JP6274096B2 - ロータコアの加熱方法、および加熱装置 - Google Patents

ロータコアの加熱方法、および加熱装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロータコアの加熱方法、および加熱装置に関し、特にロータコアに対して誘導加熱を行う技術に関する。
従来、電動機の回転子を製造する工程においては、複数の円状鋼板を積層して成るロータコアと、シャフトとを、焼き嵌めによって固定している。詳細には、コイルを用いて、ロータコアに対して誘導加熱を行うことにより、ロータコアの中央に形成された貫通孔を拡径した後、当該貫通孔にシャフトを挿入している。
特許文献1には、ロータコアの外周側および内周側に、ロータコアと同軸となるように外周側コイルおよび内周側コイルを設け、当該2つのコイルによってロータコアに対して誘導加熱を行う技術が開示されている。
しかしながら、異なるサイズのロータコアに対して、所定寸法で作製された一種類のコイルを用いて誘導加熱を行うことを考えた場合、ロータコアのサイズが変わると、ロータコアの一部にコイルの磁束が集中するおそれがある。
例えば、図12に示すように、ロータコアの軸方向寸法(鋼板の積層方向の長さ)が小さくなった場合、軸方向寸法が大きなロータコアに合わせたサイズのコイルによって誘導加熱を行うと、ロータコアの軸方向における端面に磁束が集中し(図12におけるロータコアの上端面参照)、当該端面が磁束集中に起因する異常加熱によって変形するおそれがある。
なお、図12における一点鎖線は、各コイルの磁束を示している。
そのため、種々のサイズ(軸方向寸法および外径)のロータコアに対して誘導加熱を行う場合には、ロータコアのサイズに対応したコイルを複数(ロータコアの種類数分)用意する必要がある。
ロータコアのサイズに応じて、コイルにおける電流が流れる範囲を変更するように制御を行う方法も考えられるが、ロータコアの軸方向における端面の異常加熱を抑制するために電流値を下げると、ロータコア全体の加熱時間が長くなる点で不利である。
特開2012−240254号公報
本発明は、種々のサイズのロータコアに対して、汎用的に誘導加熱を実施可能な技術を提供することを課題とする。
本発明に係る加熱方法は、複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱方法であって、誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルを用意する工程と、前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材を用意する工程と、前記外周側コイルを、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置すると共に、前記内周側コイルを、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置する工程と、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて、前記磁束遮蔽部材を配置する工程と、を含む。
本発明に係る加熱方法において、前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の端面に当接する複数の脚部を有することが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記外周側コイルの軸方向における一端部は、前記ロータコアにおける、前記一端部側の端面近傍であって、当該端面から突出しないような位置に配置され、前記外周側コイルの軸方向における他端部は、前記ロータコアにおける、前記他端部側の端面から突出するように配置され、前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける前記他端部側に配置されることが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記内周側コイルの軸方向における両端部は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の両端面から突出するように配置されることが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記磁束遮蔽部材の昇温を抑制する昇温抑制手段を、少なくとも一つの前記磁束遮蔽部材に設ける工程を更に具備することが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記昇温抑制手段は、前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する部材であり、前記磁束遮蔽部材を挟んで前記ロータコアの反対側に、前記磁束遮蔽部と所定の距離を空けて配置されることが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記昇温抑制手段は、前記磁束遮蔽部材の表面から突出する複数の冷却フィンであることが好ましい。
本発明に係る加熱方法において、前記昇温抑制手段は、内部を冷媒が流動する冷却配管であり、前記磁束遮蔽部材の内部を巡るように延出することが好ましい。
本発明に係る加熱装置は、複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱装置であって、誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルと、前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材と、を具備し、前記外周側コイルは、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置され、前記内周側コイルは、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置され、前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて配置される。
本発明によれば、種々のサイズのロータコアに対して、汎用的に誘導加熱を実施できる。
本発明に係る加熱装置を示す図。 ロータコアと外周側コイルとの位置関係を示す図。 下治具または上側治具を示す図。 ロータコアを下側治具に載置する様子を示す図。 上側治具をロータコアに載置する様子を示す図。 ロータコアに対する誘電加熱時のコイルの磁束を示す図。 下治具を取り除いた場合のコイルの磁束を示す図。 ロータコアの位置を変更した場合のコイルの磁束を示す図。 昇温抑制手段としての磁束遮蔽板が設けられた加熱装置を示す図。 昇温抑制手段としての冷却フィンが設けられ加熱装置を示す図。 昇温抑制手段としての冷却配管が設けられ加熱装置を示す図。 ロータコアに対する従来の誘電加熱時のコイルの磁束を示す図。
以下では、図1〜図3を参照して、本発明に係る加熱装置の一実施形態である加熱装置1について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、図1における上下方向を加熱装置1の上下方向と定義する。
加熱装置1は、ロータコアRに対して誘導加熱を行う装置である。
ロータコアRは、電動機の回転子の一部を成す部材である。ロータコアRは、複数の円状鋼板を上下方向に積層することによって作製され、その中央には、シャフトを挿通させるためのシャフト孔Raが上下方向(鋼板の積層方向)に沿って形成されている。つまり、ロータコアRは、円筒形状を有する。
ロータコアRは、種々のサイズ(軸方向寸法(上下寸法)および外径)のものが存在する。なお、シャフト孔Raの直径は、ロータコアRの種類に関わらず一定である。
図1に示すように、加熱装置1は、外周側コイル10と、内周側コイル20と、下側治具30と、上側治具40と、複数の支持部材50・50・・・とを具備する。
外周側コイル10は、誘導加熱に用いられるコイルである。
外周側コイル10の内径は、全種類のロータコアRのうち、最も大きい外径を有するロータコアRの外径よりも大きく設定されており、外周側コイル10は、ロータコアRと同軸となるように、ロータコアRの外周側に配置されている。つまり、外周側コイル10は、ロータコアRの種類に関わらず、外周側コイル10の内周がロータコアRの外周面に対向するように配置されている。
外周側コイル10の軸方向寸法(上下寸法)は、全種類のロータコアRのうち、最も大きい軸方向寸法を有するロータコアRの軸方向寸法よりも大きく設定されている。図2に示すように、外周側コイル10の下端は、ロータコアRの下端面の位置(図2における直線L参照)と同じ、またはそれよりも若干上方に位置する。つまり、外周側コイル10は、その下端部が、ロータコアRの下端面近傍であって、ロータコアRの下端面よりも下方に突出しない位置に配置されている。一方で、外周側コイル10の上端部は、ロータコアRの上端面よりも上方に位置している。
内周側コイル20は、誘導加熱に用いられるコイルである。
内周側コイル20の外径は、ロータコアRのシャフト孔Raの直径よりも小さく設定されており、内周側コイル20は、ロータコアRと同軸となるように、ロータコアRの内周側に配置されている。つまり、内周側コイル20は、その外周がロータコアRの内周面と対向するように、シャフト孔Raに挿入されている。
内周側コイル20の軸方向寸法(上下寸法)は、全種類のロータコアRのうち、最も大きい軸方向寸法を有するロータコアRの軸方向寸法よりも大きく設定されており、内周側コイル20は、その上下端部がロータコアRの上下端面から突出する位置に配置されている。つまり、ロータコアRの種類に関わらず、内周側コイル20の上端部は、ロータコアRの上端面よりも上方に位置し、内周側コイル20の下端部は、ロータコアRの下端面よりも下方に位置している。
内周側コイル20の巻線ターン数は、外周側コイル10の巻線ターン数よりも大きく設定されている。これは、コイルの径が小さければ小さい程、磁束が小さくなるので、外周側コイル10よりも径の小さい内周側コイル20の磁束を増加させて、内周側コイル20による加熱が不充分となることを防止するためである。
下側治具30は、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束を遮蔽するための治具である。
図1および図3に示すように、下側治具30は、磁束遮蔽板31と、3つの脚部32・32・32とを有する。
磁束遮蔽板31は、平面視で円環状に形成された板材である。磁束遮蔽板31は、誘導加熱によって加熱され難い素材、つまり、抵抗および透磁率が小さく、ロータコアRの加熱時に変形または溶融などが起こらない素材(例えば、銅、アルミニウム、または金)から成る。磁束遮蔽板31の内径は、ロータコアRのシャフト孔Raの直径と略同一に設定されている。磁束遮蔽板31の外径は、全種類のロータコアRのうち、最も大きい外径を有するロータコアRの外径と略同一、又は当該外径よりも若干大きく設定されている。磁束遮蔽板31は、その上端面と、ロータコアRの下端面とが所定の距離離間するように、ロータコアRの下方に配置されている。磁束遮蔽板31は、脚部32・32・32によってロータコアRとの距離が一定に保たれている。
脚部32は、磁束遮蔽板31の上端面から上方に突出し、円柱状に形成されている。
3つの脚部32・32・32は、磁束遮蔽板31の上端面において、互いに周方向に等間隔で配置されている。3つの脚部32・32・32は、それらの上端部がロータコアRの下端面に当接することによって、ロータコアRと磁束遮蔽板31との距離を一定に保っている。
上側治具40は、下側治具30と同様に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束を遮蔽するための治具である。
上側治具40は、磁束遮蔽板41と、3つの脚部42・42・42とを有する。
磁束遮蔽板41は、磁束遮蔽板31と略同様に構成されている。磁束遮蔽板41は、その下端面と、ロータコアRの上端面とが所定の距離離間するように、ロータコアRの上方に配置されている。磁束遮蔽板41は、脚部42・42・42によってロータコアRとの距離が一定に保たれている。
脚部42は、磁束遮蔽板41の下端面から下方に突出し、円柱状に形成されている。
3つの脚部42・42・42は、磁束遮蔽板41の下端面において、互いに周方向に等間隔で配置されている。3つの脚部42・42・42は、それらの下端部がロータコアRの上端面に当接することによって、ロータコアRと磁束遮蔽板41との距離を一定に保っている。
図1に示すように、支持部材50は、上下方向に延出する棒材であり、下側治具30を支持する。
複数の支持部材50・50・・・は、下側治具30の周方向に沿って、互いに所定の間隔を空けて配置されており、それらの上端部が下側治具30の磁束遮蔽板31の下端面に固定されている。複数の支持部材50・50・・・は、それらの下端部が所定のアクチュエータに固定されており、当該アクチュエータによって上下方向に移動可能に構成されている。複数の支持部材50・50・・・の移動に伴い、複数の支持部材50・50・・・に固定された下側治具30、下側治具30上のロータコアR、およびロータコアR上の上側治具40が上下方向に移動することとなる。
以下では、図4〜図8を参照して、加熱装置1を用いたロータコアRの加熱工程について説明する。
図4に示すように、ロータコアRの加熱工程においては、まず、複数の支持部材50・50・・・に固定された下側治具30が、外周側コイル10および内周側コイル20の上端と略同じ位置となるように、前記アクチュエータを駆動させる。
次に、ロータコアRを、下側治具30と同軸となるように、下側治具30の脚部32・32・32に載置する。
続いて、図5に示すように、上側治具40を、脚部42・42・42がロータコアRの上端面に接触するように、ロータコアR上に載置する。この時、上側治具40をロータコアRと同軸とする。
そして、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置するように(図1および図2参照)、前記アクチュエータによって複数の支持部材50・50・・・を下降させる。なお、複数の支持部材50・50・・・の更なる下降を抑制するメカストッパを設けることにより、簡易な構成でロータコアRを適切な位置に移動させることができる。
続いて、図6に示すように、外周側コイル10および内周側コイル20に通電することによって、ロータコアRに対して誘導加熱を行う。
なお、図6においては、説明の便宜上、外周側コイル10および内周側コイル20、下側治具30および上側治具40、ならびにロータコアRのみを図示している。
また、図6における一点鎖線は、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束を示している。
前述のように、内周側コイル20は、その上下端部がロータコアRの上下端面から突出する位置に配置されている。そのため、磁束の比較的小さい内周側コイル20でも、ロータコアRの内周面全域に磁束が及ぶこととなり、ロータコアRを均等に加熱できる。
また、ロータコアRの下側および上側には、それぞれ下側治具30および上側治具40が設けられている。そのため、下側治具30の磁束遮蔽板31、および上側治具40の磁束遮蔽板41が、それぞれロータコアRの下端面および上端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ぶことを抑制し、ひいてはロータコアRの下端面および上端面が磁束集中に起因して異常加熱することを抑制する。
磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41は、ロータコアRのサイズ(軸方向寸法および外径)が変わった場合でも、脚部32・32・32および脚部42・42・42によって、ロータコアRとの距離が一定に保たれる。そのため、下側治具30および上側治具40を用いることにより、種々のサイズのロータコアに対して、汎用的に誘導加熱を実施できるのである。
なお、前述のように、磁束遮蔽板31の上端面、およびロータコアRの下端面は、互いに所定の距離離間し、磁束遮蔽板41の下端面、およびロータコアRの上端面は、互いに所定の距離離間している。
ここで、磁束遮蔽板31とロータコアRとの間、および磁束遮蔽板41とロータコアRとの間の「所定の距離」とは、ロータコアRの下端面および上端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ばず、かつ、ロータコアRの外周面および内周面の全域に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ぶような距離である。
下側治具30の磁束遮蔽板31の上端面と、ロータコアRの下端面との距離、および上側治具40の磁束遮蔽板41の下端面と、ロータコアRの上端面との距離が適切な距離よりも大きい場合は、ロータコアRの下端面および上端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ぶため、ロータコアRの下端面および上端面が磁束集中に起因して異常加熱する。また、それらの距離が適切な距離よりも小さい場合は、ロータコアRの外周面および内周面の全域に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ばず、ロータコアRが部分的に加熱不足となる。
本実施形態においては、ロータコアRの誘導加熱に下側治具30および上側治具40を用いたが、これらに限定するものではない。下側治具30の磁束遮蔽板31、および上側治具40の磁束遮蔽板41は、それぞれ本発明に係る磁束遮蔽部材に相当しており、少なくとも本発明に係る磁束遮蔽部材に相当する部材が設けられていればよい。例えば、本実施形態においては、脚部32・32・32および脚部42・42・42によって、ロータコアRと適切な距離を保っているが、脚部32・32・32および脚部42・42・42を設けずに、ロボットアームにより、ロータコアRのサイズに応じて、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41を適切な位置に移動する構成とすることも可能である。
なお、本実施形態においては、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置するように、ロータコアRの位置を調整しているが、これに限定するものではない。
しかしながら、図7に示すように、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置していれば、下側治具30を取り除いても、ロータコアRの下端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が殆ど及ばない。そのため、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置することが好ましい。
また、逆に、外周側コイル10の上端が、ロータコアRの上端面の位置と同じ、またはそれよりも若干下方に位置するように、ロータコアRの位置を調整してもよい。この場合は、上側治具40を取り除くことが可能となる。
このように、本発明においては、ロータコアの下方および上方の少なくとも一方に、磁束遮蔽部材を設ければよい。
また、図8に示すように、ロータコアRの上端面が、外周側コイル10の上端および内周側コイル20の上端よりも下方に位置し、かつ、ロータコアRの下端面が、外周側コイル10の下端および内周側コイル20の下端よりも上方に位置するように、ロータコアRを移動させることも可能である。
この場合は、下側治具30および上側治具40の双方が設けられていれば、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41によって、ロータコアRの下端面および上端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ぶことが抑制されるため、ロータコアRの下端面および上端面が磁束集中に起因して異常加熱することがない。
なお、本実施形態においては、複数の支持部材50・50・・・を移動させることにより、所定の位置に固定された外周側コイル10および内周側コイル20に対するロータコアRの位置を調整しているが、ロータコアRを所定の位置に固定し、外周側コイル10および内周側コイル20を移動可能な構成とすることも可能である。
前述のように、下側治具30の磁束遮蔽板31、および上側治具40の磁束遮蔽板41は、それぞれ、誘導加熱によって加熱され難い素材から成る。
しかしながら、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱していくと、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方が、ロータコアRに悪影響を与える程度の温度となるおそれがある。
そのため、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方に、その昇温を抑制する昇温抑制手段を設けることが好ましい。
以下では、図9を用いて、昇温抑制手段の第一実施形態である磁束遮蔽板101について説明する。
なお、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置する場合について説明する。
図9に示すように、磁束遮蔽板101は、3つの脚部102・102・102と共に、昇温抑制治具100を構成する。昇温抑制治具100は、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束を遮蔽するための治具であり、上側治具40と略同様に構成されている。
磁束遮蔽板101は、上側治具40の磁束遮蔽板41と略同様に構成されている。磁束遮蔽板101は、その下端面と、磁束遮蔽板41の上端面とが所定の距離離間するように、磁束遮蔽板41の上方に配置されている。磁束遮蔽板101は、脚部102・102・102によって磁束遮蔽板41との距離が一定に保たれている。
脚部102は、磁束遮蔽板101の下端面から下方に突出し、円柱状に形成されている。
3つの脚部102・102・102は、磁束遮蔽板101の下端面において、互いに周方向に等間隔で配置されている。3つの脚部102・102・102は、それらの下端部が磁束遮蔽板41の上端面に当接することによって、磁束遮蔽板101と磁束遮蔽板41との距離を一定に保っている。
このように、上側治具40の上側には、昇温抑制治具100が設けられている。そのため、昇温抑制治具100の磁束遮蔽板101により、上側治具40の磁束遮蔽板41の上端面に、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束が及ぶことを抑制できる。つまり、昇温抑制手段としての磁束遮蔽板101を、磁束遮蔽板41の上方に設けることにより、それを設けない場合(図6参照)と比較して、磁束遮蔽板41における、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束に曝される部分を少なくすることができる。その結果、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
なお、前述のように、磁束遮蔽板101の下端面、および磁束遮蔽板41の上端面は、互いに所定の距離離間している。
ここで、磁束遮蔽板101と磁束遮蔽板41との間の「所定の距離」とは、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度とならない距離である。
また、昇温抑制治具100においては、脚部102・102・102によって、磁束遮蔽板101と磁束遮蔽板41との適切な距離を保っているが、例えば、脚部102・102・102を設けずに、ロボットアームにより磁束遮蔽板101を適切な位置に移動する構成とすることも可能である。
なお、上記のように、外周側コイル10の下端が、ロータコアRの下端面の位置と同じ、またはそれよりも若干上方に位置する場合には、下側治具30の磁束遮蔽板31が外周側コイル10の磁束に殆ど曝されることはないため、上側治具40の磁束遮蔽板41の上方にのみ磁束遮蔽板101を設けている。
しかしながら、外周側コイル10の上端がロータコアRの上端面よりも上方に位置し、かつ、外周側コイル10の下端がロータコアRの下端面よりも下方に位置する場合(図8参照)には、下側治具30の磁束遮蔽板31における、外周側コイル10の磁束に曝される部分が多くなる。斯かる場合には、磁束遮蔽板101に加えて、下側治具30の磁束遮蔽板31の下方に、磁束遮蔽板101と同様に構成された磁束遮蔽板を設ければよい。これにより、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、下側治具30の磁束遮蔽板31がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
以下では、図10を用いて、昇温抑制手段の第二実施形態である複数の冷却フィン210・210・・・および複数の冷却フィン220・220・・・について説明する。
図10に示すように、複数の冷却フィン210・210・・・は、下側治具30の磁束遮蔽板31の下端面に、下方に突出するように形成されている。複数の冷却フィン210・210・・・は、それぞれ、熱伝導率の大きい素材から成り、板状または棒状などに形成されている。複数の冷却フィン210・210・・・は、磁束遮蔽板31の表面積を増加させて放熱を促進するために設けられている。つまり、複数の冷却フィン210・210・・・は、ヒートシンクとして機能する。
複数の冷却フィン220・220・・・は、上側治具40の磁束遮蔽板41の上端面に、上方に突出するように形成されている。複数の冷却フィン220・220・・・は、複数の冷却フィン210・210・・・と略同様に構成されている。
このような構成により、加熱装置1によるロータコアRの加熱中、下側治具30の磁束遮蔽板31は、複数の冷却フィン210・210・・・によって放熱が促進され、上側治具40の磁束遮蔽板41は、複数の冷却フィン220・220・・・によって放熱が促進されることとなる。
したがって、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
なお、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の双方に冷却フィンを設ける必要はなく、外周側コイル10および内周側コイル20と、ロータコアRとの位置関係に応じて、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方に設ければよい。
以下では、図11を用いて、昇温抑制手段の第三実施形態である冷却配管310および冷却配管320について説明する。
図11に示すように、冷却配管310は、下側治具30の磁束遮蔽板31の内部を巡るように延出している。冷却配管310は、筒状に形成され、その内部を冷媒(例えば、水)が流動するように構成されている。冷却配管310は、熱伝導率の大きい素材から成る。
冷却配管320は、上側治具40の磁束遮蔽板41の内部を巡るように延出している。冷却配管320は、冷却配管310と略同様に構成されている。
このような構成により、加熱装置1によるロータコアRの加熱中、下側治具30の磁束遮蔽板31は、冷却配管310内を流動する冷媒によって冷却され、上側治具40の磁束遮蔽板41は、冷却配管320内を流動する冷媒によって冷却されることとなる。
したがって、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
なお、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の双方に冷却配管を設ける必要はなく、外周側コイル10および内周側コイル20と、ロータコアRとの位置関係に応じて、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方に設ければよい。
以上のように、昇温抑制手段について説明したが、昇温抑制手段を用いる代わりに、以下のように磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方の昇温を抑制することも可能である。
即ち、加熱装置1によるロータコアRの加熱後、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41の少なくとも一方を加熱装置1から取り外し、風または水などによって冷却する。そして、冷却したものを加熱装置1に取り付け、次のロータコアRの加熱を行う。
これにより、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
また、ロータコアRのサイズ(上下寸法および外径)に応じて、外周側コイル10および内周側コイル20における電流が流れる範囲を変更可能な構成とすることも可能である。
これにより、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41における、外周側コイル10および内周側コイル20の磁束に曝される部分を低減できる。その結果、加熱装置1を繰り返し用いて、複数のロータコアRを加熱した場合でも、磁束遮蔽板31および磁束遮蔽板41がロータコアRに悪影響を与える程度の温度となることを防止できる。
1 加熱装置
10 外周側コイル
20 内周側コイル
30 下側治具
31 磁束遮蔽板(磁束遮蔽部材)
32 脚部
40 上側治具
41 磁束遮蔽板(磁束遮蔽部材)
42 脚部
50 支持部材
100 昇温抑制治具
101 磁束遮蔽板(昇温抑制手段)
210 冷却フィン(昇温抑制手段)
220 冷却フィン(昇温抑制手段)
310 冷却配管(昇温抑制手段)
320 冷却配管(昇温抑制手段)
R ロータコア
Ra シャフト孔

Claims (10)

  1. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱方法であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルを用意する工程と、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材を用意する工程と、
    前記外周側コイルを、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置すると共に、前記内周側コイルを、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置する工程と、
    前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて、前記磁束遮蔽部材を配置する工程と、を含み、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の端面に当接する複数の脚部を有する、
    ことを特徴とする加熱方法。
  2. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱方法であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルを用意する工程と、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材を用意する工程と、
    前記外周側コイルを、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置すると共に、前記内周側コイルを、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置する工程と、
    前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて、前記磁束遮蔽部材を配置する工程と、を含み、
    前記外周側コイルの軸方向における一端部は、前記ロータコアにおける、前記一端部側の端面近傍であって、当該端面から突出しないような位置に配置され、
    前記外周側コイルの軸方向における他端部は、前記ロータコアにおける、前記他端部側の端面から突出するように配置され、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける前記他端部側に配置される、
    ことを特徴とする加熱方法。
  3. 前記内周側コイルの軸方向における両端部は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積 層方向の両端面から突出するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱方法。
  4. 前記磁束遮蔽部材の昇温を抑制する昇温抑制手段を、少なくとも一つの前記磁束遮蔽部材に設ける工程を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の加熱方法。
  5. 前記昇温抑制手段は、前記磁束遮蔽部材の表面から突出する複数の冷却フィンである、
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱方法。
  6. 前記昇温抑制手段は、内部を冷媒が流動する冷却配管であり、前記磁束遮蔽部材の内部を巡るように延出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱方法。
  7. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱方法であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルを用意する工程と、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材を用意する工程と、
    前記外周側コイルを、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置すると共に、前記内周側コイルを、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置する工程と、
    前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて、前記磁束遮蔽部材を配置する工程と、を含み、
    前記磁束遮蔽部材の昇温を抑制する昇温抑制手段を、少なくとも一つの前記磁束遮蔽部材に設ける工程を更に具備し、
    前記昇温抑制手段は、前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する部材であり、前記磁束遮蔽部材を挟んで前記ロータコアの反対側に、前記磁束遮蔽部材と所定の距離を空けて配置される、
    ことを特徴とする加熱方法。
  8. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱装置であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルと、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材と、を具備し、
    前記外周側コイルは、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置され、
    前記内周側コイルは、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置され、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて配置され
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の端面に当接する複数の脚部を有する、
    ことを特徴とする加熱装置。
  9. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱装置であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルと、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材と、を具備し、
    前記外周側コイルは、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置され、
    前記内周側コイルは、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置され、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて配置され
    前記外周側コイルの軸方向における一端部は、前記ロータコアにおける、前記一端部側の端面近傍であって、当該端面から突出しないような位置に配置され、
    前記外周側コイルの軸方向における他端部は、前記ロータコアにおける、前記他端部側の端面から突出するように配置され、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける前記他端部側に配置される、
    ことを特徴とする加熱装置。
  10. 複数の円状鋼板を積層して成り、その中央に、前記鋼板の積層方向に沿って、シャフトが挿通されるシャフト孔が形成される円筒状のロータコア、に対して誘導加熱を行う加熱装置であって、
    誘導加熱に用いられる、外周側コイルおよび内周側コイルと、
    前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する磁束遮蔽部材と、を具備し、
    前記外周側コイルは、その内周が前記ロータコアの外周面に対向するように配置され、
    前記内周側コイルは、その外周が前記ロータコアの内周面に対向するように前記シャフト孔内に配置され、
    前記磁束遮蔽部材は、前記ロータコアにおける、前記鋼板の積層方向の少なくとも一方側に、前記ロータコアと所定の距離を空けて配置され
    少なくとも一つの前記磁束遮蔽部材に設けられた、前記磁束遮蔽部材の昇温を抑制する昇温抑制手段をさらに具備し、
    前記昇温抑制手段は、前記外周側コイルの磁束、および前記内周側コイルの磁束を遮蔽する部材であり、前記磁束遮蔽部材を挟んで前記ロータコアの反対側に、前記磁束遮蔽部材と所定の距離を空けて配置される、
    ことを特徴とする加熱装置。
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