JP6289611B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不均化反応を起こす性質を有する冷媒を主成分とした作動冷媒を使用する場合であっても安全な運転を可能とした冷凍サイクル装置に関するものである。
近年、地球温暖化の観点から、低GWP冷媒の開発が進んでいる状況である。低GWP冷媒の候補として、HFO冷媒の一種であるHFO−1123(CF=CHF;1、1、2トリフルオロエテン(エチレン))が知られている。HFO−1123を含む冷媒を使用したものとして、「冷媒を循環させる圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を順次配管で接続した冷媒回路にて、冷媒がHFO−1123を含む熱サイクルシステム」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
WO2012/157764号公報(第12−13頁、第1図)
ただし、HFO−1123は、不均化反応(自己分解反応)と呼ばれる反応を起こすという性質を有している。不均化反応により、以下の反応式のように熱とHF(フッ化水素)が生じる。
CF=CHF→1/2CF+3/2C+HF+44.7kcal/mol
HFO−1123を含む冷媒を使用した熱サイクルシステムでは、不均化反応により、高温高圧の状態でエネルギーが投入されると発熱を伴う化学反応が進行し、急激な温度上昇に伴う急激な圧力上昇が発生し、爆発等の危険性を有するという問題があった。なお、HFO−1123は、急激なエネルギーが与えられた場合に不均化反応が発生するが、発生後周囲に伝搬するかどうかはガスの圧力に依存する。
また、HFO−1123を使用する場合において、不均化反応が発生しない領域を拡大させるには、HFO1234yf等の冷媒を混入する必要がある。しかしながら、密度の小さい冷媒をHFO−1123に混合させると、単位能力あたりの冷凍サイクル装置のサイズが大きくなり、製品のコストが大きくなることが課題となってしまう。
また、従来の冷凍サイクル装置では、高圧圧力検知が圧縮機保護、冷媒回路の圧力上昇による破損保護を目的にしているため、冷凍サイクルにおいて圧力が最も高く、圧縮機に近い圧縮機吐出配管部に圧力センサーを設けている。しかしながら、HFO−1123を使用する場合において、不均化反応を抑制するには凝縮器出口の冷媒液が滞留している場所の圧力上昇も抑制する必要がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、HFO−1123を使用する場合においても、圧縮機の吐出配管部および凝縮器出口の圧力に基づいてHFO−1123が不均化反応しない圧力範囲内で制御することで、製品のコストの増加を抑制でき、製品の重量の増加を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、少なくとも圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を順次配管で接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に不均化反応を起こす性質を有する冷媒を含む冷媒が充填された冷凍サイクル装置であって、前記圧縮機の起動時において、前記圧縮機から吐出された前記冷媒の吐出ガス温度と、前記凝縮器から流出された前記冷媒の凝縮器出口温度と、から求められる前記冷媒の不均化反応圧力値の下限値に基づいて前記圧縮機の回転数抑制を行なうものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、不均化反応圧力値に基づいて前記圧縮機の回転数抑制を行なうので、不均化反応を起こす性質を有する冷媒の不均化反応が伝播しない範囲での圧力に抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置が実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。 HFO−1123の不均化反応が発生する圧力値を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置が実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の制御装置のプログラムに搭載する圧縮機の起動パターンを示すグラフである。 HFO−1123単独使用の場合と、HFO−1123とHFO1234yfの混合冷媒の場合と、での不均化反応領域を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置が実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Aと称する)の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図2は、冷凍サイクル装置100Aが実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。図3は、HFO−1123の不均化反応が発生する圧力値を示すグラフである。図1〜図3に基づいて、冷凍サイクル装置100Aについて説明する。
冷凍サイクル装置100Aは、不均化反応を起こす性質を有する冷媒を主成分とした作動冷媒が冷媒回路に充填されている。不均化反応を起こす性質を有する冷媒を主成分とした作動冷媒としては、HFO−1123の単体冷媒、HFO−1123とR32との混合冷媒、もしくは、HFO−1123とHFO−1234yfとの混合冷媒が考えられる。HFO−1123とR32との混合冷媒、もしくは、HFO−1123とHFO−1234yfとの混合冷媒を作動冷媒として使用する場合、R32、HFO−1234yfの含有量が20〜50質量%の範囲内であるものとし、HFO−1123の含有量を質量%で超えないようにする。
冷凍サイクル装置100Aは、冷媒を圧縮する圧縮機1と、冷媒流路を切り替える冷媒回路切替手段としての四方弁2、冷媒と空気や水等の熱媒体で熱交換する第1熱交換器3、冷媒の流量を制御する膨張弁4(減圧機構の一例)、冷媒と空気や水等の熱媒体とで熱交換する第2熱交換器5を有している。そして、冷凍サイクル装置100Aでは、圧縮機1、四方弁2、第1熱交換器3、膨張弁4、第2熱交換器5が冷媒配管30で接続されて冷媒回路を構成している。
冷媒を圧縮する圧縮機1としては、インバータ回路により回転数が制御され容量制御されるタイプのインバータ圧縮機を用い、回転数制御を可能とする。インバータ圧縮機には、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、往復圧縮機等がある。
四方弁2は、冷熱供給モード(例えば、冷房運転モード)、温熱供給モード(例えば、暖房運転モード)に応じて、冷媒流路を切り替えるものである。
なお、冷媒回路切替手段の一例として四方弁2を挙げて説明するが、冷媒回路を選択的に切り替えられるもの、例えば2つの二方弁又は三方弁を組み合わせて冷媒回路切替手段を構成してもよい。また、四方弁2を設けた場合を例に示すが、冷凍サイクル装置100Aとして冷媒流路を切り替えない冷媒回路構成を採用する場合には冷媒回路切替手段を設ける必要はない。
第1熱交換器3は、凝縮器又は蒸発器として機能し、熱交換する熱媒体に応じた形式で構成される。例えば、空気と熱交換する場合には、第1熱交換器3は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成することができる。また、水やブライン等と熱交換する場合には、第1熱交換器3は、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、プレート熱交換器等で構成することができる。
膨張弁4は、冷媒流量の調節等が行うことが可能なものである。なお、減圧機構の一例として、絞り開度が可変な構造である膨張弁4を例に挙げて説明しているが、これに限定するものではなく、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、または、キャピラリーチューブで減圧機構を構成してもよい。
第2熱交換器5は、蒸発器又は凝縮器として機能し、熱交換する熱媒体に応じた形式で構成される。例えば、空気と熱交換する場合には、第2熱交換器5は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成することができる。また、水やブライン等とで熱交換する場合には、第2熱交換器5は、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、プレート熱交換器等で構成することができる。
また、冷凍サイクル装置100Aは、吐出圧力センサー10、吐出温度センサー11、凝縮器出口圧力センサー12、凝縮器出口温度センサー13、制御装置20を有している。
吐出圧力センサー10は、圧縮機1の吐出側に設置され、圧縮機1から吐出された冷媒の吐出ガス圧力を測定する。
吐出温度センサー11は、圧縮機1の吐出側に設置され、圧縮機1から吐出された冷媒の吐出ガス温度を測定する。
凝縮器出口圧力センサー12は、第1熱交換器3と膨張弁4との間に設置され、第1熱交換器3が凝縮器として機能する際に、第1熱交換器3から流出した冷媒の凝縮器出口圧力を測定する。
凝縮器出口温度センサー13は、第1熱交換器3と膨張弁4との間に設置され、第1熱交換器3が凝縮器として機能する際に、第1熱交換器3から流出した冷媒の凝縮器出口温度を測定する。
制御装置20は、冷凍サイクル装置100Aの全体を統括制御するものである。制御装置20は、各検知器(吐出圧力センサー10、吐出温度センサー11、凝縮器出口圧力センサー12、凝縮器出口温度センサー13)からの測定値に基づき、各アクチュエータ(圧縮機1、四方弁2、膨張弁4等の駆動部品)の制御を行う。制御装置20は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。
図1において、第2熱交換器5から冷熱を供給する冷熱供給モード(例えば、冷房運転)では、四方弁2は実線の流路となり、第2熱交換器5から温熱を供給する温熱供給モード(例えば、暖房運転)では、四方弁2は点線の流路に切り換えられる。したがって、冷熱供給モードでは、圧縮機1、四方弁2、第1熱交換器3、膨張弁4、第2熱交換器5、圧縮機1がこの順序で環状に接続される。また、温熱供給モードでは、圧縮機1、四方弁2、第2熱交換器5、膨張弁4、第1熱交換器3、圧縮機1がこの順序で環状に接続される。そのため、冷熱供給モードでは、第1熱交換器3が凝縮器として機能し、第2熱交換器5が蒸発器として機能する。また、温熱供給モードでは、第1熱交換器3が蒸発器として機能し、第2熱交換器5が凝縮器として機能する。
次に、冷凍サイクル装置100Aに使用する作動冷媒について説明する。
冷凍サイクル装置100Aに使用する作動冷媒として、低GWPかつ動作圧力が高い1、1、2トリフルオロエチレン(HFO−1123)を主成分として用いる。HFO−1123は、以下の反応式に示すように、熱と毒性をもつ物質(HF)が発生する不均化反応が起こる。
CF=CHF→1/2CF+3/2C+HF+44.7kcal/mol
図3から、HFO−1123の不均化反応が発生する圧力値は、温度が高くなると低下する傾向にあることがわかる。また、R32もしくはHFO−1234yfを混合させると、HFO−1123の不均化反応が発生する圧力値が低下する傾向があることもわかっている。
そこで、冷凍サイクル装置100Aでは、圧縮機1の起動時において、HFO−1123の不均化反応が発生する温度毎の圧力値の判定値をあらかじめ制御装置20のプログラムに搭載し、吐出ガス温度と凝縮器出口温度から求められる不均化反応圧力の値(以下、不均化反応圧力値と称する)を演算する。そして、冷凍サイクル装置100Aでは、圧縮機1の起動時において、不均化反応圧力値以上にならないように圧縮機1の回転数の上昇を抑制する不均化反応抑制制御を行なう。
例えば、検知圧力が圧力判定値になった場合、圧縮機1の周波数の上昇を停止させ、一定時間後圧力の低下がない場合は、圧縮機1の回転数を低下させる制御を行なう。この制御は、圧縮機1の吐出部と凝縮器として機能する第1熱交換器3の出口部の両方にて行なう。また、制御装置20に、あらかじめ図6に示すような圧縮機1の起動時の回転数の増加パターンを組み込んでおき、圧縮機1の起動前の圧縮機1の吐出ガス圧力あるいは凝縮器出口圧力によって、圧縮機1の起動パターンを決定してもよい。なお、図6については、実施の形態2で説明する。
以下、冷凍サイクル装置100Aの不均化反応抑制制御の具体的な制御フローについて図2を参照しながら説明する。ここで説明する不均化反応抑制制御の制御フローでは、第1熱交換器3が凝縮器として機能している場合を想定している。
冷凍サイクル装置100Aが運転を開始すると、制御装置20は、吐出圧力センサー10で測定された圧力値、吐出温度センサー11で測定された温度値から、吐出ガス圧力P1、吐出ガス温度T1を検知する(ステップS101)。
続いて、制御装置20は、凝縮器出口圧力センサー12で測定された圧力値、凝縮器出口温度センサー13で測定された温度値から、凝縮器出口圧力P2、凝縮器出口温度T2を検知する(ステップS102)。
制御装置20は、吐出ガス圧力P1が、吐出ガス温度T1と凝縮器出口温度T2から求められる不均化反応圧力値の下限値よりも大きいかどうかを判断する(ステップS103)。
吐出ガス圧力P1が不均化反応圧力値の下限値以下と判断すると(ステップS103;N)、制御装置20は、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいかどうかを判断する(ステップS104)。
そして、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値以下と判断すると(ステップS104;N)、制御装置20は、圧縮機1の起動時においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1を通常に制御して、ステップS101に戻る。
吐出ガス圧力P1が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいと判断(ステップS103;Y)、あるいは、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいと判断すると(ステップS104;Y)、制御装置20は、圧縮機1の回転数の増加量を0とする(ステップS105)。これらの場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時において、HFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数の上昇を抑制する制御を行なう。
続いて、制御装置20は、あらかじめ定めた圧力低下待機時間が経過したかどうかを判断する(ステップS106)。圧力低下待機時間が経過していないと判断すると(ステップS106;N)、制御装置20は、ステップS105に戻り、圧縮機1の回転数の増加量を0にしたままとする。なお、圧力低下待機時間は、吐出ガス圧力P1、凝縮器出口圧力P2に応じてあらかじめ定めておけばよく、一律に定まるものではない。
圧力低下待機時間が経過したと判断すると(ステップS106;Y)、制御装置20は、吐出ガス圧力P1、及び、凝縮器出口圧力P2のいずれもが、不均化反応圧力値の下限値よりも大きいかどうかを判断する(ステップS107)。
そして、吐出ガス圧力P1、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいと判断すると(ステップS107;Y)、制御装置20は、まだ、圧縮機1の起動時において、HFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数を低下させる制御を行なう(ステップS108)。
一方、吐出ガス圧力P1、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値以下と判断すると(ステップS107;N)、制御装置20は、圧縮機1の起動時においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1を通常に制御して、ステップS101に戻る。
以上のように、冷凍サイクル装置100Aでは、圧縮機1の起動時において、HFO−1123の不均化反応圧力値以上にならないように圧縮機1の回転数の上昇を抑制する不均化反応抑制制御を行なう。そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、HFO−1123を使用する場合においても、圧縮機1の吐出ガス圧力および凝縮器出口圧力に基づいてHFO−1123が不均化反応しない圧力範囲内に冷媒回路の圧力を制御することが可能になる。また、冷凍サイクル装置100Aによれば、凝縮器出口圧力も検知することで、精度良くHFO−1123の不均化反応を抑制することが可能となる。
さらに、冷凍サイクル装置100Aでは、不均化反応を抑制できる圧力範囲を有効に活用できるため、作動冷媒として混合冷媒を用いたとしても、HFO−1123以外の冷媒の比率を小さくすることができる。そのため、冷凍サイクル装置100Aによれば、混合させるHFO−1123以外の冷媒の混合比率を最小限とすることができ、製品のコストの増加を抑制でき、製品の重量の増加(ユニットサイズの大型化)を抑制することも可能になる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置(以下、冷凍サイクル装置100Bと称する)の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図5は、冷凍サイクル装置100Bが実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。図6は、冷凍サイクル装置100Bの制御装置20のプログラムに搭載する圧縮機1の起動パターンを示すグラフである。図4〜図6に基づいて、冷凍サイクル装置100Bについて説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
冷凍サイクル装置100Bは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aの構成に加え、外気温度センサー14、水出口温度センサー15を有している。
外気温度センサー14は、第1熱交換器3の近傍に設置され、外気の温度を測定する。
水出口温度センサー15は、第2熱交換器5の水側出口に設置され、第2熱交換器5から流出された水の温度を測定する。
つまり、冷凍サイクル装置100Bでは、第2熱交換器5で冷媒と水(ブラインでもよい)とが熱交換するようになっている。
冷凍サイクル装置100Bでも、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様に、不均化反応抑制制御を実行する。例えば、冷凍サイクル装置100Bの第1熱交換器3が空冷式である場合、冷房運転において高圧圧力はほぼ外気温度にて想定される。そのため、冷凍サイクル装置100Bでは、圧縮機1の起動前の外気温度から、圧縮機1の起動後の圧力を推定、外気温度が高い場合には吐出ガス圧力及び凝縮器出口圧力が不均化反応発生圧力にならないように、圧縮機1の起動時の回転数の上昇量を小さくする不均化反応抑制制御を行なう。
以下、冷凍サイクル装置100Bの不均化反応抑制制御の具体的な制御フローについて図5を参照しながら説明する。ここで説明する不均化反応抑制制御の制御フローでは、第1熱交換器3が凝縮器として機能している場合を想定している。
冷凍サイクル装置100Bが運転を開始すると、制御装置20は、外気温度センサー14で測定された外気温度が、あらかじめ定めた判定値Aよりも大きいかどうかを判断する(ステップS201)。
外気温度が判定値Aよりも大きいと判断すると(ステップS201;Y)、制御装置20は、圧縮機1を起動パターンAにて起動する(ステップS202)。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時において、HFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数の上昇を抑制する制御を行なう。
外気温度が判定値A以下であると判断すると(ステップS201;N)、制御装置20は、外気温度センサー14で測定された外気温度が、あらかじめ定めた判定値Bよりも大きいかどうかを判断する(ステップS203)。
外気温度が判定値Bよりも大きいと判断すると(ステップS203;Y)、制御装置20は、圧縮機1を起動パターンBにて起動する(ステップS204)。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時において、起動パターンAのときよりも小さいもののHFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数の上昇を抑制する制御を行なう。なお、判定値Aは、判定値Bよりも高い温度である。
外気温度が判定値B以下であると判断すると(ステップS203;N)、制御装置20は、圧縮機1を起動パターンCにて起動する(ステップS205)。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1の回転数を増加して、ステップS201に戻る。
また、冷凍サイクル装置100Bでは、暖房運転時においては、圧縮機1の起動前の水出口温度により圧縮機1の起動パターンを決定する(図6参照)。具体的には、冷凍サイクル装置100Bでは、圧縮機1の起動前の水出口温度から、圧縮機1の起動後の圧力を推定、水出口温度が高い場合には吐出ガス圧力及び凝縮器出口圧力が不均化反応発生圧力にならないように、圧縮機1の起動時の回転数の上昇量を小さくする不均化反応抑制制御を行なう。
例えば、制御装置20は、圧縮機1の起動前において水出口温度があらかじめ定めた判定値A1よりも高い場合、図6からの起動パターンAを決定する。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時において、HFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数の上昇を抑制する制御を行なう。
また、制御装置20は、圧縮機1の起動前において水出口温度が判定値A1以下であって、あらかじめ定めた判定値B1よりも大きい場合、図6から起動パターンBを決定する。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時において、起動パターンAのときよりも小さいもののHFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1の回転数の上昇を抑制する制御を行なう。なお、判定値A1は、判定値B1よりも高い温度である。
また、制御装置20は、圧縮機1の起動前において水出口温度が判定値B1以下である場合、図6からの起動パターンCを決定する。この場合、制御装置20は、圧縮機1の起動時においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1の回転数を増加する。
以上のように、冷凍サイクル装置100Bでは、圧縮機1の起動時において、HFO−1123の不均化反応圧力値以上にならないように圧縮機1の回転数の上昇を抑制する不均化反応抑制制御を行なう。そのため、冷凍サイクル装置100Bによれば、HFO−1123を使用する場合においても、外気温度に基づいてHFO−1123が不均化反応しない圧力範囲内に冷媒回路の圧力を制御することが可能になる。また、冷凍サイクル装置100Bによれば、暖房運転時においては、水出口温度も検知することで、精度良くHFO−1123の不均化反応を抑制することが可能となる。
なお、冷凍サイクル装置100Bでは、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aでの不均化反応抑制制御を組み入れれば、より精度良くHFO−1123の不均化反応を抑制することが可能となる。このようにすれば、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aが奏する効果を同様に発揮することが可能になる。
<冷凍サイクル装置100Bの変形例>
HF0−1123単独使用の場合と、HFO−1234yf等との混合冷媒の場合と、では、不均化反応が発生する圧力が異なる。そのため、圧縮機1の起動パターンを決定する外気温度は、制御装置20にて設定可能とし、HFO−1123単独使用の場合と、HFO−1234yf等との混合冷媒の場合と、で起動パターン変更できるようにする。
図7は、HFO−1123単独使用の場合と、HFO−1123とHFO1234yfの混合冷媒の場合と、での不均化反応領域を示すグラフである。図7から、HF0−1123単独使用の場合と、HFO−1234yf等との混合冷媒の場合と、では、不均化反応が発生する圧力が異なることがわかる。そこで、冷凍サイクル装置100Bでは、作動冷媒がHFO−1123単独使用の場合であるのか、HFO−1123と他の冷媒の混合冷媒であるのか、ということに応じて、圧縮機1の起動パターンの変更を可能にしている。なお、この内容は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aにも適用することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置(以下、図示はしないが冷凍サイクル装置100Cと称する)が実行する不均化反応抑制制御処理の流れを示すフローチャートである。図8に基づいて、冷凍サイクル装置100Cについて説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、冷凍サイクル装置100Cの冷媒回路構成は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同じである。
冷凍サイクル装置100Cでも、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置100Aと同様に、不均化反応抑制制御を実行する。具体的には、冷凍サイクル装置100Cでは、圧縮機1の起動後に不均化反応が発生する温度、圧力の状態になった場合には、圧縮機1を一度停止させ、膨張弁4を開ける。こうすることで、冷凍サイクル装置100Cでは、冷媒回路内の冷媒の圧力を低下させ、圧縮機1の吐出ガス圧力および凝縮器出口圧力を低下させる。その後、冷凍サイクル装置100Cは、圧縮機1を再起動させる。
以下、冷凍サイクル装置100Cの不均化反応抑制制御の具体的な制御フローについて図8を参照しながら説明する。ここで説明する不均化反応抑制制御の制御フローでは、第1熱交換器3が凝縮器として機能している場合を想定している。
冷凍サイクル装置100Cが運転を開始すると、制御装置20は、吐出圧力センサー10で測定された圧力値、吐出温度センサー11で測定された温度値から、吐出ガス圧力P1、吐出ガス温度T1を検知する(ステップS301)。
続いて、制御装置20は、凝縮器出口圧力センサー12で測定された圧力値、凝縮器出口温度センサー13で測定された温度値から、凝縮器出口圧力P2、凝縮器出口温度T2を検知する(ステップS302)。
制御装置20は、吐出ガス圧力P1が、吐出ガス温度T1と凝縮器出口温度T2から求められる不均化反応圧力値の下限値よりも大きいかどうかを判断する(ステップS303)。
吐出ガス圧力P1が不均化反応圧力値の下限値以下と判断すると(ステップS303;N)、制御装置20は、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいかどうかを判断する(ステップS304)。
そして、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値以下と判断すると(ステップS304;N)、制御装置20は、圧縮機1の起動後においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1を通常に制御して、ステップS301に戻る。
吐出ガス圧力P1が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいと判断(ステップS303;Y)、あるいは、凝縮器出口圧力P2が不均化反応圧力値の下限値よりも大きいと判断すると(ステップS304;Y)、制御装置20は、圧縮機1を停止し、膨張弁4を開放する(ステップS305)。これらの場合、制御装置20は、圧縮機1の起動後において、HFO−1123が不均化反応圧力値以上になる可能性があると判断し、圧縮機1を停止し、膨張弁4を開放する制御を行なう。
続いて、制御装置20は、冷媒回路内の冷媒の圧力があらかじめ定めた圧力値より低下したかどうかを判断する(ステップS306)。圧力が低下していないと判断すると(ステップS306;N)、制御装置20は、ステップS305に戻り、圧縮機1の停止、膨張弁4の開放を継続する。なお、あらかじめ定めた圧力値とは、冷媒回路内の冷媒の圧力が不均化反応を起こさない圧力として定めておけばよく、一律に定まるものではない。
圧力が低下したと判断すると(ステップS306;Y)、制御装置20は、圧縮機1を再起動する(ステップS307)。つまり、制御装置20は、圧縮機1の起動後においても、HFO−1123が不均化反応を起こさないと判断し、圧縮機1を通常に制御して、ステップS101に戻る。
以上のように、冷凍サイクル装置100Cでは、圧縮機1の起動後において、HFO−1123の不均化反応圧力値以上にならないように圧縮機1の回転数の上昇を抑制する不均化反応抑制制御を行なう。そのため、冷凍サイクル装置100Cによれば、HFO−1123を使用する場合においても、圧縮機1の吐出ガス圧力および凝縮器出口圧力に基づいてHFO−1123が不均化反応しない圧力範囲内に冷媒回路の圧力を制御することが可能になる。また、冷凍サイクル装置100Aによれば、凝縮器出口圧力も検知することで、精度良くHFO−1123の不均化反応を抑制することが可能となる。
さらに、冷凍サイクル装置100Cでは、不均化反応を抑制できる圧力範囲を有効に活用できるため、作動冷媒として混合冷媒を用いたとしても、HFO−1123以外の冷媒の比率を小さくすることができる。そのため、冷凍サイクル装置100Cによれば、混合させるHFO−1123以外の冷媒の比率を最小限とすることができ、製品のコストの増加を抑制でき、製品の重量の増加(ユニットサイズの大型化)を抑制することも可能になる。
以上、本発明に係る冷凍サイクル装置を3つの実施の形態に分けて説明したが、これらに限定せず、本発明の範疇及び精神を逸脱することなく、さまざまに変形または変更可能である。また、各実施の形態で説明した内容を適宜組み合わせて冷凍サイクル装置を構成してもよい。
なお、各実施の形態で説明した冷凍サイクル装置は、空気調和装置(例えば、冷凍装置、ルームエアコン、パッケージエアコン、ビル用マルチエアコン等)、ヒートポンプ給湯機等、冷凍サイクルを備えた装置に適用して利用することができる。
1 圧縮機、2 四方弁、3 第1熱交換器、4 膨張弁、5 第2熱交換器、10 吐出圧力センサー、11 吐出温度センサー、12 凝縮器出口圧力センサー、13 凝縮器出口温度センサー、14 外気温度センサー、15 水出口温度センサー、20 制御装置、30 冷媒配管、100A 冷凍サイクル装置、100B 冷凍サイクル装置、100C 冷凍サイクル装置。

Claims (6)

  1. 少なくとも圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を順次配管で接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に不均化反応を起こす性質を有する冷媒を含む冷媒が充填された冷凍サイクル装置であって、
    前記圧縮機の起動時において、前記圧縮機から吐出された前記冷媒の吐出ガス温度と、前記凝縮器から流出された前記冷媒の凝縮器出口温度と、から求められる前記冷媒の不均化反応圧力値の下限値に基づいて前記圧縮機の回転数抑制を行なう
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記不均化反応圧力値以上にならないように前記圧縮機の回転数の上昇を抑制する
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記不均化反応圧力値以上にならないように前記圧縮機の起動パターンを決定する
    請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記凝縮器が、前記冷媒と空気とで熱交換するものであり、
    前記圧縮機の起動前の外気温度により、前記圧縮機の起動後の圧力を推定し、前記不均化反応圧力値以上にならないように前記圧縮機の起動パターンを決定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記蒸発器が、前記冷媒と水とで熱交換するものであり、
    前記圧縮機の起動前の水温度により、前記圧縮機の起動後の圧力を推定し、前記不均化反応圧力値以上にならないように前記圧縮機の起動パターンを決定する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記圧縮機の起動後において、起動後の前記冷媒回路内の圧力が、前記不均化反応圧力値以上になるとき、
    前記圧縮機を停止させ、前記膨張弁を開放し、前記冷媒回路内の圧力を低下させてから、再び前記圧縮機を起動させる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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