JP6289409B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

この発明は、受光量の変化を用いて検出対象物を検出する光電センサに関するものである。
光電センサは、投光部と受光部とを有し、例えば特許文献1のように投光部から一定周期のパルス光が出力される。受光部は、このパルス光を受光して光電変換を行い、電圧信号を出力する。そして、受光部が出力した電圧信号は、その信号レベルが閾値と比較される。検出対象物が有ると当該検出対象物でパルス光が遮蔽されることを利用して、当該検出対象物の有無つまりONOFF判定を行うタイプの光電センサの場合、受光部からの信号レベルが閾値以下であれば、ON判定となる。このとき、判定の方法には以下の2通りがある。
1つは、所定のタイミングで、信号レベルが閾値以下であることを検出する方法であり、閾値以下の場合にON判定となる。これは、パルス光の投光タイミングが受光部側でも予め分かっている場合に有用な方法である。
そしてもう1つは、上記のようには所定のタイミングが分からない場合に有用な方法であり、予め設定した時間幅に基づき、当該時間幅の間に受光部が出力する信号のみを対象として閾値と比較するものである。当該時間幅の間に出力される受光部からの信号レベルが閾値以下であると、ON判定となる。当該時間幅は、パルス光のパルス幅に相当するものとして算出され、設定される。
特開2014−207566号公報
設定した時間幅の間での受光部からの信号を基に判定を行う上記の方法では、まずその時間幅を設定する必要がある。例えば、検出対象物が無いときに、閾値を超えているとして検出された時間幅が、設定される。このとき、閾値を超えているとして検出される時間幅は、閾値が固定の場合、閾値付近の信号レベルから、閾値よりも十分に高い信号レベルまでの信号出力範囲に亘る。
受光部に過大な光が入ると、受光部が出力する信号は飽和レベルに達する。飽和レベルは、受光部内部で信号振幅を制限することで与えられる。この飽和状態では、受光部の出力信号の振幅は制限されているが、信号レベルが閾値以上になっているとして検出される時間幅は、振幅飽和している状態でも、受光部に入った光量によって変化してしまう。
例えば、図6に示すように、受光部の一部で信号の振り戻し等がある場合は、その影響を受けて、閾値以上になっているとして検出される時間幅S61が広がってしまう。
上記のような事態に対しては、時間幅S61を、ONOFF判定に用いる時間幅として設定することが考えられる。しかし、複数の光電センサを同時に利用する場合、他の光電センサが異なる時間幅を予め設定してONOFF判定をしている際は誤作動する可能性があるので、飽和状態の影響をできるだけ除去した時間幅を、ONOFF判定に用いる時間幅として設定するのが望ましい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、受光により得られる信号が飽和状態にある場合に、検出対象物の有無判定に用いる時間の調節を行うことが可能な光電センサを得ることを目的とする。
この発明に係る光電センサは、受光量に応じた信号を出力する受光部と、信号を、第1の閾値及び第1の閾値より大きく信号の飽和状態を判定する第2の閾値と比較し、信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、信号が第2の閾値を超えない場合、信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの時間を出力し、信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、信号が第2の閾値を超える場合、信号が第1の閾値を超えてから第2の閾値を下回るまでの時間を出力する制御部と、制御部が出力した時間に基づき検出対象物の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、受光により得られる信号が飽和状態にある場合に、検出対象物の有無判定に用いる時間の調節を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る光電センサの構成図である。 この発明の実施の形態1に係る光電センサの制御部の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光電センサの制御部の処理を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係る光電センサの制御部の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る光電センサの制御部の処理を示すタイミングチャートである。 信号の振り戻しの影響を説明する図である。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る光電センサの構成図を示す。ここでは、投光部1と受光部2との間を検出対象物が通過し、検出対象物の通過によって、投光部1から受光部2へ向かう光が遮蔽されることを用いて物体検出を行ういわゆる透過形の光電センサを例に説明する。
光電センサは、投光部1と、受光部2と、制御部3と、判定部4とを有する。
投光部1は、一定周期のパルス光を投光する。投光部1は、例えば発光ダイオード、レンズ等で構成される。
受光部2は、投光部1が投光したパルス光を受光し、光電変換により受光量に応じた信号を出力する。この信号は、例えば電圧信号である。受光部2は、例えばフォトダイオード、レンズ等で構成される。
制御部3は、受光部2からの出力信号と予め設定された複数の閾値とを用いて、判定部4が検出対象物の有無を判定する際に用いる時間を求め、出力する。
判定部4は、制御部3が出力した時間に基づき、検出対象物の有無を判定する。
図2は、制御部3をロジック回路で実現した場合の構成図である。
第1の比較器11は、受光部2からの出力信号と第1の閾値とを比較し、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えているときにHレベルの信号を出力し、受光部2からの出力信号が第1の閾値を下回るときにLレベルの信号を出力する。
第2の比較器12は、受光部2からの出力信号と第2の閾値とを比較し、受光部2からの出力信号が第2の閾値を超えているときにHレベルの信号を出力し、受光部2からの出力信号が第2の閾値を下回るときにLレベルの信号を出力する。
第1の閾値は、検出対象物の有無を判定可能な値である。例えば、検出対象物が有るときと無いときそれぞれでの受光部2からの出力信号を予め計測して、その2つの出力信号の中間値を第1の閾値とすることが考えられる。
第2の閾値は、受光部2からの出力信号が飽和状態にあるかを判定可能な値である。例えば、飽和状態での出力信号よりも設定した割合だけ低い値を第2の閾値とすることが考えられる。いずれにせよ、第2の閾値は、第1の閾値より大きく、飽和状態又は飽和状態に近いときの出力信号を検出できる値に設定される。従って、第2の比較器12の出力信号がHレベルの時間幅は、第1の比較器11の出力信号がHレベルの時間幅より短い。
DFF(Delay Flip−Flop)13は、入力端子Dに第1の比較器11からの出力信号が入力される。また、クロック入力端子に第2の比較器12からの出力信号がインバータ回路14を介して入力される。反転出力端子QNは、AND回路15に接続している。DFF13がこのように接続されることにより、第2の比較器12が受光部2からの出力信号の飽和状態を検出してHレベルの出力信号を出力した場合、当該出力信号の立下りで、DFF13は、入力端子Dに接続された第1の比較器11からの出力信号を出力端子Qに与え、出力端子Qの反転信号が反転出力端子QNからAND回路15に出力される。
更に、DFF13はAND回路16に接続している。AND回路16には、第1の比較器11からの出力信号と、リセット制御回路17からの出力信号とが入力される。リセット制御回路17からはHレベルの出力信号が入力されており、第1の比較器11からの出力信号がLレベルになると、DFF13の出力端子Qの出力信号はLレベルにリセットされる。
AND回路15には、第1の比較器11からの出力信号と、DFF13の反転出力端子QNからの出力信号とが入力される。AND回路15はこの2つの信号の論理積をとり、判定部4に出力する。
図3は、制御部3の処理を示したタイミングチャートである。受光部2からの出力信号が異なる3パターンのものを、図3(a)〜(c)にそれぞれ示している。
まず、図3(a)に示すパターンの場合について説明する。
タイミングT1で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えると、第1の比較器11の出力信号はHレベルとなる。このとき、タイミングT1以前でのリセット処理により、出力端子Qの出力信号はLレベルになっており、その反転出力端子QNの出力信号はHレベルとなっている。従って、AND回路15の出力信号はHレベルとなる。
続いて、タイミングT2で受光部2からの出力信号が第2の閾値を超えると、第2の比較器12の出力信号はHレベルとなる。
続いて、タイミングT3で受光部2からの出力信号が第2の閾値を下回ると、第2の比較器12の出力信号はLレベルとなる。この第2の比較器12の出力信号の立下りで、DFF13の出力端子Qが第1の比較器11からの出力信号と同じHレベルとなり、反転出力端子QNの出力信号はLレベルとなる。このとき第1の比較器11の出力信号はHレベルであるので、AND回路15の出力信号はLレベルとなる。
続いて、タイミングT4で受光部2からの出力信号が第1の閾値を下回ると、第1の比較器11の出力信号はLレベルとなる。すると、AND回路16によりDFF13の出力端子Qの出力信号がLレベルにリセットされ、反転出力端子QNの出力信号はHレベルとなる。
このように、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、受光部2からの出力信号が飽和状態にあると判定された場合、第2の比較器12の出力信号の立下りから第1の比較器11の出力信号の立下りまでの間、DFF13の反転出力端子QNの出力信号は、Lレベルになる。そしてAND回路15で第1の比較器11の出力信号と反転出力端子QNの出力信号との論理積をとることで、AND回路15の出力信号がHレベルである時間幅S1は、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S2よりも短くなる。具体的には、時間幅S1は、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第2の閾値を下回るまでの時間を示す。
判定部4は、AND回路15の出力信号を用いて、検出対象物の有無を判定するのに用いる時間幅を設定する。つまり、AND回路15の出力信号がHレベルを示した時間幅S1を、予め設定された時間幅とし、その後、この予め設定された時間幅の間にAND回路15から入力される信号を用いて検出対象物の有無を判定する。判定に用いる時間幅を設定する際、受光部2からの出力信号が飽和状態にある場合は、時間幅S1が時間幅S2より短く、つまり、飽和状態による信号の振り戻し等の影響が和らぐ方向に調節されるので、検出対象物の有無をより適切な時間幅の間で正確に判定できるようになる。
図3(b)に示すパターンでは、タイミングT11で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超え、タイミングT12で当該出力信号が第2の閾値を超え、タイミングT13で当該出力信号が第2の閾値を下回り、タイミングT14で当該出力信号が第1の閾値を下回る。この場合も、図3(a)を用いて説明したのと同様に、判定部4での判定に用いられるAND回路15の出力信号がHレベルである時間幅S11は、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S12よりも短く調節されている。
また、図3(c)に示すパターンでは、タイミングT21で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超え、タイミングT22で当該出力信号が第1の閾値を下回る。つまり、図3(c)は、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、受光部2からの出力信号が飽和状態にならない場合のタイミングチャートである。この場合は、判定部4で用いられるAND回路15の出力信号がHレベルである時間幅S21は特に調節されず、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S22と同じになる。
なお、図3では、ヒステリシスの幅を加味して設定された第1の閾値及び第2の閾値を示した。つまり、受光部2からの出力信号が大きい側から小さい側へ変化するときの閾値を、受光部2からの出力信号が小さい側から大きい側へ変化するときの閾値よりも小さく設定した。このヒステリシスはチャタリング防止のために設けられるものであり、本発明の本質とは関係ない。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る光電センサによれば、受光部2からの出力信号が飽和状態にある場合、当該出力信号が第1の閾値を超えている時間幅よりも短く調節された時間幅で示される時間が、判定部4にて検出対象物の有無判定に用いられる。従って、飽和状態によって受光部2からの出力信号に振り戻し等が発生しても、検出対象物の有無をより適切な時間幅の間で正確に判定できるようになる。
実施の形態2.
実施の形態1では、受光部2からの出力信号を制御部3で2つの閾値と比較して、検出対象物の有無判定に使う時間を求める処理について示した。実施の形態2では、上記した第1の閾値及び第2の閾値に加え、第3の閾値を含む3つの閾値を用いる場合について説明する。
実施の形態2に係る光電センサの構成は、図1と同様であり、図1を援用する。図4は、実施の形態2に係る光電センサの制御部3を、ロジック回路で実現した場合の構成図である。図4において図2と同一または相当の部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略化する。
第3の比較器18は、受光部2からの出力信号と第3の閾値とを比較し、受光部2からの出力信号が第3の閾値を超えているときにHレベルの信号を出力し、受光部2からの出力信号が第3の閾値を下回るときにLレベルの信号を出力する。
第3の閾値は、第1の閾値より大きく、かつ、第2の閾値より小さい値に設定される。従って、第3の比較器18の出力信号がHレベルの時間幅は、第1の比較器11の出力信号がHレベルの時間幅より短く、かつ、第2の比較器12の出力信号がHレベルの時間幅より長い。なお、第3の閾値は、信号の振り戻し等の影響が無いような値に設定される。
DFF19は、入力端子Dに第1の比較器11からの出力信号が入力される。また、クロック入力端子に第2の比較器12からの出力信号がインバータ回路14を介して入力される。出力端子Qは、スイッチに接続している。このスイッチは、後述するAND回路20への入力を、出力端子Qからの出力信号に基づき電源電圧と第3の比較器18からの出力信号との間で切り替える。なお、電源電圧は、Hレベルに相当する。DFF19がこのように接続されることにより、第2の比較器12が受光部2からの出力信号の飽和状態を検出してHレベルの出力信号を出力した場合、当該出力信号の立下りで、DFF19は、入力端子Dに接続された第1の比較器11からの出力信号を出力端子Qから出力する。
更に、DFF19はAND回路16に接続しており、第1の比較器11からの出力信号がLレベルになると、DFF19の出力端子Qの出力信号はLレベルにリセットされる。
AND回路20には、第1の比較器11からの出力信号と、第3の比較器18からの出力信号又は電源電圧とが入力される。上記したスイッチの働きにより、DFF19の出力端子Qの出力信号がHレベルの場合に第3の比較器18からの出力信号が入力され、出力端子Qの出力信号がLレベルの場合に電源電圧が入力される。AND回路20は、入力された2つの信号の論理積をとり、判定部4に出力する。
図5は、実施の形態2に係る光電センサの制御部3の処理を示したタイミングチャートである。受光部2からの出力信号が異なる3パターンのものを、図5(a)〜(c)にそれぞれ示している。
まず、図5(a)に示すパターンの場合について説明する。
タイミングT31で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えると、第1の比較器11の出力信号はHレベルとなる。このとき、タイミングT31以前でのリセット処理により、出力端子Qの出力信号はLレベルになっており、AND回路20への入力は、第1の比較器11からの出力信号と、Hレベルの電源電圧となっている。従って、このときのAND回路20の出力信号は、Hレベルとなる。
続いて、タイミングT32で受光部2からの出力信号が第3の閾値を超えると、第3の比較器18の出力信号はHレベルとなる。
続いて、タイミングT33で受光部2からの出力信号が第2の閾値を超えると、第2の比較器12の出力信号はHレベルとなる。
続いて、タイミングT34で受光部2からの出力信号が第2の閾値を下回ると、第2の比較器12の出力信号はLレベルとなる。この第2の比較器12の出力信号の立下りで、DFF19の出力端子Qが第1の比較器11からの出力信号と同じHレベルとなる。これにより、AND回路20への入力は、第1の比較器11からのHレベルの出力信号と、電源電圧から切り替わった第3の比較器18からのHレベルの出力信号となる。従って、AND回路20の出力は引き続きHレベルとなる。
続いて、タイミングT35で受光部2からの出力信号が第3の閾値を下回ると、第3の比較器18の出力はLレベルとなる。従って、AND回路20の出力はLレベルとなる。
続いて、タイミングT36で受光部2からの出力信号が第1の閾値を下回ると、第1の比較器11の出力信号はLレベルとなる。すると、AND回路16によりDFF19の出力端子Qの出力信号がリセットされLレベルとなる。これにより、AND回路20への入力は、第3の比較器18から切り替わったHレベルの電源電圧と、第1の比較器11からのLレベルの出力信号となる。従って、AND回路20の出力はLレベルとなる。
このように、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、受光部2からの出力信号が飽和状態にあると判定された場合、第2の比較器12の出力信号の立下りから第1の比較器11の出力信号の立下りまでの間、DFF19の出力端子Qは、Hレベルになる。AND回路20で第1の比較器11の出力信号と、第3の比較器18からの出力信号又は電源電圧との論理積をとるが、出力端子QがHレベルにあるときは第3の比較器18からの出力信号が選択される。このため、第2の比較器12の出力信号の立下りから第1の比較器11の出力信号の立下りまでの間は、第1の比較器11と第3の比較器18の出力信号の論理積がとられ、AND回路20の出力信号がHレベルである時間幅S31は、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S32よりも短くなる。具体的には、時間幅S31は、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第3の閾値を下回るまでの時間を示す。
判定部4は、AND回路20の出力信号を用いて、検出対象物の有無を判定するのに用いる時間幅を設定する。つまり、AND回路20の出力信号がHレベルを示した時間幅S31を、予め設定された時間幅とし、その後、この予め設定された時間幅の間にAND回路20から入力される信号を用いて検出対象物の有無を判定する。判定に用いる時間幅を設定する際、受光部2からの出力信号が飽和状態にある場合は、時間幅S31が時間幅S32より短く、つまり、飽和状態による信号の振り戻し等の影響が和らぐ方向に調節されるので、検出対象物の有無をより適切な時間幅の間で正確に判定できるようになる。また、時間幅S31は第3の閾値に依存するので、第3の閾値を第1の閾値と第2の閾値との間でさまざまに設定することにより、時間幅S31の調節度合いを変えることが可能である。
図5(b)に示すパターンの場合では、タイミングT41で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超え、タイミングT42で当該出力信号が第3の閾値を超え、タイミングT43で当該出力信号が第2の閾値を超え、タイミングT44で当該出力信号が第2の閾値を下回り、タイミングT45で当該出力信号が第3の閾値を下回り、タイミングT46で当該出力信号が第1の閾値を下回る。この場合も、図5(a)を用いて説明したのと同様に、判定部4での判定に用いられるAND回路20の出力信号がHレベルである時間幅S41は、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S42よりも短く調節されている。
また、図5(c)に示すパターンでは、タイミングT51で受光部2からの出力信号が第1の閾値を超え、タイミングT52で当該出力信号が第3の閾値を超え、タイミングT53で当該出力信号が第3の閾値を下回り、タイミングT54で当該出力信号が第1の閾値を下回る。つまり、図5(c)は、受光部2からの出力信号が第1の閾値を超えてから第1の閾値を下回るまでの間に、受光部2からの出力信号が飽和状態にならない場合のタイミングチャートである。この場合は、判定部4で用いられるAND回路20の出力信号がHレベルである時間幅S51は特に調節されず、第1の比較器11の出力信号がHレベルである時間幅S52と同じになる。
以上のように、この発明の実施の形態2に係る光電センサによれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、第3の閾値を用いることで、判定部4にて検出対象物の有無判定に用いる時間の調節度合いを変えることが可能である。
なお、上記では、制御部3を図2及び図4に示すようなロジック回路で実現した場合を例に説明した。しかしながら、制御部3は、上記で説明した処理内容を記述したプログラムを、プロセッサが実行することにより実現してもよい。つまり、制御部3は、ロジック回路等のハードウェアで実現することも、プログラム等のソフトウェアを用いて実現することも可能である。
また、制御部3をロジック回路で実現する場合、その回路構成は図示したものに限らない。要は、制御部3の上記した処理を行える回路構成であればよい。
また、上記では、第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値ごとにそれぞれ比較器を設けた場合を例に説明した。しかしながら、比較器を共有し、各閾値を切り替えながら比較を行うように構成してもよい。この場合、十分に早いクロックを用いて高速に各閾値を切り替える。
また、上記では、透過形の光電センサを例として説明したが、それ以外の例えば反射形の光電センサ、リフレクタ形の光電センサであってもよい。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 投光部
2 受光部
3 制御部
4 判定部
11 第1の比較器
12 第2の比較器
13 DFF
14 インバータ回路
15 AND回路
16 AND回路
17 リセット制御回路
18 第3の比較器
19 DFF
20 AND回路

Claims (2)

  1. 受光量に応じた信号を出力する受光部と、
    前記信号を、第1の閾値及び前記第1の閾値より大きく前記信号の飽和状態を判定する第2の閾値と比較し、
    前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの間に、前記信号が前記第2の閾値を超えない場合、前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの時間を出力し、
    前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの間に、前記信号が前記第2の閾値を超える場合、前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第2の閾値を下回るまでの時間を出力する制御部と、
    前記制御部が出力した時間に基づき検出対象物の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とする光電センサ。
  2. 受光量に応じた信号を出力する受光部と、
    前記信号を、第1の閾値、前記第1の閾値より大きく前記信号の飽和状態を判定する第2の閾値、及び、前記第1の閾値より大きく前記第2の閾値より小さい第3の閾値と比較し、
    前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの間に、前記信号が前記第2の閾値を超えない場合、前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの時間を出力し、
    前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第1の閾値を下回るまでの間に、前記信号が前記第2の閾値を超える場合、前記信号が前記第1の閾値を超えてから前記第3の閾値を下回るまでの時間を出力する制御部と、
    前記制御部が出力した時間に基づき検出対象物の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とする光電センサ。
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