JP6280516B2 - 作業者保護具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者保護具に係り、特に、作業バケットに設置されて使用されるものに関する。
道路の橋梁等の構造物は、日々点検を要するが、点検個所によっては、高所作業車を用いて点検を行っている。
ここで、高所作業車を用いた点検作業中に、作業者の誤操作により、高所作業車の作業バケットに乗っている作業者が、作業バケットと構造物との間に挟まれ受傷してしまうことを防止することが重要である。
なお、従来、作業者の受傷を防止するための作業者保護具として、たとえば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の作業者保護具は、作業バケットの上方に突出するようにして、作業バケットに設置されて使用される。
特開2009−84033号公報
ところで、従来の作業者保護具では、高所作業車を用いた点検作業中の作業者の誤操作により、作業者保護具が構造物にぶつかると、作業者保護具によって構造物が損傷するおそれがあるという問題がある。
本発明は、作業者を乗せて作業位置へ移動する作業バケットに設置される作業者保護具において、作業者の誤操作等によって作業者保護具が構造物にぶつかっても、作業者保護具によって構造物が傷付きまたは損傷することを極力回避することができるものを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、作業者を乗せて作業位置へ移動する作業バケットに設置される作業者保護具において、前記作業バケットに設置されたときに前記作業バケットから上方に突出し、構造物に当接することで弾性変形する弾性変形部を有し、前記弾性変形部は、細長い棒状に形成されており、細長い棒状の剛性部を備え、前記弾性変形部が、前記剛性部の長手方向一端部から突出しており、前記作業バケットは、底壁部と、この底壁部の外周部から上方に立ち上がっている側壁部とを備えて枡状に形成されており、前記作業バケットに設置されたとき、前記剛性部の長手方向と前記弾性変形部の長手方向とが上下方向になり、前記剛性部が下方に位置し、前記弾性変形部が上方に位置しているとともに、前記剛性部が前記作業バケットの側壁部よりも所定の長さだけ上方に突出している作業者保護具である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業者保護具において、前記作業バケットの側壁部に係合する第1の係合部と、前記作業バケットの底壁部に係合する第2の係合部とを有し、前記第2の係合部は、前記剛性部の長手方向の他方の端部に設けられた磁石を備えて構成されている作業者保護具である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業者保護具において、前記剛性部は、外側筒状部と、外側筒状部内に収容可能な内側筒状部とを備えて構成されている作業者保護具である。
本発明によれば、作業者を乗せて作業位置へ移動する作業バケットに設置される作業者保護具において、作業者の誤操作等によって作業者保護具が構造物にぶつかっても、作業者保護具によって構造物が傷付きまたは損傷することを極力回避することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る作業者保護具が設置された作業バケットを示す斜視図である。 図1におけるII−II断面を示す図であり、(a)は作業者保護具を最大にのばした状態を示しており、(b)は作業者保護具を短くした状態を示している。 図2(a)におけるIII矢視図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の剛性部を構成する外側筒状部の下側筒状体を示す図であり、(a)は(b)におけるIVA矢視図であり、(c)は(b)におけるIVC矢視図であり、(d)は(b)におけるIVD矢視図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の第1の係合部を構成する下側係合体を示す図であり、(a)は(b)におけるVA矢視図であり、(c)は(b)におけるVC矢視図であり、(d)は(b)におけるVD矢視図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の剛性部を構成する外側筒状部の中間継手を示す図であり、(a)は(b)におけるVIA矢視図であり、(c)は(b)におけるVIC矢視図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の剛性部を構成する外側筒状部のストッパを示す図であり、(a)は(b)におけるVIIA矢視図であり、(c)は(b)におけるVIIC矢視図であり、(d)は(b)におけるVIID矢視図であり、(e)は(a)に対応する図であって、ストッパを開いた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の第1の係合部を構成する上側係合体を示す図であり、(b)は(a)におけるVIIIA矢視図であり、(c)は(a)におけるVIIIC矢視図であり、(d)は(a)におけるVIIID矢視図であり、(e)は(a)に対応する図であって、上側係合体を開いた状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の剛性部を構成する内側筒状部を示す図であり、(a)は(b)におけるIX矢視図である。 本発明の実施形態に係る作業者保護具の弾性変形部を示す図である。
本発明の実施形態に係る作業者保護具(たとえば、セーフティーポール)1は、作業者を乗せて、作業位置(たとえば、高所作業位置)へ移動する作業バケット(たとえば高所用作業バケット)3に設置されるものである(図1参照)。
図2や図3で示すように、作業者保護具1は、弾性変形部(弾性変形体)5を備えて構成されている。弾性変形部5は、作業者保護具1が作業バケット3に設置されたときに、作業バケット3から上方に突出している。そして、作業バケット3が、たとえば、上方へ移動したときに、弾性変形部5は、作業バケット3よりも先に図示しない構造物(たとえば、道路の橋桁)に当接し、この当接によって弾性変形するようになっている。この弾性変形は、たとえば、構造物への傷付きを極力回避するために生じるものである。弾性変形部5は、細長い棒状に形成されており、たとえば、挫屈のような態様で弾性変形するようになっている。
また、作業者保護具1は、細長い棒状の剛性部(剛性体)7を備えており、弾性変形部5は、剛性部7の長手方向一端部(上端)から上方へ突出している。これにより、作業者保護具1も細長い棒状になっている。
作業バケット3は、底壁部9と、この底壁部9の外周部から上方に立ち上がっている側壁部11とを備えて枡状に形成されている。
作業者保護具1が作業バケット3に設置されたとき、剛性部7の長手方向と弾性変形部5の長手方向とが上下方向になり、剛性部7が下方に位置し、弾性変形部5が上方に位置している。さらに、作業者保護具1が作業バケット3に設置されたとき、剛性部7が作業バケット3の側壁部11よりも所定の長さ(所定の高さ)L1だけ上方に突出している(図2(a)参照)。
所定の長さ(上方への突出高さ)L1は、たとえば、作業バケット3の側壁部11と構造物との間に作業者の体の部位が入り込むことができる400mm程度になっている。
剛性部7は、作業者の誤操作等によって剛性部7が構造物にぶつかったときでも、ほとんど変形せず、また、容易には破壊しない強度を備えている。
弾性変形部5の先端(上端)には、構造物の傷付きを一層確実に防止するためのゴム材料等の柔らかい保護材13が設けられている(図10参照)。この保護材13は、作業者に対して目立つように構造物の色に対して、たとえば、補色になっていることが望ましい。
なお、作業バケット3は、たとえば、鋼等の磁性を有する金属材料で構成されており、剛性部7も、たとえば、鋼等の金属材料で構成されており、弾性変形部5(保護材13を除く部位;後述する本体部69)は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂もしくは硬質のゴム等の材料で構成されている。さらには、弾性変形部5は、外力が加わったとき、容易に変形するが、容易には破断(粉砕)しない材料(破断強度の大きい材料)で構成されている。
剛性部7には、第1の係合部15と第2の係合部17とが設けられている。第1の係合部15は、作業バケット3の側壁部11に係合するようになっている。第2の係合部17は、作業バケット3の底壁部9に係合するようになっている。また、第2の係合部17は、剛性部7の長手方向の他方の端部(下端部)に設けられた磁石(マグネット)19を備えて構成されている。
第1の係合部15と第2の係合部17とが、作業バケット3に係合することで、作業者保護具1が作業バケット3に設置されるようになっている。
また、剛性部7は、外側筒状部21と、外側筒状部21内に収容可能な内側筒状部23とを備えて構成されている。弾性変形部5は、内側筒状部23に着脱自在になっている。
作業者保護具1(剛性部7)は、作業バケット3に対して容易に着脱自在(工具を用いることなく素手で着脱自在)になっており、弾性変形部5は、剛性部7に対して容易に取り換え可能になっている。なお、弾性変形部5が剛性部7に対して容易に着脱自在になっていてもよい。
また、作業者保護具1が作業バケット3に設置されており、弾性変形部5が撤去されており、外側筒状部21内に内側筒状部23が収容された状態(弾性変形部撤去・内側筒状部収容状態)では、作業者保護具(弾性変形部無しの作業者保護具)1は、作業バケット3から上方に突出しておらず、作業バケット3内に収まっている(図2(b)参照)。なお、上記弾性変形部撤去・内側筒状部収容状態において、作業者保護具1が作業バケット3から上方から突出していてもよい。
ここで、作業者保護具1についてさらに詳しく説明する。説明の便宜のために、上下方向に対して直交する所定の一方向を縦方向とし、上下方向と縦方向とに対して直交する方向を横方向とする。
作業バケット3は、矩形な枡状に形成されており、作業者保護具1は、作業バケット3の4隅のそれぞれに計4本設置されるようになっている。
また、作業バケット3の底壁部9は矩形な平板状に形成されており、厚さ方向が上下方向になっている。作業バケット3の側壁部11は、側壁部本体部25と、手摺り27と、手摺り支持部29とを備えて構成されている。
側壁部本体部25は、4枚の矩形な平板状のものを「ロ」字状につなげたことで、矩形な筒状に形成されている。また、側壁部本体部25は、この厚さ方向が縦方向もしくは横方向になるようにして、底壁部9の矩形な外周から上方に起立している。
手摺り27は、たとえば、細長い円柱状の素材を適宜折り曲げて両端部をお互いにつないだことで、「ロ」字状(矩形な環状)に形成されている。また、手摺り27は、「ロ」字の各辺が縦方向や横方向に延伸するようにして、側壁部本体部25の上方で側壁部本体部25から所定の距離だけ離れて設けられている。上下方向から見ると、手摺り27と側壁部本体部25とはお互いがほぼ重なっている。
手摺り支持部29は、たとえば、外径が手摺り27の円柱の外径と等しいかもしくは小さい円柱状の細長い材料で構成されている。手摺り支持部29は、この長手方向が上下方向になるようにして、下端が側壁部本体部25に一体的に設けられ、上端が手摺り27に一体的に設けられている。また、手摺り支持部29は、複数本設けられており、縦方向や横方向とでお互いが離れている。
作業バケット3には、操作部(図示せず)が設けられているとともに、作業バケット3は、作業車(図示せず)のアーム31の先端部でアーム31に支持されている(図1参照)。そして、作業者が、操作部を介してアーム31を旋回させたり、移動させたりすることができるようになっている。アーム31の移動によって、作業バケット3が移動するようになっている。
剛性部7の外側筒状部21は、図2等で示すように、下側筒状体33と、中間継手35と、上側筒状体37と、ストッパ39とを備えて構成されている。
下側筒状体33は、図4で示すように、円筒状の本体部41と、キー43とを備えて構成されている。キー43は、上下方向に長く延び、本体部41の上下方向の中間部に設けられており、本体部41の外周から突出している。
第2の係合部17は、下側筒状体33の下端に設けられている。さらに説明すると、第2の係合部17は、底板部45と、マグネット保持体47と、マグネット19とを備えて構成されている。
底板部45は、厚さ方向が上下方向になるようにして、下側筒状体33の下端で下側筒状体33の開口部を塞ぐようにして、下側筒状体33に一体的に設けられている。マグネット保持体47は、底板部45の下面で底板部45に一体的に設けられている。マグネット19は、マグネット保持体47に一体的に設けられており、マグネット19の少なくとも下面(平面状の下面)が露出している。なお、マグネット19の下面は、上下方向に対して直交している。また、マグネット保持体47やマグネット19は複数(たとえば、2つ)設けられている。
中間継手35は、図6で示すように、内径が下側筒状体33の外径とほぼ等しく、長さの短い円筒状に形成されており、上下方向の中間部を切り欠いたことで、開口部51が形成されている。
上側筒状体37は、図2で示すように、内外径が下側筒状体33のものと等しく、長さが下側筒状体33よりも短く中間継手35よりも長い円筒状に形成されている。
ストッパ39は、図7で示すように、第1の半円筒状部53と、第2の半円筒状部55と、ヒンジ部57と、ストッパ部59と、ノブ61とを備えて構成されている。
第2の半円筒状部55は、ヒンジ部57を介して、第1の半円筒状部53に対して回動自在になっており、開いた状態(図7(e)参照)から、閉じた状態(図7(a)等参照)に、また、閉じた状態から開いた状態に回動するようになっている。
なお、閉じた状態では、円筒状の部位63が形成されており、円筒状の部位63の内径は、中間継手35の外径とほぼ等しくなっている。また、閉じた状態では、ノブ61により、ヒンジ部57とは反対側の端部で、第2の半円筒状部55が第1の半円筒状部53に固定され、円筒状の部位63の形態が維持されるようになっている。
ストッパ部59は、円板の両端部(弓状の一対の端部)を切り欠いた形状に形成されており、第2の半円筒状部55に一体的に設けられている。そして、第2の半円筒状部55が閉じられて円筒状の部位63が形成されているときには、円筒状の部位63の中間部で円筒状の部位63の内部をほぼ塞いでいる。
剛性部7の内側筒状部23は、図9で示すように、外径が下側筒状体33の内径とほぼ等しく細長い円筒状の本体部65と、弾性変形部5を係止するための係止部67とを備えて構成されている。
弾性変形部5は、上述したように、本体部69と、保護材(先端部)13とを備えて構成されている。本体部69は、たとえば、透明なポリ塩化ビニル等の透明な材料で細長い円筒状に形成されており、この円筒の外径は、内側筒状部23の本体部65の内径とほぼ等しくなっている。保護材13は、背の低い円柱状に形成されており、外径が、弾性変形部5の本体部69の外径よりも大きくなっている。
なお、剛性部7を形成している内側筒状部23の係止部67は、ナット71と、図示しないスリーブ等の部材とを備えて構成されている。ナット71は、内側筒状部23の本体部65の上端部で本体部65に螺合している。そして、弾性変形部5の本体部69の下端側の部位を内側筒状部23の本体部65の上端から本体部65内に挿入し、ナット71を締め付けると、ナット71とスリーブ等の部材とによって弾性変形部5の本体部69が締め付けられ、弾性変形部5と内側筒状部23とが一体化するようになっている。
なお、すでに理解されるように、弾性変形部5の剛性部7からの突出高さは、弾性変形部5の、内側筒状部23の本体部65内への挿入長さを変更することで、容易に変更することができるようになっている。
剛性部7や弾性変形部5が組み立てられた状態では、図2(a)や図3で示すように、下側筒状体33と中間継手35と上側筒状体37とがこの順で下から上に向かって連結されている。
下側筒状体33の中心軸と中間継手35の中心軸と上側筒状体37の中心軸とはお互いが一致している。下側筒状体33の上端部が中間継手35の下端部内に入り込んでいる。ただし、下側筒状体33の上端は、中間継手35の開口部51よりも下方に位置している。また、たとえば、中間継手35は下側筒状体33に一体的に設けられている。
上側筒状体37の下端部が中間継手35の上端部内に入り込んでいる。ただし、上側筒状体37の下端は、中間継手35の開口部51よりも上方に位置している。
ストッパ39は、第2の半円筒状部55が閉じられた状態で、中間継手35の外周に設置されている。そして、ストッパ部59が、中間継手35の開口部51を通って、中間継手35内に入り込み、上側筒状体37の下端端がストッパ部59に当接している。これにより、上側筒状体37の下降が阻止され、図2(a)に示す突出高さL1が維持されるようになっている。
また、ストッパ39の第2の半円筒状部55が図7(e)で示すように開かれると、ストッパ部59が、中間継手35から出るようになっている。これにより、図2(b)で示すように、内側筒状部23の下側の部位の大部分が、外側筒状部21内に入り込み、剛性部7(内側筒状部23)の上端(内側筒状部23の上端)が、手摺り27より僅かに下方に位置するようになっている。
なお、ストッパ39の第2の半円筒状部55が開かれても、第1の半円筒状部53が中間継手35に一体的に設けられているので、ストッパ39が中間継手35から外れてしまうことはない。
弾性変形部5は、使用時には、図2(a)で示すように、下端部が剛性部7の内側筒状部23に挿入され、内側筒状部23と一体化され、剛性部7の上端から上方に、たとえば、最大の高さで突出している。また、弾性変形部5は、不使用時(図示せず)には、弾性変形部5の大部分(本体部69の下側部位の大部分)が、内側筒状部23内に収容される構成になっている。この場合、保護材13の上端が、手摺り27の上端よりも僅かに上方に位置しているが、手摺り27の上端と一致していてもよいし、手摺り27の上端よりも僅かに下方に位置していてもよい。なお、弾性変形部5が、不使用時に剛性部7から撤去される構成になっていてもよい。
第1の係合部15は、複数(たとえば、2つ)の係合体(下側係合体73、上側係合体75)を備えて構成されている。下側係合体73が側壁部本体部25に係合し、上側係合体75が手摺り27に係合し、さらに、第2の係合部17のマグネット19が、作業バケット3の底壁部9に吸着することで、剛性部7(作業者保護具1)が作業バケット3に固定されている。
下側係合体73は、図5で示すように、作業バケット3の側壁部本体部25に引っかけられるひっかけ部77と、剛性部7の外側筒状部21で下側筒状体33を保持するクランプ部79とを備えて構成されている。
ひっかけ部77は、矩形な平板状の素材を適宜曲げることで形成されており、作業バケット3の側壁部本体部25の上面と側面とに接触するとともに、側壁部本体部25の側面にこの上側と内側と外側とから引っ掛かるようになっている。なお、側壁部本体部25の側面を内側と外側とから付勢力をもって挟み込む構成であってもよい。
クランプ部79は、矩形な板状の本体部81と、クランプレバ83とを備えて構成されており、ひっかけ部77の下端部に設けられている。本体部81には、キー溝85を備えた円形状の貫通孔87と、スリット89とが設けられている。
そして、剛性部7を構成する外側筒状部21の下側筒状体33のキー43をキー溝85に合せて、下側筒状体33を貫通孔87に挿入してクランプレバ83を締めると、貫通孔87が僅かに縮径し、下側係合体73が、剛性部7の外側筒状部21に固定されるようになっている。
上側係合体75は、図8で示すように、手摺り27に係止される係止部(たとえば、タキゲン製造株式会社の蝶番式吊バンドBN式_25A)91と、円筒状の本体部93と、第1の連結部95と、第2の連結部97と、キャッチクリップ係合片99と、キャッチクリップ(たとえば、キゲン製造株式会社のロック付きキャッチクリップ_C−1007−1)101と、つまみボルト103とを備えて構成されている。
係止部91は、図7で示すストッパ39と同様にして、第1の半円筒状部105と、第2の半円筒状部107と、ヒンジ部109とを備えて構成されている。そして、図8(e)で示すように、第2の半円筒状部107が、第1の半円筒状部105に対して開いたり、図8(a)で示すように閉じたりするようになっている。図8(a)に示すように閉じた状態では、係止部91の円筒状の部位の内径は、手摺り27の外径と等しいかごく僅かに小さくなっている。
本体部93は、内径が内側筒状部23の内径と等しくなっている。第2の連結部97は、矩形な平板状に形成されており、第1の連結部95を介して本体部93に一体に設けられているとともに、本体部93から離れて上方に延出している。係止部91の第1の半円筒状部105は、第2の連結部97の上方で第2の連結部97に一体的に設けられている。
キャッチクリップ係合片99は、矩形な平板状の素材を「J」字状に曲げた形状に形成されており、第2の半円筒状部107の下方で第2の半円筒状部107に一体的に設けられている。
キャッチクリップ101は、第2の連結部97に設けられているとともに、操作片111を操作することで、キャッチクリップ係合片99に係合し、第1の半円筒状部105と第2の半円筒状部107とが閉じている状態を維持するようになっている。さらに、つまみボルト103によって、操作片111が固定され、上記閉じた状態を確実に維持することができるようになっている。
そして、剛性部7の内側筒状部23を本体部93に挿入し、第2の半円筒状部107を第1の半円筒状部105に対して開いておいて、第2の半円筒状部107と第1の半円筒状部105との間に、手摺り27を入れ、第2の半円筒状部107を閉じると、係止部91内を手摺り27が貫通するようになっている。
さらに、キャッチクリップ101とつまみボルト103とを適宜操作することで、上側係合体75が、手摺り27に固定されるようになっている。
ところで、弾性変形部5の内部にワイヤ等のひも状部材を設けてもよい。ワイヤは、弾性変形部5の本体部69内と、内側筒状部23内とを延伸しており、上端部が弾性変形部5の本体部69の上端に固定され、下端部が内側筒状部23の下端部に固定されている。そして、図2(a)で示すように、弾性部5が剛性部7の上端から上方に、たとえば、最大の高さで突出している状態では、ワイヤは、直線状になっている。これにより、弾性部5の剛性部7からの突出高さの最大値を規定することができる(弾性部5が限界を超えて突出することを無くすことができる)。
次に、作業者保護具1が設置されている作業バケット3の動作を説明する。
作業バケット3に作業者が乗って、操作部によって作業バケット3を上方に移動し、構造物の点検等の作業をする。このとき、操作を誤って、保護材13が構造物に接触すると、弾性変形部5が撓む。これに気づいた作業者が、作業バケット3の上昇を停止する。
なお、保護材13を構造物に故意に接触させ、弾性変形部5をわずかに弾性変形させておいて、構造物の点検等の作業を行うようにしてもよい。
作業者保護具1によれば、作業バケット3に設置されたときに作業バケット3から上方に突出し、作業バケット3が上方向に移動したときに作業バケット3よりも先に構造物に当接することで弾性変形する弾性変形部5を備えているので、作業者の誤操作等により作業バケット3が上方向に移動して作業者保護具1が構造物にぶつかっても、弾性変形部5が弾性変形する。そして、弾性変形部5が衝撃力を吸収するので、構造物が傷付きまたは損傷することが極力回避される。また、作業者保護具1が先に構造物にぶつかり、構造物と作業バケット3との間に作業者が挟まれることが無くなって作業者が保護される。
また、作業者保護具1によれば、作業バケット3に設置されたとき、剛性部7が作業バケット3の側壁部11よりも所定の長さL1だけ上方に突出しているので、作業者の受傷を一層確実に防止することができる。
すなわち、作業者の誤操作等によって剛性部7が構造物にぶつかったときでも、剛性部7が容易には破壊しない強度を備えているので、作業者が作業バケット3と構造物との間に挟まれるおそれが無くなる。
また、作業者保護具1によれば、作業バケット3の底壁部9に係合する第2の係合部17が磁石19を備えて構成されているので、作業者保護具1を作業バケット3に、容易にしかも一層強固に設置することができる。
また、作業者保護具1によれば、外側筒状部21内に内側筒状部23が収容可能になっているので、作業者保護具1を作業バケット3に設置したままでも、作業者保護具1の作業バケット3からの上方への突出高さを少なくするか無くすことができる。これにより、作業バケット3に作業者保護具1を設置したままでも、不使用時における作業者保護具1や作業バケット3の保管等がしやすい。
1 作業者保護具
3 作業バケット
5 弾性変形部
7 剛性部
9 底壁部
11 側壁部
15 第1の係合部
17 第2の係合部
19 磁石
21 外側筒状部
23 内側筒状部
L1 上方への突出高さ

Claims (3)

  1. 作業者を乗せて作業位置へ移動する作業バケットに設置される作業者保護具において、
    前記作業バケットに設置されたときに前記作業バケットから上方に突出し、構造物に当接することで弾性変形する弾性変形部を有し、
    前記弾性変形部は、細長い棒状に形成されており、
    細長い棒状の剛性部を備え、
    前記弾性変形部が、前記剛性部の長手方向一端部から突出しており、
    前記作業バケットは、底壁部と、この底壁部の外周部から上方に立ち上がっている側壁部とを備えて枡状に形成されており、
    前記作業バケットに設置されたとき、前記剛性部の長手方向と前記弾性変形部の長手方向とが上下方向になり、前記剛性部が下方に位置し、前記弾性変形部が上方に位置しているとともに、前記剛性部が前記作業バケットの側壁部よりも所定の長さだけ上方に突出していることを特徴とする作業者保護具。
  2. 請求項1に記載の作業者保護具において、
    前記作業バケットの側壁部に係合する第1の係合部と、
    前記作業バケットの底壁部に係合する第2の係合部とを有し、
    前記第2の係合部は、前記剛性部の長手方向の他方の端部に設けられた磁石を備えて構成されていることを特徴とする作業者保護具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業者保護具において、
    前記剛性部は、外側筒状部と、外側筒状部内に収容可能な内側筒状部とを備えて構成されていることを特徴とする作業者保護具。
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