JP6277311B1 - 帽子用装着器具 - Google Patents

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【課題】帽子自体に手を加える事無く、帽子を被った際にセット後の前髪が帽子の裏面に押されて平たくなるのを防止し得る帽子用装着器具を実現する。【解決手段】装着器具100は、湾曲自在な板状体1と、板状体1に一体的に配設されて板状体1を帽子の汗取りパッドに取付けるクリップ部2A,2B.2Cを有する。クリップ部2B,2Cの配設位置に於いて、板状体1及び各クリップ部2B,2Cに一方の面部分が固設された板バネ3A,3Bは、板状体1より前方へ傾斜して突出する面部分3AS,3BSを有する。面部分3AS,3BS上に、前方に突出する突出部4A,4B,4Cが固設されており、各突出部の突出長さはL1>L2>L3の関係にある。板バネ3A,3Bの面部分3AS,3BSの下端部3AE,3BEは、板状体1の中央寄り側より対応する端部1EA,1EBに向けて下方に傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、帽子用装着器具に関する。
帽子用の装着器具として、帽子を被った際の額部に於ける空気の流通性を良くするための帽子用通気補助具が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
又、帽子を被った際にセットした前髪が押しつぶされるのを防止するために、帽子の前側に前髪を出す穴を設けた帽子が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2014−205937号公報 特開2002−88554号公報
成る程に、帽子を被ると、前髪が帽子の前側部分の裏面によって押しつぶされて平たくなってしまい、せっかくセットした前髪の形態が台無しになってしまうという問題点がある。
斯かる問題点を、如何なる種類の帽子であっても、外観上は帽子に変更を加える事無くないしは見かけ上は帽子の構成に変更を加えること無く、解決されることが望まれる。換言すれば、帽子自体には手を加えること無く、且つ、単に帽子を被るだけで、セット後の前髪が帽子によって押しつぶされて平たくなるという上記の問題点が解決されることが望まれる。
この発明は斯かる要望に応えるべく成されたものであり、その主目的は、外観上は帽子に変更を加える事無く如何なる種類の帽子にも適用可能であって、且つ、単に帽子を被るだけでセット後の前髪が帽子の裏面に触れることなく前髪の形態が帽子を被る前の状態として維持されることを可能とする、帽子用装着器具を提供することにある。
本発明の主題に係る帽子用装着器具は、湾曲自在な板状体と、前記板状体に配設されており、前記板状体を帽子の汗取りパッドの裏面に取付けて固定するための取付け部と、前記取付け部の配設位置に於いて前記板状体に配設されており、弾性を有すると共に前記板状体より前方へ傾斜して突出する突出面を有する弾性体と、前記弾性体の前記突出面上に固設されて前方に突出する少なくとも1個の突出部とを備えることを特徴とする。
本発明の主題に係る帽子用装着器具の適用によれば、単に帽子を被るだけで、帽子を被った後の前髪を、帽子を被る前の形態と同一の形態に維持することが出来る。
以下、本発明の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の実施の形態1に係る帽子用装着器具の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る帽子用装着器具の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る帽子用装着器具を帽子の汗取りパッドに取付けた際の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る帽子用装着器具が帽子の汗取りパッドに取付けられた状態にある帽子を人が被った際の状態を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る帽子用装着器具の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る帽子用装着器具の構成を模式的に示す図である。
(実施の形態1)
<帽子用装着器具の構成>
図1(a)は、本実施の形態に係る帽子用装着器具100の構成を模式的に示す正面図であり、帽子用装着器具100の板状体1を湾曲させずにその長手方向LDに真っ直ぐに延ばした状態での正面視の図に該当している。これに対して、図1(b)は、図1(a)の矢印ARの方向から帽子用装着器具100を眺めた場合の平面図であり、板状体1をその長手方向LDに沿って湾曲させた場合に於ける平面視の図に該当している。他方、図2は、図1(a)の状態に於ける帽子用装着器具100の背面図である。尚、図1及び図2で例示される帽子用装着器具100の構成は、帽子用装着器具100を帽子10の汗取りパッド5の裏面5RS(後述する図3を参照。)に沿って取り付ける前の状態に於ける構成に対応している。
図1及び図2に於いて、帽子用装着器具100は、大要、板状体1、並びに、板状体1に設けられた各クリップ部2、板バネ3及び複数個の突出部4の各部分を備える。この帽子用装着器具100は、帽子の汗取りパッドの裏面に沿って当該装着器具100が取り付けられた上で人が帽子を被った際に、汗取りパッドの表面より前方に突出した当該装着器具100の板バネ3の弾性を介して、板バネ3に固設された突出部4の先端部が人の額に当接・押圧して帽子を浮かせることで帽子の裏面と人の前髪との間に間隙(空間)を作り出す器具である。
板状体1は、その長手方向LDに沿って自在に湾曲可能な材質より成る、長さL、幅WA及び厚みTの板である。例えば、板状体1は、湾曲自在なプラスチックの板より成る。
又、クリップ部2は、板状体1の中央部に配設された第1クリップ部2A、並びに、板状体1の長手方向LDに於ける左右の各端部1EA,1EB寄り部分に設けられた第2クリップ部2B及び第3クリップ部2Cより成る(幅W)。これら3個のクリップ部2(2A,2B,2C)は、板状体1を帽子の汗取りパッドの裏面5RS(図3参照。)に沿って湾曲させつつ当接状態で取付けることで板状体1を帽子の汗取りパッドに固定するための「取付け部」を成す。例えば、各クリップ部2(2A,2B,2C)は、マネークリップの様な薄い板状のクリップである。本実施の形態では、好ましい一例として、クリップ部2(2A,2B,2C)は、板状体1に一体化されて成る。板状体1がプラスチックの様な樹脂より成る場合には、クリップ部2(2A,2B,2C)は、樹脂成形の製造方法によって、板状体1に一体的に、薄い板状物として生成される。或いは、変形例として、各クリップ部2(2A,2B,2C)は、個別に、板状体1の表面1SS上に接着等の結合手段によって固設されていても良い(非一体化の場合。)。
そして、板状体1の左右の各端部1EA,1EB側の第2クリップ部2B及び第3クリップ部2Cの各々の配設位置に於いて、板状体1に、弾性を有すると共に板状体1より前方へ傾斜して突出する突出面を有する「弾性体」が配設されている。本実施の形態では、好ましい一例として、板バネ3(第1板バネ3A,第2板バネ3B)が、上記の「弾性体」として採用される。この板バネ3(3A,3B)は金属製の板状のバネ材より成り(例えば、アルミニウム製の板。)、その略中央部分で二つ折りに折り曲げられた状態で板状体1に配設されて成る。より詳細には次の通りである。
即ち、二つ折りに折り曲げられた状態の第1板バネ3Aの一方の面部分3ASSは、図2に例示される様に、接着等によって、板状体1の裏面1RSに全面的に固定されている。これに対して、第1板バネ3Aの他方の面部分3ASに関しては、図1に破線で例示される様に、その正面視に於いて左端及びその周囲に該当する部分が、第2クリップ部2Bに、接着等によって固定されている。そして、第2クリップ部2Bの形状に相応しつつ、第1板バネ3Aの他方の面部分3ASは、板状体1の表面1SSよりも前方へ傾斜して突出する「突出面」を成している。これらの第1板バネ3Aの面部分3ASS,3ASの構成によって、第1板バネ3Aは、第2クリップ部2Bと一体化して、後述する人の額からの押圧に対して、バネ性ないしは弾性を呈することとなる。
他方の第2板バネ3Bも、上述の第1板バネ3Aの構成と同様の構成を有する。重複的に記載すれば、二つ折りに折り曲げられた状態の第2板バネ3Bの一方の面部分3BSSは、図2に例示される様に、接着等によって、板状体1の裏面1RSに全面的に固定されている。第2板バネ3Bの他方の面部分3BSに関しては、図1に破線で例示される様に、その正面視に於いて右端及びその周囲に該当する部分が、第3クリップ部2Cに、接着等によって固定されている。そして、第3クリップ部2Cの形状に相応しつつ、第2板バネ3Bの他方の面部分3BSは、板状体1の表面1SSよりも前方へ傾斜して突出する「突出面」を成している。その結果、第2板バネ3Bは、第3クリップ部2Cと一体化して、人の額からの押圧に対して、バネ性ないしは弾性を呈することとなる。
更に、図1(a)に例示される様に、第1板バネ3Aの「突出面」に該当する面部分3ASの下端部3AEは、板状体1の中央寄り側より板状体1の対応する端部1EAに向けて下方に傾斜している。同様に、第2板バネ3Bの「突出面」に該当する面部分3BSの下端部3BEも、板状体1の中央寄り側より板状体1の対応する端部1EBに向けて下方に傾斜している。これらの下端部3AE,3BEの傾斜構成の採用により、汗取りパッドの裏面に沿って当該装着器具100が取り付けられた帽子を人が被る際に、人は、両下端部3AE,3BEの最下部の部分Pを親指で押さえつけて対応する板バネ3A,3Bを圧縮しながら帽子を容易に被ることができるという利点が得られる。
尚、第1板バネ3A及び第2板バネ3Bは、板状体1の中央部に対して左右対称の配設位置に於いて取付けられており、各板バネ3A,3Bの内側端部は、板状体1の中央部より長さLS(<L/2)だけ離れた位置にある。
更に、第1及び第2板バネ3A,3Bの各々の面部分(突出面)3AS,3BS上には、当該面部分3AS,3BSより更に前方に突出する複数個の突出部4A,4B,4Cが、等間隔dで以って順次に固設されている。本実施の形態では、好ましい一例として、各突出部4A,4B,4Cは、シリコーン樹脂より成る円柱状体である。尚、各突出部4A,4B,4Cの材質及び形状は任意である。そして、本実施の形態の特筆すべき点として、各突出部4A,4B,4Cの前方に突出する長さL1,L2,L3は、L1>L2>L3の関係を満足する様に設定されている。即ち、複数個の突出部4A,4B,4Cの各々の突出長さL1,L2,L3は、板状体1の中央寄り側に位置する物4Aより板状体1の対応する端部1EA,1EB側にある物4Cに向かうに連れて、順次に短くなる様に設定されている。斯かる長さ関係(L1>L2>L3)の設定により、次の利点が得られる。即ち、当該装着器具100が帽子の汗取りパッドに取り付けられた帽子を人が被った際に、後述する様に、各突出部4A,4B,4Cの先端部は、横ずれすること無く、当該人の額の対面する部分に確実に当接して額部分を真っ直ぐ前方に向けて押圧することとなる。この様に、各突出部4A,4B,4Cの突出長さL1,L2,L3は、人の額の曲面ないしは額のラインに沿って各突出部4A,4B,4Cの先端部が順次に額部分に当接・前方押圧する様に、設定されている。仮に、各突出部4A,4B,4Cの突出長さL1,L2,L3を互いに等しく設定すると(L1=L2=L3)、第1番目の突出部4Aの先端部は、対応する額部に適切に当接して前方へ押し出す様に押圧することとなる。しかしながら、第2番目の突出部4B及び第3番目の突出部4Cは、その長さL2,L3が長すぎるために、横ずれを起こして傾くこととなり、各突出部4B,4Cの先端部が対応する額部分に前方に押し出す様に真っ直ぐに押圧することが出来なくなるという、不都合が生じる。
<帽子用装着器具の作用・利点>
先ず、帽子を被る前の準備として、既述した帽子用装着器具100を、帽子の汗取りパッドの裏面に沿って当該汗取りパッドの裏面側(帽子の内側)に取り付ける。そのために、人は、帽子用装着器具100の板状体1の表面1SSを汗取りパッドの裏面に当接させて板状体1を汗取りパッドの裏面側つまり帽子の内側に配置する。その状態で、人は、板状体1の各クリップ部2A,2B,2Cで帽子の汗取りパッドを挟み込むことで、板状体1を帽子の汗取りパッドの裏面側に取付けて固定する。この取り付け後の状態を帽子の内側から眺める態様で模式的に示す図が、図3である。
図3に於いて、帽子10は、頭の後頭部側で長さ調整を行うためのバンド部10B1,10B2を有していると共に、頭の前頭部側から後頭部側へ向けて延在する汗取りパッド(「スベリ」とも称される布部分である。)5を有する。図3に例示される様に、板状体1は、帽子10の汗取りパッド5のラインに沿って湾曲しつつ、汗取りパッド5の裏面5RS側に当接した状態で取り付けられている。その結果、帽子10を人が被った際には、左右一対の3個の突出部4A,4B,4Cがそれぞれ当該人の額(おでこ)の左右側部分に於いて当該額に当接する様に、板バネ3A,3Bの面部分(突出面)3AS,3BSと共に、左右一対の3個の突出部4A,4B,4Cは、帽子10のバンド部10B1,10B2側及び裏面10RS側へ向けて突出している。尚、図3に於ける参照符号5SSは、各クリップ部2A,2B,2Cが挟み込む汗取りパッド5の表面である。
次に、人は、図3の状態にある、バンド部10B1,10B2による長さ調整済みの帽子10を被る。その際に、人は、第1板バネ3Aの面部分3ASの最下部の部分Pを左親指で押さえ、且つ、第2板バネ3Bの面部分3BSの最下部の部分Pを右親指で押さえることで、各板バネ3A,3Bを圧縮しながら帽子10を被ることが出来る。そのため、人は、帽子10を被るときに左右一対の3個の突出部4A,4B,4Cの存在が邪魔とは成らずに、容易に帽子10を被ることが出来る。
帽子10を被った後に人が上記の両最下部の部分Pを押さえている両親指を離すと、両板バネ3A,3Bは伸長して左右一対の各突出部4A,4B,4Cが対応する左右の額部分に当接して前方へ向けて当該額部分を押すこととなる。その際、弾性体である両板バネ3A,3Bを介在して各突出部4A,4B,4Cは対応する額部分を押すので、額部分から各突出部4A,4B,4Cに対して加わる反作用は対応する第1及び第2板バネ3A,3Bにより吸収されて緩和される。このため、各突出部4A,4B,4Cが当該人の左右の額部分に当接して前方へ押圧を加えている状態であっても、人は、額部分に違和感を生じないという利点が得られる。
この各突出部4A,4B,4Cの額部分への当接・押圧状態を模式的に示す図が、図4である。但し、図4に於いては、恰も額の中央部分に対して突出部4が当接して前方へ押圧を加えている状態が描かれているが、これは図示の便宜上であり、実際には、人の額の左右側の部分に対して各突出部4の先端部が当たって前方へ向けて当該額部分を押しているのである。図4に於いて、参照符号HRは髪であり、参照符号FHRは前髪であり、帽子の汗取りパッド5は便宜上、破線で示されている。
図4に模式的に示される様に、左右一対の各突出部4が対応する左右の額部分に当接して押圧を加えているので、人の額HPと帽子10の裏面10RSの前側部分との間には、間隙ないしは隙間10SPが生成される。この間隙10SPの生成により、人は帽子10を被っても、その人の前髪FHRは帽子10の裏面10RSとは接触しないこととなり、その結果、セット後の前髪FHRは、帽子10の裏面10RSによって押しつぶされて平たい状態となってしまうことは無く、帽子10を被る前のセット状態を保ち続ける。しかも、図3及び図4の例示の如く、帽子10の汗取りパッド5の裏面乃至は内側に帽子用装着器具100を、帽子を被る前に予め取り付けて固定しておくだけで、上記の利点が得られる。即ち、外観上ないしは見かけ上は帽子10の構成に何等の変更を加えること無く(帽子10自体には手を加えること無く)、単に親指で上記部分Pを押しながら帽子10を被るだけで、間隙10SPが簡単に生成されて、セット後の前髪が帽子10の裏面10RSによって押しつぶされて平たくなるという上記の問題点が解決される。しかも、帽子は一般的に汗取りパッドを備えている物なので、斯かる利点は、帽子用装着器具100を取り付けるべき帽子の種類・材質に拘わらず、一般的に得られる利点である。
(実施の形態2)
<帽子用装着器具の構成>
図5及び図6は、本実施の形態に係る帽子用装着器具100Mの構成を示す図である。本実施の形態に係る帽子用装着器具100Mに於いては、実施の形態1に係る帽子用装着器具100の構成とは逆に、左右一対の板バネ3MA,3MBが湾曲自在な板状体1Mに一体的に形成されており、各クリップ部2M(2MA,2MB,2MC)は個別に板状体1Mに接着等により取り付けられている。但し、左右一対の各突出部4A,4B,4Cの構成は実施の形態1の場合と同様である(L1>L2>L3)。帽子用装着器具100Mの構成は次の通りである。
図5(a)は、帽子用装着器具100Mの構成を模式的に示す正面図であり、帽子用装着器具100Mの板状体1Mを湾曲させずにその長手方向LDに真っ直ぐに延ばした状態での正面視の図に該当している。図5(b)は、図5(a)の矢印ARMの方向から帽子用装着器具100Mを眺めた場合の平面図であり、板状体1Mをその長手方向LDに沿って湾曲させた場合に於ける平面視の図に該当している。他方、図6は、図5(a)の状態に於ける帽子用装着器具100Mの背面図である。実施の形態1と同様に、図5及び図6で例示される帽子用装着器具100Mの構成は、帽子用装着器具100Mを帽子10の汗取りパッド5の裏面5RS(既述の図3を参照。)に沿って取り付ける前の状態に於ける構成に対応している。
帽子用装着器具100Mの構成の第1の特徴点は、上記の通り、長手方向LDに関して板状体1Mの左右端側位置に接着等により固設された左右のクリップ部2MB,2MCの配設位置に於いて、左右の第1板バネ3MA及び第2板バネ3MBが板状体1Mに折り曲げられた状態で一体的に形成されている点にある。そして、実施の形態1と同様に、各板バネ3MA,3MBは、板状体IMより前方へ傾斜して突出する突出面3MAS,3MBSを有すると共に、突出面3MAS,3MBSの下端部3MAE,3MBEは、板状体1Mの中央寄り側より板状体1Mの対応する端部1MEA,1MEBに向けて下方に傾斜している。例えば、板状体1M及び一体化された各板バネ3MA,3MBは、比較的にその厚みTが薄くて湾曲自在な金属の板状体より成る(例えば、銅板又はアルミニウム板)。ここでは、板状体1Mの幅は、各板バネ3MA,3MBが板状体1Mに一体化されているので、幅WBとなる。
帽子用装着器具100Mの構成の第2の特徴点は、上記の通り、各クリップ部2MA,2MB,2MCが、個別にないしは個々に、接着等の手段によって、板状体1Mに直接に固設されている点にある。本実施の形態でも、例えば、各クリップ部2MA,2MB,2MCは、マネークリップの様な薄い板状のクリップである。又、左右のクリップ部2MB,2MCの一方の面部分(板状体1Mに固設されない側の面部分)は、当該配設位置に対応する、板状体1Mに一体化された板バネ3MA,3MBの突出面3MAS,3MBSに固設されていても良い。
又、実施の形態1と同様に、各板バネ3MA,3MBの突出面3MA,3MB上に、等間隔dで以って、更に前方に突出する3個の突出部4A,4B,4Cが配列されており、各突出部4A,4B,4Cの突出長さL1,L2,L3はL1>L2>L3の関係に設定されている。
<帽子用装着器具100Mの作用・利点>
帽子用装着器具100Mの作用・利点は、実施の形態1で既述した帽子用装着器具100の作用・利点と同一である。従って、帽子用装着器具100Mをクリップ部2MA,2MB,2MCで挟み込んで帽子の汗取りパッドの裏面に取付けて固定した状態は、既述の図3に例示する状態となり、帽子用装着器具100Mが帽子の汗取りパッドに取付けられた帽子を人が被った際の模式図もまた図4に例示する図となる。ここでは、図3及び図4並びにそれらに関する既述の記載・説明を援用する。
(変形例)
1)実施の形態1及び2に於けるクリップ部2A(2MA)を設けずに、左右の2個のクリップ部2B,2C(2MB,2MC)のみより、クリップ部を構成することとしても良い。
2)変形例1に代えて、左右両側のクリップ部2B,2C(2MB,2MC)の一方を設けずに、左右両側のクリップ部2B,2C(2MB,2MC)の他方と中央のクリップ部2A(2MA)の2個のクリップより、クリップ部を構成することとしても良い。この場合には、中央のクリップ部2A(2MA)の配設位置に対して板バネ3及び各突出部4が同様に設けられることとなり、額中央部での突出部の当接・押圧及び額左右側の一方の部分での突出部の当接・押圧によって、図4に示す空間10SPが形成されることとなる。
3)或いは、中央のクリップ部2Aの配設位置に対してのみ既述の板バネ3及び各突出部4が同様に設けられることとしても良い。この場合には、額中央部での突出部の当接・押圧のみによって、多少不安定ながらも、図4に示す空間10SPを形成することとなる。
4)弾性体3は、板バネの如く、当該弾性体の面上に固設されている各突起部から作用する力を吸収して緩和する弾性機能を呈し且つ上記の突出面を有するものであれば、その具体的構成ないしは種類は問われない。
5)実施の形態1及び2の各突出部4A,4B,4Cに代えて、突出部4を1個に設定しても良い。例えば、突出部4Bのみを設けることとする。逆に突出部4を複数個とする場合には、突出部4の数は任意である。又、各突出部4の間隔は図1及び図5の等間隔dに設定されている必要性は無く、各突出部4は異なる間隔で設けられていても良い(任意)。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
本発明は、例えば、帽子を被る際に予め当該帽子の汗取りパッドに装着しておくための装着器具に適用して好適であり、種々の帽子に適用可能な装着器具として利用可能である。
100 帽子用装着器具(装着器具)
1 板状体
1EA,1EB 板状体の端部
2,2A,2B,2C クリップ部(取付け部)
3,3A,3B 板バネ(弾性体)
3AS,3BS 突出面
4,4A,4B,4C 突出部
5 汗取りパッド
10 帽子
10RS 帽子の裏面
10SS 間隙(空間)

Claims (3)

  1. 湾曲自在な板状体と、
    前記板状体に配設されており、前記板状体を帽子の汗取りパッドの裏面に取付けて固定するための取付け部と、
    前記取付け部の配設位置に於いて前記板状体に配設されており、弾性を有すると共に前記板状体より前方へ傾斜して突出する突出面を有する弾性体と、
    前記弾性体の前記突出面上に固設されて前方に突出する少なくとも1個の突出部と
    を備えることを特徴とする、帽子用装着器具。
  2. 請求項1に記載の帽子用装着器具であって、
    前記取付け部、前記弾性体及び前記少なくとも1個の突出部は、前記板状体の長手方向に於ける左右の各端部寄り部分に設けられており、
    前記各端部に於いて、前記少なくとも1個の突出部は複数個の突出部を有しており、
    前記複数個の突出部の各々の突出長さは、前記板状体の中央寄り側より当該端部に向かうに連れて短くなる
    ことを特徴とする、帽子用装着器具。
  3. 請求項2に記載の帽子用装着器具であって、
    前記弾性体の前記突出面の下端部は、前記板状体の中央寄り側より前記板状体の対応する前記端部に向けて下方に傾斜している
    ことを特徴とする、帽子用装着器具。
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