JP6273222B2 - 湿分分離器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、原子力発電プラントなどにて、蒸気から湿分を除去する湿分分離器に関するものである。
例えば、原子力発電プラントでは、原子炉で生成した蒸気をタービン発電機へ送って発電し、使用後の蒸気を復水器で冷却し、復水として原子炉に戻している。このタービン発電機は、高圧タービン及び低圧タービンを有する蒸気タービンと、この蒸気タービンの出力により発電する発電機を有している。そして、高圧タービンと低圧タービンは、その間に湿分分離器が設けられている。この湿分分離器は、高圧タービンから排出される低圧蒸気に含まれる湿分を分離すると共に、低圧蒸気を再加熱して過熱蒸気とし、この過熱蒸気を低圧タービンに供給している。そのため、低圧タービンの出口における蒸気の湿り度を低減させてエロージョンを防止すると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
このような湿分分離器としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1に記載された湿分分離加熱器は、低温再熱蒸気入口部における蒸気入口管端部の周縁にドレンキャッチャを設け、このドレンキャッチャの下部にドレン管を接続したものである。また、特許文献2に記載された湿分分離器は、蒸気流入室に蒸気入口に対向して内部に導入される蒸気が衝突する耐侵食性を有する受衝板を設けたものである。
実公平06−012329号公報 特開2008−144716号公報
湿分分離器は、蒸気に含まれる湿分を分離すると共に再加熱することで、過熱蒸気を生成するものである。ところが、特許文献1に記載された湿分分離加熱器にあっては、内部に導入される直前の蒸気のうち、蒸気入口管の内側面に沿って流れる液膜状の水分を捕集することができるが、蒸気(気相)に同伴する液滴を捕集することは困難である。また、特許文献2に記載された湿分分離器は、流入室に流入した蒸気を受衝板により衝突させて迂回させるものであり、蒸気に同伴する液滴を捕集することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、内部に導入される蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することでエロージョンを抑制すると共にプラントの熱効率の向上を図る湿分分離器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の湿分分離器は、中空形状をなして長手方向の端部に蒸気入口が設けられると共に上部に蒸気出口が設けられる胴体と、前記胴体内に設けられて前記蒸気入口から導入された蒸気から湿分を分離する湿分分離エレメントと、前記蒸気入口から導入された蒸気を屈曲させるガイド面を有するフローガイドと、前記フローガイドにおける蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャと、を有することを特徴とするものである。
従って、蒸気は、蒸気入口から胴体内に流入され、湿分分離エレメントを通過することで湿分が分離され、この湿分が分離された蒸気は、蒸気出口から排出される。このとき、蒸気入口から胴体内に流入した蒸気は、フローガイドのガイド面により屈曲するように流れるが、蒸気に含まれる液滴は、その慣性力によりガイド面側を流れるように分離され、ドレンキャッチャにより捕集され、液滴が分離された蒸気は、スムースに湿分分離エレメントに流入する。そのため、蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することで、エロージョンを抑制することができると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
本発明の湿分分離器では、前記ガイド面は、湾曲形状をなすことを特徴としている。
従って、蒸気入口から胴体内に流入した蒸気は、フローガイドの湾曲形状をなすガイド面により湾曲するように流れ、蒸気に含まれる液滴がその慣性力によりガイド面側を流れるように分離され、ドレンキャッチャにより捕集される。そのため、蒸気の流れを乱すことなく、適正に蒸気に同伴する湿分を分離することができる。
本発明の湿分分離器では、前記ドレンキャッチャは、前記フローガイドの先端部に対向して配置されることを特徴としている。
従って、ドレンキャッチャがフローガイドの先端部に対向して配置されることで、蒸気から分離されてガイド面に沿って流れる液滴をドレンキャッチャにより適正に捕集することができる。
本発明の湿分分離器では、前記ドレンキャッチャは、前記フローガイドの先端部に対向する凹部を有することを特徴としている。
従って、ドレンキャッチャが凹部を有することで、捕集した液滴の再飛散を抑制することができる。
本発明の湿分分離器では、前記胴体における長手方向の端部に仕切壁により流入室が区画され、前記蒸気入口は、前記胴体における側部に前記流入室に貫通して配置され、前記ガイド面は、前記蒸気入口に対向して配置されることを特徴としている。
従って、胴体の端部に区画された流入室の側部に蒸気入口を貫通して配置し、ガイド面をこの蒸気入口に対向して配置することで、蒸気入口から胴体内に流入した蒸気をガイド面により適正に案内し、液滴をドレンキャッチャに導くことができる。
本発明の湿分分離器では、前記蒸気入口は、前記胴体における左右の側部に対向して配置され、前記ガイド面は、左右の前記蒸気入口に対向してそれぞれ配置されることを特徴としている。
従って、胴体における左右の側部に蒸気入口をそれぞれ対向して配置し、左右の蒸気入口に対向してそれぞれガイド面を配置することで、蒸気入口から胴体内に流入した蒸気をガイド面により適正に案内して液滴をドレンキャッチャに導く一方、蒸気を湿分分離エレメントに導くことができる。
本発明の湿分分離器では、左右の前記ガイド面は、先端部が合流し、この合流部に対向して前記ドレンキャッチャが鉛直方向に沿って配置されることを特徴としている。
従って、左右の前記ガイド面の先端部を合流させ、この合流部に対向してドレンキャッチャを鉛直方向に沿って配置することで、蒸気から分離されてガイド面に沿って流れる液滴をドレンキャッチャにより適正に捕集することができ、捕集した液滴を下方に流して液滴の再飛散を抑制することができる。
本発明の湿分分離器では、前記ドレンキャッチャは、下端部が前記胴体の底面部まで延出されることを特徴としている。
従って、ドレンキャッチャの下端部を胴体の底面部まで延出することで、捕集した液滴の再飛散を抑制しながら、適正に排出することができる。
本発明の湿分分離器では、前記胴体における長手方向の端部に仕切壁により流入室が区画され、前記蒸気入口は、前記胴体における端部に仕切壁に向って配置され、前記ガイド面は、前記蒸気入口に対向して配置されることを特徴としている。
従って、胴体の端部に区画された流入室の端部に蒸気入口を貫通して配置し、ガイド面をこの蒸気入口に対向して配置することで、蒸気入口から胴体内に流入した蒸気をガイド面により適正に案内し、液滴をドレンキャッチャに導くことができる。
本発明の湿分分離器では、前記ガイド面の先端部に対向して前記ドレンキャッチャが水平方向に沿って配置されることを特徴としている。
従って、ガイド面の先端部に対向してドレンキャッチャを水平方向に沿って配置することで、蒸気から分離されてガイド面に沿って流れる液滴をドレンキャッチャにより適正に捕集することができ、捕集した液滴を側方に流して液滴の再飛散を抑制することができる。
本発明の湿分分離器によれば、蒸気を屈曲させるガイド面を有するフローガイドを設けると共に、フローガイドにおける蒸気の流れ方向の下流側にドレンキャッチャを設けるので、蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することで、エロージョンを抑制することができると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
図1は、第1実施形態の湿分分離器を表す縦断面図である。 図2は、湿分分離器の蒸気流入部を表す概略側面図である。 図3は、湿分分離器の蒸気流入部を表す概略平面図である。 図4は、図2のIV−IV断面図である。 図5は、湿分分離器の内部を表す縦断面図である。 図6は、第2実施形態の湿分分離器の蒸気流入部を表す概略側面図である。 図7は、第3実施形態の湿分分離器の蒸気流入部を表す概略平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る湿分分離器の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
第1実施形態の湿分分離器は、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)を有する原子力発電プラントに適用される。この原子力発電プラントは、原子炉格納容器内に配置される原子炉及び蒸気発生器と、蒸気タービン発電設備とを有している。
蒸気発生器は、蒸気タービンに連結されており、蒸気タービンは、高圧タービンと低圧タービンを有すると共に、発電機が接続されている。高圧タービンと低圧タービンは、その間に湿分分離器が設けられている。蒸気タービンは、復水器を有しており、復水器は、蒸気発生器に連結されている。
そのため、蒸気発生器は、原子炉で加熱された一次冷却材により二次冷却材を加熱することで蒸気を生成し、高圧タービンは、この蒸気により駆動する。湿分分離器は、高圧タービンで使用された蒸気に含まれる湿分を除去し、低圧タービンは、この再生された蒸気により駆動する。ここで蒸気タービンは、発電機による発電を行う。復水器は、蒸気タービンを駆動した蒸気を冷却した後、蒸気発生器に戻す。
ここで、第1実施形態の湿分分離器について説明する。図1は、第1実施形態の湿分分離器を表す縦断面図、図2は、湿分分離器の蒸気流入部を表す概略側面図、図3は、湿分分離器の蒸気流入部を表す概略平面図、図4は、図2のIV−IV断面図、図5は、湿分分離器の内部を表す縦断面図である。
第1実施形態の湿分分離器は、図1から図5に示すように、胴体10と、湿分分離エレメント20を有している。胴体10は、横置きの中空円筒形状をなし、一端部(図1にて、左端部)が閉塞され、他端部(図1にて、右端部)に湿分を含む蒸気(低温再熱蒸気)を導入する蒸気入口11が形成されている。また、胴体10は、上部に湿分が分離されて加熱された蒸気(高温再熱蒸気)を排出する蒸気出口12が形成される一方、下部に蒸気から分離された湿分(ドレン)を排出するドレン出口13が形成されている。
胴体10は、長手方向における一端部から加熱管群14が挿通されている。この加熱管群14は、胴体10の外部に位置する蒸気室15と、この蒸気室15から胴体10内に延出されたU字形状をなす複数の加熱管16とから構成されている。この複数の加熱管16は、胴体10の内部に固定された一対の仕切壁17,18により支持されている。そして、蒸気室15は、内部が上下に分割され、複数の加熱管16の一端部が連結される上側の入口管台15aが蒸気発生器からの配管に連結される一方、複数の加熱管16の他端部が連結される下側の出口管台15bがドレン管を介してドレンタンクに連結されている。
また、胴体10は、内部の下部に水平な第1支持板19が固定され、この第1支持板19の両側に左右一対の湿分分離エレメント20が設けられており、この湿分分離エレメント20は、蒸気が通過することで湿分を分離することができる。即ち、この湿分分離エレメント20は、波形をなすセパレータベーン21が所定間隔で多数積層された状態で、上下の支持枠22,23により支持されて構成されている。そして、下支持枠23は、第1支持板19の両側部に一体に固定されると共に、胴体10の内壁面に固定されており、第1支持板19の下方にドレン出口13が設けられている。そして、下支持枠23は、蒸気から分離した湿分(ドレン)を排出するドレン開口24が形成されている。
湿分分離エレメント20は、上部に左右一対の第2支持板25が鉛直方向に沿って立設され、加熱管群14の両側に鉛直方向に沿って上方に延出され、上端部が胴体10に連結される一方、下端部が上支持枠22に連結されている。そして、各第2支持板25は、両側の上部に胴体10との間に水平な第3支持板26が架設され、両側の下部に胴体10との間に胴体10側に向けて下方に傾斜した第4支持板27が架設されている。なお、第1、第2、第3、第4支持板19,25,26,27は、長手方向における各端部が仕切壁17,18に固定されている。また、加熱管群14は、端部が仕切壁18を貫通しており、この貫通した端部は、仕切壁18に固定されたカバー28により被覆されている。
そのため、胴体10は、内部空間が、第2、第3、第4支持板25,26,27により区画された加熱管群14の両側に位置する蒸気通路Sと、第1、第4支持板19,27及び湿分分離エレメント20により区画された蒸気流動空間Sと、第1、第2支持板19,25及び湿分分離エレメント20により区画された蒸気排出空間Sと、第1支持板19及び湿分分離エレメント20により区画されたドレン通路Sとに区画されている。
また、胴体10は、内部空間に仕切壁18により蒸気流入室Sが形成されており、この蒸気流入室Sに蒸気入口11が形成されると共に、蒸気通路Sの一端部が仕切壁18に形成された連通開口29を介して連通している。なお、蒸気通路S1は、他端部が仕切壁17により閉塞されている。更に、第4支持板27は、その長手方向に沿って複数の吹出口30が形成されおり、蒸気通路Sと蒸気流動空間Sは、この複数の吹出口30により連通されている。
また、本実施形態の湿分分離器は、蒸気入口11から導入された蒸気を屈曲させるフローガイド31と、フローガイド31における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ32とを有している。
胴体10は、仕切壁18により蒸気流入室Sが形成されており、この蒸気流入室Sにおける左右の側部に蒸気入口11が対向するように設けられている。各蒸気入口11は、胴体10における鉛直方向の中間位置に位置し、胴体10の左右の側部における同位置に設けられている。フローガイド31は、各蒸気入口11に対向する左右のガイド面33,34を有している。このガイド面33,34は、胴体10の長手方向に向けて凹んだ湾曲形状をなし、鉛直方向に沿って所定高さを有している。
即ち、フローガイド31のガイド面33,34は、基端部(図3にて、右端部)が胴体10の内壁面に固定され、先端部(図3にて、左端部)が仕切壁18側に延出し、先端が鋭角をもって合流している。そのため、ガイド面33,34は、各蒸気入口11に対して凹状の湾曲面となっている。
ドレンキャッチャ32は、フローガイド31の先端部、つまり、ガイド面33,34の合流部35に対向して仕切壁18側に配置されている。ドレンキャッチャ32は、ガイド面33,34の合流部35と仕切壁18との間に所定隙間をもって鉛直方向に沿って配置されており、上端部がフローガイド31の先端部より若干高い位置まで延出され、下端部が胴体10の内壁面(底面部)まで延出されて固定されている。
ドレンキャッチャ32は、フローガイド31の先端部(ガイド面33,34の合流部35)に対向する凹部36を有している。凹部36は、水平方向に沿って湾曲した形状をなす。なお、本実施形態にて、ドレンキャッチャ32をU字形断面形状に形成して凹部36を設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、ドレンキャッチャを鉛直方向に沿う部材とし、フローガイド31の先端部(ガイド面33,34の合流部35)に対向する面に凹部36を形成してもよい。また、凹部36は、水平方向に沿って湾曲した形状に限らず、屈曲形状、コ字形状などであってもよい。更に、ドレンキャッチャは、フローガイド31の先端部に対向する平板材であってもよい。
ここで、本実施形態の湿分分離器の作用について、説明する。
蒸気発生器で生成された加熱蒸気は、高圧タービンに送られると共に、湿分分離器に送られる。そして、高圧タービンを駆動した低温再熱蒸気は、この湿分分離器に送られ、ここで、蒸気に含まれる湿分が除去されると共に加熱されて高温再熱蒸気となり、低圧タービンに送られる。
この湿分分離器にて、蒸気発生器で生成された加熱蒸気は、蒸気室15の入口管台15aから加熱管群14に供給され、胴体10内に配設された複数の加熱管16を通って蒸気室15に戻され、出口管台15bからドレンとして排出される。
一方、高圧タービンからの低温再熱蒸気は、蒸気入口11から蒸気流入室Sを介して蒸気通路S内に供給され、多数の吹出口30から胴体10の蒸気流動空間Sへ吹き出される。この胴体10の蒸気流動空間S内に吹き出された蒸気は、内壁面に沿って各湿分分離エレメント20に案内される。すると、この湿分分離エレメント20は、蒸気が波形をなす複数のセパレータベーン21の間を通過するとき、この蒸気に含まれる湿分がセパレータベーン21に衝突することで、ドレンとなって分離することができる。
そして、湿分分離エレメント20により湿分が分離された蒸気は、左右の第2支持板25により区画された蒸気排出空間Sを通って上昇し、複数の加熱管16の間を通過する際に、各加熱管16内を通る加熱蒸気により加熱され、高温再熱蒸気となって蒸気出口12から排出される。一方、湿分分離エレメント20で蒸気から分離された湿分(ドレン)は、ドレン開口24を通ってドレン通路Sに流下し、ドレン出口13から外部に排出される。
このとき、左右の蒸気入口11から蒸気流入室Sに導入された蒸気は、フローガイド31の左右のガイド面33,34により湿分分離エレメント20に向けて90度屈曲するように湾曲して流れる。すると、蒸気に含まれる液滴は、蒸気の粒子より大径であることから、慣性力によりガイド面33,34に近い表面側を流れ、または、接触して分離され、下流側に配置されたドレンキャッチャ32の凹部36により捕集される。ドレンキャッチャ32により捕集された液滴は、凹部36内を下方に流れ、仕切壁18に形成されたドレン孔(図示略)を通してドレン通路Sに流れ、ドレン出口13から外部に排出される。
このように第1実施形態の湿分分離器にあっては、中空形状をなして長手方向の端部に蒸気入口11が設けられると共に上部に蒸気出口12が設けられる胴体10と、胴体10内に設けられて蒸気入口11から導入された蒸気から湿分を分離する湿分分離エレメント20と、蒸気入口11から導入された蒸気を屈曲させるガイド面33,34を有するフローガイド31と、フローガイド31における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ32とを設けている。
従って、蒸気入口11から胴体10内に流入した蒸気は、フローガイド31により屈曲するように流れ、蒸気に含まれる液滴がその慣性力によりガイド面33,34側を流れるように分離され、ドレンキャッチャ32により捕集され、液滴が分離された蒸気がスムースに湿分分離エレメント20に流入する。そのため、蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することで、エロージョンを抑制することができると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
第1実施形態の湿分分離器では、ガイド面33,34を湾曲形状としている。従って、蒸気入口11から胴体10内に流入した蒸気は、湾曲形状をなすガイド面33,34により湾曲するように流れ、蒸気に含まれる液滴がその慣性力により分離され、ドレンキャッチャ32により捕集される。そのため、蒸気の流れを乱すことなく、適正に蒸気に同伴する湿分を分離することができる。
第1実施形態の湿分分離器では、ドレンキャッチャ32をフローガイド31の先端部に対向して配置している。従って、蒸気から分離されてガイド面33,34に沿って流れる液滴をドレンキャッチャ32により適正に捕集することができる。
第1実施形態の湿分分離器では、フローガイド31の先端部に対向するドレンキャッチャ32に凹部36を設けている。従って、ドレンキャッチャ32の凹部36により捕集した液滴の再飛散を抑制することができる。
第1実施形態の湿分分離器では、胴体10における長手方向の端部に仕切壁18により流入室Sを区画し、蒸気入口11を流入室Sに貫通して配置し、ガイド面33,34を蒸気入口11に対向して配置している。従って蒸気入口11から胴体10内に流入した蒸気をガイド面33,34により適正に案内し、液滴をドレンキャッチャ32に導くことができる。
第1実施形態の湿分分離器では、蒸気入口11を胴体10における左右の側部に対向して配置し、ガイド面33,34を左右の蒸気入口11に対向してそれぞれ配置している。従って、蒸気入口11から胴体10内に流入した蒸気をガイド面33,34により適正に案内して液滴をドレンキャッチャ32に導く一方、蒸気を湿分分離エレメント20に導くことができる。
第1実施形態の湿分分離器では、左右のガイド面33,34の先端部を合流し、この合流部35に対向してドレンキャッチャ32を鉛直方向に沿って配置している。従って、蒸気から分離されてガイド面33,34に沿って流れる液滴をドレンキャッチャ32により適正に捕集することができ、捕集した液滴を下方に流して液滴の再飛散を抑制することができる。
第1実施形態の湿分分離器では、ドレンキャッチャ32の下端部を胴体10の底面部まで延出している。従って、ドレンキャッチャ32が捕集した液滴の再飛散を抑制しながら、適正に胴部10の外部に排出することができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の湿分分離器の蒸気流入部を表す概略側面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の湿分分離器は、図6に示すように、胴体10と、湿分分離エレメント20を有している。胴体10は、仕切壁18により蒸気流入室Sが形成されており、この蒸気流入室Sにおける端部に仕切壁18に対向するように蒸気入口41が設けられている。蒸気入口41は、胴体10における鉛直方向の中間位置に位置している。
また、湿分分離器は、蒸気入口41から導入された蒸気を屈曲させるフローガイド42と、フローガイド42における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ43とを有している。フローガイド42は、蒸気入口41に対向するガイド面44を有している。このガイド面44は、胴体10の長手方向に向けて凹んだ湾曲形状をなし、水平方向に沿って所定幅を有している。
即ち、フローガイド42のガイド面44は、基端部(図6にて、右端部)が胴体10における蒸気入口41近傍の内壁面に固定され、先端部(図6にて、左端部)が仕切壁18側に延出し、先端が加熱管群14の端部(カバー28)の下方に位置している。そのため、ガイド面44は、蒸気入口41に対して凹状の湾曲面となっている。
ドレンキャッチャ43は、フローガイド42の先端部、つまり、ガイド面44の先端部に対向して仕切壁18側に配置されている。ドレンキャッチャ43は、ガイド面44の先端部と仕切壁18との間に所定隙間をもって鉛直方向に沿って配置されており、左右の端部が胴体10の内壁面まで延出されて固定されている。
ドレンキャッチャ43は、フローガイド42の先端部(ガイド面44の先端部)に対向する凹部45を有している。凹部45は、鉛直方向に沿って湾曲した形状をなす。なお、ドレンキャッチャ43は、水平方向に沿って配置されているが、長手方向の中間部の高さに対して長手方向の各端部、つまり、胴体10の内壁面に固定されている端部の高さが低くなるように傾斜して設けることが望ましい。
そのため、蒸気入口41から蒸気流入室Sに導入された蒸気は、フローガイド42のガイド面44により湿分分離エレメント20に向けて下方へ屈曲するように湾曲して流れる。すると、蒸気に含まれる液滴は、蒸気の粒子より大径であることから、慣性力によりガイド面44に近い表面側を流れ、または、接触して分離され、下流側に配置されたドレンキャッチャ43の凹部45により捕集される。ドレンキャッチャ43により捕集された液滴は、凹部45内を水平方向の左右に流れた後、仕切壁18を伝って下方に流れ、ドレン孔(図示略)を通してドレン通路Sに流れ、ドレン出口13から外部に排出される。
このように第2実施形態の湿分分離器にあっては、胴体10における端部を仕切壁18により区画した蒸気流入室Sの端部に蒸気入口41を配置し、蒸気入口41から導入された蒸気を屈曲させるガイド面44を有するフローガイド42と、フローガイド42における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ43とを設けている。
従って、蒸気入口41から蒸気流入室Sに流入した蒸気は、フローガイド42により屈曲するように流れ、蒸気に含まれる液滴がその慣性力によりガイド面44側を流れるように分離され、ドレンキャッチャ43により捕集され、液滴が分離された蒸気がスムースに湿分分離エレメント20に流入する。そのため、蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することで、エロージョンを抑制することができると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
第2実施形態の湿分分離器では、蒸気流入室Sの端部に蒸気入口41を配置し、蒸気入口41に対向してフローガイド42のガイド面44を配置すると共に、ガイド面44の先端部に対向してドレンキャッチャ43を水平方向に沿って配置している。従って、蒸気入口41から胴体10内に流入した蒸気をガイド面44により適正に案内し、液滴をドレンキャッチャ43に導くことができる。また、蒸気から分離されてガイド面44に沿って流れる液滴をドレンキャッチャ43により適正に捕集することができ、捕集した液滴を側方に流して液滴の再飛散を抑制することができる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態の湿分分離器の蒸気流入部を表す概略平面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態の湿分分離器は、図7に示すように、胴体10と、湿分分離エレメント20(図1参照)を有している。胴体10は、仕切壁18により蒸気流入室Sが形成されており、この蒸気流入室Sに対して蒸気入口11,41が設けられている。蒸気入口11は、胴体10における蒸気流入室Sの一方の側部に設けられ、蒸気入口41は、胴体10における蒸気流入室Sの端部に設けられている。
また、湿分分離器は、蒸気入口41から導入された蒸気を屈曲させるフローガイド51と、フローガイド51における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ52とを有している。フローガイド51は、蒸気入口11,41に対向するガイド面53,54を有している。このガイド面53,54は、胴体10の長手方向に向けて凹んだ湾曲形状をなし、鉛直方向に沿って所定高さを有している。
即ち、フローガイド51のガイド面53,54は、基端部(図7にて、右端部)が胴体10における蒸気入口11,41近傍の内壁面に固定され、先端部(図7にて、左端部)が仕切壁18側に延出し、先端が鋭角をもって合流している。そのため、ガイド面53,54は、各蒸気入口11,41に対して凹状の湾曲面となっている。
ドレンキャッチャ52は、フローガイド51の先端部、つまり、ガイド面53,54の合流部55に対向して仕切壁18側に配置されている。ドレンキャッチャ52は、ガイド面53,54の合流部55と仕切壁18との間に所定隙間をもって鉛直方向に沿って配置されており、上端部がフローガイド51の先端部より若干高い位置まで延出され、下端部が胴体10の内壁面(底面部)まで延出されて固定されている。
ドレンキャッチャ52は、フローガイド51の先端部(ガイド面53,54の合流部55)に対向する凹部56を有している。凹部56は、水平方向に沿って湾曲した形状をなす。
そのため、蒸気入口11,41から蒸気流入室Sに導入された蒸気は、フローガイド51のガイド面53,54により湿分分離エレメント20に向けて屈曲するように湾曲して流れる。すると、蒸気に含まれる液滴は、蒸気の粒子より大径であることから、慣性力によりガイド面53,54に近い表面側を流れ、または、接触して分離され、下流側に配置されたドレンキャッチャ52の凹部56により捕集される。ドレンキャッチャ52により捕集された液滴は、凹部56内を下方に流れ、仕切壁18に形成されたドレン孔(図示略)を通してドレン通路Sに流れ、ドレン出口13から外部に排出される。
このように第3実施形態の湿分分離器にあっては、胴体10における端部を仕切壁18により区画した蒸気流入室Sの側部と端部に蒸気入口11,41を配置し、蒸気入口11,41から導入された蒸気を屈曲させるガイド面53,54を有するフローガイド51と、フローガイド51における蒸気の流れ方向の下流側に設けられるドレンキャッチャ52とを設けている。
従って、蒸気入口11,41から蒸気流入室Sに流入した蒸気は、フローガイド51により屈曲するように流れ、蒸気に含まれる液滴がその慣性力によりガイド面53,54側を流れるように分離され、ドレンキャッチャ52により捕集され、液滴が分離された蒸気がスムースに湿分分離エレメント20に流入する。そのため、蒸気に同伴する湿分を効率的に分離することで、エロージョンを抑制することができると共に、プラントの熱効率を向上することができる。
なお、上述した実施形態にて、胴体10の側部や端部に蒸気入口11,41を設けたが、その位置は、各実施形態に限定されるものではなく、内部構造や周辺構造に応じて適宜設定すればよいものであり、その数も1個または2個ではなく、3個以上設けてもよいものである。
また、上述した実施形態にて、フローガイド31,42,51を湾曲形状としたが、複数の平面を組み合わせた屈曲形状としてもよい。
10 胴体
11,41 蒸気入口
12 蒸気出口
13 ドレン出口
14 加熱管群
15 蒸気室
16 加熱管
17,18 仕切壁
19 第1支持板
20 湿分分離エレメント
21 セパレータベーン
22 上支持枠
23 下支持枠
24 ドレン開口
25 第2支持板
26 第3支持板
27 第4支持板
28 カバー
29 連通開口
30 吹出口
31,42,51 フローガイド
32,43,52 ドレンキャッチャ
33,34,44,53,54 ガイド面
35,55 合流部
36,45,56 凹部
蒸気通路
蒸気流動空間
蒸気排出空間
ドレン通路
蒸気流入室

Claims (8)

  1. 中空形状をなして長手方向の端部に蒸気入口が設けられると共に上部に蒸気出口が設けられる胴体と、
    前記胴体内に設けられて前記蒸気入口から導入された蒸気から湿分を分離する湿分分離エレメントと、
    鉛直方向に沿って設けられて前記蒸気入口から導入された蒸気を屈曲させるガイド面を有するフローガイドと、
    前記フローガイドにおける蒸気の流れ方向の下流側に鉛直方向に沿って設けられるドレンキャッチャと、
    を有することを特徴とする湿分分離器。
  2. 前記ガイド面は、湾曲形状をなすことを特徴とする請求項1に記載の湿分分離器。
  3. 前記ドレンキャッチャは、前記フローガイドの先端部に対向して配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の湿分分離器。
  4. 前記ドレンキャッチャは、前記フローガイドの先端部に対向する凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の湿分分離器。
  5. 前記胴体における長手方向の端部に仕切壁により流入室が区画され、前記蒸気入口は、前記胴体における側部に前記流入室に貫通して配置され、前記ガイド面は、前記蒸気入口に対向して配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の湿分分離器。
  6. 前記蒸気入口は、前記胴体における左右の側部に対向して配置され、前記ガイド面は、左右の前記蒸気入口に対向してそれぞれ配置されることを特徴とする請求項5に記載の湿分分離器。
  7. 左右の前記ガイド面は、先端部が合流し、この合流部に対向して前記ドレンキャッチャが鉛直方向に沿って配置されることを特徴とする請求項6に記載の湿分分離器。
  8. 前記ドレンキャッチャは、下端部が前記胴体の底面部まで延出されることを特徴とする請求項7に記載の湿分分離器。
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