JP6285302B2 - 減速機付モータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のウインドシールドガラスを払拭するワイパ装置等に適用される減速機付モータに関する。
下記特許文献1に記載されたワイパモータでは、ギヤハウジング内に収容されたウォームホイールに出力軸が同軸的に固定されており、モータの回転力によってウォームホイールと出力軸が一体で回転される。この出力軸は、ウォームホイールの軸方向一側へ突出しており、ウォームホイールの軸方向他側には、出力軸の回転位置を検出するための磁気センサ及びセンサマグネットが配置されている。ギヤハウジングには、上記軸方向一側へ向けて筒状の出力軸支持部が突出形成されており、当該出力軸支持部内に出力軸が挿通されている。この出力軸支持部内には、一対のすべり軸受が上記軸方向に離間して取り付けられており、これらのすべり軸受によって出力軸が回転可能に支持されている。なお、下記の特許文献2には、上記同様のワイパモータが記載されている。
特開2014−42431号公報 特開2014−50309号公報
上述の如きワイパモータでは、車両への搭載状態における周辺部材との関係などから、上記出力軸支持部の寸法に制約が生じる場合がある。そのような場合、制約された寸法の範囲内で出力軸を効率的に支持することが求められる。
本発明は、上記事実を考慮して、出力軸を効率的に支持することに寄与する減速機付モータを得ることを目的とする。
本発明の減速機付モータは、モータ本体の回転力が伝達されて回転されるウォームホイールと、前記ウォームホイールの軸方向一側へ突出すると共に、前記ウォームホイールに同軸的に取り付けられた出力軸と、前記ウォームホイールを内側に収容すると共に、前記出力軸が挿通されて片持ち支持される筒状の出力軸支持部が前記軸方向一側へ向けて突出形成されたギヤハウジングと、前記軸方向に並んで前記出力軸支持部内に取り付けられ、前記出力軸を回転可能に支持する一対の玉軸受と、前記出力軸支持部が前記軸方向一側へ挿通された状態で前記ギヤハウジングが固定されるブラケットと、を備え、前記出力軸の先端部には、車両用ワイパ装置のワイパアームと直接又は間接的に固定されるワイパアーム固定部が設けられており、前記出力軸支持部は、基端側に設けられた大径部の内径が先端側に設けられた小径部の内径よりも大径に形成され、前記大径部と前記小径部との間の内周部に段部が形成された段付き状をなしており、前記大径部は、前記ギヤハウジングの前記ブラケットへの固定状態において前記ブラケットに挿通されており、前記一対の玉軸受は、前記ウォームホイール側の玉軸受が前記大径部の径方向外方に延出する前記ギヤハウジングの壁部に対応して前記大径部の内側に固定され、先端側の玉軸受が前記ブラケットへの挿通部位に対応して前記大径部の内側に固定されている。
上記構成の減速機付モータによれば、ウォームホイールの軸方向一側へ突出した出力軸が、一対の玉軸受を介してギヤハウジングの出力軸支持部に片持ち支持されている。玉軸受は、すべり軸受よりも許容面圧が大きいため、一対の玉軸受の軸受間距離を、従来における一対のすべり軸受の軸受間距離よりも短く設定することができる。それにより、出力軸を効率的に支持することに寄与する。
しかも、この減速機付モータによれば、ギヤハウジングの出力軸支持部の基端側に設けられた大径部内に一対の玉軸受が取り付けられている。これにより、出力軸支持部の先端側に設けられた小径部の寸法を、一対の玉軸受とは無関係に設定することができる。
さらに、この減速機付モータでは、ワイパアームからの荷重が出力軸に入力される。このようなワイパモータでは、出力軸を支持する軸受に対して高い耐荷重性が要求されるが、本発明では、一対の玉軸受によって耐荷重性を良好に確保することができる。
また、本発明の減速機付モータは、上記構成に加えて、前記出力軸支持部は、前記大径部の外径が前記小径部の外径よりも大径に形成されると共に、前記大径部と前記小径部との間の外周部に段部が形成された段付き状をなしている。
さらに、本発明の減速機付モータは、上記構成に加えて、前記一対の玉軸受は、前記出力軸支持部の基端側の開口から前記出力軸支持部内に挿入されており、前記出力軸支持部の内周部には、一方の前記玉軸受に対して前記出力軸支持部の先端側から当接した当接部が設けられている。
上記構成の減速機付モータによれば、その製造時には、ギヤハウジングの出力軸支持部における基端側の開口から一対の玉軸受が出力軸支持部内に挿入される。このため、出力軸支持部における先端側及び基端側の開口からそれぞれ玉軸受が出力軸支持部内に挿入される場合と比較して、作業性を向上させることができる。しかも、出力軸支持部の内周部には、一方の玉軸受に対して出力軸支持部の先端側から当接する当接部が設けられている。これにより、軸方向に並んで配置される一対の玉軸受の先端側の上記一方の玉軸受をギヤハウジングの奥まった出力軸支持部内において容易に軸方向に位置決めすることができる。
またさらに、本発明の減速機付モータは、上記構成に加えて、前記出力軸支持部の前記小径部は、先端側の開口の縁部に前記小径部の内径が段付き状に拡大して凹設形成されたシール装着部を有し、前記シール装着部には、前記出力軸との間をシールするシール部材が配置されている。
上記構成の減速機付モータによれば、ギヤハウジングの出力軸支持部の先端部と出力軸との間がシール部材によってシールされるので、ギヤハウジング内への雨水等の浸入を防止できる。これにより、本減速機付モータの車両等に対する配置の自由度を向上させることに寄与する。
また、本発明の車両用ワイパ装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の減速機付モータと、前記出力軸の前記ワイパアーム固定部に固定された基端部から延出形成され、前記出力軸支持部の前記小径部における先端部を囲繞する周壁部を有する前記ワイパアームと、を備えている。
上記構成の車両用ワイパ装置では、ワイパアームからの荷重が減速機付モータの出力軸に直接入力される。このようなワイパモータでは、出力軸を支持する軸受に対して高い耐荷重性が要求されるが、本発明では、一対の玉軸受によって耐荷重性を良好に確保することができる。
本発明の一実施形態に係るワイパモータの斜視図である。 同ワイパモータの底面図である。 図2のF3−F3線に沿った切断面を示す断面図である。 図2のF4−F4線に沿った切断面を示す断面図である。
以下、図1〜図4を用いて本発明の減速機付モータを適用した一実施形態に係るワイパモータ10について説明する。先ず、ワイパモータ10の全体構成について説明し、次いで本実施形態の要部について説明する。
(ワイパモータ10の全体構成)
本実施形態に係るワイパモータ10は、車両用ワイパ装置の駆動源であり、図1〜図4に示されるように、モータ本体12と、減速部を構成するギヤハウジング14とを備えている。ギヤハウジング14は、金属製のハウジング本体16と、該ハウジング本体16に取り付けられた樹脂製のハウジングカバー18とによって箱体状に形成されている。
モータ本体12は、ハウジング本体16の側部に取り付けられており、アーマチャ軸20がギヤハウジング14内へ延びている。ハウジング本体16におけるモータ本体12とは反対側の端部には、アーマチャ軸20の先端部を軸支する軸受部22が設けられている。このアーマチャ軸20におけるギヤハウジング14内に位置する部位には、ウォームギヤ20Aが転造等の手段によって形成されている。このウォームギヤ20Aには、ギヤハウジング14内に収容されたウォームホイール24が噛合されている。また、モータ本体12は、ギヤハウジング14内に収容された回路基板38上に構成される制御回路によって正逆回転可能に駆動制御される。
ウォームホイール24は、ここでは樹脂製とされており、その中心部には、円筒状のボス部24Aが同軸的に形成されている。このボス部24Aには、金属製の出力軸26が固定されている。この出力軸26は、ウォームホイール24からその軸方向一側(図3及び図4では上側)へ突出しており、当該突出方向とは反対側の端部である基端部において、ボス部24Aに同軸的に固定されている。これにより、出力軸26は、ウォームホイール24に対して同軸的かつ一体的に回転可能とされている。
この出力軸26は、ウォームホイール24の成形時にインサート成形されたものであり、ウォームホイール24に埋設された基端部には、軸径を縮小された縮径部26Aが設けられている。この縮径部26Aには、ウォームホイール24に対する出力軸26の固定強度を高めるための一対の固定プレート28が出力軸26の軸方向に間隔をあけて取り付けられている。これらの固定プレート28は、縮径部26Aに圧入固定された後で、上記のインサート成形が行われることにより、ウォームホイール24に埋設される。
一方、ハウジング本体16には、上記の出力軸26に対応して、出力軸支持部16Aが形成されている。この出力軸支持部16Aは、出力軸26及びウォームホイール24と同軸的な筒状に形成されており、ハウジング本体16の底部からウォームホイール24の軸方向一側へ向けて一体に突出している。出力軸26は、出力軸支持部16Aの内側に挿通されており、出力軸支持部16Aに対して後述する一対の玉軸受58,60を介して回転可能に支持されている。
出力軸26の先端部は、出力軸支持部16Aの先端側の開口30からギヤハウジング14の外側へ突出しており、当該突出部分には、ティースワッシャ32が締着されている。このティースワッシャ32によって出力軸26の抜止めがなされている。
この出力軸26の基端部に固定されたウォームホイール24は、前述したようにモータ本体12のアーマチャ軸20に形成されたウォームギヤ20Aに噛合されている。このため、モータ本体12が作動してアーマチャ軸20が回転すると、この回転力がウォームギヤ20Aを介してウォームホイール24に伝わり、ウォームホイール24が出力軸26と一体で回転する。
上記出力軸26の先端部には、車両用ワイパ装置の構成部材であるワイパアーム34の基端部34A(図4の二点鎖線参照)が直接固定されるワイパアーム固定部26Bが設けられている。また、ハウジング本体16における出力軸支持部16Aの周りには、複数(ここでは3つ)の車体側固定部16Bが出力軸26の軸線を対称点とする回転対称位置に設けられている。これらの車体側固定部16Bは、ハウジング本体16から出力軸26の軸方向一側へ向けて円柱状に突出している。これらの車体側固定部16Bには、出力軸26の軸方向一側(図3及び図4では上側)へ向けて開口した雌ねじ部が形成されている。これらの雌ねじ部に螺合されるボルト等の雄ねじ部材を用いて本ワイパモータ10がブラケット36(図4の二点差線参照)に固定され、当該ブラケット36が車両のカウルトップ等に固定される。
そして、上記のワイパアーム固定部26Bに固定されたワイパアーム34が出力軸26と一体で回転されることにより、当該ワイパアーム34の先端側に設けられたワイパブレードが車両のウインドシールドガラス(何れも図示省略)を往復払拭する。なお、ワイパアーム34が出力軸26に直接固定される構成に限らず、リンク機構やピボット軸等を介して出力軸26に間接的に連結される構成にしてもよい。
一方、図3及び図4に示されるように、ギヤハウジング14内において、ウォームホイール24の軸方向他側には、回路基板38が配設されている。この回路基板38は、厚さ方向がウォームホイール24の軸方向に沿い且つウォームホイール24に対して間隔をあけた状態で配置されており、ビス止め等の手段によってハウジングカバー18の内面側に固定されている。この回路基板38には、磁気センサ40が実装されている。この磁気センサ40は、ボス部24Aの軸方向他側面(図3及び図4では下側の面)と対向する部位に出力軸26の軸線と同軸上に配置されている。この磁気センサ40に対応してボス部24Aには、センサマグネット42が取り付けられている。
センサマグネット42は、例えば磁性粉末と、合成樹脂等により構成されるバインダとが混合されて成形されると共に、当該成形品が着磁されることにより形成された樹脂マグネットである。このセンサマグネット42は、ボス部24Aよりも若干小径な略円板状に形成されており、径方向片側の半分がN極とされ、径方向他側の半分がS極とされている。
このセンサマグネット42は、出力軸26の軸線と同軸上に配置されており、ボス部24Aの軸方向他側面に当接している。ボス部24Aの外周部には、ウォームホイール24の軸方向他側(図3及び図4では下側)へ延びる複数の保持片46が形成されている。これらの保持片46は、ボス部24Aと同心状に湾曲した板状に形成されており、センサマグネット42を径方向外側から取り囲むようにボス部24Aの周方向に並んでいる。これらの保持片46がセンサマグネット42の外周面に当接することにより、センサマグネット42がウォームホイール24に対して径方向に保持されている。
また、複数の保持片46のうち少なくとも2つ以上の保持片46には、先端部からボス部24Aの径方向内側へ突出した爪部46Aが形成されている。これらの爪部46Aがセンサマグネット42の軸方向他側面(図3及び図4では下側の面)に係合することにより、センサマグネット42がウォームホイール24に対して軸方向に保持されている。
さらに、複数の保持片46のうちウォームホイール24の径方向に対向し合う一対の保持片46には、センサマグネット42の外周面に形成された溝部に嵌合する突条(何れも図示省略)が形成されている。これにより、センサマグネット42がウォームホイール24に対して周方向に位置決めされている。このセンサマグネット42は、前述した磁気センサ40に対してウォームホイール24の軸方向に近接して対向している。
磁気センサ40は、センサマグネット42のN極からS極への磁束の向きや大きさ(強さ)、磁束密度等に応じて電気抵抗値が変化する構成になっており、センサマグネット42の回転位置に応じて磁気センサ40の出力が変化する。この磁気センサ40の出力信号に基づいてECU等の制御手段がセンサマグネット42の回転位置を検出する。
センサマグネット42の回転位置は、ウォームホイール24及び出力軸26の回転位置、すなわちワイパアーム34の回動位置に対応している。このため、上記の制御手段は、磁気センサ40の出力信号に基づいて、ワイパアーム34がウインドシールドガラスにおける払拭範囲のどの方向へ移動し、どの角度位置に位置しているかを判断する。この判断結果に基づいて、制御手段がモータ本体12に供給する電圧の大きさや、電流の向きを制御し、モータ本体12を正転または逆転駆動させる。これにより、ワイパアーム34が上記払拭範囲内で往復回動される。以上が本実施形態に係るワイパモータ10の全体構成である。以下、本実施形態の要部について説明する。
(本実施形態の要部)
本実施形態では、ギヤハウジング14の出力軸支持部16Aが段付きの円筒状に形成されている。この出力軸支持部16Aは、基端側が大径部48とされる一方、先端側が小径部50とされている。大径部48は、小径部50と比較して内径及び外径がそれぞれ大径に形成されている。そして、小径部50と大径部48との間において、出力軸支持部16Aの内周部及び外周部には、それぞれ段部54、56が形成されている。
図4に示されるように、ハウジング本体16からの大径部48の突出高さH1は、ハウジング本体16からの車体側固定部16Bの突出高さH2よりも若干高く形成されている。この大径部48の内側には、ラジアル軸受である一対の玉軸受58、60が同軸的に軸方向に並んで取り付けられており、これらの玉軸受58、60によって出力軸26が回転可能に支持されている。これらの玉軸受58、60は、出力軸支持部16Aの基端側の開口31から大径部48内に挿入(圧入)されたものであり、出力軸26の軸方向に若干間隔をあけて並んでいる。
これらの玉軸受58、60のうち、開口31側(ウォームホイール26側)から見て奥側(出力軸支持部16Aの先端側)に位置する一方の玉軸受58は、段部54の外周部に形成された当接部54Aに外輪の端面が当接している。これにより、当該玉軸受58が出力軸支持部16Aに対して軸方向に位置決めされている。上記の当接部54Aは、段部54の内周側よりも出力軸支持部16Aの基端側へ突出しており、玉軸受58の内輪が段部54と接触しないようになっている。
上記玉軸受58の外輪と、もう一方の玉軸受60の外輪との間には、図示しないリング状のスペーサが介在している(挟まれている)。これにより、もう一方の玉軸受60が出力軸支持部16Aに対して軸方向に位置決めされている。この玉軸受60は、ウォームホイール24側の端面が出力軸支持部16Aの基端面62と同一平面上に位置するように配置されている。この玉軸受60の端面とボス部の玉軸受60側の端面との間には、図示しないウェーブワッシャが介在されている。
また、出力軸支持部16Aの先端側の開口30の縁部には、シール装着部64が凹設形成されている。このシール装着部64は、開口30の縁部において小径部50の内径が段付き状に拡大されることにより形成されている。このシール装着部64には、シール部材としてのOリング68が嵌め込まれてティースワッシャ32にてシール装着部64内からの飛び出しが防止されており、当該Oリング68によって出力軸支持部16Aの先端部と出力軸26との間がシールされている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のワイパモータ10では、ウォームホイール24の軸方向一側へ突出した出力軸26が、一対の玉軸受58、60を介してギヤハウジング14の出力軸支持部16Aに片持ち支持されている。玉軸受は、すべり軸受よりも許容面圧が大きいため、一対の玉軸受58、60の軸受間距離L(玉軸受58の軸方向中央と玉軸受60の軸方向中央との間の距離:図4参照)を、従来における一対のすべり軸受の軸受間距離よりも短く設定することができる。それにより、例えば、車両への搭載状態における周辺部材との関係などから出力軸支持部16Aの寸法に制約が生じる場合でも、当該制約された寸法の範囲内で出力軸26を効率的に支持することに寄与する。
しかも、本実施形態では、出力軸支持部16Aは、基端側に設けられた大径部48と先端側に設けられた小径部50との間に段部54、56が形成された段付き円筒状に形成されており、上記一対の玉軸受58、60が大径部48内に取り付けられている。つまり、出力軸支持部16Aの基端側(ウォームホイール24側)のみに一対の玉軸受58、60が設けられているので、出力軸支持部16Aの先端側に設けられた小径部50の外径寸法や高さ寸法を、一対の玉軸受58、60とは無関係に設定することができる。それにより、車両における小径部50の配置スペースを縮小することが可能になる。例えば、出力軸26にワイパアーム34が直接固定される場合、ワイパアーム34の基端部34Aには、ワイパモータ10の出力軸部位からの浸水を防止するため、出力軸26へのワイパアーム34の固定状態で出力軸支持部16Aの先端部を囲繞する円筒状の下方に延出形成された周壁部が形成されるが、出力軸支持部16Aの先端部を小径部50とすることにより、ワイパアーム34の基端部34Aを小型化できるだけでなく、小径部50の周辺に設けられる車両の他の構成部材の配置の自由度をも向上させることに寄与する。
また、本ワイパモータ10の製造時には、ギヤハウジング14の出力軸支持部16Aにおける基端側の開口31から一対の玉軸受58、60が出力軸支持部16A内に挿入される。このため、出力軸支持部16Aにおける先端側の開口30及び基端側の開口31からそれぞれ玉軸受58、60が出力軸支持部16A内に挿入される場合と比較して、作業性を向上させることができる。
しかも、出力軸支持部16Aの内周部には、開口31側(ウォームホイール24側)から見て奥側に位置する一方の玉軸受58に対して出力軸支持部16Aの先端側から当接する当接部54Aが設けられている。これにより、軸方向に並んで配置される一対の玉軸受の先端側の一方の玉軸受58をギヤハウジング14の奥まった出力軸支持部16A内において容易に軸方向に位置決めすることができる。
さらに、本実施形態では、ギヤハウジング14の出力軸支持部16Aの先端部と出力軸26との間がOリング68によってシールされるので、ギヤハウジング14内への雨水等の浸入を防止できる。これにより、車両において雨水等がかかる部位に本ワイパモータ10を配置させる(設置する)ことが可能になるので、車両に対する本ワイパモータ10の配置の自由度を向上させることに寄与する。
また、本実施形態では、出力軸26の先端部には、車両用ワイパ装置のワイパアーム34が固定されるワイパアーム固定部26Bが設けられている。このようなワイパモータ10では、ワイパアーム34からの荷重が出力軸26に直接入力されるため、出力軸26を支持する軸受に対して高い耐荷重性が要求されるが、本実施形態では、一対の玉軸受58、60によって耐荷重性を良好に確保することができる。
なお、上記実施形態では、出力軸支持部16Aの先端部と出力軸26との間をシールするOリング68(シール部材)を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、シール部材が省略された構成にしてもよい。また、シール部材は、ギヤハウジング内への水などの浸入を防止できるものであればよく、Oリング以外のものでもよい。
また、上記実施形態では、一対の玉軸受58、60が、出力軸支持部16Aの基端側の開口31から出力軸支持部16A内に挿入される構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。つまり、一方の玉軸受58が、出力軸支持部16Aの先端側の開口30から出力軸支持部16A内に挿入され、他方の玉軸受60が、出力軸支持部16Aの基端側の開口31から出力軸支持部16A内に挿入される構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、出力軸支持部16Aの内周部に設けられた当接部54Aが、一方の玉軸受58に対して出力軸支持部16Aの先端側から当接した構成にしたが、本発明はこれに限らず、当接部54A及び段部54が省略された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、センサマグネット42として強磁性粉末と合成樹脂材等により構成されるバインダとを混合して成形する所謂「ボンド磁石」を適用したが、本発明はこれに限らず、磁性材料を焼結して形成したセンサマグネットであってもよい。
さらに、上記実施形態では、磁気センサ40として磁気抵抗素子を用いたものが適用された場合について説明したが、磁気センサの構成は適宜変更可能である。例えば、ホール素子を用いた磁気センサであってもよい。
また、上記実施形態では、減速機付モータとしてワイパ装置の駆動源としてのワイパモータ10に適用したが、車両のサンルーフやスライドドア、パワーウィンドウ等を駆動する車両用の減速機付モータに適用しても良い。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・ワイパモータ(減速機付モータ)、12・・・モータ本体、14・・・ギヤハウジング、16A・・・出力軸支持部、24・・・ウォームホイール、26・・・出力軸、26B・・・ワイパアーム固定部、31・・・出力軸支持部の基端側の開口、48・・・大径部、50・・・小径部、54、56・・・段部、54A・・・当接部、58、60・・・玉軸受、68・・・Oリング(シール部材)

Claims (5)

  1. モータ本体の回転力が伝達されて回転されるウォームホイールと、
    前記ウォームホイールの軸方向一側へ突出すると共に、前記ウォームホイールに同軸的に取り付けられた出力軸と、
    前記ウォームホイールを内側に収容すると共に、前記出力軸が挿通されて片持ち支持される筒状の出力軸支持部が前記軸方向一側へ向けて突出形成されたギヤハウジングと、
    前記軸方向に並んで前記出力軸支持部内に取り付けられ、前記出力軸を回転可能に支持する一対の玉軸受と、
    前記出力軸支持部が前記軸方向一側へ挿通された状態で前記ギヤハウジングが固定されるブラケットと、を備え、
    前記出力軸の先端部には、車両用ワイパ装置のワイパアームと直接又は間接的に固定されるワイパアーム固定部が設けられており、
    前記出力軸支持部は、基端側に設けられた大径部の内径が先端側に設けられた小径部の内径よりも大径に形成され、前記大径部と前記小径部との間の内周部に段部が形成された段付き状をなしており、
    前記大径部は、前記ギヤハウジングの前記ブラケットへの固定状態において前記ブラケットに挿通されており、
    前記一対の玉軸受は、前記ウォームホイール側の玉軸受が前記大径部の径方向外方に延出する前記ギヤハウジングの壁部に対応して前記大径部の内側に固定され、先端側の玉軸受が前記ブラケットへの挿通部位に対応して前記大径部の内側に固定されている、減速機付モータ。
  2. 前記出力軸支持部は、前記大径部の外径が前記小径部の外径よりも大径に形成されると共に、前記大径部と前記小径部との間の外周部に段部が形成された段付き状をなしている請求項1に記載の減速機付モータ。
  3. 前記一対の玉軸受は、前記出力軸支持部の基端側の開口から前記出力軸支持部内に挿入されており、前記出力軸支持部の内周部には、一方の前記玉軸受に対して前記出力軸支持部の先端側から当接した当接部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の減速機付モータ。
  4. 前記出力軸支持部の前記小径部は、先端側の開口の縁部に前記小径部の内径が段付き状に拡大して凹設形成されたシール装着部を有し、
    前記シール装着部には、前記出力軸との間をシールするシール部材が配置された請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の減速機付モータ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の減速機付モータと、
    前記出力軸の前記ワイパアーム固定部に固定された基端部から延出形成され、前記出力軸支持部の前記小径部における先端部を囲繞する周壁部を有する前記ワイパアームと、
    を備える車両用ワイパ装置。
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