JP6280903B2 - 固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの製造方法 - Google Patents

固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルに関するものであり、固形製剤および液状製剤は、それぞれ少なくとも1以上の医薬品を含むものである。さらに詳細には、本発明は、タブレット、ペレット、徐放性製剤などの固形製剤と、溶液、懸濁液などの液状製剤とを、コア成分として含有するソフトゲルカプセルおよびその製造方法に関するものである。
一般的に、ゼラチン軟質カプセルは、コア成分として医薬品を液状に溶解させて封入し、ゼラチンで成形製被させて製造する。また、ゼラチン軟質カプセルのコア成分は、溶解された液状だけでなく、ペースト状、懸濁液状でも製造することができる。
また、医薬品を溶解させるための液状の溶剤としては、親水性医薬品の場合、ポリエチレングリコール(PEG)200、ポリエチレングリコール(PEG)300、ポリエチレングリコール(PEG)400、ポリエチレングリコール(PEG)600、プロピレングリコールなどを使用しており、疎水性医薬品の場合、通常の大豆油に界面活性剤としてレシチンを添加して使用している。
しかしながら通常のゼラチン軟質カプセルを、徐放性製剤として使用することは困難である。なぜならコア成分である液状医薬品は、消化管の中で容易に吸収されて血中濃度を速やかに増加させてしまうからである。
徐放性製剤は、医薬品に徐放出性放出調節ポリマーを添加して、通常のタブレットまたは硬質カプセル剤形で開発されてきた。しかし、徐放出性放出調節ポリマーを含有した錠剤または硬質カプセル製剤の場合、様々な外部環境暴露時の保存安定性および/またはpH安定性が低下して徐放性錠剤または硬質カプセル製剤を製造した後、2〜3ヶ月後に服用する場合は、十分な徐放性効果を示すことが難しかった。
特許文献1(国際公開第2012/017326号)の、内部に固形製剤を含有するカプセルおよびその製造装置では、ペレット、小型カプセル、小型タブレット、徐放性固形剤、速放性固形剤を含有させたカプセルの内部に、固形製剤を含有したソフトゲルカプセルが開示されている。
また、上記特許文献1では、(a)二つのスプレッダーボックス、(b)二つのキャスティングドラム、(c)吸入手段を有する一対の回転ダイ、(d)液体充填システム、(e)ゼラチンリボンを加熱して、充填材をフィードするためのウェッジ、(f)二つの側面のディスペンシング装置、で構成されたソフトゲルカプセルの製造装置において、二つの側面のディスペンシング装置が、固形製剤を持つホッパー、固形製剤を移送するためのチャンネルガイドおよび固形製剤を回転式ダイ内に形成されたソフトゲルポケット内部に投入するための把持爪(grasping claw)を含むことを開示している。
また、開示されたソフトゲルカプセルの製造装置は、左右一対の側面のディスペンシング装置から固形製剤を左右のゼラチンシートの両面に、それぞれ投入および封入させるものである。
このようなソフトゲルカプセルの製造装置は、左右のゼラチンシートの両面に固形製剤を投入してゼラチンシートを封入し、ソフトゲルカプセルを製造するため、左右のダイロール内部を均一な真空状態とする必要がある。これは、固形製剤を左右のダイロール外周面に沿って精巧に移送させるため、左右のダイロール外周面のそれぞれを、ダイロール内部を真空状態とすることによって減圧させ、ゼラチンシートから固形製剤がダイロール外部に発散することを防止するためである。
しかし、このような真空状態を利用したダイロール外周面の減圧は、外周面に沿って移送されるゼラチンシートがダイロール外周面にくっついてゼラチンシート封入時に不良品を生じさせるだけではなく、不均一なソフトゲルの封入形状により、製造されたソフトゲル物品の不良を頻繁に発生させることになる。
また、左右一対のダイロール内部の真空状態を利用した減圧は、多くの電力が消費され、コスト面でも問題があった。
国際公開第2012/017326号
本発明が解決しようとする課題は、左右両面のゼラチンシートによる洗練された封入を連続定量的に行うことである。また、固形製剤と液状製剤をコア成分として含有してもソフトゲルカプセルの不良を最小限に抑えたソフトゲルカプセルを開発することである。
本発明者は、ダイロール外周面の減圧によってゼラチンシートがダイロール外周面にくっつく現象を最小限に抑え、これに伴うソフトゲル物品の不良を最小限に抑えた、固形製剤および液状製剤をコア成分として含むソフトゲルカプセルを開発した。
従来、左右一対のダイロールの両方で投入される固形製剤を、右側ダイロールのみに投入し、これに伴い、ダイロール外周面の減圧も、固形製剤が投入される右側ダイロールにのみ適用することにより、左右両面のゼラチンシートによる洗練された封入を連続定量的に行うことができるようにした。また、固形製剤と液状製剤をコア成分として含有し、ソフトゲルカプセルの不良を最小限に抑えたソフトゲルカプセルを開発することにより、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、
i)第1ゼラチン冷凍ドラム(10)で冷却された第1のゼラチンシートを、第1移送ローラー(12)を介して左側ダイロール(30)の上部に供給する段階と、
ii)第2ゼラチン冷凍ドラム(20)で冷却された第2のゼラチンシートを、第2移送ローラー(22)を介して右側ダイロール(40)の上部に供給する段階と、
iii)固形製剤の供給シューター(50)から供給された固形製剤を、固形製剤移送ローラー(45)を介して右側ダイロール外周減圧面(402)の上部に形成されたポケット(404)に移送投入する段階と、
iv)左側ダイロール(30)と右側ダイロール(40)が互いに接触する封入成形部(403)に、液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
v)前記第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートとを、互いに熱圧着、切断、封入してソフトゲルカプセルに成形させる段階と、
を含むソフトゲルカプセルの製造方法において、
前記ソフトゲルカプセルは、固形製剤と液状製剤がそれぞれ少なくとも1以上の医薬品を含有すること、
前記固形製剤を移送投入する段階は、
固形製剤(503)が固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送される段階と、
固形製剤の供給アンカー(504)によって一本ずつ順次固形製剤移送ローラー(45)に移送供給される段階と、を含むこと、
右側ダイロール(40)の内部に真空状態の右側ダイロール外周減圧面(402)を形成する段階と、
右側ダイロール外周減圧面(402)の上に供給された第2のゼラチンシートを使用して、ポケット(404)を形成する段階と、をさらに含むこと、
前記ソフトゲルカプセルに成形させる段階は、
(a)ウェッジセグメント(80)の接着面(803)の下部の左側ダイロールの外周面(301)に第1のゼラチンシートを供給する段階と、
(b)ウェッジセグメント(80)の接着面(802)の下部の右側ダイロールの外周面(401)に第2のゼラチンシートを供給しながら外周面(401)の上部にポケット(404)を形成して固形製剤をポケット内に投入する段階と、
(c)左側ダイロール(30)と右側ダイロール(40)が互いに接触する封入成形部(403)に、ポケット(404)から固形製剤を投入して、液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
(d)第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートと、を互いに熱圧着、切断、封入して固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルに成形させる段階と、を含むことを特徴とするソフトゲルカプセルの製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のソフトゲルカプセルの製造方法に基づいて製造されたソフトゲルカプセルを提供することである。
また、前記固形製剤は、
少なくとも1以上の医薬品を含有する錠剤、コーティング錠、ペレット、マイクロカプセル、徐放性固形剤、速放性固形剤またはコアシェル型固形剤から選択された固形製剤であることを特徴とする。
また、前記液状製剤は、
少なくとも1以上の医薬品を含有する溶液、懸濁液またはエマルジョンより選択された液状製剤であり、水、エタノール、オメガオイル、ポリエチレングリコール(PEG)200、ポリエチレングリコール(PEG)300、ポリエチレングリコール(PEG)400、ポリエチレングリコール(PEG)600、大豆油または植物性油脂から選ばれた少なくとも1つの溶媒に溶解されていることを特徴とする。
また、前記ソフトゲルカプセルは、
固形製剤と液状製剤の相互両立性を促進させるために、イオン性界面活性剤または非イオン性界面活性剤をさらに含むことを特徴とする。
本発明の効果は、従来、左右一対のダイロールの両方で投入される固形製剤を、右側ダイロールのみに投入し、これに伴い、ダイロール外周面減圧も固形製剤が投入されている右側ダイロールにのみ適用することにより、左右両面のゼラチンシートによる洗練された封入を連続定量的に行うことができることである。
また、固形製剤と液状製剤をコア成分として含有しても、ソフトゲルカプセルの不良を最小限に抑えたソフトゲルカプセルを提供することである。
図1は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置の全体構成図である。 図2は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内のカプセル成形部の構成を示す詳細図である。 図3は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す平面図である。 図4aは、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す側面図である。 図4bは、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤移送ローラーの形状を示す概略図である。 図5は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す部分詳細図である。 図6aは、本発明の方法で製造されたソフトゲルカプセルの成形後の形状を示す概略図である。 図6bは、本発明の方法で製造されたソフトゲルカプセルの一つの形状を示した概略図である。
本発明は、
i)第1ゼラチン冷凍ドラム(10)で冷却された第1のゼラチンシートを、第1移送ローラー(12)を介して左側ダイロール(30)の上部に供給する段階と、
ii)第2ゼラチン冷凍ドラム(20)で冷却された第2のゼラチンシートを、第2移送ローラー(22)を介して右側ダイロール(40)の上部に供給する段階と、
iii)固形製剤の供給シューター(50)から供給された固形製剤を、固形製剤移送ローラー(45)を介して右側ダイロール外周減圧面(402)の上部に形成されたポケット(404)に移送投入する段階と、
iv)左側ダイロールと右側ダイロールが互いに接触する封入成形部(403)に、液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
v)前記第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートとを、互いに熱圧着、切断、封入してソフトゲルカプセルに成形させる段階と、
を含むソフトゲルカプセルの製造方法において、
前記ソフトゲルカプセルは、固形製剤と液状製剤がそれぞれ少なくとも1以上の医薬品を含有することを特徴とするソフトゲルカプセルの製造方法に関するものである。
以下、添付された図面を介して、本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置の全体構成図である。
本発明の固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの製造装置は、4つの部分ユニットで構成されている。それぞれの部分ユニットの構成は、次の通りである。
第1の部分ユニットは、第1ゼラチン冷凍ドラム(10)で冷却された第1のゼラチンシートを、第1移送ローラー(12)を介して左側ダイロール(30)の上部に供給する。
第2の部分ユニットは、第2ゼラチン冷凍ドラム(20)で冷却された第2のゼラチンシートを、第2移送ローラー(22)を介して右側ダイロール(40)の上部に供給する。
第1の部分ユニットと第2の部分ユニットは、ゼラチンシートを左右のダイロールの上部に供給する。
第3の部分ユニットは、固形製剤の供給シューター(50)から供給された固形製剤を、固形製剤移送ローラー(45)を介して右側ダイロール外周減圧面(402)に移送投入する。
また、第3の部分ユニットで投入される固形製剤は、通常のタブレットまたはそれと同等な固形製剤を意味する。例えば錠剤、コーティング錠、ペレット、マイクロカプセル、徐放性固形剤、速放性固形剤、コアシェルタイプ固形剤などを含む。
第4の部分ユニットでは、左側ダイロールの外周面(301)に供給された第1のゼラチンシートと、右側ダイロールの外周面(401)に供給された固形製剤がポケット(404)に投入された第2のゼラチンシートと、を使用する。
左側ダイロールと右側ダイロールが互いに接触する封入成形部(403)に、液状製剤注入管(801)から液状製剤を注入した後、両方のゼラチンシート面を互いに熱圧着、切断、封入させてソフトゲルカプセルに成形させる。
この時、封入成形部(403)に液状製剤注入管(801)から液状製剤を注入した後、第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートを熱圧着成形して、固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルを製造する。
本発明の特徴は、従来、左右一対のダイロールの両方で投入される固形製剤を、右側ダイロールのみに投入するようにし、これに伴い、ダイロール外周面減圧を、固形製剤が投入されている右側ダイロールのみに行うことである。これにより、左右両面のゼラチンシートによる洗練された封入を連続定量的に行うことができる。
また、固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセル内の固形製剤および液状製剤の含有量を一定に制御することにより、均一な形状と重量を持ったソフトゲルカプセルを提供することができる。
図2は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内のカプセル成形部の構成を示す詳細図である。
図2には、ソフトゲルカプセルを形成するためのすべてのセグメントが示されている。
ソフトゲルカプセルに成形させる段階は、
(a)ウェッジセグメント(80)の接着面(803)の下部の左側ダイロールの外周面(301)に第1のゼラチンシートを供給する段階と、
(b)ウェッジセグメント(80)の接着面(802)の下部の右側ダイロールの外周面(401)に第2のゼラチンシートを供給しながら外周面(401)の上部にポケット(404)を形成して固形製剤をポケット内に投入する段階と、
(c)左側ダイロールと右側ダイロールが互いに接触する封入成形部(403)に、ポケット(404)から固形製剤を投入して、液状製剤注入管(801)から液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
(d)第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートを互いに熱圧着、切断、封入して固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルに成形させる段階と、
が含まれている。
また固形製剤を移送投入する段階において、固形製剤を投入する段階は、
i)右側ダイロール(40)の内部に真空状態の右側ダイロール外周減圧面(402)を形成する段階と、
ii)右側ダイロール外周減圧面(402)の上に供給された第2のゼラチンシートを使用して、ポケット(404)を形成する段階と、
がさらに含まれている。
また固形製剤を移送投入する段階において、固形製剤を移送する段階は、
i)固形製剤(503)が固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送される段階と、
ii)固形製剤の供給アンカー(504)によって一本ずつ順次固形製剤移送ローラー(45)に移送供給される段階と、
である。
上記した右側ダイロール外周減圧面(402)の減圧のために、右側ダイロールの内部に外部減圧真空装置を接続させ、右側ダイロールの内部に真空状態の右側ダイロール外周減圧面が生成されるようにする。
本発明の特徴である右側ダイロール外周減圧面(402)のみの生成は、従来の左側と右側の両方のダイロール外周減圧面を生成させることよりも、電力消費を減少させ、コストの削減が可能である。また、右側ダイロール外周面減圧によってゼラチンシートがダイロール外周面にくっつく現象を最小限に抑え、これにより製品の均一性を最大化させ、一定の含有量の固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの製造を可能にする。
図3は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す平面図である。
図3に示すように、
固形製剤を移送投入する段階において、固形製剤を移送する段階は、
i)固形製剤(503)が固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送される段階と、
ii)固形製剤の供給アンカー(504)によって一本ずつ順次固形製剤移送ローラー(45)に移送供給される段階と、
である。
図4aは、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す側面図である。
図4aは、固形製剤の供給シューター(50)で固形製剤(503)が穴形状の固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送する形状を図示している。固形製剤は、回転する固形製剤移送ローラー(45)に供給され、移送ローラ外周面ホールに投入された後、再び右側ダイロール外周減圧面(402)に移送供給される。
図4bは、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤移送ローラーの形状を示す概略図である。
図5は、本発明に使用されるソフトゲルカプセルの製造装置内の固形製剤の供給シューターの形状を示す部分詳細図である。
固形製剤の供給シューター(50)で固形製剤(503)が凹状の固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送され、固形製剤の供給アンカー(504)によって一本ずつ順次固形製剤移送ローラー(45)に移送供給されることを示している。
図6aは、本発明の製造方法で製造されたソフトゲルカプセルの成形後の形状を示す概略図である。
図6aに示すように、封入成形部(403)では多数のソフトゲルカプセルが製造され、本発明の固形製剤および液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの形状は左右対称形状および上下対称形状である。
通常のソフトゲルカプセルの製造装置で複数の製造されたソフトゲルカプセルは、上下非対称なジグザグ形状であり、これと本発明のソフトゲルカプセルとは異なるものである。
図6bは、本発明の製造方法で製造されたソフトゲルカプセルの一つの形状を示した概略図である。
図6bに示すように、本発明の固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルは、シェル(203)の内部に固形製剤(201)と液状製剤(202)を含んでいる。シェルは通常ゼラチンで構成されており、固形製剤と液状製剤は、それぞれ少なくとも1以上の医薬品を含むものである。
しかし、図6bに図示された形状は、単に例示的な形状を示したものである。したがって、本発明の固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルの形状を限定するものではない。本発明の固形製剤と液状製剤の形状は、特許請求の範囲に記載された保護範囲内で当業者が必要に応じて変形させることができる。
10 第1のゼラチン冷凍ドラム
11 第1のゼラチンスプレッダーボックス
12 第1移送ローラー
20 第2ゼラチン冷凍ドラム
21 第2のゼラチンスプレッダーボックス
22 第2移送ローラー
30 左側ダイロール
40 右側ダイロール
45 固形製剤移送ローラー
50 固形製剤の供給シューター
51 固形製剤の供給ホッパー
60 液状製剤加熱ホッパー
70 システムコントローラ
71 ディスプレイパネル
80 ウェッジセグメント
100 モーター
110 減速機
200 ソフトゲルカプセル
201 固形製剤
202 液状製剤
203 シェル
301 左側ダイロールの外周面
310 ガイドローラー
401 右側ダイロールの外周面
402 ダイロール外周減圧面
403 封入成形部
404 ポケット
410 ガイドローラー
451 移送固形製剤
501 固形製剤移送ルート
502 固形製剤の供給ホッパー接続
503 固形製剤
504 固形製剤の供給アンカー
505 固形製剤の供給サポート
801 液状製剤注入管
802 ウェッジセグメントの接着面
803 ウェッジセグメントの接着面
804 側面の液状製剤注入管
805 側面の液状製剤注入管

Claims (1)

  1. i)第1ゼラチン冷凍ドラム(10)で冷却された第1のゼラチンシートを、第1移送ローラー(12)を介して左側ダイロール(30)の上部に供給する段階と、
    ii)第2ゼラチン冷凍ドラム(20)で冷却された第2のゼラチンシートを、第2移送ローラー(22)を介して右側ダイロール(40)の上部に供給する段階と、
    iii)固形製剤の供給シューター(50)から供給された固形製剤を、固形製剤移送ローラー(45)を介して右側ダイロール外周減圧面(402)の上部に形成されたポケット(404)に移送投入する段階と、
    iv)左側ダイロール(30)と右側ダイロール(40)が互いに接触する封入成形部(403)に、液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
    v)前記第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートとを、互いに熱圧着、切断、封入してソフトゲルカプセルに成形させる段階と、
    を含むソフトゲルカプセルの製造方法において、
    前記ソフトゲルカプセルは、固形製剤と液状製剤がそれぞれ少なくとも1以上の医薬品を含有すること、
    前記固形製剤を移送投入する段階は、
    固形製剤(503)が固形製剤移送ルート(501)の斜面に沿って移送される段階と、
    固形製剤の供給アンカー(504)によって一本ずつ順次固形製剤移送ローラー(45)に移送供給される段階と、を含むこと、
    右側ダイロール(40)の内部に真空状態の右側ダイロール外周減圧面(402)を形成する段階と、
    右側ダイロール外周減圧面(402)の上に供給された第2のゼラチンシートを使用して、ポケット(404)を形成する段階と、をさらに含むこと、
    前記ソフトゲルカプセルに成形させる段階は、
    (a)ウェッジセグメント(80)の接着面(803)の下部の左側ダイロールの外周面(301)に第1のゼラチンシートを供給する段階と、
    (b)ウェッジセグメント(80)の接着面(802)の下部の右側ダイロールの外周面(401)に第2のゼラチンシートを供給しながら外周面(401)の上部にポケット(404)を形成して固形製剤をポケット内に投入する段階と、
    (c)左側ダイロール(30)と右側ダイロール(40)が互いに接触する封入成形部(403)に、ポケット(404)から固形製剤を投入して、液状製剤注入管(801)から液状製剤を浸透させる段階と、
    (d)第1のゼラチンシートと第2のゼラチンシートと、を互いに熱圧着、切断、封入して固形製剤と液状製剤をコア成分として含有するソフトゲルカプセルに成形させる段階と、を含むことを特徴とするソフトゲルカプセルの製造方法。
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