS14が稼働中の場合、稼働中のGPS14で自端末の走行経路のロギングを開始し、そのGPSログをRAM18内のGPSログテーブル32に記憶する。図4は、GPSログテーブル32の一例を示す説明図である。図4に示すGPSログテーブル32は、GPS14の測位時刻32Aと、経度32Bと、緯度32Cとを対応付けて管理している。
起動部19Bは、GPS14が稼働中でない場合、GPS14を起動する。制御部19Cは、GPS14で自端末の走行経路のロギングを開始し、そのGPSログをGPSログテーブル32に記憶する。更に、制御部19Cは、GPS14のロギングを開始し、稼働タイマを起動する。制御部19Cは、稼働タイマがタイムアップした場合に、GPS14を停止する。尚、稼働タイマの設定時間は、例えば、無線端末2Aの移動速度に依存する時間としたが、一定の時間に設定しても良い。
制御部19Cは、加速度センサ13のX方向、Y方向及びZ方向の加速度の測定値等を所定タイミングで測定し、その測定結果をセンサログとしてRAM18内のセンサログテーブル31に記憶する。図5は、センサログテーブル31の一例を示す説明図である。図5に示すセンサログテーブル31は、測定時刻31Aと、X方向の加速度31Bと、Y方向の加速度31Cと、Z方向の加速度31Dとを対応付けて管理している。制御部19Cは、加速度センサ13及びGPS14の測定動作を有効にし、GPS14の自端末の走行経路のロギングを実行しながら、加速度センサ13の路面状況の異常検出処理を実行する。
制御部19Cは、GPS14で自端末の走行経路のロギング中に加速度センサ13の路面異常を検出した場合、その異常検出地点及び、その異常検出情報をRAM18内に記憶する。
無線端末2のCPU19は、自端末が路面異常を検出した場合、遠距離無線部12経由で収集サーバ4に異常検出パケット22を送信する。図3の(B)に示す異常検出パケット22は、異常検出ヘッダ22Aと、送信ノードID22Bと、GPS情報22Cと、異常検出情報22Dとを有する。異常検出ヘッダ22Aは、異常検出パケット22を識別するヘッダである。送信ノードID22Bは、異常検出パケット22自体を発信した無線端末2を識別するIDである。GPS情報22Cは、例えば、現在位置、起動時間、移動速度及び移動方向等を含むものである。現在位置は、路面異常検出直後にGPS14で得た自端末の位置情報である。起動時間は、路面異常検出直後からGPS14を起動してGPS14で測定を開始するまでに要した時間である。移動速度は、GPS14の少なくとも2点の位置情報間の距離及び時間の変化量から得る自端末の移動速度である。移動方向は、GPS14の少なくとも2点の位置情報の変化量から得る自端末の移動方向である。異常検出情報22Dは、異常種別と、センサログ等とを有する。異常種別は、例えば、路面段差等の異常の種別である。センサログは、加速度センサ13の測定時刻毎のX方向の加速度、Y方向の加速度及びZ方向の加速度等のログ情報である。
無線端末2AのCPU19の起動部19Bは、異常通知パケット21を受信した場合、GPS14を起動する。CPU19の制御部19Cは、GPS14の起動後、自端末の走行経路のロギングを開始しながら路面の異常を検出する異常検出処理を実行する。更に、制御部19Cは、異常検出処理の解析結果を含む経路送信パケット23を遠距離無線部12経由で収集サーバ4に送信する。図3の(C)に示す経路送信パケット23は、経路送信ヘッダ23Aと、送信ノードID23Bと、検出ノードID23Cと、GPSログ23Dと、異常検出回数23Eと、異常検出情報23Fとを有する。経路送信ヘッダ23Aは、経路送信パケット23を識別するヘッダである。送信ノードID23Bは、経路送信パケット23自体を送信する無線端末2を識別するIDである。検出ノードID23Cは、路面異常を検出した無線端末2、すなわち異常通知パケット21を発信した無線端末2を識別するIDである。GPSログ23Dは、異常通知パケット21を受信した無線端末2Aの走行経路のGPS14のログ結果である。異常検出回数23Eは、GPS14のロギング中に加速度センサ13を用いて検出した路面異常の検出回数である。異常検出情報23Fは、例えば、異常種別、センサログ及び位置等である。尚、異常種別は、自端末が検出した路面異常の種別である。センサログは、自端末が検出した異常検出地点での加速度センサ13のセンサログである。位置は、自端末で検出した異常検出地点でのGPS14の位置情報である。
図6は、収集サーバ4の一例を示すブロック図である。図6に示す収集サーバ4は、通信インタフェース41と、記憶部42と、CPU43と、バス44とを有する。通信インタフェース41は、例えば、インターネット網6や管理端末5と接続する通信のインタフェースである。記憶部42は、各種情報を記憶する領域である。記憶部42は、収集対象ノードに関わる路面情報を記憶する情報記憶領域42Aを有する。収集対象ノードに関わる路面情報は、路面異常を検出した無線端末2を収集対象ノードとした場合、例えば、異常検出パケット22内のGPS情報及び異常検出情報を含む情報である。また、収集対象ノードに関わる路面情報は、例えば、収集対象ノードと同一の検出ノードを含む経路送信パケット23内のGPSログや異常検出情報等を含む情報である。CPU43は、収集サーバ4全体を制御する。
CPU43は、通信インタフェース41を通じて各無線端末2から異常検出パケット22や経路送信パケット23を受信し、異常検出パケット22内の送信ノードID22Bを収集対象ノードIDとして設定する。図7は、収集サーバ4側の情報記憶領域42Aの路面情報の一例を示す説明図である。CPU43は、図7に示すように収集対象ノードIDに対応付けて異常検出パケット22内のGPS情報22C及び異常検出情報22D等の路面情報を情報記憶領域42Aに記憶する。更に、CPU43は、経路送信パケット23を受信した場合、経路送信パケット23内の検出ノードID23Cを抽出する。CPU43は、検出ノードID23Cが収集対象ノードIDに該当する場合、経路送信パケット23内の送信ノードID23B、GPSログ23D、異常検出回数23E及び異常検出情報23F等の路面情報を収集対象ノードIDの情報記憶領域42Aに記憶する。つまり、CPU43は、経路送信パケット23内の検出ノードID23Cで異常検出パケット22と紐付し、複数の無線端末2の異常検出情報22D,23F等を集約できる。
収集サーバ4のCPU43は、異常検出パケット22を受信すると、監視タイマの計時動作を開始し、監視タイマがタイムアップするまで異常検出パケット22を発信した無線端末2に関わる収集対象の経路送信パケット23を受信する。尚、監視タイマの設定時間は、異常通知パケット21を受信した各無線端末2のGPS14のロギング時間にGPS14の起動時間のバラツキや通信時間を考慮した時間である。
そして、CPU43は、監視タイマがタイムアップするまで収集対象ノードに関わる路面情報を情報記憶領域42Aに記憶する。CPU43は、収集対象ノードIDに対応する情報記憶領域42Aに記憶中の路面情報に基づき異常検出地点や異常検出地点を含む可能性が高いエリア範囲を解析する。図8は、推定範囲の一例を示す説明図である。CPU43は、収集対象ノードID内のGPS情報22Cから現在位置、起動時間、移動速度及び移動方向等に基づき、図8に示す収集対象の推定範囲50を得る。尚、推定範囲50は、GPS情報22C内の現在位置に相当するGPS測定地点50Aを中心に、(起動時間)×(移動速度)の距離を半径とし、異常検出地点の可能性が高いエリア範囲とする。GPS測定地点50Aは、路面の異常検出からGPS14を起動して最初にGPS14で測定した自端末の位置に相当する。
図9は、推定範囲50上に地図情報51をマッピングした場合の一例を示す説明図である。CPU43は、図9に示すように推定範囲50上に地図情報51をマッピングすることで推定範囲50内に路面部分51Aを特定し、特定した路面部分51A上で異常検出地点を解析する。
図10は、異常検出地点の絞り込み動作の一例を示す説明図である。CPU43は、例えば、異常検出パケット22内のGPS情報22C及び異常検出情報22D、経路送信パケット23内のGPSログ23D及び異常検出情報23Fに基づき推定範囲50内の異常検出地点を絞り込む。CPU43は、図7に示す収集対象ノードIDに対応した経路送信パケット23内のGPSログ23Dに基づき、推定範囲50内の路面部分51Aで周辺の無線端末2Aの走行経路を特定する。CPU43は、経路送信パケット23内の異常検出回数23E及び異常検出情報23Fに基づき、周辺の無線端末2Aが通過して異常を検出した場合、周辺の無線端末2Aの異常検出地点を記憶する。
また、CPU43は、異常を最初に検出した無線端末2のGPS測定地点50Aで周辺の無線端末2Aが通過して異常を検出しなかった場合、推定範囲50から周辺の無線端末2AのGPSログ23Dに対応した走行経路を除外して推定範囲50を絞る。更に、CPU43は、周辺の無線端末2AのGPSログ23Dに対応した走行経路を推定範囲50から絞り込むことで、推定範囲50から異常検出地点を含む可能性が高いエリアを絞り込む。
更に、CPU43は、加速度センサ13のセンサログから水平方向の加速度の変化を解析し、自転車の加減速やカーブの有無を用いて、推定範囲50から異常検出地点を含む可能性が高いエリアを絞り込む。更に、CPU43は、推定範囲50から異常検出地点の高いエリアを絞り込み、このエリアと周辺の無線端末2Aからの異常検出情報とを照合する。CPU43は、異常検出地点の可能性が高いエリアに対応し、かつ同一種別(段差や地割れ等)の路面の異常を示す周辺の無線端末2Aからの異常検出情報があれば、最初に異常を検出した無線端末2と同じ位置で異常を検出したと解析する。そして、CPU43は、その解析結果を含む異常検出情報を管理端末5に通知する。
また、CPU43は、異常検出地点の可能性が低いエリアで周辺の無線端末2Aが異常を検出した場合、最初に異常を検出した位置とは異なる路面異常を検出したとして、路面の異常検出情報を記憶部42に記憶する。CPU43は、異常検出情報を記憶部42に記憶した後、異常検出情報を管理端末5に通知する。更に、CPU43は、最初に検出した異常に関して、周辺の無線端末2Aから取得したGPSログ23Dの走行経路53を用いて推定範囲50を絞り込む。CPU43は、周辺の無線端末2Aから送られたGPSログ23Dの走行経路53とGPS測定地点50Aを含む推定範囲50とを照合し、異常検出地点や、異常検出地点の可能性が高いエリアを含む異常検出情報を管理端末5に通知する。
CPU43は、推定範囲50を絞り込み、異常検出地点の可能性が高いエリアがなくなった場合でも、異常検出情報及びエリアが絞り込めなかった旨を管理端末5に通知する。
次に本実施例の路面監視システム1の動作について説明する。図11は、異常検出処理に関わる無線端末2(2A)側のCPU19の処理動作の一例を示すフローチャートである。図11に示す異常検出処理は、無線端末2で路面の異常を検出した場合、周辺の無線端末2AのGPS14を起動し、無線端末2及び周辺の無線端末2Aで得た路面情報を収集サーバ4に通知する処理である。
図11において無線端末2側のCPU19は、加速度センサ13を起動し(ステップS11)、近距離無線部11の無線動作を開始する(ステップS12)。CPU19は、加速度センサ13から測定値を取得したか否かを判定する(ステップS13)。CPU19は、測定値を取得した場合(ステップS13肯定)、取得した測定値をRAM18内のセンサログテーブル31内に記憶する(ステップS14)。
CPU19は、取得した加速度センサ13の測定値をパターン解析し(ステップS15)、解析結果に基づき、路面の異常パターンを検出したか否かを判定する(ステップS16)。尚、CPU19は、測定値が所定閾値を超えた、例えば、鉛直方向の測定値が所定閾値を超えた場合に路面の段差等の異常パターン検出と判定するものである。
CPU19は、路面の異常パターンを検出した場合(ステップS16肯定)、GPS14が稼働中であるか否かを判定する(ステップS17)。CPU19は、GPS14が稼働中でない場合(ステップS17否定)、GPS14を起動し(ステップS18)、GPS14の起動が完了したか否かを判定する(ステップS19)。
CPU19の送信部19Aは、GPS14の起動が完了した場合(ステップS19肯定)、近距離無線部11を通じて、近距離無線範囲内の周辺の無線端末2Aに対して異常通知パケット21をブロードキャストで送信する(ステップS20)。尚、周辺の無線端末2AのCPU19の起動部19Bは、他の無線端末2から異常通知パケット21を受信した場合、自端末のGPS14を起動する。
CPU19は、自端末のGPS14の起動完了後にGPS14で現在位置を測定し、GPS情報22C及び異常検出情報22DをRAM18内に記憶する(ステップS21)。尚、GPS情報22Cは、GPS14で得た無線端末2の現在位置、GPS14が起動した起動時間、無線端末2の移動速度、無線端末2の移動方向等を含む。異常検出情報22Dは、異常種別及び、加速度センサ13の異常検出地点でのセンサログ等である。
CPU19は、GPS情報22C及び異常検出情報22DをRAM18に記憶した後、GPS14を停止する(ステップS22)。CPU19は、GPS14を停止することでGPS14にかかる電力消費量を節減できる。CPU19は、GPS14を停止した後、GPS情報22C及び異常検出情報22Dを含む異常検出パケット22を生成する(ステップS23)。CPU19は、遠距離無線部12を通じて、異常検出パケット22を収集サーバ4に送信し(ステップS24)、加速度センサ13から測定値を取得したか否かを判定すべく、ステップS13に移行する。
CPU19は、GPS14が稼働中の場合(ステップS17肯定)、GPS情報22C及び異常検出情報22DをRAM18に記憶し(ステップS25)、異常検出パケット22を生成すべく、ステップS23に移行する。
CPU19は、加速度センサ13から測定値を取得しなかった場合(ステップS13否定)、近距離無線部11を通じて他の無線端末2から異常通知パケット21を受信したか否かを判定する(ステップS26)。CPU19は、他の無線端末2から異常通知パケット21を受信した場合(ステップS26肯定)、周辺の無線端末2Aとして、異常通知パケット21を発信した無線端末2のノードIDを検出ノードIDとしてRAM18内に記憶する(ステップS27)。
CPU19は、検出ノードIDをRAM18内に記憶した後、自端末のGPS14が稼働中であるか否かを判定する(ステップS27A)。CPU19内の起動部19Bは、自端末のGPS14が稼働中でない場合(ステップS27A否定)、GPS14を起動し(ステップS28)、GPS14の起動が完了したか否かを判定する(ステップS29)。CPU19は、自端末のGPS14の起動が完了した場合(ステップS29肯定)、稼働タイマを起動し(ステップS30)、GPS14の自端末の走行経路のロギングを開始する(ステップS31)。CPU19は、GPS14のGPSログをRAM18のGPSログテーブル32内に記憶する。尚、稼働タイマは、GPS14の稼働時間を設定するタイマである。
CPU19は、ステップS30で起動した稼働タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS32)。CPU19は、稼働タイマがタイムアップしなかった場合(ステップS32否定)、異常パターンを検出したか否かを判定する(ステップS37)。CPU19は、異常パターンを検出した場合(ステップS37肯定)、異常検出回数及び異常検出情報を更新し(ステップS38)、GPS14の走行経路のロギングを継続すべく、ステップS31に移行する。また、CPU19は、異常パターンを検出しなかった場合(ステップS37否定)、GPS14の走行経路のロギングを継続すべく、ステップS31に移行する。
CPU19内の制御部19Cは、稼働タイマがタイムアップした場合(ステップS32肯定)、GPS14を停止し(ステップS33)、GPSログ、異常検出回数及び異常検出情報をRAM18内に記憶する(ステップS34)。CPU19は、GPSログ、異常検出回数及び異常検出情報を含む経路送信パケット23を生成する(ステップS35)。CPU19は、遠距離無線部12を通じて、経路送信パケット23を収集サーバ4に送信し(ステップS36)、ステップS13に移行する。遠距離無線部12は、他の無線端末2から異常通知パケットを受信しなかった場合(ステップS26否定)、加速度センサ13から測定値を取得したか否かを判定すべく、ステップS13に移行する。
CPU19は、GPS14の起動が完了しなかった場合(ステップS29否定)、GPS14の起動が完了したか否かを判定すべく、ステップS29に移行する。また、CPU19は、異常パターンを検出しなかった場合(ステップS16否定)、加速度センサ13からの測定値を取得したか否かを判定すべく、ステップS13に移行する。また、CPU19は、GPS14の起動が完了しなかった場合(ステップS19否定)、GPS14の起動が完了したか否かを判定すべく、ステップS19に移行する。
図11の異常検出処理の無線端末2のCPU19は、GPS14の起動前に路面異常を検出した場合、GPS14を起動し、自端末のGPS情報(GPS測定地点50A)を取得する。CPU19は、自端末のGPS測定地点50A(現在位置)及び異常検出情報を含む異常検出パケット22を収集サーバ4に送信する。その結果、無線端末2は、異常を検出した場合、GPS情報22C及び異常検出情報22Dを含む異常検出パケット22を収集サーバ4に通知できる。
CPU19は、GPS14の起動前に路面異常を検出した場合、近距離無線範囲内の周辺の無線端末2Aに対して異常通知パケット21をブロードキャストで送信する。周辺の無線端末2AのCPU19は、異常通知パケット21を受信した場合、GPS14を起動し、稼働タイマがタイムアップするまで、GPS14で自端末の走行経路をロギングする。その結果、周辺の無線端末2Aは、異常通知パケット21を受信したタイミングから稼働タイマがタイムアップするまでの設定時間でGPS14のロギングを継続するため、GPS14に要する消費電力を節減できる。
周辺の無線端末2AのCPU19は、GPS14を起動し、稼働タイマがタイムアップするまでGPS14で自端末の走行経路をロギングし、そのGPSログ23Dを含む経路送信パケット23を収集サーバ4に送信する。その結果、周辺の無線端末2Aは、自端末の走行経路を示すGPSログ23D等を含む経路送信パケット23を収集サーバ4に通知できる。
周辺の無線端末2AのCPU19は、GPS14のロギング中に路面異常を検出した場合、GPSログ23D及び異常検出回数23Eの他に、異常検出地点の異常検出情報23F等を含む経路送信パケット23を収集サーバ4に通知する。その結果、周辺の無線端末2Aは、GPSログ23D、異常検出回数23E及び異常検出情報23F等を含む経路送信パケット23を収集サーバ4に通知できる。
図12は、解析処理に関わる収集サーバ4のCPU43の処理動作の一例を示すフローチャートである。図12に示す解析処理は、各無線端末2(2A)からの異常検出パケット22及び経路送信パケット23を解析し、異常検出地点や、異常検出地点を含む可能性が高いエリアを解析する処理である。
図12に示す収集サーバ4のCPU43は、通信インタフェース41を通じて無線端末2(2A)からパケットを受信したか否かを判定する(ステップS51)。CPU43は、無線端末2(2A)からパケットを受信した場合(ステップS51肯定)、パケット内のパケットヘッダを解析する(ステップS52)。CPU43は、解析結果に基づき、受信パケットが異常検出パケット22であるか否かを判定する(ステップS53)。
CPU43は、受信パケットが異常検出パケット22の場合(ステップS53肯定)、異常検出パケット22内の送信ノードID、GPS情報及び異常検出情報を抽出する(ステップS54)。CPU43は、抽出した送信ノードIDに対応する無線端末2を収集対象ノードとして情報記憶領域42Aに設定する(ステップS55)。CPU43は、ステップS54にて抽出したGPS情報及び異常検出情報を収集対象ノード対応の情報記憶領域42Aに記憶する(ステップS56)。CPU43は、収集対象ノードの監視タイマを起動し(ステップS57)、パケットを受信したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
CPU43は、受信パケットが異常検出パケット22でない場合(ステップS53否定)、受信パケットが経路送信パケット23と判断し、経路送信パケット23内の検出ノードIDを抽出する(ステップS58)。CPU43は、検出ノードIDを抽出した後、検出ノードIDが収集対象ノードであるか否かを判定する(ステップS59)。CPU43は、検出ノードIDが収集対象ノードの場合(ステップS59肯定)、経路送信パケット23内の送信ノードID23B、GPSログ23D、異常検出回数23E及び異常検出情報23Fを抽出する(ステップS60)。CPU43は、抽出した送信ノードID23B、GPSログ23D、異常検出回数23E及び異常検出情報23Fを収集対象ノードに対応する情報記憶領域42Aに記憶し(ステップS61)、パケットを受信したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
CPU43は、検出ノードIDが収集対象ノードでない場合(ステップS59否定)、パケットを受信したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
CPU43は、パケットを受信しなかった場合(ステップS51否定)、ステップS57で設定した収集対象ノードの監視タイムがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS62)。CPU43は、収集対象ノードの監視タイマがタイムアップした場合(ステップS62肯定)、監視タイマがタイムアップした収集対象ノードのノードIDを取得する(ステップS63)。
CPU43は、監視タイマがタイムアップした収集対象ノードに対応する情報記憶領域42Aに記憶中の異常検出情報及びGPS情報等の各種情報を取得する(ステップS64)。CPU43は、異常検出情報及びGPS情報等の路面情報に基づき解析処理を実行する(ステップS65)。尚、解析処理は、異常検出情報及びGPS情報等の路面情報から異常検出地点や、異常検出地点を含む可能性が高いエリアを解析する処理である。CPU43は、解析処理を実行した後、収集対象ノードを解除し(ステップS66)、解析処理の解析結果を管理端末5に通知し(ステップS67)、パケットを受信したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
CPU43は、監視タイマがタイムアップしていない場合(ステップS62否定)、パケットを受信したか否かを判定すべく、ステップS51に移行する。
図12に示す解析処理を実行する収集サーバ4のCPU43は、異常検出パケット22を受信した場合、異常検出パケット22内の送信ノードID22Bを収集対象ノードとして情報記憶領域42Aに設定する。CPU43は、異常検出パケット22内のGPS情報22C及び異常検出情報22Dを設定の情報記憶領域42Aに記憶する。更に、CPU43は、経路送信パケット23を受信し、経路送信パケット23内の検出ノードID23Cが収集対象ノードの場合、経路送信パケット23内の情報を収集対象ノードの情報記憶領域42Aに記憶する。尚、経路送信パケット23内の情報は、経路送信パケット23内の送信ノードID23B、GPSログ23D、異常検出回数23E及び異常検出情報23F等の情報である。
CPU43は、監視タイマがタイムアップするまで収集対象ノードに関わるパケットを受信し、タイムアップした収集対象ノードに対応する異常検出情報及びGPS情報等の路面情報を解析し、異常検出地点や、異常検出地点を含む可能性の高いエリアを解析する。そして、CPU43は、路面の異常検出地点や、異常検出地点を含む可能性の高いエリアの解析結果を管理端末5に通知する。その結果、管理端末5は、解析結果に基づき、例えば、異常検出地点や異常検出地点を含む可能性の高いエリアを認識できる。
本実施例の無線端末2は、加速度センサ13を用いて路面の異常を検出した場合に、近距離無線範囲内の周辺の無線端末2Aに対して異常通知パケット21をブロードキャストで送信する。周辺の無線端末2Aは、他の無線端末2から異常通知パケット21を受信した場合、自端末のGPS14を起動し、加速度センサ13及びGPS14を有効にし、GPS14の起動から設定時間経過後にGPS14の測定動作を停止する。その結果、各無線端末2Aは、異常通知パケット21に応じてGPS14を起動してGPS14の自端末の走行経路をロギングし、GPS14の稼働タイマのタイムアップ後にGPS14を停止するため、GPS14に要する消費電力を節減できる。
収集サーバ4は、異常を検出した無線端末2がGPS14を起動していなくても、近距離無線範囲内の周辺の無線端末2Aで収集したGPSログや異常検出情報に基づき、例えば、異常検出地点や異常検出地点の可能性が高いエリアを特定できる。その結果、無線端末2がGPS14起動前に異常を検出した場合、GPS14の起動に時間を要し、異常検出地点を正確に特定できないが、周辺の無線端末2Aからの路面情報等で異常検出地点や異常検出地点の可能性が高いエリアを特定できる。
周辺の無線端末2Aは、GPS14を常時ロギング状態にするのではなく、異常通知パケット21の受信後、GPS14を起動して稼働タイマが経過するまで自端末の走行経路のロギングを継続してGPS14を停止する。その結果、周辺の無線端末2AのGPS14に要する消費電力を節減できる。
本実施例では、無線端末2の消費電力を節減しながら、異常検出地点の測定精度を高めることができる。
尚、上記実施例では、加速度センサ13を用いて鉛直方向の加速度が閾値を超えた場合に路面異常と判断したが、加速度センサ13を用いて測定結果が特定パターンの場合に路面異常と判断するようにしても良い。
上記実施例の無線端末2は、路面の異常を検出した場合に近距離無線範囲内の各無線端末2に対して異常通知パケット21をブロードキャストで送信したが、異常通知パケット21をユニキャストで送信しても良い。
上記実施例では、異常検出パケット22内のGPS情報22C内に現在位置、起動時間、移動速度及び移動方向を含めるようにしたが、この限りではなく、少なくとも、現在位置及び起動時間を有すれば良い。
上記実施例の収集サーバ4のCPU43は、無線端末2のGPS測定地点50Aを通過すると、一旦途中で折り返さない限り、無線端末2Aの進行方向と同一方向に路面異常があることはない。従って、CPU43は、無線端末2(2A)の進行方向がわかる場合、異常検出地点の可能性の高いエリアは正円ではなく、進行方向側の距離が短い卵形になる。異常検出地点の可能性も進行方向側で低くなる。
収集サーバ4のCPU43は、異常検出パケット22内のGPS情報22C内の移動速度及び起動時間を乗算することで推定範囲50を推定したが、移動速度の代わりに、平均的な自転車の走行速度を用いるようにしても良い。
収集サーバ4は、収集対象の路面情報に対する解析処理を実行して異常検出地点や異常検出地点の可能性が高いエリアを解析し、その解析結果を管理端末5に通知した。しかしながら、収集サーバ4は、その解析結果を管理端末5に通知後、収集対象の情報記憶領域42Aに記憶中の収集対象の路面情報を消去するようにしても良い。また、収集サーバ4は、解析結果を管理端末5に通知後、情報記憶領域42Aに記憶中の収集対象の路面情報を消去せず、追検証用や判断証拠用として残すようにしても良い。
本実施例では路面異常を監視する路面監視システム1を例示したが、路面異常に限定されるものではなく、第1の測定部の測定値に基づきイベントを検出し、そのイベントの検出位置を第2の測定部の測定値等で解析するイベント監視システムにも適用可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを無線端末装置内のCPU等のプロセッサで実行させることによって実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する無線端末装置の一例を説明する。図13は、測定処理プログラムを実行する無線端末装置の一例を示す説明図である。
図13に示す測定処理プログラムを実行する無線端末装置100は、無線部101と、第1の測定部102と、第2の測定部103と、電源部104と、ROM105と、RAM106と、CPU107と、バス108とを有する。更に、無線部101、第1の測定部102、第2の測定部103、電源部104、ROM105、RAM106及びCPU107は、バス108を介して接続される。電源部104は、無線端末装置100内の各部位に給電する。第2の測定部103は、第1の測定部102に比較して消費電力が大である。
そして、ROM105には、上記実施例と同様の機能を発揮する測定処理プログラムが予め記憶されている。ROM105は、測定処理プログラムとして送信プログラム105A、起動プログラム105B及び制御プログラム105Cが記憶されている。尚、ROM105ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体に電力削減プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
そして、CPU107は、送信プログラム105AをROM105から読み出して送信プロセス107Aとして機能する。更に、CPU107は、起動プログラム105BをROM105から読み出して起動プロセス107Bとして機能する。更に、CPU107は、制御プログラム105CをROM105から読み出して制御プロセス107Cとして機能する。
CPU107は、第1の測定部102の測定値に基づきイベントが検出された場合に、当該無線端末装置100周辺の無線端末装置に対して通知信号を送信する。更に、CPU107は、他の無線端末装置から通知信号を検出すると、当該無線端末装置が有する第2の測定部103を起動する。更に、CPU107は、第2の測定部103が起動されると、第1の測定部102及び第2の測定部103での測定動作を有効にし、第2の測定部103の起動から設定時間経過後に第2の測定部103の測定動作を停止する。その結果、第2の測定部103に要する消費電力の削減を図る。
1 路面監視システム
2 無線端末
2A 無線端末
4 収集サーバ
11 近距離無線部
12 遠距離無線部
13 加速度センサ
14 GPS
16 バッテリ
19A 送信部
19B 起動部
19C 制御部
43 CPU

Claims (6)

  1. 第1の無線端末と、前記第1の無線端末周辺に在圏する第2の無線端末と、前記第1の無線端末又は前記第2の無線端末で検出したイベントの検出位置を解析する管理装置とを有するイベント位置解析システムであって、
    前記第1の無線端末は、
    第1のイベントを検出した場合に、前記第2の無線端末に対して通知信号を送信する第1の送信部を有し、
    前記第2の無線端末は、
    第2のイベントを検出する検出部と、
    当該第2の無線端末の現在位置を測定する位置測定部と、
    前記第1の無線端末から前記通知信号を検出すると、前記位置測定部を起動する起動部と、
    前記位置測定部が起動されると、前記検出部及び前記位置測定部の動作を有効にし、前記位置測定部の起動から設定時間経過後に当該位置測定部の動作を停止する制御部と、
    前記位置測定部の動作が停止されると、前記検出部の検出結果及び前記位置測定部の測定結果を前記管理装置に送信する第2の送信部と
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記第2の無線端末から前記検出部の検出結果及び前記位置測定部の測定結果を収集し、収集した前記検出結果及び前記測定結果に基づき、前記イベントの検出位置を解析する解析部を有することを特徴とするイベント位置解析システム。
  2. 前記第1の無線端末は、
    前記第1のイベントを検出した場合に、当該第1の無線端末が有する位置測定部を起動し、当該位置測定部の測定動作を開始し、その測定結果を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項に記載のイベント位置解析システム。
  3. 前記第2の無線端末の前記第2の送信部は、
    前記位置測定部の前記測定開始から前記設定時間経過までの測定結果を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項に記載のイベント位置解析システム。
  4. 第1のイベントを検出する検出部と、
    当該無線端末装置の現在位置を測定する位置測定部と、
    他の無線端末装置から、当該他の無線端末装置が第2のイベントを検出したことを示す通知信号を検出すると、前記位置測定部を起動する起動部と、
    前記位置測定部が起動されると、前記検出部及び前記位置測定部の動作を有効にし、前記位置測定部の起動から設定時間経過後に当該位置測定部の動作を停止する制御部と、
    前記位置測定部の動作が停止されると、前記検出部の検出結果及び前記位置測定部の測定結果を当該無線端末装置又は前記他の無線端末装置で検出したイベントの検出位置を解析する管理装置に送信する送信部と
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  5. 無線端末装置が、
    当該無線端末装置が有する検出部で第1のイベントを検出し、
    当該無線端末装置の現在位置を測定し、
    他の無線端末装置から、当該他の無線端末装置が第2のイベントを検出したことを示す通知信号を検出すると、当該無線端末装置が有する位置測定部を起動し、
    前記位置測定部が起動されると、前記検出部及び前記位置測定部の動作を有効にし、前記位置測定部の起動から設定時間経過後に当該位置測定部の動作を停止し、
    前記位置測定部の動作が停止されると、前記検出部の検出結果及び前記位置測定部の測定結果を当該無線端末装置又は前記他の無線端末装置で検出したイベントの検出位置を解析する管理装置に送信する
    処理を実行することを特徴とする測定処理方法。
  6. 無線端末装置に、
    当該無線端末装置が有する検出部で第1のイベントを検出し、
    当該無線端末装置の現在位置を測定し、
    他の無線端末装置から、当該他の無線端末装置が第2のイベントを検出したことを示す通知信号を検出すると、当該無線端末装置が有する位置測定部を起動し、
    前記位置測定部が起動されると、前記検出部及び前記位置測定部の動作を有効にし、前記位置測定部の起動から設定時間経過後に当該位置測定部の動作を停止し、
    前記位置測定部の動作が停止されると、前記検出部の検出結果及び前記位置測定部の測定結果を当該無線端末装置又は前記他の無線端末装置で検出したイベントの検出位置を解析する管理装置に送信する
    処理を実行させることを特徴とする測定処理プログラム。
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