JP6277254B2 - 不動産管理システム - Google Patents

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本発明は、不動産管理システムに関する。
一戸建て住宅、分譲マンション、賃貸アパート、賃貸マンション、土地等の不動産であってその所有者が直接管理できない事情があるもの、例えば空き家や空き地については、その代理の者が管理を行うか否かがその不動産の価値を維持する上で非常に重要な要素となっている。
例えば、頻繁に通風、換気、水の使用を行うことができない空き家には、湿気の滞留による畳の膨張や壁紙へのカビの発生、水道を使用しないことによる配管内部の錆の発生、排水トラップ内の水の枯渇等による異臭の発生等、家の劣化を早めてしまう現象が非常に発生しやすい。
また、居住者のいない空き家ではポストに郵便物が溜まり、庭草等が伸び放題となってしまっている場合も多く、このような場合、一見して空き家であることがわかってしまうため、ごみの不法投棄や不審者の侵入等、犯罪の被害を受けやすくなってしまう。
したがって、定期的な空き家の管理は、家を良好な状態で維持するために非常に重要である。
また一方、現在の日本において、空き家は、様々な原因はあるものの、高齢化と核家族化によって増加傾向にある。管理を怠った空き家が多くなると、劣化した空き家の倒壊や不審者の侵入等、近隣住民の安全・治安の問題にも波及する。したがって、定期的な空き家の管理は、近隣住民の安全・治安の問題としても非常に重要である。
また、上記空き家に限らず、例えばマンションやアパート等の不動産の共有部分においても同様に管理が非常に重要である。
ところで、不動産物件を管理する方法に関する技術として、例えば下記特許文献1に記載された技術がある。
特開2002−279045号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は空き家等の不動産管理を想定したものではなく、必要とされる処理要求を満たすことはできない。
また、空き家は全国に存在しており、一の空き家管理事業者が全国の空き家を管理することは地理的状況から極めて困難であり、空き家近隣の空き家管理事業者に管理を委託することがきめ細やかな管理を行うためには重要である。
一方で、空き家所有者は空き家から離れた場所に居住している場合も多く、近年のコミュニケーション手段の発達があるとはいえ、遠方の空き家管理事業者との意思疎通を頻繁に行うことは容易でない。また空き家管理事業者の提供するサービスの種類や質は一定ではなく、どのような空き家管理事業者を選定するかといったことも空き家の維持に非常に重要であるが、空き家管理事業者が空き家所有者の要望を満たすサービスを行えるとも限らない。これは中小の空き家管理事業者の場合特に問題となる。
もちろん、マンションやアパート等の不動産の管理においても同様の問題は生じ、また、共有部分の管理等においても同様の問題は生じうる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、複数の不動産管理事業者と複数の不動産所有者の仲介を行い、きめ細やかな不動産管理を提供することのできる不動産管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する一の観点に係る不動産管理システムは、電気通信回線を介して複数の空き家所有者端末及び複数の空き家管理事業者それぞれが備える空き家管理事業者端末と接続可能であり、前記空き家所有者端末と前記空き家管理事業者端末間の処理を仲介して集中管理する情報処理装置を備える空き家管理システムであって、
前記情報処理装置は、
複数の空き家データ及び複数の空き家管理事業者データを記録する手順、
前記複数の空き家データの各々に、空き家管理事業者データを対応付けて記録する手順、
前記複数の空き家データの各々に、空き家管理プランデータを含ませて記録する手順、 前記複数の空き家データの各々に、点検日データを対応付けて記録する手順、
前記点検日データと現在日付データとを比較し、所定の判断基準に基づいて点検日が近いと判断した場合に、前記空き家管理事業者端末に、点検を促すためのメッセージを含む確認データを送信する手順、
前記空き家管理プランデータの種類に応じて、前記空き家管理事業者端末に入力が必要な空き家管理レポートデータの項目データを送信する手順、
前記空き家管理事業者端末から入力される空き家管理レポートデータを記録する手順であって、空き家管理事業者端末から空き家管理レポートデータが情報処理装置に出力された後は、前記空き家管理レポートデータを改変できないようにする手順を含む、空き家管理レポートデータを記録する手順、
前記点検日データと前記現在日付データとを比較し、前記点検日データからみて前記現在日付データがあらかじめ設定した日数データ以上経過しており、かつ前記空き家管理レポートデータが前記空き家管理事業者端末から送信されていない場合に、前記空き家管理事業者端末に、前記空き家管理レポートデータの入力を促す警告データを送信する手順、 前記空き家所有者端末に前記空き家管理レポートデータを次回の点検日データとともに送信する手順、を実行する。
特定の態様によれば、前記情報処理装置は、前記空き家管理レポートデータとして、空き家現況動画及び静止画データを含む。
なお本管理において、「不動産」とは、一戸建て、分譲マンション、賃貸マンション、賃貸アパート、土地等をいい、より具体的には、これらにおいて所有者が直接管理することが困難な物件、例えば空き家、空き地等が例示できる。
以上、本発明によって、複数の不動産管理事業者と複数の不動産所有者の仲介を行い、きめ細やかな不動産管理を提供することのできる不動産管理システムを提供することができる。
実施形態に係る空き家管理システムの概略図である。 実施形態に係る空き家管理システムの構成ブロック図である。 実施形態に係る空き家管理システムによって行われる情報処理の流れを示す図である。 空き家管理事業者入力画面のイメージ図である。 空き家データ入力画面のイメージ図である。 点検日データの入力画面のイメージ図である。 空き家管理事業者端末において表示されるレポートデータ入力画面のイメージ図である。 空き家所有者端末において表示されるレポートデータ表示画面のイメージ図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、以下に示す実施形態において開示される具体的な例示にのみ限定されるわけではない。
本実施形態では、不動産の好ましい一例として、空き家を用い、その空き家管理システムを提示する。以下では説明をわかりやすくする観点から空き家管理システムを例に説明するが、このシステムは、アパートやマンションさらにはその共用部分管理等にも提供することも可能である。なお下記の例において「空き家」とあるところは、「不動産」と読み替えることで「不動産管理システム」として一般化することができる。
図1は、本実施形態に係る空き家管理システム(以下「本システム」という。)の概略を示す図である。
本図で示すとおり、本システムSは、中央の集中管理を行う情報処理装置1を含んで構成されており、複数の空き家所有者端末O及び複数の空き家管理事業者端末Mと電気通信回線Cを介して接続可能となっている。
そして、後に詳述するが、複数の空き家管理事業者端末Mは、電気通信回線Cを通じて情報処理装置1に所定のデータを送信する一方、情報処理装置1はこのデータを処理して空き家管理レポートデータとして情報処理装置1に記録するとともに、空き家所有者端末Oにこの空き家管理レポートデータを送信し、空き家所有者端末Oでこの情報を閲覧することができるようにする。
ところで、上記の記載から明らかなように、本システムSにおける情報処理装置1は、上記の複数の空き家管理事業者端末Mと空き家所有者端末Oの仲介を行う仲介事業者端末として機能し、電気通信回線を通じてこれらの処理を集中して制御することができるものである。図2は、本システムSにおける情報処理装置1の構成についての概略ブロック図を示す。
本システムSの情報処理装置1としては、本システムSの所望の処理を実現することができる限りにおいて限定されるわけではないが、例えばCPU(中央演算処理装置)、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記録装置、RAM等の一時的にデータを保存することのできるメモリ等の記憶装置、これら装置を接続するバス、を有する、いわゆるコンピュータを用いて実現することができる。また、このコンピュータには、更に、各種データを使用者に表示させるためのモニタ、各種データを入力するためのキーボードやマウス等の入力装置、を備えていることが好ましい。
また、本システムSの情報処理装置1には、電気通信回線に接続してデータの送受信を行うためのモデム等の通信装置が接続されており、これにより電気通信を介して空き家管理事業者端末M、空き家所有者端末Oと各種データの送受信を行うことができる。なお、この通信装置は、情報処理装置1の内部に設けられていてもよく、また情報処理装置1とは別に設けられていてもよい。
また、本システムSの空き家所有者端末Oは、上記情報処理装置1と同様の構成を備えるコンピュータであることが好ましい。ただし、空き家所有者端末Oは、空き家管理レポートデータを閲覧する程度の処理でよいため、例えばスマートフォン、タブレット等の携帯可能な端末で実現可能である。
また、本システムSの空き家管理事業者端末Mも、上記情報処理装置1と同様の構成を備えるコンピュータであることが好ましい。ただし、空き家管理事業者端末Mは、空き家管理を行う際に静止画データや動画データを取得する必要から、撮像装置を備えていることが好ましい。また、空き家管理事業者端末Mは、実際に空き家の近所又は空き家内で作業を行う関係から、持ち運びが可能となるよう、スマートフォン、タブレット等の携帯可能な端末で実現することとしてもよい。もちろん、撮像装置を備えた端末を用いて撮影を行い、別途データを空き家所有者端末Mに移し、その後所定の処理を行うこととしてもよい。
図3は、本システムSによって行われる情報処理の流れ(フロー)の概略を示す図である。なお明細書では、本システムSの説明をわかりやすくする観点から、フローを大きくいくつかの処理段階に分け、その処理段階を更に細かく分節して説明するが、このフローにおける処理の名称や順番は、同様の機能を有するものである限り適宜調整が可能であり、特に繰り返し行われるものであることはいうまでもない。
また本システムSのフローにおける各処理は、上記のとおり、情報処理装置、並びに、これと同様の構成を備える空き家所有者端末及び空き家管理事業者端末(以下これらを含めて「情報処理装置等」という。)を用いて構成された上で、実現される。より具体的には、上記処理装置等の記録装置にフローにおける処理を実現するためのプログラムを格納し、これをメモリ等の記憶装置に読み出し、CPUによって実行されることによって実現することができる。
まず、本フローは、大きく分けて、事前情報処理F1、点検依頼処理F2、レポート作成処理F3、閲覧処理F4、を備えている。
(事前情報処理)
まず、事前処理F1として、空き家管理事業者データ及び空き家データを記録する。なおこの記録は、情報処理装置1の記録装置の一領域に記録されることが好ましい。またこの記録は、情報処理装置1の入力装置を用いて入力することが好ましいが、場合によっては、空き家所有者端末O、空き家管理事業者端末Mの入力装置を用いて電気通信回線Cを介して入力するようにしてもよい。
ここで「空き家管理事業者データ」とは、空き家を管理する事業者に関するデータであって、複数の事業者のデータが登録される。この空き家管理事業者データには、例えば、管理事業者の識別番号情報を含む管理事業者識別データ、管理事業者の所在地に関する管理事業者所在地データ、管理事業者の電話番号やファクシミリ番号等の連絡先に関する管理事業者連絡先データ、管理担当者の氏名に関する管理担当者氏名データ、管理担当者の識別番号に関する管理担当者識別データ、管理担当者の連絡先に関する管理担当者連絡先データ等が含まれていることが好ましい。図4に、空き家管理事業者データを記録する際に情報処理装置1のモニタに表示される画面及びその入力のイメージを示しておく。本図では、各テキストボックスに入力された値が各データとして保存されていく。
またここで「空き家データ」とは、管理対象となる空き家のデータの総称であって、例えば空き家を管理するための空き家(契約対象物件)の管理識別番号に関する空き家識別番号データ、空き家所有者(契約者)の氏名等に関する空き家所有者氏名データ、空き家が所在する住所地に関する空き家所在地データ、空き家の所有者の電話番号やファクシミリ番号などの連絡先情報を含む空き家所有者連絡先データ、木造・コンクリート等空き家の構造に関する空き家構造データ、電気・ガス・水道等の契約情報に関する空き家水道光熱データ、保険に加入しているか否か等の空き家保険状況データ等を含むことが好ましい。また、空き家管理事業者がデータ入力などの際に、どの空き家のデータであるのか等イメージしながら処理しやすくなるよう、管理初期における空き家の外観を撮影した空き家外観初期データが含まれることが好ましい。図5に、空き家データを記録する際に情報処理装置1のモニタに表示される画面のイメージを示しておく。本図では、各テキストボックスに入力された値が各データとして保存されていく。
また空き家データには、管理プランデータを含む。空き家の所有者は各人によって希望が異なるため、複数の管理プランを提供し、それぞれのプランに応じて点検する項目、費用を異ならせて、より効率的に空き家管理の利用を促すことができる。本システムSとしても、情報処理等において不必要な項目を表示させることで空き家管理事業者端末による不必要な入力や空き家所有者端末に対する不必要な表示を削減することでより見やすいものとなる。
なおこの場合において、管理プランデータは、管理プラン情報に関する管理種類データと、各管理種類における点検項目の有無に関する項目有無データを備えていることが好ましい。ただし、この管理種類と点検項目とは、空き家全体において共通して使用することができるものであり、空き家データには管理種類データのみを含ませ、別途管理種類データとこれに対応する項目有無データを記録媒体の別の一領域に管理しておき、対応付けて記録された管理種類データに応じて当該別の一領域に記録された項目有無データを参照するようにしておくことも好ましい。
また本システムSでは、上記のとおり、空き家データの各々に、空き家管理事業者データを対応付けて記録する。これにより、どの空き家をどの空き家管理事業者が担当しているのかを把握することができるようになる。上記図5の例では、空き家データの入力の際、空き家管理事業者、空き家管理事業者における管理担当者について入力を促す例となっている。
以上、本処理により、複数の空き家データ及び複数の空き家管理事業者データを記録することで、管理の準備を整えることができる。
(点検依頼処理)
本システムSでは、上記のとおり事前情報処理を行った後、点検依頼処理を行う。なお本システムSでは、点検依頼処理の前提として、期限管理処理を含み、適切なタイミングで空き家管理事業者端末Mに対し、確認データを送信する。
まず、本システムSでは、上記のとおり、期限管理処理を行う。具体的には、随時空き家データに対応付けて点検日データを記録し、点検日データと現在日付データとを比較し、点検日が近い(所定の日数以下となった)と判断した場合、空き家管理事業者端末Mに対して電気通信回線Cを介して確認データを送信する。
ここで「点検日データ」は、空き家の点検を行う日付に関する情報を含むデータをいい、主として空き家管理事業者端末Mを介して空き家管理事業者が入力するものであるが、情報処理装置1側から入力することも可能である。図6に、空き家管理事業者端末Mのモニタに表示される点検日データ入力を促す表示の例を示しておく。なお、点検日データは、空き家管理事業者Mの担当者等が空き家を点検した際、次回の点検日候補として入力するようにしておくことが好ましい。
また、現在日付データは、情報処理装置1において随時取得される現在の日付に関するデータをいう。
そして、本システムSでは、上記点検日データと現在日付データとを比較し、所定の日数以下となった場合、空き家管理事業者端末Mに対し点検を促すためのメッセージを含む確認データを送信する。これにより、空き家管理事業者及びその管理担当者は点検日が近づいていることを知ることができる。
また、本システムSでは、空き家管理事業者が、当初予定した点検日を変更せざるを得なくなった場合、当該点検日データを変更することも可能とすることが好ましい。ただし、この場合、点検日データが変更された場合、変更があった旨のテキストデータを含む変更通知データを空き家所有者端末Oに対し送信することが好ましい。このようにすることで、空き家所有者は、点検日が変更されたことを容易に知ることができる。
ところで、本システムSでは、点検日を入力する際、空き家管理業者の担当者が誤って管理業者の休業日や休日等にこの点検日を設定してしまわないよう、空き家管理事業者の休業日に関するデータを含ませておくことが好ましい。具体的には、上記の空き家管理事業者データに休日パターンデータを含ませておき、この空き家管理事業者端末Mが次回点検日を選択しようとした場合に、当該点検候補日を表示させないようにする。このようにすることで、誤って休日等空き家管理を行わない日を点検日として設定してしまうことを防止することができる。
以上、本処理によって、点検依頼処理を行うことで、適切な時期に忘れることなく空き家点検、管理を行うことができる。
ところで、本システムSでは、地域データを含む災害情報データが入力された場合、災害情報データの地域データに該当する空き家データを選択し、空き家データに対応付けられた空き家管理事業者端末M又はその管理担当者の連絡先に点検要請データを出力することが好ましい。このようにすることで、漏れなく確実に空き家点検を行うことができるようになる。この災害情報データは、情報処理装置1の入力装置を用いて入力することが好ましい。
(レポート作成処理)
また本システムSでは、レポート作成処理を行う。なおレポート作成処理の前提として、空き家管理事業者及びその担当者は、自身が管理する空き家に対し実際に点検を行い必要な情報を取得するとともに、画像データ、動画データも取得しておくことが好ましい。
レポート作成処理では、レポートデータが作成される。レポートデータには、限定されるわけではないが「屋内データ」と「屋外データ」に区分され、さらに、「屋内データ」には、「防犯データ」、「換気データ」、「通水データ」、「清掃データ」、「雨漏りデータ」、及び「カビデータ」の少なくともいずれかを含ませ、「屋外データ」には、「防犯データ」、「通水データ」、「清掃データ」、「郵便データ」、「外観データ」及び「草木データ」の少なくともいずれかを含ませておくことが好ましい。そして、空き家管理事業者端末Mを用いてこれらデータを情報処理装置1に送信することにより、レポートデータが作成される。
ここで「屋内データ」とは、空き家の屋内における点検作業に関するデータをいう。また屋内データにおいて、「防犯データ」とは、屋内において人が侵入した形跡があるか否か等の情報を含むデータをいい、「換気データ」とは、点検の際換気を行ったか否かの情報を含むデータをいい、「通水データ」とは、点検の際、水道水の通水を行ったか否か、更には水道水に錆等が混入してしまっていないか等の情報を含むデータをいい、「清掃データ」は、点検の際清掃を行ったか否かの情報を含むデータをいい、「雨漏りデータ」とは、屋内に雨漏りがないか否かの情報を含むデータをいい、「カビデータ」とは、屋内にカビが発生していないか否かの情報を含むデータをいう。
またここで「屋外データ」とは、空き家の屋外における点検作業に関するデータをいう。また屋外データにおいて、「防犯データ」とは、屋外において人が侵入した形成があるか否か、きちんと施錠されているか否か等の情報を含むデータをいい、「通水データ」とは、点検の際、水道水の通水を行ったか否か、更には水道水に錆等が混入してしまっていないか等の情報を含むデータをいい、「清掃データ」は、点検の際清掃を行ったか否かの情報を含むデータをいい、「郵便データ」は、郵便受けに郵便物が入っているか否か、郵便物やチラシ等がたまっていないか等の情報を含むデータをいい、「外観データ」は、フェンスや柵、外壁等に損傷があるか否か等の情報を含むデータをいい、「草木データ」とは、庭の草木が敷地外に越境してしまっていないか等の情報を含むデータをいう。
図7は、空き家管理事業者端末Mのモニタに表示されるレポート作成処理におけるデータ入力画面の例を示す。本図で示すように、本画面では上記各データについて入力を促す表示となっている。この場合において、上記のとおり、入力対象となる空き家においては、空き家データに空き家管理データ、具体的には管理種類データを含んでいるため、入力すべき項目入力のみ表示されている。これにより空き家管理事業者及びその担当者は表示されている項目のみ入力すればよく、漏れなく点検を効率よく行うことができる。なお、この表示の制御を行うのは情報処理装置1であって、空き家管理情報端末のレポート作成処理における上記データ入力要求に対し、空き家データ及びその管理プランデータ、すなわち管理種類データと項目有無データを参照し、必要なレポートデータ入力を促すよう表示データを作成し、空き家管理事業者端末Mに送信する。
また、本システムSでは、空き家管理レポートデータとして、空き家現況動画データ、空き家現況静止画データを含ませることが好ましい。空き家管理事業者及びその管理担当者は、データを取得しておき、上記空き家管理事業者端末Mのモニタの表示に従い、上記動画、静止画をアップデートする。このように動画を表示させることで、空き家所有者がよりリアルタイムに空き家の状況を確認することができるといった利点がある。
さらに、本システムでは、上記データ入力画面において、あらかじめ取得しておいた管理初期における空き家の外観を撮影した空き家外観初期データを表示させておくことが好ましい。空き家管理事業者及びその担当者は、1日において複数の空き家を点検して回ることも少なくなく、1日の点検作業がすべて終了してから上記データを一気に入力しようとすることが効率的である場合が多い。このような場合、テキストデータのみではどの空き家についてデータを入力しているのか把握しにくいことが多く、このようにデータ入力画面において空き家外観初期データをできれば複数表示させておくことで、視覚的に入力対象となっている空き家を把握しやすくなり、入力のミスを防ぐことができるといった利点がある。
以上、これらの流れにより、レポート作成処理が行われる。
また本処理において、空き家管理事業者端末Mに対して、上記図6で示すように、次回点検日時を入力させる要求を行うことが好ましい。このようにすることで、空き家管理点検の報告と次回の予定を一度に空き家所有者に報告することができるようになる。ここで次回の点検日データが入力された場合、情報処理装置1は、レポートデータに加えて空き家所有者端末Oで閲覧させるとともに又はこれに代えて、この点検日データを空き家所有者端末Oに対し出力し、空き家所有者に次回点検日を知らせることが好ましい。
また、本処理において、空き家管理事業者端末Mから空き家の点検期日を経過してもレポートデータの送信がなかった場合、情報処理装置1は、あらかじめ設定した日数データが経過した後、空き家管理事業者端末Mに対し、警告データを出力し、レポートデータの入力を促す。このようにすることで、仮に空き家管理事業者端末Mがレポートデータの入力を怠っていたとしても思い出させ、安定的にレポートデータの作成を行うことができる。
また、本処理では、空き家管理事業者端末Mが一度レポートデータを作成し、情報処理装置1に出力した後は、改変できないようにしておくことが好ましい。改変を防止することで、一度作成したデータの信頼性を確保することができる。
(閲覧処理)
次に、レポート作成処理が行われると、上記のとおり各種レポートデータが情報処理装置1に出力され保存される。ここで図8に、表示されるレポートの表示例を示しておく。
レポートデータが保存されると、情報処理装置1は空き家所有者端末Oに対し、レポートが作成された旨のレポート作成データを送信し、レポートデータの閲覧を促す。
そして空き家所有者は、空き家所有者端末Oを介して、レポートデータ表示の要求を情報処理装置1に対して行い、情報処理装置1は、レポートデータを空き家所有者端末Oに対して出力する。すなわち、本システムSでは、空き家所有者端末に空き家管理レポートデータを送信し、空き家所有者端末Oでは、この空き家管理レポートを閲覧する。
以上、本システムによって、複数の空き家管理事業者と複数の空き家所有者の仲介を行い、きめ細やかな空き家管理を提供することのできる空き家管理システムを提供することができる。より具体的には、本システムによると、全国に存在する空き家に対し、これと同様に全国存在する空き家管理事業者を介してきめ細やかな管理を行うことが可能となる。また、空き家の管理において、複数の管理プランを提供するシステムとなっていることで、よりきめ細やかな管理サービスを提供することができるとともに、情報処理装置では入力に必要な項目を絞って表示、入力を促すため、例え中小の空き家管理事業者であっても容易にかつ正確に空き家管理が可能であり、空き家管理事業者の負担は大きく軽減可能である。
また、上記の通り、本実施形態では空き家管理に関して説明しているが、上記の機能を有する限り、これに限られず、アパートやマンションの共用部分の管理等に適用することができる。
本発明は、不動産管理システムとして産業上の利用可能性がある。

Claims (2)

  1. 電気通信回線を介して複数の空き家所有者端末及び複数の空き家管理事業者それぞれが備える空き家管理事業者端末と接続可能であり、前記空き家所有者端末と前記空き家管理事業者端末間の処理を仲介して集中管理する情報処理装置を備える空き家管理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    複数の空き家データ及び複数の空き家管理事業者データを記録する手順、
    前記複数の空き家データの各々に、空き家管理事業者データを対応付けて記録する手順、
    前記複数の空き家データの各々に、空き家管理プランデータを含ませて記録する手順、 前記複数の空き家データの各々に、点検日データを対応付けて記録する手順、
    前記点検日データと現在日付データとを比較し、所定の判断基準に基づいて点検日が近いと判断した場合に、前記空き家管理事業者端末に、点検を促すためのメッセージを含む確認データを送信する手順、
    前記空き家管理プランデータの種類に応じて、前記空き家管理事業者端末に入力が必要な空き家管理レポートデータの項目データを送信する手順、
    前記空き家管理事業者端末から入力される空き家管理レポートデータを記録する手順であって、空き家管理事業者端末から空き家管理レポートデータが情報処理装置に出力された後は、前記空き家管理レポートデータを改変できないようにする手順を含む、空き家管理レポートデータを記録する手順、
    前記点検日データと前記現在日付データとを比較し、前記点検日データからみて前記現在日付データがあらかじめ設定した日数データ以上経過しており、かつ前記空き家管理レポートデータが前記空き家管理事業者端末から送信されていない場合に、前記空き家管理事業者端末に、前記空き家管理レポートデータの入力を促す警告データを送信する手順、 前記空き家所有者端末に前記空き家管理レポートデータを次回の点検日データとともに送信する手順、を実行する空き家管理システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記空き家管理レポートデータとして、空き家現況動画及び静止画データを含む、請求項1記載の空き家管理システム。
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