JP6276128B2 - 携帯端末、制御方法及び充電システム - Google Patents

携帯端末、制御方法及び充電システム Download PDF

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Description

本発明は、非接触により、充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う技術に関する。
携帯端末に内蔵される二次電池を非接触で充電する充電器が用いられている。このような携帯端末及び充電器は、それぞれコイルを備えている。両コイル間での電磁誘導により充電器から携帯端末に電力が伝送される。これにより、携帯端末の二次電池への充電が行なわれる。
このような携帯端末は、デジタル信号を変調により充電器に送信する変調部を備え、充電器は、復調してデジタル信号を抽出する復調部を備える(特許文献1)。こうして、携帯端末は、充電器との間で通信を行うことができる。デジタル信号の例は、電力の増減の要求、充電完了の通知等を指示するコマンドである。
WO2008/056415号公報 特開2011−109810号公報
通常の携帯端末は、充電回路とともに、メインCPUや液晶ディスプレィ等の負荷回路を備えている。携帯端末の動作の状況により、負荷回路に流れる負荷電流が変動する場合がある。先行技術では、負荷電流の変動については、考慮されていない。このため、負荷電流が急激に変動すると、負荷電流の変動が、携帯端末の変調部による変動と重層されると推定される。この結果、充電器の復調部に正しくデジタル信号が伝わらない場合が発生すると予想される。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、負荷電流が大きく変動する場合であっても、充電器との間の通信において異常が発生する可能性を低く押さえることができる携帯端末、携帯端末の制御方法及び充電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、非接触により、充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う携帯端末であって、二次電池と、前記充電器において発生した磁束により入力電流を発生する受信回路と、前記入力電流と制限閾値とを比較し、前記入力電流が前記制限閾値より大きい場合、出力を前記制限閾値に制限し、前記入力電流が前記制限閾値より小さいか又は前記制限閾値と等しい場合、前記入力電流に基づいて出力電流を出力する電流制限回路と、負荷電流により動作する負荷回路と、前記負荷電流が前記出力電流より大きい場合、前記出力電流を前記負荷回路に出力するとともに、前記負荷電流と前記出力電流との差電流を前記二次電池から前記負荷回路に出力し、前記負荷電流が前記出力電流以下の場合、前記出力電流を前記二次電池及び前記負荷回路に出力する充電回路とを備え、前記制限閾値は、時間の経過に伴って変動する可変値であることを特徴とする。
この態様によると、負荷電流が大きく変動する場合であっても、充電器との間の通信において、異常が発生する可能性を低く押さえることができる。
本発明に係る一実施の形態としての非接触充電システム10の構成を示すブロック図である。 電流制限回路104の構成を示す回路図である。 携帯端末100における電流値の変動及び電圧値の変動を示すグラフである。
1.実施の形態
本発明の一実施の形態としての非接触充電システム10について説明する。
図1は、非接触充電システム10の構成を示すブロック図である。非接触充電システム10は、図1に示すように、充電器200及び携帯端末100から構成されている。
携帯端末100の後述するコイル108と、充電器200の後述するコイル204とが非接触の状態で対向するように、利用者により、携帯端末100が充電器200に載せて置かれる。携帯端末100は、非接触の状態で、充電器200から電力の供給を受け、後述する電池103に充電する。また、携帯端末100は、非接触の状態で、充電器200との間で通信を行う。
ここで、非接触とは、携帯端末100と充電器200とが、直接、電気的に導通しない状態をいう。この状態で、充電器200から携帯端末100に対して電力を供給し、携帯端末100から充電器200に対してデジタル信号の送信ができる。
1.1 充電器200
充電器200は、図1に示すように、報知部201、制御部202、復調部203、コイル204及びコイルドライバ回路205を備える。充電器200は、交流電源20からACアダプタ206を介して電力の供給を受ける。充電器200の上に携帯端末100が載せて置かれることにより、携帯端末100に備えられた電池103の充電が可能となる。
(報知部201)
報知部201は、一例として、LED(Light Emitting Diode)等の発光部から構成される。報知部201は、制御部202の制御に基づいて発光することにより、利用者に対して、所定の情報を通知する。ここで、所定の情報は、充電中であること、充電が完了したこと等を示す。なお、報知部201は、ブザー、バイブレータ等により構成され、音や振動により所定の情報を通知してもよい。
(制御部202)
制御部202は、充電器200の全体の動作を制御する。また、制御部202は、復調部203からデジタル信号を受け取る。次に、制御部202は、受け取ったデジタル信号をコマンドとして解釈し、コマンドに基づいて、コイルドライバ回路205を制御する。ここで、コマンドは、電力の増減の要求、充電完了の通知等を指示する。
(復調部203)
復調部203は、携帯端末100のコイル108から、コイル204を介して交流電流を受け取る。この交流電流の交流波は、デジタル信号を搬送する搬送波として機能している。復調部203は、交流電流の交流波から、デジタル信号を抽出し、抽出したデジタル信号を、制御部202に対して出力する。
(コイル204)
コイル204は、携帯端末100に備えられたコイル108との間で電磁誘導により結合して電力を送出する一次コイルとして機能する。コイル204は、コイルドライバ回路205からの交流波により磁束を発生させる。発生した磁束により、コイル108は、電流を発生する。こうして、コイル204からコイル108に電力を供給する。また、コイル204は、コイル108との間で電磁誘導により結合し、復調部203を介して、制御部202にデジタル信号を出力する。即ち、コイル204は、電力を送信し、デジタル信号を受信する送受信部として機能する。
(コイルドライバ回路205)
コイルドライバ回路205は、制御部202の制御により、交流波を生成し、生成した交流波をコイル204に対して出力する。
(ACアダプタ206)
ACアダプタ206は、交流電源20に接続され、交流電力を直流電力に変換し、直流電力を、電源ケーブル30を介して、コイルドライバ回路205に出力する。なお、ACアダプタ206を充電器200の内部に設けてもよい。
1.2 携帯端末100
携帯端末100は、図1に示すように、システム回路101、充電回路102、電池103、電流制限回路104、制御部105、変調部106、整流回路107及びコイル108から構成されている。
(電池103)
電池103は、繰り返し、充電及び放電が可能な二次電池である。
(コイル108)
コイル108は、充電器200から電力の供給を受ける受信回路を構成している。
コイル108は、充電器200に備えられたコイル204との間で電磁誘導により結合され、充電器200から電力の供給を受ける二次コイルとして機能する。コイル108は、コイル204において発生した磁束により、電流を発生する。コイル108は、発生した電流を整流回路107に出力する。また、コイル108は、コイル204との間で電磁誘導により結合してデジタル信号を送信する。言い換えると、コイル108は、充電器200との間で通信を行う。
(整流回路107)
整流回路107は、コイル108から電流を受け取り、受け取った電流をダイオードにより整流する半波整流回路又は全波整流回路(又は、単に整流回路としてもよい)として構成されている。整流回路107は、整流した電流を電流制限回路104及び変調部106に対して出力する。
(制御部105)
制御部105は、所定のプログラムによって動作する種々の演算処理回路から構成される。制御部105は、コマンドを生成し、生成したコマンドを構成するデジタル信号により、変調部106を制御する。
制御部105は、整流回路107の出力電圧を監視する。出力電圧が出力電圧の目標値(通常は5.0V)を超えた場合、制御部105は、電流減少コマンドを発行する。出力電圧が出力電圧の目標値を下回った場合、制御部105は、電流増加コマンドを発行する。
(変調部106)
変調部106は、制御部105により生成されたコマンドを構成するデジタル信号を変調する。変調部106は、変調されたデジタル信号を、整流回路107、コイル108を介して、充電器200のコイル204に送信する。
(システム回路101)
システム回路101は、メインCPU、液晶ディスプレィ及びその他の回路等を含み、携帯端末100の全体の動作を制御する。システム回路101は、負荷回路を構成している。システム回路101に負荷電流が流れることにより、システム回路101が動作する。メインCPUは、所定のプログラムに従って動作する。また、システム回路101は、充電回路102における状態を監視する。携帯端末100の動作の状況により、システム回路101に流れる負荷電流が変動する場合がある。
(充電回路102)
充電回路102は、電流制限回路104から出力電流Iaを受け取る。また、充電回路102は、システム回路101に対して負荷電流Icを出力する。さらに、充電回路102は、電池103に対する充電及び電池103からの放電を切り換えるよう制御する。電池103からの放電の場合に、充電回路102は、電池103から電流Ibを受け取る。電池103に対する充電の場合に、充電回路102は、電池103に対して電流Ibを出力する。
充電回路102による充電及び放電の切り換えの制御について、以下に説明する。
充電回路102は、負荷電流Icが出力電流Iaより大きいか否かを判断する。
負荷電流Icが出力電流Iaより大きい場合、充電回路102は、出力電流Iaをシステム回路101に出力する。さらに、この場合、充電回路102は、負荷電流Icと出力電流Iaとの差電流を、電池103からの放電により、システム回路101に出力する。
一方、負荷電流Icが出力電流Ia未満の場合、充電回路102は、出力電流Iaにより、電池103に対して充電するとともに、システム回路101に給電する。言い換えると、充電回路102は、出力電流Iaのうち、負荷電流Icに相当する分を、システム回路101に出力する。また、出力電流Iaと負荷電流Icとの差電流を、電池103に出力して、電池103により充電させる。負荷電流Icが出力電流Iaに等しい場合、充電回路102は、出力電流Iaを負荷電流Icとして、システム回路101に出力する。
また、充電回路102は、電池103への充電状態等をシステム回路101に通知する。
(電流制限回路104)
電流制限回路104には、整流回路107の出路が接続され、電流制限回路104から、制限された電流が、充電回路102に対して出力される。
電流制限回路104は、整流回路107から入力電流を受け取る。
電流制限回路104は、入力電流と制限閾値とを比較する。ここで、制限閾値は、入力電流の最大値を示す閾値であり、時間の経過に伴って変動する可変値である。
入力電流が制限閾値より大きい場合、電流制限回路104は、入力電流の値を制限閾値以下に制限する。
一方、入力電流が制限閾値より小さいか又は制限閾値と等しい場合、電流制限回路104は、入力電流を制限せず出力する。
また、電流制限回路104は、時間の経過に伴って、前記制限閾値を徐々に増加させる。
電流制限回路104の詳細については、後述する。
1.3 非接触充電システム10における電力及びコマンドの伝送経路
非接触充電システム10において、電力は、次に示す経路に従って、充電器200から携帯端末100の電池103に供給される。
交流電源20、ACアダプタ206、電源ケーブル30、コイルドライバ回路205、コイル204、コイル108、整流回路107、電流制限回路104、充電回路102及び電池103の経路
一方、非接触充電システム10において、携帯端末100から充電器200に対して、種々のコマンドを構成するデジタル信号が送信される。
コマンドの例を次に示す。
・携帯端末100の電池103の充電が完了したことを示す満充電コマンド
・充電器200から携帯端末100に送信される電流値の変更を要求するコマンド
例えば、満充電コマンドは、充電回路102、システム回路101、制御部105、変調部106、整流回路107、コイル108、コイル204、復調部203及び制御部202の経路に従って、携帯端末100から充電器200に伝送される。
また、送信される電流値の変更を要求するコマンドは、制御部105、変調部106、整流回路107、コイル108、コイル204、復調部203及び制御部202の経路に従って、携帯端末100から充電器200に伝送される。
このように、非接触充電システム10においては、電力及びコマンドは、共通の伝送路であるコイル108及びコイル204を介して伝送される。
1.4 電流制限回路104
図2は、電流制限回路104の構成を示す回路図である。
電流制限回路104は、図2に示すように、抵抗器R3、ピーク値検出回路111及びリミット回路112から構成されている。抵抗器R3の第一端子131は、整流回路107に接続されている。リミット回路112は、抵抗器R3の第二端子132と充電回路102との間に配されている。ピーク値検出回路111は、抵抗器R3の第二端子132に接続されている。
ピーク値検出回路111は、抵抗器R3の第二端子132における電圧のピーク値を検出して保持する。つまり、ピーク値検出回路111は、電流が極小化した時の電圧Vbを保持する。保持しているピーク値により示される電圧Vbは、時間の経過に伴って、徐々に降下する。
リミット回路112は、抵抗器R3の第二端子132における現電圧値Vaと、ピーク値検出回路111により保持されているピーク値Vbとを比較する。現電圧値Vaがピーク値Vbより大きいか等しい場合、抵抗器R3の第二端子132と充電回路102の間を導通することにより、出力電流Iaを充電回路102に出力する。現電圧値Vaがピーク値Vbより小さい場合、抵抗器R3の第二端子132と充電回路102との間を遮断することにより、整流回路107からの入力電流の充電回路102への出力を制限する。
電圧のピーク値Vbは、電流の制限閾値に対応する。ピーク値により示される電圧が、時間の経過に伴って、徐々に降下することにより、制限閾値は、徐々に増加する。これにより、徐々に大きい電流が流れるようになる。
ピーク値検出回路111は、オペアンプX2、ダイオードD1、抵抗器R1、コンデンサC1、抵抗器R2及び抵抗器R4から構成されている。ピーク値検出回路111は、ノードN1における電圧の中で、最大の電圧であるピーク電圧を検出し、検出したピーク電圧を保持する。しかし、コンデンサC1に蓄えられた電荷は、抵抗器R2及び抵抗器R4を介して、徐々に放出される。従って、ピーク電圧は、徐々に下がる。
また、リミット回路112は、オペアンプX1及びMOSトランジスタQ1から構成されている。
抵抗器R3の第一端子131は、整流回路107に接続されている。また、抵抗器R3の第二端子132は、ノードN1を介して、オペアンプX2のプラス入力端子133、MOSトランジスタQ1のドレイン156及びオペアンプX1のプラス入力端子151に接続されている。抵抗器R3は、一例として、20mΩの抵抗値を有する。ここで、抵抗器R3は、電流検出素子である。なお、抵抗器R3に代えて、ホール素子を利用する電流検出素子を用いてもよい。
オペアンプX2は、プラス入力端子133、マイナス入力端子134、出力端子135、プラス電源端子136及びマイナス電源端子137を備える演算増幅器である。オペアンプX2のプラス入力端子133は、ノードN1を介して、抵抗器R3の第二端子132、オペアンプX1のプラス入力端子151及びMOSトランジスタQ1のドレイン156に接続されている。オペアンプX2のマイナス入力端子134は、ノードN4を介して、抵抗器R1の第二端子142、抵抗器R2の第一端子143及びコンデンサC1の第一端子145に接続されている。オペアンプX2の出力端子135は、ノードN2を介して、ダイオードD1のアノード138に接続されている。オペアンプX2のプラス電源端子136には、5Vの電圧が供給されている。また、オペアンプX2のマイナス電源端子137には、−5Vの電圧が供給されている。
ダイオードD1のアノード138は、ノードN2を介して、オペアンプX2の出力端子135に接続されている。また、ダイオードD1のカソード139は、ノードN3を介して、抵抗器R1の第一端子141に接続されている。
抵抗器R1の第一端子141は、ノードN3を介して、ダイオードD1のカソード139に接続されている。抵抗器R1の第二端子142は、ノードN4を介して、オペアンプX2のマイナス入力端子134、抵抗器R2の第一端子143及びコンデンサC1の第一端子145に接続されている。抵抗器R1は、一例として、100Ωの抵抗値を有する。
コンデンサC1の第一端子145は、ノードN4を介して、オペアンプX2のマイナス入力端子134、抵抗器R1の第二端子142及び抵抗器R2の第一端子143に接続されている。コンデンサC1の第二端子146は、ノードN5を介して、グランド160に接続されている。
抵抗器R2の第一端子143は、ノードN4を介して、オペアンプX2のマイナス入力端子134、抵抗器R1の第二端子142及びコンデンサC1の第一端子145に接続されている。抵抗器R2の第二端子144は、ノードN6を介して、オペアンプX1のマイナス入力端子152及び抵抗器R4の第一端子147に接続されている。抵抗器R2は、一例として、20Ωの抵抗値を有する。抵抗器R2は、負荷電流の微小な変動に、電流制限回路104が敏感に動作しないように、ヒステリシスを持たせるために設けている。
抵抗器R4の第一端子147は、ノードN6を介して、オペアンプX1のマイナス入力端子152、抵抗器R2の第二端子144に接続されている。抵抗器R4の第二端子148は、ノードN5を介して、グランド160に接続されている。抵抗器R4は、一例として、100KΩの抵抗値を有する。
オペアンプX1は、プラス入力端子151、マイナス入力端子152、出力端子153、プラス電源端子154及びマイナス電源端子155を備える比較器である。オペアンプX1のプラス入力端子151は、ノードN1を介して、オペアンプX2のプラス入力端子133、抵抗器R3の第二端子132及びMOSトランジスタQ1のドレイン156に接続されている。オペアンプX1のマイナス入力端子152は、ノードN6を介して、抵抗器R2の第二端子144及び抵抗器R4の第一端子147に接続されている。オペアンプX1の出力端子153は、ノードN7を介して、MOSトランジスタQ1のゲート158に接続されている。オペアンプX1のプラス電源端子154には、5Vの電圧が供給されている。また、オペアンプX1のマイナス電源端子155には、−5Vの電圧が供給されている。
MOSトランジスタQ1のドレイン156は、ノードN1を介して、抵抗器R3の第二端子132、オペアンプX2のプラス入力端子133及びオペアンプX1のプラス入力端子151に接続されている。MOSトランジスタQ1のゲート158は、ノードN7を介して、オペアンプX1の出力端子153に接続されている。MOSトランジスタQ1のソース157は、ノードN8を介して、充電回路102に接続されている。
1.5 電流値の変動及び電圧値の変動
図3は、携帯端末100における電流値の変動及び電圧値の変動を示す。
電池103に200mAで充電し、システム回路101に流れる負荷電流Icが800mAである状態において、負荷電流Icが800mAから400mAまで低下し、さらに、負荷電流Icが400mAから800mAまで上昇した場合における携帯端末100における電流値の変動及び電圧値の変動を図3に示す。
この図に示すように、時刻T0から時刻T1まで、負荷電流Icは、800mAであり、出力電流Iaは、1000mAであり、電流Ibは、−200mAである。このとき、電池103は、充電されている状態である。また、電圧値Va及びVbは、共に、3.98Vである。
時刻T1において、システム回路101に流れる負荷電流Icが800mAから400mAまで低下している。このとき、出力電流Iaは、1000mAから600mAまで低下している。また、時刻T1の直後に、また、電圧値Vaは、約3.988Vに上昇し、電圧値Vbは、約3.989Vに上昇している。また、このときから、電圧値Va及び電圧値Vbは、徐々に降下し始める。降下は、時刻T3まで続く。
時刻T1から時刻T2において、負荷電流Icが400mAから800mAまで上昇している。このとき、出力電流Iaは、ほぼ、600mAを維持し、このときから、徐々に上昇し始める。電流Ibは、−200mAから200mAに上昇している。このとき、電池103は、充電から放電に切り換わる。また、電圧値Va及びVbは、徐々に降下している。
時刻T2から時刻T3まで、負荷電流Icは、800mAを維持している。また、出力電流Iaは、600mAから徐々に上昇し、時刻T3においては、約700mAを維持している。また、電流Ibは、200mAから徐々に低下し、時刻T3においては、約150mAを維持している。さらに、電圧値Va及びVbも徐々に降下している。時刻T3においては、電圧値Vaは、約3.986Vを維持し、電圧値Vbは、約3.987Vを維持している。
時刻T3において、負荷電流Icが800mAから400mAまで低下している。このとき、出力電流Iaは、700mAから600mAまで低下している。また、時刻T3の直後に、また、電圧値Vaは、約3.988Vに上昇し、電圧値Vbは、約3.989Vに上昇している。また、このときから、電圧値Va及び電圧値Vbは、徐々に降下し始める。降下は、時刻T5まで続く。電池103は、放電から充電に切り換わる。
時刻T3の後の時刻T4において、負荷電流Icが400mAから800mAまで上昇している。このとき、出力電流Iaは、ほぼ、600mAを維持し、このときから、徐々に上昇し始める。電流Ibは、−200mAから200mAに上昇している。このとき、電池103は、充電から放電に切り換わる。また、電圧値Va及びVbは、徐々に降下している。
時刻T4から時刻T5までについては、時刻T2から時刻T3までと同様に変化している。また、時刻T5から時刻T6までについても、時刻T3から時刻T4までと同様に変化している。
時刻T5の後の時刻T6において、負荷電流Icが400mAから800mAまで上昇している。このとき、出力電流Iaは、ほぼ、600mAを維持し、このときから、徐々に上昇し始める。電流Ibは、−200mAから200mAに上昇している。このとき、電池103は、充電から放電に切り換わる。また、電圧値Va及びVbは、徐々に降下している。
時刻T6から時刻T8まで、負荷電流Icは、800mAを維持している。また、出力電流Iaは、600mAから徐々に上昇し、時刻T8においては、約1000mAに達する。また、電流Ibは、200mAから徐々に低下し、時刻T7においては、0mAとなる。時刻T7で、放電から充電に切り換わる。電流Ibは、時刻T7の後も、徐々に低下し、時刻T8においては、−200mAに達している。さらに、電圧値Va及びVbも徐々に降下している。時刻T8においては、電圧値Vaは、約3.980Vに達し、電圧値Vbは、約3.981Vに達している。
1.6 まとめ
以上説明したように、負荷電流の変動により、充電器からの入力電流が制限閾値より大きくなる場合、入力電流の出力を制限する。このため、入力電流の変動が、携帯端末100の変調部による変動と重層される可能性を低く押さえることができる。この結果、充電器の復調部に正しくデジタル信号が伝わらない場合が発生する可能性を低くできる。特に、負荷電流が急激に増加する場合に、有効である。
これにより、負荷電流が大きく変動する場合であっても、充電器との間の通信において、異常が発生する可能性を低く押さえることができる。
言い換えると、携帯端末と充電器との間の通信において、異常が発生する時間間隔を一定以上に広げることができる。つまり、異常が頻繁に発生しないことにより、エラー訂正(例えば、エラーの場合、4回までデータを再送する等)が頻繁に発生せず、正常に動作する範囲で使用することができる。
2.その他の変形例
本発明について、上記の実施の形態に基づいて説明しているが、上記の実施の形態に限定されない。以下に示すようにしてもよい。
非接触充電システム10においては、携帯端末100から充電器200に対して、コマンドを構成するデジタル信号を送信している。しかし、これには限定されない。充電器200から携帯端末100に対して、コマンドを構成するデジタル信号を送信してもよい。
本発明にかかる携帯端末は、負荷電流が大きく変動する場合であっても、充電器との間の通信において、異常が発生する可能性を低く押さえることができる。このため、非接触により、前記充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う技術として有用である。
10 非接触充電システム
20 交流電源
30 電源ケーブル
100 携帯端末
101 システム回路
102 充電回路
103 電池
104 電流制限回路
105 制御部
106 変調部
107 整流回路
108 コイル
200 充電器
201 報知部
202 制御部
203 復調部
204 コイル
205 コイルドライバ回路
206 ACアダプタ

Claims (6)

  1. 非接触により、充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う携帯端末であって、
    二次電池と、
    前記充電器において発生した磁束により入力電流を発生する受信回路と、
    前記入力電流と制限閾値とを比較し、前記入力電流が前記制限閾値より大きい場合、出力を前記制限閾値に制限し、前記入力電流が前記制限閾値より小さいか又は前記制限閾値と等しい場合、前記入力電流に基づいて出力電流を出力する電流制限回路と、
    負荷電流により動作する負荷回路と、
    前記負荷電流が前記出力電流より大きい場合、前記出力電流を前記負荷回路に出力するとともに、前記負荷電流と前記出力電流との差電流を前記二次電池から前記負荷回路に出力し、前記負荷電流が前記出力電流以下の場合、前記出力電流を前記二次電池及び前記負荷回路に出力する充電回路とを備え、
    前記制限閾値は、時間の経過に伴って変動する可変値である
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記電流制限回路は、時間の経過に伴って、前記制限閾値を徐々に増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記電流制限回路は、
    第1端が前記受信回路に接続された電流検出素子と、
    前記電流検出素子の第2端と前記充電回路との間に配されたリミット回路と、
    前記電流検出素子の第2端に接続されたピーク値検出回路とを含み、
    前記ピーク値検出回路は、前記第2端における電圧のピーク値を検出して保持し、前記ピーク値により示される電圧は、時間の経過に伴って、徐々に降下し、
    前記リミット回路は、前記第2端における現電圧値と、前記ピーク値検出回路により保持されている前記ピーク値とを比較して、前記現電圧値が前記ピーク値より大きいか等しい場合、前記第2端と前記充電回路との間を導通することにより、前記充電回路に対して前記出力電流を出力し、前記現電圧値が前記ピーク値より小さい場合、前記第2端と前記充電回路との間を遮断することにより、前記充電回路に対する前記入力電流の出力を制限し、
    電圧の前記ピーク値は、電流の前記制限閾値に対応し、前記ピーク値により示される電圧が、時間の経過に伴って、徐々に降下することにより、前記制限閾値は、徐々に増加する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記受信回路は、二次コイルを有し、前記充電器が有する一次コイルと電磁誘導により結合された前記二次コイルを通じて、前記入力電流を発生するとともに、前記通信を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 非接触により、充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う携帯端末と、前記充電器とから構成される充電システムであって、
    前記携帯端末は、
    二次電池と、
    前記充電器において発生した磁束により入力電流を発生する受信回路と、
    前記入力電流と制限閾値とを比較し、前記入力電流が前記制限閾値より大きい場合、出力を前記制限閾値に制限し、前記入力電流が前記制限閾値より小さいか又は前記制限閾値と等しい場合、前記入力電流に基づいて出力電流を出力する電流制限回路と、
    負荷電流により動作する負荷回路と、
    前記負荷電流が前記出力電流より大きい場合、前記出力電流を前記負荷回路に出力するとともに、前記負荷電流と前記出力電流との差電流を前記二次電池から前記負荷回路に出力し、前記負荷電流が前記出力電流以下の場合、前記出力電流を前記二次電池及び前記負荷回路に出力する充電回路とを備え、
    前記制限閾値は、時間の経過に伴って変動する可変値である
    ことを特徴とする充電システム。
  6. 二次電池と負荷電流により動作する負荷回路とを備え、非接触により、充電器から電力の供給を受けて充電するとともに、前記充電器との間で通信を行う携帯端末において用いられる制御方法であって、
    前記充電器において発生した磁束により入力電流を発生し、
    前記入力電流と制限閾値とを比較し、前記入力電流が前記制限閾値より大きい場合、出力を前記制限閾値に制限し、前記入力電流が前記制限閾値より小さいか又は前記制限閾値と等しい場合、前記入力電流に基づいて出力電流を出力し、
    前記負荷電流が前記出力電流より大きい場合、前記出力電流を前記負荷回路に出力するとともに、前記負荷電流と前記出力電流との差電流を前記二次電池から前記負荷回路に出力し、前記負荷電流が前記出力電流以下の場合、前記出力電流を前記二次電池及び前記負荷回路に出力し、
    前記制限閾値は、時間の経過に伴って変動する可変値である
    ことを特徴とする制御方法。
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