JP6280511B2 - 安全封緘具 - Google Patents

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Description

本発明は、新種の安全封緘具、このような安全封緘具を用いるための閉鎖システム、ならびにこのような封緘システムを備えた安全容器および滅菌コンテナに関する。
封緘具は、封鎖部材が開かれたか、もしくは結合部材が切り離されたかどうかを検査するために使用される。こうして封緘具は、例えば海上コンテナが確実にそれに附属する税関書類に記載されている品物を積んでいることを保障するために、税関で施封される。税関はこのために、その両端が鉛封印で接続されるワイヤー環を使う。加えてこの封印は、封印が新しいものに取り替えられたかどうか確認することを可能にする。医学の領域では、封緘具は、滅菌コンテナが滅菌後すでに一度開けられたか、またその中に入れられている器具が確実に滅菌状態であるかどうかを検査するために、滅菌コンテナで使用される。このために、各種の封緘具が提供されている。
滅菌コンテナのための非常に簡単な封緘具は、ケーブルタイの原理で作用し、すなわちプラスチックのストラップであって、それはコンテナ蓋とコンテナ槽のそれぞれ1つの穴に通され、続いて閉鎖される。この種の封緘具は、封緘具の1つの末端に、1つもしくは複数の窪みが設けられており、それらの窪みの、ストラップの近位方向を向いた側面には傾斜が付けられていて、他方、遠位方向を向いた側面には急勾配が付けられていることにより、閉鎖される。ストラップの他方の末端には、その中に弾力性のラッチを備えている、導通孔を持つ頭部が設けられている。ストラップの近位端部は、ラッチが窪みに噛合するように導通孔に挿入される。急勾配が付けられている窪みの側面と、それに対応するラッチの形態によって、ストラップの近位端部は、容易に導通孔内に挿入できるが、ストラップを引っ張っても近位端部を導通孔から抜き出すことには繋がらないことが確保される。加えてこのようなストラップには記入領域もしくは類似のものを設けることができる。この種類の封緘具は、それを破壊すること、すなわちストラップを切断することで開くことができる。
この種の封緘具の問題は、意図的な不法行為から充分に保護されていないことである。すなわち、薄い物体を封緘具の頭部に差し込み、弾力性のラッチを、弾性作用に抗して封緘具の近位端内の窪みから出るように変形し、このようにして封緘具を破壊することなく開放することができる。その後で封緘具は再び使用することさえも可能であり、その結果、初期状態を確保するという機能を充足することができない。
加えて医療分野ではさらに、正しく開放された封緘具、すなわち破壊された封緘具は、コンテナ槽の蓋を持ち上げた時に、コンテナの両方の孔に固定されずにぶら下がっているだけで、容易に落下するという問題がある。手術室の床は非滅菌領域とされていることから、落下した封緘具を簡単に拾うことはできない。頻繁に複数のコンテナが使用されることから、しばしば複数の封緘具が床に落下し、職員の足元の安全に影響を及ぼし、職員の集中力にも影響を与えることがあり得る。
滅菌コンテナのための他の安全システムは、弯曲可能なカードからなり、このカードは、その自由端がコンテナ蓋の閉鎖シャックルの前側に位置するように、側方からスリットに差し込まれる。加えて、このカードの差し込まれた端部は特別な凹部ないしは孔を持ち、これはスリット内でこれが属する突出部に噛合し、その結果このカードは少なくとも閉鎖されているコンテナでは、スリットから簡単に取り外したり、再度挿入したりすることができない。閉鎖シャックルが開かれると、このカードは弯曲し、閉鎖シャックルの後側の元の位置に跳ね戻る。閉鎖シャックルが再び閉鎖される場合、このカードはもはや閉鎖シャックルの前側ではなく、閉鎖シャックルの後側に位置し、その結果コンテナがすでに開かれたことが表示される。しかしながら、次の滅菌過程のためにカードの交換を可能にする機構は比較的複雑であり、そのため経費がかかり、また故障しやすく、かつ滅菌結果に不利に影響する。さらに加えてこの安全装置も不法行為に対して安全ではない。このカードは、再度閉鎖シャックルが閉鎖される前に、長くて薄い物体を用いて前方に曲げ戻すことができ、その結果カードは再び閉鎖シャックルの前側に位置することになる。
既知の封緘具および安全機構のさらなる大きな問題は、封緘具がすでに無効にされたか、ないしは破壊されたかが、一瞥では認識できないことである。例えばストラップ型の封緘具の場合破壊された封緘具をコンテナの孔に再び通すことができ、注意深くない使用者は、封緘具がすでに破壊され、すなわちそれをもって無効にされたことに必ずしも気が付かない。
それゆえに本発明の課題は、無効にすることによって封緘具の一部もしくは封緘具全体が、封緘されていた封鎖部材から落下することができない安全封緘具を提供することである。
本発明の別の課題は、封緘具を無効にした後は、封緘されていた封鎖部材の閉鎖が阻止される、安全封緘具を提供することである。
本発明の別の課題は、封緘されていた封鎖部材を開放すること以外の、意図的ではない他の作用によって封緘具が無効にされることから保護されている安全封緘具を提供することである。
本発明の別の課題は、封緘された封鎖部材がすでに開かれている場合にのみ除去することができる安全封緘具を提供することである。さらに、この安全封緘具は、強い力をかけることなく、また注意深く扱う必要なく除去可能でなければならない。
本発明の別の課題は、本発明の安全封緘具の使用に適した安全封鎖部材を提供することである。
本発明の別の課題は、本発明の安全封緘具の使用に適した本発明の安全封鎖部材を備える、安全容器および詳細には滅菌コンテナを提供することである。
本発明のこの課題を解決するために、請求項1から15にそった安全封緘具と、請求項16から21にそった安全封鎖部材と、請求項22から24にそった安全容器と、請求項25および26にそった滅菌コンテナとが提供される。
本発明の第1の態様によれば、安全封緘具は、少なくとも1つの係合突出部を備える、好ましくは少なくとも2つの係合突出部を備える封緘具ベース部と、封緘具ベース部と連結されている、少なくとも1つのロックシャックルを備える封緘具ヘッド部とを持つ。各々のロックシャックルはこの場合、少なくとも1つのヒンジ要素を介して封緘具ヘッド部に可動式に連結されている。
こうしてこの安全封緘具は、封鎖部材の第1の部分上の対応するホルダ内に取付けられ、また固定されることができる。この係合突出部は、安全封緘具の、対応するホルダへの速やかなかつ容易な取付けを保証する。この場合ロックシャックルは封鎖部材の第2の部分を封鎖し、その結果封鎖部材を開けることはできない。多くの場合、封鎖部材というのは、この封鎖部材を開くために、1つの封鎖部材部分が他の封鎖部材部分に対して垂直に(すなわちこれらの封鎖部材部分は基本的には相互に平行である)、もしくは他の封鎖部材部分に対して旋回されながら(すなわち封鎖平面内にある回転軸を中心にする旋回によって)除去される封鎖部材である。しかしこの安全封緘具が、封鎖部材上に設けられていることも可能であり、この封鎖部材では、1つの封鎖部材部分が他の封鎖部材部分に対して封鎖平面内で摺動および/または旋回される(封鎖部材部分は相互に平行に維持され、旋回は、場合によっては封鎖平面に対して垂直に位置する軸を中心に生じる)。このためにはロックシャックル上に1つの突起が設けられていることが可能であり、この突起は、安全封緘具が取り付けられていない、封鎖部材部分内に嵌入する。この突起は、嵌入される封鎖部材部分内の対応する窪みに嵌合する。摺動が起きると、突起の窪み内への嵌合は、ヒンジ要素の助けで解除される。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、少なくとも1つのヒンジ要素は、少なくとも部分的に可塑性に変形可能である。
このようにして、このロックシャックルが、その時その時の封鎖部材の開放後、もはや完全にはその初期位置に戻ることができないということを保障することができる。可塑的変形は部分的に元に戻すことはできるであろうが、完全に元に戻すことは不可能である。少なくとも、1つもしくは複数のヒンジ要素の弯曲領域に、可視的な表面の変形が残る。このようにして、封緘具で、それに属する封鎖部材がすでに少なくとも一度開かれたことを見ることができる。この封緘具はそれゆえにすでに最初の使用によって無効にされている。この可塑的変形は、封緘具、すなわち封緘された封鎖部材での意図的な不法行為を妨害するために、特に有利である。この変形が可塑性に生じるのみでなく、弾性部分を備えていることはさらに有利である。これによって、安全シャックルの一部分は、それが属する封鎖部材を開放する時に、まずは封鎖されている封鎖部材部分が移動曲線から押し出され、その後この移動曲線内に再び戻ることができる。
封鎖部材を開放するために、封鎖平面内で、ないしは安全封緘具の長手方向軸に対して垂直に、封鎖部材構成要素が相対的移動をする場合、ならびに、封鎖されている封鎖部材部分内へ嵌合するためにロックシャックルが突起を備える場合、ロックシャックルと封鎖部材部分の移動曲線との相互作用は以下のようである。安全封緘具に対する、またこれに伴って他方の封鎖部材部分に対する、封鎖された封鎖部材部分の相対的な移動方向は、ヒンジ要素の初期状態における伸延方向に対して、基本的に平行である。封鎖部材部分およびロックシャックル上の傾斜した接触面によって、封鎖部材部分を相互に遠ざける場合に、ロックシャックル上の突起が、ヒンジ要素の伸延方向に対して基本的に垂直方向へ、封鎖された封鎖部材部分の窪みから容易に抜け出すようになり、この場合に、傾斜とは、これらの面と、移動方向のあいだの角度があまり大きくないこと、例えば45°±10°(領域の絶対的境界では無い)であることを意味する。この場合ヒンジ要素は弾性をもって、また可塑的に変形される。かつて封鎖されていた封鎖部材部分が完全に除去されると、このロックシャックルは弾性をもって変形から戻り、その結果可塑的変形のみが残る。かつて封鎖されていた封鎖部材部分を閉鎖位置に戻すことを試みた場合、少なくとも、ロックシャックル上の突起および封鎖されていた構成部品の、2つの面が、それぞれ移動方向に傾斜した接触面に対して、それぞれの構成部品とは反対側の面上に設けられている面で、相互に突き当たる。これらの面が、移動方向に対して基本的に垂直な位置を取った場合、ロックシャックルは回避せず、こうして、かつて封鎖されていた閉鎖シャックルがその初期位置ないしは封鎖された位置に戻ることができないように阻止する。
封鎖部材構成要素の、封鎖部材を開くための、封鎖部材が封鎖平面から出る相対的な移動、ないしは封鎖部材を開くための、安全封緘具の長手方向軸に対して平行な移動の場合、ロックシャックルの封鎖部材部分と移動曲線の相互作用は以下のようである。ロックシャックルは、ロックシャックルが移動方向において少なくとも部分的に封鎖部材と重なることで、封鎖されている封鎖部材部分を遮断する。封鎖部材部分が閉鎖位置から出るように移動すると、すなわち持ち上げられるか、旋回されると、封鎖されている封鎖部材部分は少なくとも1つのヒンジ要素の、弾性を持ちまた可塑性の変形下で、ロックシャックルを封鎖部材部分の移動曲線から押し出す。封鎖部材部分が完全に安全封緘具から取り外されると、ロックシャックルは、誘導された弾性をもつ変形が元に戻る範囲で、かつて封鎖されていた封鎖部材部分の軌道曲線内に戻る。この場合、少なくとも1つのヒンジ要素の伸延方向は、封鎖部材部分の、少なくとも安全封緘具と封鎖された封鎖部材部分との間に接触が存在する領域の中で、移動方向に対して基本的に垂直である。かつて封鎖されていた封鎖部材部分を閉鎖位置に戻すことを試みた場合、封鎖部材部分はロックシャックル上への当接に至る。対応する当接面を適切に形成にすることにより、このロックシャックルがかつて封鎖されていた封鎖部材部分から逃れ、それによって封鎖部材部分の移動曲線を開放することを阻止できる。この安全封緘具は、むしろ、ロックシャックルと封鎖部材部分との接触によって、このロックシャックルが封鎖部材部分の移動曲線内にさらに押し込まれるように形成されることが可能である。加えて安全封緘具上にストッパもしくはストッパ面を設けることも可能であって、そのストッパもしくはストッパ面は、ロックシャックルが最初の変形とは対向した方向に、軌道曲線から押し出されることを妨げる。しかしながら、通常このことは、封緘具ヘッド部もしくは封緘具ベース部自体によって、もしくはロックシャックルが第1の封鎖部材部分の表面上に密着することによって、すでに保証される。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、この安全封緘具は一体成形品として、好ましくはプラスチックで形成されている。一体成形品の安全封緘具は組立手順が不必要であるという利点を持つ。加工材料としては、プラスチックが特に適しており、それは、プラスチックが例えば射出成形法によって容易に望みの形にされ得るためであり、また、強制取り出しを伴う鋳造法の場合は、ある程度の切り下げも安全封緘具に形成され得るためである。この安全封緘具は、代替として金属もしくは複合材料で形成することもできる。さて、この安全封緘具が一体成形品として形成される場合は、ロックシャックルが逸脱した場合、少なくとも1つのヒンジ要素が弯曲される。この場合に少なくともロックシャックルの一部分は可塑的に変形され、その結果、プラスチック製の安全封緘具の場合は、その部分はいわゆる白化破損に至る。この可塑的変形は、このロックシャックルをもはや完全にその初期位置に戻すことはできないということをもたらす。加えてプラスチック製の安全封緘具の場合は、材料特性を適切に選択することによって、少なくとも1つのヒンジ要素を曲げた場合に、このロックシャックルが安全封緘具から折れ外れるか、ないしは取れてしまうことを妨げることができる。このようにして、安全封緘具がたとえ無効にされても一体であって、破壊されたり複数の部分に切り離されたりせず、そのため安全封緘具から外れる部分は無く、続いて収集される必要もない。
本発明の第1の態様の特に有利な発展形態によれば、この安全封緘具は2つの、好ましくは径方向に対向して位置するロックシャックルを備える。封緘具ヘッド部はこうして一種の蝶の形状を持つ。このように形成された封緘具は、封鎖部材の中で封緘具が第1の封鎖部材部分内に設けられた導通孔に挿入される、封鎖部材のために特に適している。封鎖部材の開放後、およびそれに伴って2つのロックシャックルが上方へ曲げられた後に、封鎖部材を再度閉鎖することを試みた場合、これらのロックシャックルは、対向して位置する導通孔の縁と接触する。このことにより、安全封緘具およびロックシャックルの寸法のため、安全封緘具が導通孔内に嵌着することになり、このようにして、安全封緘具が封鎖部材から除去されるまで、この封鎖部材がもはや閉鎖不可能であることが特に確実になる。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、安全封緘具のそれぞれのロックシャックルには、2つのヒンジ要素が、好ましくは封緘具ヘッド部の側方に、設けられている。各々のロックシャックルの、2つのヒンジ要素との結合は、強固で確実な結合である。加えて、このようにして、このロックシャックルが封緘具ヘッド部に対して、ヒンジ要素に対して平行な軸を中心に、ねじれることを防止することができる。ヒンジ要素が封緘具ヘッド部の側方に設けられている場合は、このヒンジ要素は比較的長く形成されることが可能であり、その結果、これに属するロックシャックルは、比較的大きな曲率半径の移動路を持つ。このことにより、このロックシャックルがその初期位置から比較的離れた位置にあるため、たとえ使用者があまり注意深くない場合でも、無効にされた封緘具を容易に認識できることになる。
本発明の第1の態様の特に有利な発展形態によれば、この封緘具ベース部は基本的に円形の横断面を持つ。このことにより、安全封緘具は、対応する封緘具ベース部ホルダ内に直線的に差し込まれるか、ないしは挿入されることが可能になり、封鎖部材が開放されている場合は、係合突出部の切り下げ係合を封緘具ベース部ホルダで解除して、封緘具ベース部ホルダから封緘具を取り出すために、封緘具の長手方向軸を中心に回転させることができる。その代替として、封緘具ベース部を矩形に形成することもできる。その場合は、係合突出部と支持部の間の切り下げ係合を解除するために、安全封緘具を例えば封緘具の長手方向軸に対して垂直にずらすことができる。
本発明の第1の態様の別の有利な発展形態によれば、各々のロックシャックルは、少なくとも部分的には、封緘具ベース部に対して径方向に突出している。このようにして、封緘具ベース部のジャケット面は、封緘具ベース部ホルダの縁上に密着することができ、こうしてホルダ内での安全封緘具の確実な支持が保証される。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、少なくとも1つの係合突出部が径方向に封緘具ベース部から外側へと突出している。このような安全封緘具は、封緘具ベース部が円形の横断面を有する場合、少なくとも1つの径方向への拡張部を持つ単に円形の孔を、ホルダとして備える必要があり、この孔を通して少なくとも1つの係合突出部が通り、その結果、この安全封緘具は、必要に応じて容易にホルダから除去されることができる。径方向への拡張部の数は、少なくとも、外側に突出している係合突出部の数と一致することが有意義である。このことに関して、径方向への拡張部とは、ホルダの直径が、拡張部の領域の中では、径方向への拡張部が形成されていない位置の直径に比べて、よりも大きいことを意味する。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、封緘具ヘッド部上もしくは封緘具ベース部上に、少なくとも1つの、径方向への突起もしくは段付部が形成されていて、この上に、少なくとも1つのロックシャックルの封緘具ベース部を向いた面が密着する。この径方向への突起は、ロックシャックルが誤って間違った方向へ変形し、これによって安全封緘具が誤って開放されることを阻止する。開放された封鎖部材のホルダ内に安全封緘具が取り付けられ、続いて封鎖部材が閉鎖されると、少なくとも1つのロックシャックルが封緘具ベース部に向かって変形される。この変形により、少なくとも1つのヒンジ要素における可塑的変形が生じ、また、これによって、封緘具の無効化が生じるであろう。このような封緘具はもはや使用できないであろう。しかし、ロックシャックルがこの移動方向で突起に密着している場合は、この方向への移動によってヒンジ要素が可塑的に変形されることは阻止される。このようにして、封緘具を誤って無効にすることも阻止される。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、少なくとも1つの係合突出部が封緘具ベース部に弾性をもって支持されていて、また、径方向に内側に突出している。このような場合には、凹部はホルダとしては適さず、突起、例えばキノコ傘状の形の突起が適している。少なくとも1つの弾性をもつ係合突出部がこのキノコ傘を包持し、キノコ傘と共に切り下げ係合を形成する。1つ以上の可塑的な係合突出部が設けられていることが有利である。しかし、キノコ傘状の形はホルダ突起の一例に過ぎない。重要であるのは、この突起が、安全封緘具の少なくとも1つの係合突出部と共に切り下げ(係合)を可能にする、少なくとも1つの面を備えていることだけである。同じく、安全封緘具の方向を向いている、突起の表面の形も決定的ではなく、基本的には円形であって、ほぼ半球状に弯曲していることが好ましい。しかし、これはまた平らに形成されていて、かつ幾つかの切り込みを持つ環状形状であることも可能であり、または、例えば基本的に十字形でもあり得る。
本発明の第1の態様の特に有利な発展形態によれば、複数の係合突出部が設けられていて、この複数の係合突出部は相互に同一の角度間隔で封緘具ベース部の周囲に配置されていることが好ましく、さらに、偶数の係合突出部、特に2個、4個もしくは6個の係合突出部が設けられていることが好ましい。このような形成により、一方では、対称な安全封緘具ないしは対称な封緘具ベース部を生じ、その結果、使用者は安全封緘具を正しい位置でホルダに挿入することにほとんど注意を払わなくて良い。この際に、係合突出部が複数であることは、特に容易な、また同時に確実で遊びのない、ホルダへの安全封緘具の取付けをもたらす。
本発明の第1の態様の、さらなる特に有利な発展形態によれば、封緘具ヘッド部上に少なくとも1つの弾性のばね舌片が設けられていて、このばね舌片は径方向へ、ロックシャックルの内側縁を越えて突出している。このような封緘具の場合に、ロックシャックルがその初期位置からこの弾性をもつばね舌片を越えて移動された場合、これに続いて、このばね舌片は、ロックシャックルが初期位置に戻ることを阻止する助けとなる。このような弾性のばねシャックルが特に有利に形成されているのは、このような弾性のばねシャックルが、封緘具ベース部に向いているその側面で、少なくとも部分的には、封緘具ヘッド部もしくは封緘具ベース部に密着している場合である。この場合、弾性のばねシャックルは、それが属するロックシャックルの、逆向きの移動方向において、相異なる有効曲げ長さを持つ。ロックシャックルが初期位置から出て変形される場合、ロックシャックルはその際に弾性のばねシャックルを曲げる。このばねシャックルは、その方向へは自由に変形可能であり、またロックシャックル上に比較的僅かな抗力を加えるのみである。弾性のばねシャックルの弯曲半径は、この方向では比較的大きい。対向方向では、この弾性のばねシャックルは、安全封緘具の一部分に当接する。これにより、ばねシャックルの有効長さは、この方向での弯曲に対して短縮され、弾性のばねシャックルの弯曲半径が縮小される。その結果、このばねシャックルが、この方向では、反対方向よりも本質的に剛性であり、これにより、ばねシャックルは、ロックシャックルにはるかに大きな抗力を加える。弾性のばねシャックルのサイズを適切に選択することにより、ばねがそれに属するロックシャックルに加える押し戻し抵抗力を、ロックシャックルが初期位置に戻ることが基本的に不可能になるほど大きくすることができる。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、少なくとも1つの弾性のばね舌片が、封緘具ヘッド部の上面に、好ましくは中央に取り付けられている。このようにして、ロックシャックルを封緘具ベース部から離れて逸脱させるための、弾性のばねシャックルの有効ばね長さを、特に大きくすることができる。同時に、この弾性のばねシャックルは、封緘具ヘッド部の全半径に渡ってこれに密着することが可能で、これによって封緘具ベース部への変形のための有効長さは短く保たれる、これは、そのために決定的であるのが、封緘具ヘッド部の、そこまでは弾性のばねシャックルが封緘具ヘッド部に密着している外縁から、弾性のばねシャックルの自由端までの長さだけであるからである。また、弾性のばねシャックルが、封緘具ヘッド部の対向する縁の領域で、封緘具ヘッド部上に取り付けられていて、ばねシャックルが封緘具ヘッド部を越えて突出していることも考えられる。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、封緘具ヘッド部のジャケット面上に、少なくとも1つの、径方向に突出している第2の係合突出部が設けられ、また少なくとも1つのロックシャックル上に、ラッチが、第2の係合突出部に対して径方向において対向して位置するように設けられ、また、軸方向では、第2の係合突出部と比較してさらに封緘具ベース部の方向に配置されている。この形態では、ロックシャックルが変形する際に、ないしはロックシャックルがその初期位置から第2の係合突出部を越えて抜け出るように移動する際に、このラッチは、第2の係合突出部から径方向に外側に押し出され、および/または第2の係合突出部はラッチによって径方向に内側方向に押し出される。このことは、対応する摺動面が平滑に形成され、および安全封緘具の長手方向軸に対して鈍角過ぎる角度でない場合には、容易になる。さて、このラッチが第2の係合突出部を通り過ぎて滑動した場合に、このラッチは第2の係合突出部と係合する。これにより、ロックシャックルがその初期位置に戻ることが確実に阻止される。
本発明の第1の態様の有利な発展形態によれば、少なくともこのラッチもしくはこの第2の係合突出部は、弾性をもって形成されている。このようにして、このラッチは、僅かな力を費やすことで第2の係合突出部を通過滑動させることができる。しかし、ラッチおよび第2の係合突出部が弾性を持たない場合には、必要とされる径方向への移動は、少なくとも1つの、相応に弾性を持って長く伸ばされたヒンジ要素によっても提供される。
本発明の第2の態様によれば、安全封鎖部材は第1の封鎖部材部分と、第2の封鎖部材部分とを備えており、この第2の封鎖部材部分は、開放位置と閉鎖位置の間で、第1の封鎖部材部分に対して相対的に、往復移動可能である。この場合、第1の封鎖部材部分は、1つのホルダを備えており、このホルダに前述の態様およびその変形形態の安全封緘具の封緘具ベース部が係止することが可能で、しかも、第2の封鎖部材部分が閉鎖位置にある場合には、安全封緘具の少なくとも1つのロックシャックルが、第2の封鎖部材部分の、第1の封鎖部材部分とは反対側の面上で、第2の封鎖部材部分と少なくとも部分的に重なる。
このようにして、安全封鎖部材が提供され、対応するホルダに安全封緘具が取り付けられている場合は、この安全封鎖部材では、封鎖部材がすでに一度開けられたかどうかが確実に表示される。安全封緘具のロックシャックルが第2の封鎖部材部分と重なっているので、ロックシャックルをその初期位置から取り出し移動することおよび変形すること無しに、第2の封鎖部材部分を第1の封鎖部材部分から離れるように移動させることはできない。第2の封鎖部材部分が、第1の封鎖部材部分に対して、閉鎖平面内で相対的に移動する場合には、安全封緘具のロックシャックルは、封緘具ベース部方向に突起を備え、この突起は第2の封鎖部材部分内の窪み、もしくは導通孔内に嵌入する。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、第2の封鎖部材部分は、凹部および/または導通孔を備え、そこを封緘具ベース部は貫通案内されることが可能であり、第2の封鎖部材部分の閉鎖位置では、第1の封鎖部材部分の封緘具ベース部ホルダ内に係合することが可能である。このようにして、安全封緘具と第2の封鎖部材部分との、もしくは両方の封鎖部材部分の形状一致が特に容易に作成され、その結果この安全封緘具は、閉鎖されている封鎖部材の場合は、閉鎖平面内で回転、傾斜および/または摺動されることは不可能で、またこの安全封緘具は、開放されている封鎖部材の場合は、この安全封緘具をホルダから除去するために、閉鎖面内で回転、傾斜および/または摺動されることが可能であるため、この形成は特に有利である。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、安全封緘具の封緘具ベース部は、第2の封鎖部材部分の閉鎖位置では、第1の封鎖部材部分の封緘具ベース部ホルダ上に係合可能であり、その際には、この安全封緘具が第2の封鎖部材部分と形状一致で当接して、この安全封緘具が第1の封鎖部材部分に対して基本的に不動に保持されるように、詳細には回転、傾斜および/または摺動不可能であるように保持されるようになっており、その場合に、この安全封緘具は、第2の封鎖部材部分の開放位置では、第1の封鎖部材部分に対して可動性で、特に回転、傾斜および/または摺動可能である。この態様は、形状一致が第2の封鎖部材部分と安全封緘具との間にのみ形成され、そのため第1の封鎖部材部分の形成は自由であることから、特に有利である。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、この第1の封鎖部材部分上のホルダに、安全封緘具の封緘具ベース部が挿入可能であり、少なくとも1つの径方向外側への拡張部を伴う、基本的に回転対称の断面を持つ、少なくとも1つの凹部を備えることが好ましい。このようにして、安全封緘具のための封鎖部材が作成され、封緘具の長手方向軸を中心に封緘具を回転することにより、封緘具を封鎖部材から外すことができる。この場合、取り付けられた状態では、このホルダの回転対称な部分は、少なくとも安全封緘具の1つの係合突出部と、ノッチ係合を形成する。この切り下げ係合を解放するためには、少なくとも1つの係合突出部が、少なくとも1つの径方向への拡張部の中の位置へと旋回される。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、この第1の封鎖部材部分上のホルダは、基本的に円形の凹部を備えており、その凹部は、少なくとも1つの径方向外側へおよび/または内側への拡張部を持ち、この拡張部の中へ、少なくとも1つの係合突出部が挿入可能である。このようにして、封緘具ベース部ホルダは、特に簡単にまた廉価に製造することができ、また同時に破損され難い。この場合、封鎖部材構成要素が常に丁寧に扱われるわけではなく、また例えば滅菌コンテナでの使用では、損傷を受けずに滅菌過程を切り抜けなければならないことに注意しなければならない。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、この第1の封鎖部材部分上のホルダはキノコの形状の突起であって、その上に安全封緘具の封緘具ベース部を嵌めることができる。このようなホルダは、安全封緘具を上から、キノコの形状の突起へ嵌合すること、および安全封緘具を突起に対して傾け、続いてそれを突起から引き離すことで封緘具を突起から外すことを可能にする。この場合、封緘具を突起に対して傾ける際に、少なくとも1つの、弾性の係合突出部が外側に弯曲され、これは有利な梃子作用によって容易にされている。
本発明の第2の態様の有利な発展形態によれば、この安全封鎖部材は、付加的な既知の封鎖機構を備えており、詳細には、係合機構を備えており、この係合機構を用いて第2の封鎖部材部分を第1の封鎖部材部分上に締結することが可能である。このようにして、この安全封鎖部材は、本来の第1および第2の封鎖部材部分の閉鎖および/または封印のためではなく、単に安全封鎖部材の安全面を満たすために使われる。すなわち、この安全封鎖部材は、それが安全封緘具の取付け後にまだ開封されていないということ、すなわち、まだ閉鎖されているということを確実に表示するために存在する。安全封緘具の交換を認識するためには、これを例えば連続番号、もしくは署名、整理記号などによって個別化することができる。
本発明の第3の態様によれば、安全容器は容器槽、蓋ならびに本発明の第2の態様および有利な実施形態にそった安全封鎖部材を備え、この場合、第1および第2の封鎖部材部分の1つが、それぞれ容器槽および蓋の1つに設けられている。このようにして、例えば、蓋が容器槽の側面にヒンジ接続されている容器を実現することができる。この場合、容器槽の蓋が取り付けられている面とは別の側面に、好ましくは対向して位置する側面上に、安全封鎖部材が配置されていれば十分である。しかしまた、蓋が容器槽にヒンジ接続されていない容器も実現することができる。確実な封鎖を保証するために、好ましくは2つの封鎖部材が容器の、対向して位置する側面に設けられているべきである。
本発明の第3の態様の有利な発展形態によれば、第1の封鎖部材部分もしくは第2の封鎖部材部分が1つの閉鎖シャックル上に設けられていて、閉鎖シャックルは、適切に容器槽上および/または蓋上に旋回自在に設けられている。このようにして、第2の封鎖部材部分が第1の封鎖部材部分に対して旋回される、封鎖部材が提供される。この形態は、安全封鎖部材および安全封緘具の特に簡単な構造を可能にすると同時に、非常に高い安全水準を可能にする。好ましいことに、傾斜した閉鎖シャックルは規則通りではない閉鎖状態を表示し、安全封鎖部材が正しい閉鎖状態であれば、閉鎖シャックルは、例えば垂直、もしくは水平に位置している。閉鎖シャックルが傾斜した位置にあることは、注意深くない使用者でも容易に認めることができ、これによって安全容器の安全水準は高くなる。
本発明の第4の態様によれば、滅菌コンテナは、少なくとも1つの第1の封鎖部材部分を持つコンテナ槽を備え、この封鎖部材部分は、対向して位置する2つの円弧形状の密着面を持つ凹部を備え、この円弧形状の密着面は、2つの円弧区間で構成され、これらの間に、2つの径方向への凹部が設けられている。この凹部は、基本的に円形の横断面と径方向外側に突出している2つの係合突出部とを備えた、また凹部内に軸方向に挿入可能でもある安全封緘具の封緘具ベース部が、係合突出部は円弧区間と係合する切り下げ係合を作成し、また封緘具ベース部のジャケット面は部分的に当接面上へ当接するに至るようにして、受入れられることに対して適合されている。さらに、この凹部は、係合突出部と円弧区間との間のノッチ係合が、安全封緘具の長手方向軸を中心とした基本的に90°の回転によって解除可能であり、その結果、この安全封緘具を凹部から取り出すことが可能であることに対して適合されている。この滅菌コンテナは、加えて、コンテナ蓋を備え、この蓋は少なくとも1つの、蓋に旋回自在に取り付けられている閉鎖シャックルを持ち、その結果、閉鎖シャックルは、開放位置から閉鎖位置へと往復移動可能であり、ならびに、導通孔を備える第2の封鎖部材部分を備え、この導通孔は、基本的に回転非対称な横断面を持ち、また、この導通孔は、閉鎖シャックルの安全封緘具に対して相対的に開放位置の方向へ向かう移動が、少なくとも導通孔の周縁の一部分と、少なくとも安全封緘具の安全封緘具ヘッド部に設けられているロックシャックルとの当接に導き、また閉鎖シャックルのこの方向へのさらに続く移動が、少なくとも部分的にロックシャックルの可塑性の変形に繋がり、その結果閉鎖シャックルの導通孔が封緘具ヘッド部を超えて導かれることが可能であるようにして、安全封緘具の封緘具ヘッド部が回転方向に形状一致で受入れられることに対して適合されている。
このようにして、安全封緘具が損なわれていない限りは滅菌コンテナが滅菌後まだ開けられていないということを、安全封緘具によって保証することのできる、滅菌コンテナが提供される。このことは、注意をほとんど払わなくても、それでも容易かつ確実に判定できる。
本発明の第4の態様の有利な発展形態によれば、閉鎖シャックルと第1の封鎖部材部分との間に付加的なロック機構ないしは封鎖機構を設けることができ、その結果、閉鎖シャックルの閉鎖位置では、安全封鎖部材に基本的に力はかからない。このようにして、安全封鎖部材は、安全封緘具の取付け以後の閉鎖状態の保証にのみに使われる。本来の封鎖は、別個の封鎖部材上にもしくは安全封鎖部材上に設けられている、さらなる閉鎖構成要素によって達成される。この安全封鎖部材に力がかからないように保たれており、これによって安全封緘具に力がかからないように保たれている場合は、この滅菌コンテナが例えばコンテナの蓋を持って持ち上げられても、この安全封緘具は損傷を受けない。
本発明のさらなる利点と特徴は、添付されている図面と実施例の詳細な説明から、当業者には明らかである。
本発明の第1の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、側面図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、斜視図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされている状態の、斜視図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、別の斜視図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった、安全封緘具のためのホルダの斜視図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった、安全封鎖部材の斜視図である。 安全封緘具を伴う、本発明の第1の例示的実施例にそった安全封鎖部材の斜視図である。 無効にされた安全封緘具を伴う、本発明の第1の例示的実施例にそった安全封鎖部材の一部分の斜視図である。 本発明の第1の例示的実施例にそった、安全封鎖部材および安全封緘具を伴う、滅菌コンテナの等角投影図である。 図7Aの部分拡大図である。 本発明の第2の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、側面図である。 本発明の第2の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、斜視図である 本発明の第2の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、別の斜視図である。 本発明の第2の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、上面図である。 本発明の第2の例示的実施例にそった、安全封緘具のための安全封鎖部材のホルダである。 本発明の第2の例示的実施例にそった、安全封緘具と安全封鎖部材のホルダの側面図である。 本発明の第2の例示的実施例にそった安全封鎖部材と安全封緘具とを持つ滅菌コンテナの斜視図である。 図13Aの部分拡大図である。 本発明の第3の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、斜視図である。 本発明の第3の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、別の斜視図である。 本発明の第4の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、斜視図である。 本発明の第4の例示的実施例にそった安全封緘具の、無効にされていない状態の、別の斜視図である。
以下、本発明の例示的実施例を、図面を参照に詳細に説明する。
以下、本発明の第1の例示的実施例を、図1から7を参照にして説明する。
第1の例示的実施例の安全封緘具1は、1つの封緘具ベース部10を介して2つの係合突出部11と、1つの封緘具ヘッド部20を有する。さらに加えて、この安全封緘具1は、2つのロックシャックル21を備え、この場合両方のロックシャックル21は、それぞれ2つのヒンジ要素22(それぞれ1つだけが図1に示されている)が可動式に封緘具ヘッド部20と接続されている。安全封緘具1全体が、強制取り出しを伴う射出成形法によって一体成形品としてプラスチックで製造される。このヒンジ要素22は可塑性に変形可能で、すなわちヒンジ要素22が所定の量以上に弯曲した場合、ヒンジ要素22内にいわゆる白化破損が生じる。どのような弯曲ないしは変形以上で白化破損、すなわちヒンジ要素22の可塑性変形が発生するかは、ヒンジ要素22の高さと幅に、ならびにその材料特性に依存し、すなわちこの例示的実施例では、選択されたプラスチックの特性に依存する。
それが図1から4で明らかであるように、この例示的実施例では、両方のロックシャックル21が径方向に対向して位置するように形成されており、この例示的実施例では、安全封緘具1全体が鏡面対称に形成されており、これは一般的に本発明の安全封緘具1に有利な実施形態である。ロックシャックル21は、ヒンジ要素22によって封緘具ヘッド部20に保持されており、このヒンジ要素22は、封緘具ヘッド部の側方に設けられている。封緘具ベース部10は基本的に円形の横断面を持つ。この例示的実施例では、封緘具ヘッド部20から円筒状の突起12が伸延し、この突起に2つの係合突出部11が、径方向に対向した位置で、外側に突出して設けられている。この係合突出部11は、封緘具ベース部10に向い合わせに、ロックシャックル21が封緘具ヘッド部20に向い合わせに突出しているように、同じ方向に突出している。
特に図4および図6Bから明確であるように、封緘具ヘッド部20は基本的に矩形の横断面を持ち、2つのロックシャックル21とそれに属するヒンジ要素22も、同じく基本的に矩形の横断面を持つ。加えて、2つのロックシャックル21のそれぞれが、径方向に、すなわちこの例示的実施例では側方に、封緘具ベース部10および封緘具ヘッド部20と向い合わせに突出している。
加えて封緘具ヘッド部20上には2つの突出部23が形成されていて、これらは封緘具ヘッド部20から突出している。この2つの突出部23は基本的に矩形の封緘具ヘッド部20の長側面に沿って伸延し、合計で4つの支持面24を形成し、この支持面上に、ロックシャックル21の封緘具ベース部10の方向を向いたそれぞれの面25が当接する。
図4に示されているように、この例示的実施例の安全封緘具1は、2つの弾性のバネ舌片26を備えている。この弾性のバネ舌片26は、封緘具ヘッド部20の上側中央に設けられているか、ないしは形成されていて、封緘具ヘッド部20から径方向に、それぞれのロックシャックル21の内縁を越えて突出している。このことは、すなわち、各々の弾性のばねシャックル26の自由端が、それぞれ1つのロックシャックル21の上面つまり封緘具ベース部10とは反対側の面の一部に重なることを意味する。加えて、これらの2つのロックシャックル21は、この重複領域内に窪み27を持ち、この結果、弾性のバネ舌片26の上面は、封緘具ヘッド部の上面20および2つロックシャックル21の上面と基本的に1つの面内にある。これは、特に安全封緘具1を対応する封緘具ベース部ホルダ内で使用する場合、安全封緘具1の快適な蝕覚に、ならびに調和的な外見に繋がる。
なお、この2つの弾性のバネ舌片26は、その近位で、封緘具ヘッド部20の中央領域で封緘具ヘッド部と接続されている。弾性のバネ舌片26の下面、すなわちバネ舌片26の封緘具ベース部10を向いた面は、封緘具ヘッド部20とは接続されていない。この下面は、封緘具ヘッド部20上に載置しているか、または、ばねシャックル26と封緘具ヘッド部20との間に間隙さえもが形成されている。このようにして、弾性のバネ舌片26は、ロックシャックル21を通過させるために、封緘具ヘッド部20から容易に上方へ、すなわち封緘具ベース部10から離れるように弯曲され得るが、他方で、この弾性のバネ舌片26は、ロックシャックル21を反対方向へ通過させるために、すなわち初期位置に戻すことを試みた場合、反対方向へは曲がり難い。これは、舌片26の下面が封緘具ヘッド部20の一部によって支承されていて、その結果、弾性のバネ舌片26が前述の2つの弯曲方向において、異なる効果長さを持っているためである。
図5および6Aから6Cまでに、第1の封鎖部材部分51および第2の封鎖部材部分52を持つ、第1の例示的実施例にそった安全封鎖部材50が示されている。この安全封鎖部材50は、第1の例示的実施例の安全封緘具1と共に使用されることに適している。この第1の例示的実施例の安全封緘具1および第1の例示的実施例の安全封鎖部材50は、共同して、鍵と鍵に属する錠、もしくはプラグとそれに属するソケットのように作用する。
この例示的実施例にそった安全封鎖部材50では、その第2の封鎖部材部分52は、それが第1の封鎖部材部分に対して旋回自在であることで、開放位置と閉鎖位置の間で第1の封鎖部材部分に対して相対的に往復移動が可能である。この第1の封鎖部材部分51はホルダ53を備えており、このホルダ53に安全封緘具1の封緘具ベース部10が嵌合可能である。安全封緘具1は、特に第2の封鎖部材部分52が閉鎖位置にあり、すなわち第2の封鎖部材部分52が第1の封鎖部材部分51と重複しているときに、ホルダ53に嵌合可能である。
ホルダ53は、ホルダが安全封緘具1の封緘具ベース部10の係合突出部11と共に切り下げ係合を構成できる領域を備えるように形成されている。この例示的実施例ではこれは2つの弓形形状の区間55であって、これはホルダ側面の境界となる。これらの2つの弓形形状ないしは円弧形状の区間55の間に、2つの開放されている区間57が形成されている。この開放されている区間57は、安全封緘具1の係合突出部11と切り下げ係合を形成しないように形成されている。安全封緘具1がこのホルダ53から除去される場合は、この安全封緘具は、安全封緘具1の係合突出部11が自由区間57に入っているようになるまで、ホルダ53に対して相対的に安全封緘具1の軸を中心に回転されなければならない。この状態で、安全封緘具1はホルダ53から引き抜かれることができる。
第2の封鎖部材部分52が閉鎖位置にあり、および第1の例示的実施例にそった安全封緘具1が、第1の封鎖部材部分51のホルダ52内に取り付けられている場合、図6Bに示されているように、この安全封緘具1の2つのロックシャックル21は第2の封鎖部材部分52の一部分を覆う。これによって閉鎖状態にある第2の封鎖部材部分52が第1の封鎖部材部分51に対して遊びをもたないように、安全封緘具1はロックシャックル21の下面、すなわちロックシャックル21の封緘具ベース部10に向いた面が、第2の封鎖部材部分52の表面上に密着するように量定されている。
前述の例示的実施例では、第2の封鎖部材部分52が1つの導通孔54を備えており、これを通して安全封緘具1の封緘具ベース部10が導かれ、第2の封鎖部材部分52が安全封鎖部材50の閉鎖位置にある場合には、第1の封鎖部材部分51の、ホルダないしは封緘具ベース部ホルダ53内に係合可能である。この安全封鎖部材50が閉鎖位置にあり、また安全封緘具1が安全封鎖部材50の第1の封鎖部材部分51内のホルダ53内に取り付けられている場合、安全封緘具1は、封鎖部材部分52と共に、安全封緘具1が安全封鎖部材50に対して、前述で説明されているように、安全封緘具1が安全封鎖部材50から除去されることができるところまで、すなわち安全封緘具1がホルダ53に対して、係合突出部11が基本的に完全に自由な区間57まで回転されることができるまで回転されないような、形状一致を形成する。これは、この出願の枠内で、形状一致が、それにおいて関係する構成部分内で運動が全く起きないような形状一致のために使われるのみでなく、この運動が、安全封緘具1がホルダ53から取り出され得るか除去可能である大きさであってはならないとうことにも使われるということを意味する。
前述の例示的実施例の場合、第2の封鎖部材部分52には肥厚部56が設けられている。この肥厚部56は2つの課題を充足する。1つには安全封緘具1と封鎖部材部分52との間のさらなる形状一致(前述の定義の意味)を形成し、また他方では、安全封緘具1を側方からの力の影響に対して保護する。肥厚部56は、これにより安全封緘具1を意図しない開放ないしは損傷から保護する。肥厚部56によって、安全封緘具1および安全封鎖部材50の間に2つの形状一致が形成される。第1の形状一致は、安全封緘具1の封緘具ヘッド部20のジャケット面と導通孔54の縁との間にあり、第2の形状一致は、両方のロックシャックル21の側面と肥厚部56内の凹部の内縁との間にある。
この例示的実施例の場合、前述の安全封鎖部材は、安全封緘具1が開放されていない限り、すなわちロックシャックルが封緘具ヘッド部に対して弯曲されていない限りにおいて、単に、安全封鎖部材50が開放されなかったということを保障することに使われる。封鎖部材の封鎖は、付加的に安全封鎖部材50上に、もしくは他の方法で、両方の封鎖部材の間に付加的に設けられ、またここでは詳細に説明しない慣習的な封鎖装置によって達成される。
前述の安全封鎖部材は、例えば、1つの容器槽71および1つの蓋72を備える安全容器70に設けることができる。この場合、第1の封鎖部材部分51は容器槽71に設けられ、また第2の封鎖部材部分52は閉鎖シャックルに設けられ、この閉鎖シャックルは安全容器70の蓋72にヒンジを介して取り付けられている。このような安全容器70の1つの例は、図7に例として示されているような、医療用の滅菌コンテナである。例示的実施例にそったコンテナは、基本的に対称に形成されていて、すなわちそれぞれ1つの安全封鎖部材を、その2つの前面にそれぞれ備えている。コンテナ70を開けるためには、すなわち蓋72をコンテナ槽71から持ち上げるためには、両方の、ヒンジを介して蓋72に取り付けられている閉鎖シャックルを上方に回され、その結果、それぞれ第2の封鎖部材部分52が対応する第1の封鎖部材部分51から離れるように揺動しながら移動する。以下では、コンテナの1つの側面に限って、すなわち1つの安全封鎖部材に限って、経過を説明する。
第2の封鎖部材部分52内の導通孔54の縁領域は、両方のロックシャックル21の下側に押し込まれる。ロックシャックル21の上面は、さらにまた弾性のバネ舌片26を押し、その結果、一方ではヒンジ要素22が、他方では、弾性のばね構成要素26が曲げられる。弾性のばね構成要素26が充分に曲げられると、このロックシャックル21は、ばね構成要素26の自由端部を通過することができる。ロックシャックルがばね構成要素26の自由端部を通過すると、ばね構成要素はその初期位置に戻る。加えて弾性のばね構成要素26は、基本的に可塑的変形を得ないように量定されている。ロックシャックル21自体は、ロックシャックル21が第2の封鎖部材部分52内の導通孔54内に適合するように、相互に近付くまで、さらに持ち上げられる。続いて、ロックシャックル21も、ある程度までその初期位置へ戻る。ロックシャックルの初期位置への完全な復帰は、一方ではヒンジ要素22の弯曲注に発生した可塑的変形によって妨げられ、他方では、この経路を塞ぐ、弾性のばね構成要素26によって妨げられる。
安全封鎖部材50は、このようにして開かれ、また同時に安全封緘具1は無効にされる。この際、安全封緘具1はいまだに一体であって、すなわち安全封緘具1のどの部分も外れたり離れたりしてはいない。安全封緘具1の無効化は、突出しているロックシャックル21によって非常に容易に認識可能である。この時点では安全封緘具1を取り除かずに安全封鎖部材50を閉じることはもはや不可能である。安全封緘具1を前もって封鎖部材50から除去せずに安全封鎖部材50を閉じることを試みた場合、第2の封鎖部材部分52内の導通孔54の縁領域がロックシャックル21を押す。ロックシャックルは、導通孔54がロックシャックル21を越えて滑り抜けるために充分であるまでには回避しない。一方では、弾性のばね構成要素26が、他方では、支持面24が、これを妨げる。すなわち、コンテナ70はもはや閉じることはできない。
安全封鎖部材50および安全封緘具1は、意図的な不法行為をも防止する。封鎖部材50の開放後、ある人が両方のロックシャックル21を押し付け、すなわち安全封緘具1の上面で互いに向かい合うように動かし、そのまま固定することが考えられる。この人は、続いて、第2の封鎖部材部分52を、ロックシャックル21を越えて動かし、ロックシャックル21の互いに向かい合った固定を解除する。この人は、安全封鎖部材50を非常な労力をもって再び閉じることはできるが、この封緘具を、一度も無効にされていないように見せかけることはできない。2つのロックシャックル21はそれまでと同様に明らかに安全封緘具1から突出する。ロックシャックルは、弾性のばね構成要素26およびヒンジ要素22の可塑性変形のために、もはやその初期位置に戻すことはできない。
以下、本発明の第2の例示的実施例を、図8から14を参照に説明する。
本発明の第2の例示的実施例にそった安全封緘具101は、封緘具ベース部110と封緘具ヘッド部120とを備える。2つのロックシャックル121は第1の例示的実施例と同様に、封緘具ヘッド部120上に設けられているが、第2の例示的実施例の封緘具ヘッド部120の横断面は矩形ではない。2つのロックシャックル121は2つのヒンジ要素122で封緘具ヘッド部120の側方に、封緘具ヘッド部に対向して、可動式に、封緘具ヘッド部に取り付けられている。この封緘具ベース部110はこの例示的実施例では、バネ舌片112を持って形成されていて、バネ舌片からそれぞれ1つの係合突出部111が径方向内側に突出している。この4つのバネ舌片112は、全体で基本的に円形環状の横断面を形成し、また安全封緘具110の軸の周囲に均等に配置されている。この例示的実施例においても、安全封緘具101は一体成形品であり、またプラスチックで形成されている。しかしながら、この安全封緘具101は、強制取り出しが無くて済む、射出成形法によって製造される。これは、安全封緘具101の軸方向から見て、内側に突出している係合突出部111が、封緘具ベース部110のバネ舌片112上に形成されているところに、凹部が封緘具ヘッド部120内に設けられていて、その結果、相応の型部品が取り出せ得ることで達成される(図11)。第2の例示的実施例にそったこの安全封緘具は、弾性のばね構成要素26も支持面24も備えていない。
この安全封緘具101では、安全封緘具101のその軸を中心にした回転に対向する一種の形状一致が、封緘具と安全封鎖部材150の一部分との間に形成されている必要もない。これは安全封緘具101が特別なホルダ153に適合しているためである。
ホルダ153は、図11に示されているように、キノコ傘の形状を持ち、すなわち1つの柄154とキノコ傘155を備え、こうして切り下げ係合面156面を形成する。柄は、安全封鎖部材150の2つの封鎖部材部分151、152の1つに取り付けられている。第2の例示的実施例にそった安全封緘具101がホルダ153上に嵌められると、係合突出部111がキノコ傘155の表面と当接に至り、およびこれに沿って滑動するため、まずバネ舌片112が弾性をもって相互に離れるように変形される。係合突出部111がきのこ傘155を通過すると、バネ舌片112は、弾性によって、その初期位置に形状変形し、係合突出部111は切り下げ係合面156上に係合する。この係合接続を解除するためには、安全封緘具101がホルダ153に対して傾斜される、すなわち安全封緘具101の長手方向軸がホルダ153の長手方向軸に対して所定の角度を取らなければならない。同時に、安全封緘具101は、ホルダ153から引き抜かれなければならない。
ホルダ153に対して安全封緘具101を傾けることにより、バネ舌片112は、僅かに外側へ変形し、そうして、切り下げ係合面156との係合突出部111の切り下げ係合を充分に解除し、これによって安全封緘具101をホルダ153から引き出すことが可能になる。
この安全封緘具101が適合されている安全封鎖部材150は、基本的に第1の例示的実施例の安全封緘具ための安全封鎖部材50と同じである。しかし、すでに上述のように、安全封緘具101のその長手方向軸を中心とした旋回が制限される必要はない。それゆえに第2の封鎖部材部分152の導通孔157は円形に形成されていることができる。導通孔の直径は、封緘具ヘッド部120の横断面の最大寸法より僅かに大きく、しかしながら2つのロックシャックル121の外側縁の最大寸法より小さいことが好ましい。これによって、ロックシャックル121と第2の封鎖部材部分152との間の重複が確保される。このため、この例示的実施例の場合は、安全封緘具101がホルダ153から除去されないためには、ホルダ153に対して安全封緘具101を傾けることが妨げられれば充分である。
安全封鎖部材150が閉鎖位置にある場合、安全封緘具101は第2の封鎖部材部分152内の導通孔157を通って、第1の封鎖部材部分151上に設けられているホルダ153に差し込まれることができる。この際に、バネ舌片112が径方向外側に変形できるためには、充分な場所が取られていなければならないことに注意しなければならない。安全封緘具101のその長手方向軸にそった正確な位置づけを保証するために、当接面158が封緘具ヘッド部120もしくは封緘具ベース部110の内部に設けられ、当接面は、好ましくはキノコ傘155の形に対応している。安全封緘具101はホルダ153から外されることなく、その軸を中心に自由に回転されることができる。安全封鎖部材150が閉鎖された状態で、ホルダ153に対して安全封緘具101を傾けることは、第2の封鎖部材部分152の導通孔157が充分に小さいことで阻止される。加えて、第2の封鎖部材部分152の表面から、ロック構成要素121の下側面までの間隔が僅かであることは、安全封緘具101を無効にせずに安全封緘具101を傾けることができないことを、少なくとも確実にする。これは、安全封緘具101のジャケット面と、第2の封鎖部材部分152内の導通孔157の内縁までの、これよりも大きな距離にも該当する。
安全封鎖部材150が開放されると、すなわち第2の封鎖部材部分152が第1の封鎖部材部分151から離れるように移動されると、ロックシャックル121は、第1の例示的実施例のように、その初期位置から逸脱し、またヒンジ要素122は部分的に可塑性に変形される。この例示的実施例の場合、ロックシャックル121は、弾性ばね構成要素によって、その初期位置に戻ることを阻止されることはない。しかしながらヒンジ要素122の可塑的変形が、ロックシャックル121を、強制しなければ、この位置に留まるようにする。この例示的実施例の場合、安全封緘具101上に支持面が設けられていなくても、第2の封鎖部材部分152内の導通孔157が、再度安全封緘具101を越えて移動されることができるまで、ロックシャックル121が対向方向に変形されることは不可能である。これは、ロックシャックル121の径方向内側の面と、ロックシャックル121の下側面の領域の封緘具ヘッド部120のジャケット面との間の距離が僅かであることによる。ロックシャックル121を封緘具ベース部110に向かって押し込むことは、ロックシャックル121の径方向内側面がジャケット面に対して押すことになる。これによって達成可能なヒンジ要素122の変形は、反対方向への可塑的変形を除去できないほど僅かである。
第1の例示的実施例ですでに説明されたような、安全封緘具101を除去することなく、封鎖部材をそれ以前の開放後に新たに閉鎖するという、安全封緘具101ないしは安全封鎖部材150における意図的な不法行為は可能ではあるが、ロック構成要素121をその初期位置に戻すこと、またこうして無効にされた安全封緘具101を、無効にされていない安全封緘具101のように見せかけることは不可能である。ロックシャックル121は、安全封緘具101の封緘具ヘッド部120に対して明らかに突出し、こうして安全封緘具101が無効にされたことが非常に明確に示される。
第2の例示的実施例にそった安全封鎖部材150および安全封緘具101も、1つの安全容器、例えば医療用の滅菌コンテナに使用することができる、これは図13AおよびBに示されている。
以下、本発明の第3の例示的実施例を、図15および16を参照に説明する。
第3の例示的実施例にそった安全封緘具201は、第1の例示的実施例の安全封緘具1の1つの変形を示す。それゆえに第1の例示的実施例の安全封緘具に対する違いのみを以下に説明する。
封緘具ベース部210は、2つのスリット213を持って形成されていて、これによって封緘具ベース部の遠位端は内側に変形されることができる。このためホルダが封緘具ベース部のために弾性をもってたわむように形成されている必要はなく、それに変わって係合突出部211が対応する領域と切り下げ係合を形成するまで、封緘具ベース部の両半分が弾性をもって内側に変形されることで、この安全封緘具201が対応するホルダ内に係合される。
この例示的実施例によれば、係合突出部211とホルダとの間に、1つの大きな切り下げ係合を作成することができる。スリット213の無い第1の例示的実施例では、係合突出部11を含めて封緘具ベース部10全体が変形するか、もしくはホルダ53の境界部が変形する。
以下、本発明の第4の例示的実施例を、図17および18を参照に説明する。
第4の例示的実施例の安全封緘具201は、第1および第3の例示的実施例の安全封緘具1の、1つの変形である。それゆえに第3の例示的実施例の安全封緘具に対する違いのみを以下に説明する。
安全封緘具301は、ロックシャックル312が初期位置から逸脱された場合に、それが初期位置に戻ることを妨げる弾性のバネ舌片を、封緘具ヘッド部320上に持たない。このことはこの例示的実施例では唯一可塑的変形、すなわちヒンジ要素322の白化破損、によって保障される。
加えて、係合突出部311をより簡単に形成するために、封緘具ヘッド部320に複数の貫通孔388が設けられ、その結果ここに通って鋳造型部分が案内されることができる。安全封緘具301の係合突出部311は、このようにして強制取り出しされなくて済む。加えて支持面324が放棄された場合、基本的に強制取り出しの無い製造方法を使うことができる。
もちろん、前述の例示的実施例の特徴は、随意に適切に組み合わされることが可能である。さらなる実施形態は、当業者は請求項から読み取れるであろう。
密かな、もしくは許可のない安全封緘具の交換を認識するために、これを例えば連続番号、もしくは署名、整理記号などによって個別化することができる。
無効になった安全封緘具をさらに確実に表示することができるように、ロックシャックルと封緘具ヘッド部との間に、さらなる、好ましくは非常に薄い結合を設けることができ、これは封緘具ヘッド部に対してロックシャックルが相対的に移動したときには破壊される。このためこの結合はヒンジ要素から離れた所に設けられるべきである。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
[項目1]
少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)を持ち、好ましくは少なくとも2つの係合突出部(11、111、211)を持つ、1つの封緘具ベース部(10、110、210)と、
前記封緘具ベース部(10、110、210)に接続されており少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)を持つ1つの封緘具ヘッド部(20、120、220)と
を備える安全封緘具(1、101、201)であって、
各ロックシャックル(21、121、221)が少なくとも1つのヒンジ要素ヒンジ要素(22、122、222)を介して前記封緘具ヘッド部(20、120、220)と可動式に接続されている安全封緘具(1、101、201)。
[項目2]
少なくとも1つのヒンジ要素(22、122、222)が、少なくとも部分的に可塑性に変形可能である、項目1に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目3]
一体成形品として、好ましくはプラスチックで形成されている、項目1もしくは2に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目4]
好ましくは径方向に対向して位置する2つのロックシャックル(21、121、221)を備える、項目1〜3のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目5]
各ロックシャックル(21、121、221)に、2つのヒンジ要素(22、122、222)が、好ましくは前記封緘具ヘッド部(20、120、220)の側方に設けられている、項目1〜4のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目6]
前記封緘具ベース部(10、110、210)が基本的に円形の横断面を備えている、項目1〜5のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目7]
各ロックシャックル(21、121、221)が少なくとも部分的に、前記封緘具ベース部(10、110、210)に対して径方向に突出している、項目1〜6のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目8]
少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が径方向に前記封緘具ベース部(10、110、210)から外側へと突出している、項目1〜7のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目9]
前記封緘具ヘッド部(20、120、220)上、もしくは前記封緘具ベース部(10、110、210)上に、少なくとも1つの径方向への突起もしくは凹部(24、224)が形成されていて、その上に、少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)の封緘具ベース部(10、110、210)を向いた面が密着する、項目1〜8のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目10]
少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が前記封緘具ベース部(10、110、210)に弾性をもって支持されていて、また径方向に内側に突出している、項目1〜9のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目11]
複数の係合突出部(11、111、211)が設けられ、複数の前記係合突出部は、好ましくは相互に同一の角度間隔で前記封緘具ベース部(10、110、210)の周囲に配置されており、さらに好ましくは、偶数の係合突出部(11、111、211)、特に2個、4個もしくは6個の係合突出部(11、111、211)が設けられている、項目1〜10のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目12]
前記封緘具ヘッド部(20)上に少なくとも1つの弾性のバネ舌片(26)が設けられていて、前記ばね舌片が径方向へ、ロックシャックル(21)の内側縁を越えて突出している、項目1〜11のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1)。
[項目13]
少なくとも1つの弾性のバネ舌片(26)が、前記封緘具ヘッド部(20)の上面に、好ましくは中央に取り付けられている、項目12に記載の安全封緘具(1)。
[項目14]
前記封緘具ヘッド部(20、120、220)のジャケット面上に、径方向に突出している少なくとも1つの第2の係合突出部が設けられ、また少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)上に1つのラッチが、前記第2の係合突出部に対して径方向において対向して位置するように設けられ、また軸方向では第2の係合突出部と比較してさらに前記封緘具ベース部(10、110、210)の方向に配置されている、項目1〜13のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目15]
少なくとも前記ラッチもしくは前記第2の係合突出部が、弾性をもって形成されている、項目12に記載の安全封緘具(1、101、201)。
[項目16]
安全封鎖部材(50、150)であって、
1つの第1の封鎖部材部分(51、151)と、
開放位置と閉鎖位置の間で、第1の封鎖部材部分(51、151)に対して相対的に往復移動可能な、1つの第2の封鎖部材部分(52、152)とを備える安全封鎖部材(50、150)であって、
前記封鎖部材部分(51、151)が1つのホルダ(53、153)を備え、前記ホルダ上に、項目1〜15のうちいずれか一項に記載の前記封緘具(1、101、201)の前記封緘具ベース部(10、110、210)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)が閉鎖位置にある場合、前記安全封緘具(1、101、201)の少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の前記第1の封鎖部材部分(51、151)とは反対側の面上で、前記第2の封鎖部材部分(52、152)と少なくとも部分的に重なるように係止可能である、安全封鎖部材(50、150)。
[項目17]
前記第2の封鎖部材部分(52)が1つの凹部および/または1つの導通孔(53)を備え、また前記封緘具ベース部(10、210)がそこを貫通案内されることが可能であり、ならびに前記第2の封鎖部材部分(52)の閉鎖位置では前記第1の封鎖部材部分(51)の前記封緘具ベース部ホルダ(53)内に係合することが可能である、項目16に記載の安全封鎖部材(50)。
[項目18]
前記安全封緘具(1、101、201)の前記封緘具ベース部(10、110、210)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の閉鎖位置では、前記第1の封鎖部材部分(51、151)の前記封緘具ベース部ホルダ(53、153)上に、前記安全封緘具(1、101、201)が前記第2の封鎖部材部分(52、152)と、前記安全封緘具(1、101、201)が前記第1の封鎖部材部分(51、151)に対して基本的に不動に保持され、特に回転、傾斜および/または摺動不可能であるように、形状一致で当接するように、係合可能であって、この際、前記安全封緘具(1、101、201)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の開放位置では、前記第1の封鎖部材部分(51、151)に対して可動性で、特に回転、傾斜および/または摺動可能であるように係合可能である、項目16もしくは17に記載の安全封鎖部材(50、150)。
[項目19]
前記第1の封鎖部材部分(51)上の前記ホルダ(53)が、好ましくは、そのなかへ1つの安全封緘具(1、201)の封緘具ベース部(10、210)が挿入可能である、少なくとも1つの径方向外側への拡張部を伴う、基本的に回転対称の断面を持つ、少なくとも1つの凹部を備える、項目16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50)。
[項目20]
前記第1の封鎖部材部分(51、151)上の前記ホルダ(53、153)が、その中へ少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が挿入可能である、少なくとも1つの径方向外側へおよび/または内側への拡張部を持つ、基本的に円形の凹部を備える、項目16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50、150)。
[項目21]
前記第1の封鎖部材部分(151)上の前記ホルダ(153)が、キノコの形状の突起であって、その上に安全封緘具(101)の封緘具ベース部(110)を嵌合することができる、項目16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(150)。
[項目22]
前記安全封鎖部材(50、150)が1つの付加的な既知の封鎖機構を備え、特に、それを用いて第2の封鎖部材部分(52、152)を第1の封鎖部材部分(51、151)上に締結可能である、1つの係合機構を備える、項目16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50、150)。
[項目23]
1つの容器槽(71、171)と、1つの蓋(72、172)と、項目16〜22のうちいずれか一項に記載の1つの安全封鎖部材(50、150)とを備える安全容器(70、170)であって、前記第1の封鎖部材部分および前記第2の封鎖部材部分(51、151;52、152)の1つがそれぞれ前記容器槽(71、171)および前記蓋(72、172)の1つに設けられている安全容器(70、170)。
[項目24]
少なくとも前記第1の封鎖部材部分(51、151)もしくは前記第2の封鎖部材部分(52、152)が、1つの閉鎖シャックル上に設けられていて、この閉鎖シャックルが相応に前記容器槽(71、171)上および/または前記蓋(72、172)上に旋回自在に設けられている、項目23に記載の安全容器(70、170)。
[項目25]
滅菌コンテナ(70)であって、
少なくとも1つの第1の封鎖部材部分(51)を持つ1つのコンテナ槽(71)を備え、この封鎖部材部分が、2つの円弧区間上に形成された対向して位置する2つの円弧形状の密着面(55)を有する凹部(53)を持ち、これらの密着面の間に2つの径方向への拡張部(57)が設けられており、その結果、前記凹部(53)が、基本的に円形の横断面と、径方向外側に突出している2つの係合突出部(11、211)とを備え、ならびに該凹部(53)内に軸方向に挿入可能である1つの安全封緘具(1、201)の1つの封緘具ベース部(10、201)を、該係合突出部(11、211)が該円弧区間(55)と係合する切り下げ係合を作成し、ならびに該封緘具ベース部(10、210)のジャケット面が部分的に密着面上へ当接するに至るように受入れるように適合されており、加えて、この凹部は、該係合突出部(11、211)および該円弧区間(55)の間の前記ノッチ係合を、該安全封緘具(1、201)の長手方向軸を中心に基本的に90°回転することで解除することができ、その結果、この該安全封緘具(1、201)を該凹部(53)から取り出すことが可能であるように適合されており、
ならびに、少なくとも1つの閉鎖シャックルを持つ1つのコンテナ蓋(72)を備え、この閉鎖シャックルは旋回自在にコンテナ蓋(72)に取り付けられていて、その結果閉鎖シャックルは開放位置から閉鎖位置へと往復移動可能であり、ならびに1つの導通孔(54)を備える1つの第2の封鎖部材部分(52)を備え、この導通孔は基本的に非回転対称な横断面を備え、ならびに、閉鎖シャックルの、該安全封緘具(1、201)に対して相対的に開放位置の方向へ向かう移動によって、少なくとも導通孔(54)の周縁の一部分と、少なくとも該安全封緘具(1、201)の1つの封緘具ヘッド部(20、220)に設けられているロックシャックル(21、221)と、が当接するように、また閉鎖シャックルのこの方向へのさらに続く移動によって、少なくとも部分的に少なくとも1つのロックシャックル(21、221)が可塑性の変形をするようになり、その結果、該閉鎖シャックルの前記導通孔(54)が該封緘具ヘッド部(20、220)を越えて導かれることが可能となるようにして、該安全封緘具(1、201)の該封緘具ヘッド部(20、220)を回転方向に形状一致で受入れるように適合されている、滅菌コンテナ(70)。
[項目26]
前記閉鎖シャックルと前記第1の封鎖部材部分(51)との間に付加的なロック機構ないしは封鎖機構が設けられることができ、その結果前記閉鎖シャックルの閉鎖位置では前記安全封鎖部材(50)には基本的に力がかからない、項目25に記載の滅菌コンテナ(70)。

Claims (26)

  1. 少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)を有し、実質的に円筒状の1つの封緘具ベース部(10、110、210)と、
    前記封緘具ベース部(10、110、210)の軸方向において、前記封緘具ベース部(10、110、210)に接続されており少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)を持つ1つの封緘具ヘッド部(20、120、220)と
    を備える安全封緘具(1、101、201)であって、
    各ロックシャックル(21、121、221)が少なくとも1つのンジ要素(22、122、222)を介して前記封緘具ヘッド部(20、120、220)と可動式に接続されている安全封緘具(1、101、201)。
  2. 少なくとも1つのヒンジ要素(22、122、222)が、少なくとも部分的に可塑性に変形可能である、請求項1に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  3. 一体成形品として、ラスチックで形成されている、請求項1または2に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  4. 前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向に対向して位置する2つのロックシャックル(21、121、221)を備える、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  5. 各ロックシャックル(21、121、221)に、2つのヒンジ要素(22、122、222)が、記封緘具ヘッド部(20、120、220)の側方に設けられている、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  6. 前記封緘具ベース部(10、110、210)が実質的に円形の横断面を備えている、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  7. 各ロックシャックル(21、121、221)が少なくとも部分的に、前記封緘具ベース部(10、110、210)に対して前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向に突出している、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  8. 少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向に前記封緘具ベース部(10、110、210)から外側へと突出している、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  9. 前記封緘具ヘッド部(20、120、220)上、もしくは前記封緘具ベース部(10、110、210)上に、少なくとも1つの起もしくは凹部(24、224)が形成されていて、その上に、少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)の封緘具ベース部(10、110、210)を向いた面が密着する、請求項1〜8のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  10. 少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が前記封緘具ベース部(10、110、210)に弾性をもって支持されていて、また前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向に内側に突出している、請求項1〜9のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  11. 複数の係合突出部(11、111、211)が設けられ、複数の前記係合突出部は、互に同一の角度間隔で前記封緘具ベース部(10、110、210)の周囲に配置されている、請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  12. 前記封緘具ヘッド部(20)上に少なくとも1つの弾性のバネ舌片(26)が設けられていて、前記バネ舌片前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向へ、ロックシャックル(21)の内側縁を越えて突出している、請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1)。
  13. 少なくとも1つの弾性のバネ舌片(26)が、前記封緘具ヘッド部(20)の上面であり、中央に取り付けられている、請求項12に記載の安全封緘具(1)。
  14. 前記封緘具ヘッド部(20、120、220)の側面上に、前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向に突出している少なくとも1つの第2の係合突出部が設けられ、また少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)上に1つのラッチが、前記第2の係合突出部に対して前記径方向において対向して位置するように設けられ、また前記軸方向では前記第2の係合突出部と比較してさらに前記封緘具ベース部(10、110、210)の方向に配置されている、請求項1〜13のうちいずれか一項に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  15. 少なくとも前記ラッチもしくは前記第2の係合突出部が、弾性をもって形成されている、請求項14に記載の安全封緘具(1、101、201)。
  16. 安全封鎖部材(50、150)であって、
    1つの第1の封鎖部材部分(51、151)と、
    開放位置と閉鎖位置の間で、第1の封鎖部材部分(51、151)に対して相対的に往復移動可能な、1つの第2の封鎖部材部分(52、152)とを備える安全封鎖部材(50、150)であって、
    前記封鎖部材部分(51、151)が1つのホルダ(53、153)を備え、前記ホルダ上に、請求項1〜15のうちいずれか一項に記載の前記封緘具(1、101、201)の前記封緘具ベース部(10、110、210)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)が閉鎖位置にある場合、前記安全封緘具(1、101、201)の少なくとも1つのロックシャックル(21、121、221)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の前記第1の封鎖部材部分(51、151)とは反対側の面上で、前記第2の封鎖部材部分(52、152)と少なくとも部分的に重なるように係止可能である、安全封鎖部材(50、150)。
  17. 前記第2の封鎖部材部分(52)が1つの凹部および/または1つの導通孔(53)を備え、また前記封緘具ベース部(10、210)がそこを貫通案内されることが可能であり、ならびに前記第2の封鎖部材部分(52)の閉鎖位置では前記第1の封鎖部材部分(51)の前記封緘具ベース部ホルダ(53)内に係合することが可能である、請求項16に記載の安全封鎖部材(50)。
  18. 前記安全封緘具(1、101、201)の前記封緘具ベース部(10、110、210)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の閉鎖位置では、前記第1の封鎖部材部分(51、151)の前記封緘具ベース部ホルダ(53、153)上に係合可能であり、その結果、前記安全封緘具(1、101、201)が前記第2の封鎖部材部分(52、152)に連結され、前記安全封緘具(1、101、201)が前記第1の封鎖部材部分(51、151)に対して実質的に不動に保持され、前記安全封緘具(1、101、201)が、前記第2の封鎖部材部分(52、152)の開放位置では、前記第1の封鎖部材部分(51、151)に対して可動性であるように係合可能である、請求項16または17に記載の安全封鎖部材(50、150)。
  19. 前記第1の封鎖部材部分(51)上の前記ホルダ(53)が、その中へ1つの安全封緘具(1、201)の封緘具ベース部(10、210)が挿入可能である、少なくとも1つの前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向外側への拡張部を伴う、実質的に回転対称の断面を持つ、少なくとも1つの凹部を備える、請求項16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50)。
  20. 前記第1の封鎖部材部分(51、151)上の前記ホルダ(53、153)が、その中へ少なくとも1つの係合突出部(11、111、211)が挿入可能である、少なくとも1つの前記封緘具ベース部(10、110、210)の径方向外側へおよび/または内側への拡張部を持つ、実質的に円形の凹部を備える、請求項16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50、150)。
  21. 前記第1の封鎖部材部分(151)上の前記ホルダ(153)が、キノコの形状の突起であって、その上に安全封緘具(101)の封緘具ベース部(110)を嵌合することができる、請求項16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(150)。
  22. 前記安全封鎖部材(50、150)が1つの付加的な既知の封鎖機構であって、第2の封鎖部材部分(52、152)を第1の封鎖部材部分(51、151)上に締結可能である、前記封鎖機構を備える、請求項16〜18のうちいずれか一項に記載の安全封鎖部材(50、150)。
  23. 1つの容器槽(71、171)と、1つの蓋(72、172)と、請求項16〜22のうちいずれか一項に記載の1つの安全封鎖部材(50、150)とを備える安全容器(70、170)であって、前記第1の封鎖部材部分および前記第2の封鎖部材部分(51、151;52、152)の1つがそれぞれ前記容器槽(71、171)および前記蓋(72、172)の1つに設けられている安全容器(70、170)。
  24. 少なくとも前記第1の封鎖部材部分(51、151)もしくは前記第2の封鎖部材部分(52、152)が、1つの閉鎖シャックル上に設けられていて、この閉鎖シャックルが相応に前記容器槽(71、171)上および/または前記蓋(72、172)上に旋回自在に設けられている、請求項23に記載の安全容器(70、170)。
  25. 滅菌コンテナ(70)であって、
    少なくとも1つの第1の封鎖部材部分(51)を持つ1つのコンテナ槽(71)を備え、この封鎖部材部分が、2つの円弧区間上に形成された対向して位置する2つの円弧形状の密着面(55)を有する凹部(53)を持ち、これらの密着面の間に、2つの円形の拡張部(57)が設けられており、その結果、前記凹部(53)が、1つの安全封緘具(1、201)の実質的に円筒状の封緘具ベース部(10、210)であって、実質的に円形の横断面と、前記封緘具ベース部(10、210)の径方向外側に突出している2つの係合突出部(11、211)と、を備え、かつ、前記凹部(53)内に前記封緘具ベース部(10、210)の軸方向に挿入可能である、前記封緘具ベース部(10、210)を、該係合突出部(11、211)が該円弧区間(55)と係合する切り下げ係合を作成し、ならびに該封緘具ベース部(10、210)の側面が部分的に密着面上へ当接するに至るように受入れるように適合されており、加えて、この凹部は、該係合突出部(11、211)および該円弧区間(55)の間のッチ係合を、該安全封緘具(1、201)の長手方向軸を中心に基本的に90°回転することで解除することができ、その結果、この該安全封緘具(1、201)を該凹部(53)から取り出すことが可能であるように適合されており、
    ならびに、少なくとも1つの閉鎖シャックルを持つ1つのコンテナ蓋(72)を備え、この閉鎖シャックルは旋回自在にコンテナ蓋(72)に取り付けられていて、その結果閉鎖シャックルは開放位置から閉鎖位置へと往復移動可能であり、ならびに1つの導通孔(54)を備える1つの第2の封鎖部材部分(52)を備え、この導通孔は基本的に非回転対称な横断面を備え、ならびに、閉鎖シャックルの、該安全封緘具(1、201)に対して相対的に開放位置の方向へ向かう移動によって、少なくとも導通孔(54)の周縁の一部分と、少なくとも該安全封緘具(1、201)の1つの封緘具ヘッド部(20、220)に設けられているロックシャックル(21、221)と、が当接するように、また閉鎖シャックルのこの方向へのさらに続く移動によって、少なくとも部分的に少なくとも1つのロックシャックル(21、221)が可塑性の変形をするようになり、その結果、該閉鎖シャックルの前記導通孔(54)が該封緘具ヘッド部(20、220)を越えて導かれることが可能となるようにして、前記径方向において、該安全封緘具(1、201)の該封緘具ヘッド部(20、220)と連結するように適合されている、滅菌コンテナ(70)。
  26. 前記閉鎖シャックルと前記第1の封鎖部材部分(51)との間に付加的なロック機構ないしは封鎖機構が設けられることができ、その結果前記閉鎖シャックルの閉鎖位置では前記安全封鎖部材(50)には実質的に力がかからない、請求項25に記載の滅菌コンテナ(70)。
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