JP6278612B2 - 透明液状クレンジング化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は透明液状クレンジング化粧料に関する。
クレンジング化粧料は、油性クレンジング化粧料と水性クレンジング化粧料に大別することができる。油性クレンジンング化粧料は、多量の油性成分を含有することから、メイク汚れと馴染みが良く、優れたクレンジング効果を発揮する。その反面、一旦浮き出たメイク汚れが皮膚に再付着したり、クレンジング後の肌に油性成分特有のべたつき感が残り、使用感が悪いという欠点がある。
一方で水性クレンジング化粧料は、油性成分の含有量が少量であることから、さっぱりとした使用感が得られる反面、メイク汚れとの馴染みに優れず、クレンジング効果に劣るという欠点を有している。
そのため近年では、油性感がなくすっきりとした使用感であるにもかかわらず、高いクレンジング作用を有するとされる、油相と水相とが連続相を形成したバイコンティニュアスマイクロエマルション構造を形成したクレンジング化粧料が多数提案されている(例えば、特許文献1〜4を参照)。
しかしながら、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造を有する剤型の多くは低粘度の透明液状の性状であることから、塗布時に垂れ落ちが生じやすいという欠点がある。これら欠点を解決するために剤自体の粘度を高める試みも考えられるが、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造は、油相と水相とが連続相であり、かつ水の配合量が少ないために水溶性高分子による増粘が十分にできないという問題がある。
また、水溶性高分子を配合することでバイコンティニュアスマイクロエマルション構造に必要な水の量が相対的に減少し、結果としてバイコンティニュアスマイクロエマルション構造が崩壊し、優れたクレンジング効果が発揮されないという問題、さらには、保管時の製剤安定性に劣るという問題もある。
特開2007−320884号公報 特開2010−280643号公報 特開2012−001597号公報 特開2013−032348号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、製剤安定性に優れるとともに、塗布時の垂れ落ちがなく密着感に優れ、油性感がなくすっきりとした使用感であるにもかかわらず、メイク馴染みが良好で高いクレンジング効果を発揮する透明液状クレンジング化粧料を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕下記成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、並びに成分(F)を含む透明液状クレンジング化粧料、
成分(A):水
成分(B):ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸から選ばれた非イオン性界面活性剤
成分(C):炭化水素油および脂肪酸エステル油から選ばれた油剤
成分(D):多価アルコール
成分(E):合成ケイ酸塩およびその誘導体から選ばれた粘土鉱物
成分(F):酸性多糖増粘剤
〔2〕前記成分(E)が合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)および/又はフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)である前記〔1〕に記載の透明液状クレンジング化粧料、
〔3〕前記成分(F)がキサンタンガム、アルギン酸ナトリウムおよびヒアルロン酸ナトリウムから選ばれた少なくとも1種である前記〔1〕又は〔2〕に記載の透明液状クレンジング化粧料、
〔4〕さらに、下記成分(G1)および下記成分(G2)から選ばれたポリマーである成分(G)を含む前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載の透明液状クレンジング化粧料、
成分(G1):必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた2以上のモノマーを用いて得られるポリマー
成分(G2):必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれたモノマーと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル、イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびネオデカン酸ビニルから選ばれたモノマーとを用いて得られるポリマー
〔5〕前記(A)成分の含有量が10〜50質量%であり、前記(B)成分の含有量が10〜40質量%であり、前記(C)成分の含有量が10〜40質量%であり、前記(D)成分の含有量が10〜50質量%であり、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造を有することを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕の何れかに記載の透明液状クレンジング化粧料
に関する。
本発明の透明液状クレンジング化粧料は、製剤安定性に優れた効果を奏する。また、塗布時の垂れ落ちがなく密着感に優れるとともに、油性感がなくすっきりとした使用感であるにもかかわらず、メイク馴染みが良好で高いクレンジング効果を発揮するという効果を奏する。
本発明の透明液状クレンジング化粧料は、下記成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、並びに成分(F)を含む。
成分(A):水
成分(B):ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸から選ばれた非イオン性界面活性剤
成分(C):炭化水素油および脂肪酸エステル油から選ばれた油剤
成分(D):多価アルコール
成分(E):合成ケイ酸塩およびその誘導体から選ばれた粘土鉱物
成分(F):酸性多糖増粘剤
成分(A)の水は、化粧料原料として使用できるものであれば特に限定されないが、通常、精製水が用いられる。本発明における成分(A)の含有量は、透明液状とする観点から、化粧料中、10〜50質量%であることが好ましく、15〜40質量%であることがより好ましい。その理由は、10質量%未満の場合、濯ぎが悪化し、使用後のさっぱり感が得られない場合があり、また、50質量%を超えて配合すると、優れたクレンジング効果が得られない場合があるために好ましくない。
成分(B)は、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸からなる群から選ばれた非イオン性界面活性剤が用いられる。本明細書においては、前記「ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル」を「成分(B1)」、前記「ポリオキシエチレン脂肪酸」を「成分(B2)」と称する場合がある。
具体的な成分(B1)としては、例えば、ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノミリスチン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどが挙げられる。成分(B1)の酸化エチレンの平均付加モル数は特に限定されないが、クレンジング効果の観点から、2〜50であることが好ましく、4〜20であることがより好ましい。これら成分(B1)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
具体的な成分(B2)としては、例えば、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、モノミリスチン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコールなどが挙げられる。成分(B2)の酸化エチレンの平均付加モル数は特に限定されないが、クレンジング力効果の観点から、4〜50であることが好ましく、6〜20であることがより好ましい。これら成分(B2)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
成分(B)の含有量は、特に限定されないが、通常、優れたクレンジング効果を発揮し、洗い流しを良好にする観点、並びにバイコンティニュアスマイクロエマルション構造とする観点から、化粧料中、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましい。また、過度の脱脂を抑えてクレンジング後の保湿感を保つ観点から、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。前記成分(B)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(B)の含有量の合計量である。
成分(C)は、炭化水素油および脂肪酸エステル油からなる群より選ばれた油剤が用いられる。本明細書においては、前記「炭化水素油」を「成分(C1)」、前記「脂肪酸エステル油」を「成分(C2)」と称する場合がある。
具体的な成分(C1)としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、セレシン、固形パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、流動イソパラフィン、流動パラフィン、ポリエチレンワックス、ワセリンなどが挙げられる。これら成分(C1)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
具体的な成分(C2)としては、例えば、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、セバシン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシルなどが挙げられる。これら成分(C2)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
成分(C)の含有量は、特に限定されないが、通常、クレンジング効果の観点から、化粧料中、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましい。また、濯ぎの悪化に伴うクレンジング後のべたつき感の観点から、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。前記成分(C)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(C)の含有量の合計量である。
成分(D)の多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどが挙げられる。これら成分(D)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
成分(D)の含有量は、特に限定されないが、通常、使用感の観点から、化粧料中、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましい。また、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造とする観点から、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。前記成分(D)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(D)の含有量の合計量である。
成分(E)は、合成ケイ酸塩およびその誘導体からなる群より選ばれた粘土鉱物が用いられる。上記合成ケイ酸塩およびその誘導体とは、少なからず不純物が含まれる天然由来のケイ酸マグネシウムやケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)などを主成分とするケイ酸塩鉱物ではなく、合成によって得られるケイ酸塩およびケイ酸塩誘導体のことを言う。
上記合成ケイ酸塩およびその誘導体としては、例えば、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.3076):SODIUM MAGNESIUM SILICATEで表記される合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1793):MAGNESIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸マグネシウム、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.3076):SODIUM MAGNESIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1799):MAGNESIUM POTASSIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(マグネシウム/カリウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1800):MAGNESIUM SODIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(マグネシウム/ナトリウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.156):ALUMINUM SILICATEで表記される合成ケイ酸アルミニウム等が挙げられる。これら成分(E)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記成分(E)の中でも、保管時の製剤安定性の観点、並びに化粧料にチキソトロピー性を付与し、塗布時の垂れ落ちを抑制する観点から、合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)およびフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)から選ばれた粘土鉱物を用いることが特に好ましい。
上記成分(E)の市販品としては、例えば、ロックウッド社製、商品名「ラポナイトXLG」、商品名「ラポナイトXL21」などが挙げられる。
成分(E)の含有量は、特に限定されないが、通常、温度変化に伴う粘度変化が小さく、保管時の製剤安定性に優れた効果を奏するとともに、化粧料にチキソトロピー性を付与し、塗布時の垂れ落ちを抑制する観点から、化粧料中、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましい。また、製剤安定性の観点、並びに使用感の観点から、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましい。前記成分(E)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(E)の含有量の合計量である。
成分(F)の酸性多糖増粘剤とは、グルコース、マンノース、ラムノース、アガロース、ラクトース、ラムノース、ガラクトース、アラビノース、キシロースなどの単糖類の1種又は2種以上と、グルクロン酸、ガラクツロン酸、ピルビン酸、ウロン酸などの酸の1種又は2種以上とが主成分として構成されてなる酸性の多糖増粘剤のことを言う。
具体的な成分(F)としては、例えば、キサンタンガム、ジェランガム、寒天、カラヤガム、ガッティガム、アラビアガムなどが挙げられる。本発明においては、グルロン酸と、マンヌロン酸とがピラノース型で1,4−グリコシド結合した構造を有するアルギン酸のナトリウム塩、N−アセチルグルコサミンと、グルクロン酸の二糖単位とが連結した構造を有するヒアルロン酸のナトリウム塩などの酸性多糖増粘剤も用いることができる。これら成分(F)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記成分(F)の中でも、塗布時の肌上での延展性が良く、メイク馴染みを高めて優れたクレンジング効果を発揮させる観点から、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウムおよびヒアルロン酸ナトリウムから選ばれた酸性多糖増粘剤(少なくとも1の酸性多糖増粘剤)を用いることが特に好ましい。
上記成分(F)の市販品としては、例えば、キサンタンガムである大日本住友製薬社製、商品名「エコーガムT」、商品名「ケルデント」および商品名「モナートガム」;アルギン酸ナトリウムであるキッコーマンバイオケミファ社製、商品名「ダックアルギンNSPL」;ヒアルロン酸ナトリウムであるキユーピー社製、商品名「ヒアルロンサン HA−LQH」などが挙げられる。
成分(F)の含有量は、特に限定されないが、通常、塗布時の密着感を高め、肌上での延展性を良好にする観点から、化粧料中、0.001質量%以上が好ましく、0.005質量%以上がより好ましい。また、使用感の観点から、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましい。前記成分(F)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(F)の含有量の合計量である。
また、本発明に係る透明液状クレンジング化粧料は、保管時の製剤安定性を高める観点、並びに塗布時の垂れ落ち抑制を更に高めるとともに、メイク馴染みをも高める観点から、成分(G)として、下記第1のポリマーおよび下記第2のポリマーから選ばれたポリマーを含んでも良い。第1のポリマーは、必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた2以上のモノマーを用いて得られるポリマーである。第2のポリマーは、必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれたモノマーと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル、イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびネオデカン酸ビニルから選ばれたモノマーとを用いて得られるポリマーである。
本明細書においては、上記「必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた2以上のモノマーを用いて得られるポリマー」を「成分(G1)」、上記「必須のモノマー成分として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれたモノマーと、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル、イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびネオデカン酸ビニルから選ばれたモノマーとを用いて得られるポリマー」を「成分(G2)」と称する場合がある。また、本明細書において、「(メタ)アクリル酸」とは、「アクリル酸」および「メタクリル酸」の双方、若しくは何れか一方を意味する。
具体的な成分(G1)としては、例えば、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.60〜61)で「ACRYLATES COPOLYMER(アクリレーツコポリマー)」と表記される化合物が挙げられる。
上記成分(G1)の市販品としては、例えば、ダウケミカル社製、商品名「アキュリン33」、商品名「アキュリン33A」などが挙げられる
上記成分(G1)は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。また、塩基性物質の添加量は、上記成分(G1)を中和するのに充分な量であり、上記成分(G1)の使用量に応じて適宜配合すれば良い。
具体的な成分(G2)としては、例えば、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.66〜67)で「ACRYLATES/STEARETH−20 METHACRYLATE COPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.67)で「ACRYLATES/STEARETH−20 METHACRYLATE CROSSPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.57)で「ACRYLATES/BEHENETH−25 METHACRYLATE COPOLYMER((アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.68〜69)で「ACRYLATES/VINYL NEODECANOATE CROSSPOLYMER((アクリレーツ/ネオデカン酸ビニル)クロスポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.66)で「ACRYLATES/STEARETH−20 ITACONATE COPOLYMER((アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー)」と表記される化合物;INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.60)で「ACRYLATES/CETETH−20 ITACONATE COPOLYMER((アクリレーツ/イタコン酸セテス−20)コポリマー)」と表記される化合物が挙げられる。これら成分(G2)は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
上記成分(G2)の市販品としては、例えば、ダウケミカル社製、商品名「アキュリン22」、商品名「アキュリン88」、商品名「アキュリン28」および商品名「アキュリン38」;アクゾノーベル社製、商品名「STRUCTURE 2001」および商品名「STRUCTURE 3001」などが挙げられる。
上記成分(G2)は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。また、塩基性物質の添加量は、上記成分(G2)を中和するのに充分な量であり、上記成分(G2)の使用量に応じて適宜配合すれば良い。
成分(G)の含有量は、特に限定されないが、通常、保管時の製剤安定性を高める観点、並びに塗布時の垂れ落ち抑制を更に高めるとともに、メイク馴染みをも高める観点から、化粧料中、0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。また、使用性の観点から、3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましい。前記成分(G)の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての成分(G)の含有量の合計量である。
さらに、本発明に係る透明液状クレンジング化粧料には、クレンジング効果を更に高める観点、並びに洗い落ちを更に高める観点から、陰イオン性界面活性剤を含有させることもできる。具体的な陰イオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのα−オレフィンスルホン酸塩;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムなどのN−アシルメチルタウリン塩;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリルニナトリウムなどのスルホコハク酸アルキル塩;スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウムなどのスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩;ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ジエタノールアミンなどのモノアルキルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミンなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ミリストイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウムなどのN−アシルサルコシン塩;ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウムなどのN−アシル−N−メチル−β−アラニン塩;ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウム、ステアロイルグルタミン酸ニナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミンなどのN−アシルグルタミン酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN−アシルグリシン塩;ラウリルグリコール酢酸ナトリウム(ドデカン−1,2−ジオール酢酸ナトリウム)、ラウリルグリコール酢酸カリウム、ミリスチルグリコール酢酸ナトリウム、ミリスチルグリコール酢酸カリウム、パルミチルグリコール酢酸ナトリウム、パルミチルグリコール酢酸カリウム、ステアリルグリコール酢酸ナトリウム、ステアリルグリコール酢酸カリウム、ベヘニルグリコール酢酸ナトリウム、ベヘニルグリコール酢酸カリウムなどのアルキルエーテルグリコール酢酸塩などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いても良く、2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。
陰イオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、通常、クレンジング効果を更に高める観点から、化粧料中、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましい。また、安全性および刺激性の観点から、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。前記陰イオン性界面活性剤の含有量は、本発明の透明液状クレンジング化粧料中の全ての陰イオン性界面活性剤の含有量の合計量である。
本発明に係る透明液状クレンジング化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記に記した成分の他、例えば、ヒマワリ油、綿実油、大豆油、オリーブ油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、椿油、ミンク油など油脂;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、コメヌカロウ、セラックロウ、鯨ロウ、ラノリンなどのロウ類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸など高級脂肪酸;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール、オクチルデカノール、デシルテトラデカノールなどの高級アルコール;オクタメチルトリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどのストレートシリコーン;アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーンなどの変性シリコーン;メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの環状シリコーン;メントール、メンチルグリセリルエーテル、カンファなどの清涼剤;フェノキシエタノール、グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテルなどの防腐剤;抗酸化剤、金属封鎖剤、ビタミン類、動植物抽出エキス、パール化剤、着色剤、各種香料などを目的に応じて適宜配合しても良い。
本発明のクレンジング化粧料の外観は透明である。本発明における透明とは、白濁などの濁りが生じていないものを言う。
また、本発明のクレンジング化粧料の性状は液状である。本発明における液状とは、25℃における粘度(mPa・s)が5000mPa・s以下の状態を言う。より具体的には、100〜3000mPa・sの範囲内であることが好ましく、300〜2000mPa・sの範囲内であることがより好ましい。なお、粘度(mPa・s)は、B型粘度計(VISCOMETER「TVB−22L」 東京計器社製)を用いて、測定条件:ローターNo.2、12rpm、1分間にて測定した値であるが、これら測定条件にのみ限定されるものではない。ちなみに、前記ローターNo.2、12rpmおよび1分の条件で測定された値が250mPa・s以下の場合は、ローターNo.2、60rpmおよび1分の条件で測定された値が採用される。また、ローターNo.2、12rpmおよび1分の条件で測定された値が2500mPa・s以上の場合は、ローターNo.2、6rpm、1分の条件で測定された値が採用される。
上記した本発明の透明液状クレンジング化粧料は、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造を有する。本発明においては、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造とすることにより、本発明の効果を最大に発揮させることができるようになる。より具体的には、濡れ手での使用であっても手から垂れ落ちにくいため使用性が良く、優れたクレンジング効果を発揮するとともに、クレンジング後は洗い流しが良く、優れた使用感を発揮させることができる。
本発明の透明液状クレンジング化粧料の製造方法は、特に限定されないが、例えば、公知の方法により製造することができる。具体的には、例えば、上記した成分を加えて、ディスパーミキサー、パドルミキサーなどの公知の混合装置を用いて混合する方法などが挙げられるが、本発明はこれら製造方法にのみ限定されるものではない。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り「質量%」を表す。また、配合成分は、純分に換算した。
(試料の調製)
表1〜2記した組成に従い、実施例1〜7および比較例1〜5のクレンジング化粧料を調製し、下記評価試験に供した。結果をそれぞれ表1〜2に併記する。尚、括弧内の数値は、酸化エチレンの付加モル数を表す。
(試験例1:外観の確認)
実施例および比較例で得られた各試料の製造直後の「外観」を目視により観察し、以下の基準に従って評価した。
<外観の評価基準>
○(良好):透明である
×(不良):濁りがあり透明でない
(試験例2:外観の確認)
実施例および比較例で得られた各試料の製造直後の「性状」を、B型粘度計を用いて粘度測定を行うことにより確認し、以下の基準に従って評価した。
<性状の評価基準>
○(良好):粘度が100〜5000mPa・sの範囲内である
×(不良):粘度が100mPa・s未満、若しくは5000mPa・sより大きい範囲である
(試験例3;製剤安定性の評価)
実施例および比較例で得られた各試料を50mL容の透明ガラス容器に充填し、5℃および40℃の各恒温槽にそれぞれ1ヶ月保管後の性状を目視観察して、以下の評価基準に従って目視評価した。
なお、試験例1および試験例2において、製造直後の「外観」と「性状」が、「透明」又は「液状」でないものについては、製剤安定性の評価を実施していない。
<製剤安定性(5℃)の評価基準>
◎(非常に良好):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持している
○(良好):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持しているが、僅かに凝集物が認められる
△(不十分):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持しておらず、明らかに凝集物、若しくは析出物が認められる
×(不良):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持していない、若しくは分離している
<製剤安定性(40℃)の評価基準>
◎(非常に良好):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持している
○(良好):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持しているが、僅かに凝集物、若しくは析出物が認められる
△(不十分):製造直後と対比して、透明液状の形態を維持しておらず、明らかに凝集物、若しくは析出物が認められる
×(不良):製造直後と対比して、凝集しており不均一である
(試験例4;使用感およびクレンジング機能の評価)
メイクを施している女性官能評価パネル20名により、実施例および比較例で得られた各試料を実際にメイクアップ除去剤の形態で使用してもらった。具体的には、試料2gを塗布後、メイク汚れに十分馴染ませ、指先で小さな円を描くように2分間クレンジングを施してもらい、その後温水で十分に洗い流し、タオルドライにより水分を拭き取ってもらった。
使用試験は、塗布時の「密着感」、塗布時の「メイク馴染み」、「クレンジング効果」、並びに洗浄時の「洗い落ち」について行い、以下の評価基準に従って官能評価した。
なお、「メイク馴染み」については、油性感がなくメイク汚れを浮き上がらせる効果に優れるものを「メイク馴染みに優れる」として評価した。
<密着感の評価基準>
◎(非常に良好):20名中16名以上が垂れ落ちがなく、密着感に優れると回答
○(良好):20名中11〜15名が垂れ落ちがなく、密着感に優れると回答
△(不十分):20名中6〜10名が垂れ落ちがなく、密着感に優れると回答
×(不良):20名中5名以下が垂れ落ちがなく、密着感に優れると回答
<メイク馴染みの評価基準>
◎(非常に良好):20名中16名以上がメイク馴染みに優れると回答
○(良好):20名中11〜15名がメイク馴染みに優れると回答
△(不十分):20名中6〜10名がメイク馴染みに優れると回答
×(不良):20名中5名以下がメイク馴染みに優れると回答
<クレンジング効果の評価基準>
◎(非常に良好):20名中16名以上がメイク残りはなく、除去効果(クレンジング効果)に優れると回答
○(良好):20名中11〜15名がメイク残りはなく、除去効果(クレンジング効果)に優れると回答
△(不十分):20名中6〜10名がメイク残りはなく、除去効果(クレンジング効果)に優れると回答
×(不良):20名中5名以下がメイク残りはなく、除去効果(クレンジング効果)に優れると回答
<洗い流しの速さの評価基準>
◎(非常に良好):20名中16名以上が洗い流し良好と回答
○(良好):20名中11〜15名が洗い流し良好と回答
△(不十分):20名中6〜10名が洗い流し良好と回答
×(不良):20名中5名以下が洗い流し良好と回答
Figure 0006278612
Figure 0006278612
表1および表2の結果から、各実施例のクレンジング化粧料は、各比較例のものと対比して、透明液状の外観を有し、優れた製剤安定性を有していることが分かる。また、塗布時の垂れ落ちがなく密着感に優れるとともに、油性感がなくすっきりとした使用感であるにもかかわらず、メイク馴染みが良好で高いクレンジング効果を発揮できていることが分かる。これに対し、本願発明の構成を充足しない各比較例のクレンジング化粧料は、各実施例のものと対比して優れたクレンジング効果が十分に発揮できていないことが分かる。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)並びに成分(G)を含む透明液状クレンジング化粧料であり、
    成分(A)の含有量が10〜50質量%であり、成分(B)の含有量が10〜40質量%であり、成分(C)の含有量が10〜30質量%であり、成分(D)の含有量が10〜50質量%であり、成分(E)の含有量が0.01〜0.5質量%であり、成分(F)の含有量が0.001〜0.3質量%である透明液状クレンジング化粧料
    成分(A):水
    成分(B):ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸から選ばれた非イオン性界面活性剤
    成分(C):炭化水素油および脂肪酸エステル油から選ばれた油剤
    成分(D):多価アルコール
    成分(E):合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、フルオロケイ酸マグネシウム、フルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、フルオロケイ酸(マグネシウム/カリウム)、フルオロケイ酸(マグネシウム/ナトリウム)及び合成ケイ酸アルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも1つの粘度鉱物
    成分(F):酸性多糖増粘剤
    成分(G):アクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー、(アクリレーツ/ネオデカン酸ビニル)クロスポリマー、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー及び(アクリレーツ/イタコン酸セテス−20)コポリマーからなる群から選ばれる少なくとも1つのポリマー
  2. 前記成分(E)が合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)および/又はフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)である請求項1に記載の透明液状クレンジング化粧料。
  3. 前記成分(F)がキサンタンガム、アルギン酸ナトリウムおよびヒアルロン酸ナトリウムから選ばれた少なくとも1種である請求項1又は2に記載の透明液状クレンジング化粧料。
  4. 前記成分(A)の含有量が1545質量%であり、前記成分(B)の含有量が1530質量%であり、前記成分(C)の含有量が1530質量%であり、前記成分(D)の含有量が1540質量%であり、バイコンティニュアスマイクロエマルション構造を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の透明液状クレンジング化粧料。
  5. 前記成分(G)の含有量が0.01〜3質量%である請求項1〜4の何れかに記載の透明液状クレンジング化粧料。
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