JP6278777B2 - レーダ電波識別装置、レーダ電波識別方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、レーダ電波識別装置、レーダ電波識別方法及びプログラムに関する。
航空機、船舶等に搭載されているレーダが放射する電波を探知する装置として、地上、機上、艦上等に設置されるESM(Electronic warfare Support Measures)装置がある。一般的に、ESM装置によりレーダ電波の目標を識別するためには、パルスエッジ等のレーダ電波に含まれるパルスの特徴量を高感度に検出する必要がある。
レーダ電波に含まれるパルスの特徴量を検出する技術として、例えば、特許文献1では、受信信号から検出されたパルスの立ち上がりエッジを記録開始トリガ、立ち下がりを記録終了トリガとして、受信信号のディジタルデータをメモリへ格納し、メモリに格納されたデータに基づいて、受信したパルスの特徴量を検出する。
また、特許文献2では、一定周期で受信信号のディジタルデータを蓄積し、蓄積されたデータに対し、FFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)処理を行うことで、ノイズの抑圧を図り、高感度に受信信号のキャリア周波数を検出する。
特開2000−304849号公報 特開2004−191100号公報
一般的に、ESM装置よりレーダ電波の検出及び識別を行う場合、レーダ電波が未知であることから想定されるレーダ電波の諸元を全て網羅するため、広い周波数範囲における信号処理が必要となり、信号処理に対する負荷が大きくなる。
ここで、特許文献2に開示された技術では、データの蓄積に一定期間が必要であるため、レーダ電波の送信タイミング及び送信時間が不明である場合、レーダ電波を全て受信するためには、目標識別処理に必要なデータ以上のデータを蓄積する必要がある。
また、特許文献1に開示された技術では、パルスエッジをトリガにしてデータを蓄積しているため、レーダ電波の信号レベルが低い場合、データ蓄積のためのトリガが動作しない可能性がある。
本発明は、上述の事情の下になされたものであって、レーダ電波を高感度に受信し、効率的に受信データを蓄積することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るレーダ電波識別装置は、データバッファ部、周波数検出部及び識別部を備える。データバッファ部は、受信されたレーダ電波のディジタルデータを、識別対象のレーダ電波の最大パルス繰り返し周期よりも長い第1の期間毎に、上書きして記憶する。周波数検出部は、データバッファ部に記憶されたディジタルデータのうち、最大パルス繰り返し周期以上であって、第1の期間よりも短い第2の期間のディジタルデータを高速フーリエ変換し、生成されたスペクトルに基づいて、受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたか否かを判定する。識別部は、周波数検出部により、受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、検出されたキャリア周波数を用いて、データバッファ部に記憶されているディジタルデータをフィルタリングし、フィルタリング後のデータに基づいて、受信されたレーダ電波を識別する。さらに、識別部は、パルス列分析部と、パルス積分処理部と、特徴量相関部と、を含む。パルス列分析部は、フィルタリング後のデータを検波することにより検出された、複数のパルスから構成されるパルス列において、第1の期間における各パルスの位置を特定する。パルス積分処理部は、パルス列分析部により特定された各パルスの位置に基づいて当該各パルスを重ね合わせた重畳パルスを取得する。特徴量相関部は、パルス積分処理部により取得された重畳パルスの特徴量と、予め識別データ記憶部に記憶されたレーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、受信されたレーダ電波を識別する。
本発明によれば、識別対象のレーダ電波の最大パルス繰り返し周期よりも長い第2の期間以上のデータに対してFFT処理を実行するとともに、受信されたレーダ電波のディジタルデータは、第1の期間毎に上書きされるデータバッファ部に記憶される。その結果、レーダ電波を高感度に受信し、効率的に受信データを蓄積できる。
本発明の実施の形態に係るレーダ電波識別装置の概略構成例を示すブロック図である。 最大PRTの決定方法の一例を示す図である。 重畳パルスの取得方法の一例を示す図である。 レーダ電波受信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るレーダ電波識別装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーダ電波識別装置の概略構成例を示すブロック図である。図1に示すように、レーダ電波識別装置100は、空中線10、A−D変換部20、データバッファ部30、周波数検出部40、分析データ蓄積部50、識別部60及び識別データ記憶部70を備える。
空中線10は、レーダ電波を受信するアンテナである。A−D変換部20は、空中線10で受信されたレーダ電波の信号をディジタルデータに変換する。
データバッファ部30は、A−D変換部20により変換されたレーダ電波のディジタルデータを第1の期間毎に上書きして記憶する。ここで、第1の期間とは、識別対象のレーダ電波の最大PRT(Pulse Repetition Time;パルス繰り返し周期)のN倍(Nは2以上の自然数)の期間である。図2に、最大PRTの決定方法の一例を示す。図2に示される2つのレーダ電波1及びレーダ電波2のパルス列は、それぞれT1及びT2(ただし、T2>T1)のPRTを有する。従って、レーダ電波1及びレーダ電波2が、識別対象のレーダ電波である場合、T2が最大PRTとして決定される。そのため、最大PRTのN倍である第1の期間において、識別対象のレーダ電波のパルスは、少なくともN個受信される。また、Nは、最大PRT及び、データバッファ部30を構成するハードウェアの制約(蓄積可能なデータ量等)により設定される。
周波数検出部40は、データバッファ部30に記憶されたディジタルデータのうち、第2の期間のディジタルデータを高速フーリエ変換し、生成されたスペクトルに基づいて、受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたか否かを判定する。ここで、第2の期間は、最大PRT以上であって、第1の期間よりも短い期間である。
例えば、周波数検出部40は、データバッファ部30に記憶された、第1の期間分のディジタルデータのうちから、第2の期間として、最大PRTのディジタルデータを切り出す。ここで、周波数検出部40が、データバッファ部30に記憶されたディジタルデータのから切り出す第2の期間のデータは、例えば、第1の期間が開始した時点から第2の期間が経過するまでの時点におけるデータである。そして、周波数検出部40は、切り出したデータに対してFFT処理を行い、予め定められた検出スライサを超える周波数が検出されたか否かを判定する。すなわち、周波数検出部40は、FFT処理の結果として得られたパワースペクトルにおいて、予め定められた閾値を超えるパワースペクトル値を示す周波数が有るか否かを判定する。そして、周波数検出部40は、検出スライサを超える周波数が検出された場合、その周波数を受信されたレーダ電波のキャリア周波数として特定し、受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定する。
分析データ蓄積部50は、周波数検出部40により受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、データバッファ部30に記憶されている第1の期間分のディジタルデータを記憶する。なお、キャリア周波数が検出されたと判定されなかった場合にデータバッファ部30に記憶されているディジタルデータは、分析データ蓄積部50に記録されない。従って、その場合にデータバッファ部30に記憶されているディジタルデータは、新しいディジタルデータが上書きされることにより、破棄される。
識別部60は、分析データ蓄積部50に記憶されているディジタルデータに基づいて、受信されたレーダ電波を識別する。識別部60は、ディジタルフィルタ部61、パルス列分析部62、パルス積分処理部63及び特徴量相関部64を備える。
ディジタルフィルタ部61は、分析データ蓄積部50に記憶されているディジタルデータを、周波数検出部40により検出されたキャリア周波数を用いてディジタル的にフィルタリングすることにより、キャリア周波数成分のデータのみを抽出する。
パルス列分析部62は、ディジタルフィルタ部61によりフィルタリングされた後のデータを検波することにより検出された、複数のパルスから構成されるパルス列において、第1の期間における各パルスの位置を特定する。
例えば、パルス列分析部62は、ディジタルフィルタ部61により抽出されたキャリア周波数成分の信号の包絡線検波波形をディジタル処理により算出する。そして、パルス列分析部62は、算出した包絡線検波波形を予め定められた閾値と比較することにより、複数のパルスから構成されるパルス列を検出する。そして、パルス列分析部62は、検出されたパルス列について、パルス列分析を行うことにより、第1の期間における各パルスの位置、例えば、各パルスの立ち上がり時刻を特定する。
パルス積分処理部63は、パルス列分析部62により特定された各パルスの位置に基づいて当該各パルスを重ね合わせた重畳パルスを取得する。
図3に、パルス積分処理部63による重畳パルスの取得方法の一例を示す。図3に示すように、パルス列分析部62により、複数のパルスp〜pを含むパルス列Pが検出され、各パルス列p〜pについて、立ち上がり時刻t〜tがそれぞれ特定されたとする。この時、パルス積分処理部63は、まず、立ち上がり時刻t〜tに基づいて、立ち上がり時刻がtとなるように各パルスp〜pの時間軸上の位置を合わせる。そして、パルス積分処理部63は、各パルスp〜pの振幅及び位相がパルス間で一致するように、振幅合わせ及び位相合わせによる規格化を行う。次に、パルス積分処理部63は、規格化を行ったそれぞれのパルスp〜pを重ね合わせる(積分処理を行う)ことにより、パルスp〜pの特徴量が強調された重畳パルスpを取得する。
特徴量相関部64は、パルス積分処理部63により取得された重畳パルスの特徴量と、予め識別データ記憶部70に記憶されたレーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、受信されたレーダ電波を識別する。
具体的には、特徴量相関部64は、パルス積分処理部63により取得された重畳パルスから、パルス振幅、パルス幅、パルス周期等の特徴量を抽出する。また、識別データ記憶部70には、予め、識別対象となるレーダ電波毎に、そのパルスの特徴量が記憶されている。従って、特徴量相関部64は、パルス積分処理部63により取得された重畳パルスの特徴量と、識別データ記憶部70に記憶された各レーダ電波の特徴量と、の相関をとり、重畳パルスの特徴量と最も相関性が高い特徴量を有するレーダ電波を、受信したレーダ電波として識別する。
次に、実施の形態に係るレーダ電波識別装置100の動作について説明する。図4は、実施の形態のレーダ電波受信処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示すレーダ電波受信処理は、例えば、レーダ電波識別装置100がユーザからレーダ電波受信処理の開始を示す操作入力を受け付けたことを契機として開始される。
まず、レーダ電波識別装置100は、レーダ電波の受信を開始する(ステップS11)。また、第1の期間をカウントするためのタイマを初期値0に設定する。
A−D変換部20は、受信したレーダ電波の信号を予め定められたサンプリングレートでA−D変換し、ディジタルデータを生成する(ステップS12)。そして、A−D変換部20は、生成されたディジタルデータを、データバッファ部30に格納する(ステップS13)。
次に、レーダ電波識別装置100は、タイマを参照し、第1の期間(例えば、最大PRT×N)が経過したか否かを判定する(ステップS14)。第1の期間が経過していないと判定した場合(ステップS14;No)、第1の期間が経過するまでディジタルデータのデータバッファ部30への記憶を継続する。
第1の期間が経過したと判定された場合(ステップS14;Yes)、周波数検出部40は、データバッファ部30に記憶されたディジタルデータから、第2の期間(例えば、最大PRT)分のデータを切り出し、切り出したデータのFFT処理を実行する(ステップS15)。
次に、周波数検出部40は、FFT処理後のデータについて、検出スライサを超える周波数が検出された否かを判定する(ステップS16)。検出スライサを超える周波数が検出されなかったと判定された場合(ステップS16;No)、ステップS19に処理を進める。
検出スライサを超える周波数が検出されたと判定された場合(ステップS16;Yes)、周波数検出部40は、データバッファ部30に記憶されている第1の期間のディジタルデータを、分析データ蓄積部50に格納する(ステップS17)。
次に識別部60は、識別処理を実行する(ステップS18)。図5は、識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5に示すように、ディジタルフィルタ部61は、分析データ蓄積部50に記憶されたデータについて、ステップS16において検出された周波数、すなわち、キャリア周波数として特定された周波数を用いてディジタルフィルタリングを行う(ステップS21)。
パルス列分析部62は、ステップS21のディジタルフィルタリングにより抽出されたデータの包絡線検波波形をディジタル処理により算出する(ステップS22)。そして、パルス列分析部62は、算出された包絡線検波波形から、複数のパルスから構成されるパルス列を検出する(ステップS23)。そして、パルス列分析部62は、検出されたパルス列についてパルス列における各パルスの立ち上がり時刻を特定する(ステップS24)。
パルス積分処理部63は、ステップS24において特定された各パルスの位置に基づいて、各パルスの立ち上がり時刻を合わせ、振幅合わせ及び位相合わせによる規格化を行う(ステップS25)。そして、パルス積分処理部63は、規格化が行われた各パルスの積分処理を行うことにより、重畳パルスを取得する(ステップS26)。
特徴量相関部64は、重畳パルスの特徴量を抽出し、抽出した重畳パルスの特徴量と、識別データ記憶部70に記憶された各レーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、受信したレーダ電波を識別する(ステップS27)。そして、特徴量相関部64は、識別結果を表示する(ステップS28)。その後、図4に戻ってステップS19に処理を進める。
レーダ電波識別装置100は、データバッファ部30をクリアする(ステップS19)。そして、タイマを初期値0に設定し、ステップS12に処理を戻す。
以上のレーダ電波受信処理は、例えば、レーダ電波識別装置100がユーザからレーダ電波受信処理の終了を示す操作入力を受け付けるまで、繰り返し実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係るレーダ電波識別装置100は、レーダ電波の受信データのうち、第1の期間、すなわち識別対象となるレーダ電波の最大PRTの期間のデータに対してFFT処理を行う。そのため、識別対象となるレーダ電波が受信されているか否かを高感度で検出することができる。
また、データバッファ部30に記憶された第2の期間分のデータ、すなわち最大PRT×Nの期間分のデータのうち、最大PRTの期間のデータのみに対してFFT処理が行われるため、信号処理への負荷を削減することができる。
また、受信されたレーダ電波のディジタルデータは、データバッファ部30に、第1の期間毎に上書きして記憶されるとともに、キャリア周波数が検出されたデータのみが分析データ蓄積部50に格納されるため、効率的に受信されたレーダ電波のディジタルデータを蓄積することができる。
また、データバッファ部30に記憶されたデータについて、検出されたキャリア周波数を用いてディジタルフィルタリングを行うことによりパルス列が検出される。そして、検出されたそれぞれのパルスについて、立ち上がり時刻が特定され、特定された立ち上がり時刻に基づいて、積分処理が行われる。そのため、パルスの信号レベルが低くても、パルスの特徴量を特定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態において、周波数検出部40は、第2の期間分のデータとして、最大PRTの期間分のデータに対してFFT処理を実行する構成としたが、FFT処理を行う第2の期間はこれに限られない。第2の期間は、最大PRTの期間以上の期間であればよい。また、データバッファ部30、分析データ蓄積部50では、第2の期間のデータよりも十分多い、第1の期間のデータが蓄積可能なように、第1の期間D1及び第2の期間D2が選択される。これにより、信号処理の処理負荷を、記録された第1の期間D1全部のデータに対してFFT処理を実行する場合と比較して、D2/D1に低減することができる。
次に、本発明の実施の形態に係るレーダ電波識別装置のハードウェア構成について説明する。図6は、実施の形態に係るレーダ電波識別装置100のハードウェアの概略構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、レーダ電波識別装置100は、制御部101、主記憶部102、外部記憶部103、操作部104、表示部105、入出力部106及びA−D変換部20を備える。主記憶部102、外部記憶部103、操作部104、表示部105及び入出力部106はいずれも、内部バス107を介して制御部101に接続されている。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部101は、外部記憶部103に記録されている制御プログラム108に従って、レーダ電波識別処理を実行する。
主記憶部102は、RAM(Random Access Memory)等から構成される。主記憶部102は、外部記憶部103に記録されている制御プログラム108をロードし、制御部101の作業領域として用いられる。
外部記憶部103は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成される。外部記憶部103は、上述の処理を制御部101に行わせるための制御プログラム108を予め記憶し、また、制御部101の指示に従って、この制御プログラム108が記憶するデータを制御部101に供給し、制御部101から供給されたデータを記憶する。外部記憶部103は、識別対象となるレーダ電波の特徴量を記憶する。
操作部104は、キーボード及びマウス又はタッチパネル等のポインティングデバイス等と、キーボード及びポインティングデバイス等を内部バス107に接続するインタフェース装置とから構成されている。操作部104を介して、例えば、最大PRT、第1の期間又はNの値、第2の期間に関する操作入力を受け付ける。
表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ等の表示装置から構成されている。表示部105は、例えば、受信したレーダ電波の識別結果を表示する。
入出力部106は、A−D変換部20と接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。A−D変換部20から出力されたディジタルデータは、入出力部106を介して入力される。
レーダ電波識別装置100の周波数検出部40及び識別部60の処理は、制御プログラム108が、制御部101、主記憶部102、外部記憶部103、操作部104、表示部105及び入出力部106等を資源として用いて処理することによって実行される。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。例えば、周波数検出部40又は識別部60を、専用の回路またはDSP(Digital Signal Processor)等により構成し、その処理を制御プログラム108で行わず、専用のハードウェアで行ってもよい。
また、本発明に係るレーダ電波識別装置100は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するレーダ電波識別装置100を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。また、プログラムは、プログラムを表す信号により搬送波を変調した変調波により伝送され、この変調波を受信した装置が変調波を復調してプログラムを復元するようにしてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(オペレーティングシステム)の制御のもと、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行するレーダ電波識別装置100として機能する。
100 レーダ電波識別装置、10 空中線、20 A−D変換部、30 データバッファ部、40 周波数検出部、50 分析データ蓄積部、60 識別部、61 ディジタルフィルタ部、62 パルス列分析部、63 パルス積分処理部、64 特徴量相関部、70 識別データ記憶部、101 制御部、102 主記憶部、103 外部記憶部、104 操作部、105 表示部、106 入出力部、107 内部バス、108 制御プログラム。

Claims (6)

  1. 受信されたレーダ電波のディジタルデータを、識別対象のレーダ電波の最大パルス繰り返し周期よりも長い第1の期間毎に、上書きして記憶するデータバッファ部と、
    前記データバッファ部に記憶されたディジタルデータのうち、前記最大パルス繰り返し周期以上であって、前記第1の期間よりも短い第2の期間のディジタルデータを高速フーリエ変換し、生成されたスペクトルに基づいて、前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたか否かを判定する周波数検出部と、
    前記周波数検出部により前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、検出された前記キャリア周波数を用いて、前記データバッファ部に記憶されているディジタルデータをフィルタリングし、フィルタリング後のデータに基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する識別部と、
    を備え
    前記識別部は、
    前記フィルタリング後のデータを検波することにより検出された、複数のパルスから構成されるパルス列において、前記第1の期間における各パルスの位置を特定するパルス列分析部と、
    前記パルス列分析部により特定された各パルスの位置に基づいて当該各パルスを重ね合わせた重畳パルスを取得するパルス積分処理部と、
    前記パルス積分処理部により取得された重畳パルスの特徴量と、予め識別データ記憶部に記憶されたレーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する特徴量相関部と、を含む、
    ーダ電波識別装置。
  2. 前記周波数検出部により前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、前記データバッファ部に記憶されているディジタルデータを記憶する分析データ蓄積部をさらに備える、
    請求項1に記載のレーダ電波識別装置。
  3. 前記第1の期間は、前記最大パルス繰り返し周期の2以上の自然数倍である、
    請求項1または2に記載のレーダ電波識別装置。
  4. 前記第2の期間は、前記最大パルス繰り返し周期である、
    請求項1からのいずれか1項に記載のレーダ電波識別装置。
  5. 受信されたレーダ電波を識別するレーダ電波識別装置が実行するレーダ電波識別方法であって、
    前記受信されたレーダ電波のディジタルデータを、識別対象のレーダ電波の最大パルス繰り返し周期よりも長い第1の期間毎に、データバッファ部に上書きして記憶させる記憶ステップと、
    前記データバッファ部に記憶されたディジタルデータのうち、前記最大パルス繰り返し周期以上であって、前記第1の期間よりも短い第2の期間のディジタルデータを高速フーリエ変換し、生成されたスペクトルに基づいて、前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたか否かを判定する周波数検出ステップと、
    前記周波数検出ステップにおいて前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、検出された前記キャリア周波数を用いて、前記データバッファ部に記憶されているディジタルデータをフィルタリングし、フィルタリング後のデータに基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する識別ステップと、
    を含み、
    前記識別ステップは、
    前記フィルタリング後のデータを検波することにより検出された、複数のパルスから構成されるパルス列において、前記第1の期間における各パルスの位置を特定するパルス列分析ステップと、
    前記パルス列分析ステップにおいて特定された各パルスの位置に基づいて当該各パルスを重ね合わせた重畳パルスを取得するパルス積分処理ステップと、
    前記パルス積分処理ステップにおいて取得された重畳パルスの特徴量と、予め識別データ記憶部に記憶されたレーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する特徴量相関ステップと、を含む、
    ーダ電波識別方法。
  6. コンピュータを
    受信されたレーダ電波のディジタルデータを、識別対象のレーダ電波の最大パルス繰り返し周期よりも長い第1の期間毎に、上書きして記憶するデータバッファ部、
    前記データバッファ部に記憶されたディジタルデータのうち、前記最大パルス繰り返し周期以上であって、前記第1の期間よりも短い第2の期間のディジタルデータを高速フーリエ変換し、生成されたスペクトルに基づいて、前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたか否かを判定する周波数検出部、及び
    前記周波数検出部により前記受信されたレーダ電波のキャリア周波数が検出されたと判定された場合、検出された前記キャリア周波数を用いて、前記データバッファ部に記憶されているディジタルデータをフィルタリングし、フィルタリング後のデータに基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する識別部、
    として機能させ
    前記識別部は、
    前記フィルタリング後のデータを検波することにより検出された、複数のパルスから構成されるパルス列において、前記第1の期間における各パルスの位置を特定するパルス列分析部と、
    前記パルス列分析部により特定された各パルスの位置に基づいて当該各パルスを重ね合わせた重畳パルスを取得するパルス積分処理部と、
    前記パルス積分処理部により取得された重畳パルスの特徴量と、予め識別データ記憶部に記憶されたレーダ電波の特徴量と、の相関に基づいて、前記受信されたレーダ電波を識別する特徴量相関部と、を含む、
    ログラム。
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