JP6277026B2 - プーリ機構,プーリ機構を有する変速機及びこれを備えた車両 - Google Patents
プーリ機構,プーリ機構を有する変速機及びこれを備えた車両 Download PDFInfo
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Description
F=P×A ・・・(1)
F1=P1×A ・・・(2)
F2=P2×A ・・・(3)
(理由1)油圧Pを最低圧Pminから変化させたときの変速の応答性を確保するため。
(理由2)オイルポンプに依って安定して発生可能な最低圧Pminが設定されるため。
Fmin=Pmin×A ・・・(4)
Fo=Fmin−Frq ・・・(5)
前記筒状部の内周面は、前記可動プーリにおける受圧面の軸方向投影面積を可変にすべく、前記固定プーリから離隔している側ほど前記回転軸の軸心との距離が大きくなることを特徴としている。
〔1−1.構成〕
以下、一実施形態にかかるプーリ機構の構成について説明する。
〔1−1−1−1.回転軸〕
回転軸1には、動力が入力又は出力される。
固定プーリ3は、回転軸1に対して軸方向位置が固定されている。
可動プーリ10は、回転軸1に対して軸方向に移動可能に設けられている。
固定プーリ3と可動プーリ10の本体部11との間には、径方向断面がV字状の溝(以下、「V字溝」という)9が形成されている。
次に、可動プーリ10に推力Fを作用させるための構成について説明する。
シリンダ12は、回転軸1と同軸の筒状の部位である。
内筒部13は、回転軸1と同軸の筒状の部位であり、回転軸1の外周に隣接して設けられている。
プランジャ20は、回転軸1に対して軸方向位置が固定されている。
シール部材30は、プランジャ20と可動プーリ10におけるシリンダ12の内周面15に形成された斜面16との間をシールする。
受圧室40は、図1に示すように、回転軸1と可動プーリ10とプランジャ20とシール部材30とに囲まれる空間である。
本発明の一実施形態にかかるプーリ機構は、上述のように構成されるため、以下のような作用及び効果を得ることができる。
次に、本発明の一実施形態にかかる変形例について説明する。
以上、本発明の一実施形態及び変形例について説明したが、本発明は上述の一実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1a 油路
2 ベルト(動力伝達部材)
3 固定プーリ
3a クランプ面
9 V字溝
10,100 可動プーリ
11 本体部
11a クランプ面
11b 固定受圧面
11c 外周部
11d 内周部
12,120 シリンダ(筒状部)
12a 基端部
13 内筒部
13a 油路
15,150 内周面
16 斜面
19 外周面
20,200 プランジャ
21 本体部
22 フランジ部
22a 保持溝
22b 油路
30,300 シール部材
30a 外周面
31 第一シール部材
31a 凹部
32 第二シール部材
32a 凸部
40,400 受圧室
A 受圧面積
C 回転軸1の軸心
F 推力
Fmin 最小推力
Frq 必要推力
Fo 過剰推力
F1 一方のプーリ機構における推力
F2 他方のプーリ機構における推力
L1 シール部材の径方向長さ
L2 斜面16の径方向長さ
L3 保持溝22aの深さ
P 油圧
Pmin 最低圧
P1 一方のプーリ機構における油圧
P2 他方のプーリ機構における油圧
PD 異なる油圧
T 伝達トルク
R 巻掛半径
Z 推力比
Claims (9)
- 動力が入力又は出力される回転軸と、
前記回転軸に軸方向位置が固定された固定プーリと、
前記固定プーリとは反対側に向けて延設された筒状部を有し、前記回転軸に対して軸方向に移動可能に設けられた可動プーリと、
前記筒状部に対して内周側に設けられ、前記可動プーリに対して前記固定プーリとは反対側に設けられ、前記回転軸に対して軸方向位置が固定されたプランジャと、
前記筒状部を含む前記可動プーリと前記プランジャとによって囲まれ、オイルが供給される受圧室と、を備え、
前記筒状部の内周面は、前記可動プーリにおける受圧面の軸方向投影面積を可変にすべく、前記固定プーリから離隔している側ほど前記回転軸の軸心との距離が大きくなる
ことを特徴とする、プーリ機構。 - 前記筒状部の前記内周面と前記プランジャとの間をシールするシール部材を備えた
ことを特徴とする、請求項1に記載のプーリ機構。 - 前記シール部材は、前記可動プーリが前記固定プーリに近接するほど前記プランジャから突出するように設けられている
ことを特徴とする、請求項2に記載のプーリ機構。 - 前記プランジャに形成され、前記シール部材に油圧を作用させる油路を備えた
ことを特徴とする、請求項2又は3に記載のプーリ機構。 - 前記油路は、前記受圧室と連通している
ことを特徴とする、請求項4に記載のプーリ機構。 - 前記油路には、前記受圧室のオイルによる圧力とは異なる圧力のオイルが供給される
ことを特徴とする、請求項4に記載のプーリ機構。 - 前記受圧室は、二つの底面がそれぞれ多角形状をなす錐台形状であり、
前記シール部材は、各辺の長さが可変な前記多角形状をなしている
ことを特徴とする、請求項2〜5の何れか1項に記載のプーリ機構。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のプーリ機構を有する
ことを特徴とした、変速機。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のプーリ機構を有する変速機を備えた
ことを特徴とする、車両。
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JP2015178868A JP2015178868A (ja) | 2015-10-08 |
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JP2006118597A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Toyota Motor Corp | ベルト式無段変速機 |
JP2006300243A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Toyota Motor Corp | ベルト式無段変速機 |
JP5217680B2 (ja) * | 2008-06-23 | 2013-06-19 | トヨタ自動車株式会社 | ベルト式無段変速機 |
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2014
- 2014-03-19 JP JP2014056810A patent/JP6277026B2/ja not_active Expired - Fee Related
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