JP6287209B2 - カラーフィルターおよび表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラーフィルターおよび表示装置に関する。
液晶表示装置は、軽量、薄型又は低消費電力等の特性を活かし、テレビ、ノートパソコン、携帯情報端末、スマートフォン又はデジタルカメラ等、様々な用途で使用されている。
カラーフィルターは液晶表示装置をカラー表示にするために必要な部材であり、赤の副画素、緑の副画素および青の副画素の、3色の副画素からなる画素が微細にパターンニングされている3色カラーフィルターが一般的である。3色カラーフィルターにおいて白色は、赤緑青の3色の副画素の加法混色により得られる。
ここで近年、液晶表示装置の透過率を向上する方法として、赤緑青の3色の副画素に加えて、第4色の副画素である、白の副画素を有する4色カラーフィルターが提案されている(特許文献1)。4色カラーフィルターの白色表示のホワイトバランスを制御するために、第4色の副画素に赤緑青のいずれかの柱状画素を島状に配置するカラーフィルターや(特許文献2)、第4色の副画素に複数の貫通孔を形成したカラーフィルター(特許文献3)が提案されている。
有機ELをバックライトに利用した表示装置にも、白色発光素子とカラーフィルターとを組み合わせた、4色表示装置が提案されている(特許文献4)。
特開平11−295717号公報 特開2007−33744号公報 特開2011−100025号公報 特開2006−309118号公報
しかしながら、従来の4色カラーフィルターにおいてより明るい白色を得るためには、光源色度と同一の、第4色の副画素の色度のみならず、赤緑青の3色の副画素の加法混色による白色の色度も利用する必要があるが、両色度を同一にすることすなわちマッチングには非常な困難が伴い、ホワイトバランスが不良となることが問題視されていた。
また、第4色の副画素に、赤緑青のいずれかの柱状画素を島状に配置し、又は、複数の貫通孔を形成しようとしても、生産工程では柱状画素や貫通孔の大きさが容易に変動してしまい、ホワイトバランスの制御は極めて困難であった。さらに、表示装置の解像度向上に伴い副画素幅が小さくなっていることから、柱状画素が現像工程で欠落する、又は、貫通孔が形成できない、という問題が存在するのが現状であった。
そこで本発明は、表示装置の解像度向上に伴う副画素の小型化にも関わらずホワイトバランスの制御に優れ、さらに、安定的かつ高精度な生産が可能な、カラーフィルターを提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、カラーフィルターのホワイトバランスについて、赤緑青の3色の副画素の加法混色の色度を白の副画素の色度に一方的にマッチングさせるのではなく、同時に第4色の白の副画素の色度を赤緑青の3色の副画素の加法混色の色度にマッチングさせることを見出した。
また、赤緑青の副画素のいずれか一以上が、近接する第4色の副画素の開口部に延出して、その開口部の一部を遮蔽することで、寸法精度を安定しながらホワイトバランスを制御することが可能であることを見いだした。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(4)に記載したカラーフィルターおよび表示装置を提供する。
(1)透明基板上に、赤の副画素、緑の副画素、青の副画素および第4色の副画素と、各上記副画素の間に形成されたブラックマトリックスと、からなる画素が形成されており、上記赤、緑および青の副画素は、それぞれ着色剤および樹脂を含有し、上記第4色の副画素のCIE1931表色系三刺激値(Y)は、65≦Y≦99であり、上記赤、緑および青の副画素からなる群から選ばれる副画素が、近接する上記ブラックマトリックスおよび上記第4色の副画素の開口部に延出して、上記第4色の副画素の開口部面積の5〜40%が遮蔽されている、カラーフィルター。
(2)上記第4色の副画素を遮蔽する副画素が青画素である、上記(1)に記載のカラーフィルター
(3)上記第4色の副画素を遮蔽する副画素の上面形状が、長方形である、上記(1)又は(2)に記載のカラーフィルター。
(4)各上記副画素の開口部の短辺が、30μm以下である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のカラーフィルター。
(5)赤、緑および青の副画素の膜厚が、1.2〜2.5μmである上記(1)〜(4)のいずれかに記載のカラーフィルター。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のカラーフィルターを具備してなる、表示装置。
本発明のカラーフィルターによれば、表示装置の解像度向上に伴う副画素の小型化の影響を受けることなく、ホワイトバランスの制御をすることが可能である。さらに本発明のカラーフィルターは、安定的かつ寸法精度の高い生産が可能なものである。
本発明の第一実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図およびその断面の模式図である。 本発明の第一実施形態に係るカラーフィルターの開口部の模式図である。 本発明の第二実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第二実施形態に係るカラーフィルターの、断面の模式図である。 本発明の第三実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第四実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第五実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第六実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第七実施形態に係るカラーフィルターの、開口部の模式図である。 本発明の第七実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図である。 本発明の第八実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図およびその断面の模式図である。 本発明のカラーフィルター上に平坦化膜を形成した場合の、断面の模式図である。 副画素の開口部の幅が広いカラーフィルター上に平坦化膜を形成した場合の、断面の模式図である。 本発明以外の実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図およびその断面の模式図である。 本発明以外の実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図およびその断面の模式図である。 本発明以外の実施形態に係るカラーフィルターを、上面から見た場合の模式図およびその断面の模式図である。
本発明のカラーフィルター(以下、「CF」)は、透明基板上に、赤の副画素、緑の副画素、青の副画素および第4色の副画素と、各上記副画素の間に形成されたブラックマトリックスと、からなる画素が形成されており、上記赤、緑および青の副画素は、それぞれ着色剤および樹脂を含有し、上記第4色の副画素のCIE1931表色系三刺激値(Y)は、65≦Y≦99であり、上記赤、緑および青の副画素からなる群から選ばれる副画素が、近接する上記ブラックマトリックスおよび上記第4色の副画素の開口部に延出して、上記第4色の副画素の開口部面積の5〜40%が遮蔽されていることを特徴とする。
具体的には、例えば図1に示すように、透明基板1の上にブラックマトリックス2が形成され、前記ブラックマトリックス上の赤緑青それぞれの副画素の形成領域である3R、3G及び3Bに、赤の副画素4R、緑の副画素4G、青の副画素4Bがそれぞれ形成されており、第4色の副画素の形成領域3W、すなわち、第4色の副画素4Wの開口部及び該開口部を形成するブラックマトリックスの一部には、他の副画素である、この例では青の副画素4Bが延出して、第4色の副画素4Wの開口部が遮蔽されていることが必要である。ホワイトバランスを制御するためには、第4色の副画素に延出する副画素は、青画素であることが好ましい。
ここで図1では第4色の副画素4Wは省略されている。以下の図面においても同様である。第4色の副画素4Wは図12のように形成されている。図12では第4の副画素は青の副画素4Bから延出した部分を含んでいる。
各副画素の開口部の大きさは、それぞれ異なっていても構わない。ホワイト表示の明るさを重視する設計では、第4色の副画素の開口部が赤緑青の副画素の開口部より大きくても構わず、ホワイトの明るさを重視しない設計では、第4色の副画素の開口部が、赤緑青の副画素の開口部より小さくても構わない。
第4色の副画素の開口部に延出する他の画素は、第4色の副画素の開口部面積の5〜40%を遮蔽することが必要である。第4色の副画素の開口部が他の画素により5%未満しか遮蔽されていない場合には、透過率は向上するが、ホワイトバランスが制御できない。一方で、第4色の副画素の開口部が、40%を超えて他の画素により遮蔽されている場合には、ホワイトバランスを制御することは可能であっても、透過率が不十分となる。
第4色の副画素のCIE1931表色系三刺激値(Y)(以下、「(Y)」)は、65≦Y≦99の範囲にあることが必要である。遮蔽される第4色の副画素の開口部面積の割合は、所望のホワイトバランスと透過率とから適宜選択することができる。
副画素の開口部とは、例えば図2においてブラックマトリクス2に囲まれた、実質的に光が通過するそれぞれの領域をいう。副画素の開口部面積とは当該領域の面積をいうが、例えば第4色の副画素の開口部面積は、図2に示す幅5と幅6との積により求まる。
図3に示す形態のCFでは、第4色の副画素の開口部の中央を横切って遮蔽する形で、青の副画素が延出している。図4は、図3における直線A−A’および直線B−B’における断面図であるが、直線A−A’における断面図である図4(c)に示されるように青の副画素は延出する部分を含めて一体形成されているので、延出する部分が小さくなったとしても、現像工程で青の副画素が欠落しにくい。
図5および図8に示す形態のCFでは、ブラックマトリックス上に延出した青の副画素の面積がより大きいことから、第4色の副画素の開口部が小さくなったとしても、現像工程で青の副画素が欠落しにくい。
本発明の延出とは以下のように定義される。赤、緑および青の副画素からなる群から選ばれる副画素が連続して繋がったまま第4色の副画素の開口部に延び出ている状態であり、第4色の副画素に延出した画素は赤、緑および青の副画素からなる群から選ばれる副画素と同時に形成される。同時に形成された副画素は繋ぎ目がないので、顕微鏡観察やSEM観察により、繋ぎ目の有無から同時に形成されたか否かを判断することができる。
図6に示す形態のCFでは、第4色の副画素の開口部に延出した青の副画素の形状が正方形に近くなることから、現像工程で青の副画素がさらに欠落しにくい。
図11に示す形態のCFでは、青の副画素に加えて、緑の副画素も第4色の副画素の開口部に延出している。延出させる二の副画素の組み合わせは、青と赤であっても構わないし、緑と赤であっても構わない。
画素に使用する着色剤の例としては、顔料又は染料が挙げられる。
赤の副画素に使用する顔料の例としては、PR254、PR149、PR166、PR177、PR209、PY138、PY150又はPYP139が挙げられ、緑の副画素に使用する顔料の例としては、PG7、PG36、PG58、PG37、PB16、PY129、PY138、PY139、PY150又はPY185が挙げられ、青の副画素に使用する顔料の例としては、PB15:6又はPV23が挙げられる。
青色染料の例としては、C.I.ベイシックブルー(BB)5、BB7、BB9又はBB26が挙げられ、赤色染料の例としては、C.I.アシッドレッド(AR)51、AR87又はAR289が挙げられる。
赤緑青の副画素に使用する樹脂の例としては、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂又はポリイミド系樹脂が挙げられるが、CFの製造コストを安くできるため、感光性アクリル系樹脂が好ましい。感光性アクリル系樹脂は、アルカリ可溶性樹脂、光重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有することが一般的である。
アルカリ可溶性樹脂の例としては、不飽和カルボン酸とエチレン性不飽和化合物との共重合体が挙げられる。不飽和カルボン酸の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸又は酸無水物が挙げられる。
光重合性モノマーの例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリアクリルホルマール、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート又はジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが挙げられる。
光重合開始剤の例としては、ベンゾフェノン、N,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、チオキサントン又は2−クロロチオキサントンが挙げられる。
感光性アクリル系樹脂を溶解するための溶媒の例としては、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、アセト酢酸エチル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、メトキシブチルアセテート又は3−メチル−3−メトキシブチルアセテートが挙げられる。
なお、樹脂として感光性アクリル系樹脂を用いる場合には、アルカリ可溶性樹脂、光重合性モノマーおよび高分子分散剤からなる樹脂成分並びに着色剤とを、全固形分として扱う。
CFのブラックマトリックスは、遮光剤および樹脂を含有する樹脂ブラックマトリックスであることが好ましい。遮光剤の例としては、カーボンブラック、酸化チタン、酸化窒化チタン、窒化チタン又は四酸化鉄が挙げられる。
樹脂ブラックマトリックスに使用する樹脂としては、細いパターンが形成し易いため、非感光ポリイミド樹脂が好ましい。非感光ポリイミド樹脂は、酸無水物とジアミンとから合成されたポリアミック酸樹脂を、パターン加工後に熱硬化してポリイミド樹脂とすることが好ましい。酸無水物の例としては、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−オキシジフタルカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物又は3,3’,4,4’−ビフェニルトリフルオロプロパンテトラカルボン酸二無水物が挙げられる。ジアミンの例としては、パラフェニレンジアミン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル又は3,4’−ジアミノジフェニルエーテルが挙げられる。ポリアミック酸樹脂を溶解する溶媒の例としては、N−メチル−2−ピロリドン又はγ−ブチロラクトンが挙げられる。
第4色の副画素の開口部には、他の副画素が延出する必要があることから、当該延出する副画素におけるもの以外の着色剤組成物を用いた副画素を形成しないことが好ましい。一方で、着色剤組成物を用いて副画素を形成しない場合、CFの表面にへこみが発生することから、CFの表面を平坦化するために、図12に示すように、CF上に平坦化膜を形成することが好ましい。平坦化膜7を形成することで、CF表面が平坦になる。平坦化膜の形成に使用する樹脂の例としては、エポキシ樹脂、アクリルエポキシ樹脂、アクリル樹脂、シロキサン樹脂又はポリイミド樹脂が挙げられる。平坦化膜の膜厚としては、表面が平坦になる膜厚が好ましく、0.5〜5.0μmがより好ましく、1.0〜3.0μmがさらに好ましい。
CF上に平坦化膜を形成したとしても、副画素の開口部の幅が広い場合には、図13に示すように第4色の副画素の上方にへこみすなわち凹状部8ができてしまう。これを解消するためには、平坦化膜をさらに厚く形成する必要がある。
次に、本発明のCFの製造方法の例を説明する。
透明基板の例としては、ソーダガラス、無アルカリガラス又は石英ガラスが挙げられる。また、透明な樹脂板又は樹脂フイルムを使用しても構わない。
透明基板上に遮光剤組成物を用いて樹脂ブラックマトリックスを形成させた後、着色剤組成物を用いて、赤緑青および第4色の副画素を形成する。
遮光剤組成物は、遮光剤にポリアミック酸樹脂および溶媒を混合して分散処理を行った後、各種添加剤を添加して作製する。この場合の全固形分は、樹脂成分であるポリアミック酸樹脂と遮光剤との合計である。
次に、遮光剤組成物を、スピンコーター又はダイコーター等の方法で塗布後、真空乾燥し、90〜130℃の熱風オーブン又はホットプレートでセミキュアを行い、遮光剤の塗膜を形成する。ポジ型レジストを塗布後、真空乾燥を行い、80〜110℃の熱風オーブン又はホットプレートでプリベイクを行い、レジスト膜を形成する。その後、プロキシミティ露光機又はプロジェクション露光機等により、フォトマスクを介して紫外線により選択的に露光を行った後、1.5〜3質量%の水酸化カリウム又はテトラメチルアンモニウムヒドロキシド等のアルカリ現像液により露光部を除去することで、パターンが得られる。剥離液を用いてポジレジストを剥離後、250〜300℃の熱風オーブン又はホットプレートで10〜60分加熱することで、ポリアミック酸樹脂のイミド化が進行し樹脂ブラックマトリックスとなる。なお、フォトマスクの設計幅又は露光量を変えることによって、樹脂ブラックマトリックスの幅を変化させることが可能である。
着色剤組成物は、着色剤と樹脂とを用いて作製する。着色剤として顔料を使用する場合には、顔料に高分子分散剤および溶媒を混合して分散処理を行った後、アルカリ可溶性樹脂、モノマーおよび光重合開始剤等を添加して作製する。一方、着色剤として染料を使用する場合には、染料に溶媒、アルカリ可溶性樹脂、モノマーおよび光重合性開始剤等を添加して作製する。この場合の全固形分は、樹脂成分である高分子分散剤、アルカリ可溶性樹脂およびモノマーと、着色剤との合計である。
得られた着色剤組成物を、樹脂ブラックマトリックスが形成された透明基板上に、スピンコーター又はダイコーター等の方法で塗布後、真空乾燥し、着色剤の塗膜を形成する。次に、プロキシミティ露光機又はプロジェクション露光機等によりフォトマスクを介して、紫外線等により選択的に露光を行う。その後、0.02〜1質量%の水酸化カリウム又はテトラメチルアンモニウムヒドロキシド等のアルカリ現像液により現像を行い、未露光部を除去することでパターンが得られる。得られた塗膜パターンを180〜250℃の熱風オーブン又はホットプレートで5〜40分加熱処理することで、副画素がパターンニングされたCFとなる。副画素の色毎に作製した着色剤組成物を使用して、上記のようなパターンニング工程を赤の副画素、緑の副画素および青の副画素について順次行い、青の副画素は第4色の副画素の開口部面積の5〜40%が遮蔽されるように形成する。
その後、平坦化膜として、アクリル樹脂をスピンコーター又はダイコーター等の方法で塗布後、真空乾燥し、80〜110℃の熱風オーブン又はホットプレートでプリベイクを行い、150〜250℃の熱風オーブン又はホットプレートで5〜40分加熱することで平坦化膜を形成することで、本発明のCFの画素が作製できる。なお、副画素のパターンニングの順序は特に限定されない。
本発明のCFは、CFの背面から光を照射する、透過型の表示装置に用いられる。透過型の表示装置は、製造コストが安く、コントラスト比が高くなるため好ましい。
CFの背面から照射する光の光源(以下、「バックライト」)としては、CCFL、LED又は有機EL等を用いることができる。LEDバックライトの例としては、2波長LEDバックライト又は3波長LEDバックライトが挙げられるが、青色LEDと黄色YAG蛍光体とからなる2波長LEDを用いることが好ましい。バックライトの種類によっても色度は異なるが、本発明によればホワイトバランスの制御が可能である。また、本発明によれば、有機ELと組み合わせても、ホワイトバランスの制御が可能である。
次に、本発明のCFの評価方法について説明する。
赤緑青および第4色の副画素の色度は、顕微分光光度計(例えば、MCPD−2000;大塚電子(株)製)を用いて各副画素の透過率スペクトルを測定後、(Y)および色度(x、y)がCIE1931規格に基づいて算出される。
CFのホワイトバランスは、第4色の副画素の色度(x、y)と、赤緑青の副画素の加法混色の色度(x、y)との差(Δx、Δy)の絶対値(|Δx|、|Δy|)から評価することができる。|Δx|および|Δy|が小さいほど、CFのホワイトバランスが良好となるため好ましい。
CFの画素の透過率は、上記のようにして求めた第4色の副画素の(Y)と、赤緑青の副画素の加法混色の(Y)から評価することができる。
CFの色再現範囲は、赤緑青の副画素のそれぞれの色度(x、y)を結んでなる3角形の面積と、NTSC規格色度(x、y)を結んでなる3角形の面積を計算し、その面積比から算出することができる。なお、NTSC規格色度(x、y)は、赤(0.67、0.33)、緑(0.21、0.71)、青(0.14、0.08)である。CFの色再現範囲は、70〜100%であることが好ましい。本発明のCFでは、赤緑青の副画素の(Y)は色再現範囲が広くなるほど原理的に低下するものの、第4色の副画素の(Y)は色再現範囲によらず高い値となる。したがって、本発明のCFでは、色再現範囲が充分に広いと考えられている70〜100%においても、CFの(Y)を高くすることができる。
副画素の開口部面積は、光学顕微鏡観察により測定することができる。CFは透明基板1枚に表示装置の1画面を複数形成することが一般的である。光学顕微鏡で観察した表示装置の1画面内の画像について、画像処理又は測長ソフトにより副画素の開口部の短辺および長辺を5点以上測定し、それぞれ求めた平均値の積から、開口面積を決定する。副画素の幅や、第4色の副画素の開口部に延出した副画素の面積等についても、5点以上測定した平均値に基づいて決定する。
ブラックマトリックス、副画素および平坦化膜の膜厚は、表面段差計(例えば、サーフコム1400D;東京精密(株)製)により測定することができる。また、第4色の副画素の上の、平坦化膜のへこみ量も測定することができる。
副画素の膜厚は、1.2〜2.5μmであることが好ましい。膜厚が1.2μmより薄いと、赤緑青の副画素の色度が不良となる場合や、画素膜厚に対する着色剤の量が増大して樹脂成分が減少することで膜強度が低下して膜欠け不良となる。膜厚が2.5μmより厚いと、CFの平坦性が低下する場合がある。ブラックマトリックスの膜厚は、0.5〜1.5μmであることが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、遮光性が充分ではなく、膜厚が1.5μmより厚いと、CFの平坦性が低下する場合がある。
次に、本発明のCFを具備してなる液晶表示装置の一例について述べる。CFとアレイ基板とを、さらにそれらの基板上に設けられた液晶配向のためのラビング処理を施した液晶配向膜およびセルギャップ保持のためのスペーサーを介して、対向させて貼り合わせる。なお、アレイ基板上には、薄膜トランジスタ(以下、「TFT」)素子若しくは薄膜ダイオード(以下、「TFD」)素子又は走査線若しくは信号線等を設け、TFT液晶表示装置又はTFD液晶表示装置を作製することができる。次に、シール部に設けられた注入口から液晶を注入して、注入口を封止する。最後にバックライトを取り付け、ICドライバー等を実装することにより、液晶表示装置が完成する。
バックライトの色度(x、y)は、0.250≦x≦0.350、かつ、0.300≦y≦0.400であることが好ましい。上記範囲の色度(x、y)のバックライトと、本発明のCFとを具備してなる液晶表示装置は、白色表示色度(x、y)が良好となり、かつ、液晶表示装置の画面内における白色表示色度(x、y)のバラツキが小さくなり、ホワイトバランスに優れる。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。なお、CFの評価基準は下記のとおりとした。
(CFのホワイトバランス)
判定A:|Δx|、|Δy|の大きい方が、
(|Δx|or|Δy|)≦0.020の場合
判定B:|Δx|、|Δy|の大きい方が、
0.020<(|Δx|or|Δy|)≦0.030の場合
判定C:|Δx|、|Δy|の大きい方が、
0.030<(|Δx|or|Δy|)の場合
(CFのCIE1931表色系三刺激値(Y))
判定A:(Y)≧75
判定B:65≦(Y)<75
判定C:(Y)<65
(CFの平坦性△t)
CFの平坦性は、赤、緑または青の副画素のうちの最も厚い副画素の中心の膜厚を基準にして、第4色の副画素の中心の膜厚との差の絶対値を示したものである。各副画素の膜厚は、SEMや触針式膜厚計、レーザー顕微鏡などで測定することが可能である。
判定A:△t<0.12μm
判定B:0.12μm≦△t≦0.20μm
判定C:△t>0.2μm
(調整例1;赤の副画素を形成するための赤色着色剤組成物の作製)
着色剤として、50gのPR177(クロモファイン(登録商標)レッド6125EC;大日精化製)および50gのPR254(イルガフォア(登録商標)レッドBK−CF;チバ・スペシャルティケミカルズ(株)製)を混合した。この着色剤中に、100gの高分子分散剤(BYK2000;樹脂濃度40質量%;ビックミージャパン(株)製)、67gのアルカリ可溶性樹脂(サイクロマー(登録商標)ACA250;樹脂濃度45質量%;ダイセル化学製)、83gのプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび650gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを混合して、スラリーを作製した。スラリーを入れたビーカーを循環式ビーズミル分散機(ダイノーミルKDL−A;ウイリー・エ・バッコーフェン社製)とチューブでつなぎ、メディアとして直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpm、4時間の分散処理を行い、着色剤分散液RA−1を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを50gとしたこと以外は、着色剤分散液RA−1と同様にして着色分散剤RA−2を得た。
BYK2000を50g、サイクロマーACA250を50g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを50gとしたこと以外は、着色剤分散液RA−1と同様にして着色分散剤RA−3を得た。
着色剤分散液RA−1を45.7gに、7.8gのサイクロマーACA250、3.3gの光重合性モノマー(カヤラッド(登録商標)DPHA;日本化薬製)、0.2gの光重合開始剤(イルガキュア(登録商標)907;チバ・スペシャルティケミカルズ製)、0.1gの光重合開始剤(カヤキュアー(登録商標)DETX−S;日本化薬製)、0.03gの界面活性剤(BYK333;ビックケミージャパン(株)製)および42.9gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加し、着色剤組成物R−1を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、31質量%であり、各着色剤の質量混合比は、PR177:PR254=50:50であった。
着色剤分散液RA−2を使用したこと、サイクロマーACA250を添加しなかったこと、カヤラッドDPHAを2.3gとしたこと以外は、着色剤組成物R−1と同様に着色書生物R−2を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、52質量%であった。
サイクロマーACA250を15.6gとしたこと以外は、着色剤組成物R−1と同様に着色書生物R−3を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、24.8質量%であった。
着色剤分散液RA−3を使用したこと、サイクロマーACA250を添加しなかったこと、カヤラッドDPHAを2.3gとしたこと、以外は、着色剤組成物R−1と同様に着色書生物R−4を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、62質量%であった。
サイクロマーACA250を23.7gとしたこと以外は、着色剤組成物R−1と同様に着色書生物R−5を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、20.7質量%であった。
(調整例2;緑の副画素を形成するための緑色着色剤組成物の作製)
着色剤として、65gのPG7(ホスタパーム(登録商標)グリーンGNX;クラリアントジャパン社製)および35gのPY150(E4GNGT;ランクセス(株)製)を混合した。この着色剤に、100gのBYK2000、67gのサイクロマーACA250、83gのプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび650gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを混合し、ダイノーミルKDL−Aを用いて、直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpm、6時間の分散処理を行い、着色剤分散液GA−1を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを83gとしたこと以外は、着色剤分散液GA−1と同様にして着色分散剤GA−2を得た。
BYK2000を50g、サイクロマーACA250を30g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを83gとしたこと以外は、着色剤分散液GA−1と同様にして着色分散剤GA−3を得た。
着色剤分散液GA−1を51.7gに、6.3gのサイクロマーACA250、2.9gのカヤラッドDPHA、0.2gのイルガキュア907、0.1gのカヤキュアーDETX−S、0.03gのBYK333および38.8gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加し、着色剤組成物を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は35質量%であり、PG7:PY150=65:35であった。
着色剤分散液GA−2を使用したこと、サイクロマーACA250を1.4gとしたこと、カヤラッドDPHAを1.5gとしたこと以外は、着色剤組成物G−1と同様に着色書生物G−2を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、59質量%であった。
サイクロマーACA250を15gとしたこと以外は、着色剤組成物G−1と同様に着色書生物G−3を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、28質量%であった。
着色剤分散液GA−3を使用したこと、サイクロマーACA250を添加しなかったこと、カヤラッドDPHAを1.0gとしたこと以外は、着色剤組成物G−1と同様に着色書生物G−4を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、70質量%であった。
サイクロマーACA250を19gとしたこと、カヤラッドDPHAを1.0gとしたこと以外は、着色剤組成物G−1と同様に着色書生物G−5を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、23.3質量%であった。
(調整例3;青の副画素を形成するための青色着色剤組成物の作製)
着色剤として、100gのPB15:6(リオノール(登録商標)ブルー7602;東洋インキ社製)を使用し、この着色剤中に100gのBYK2000、67gのサイクロマーACA250、83gのプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび650gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを混合して、スラリーを作製した。スラリーを分散機ダイノーミルKDL−Aを用いて、直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpm、3時間の分散処理を行い、着色剤分散液BA−1を得た。
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを100gとしたこと以外は、着色剤分散液BA−1と同様にして着色分散剤BA−2を得た。
BYK2000を50g、サイクロマーACA250を50g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを100gとしたこと以外は、着色剤分散液BA−1と同様にして着色分散剤BA−3を得た。
PB15:6を78gとしたこと以外は着色剤分散液BA−1と同様にして着色分散剤BA−4得た。
着色剤分散液BA−1を41.3gに、8.9gのサイクロマーACA250、3.5gのカヤラッドDPHA、0.2gのイルガキュア907、0.1gのカヤキュアーDETX−S、0.03gのBYK333および46gのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加し、着色剤組成物を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は28質量%であり、PB15:6単独であった。
着色剤分散液BA−2を使用したこと、サイクロマーACA250を2.5gとしたこと、カヤラッドDPHAを2.5gとしたこと以外は、着色剤組成物B−1と同様に着色書生物B−2を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、47質量%であった。
サイクロマーACA250を16.8gとしたこと以外は、着色剤組成物B−1と同様に着色書生物B−3を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、22.4質量%であった。
着色剤分散液BA−3を使用したこと、サイクロマーACA250を添加しなかったこと以外は、着色剤組成物B−1と同様に着色書生物B−4を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は、56質量%であった。
着色剤分散液BA−4を使用したこと、サイクロマーACA250を16.8gとしたこと以外は、着色剤組成物B−1と同様に着色書生物B−5を得た。着色剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は18.7質量%であった。
(調整例4;ブラックマトリックスを形成するための黒色遮光剤組成物の作製)
4,4’−ジアミノフェニルエーテル(0.30モル当量)、パラフェニレンジアミン(0.65モル当量)およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(0.05モル当量)を、850gのγ−ブチロラクトンおよび850gのN−メチル−2−ピロリドンと共に仕込み、3,3’,4,4’−オキシジフタルカルボン酸二無水物(0.9975モル当量)を添加し、80℃で3時間反応させた。無水マレイン酸(0.02モル当量)を添加し、更に80℃で1時間反応させ、ポリアミック酸樹脂(樹脂の濃度20質量%)溶液を得た。
このポリアミック酸樹脂溶液250gに、50gのカーボンブラック(MA100;三菱化学(株)製)および200gのN−メチルピロリドンを混合し、ダイノーミルKDL−Aを用いて、直径0.3mmのジルコニアビーズを使用して、3200rpmで3時間の分散処理を行い、遮光剤分散液を得た。
この遮光剤分散液50gに、49.9gのN−メチルピロリドンおよび0.1gの界面活性剤(LC951;楠本化学(株)製)を添加して、非感光性の遮光剤組成物を得た。遮光剤組成物における全固形分中の着色剤の濃度は50質量%であり、カーボンブラック単独であった。
(調整例5;透明保護膜を形成するための樹脂組成物の作製)
65.05gのトリメリット酸に、280gのγ−ブチロラクトンおよび74.95gのγ−アミノプロピルトリエトキシシランを添加し、120℃で2時間加熱した。得られた溶液20gに、7gのビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテルおよび15gのジエチレングリコールジメチルエーテルを添加し、樹脂組成物を得た。
(実施例1;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
300×350mmの無アルカリガラス基板上(AN100;旭硝子(株)製)に、調整例4で得られた遮光剤組成物をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中135℃で20分加熱処理することにより、遮光膜を得た。続いて、ポシ型レジスト(LC100;ローム・アンド・ハース電子材料(株)製)をスピナーで塗布し、90℃で10分間乾燥した。ポジ型レジストの膜厚は1.5μmとした。露光機LE4000A((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用い、フォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、副画素の開口部の短辺幅が26μm、長辺幅が116μmになり、かつ、ブラックマトリックスの幅が4.0μmになる設計とした。なお、赤緑青および第4色の副画素の幅は、すべて同一とした。フォトマスク下面とガラス基板上面とのプロキシミティギャップは、100μmとした。次に、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを2質量%含んだ23℃の水溶液を現像液に用い、基板を現像液に浸漬させ、同時に10cm幅を5秒で1往復するように基板を揺動させて、ポジ型レジストの現像とポリイミド前駆体のエッチングとを同時に行った。その後、メチルセルソルブアセテートに浸漬してポジ型レジストを剥離した。その後、熱風オーブン中290℃で30分間保持することにより、ポリイミド酸樹脂を硬化させ、樹脂ブラックマトリックスを得た。得られたブラックマトリックスの副画素の開口部の短辺幅が26μm、長辺幅が116μmであり、ブラックマトリックスの幅が4.0μmであった。なお、樹脂ブラックマトリックスの膜厚が1.0μmになるようにスピナー回転数を調整した。
樹脂ブラックマトリックスが形成されたガラス基板上に、調整例1で得られた赤色着色剤組成物R−1をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、赤色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用い、フォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、露光部(赤の副画素部)がストライプ状に形成される設計とした。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させ、幅30μmのストライプ状の赤の副画素を得た。得られた赤の副画素の色度(x,y)は(0.630,0.311)、(Y)は19.6であり、赤の副画素の膜厚は2.0μmであった。
調整例2で得られた緑色着色剤組成物G−1を使用し、赤の副画素と同様にして、緑の副画素を形成した。得られた緑の副画素の色度(x,y)は(0.223,0.601)、(Y)は43.6であり、緑の副画素の膜厚は2.0μmであった。
樹脂ブラックマトリックス、赤および緑の副画素が形成されたガラス基板上に、調整例3で得られた青色着色剤組成物B−1をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、青色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用い、フォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、図1に示すように、ストライプ状すなわち上面形状が長方形の青の副画素が、第4色の副画素との間に形成されたブラックマトリックスおよび第4色の副画素の方向に延出する設計とした。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させ、第4色の副画素の開口部を幅5.2μmに渡って遮蔽する、総幅37.2μmのストライプ状の青の副画素を得た。延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合は、20%であった。得られた青の副画素の色度(x,y)は(0.134,0.120)、(Y)は14.7であり、青の副画素の膜厚は2.0μmであった。
次に、調整例5で得られた樹脂組成物をスピナーにより硬化後の膜厚が1.5μmとなるように塗布し、その後熱風オーブン中130℃で5分のプリベイクを行った。次に、熱風オーブン中210℃で30分の加熱処理を行い、樹脂を硬化させて、CFを作製した。
(実施例2;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合を、5%に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例3;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合を、10%に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例4;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合を、40%に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(比較例1;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合を0%に変更、すなわち、図14に示すように青の副画素を第4色の副画素の開口部に一切延出させなかったこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(比較例2;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合を、50%に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例5;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
実施例1と同様の方法で、樹脂ブラックマトリックスおよび赤の副画素が形成されたガラス基板上に、調整例2で得られた緑色着色剤組成物G−1をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、緑色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用いフォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、図11に示すように、ストライプ状すなわち上面形状が長方形の緑の副画素が、第4色の副画素との間に形成されたブラックマトリックスおよび第4色の副画素の方向に延出する設計とした。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させ、第4色の副画素の開口部を幅2.0μmに渡って遮蔽する、総幅34μmのストライプ状の緑の副画素を得た。延出した緑の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合は、7.5%であった。
次に、調整例3で得られた青色着色剤組成物B−1をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、青色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用いフォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、図11に示すように、ストライプ状すなわち上面形状が長方形の青の副画素が、第4色の副画素との間に形成されたブラックマトリックスおよび第4色の副画素の方向に延出する設計とした。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させ、第4色の副画素の開口部を幅5.9μmに渡って遮蔽する、総幅37.9μmのストライプ状の青の副画素を得た。延出した青の副画素により遮蔽された、第4色の副画素の開口部面積の割合は、22.5%であった。
次に、調整例5で得られた樹脂組成物をスピナーにより硬化後の膜厚が1.5μmとなるように塗布し、その後熱風オーブン中130℃で5分のプリベイクを行った。次に、熱風オーブン中210℃で30分の加熱処理を行い、樹脂を硬化させて、CFを作製した。
表1に、実施例1〜5及び比較例1〜3で作製したそれぞれのCFについての、赤緑青の副画素の加法混色による白色の色度(x,y)と(Y)および第4色の副画素の色度(x,y)と(Y)の値、並びに、ホワイトバランス及び(Y)の判定結果を示す。
Figure 0006287209
表1に示したとおり、実施例1〜4のCFでは、赤緑青の加法混色による白色と第4色の副画素のホワイトバランス|Δx|、|Δy|の大きい方が、いずれも0.03以下であり、第4色の副画素の(Y)はいずれも65以上であり良好であった。また実施例5では、第4色の副画素の開口部に緑と青の副画素を延出させることで、さらにホワイトバランスが良好で、(Y)が高い良好なCFが得られた。比較例1では、第4色の副画素の開口部に他の副画素を延出させなかったので、ホワイトバランスが不良となった。比較例2では、第4色の副画素の開口部面積の50%が遮蔽されたため、(Y)が低下しており、ホワイト表示が暗いCFとなった。
(実施例6;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
図3に示すように、第4色の副画素の開口部の中央を横切って遮蔽する形で青の副画素を延出させた以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例7;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
図5に示すように、第4色の副画素の開口部の上端部を横切って遮蔽する形で青の副画素を延出させた以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例8;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
図6に示すように、第4色の副画素の開口部の中央付近を遮蔽する形で青の副画素を延出させた以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例9;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
図7に示すように、第4色の副画素の開口部に延出する青の副画素を一の副画素ごとに形成した以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例10;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
図8に示すように、縦列に位置する二の第4色の副画素の開口部の、下端部及び上端部をそれぞれ横切って遮蔽する形で、青の副画素を延出させた以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。
(実施例11;赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
CFの赤緑青及び第4色の副画素をモザイク状に配置した以外は、実施例7と同様の方法でCFを作製した。
第4色の副画素に形成する画素の形状を変更した、実施例6〜11のそれぞれのCFのホワイトバランスおよび(Y)の判定結果は、いずれも実施例1と同じく良好であった。
(比較例3)
実施例1と同様の方法で、樹脂ブラックマトリックス、赤および緑の副画素が形成されたガラス基板上に、調整例3で得られた青色着色剤組成物をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、青色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用いフォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、図15に示すように、ストライプ状の青の副画素と、第4色の副画素に直径12μmの円柱状の画素が3個入る設計とした。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させた。しかしながら、作製したCFは、第4色の副画素に形成しようとした直径12μmの円柱状の画素が欠落していたため、ホワイトバランスを制御することができなかった。
(比較例4)
実施例1と同様の方法で、樹脂ブラックマトリックス、赤および緑の副画素が形成されたガラス基板上に、調整例3で得られた青色着色剤組成物をスピナーにより塗布し、その後熱風オーブン中90℃で10分加熱処理することにより、青色着色膜を得た。次に、露光機LE4000Aを用いフォトマスクを介して、露光を行った。フォトマスクは、図16に示すように、ストライプ状の青の副画素が隣接する第4色の副画素の開口部のすべてを遮蔽する設計とした。また、第4色の副画素の開口部には、直径12μmの貫通孔を12個形成することを試みた。その後、0.04質量%の水酸化カリウム水溶液に、非イオン界面活性剤(エマルゲン(登録商標)A−60;花王(株)製)を現像液総量に対して0.1質量%添加したアルカリ現像液で90秒間揺動しながら浸漬を行い、続いて純水洗浄することにより、未露光部を除去し、パターンニング基板を得た。その後、熱風オーブン中220℃で30分保持することで、アクリル系樹脂を硬化させた。作製したCFは第4色の副画素に形成しようとした貫通孔は、直径が12μmよりも小さく、副画素の表面がわずかに凹状になっているだけで、貫通孔が形成できなかった。所定の貫通孔が形成できなかったため、ホワイトバランスの制御および第4色の副画素の(Y)の向上のいずれも達成できなかった。
(実施例12)
副画素の開口部の短辺幅が12μm、長辺幅が60μmになり、かつ、ブラックマトリックスの幅が4.0μmになる設計としたこと、ストライプ状の赤と緑の副画素の幅を16μmとしたこと、ストライプ状の青の副画素の総幅を20.4μmとしたこと、及び、第4色の副画素の開口部面積の20%が遮蔽されるようにしたこと以外は、実施例1と同様にCFを作製した。
(実施例13)
副画素の開口部の短辺幅が48μm、長辺幅が204μmになり、かつ、ブラックマトリックスの幅が4.0μmになる設計としたこと、ストライプ状の赤と緑の副画素の幅を52μmとしたこと、ストライプ状の青の副画素の総幅を63.6μmとしたこと、第4色の副画素の開口部面積の20%が遮蔽されるようにしたこと以外は、実施例1と同様にCFを作製した。
(実施例14;薄膜化した赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
赤色着色剤組成物をR−2としたこと、緑色着色剤組成物をG−2としたこと、青色着色剤組成物をB−2としたこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。得られた赤の副画素の色度(x,y)は(0.630,0.311)、(Y)は19.6であり、赤の副画素の膜厚は1.2μmであった。得られた緑の副画素の色度(x,y)は(0.223,0.601)、(Y)は43.6であり、緑の副画素の膜厚は1.2μmであった。得られた青の副画素の色度(x,y)は(0.134,0.120)、(Y)は14.7であり、青の副画素の膜厚は1.2μmであった。
(実施例15;厚膜化した赤緑青および第4色の副画素を有するCFの作製)
赤色着色剤組成物をR−3としたこと、緑色着色剤組成物をG−3としたこと、青色着色剤組成物をB−3としたこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。得られた赤の副画素の色度(x,y)は(0.630,0.311)、(Y)は19.6であり、赤の副画素の膜厚は2.5μmであった。得られた緑の副画素の色度(x,y)は(0.223,0.601)、(Y)は43.6であり、緑の副画素の膜厚は2.5μmであった。得られた青の副画素の色度(x,y)は(0.134,0.120)、(Y)は14.7であり、青の副画素の膜厚は2.5μmであった。
(実施例16)
赤色着色剤組成物をR−5としたこと、緑色着色剤組成物をG−5としたこと、青色着色剤組成物をB−5としたこと以外は、実施例1と同様の方法でCFを作製した。得られた赤の副画素の色度(x,y)は(0.630,0.311)、(Y)は19.6であり、赤の副画素の膜厚は3.0μmであった。得られた緑の副画素の色度(x,y)は(0.223,0.601)、(Y)は43.6であり、緑の副画素の膜厚は3.0μmであった。得られた青の副画素の色度(x,y)は(0.134,0.120)、(Y)は14.7であり、青の副画素の膜厚は3.0μmであった。
表2に実施例1、実施例12、実施例13、実施例14、実施例15、比較例7で作製したそれぞれのCFにおける、第4色の副画素の表面のへこみを示す。第4色の副画素の開口部には、平坦化膜形成後でも表面にへこみが発生する場合がある。開口部の寸法が比較的小さい実施例1および実施例12では表面平坦性は良好であったが、開口部の短辺幅が48μmの実施例13や、副画素の膜厚が厚い実施例15では、表面平坦性がやや悪化する傾向があった。副画素膜厚の薄い実施例14では表面平坦性が良好であった。実施例16では副画素膜厚が3.0μmと厚いので、表面平坦性が悪化したが使用には耐えうるものであった。
Figure 0006287209
1 :透明基板
2 :ブラックマトリックス
3 :副画素の形成領域
3R :赤の副画素の形成領域
3G :緑の副画素の形成領域
3B :青の副画素の形成領域
3W :第4色の副画素の形成領域
4 :副画素
4R :赤の副画素
4G :緑の副画素
4B :青の副画素
4W :第4色の副画素
5 :開口部の短辺
6 :開口部の長辺
7 :平坦化膜
8 :第4色の副画素の上方の凹状部
9 :第4色の副画素に形成された円柱状の画素
10 :第4色の副画素から欠落した円柱状の画素
11 :第4色の副画素に形成された孔
(a):上面図
(b):断面図
(c):A−A’断面図
(d):B−B’断面図
本発明のCFは、液晶ディスプレイや有機EL等の表示装置に好適に使用できる。

Claims (5)

  1. 透明基板上に、赤の副画素、緑の副画素、青の副画素および第4色の副画素と、各前記副画素の間に形成されたブラックマトリックスと、からなる画素が形成されており、
    前記赤、緑および青の副画素は、それぞれ着色剤および樹脂を含有し、
    前記第4色の副画素のCIE1931表色系三刺激値(Y)は、65≦Y≦99であり、
    前記赤、緑および青の副画素からなる群から選ばれる副画素が、近接する前記ブラックマトリックスおよび前記第4色の副画素の開口部に延出して、前記第4色の副画素の開口部面積の5〜40%が遮蔽されている、カラーフィルター。
  2. 記第4色の副画素を遮蔽する副画素が青画素である、請求項1に記載のカラーフィルター。
  3. 前記第4色の副画素を遮蔽する副画素の上面形状が、長方形である、請求項1または請求項2に記載のカラーフィルター。
  4. 各前記副画素の開口部の短辺が、30μm以下である、請求項1〜3のいずれかに記載のカラーフィルター。
  5. 前記赤、緑および青の副画素の膜厚が、1.2〜2.5μmである請求項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルター。
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