JP6286414B2 - ワイヤレス発見範囲の制限 - Google Patents

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Description

本開示は、ワイヤレスネットワークにおける発見メッセージに関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2012年3月13日に出願した同一出願人が所有する米国仮特許出願第61/610,320号の優先権を主張するものであり、その内容全体は参照により本明細書に明確に組み込まれる。
技術の進歩によって、コンピューティングデバイスは、より小型でかつより高性能になっている。たとえば、現在、小型で、軽量で、かつユーザが簡単に持ち運べる、ポータブルワイヤレス電話、携帯情報端末(PDA)、およびページングデバイスなどの、ワイヤレスコンピューティングデバイスを含む、様々なポータブルパーソナルコンピューティングデバイスが存在する。より具体的には、セルラー電話およびインターネットプロトコル(IP)電話などのポータブルワイヤレス電話は、ワイヤレスネットワークを介して音声およびデータパケットを通信することができる。多くのそのようなワイヤレス電話は、エンドユーザに拡張機能を提供するために、追加のデバイスを組み込んでいる。たとえば、ワイヤレス電話は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルレコーダ、およびオーディオファイルプレーヤも含み得る。また、そのようなワイヤレス電話は、インターネットにアクセスするために使用され得るウェブブラウザアプリケーションなどのソフトウェアアプリケーションを実行することができる。したがって、これらのワイヤレス電話は、高いコンピューティング能力を含むことができる。
いくつかの通信システムでは、通信ネットワークは、いくつかの対話する空間的に分離されたデバイスの間でメッセージを交換するのに使用され得る。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)と呼ばれ得る。ネットワークはまた、様々なネットワークノードおよびデバイスを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために採用される物理媒体のタイプ(たとえば、有線対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーク)、イーサネット(登録商標)など)により異なり得る。
ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素がモバイルであり、動的な接続性のニーズを有するとき、またはネットワークアーキテクチャが、固定トポロジではなく、アドホックトポロジで形成される場合に、好適であり得る。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光、または他の周波数帯域内の電磁波を使用する、誘導されない伝搬モードにおける無形の物理媒体を採用することができる。ワイヤレスネットワークは、有利には、固定式の有線ネットワークと比べると、ユーザモビリティおよび速やかな現場配置を容易にすることができる。
ワイヤレスネットワーク内のデバイスは、互いに情報を送信/受信することができる。情報はパケットを含み得る。パケットは、オーバーヘッド情報(たとえば、ネットワークを通じてパケットをルーティングすることを助けるヘッダ情報、パケットプロパティなど)、ならびにデータ(たとえば、パケットのペイロード内のユーザデータ、マルチメディアコンテンツなど)を含み得る。発見パケットと呼ばれる1つのタイプのパケットは、複数のデバイスによって共有される媒体を介して通信する2つの異なるデバイスを紹介するために使用され得る。
ワイヤレスネットワークは通常、アクセス媒体として使用される。たとえば、大部分のワイヤレスネットワークは、ローカルに接続されたデバイスとインターネットなどの外部ネットワークとの間の通信を容易にするアクセスポイントを含む。とはいえ、ワイヤレスデバイスがより一般的になるにつれて、ネットワークは、外部ネットワークへのアクセスを提供する以外の理由で形成され得る。たとえば、多数のワイヤレスデバイスが固定のスペース(たとえば、競技場または教室)内に共存しているとき、ワイヤレスデバイスが互いに直接通信する(たとえば、メッセージ、マルチメディアなどを共有する)ことが有用であり得る。このタイプのアドホックな局在化ワイヤレスネットワーキングは、「ソーシャルWi-Fi」と呼ばれることがある。しかしながら、比較的小さいエリア内での多くのワイヤレスデバイスの共存は、媒体の輻輳をもたらす可能性がある。たとえば、各教室が独自のソーシャルWi-Fiネットワークを形成しようと試みる、学校内の2つの隣接する教室を考える。一方の教室内で動作するデバイスは、他方の教室内で動作するデバイスと競合するか、またはそのデバイスに干渉する可能性がある。そのような状況では、一方の教室内の学生が、他方の教室内の学生間のメッセージを検出することなく、互いに通信することができるように、ワイヤレス発見をデバイス間距離に基づかせることが有益であり得る。
ワイヤレス発見範囲を制限するシステムおよび方法が開示される。発見メッセージを送信するデバイスは、特定の発見範囲閾値内にある受信デバイスに対する発見メッセージの復号を制限することができる。ワイヤレス発見範囲が制限されるとき、発見メッセージは「範囲適応した(range adapted)」と見なされ得る。たとえば、デバイスは、メッセージが発見範囲閾値外で復号されない(または復号され得ない)ように、発信発見メッセージの送信電力および/または変調符号化方式(MCS)を調整することができる。受信デバイスは、受信デバイスが送信デバイスからどのくらい離れているかに基づいて、発見メッセージを復号するか、または破棄することによって、発見メッセージを範囲適応させる(range adapt)ことができる。発見メッセージを復号することは、データを表示するまたはユニフォームリソースロケータ(URL)にナビゲートするなど、受信デバイスにおける追加の動作をトリガし得る。
本明細書で説明する技法は、限定はしないが、送信電力、MCS、受信信号強度表示(RSSI: received signal strength indication)、範囲判定メッセージ(たとえば、送信要求(RTS: request-to-send)メッセージ)を送信してから範囲判定応答(たとえば、送信可(CTS: clear-to-send)メッセージ)を受信するまでに経過した時間、およびロケーション要求/応答交換を含む様々なメトリックを利用して、2つのデバイス間の距離を判定または推定することができる。
範囲適応した発見メッセージと範囲に依存しない発見メッセージの両方の通信をサポートする異種ネットワークでは、各発見メッセージは、受信デバイスによって範囲適応が行われるべきかどうかを示す範囲適応ビットを含み得る。範囲適応した発見メッセージは、発見メッセージを復号するか、または破棄するかを判定する際に受信デバイスによって使用されるべき、対応する発見範囲閾値も含み得る。
特定の実施形態では、方法は、第1のデバイスにおいて、発見範囲閾値に基づいて送信属性を調整するステップを含む。調整した送信属性に従って第1のデバイスから発見メッセージを送信したことに応答して、発見範囲閾値内の距離にある第2のデバイスは発見メッセージを復号し、発見範囲閾値外の距離にある第3のデバイスは発見メッセージを破棄するか、または発見メッセージの復号に失敗する。
別の特定の実施形態では、方法は、第1のデバイスにおいて、第2のデバイスが発見メッセージを復号するように動作可能である第1のデバイスからの距離を制限する発見範囲閾値を決定するステップを含む。方法はまた、第1のデバイスにおいて、発見範囲閾値に基づいて送信属性を調整するステップと、調整した送信属性に従って発見メッセージを送信するステップとを含む。
別の特定の実施形態では、装置は、プロセッサと、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから送信された発見メッセージを受信するようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリとを含む。命令はまた、発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するようにプロセッサによって実行可能である。命令は、距離が発見範囲閾値内であるときに、発見メッセージを復号し、距離が発見範囲閾値外であるときに、発見メッセージを破棄するようにプロセッサによってさらに実行可能である。
別の特定の実施形態では、装置は、プロセッサと、第1のデバイスから第2のデバイスに範囲判定メッセージを送信し、第1のデバイスにおいて、第2のデバイスから範囲判定応答を受信するようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリとを含む。命令はまた、範囲判定メッセージの送信から範囲判定応答の受信までの経過時間に基づいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離を判定するようにプロセッサによって実行可能である。命令は、距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを送信するようにプロセッサによってさらに実行可能である。
別の特定の実施形態では、方法は、第2のデバイスから第1のデバイスに範囲判定メッセージを送信するステップと、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから範囲判定応答を受信するステップとを含む。方法はまた、範囲判定メッセージの送信から範囲判定応答の受信までの経過時間に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するステップを含む。方法は、距離が発見範囲閾値内であるときに、第1のデバイスから受信した発見メッセージを復号するステップと、距離が発見範囲閾値外であるときに、第1のデバイスから受信した発見メッセージを破棄するステップとを含む。
別の特定の実施形態では、方法は、第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを送信するステップを含む。発見メッセージは、発見メッセージに応答して動作(たとえば、接続セットアップ)を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきかどうかを示すデータを含む。
別の特定の実施形態では、方法は、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから発見メッセージを受信するステップであって、発見メッセージが範囲適応インジケータビットを含む、ステップを含む。方法はまた、範囲適応ビットが第1の値を有するときに、発見メッセージを復号するステップを含む。方法は、範囲適応ビットが第2の値を有するときに、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離が、発見メッセージに含まれるまたは発見メッセージによって定義された発見範囲閾値内であるかどうかに基づいて、選択的に発見メッセージを復号するか、または破棄するステップを含む。
別の特定の実施形態では、方法は、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから発見メッセージを受信するステップを含む。方法はまた、第1のデバイスのロケーションを求める要求を送信するステップと、第1のデバイスのロケーションを示す応答を受信するステップとを含む。方法は、第1のデバイスのロケーションに基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するステップをさらに含む。方法は、距離が発見範囲閾値内であるかどうかに基づいて、選択的に発見メッセージを復号するか、または破棄するステップを含む。
別の特定の実施形態では、方法は、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスからメッセージ(たとえば、発見メッセージまたはクエリメッセージ)を受信するステップと、範囲判定が行われるべきであることをメッセージが示すと判定したことに応答して、第1の範囲判定機構を実行するステップとを含む。方法はまた、第1のデバイスと第2のデバイスが第1の範囲閾値以上である距離だけ離れていることを第1の範囲判定機構の結果が示すときに、メッセージを破棄するステップを含む。方法は、第1のデバイスと第2のデバイスが第1の範囲閾値未満である距離だけ離れていることを第1の範囲判定機構の結果が示すときに、第2の範囲判定機構を実行するステップをさらに含む。方法は、第2の範囲判定機構の結果に基づいて、選択的にメッセージを破棄するか、またはメッセージに応答して少なくとも1つの動作を行うステップを含む。
開示した実施形態のうちの少なくとも1つによってもたらされる1つの特定の利点は、送信デバイスおよび受信デバイスがワイヤレス通信発見範囲を個別に制限できることである。
本開示の他の態様、利点、および特徴は、以下のセクション、すなわち、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、および特許請求の範囲を含む、本出願全体の検討後に明らかになろう。
ワイヤレス発見範囲を制限するように動作可能であるシステムの特定の実施形態の図である。 特定の環境においてワイヤレス発見範囲を制限する一例を示す図である。 送信属性を調整することによって、送信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法の特定の実施形態のフローチャートである。 送信属性を調整することによって、送信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法の別の特定の実施形態のフローチャートである。 受信したメッセージの属性に基づいて、受信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法の特定の実施形態のフローチャートである。 RTSメッセージを送信してからCTSメッセージを受信するまでに経過した時間に基づいて、デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法の特定の実施形態のフローチャートである。 RTSメッセージを送信してからCTSメッセージを受信するまでに経過した時間に基づいて、デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法の別の特定の実施形態のフローチャートである。 ワイヤレスデバイスを動作させる方法の特定の実施形態のフローチャートである。 ワイヤレス発見範囲を制限するように動作可能である構成要素を含むモバイル通信デバイスのブロック図である。 1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV: type-length-value)を含む発見フレーム1001を示す図である。 発見フレームの代替実施形態を示す図である。
図1は、ワイヤレス発見範囲を制限するように動作可能であるシステム100の特定の実施形態の図である。システム100は、距離102だけ離れた、第1のデバイス110と、第2のデバイス120とを含み得る。
特定の実施形態では、第1のデバイス110はWLANデバイス、アクセスポイント(AP)、またはそれらの任意の組合せであってもよい。第2のデバイス120は、モバイル電話などのモバイルデバイス、ポータブルコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、携帯情報端末(PDA)、ポータブルメディアプレーヤ、またはそれらの任意の組合せであってもよい。
第1のデバイス110は、送信機111と、受信機116とを含み得る。図1では単一のブロックとして示されているが、送信機111および受信機116はそれぞれ、ワイヤレスメッセージを送信および受信する際に使用される様々なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を表し得る。送信機111は、発信メッセージの1つまたは複数の送信属性を変更するように構成され得る。たとえば、送信機111は、発見メッセージ130、範囲判定メッセージ(たとえば、例示的なRTSメッセージ142)、および範囲判定応答(たとえば、例示的なCTSメッセージ154)などの特定のメッセージの送信電力およびMCSを変更することができる。特定の実施形態では、送信機111および受信機116は(たとえば、トランシーバに)一体化され得る。
第1のデバイス110はまた、発見メッセージ130を符号化するように構成されたエンコーダ112と、タイマー113(たとえば、ハードウェアタイマーまたはソフトウェアタイマー)とを含み得る。特定の実施形態では、第1のデバイス110は、発見範囲閾値114を記憶することができる。発見範囲閾値114は、その外では発見メッセージ130を受信するデバイス(たとえば、第2のデバイス120)が発見メッセージ130(または少なくともその一部分)を復号しないまたは復号することができない距離を表すことができる。特定の実施形態では、発見メッセージ130は、周期的(たとえば、100ミリ秒ごと)にブロードキャストされる電気電子技術者協会(IEEE)ビーコン(もしくはその情報要素(IE))または管理アクションフレームであってもよい。発見メッセージ130に符号化されたデータは、表示可能な情報131および/またはURL132を含み得る。発見メッセージ130が復号されると、表示可能な情報131が復号デバイスによって自動的に表示され得、かつURL132は復号デバイスによって自動的にナビゲートされ得る。
特定の実施形態では、発見メッセージ130はまた、範囲適応(RA)ビット133を含み得る。範囲適応ビット133は、発見メッセージ130について範囲適応が行われるべきかどうかを示すことができる。したがって、範囲適応ビット133は、第1のデバイス110と第2のデバイス120との間のデバイス間距離102が発見範囲閾値114内であるかどうかとは無関係に、第2のデバイス120が第1のデバイス110からの発見メッセージ130を復号すべきかどうかを示すことができる。範囲適応ビット133が第1の値(たとえば、0)を有するとき、発見メッセージ130は、常に復号される、範囲に依存しない発見メッセージであり得る。範囲適応ビット133が第2の値(たとえば、1)を有するとき、発見メッセージ130は、距離102が発見範囲閾値114内であるかどうかに基づいて、選択的に復号されるか、または破棄される、範囲適応した発見メッセージであり得る。特定の実施形態では、図示のように、第1のデバイス110は、発見メッセージ130に発見範囲閾値114を含み得る。
第2のデバイス120は、送信機126と、受信機121とを含み得る。図1では単一のブロックとして示されているが、送信機126および受信機121はそれぞれ、ワイヤレスメッセージを送信および受信する際に使用される様々なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を表し得る。受信機121は、着信メッセージの1つまたは複数の属性を測定するように構成され得る。たとえば、受信機121は、発見メッセージ130の受信信号強度表示(RSSI)を測定することができる。送信機126は、範囲判定応答(たとえば、例示的なCTSメッセージ144)および範囲判定メッセージ(たとえば、例示的なRTSメッセージ152)などの1つまたは複数のメッセージを第1のデバイス110に送信するように動作可能であり得る。特定の実施形態では、送信機126および受信機121は(たとえば、トランシーバに)一体化され得る。
第2のデバイス120はまた、発見メッセージ130を復号するように構成されたデコーダ122と、タイマー124(たとえば、ハードウェアタイマーまたはソフトウェアタイマー)とを含み得る。第2のデバイス120はまた、ブラウザアプリケーション123などの1つまたは複数のアプリケーションを含み得る。特定の実施形態では、ブラウザアプリケーション123は、発見メッセージ130に含まれるURL132にナビゲートするために使用され得る。
動作の一実施形態では、第1のデバイス110は、発見メッセージ130の送信属性を変更することによって、ワイヤレス発見範囲を制限することができる。たとえば、第1のデバイス110は、発見範囲を発見範囲閾値114(たとえば、3フィート)に制限することを選択することができる。発見範囲閾値114は第1のデバイス110によって設定され得るか、または外部デバイスから(たとえば、プログラミングメッセージにおいて)受信され得る。送信機111は、発見範囲閾値114に基づいて、発見メッセージ130の送信電力および/またはMCSを調整することができる。調整した送信電力および/またはMCSは、発見範囲閾値114外の発見メッセージ130の復号可能性を制限するように動作することができる。したがって、距離102が発見範囲閾値114内(たとえば、3フィート以下)である場合、第2のデバイス120は発見メッセージ130を復号し得る。逆に、距離102が発見範囲閾値114外(たとえば、3フィートよりも大きい)である場合、第2のデバイス120は発見メッセージ130を破棄するか、または復号に失敗し得る。
代替的に、第1のデバイス110は、タイマー113を使用して距離102を測定することによって、ワイヤレス発見範囲を制限することができる。たとえば、第1のデバイス110は、範囲判定メッセージ(たとえば、RTSメッセージ142)を第2のデバイス120に送信することができ、基礎となるワイヤレスプロトコル(たとえば、IEEE 802.11プロトコル)に従って、範囲判定応答(たとえば、CTSメッセージ144)を受信することができる。タイマー113は、RTSメッセージ142の送信時に開始され得、CTSメッセージ144の受信時に停止され得る。経過した時間に基づいて、第1のデバイス110は距離102を推定することができる。距離102が発見範囲閾値114内である場合、第1のデバイス110は発見メッセージ130を第2のデバイス120に送信することができる。距離102が発見範囲閾値114外である場合、第1のデバイス110は発見メッセージ130を第2のデバイス120に送信するのを控えることができる。範囲判定のためにRTSメッセージおよびCTSメッセージを使用することは単に説明のために行われることに留意されたい。選択された実施形態は、RTSメッセージおよびCTSメッセージ以外のメッセージを使用することができる。たとえば、固定の時間間隔内に応答を求めて距離を判定する、異なるメッセージが使用され得る。範囲判定メッセージおよび応答の追加の例について、本明細書でさらに説明する。
発見メッセージ130の送信電力またはMCSにより、第2のデバイス120が発見メッセージ130を復号することができなくなったとき、第2のデバイス120は発見メッセージを破棄し得る。しかしながら、範囲適応した発見メッセージと範囲に依存しない発見メッセージの両方を含む異種ネットワークでは、個々のデバイスの送信属性を変更することは複雑であり得る。動作の別の実施形態では、第2のデバイス120は、発見メッセージ130が他の方法で復号可能である場合でも、受信した発見メッセージ130の属性に基づいて、ワイヤレス発見範囲を制限することができる。たとえば、受信機121は、発見メッセージ130のRSSIを測定することができ、RSSIに基づいて、距離102を判定することができる。特定の実施形態では、距離102は、第2のデバイス120において記憶されたテーブル125内の判定されたRSSIを検索することによって判定され得、テーブル125はRSSI値を予想される距離に関連付ける。テーブル125の値は、IEEE規格などの業界規格によって指定され得る。距離102が発見範囲閾値114内であるとき、デコーダ122は発見メッセージ130を復号し得る。距離102が発見範囲閾値114外であるとき、発見メッセージ130は破棄され得る。第2のデバイス120はまた、発見メッセージ130に含まれる送信電力インジケータに基づいておよび/または発見メッセージ130のMCSに基づいて、発見メッセージ130を範囲適応させることができる。
代替的に、第2のデバイス120は、タイマー124を使用して距離102を測定することによって、ワイヤレス発見範囲を制限することができる。たとえば、第2のデバイス120はRTSメッセージ152を第1のデバイス110に送信することができ、応答時にCTSメッセージ154を受信することができる。タイマー124は、RTSメッセージ152の送信時に開始され得、CTSメッセージ154の受信時に停止され得る。経過した時間に基づいて、第2のデバイス120は距離102を推定することができる。距離102が発見範囲閾値114内であるとき、第2のデバイス120は発見メッセージ130を復号し得る。そうでない場合、第2のデバイス120は発見メッセージ130を破棄し得る。RTSメッセージ152を送信する前に発見メッセージ130が第2のデバイス120によって受信されている場合があるか、またはCTSメッセージ154を受信した後に発見メッセージ130が受信される場合があることに留意されたい。
異種ネットワークで動作するとき、第2のデバイス120は各発見メッセージ130を別個に扱うことができる。発見メッセージ130が範囲に依存しないことを範囲適応ビットが示すとき、第2のデバイス120は、第1のデバイス110からのその距離が発見範囲閾値114内であるかどうかとは無関係に、発見メッセージ130を復号することができる。発見メッセージ130が範囲適応していることを範囲適応ビットが示すとき、第2のデバイス120は、第1のデバイス110からのその距離が発見範囲閾値114未満であるかどうかに基づいて、選択的に発見メッセージ130を復号するか、または破棄することができる。
特定の実施形態では、距離102は、後続の範囲適応動作で使用するために、第1のデバイス110および/または第2のデバイス120において記憶され得る。代替または追加として、距離102は周期的にまたは第1のデバイス110および/または第2のデバイス120の動きを検出したことに応答して再計算され得る。
特定の実施形態では、図1のシステム100は、RTS/CTSメッセージ交換以外の範囲判定機構をサポートすることができる。例示すると、ロケーション要求/応答交換が使用され得る。第1のデバイスからロケーション要求を受信したことに応答して、第2のデバイスはそのロケーションを判定するおよび/またはそのロケーションを第1のデバイスに送信することができる。たとえば、第2のデバイスは、第2のデバイス内に含まれるか、または場合によっては第2のデバイスにアクセス可能な全地球測位システム(GPS)モジュールまたはトランシーバを介して、そのロケーションを判定することができる。代替的に、第1のデバイスは第3のデバイス(たとえば、ロケーションデータベース)から第2のデバイスのロケーションを要求することができる。さらに別の例では、第2のデバイスは第3のデバイスからそのロケーションを要求することができ、受信したロケーションを第1のデバイスに転送することができる。
特定の実施形態では、発見メッセージ130を受信する前または受信した後、第2のデバイス120は第1のデバイス110のロケーションを要求することができ、第1のデバイス110のロケーションを示す応答を受信することができる。第2のデバイス120は、第1のデバイス110のロケーションに基づいて、距離102を判定することができ、距離102が発見範囲閾値114内であるかどうかに基づいて、選択的に発見メッセージ130を復号するか、または破棄することができる。別の特定の実施形態では、第1のデバイス110は、第2のデバイス120のロケーションを要求することができ、第2のデバイス120のロケーションが発見範囲閾値114内であるかどうかに基づいて、第2のデバイス120への発見メッセージ130の送信を条件づけることができる。
このように、図1のシステム100は、送信デバイス(たとえば、第1のデバイス110)と受信デバイス(たとえば、第2のデバイス120)の両方によってワイヤレス発見範囲を制限することを可能にし得る。システム100はまた、一部の発見メッセージは範囲制限されるが、他の発見メッセージは範囲に依存しない、異種ネットワークをサポートすることができる。加えて、すぐに使用可能なデータ(たとえば、情報131またはURL132)を、後続のデータメッセージにではなく、発見メッセージ130にパッケージングすることによって、システム100は発見メッセージ130を活用して、デバイスを紹介するとともに、デバイス間でデータを通信することができる。このことは、発見の後かつデータ交換の前に複雑なハンドシェイクおよびセキュリティのプロセスを伴い得る既存のワイヤレス方法よりも簡単でかつ迅速なデータ転送を可能にし得る。選択的な範囲適応はまた、図2を参照しながらさらに説明するように、ユーザフレンドリーな範囲認識ワイヤレスサービスを可能にし得る。
図2は、美術館環境200においてワイヤレス発見範囲を制限する特定の例を示す図である。美術館環境200は説明のためのものにすぎないことに留意されたい。本明細書で説明する技法に従ってワイヤレス発見範囲を制限することは、様々な他の環境で行われ得る。
図2に示すように、美術館環境200は美術館カフェと、様々な絵画が展示されているギャラリーとを含む。美術館カフェは(「MC」と表された)ワイヤレス送信機202を含む。ワイヤレス送信機202は、範囲に依存せず(たとえば、0に設定された範囲適応ビットを有し)、美術館カフェに関連する情報(たとえば、日ごとのおすすめ料理またはカフェメニューのURL)を含む発見メッセージを送信することができる。(「P1」から「P9」と表された)絵画の各々はまた、関連するワイヤレス送信機を有し得る。美術館カフェのワイヤレス送信機202とは対照的に、絵画送信機によって送信される発見メッセージは範囲適応し得る。たとえば、絵画送信機によって送信される発見メッセージの各々は1に設定された範囲適応ビットを有することができ、対応する発見範囲閾値を含むことができる。例示すると、204において、絵画「P4」の発見範囲閾値が図2に示されている。異なる絵画は異なる発見範囲閾値を有し得ることに留意されたい。たとえば、図2に示すように、絵画「P2」の発見範囲閾値は、その他の絵画の発見範囲閾値よりも大きい。
美術館の利用者が美術館環境200を歩き回ると、利用者のワイヤレスデバイス(たとえば、モバイルフォン)は範囲認識情報を表示し得る。たとえば、利用者はワイヤレスデバイス上に美術館ツアーアプリケーションをダウンロードし、実行することができる。利用者がどこに位置しているかに応じて、利用者のワイヤレスデバイスは様々な送信機から発見メッセージを受信することができる。ワイヤレスデバイス上の美術館ツアーアプリケーションは、図1を参照しながら説明したように、選択的に発見メッセージを復号するか、または破棄することができる。
たとえば、利用者が第1のロケーション210にいるとき、利用者のワイヤレスデバイスはワイヤレス送信機202からの発見メッセージを復号することができ、カフェのおすすめ料理を表示することができる。第1のロケーション210は絵画の対応するいずれの発見範囲閾値内にもないので、いかなる絵画送信機から受信した発見メッセージも破棄され得る。利用者が第2のロケーション220にいるとき、利用者のワイヤレスデバイスはカフェのおすすめ料理および絵画P1の情報を表示することができる。利用者が第3のロケーション230にいるとき、利用者のワイヤレスデバイスはカフェのおすすめ料理、絵画P2の情報、および絵画P7の情報を表示することができる。複数の利用者およびワイヤレスデバイスが美術館環境200にあるとき、各利用者のワイヤレスデバイスは、その利用者がどこに位置しているかに基づいて、選択された情報を表示することができる。したがって、同じ発見メッセージが、(たとえば、対応する発見範囲閾値内にある)1つのワイヤレスデバイスによって復号され得るが、(たとえば、対応する発見範囲閾値外にある)別のワイヤレスデバイスによって破棄され得る。
このように、本明細書で説明したようにワイヤレス発見範囲を制限することは、図2を参照しながら説明した美術館情報サービスなどの、ユーザフレンドリーな範囲認識ワイヤレスサービスを可能にし得る。特に、そのようなサービスは、デバイス間通信およびインターネットアクセスを容易にする専用のアクセスポイントを使用することなく実装され得る。代わりに、各送信機(たとえば、美術館カフェ送信機202および絵画送信機)はアドホックワイヤレスネットワーク用アクセスポイントとしてサービスすることができ、そのアクセスポイントのメンバーシップは送信機からの距離によって制限され得る。
図3は、送信属性を調整することによって、送信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法300の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法300は、図1の第1のデバイス110によって実施され得る。
方法300は、302において、第1のデバイスにおいて発見範囲閾値を決定するステップを含み得る。たとえば、図1では、第1のデバイス110は発見範囲閾値114を決定することができる。方法300はまた、304において、発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスにおいて送信属性を調整するステップを含み得る。送信属性は、調整した送信属性に従って第1のデバイスから発見メッセージを送信したことに応答して、発見範囲閾値内の距離にある第2のデバイスが発見メッセージを復号するように調整され得る。発見範囲閾値外の距離にある第3のデバイスは発見メッセージを破棄する。たとえば、図1では、第1のデバイス110は、発見範囲閾値114に基づいて、発見メッセージ130の送信属性(たとえば、送信電力またはMCS)を調整することができる。第1のデバイス110と第2のデバイス120との間の距離102が発見範囲閾値114内であるとき、第2のデバイス120は発見メッセージ130を復号することができる。距離102が発見範囲閾値114外であるとき、第2のデバイス120(および/または図1には示されていない異なる第3のデバイス)は発見メッセージ130を破棄することができる。
図4は、送信属性を調整することによって、送信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法400の別の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法400は、図1の第1のデバイス110によって実施され得る。
方法400は、402において、第1のデバイスにおいて、第2のデバイスが発見メッセージを復号するように動作可能である第1のデバイスからの距離を制限する発見範囲閾値を決定するステップを含み得る。発見メッセージは、IEEE 802.11ビーコンまたは管理アクションフレームであってもよい。たとえば、図1では、第1のデバイス110は発見範囲閾値114を決定することができる。
方法400はまた、404において、発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスにおいて送信属性(たとえば、送信電力および/またはMCS)を調整するステップを含み得る。方法400は、406において、第2のデバイスによって表示されるべき情報または第2のデバイスによってナビゲートされるべきURLを発見メッセージに符号化するステップをさらに含み得る。たとえば、図1では、エンコーダ112は、表示可能な情報131またはURL132を発見メッセージ130に符号化することができる。
方法400は、408において、調整した送信属性に従って発見メッセージを送信するステップを含み得る。たとえば、図1では、送信機111は、発見範囲閾値114外のデバイスがブロードキャスト発見メッセージ130を復号しないように、調整した送信電力レベルを使用して発見メッセージ130を送信(たとえば、ブロードキャスト)することができる。
図5は、受信したメッセージの属性に基づいて、受信デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法500の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法500は、図1の第2のデバイス120によって実施され得る。
方法500は、502において、第2のデバイスにおいて第1のデバイスから発見メッセージを受信するステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は第1のデバイス110から発見メッセージ130を受信することができる。
方法500は、発見メッセージの1つまたは複数の属性に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するステップを含み得る。例示すると、第1の実装形態は、504において、発見メッセージのRSSIを判定するステップと、506において、RSSIに基づいて距離を判定するステップとを含み得る。距離は、第2のデバイスにおいて記憶されたテーブル内のRSSIを検索することによって判定され得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、テーブル125を検索することによって距離102を判定することができる。第2の実装形態は、508において、発見メッセージ内の送信電力インジケータから発見メッセージの送信電力を判定するステップと、510において、送信電力に基づいて距離を判定するステップとを含み得る。第3の実装形態は、512において、発見メッセージのMCSを判定するステップと、514において、MCSに基づいて距離を判定するステップとを含み得る。たとえば、距離は、MCSが(デバイス間の短い距離を意味する)「高データレート」MCSか、または(デバイス間の長い距離を意味する)「低データレート」MCSかに基づいて判定され得る。MCSによって指定される変調方式は、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、16点直交振幅変調(16-QAM)、または64点直交振幅変調(64-QAM)を含み得る。MCSによって指定される符号化レートは、1/2、3/4、2/3、または5/6を含み得る。
方法500は、516において、距離が発見範囲閾値内であるかどうかを判定するステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、距離102が発見範囲閾値114内であるかどうかを判定することができる。距離が発見範囲閾値外であるとき、方法500は、518において、発見メッセージを破棄するステップを含み得る。
距離が発見範囲閾値内であるとき、方法500は、520において、発見メッセージを復号するステップを含み得る。方法500はまた、522において、発見メッセージの少なくとも一部分を表示するステップ、および/または、524において、復号した発見メッセージ内のURLにナビゲートするステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、情報131を表示するおよび/またはブラウザアプリケーション123を介してURL132にナビゲートすることができる。
図6は、RTSメッセージを送信してからCTSメッセージを受信するまでに経過した時間に基づいて、デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法600の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法600は、図1の第1のデバイス110によって実施され得る。
方法600は、602において、第1のデバイスから第2のデバイスにRTSメッセージを送信するステップと、604において、第1のデバイスにおいてタイマーを開始するステップとを含み得る。たとえば、図1では、第1のデバイス110はRTSメッセージ142を送信し、タイマー113を開始することができる。方法600はまた、606において、第1のデバイスにおいて第2のデバイスからCTSメッセージを受信するステップと、608において、タイマーを停止するステップとを含み得る。たとえば、図1では、第1のデバイス110はCTSメッセージ144を受信し、タイマー113を停止することができる。
方法600は、610において、RTSメッセージの送信からCTSメッセージの受信までの経過時間に基づいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離を判定するステップであって、経過時間がタイマーに基づいて判定される、ステップをさらに含み得る。たとえば、図1では、第1のデバイス110は、タイマー113に基づいて距離102を判定し得る。
方法600は、612において、距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを送信するステップを含み得る。たとえば、図1では、第1のデバイス110は、距離102が発見範囲閾値114内であると判定したことに応答して、発見メッセージ130を第2のデバイス120に送信することができる。距離が発見範囲閾値外である場合、第1のデバイスは発見メッセージを第2のデバイスに送信するのを控えることができる。
図7は、RTSメッセージを送信してからCTSメッセージを受信するまでに経過した時間に基づいて、デバイスにおいてワイヤレス発見範囲を制限する方法700の別の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法700は、図1の第2のデバイス120によって実施され得る。
方法700は、702において、第2のデバイスから第1のデバイスにRTSメッセージを送信するステップと、704において、第2のデバイスにおいて第1のデバイスからCTSメッセージを受信するステップとを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120はRTSメッセージ152を第1のデバイス110に送信することができ、応答時にCTSメッセージ154を受信することができる。
方法700はまた、706において、RTSメッセージの送信からCTSメッセージの受信までの経過時間に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は距離102を判定することができる。方法700は、708において、距離102が発見範囲閾値内であるかどうかを判定するステップをさらに含み得る。
距離が発見範囲閾値内であるとき、方法700は、710において、発見メッセージを復号するステップを含み得る。特定の実施形態では、発見メッセージは、701において、RTSメッセージを送信する前に受信されている場合がある。代替的に、発見メッセージは、707において、CTSメッセージを受信した後に受信されている場合がある。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、距離102が発見範囲閾値114内であるとき、発見メッセージ130を復号することができる。
距離が発見範囲閾値外であるとき、方法700は、712において、発見メッセージを破棄するステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、距離102が発見範囲閾値114外であるとき、発見メッセージ130を破棄することができる。
図8は、ワイヤレスデバイスを動作させる方法800の特定の実施形態のフローチャートである。例示的な実施形態では、方法800は、図1の第2のデバイス120によって実施され得る。
方法800は、802において、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから発見メッセージを受信するステップであって、発見メッセージが範囲適応ビットを含む、ステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、発見メッセージ130を受信することができ、発見メッセージ130は範囲適応ビット133を含む。
方法800はまた、804において、範囲適応ビットの値を判定するステップを含み得る。範囲適応ビットが第1の値を有するとき、方法800は、806において、発見メッセージを復号するステップを含み得る。たとえば、図1では、範囲適応ビット133が第1の値(たとえば、0)を有するとき、第2のデバイス120は発見メッセージ130を範囲に依存しないものとして扱うことができ、発見メッセージ130を復号することができる。
範囲適応ビットが第2の値の値を有するとき、方法800は、808において、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離を判定するステップを含み得る。たとえば、図1では、範囲適応ビット133が第2の値(たとえば、1)を有するとき、第2のデバイス120は発見メッセージ130を範囲適応したものとして扱うことができ、距離102を判定することができる。方法800は、810において、距離が発見メッセージの発見範囲閾値内であるかどうかを判定するステップをさらに含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、距離102が、発見メッセージ130に含まれるか、または場合によっては発見メッセージ130によって示される発見範囲閾値114内であるかどうかを判定することができる。
距離が発見範囲閾値内であるとき、方法800は、812において、発見メッセージを復号するステップを含み得る。距離が発見範囲閾値外であるとき、方法800は、814において、発見メッセージを破棄するステップを含み得る。たとえば、図1では、第2のデバイス120は、距離102が発見範囲閾値114内であるかどうかに基づいて、発見メッセージ130を復号するか、または破棄することができる。
範囲判定の代替実施形態はまた、本明細書の開示に従って実施され得る。たとえば、サービス提供デバイスはサービス探索デバイスからクエリメッセージを受信することができる。クエリメッセージは、デバイス間で通信接続(たとえば、WiFiダイレクト接続)をセットアップするという要求、サービス提供デバイスによって提供されるサービスに関する情報を求める要求、または何らかの他のメッセージを含み得る。クエリメッセージに応答して、サービス提供デバイスは範囲を判定することができる。
特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、RSSIに基づいて(たとえば、クエリメッセージのRSSIを閾値と比較することによって)範囲を判定することができる。別の特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、往復時間(RTT)測定動作(たとえば、RTS/CTSメッセージ交換)を開始することによって、範囲を判定することができる。RTT測定は、単一のメッセージ交換を測定するかまたは複数のメッセージ交換(たとえば、複数のRTS/CTS交換)を測定すること、および平均を求めることを伴い得る。別の特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、Bluetooth(登録商標)または近距離通信(NFC)などの代替(たとえば、非802.11ベースの)技術を使用して、範囲を判定することができる。別の特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、図1を参照しながら説明したように、GPSを使用して、範囲を判定することができる。別の特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、固定ワイヤレスアクセスポイントまたはセルラータワーに基づいて(たとえば、デバイス位置の三角測量を介して)、範囲判定を行うことができる。別の特定の実施形態では、サービス提供デバイスは、第3のデバイスに関する測距に基づいて、範囲を判定することができる(たとえば、サービス提供デバイスは、サービスを受信するためには、サービス探索デバイスがAPから特定の距離内にあるべきであることを示すことができる)。範囲判定機構の選択は、デバイスにおいて媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上で実行するソフトウェアによって実施され得る。
サービス提供デバイスとサービス探索デバイスとの間の範囲が閾値内であると判定したことに応答して、サービス提供デバイスは、接続セットアップのための動作を開始する(たとえば、WiFiダイレクト接続をセットアップする)ことができる。
代替実施形態では、サービス提供デバイスおよびサービス探索デバイスの役割を逆にすることができる。例示すると、サービス探索デバイスはサービス提供デバイスから発見メッセージを受信することができる。発見メッセージに応答して、サービス探索デバイスはサービス提供デバイスまでの範囲を判定することができる。範囲は、発見メッセージのRSSI、RTT測定動作、代替(たとえば、非802.11ベースの)技術、GPS、固定ワイヤレスアクセスポイントもしくはセルラータワー、または第3のデバイスに関する測距を使用して判定され得る。サービス探索デバイスとサービス提供デバイスとの間の範囲が閾値内であると判定したことに応答して、サービス探索デバイスは接続セットアップのための動作を開始する(たとえば、WiFiダイレクト接続をセットアップする)ことができる。
したがって、メッセージ(たとえば、クエリメッセージまたは発見メッセージ)は、メッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきかどうかを示すデータを含み得る。例示すると、デバイスは、メッセージを受信することができ、受信したメッセージまたはその一部分(たとえば、プリアンブルまたはヘッダ)を復号することができる。デバイスは、範囲判定が行われるべきであることを示すデータをメッセージが含むと判定することができる。いくつかの実施形態では、メッセージは、図10〜図11を参照しながらさらに説明するように、使用されるべき特定のタイプの範囲判定機構(たとえば、RSSI、RTT、GPS、代替技術など)を識別することができる。範囲判定条件が満たされる場合、デバイスは1つまたは複数の動作を行う(たとえば、受信したメッセージの残りを復号する、接続セットアップを開始する、など)ことができる。
本明細書で説明する様々な範囲判定方法が組み合わせられ得ることに留意されたい。たとえば、ある範囲判定階層は、ゲートキーピングインジケータとしてRSSIを使用することを含み得る。受信したメッセージのRSSIがRSSI閾値よりも低い(たとえば、デバイスが第1の範囲閾値以上である距離だけ離れていることを示す)場合、範囲判定プロセスは終了し得る。逆に、受信したメッセージのRSSIがRSSI閾値を満たす(たとえば、デバイスが第1の範囲閾値未満である距離だけ離れていることを示す)場合、範囲判定プロセスは継続することができ、(たとえば、デバイスが第2の範囲閾値内であるかどうかを判定するために)より正確な範囲判定機構が開始され得る。たとえば、次のレベルの範囲判定階層は、RTT測定プロセスを開始することを含み得る。したがって、RSSI比較よりも長い時間(たとえば、数ミリ秒)をかけて実施することができるRTT測定プロセスは、低いRSSI(すなわち、RSSI閾値未満のRSSI)に対応するメッセージに対しては開始されない。別の例として、範囲判定階層は、代替技術(たとえば、Bluetooth(登録商標)、NFCなど)の使用はスリープモードになっている回路を起動することを伴い得るので、そのような技術を最後の手段として使用することを伴い得る。別の特定の実施形態では、範囲判定階層は、利用可能であれば、そのような代替技術の使用を優先することを含み得る。
特定の実施形態では、範囲判定機構が実行されるべきであると判定したことに応答して、デバイス(たとえば、サービス提供デバイスおよび/またはサービス探索デバイス)は範囲判定機構を実行するための時間期間を確保することができる。たとえば、時間期間は発見メッセージを使用して確保され得る。例示すると、RTT測定動作が行われるべきであるとき、フレーム交換(たとえば、RTS/CTSフレーム交換)を実施するための時間が確保され得る。
範囲判定は単に、発見メッセージまたはクエリメッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するための1回限りのチェックではない場合があることに留意されたい。たとえば、範囲判定が行われるべきであると第1のデバイス(たとえば、サービス探索デバイスまたはサービス提供デバイス)が判定したとき、第1のデバイスは範囲判定を複数回行って、第1のデバイスが第2のデバイス(たとえば、サービス提供デバイスまたはサービス探索デバイス)の範囲閾値内にあり続けることを確認することができる。例示すると、そのような範囲判定は継続的におよび/または周期的に(たとえば、RSSIを監視し続けることによって、周期的なRTT測定を実施することによって、など)行われ得る。
特定の実施形態では、発見メッセージおよび/またはクエリメッセージは、範囲判定を行う際に受信デバイスを支援するための送信電力表示を含み得る。図10〜図11は、図1および図9の発見メッセージ130などの発見メッセージ(たとえば、フレーム)の特定の実施形態を示す。たとえば、図10は、1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)1002を含む発見フレーム1001を示す。
発見TLV1002の2つの実施形態が図10に示され、それぞれ、1002aおよび1002bで表されている。発見TLV1002は、図示のように、6バイトのサービス識別子(ID)を含み得る。特定の実施形態では、サービスIDはアプリケーションタイプまたはサービスタイプのハッシュであってもよい。たとえば、デバイスが音楽ビデオを記憶しているとき、サービスIDはストリング「音楽ビデオ」の6バイトのハッシュであってもよい。
特定の実施形態では、発見TLV1002は、2バイトの範囲制御フィールド1003を含み得る。範囲制御フィールド1003は、使用中の測距アルゴリズム(たとえば、範囲判定機構)(たとえば、RSSI、RTT、GPSなど)を示す4ビットを含み得る。
図11は発見フレーム1101の代替実施形態を示す。図11では、発見フレーム1101は、P2P属性フィールド1102を含むピアツーピア情報要素(P2P IE)である。P2P属性フィールドは、図示のように、範囲制御フィールド1103を含む。
図9は、モバイル通信デバイス900のブロック図である。一実施形態では、モバイル通信デバイス900、またはその構成要素は、図1の第1のデバイス110、図1の第2のデバイス120、図2の美術館送信機202、および/または図2の絵画「P1」から「P9」に関連する送信機を含むか、またはこれらの内に含まれる。さらに、図3〜図8で説明した方法の全部または一部は、モバイル通信デバイス900においてまたはモバイル通信デバイス900によって実施され得る。モバイル通信デバイス900は、メモリ932に結合された、デジタル信号プロセッサ(DSP)などのプロセッサ910を含む。
メモリ932は、命令960を記憶する非一時的有形コンピュータ可読および/またはプロセッサ可読記憶デバイスであってもよい。命令960は、図3〜図8を参照しながら説明した方法などの、本明細書で説明する1つまたは複数の機能または方法を実施するために、プロセッサ910によって実行可能であり得る。メモリ932はまた、発見範囲閾値114と、RSSI値を予測した距離に関連付けるテーブル125とを記憶し得る。
プロセッサ910はまた、図1を参照しながら説明したデバイス構成要素を含み、実装し、または実行し得る。たとえば、プロセッサ910は、エンコーダ991(たとえば、図1のエンコーダ112)を含んでもよく、デコーダ992(たとえば、図1のデコーダ122)を含んでもよく、ブラウザアプリケーション993(たとえば、図1のブラウザアプリケーション123)を実行してもよく、かつ/またはタイマー994(たとえば、図1のタイマー113またはタイマー124)を開始および停止してもよい。
図9はまた、プロセッサ910およびディスプレイ928に結合されたディスプレイコントローラ926を示す。たとえば、ディスプレイ928は、図1の情報131を参照しながら説明したように、発見メッセージ130に含まれる情報を表示することができる。ディスプレイ928はまた、図1のURL132を参照しながら説明したように、発見メッセージ130に含まれるURLにナビゲートした結果を表示することができる。
コーダ/デコーダ(コーデック)934も、プロセッサ910に結合され得る。スピーカ936およびマイクロフォン938がコーデック934に結合され得る。図9はまた、ワイヤレスコントローラ940がプロセッサ910に結合され得、ワイヤレスコントローラ940はトランシーバ950を介してアンテナ942と通信していることを示す。したがって、ワイヤレスコントローラ940、トランシーバ950、およびアンテナ942は、モバイル通信デバイス900によるワイヤレス通信を可能にするワイヤレスインターフェースを表し得る。たとえば、そのようなワイヤレスインターフェースは、発見メッセージ130を送信または受信するために使用され得る。モバイル通信デバイス900は多数のワイヤレスインターフェースを含み得、異なるワイヤレスネットワークは異なるネットワーキング技術またはネットワーキング技術の組合せをサポートするように構成される。
特定の実施形態では、プロセッサ910、ディスプレイコントローラ926、メモリ932、コーデック934、ワイヤレスコントローラ940、およびトランシーバ950は、システムインパッケージデバイスまたはシステムオンチップデバイス922に含まれる。特定の実施形態では、入力デバイス930および電源944は、システムオンチップデバイス922に結合される。さらに、特定の実施形態では、図9に示すように、ディスプレイ928、入力デバイス930、スピーカ936、マイクロフォン938、アンテナ942、および電源944は、システムオンチップデバイス922の外部にある。しかしながら、ディスプレイ928、入力デバイス930、スピーカ936、マイクロフォン938、アンテナ942、および電源944の各々は、インターフェースまたはコントローラなどの、システムオンチップデバイス922の構成要素に結合され得る。
説明した実施形態に関連して、装置は、第1のデバイスにおいて、第2のデバイスが発見メッセージを復号するように動作可能である第1のデバイスからの距離を制限する発見範囲閾値を決定するための手段を含み得る。たとえば、決定するための手段は、図1の第1のデバイス110の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、発見範囲閾値を決定するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスにおいて送信属性を調整するための手段を含み得る。たとえば、調整するための手段は、図1の送信機111、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、送信属性を調整するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、調整した送信属性に従って発見メッセージを送信するための手段をさらに含み得る。たとえば、送信するための手段は、図1の送信機111、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを送信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
別の態様では、装置は、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから発見メッセージを受信するための手段を含み得る。たとえば、受信するための手段は、図1の受信機121、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを受信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するための手段を含み得る。たとえば、判定するための手段は、図1の第2のデバイス120の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、距離を判定するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、距離が発見範囲閾値内であるときに、発見メッセージを復号するための手段をさらに含み得る。たとえば、復号するための手段は、図1のデコーダ122、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを復号するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、距離が発見範囲閾値外であるときに、発見メッセージを破棄するための手段を含み得る。たとえば、破棄するための手段は、図1の第2のデバイス120の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを破棄するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
別の態様では、装置は、第1のデバイスから第2のデバイスに範囲判定メッセージを送信するための手段を含み得る。たとえば、送信するための手段は、図1の送信機111、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを送信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、第1のデバイスにおいて、第2のデバイスから範囲判定応答を受信するための手段を含み得る。たとえば、受信するための手段は、図1の受信機116、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを受信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、範囲判定メッセージの送信から範囲判定応答の受信までの経過時間に基づいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の距離を判定するための手段をさらに含み得る。たとえば、判定するための手段は、タイマー113、図1の第1のデバイス110の別の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、経過時間に基づいて距離を判定するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを送信するための手段を含み得る。たとえば、送信するための手段は、図1の送信機111、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを送信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
別の態様では、装置は、第2のデバイスから第1のデバイスに範囲判定メッセージを送信するための手段を含み得る。たとえば、送信するための手段は、図1の送信機126、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを送信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから範囲判定応答を受信するための手段を含み得る。たとえば、受信するための手段は、図1の受信機121、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを受信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、範囲判定メッセージの送信から範囲判定応答の受信までの経過時間に基づいて、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離を判定するための手段をさらに含み得る。たとえば、判定するための手段は、図1の第2のデバイス120の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、距離を判定するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、距離が発見範囲閾値内であるときに、第1のデバイスから受信した発見メッセージを復号するための手段を含み得る。たとえば、復号するための手段は、図1のデコーダ122、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを復号するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、距離が発見範囲閾値外であるときに、第1のデバイスから受信した発見メッセージを破棄するための手段を含み得る。たとえば、破棄するための手段は、図1の第2のデバイス120の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを破棄するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
別の態様では、装置は、第1のデバイスにおいて発見範囲閾値を決定するための手段を含み得る。たとえば、決定するための手段は、図1の第1のデバイス110の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、発見範囲閾値を決定するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを送信するための手段を含み得る。発見メッセージは、発見メッセージに応答して動作(たとえば、接続セットアップ)を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきかどうかを示すデータを含み得る。たとえば、送信するための手段は、図1の送信機111、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを送信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
別の態様では、装置は、第2のデバイスにおいて、第1のデバイスから発見メッセージを受信するための手段であって、発見メッセージが範囲適応インジケータビットを含む、手段を含み得る。たとえば、受信するための手段は、図1の受信機121、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、発見メッセージを受信するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置はまた、第1の値を有する範囲適応ビットに応答して、発見メッセージを復号するための手段を含み得る。たとえば、復号するための手段は、図1のデコーダ122、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、メッセージを復号するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。装置は、第2の値を有する範囲適応ビットに応答して、第2のデバイスと第1のデバイスとの間の距離が、発見メッセージに含まれる発見範囲閾値内であるかどうかに基づいて、選択的に発見メッセージを復号するか、または破棄するための手段をさらに含み得る。たとえば、選択的に復号するか、または破棄するための手段は、図1のデコーダ122、図1の第2のデバイス120の別の構成要素(たとえば、プロセッサ)、図9のモバイル通信デバイス900の1つもしくは複数の構成要素、選択的にメッセージを復号するか、または破棄するように構成された1つもしくは複数の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
さらに、本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。上記に、様々な例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップについて、それらの機能に関して概略的に説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、またはソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した実施形態に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで具現化されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現化されるか、またはその2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、または当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的記憶媒体に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体は、特定用途向け集積回路(ASIC)に常駐し得る。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末(たとえば、モバイルフォンまたはPDA)に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末内の個別構成要素として常駐し得る。
開示した実施形態の上記の説明は、当業者が、開示した実施形態を作成または使用することができるように与えられる。これらの実施形態に対する様々な修正形態が当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で開示した実施形態に限定されないものであり、以下の特許請求の範囲で定義されるような原理および新規の特徴と矛盾しない、可能な最大の範囲を認められるものである。
100 システム
102 距離
110 第1のデバイス
111 送信機
112 エンコーダ
113 タイマー
114 発見範囲閾値
116 受信機
120 第2のデバイス
121 受信機
122 デコーダ
123 ブラウザアプリケーション
124 タイマー
125 テーブル
126 送信機
130 発見メッセージ
131 情報
132 URL
133 範囲適応(RA)ビット
142 RTSメッセージ
144 CTSメッセージ
152 RTSメッセージ
154 CTSメッセージ
200 美術館環境
202 ワイヤレス送信機
204 絵画「P4」の発見範囲閾値
210 第1のロケーション
220 第2のロケーション
230 第3のロケーション
300 方法
400 方法
500 方法
600 方法
700 方法
800 方法
900 モバイル通信デバイス
910 プロセッサ
922 システムオンチップデバイス
926 ディスプレイコントローラ
928 ディスプレイ
930 入力デバイス
932 メモリ
934 コーデック
936 スピーカ
938 マイクロフォン
940 ワイヤレスコントローラ
942 アンテナ
944 電源
950 トランシーバ
960 命令
991 エンコーダ
992 デコーダ
993 ブラウザアプリケーション
994 タイマー
1001 発見フレーム
1002、1002a、1002b 発見タイプ長さ値(TLV: type-length-value)
1003 範囲制御フィールド
1101 発見フレーム
1102 P2P属性フィールド
1103 範囲制御フィールド
P1〜P9 絵画

Claims (61)

  1. 発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスによって送信属性を調整するステップと、
    前記調整した送信属性に従って前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するステップであって、前記調整した送信属性は、第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定するように調整される、ステップとを含む方法。
  2. 前記送信属性が、送信電力レベル、変調符号化方式(MCS)、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 第1のデバイスによって、第2のデバイスが発見メッセージを復号するように動作可能である前記第1のデバイスからの距離を制限する発見範囲閾値を決定するステップと、
    前記第1のデバイスによって、前記発見範囲閾値に基づいて送信属性を調整するステップと、
    前記調整した送信属性に従って前記発見範囲閾値を含む前記発見メッセージを送信するステップとを含み、
    前記調整した送信属性は、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定するように調整される、方法。
  4. 前記送信属性が、送信電力レベル、変調符号化方式(MCS)、またはそれらの任意の組合せを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記発見メッセージが、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ビーコンの情報要素に含まれる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記発見メッセージが、管理アクションフレームに含まれる、請求項3に記載の方法。
  7. 前記第2のデバイスによって表示されるべき情報を前記発見メッセージに符号化するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  8. 前記第2のデバイスによってナビゲートされるべきユニフォームリソースロケータ(URL)を前記発見メッセージに符号化するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  9. 前記第1のデバイスが、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイス、アクセスポイント、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項3に記載の方法。
  10. 前記第1のデバイス以外のデバイスから前記発見範囲閾値を示すデータを受信するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  11. プロセッサと、
    発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスによって送信属性を調整し、
    前記調整した送信属性に従って前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するように前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリであって、前記調整した送信属性は、第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、メモリと
    を備える装置。
  12. プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    発見範囲閾値に基づいて、第1のデバイスによって送信属性を調整させ、前記調整した送信属性に従って前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信させる命令であって、前記調整した送信属性は、第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、命令を記憶する非一時的プロセッサ可読媒体。
  13. 第2のデバイスが発見メッセージを復号するように動作可能である第1のデバイスからの距離を制限する発見範囲閾値を前記第1のデバイスによって決定するための手段と、
    前記発見範囲閾値に基づいて送信属性を前記第1のデバイスによって調整するための手段と、
    前記調整した送信属性に従って前記発見範囲閾値を含む前記発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するための手段と
    を備え、
    前記調整した送信属性は、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定するように調整される、装置。
  14. 第1のデバイスから発見範囲閾値を含む発見メッセージを第2のデバイスによって受信するステップと、
    前記発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄するステップと
    を含む方法。
  15. 前記発見メッセージの前記少なくとも1つの属性が受信信号強度表示(RSSI)を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記距離を判定するステップが、RSSI値を予想した距離と関連付けるテーブルを検索するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記テーブルが前記第2のデバイスにおいて記憶される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記発見メッセージの前記少なくとも1つの属性が送信電力を含み、前記発見メッセージが前記送信電力のインジケータを含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記発見メッセージの前記少なくとも1つの属性が変調符号化方式(MCS)を含む、請求項14に記載の方法。
  20. 前記距離が前記発見範囲閾値内であるとき、前記第2のデバイスにおいて、前記復号した発見メッセージの少なくとも一部分を表示するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  21. 前記距離が前記発見範囲閾値内であるとき、前記第2のデバイスにおいて実行されるアプリケーションを介して前記復号した発見メッセージ内のユニフォームリソースロケータ(URL)にナビゲートするステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  22. 前記第2のデバイスが、モバイル電話、ポータブルコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、携帯情報端末(PDA)、ポータブルメディアプレーヤ、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項14に記載の方法。
  23. プロセッサと、
    第1のデバイスから発見範囲閾値を含む発見メッセージを第2のデバイスによって受信すること、
    前記発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定すること、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号すること、および
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと
    を備える装置。
  24. プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    第1のデバイスから発見範囲閾値を含む発見メッセージを第2のデバイスによって受信すること、
    前記発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定すること、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号すること、および
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄すること
    を行わせる命令を記憶する非一時的プロセッサ可読媒体。
  25. 第1のデバイスから発見範囲閾値を含む発見メッセージを第2のデバイスによって受信するための手段と、
    前記発見メッセージの少なくとも1つの属性に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定するための手段と、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号するための手段と、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄するための手段と
    を備える装置。
  26. 第2のデバイスに範囲判定メッセージを第1のデバイスによって送信するステップと、
    前記第2のデバイスから範囲判定応答を前記第1のデバイスによって受信するステップと、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の距離を前記第1のデバイスによって判定するステップと、
    前記距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、前記第2のデバイスに前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するステップと
    を含み、
    前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、方法。
  27. 前記範囲判定メッセージを送信すると、前記第1のデバイスにおいてタイマーを開始するステップと、
    前記範囲判定応答を受信すると、前記タイマーを停止するステップと、
    前記タイマーに基づいて前記経過時間を判定するステップと
    をさらに含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記範囲判定メッセージが送信要求(RTS)メッセージを含み、前記範囲判定応答が送信可(CTS)メッセージを含む、請求項26に記載の方法。
  29. プロセッサと、
    第2のデバイスに範囲判定メッセージを第1のデバイスによって送信すること、
    前記第2のデバイスから範囲判定応答を前記第1のデバイスによって受信すること、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の距離を前記第1のデバイスによって判定すること、および
    前記距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、前記第2のデバイスに前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと
    を備え、
    前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、装置。
  30. プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    第2のデバイスに範囲判定メッセージを第1のデバイスによって送信すること、
    前記第2のデバイスから範囲判定応答を前記第1のデバイスによって受信すること、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の距離を前記第1のデバイスによって判定すること、および
    前記距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、前記第2のデバイスに前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信すること
    を行わせる命令を記憶し
    前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、非一時的プロセッサ可読媒体。
  31. 第2のデバイスに範囲判定メッセージを第1のデバイスによって送信するための手段と、
    前記第2のデバイスから範囲判定応答を前記第1のデバイスによって受信するための手段と、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の距離を前記第1のデバイスによって判定するための手段と、
    前記距離が発見範囲閾値内であると判定したことに応答して、前記第2のデバイスに前記発見範囲閾値を含む発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するための手段と
    を備え、
    前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値内の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを復号することを決定し、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスから前記発見範囲閾値外の距離にある場合、前記第2のデバイスが前記発見メッセージを破棄することを決定する、装置。
  32. 第1のデバイスに範囲判定メッセージを第2のデバイスによって送信するステップと、
    前記第1のデバイスから範囲判定応答を前記第2のデバイスによって受信するステップと、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定するステップと、
    前記距離が前記第1のデバイスから受信した発見メッセージに含まれる発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを復号するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記第1のデバイスから受信した前記発見メッセージを破棄するステップと
    を含む、方法。
  33. 前記発見メッセージが前記範囲判定メッセージを送信する前に受信される、請求項32
    に記載の方法。
  34. 前記発見メッセージが前記範囲判定応答を受信した後に受信される、請求項32に記載の方法。
  35. プロセッサと、
    第1のデバイスに範囲判定メッセージを第2のデバイスによって送信すること、
    前記第1のデバイスから範囲判定応答を前記第2のデバイスによって受信すること、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定すること、
    前記距離が前記第1のデバイスから受信した発見メッセージに含まれる発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号すること、および
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記第1のデバイスから受信した前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと
    を備える装置。
  36. プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    第1のデバイスに範囲判定メッセージを第2のデバイスによって送信すること、
    前記第1のデバイスから範囲判定応答を前記第2のデバイスによって受信すること、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定すること、
    前記距離が前記第1のデバイスから受信した発見メッセージに含まれる発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号すること、および
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記第1のデバイスから受信した前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄すること
    を行わせる命令を記憶する非一時的プロセッサ可読媒体。
  37. 第1のデバイスに範囲判定メッセージを第2のデバイスによって送信するための手段と、
    前記第1のデバイスから範囲判定応答を前記第2のデバイスによって受信するための手段と、
    前記範囲判定メッセージの前記送信から前記範囲判定応答の前記受信までの経過時間に基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定するための手段と、
    前記距離が前記第1のデバイスから受信した発見メッセージに含まれる発見範囲閾値内であるときに、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号するための手段と、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であるときに、前記第1のデバイスから受信した前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄するための手段と
    を備える装置。
  38. 第2のデバイスに発見メッセージを第1のデバイスによって送信するステップを含み、
    前記発見メッセージが、発見範囲閾値と、前記発見メッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきであることを示すデータとを含み、
    前記範囲判定機構を使用して判定された前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの距離が前記発見範囲閾値内であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが復号されることが決定され、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが破棄されることが決定される、方法。
  39. 前記発見メッセージが、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の距離が発見範囲閾値内であるかどうかとは無関係に、前記第2のデバイスが前記第1のデバイスからの前記発見メッセージを復号すべきかどうかを示す範囲適応ビットを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記範囲判定機構が、前記発見メッセージの受信信号強度表示(RSSI)、前記発見メッセージの送信電力レベル、またはそれらの任意の組合せに基づく、請求項38に記載の方法。
  41. 前記範囲判定機構が往復時間測定に基づく、請求項38に記載の方法。
  42. 前記発見メッセージが第1のネットワーキング技術に準拠するワイヤレスネットワークを介して送信され、前記範囲判定機構が前記第1のネットワーキング技術とは異なる第2のネットワーキング技術に基づく、請求項38に記載の方法。
  43. 前記範囲判定機構が、Bluetooth(登録商標)信号、近距離通信(NFC)信号、またはそれらの任意の組合せに基づく、請求項42に記載の方法。
  44. 前記範囲判定機構が、全地球測位システム(GPS)信号に基づく、請求項38に記載の方法。
  45. 前記発見メッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信され、前記範囲判定機構が、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスとは別個の第3のデバイスに関する少なくとも1つの測定に基づく、請求項38に記載の方法。
  46. 前記第3のデバイスが、ワイヤレスアクセスポイント、セルラータワー、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項45に記載の方法。
  47. 前記発見メッセージが少なくとも1つの発見タイプ長さ値(TLV)を含む、請求項38に記載の方法。
  48. 前記少なくとも1つの発見TLVが範囲制御フィールドを含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記範囲制御フィールドが前記範囲判定機構を識別する、請求項48に記載の方法。
  50. 前記発見メッセージがピアツーピア情報要素(P2P IE)を含む、請求項38に記載の方法。
  51. 前記P2P IEが範囲制御フィールドを含む、請求項50に記載の方法。
  52. 前記範囲制御フィールドが前記範囲判定機構を識別する、請求項51に記載の方法。
  53. プロセッサと、
    第2のデバイスに発見メッセージを第1のデバイスによって送信するように前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリと
    を備え、
    前記発見メッセージが、発見範囲閾値と、前記発見メッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきであることを示すデータとを含み、
    前記範囲判定機構を使用して判定された前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの距離が前記発見範囲閾値内であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが復号されることが決定され、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが破棄されることが決定される、装置。
  54. 前記動作が、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間のWiFiダイレクト接続のセットアップを開始することを含む、請求項53に記載の装置。
  55. プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、
    第2のデバイスに発見メッセージを第1のデバイスによって送信させる命令を記憶する非一時的プロセッサ可読媒体であって、
    前記発見メッセージが、発見範囲閾値と、前記発見メッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきであることを示すデータとを含み、
    前記範囲判定機構を使用して判定された前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの距離が前記発見範囲閾値内であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが復号されることが決定され、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが破棄されることが決定される、非一時的プロセッサ可読媒体。
  56. 発見範囲閾値を第1のデバイスによって決定するための手段と、
    前記第1のデバイスから第2のデバイスに発見メッセージを前記第1のデバイスによって送信するための手段と
    を備え、
    前記発見メッセージが、発見範囲閾値と、前記発見メッセージに応答して動作を行うべきかどうかを判定するために範囲判定機構が使用されるべきであることを示すデータとを含み、
    前記範囲判定機構を使用して判定された前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの距離が前記発見範囲閾値内であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが復号されることが決定され、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であると前記第2のデバイスによって判定される場合、前記第2のデバイスによって前記発見メッセージが破棄されることが決定される、装置。
  57. 第1のデバイスから発見範囲閾値を含む発見メッセージを第2のデバイスによって受信するステップと、
    前記第1のデバイスのロケーションを求める要求を前記第2のデバイスによって送信するステップと、
    前記第1のデバイスの前記ロケーションを示す応答を前記第2のデバイスによって受信するステップと、
    前記第1のデバイスの前記ロケーションに基づいて、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の距離を前記第2のデバイスによって判定するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であるか否かを前記第2のデバイスによって判定するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値内であると判定される場合、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって復号するステップと、
    前記距離が前記発見範囲閾値外であると判定される場合、前記発見メッセージを前記第2のデバイスによって破棄するステップと、を含む方法。
  58. 前記要求がロケーションデータベースに送信され、前記応答が前記ロケーションデータベースから受信される、請求項57に記載の方法。
  59. 前記要求が前記第1のデバイスに送信され、前記応答が前記第1のデバイスから受信される、請求項57に記載の方法。
  60. 前記第1のデバイスの前記ロケーションが、前記第1のデバイスの全地球測位システム(GPS)トランシーバを使用して判定される、請求項57に記載の方法。
  61. 前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の前記距離が第1の時間において判定され、
    前記第1の時間の後の第2の時間において、前記第2のデバイスと前記第1のデバイスとの間の前記距離が前記発見範囲閾値内にあり続けるかどうかを判定するステップ
    をさらに含む、請求項57に記載の方法。
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