JP6276359B1 - 篩い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高効率で被篩い素材を篩うことが可能であると共に、構造が簡単であり、従ってコンパクト化を達成でき、低コストで製造性良好な篩い機を提供する。【解決手段】被篩い素材を投入する円筒状空間Sを区画形成する本体胴部2と、本体胴部下端の篩い網4と、本体胴部上端の蓋体6と、蓋体の軸受7を介して円筒状空間の中心軸線Cに沿って垂下されたドライブシャフト8と、ドライブシャフトを駆動する回転モータ9と、ドライブシャフトに設けられ、旋回される旋回バー10a,10bと、各旋回バーに、ドライブシャフト位置を避けて設けられ、被篩い素材を篩い網に向けて押し付けて篩うヘラ部材11a,11bと、各旋回バーに、少なくとも一部がヘラ部材と向かい合う配置で、ドライブシャフトに向けて設けられ、一方のヘラ部材でドライブシャフト側へ押し寄せられる被篩い素材を、他方のヘラ部材の旋回方向前方へ案内する案内部材12とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、篩いをかける技術で通常採用されている振動を利用することなく、高効率で被篩い素材を篩うことが可能であると共に、構造が簡単であり、従ってコンパクト化を達成でき、またさらに低コストで生産性良く製造することが可能な篩い機に関する。
粉体や粒体などの被篩い素材を篩いにかける技術として、特許文献1〜4が知られている。
特許文献1の「超音波振動篩」は、超音波振動篩の篩網上に、刷毛配設支持体の下面に対して下面にブラシを植設した複数の刷毛ディスクを配設した遊動刷毛を載置する。刷毛ディスクの少なくとも一部は、刷毛配設支持体に揺動自在に取り付けてあり、遊動刷毛は超音波振動篩の円筒状篩部の内径より小径に構成されている。篩装置の駆動に伴う篩網の水平旋回振動と超音波縦振動により、遊動刷毛を旋回移動して篩網への被篩い素材の付着を阻止するようにしている。
特許文献2の「篩器具及び篩装置」は、篩網上で振動され、篩網上の粉粒体を篩い分けるのに用いられる篩器具であって、枠状部材と、枠状部材の内側に設けられ、渦巻状に巻回した形状を有し、一端が枠状部材に固定されており、かつ他端が自由端とされている渦巻状部材とを備える篩器具、並びに該篩器具と、篩網及び筒状部材を有する篩とを備える篩装置である。
特許文献3の「篩装置、篩システム、篩方法」は、粉体を篩い出すためのフィルタを備え、粉体が収容される空間が形成されたフィルタ室と、板状に形成したブレードを備え、そのブレードをフィルタ室内側のフィルタ面の近くで、且つ、フィルタに対し寝た状態で、フィルタに沿って移動可能に設けたブレード部と、ブレードを駆動させる駆動部とを備えて篩装置が構成されている。
特許文献4の「粉体篩分装置及び粉体篩分方法」は、粉体を篩い分ける少なくとも1つの篩を備えた網篩と、網篩に振動を与えるアクチュエータと、篩の分級効率に関する情報を取得するセンサと、センサによって取得された分級効率に関する情報に基づいて、アクチュエータを駆動する駆動信号を生成する制御部を備える。
特開平11−253883号公報 特開2008−221137号公報 特開2014−57942号公報 特開2014−73469号公報
篩いをかける技術では通常は、篩いを上下や左右に揺すって振動を与え、このように振り動かすことによって、篩いから被篩い素材を篩い出すものである。
特許文献1は、超音波振動により、篩いにかける技術である。この技術では、超音波振動を生成する駆動源が高精度の精密機器で構造が複雑であり、高価であるために、振動篩自体、高コストな製品になってしまうという課題があった。
また、振動が外部に伝播されることを抑制するための制振機構を備える必要があり、この面からも構造が複雑になってコストが嵩むと共に、篩い装置が大型化してしまうという問題があった。従ってまた、構造が複雑なために、生産性が良くないという問題もあった。
特許文献2も、振動を利用するものであって、特許文献1と同様な課題を抱えている。
特許文献3は、ブレードで粉体を撹拌するようにしているが、フィルタに押し付けが生じないように構成されているため、ブレードを備えてはいるものの、効率の良い粉体の篩い出し作用を確保することはできないという課題があった。
特許文献4も、アクチュエータが発する振動を利用するものであって、特許文献1及び2と同様な課題を抱えている。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、篩いをかける技術で通常採用されている振動を利用することなく、高効率で被篩い素材を篩うことが可能であると共に、構造が簡単であり、従ってコンパクト化を達成でき、またさらに低コストで生産性良く製造することが可能な篩い機を提供することを目的とする。
本発明にかかる篩い機は、食用の粉体の被篩い素材を篩うための篩い機であって、上端及び下端に開口部を有し、内部に被篩い素材が投入される円筒状空間を区画形成する合成樹脂製もしくは木製の本体胴部と、該本体胴部下端の上記開口部にこれを封鎖して設けられ、投入される被篩い素材を該本体胴部下方の回収容器へ篩い出し可能に保持する篩い網と、被篩い素材を上記円筒状空間内へ投入するための開閉自在な投入用扉を有し、上記本体胴部上端の上記開口部にこれを封鎖して設けられ、該円筒状空間に投入された被篩い素材が外部へ飛散するのを防止する合成樹脂製もしくは木製の蓋体と、該蓋体に、上記円筒状空間の中心軸線に位置させて設けられた軸受と、該軸受を介して上記蓋体に支持され、上記円筒状空間の中心軸線に沿って垂下されたドライブシャフトと、上記蓋体上に設けられ、上記ドライブシャフトを回転駆動するための回転モータと、上記ドライブシャフトの下端部から当該ドライブシャフトの半径方向に延出させて、少なくとも一対設けられ、該ドライブシャフトが回転駆動されることで、上記円筒状空間内で該ドライブシャフト周りに旋回運動される合成樹脂製の旋回バーと、該各旋回バーに、上記ドライブシャフトの位置を避けて設けられ、上記円筒状空間内の被篩い素材を上記篩い網に向けて押し付けて当該篩い網で篩うための弾性変形可能な合成樹脂製のヘラ部材と、上記各旋回バーに、少なくとも一部が上記ヘラ部材と向かい合う配置で、上記ドライブシャフトに向けて設けられ、いずれかの該ヘラ部材で該ドライブシャフト側へ押し寄せられる被篩い素材を、該ドライブシャフトの回転作用で、他の該ヘラ部材の旋回方向前方へ案内する案内部材とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる篩い機にあっては、篩いをかける技術で通常採用されている振動を利用することなく、高効率で被篩い素材を篩うことができると共に、構造が簡単であり、従ってコンパクト化を達成でき、またさらに低コストで生産性良く製造することができる。
本発明にかかる篩い機の好適な一実施形態を示す概略側断面図である。 図1に示した篩い機の分解斜視図である。 図1に示した篩い機のヘラ部材で被篩い素材を篩い出す様子を説明する説明図である。 図1に示した篩い機の案内部材の作用を説明する説明図である。
以下に、本発明にかかる篩い機の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる篩い機の概略側断面図、図2は、図1に示した篩い機の分解斜視図、図3は、図1に示した篩い機のヘラ部材で被篩い素材を篩い出す様子を説明する説明図、図4は、図1に示した篩い機の案内部材の作用を説明する説明図である。
本実施形態にかかる篩い機1は基本的には、図1〜図4に示すように、食用の粉体の被篩い素材Mを篩うための篩い機1であって、上端及び下端に開口部2a,2bを有し、内部に被篩い素材Mが投入される円筒状空間Sを区画形成する合成樹脂製もしくは木製の本体胴部2と、本体胴部2下端の開口部2aにこれを封鎖して設けられ、投入される被篩い素材Mを本体胴部2下方の回収容器3へ篩い出し可能に保持する篩い網4と、被篩い素材Mを円筒状空間S内へ投入するための開閉自在な投入用扉6bを有し、本体胴部2上端の開口部2bにこれを封鎖して設けられ、円筒状空間Sに投入された被篩い素材Mが外部へ飛散するのを防止する合成樹脂製もしくは木製の蓋体6と、蓋体6に、円筒状空間Sの中心軸線Cに位置させて設けられた軸受7と、軸受7を介して蓋体6に支持され、円筒状空間Sの中心軸線Cに沿って垂下されたドライブシャフト8と、蓋体6上に設けられ、ドライブシャフト8を回転駆動するための回転モータ9と、ドライブシャフト8の下端部から当該ドライブシャフト8の半径方向に延出させて、少なくとも一対設けられ、ドライブシャフト8が回転駆動されることで、円筒状空間S内でドライブシャフト8周りに旋回運動される合成樹脂製の旋回バー10a,10bと、各旋回バー10a,10bに、ドライブシャフト8位置を避けて設けられ、円筒状空間S内の被篩い素材Mを篩い網4に向けて押し付けて当該篩い網4で篩うための弾性変形可能な合成樹脂製のヘラ部材11a,11bと、各旋回バー10a,10bに、少なくとも一部がヘラ部材11a,11bと向かい合う配置で、ドライブシャフト8に向けて設けられ、いずれかのヘラ部材11a,11bでドライブシャフト8側へ押し寄せられる被篩い素材Mを、ドライブシャフト8の回転作用で、他のヘラ部材11b,11aの旋回方向前方へ案内する案内部材12とを備えて構成される。
食用の粉体の被篩い素材Mとしては、例えば小麦粉が挙げられるが、その他の粉体や粒体であっても良く、これら被篩い素材Mが、本実施形態にかかる篩い機1によって、篩いにかけられる。
本体胴部2は、下端と上端に開口部2a,2bを有する筒体状に形成され、その内周壁面2cは、円筒状空間Sを区画形成するように、滑らかな円筒面で形成される。他方、本体胴部2の外周壁面2dは、どのような形態であっても良い。本体胴部2内部の円筒状空間Sには、被篩い素材Mが投入される。
本体胴部2は、篩い機1全体の重量増加を防いで可搬性等の取り扱いが便利なように、軽量に形成される。そのため、本体胴部2は、合成樹脂製もしくは木製で形成される。軽量であれば、薄肉アルミ板などを曲げ加工して形成しても良い。本体胴部2は例えば、高さ450mm×外径430mm程度の大きさでコンパクトに形成される。
本体胴部2の下方には、篩い出された被篩い素材Mを回収するための回収容器3が設けられる。すなわち、本体胴部2下端の開口部2aを回収容器3に臨ませて、当該回収容器3の上に、本体胴部2が撤去可能に載置される。
本体胴部2下端の開口部2aには、当該開口部2aを封鎖して、篩い網4が設けられる。篩い網4は、被篩い素材Mの篩分けに多様に対応できるように、複数種類の網目サイズのものが用意され、本体胴部2に交換自在に設けられる。篩い網4は、本体胴部2にネジ止めや係止機構などによって、着脱自在に取り付けられる。篩い網4は、金属製であっても合成樹脂製であっても良い。
篩い網4は、本体胴部2内部の円筒状空間S内に投入される被篩い素材Mを、その網目で保持して円筒状空間Sに堆積させると共に、被篩い素材Mを篩う作用によって、回収容器3に篩い出すようになっている。
本体胴部2上端の開口部2bには、当該開口部2bを封鎖して、蓋体6が設けられる。蓋体6も、篩い機1全体の重量増加を防いで可搬性等の取り扱いが便利なように、軽量に形成される。そのため、蓋体6は、合成樹脂製もしくは木製で形成される。軽量であれば、薄肉アルミ板などで形成しても良い。
蓋体6は、本体胴部2にネジ止めや係止機構などによって、着脱自在に取り付けられる。蓋体6は、蓋部6aと、投入用扉6bと、投入用扉6bを蓋部6aに対して折り曲げ自在に連結するヒンジ6cとから構成され、これにより、投入用扉6bは、本体胴部2内部の円筒状空間Sを開放したり閉じたりできるように、開閉自在に構成される。
そして、投入用扉6bを開放することにより、被篩い素材Mを円筒状空間S内に投入できるようになっている。投入用扉6bを閉じることにより、蓋体6全体は、円筒状空間Sに投入された被篩い素材Mが本体胴部2外方へ飛散することを防止するようになっている。
蓋体6には、円筒状空間Sの中心軸線Cが通る位置に配置して、軸受7が設けられる。具体的には、軸受7は、蓋体6に形成された嵌合穴6dに嵌合固定される。軸受7上には、旋回バー10a,10bの設置高さ位置を調節できるように、回転モータ9の設置高さを調整するための高さ調整用リングプレート5が上記設置高さ調節や調整のために必要な枚数、重ね合わせて設けられる。
リングプレート5を介して、蓋体6の上には、軸受7の上方に配置してON・OFF式の回転モータ9が設けられる。回転モータ9は、回転速度を調節可能にしてもよい。リングプレート5が必要ない場合には、軸受7の直上に回転モータ9が設置される。回転モータ9は、商用電源100Vで、振動を発生する振動発生源とは異なる、単純な回転駆動力を発生する。
回転モータ9の回転出力軸9aには、図示しないカップリング等を介して、スプライン嵌合により、ドライブシャフト8が連結される。ドライブシャフト8は、篩い機1全体の重量増加を防いで可搬性等の取り扱いが便利なように、合成樹脂製もしくは金属製の中空軸体で、軽量に形成される。
ドライブシャフト8は、軸受7を貫通して設けられ、当該軸受7を介して蓋体6に回転自在に支持される。軸受7が円筒状空間Sの中心軸線C位置に設けられるので、ドライブシャフト8は、蓋体6から本体胴部2下端の篩い網4に向けて、円筒状空間Sの中心軸線Cに沿って垂下されて設けられる。回転モータ9は、このドライブシャフト8を回転駆動する。ドライブシャフト8の回転安定性を高めるために、当該ドライブシャフト8が回転自在に挿通される孔部13aを有して、本体胴部2内部にその直径方向に架け渡して設けられ、ドライブシャフト8の振れ動きを抑制するサポートビーム13を備えるようにしても良い。
ドライブシャフト8には、篩い網4に近接するその下端部に、当該ドライブシャフト8からその半径方向外方へ延出させて、旋回バー10a,10bが設けられる。旋回バー10a,10bは、少なくとも一対設けられる。
図示例では、旋回バー10a,10bは、ドライブシャフト8の周りに、180°間隔で、左右一対で2本設けられている。すなわち、旋回バー10a,10bは、ドライブシャフト8を中心として、円筒状空間Sの直径方向に配置される。旋回バー10a,10bは、3本以上であっても良く、その場合、好ましくは等間隔で設けられる。言い換えれば、旋回バー10a,10bは、ドライブシャフト8を中心として、放射状に配列される。
旋回バー10a,10bも、篩い機1全体の重量増加を防いで可搬性等の取り扱いが便利なように、合成樹脂製もしくは金属製の中空体で、軽量に形成される。旋回バー10aは、中実体である場合はもちろんのこと、中空体であっても、その長さ方向両端部は、被篩い素材Mが旋回バー10a,10bの内部に入り込まないように、封止されて形成される。
旋回バー10a,10bは、回転モータ9でドライブシャフト8が回転駆動されると、被篩い素材Mが堆積されている円筒状空間S内で、被篩い素材M中に埋まりながら、当該被篩い素材Mを押し退けつつ、ドライブシャフト8周りに旋回運動されるようになっている。
本実施形態では、ドライブシャフト8と旋回バー10a,10bとは、全体がT字状形態で、一体的に形成されている。旋回バー10a,10bとドライブシャフト8とを別部品にして、旋回バー10a,10bをドライブシャフト8に組み付けるようにしても良いことはもちろんである。
各旋回バー10a,10bには、弾性変形可能な合成樹脂製のヘラ部材11a,11bが設けられる。ヘラ部材11a,11bは、金属製薄板であっても良い。ヘラ部材11a,11bは、ドライブシャフト8位置を避けて、旋回バー10a,10bに設けられる。
本実施形態では、旋回バー10a,10bは上述したように、左右一対で2本設けられているので、ヘラ部材11a,11bは、ドライブシャフト8の左右に当該ドライブシャフト8を間に挟む配置で、各旋回バー10a,10bそれぞれに設けられる。
ヘラ部材11a,11bは、その上端11cが各旋回バー10a,10bに対し、それらの旋回運動方向後方のトレーリングエッジ10c側に取り付けられる。ヘラ部材11aは、各旋回バー10a,10bに、これより旋回方向に対し後方であってかつ斜め下方へ向けて傾けて設けられる。傾き角度は、被篩い素材Mの種類や篩い網4の網目サイズ等を考慮して、篩い効率が良くなるように、適宜に設定すればよい。
ヘラ部材11a,11bの下端11dもまた、篩い効率が良くなるように被篩い素材Mの種類や篩い網4の網目サイズ等を考慮して、リングプレート5による旋回バー10a,10bの設置高さ位置が調整されることにより、篩い網4に接したり、あるいは篩い網4から僅かながら浮くように設定される。ヘラ部材11a,11bの下端11dが篩い網4に接する場合には、篩い網4に対する反発で、ヘラ部材11a,11bは、篩い網4に向かって凸状に迫り出すように湾曲形態に可撓変形される。
ヘラ部材11a,11bは図示例では、適宜厚さの板状に形成されているが、ブラシ状や刷毛状であってもよい。ヘラ部材11a,11bは図3に示すように、篩い網4で保持されて円筒状空間Sに堆積されている被篩い素材Mを、その弾性変形作用で篩い網4へ向けて押し付け、これにより被篩い素材Mを篩い網4で篩う作用が得られるようになっている。
各旋回バー10a,10bにはさらに、ヘラ部材11a,11bの取り付け位置に比べてドライブシャフト8側に寄せて、案内部材12が設けられる。本実施形態では、案内部材12は、ドライブシャフト8の直下を経過して、各旋回バー10a,10bに向かうように単一形態で形成された例が示されているが、各旋回バー10a,10bそれぞれからそれらの中央に位置するドライブシャフト8に向けて設けられていれば、当該単一形態をドライブシャフト8直下で分断した形態の2つの案内部材12を備えるようにしても良い。
案内部材12は、各旋回バー10a,10bにおいて、その上端12aが旋回バー10a,10bの旋回運動方向前方のリーディングエッジ10d側に取り付けられる。これにより、案内部材12は、旋回バー10a,10bを間に挟んで少なくとも一部がヘラ部材11a,11bと向かい合う配置で旋回バー10a,10bに設けられる。案内部材12の下端12bは、篩い網4に対し、摺動自在に、もしくはドライブシャフト8の回転抵抗を低減するために僅かに浮かせて配置される。
案内部材12は、ヘラ部材11a,11bと同様に弾性変形可能な可撓性を有する合成樹脂製で形成してもよいし、あるいは硬質な合成樹脂製や金属製で形成してもよい。
案内部材12は図4に示すように、旋回運動するいずれかのヘラ部材11a,11b、例えば左側のヘラ部材11aでドライブシャフト8側へ押し寄せられる被篩い素材Mを、ドライブシャフト8の回転作用で、他のヘラ部材11b,11a、例えば右側のヘラ部材11bの旋回方向前方へ押し出すようになっている(図中、矢印T参照)。
図示例では、単一形態の案内部材12が示されていて、当該案内部材12は、ドライブシャフト8直下を経過できるように、一方の旋回バー10a側から他方の旋回バー10b側へ向けて湾曲された湾曲面12cを有して形成されている。これにより、案内部材12は、左側の旋回バー10aから右側の旋回バー10bへ遷移する湾曲面12cを利用して、一方のヘラ部材11a,11bでドライブシャフト8側へ押し寄せられる被篩い素材Mをその湾曲面12cに沿って流動させて、他方のヘラ部材11b,11aの旋回方向前方へ円滑に案内するようになっている。
図示例とは異なり、案内部材12が2つであって、それらが平板状に形成され、従ってドライブシャフト8直下に湾曲面12cが形成されない場合であっても、被篩い素材Mはドライブシャフト8側に押し寄せるので、案内部材12による案内で被篩い素材Mはヘラ部材11a,11bの旋回運動方向前方へと案内される。
案内部材12の設置範囲としては、これが取り付けられる一方の旋回バー10a,10bにおいてヘラ部材11a,11bと向かい合う領域があり、かつ、ドライブシャフト8を越えて、隣接する他方の旋回バー10b,10aに取り付けられるヘラ部材11b,11aとは干渉しない位置までとすることができる。また、案内部材12には、篩い出し作用を兼備させても、させなくても、いずれであってもよい。
旋回バー10a,10bによってドライブシャフト8側とは反対側の本体胴部2の内周壁面c側へ押し寄せられた被篩い素材Mについては、重力の作用等によるそれ自体の崩落で、自然に旋回バー10a,10bの旋回方向前方に流動される。
次に、本実施形態にかかる篩い機1の作用について説明する。まず、投入用扉6bを開放して、本体胴部2内部の円筒状空間Sに小麦粉などの食用の被篩い素材Mを投入する。投入された被篩い素材Mは、篩い網4に保持されて、投入量に応じた高さまで円筒状空間Sに堆積される。
次に、回転モータ9を起動すると、軸受7を介して蓋体6に支持されているドライブシャフト8が一方向に回転駆動され始める。ドライブシャフト8が回転駆動され始めると、2本一対の旋回バー10a,10bが篩い網4の上方で一方向に旋回運動を開始する。旋回バー10a,10bは、リングプレート5で高さ調整された位置で、堆積している被篩い素材Mに潜り込むようにして、ほぼ水平に旋回される。
旋回バー10a,10bが旋回運動されると、ヘラ部材11a,11bについては、旋回バー10a,10bの旋回方向前方に滞留している被篩い素材Mを当該前方へ向かって押し出す。この押し出しに際し、ヘラ部材11a,11bは傾けて設けられているので、被篩い素材Mを篩い網4に向かって押し付けることとなり、この押し付け作用で、被篩い素材Mは篩い網4で篩われ、当該篩い網4を透過して、回収容器3に篩い出される。
篩い出されなかった被篩い素材Mは、旋回バー10a,10bの旋回運動で、旋回方向前方へと継続的に押し出される。円筒状空間S内に堆積している被篩い素材Mは、ヘラ部材11a,11bによって回収容器3に篩い出された量に応じ、重力の作用で篩い網4に向けて流動される。
他方、ヘラ部材11a,11bと一部、部分的に向かい合うように旋回バー10a,10bに設けられた案内部材12については、ヘラ部材11a,11bによって押し出されてドライブシャフト8側へ押し寄せる被篩い素材Mに対し、ヘラ部材11a,11bとの間に一定の間隔を保ちながら後退する壁として作用し、ドライブシャフト8側へ向かう被篩い素材Mを、他方のヘラ部材11b,11aが移動してくる、その旋回方向前方へと案内し、当該他方のヘラ部材11b,11aによる篩い出しにかけるようになっている。
被篩い素材Mが、円筒状空間S内に十分に堆積されているときには、この作用は、ヘラ部材11a,11bの押し出しにかかわらず、被篩い素材Mがドライブシャフト8側へ押し寄せることを阻止するものとなる。この作用は、左右一対のヘラ部材11a,11b相互間で生じる。
他方、被篩い素材Mの堆積量が僅かになったときには、案内部材12によってドライブシャフト8側へ押し寄せる被篩い素材Mを、一対のヘラ部材11a,11bの間で行き来させることとなり、被篩い素材Mを満遍なく、ほぼ最後まで回収容器3へ篩い出しできるようになっている。回収容器3が一杯になったときには、本体胴部2ごと篩い機1全体を持ち上げ、新しい回収容器3を設置した後、当該回収容器3の上に、篩い機1を設置すればよい。
回収容器3としては、ポリバケツを用いることが好ましい。被篩い素材Mの篩う量は、例えば、その日に使う量を考慮して、篩いにかける場合が多い。用法としては、例えば、50リットルのポリバケツが一杯になったら、次のポリバケツに軽々と篩い機1を載せ替えることができて、きわめて使い勝手良く、篩い操作を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる篩い機1にあっては、上端及び下端に開口部2a,2bを有し、内部に被篩い素材Mが投入される円筒状空間Sを区画形成する合成樹脂製もしくは木製の本体胴部2と、本体胴部2下端の開口部2aにこれを封鎖して設けられ、投入される被篩い素材Mを本体胴部2下方の回収容器3へ篩い出し可能に保持する篩い網4と、被篩い素材Mを円筒状空間S内へ投入するための開閉自在な投入用扉6bを有し、本体胴部2上端の開口部2bにこれを封鎖して設けられ、円筒状空間Sに投入された被篩い素材Mが外部へ飛散するのを防止する合成樹脂製もしくは木製の蓋体6と、蓋体6に、円筒状空間Sの中心軸線Cに位置させて設けられた軸受7と、軸受7を介して蓋体6に支持され、円筒状空間Sの中心軸線Cに沿って垂下されたドライブシャフト8と、蓋体6上に設けられ、ドライブシャフト8を回転駆動するための回転モータ9と、ドライブシャフト8の下端部から当該ドライブシャフト8の半径方向に延出させて、少なくとも一対設けられ、ドライブシャフト8が回転駆動されることで、円筒状空間S内でドライブシャフト8周りに旋回運動される合成樹脂製の旋回バー10a,10bと、各旋回バー10a,10bに、ドライブシャフト8位置を避けて設けられ、円筒状空間S内の被篩い素材Mを篩い網4に向けて押し付けて当該篩い網4で篩うための弾性変形可能な合成樹脂製のヘラ部材11a,11bと、各旋回バー10a,10bに、少なくとも一部がヘラ部材11a,11bと向かい合う配置で、ドライブシャフト8に向けて設けられ、いずれかのヘラ部材11a,11bでドライブシャフト8側へ押し寄せられる被篩い素材Mを、ドライブシャフト8の回転作用で、他のヘラ部材11b,11aの旋回方向前方へ案内する案内部材1とを備えて構成されていて、振動を利用することなく、回転モータ9による単純な回転運動で被篩い素材Mを篩うことができ、従って、特許文献1,2,4が抱える以下の課題、すなわち、(1)超音波振動を生成する駆動源が高精度の精密機器で構造が複雑であり、高価であるために、振動篩自体、高コストな製品になってしまうということ、(2)振動が外部に伝播されることを抑制するための制振機構を備える必要があり、この面からも構造が複雑になってコストが嵩むと共に、篩い装置が大型化してしまうということ、(3)構造が複雑なために、生産性が良くない、という課題を一挙に解決することができる。
また、本実施形態の篩い機1では、特許文献3とは異なり、篩い網4にヘラ部材11a,11bで被篩い素材Mを押し付ける作用で篩うので、効率よく篩いをかけることができる。
特に、本実施形態の篩い機1では、回転モータ9の回転で旋回バー10a,10bを旋回させてヘラ部材11a,11bを動かすだけであって、篩い機1全体として高い負荷が作用しないように構成されているので、篩い機1の外殻を構成する、部品として大きな本体胴部2や蓋体6、旋回バー10a,10bを軽量な合成樹脂材で形成でき、軽量化することができる。
また、部品構成が、本体胴部2、篩い網4、蓋体6、軸受7、ドライブシャフト8、回転モータ9、旋回バー10a,10b、ヘラ部材11a,11b、案内部材12等の少ない部品点数であって、構造が簡単であるので、低コストであり、また良好な生産性を確保することができる。
また、案内部材12により、被篩い素材Mが円筒状空間Sに堆積されている状態では、被篩い素材Mがヘラ部材11a,11bに掛けられることなく無駄に流動することを防止し、他方、被篩い素材Mが少なくなったときには、ヘラ部材11a,11bに掛かるように流動性を高めることができて、高効率で満遍なく被篩い素材Mを篩い出すことができる。
このように本実施形態にかかる篩い機1は、篩いをかける技術で通常採用されている振動を利用することなく、高効率で被篩い素材Mを篩うことができると共に、構造が簡単であり、従ってコンパクト化を達成でき、またさらに低コストで生産性良く製造することができる。
1 篩い機
2 本体胴部
2a,2b 本体胴部の開口部
3 回収容器
4 篩い網
6 蓋体
6b 投入用扉
7 軸受
8 ドライブシャフト
9 回転モータ
10a,10b 旋回バー
11a,11b ヘラ部材
12 案内部材
C 円筒状空間の中心軸線
M 被篩い素材
S 円筒状空間

Claims (1)

  1. 食用の粉体の被篩い素材を篩うための篩い機であって、
    上端及び下端に開口部を有し、内部に被篩い素材が投入される円筒状空間を区画形成する合成樹脂製もしくは木製の本体胴部と、
    該本体胴部下端の上記開口部にこれを封鎖して設けられ、投入される被篩い素材を該本体胴部下方の回収容器へ篩い出し可能に保持する篩い網と、
    被篩い素材を上記円筒状空間内へ投入するための開閉自在な投入用扉を有し、上記本体胴部上端の上記開口部にこれを封鎖して設けられ、該円筒状空間に投入された被篩い素材が外部へ飛散するのを防止する合成樹脂製もしくは木製の蓋体と、
    該蓋体に、上記円筒状空間の中心軸線に位置させて設けられた軸受と、
    該軸受を介して上記蓋体に支持され、上記円筒状空間の中心軸線に沿って垂下されたドライブシャフトと、
    上記蓋体上に設けられ、上記ドライブシャフトを回転駆動するための回転モータと、
    上記ドライブシャフトの下端部から当該ドライブシャフトの半径方向に延出させて、少なくとも一対設けられ、該ドライブシャフトが回転駆動されることで、上記円筒状空間内で該ドライブシャフト周りに旋回運動される合成樹脂製の旋回バーと、
    該各旋回バーに、上記ドライブシャフトの位置を避けて設けられ、上記円筒状空間内の被篩い素材を上記篩い網に向けて押し付けて当該篩い網で篩うための弾性変形可能な合成樹脂製のヘラ部材と、
    上記各旋回バーに、少なくとも一部が上記ヘラ部材と向かい合う配置で、上記ドライブシャフトに向けて設けられ、いずれかの該ヘラ部材で該ドライブシャフト側へ押し寄せられる被篩い素材を、該ドライブシャフトの回転作用で、他の該ヘラ部材の旋回方向前方へ案内する案内部材とを備えたことを特徴とする篩い機。
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