JP6289491B2 - 光信号を発生及び受信するように動作可能な送受信手段を有する光ファイバ格納装置 - Google Patents

光信号を発生及び受信するように動作可能な送受信手段を有する光ファイバ格納装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的には光ファイバ格納装置に関し、こうした格納装置のドアを施錠解除する方法に関する。
光ファイバネットワークは、データの伝送に益々使用されつつある。電気通信事業者は、例えば中央局のような中央ネットワークユニットと、受信契約者と呼ばれる場合もある通信顧客との間で、光ファイバを介して光学的な音声及びデータ信号を伝送するために光ファイバネットワークを使用する。より大規模な光ファイバネットワークは、1本の入力ファイバの光信号を複数の出力ファイバを伝播する光信号に分岐する、いわゆるスプリッタで構成される。環境要因、破壊行為、又は他の不正アクセスからスプリッタを保護するため、スプリッタは、光ファイバ格納装置にしばしば収容される。こうした格納装置は、例えば、光ファイバスプライスキャビネット、スプリッタキャビネット、路上キャビネット、又はマンホールであり得るが、1個又は数個のみのスプリッタ用のスプライスクロージャであってもよい。こうした格納装置は通常、不正なアクセスを防止するために施錠されているが、スプリッタ、又はスプリッタに光学的に接続されたファイバに保守管理を行う場合には、人員に格納装置の内部への物理的アクセスを与えるために格納装置を施錠解除する必要がある。格納装置の内部への物理的アクセスは、権限を有する人員にのみ許可されなければならない。例えば保守技術者などの人員は、権限を有する人員だけが格納装置を開けることができるように、格納装置を開けるのに先立って認証される必要がある。この目的のため、多くの格納装置は機械的な錠を備えており、権限を有する保守人員が施錠を解除することができる、対応した機械的な鍵を持っていることによって、格納装置を開くことができる。
しかしながら、より高度な解決策も知られている。例えば欧州特許第EP 2220625 B1号には、通信ネットワークのアクセスポイントについて記載されている。このアクセスポイントは、例えば基地局、増幅器、又は受信局であり得る。保守技術者は、アクセスポイントを開くのに先立って、例えば携帯電話などの通知装置を使用して中央ネットワークサーバと通信する。中央ネットワークサーバは、技術者の通知装置のSIMカードによって技術者を認証することができる。国際特許出願第WO2007/131006 A2号は、通信格納装置の内部の電子モジュールを備える遠隔監視システムについて記載している。特定の実施形態では、電子モジュールは、例えばトランスポンダ又は携帯型装置のような遠隔通信装置と通信を行い、そこから認証情報を受け取ることができる。電子錠は、トランスポンダによって送信されるアクセス情報を使用して、施錠の解除を許可することができる。また、アクセス情報を中央セキュリティシステムに送信して、アクセスが認証されているか否かを確認することもできる。
従来の銅線による電気通信ネットワークでは、ネットワークの多くの構成要素を動作させる必要があるため、電気エネルギーがほとんどいたるところで供給されている。したがって、銅線によるネットワークにおける格納装置は、保守技術者が格納装置へのアクセスを求める際、認証を行ううえで大量の電気エネルギーを使用し得る。これに対して、光ファイバ格納装置では、格納装置内部の機器を作動させるために電気エネルギーを通常必要としない。例えば、光ファイバスプリッタ、スプライス、コネクタ、及びファイバのような多くの機器は、受動式の要素であり、動作に電気エネルギーを必要としない。このため、多くの光ファイバ格納装置は「受動式」の格納装置となっており、すなわち、外部エネルギー源による電気エネルギーの永久的な供給を受けない。受動式の格納装置は、通常、例えば電池のような内部エネルギー源も備えていないが、これは、電池の保守及び交換には保守管理のリソースを必要とするためにコストが嵩むためである。これらの理由により、光ファイバの受動式の格納装置では、認証プロセスを行うための双方向通信を確立するために利用可能な電気エネルギーがなく、長時間にわたって認証情報を保存しておくことができない。しかしながら、受動式の格納装置の内部へのアクセスを拒否又は許可する前に人員を認証することが望ましい。本開示は、この課題を解決しようとするものである。
本発明は、光ファイバの受動式の格納装置であって、その格納装置の内部に、a)光ファイバを介して中央ネットワークユニットから1人以上の受信契約者に対する電気通信信号を受信するために、光ファイバを介して中央ネットワークユニットと光学的に接続可能な、電気通信ネットワークの1つ以上の光ファイバ機能ユニットを備える格納装置において、格納装置が、格納装置の内部に、b)送受信手段であって、電気エネルギーを使用して第1の光信号を発生するように動作可能であり、中央ネットワークユニットからの光応答信号を受信するように動作可能であり、第1の光信号を光ファイバによって中央ネットワークユニットに送信でき、光応答信号を光ファイバによって中央ネットワークユニットから送受信手段に送信できるように、光ファイバに光学的に接続可能であり、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信するように構成された、送受信手段を更に有することを特徴とする、格納装置を提供する。
本開示に基づく格納装置は、通常は格納装置に電気エネルギーが供給されていないにもかかわらず、受動式の格納装置から中央ネットワークユニットに光ファイバを介して情報を送信すること、かつ、受動式の格納装置の中央ネットワークユニットから情報を受信することを可能とする。送受信手段は、格納装置の外部からの電気エネルギーを受信して中央ネットワークユニットと能動的通信を行うことができる。このため、必要な場合にのみ、例えば、格納装置と中央ネットワークユニットとの間の通信が必要又は望ましい場合にのみ、電気エネルギーを送受信手段に供給することができる。これにより、受動式の格納装置を電力ネットワークに永久的に接続する必要性をなくすことができる。非接触方式のエネルギー伝送により、格納装置の外部に物理的接点要素を有する必要がなくなる。このような接点要素は、摩耗、破壊行為、及び環境の影響による破損を受けやすい。
詳細には、本開示に基づく受動式の格納装置は、電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信できる送受信手段を有することにより、また、このエネルギーを使用して光ファイバを介した中央ネットワークユニットとの双方向通信を行うための光信号を発生及び受信することにより、アクセスを求める人員の認証を行うことが可能である。こうした通信では、格納装置の内部へのアクセスを行わずに、中央ネットワーク権限者による認証を行うことができる。
本開示の格納装置は、例えば、光ファイバ分配格納装置、光ファイバスプリッタキャビネット、光ファイバ路上キャビネット、又は光ファイバ分配キャビネットであってよい。あるいは、格納装置は、光ファイバ機能ユニットを収容するマンホール、すなわち地下光ファイバクロージャであってもよい。格納装置は、電気通信ネットワークの光ファイバ機能ユニットを含むことができる。こうした機能ユニットは、例えば、スプリッタ、スプリッタモジュール、光ファイバスプライス、光ファイバスプライストレイ、光ファイバコネクタ、光ファイバコネクタモジュール、又は光ファイバコネクタ記憶装置であってよい。こうした機能ユニットは、光電気通信信号を受信契約者に送信する機能を有する電気通信ネットワークの一部を構成することができる。こうした機能ユニットは、電気通信信号を中央ネットワークユニットから受信することができる。これらの信号は、特定の電気通信受信契約者に送られるものとすることができる。すなわち、これらの信号は特定の受信契約者に対するものである。こうした機能ユニットは、これらの電気通信信号を1人以上の受信契約者に送り届けるように動作可能なものとすることができる。
本開示に基づく格納装置の送受信手段は、電気エネルギーを使用して光信号を発生するように動作可能である。送受信手段は、第1の光信号を発生するための発光ダイオード又はレーザを含んでもよい。送受信手段は、光応答信号を受信するための光受信器を含んでもよい。送受信手段は、例えば、光信号が発生されるように、レーザ、レーザダイオード、又は発光ダイオードなどの光源に電力供給するための電気エネルギーを使用することができる。送受信手段によって発生された光信号(「第1の光信号」)は、受信契約者に対する電気通信信号でなくてもよい。これらの信号は、中央ネットワークユニットに送られるものであってもよい。第1の光信号は、電気通信信号を搬送する光の波長とは異なる波長を有する光によって搬送させることができる。第1の光信号は、識別情報又は認証要求情報を含むことができる。識別情報は、人又は装置を識別する情報であってよい。認証要求情報は、人又は装置を認証するために使用可能な情報であってもよく、例えば、人又は装置の身元を確認するために使用可能なシークレットキーであってよく、あるいはパブリックキーインフラストラクチャのパブリックキーであってもよく、あるいはチャレンジ/レスポンスプロセスで使用可能な情報であってもよい。認証要求情報が中央ネットワークユニットによって受信されることで、中央ネットワークユニットは認証要求情報を処理し、認証確認情報を含んだ光応答信号を送受信手段に送信することができる。認証確認情報は、正又は負であり得る。
送受信手段が中央ネットワークユニットから受信することができる光信号(「光応答信号」)は、受信契約者に対する光電気通信信号でなくともよい。この信号は、例えば送受信手段に送られるものであってもよい。光応答信号は、電気通信信号を搬送する光の波長とは異なる波長を有する光によって搬送させることができる。光応答信号は、認証確認情報を含むことができる。認証確認情報は、前の認証要求の正の確認又は前の認証要求の負の確認を含み得る。認証確認情報は、人又は装置を認証するために使用可能なものであってもよく、例えば、人又は装置の身元を確認するために使用可能なシークレットキーであってよく、あるいはパブリックキーインフラストラクチャのパブリックキーであってもよく、あるいはチャレンジ/レスポンスプロセスで使用可能な情報であってもよい。
本開示に基づく格納装置の送受信手段は、格納装置の光ファイバ機能ユニットを中央ネットワークユニットと光学的に接続することができる光ファイバに光学的に接続可能である。光ファイバは、光信号を光ファイバ機能ユニットと中央ネットワークユニットとの間で双方向に送信するように動作可能なものとすることができる。光ファイバは、電気通信ネットワークのファイバであってよい。この光ファイバは、電気通信信号と第1の光信号を同時に送信することができる。光ファイバは、電気通信信号と光応答信号を同時に送信することができる。光ファイバは、光ファイバの長さを延ばすために互いに光学的に接続された、複数のファイバセグメントを含み得る。本開示に基づく格納装置の送受信手段は、更なる光ファイバ及び/又は光スプリッタによって光ファイバに光学的に接続することができる。
送受信手段は、格納装置の内部に配置され、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信するように構成される。送受信手段をは、例えば、電気エネルギーを誘導により受信するためのコイルを含めることによって構成することができる。コイルは送受信手段の別の要素の外部に配置するか、送受信手段の別の要素に隣接して配置するか、又は送受信手段の別の要素から間隔をおいて配置することができる。格納装置は、格納装置の内部及び外部を画定するハウジングを備え得る。ハウジングは壁を有し得る。コイルは、ハウジングの壁の近くに配置することができる。このような配置は、外部から送受信手段への非接触方式のエネルギー伝送をより効率的とするものである。壁は、電気絶縁材料で形成することができる。絶縁性、すなわち非導電性の壁を介した非接触エネルギー伝送は、エネルギー伝送効率を高め得る。
送受信手段は、電気エネルギーを受信するためのアンテナを含めることによって、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信するように構成することができる。アンテナは、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信するように動作可能であり、このエネルギーは電磁波として送信される。アンテナは送受信手段の別の要素の外部に配置するか、送受信手段の別の要素に隣接して配置するか、又は送受信手段の別の要素から間隔をおいて配置することができる。代替的な一実施形態では、送受信手段は、電気エネルギーを受信するためのコンデンサ極板を含めることによって、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを格納装置の外部から非接触方式で受信するように構成することができる。この実施形態では、電気エネルギーは、容量的又は静電気的に、非接触方式で送受信手段に送信することができる。
送受信手段は、格納装置の外部から非接触方式で電気エネルギーを受信することができる。特定の実施形態では、電気エネルギーは、外部と内部との間の固体又は液体の導電性接続上を送信させることなく、格納装置の外部から内部へと格納装置に入ることができる。このため、格納装置は、格納装置の外部からアクセス可能な、電気エネルギーを伝送するための流電接点を有しなくてもよい。特定の実施形態では、送受信手段は、誘導により電気エネルギーを受信することができる。第1の光信号を発生するための電気エネルギーは、格納装置の外部から送受信手段に電磁波として送信することができる。送受信手段がコイルを含む場合、コイルを使用して電磁波を受信することができ、これにより、電気エネルギーがコイルに、ひいては送受信手段に伝送される。電気エネルギーの誘電による伝送は、非接触式エネルギー伝送の効率的かつ信頼性の高い方法である。コイルは、電気エネルギーを伝送する電磁波を拾うための汎用性及びコスト効率の高い手段である。電磁波による電気エネルギーの非接触式伝送は、電気エネルギーと並行して情報を伝送するように電磁波を改変することができることから、更に有利である。電磁波は、例えば情報を含むように変調することができる。したがって、本開示に基づく格納装置の送受信手段は、格納装置の外部から電磁波の形の電気エネルギーを非接触方式で受信するように一般的に構成することができる。送受信手段は、情報を含む電磁波の形の電気エネルギーを受信するように構成することができる。送受信手段は、情報を含む変調された電磁波の形の電気エネルギーを受信するように構成することができる。変調は、位相シフトキーイングスキーム、振幅シフトキーイングスキーム、又は振動数シフトキーイングスキームを与えるうえで適当であり得る。
送受信手段によって受信される電気エネルギーは、第1の光信号を発生させるのに適している。一般的に、送受信手段は、光ファイバを通って中央ネットワークユニットに伝播するのに充分な強さの光信号を発生させるのに充分な量のエネルギーを受信するように構成することができる。これにより、送受信手段は、例えば識別情報又は認証要求情報のような情報を中央ネットワークユニットに送信することが可能である。送受信手段は、光ファイバを通って中央ネットワークユニットに伝播するのに充分な強さの光信号を発生させるのに充分であり、かつ、中央ネットワークユニットから光応答信号を受信するのに充分である量のエネルギーを受信するように更に構成することができる。これにより、送受信手段は、中央ネットワークユニットとの双方向通信を確立することが可能であり、更にこれにより、中央ネットワークユニットにおいて識別及び/又は認証を実行し、格納装置の送受信手段にその結果を送り返すことが可能である。
送受信手段は、光ファイバを介して送信された、中央ネットワークユニットからの応答信号を受信するための第1の受信器を有し得る。第1の受信器は、例えば光検出器を含み得る。送受信手段は、格納装置の外部から更なる情報を非接触方式で受信するための第2の受信器を更に有し得る。更なる情報は、電磁波に含めることができる。このような電磁波は、例えばRFID規格、ブルートゥース規格、WLAN規格、又はNFC(近距離無線通信)規格などの通信規格に適合することができる。電磁波は、更なる情報を含むように変調することができる。これらの電磁波は、例えば、振動数シフトキーイングスキーム、振幅シフトキーイングスキーム、又は位相シフトキーイングスキームに従って変調することができる。更なる情報を含む電磁波は、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを更に含む波であってよい。送受信手段の第2の受信器は、例えば、例えばRFID規格、ブルートゥース規格、WLAN規格、又はNFC(近距離無線通信)規格などの通信規格に適合する電磁波を受信するためのアンテナを有してよく、かつ/又は、第2の受信器は、例えば、振動数シフトキーイングスキーム、振幅シフトキーイングスキーム、又は位相シフトキーイングスキームに従って変調された電磁波を受信するためのアンテナを有してもよい。第2の受信器は、電磁波に含まれる第1の光信号を発生するための電気エネルギー及び更なる情報の両方を、格納装置の外部から非接触方式で受信するように構成することができる。特定の実施形態では、第2の受信器は、第1の光信号を発生するための電気エネルギー及び更なる情報の両方を含む単一の電磁波を受信するように構成される。これらの実施形態では、第2の受信器はコイル又はアンテナを有し得る。
本開示の特定の実施形態では、光ファイバの受動式の格納装置は、施錠可能かつ施錠解除可能なドアを備える。ドアは、外部から格納装置の内部へのアクセスを与えるように動作可能である。ドアが施錠解除されている場合、外部から格納装置の内部へのアクセスを与えるように開くことができる。格納装置は、電気エネルギーを使用してドアを施錠解除するように動作可能な施錠装置を更に備え得る。送受信手段は、施錠装置と通信することによって、施錠装置にドアを施錠解除させるように動作可能である。これらの実施形態では、格納装置の内部は保護されているが、送受信手段は、ドアを施錠解除させることによって格納装置の内部へのアクセスを与えることができる。送受信手段は、電気エネルギーが供給されると中央ネットワークユニットと通信可能となることから、送受信手段は、ドアが施錠解除されるべきか否かを送受信手段が決定することを可能とする情報を、中央ネットワークユニットから得ることができる。これにより、中央ネットワークユニットから受信される情報に応じて、格納装置の内部へのアクセスを与えるか又は拒否することができる。これは、格納装置に対する集中型のアクセス制御を確立する助けとなり得るものであり、これにより、格納装置、ひいてはその構成要素が格納装置に収容された電気通信ネットワークの全体的セキュリティが向上する。送受信手段は、格納装置の外部からドアを施錠解除するための電気エネルギーを受信するように構成することができる。送受信手段は、このエネルギーを非接触方式で受信するように構成することができる。送受信手段は、ドアを施錠解除するうえで適当な電気エネルギーを施錠装置に送信するように構成することができる。電気エネルギーは、ドアを施錠解除するうえで適当なものでありうる。これにより、施錠装置がこの電気エネルギーを使用して、ドアを施錠解除することができる。送受信手段は、例えば電気的接続を介して、又は無線方式で、施錠装置と通信するように動作可能とすることができる。送受信手段は、中央ネットワークユニットから受信される光応答信号に含まれる、例えば認証確認情報のような情報に基づいて、施錠装置にドアを施錠解除させるように動作可能とすることができる。
本開示はまた、電気エネルギー貯蔵手段を有し、このエネルギー貯蔵手段からの電気エネルギーを上記に述べたような光ファイバの受動式の格納装置の送受信手段に非接触方式で送信するように動作可能な電力供給装置を提供するものであり、この電気エネルギーは、第1の光信号を発生するために送受信手段によって使用することができる。したがって、このような電力供給装置を使用することによって、本開示に基づく光ファイバの受動式の格納装置の送受信手段に、送受信手段が第1の光信号を発生し、光応答信号を受信し、ドアを施錠解除させるために施錠装置と通信し、かつ/又は他の目的のための電気エネルギーを必要とする場合に、その電気エネルギーを供給することができる。電力供給装置は、格納装置の外部に配置することができる。電力供給装置は、受動式の格納装置と中央ネットワークユニットとの間の通信を行うための光信号を発生するために、電気エネルギーを送受信手段に伝送する手段であり得る。
電気エネルギー貯蔵手段は、電池を含み得る。電力供給装置は、電気エネルギーを送受信手段に誘導により送信するためのコイルを有することができる。誘導による電気エネルギーの送信によって、上記で説明したように、格納装置の外部に接点を使用する必要がなくなる。第1の光信号を発生するための電気エネルギーは、電力供給装置によって送受信手段に電磁波として送信することができる。電力供給装置により送受信手段に送信される電磁波は、更なる情報を含んでもよい。電磁波は、識別情報又は認証要求情報又は他の情報を含み得る。電磁波は、更なる情報を含むように変調することができる。電磁波は、例えば、振動数シフトキーイングスキーム、振幅シフトキーイングスキーム、又は位相シフトキーイングスキームに従って変調することができる。更なる情報を含む電磁波は、例えば、RFID規格、ブルートゥース規格、NFC規格、又はWLAN規格などの通信規格に適合することができる。更なる情報を含む電磁波は、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを更に含む波であってよい。エネルギー及び情報の両方を送信するために1個のエミッタ又は1個のアンテナのみと1個の受信器のみとが必要とされるだけであることから、エネルギーと情報を同じ電磁波で送信することが有利となり得る。
電力供給装置は、識別情報、認証要求情報、又は他の情報を送受信手段に送信するように動作可能とすることができる。送受信手段は、この識別情報又は認証要求情報を使用して、電力供給装置を識別かつ/又は認証することができる。上記で説明したように、送受信手段は、識別又は認証を行う目的で、光ファイバを介して識別情報又は認証要求情報を中央ネットワークユニットに送信し、中央ネットワークユニットから送り返される認証確認情報を受信することができる。これにより、送受信手段は、電力供給装置が識別及び/又は認証されたか否かに関する情報を得ることができる。
電力供給装置は、電気エネルギーをエネルギー貯蔵手段から、上記に述べたような光ファイバの受動式の格納装置の送受信手段に非接触方式で送信するように動作可能であってよく、この電気エネルギーは、中央ネットワークユニットからの光応答信号を受信するために使用することができる。送受信手段が応答信号を受信するために電気エネルギーを必要とする実施形態では、電力供給装置は、第1の光信号を発生するために送受信手段にエネルギーを供給することができるのと同じ要領で、このエネルギーを供給することができる。電力供給装置は更に、電気エネルギーをエネルギー貯蔵手段から、上記に述べたような光ファイバの受動式の格納装置の送受信手段に非接触方式で送信するように動作可能であってよく、この電気エネルギーを、中央ネットワークユニットから受信される光応答信号を処理するために使用することができる。
電力供給装置は、電力供給装置を操作する人員から識別情報及び/又は認証要求情報を受信するためのデータ入力手段を有することができる。これにより、中央ネットワークユニットと通信する送受信手段によって、電力供給装置を操作する人員を識別及び/又は認証することが可能である。上記で説明したように、送受信手段は、電力供給装置を操作する人員から受信した情報を、光ファイバを介して中央ネットワークユニットに送信し、中央ネットワークユニットから送り返される情報を受信することができる。これにより、送受信手段は、電力供給装置を操作する人員が識別及び/又は認証されたか否かに関する情報を得ることができる。
特定の実施形態では、電力供給装置は更に、電気エネルギーをエネルギー貯蔵手段から、上記に述べたような光ファイバの受動式の格納装置の送受信手段に非接触方式で送信するように動作可能であってよく、この電気エネルギーは、ドアを施錠解除するために使用することができる。これは、電力供給装置が、第1の光信号を発生させ、ドアを施錠解除するために必要とされる電気エネルギーのすべてを同じ方法で供給することができる点で有利となり得る。このため、格納装置は、外部エネルギー源によって電気エネルギーの永久的な供給は受けないが、例えばドアを施錠解除する場合など、必要な場合にのみ電気エネルギーが供給される、完全に受動式の格納装置のままとすることができる。これは、ドアを施錠解除するために余分な電源を必要としない点で有利である。したがって、1つの電力供給装置が、識別、認証、及び施錠解除に必要とされる電気エネルギーのすべてを供給することができる。
特定の実施形態では、電力供給装置は携帯型装置である。したがって、電力供給装置は、光ファイバの受動式の格納装置まで人員によって容易に運ぶことができる。電力供給装置は特定の人員によって常に運ばれ得ることから、その人員と容易に関連付けることもできる。
本開示はまた、光ファイバの受動式の格納装置のドアを施錠解除する方法であって、
a)上記に述べた格納装置及び上記に述べた電力供給装置を準備する工程と、
b)電力供給装置を動作させて、電気エネルギー及び識別情報若しくは認証要求情報を電力供給装置から送受信手段に非接触方式で送信する工程と、
c)送受信手段を動作させて、電気エネルギーを受信し、識別情報又は認証要求情報を含む第1の光信号を発生させる工程と、
d)送受信手段を動作させて、第1の光信号を光ファイバを介して中央ネットワークユニットに送信し、中央ネットワークユニットからの光応答信号を受信する工程と、
e)送受信手段を動作させて、施錠装置と通信することにより、中央ネットワークユニットから受信された光応答信号に含まれる情報に基づいて、施錠装置にドアを施錠解除させる工程と、をこの順序で含む、方法を提供する。
この方法は、外部エネルギー源による電気エネルギーの永久的な供給を受けない光ファイバの受動式の格納装置が、光ファイバを介して中央ネットワークユニットと通信し、要求された場合にドアを施錠解除することができるようにするものである。したがって、格納装置は通常は電力供給されていない状態にあってよく、電力ネットワークに永久的に接続される必要はない。これにより、本方法は、光ファイバの受動式の格納装置へのアクセスの集中型制御を行うための識別及び認証を与えるものである。これにより、格納装置、ひいては電気通信ネットワーク全体のセキュリティが向上する。
次に、本発明の特定の実施形態を例示した以下の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
本開示に基づく格納装置及び電力供給装置の機能図である。 本開示に基づく代替的な格納装置及び代替的な電力供給装置の機能図である。
本開示の代表的な実施形態を以下に説明し、図に示す。図中、同様の要素には同じ参照符合が与えられている。
図1は、機能図である。図は、本開示に基づく光ファイバの受動式の格納装置1及び電力供給装置100を示している。格納装置1は、光ファイバスプリッタ10、送受信器20、及び錠30を備えている。錠30は、格納装置1のドア40を施錠及び施錠解除することができる。本文書では供給ファイバ50と呼ぶ光ファイバ50が、スプリッタ10を中央ネットワークユニット60に光学的に接続している。中央ネットワークユニット60は本実施形態では、電気通信ネットワークの中央局である。中央ネットワークユニット60は、供給ファイバ50を介して光通信信号をスプリッタ10に送信し、スプリッタ10がこの信号を分岐して、これを受信契約者ファイバ70を介して多数の受信契約者80に送信する。逆の方向では、受信契約者80からの光通信信号を受信契約者ファイバ70を介してスプリッタ10に送信し、かつ、スプリッタ10から供給ファイバ50を介して電気通信ネットワークの中央ネットワークユニット60に送信できる。送受信器20は、格納装置1の外部に配置された携帯型電力供給装置100からの電気エネルギー110及び識別データ120を無線で受信することができる。電気エネルギー110及び識別データ120が受信された時点で、送受信器20が識別データ120の一部又は全体を含む光信号を発生し、この光信号を中央ネットワーク装置60に送信することができる。中央ネットワーク装置60は識別データ120を確認し、認証確認データを送受信器20に送り返す。これらの認証確認データに含まれる情報に基づいて、送受信器20は錠30にドア40を施錠解除させることができる。
格納装置1は受動式の格納装置1であり、すなわち、外部エネルギー源による永久的な電気エネルギー供給を受けない。格納装置1、及び格納装置1が含む機能ユニットは、電気エネルギーの供給を受けずにそれらの通常の通信ネットワーク動作を行うことができる。スプリッタ10は光ファイバの受動式の機能ユニットであり、すなわち、そのタスクを実行するうえで電気エネルギーを必要としない。したがって、中央ネットワークユニット60と受信契約者80との間で通信データをやりとりするために、電気エネルギーはいっさい必要とされない。通常、格納装置1は、例えば光源、レーザ、ダイオード、リピータ、又は増幅器などの能動的構成要素を含んでいないため、電気エネルギーの永久的な供給を受けていない。
スプリッタ10は、通信ネットワークの光ファイバ機能ユニットである。通信ネットワークは、中央ネットワークユニット60、供給ファイバ50、スプリッタ10、受信契約者ファイバ70、及び受信契約者80の位置にある光ネットワークユニット(ONU)を含む。格納装置1は中央ネットワークユニット60から数キロメートル離れたところに配置され、受信契約者80に通信信号を分配する機能を有するスプリッタ10をその内部に備えている。このため、格納装置1は時として分配格納装置、スプリッタキャビネット、路上キャビネット、又は分配キャビネットと呼ばれる場合もある。格納装置1は、スプリッタ10の代わりに、又はスプリッタ10に加えて、例えばスプリッタモジュール、スプライス、スプライストレイ、光ファイバコネクタ、コネクタモジュール、又はコネクタ記憶装置のような通信ネットワークの1つ以上の他の光ファイバ機能ユニットを収容することができる。これらの機能ユニットは通信ネットワークの一部であり、供給ファイバ50を介して中央ネットワークユニット60と光学的に接続可能であるか又は接続されている。したがって、これらの機能ユニットは、中央ネットワークユニット60から供給ファイバ50を介して1人以上の受信契約者80に対する通信信号を受信することができる。
送受信器20は、送受信器ファイバ90を介してスプリッタ10に光学的に接続されている。スプリッタ10は、供給ファイバ50を介して中央ネットワークユニット60に光学的に接続されている。したがって、送受信器20は、供給ファイバ50に光学的に接続されている。送受信器20は、複合型放射/検出装置150を有している。放射/検出装置150は、電気エネルギーを使用して光信号を発生することができる光源を有している。送受信器20の放射/検出装置150は送受信器ファイバ90に光学的に接続されることにより、供給ファイバ50に光学的に接続されている。これにより、放射/検出装置150によって発生される光信号を中央ネットワークユニット60に送信することができる。他方の方向では、光信号を、中央ネットワークユニット60から、供給ファイバ50、スプリッタ10、及び送受信器ファイバ90を通って、送受信器20内の放射/検出装置150へと送信することができる。放射/検出装置150は、送受信器ファイバ90を通って送受信器20に入る光信号を検出することが可能な検出器を有している。
したがって、送受信器20と中央ネットワークユニット60との間には双方向通信リンクが確立されている。このリンクにより、例えば、識別及び認証データを含む光信号を送受信器20から中央ネットワークユニット60へと送信することが可能であり、中央ネットワークユニット60において、これらのデータを処理することができる。これらの識別又は認証データの処理では、データの信頼性又は妥当性を確認することが行われる。中央ネットワークユニット60は、識別又は認証データを受信したことに応じて、ここでは「光応答信号」又は「応答信号」とも呼ばれる他の光信号を送受信器20に送り返すことができる。これらの応答信号は、例えば中央ネットワークユニットが識別又は認証データに対して行った識別プロセス又は認証プロセスの結果を含み得る。これらの応答信号は、例えば認証プロセスの正又は負の確認を含み得る。
図1に示される格納装置1は、開閉可能なドア40を備えている。ドア40は、その閉じた位置で錠30によって施錠及び施錠解除することができる。錠30は、送受信器20によって制御される電気機械式錠である。送受信器20は、図1に示される実施形態では銅線である通信ライン160を介して錠30と通信することができる。送受信器20は、錠30にドア40を機械的に施錠解除させる電気的施錠解除信号を錠30に送信することができ、これにより、ドア40が開いて格納装置1の内部へのアクセスが与えられる。施錠解除信号は、錠30内の電磁石に施錠バー(図に示されていない)を後退させる、強力な電気パルスである。送受信器20は、例えば中央ネットワークユニット60に送信された識別情報に応じて中央ネットワークユニット60から正の認証確認を受信した場合には、施錠解除信号を錠30に送信し、錠30にドア40を施錠解除させる。送受信器20が中央ネットワークユニット60に送信された識別情報に応じて中央ネットワークユニット60から正の認証確認を受信しない場合には、送受信器20は施錠解除信号を錠30に送信せず、ドア40は施錠されたままとなり、開くことはできない。
格納装置1は、外部電力供給源による永久的な電気エネルギーの供給を受けていない、受動式の格納装置である。したがって、格納装置1内で光信号を発生させるために利用可能な電力は格納装置1内には通常は存在していない。しかしながら、必要な場合、電力を格納装置1の外部から格納装置1内の送受信器20に与えることができる。図1に示される実施形態では、電気エネルギーを非接触方式で送受信器20に送信することができる。非接触エネルギー伝送は、エネルギーを伝送するうえで格納装置1にいっさいの外部接点又はアダプタを必要としないことから、このような格納装置1では好ましい。このような外部接点又はアダプタは破壊行為を誘引しやすく、環境条件の影響を受けやすいために、望ましくない。詳細には、送受信器20は、誘導受信コイル170を備えている。受信コイル170はドア40の近くに配置され、これにより、電気エネルギーを外部からドア40を通じて誘導により短距離を伝送することが可能であり、すなわち、電力損失がほとんどなく、より高い効率が得られる。受信コイル170によって送受信器20に伝送されたエネルギーは、送受信器20によって放射/検出装置150を動作させるために使用され、放射/検出装置150は、中央ネットワークユニット60に送信される光信号を発生する。このエネルギーは、放射/検出装置150によって、中央ネットワークユニット60が送受信器20に送信した応答信号を検出するためにも使用される。このエネルギーは、送受信器20が中央ネットワークユニット60から正の認証確認を受信した場合に、錠30にドア40を施錠解除させるために更に使用される。
送受信器20に伝送される電気エネルギーの供給源は、携帯型電力供給装置100である。電力供給装置100は、電池180、及び電池180に電気的に接続された放射コイル190を有している。電池180は、放射コイル190に電力供給することが可能な電気エネルギーを蓄えることができ、これにより、放射コイル190は電気エネルギー110を搬送する電磁波を発生することができる。送受信器20内の受信コイル170はその電磁波を拾うことにより、電磁波に含まれる電気エネルギー110を受け取ることができる。電力供給装置100の電池180は、携帯電話に使用されるような電池である。この電池は5Vの動作電圧を供給し、約1000mAhの容量を有するものである。電力供給装置100は、電気エネルギー110を送受信器20に伝送する一方で約5Wの電気出力を発生する。
図1に示される実施形態では、電力供給装置100は、電気エネルギー110とともに装置固有識別コード(IDコード)120を送受信器20に送信する。IDコード120は、識別データ120の一形態である。IDコード120は、電力供給装置100の保護された内部メモリ(図に示されていない)に保存される。IDコード120は、振幅シフトキーイングと呼ばれる方法を用いて電磁波を変調することによって、電磁波中で電気エネルギー110とともに送信される。例えば振動数シフトキーイング又は位相シフトキーイングなどの代替的な方法を使用することもできる。例えば図2に示されるような本開示の特定の実施形態では、識別データ120は、電力供給装置100から送受信器20へと、例えば識別データ120を放射するための電力供給装置100上の専用アンテナ、及び識別データ120を受信するための送受信器20上の更なる専用アンテナを用いるなど、別のチャンネルで送信することができる。特定の実施形態では、送受信器20は電力供給装置100に情報を送信するように動作可能であり、電力供給装置100は送受信器20からの情報を受信するように動作可能である。
送受信器20によって受信される電気エネルギー110の量は、送受信器20がこの後、送受信器ファイバ90及び供給ファイバ50を介して中央ネットワークユニット60に送信する光信号を発生するのに充分である。これらの光信号は、IDコード120を含んでいる。中央ネットワークユニット60はIDコード120を受信してその信頼性を確認し、正又は負の認証確認データを送受信器20に送り返す。これらの認証確認データは光応答信号として構成され、この信号を中央ネットワークユニット60が供給ファイバ50及び送受信器ファイバ90を介して送受信器20に送信する。本開示の特定の実施形態では、認証プロセスで、送受信器20と中央ネットワークユニット60との間で送受信器ファイバ90及び供給ファイバ50を介して複数回の通信が行われる。特定の実施形態では、認証プロセスは、送受信器20と中央ネットワークユニット60との間のチャレンジ/応答プロセスを含む。
中央ネットワークユニット60はネットワークオペレータの中央局に配置されており、したがって自由に使える豊富な電気エネルギーを有している。しかしながら、送受信器20には、少なくとも認証プロセスの時間の間、電力供給装置100によって電気エネルギーが供給される。このプロセスには数秒を要するのみであり、そのため、多数回のこのような認証プロセスを実行するための光信号を発生するための電気エネルギーを供給するのに、電池180の容量で充分である。
中央ネットワークユニット60による認証が成功した場合、中央ネットワークユニット60は、正の認証確認データを送受信器20に送り返す。この正の認証確認データに基づき、送受信器20は、強力な電気パルスである施錠解除信号を通信ライン160を通じて錠30に送信し、これにより錠30にドア40を施錠解除させる。これにより、人員はドア40を開いて格納装置1の内部にアクセスすることができる。中央ネットワークユニット60による認証が失敗である場合、中央ネットワークユニット60は、負の認証確認データを送受信器20に送り返す。その場合、送受信器は錠30に施錠解除信号を送り返さない。錠30はドア40を施錠し続け、ドア40を開くことはできず、格納装置1の内部にアクセスすることはできない。
本開示の代替的な一実施形態では、IDコード120は電力供給装置100のメモリに記憶されない。代わりに、電力供給装置100はキーボードを有する。電力供給装置を使用する人員は、プロンプトされた時点で、特定のコード、例えば雇用者番号又はシークレットキーを、キーボードを使用して電力供給装置100に入力することができる。電力供給装置100は、このコードを送受信器20に送信する。送受信器20は、電力供給装置100から電気エネルギーを受信しつつIDコードを含む光信号を発生する。したがって、これらの光信号は、人員によって入力された識別情報を含んでいる。送受信器20はこれらの光信号を中央ネットワークユニット60に送信することにより、人員の認証を要求する。上記に述べたように、中央ネットワークユニット60が認証プロセスを実行し、認証確認データを送受信器20に送り返すと、認証確認データが正であった場合には錠30がドア40を施錠解除する。注目すべき点として、この実施形態では、電力供給装置100のキーボードに入力されるあらゆる種類のデータを中央ネットワークユニット60に送信することができる。
図1に示されていない更なる代替的な実施形態では、中央ネットワークユニット60に送信された情報は送受信器20の内部永久メモリに保存される。この実施形態では、電力供給装置100は電気エネルギー110を送受信器20に伝送し、送受信器20がこのエネルギーを使用してその内部永久メモリから情報を読み出す。送受信器20はこの情報を含んだ光信号を発生し、この信号を、送受信器ファイバ90、スプリッタ10、及び供給ファイバ50を介して中央ネットワークユニット60に送信する。
図1に示されていない更なる代替的な一実施形態では、送受信器20は電力供給装置から電気エネルギー110を受信し、このエネルギーの一部を使用して格納装置1内のセンサ、例えば温度センサ又は湿度センサを動作させる。送受信器20はセンサから情報を受信し、電力供給装置100から受信した電気エネルギー110の別の一部を使用して、センサからの情報を含む光信号を発生する。送受信器20は、これらの光信号を中央ネットワークユニット60に送信する。この実施形態では、電気エネルギーは、受動式の格納装置1から中央ネットワークユニット60にセンサ情報を送信するために使用される。
図2は、本開示に基づく更なる光ファイバの受動式の格納装置2及び電力供給装置101の機能図である。格納装置2は、送受信器21が第1のアンテナ250を有している点以外は、図1に示される格納装置1と同じである。電力供給装置101は、電力供給装置101が第2のアンテナ260を有している点以外は、図1に示される電力供給装置100と同じである。図2に示される実施形態では、電力供給装置101は、第2のアンテナ260を介して、電気エネルギー110とは別に(すなわち別のチャネルで)装置固有の識別コード(IDコード)120を送信する。送受信器21は、第1のアンテナ250を介してIDコード120、又は一般的には識別データ120を受信する。ここで、送受信器21上の第1のアンテナ250は、一般的に格納装置2の外部からの更なる情報を非接触方式で受信することができる第2の受信器を構成する。第1のアンテナ250は、電力供給装置101から受信される電気エネルギーによって電力供給される。この実施形態では、更なる情報は、第1の光信号を発生するための電気エネルギーを有する電磁波とは別の電磁波に含まれる。特定の実施形態では、送受信器21は電力供給装置101に情報を送信するように動作可能であり、電力供給装置101は送受信器21からの情報を受信するように動作可能である。

Claims (2)

  1. 光ファイバの受動式の格納装置(1、2)であって、該格納装置(1、2)の内部に、
    a)光ファイバ(50)を介して中央ネットワークユニット(60)から1人以上の受信契約者(80)に対する電気通信信号を受信するために、前記光ファイバ(50)を介して前記中央ネットワークユニット(60)と光学的に接続可能な、電気通信ネットワークの1つ以上の光ファイバ機能ユニット(10)を備える、格納装置において、
    前記格納装置(1、2)が、前記格納装置(1、2)の内部に、
    b)送受信手段(20、21)であって、
    電気エネルギーを使用して第1の光信号を発生するように動作可能であり、
    前記中央ネットワークユニット(60)からの光応答信号を受信するように動作可能であり、
    前記第1の光信号を前記光ファイバ(50)によって前記中央ネットワークユニット(60)に送信でき、かつ、前記光応答信号を前記光ファイバ(50)によって前記中央ネットワークユニット(60)から前記送受信手段(20、21)に送信できるように、前記光ファイバ(50)に光学的に接続可能であり、
    前記第1の光信号を発生するための前記電気エネルギーを前記格納装置(1、2)の外部から非接触方式で受信するように構成された、送受信手段(20、21)を更に備えることを特徴とする、格納装置(1、2)。
  2. 電気エネルギー貯蔵手段(180)を備える電力供給装置(100、101)であって、前記エネルギー貯蔵手段(180)から、請求項1に記載の格納装置(1、2)の前記送受信手段(20、21)に電気エネルギーを非接触方式で送信するように動作可能であり、前記電気エネルギーが、前記第1の光信号を発生するために前記送受信手段(20、21)によって使用できる、電力供給装置(100、101)。
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