JP6282772B1 - Building wall structure construction method - Google Patents
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Abstract
【課題】外力に対する耐震パネルの耐性を向上させる。【解決手段】木製長方形状の耐震パネル7の各端縁に沿って木製の枠部材(柱6、土台4、梁8、及び軒桁11)が配置されている。耐震パネル7は、長方形の構造用合板16と、構造用合板16の表面に、構造用合板16の縦方向に沿って接合された間柱17と、構造用合板16における間柱17が設けられた表面とは別の表面に、構造用合板16の横方向に沿って接合された反り止め18とを備えている。【選択図】図3[PROBLEMS] To improve resistance of an earthquake-resistant panel to external force. A wooden frame member (column 6, base 4, beam 8, and eaves girder 11) is arranged along each edge of a wooden rectangular earthquake-resistant panel 7. The seismic panel 7 is a rectangular structural plywood 16, a surface of the structural plywood 16, a spacer 17 joined along the longitudinal direction of the structural plywood 16, and a surface provided with the spacer 17 in the structural plywood 16. And a warp stopper 18 joined along the lateral direction of the structural plywood 16. [Selection] Figure 3
Description
本発明は、木製の壁パネルの各端縁を木製の枠部材で支持した建物の壁構造の構築方法に関する。 The present invention relates to a method for constructing a wall structure of a building in which each edge of a wooden wall panel is supported by a wooden frame member.
壁パネルを用いて建物の壁構造を構築する技術が開示されている。例えば特許文献1には、長方形板で作製された壁パネル(構造用パネル)の端縁を柱の側面に形成された溝に挿入することで、壁構造を構築する技術が開示されている。特許文献2には、小口面に筋状突部を形成したコンクリート製の壁パネルと小口面に溝を形成したコンクリート製の壁パネルとを、筋状突部を溝に挿入して横並びに配置するとともに、両壁パネルの小口面同士が対向する目地部に、弾性を有した樹脂製の充填材を充填する壁構造が開示されている。
引用文献2の技術を引用文献1の技術に適用し、柱に形成された溝と、溝内に挿入された壁パネルの端縁との間に充填材を充填して壁構造を形成することが考えられるが、この壁構造では、地震等によって壁パネルの表面に沿った方向の外力が加わった場合、壁パネルが破損し易いという問題があった。
A technique for constructing a wall structure of a building using a wall panel is disclosed. For example,
Applying the technique of cited document 2 to the technique of cited
本発明は、従来技術の構成において壁パネルが破損し易いという問題があったことに鑑みてなされたものであり、外力に対する壁パネルの耐性を向上させることを目的とする。 The present invention has been made in view of the problem that the wall panel is easily damaged in the configuration of the prior art, and an object thereof is to improve the resistance of the wall panel to an external force.
上記課題を解決するために、本発明に係る建物の壁構造の構築方法は、木製長方形状の壁パネルと、前記壁パネルの各端縁に沿って配置され、前記各端縁のそれぞれに対向する面に、当該端縁が挿入される溝が設けられた木製の枠部材と、を備る建物の壁構造の構築方法であって、前記壁パネルは、長方形の構造用合板と、前記構造用合板の表面に、当該構造用合板の縦方向に沿って接合された間柱と、前記構造用合板における前記間柱が設けられた表面とは別の表面に、当該構造用合板の横方向に沿って接合された反り止めと、を備え、前記溝は、前記構造用合板の端縁が挿入されるものであって、開口周縁の幅よりも内奥部の少なくとも一部の溝幅が広く設けられ、前記構造用合板の端縁が挿入された状態で、前記溝の最奥面と当該最奥面と対向する前記構造用合板の端縁との間には間隔が空けられ、前記溝の内面と当該溝に挿入された前記構造用合板の端縁との隙間には、弾性を有した樹脂製の充填材が充填されており、硬化前の前記充填材を前記溝に充填した後、前記構造用合板の端縁を前記溝に挿入することによって、前記充填材を前記構造用合板の端縁を覆う状態にすることを特徴とする。
なお、本発明における長方形には、四辺の長さが等しい正方形が含まれる。
In order to solve the above-described problems, a method for constructing a wall structure of a building according to the present invention is arranged along a wooden rectangular wall panel and each edge of the wall panel, and faces each of the edges. to face, a method for constructing a wall structure of a building the edge is Ru Bei and wooden frame member grooved to be inserted, wherein the wall panel comprises a structural plywood rectangular, said structure The surface of the structural plywood is joined to the surface of the structural plywood along the lateral direction of the structural plywood on a surface different from the surface of the structural plywood bonded to the surface of the structural plywood. The groove is inserted with an edge of the structural plywood, and at least a part of the groove width in the inner back portion is wider than the width of the opening periphery. In the state where the edge of the structural plywood is inserted, the innermost surface of the groove and the innermost surface The gap between the inner surface of the groove and the edge of the structural plywood inserted into the groove is made of an elastic resin. of which the filler is Hama charged, after the filling material before curing filling the groove by inserting the edge of the structural plywood into the groove, the filler end of the structural plywood It is characterized by covering the edges .
Note that the rectangle in the present invention includes a square having the same length on all four sides.
本発明によれば、外力に対する壁パネルの耐性を向上させることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the tolerance of the wall panel with respect to external force can be improved.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<木造建物1の全体構成>
図1は、本発明が適用される木造建物1の一部分を説明する図である。例示した木造建物1は、地表面GLに形成された基礎2と、基礎2の外周上面に基礎パッキン3を介して固定された土台4と、土台4の上面に敷設された一階部分の床板5Aと、土台4の上に垂直に立てられた一階部分の柱6Aと、隣り合う一対の柱6Aの間に取り付けられた一階部分の耐震パネル7Aと、一階部分の柱6Aの上端に取り付けられる梁8と、梁8に敷設された二階部分の床板5Bと、梁8の上に垂直に立てられた二階部分の柱6Bと、隣り合う一対の柱6Bの間に取り付けられた二階部分の耐震パネル7Bと、窓を取り付けるための窓まぐさ9及び窓台10と、二階部分の柱6Bの上端に取り付けられる軒桁11と、を備えている。
便宜上、以下の説明において、一階部分の柱6Aと二階部分の柱6Bとを区別しない場合は柱6といい、一階部分の耐震パネル7Aと二階部分の耐震パネル7Bとを区別しない場合は耐震パネル7という。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
<Whole structure of
FIG. 1 is a diagram illustrating a part of a
For convenience, in the following description, the case where the first
木造建物1を構成する部材のうち、耐震パネル7は壁パネルの一種であり、木製であって正面視で長方形をしている。なお、本明細書における長方形には、四辺の長さが等しい正方形が含まれる。土台4、柱6、梁8、及び軒桁11は枠部材の一種であり、木材によって作製され、耐震パネル7の各端縁に沿って配置されている。土台4、柱6、梁8、及び軒桁11における耐震パネル7の端縁と対向する面には溝12が設けられており、溝12には耐震パネル7が備える構造用合板16の端縁16a(図3参照)が挿入される。詳細は後述するが、溝12の内面と構造用合板16の端縁16aとの間には充填材19(図5(b)参照)が充填されている。
また、耐震パネル7における室外側の表面は、断熱性を有した外壁パネル13(断熱パネルの一種)で覆われており、外壁パネル13における室外側の表面は、断熱性及び遮水性を有した外壁材14で覆われている。また、図2に示すように、耐震パネル7における室内側の表面は、断熱性を有した内壁パネル15(断熱パネルの一種)で覆われているが、図示の都合上、図1では内壁パネル15を省略している。
Of the members constituting the
In addition, the outdoor surface of the earthquake-
<木造建物1の壁構造>
図2は、木造建物1の壁構造を説明する図であり、図3(a)〜(c)は耐震パネル7Cの正面図、背面図及び側面図である。
図2に示すように、耐震パネル7は、横方向の幅が異なる複数種類の耐震パネル7C、7Dを用いている。本実施形態では、横方向の幅が例えば845mmとされた標準幅の耐震パネル7Cと、横方向の幅が例えば1755mmとされた広幅の耐震パネル7Dとを用いている。なお、何れの耐震パネル7C、7Dも高さは同じであり、例えば2730mmとされている。
図3に示すように、標準幅の耐震パネル7Cは、長方形の構造用合板16と、構造用合板16における室内側の表面に構造用合板16の縦方向に沿って接合された間柱17と、構造用合板16における室外側の表面に構造用合板16の横方向に沿って接合された反り止め18と、を備えている。
構造用合板16は、繊維方向を互いにほぼ直角にして3枚以上の木板を積層接着したものであって日本農林規格に適合したものである。標準幅の耐震パネル7Cに用いられる構造用合板16は、例えば縦方向の高さが横方向の幅よりも大きい長方形であり、高さが2730mm、幅が845mm、厚さが9mmとされているが、この寸法に限られるものではない。
<Wall structure of
FIG. 2 is a view for explaining the wall structure of the
As shown in FIG. 2, the earthquake-
As shown in FIG. 3, the standard-width seismic panel 7C includes a rectangular
The
間柱17は、構造用合板16における縦方向のたわみを抑制する角柱材であり、例えば断面寸法が48mm×45mmとされ、長さが2690mmとされている。間柱17は構造用合板16における横方向の中央位置に配置され、間柱17の上端縁は構造用合板16の上端縁よりも下方に配置され、間柱17の下端縁は構造用合板16の下端縁よりも上方に配置される。例えば、間柱17の上端縁は構造用合板16の上端縁よりも20mm下方に配置され、間柱17の下端縁は構造用合板16の下端縁よりも20mm上方に配置される。
反り止め18は、構造用合板16における横方向のたわみを抑制する角柱材であり、例えば断面寸法が48mm×50mmとされ、長さが805mmの集成材が用いられている。反り止め18は、構造用合板16における高さ方向に所定の間隔を空けて複数本配置される。例示した耐震パネル7Cでは、5本の反り止め18が高さ方向に等間隔で配置される。具体的には、構造用合板16における高さ方向の中間位置に1本の反り止め18が配置されるとともに、中間位置の反り止め18よりも上方には2本の反り止め18が等間隔で配置され、中間位置の反り止め18よりも下方には2本の反り止め18が等間隔で配置される。そして、縦方向に隣り合う反り止め18の間隔は例えば441mmである。なお、高さ方向の中間位置に配置される反り止め18を、他の反り止め18よりも太くしてもよい。例えば、断面寸法が48mm×100mmの集成材を使用してもよい。
また、各反り止め18の左端縁は構造用合板16における左端縁よりも右側に配置され、各反り止め18の右端縁は構造用合板16における右端縁よりも左側に配置されている。例えば、各反り止め18の左端縁は構造用合板16における左端縁よりも20mm右側に配置され、各反り止め18の右端縁は構造用合板16における右端縁よりも20m左側に配置されている。したがって、構造用合板16の端縁(上端縁、下端縁、左端縁、右端縁)16aには、間柱17及び反り止め18が配置されない。
The
The
Further, the left end edge of each warp stop 18 is disposed on the right side of the left end edge of the
図2に示す広幅の耐震パネル7Dは、標準幅の耐震パネル7Cと同じく、構造用合板16、間柱17及び反り止め18を備えている。広幅の耐震パネル7Dは、標準幅の耐震パネル7Cよりも横方向の幅が広くなっており、間柱17の数が増えている点が相違している。広幅の耐震パネル7Dが備える構造用合板16は、例えば高さが2730mm、幅が1755mm、厚さが9mmとされている。また、広幅の耐震パネル7Dには、例えば3本の間柱17が等間隔(例えば455mm間隔)で配置されている。例示した耐震パネル7Dにおいて、3本の間柱17のうち左側と右側とに位置する2本の間柱17は、標準幅の耐震パネル7Cに用いられている間柱17と同じ寸法(例えば48mm×45mm×2690mm)であり、中央に位置する1本の間柱17は標準幅の耐震パネル7Cに用いられている間柱17よりも広幅(例えば48mm×52.4mm×2690mm)である。広幅の耐震パネル7Dでも、構造用合板16の端縁16aには、間柱17及び反り止め18が配置されない。
The wide earthquake-resistant panel 7D shown in FIG. 2 includes a
<第1実施形態の溝12について>
図4(a)は柱6の端部に設けたほぞ6aの斜視図、図4(b)は柱6の横断面図、図4(c)は柱6に設けた溝12の横断面形状を説明する図である。
図4(a)に示すように、柱6の端部にはほぞ6aが設けられている。なお、図4(a)では、柱6の一端部に設けられたほぞ6aを示したが、ほぞ6aは柱6の両端部に設けられている。ほぞ6aは、柱6を立てる場合に、土台4、梁8、及び軒桁11に設けられたほぞ穴(不図示)に挿入される。柱6の各側面には、柱6の長手方向(軸方向)に沿って溝12が形成されている。この溝12には、耐震パネル7が備える構造用合板16の対応する端縁16aが挿入される。
図4(c)に例示するように、溝12はアリ溝である。したがって、溝12における内奥部の溝幅は、開口周縁の幅W12Uよりも広く、開口周縁よりも奥に向かうに連れて広くなっている。溝12の各部の寸法は、構造用合板16の端縁16aの寸法に応じて定められている。例えば、構造用合板16の厚さが例えば9mmであることから、溝12における開口周縁の幅W12Uは例えば構造用合板16の厚さよりも1mm広い10mmに定められている。また、構造用合板16の端縁から内側に20mmの範囲が溝12に挿入されることから、溝12の深さD12は、例えば構造用合板16の挿入長(端縁16aの幅)よりも1mm大きな21mmに定められている。また、溝12の最奥部(底面)における溝幅W12Bは、例えば14mmに定められている。
<Regarding the
4A is a perspective view of the
As shown in FIG. 4A, a
As illustrated in FIG. 4C, the
図5(a)は2枚の耐震パネル7を90度の角度で柱6に接続した場合の柱6及び周辺部分の部分拡大断面図であり、図5(b)は柱6と耐震パネル7の接続部分の部分拡大断面図である。
図5(a)に示すように、木造建物1の隅角部に位置する柱6に対しては、2枚の耐震パネル7が90度の角度で取り付けられる。したがって、柱6の対応する2つの面にはそれぞれ溝12が形成され、各溝12には構造用合板16の端縁16aが挿入されている。
図5(b)に示すように、溝12に挿入された構造用合板16の端縁16aは、溝12の最奥面よりも深さ方向の手前に位置しており、溝12の内面と構造用合板16の端縁16aとの間には充填材19が充填されている。充填材19には、気密性、液密性、及び弾性を備えた樹脂が用いられる。例えばシリコン系樹脂やウレタン系樹脂が好適に用いられる。
充填材19が溝12の内奥部に充填されることで、構造用合板16の端縁16aは、溝12の内面に直接接触せずに充填材19に覆われた状態で溝12の内部に保持される。また、充填材19の一部は、溝12の開口よりも外側に溢れ出て硬化している。溢れ出た充填材19は、溝12の開口周縁を超えて柱6の側面に広がっている。
FIG. 5A is a partial enlarged cross-sectional view of the
As shown in FIG. 5 (a), two
As shown in FIG. 5B, the
By filling the inner part of the
図6(a)〜(c)は柱6の横断面図、図6(d)は梁8の横断面図、図6(e)は軒桁11の横断面図、図6(f)は土台4の横断面図である。
柱6に関し、図4で説明した4つの表面のそれぞれに溝12が形成されたものの他、図6(a)に示す3つの表面のそれぞれに溝12を設けたもの、図6(b)に示す隣り合う2つの表面に溝12を設けたもの、図6(c)に示す平行な2つの表面に溝12を設けたものが適宜に用いられる。
梁8に関しては、図6(d)に示すように上面と下面のそれぞれに溝12が設けられる。軒桁11に関しては、図6(e)に示すように下面に溝12が設けられる。土台4に関しては、図6(f)に示すように上面に溝12が設けられる。
6 (a) to 6 (c) are cross-sectional views of the
With respect to the
As for the
<壁構造による作用効果>
図2及び図3で説明したように、本実施形態の壁構造では、耐震パネル7(7C、7D)が、長方形の構造用合板16と、構造用合板16の表面に、当該構造用合板16の縦方向に沿って接合された間柱17と、構造用合板16における間柱17が設けられた表面とは別の表面(裏面)に、当該構造用合板16の横方向に沿って接合された反り止め18と、を備えているので、建物1に対する縦方向及び横方向の揺れに対する耐震パネル7の耐性を向上させることができる。
上述した壁構造では、図5(b)で説明したように、構造用合板16の端縁16aが枠部材(土台4、柱6、梁8、及び軒桁11)に設けられた溝12内に挿入され、溝12の内面と当該溝12に挿入された構造用合板16の端縁16aとの隙間には充填材19が充填されているので、地震等による外力が耐震パネル7に加わったとしても建物1の揺れ方向を水平方向(図1参照)に規制でき、構造用合板16の端縁16aが枠部材から引き抜かれてしまう不都合を抑制できる。
また、枠部材に形成された溝12がアリ溝であること、及び、充填材19が構造用合板16の端縁16aを覆う状態で充填されていることから、構造用合板16の端縁16aに対して溝12から離隔させる方向の外力が加わっても充填材19が楔のように作用し、構造用合板16の端縁16aが溝12から外れてしまう不都合を抑制できる。加えて、構造用合板16の端縁16aが、溝12の内面に直接接触せずに充填材19に覆われた状態で溝12の内部に保持されているので、構造用合板16の端縁16aに対して溝12の内奥部に押し込む方向の外力が加わっても充填材19がクッションとなって耐震パネル7に加わる衝撃を緩和できる。
<Effects of wall structure>
As described with reference to FIGS. 2 and 3, in the wall structure of the present embodiment, the earthquake-resistant panel 7 (7 </ b> C, 7 </ b> D) is disposed on the surface of the rectangular
In the wall structure described above, as described in FIG. 5B, the
Moreover, since the groove |
<壁構造の構築手順>
次に、上述した壁構造の構築手順について説明する。ここで、図7(a)は、1枚目の耐震パネル7を取り付ける前の状態を説明する図、図7(b)は、溝12に充填材19を充填した状態を説明する部分拡大断面図である。図8は、1枚目の耐震パネル7を取り付ける途中の様子を説明する図である。図9(a)は、1枚目の耐震パネル7を取り付けた状態を説明する図、図9(b)は、柱6の溝12に充填された充填材19を説明する部分拡大断面図である。図10は、2枚目の耐震パネル7を取り付ける途中の様子を説明する図である。図11は、2枚目の耐震パネル7を取り付けた状態を説明する図である。図12は、4枚目の耐震パネル7を取り付けた状態を説明する図である。図13は、梁8を取り付ける前の様子を説明する図である。図14は、梁8を取り付けた状態を説明する図である。
なお、耐震パネル7の端縁とは構造用合板16の端縁16aに相当する。したがって、構築手順の説明における、耐震パネル7の左端縁、右端縁、上端縁及び下端縁とは、それぞれ構造用合板16の左端縁、右端縁、上端縁及び下端縁である。
<Construction procedure for wall structure>
Next, the construction procedure of the wall structure described above will be described. Here, FIG. 7A is a diagram for explaining a state before the first
The edge of the earthquake-
図7(a)に示すように、1枚目の耐震パネル7の取り付けに先立って、一対の柱6を土台4に立てる。図示の例では、木造建物1の隅角部に位置する左側の柱6については土台4の上に垂直に立て、右側の柱6については上側部分を右方に傾けた状態で立てている。なお、図7(b)に示すように、一対の柱6及び土台4における各溝12(詳しくは1枚目の耐震パネル7の各端縁が挿入される各溝12)には、硬化前の充填材19を予め充填しておく。充填材19の充填量は、耐震パネル7の端縁が挿入された場合に、溝12の開口縁から充填材19が多少溢れる程度に調整する。
一対の柱6を土台4に立てたならば、図8に示すように、1枚目の耐震パネル7の左端縁を左側の柱6の溝12に、右端縁を右側の柱6の溝12にそれぞれ挿入する。1枚目の耐震パネル7の左右端縁を各溝12に挿入したならば、この耐震パネル7を下方に移動させる。
耐震パネル7の下端縁が土台4の溝12に挿入されるまで耐震パネル7を下方に移動させたならば、図9(a)に示すように、右側の柱6を土台4の上に垂直に立てる。これにより、図9(b)に示すように、一対の柱6及び土台4の各溝12において、充填材19が耐震パネル7の端縁(構造用合板16の端縁16a)を覆う状態で充填される。
As shown in FIG. 7A, the pair of
When the pair of
If the
1枚目の耐震パネル7に続いて、2枚目の耐震パネル7を取り付ける。図10に示すように、2枚目の耐震パネル7は、1枚目の耐震パネル7と同様の手順で、1枚目の耐震パネル7の右隣に取り付けられる。図10では、上側部分を右方に傾けた状態で右側の柱6を立てた後、2枚目の耐震パネル7の左端縁を左側の柱6の溝12に、右端縁を右側の柱6の溝12にそれぞれ挿入した状態を示している。図10の状態から2枚目の耐震パネル7を下方に移動させ、その後、右側の柱6を土台4の上に垂直に立てることで、図11に示すように、2枚目の耐震パネル7が一対の柱6及び土台4に取り付けられる。
3枚目以降の耐震パネル7については、1枚目及び2枚目の耐震パネル7と同様の手順で取り付けられる。図12は、4枚の耐震パネル7が取り付けられた状態を示している。所定範囲の壁構造を構成する複数枚の耐震パネル7が取り付けられたならば、梁8を取り付ける。梁8を取り付ける場合、梁8の下面に形成された溝12(図6(d)参照)には硬化前の充填材19を充填する。図13に示すように、梁8を各柱6の上端よりも上方に位置付けた後、図14に示すように、各柱6の上端部に形成されたほぞ6aを梁8の下面に形成されたほぞ穴(不図示)に挿入するとともに、耐震パネル7の上端縁を梁8の下面に形成された溝12に挿入する。これにより、梁8が取り付けられるとともに、梁8に形成された溝12と耐震パネル7の上端縁との間に充填材19が充填される。
なお、木造建物1の一階部分における他の壁構造、及び、木造建物1の二階部分の壁構造については、同様の手順で構築されることから説明は省略する。
The second
The third and subsequent
In addition, about the other wall structure in the 1st floor part of the
<等幅狭隘部12aを備えた変形例の溝12A〜12Dについて>
次に、上述した溝12の変形例について説明する。図15(a)は第1変形例の溝12Aの内面形状を説明する断面図、図15(b)は第1変形例の溝12Aに構造用合板16の端縁16aを挿入し、充填材19を充填した状態を説明する図である。図16(a)〜(c)は第2変形例の溝12B〜第4変形例の溝12Dの内面形状を説明する断面図である。
<Regarding the modified
Next, a modified example of the
図15(a)に示すように、第1変形例の溝12Aは、開口周縁から内奥方向に設けられ、溝幅が開口周縁の幅W12Uと等しい等幅狭隘部12aと、等幅狭隘部12aよりも内奥方向に設けられ、溝幅が等幅狭隘部12aの溝幅よりも広い広幅部12bと、を備えている。広幅部12bの溝幅は、溝12Aの奥に向かうに連れて広くなっている。図15(a)の例において、溝12Aにおける開口周縁の幅W12Uは10mm、等幅狭隘部12aの深さ(内奥方向の長さ)D12aは8mm、広幅部12bの深さ(内奥方向の長さ)D12bは13mm、及び、広幅部12bにおける最奥面の溝幅W12Dは14mmであるが、この寸法に限られるものではない。
図15(b)に示すように、第1変形例の溝12Aには構造用合板16の端縁16aが挿入され、溝12Aの内面と構造用合板16の端縁16aとの隙間には充填材19が充填される。
第1変形例の溝12Aを用いた木造建物1の壁構造では、地震等によって構造用合板16の表面に沿った方向の外力が耐震パネル7に加わったとしても、構造用合板16の端縁16aを枠部材Xから外れ難くすることができる。例えば、構造用合板16の端縁16aに対して溝12から離隔させる方向の外力が加わっても、広幅部12bに充填された充填材19が楔のように作用するので、構造用合板16の端縁16aが溝12から外れてしまう不都合を抑制できる。また、構造用合板16の端縁16aに対して溝12の内奥部に押し込む方向の外力が加わっても、充填材19がクッションとなって耐震パネル7に加わる衝撃を緩和できる。さらに、等幅狭隘部12aを備えているので、枠部材X(土台4、柱6、梁8、及び軒桁11)における溝12の開口近傍において、等幅狭隘部12aに相当する厚みを確保でき、枠部材Xの破損を効果的に抑制できる。
As shown in FIG. 15 (a), the
As shown in FIG. 15 (b), the
In the wall structure of the
第1変形例の溝12Aにおいて、広幅部12aの溝幅は、広幅部12aの奥に向かうに連れて広くなっていたが、この形状に限定されるものではない。例えば、図16(a)に示す第2変形例の溝12Bにおいて、広幅部12cの溝幅は、溝12Bにおける開口周縁の幅W12Uよりも広く、且つ、広幅部12cの内奥方向において一定幅である。図16(b)に示す第3変形例の溝12Cにおいて、広幅部12dの内面は溝幅方向の外側に向けて谷形に窪んだ谷形凹面によって構成されている。図16(c)に示す第4変形例の溝12Dにおいて、広幅部12eの内面は溝幅方向の外側に湾曲された凹状湾曲面によって構成されている。
各変形例の溝12A〜12Dを用いた木造建物1の壁構造では、構造用合板16の端縁16aに対して溝12A〜12Dから離隔させる方向の外力が加わっても、構造用合板16の端縁16aが溝12A〜12Dから外れてしまう不都合を抑制できる。また、構造用合板16の端縁16aに対して溝12A〜12Dの内奥部に押し込む方向の外力が加わっても、耐震パネル7に加わる衝撃を緩和できる。
In the
In the wall structure of the
<狭幅狭隘部12hを備えた変形例の溝12E〜12Iについて>
次に、上述した溝12の他の変形例について説明する。図17(a)は第5変形例の溝12Eの内面形状を説明する断面図、図17(b)は第5変形例の溝12Eに構造用合板16の端縁16aを挿入し、充填材19を充填した状態を説明する図である。図18(a)〜(d)は第6変形例の溝12F〜第9変形例の溝12Iの内面形状を説明する断面図である。
<Regarding the modified
Next, another modification of the
図17(a)に示すように、第5変形例の溝12Eは、開口周縁から内奥方向に設けられ、溝幅が開口周縁の幅W12Uよりも狭い狭幅狭隘部12fと、狭幅狭隘部12fよりも内奥方向に設けられ、溝幅が狭幅狭隘部12fの溝幅よりも広い広幅部12gと、を備えている。狭幅狭隘部12fにおける溝幅は、狭幅狭隘部12fの奥に向かうほどに狭くなった後、一定幅になっている。広幅部12gの溝幅は、広幅部12gの奥に向かうに連れて広くなっている。図17(a)の例において、溝12Eにおける開口周縁の幅W12Uは15mm、狭幅狭隘部12fの深さ(内奥方向の長さ)D12fは8mm、狭幅狭隘部12fにおける最も狭い箇所の溝幅W12Mは10mm、広幅部12gの深さ(内奥方向の長さ)D12gは13mm、及び、広幅部12gにおける最奥面の溝幅W12Dは14mmであるが、この寸法に限られるものではない。
図17(b)に示すように、第5変形例の溝12Eには構造用合板16の端縁16aが挿入され、溝12Eの内面と構造用合板16の端縁16aとの隙間には充填材19が充填される。
第5変形例の溝12Eを用いた木造建物1の壁構造では、地震等によって構造用合板16の表面に沿った方向の外力が構造用合板16に加わったとしても、構造用合板16の端縁16aを枠部材Xから外れ難くすることができる。特に、第5変形例の溝12Eは狭幅狭隘部12fを備えているので、構造用合板16の端縁16aに対して溝12Gの内奥部に押し込む方向の外力が加わった場合、溝12Eの開口近傍に充填された充填材19が楔のように作用し、耐震パネル7の過度な移動が抑制される。また、溝12Eにおける開口周縁の幅W12Uを、第1実施形態と比較して広くすることができるため、構造用合板16の端縁16aを溝12Eの内部へ容易に挿入できる。
As shown in FIG. 17A, the
As shown in FIG. 17B, the
In the wall structure of the
狭幅狭隘部12fを備える溝の内面形状は、第5変形例の溝12Eの内面形状に限定されるものではない。例えば、図18(a)に示す第6変形例の溝12Fでは、狭幅狭隘部12fの深さが第5変形例の溝12Eと比較して浅くなっており、その分、広幅部12hの深さが第5変形例の溝12Eと比較して深くなっている。図18(b)に示す第7変形例の溝12Gにおいて、広幅部12iの溝幅は、狭幅狭隘部12fにおける最も狭い溝幅よりも広く、且つ、広幅部12iの内奥方向において一定幅である。図18(c)に示す第8変形例の溝12Hにおいて、広幅部12jの内面は溝幅方向の外側に向けて谷形に窪んだ谷形凹面によって構成されている。図18(d)に示す第9変形例の溝12Iにおいて、広幅部12kの内面は凹状湾曲面によって構成されている。
各変形例の溝12E〜12Iを用いた木造建物1の壁構造では、構造用合板16の端縁16aに対して溝12E〜12Iから離隔させる方向の外力が加わっても、構造用合板16の端縁16aが溝12E〜12Iから外れてしまう不都合を抑制できる。また、構造用合板16の端縁16aに対し、溝12E〜12Iの内奥部に押し込む方向の外力が加わっても、耐震パネル7に加わる衝撃を緩和できる。
The inner surface shape of the groove provided with the narrow
In the wall structure of the
<柱6の変形例について>
前述の第1実施形態における柱6は四角柱であったが、これに限定されない。例えば、図19(a)に示すように、断面形状が円形の円柱6Cであってもよいし、図19(b)(c)に示すように、断面形状が八角形の八角柱6Dであってもよい。八角柱6Dの場合、図19(b)に示すように、4つの側面に溝12を形成してもよいし、図19(c)に示すように、4つの頂角に溝12を形成してもよい。円柱6Cと八角柱6Dの何れを用いても、構造用合板16の端縁16aを溝12に挿入し、充填材19を充填することで、前述の第1実施形態と同様な作用効果を奏する。
<About the modification of the
Although the
<第2実施形態について>
前述した第1実施形態における木造建物1の壁構造において、標準幅の耐震パネル7C及び広幅の耐震パネル7Dの何れも、1枚の構造用合板16における一方の表面に当該構造用合板16の縦方向に沿って間柱17を接合し、当該構造用合板16における他方の表面に当該構造用合板16の横方向に沿って反り止め18を接合していた。
しかしながら、耐震パネル7は、これらの耐震パネル7C、7Dの構成に限定されるものではない。例えば、構造用合板16を厚さ方向に間隔を空けて複数枚配置し、厚さ方向の一側に位置する構造用合板16の一方の表面に、当該構造用合板16の縦方向に沿って間柱17を接合し、厚さ方向の他側に位置する構造用合板16の他方の表面に、当該構造用合板16の横方向に沿って反り止め18を接合し、さらに、厚さ方向に隣り合う構造用合板16同士の間にパネル芯材17´(図21(c)参照)を配置し、この芯材17´を一方の構造用合板16と他方の構造用合板16のそれぞれに接合してもよい。以下、このように構成された第2実施形態について説明する。
<About the second embodiment>
In the wall structure of the
However, the earthquake-
図20は、第2実施形態の壁構造を適用した木造建物1の一部分を説明する図である。第2実施形態において、第1実施形態で説明した部材と同じ部材については、同じ符号を付して適宜に説明を省略する。
図20に示すように、第2実施形態の壁構造は、耐震パネル7E〜7Jを備えている。これらの耐震パネル7E〜7Jは、2枚の構造用合板16を板厚方向に間隔を空けて配置している点で共通しており、縦方向の高さと横方向の幅が異なっている。加えて、高さに応じて反り止めの本数が規定され、幅に応じて間柱の本数が規定される。
以下、耐震パネル7E〜7Jについて説明するが、耐震パネル7E〜7Jは縦方向の高さと横方向の幅が異なっているものの基本的な構成は共通である。したがって、耐震パネル7Eについて説明し、耐震パネル7F〜7Jについては説明を省略する。
FIG. 20 is a diagram for explaining a part of the
As shown in FIG. 20, the wall structure of the second embodiment includes earthquake-
Hereinafter, the earthquake
図21(a)は第2実施形態の壁構造を室内側から見た状態を説明する図、図21(b)は第2実施形態の壁構造を室外側から見た状態を説明する図、図21(c)は第2実施形態の壁構造の平面図である。
耐震パネル7Eは、構造用合板16と、間柱17と、芯材17´と、反り止め材18とを備えている。構造用合板16は、例えば縦方向の高さが2730mm、横方向の幅が845mm、厚さが9mmである。間柱17は、例えば断面寸法が28mm×40mmとされ、長さが2690mmとされた集成材が用いられている。芯材17´は、例えば断面寸法が31mm×40mmとされ、長さが2690mmとされた集成材が用いられている。反り止め材18は、例えば断面寸法が28mm×40mmとされ、長さが805mmとされた集成材が用いられている。
FIG. 21A is a diagram illustrating a state in which the wall structure of the second embodiment is viewed from the indoor side, and FIG. 21B is a diagram illustrating a state in which the wall structure of the second embodiment is viewed from the outdoor side. FIG. 21C is a plan view of the wall structure of the second embodiment.
The earthquake-
構造用合板16は、板厚方向に間隔を空けて2枚配置されている。間柱17は、板厚方向の一側(図21(c)の下側)に位置する構造用合板16の外表面(厚さ方向の一側表面)に接合されている。図21の例では、2本の間柱17が構造用合板16の縦方向に沿って、構造用合板16の横幅を略3等分する位置に接合されている。芯材17´は、2枚の構造用合板16同士の間に配置されるとともに、一方の構造用合板16と他方の構造用合板16のそれぞれに接合されている。図21の例において、2本の芯材17´における幅方向の位置は、それぞれ2本の間柱17の幅方向の位置に揃えられている。すなわち、2本の芯材17´が構造用合板16の縦方向に沿って、構造用合板16の横幅を略3等分する位置に接合されている。反り止め18は、板厚方向の他側(図21(c)の上側)に位置する構造用合板16の外表面(厚さ方向の他側表面)に、構造用合板16の横方向に沿って接合されている。図21の例では、8本の反り止め18が高さ方向に等間隔(例えば303mm間隔)で接合されている。
なお、間柱17及び芯材17´は釘Kによって構造用合板16に接合されている。同様に、間柱18も釘Kによって構造用合板16に接合されている。
Two
The
以上の耐震パネル7E〜7Jでは、前述した第1実施形態の耐震パネル7C〜7Dと比較して、構造用合板16の枚数が増えていることから剛性を高めることができる。また、耐震パネル7E〜7Jでは、構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されているので、耐震パネル7C〜7Dと比較して、断熱性及び遮音性を向上させることができる。
また、図20で説明した木造建物1では、隣り合う柱6A同士の間に窓まぐさ9及び窓台10を設けて複数の窓を取り付けるが、耐震パネル7E〜7Jを用いて壁構造を構築することで、複数の窓を取り付ける壁構造に対しても十分な剛性を付与できる。
In the above earthquake-
Moreover, in the
<第3実施形態について>
図22(a)は第3実施形態の壁構造を室内側から見た状態を説明する図、図22(b)は第3実施形態の壁構造を室外側から見た状態を説明する図、図22(c)は第3実施形態の壁構造の平面図である。
第3実施形態の壁構造では耐震パネル7Kを用いている。耐震パネル7Kは、構造用合板16と、間柱17と、芯材17´と、反り止め材18とを備えている。図22(c)に示すように、耐震パネル7Kでは、3枚の構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されている。これに伴い、芯材17´は、1枚目の構造用合板16と2枚目の構造用合板16の間、及び、2枚目の構造用合板16と3枚目の構造用合板16の間のそれぞれに配置されている。
構造用合板16は、例えば縦方向の高さが2730mm、横方向の幅が845mm、厚さが9mmである。間柱17は、例えば断面寸法が26mm×40mmとされ、長さが2690mmとされた集成材が用いられている。芯材17´は、例えば断面寸法が20mm×40mmとされ、長さが2690mmとされた集成材が用いられている。反り止め材18は、例えば断面寸法が26.5mm×90mmとされ、長さが805mmとされた集成材が用いられている。
なお、間柱17及び芯材17´はビスBSによって構造用合板16に接合され、反り止め材18は釘Kによって構造用合板16に接合されている。また、第3実施形態における柱6は、断面寸法が例えば120mm×120mmの角柱材が用いられている。
<About the third embodiment>
FIG. 22A is a diagram illustrating a state in which the wall structure of the third embodiment is viewed from the indoor side, and FIG. 22B is a diagram illustrating a state in which the wall structure of the third embodiment is viewed from the outdoor side. FIG. 22C is a plan view of the wall structure of the third embodiment.
The earthquake
The
The
第3実施形態の壁構造において、耐震パネル7Kは、前述した第2実施形態の耐震パネル7E〜7Jと比較して、構造用合板16の枚数が増えていることから剛性を高めることができ、かつ、断熱性及び遮音性を一層向上させることができる。
In the wall structure of the third embodiment, the earthquake
<第4実施形態について>
図23(a)は第4実施形態の壁構造を室外側から見た状態を説明する図、図23(b)は第4実施形態の壁構造の縦断面図である。
第4実施形態の壁構造では耐震パネル7Lを用いている。耐震パネル7Lは、構造用合板16と、間柱17と、反り止め材18´とを備えている。図23(b)に示すように、耐震パネル7Lでは、3枚の構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されている。間柱17は、図23(b)の右側に位置する3枚目の構造用合板16の外表面に、横方向に間隔を空けて2本接合されている。反り止め材18´は、1枚目の構造用合板16と2枚目の構造用合板16の間、及び、2枚目の構造用合板16と3枚目の構造用合板16の間のそれぞれに接合されている。図示の例では、5本の反り止め材18´が上下方向に等間隔(例えば360mm間隔)で配置されている。
構造用合板16は、例えば縦方向の高さが2730mm、横方向の幅が845mm、厚さが9mmである。間柱17は、例えば断面寸法が60mm×40mmとされ、長さが2690mmとされた集成材が用いられている。反り止め材18´は、例えば断面寸法が26.5mm×90mmとされ、長さが805mmとされた集成材が用いられている。また、柱6は例えば断面寸法が150mm×150mmとされている。
第4実施形態の耐震パネル7Lでは、前述した第2実施形態の耐震パネル7E〜7Jと比較して、構造用合板16の枚数が増えていることから剛性を高めることができ、かつ、断熱性及び遮音性を一層向上させることができる。
<About the fourth embodiment>
FIG. 23A is a diagram illustrating a state in which the wall structure of the fourth embodiment is viewed from the outdoor side, and FIG. 23B is a longitudinal sectional view of the wall structure of the fourth embodiment.
The earthquake
The
In the
<第4実施形態の第1変形例について>
図24(a)は第4実施形態の第1変形例における壁構造を室外側から見た状態を説明する図、図24(b)は第4実施形態の第1変形例における壁構造の縦断面図である。
第4実施形態の第1変形例における壁構造では耐震パネル7Mを用いている。耐震パネル7Mは、第4実施形態の耐震パネル7Lと同じく、構造用合板16と、間柱17と、反り止め材18´とを備え、3枚の構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されている。図24(b)に示すように、耐震パネル7Lでは、3枚の構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されている。間柱17は、図24(b)の右側に位置する3枚目の構造用合板16の外表面に、横方向に等間隔(例えば410mm間隔)で3本接合されている。反り止め材18´は、1枚目の構造用合板16と2枚目の構造用合板16の間、及び、2枚目の構造用合板16と3枚目の構造用合板16の間のそれぞれに接合されている。図示の例では、7本の反り止め材18´が上下方向に等間隔(例えば455mm間隔)で配置されている。
構造用合板16は、例えば縦方向の高さが3640mm、横方向の幅が1630mm、厚さが26mmである。間柱17は、例えば断面寸法が90mm×40mmとされ、長さが3580mmとされた集成材が用いられている。反り止め材18´は、例えば断面寸法が28mm×90mmとされ、長さが1570mmとされた集成材が用いられている。また、柱6は例えば断面寸法が240mm×240mmとされ、溝12の深さは31mmとされ、溝12に挿入される構造用合板16の端縁16aは外周から内側に30mmの範囲とされる。
第4実施形態の第1変形例の耐震パネル7Mでは、前述した第2実施形態の耐震パネル7E〜7Jと比較して、構造用合板16の枚数が増えていることから剛性を高めることができ、かつ、断熱性及び遮音性を一層向上させることができる。
<About First Modification of Fourth Embodiment>
FIG. 24A is a diagram for explaining a state in which the wall structure in the first modified example of the fourth embodiment is viewed from the outdoor side, and FIG. 24B is a longitudinal section of the wall structure in the first modified example of the fourth embodiment. FIG.
The wall structure in the first modification of the fourth embodiment uses the earthquake
The
In the earthquake-
<第5実施形態について>
図25(a)は第5実施形態の壁構造を説明する縦断面図、図25(b)は第5実施形態の壁構造に用いられる耐震パネル7Nの縦断面図、図25(c)は上側溝部材21の断面図、図25(d)は下側溝部材22の断面図である。
第5実施形態の壁構造では耐震パネル7Nを用いている。耐震パネル7Nは、構造用合板16と、間柱17と、反り止め材18´と、上側溝部材21と、下側溝部材22とを備えている。なお、図示は省略したが、耐震パネル7Nの左側縁には左側溝部材が取り付けられており、耐震パネル7Nの右側縁には右側溝部材が取り付けられている。これらの左側溝部材及び右側溝部材は、上側溝部材21や下側溝部材22と同様の構造である。
図25(b)に示すように、耐震パネル7Lでは、3枚の構造用合板16が板厚方向に間隔を空けて配置されている。間柱17は、図25(b)における右側に位置する3枚目の構造用合板16の外表面に、横方向に間隔を空けて複数本接合されている。反り止め材18´は、1枚目の構造用合板16と2枚目の構造用合板16の間、及び、2枚目の構造用合板16と3枚目の構造用合板16の間のそれぞれに接合されている。図示の例では、7本の反り止め材18´が上下方向に等間隔(例えば455mm間隔)で配置されている。
上側溝部材21は、図25(c)に示すように、構造用合板16の上端縁が挿入される溝21aが下面に設けられた長方形の板である。溝21aは、第1実施形態で説明した溝12と同様のアリ溝であり、機能も同じであることから説明を省略する。構造用合板16の端縁と溝21aとの間には充填材19が充填される。下側溝部材22は、図25(d)に示すように、構造用合板16の下端縁が挿入される溝22aが上面に設けられた長方形の板である。溝22aは、第1実施形態で説明した溝12と同様のアリ溝であり、機能も同じであることから説明を省略する。構造用合板16の端縁と溝22aとの間には充填材19が充填される。
図示は省略したが、左側溝部材及び右側溝部材は、上側溝部材21及び下側溝部材22と同様に構造用合板16の左右側縁に取り付けられる。すなわち、耐震パネル7Nでは、構造用合板16の四辺に沿って上側溝部材21、下側溝部材22、左側溝部材及び右側溝部材が取り付けられている。上側溝部材21の上側部分は梁8の下面に設けられた溝8Mに挿入され、下側溝部材22の下側部分は土台4の上面に設けられた溝4Mに挿入される。同様に、左側溝部材の左側部分は柱に設けられた溝(不図示)に挿入され、右側溝部材の右側部分は柱に設けられた溝(不図示)に挿入される。なお、図示は省略したが各溝部材と枠部材(土台4、柱6、及び梁8)の溝(溝4M、溝8M等)との間には、充填材が充填される。
<About the fifth embodiment>
FIG. 25A is a longitudinal sectional view for explaining the wall structure of the fifth embodiment, FIG. 25B is a longitudinal sectional view of an earthquake-
The earthquake
As shown in FIG. 25 (b), in the earthquake-
As shown in FIG. 25C, the
Although not shown, the left groove member and the right groove member are attached to the left and right side edges of the
耐震パネル7Nは、例えば、縦方向の高さが3700mm、横方向の幅が1630mm、厚さが204mmであるが、この寸法に限られるものではない。構造用合板16は、例えば縦方向の高さが3640mm、横方向の幅が1630mm、厚さが26mmである。間柱17は、例えば断面寸法が90mm×30mmとされ、長さが3580mmとされた集成材が用いられている。反り止め材18´は、例えば断面寸法が28mm×90mmとされ、長さが1570mmとされた集成材が用いられている。また、柱6は例えば断面寸法が300mm×300mmとされ、構造用合板16の左右端縁が挿入される溝12の深さは31mmとされ、溝21a及び溝22aの深さは31mmとされ、構造用合板16の端縁16aは外周から内側に30mmの範囲とされる。
第5実施形態の耐震パネル7Nでは、前述した第2実施形態の耐震パネル7E〜7Jと比較して、構造用合板16の枚数が増えており、構造用合板16の四辺に沿って各溝部材(上側溝部材21、下側溝部材22、左側溝部材及び右側溝部材)が取り付けられていることから剛性を高めることができる。また、断熱性及び遮音性を一層向上させることもできる。
The earthquake-
In the
<その他の実施形態>
耐震パネル7に関し、前述した耐震パネル7E〜7Jでは、板厚方向に間隔を空けて2枚の構造用合板16を配置し、耐震パネル7K〜7Nでは、板厚方向に間隔を空けて3枚の構造用合板16を配置していたが、4枚以上の構造用合板16を板厚方向に間隔を空けて配置してもよい。
また、図20に示すように、耐震パネル7Eの下端面とこの下端面に対向する溝12との間であって、耐震パネル7Eの下端面における長手方向の両端部の位置にスペーサSPを配置してもよい。スペーサSPは、例えば厚さ1mm程度の短冊状シートによって作製される。また、スペーサSPを、耐震パネル7E(構造用合板16)の左右両端面であって上下に離隔させた位置に配置してもよい。
以上の実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<Other embodiments>
Regarding the
Further, as shown in FIG. 20, spacers SP are arranged between the lower end surface of the earthquake-
The constituent elements, types, combinations, shapes, relative arrangements, and the like described in the above embodiments are merely illustrative examples rather than the main point of limiting the scope of the present invention unless otherwise specified.
<本発明の構成、作用、効果のまとめ>
第1の本発明に係る木造建物1の壁構造は、木製長方形状の耐震パネル7と、耐震パネル7の各端縁に沿って配置され、各端縁のそれぞれに対向する面に、当該端縁が挿入される溝(溝12、溝4M、溝8M)が設けられた木製の枠部材X(土台4、柱6、梁8、および軒桁11)と、を備え、耐震パネル7は、長方形の構造用合板16と、構造用合板16の表面に、当該構造用合板16の縦方向に沿って接合された間柱17と、構造用合板16における間柱17が設けられた表面とは別の表面に、当該構造用合板16の横方向に沿って接合された反り止め18と、を備え、溝は、構造用合板16の端縁16aが挿入されるものであって、開口周縁の幅よりも内奥部の少なくとも一部の溝幅が広く設けられ、構造用合板16の端縁16aが挿入された状態で、溝の最奥面と当該最奥面と対向する構造用合板16の端縁16aとの間には間隔が空けられ、溝の内面と当該溝に挿入された構造用合板16の端縁16aとの隙間には、弾性を有した樹脂製の充填材19が充填されている。当該壁構造の構築方法では、硬化前の充填材19を溝に充填した後、構造用合板16の端縁16aを溝に挿入することによって、充填材19を構造用合板16の端縁16aを覆う状態にする。
この木造建物1の壁構造では、構造用合板16の表面に構造用合板16の縦方向に沿って間柱17が接合され、構造用合板16の別の表面に構造用合板16の横方向に沿って反り止め18が接合されているので、外力に対する耐震パネル7の耐性を向上させることができる。
さらに、この木造建物1の壁構造では、構造用合板16の端縁16aが、溝12の内面に直接接触せずに充填材19に覆われた状態で溝12の内部に保持されている。したがって、地震等によって耐震パネル7の表面に沿った方向の外力が耐震パネル7に加わったとしても、構造用合板16の端縁16aを溝12から外れ難くすることができる。例えば、構造用合板16の端縁16aに対して溝12から離隔させる方向の外力が加わっても、充填材19が楔のように作用するので、構造用合板16の端縁16aが溝12から外れてしまう不都合を抑制できる。また、構造用合板16の端縁16aに対して溝12の内奥部に向けて押し込む方向の外力が加わっても、充填材19がクッションとなって耐震パネル7に加わる衝撃を緩和できる。以上より、外力に対する耐震パネル7の耐性を向上させることができる。
<Summary of Configuration, Action, and Effect of the Present Invention>
The wall structure of the
In the wall structure of the
Further, in the wall structure of the
第2の本発明に係る木造建物1の壁構造において、溝12A〜12Iは、開口周縁から内奥方向に設けられ、溝幅が開口周縁の幅W12U以下の狭隘部12a、12fと、狭隘部12a、12fよりも内奥方向に設けられ、溝幅が狭隘部の溝幅よりも広い広幅部12b〜12e、12g〜12kと、を備えることを特徴とする。
この木造建物1の壁構造では、溝12の開口周縁と広幅部12b〜12e、12g〜12kとの間に狭隘部12a、12fが設けられているので、枠部材X(土台4、柱6、梁8、および軒桁11)における溝12A〜12Iの開口近傍部分に対して十分な厚みを確保でき、枠部材Xの破損を効果的に抑制できる。
In the wall structure of the
In this wall structure of the
第3の本発明に係る木造建物1の壁構造において、構造用合板16は、板厚方向に間隔を空けて複数枚配置され、間柱17は、板厚方向の一側に位置する構造用合板16における当該一端側の表面に、構造用合板16の縦方向に沿って接合され、反り止め18は、板厚方向の他側に位置する構造用合板16における当該他側の表面に、構造用合板16の横方向に沿って接合され、耐震パネル7E〜7Kは、板厚方向に隣り合う構造用合板16同士の間に配置されるとともに、一方の構造用合板16と他方の構造用合板16のそれぞれに接合された芯材17´をさらに備える、ことを特徴とする。
この木造建物1の壁構造において、耐震パネル7E〜7Kは、複数枚の構造用合板16を備えているので、1枚の構造用合板16を備える耐震パネル7C〜7Dに比べて剛性をさらに高めることができる。また、芯材17´によって隣り合う構造用合板16を厚さ方向に離隔させることができるので、断熱性や遮音性を向上させることができる。
In the wall structure of the
In the wall structure of the
第4の本発明に係る木造建物1の壁構造において、構造用合板16は、板厚方向に間隔を空けて複数枚配置され、間柱17は、板厚方向の一側に位置する構造用合板における当該一端側の表面に、当該構造用合板16の縦方向に沿って接合され、反り止め18´は、板厚方向に隣り合う構造用合板16同士の間に配置されるとともに、一方の構造用合板16と他方の構造用合板16のそれぞれに接合された、ことを特徴とする。
この木造建物1の壁構造において、耐震パネル7L〜7Mは、複数枚の構造用合板16を備えているので、1枚の構造用合板16を備える耐震パネル7C〜7Dに比べて剛性をさらに高めることができる。また、反り止め18´によって隣り合う構造用合板16を厚さ方向に離隔させることができるので、断熱性や遮音性を向上させることができる。
In the wall structure of the
In the wall structure of the
1…木造建物、2…基礎、3…基礎パッキン、4…土台、5A…一階部分の床板、5B…二階部分の床板、6…柱、6A…一階部分の柱、6B…二階部分の柱、6C…円柱、6D…八角柱、7…耐震パネル、7A…一階部分の耐震パネル、7B…二階部分の耐震パネル、7C…標準幅の耐震パネル、7D…広幅の耐震パネル、7E〜7J…第2実施形態の壁構造に用いられる耐震パネル、7K…第3実施形態の壁構造に用いられる耐震パネル、7L…第4実施形態の壁構造に用いられる耐震パネル、7M…第4実施形態の第1変形例の壁構造に用いられる耐震パネル、7N…第5実施形態の壁構造に用いられる耐震パネル、8…梁、9…窓まぐさ、10…窓台、11…軒桁、12…枠部材(土台、柱、梁、及び軒桁)に設けられた溝、12A…第1変形例の溝、12a…等幅狭隘部、12b〜12e…広幅部、12f…狭幅狭隘部、12g〜12k…広幅部、13…外壁パネル、14…外壁材、15…内壁パネル、16…構造用合板、16a…構造用合板の端縁、17…間柱、17´…芯材、18…反り止め、18´…反り止め、19…充填材、X…枠部材、SP…スペーサ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記壁パネルの各端縁に沿って配置され、前記各端縁のそれぞれに対向する面に、当該端縁が挿入される溝が設けられた木製の枠部材と、を備える建物の壁構造の構築方法であって、
前記壁パネルは、
長方形の構造用合板と、
前記構造用合板の表面に、当該構造用合板の縦方向に沿って接合された間柱と、
前記構造用合板における前記間柱が設けられた表面とは別の表面に、当該構造用合板の横方向に沿って接合された反り止めと、
を備え、
前記溝は、前記構造用合板の端縁が挿入されるものであって、開口周縁の幅よりも内奥部の少なくとも一部の溝幅が広く設けられ、
前記構造用合板の端縁が挿入された状態で、前記溝の最奥面と当該最奥面と対向する前記構造用合板の端縁との間には間隔が空けられ、
前記溝の内面と当該溝に挿入された前記構造用合板の端縁との隙間には、弾性を有した樹脂製の充填材が充填されており、
硬化前の前記充填材を前記溝に充填した後、前記構造用合板の端縁を前記溝に挿入することによって、前記充填材を前記構造用合板の端縁を覆う状態にする
ことを特徴とする建物の壁構造の構築方法。 Wooden rectangular wall panels,
Wherein are arranged along each edge of the wall panel, the on opposite sides to each of the end edges, the wall structure of a building groove in which the edge is inserted to Ru and a wooden frame member provided The construction method of
The wall panel is
A rectangular structural plywood;
On the surface of the structural plywood, the studs joined along the longitudinal direction of the structural plywood,
A warp stop joined along a lateral direction of the structural plywood to a surface different from the surface provided with the studs in the structural plywood,
With
The groove is inserted with an edge of the structural plywood, and at least a part of the groove width of the inner back portion is wider than the width of the opening periphery,
With the edge of the structural plywood inserted, there is a gap between the innermost surface of the groove and the edge of the structural plywood facing the innermost surface,
The gap between the edges of the structural plywood inserted into the inner surface and the groove of the groove, and a resin filler is Hama charge having elasticity,
After filling the groove with the unfilled filler, the edge of the structural plywood is inserted into the groove so that the filler covers the edge of the structural plywood. A method for constructing a wall structure of a building .
前記開口周縁から内奥方向に設けられ、溝幅が前記開口周縁の幅以下の狭隘部と、
前記狭隘部よりも前記内奥方向に設けられ、溝幅が前記狭隘部の溝幅よりも広い広幅部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の建物の壁構造の構築方法。 The groove is
A narrow portion having a groove width equal to or smaller than the width of the opening periphery, provided in the inner and rear direction from the opening periphery,
A wider portion provided in the inner depth direction than the narrow portion, the groove width being wider than the groove width of the narrow portion;
The building wall structure construction method according to claim 1, further comprising :
前記間柱は、板厚方向の一側に位置する前記構造用合板の表面に、前記構造用合板の縦方向に沿って接合され、
前記反り止めは、板厚方向の他側に位置する前記構造用合板の表面に、前記構造用合板の横方向に沿って接合され、
前記壁パネルは、板厚方向に隣り合う前記構造用合板同士の間に配置されるとともに、一方の前記構造用合板と他方の前記構造用合板のそれぞれに接合された芯材をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の壁構造の構築方法。 A plurality of the structural plywood are arranged at intervals in the thickness direction,
The stud is joined to the surface of the structural plywood located on one side in the plate thickness direction along the longitudinal direction of the structural plywood,
The warp stopper is joined to the surface of the structural plywood located on the other side in the plate thickness direction along the lateral direction of the structural plywood,
The wall panel further includes a core member disposed between the structural plywoods adjacent to each other in the plate thickness direction and bonded to each of the one structural plywood and the other structural plywood,
The method for constructing a wall structure of a building according to claim 1 or 2.
前記間柱は、板厚方向の一側に位置する前記構造用合板の表面に、当該構造用合板の縦方向に沿って接合され、
前記反り止めは、板厚方向に隣り合う前記構造用合板同士の間に配置されるとともに、一方の前記構造用合板と他方の前記構造用合板のそれぞれに接合された、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の壁構造の構築方法。 A plurality of the structural plywood are arranged at intervals in the thickness direction,
The studs are joined to the surface of the structural plywood located on one side in the plate thickness direction along the longitudinal direction of the structural plywood,
The warp stopper is disposed between the structural plywood adjacent to each other in the plate thickness direction, and is bonded to each of the one structural plywood and the other structural plywood,
The method for constructing a wall structure of a building according to claim 1 or 2.
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