JP6276955B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
この蓋付カップ容器によれば、加熱時にカップ体の内圧上昇によって上板が容器外方に膨らんだとしても、突起がシール材を穿刺して開封するので、カップ体の内圧を低下させることが可能とされている。
(1)本発明に係る蓋付カップ容器は、開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う蓋部材と、を備え、前記蓋部材の頂部には、前記シール材に向けて突出した穿刺部と、蒸気を逃がす複数の蒸気排出孔と、これら複数の蒸気排出孔をそれぞれ開閉する蓋板と、が形成され、前記蓋板は、前記カップ体の径方向外側に配置されたヒンジ部を介して前記頂部に連結された状態で前記蒸気排出孔を塞いでおり、前記蓋部材は、前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う有頂筒状の蓋体、及び前記蓋体に被着され、前記蓋体を覆う有頂筒状のオーバーキャップを備え、前記蓋体の頂壁部には、前記穿刺部及び蒸気を逃がす蒸気孔が形成され、前記オーバーキャップの天板部には、前記蒸気排出孔及び前記蓋板が形成されていることを特徴とする。
この場合には、蒸気排出孔が容器軸を挟んで径方向の反対側に配置されているので、各蒸気排出孔から排出された蒸気を、さらに積極的に干渉させ合うことができ、上述した作用効果をより顕著にすることができる。
(蓋付カップ容器の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態の蓋付カップ容器1は、内部に図示しない内容物が収容され、開口部10がシール材5で密封された有底筒状のカップ体2と、このカップ体2に被着され、シール材5を覆う蓋体3と、この蓋体3に被着され、蓋体3を覆うオーバーキャップ4と、を備えている。
なお、蓋体3及びオーバーキャップ4は、カップ体2に被着され、シール材5を覆う蓋部材6として機能する。
頂壁部23には、シール材5に向けて突出した穿刺部25と、加熱時に内容物から生じた蒸気を逃がす蒸気孔26と、が形成されている。
穿刺部25は、容器軸O上に配置されており、頂壁部23の下面から下方に向けて真っ直ぐに突出した針状に形成されている。図示の例では、穿刺部25の先端は、容器軸Oに対して斜めにカットされており、鋭利に尖った最先端部25aを有している。なお、穿刺部25の最先端部25aとシール材5との間には、隙間が確保されている。
なお、この蒸気孔26は、オーバーキャップ4を取り外した後、例えば内容物を飲用する際の飲み口として利用できる。しかも、本実施形態のように蒸気孔26を2つ形成することで、例えば一方を飲み口、他方を空気置換口として利用でき、スムーズな飲用が可能となる。但し、蒸気孔26の形状や個数は、この場合に限定されるものではなく、自由に設計して構わない。
これにより、ヒンジ部34回りに蓋板33が回動することで、蒸気排出孔32を開閉することが可能とされている。なお、ヒンジ部34が径方向外側に配置されているので、蓋板33の回動時、蓋板33のうち径方向内側部分が上下に大きく移動するように片開きする。
次に、上述したように構成された蓋付カップ容器1を加熱使用する場合について説明する。
図示しない電子レンジを利用して蓋付カップ容器1を加熱して内容物を温めると、加熱によってカップ体2の内圧が上昇すると共に、それに伴ってシール材5が上方に膨らみはじめ、次第に穿刺部25の先端に接触する。これにより、図5に示すように、穿刺部25をシール材5に穿刺して該シール材5を開封することができる。そのため、カップ体2から圧力を逃がすことができると共に、内部に収容されている内容物から発生した蒸気についても逃がすことができる。
このように、蒸気が意図しない方向に規則性なく排出されることを抑制できるので、例えば蓋付カップ容器1と一緒に他の被加熱物を加熱したとしても、蓋付カップ容器1から噴き出した蒸気が被加熱物に直接当たることを防止できる。また、加熱直後であっても蓋付カップ容器1を電子レンジ内から容易に取り出すことが可能となる。
但し、複数の蒸気排出孔32を、容器軸Oを中心として周方向に均等配置することが好ましい。このようにすることで、各蒸気排出孔32から排出された蒸気を、互いにより積極的に干渉させることができる。さらには、複数の蒸気排出孔32を、容器軸Oを挟んで径方向の反対側に配置することがより好ましい。
1…蓋付カップ容器
2…カップ体
3…蓋体
4…オーバーキャップ
5…シール材
6…蓋部材
10…開口部
23…蓋体の頂壁部
25…穿刺部
26…蒸気孔
31…オーバーキャップの天板部
32…蒸気排出孔
33…蓋板
34…ヒンジ部
Claims (4)
- 開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、
前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う蓋部材と、を備え、
前記蓋部材の頂部には、前記シール材に向けて突出した穿刺部と、蒸気を逃がす複数の
蒸気排出孔と、これら複数の蒸気排出孔をそれぞれ開閉する蓋板と、が形成され、
前記蓋板は、前記カップ体の径方向外側に配置されたヒンジ部を介して前記頂部に連結された状態で前記蒸気排出孔を塞いでおり、
前記蓋部材は、前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う有頂筒状の蓋体、及び前記蓋体に被着され、前記蓋体を覆う有頂筒状のオーバーキャップを備え、
前記蓋体の頂壁部には、前記穿刺部及び蒸気を逃がす蒸気孔が形成され、
前記オーバーキャップの天板部には、前記蒸気排出孔及び前記蓋板が形成されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 請求項1に記載の蓋付カップ容器において、
前記蒸気排出孔は、容器軸を中心として周方向に均等配置されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 請求項2に記載の蓋付カップ容器において、
前記蒸気排出孔は、前記容器軸を挟んで径方向の反対側に配置されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の蓋付カップ容器において、
前記蓋板は、前記ヒンジ部を中心として開いたときに、前記蒸気排出孔から排出された蒸気を前記カップ体の径方向内側に向かうように、その排出方向を誘導することを特徴とする蓋付カップ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013202973A JP6276955B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 蓋付カップ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013202973A JP6276955B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 蓋付カップ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015067303A JP2015067303A (ja) | 2015-04-13 |
JP6276955B2 true JP6276955B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=52834402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013202973A Active JP6276955B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 蓋付カップ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6276955B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013202973A patent/JP6276955B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2015067303A (ja) | 2015-04-13 |
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