JP6285117B2 - 可搬式排水ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、可搬式排水ポンプに関する。
近年、台風、低気圧、前線による豪雨や津波によって浸水被害が多発している。このため、特定箇所に建設されたポンプ場(排水機場)による排水のみでは、浸水を防ぎきれない状況が発生している。このような状況に対応するために、不特定の場所に容易に設置可能な軽量タイプの排水ポンプ、すなわち、可搬式排水ポンプが開発され実用化されている(例えば、下記の特許文献1,2)。かかる可搬式排水ポンプは、発電機や操作制御盤等の排水に必要な機器を搭載した排水ポンプ車によって必要な場所に搬送され、通常は人力によって水中に投入される。
こうした可搬式排水ポンプは、一般的には、ロープや金具などによってフロートに接続され、水面に浮かぶフロートによって水中に吊り下げられた状態で使用され、当該ポンプに接続された軽量ホースを用いて排水される。可搬式排水ポンプは、ポンプの主軸が水平方向に延びる姿勢で使用される横軸設置タイプ(例えば、特許文献1)と、主軸が鉛直方向に延びる姿勢で使用される立軸設置タイプ(例えば、特許文献2)とがあり、横軸設置タイプが主流となっている。
特開2009−197669号公報 特開2008−2411号公報
しかしながら、従来の横軸設置タイプには、以下の問題点がある。第1に、横軸設置タイプは、水平方向の寸法が大きいので、都市部での浸水の際に、ポンプの設置が困難となる状況が生じ得る。すなわち、マンホール、地下室に通じる階段などの狭い場所には、ポンプを設置することができない。第2に、横軸設置タイプは、重心位置がポンプの中心に無いので、水平方向の安定性に欠け、吊り降ろし(設置)や吊り上げ(撤去)における作業性を悪くする。
一方、立軸設置タイプは、横軸設置タイプと比べて水平方向の寸法が小さいので、狭い場所にも設置可能である。また、立軸設置タイプは、重心がポンプの中心にあるので、吊り降ろしおよび吊り上げの作業が容易である。その反面、立軸設置タイプには、以下の問題点がある。第1に、立軸設置タイプは鉛直方向の寸法が大きいので、排水による水位の低下に伴いポンプが下方に移動すると、水位が所望の高さまで低下する前に、フロートから吊り下げられたポンプの下端部がポンプの設置場所の底盤に衝突し、ポンプが損傷する場合がある。第2に、水位の低下に伴いポンプが下方に移動する際に、ポンプに接続されるホースをポンプの移動に好適に追従させなければ、ポンプがホースによって吊り下げられる状態となり、すなわち、ポンプの荷重が直接ホースに加わることになり、ホースが損傷する場合がある。第3に、ポンプは、水面にあるフロートから吊り下げられるので、切り立った岸壁や堤防などからポンプを水中に投入する場合には、ポンプが揺動し、岸壁、堤防などに衝突して損傷する場合がある。第4に、ポンプの運転に伴う回転力によってフロート全体が回ってしまい、その結果、ホースがねじれて排水が妨げられたり、電動機に接続されるケーブルがポンプに絡みついて損傷する場合がある。
また、可搬式排水ポンプは、故障の抑制、現場の状況に応じた運用性の向上、運転の信頼性の向上が図られることが望ましい。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、主軸が鉛直方向となる姿勢で使用される立軸設置タイプの可搬式排水ポンプとして提供される。この可搬式排水ポンプは、主軸と、主軸の方向の一方側に設けられた吐出口と、吐出口の他方側に設けられた吸込口と、電動機と、を有するポンプ本体を備える。可搬式排水ポンプは、さらに、ポンプ本体の他方側の端部に設けられ、ポンプ本体を保護する保護部材と、前記ポンプ本体の前記一方側の端部を取り囲む第1のフロートとを備える。保護部材および第1のフロートの浮力の合計は、ポンプ本体の水中重量より小さくてもよい。第1のフロートに生じる浮力は、保護部材に生じる浮力より大きくてもよい。
かかる可搬式排水ポンプは、主軸が鉛直方向となる姿勢で、つまり、立軸設置タイプとして使用できる。立軸設置タイプとして使用することにより、マンホール等のポンプ投入スペースが狭い場所にもポンプを設置することができる。また、重心がポンプの中心に位置するので、水平方向の安定性に優れる。このため、ポンプの吊り降ろしや吊り上げにおける作業性に優れる。さらに、ポンプ本体がフロートから吊り下げられる従来方式と異なり、ポンプを設置場所の底盤に設置して使用することができる。したがって、水位低下によってポンプ本体の荷重がホースに直接加わって、ホースが損傷することがない。しかも、ポンプが浮遊状態で運転される場合に比べて、ポンプの回転力によるポンプの振れ回りが抑制される。その結果、ホースがねじれて排水が出来なくなることや、電動機に接続されるケーブルがポンプ本体に絡みついて損傷することを抑制できる。さらに、ポンプを水中に設置する際にポンプの下端部が底盤に衝突して損傷することを保護部材によって抑制できる。さらに、従来のようにポンプをフロートから吊り下げる必要がないので、ポンプの水中への投入時にポンプが揺動しにくい。その結果、ポンプ本体が岸壁等に衝突して損傷することを抑制できる。また、ポンプの浮力がさらに増すので、ポンプを底盤に設置する際にポンプの下端部が底盤に衝突して損傷することをいっそう抑制できる。しかも、ポンプの吐出口側、すなわち、ポンプの設置時の姿勢における上側が下側よりも浮きやすくなるので、ポンプを底盤まで沈める際のポンプの姿勢が安定し、ポンプの岸壁等への衝突をいっそう抑制できる。さらに、第1のフロートによって吐出口とホースとの接続箇所を保護できるので、万が一、ポンプが岸壁等に衝突した場合でも、ポンプの損傷を抑制できる。
本発明の第2の形態として、第1の形態において、吐出口は、主軸の方向を向いて開口するように形成されていてもよい。かかる形態によれば、排水は、鉛直方向上方に向けて吐出される。このため、吐出口から吐出する排水の反力によって、ポンプは底盤側に押しつけられるので、ポンプの回転力によるポンプの振れ回りがいっそう抑制され、ポンプが安定した姿勢を維持できる。その結果、ホースのねじれやケーブルの絡みつきをいっそう抑制できる。
本発明の第3の形態として、第1または第2の形態において、保護部材は、ポンプ本体の水中重量より小さい浮力が生じる第2のフロートであって、ポンプ本体の他方側の端部を取り囲む第2のフロートを備えていてもよい。かかる形態によれば、ポンプの浮力が増すので、ポンプを設置する際のポンプの沈降速度を小さくできる。したがって、ポンプを設置する際にポンプの下端部が底盤に衝突して損傷することをいっそう抑制できる。
本発明の第の形態として、第の形態の可搬式排水ポンプは、さらに、保護部材と第1のフロートとを連結する連結部材を備えていてもよい。かかる形態によれば、保護部材
および第1のフロートとをポンプ本体に好適に固定できる。
本発明の第の形態として、第の形態において、連結部材は、複数であってもよい。複数の連結部材は、ポンプ本体の回りを相互に離間して取り囲むように配置されていてもよい。かかる形態によれば、連結部材をスクリーンとして機能させて、異物がポンプ本体に吸い込まれるのを防ぐことができる。その結果、ポンプの信頼性が向上する。
本発明の第の形態として、第または第の形態において、連結部材は、保護部材と第1のフロートとの距離を調整可能に構成されていてもよい。かかる形態によれば、連結部材を、主軸の方向の長さが異なる種々のポンプに使用できる。
本発明の第の形態として、第1ないし第6のいずれかの形態において、保護部材および第1のフロートの各々は、主軸と交差する方向に分割可能または開閉可能に構成されていてもよい。かかる形態によれば、保護部材および第1のフロートと、ポンプ本体とをポンプの設置現場で容易に着脱できる。つまり、保護部材および第1のフロートを現場で取り外せば、横軸設置タイプとしても使用できる。したがって、現場の状況、例えば、設置場所のスペースや水位条件に応じて、横軸設置または立軸設置のうちの有利な方を選択でき、現場での運用性が向上する。
本発明の第の形態として、第の形態において、第のフロートは、第のフロートの分割または開閉される面に、電動機に接続されるケーブルを挿入可能な溝部が形成されていてもよい。かかる形態によれば、ケーブルの揺動や絡みつきが生じることがないので、ケーブルの損傷を防止できる。しかも、ポンプの水中への設置や撤去の作業が行いやすい。
本発明の第の形態として、第1ないし第8のいずれかの形態において、第のフロートの上面は、蓄光性、発光性または光反射性を有していてもよい。かかる形態によれば、ポンプをマンホールなどの暗い場所に設置する場合であっても、ポンプの排水に伴って水位が第のフロートの上面まで低下したことを容易に目視確認できる。したがって、水位がポンプの運転可能最低水位よりも低下した状態でポンプの運転を継続したために生ずるポンプの故障を抑制できる。
本発明の第10の形態として、第1ないし第9のいずれかの形態において、第のフロートには、水位低下を検知する水位センサが設けられていてもよい。かかる形態によれば、ポンプを暗い場所に設置する場合であっても、ポンプの排水に伴って水位が第のフロートの所定位置(水位センサの設置位置)まで低下したことを容易に知ることができる。したがって、水位がポンプの運転可能最低水位よりも低下した状態でポンプの運転を継続したために生ずるポンプの故障を抑制できる。
本発明の第11の形態として、第1ないし第10のいずれかの形態において、保護部材および第1のフロートには、可搬式排水ポンプの設置場所に設けられたガイドであって、据付位置に向けて可搬式排水ポンプを案内するためのガイドと係合可能な係合部が設けられていてもよい。かかる形態によれば、ポンプの設置が想定される場所にガイドを設けておけば、ポンプをガイドに沿って据付位置まで案内できる。したがって、ポンプの設置作業が容易になる。
本発明の第12の形態として、第1ないし第11のいずれかの形態において、吸込口は、電動機と吐出口との間に設けられていてもよい。かかる形態によれば、ポンプの設置時の姿勢において、吸込口が電動機よりも高い位置に位置するので、底盤と吸込口との距離が大きくなる。したがって、底盤付近にあるゴミ等の異物を吸込口から吸い込みにくくな
り、ポンプの信頼性が向上する。
第13形態として、第1ないし第12のいずれかの形態において、保護部材は、ポンプ本体の他方側の端部の端面も含め保護するように設けられている。
本発明の実施例としての可搬式排水ポンプの概略構成を示す説明図である。 第1のフロートの概略平面図である。
A.実施例:
図1は、本発明の一実施例としてのポンプ10の概略構成を示す。ポンプ10は、可搬式排水ポンプであり、発電機や操作制御盤等を搭載したポンプ車(図示省略)によって、洪水、津波等による浸水被害が発生した不特定箇所に搬送されて、使用される。ポンプ10は、設置場所の底盤上に設置されて使用されるものであり、図1では、ポンプ10は、一例として、マンホール105の底盤106上に設置された状態を示している。図示するように、ポンプ10は、ポンプ本体15と、第2のフロート60と、第1のフロート70と、複数の連結部材80と、水位センサ90とを備えている。ポンプ本体15は、ケーシング20と、主軸30と、インペラ40と、電動機50とを備えている。本実施例では、ポンプ10は、立軸設置タイプとして使用される。すなわち、ポンプ本体15は、主軸30が鉛直方向となる姿勢で設置される。
ケーシング20には、吸込口21と、吐出口22とが形成されている。吐出口22は、主軸30の方向の一方側(設置姿勢における上側)に設けられている。吸込口21は、吐出口22よりも下側に設けられている。さらに、本実施例では、吸込口21は、電動機50と吐出口22との間に形成されている。つまり、吸込口21は、ポンプ10の設置時の姿勢において、電動機50よりも上方に位置している。かかる構成によれば、吸込口21が電動機50よりも高い位置に位置するので、底盤106と吸込口21との距離が大きくとれる。したがって、底盤106付近にあるゴミ等の異物を吸込口21から吸い込みにくくなり、ポンプ10の信頼性が向上する。
吐出口22には、ホース100が接続されている。電動機50を原動力としてポンプ本体15の主軸30が回転することにより、主軸30に固定されたインペラ40が回転する。これによって、マンホール105に溜まった水は、ストレーナ23を通過して吸込口21に吸い込まれ、吐出口22からホース100に吐出され、排水される。本実施例では、吐出口22は、主軸30が延びた方向を向いて開口するように形成されている。すなわち、吐出口22は、ケーシング20の設置時の姿勢において、鉛直方向上側を向いて開口しており、ポンプ本体15は、鉛直方向上方に向けて水を吐出する。
第2のフロート60は、ポンプ本体15の下側の端部を取り囲むように設けられている。第2のフロート60は、ポンプ本体15を保護する保護部材として機能する。つまり、ポンプ10を設置する際に、ポンプ本体15が底盤106に衝突して損傷することを抑制できる。一方、第1のフロート70は、ポンプ本体15の上側の端部、すなわち、ポンプ本体15とホース100との接続箇所を取り囲んでいる。これによって、当該接続箇所が保護されるので、切り立った岸壁や堤防などからポンプ10を水中に投入してポンプ10を設置する場合において、ポンプ10が岸壁等に衝突した場合であっても、当該接続箇所の損傷を抑制できる。本実施例においては、第2のフロート60および第1のフロート70の内側は、ポンプ本体15の外表面に沿った形状を有している。かかる構成とすれば、第2のフロート60および第1のフロート70をポンプ本体15にしっかりと密着させることにより固定することができる。
第2のフロート60および第1のフロート70は、水より比重が小さい材料、例えば、発泡ウレタンにより形成される。また、第2のフロート60および第1のフロート70に生じる浮力は、ポンプ本体15の水中重量よりも小さい。つまり、第2のフロート60および第1のフロート70は、ポンプ10が底盤106まで沈む程度の浮力を生じさせればよい。かかる構成とすれば、ポンプ10が第2のフロート60および第1のフロート70を備えていない場合と比べて、ポンプ10がゆっくりと沈降するので、ポンプ10が底盤106に衝突して損傷することを防げる。
また、本実施例では、第1のフロート70に生じる浮力は、第2のフロート60に生じる浮力よりも大きい。このため、吐出口22側、すなわち、ポンプ10の設置時の上側が、吸込口21側すなわち下側よりも浮きやすくなるので、ポンプ10の設置時におけるポンプ10の姿勢が安定する。つまり、ポンプ10は、最終的な設置姿勢を保った状態で、底盤106上まで沈降できる。したがって、図1に示す位置関係でポンプ10を好適に設置できるとともに、ポンプ10が沈降途中で揺動して岸壁等に衝突することを抑制できる。
本実施例では、第2のフロート60および第1のフロート70は、円柱形状を有している。第2のフロート60および第1のフロート70の直径は、任意に設定可能であるが、600mm以下とすることが望ましく、550mm以下とすることがさらに望ましい。かかる大きさであれば、マンホール105などの狭い場所にもポンプ10を設置できる。ポンプ10は、底盤106に設置するように構成されているので、フロートによってポンプ10を水面から吊り下げて使用する従来方式と比べて、第2のフロート60および第1のフロート70に大きな浮力は必要ない。このため、上述のように第2のフロート60および第1のフロート70をコンパクトな大きさにすることが可能となる。本実施例では、第2のフロート60の底面と、第1のフロート70の上面78との距離は、ポンプ本体15の運転可能最低水位L2とほぼ等しくなるように設定される。なお、第2のフロート60および第1のフロート70は、内部にポンプ本体15の一部分を収容できる任意の形状とすることができ、例えば、直方体形状であってもよい。
本実施例では、第1のフロート70の上面78は、蓄光性の塗料によって塗装されており、蓄光性を有する。かかる構成によれば、マンホール105の内部のような暗い場所にポンプ10が設置される場合であっても、作業者は、排水すべき水の水位L1が上面78まで、すなわち、運転可能最低水位L2まで低下したことを容易に目視確認できる。水位L1が運転可能最低水位L2まで低下して上面78が水面上に露出したことを作業者が確認した時点で、ポンプ本体15の運転を停止させれば、ポンプ本体15が空運転によって故障することがなくなる。なお、塗装に代えて、蓄光板を上面78に貼り付けてもよい。代替態様として、上面78は、発光性または光反射性を有していてもよい。かかる構成によれば、作業者は、懐中電灯等を使用して、水位L1が運転可能最低水位L2まで低下したことを容易に確認できる。
また、本実施例では、水位L1の低下は、水位センサ90によっても検知可能である。水位センサ90は、電極91〜93を備えている。電極91は、ホース100の第1のフロート70近傍に設けられている。電極92は、第1のフロート70の上面78に設けられている。電極93は、第1のフロート70の側面に設けられている。本実施例では、電極91,92間の通電が絶たれると、すなわち、水位L1が電極91,92間まで低下すると、ポンプ車に搭載された制御盤によって警報が発せられる。さらに、電極92,93間の通電が絶たれると、すなわち、水位L1が運転可能最低水位L2よりも低下すると、制御盤は、ポンプ本体15の運転を自動的に停止する。かかる構成によっても、ポンプ本体15に空運転による故障が生じることはない。
ポンプ10は、上面78が蓄光性、発光性または光反射性を有する構成と、ポンプ10が水位センサ90を備える構成とのうちの、いずれか一方のみを有していてもよい。もとより、ポンプ10は、これら2つの構成のいずれも備えていなくてもよく、ポンプ10を明るい場所に設置する場合には、作業者は、水位L1の低下を目視で確認可能である。
また、第1のフロート70の上面78には、取手77が取り付けられている。作業者は、取手77を手でつかんで、ポンプ10の設置作業および撤去作業を容易に行うことができる。あるいは、取手77に重機のフックを係合させて、吊り下げまたは吊り上げ作業を容易に行うことができる。さらに、第1のフロート70には、複数の浮球95(図1では1つのみ示す)が接続されている。浮球95によって、水面における渦の発生が抑制される。
連結部材80は、第2のフロート60と第1のフロート70とを連結する。これによって、第2のフロート60と第1のフロート70との距離が一定に保たれるので、第2のフロート60および第1のフロート70は、ポンプ本体15に好適に固定される。本実施例では、連結部材80は、第2のフロート60の上面の外縁部と、第1のフロート70の下面の外縁部とを連結する。また、本実施例では、連結部材80は複数であり、これらの連結部材80は、ポンプ本体15の回りを相互に離間して取り囲むように、周方向に沿って略等間隔に配置される。このように連結部材80を配置することによって、連結部材80をスクリーンとして機能させることができる。その結果、異物(ビニール袋やヒモ状物)がポンプ本体15に吸い込まれるのを抑制できるので、ポンプ10の信頼性が向上する。
また、本実施例では、連結部材80は、長さが調節可能に構成されている。このため、連結部材80は、主軸30の方向の長さが異なる種々のポンプ10に使用できる。本実施例では、連結部材80は、ターンバックルである。ただし、連結部材80には、ロープ、チェーン、ワイヤーなど、任意の連結手段を使用できる。
本実施例では、マンホール105の壁面107には、ガイドレール108が鉛直方向に沿って設けられている。ガイドレール108は、ポンプ10を設置する際に、ポンプ10を据付位置(底盤106上)に案内するために設けられている。第2のフロート60には、連結部材80と係合する係合部69が設けられており。第1のフロート70には、連結部材80と係合する係合部79が設けられている。係合部69,79は、本実施例では車輪機構であり、ガイドレール108の内側に嵌め込まれる。かかる構成によれば、ポンプ10の設置作業が容易になる。また、ポンプ10の運転時において、ポンプ10に生じる回転力によってポンプ10全体が回転するのを防止できる。
図2は、第1のフロート70を上側から見た図である。図2において、図1に示した取手77および水位センサ90は、図示を省略している。第1のフロート70は、主軸30と交差する方向に開閉可能に構成されている。本実施例では、第1のフロート70は、第1の部位71と、第2の部位72とを備えており、第1の部位71と第2の部位72とは、ヒンジ73によって、ポンプ10の設置時の水平方向に開閉可能に構成されている。第1の部位71および第2の部位72の一方の内部の空間にポンプ本体15を挿入し、他方を閉じることによって、第1のフロート70をポンプ本体15に容易に装着することができ、また、逆の手順によって、容易に取り外すことができる。図示は、省略するが、第2のフロート60は、第1のフロート70と同様に、開閉可能に構成されている。
さらに、本実施例では、第1の部位71の開閉される面74と、第2の部位72の開閉される面75とには、主軸30の方向に沿って、溝部76が形成されている。この溝部76には、電動機50に接続されるケーブル52が挿入される。かかる構成によれば、ケーブル52が揺動したり、絡みついたりすることがないので、電動機50の損傷を抑制でき
る。しかも、ポンプ10の水中への設置作業や撤去作業も容易にする。なお、溝部76は、面74および面75の一方のみに形成されていてもよい。また、溝部76はヒンジ73に近い側に設置してもよい。
上述したポンプ10は、主軸30が鉛直方向となる姿勢で、つまり、立軸設置タイプとして使用できる。ポンプ10を立軸設置タイプとして使用することによって、マンホール105のような狭い場所にもポンプ10を設置できる。また、ポンプ10の重心がポンプ10の中心に位置するので、水平方向の安定性に優れる。このため、ポンプ10の吊り降ろしや吊り上げの作業を容易とする。さらに、フロートによってポンプ本体を吊り下げる従来方式と異なり、ポンプ10を底盤106上に設置して使用できるので、水位低下によってポンプ本体15の荷重がホース100に直接作用して、ホース100が損傷することがない。さらに、従来方式のようにポンプをフロートから吊り下げないので、ポンプ10の水中への設置時(沈降時)にポンプ10が揺動しにくい。したがって、ポンプ本体15が岸壁等に衝突して損傷することを抑制できる。
さらに、ポンプ10は、使用時の姿勢において、吐出口22が鉛直方向上向きに開口しており、水は、鉛直方向上方に向けて吐出される。このため、ポンプ10の運転時において、吐出口22からの排水の反力によって、ポンプ10は、底盤106側に押しつけられる。したがって、ポンプ本体15の回転力によるポンプ10の振れ回りが抑制され、ポンプ10は安定した姿勢を確保できる。その結果、電動機50に接続されるケーブル52がポンプ本体15に絡みつくことによるケーブルの損傷を抑制できる。
さらに、ポンプ10は、第2のフロート60および第1のフロート70を備えているので、浮力が増し、ポンプ10を水中に設置する際に、ポンプ10の沈降速度を小さくできる。したがって、ポンプの投入時にポンプの下端部が底盤に衝突して損傷することを抑制できる。
さらに、ポンプ10は、第2のフロート60および第1のフロート70をポンプ10の設置現場で容易に着脱できる。このため、現場で第2のフロート60および第1のフロート70を装着、または、取り外すことによって、立軸設置タイプおよび横軸設置タイプのいずれとしても使用できる。したがって、現場の状況、例えば、設置場所のスペースや水位条件に応じて、横軸設置または立軸設置のうちの有利な方を選択でき、現場での運用性が向上する。なお、横軸設置タイプとは、主軸30が水平方向のポンプ本体15が、フロートによって水中に吊り下げられる従来方式である。
B.変形例:
B−1.変形例1:
第2のフロート60および第1のフロート70は、少なくとも一方がポンプ本体15に正確にフィットしていなくてもよい。例えば、第2のフロート60および第1のフロート70の径方向内側は、円柱形状の空隙が形成されていてもよい。この場合、第2のフロート60および第1のフロート70と、ポンプ本体15との間には、空隙が生じ得るが、上述した連結部材80を使用すれば、第2のフロート60および第1のフロート70と、ポンプ本体15とを固定することは十分可能である。
B−2.変形例2:
上述したポンプ本体15の形状は、一例に過ぎず、任意の形状とすることができる。例えば、吐出口22は、主軸30と交差する方向に向けて開口していてもよい。また、吸込口21は、ポンプ10の設置時の姿勢において、電動機50より下方に形成されていてもよい。すなわち、電動機50下方の吸込口21から吸い込まれた水は、インペラ40により加速された後に、電動機50の周囲を通過し、電動機50上方の吐出口22から排出さ
れる。
B−3.変形例3:
第2のフロート60および第1のフロート70は、開閉可能な構成に代えて、分割可能な構成であってもよい。例えば、1のフロート70は、ヒンジ73を備えておらず、第1の部位71と第2の部位72とに2分割される構成であってもよい。
B−4.変形例4:
ポンプ10は、必ずしも第1のフロート70を備えていなくてもよい。かかる構成であっても、第2のフロート60によって生じる浮力が小さければ、ポンプ10を設置姿勢のまま沈降させて、底盤106に設置することができる。もとより、ポンプ10は、必ずしも第2のフロート60を備えていなくてもよい。この場合、ポンプ10は、第2のフロート60に代えて、ポンプ10の設置時の姿勢における下側の端部に保護部材を備えているだけであってもよい。保護部材は、衝撃を吸収可能な柔軟な部材、例えば、ウレタンによって形成されていてもよい。かかる構成によっても、ポンプ10の設置時において、ポンプ本体15の下側の端部が損傷することを抑制できる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
10…ポンプ
15…ポンプ本体
20…ケーシング
21…吸込口
22…吐出口
23…ストレーナ
30…主軸
40…インペラ
50…電動機
52…ケーブル
60…第2のフロート
69…係合部
70…第1のフロート
71…第1の部位
72…第2の部位
73…ヒンジ
74,75…面
76…溝部
77…取手
78…上面
79…係合部
80…連結部材
90…水位センサ
91,92,93…電極
95…浮球
100…ホース
105…マンホール
106…底盤
107…壁面
108…ガイドレール
L1…水位
L2…運転可能最低水位

Claims (13)

  1. 主軸が鉛直方向となる姿勢で使用される立軸設置タイプの可搬式排水ポンプであって、
    前記可搬式排水ポンプの前記主軸と、前記主軸の方向の一方側に設けられた吐出口と、該吐出口の他方側に設けられた吸込口と、前記主軸を回転するための電動機と、を有するポンプ本体と、
    前記ポンプ本体の前記他方側の端部に設けられ、前記ポンプ本体を保護する保護部材と
    前記ポンプ本体の前記一方側の端部を取り囲む第1のフロートと
    を備え、
    前記保護部材および前記第1のフロートの浮力の合計は、前記ポンプ本体の水中重量より小さく、
    前記第1のフロートに生じる浮力は、前記保護部材に生じる浮力より大きい、
    可搬式排水ポンプ。
  2. 請求項1に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記吐出口は、前記主軸の方向を向いて開口するように形成された
    可搬式排水ポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記保護部材は、前記ポンプ本体の水中重量より小さい浮力が生じる第2のフロートであって、前記ポンプ本体の前記他方側の端部を取り囲む第2のフロートを備える
    可搬式排水ポンプ。
  4. 請求項1に記載の可搬式排水ポンプであって、
    さらに、前記保護部材と前記第1のフロートとを連結する連結部材を備えた
    可搬式排水ポンプ。
  5. 請求項4に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記連結部材は、複数であり、
    前記複数の連結部材は、前記ポンプ本体の回りを相互に離間して取り囲むように配置された
    可搬式排水ポンプ。
  6. 請求項4または請求項5に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記連結部材は、前記保護部材と前記第1のフロートとの距離を調整可能に構成された
    可搬式排水ポンプ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記保護部材および前記第1のフロートの各々は、前記主軸と交差する方向に分割可能または開閉可能に構成された
    可搬式排水ポンプ。
  8. 請求項7に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記第1のフロートは、該第1のフロートの分割または開閉される面に、前記電動機に接続されるケーブルを挿入可能な溝部が形成された
    可搬式排水ポンプ。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記第1のフロートの上面は、蓄光性、発光性または光反射性を有する
    可搬式排水ポンプ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記第1のフロートには、水位低下を検知する水位センサが設けられた
    可搬式排水ポンプ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記保護部材および前記第1のフロートには、前記可搬式排水ポンプの設置場所に設けられたガイドであって、据付位置に向けて前記可搬式排水ポンプを案内するためのガイドと係合可能な係合部が設けられた
    可搬式排水ポンプ。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記吸込口は、前記電動機と前記吐出口との間に設けられた
    可搬式排水ポンプ。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の可搬式排水ポンプであって、
    前記保護部材は、前記ポンプ本体の前記他方側の端部の端面も含め保護するように設けられている、
    可搬式排水ポンプ。
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