JP6281067B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機(以下、弾球遊技機ともいう)に関するものである。
現在のパチンコ機は、遊技領域に設けた始動口への遊技球の入賞に基づいて乱数を抽出し、当該乱数によって当否判定を実行し、当否判定の結果が当りであれば、大当り遊技を開始するものが一般的である。
また、遊技領域に始動口を2個設け、各々の始動口に対応した特別図柄を2種類設け、各々の特図で大当りと判定された場合に、発生する大当り遊技の価値の大きさを異ならせることで、遊技にメリハリをつけるパチンコ機も存在する。
近年では、遊技領域に設けた特定の入球口に遊技球が入球すると、発生する大当り遊技の価値の大きさが異なる2個の始動口に遊技球を交互に振り分けるパチンコ機もあり、このような構成にすることで、通常時において特別図柄毎にメリハリのある遊技を実行可能とすることができるとともに、従来、通常時の保留個数を基本的には4個までしか出来なかったが、上述した構成にすることで、保留個数を8個まで可能とすることができ、保留記憶が満タンとなると無駄に始動口に入賞する可能性が低くなる。
特開2013−244386
しかし、上述したようにそれぞれの特別図柄に対応する始動口に交互に入球させる入球装置を備え、発生する大当り遊技の価値を大きく異ならせたパチンコ機としても、遊技価値が異なる始動口を交互に入球させるだけであり、面白みに欠けるものがあった。
そこで本発明は上述した入球装置内に振り分け機構を備えた構成において、今までにない遊技性を実現することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項1の弾球遊技機は、遊技盤上に普通図柄始動口と、該普通図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて普通図柄の当否を判定する普通図柄当否判定手段と、該普通図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置に当りを示す普通図柄が表示されることで普通電動役物を閉鎖状態から遊技球の入球が遊技者にとって有利となる開放状態に変化させる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、前記遊技盤上に遊技球が入球可能な第1特別図柄始動口及び前記普通電動役物として構成された第2特別図柄始動口と、前記第1特別図柄始動口又は該第2特別図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて特別図柄の当否を判定する特別図柄当否判定手段と、該特別図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が表示されることで特別入賞口の開放動作を行う大当り遊技状態を実行する大当り遊技実行手段と、該大当り遊技状態終了後に、少なくとも前記普通図柄当否判定手段により当りと判定される確率が通常の遊技状態よりも向上した普通図柄高確率遊技状態へと移行させる普通図柄確率移行手段とを備えた弾球遊技機において、入口から入球した遊技球を通路A又は通路Bに振り分ける振分装置を備え、該通路Aの下方には前記普通図柄始動口、該通路Bの下方には前記第1特別図柄始動口を配置する構成とし、前記第2特別図柄始動口は、前記振分装置により振り分けられる箇所とは異なる箇所に備えられており、前記振分装置は、前記普通図柄始動口へと振り分ける回数又は前記普通図柄の変動回数を計数する普通図柄計数手段と、該普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記通路Bへと振り分けるように変化させる振分制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の弾球遊技機は、遊技盤上に普通図柄始動口と、該普通図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて普通図柄の当否を判定する普通図柄当否判定手段と、該普通図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置に当りを示す普通図柄が表示されることで普通電動役物を閉鎖状態から遊技球の入球が遊技者にとって有利となる開放状態に変化させる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、前記遊技盤上に前記普通電動役物として構成された特別図柄始動口と、前記特別図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて特別図柄の当否を判定する特別図柄当否判定手段と、該特別図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が表示されることで特別入賞口の開放動作を行う大当り遊技状態を実行する大当り遊技実行手段と、該大当り遊技状態終了後に、少なくとも前記普通図柄当否判定手段により当りと判定される確率が通常の遊技状態よりも向上した普通図柄高確率遊技状態へと移行させる普通図柄確率移行手段とを備えた弾球遊技機において、入口から入球した遊技球を通路A又は通路Bに振り分ける振分装置を備え、該通路Aの下方には前記普通図柄始動口、該通路Bの下方には前記特別図柄始動口を配置する構成とし、前記特別図柄始動口は、前記普通電動役物が前記閉鎖状態であっても前記振分装置により前記通路Bへと振り分けられた遊技球の入球を容易とし、前記普通電動役物が前記開放状態に変化することで、前記通路B以外からの遊技球も入球を容易とする構成とし、前記振分装置は、前記普通図柄始動口へと振り分ける回数又は前記普通図柄の変動回数を計数させる普通図柄計数手段と、該普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記振分装置を前記通路Bへと振り分けるように変化させる振分制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1及び請求項2に記載の普通図柄始動口へと振り分ける回数とは、普通図柄始動口に入球した遊技球の入球数を検出する構成が考えられる。また、請求項1及び請求項2に記載の振分装置の入口に、該入口から入球した遊技球を検出する振分装置検出手段と、該振分装置の入口から入球した遊技球の入球数を計数する振分装置計数手段とを設け、該振分装置の入口に入球した遊技球の入球数を計数する構成が考えられる。また、遊技球が前記振分装置の入口への入球及び前記普通図柄始動口への遊技球の入球の両方を検出した場合に、普通図柄計数手段により計数される構成にしてもよい。
請求項1及び請求項2に記載の普通図柄計数手段による所定回数までの計数は、大当り遊技実行手段により実行される大当り遊技状態終了後からの計数した値でもよいし、当り遊技実行手段により実行された当り遊技終了後や振分装置を振り分けるように変化させてからの計数した当りでもよく、特に限定されない。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、前記普通図柄当否判定手段による当りと判定される確率は、少なくとも通常の遊技状態においては前記特別図柄当否判定手段による当りと判定される確率よりも低い確率としたことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機において、前記振分制御手段は、前記普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記振分装置を前記通路Bに振り分けるように変化させるか否かの抽選を行う振分抽選手段を備え、該振分抽選手段により前記振分装置の振り分けに当選したことに起因して前記振分装置を前記通路Bへと振り分けるように変化させたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機において、前記振分装置は、前記振分制御手段により前記通路Bへと振り分けるように変化されてから所定期間のみ前記通路Bへと振り分けることを特徴とする。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、入口から入球した遊技球を通路A又は通路Bへと振り分ける振分装置を備え、該通路Aに普通図柄始動口、該通路Bに遊技球の入球可能な第1特別図柄始動口を配置し、普通図柄計数手段により計数された回数が所定回数に達した場合には、振分制御手段により制御された振分装置は、前記入口から入球した遊技球を前記通路Bへと振り分けることになるため、遊技球を普通図柄始動口へと振り分け、普通図柄を変動させ、普通図柄表示装置に当りを示す普通図柄が表示されなくても、特別図柄の変動が可能となる。これにより、なかなか当りを引くことができない遊技者への救済措置とすることが可能となる。
また、前記普通図柄計数手段により計数された回数が所定回数に達すると一度のチャンスを得ることができるため、ある程度遊技を行った遊技者に遊技を継続するきっかけを与えることになり、遊技店の弾球遊技機の稼働率を上げることが可能となる。このため、今までのような入口に入球した遊技球を振分装置により各々の始動口へと振り分ける構成とは違い斬新な構成であるため、遊技者に今までにない面白みを与えることが可能となる。
請求項2に記載の弾球遊技機によれば、請求項1の効果を得られるだけでなく、通路Bに閉鎖状態から遊技球の入球が遊技者にとって有利となる開放状態へと変化する普通電動役物として構成された特別図柄始動口を配置することで、振分装置により振り分けられる箇所とは異なる箇所に別の特別図柄始動口を備える必要がなくなる。
請求項3に記載の弾球遊技機によれば、普通図柄当否判定手段による当りと判定される確率は、少なくとも特別図柄当否判定手段による当りと判定される確率よりも低い確率となっているため、入口から入球した遊技球を振分装置により通路Bへと振り分けることが、より一層重要な役割を果たすことが可能となり、普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に到達させたいという目標に遊技者が躍起となる。
請求項4に記載の弾球遊技機によれば、振分抽選手段は、普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、振分装置を通路Bへと振り分けるように変化させる否かを抽選することになるため、普通図柄の当否判定の結果だけでなく、振分抽選手段による抽選の結果を楽しむことができ、遊技者に今までない楽しみを与えることができる。
請求項5に記載の弾球遊技機によれば、振分装置を通路Bへと振り分けるように変化させるように構成しても、普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達してから所定期間のみ前記通路Bへと振り分けられるため、所定期間で前記振分装置に遊技球を入球させなければならないというスリルのある遊技を遊技者に提供することが可能となる。
本発明のパチンコ機50の正面図。 パチンコ機50の遊技盤1の正面図。 始動口振分装置13の正面図。 パチンコ機50の背面図。 パチンコ機50の電気構成図。 パチンコ機50の主制御装置80で実行されるメインルーチンの概要を示すフローチャート。 主制御装置80が実行する普図始動入賞確認処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する普通図柄当否判定処理のフローチャート4。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する普通図柄遊技処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート4。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3。 主制御装置80が実行する第1切替処理のフローチャート。 主制御装置80が実行する第2切替処理のフローチャート。 (a) 実施例1におけるパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブル,(b)振分装置101に関するテーブル,(c)大当り図柄とリミッタ未作動時又はリミッタ作動時における大当り遊技終了後の遊技状態との関係を示すテーブル。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例1。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例2。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例3。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例4。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例5。 実施例1における演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例6。 実施例2主制御装置80が実行する特図始動入賞確認処理のフローチャート。 実施例2の主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート1。 実施例2の主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート2。 実施例2におけるパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブル。 実施例2における高確率遊技状態中の演出図柄表示装置6で表示する疑似演出の表示例。 特別図柄始動口15及び普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12を搭載したパチンコ機50の遊技盤1の正面図。 特別図柄始動口15及び普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12を搭載したパチンコ機50の始動口振分装置13の正面図。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
[実施例1]
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
なお、ヒンジ53が設けられている外枠51と逆側(ここでは右側)には、外枠51と内枠70及び内枠70と前枠52との施錠等を行うためのスライド錠39が設けられている。
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
上皿55の外周中央部には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2は、本実施例のパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている(図2では省略)。なお、本実施例の遊技盤1のセンターケース5の下方には、誘導通路(4a、4b、4c及び4d)が設けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する。)の画面を臨ませる窓等を備えている。
センターケース5のほぼ中央下方には、始動口振分装置13が配置され、更にそのセンターケース5の右斜め下方位置には、普通図柄始動ゲート17が配置されている。なお、普通図柄始動ゲート17は、遊技球が通過可能なゲートとなっている。なお、図3の始動口振分装置13の左方には、普通図柄始動口11が設けられている。
普通図柄(以下、単に普図という)始動口及び普通図柄始動ゲートは普図の当否抽選を実行する始動口であり、普図始動口11又は普図始動ゲート17のいずれかに遊技球が入球すると普図の当否判定用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数は普図の保留記憶として記憶される。
始動口振分装置13いわゆるエイトチャッカについて、図3を用いて説明する。
図3(a)に示すように、始動口振分装置13には、左方には普通図柄始動口11、右方に普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12、入口104、振分装置101、排出口102(排出口102a、102b、102c)から構成されている。該特別図柄始動口12は特別図柄(以下、単に特図という)の当否抽選用の始動口であり、特別図柄始動口12に遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、これらの乱数に基づいて特図の当否判定が行われる。
なお、本実施例の始動口振分装置13の内部に設けられた普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12を備える構成としているが、これに限定されることない。例えば、普通電動役物により開閉可能に設けられた始動口振分装置13を備える構成にしてもよい。
図3(a)から図3(d)の図を用いて、通常の遊技状態時の始動口振分装置13の振り分け処理について説明する。
遊技球Bが始動口振分装置13の入口104に流下してくると(図3(a))、図3(b)のように、遊技球Bが入口104から入球し、始動口振分装置13の内部へと移動する。入口104から入球した遊技球Bを普通図柄始動口11に振り分けるために振分装置101は、図3(a)から図3(d)に示すように特別図柄始動口12側に傾いている。そのため、特別図柄始動口12側の流下経路100bは封鎖され、遊技球Bは特別図柄始動口12側には移動できない。そのため、遊技球Bは普通図柄始動口11側の流下経路100aへと移動することになる。その後、図3(c)に示すように普通図柄始動口11側の流下経路100aと移動し、遊技球Bは普通図柄始動口11に入球するか又は、排出口102b、排出口102cから排出される(図3(d))。
図3(e)から図3(h)を用いて、特別図柄始動口12に振り分けられる場合の振り分け処理について説明する。
振分装置101は、後述する普通図柄始動口11に入球回数が300回に達して図22のS915による抽選に当選した場合には、図3(e)から図3(h)に示すように入口104から入球した遊技球Bを特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換える。
そして、新たな遊技球Bが始動口振分装置13の入口104に流下してくると(図3(e))、図3(f)に示すように、遊技球Bが入口104から入球し、始動口振分装置13の内部へと移動する。そして、図3(e)から図3(h)に示すように普通図柄始動口11側に傾いているため、普通図柄始動口11側の流下経路100aは封鎖され、遊技球Bは普通図柄始動口11側には移動するができない。そのため、遊技球Bは特別図柄始動口12側の流下経路100bへと移動することになる(図3(f))。その後、図3(g)に示すように特別図柄始動口12側の流下経路100bへと移動し、遊技球Bは特別図柄始動口12に入球する(図3(h))。なお、遊技球Bは特別図柄始動口12に入球するか、排出口102a又は排出口102cから排出される構成にしてもよい。
その後、特別図柄始動口12に遊技球Bが1個入球したことで、普通図柄始動口11に振り分けるように振分装置101を切り替える。
なお、本図例の遊技盤1の始動口振分装置13に代えて、排出口102(排出口102a、102b、102c)が設けられていない入球口振分装置を備える構成にしてもよい。
本実施例の始動口振分装置13には排出口102aが開いている。この排出口102aがあるため、パチンコ機50が開放延長状態に移行すると、普通電動役物が適切に開放状態となることができる。遊技盤1には、第1誘導部材4a、第2誘導部材4b、第3誘導部材4c、第4誘導部材4d設けられており、これらが上述した誘導通路に相当する。なお、本実施例の第1誘導部材4aから第4誘導部材4dは、単なる連続した複数の遊技釘4である。この誘導通路を設けることで、普図確率変動機能及び開放延長機能(時短機能)が作動している遊技状態(時短状態)において、遊技者が発射ハンドル64を操作して、センターケース5の右側に遊技球を打ち出し、打ち出された遊技球は誘導通路に誘導され、開放状態中の特別図柄始動口12に入球させることが可能となる。
図2に戻る。遊技領域の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、7セグメント表示装置からなる特別図柄が変動表示される特別図柄表示装置9等が配置されている。
始動口振分装置13の右方にはアタッカー式の大入賞口14が配置されている。また、始動口振分装置13の左方には、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33が設けられている。また、大入賞口14の右方には、右入賞口34が設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。これら普通入賞口を総じて一般入賞口31ともいう。
パチンコ機50の裏面は図4に示すとおり、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には(図5も参照のこと)、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。なお、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83がサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
このパチンコ機50の電気的構成は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、普図始動口11に入球した遊技球を検出する第1普通図柄作動スイッチ11a、普通図柄ゲート17に入球した遊技球を検出する第2普通図柄作動スイッチ17a、特別図柄始動口12に入球した遊技球を検出する特図始動口スイッチ12a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントスイッチ14a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34に入球した遊技球を検出する入賞口スイッチ31a等の検出信号が入力される。なお、入賞口スイッチ31aの符号は第1左入賞口31に対応しているが、前記各一般入賞口、すなわち第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34に対してそれぞれ入賞口スイッチが設けられており、各一般入賞口に遊技球が入ったことを個別に検出可能に構成されている。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、及び普通図柄保留数表示装置8等の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図5では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで特別図柄始動口12の開閉を制御し、振分装置ソレノイド101bを制御することで、振分装置101の傾きを制御する。なお、本実施例では、振分装置101を制御するために、振分装置ソレノイド101bを設けているが、ソレノイドに限定されることなくモータでもよい。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当し、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドは演出中継端子板65を介して受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67およびジョグダイヤル68が接続されており、遊技者がこれら各ボタン67、68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6に表示させる。
メインルーチンを図6に従って説明する。メインルーチンは、約2msec毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施形態では、S10〜S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(S70)に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理が実行される(S20)。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「299」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「299」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「299」までの300個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお、大当り決定用乱数の最初の値は、初期値乱数設定処理で設定された値となる。この値が250であったとすると、大当り決定用乱数は「250」「251」「252」・・・「299」「0」「1」・・・と更新されていく。
なお、大当り決定用乱数が1巡(300回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前述の例では大当り決定用乱数が「249」になると1巡であるから、「249」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「249」「87」「88」・・・「299」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」〜「239」の240個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S30に続く当り決定用乱数更新処理(S35)は、「0」〜「299」の300個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄(特図ともいう)の抽選に使用する。なお、なお、後述する図16のS550によって、「0」〜「239」の240個の大当り図柄決定用乱数を用いて図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、一つの大当り図柄を決定している。本実施例では図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、1つの図柄に対して均等に40個の大当り図柄決定用乱数が振り分けられているため、240個の大当り図柄決定用乱数を用いて、1種類の図柄が決定される確率は、約17%となる。よって、本実施例の図24(c)に示す各々の図柄は均等に選択される構成となっている。本実施例では、当該リーチ判定用乱数、普通図柄の抽選にも流用している。また、普通図柄の当り図柄決定用乱数は、特別図柄の大当り図柄決定用乱数を流用する構成となっている。なお、特別図柄とは独立した当り図柄決定用乱数及び普通図柄のリーチ判定用乱数を備えた構成にしてもよい。本実施例では、図24(c)に示すように、ハズレ図柄が1種類のみしか設けていない構成となっているが、特別図柄及び普通図柄はハズレ図柄決定用乱数を設ける構成にしてもよい。
リーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時に当選する値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時に当選する値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時に当選する値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。続く入賞確認処理(S50)では、第1普通図柄の始動口10、第2普通図柄の始動口11又は特別図柄の始動口12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。本実施例では、遊技球が始動口11,12,17に入賞すると当り決定用乱数又は大当り決定用乱数、当り図柄決定用乱数又は大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を普通図柄始動口11又は普通図柄ゲート17とで4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が対応する始動口(普通図柄始動口11)に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、普図当り又は大当りか否かを判定する条件成立判定手段としてのS55の当否判定処理(普図当否判定処理又は特別図柄当否判定処理)を行う。この当否判定処理(S55)が終了すると、続いて不正監視処理(S60)が実行される。不正監視処理(S60)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けている。
続く各出力処理(S65)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S70)から構成されるが、前述したS20と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S65までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図6に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。また、前述した当り決定用乱数更新処理(S35)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
図7に示す普図始動入賞確認処理は、普通図柄始動口11又は普通図柄ゲート17への入球があるか否かを判定し(S100)、入球があれば(S100:yes)、普図の保留記憶が満杯であるか否かを判定する(S105)。否定判定の場合には(S105:no)、S110の処理で普通図柄の当り決定用乱数、当り図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数などの各種乱数を抽出し、抽出された各種乱数が保留記憶として主制御装置80のメモリに記憶される(最大4つ)。そして、普図保留数表示装置8の表示制御、演出図柄表示装置6やサブ統合制御装置83への普図保留数コマンド送信処理を行い(S115)、リターン(終了)する。また、否定判定(S100:no)及び肯定判定(S105:yes)の場合には、そのまま終了となる。
図8に示す普通図柄当否判定処理は、特別図柄始動口12を開放させるための普通電動役物が作動中であるか否かを判定する(S150)。普通電動役物が作動していない場合には(S150:no)、普図が変動中である否かを判定する(S155)。変動中でなければ(S155:no)、確定図柄が表示されているかを判定する(S160)。なお、普通電動役物が作動中である場合には(S150:yes)、普通図柄遊技処理に移行する。
普図が変動中の場合には(S155:yes)、図10に示すS250に移行する。
S250では、図柄変動時間を経過したか否かを判定する。肯定判定の場合には(S250:yes)、対応した普通図柄の確定図柄表示処理を行い(S255)、普通図柄遊技処理に移行する。確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、普通図柄表示装置7にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。なお、図柄変動時間を経過していない場合には(S250:no)、そのまま普通図柄遊技処理へと移行する。
図8に戻る。確定図柄が表示中でなければ(S160:no)、普図の保留記憶があるか否かを判定し(S165)、普図の保留記憶があれば(S165:yes)、普図の保留記憶数をデクリメントし(S170)、S175に移行する。なお、普図の保留記憶がなければ(S165:no)、そのまま普通図柄遊技処理に移行する。
確定図柄表示中の場合には(S160:yes)、図11に示すS300に移行する。S300で確定図柄表示時間が終了したか否かを判定する。確定図柄表示時間が終了した場合には(S300:yes)、確定図柄の表示を終了し(S305)、普図の当りの組合せであるか否かを判定する(S310)。肯定判定の場合には(S310:yes)、普図当り開始演出処理を行い(S315)、普通図柄遊技処理へと移行する。確定図柄表示時間を終了していない場合(S300:no)及び普図当りの組合せではない場合は(S310:no)、そのまま普通図柄遊技処理へと移行する。
図8に戻る。S175では保留記憶の中で最も古いものを読み込んで(その保留記憶は消去する)、時短フラグがセットされている(すなわち1)か否かを判定する。ここで時短フラグが1とは、現在のパチンコ機50が、普図確率変動機能が作動する遊技状態であることを意味する。肯定判断であれば(S175:yes)、読み込んだ普通図柄の当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合し(S180)、図9のS200に移行する。否定判断された場合(S175:no)は、S185にて当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合し、図9のS200へと移行する。なお、本実施例では通常の遊技状態の普通図柄確率は1/300に設定し、普図確率変動機能が作動する遊技状態の普通図柄確率は299/300に設定している。よって、普図確率変動機能が作動する遊技状態に移行すると、当りを得る可能性が高い構成となっている(図24(a))。
図9のS200では普図の当りか否かを判定し、当りであれば(S200:yes)、当り図柄決定用乱数に基づいて当り図柄を決定し(S205)、変動パターン決定用乱数に基づいて当りの変動パターンを決定する(S210)。その後、普通図柄の当り設定処理を行う(S215)。一方、普図が当りでなければ(S200:no)、ハズレの変動パターンを決定する(S220)。その後、S225に移行し、普通図柄表示装置7の変動開始、およびサブ統合制御装置83へ普図変動開始コマンドを送信し(S225)、普通図柄遊技処理に移行する
S65の各当否判定処理の内、普通図柄遊技処理について、図12〜14を用いて説明する。先ず、図12のS350において、普通電動役物が作動中であるか否かを判定する。肯定判定の場合には(S350:yes)、普通電動役物が開放中か判定する(S355)。一方、普通電動役物が作動中ではない場合には(S350:no)、そのまま終了(リターン)となる。
普通電動役物が開放中でなければ(S355:no)、普図当り終了演出中か判定し(S360)、普図当り終了演出中でなければ(S360:no)、普図当り開始演出時間が経過したか確認し(S365)、普図当り開始演出時間が経過していれば(S365:yes)、S370の普通電動役物の開放処理で普通電動役物を開放して終了する。
図12のS355の処理で普通電動役物が開放中であれば(S355:yes)、図13のS400に移行する。そして、普通電動役物に10個(規定数)の入球があったか否かの判定する(S400)。肯定判定の場合には(S400:yes)、普通電動役物閉鎖処理(S410)行い、普図当り終了演出処理を実行して(S415)、終了となる。一方、普通電動役物に10個(規定数)の入球がない場合には(S400:no)、普通電動役物の開放時間が終了となったか否かを判定する(S405)。肯定判定の場合には(S405:yes)、S410に移行する。なお、否定判定の場合には(S405:no)、そのまま終了となる。
図12のS360の処理で普図当り終了演出中であれば(S360:yes)、図14に示すS450に移行し、普図当り終了演出時間が経過したか否か確認する(S450)。普図当り終了演出時間が経過していれば(S450:yes)、普図当り終了コマンド送信の処理(S455)を実行し、この処理でサブ統合制御装置83に普図当り終了コマンドを送信し、普通図柄遊技を終了する。なお、普図当り終了演出時間が経過していない場合には(S450:no)、そのまま普通図柄遊技処理を終了する。
S55の当否判定処理の内、特別図柄に係る当否判定などを行なう処理は、図15〜図18に示すようなものである。先ず、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S500)。否定判断の場合には(S500:no)、特別図柄が変動中でなく(S505:no)、確定図柄の表示中であるか否かを判定する(S510)。なお、S500の判定が肯定判定の場合には(S500:yes)、特別遊技処理へと移行する。
図15のS505で肯定判定の場合には(S505:yes)、図17のS600に移行する。S600では図柄変動時間を経過したか否かを判定する。肯定判定の場合には(S600:yes)、確定図柄表示処理を行い(S605)、特別遊技処理へと移行する。なお、否定判定の場合には(S600:no)、そのまま特別遊技処理へと移行する。
図15のS510で肯定判定の場合には(S510:yes)、図18のS650に移行する。S650では確定図柄表示時間を終了したか否かを判定する。肯定判定の場合には(S650:yes)、確定図柄表示を終了し(S655)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S660)。なお、確定図柄表示時間が終了していない場合には(S650:no)、そのまま特別遊技処理へと移行する。
確定表示された特別図柄が大当りになる図柄の場合には(S660:yes)、S665に移行し、S665において確変フラグが1か否かを判定する。確変フラグが1とは、特図確率変動機能が作動する遊技状態(高確率遊技状態)であることを意味する。確変フラグが1であれば(S665:yes)、S670にて確変フラグを0にし、S675に移行する。確変フラグが1でなければ(S665:no)、そのままS675に合流する。S675では、時短フラグが1か否かを判定する。時短フラグが1であれば(S675:yes)、S680にて時短フラグを0にし、S685に移行する。時短フラグが1でなければ(S675:no)、そのままS685に合流する。時短フラグが1とは、普図確率変動機能及び開放延長機能(時短機能)が作動する遊技状態(時短状態)であることを意味する。
S685では条件装置作動開始処理により、大当りフラグをセットする。続くS690にて役物連続作動装置を作動させ、S695にて大当り開始演出処理を行ない、特別遊技処理へと移行する。大当り開始演出処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。
S660で、確定表示させた特別図柄が大当りになる表示でないと判定された場合は(S660:no)、S700で確変フラグが1か否かを判定し、1であれば(S700:yes)、確変回数が0か否かを判定する(S705)。確変回数が0であれば(S705:yes)、S710にて確変フラグを0にしてS715に進む。なお、本実施例においては、確変回数は10000回が設定されており、特別図柄の当選確率が1/1.98なので、大当りする可能性が高い構成となっている(図24(a))。なお、特別図柄の当選確率から確変回数は10000回に限定されることなく、例えば1回でもよい。確変フラグが1でないとき(S700:no)又は確変回数が0ではないとき(S705:no)はそのままS715に移行する。
S715では、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S715:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S720)。なお、本実施例では時短回数が100回に設定されており、特別図柄の当選確率は1/2に設定されており、ほぼ次回に大当りする可能性が高い構成となっている。また、後述するリミッタ作動時の時短回数を例えば1回に設定することで、当るか否かをよりスリルな遊技性を用いる構成にしてもよい。
時短回数が0であれば(S720:yes)、S725にて時短フラグを0にしてS730に進む。時短フラグが1でないとき(S715:no)又は時短回数が0ではないとき(S720:no)はそのままS730に移行する。なお、時短回数は100回に設定してもよい。無論、これに限定されることなく、例えば、時短回数1回にしてもよい。時短フラグを1にすると本実施例では普通図柄の普図確率変動機能と普通電動役物12の開放延長機能をセットする。これにより、普通図柄の当選確率は、299/300に設定され、普通電動役物の開放延長時は1回の開放時間を5.800秒に設定されている(図24(a))。
図15にもどる。特別図柄始動口12(普通電動役物)への入球があるか否かを判定する(S515)。特別図柄始動口12への入球があれば(S515:yes)、次にS520の処理で、確変フラグが1であれば(S520:yes)、高確率の当否判定用テーブルで当否判定を行うようにセットする(S525)。確変フラグが1でなければ(S520:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルで当否判定を行うようにセットする(S530)。そしてS535の処理では、S525またはS530の処理でセットした当否判定用テーブルと大当り判定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う。なお、特別図柄始動口12への入球がなければ(S515:no)、そのまま、特別遊技処理へと移行する。
一方、S535において大当りではないと判定された場合には(S535:no)、大当り図柄決定用乱数によってハズレ図柄を決定する(S540)。変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S545)、ハズレ設定処理(S546)を行って図16のS596に合流する。
図10のS535において、大当りと判定された場合には(S535:yes)、図16のS550に移行する。大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄(当り図柄ともいう)を決定し(S550)、変動パターン決定用乱数に基づいて大当りの変動パターンを決定する(S555)。
続いて、S560〜S598の処理において、確定された特別図柄に基づいて大当り遊技終了後に移行する遊技状態が設定される。なお、図24(c)に示すように図柄は、7種類で、ハズレの図柄0を除いた図柄1から図柄6によって遊技状態を選択する。
本実施例のパチンコ機50の遊技状態は3種類に分かれる。先ず、一つ目の遊技状態として、普図確率変動機能及び普通電動役物の開放延長機能(時短機能)が作動する遊技状態(時短状態)と特図確率変動機能が作動する遊技状態(高確率遊技状態)である。次に、普図確率変動機能及び普通電動役物の開放延長機能(時短機能)が作動する遊技状態(時短状態)がある。そして、最後に普図確率変動機能及び普通電動役物の開放延長機能(時短機能)及び特図確率変動機能が作動しない通常の遊技状態である。
先ず、図16のS560の処理において、確定された特別図柄(図24(c)に示す図柄1から図柄6)が大当り遊技終了後に高確率遊技状態に移行する確変図柄であるか否かを判定する。肯定判定の場合には(S560:yes)、リミッタのカウンタを加算し(S561)、S565において特別図柄の特図確率変動機能が作動する当り遊技の連続回数を制限するリミッタのカウンタを判定し、リミッタが作動していないか判定する。例えば、リミッタの規制回数は10回に設定し、カウンタが10に達するとリミッタが作動する。
リミッタが作動していなければ(S565:yes)、S570の処理において、特別図柄の確率変動機能を作動させるための確変設定フラグに1をセットする。
続くS575の処理において、普通図柄の普図確率変動機能および普通電動役物の開放延長機能を作動させるための時短設定フラグに1をセットする。その後、S599に移行する。よって、特別図柄の大当り遊技終了後の遊技状態は高確率遊技状態及び時短状態となる。
S561の処理において、カウンタが10に達し、リミッタが作動していれば(S561:no)、カウンタをクリアし(S580)、確変設定フラグを0にセットする(S585)。なお、S580の処理により、リミッタは再セットされる。
続くS590の処理ではリミッタが作動したときの大当り図柄は普図確変動機能と開放延長機能を合わせた時短機能を作動する時短有図柄であるか否か判定し、時短有図柄であれば(S590:yes)、S575の処理で時短設定フラグに1をセットする。この場合の特別図柄の大当り遊技終了後の遊技状態は、時短状態となる。
一方、時短有図柄でなければ(S590:no)、時短設定フラグに0をセットする(S595)。この場合、特別図柄の大当り遊技終了後の遊技状態は、通常の遊技状態となる。
なお、S560において確定された特別図柄が、高確率遊技状態に移行する確変図柄ではない場合には(S560:no)、リミッタカウンタをクリアし(S596)し、確変設定フラグを0にセットし(S597)、時短設定フラグに1をセット知る(S598)。この場合の特別図柄の大当り遊技終了後の遊技状態は時短状態となる。
図16のS575、S595又は図15のS546のいずれかの処理に続く特別図柄変動開始コマンド送信処理(S596)では特図表示装置9の特別図柄の変動開始、サブ統合制御装置83へ特図の変動開始に対応するコマンドを送信し、特別遊技処理に移行する。
図19〜図21を用いて、特別遊技処理について説明する。先ず、主制御装置80は、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S750)。役物連続作動装置が作動中でない場合(S750:no)は、そのまま本処理を終了(リターン)する。役物連続作動装置が作動中なら(S750:yes)、大入賞口14が開放中か否かを判断する(S755)。
大入賞口14の開放中ではない場合は(S755:no)、ラウンド間のインターバル中により大入賞口14が閉鎖しているのか判断する(S760)。インターバル中でもない場合は(S760:no)、大当り終了演出中であるか判断する(S765)。これも否定判定の場合は(S765:no)、大当り遊技を開始する演出に要する時間が経過したか否かを判定する(S770)。大当り開始演出時間が経過した場合は(S770:yes)、大入賞口開放処理(S775)を行なって本処理を終了する。
S755で大入賞口14が開放中であると判定された場合は(S755:yes)、図20のS800に進み、大入賞口14に1個入賞したか否かを判定する。なお、本実施例では1個だが、2個、3個でもよく、特に限定するものではない。大入賞口14に1個入賞した場合(S800:yes)にはS805に進み、大入賞口閉鎖処理を行う。そして、大当りインターバル処理(S815)を行なって、特別遊技処理を終了する。
一方、大入賞口14に1個入賞していない場合(S800:no)には、S805進み、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する。本実施例では、2ラウンドでの大当りの場合は各ラウンドの最大開放時間は1秒に設定している。無論、この秒数に限定するものではない。
開放時間が終了した場合(S805:yes)には、S810に合流し、終了していない場合(S805:no)は、特別遊技処理を終了する。
図19のS760でインターバル中であると判定された場合は(S760:yes)、図20のS820に進み、大当りインターバル時間が経過したか否かを判定する。インターバル時間が経過している場合(S820:yes)は、直前に大入賞口14が開いていたのが最終ラウンドか否かを判定する(S825)。最終ラウンドであれば(S825:yes)、大当り終了演出処理(S830)を行い、特別遊技処理を終了する。最終ラウンドでなければ(S825:no)、再び大入賞口14を開放する処理(S835)を行い、特別遊技処理を終了する。なお、大当りインターバル時間が経過していないと判定された場合(S820:no)には、そのまま特別遊技処理を終了する。なお、大入賞口14を開放・閉鎖する処理においては、サブ統合制御装置83にも信号を送信する。サブ統合制御装置83は、その信号に基づいて、現在のラウンドを把握し、該ラウンドに応じた演出を行なう。
図19のS765で大当りの終了演出中であると判定された場合は(S765:yes)、図21のS850に進み、大当り終了演出時間が経過したか否かを判定する。大当り終了演出時間が経過した場合には(S850:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S855)、条件装置の作動を停止する(S860)。なお、大当り終了演出の時間を経過していない場合には(S850:no)、そのまま終了となる。
そして、現在の確変設定フラグを参照し、次回の遊技状態で確変に移行するか否かを判定する(S865)。確変に移行する場合は(S865:yes)、確変回数を設定し(S870)、確変フラグを1に設定し(S875)、S880に移行する。確変フラグを1にすると、特別図柄の特図確率変動機能をセットする。本実施例では特別図柄の当選確率が向上する。特別図柄の当選確率が向上すると、当選確率は1/1.98に設定される。また、高確率遊技状態に移行しない場合(S865:no)はそのままS880に移行する。高確率遊技状態に移行しない場合の特別図柄の当選確率は、1/2に設定される。
S880では、次回の遊技状態で時短に移行するか否かを判定する。時短に移行する場合(S880:yes)は、時短回数を設定し(S885)、時短フラグを1に設定し(S890)、大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理(S895)を行ない、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信(S897)し、特別遊技処理を終了する。
本実施例のパチンコ機50が高確率遊技状態及び時短状態での特別図柄の当選確率は1/1.98で、時短状態での特別図柄の当選確率は1/2に設定されている。S885で設定される時短回数100回中にほぼ特別図柄で当選するため、実質的に次回の大当りまでの時短の継続を保証する。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の普図確率変動機能、普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能をセットする。これにより、普通図柄の当選確率は、299/300に設定され、普通電動役物の開放延長時は1回の開放時間を5.800秒に設定されている(図24(a))。時短に移行しない場合(S880:no)はS895に直行する。また、時短状態に移行しない場合には、普通図柄の当選確率は、1/300に設定され、普通電動役物の開放延長時は1回の開放時間を5.780秒に設定されている(図24(a))。
上述したS875及びS890の処理で確変フラグと時短フラグがともに1にセットされた場合には、大当り遊技終了後の遊技状態は、高確率遊技状態及び時短状態へと移行する。また、時短フラグのみ1セットされた場合には、時短状態へと移行する。
次に、図22から図23を用いて、本実施例の始動口振分装置13に設けられている振分装置101の切替処理について説明する。
図22は、入口104から入球した遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換えるためのフローチャートを示す。
先ず、普通図柄始動口11に遊技球が入球したか否かを判定する(S900)。肯定判定の場合には(S900:yes)、普通図柄始動口11に入球した球数を加算し(S905)、前回S925により普通図柄始動口11へと入球した遊技球の入球数がクリアされてから、今回普通図柄始動口11に入球した遊技球の個数を足して、300個となったか否かを判定する(S910)。一方、普通図柄始動口11に入球しなかった場合(S900:no)及び普通図柄始動口11に入球した球数が300個未満の場合には(S910:no)、そのまま終了となる。なお、本実施例では、図2に示す始動口振分装置13に設けられた普通図柄始動口11への遊技球の入球数のみを検出する構成としており、図2の遊技盤1のセンターケース5の右下方に設けられた普通図柄ゲート17は、該普通図柄ゲート17へと入球した遊技球を検出し、入球した球数を計数する構成となっていない。この構成により、通常遊技状態での遊技領域3の右側に遊技球を発射することを不利にすることができる。しかし、普通図柄ゲート17でも入球した遊技球を検出し、遊技球の入球数をカウントする構成にしてもよい。
普通図柄始動口11に入球した球数が300個となった場合には(S910:yes)、入口104から入球した遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り替えるか否かを抽選する(S915)。なお、本実施例では特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り替えるか否かの当選確率は1/2となっている。該当選確率は、これに限定されるものではない。当該抽選により、当選した場合には(S915:yes)、第1振分装置切替処理により特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換える(S920)。そして、普通図柄始動口11に入球したカウント数(300個)をクリアする(S925)。一方、当該当選でハズレとなってしまった場合には(S915:no)、入口104から入球した遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101の切り換えを行わず、S925に移行する。なお、S920の第1振分装置切替処理により振分装置101を切り換え、S925によりカウント数をクリアにすると、次回のS915による抽選を行うための条件となる普通図柄始動口11への所定入球数を、抽選で決定する構成にしてもよい。例えば、300個、200個又は100個のうち、いずれかの所定の入球数を抽選で決定する構成にしてもよい。
なお、本実施例では、S920の第1振分装置切替処理により遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り替える条件として、普通図柄始動口11に入球した球数が300個に達したこととなっているが、特にこれに限定されることはない。例えば、普通図柄始動口11への入球数が100個又は200個でもよい。また、振分装置101を第1振分装置切替処理により切り換えるための条件として、普通図柄始動口11への入球数に限定されることなく、例えば、普通図柄表示装置7に表示される普通図柄の変動回数や始動口振分装置13の入口104への遊技球の入球した球数であってもよい。
このような構成によれば、普通図柄始動口11への遊技球の入球した球数が所定球数(例えば、300個)に達した場合には、図22のS915において、入口104から入球した遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り替えるか否かを抽選する構成となっているため、図8から図11における普通図柄当否判定処理の結果だけでなく、図22のS915による抽選の結果を楽しむことができ、遊技者に今までない楽しみを与えることができる。
次に、図23は入口104から入球した遊技球を普通図柄始動口11に振り分けるように振分装置101を切り換えるためのフローチャートを示す。
先ず、図22の第1振分装置切替処理(S920)により入口104から入球した遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換えてから所定期間(例えば、5秒)経過したか否かを判定する(S950)。否定判定の場合には(S950:no)、特別図柄始動口12に遊技球が入球したか否かを判定する(S955)。肯定判定の場合には(S955:yes)、S960の第2振分装置切替処理により特別図柄始動口12から普通図柄始動口11への振り分けるように振分装置101を切り換えて、終了となる。一方、所定期間を経過した場合には(S950:yes)、そのままS960に移行する。なお、特別図柄始動口12への遊技球の入球がなかった場合には(S955:no)、そのまま終了となる。
このような構成にすることで、遊技球を特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換える構成にしても、所定期間を経過すると、普通図柄始動口11に振り分けるように振分装置101が切り替ってしまうため、始動口振分装置13に遊技球を入球させなければならないという遊技者にスリルのある遊技を提供することが可能となる。
図24(a)は、本実施例のパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブルを示す。
始めに、本実施例のパチンコ機50の特別図柄当選確率について説明する。通常の遊技状態の特別図柄の当り確率は1/2、高確率遊技状態の特別図柄の当り確率は1/1.98と設定されている。
次に、本実施例のパチンコ機50の普通図柄当選確率について説明する。通常確率遊技状態の普通図柄の当り確率は、1/300、時短状態の当り確率は、299/300と設定されている。
次に、普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12について、説明する。開放延長機能が未作動時の場合には、当該普通電動役物の1回の開放時間は、5.780秒、開放延長機能が作動している場合には、当該普通電動役物の1回の開放時間は、5.800秒と設定されている。また、普通電動役物の規定入賞数は10個となっている。
大当り遊技中の大入賞口14について説明する。大入賞口14の1回の開放時間は、1秒と設定されている。また、大入賞口14の規定入賞数は、1個となっている。
各々の始動口等の入球した際に、払い出される賞球数について説明する。普通電動役物により開閉可能に設けられた特図始動口12の賞球は8個、大入賞口14の賞球は3個、その他の入賞口の賞球は4個と設定されている。なお、本実施例では上記仕様上、大入賞口14を開放する大当り遊技では賞球を得ることが困難であり、普通図柄を当選させることで普通電動役物を開放させ、特別図柄始動口12へと遊技球を入球させることで、出玉を増やす構成となる。
このような構成とすることで、通常の遊技状態時の普通図柄の当り確率は、通常の遊技状態時の特別図柄の当り確率よりも低い確率となっているため、振分装置101による特別図柄始動口12への振り分けがより一層重要な役割を果たすことが可能となり、普通図柄始動口11への遊技球の入球数300個に到達させるという目標に遊技者が躍起となる。
図24(b)は、特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換わるか否かの条件となる普通図柄始動口11への所定入球数と振分装置101の切替当選確率を示すテーブルとなっている。
始めに、特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換わるか否かの条件となる普通図柄始動口11への所定入球数について説明する。特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り替えるか否かの条件となる普通図柄始動口11への所定入球数として300個に設定している。また、当該抽選により特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換えるか否かの当選確率は、1/2に設定されている。
本実施例では、特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換わるか否かの条件として、普通図柄始動口11に遊技球を300個入球させる必要であるが、これに限定されることはない。例えば、普通図柄表示装置7に表示される普通図柄の変動回数を所定の条件とする構成にしてもよい。または、図3の始動口振分装置13の入口104に始動口振分装置13への遊技球の入球数を検出する入口検出装置を設けて、遊技球が始動口振分装置13への入球数を検出する構成にしてもよい。さらに、普通図柄始動口11への遊技球の入球と始動口振分装置13への入球の両方を検出した場合に、図22のS905により入球数を加算する構成にしてもよい。
図24(c)は、特別図柄で停止する図柄の種類と、リミッタ未作動時及びリミッタ作動時の特別図柄の大当り図柄と大当り遊技終了後の遊技状態の関係を示す。
本実施例のパチンコ機50は、特別図柄は当否判定の結果が外れであると図柄0が表示され、大当りであった場合は図柄1から図柄6の6種類から選択し表示される。また、図柄1から図柄6よって大当り遊技終了後の遊技状態が設定される。なお、特別図柄が図柄0で決定され、リミッタ作動することはないため、図24(c)には図柄0でリミッタ作動時の遊技状態の記載はない。
先ず、図16のS550において大当り図柄を決定し、リミッタ未作動時の場合の大当り遊技終了後の遊技状態について説明する。
特別図柄が図16のS550により大当り図柄である図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄1、図柄2、図柄3、図柄5又は図柄6で決定され、リミッタが未作動である場合には、図16のS570において確変設定フラグを1にセットされ、図16のS575において時短設定フラグが1にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は、高確率遊技状態及び時短状態へと移行する。
次に、図16のS550において、大当り図柄を決定し、リミッタ作動した場合の大当り遊技終了後の遊技状態について説明する。
特別図柄が図16のS550により大当り図柄が図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄3、図柄5又は図柄6で決定され、リミッタが作動された場合には、図16のS585により確変設定フラグを0にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は、高確率遊技状態へ移行することはない。しかし、図16のS575により時短設定フラグを1にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は時短状態へと移行することになる。
一方、特別図柄が図16のS550により大当り図柄が図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄1又は図柄2で決定され、リミッタが作動された場合には、図16のS585により確変設定フラグを0にセットされ、図16のS595により時短設定フラグを0にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は、高確率遊技状態及び時短状態には移行することなく、通常の遊技状態へと移行することになる。
次に、図16のS550で決定された大当り図柄が大当り遊技後に通常の遊技状態に移行する図柄の場合について説明する。
特別図柄が図16のS550により大当り図柄が図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄4で決定されると、リミッタ未作動時の場合には、図16のS596により確変設定フラグを0にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は、高確率遊技状態へ移行することはない。しかし、図16のS598により時短設定フラグを1にセットされるため、大当り遊技終了後の遊技状態は時短状態へと移行することになる。なお、図16のS550により図柄4で決定された場合は、リミッタが作動することはないため特別図柄が図柄4で決定され、リミッタ作動時の遊技状態については、図24(c)に記載していない。
以上を踏まえると、本実施例のパチンコ機50は図16のS550により図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄1、図柄2、図柄3、図柄5及び図柄6のいずれかの図柄で決定され、リミッタ未作動時の場合に大当り遊技終了後に高確率遊技状態及び時短状態へと移行する確率は5/6となる。
また、本実施例のパチンコ機50は図16のS550により図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄4で決定され、リミッタ未作動時の場合に大当り遊技終了後に時短状態へと移行する確率は1/6となる。
一方、本実施例のパチンコ機50は図16のS550により図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄3、図柄5又は図柄6のいずれかの図柄で決定され、リミッタ作動時の場合に大当り終了後に時短状態へと移行する確率は1/2となる。
また、本実施例のパチンコ機50は図16のS550により図24(c)に示す図柄1から図柄6のうち、図柄1又は図柄2の図柄で決定され、リミッタ作動時の場合に大当り終了後に時短状態へと移行する確率は1/3となる。
図25〜図35を用いて、本実施例の通常遊技状態における演出図柄表示装置6での演出態様の一例を説明する。先ず、図25を用いて、通常の遊技状態における変動中の普通図柄に応じた演出態様の一例について説明する。
図25(a)に示すように、演出図柄表示装置6には普通図柄に対応した左演出図柄91、中演出図柄92、右演出図柄93が変動している。その後、図25(b)に示すように、左演出図柄91が「7」、右演出図柄が「7」で停止し、中演出図柄が変動中であることから、リーチであることを遊技者に報知している。そして、図25(c)に示すように、左演出図柄、中演出図柄、右演出図柄が「7」で停止していることから、普通図柄が当ったことを遊技者に報知している。左演出図柄91の下方には、演出キャラクタ96「熊の達吉」が表示されている。当該演出キャラクタの右方の符号94が示す表示には、「普電が開放されるよ。右打ちしてね♪」と表示されている。この表示は、普通図柄で当選することで、普通電動役物が開放し、普通電動役物により開閉可能に設けられた別図柄始動口12へ入球させるために、センターケース5の右側へと遊技球を発射しろということを遊技者に示唆するものとなっている。
図26は、通常遊技状態における変動中の特別図柄に対応した演出態様を示す。なお、本実施例は、通常は演出図柄表示装置6で普通図柄に対応した演出表示が行われるが、特別図柄始動口12に遊技球が入球すると、演出図柄表示装置6は特別図柄に対応した演出表示へと切り替わる構成となっている。
先ず、図26(a)に示すように、特別図柄始動口12へと遊技球が入球すると、演出図柄表示装置6には特別図柄に対応した左演出図柄91、中演出図柄92、右演出図柄93が変動を開始する。演出図柄表示装置6に表示されている演出キャラクタ96「熊の達吉」の右方にある符号95が示す表示には、「特図が変動開始するよ!」と表示されている。その後、図26(b)に示すように、左演出図柄91が「7」、右演出図柄が「7」で停止し、中演出図柄が変動中であることから、リーチであることを遊技者に報知している。そして、図26(c)に示すように、左演出図柄、中演出図柄、右演出図柄が「7」で停止していることから、遊技者に大当りとなったことを報知している。また、演出キャラクタ96「熊の達吉」の右方にある符号94が示す表示には、「おめでとう!大当り♪」が示されている。なお、本実施例では、特別図柄に対応した演出図柄等を用いて、演出表示を演出図柄表示装置6で実行する構成としたが、これに限定されることなく、例えば、変動中の特別図柄がほぼ大当りであると判定された場合には、演出図柄表示装置6で演出図柄などによる変動表示せず、即大当りであることを表示する構成にしてもよい。
図27は、高確率遊技状態へと移行し、リミッタ未作動時の演出図柄表示装置6で行われる演出態様の一例を示す。
図27(a)は、特別図柄始動口12へと遊技球が入球し、特別図柄で当選した場合に、大当り遊技終了後に特別図柄変動機能が作動する遊技状態へと移行した際に、演出図柄表示装置6で表示される演出態様の一例である。
演出図柄表示装置6の中央には、特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93の図柄変動を示している。演出図柄表示装置6の上方にある符号98が示す表示には、「達吉チャンス」と示されている。なお、本実施例の「達吉チャンス」とは、大当り遊技終了後に時短機能が作動する遊技状態に移行し、リミッタが作動するまで、特別図柄に基づく大当り遊技を連続して獲得できるチャンスであることを示す。演出図柄表示装置6の中央には、「連チャン最大可能回数10回」が示されている。
図27(b)は、リミッタ未作動時の演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6の中央には、特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が図柄変動している。演出図柄の上方には、特別図柄の大当り遊技の連続した回数/制限回数の符号98が示す表示として、「達吉チャンス継続中!3/10」と示されている。
図27(c)は、高確率遊技状態へと移行する大当りとなる図柄で確定された場合の演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6の中央には、特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が「7」で停止しているため、遊技者に大当りとなったことを報知している。また、演出図柄表示装置6の上方の符号98が示す表示には、「達吉チャンス継続確定!」と表示されていることから、今回の特別図柄の大当り図柄が確率変動機能の作動する遊技状態に移行する図柄であったことや次回も高確率遊技状態が継続することを報知している。または、符号98が示す表示には4/10と表示されていることから、4連チャンして大当り遊技が発生したことを示している。
図27(d)は、特別図柄が大当り遊技終了後に時短状態へと移行する図柄で確定された場合の演出態様の一例を示す。
演出図柄表示装置6の中央には、特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が「2」で停止しているため、遊技者に大当りとなったことを報知している。また、演出図柄表示装置6の上方の符号98が示す表示には、「達吉チャンス継続中連チャン最大可能回数14回にUP!4/14」と表示されている。本図例では、今までの連チャン回数4/10とリミッタ回数の計測を0へとリミッタクリアする。これによって、遊技者にとって連チャン最大可能回数は、4/14へと増加したことになる。なお、本実施例の表示例には、リミッタ回数の最大可能回数を表示したが、表示しない構成にしてもよい。こうすることで、リミッタ回数の上限回数が把握できず、いつに終了するのかわからないため、遊技者にいつまで連チャンするかといった面白みを与えることが可能となる。
本実施例では、開放延長機能が作動する遊技状態では、特別図柄及び普通図柄の変動時間は短い変動時間が設定されている。しかし、これに限定されることなく、特別図柄で長い変動時間(例えば、45秒)を指定する変動パターンを図15のS545及び図16のS555の変動パターン決定処理により決定される構成にしてもよい。このような構成にすることで、図28に示す演出の一例を実行することが可能のとなる。
図28(a)に示すように、演出図柄表示装置6の上方の符号98が示す表示には、「達吉チャンス継続中!3/10回」となっている。この表示は、3回連続で大当り遊技が発生し、高確率遊技状態中であることを示している。演出図柄表示装置6の下方には、左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が図柄変動していることを示している。
本図例では、特別図柄で設定した長い変動時間に応じて実行される特別な演出について説明する。
図28(b)に示すように、演出図柄表示装置6の右下には、左演出図柄91と中演出図柄92右演出図柄93が変動中となっている。演出図柄表示装置6の中央には、大きな演出キャラクタ96「熊の達吉」が表示されている。演出キャラクタ96の上方の符号99が示す表示には、「SPチャンス!」と表示されている。そして、現在の連チャン数が演出図柄表示装置6の右下に表示されている。図28(b)に示した演出態様が、特別図柄で設定した長い変動時間に応じて実行される特別な演出に該当する。
本実施例の構成では上述したように、大入賞口14による開放ではなく、普通電動役物を開放させ、入賞させることで出玉を増やす構成であるため、長時間変動実行中は、リミッタが作動するまでの残り回数を減らすことなく普通電動役物を複数回開放させることが可能となるチャンスな状態であるため、「SPチャンス」と報知することで、遊技者に有利な状態であることを示している。
そして左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が停止してSPチャンスの変動が終了すると図28(c)の符号99が示すようにSPチャンスが終了したことを示す。
図29は、リミッタ作動時の特別図柄に対応する演出態様の一例を示す。
図29(a)に示すように、演出図柄表示装置6の中央には、特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93の図柄変動を示している。演出図柄表示装置6の上方にある符号98が示す表示には、「達吉チャンス継続中!9/10」となっている。この表示は、現在、9連チャン中あることを示している。もう一度特別図柄で大当りと判定され、大当り遊技が発生するとリミッタが作動することになる。
図29(b)に示すように、演出図柄の上方の符号98が示す表示には、「達吉チャンス終了連チャン数10/10回」となっている。これは、連チャン数が10回となり、リミッタが作動して、高確率遊技状態から通常の遊技状態へと移行することを示している。
図30は、図29(b)に示すようにリミッタ作動し、大当り遊技終了後の遊技状態が時短状態に移行するか否かについて遊技者に報知するための演出態様の一例を示す。
図30(a)に示すように、演出図柄表示装置6の右上の符号114が示す表示には、「継続チャンス」となっている。これは、リミッタ作動時の大当り遊技終了後に、時短状態に移行するか否かが得られるチャンスであること遊技者に報知している。演出図柄表示装置6の左方には、演出キャラクタ105、右方には演出キャラクタ106が表示されている。図30(b)に示すように、演出キャラクタ106がオーラを出し、演出キャラクタ105が身構えると、次の図30(c)の演出へと移行する。図30(c)に示すように、演出図柄表示装置6の右上方にある符号107が示す表示には、「連打でオーラをでかくしろ!」と表示されている。そして、遊技者に演出ボタン67の操作を示唆せるために、疑似演出ボタン110が、符号107が示す表示の下方に表示されている。そして演出図柄表示装置6の右上には、時間メータ108が表示されている。
この時間メータ108は、図30(c)に示すように演出図柄表示装置6で、演出ボタン67の操作を示唆する演出表示が開始されてから、終了するまでの所定時間を示すものとなっている。なお、演出キャラクタ106のオーラをボタン連打でどこまで大きくなるかで、達吉チャンスが継続するかの期待度を示す。図30(c)の演出が終了すると、図30(d)へと移行し、演出図柄表示装置6に表示されているように、演出キャラクタ106が演出キャラクタ105に対して技をくりだすと、図30(e)に移行して演出キャラクタ106は演出キャラクタ105に勝利する演出表示が演出図柄表示装置6に表示される。演出キャラクタ106の上方の符号115が示す表示には、「継続確定」となっている。この表示は、大当り遊技終了後に時短状態に移行することを示している。本図例において、当該特別図柄が図16のS550により、図24(c)に示す6種類の図柄のうち、図柄3、図柄5又は図柄6のいずれかの図柄で決定されていたことになる。
一方、図30(f)では、演出キャラクタ106が演出キャラクタ105に対して技をくりだした結果、演出図柄表示装置6に表示されているように、演出キャラクタ106は演出キャラクタ105に敗北した演出表示が演出図柄表示装置6に表示される。
演出図柄表示装置6の上方の符号115が示す表示には、「継続ならず・・・・」となっている。この表示は、大当り遊技終了後に通常の遊技状態へと移行することを示す。本図例において、当該特別図柄が図16のS550により、図24(c)に示す6種類の図柄のうち、図柄1又は図柄2で決定されていたことになる。
以上の弾球遊技機によれば、遊技盤1上に、遊技球を普通図柄始動口11及び特別図柄始動口12に振り分ける振分装置101を設け、S905により普通図柄始動口11への入球数を加算し、S910により普通図柄始動口11への入球数が300個に達した場合には、第1振分装置切替処理(S920)により、特別図柄始動口12に振り分けるように振分装置101を切り換えるため、始動口振分装置13の入口から入球した遊技球を特別図柄始動口12へと振り分ける構成となっている。
これにより、遊技球が普通図柄始動口11へと入球し、普通図柄が変動し普通図柄が当りとならなくても、特別図柄始動口12へと遊技球が入球し特別図柄の図柄変動が可能となり、なかなか当りを引くことができない遊技者への救済装置を与えることが可能となる。
また、普通図柄始動口11への入球数が所定の入球数300個に達した場合に、一度のチャンスを得ることで、ある程度遊技を行った遊技者に遊技を継続するきっかけを与えることになり、遊技店の遊技機の稼働率を上げることが可能となる。本実施例の構成は、今までのような交互振分式始動口装置の入口に入球した遊技球を振分装置により各々の始動口に振り分ける構成(例えば、8チャッカ)とは違い、斬新な構成であるため、遊技者に今までにない面白みを与えることが可能となる。
ここで実施例1の構成・状態と、本発明の構成要件との対応関係を示す。
本発明の「普通図柄始動口」は普通図柄始動口11に相当し、「第2特別図柄始動口」が特別図柄始動口12及びに相当し、「普通図柄当否判定手段」が図8から図11に相当し、「普通図柄表示装置」が普通図柄表示装置7に相当し、「当り遊技実行手段」が図12から図14に相当し、「特別図柄当否判定手段」が図15から図18に相当し、「特別図柄表示装置」が特図表示装置9に相当し、「特別入賞口」が大入賞口14に相当し、「振分装置」が始動口振分装置13に相当し、「普通図柄計数手段」が図22のS905に相当し、「振分制御手段」が図22の第1振分切替処理(S920)に相当し、「振分抽選手段」が図22のS915に相当する。
本実施例では、始動口振分装置13には、普通図柄始動口11及び普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12を備えた構成となっているが、これに限定されることなく、図36〜図37に示すように始動口振分装置13には、普通図柄始動口11と入球可能な特別図柄始動口15を設ける構成にしてもよい。図36に示すように、始動口振分装置13の外側の遊技領域内に、普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12を普通図柄ゲート17と同一の遊技領域に設ける構成にしてもよい。なお、図37は、始動口振分装置13に、普通図柄始動口11及び入球可能な特別図柄15の振り分け処理について図となっており、図3で説明と同様な処理となっている。異なる点として、図36に示すように始動口振分装置13の特別図柄始動口15へと入球させるためには、始動口振分装置13の入口に遊技球を入球させる必要がある点である。また、図2の遊技盤に設けられた第1から第4誘導部材(4a,4b,4c,4d)が図36の遊技盤には設けられていない。しかし、図36の遊技盤には特別図柄始動口12が設けられている。
[実施例2]
実施例2について図31〜図35を用いて説明する。なお、本実施例は実施例1と共通点が多いため、異なる点を重点的に説明する。
本実施例は、実施例1とは異なり特別図柄で大当りとなる図柄が確定表示されることで、大入賞口14が開放され、遊技者は当該大入賞口14への遊技球の入賞により出玉を増やしていく構成となっている。
本実施例では、遊技球が特別図柄始動口12に入賞すると大当り決定用乱数又は大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を特別図柄始動口12で4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が対応する始動口(特別図柄始動口12)に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。そのため、本実施例では、実施例1とは異なり遊技盤1の遊技領域の右下部に、複数個のLEDからなる特別図柄保留数表示装置18を設けている。また、主制御装置80が図柄表示装置中端子板90を介して、特別図柄保留数表示装置18を制御する構成となっている。
図31を用いて、実施例2の特別図柄始動口入賞確認処理について説明する。先ず、主制御装置80は、特別図柄始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、特別図柄始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する(S1000)。肯定判断なら(S1000:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S1005)。
保留記憶が満杯でなければ(S1005:no)、上記の各乱数を保留記憶として記憶し、特別図柄保留数表示装置18の点灯数を1増加させる(S1010)。既に4個の保留記憶があれば(S1005:yes)保留記憶せず、特別図柄保留数表示装置18の点灯数を増やすこともなく終了となる。なお、特別図柄始動口12に遊技球が入賞しなかった場合には(S1000:no)、そのまま終了となる。
次に、図32から図33を用いて、実施例1と異なる本実施例の特別図柄当否判定処理について、説明する。
先ず、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S1050)。否定判断の場合に(S1055:no)、特別図柄が変動中でなく(S1055:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S1060:no)、図33のS1100に移行し、保留記憶(上記、図31のS1010による保留記憶)があるか否かを判断する(S1100)。
この保留記憶があれば(S1100:yes)、保留記憶数をデクリメントし(S1105)、保留記憶を読み込んで、S1110に進む。なお、保留記憶がない場合には(S1105:no)、そのまま特別遊技処理へと移行する。なお、特別電動役物が作動中の場合には(S1050:yes)、そのまま特別遊技処理に移行する。また、特別図柄が変動中の場合には(S1055:yes)、図17のS600に移行する。確定図柄の表示中の場合には(S1060:yes)、図18のS650に移行する。
S1110では確変フラグがセットされている(すなわち1)か否かを判定する。ここで確変フラグが1とは、現在のパチンコ機50が高確率遊技状態であることを意味する。肯定判断であれば(S1110:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S1115)。実施例2の当り確率は1/2.9となる。否定判断であれば(S1110:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S1120)。実施例2の当り確率は1/3となる。そして、大当り後に高確率状態になる割合は70%と設定されている。
S1115またはS1120の判定に基づき、大当りか否かを判定し(S1125)、肯定判定であれば(S1125:yes)、大当り図柄決定用乱数によって当り図柄を決定する(S1130)。大当り図柄が決定すると、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S1135)、大当り設定処理を行う(S1140)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄によって、大当り後の遊技状態(確変や開放延長の有無等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
S1125において外れと判定された場合は(S1125:no)、S1145においてハズレ図柄を決定する。その後、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S1150)。こうして変動パターンが設定されると、ハズレ設定処理を行なう(S1155)。ハズレ設定処理では、時短回数または確変回数がプラスであれば、それぞれ−1する。
S1140又はS1155に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当り、確変大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S1160)、特別遊技処理を行なう。なお、S265の処理により演出図柄表示装置6では演出図柄の変動表示が開始されるが、ほぼ同時に特別図柄の変動も主制御装置80によって開始される。
次に、実施例1と異なる本実施例の特別遊技処理について、説明する。
本実施例では、実施例1の図20に示すS800での大入賞口14の規定入賞数1個ではく、規定入賞数10個に設定されているが、特に限定されるものではない。また、実施例1では2ラウンドの大当りの場合には各ラウンドの最大開放時間は1秒となっていたが、本実施例では、15ラウンドでの大当りの場合は各ラウンドの最大開放時間は28秒に設定している。無論、この秒数に限定するものではない。
また、本実施例の特別図柄が大当りとなる図柄で確定表示され、大当り遊技が発生する場合、当該大当り終了後に時短状態へと移行する場合には、実施例1では時短回数が100回と設定されている。しかし、本実施例の場合、特別図柄の当選確率の分子を1とした場合の分母の値以下(例えば、本実施例では特図確率変動機能が作動していない場合の当選確率が1/3であるが、この場合は3以下。)の時短回数を図21のS885で設定処理する構成が好適である。
図34は、本実施例のパチンコ機50の基本的仕様を示すテーブルを示す。
始めに、本実施例のパチンコ機50の特別図柄当選確率について説明する。通常の遊技状態の特別図柄の当り確率は、1/3、高確率遊技状態の特別図柄の当り確率は1/2.9と設定されている。
次に、本実施例のパチンコ機50の普通図柄当選確率について説明する。通常確率遊技状態の普通図柄の当り確率は、1/300、時短状態の当り確率は、299/300と設定されている。
次に、普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12について説明する。開放延長機能が未作動時の場合には、当該普通電動役物の1回の開放時間は、5.780秒、開放延長機能が作動している場合には、当該普通電動役物12の1回の開放時間は、5.800秒と設定されている。普通電動役物の規定入賞数は10個となっている。
大当り遊技中の大入賞口14について説明する。大入賞口14の1回の最大開放時間は、28秒と設定されている。また、大入賞口14の規定入賞数は、10個となっている。
実施例2における各々の始動口等の入球した際に、払い出される賞球数について説明する。普通電動役物により開閉可能に設けられた特別図柄始動口12の賞球は3個、大入賞口14の賞球は13個、その他の入賞口の賞球は10個と設定されている。
図35は、高確率遊技状態において変動中の特別図柄が大当りとなると判定され、大当り遊技終了後に高確率遊技状態に移行するか否かを演出図柄表示装置6で表示する演出態様の一例を示す。
図35(a)に示すように、演出図柄表示装置6の右上方には、変動中の特別図柄に対応する左演出図柄91、中演出図柄92及び右演出図柄93が表示されている。演出図柄表示装置6の中央には、演出キャラクタ106と演出キャラクタ111がこれから勝負を行うことを示す演出となっている。その後、図35(b)に示すように、演出キャラクタ111と演出キャラクタ106の勝負が始まる演出を表示し、図35(c)に示すように、演出キャラクタ111が「○○蹴り」、演出キャラクタ106が「○○脚」をくり出す場面が表示される。その後、特別図柄の当該変動が大当り遊技終了後に高確率遊技状態へと移行する場合には、図35(d)に示すように、演出キャラクタ111が勝利した演出表示が演出図柄表示装置6に表示される。
図35(d)では、演出図柄表示装置6の左上には、左演出図柄「7」、中演出図柄「7」及び右演出図柄「7」が表示されていることから、遊技者に大当りとなったことを報知している。そして、符号112が示す表示には、「確率変動!」と表示されていることらから、大当り遊技終了後に高確率遊技状態が継続することを遊技者に報知している。
一方、特別図柄の当該変動が大当り遊技終了後に通常の遊技状態へと移行する場合には、図35(e)に示すように、演出キャラクタ106が勝利した演出表示が表示される。
図35(e)では、演出図柄表示装置6の左上には、左演出図柄「2」、中演出図柄「2」及び右演出図柄「2」が表示されていることから、遊技者に大当りとなったことを報知している。符号112が示す表示には、「残念!通常」が表示されていることから、遊技者に大当り遊技終了後に通常の遊技状態へと移行することを報知している。
図35に示した演出態様の一例は、本実施例では高確率遊技状態における変動中の特別図柄に対応する演出態様について説明したが、これに限定されることなく、大当り遊技中に該大当り遊技終了後に高確率遊技状態又は通常の遊技状態に移行するか否かを煽るような演出を行う構成にしてもよい。
4a:第1誘導部材
4b:第2誘導部材
4c:第3誘導部材
4d:第4誘導部材
6:演出図柄表示装置
9:特図表示装置
11:普通図柄始動口
12:特別図柄始動口
13:始動口振分装置
14:大入賞口
17:普通図柄始動ゲート
50:パチンコ機
67:演出ボタン
83:サブ統合制御装置
91〜93:演出図柄
100a:普通図柄始動口11側の流下通路
100b:特別図柄始動口12側の流下通路
101:振分装置
101b:振分装置ソレノイド
102a:排出口
102b:排出口
102c:排出口
104:入口

Claims (5)

  1. 遊技盤上に普通図柄始動口と、
    該普通図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて普通図柄の当否を判定する普通図柄当否判定手段と、
    該普通図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する普通図柄表示装置と、
    該普通図柄表示装置に当りを示す普通図柄が表示されることで普通電動役物を閉鎖状態から遊技球の入球が遊技者にとって有利となる開放状態に変化させる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
    前記遊技盤上に遊技球が入球可能な第1特別図柄始動口及び前記普通電動役物として構成された第2特別図柄始動口と、
    前記第1特別図柄始動口又は該第2特別図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて特別図柄の当否を判定する特別図柄当否判定手段と、
    該特別図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する特別図柄表示装置と、
    該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が表示されることで特別入賞口の開放動作を行う大当り遊技状態を実行する大当り遊技実行手段と、
    該大当り遊技状態終了後に、少なくとも前記普通図柄当否判定手段により当りと判定される確率が通常の遊技状態よりも向上した普通図柄高確率遊技状態へと移行させる普通図柄確率移行手段とを備えた弾球遊技機において、
    入口から入球した遊技球を通路A又は通路Bに振り分ける振分装置を備え、
    該通路Aの下方には前記普通図柄始動口、該通路Bの下方には前記第1特別図柄始動口を配置する構成とし、
    前記第2特別図柄始動口は、前記振分装置により振り分けられる箇所とは異なる箇所に備えられており、
    前記振分装置は、前記普通図柄始動口へと振り分ける回数又は前記普通図柄の変動回数を計数する普通図柄計数手段と、
    該普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記通路Bへと振り分けるように変化させる振分制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技盤上に普通図柄始動口と、
    該普通図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて普通図柄の当否を判定する普通図柄当否判定手段と、
    該普通図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する普通図柄表示装置と、
    該普通図柄表示装置に当りを示す普通図柄が表示されることで普通電動役物を閉鎖状態から遊技球の入球が遊技者にとって有利となる開放状態に変化させる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
    前記遊技盤上に前記普通電動役物として構成された特別図柄始動口と、
    前記特別図柄始動口に遊技球が入球に起因して抽出される乱数値に応じて特別図柄の当否を判定する特別図柄当否判定手段と、
    該特別図柄当否判定手段による当否判定の結果を変動時間後に表示する特別図柄表示装置と、
    該特別図柄表示装置に当りを示す特別図柄が表示されることで特別入賞口の開放動作を行う大当り遊技状態を実行する大当り遊技実行手段と、
    該大当り遊技状態終了後に、少なくとも前記普通図柄当否判定手段により当りと判定される確率が通常の遊技状態よりも向上した普通図柄高確率遊技状態へと移行させる普通図柄確率移行手段とを備えた弾球遊技機において、
    入口から入球した遊技球を通路A又は通路Bに振り分ける振分装置を備え、
    該通路Aの下方には前記普通図柄始動口、該通路Bの下方には前記特別図柄始動口を配置する構成とし、
    前記特別図柄始動口は、前記普通電動役物が前記閉鎖状態であっても前記振分装置により前記通路Bへと振り分けられた遊技球の入球を容易とし、前記普通電動役物が前記開放状態に変化することで、前記通路B以外からの遊技球も入球を容易とする構成とし、
    前記振分装置は、前記普通図柄始動口へと振り分ける回数又は前記普通図柄の変動回数を計数させる普通図柄計数手段と、
    該普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記振分装置を前記通路Bへと振り分けるように変化させる振分制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記普通図柄当否判定手段による当りと判定される確率は、少なくとも通常の遊技状態においては前記特別図柄当否判定手段による当りと判定される確率よりも低い確率としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記振分制御手段は、前記普通図柄計数手段により計数した回数が所定回数に達した場合に、前記振分装置を前記通路Bに振り分けるように変化させるか否かの抽選を行う振分抽選手段を備え、該振分抽選手段により前記振分装置の振り分けに当選したことに起因して前記振分装置を前記通路Bへと振り分けるように変化させたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記振分装置は、前記振分制御手段により前記通路Bへと振り分けるように変化されてから所定期間のみ前記通路Bへと振り分けることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
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