JP6271955B2 - 情報提供システム、情報提供方法、情報機器、及び、プログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法、情報機器、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、障害対象物の取扱者のスキルに応じて障害対応に関する情報を提供する情報提供システム、情報提供方法、情報機器、及び、プログラムに関する。
近年、身の回りには多くの物(例えば、コンピュータ、自動車、携帯情報端末等)が出回っており、物の障害の内容も多様化している。従来、物に何らかの障害が発生した場合、その物(障害対象物)の取扱者(例えば、所有者、操作者)が専門知識を持っていないケースでは状況を判断することができないため、専門知識を持っている有識者(例えば、保守作業員)を現地に出向いて現象確認を行い、障害があった場合には、有識者が障害対応をしていた。また、障害の内容によっては、ある程度専門知識を持っている準有識者(例えば、経験者)が障害対応をすることもあった。
また、障害対応に関する情報を提供して作業を支援するシステムが提案されており、そのようなシステムとして、例えば、特許文献1では、フィールド側の操作者が、フィールド端末から管理サーバに映像、音、文字等のマルチメディア情報を送信し、管理サーバから適切な伝達情報をフィールド端末で受け取って遠隔地における活動をリアルタイムに支援するシステムが開示されている。
特開2006−163731号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、フィールド側の操作者のスキルに関係なく、一律した情報を操作者に提供しているので、操作者によっては障害対応をすることができない可能性がある。特に、装置の障害の内容の多様化に伴い、操作者であっても全ての装置の障害メッセージや障害アラーム音を覚えることは大変困難になってきており、障害対応に関する情報を提供しても操作者が障害対応できないことがあり、最終的には、保守作業員等の有識者が現地に呼び出され、障害対応に取り掛かるまでに時間を要していた。
また、操作者であれば作業できる障害の内容であっても、操作者が障害対応可能か判断できないために、保守作業員等の有識者が不用意に現地に呼び出されることがあり、保守作業員等の有識者の工数が圧迫されることで、障害対応に取り掛かるまでに時間を要することがあった。
本発明の主な課題は、障害対応に取り掛かるまでの時間を短縮することができる情報提供システム、情報提供方法、情報機器、及び、プログラムを提供することである。
本発明の第1の視点においては、第1情報機器からの要求に応じて第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報を提供する情報提供システムであって、前記第1情報機器は、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する入力部と、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を有し、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を有し、前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理し、前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理することを特徴とする。
本発明の第2の視点においては、第1情報機器からの要求に応じて第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報を提供する情報提供方法であって、前記第1情報機器、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する工程と、前記第1情報機器、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信する工程と、前記第2情報機器、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信する工程と、前記第1情報機器、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信する工程と、前記第2情報機器、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信する工程と、前記第1情報機器、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信する工程と、を含み、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた前記現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられた前記スキルデータベースと、を記憶する、ことを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報の提供を受ける第1情報機器であって、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する入力部と、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記第2情報機器からのスキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器からの現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいて前記スキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を有し、前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む前記現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理することを特徴とする。
本発明の第4の視点においては、第1情報機器からの要求に応じて障害対象物の障害対応に関する情報を前記第1情報機器に提供する第2情報機器であって、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、前記第1情報機器からの対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を備え、前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおけるスキルに係る情報に基づいて前記障害対象物の取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理し、前記第1情報機器は、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した前記対象データを入力する入力部と、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、を備え、前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者の前記スキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理することを特徴とする。
本発明の第5の視点においては、第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報の提供を受ける第1情報機器で実行される第1プログラムであって、前記第1情報機器において、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力するステップと、前記第1情報機器において、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するステップと、前記第1情報機器において、前記第2情報機器からのスキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するステップと、前記第1情報機器において、前記第2情報機器からの現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するステップと、を実行させ、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶し、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいて前記スキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信し、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む前記現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信する、ことを特徴とする。
本発明の第6の視点においては、第1情報機器からの要求に応じて障害対象物の障害対応に関する情報を前記第1情報機器に提供する第2情報機器で実行される第2プログラムであって、前記第2情報機器において、前記第1情報機器からの対象データを受信したときに、現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するステップと、前記第2情報機器において、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおけるスキルに係る情報に基づいて前記障害対象物の取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するステップと、を実行させ、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた前記現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられた前記スキルデータベースと、を記憶し、前記第1情報機器は、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した前記対象データを入力し、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信し、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信し、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、保守作業員等の有識者の現地呼び出しが減少し、障害対応に取り掛かるまでの時間を短縮することができる。
本発明の実施形態1に係る情報提供システムの構成を模式的に示したブロック図である。 障害対象装置の一例の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける障害対象装置の現象例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の構成を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第3情報機器の記憶部で記憶された(1)部品到着時間管理テーブル、(2)保守作業員到着管理テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された画像テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された動画テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された音声テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶されたスキルデータベースの一例を模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおいて用いられるスキルデータのサンプルを模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおいて用いられる現象データのサンプルを模式的に示したイメージ図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示した図13に続くフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示した図14に続くフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の第1の動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB8の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB9の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB11の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の第2の動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第3情報機器の動作を模式的に示したフローチャート図である。 本発明の実施形態2に係る情報提供システムの構成を模式的に示したブロック図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る情報提供システムの構成について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムの構成を模式的に示したブロック図である。図2は、障害対象装置の一例の構成を模式的に示したブロック図である。図3は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける障害対象装置の現象例を模式的に示したイメージ図である。図4は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の構成を模式的に示したブロック図である。図5は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の構成を模式的に示したブロック図である。
図6は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第3情報機器の記憶部で記憶された(1)部品到着時間管理テーブル、(2)保守作業員到着管理テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。図7は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された画像テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。図8は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された動画テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。図9は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶された音声テーブルの一例を模式的に示したイメージ図である。図10は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の記憶部で記憶されたスキルデータベースの一例を模式的に示したイメージ図である。
情報提供システム1は、障害対象装置10の取扱者(所有者、操作者、管理者等)に対して障害対象装置10の障害対応に関する情報を提供するコンピュータネットワークシステムである(図1参照)。情報提供システム1は、障害対象装置10の取扱者のスキルに応じて、当該取扱者が使用する第1情報機器20に障害対応に関する情報を提供する。情報提供システム1は、主な構成として、第1情報機器20と、ネットワーク30と、第2情報機器40と、第3情報機器50と、を有する。
ここで、障害対象装置10は、障害が発生した装置である(図1参照)。障害対象装置10は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、タブレット端末などの情報機器だけでなく、プリンタ、スキャナ、デジタルカメラ、テレビ、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、空気清浄機、エアコン等の電気機器、電子機器、自動車、バイク、自転車、生産機器、等の機械製品にも適用することができ、障害対象装置10の範囲はこれらの例示に限定されるものではない。障害対象装置10は、主な構成部として、例えば、現象出力部11と、識別表示部12と、を有する(図2参照)。
現象出力部11は、障害対象装置10に備えられた機能部(図示せず;例えば、ファンユニット、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、電源ユニット、グラフィックボード、マザーボード等)に障害が発生した時に障害に関する現象を出力する部分である(図2参照)。ここで、現象とは、障害対象装置10から知覚(主に視覚、聴覚)することが可能な事象をいい、例えば、障害対象装置10の障害に関する情報や正常な情報などがある。現象出力部11には、現象を出力する手段として、例えば、ディスプレイ11a、ランプ11b、スピーカ11cを用いることができ、これらに限定されない。ディスプレイ11aは、現象を文字列として表示出力する部分である(例えば、図3(A)参照)。ランプ11bは、現象を点灯、点滅、消灯で表示出力する部分である(例えば、図3(B)参照)。また、複数のランプ11bを用い、点滅、消灯に一定の規則性を持たせることで、特定の現象を把握することが可能である。スピーカ11cは、現象をアラーム音で出力する部分である(例えば、図3(C)参照)。なお、アラーム音は、一定の規則性があるアラーム音を対象とする。
識別表示部12は、障害対象装置10を識別表示する部分である(図2参照)。識別表示部12は、例えば、障害対象装置10の名称を表示した装置名ラベル12a、障害対象装置10を識別するための識別バーコード12b、障害対象装置10の製造番号12c等を用いることができる。
第1情報機器20は、ネットワーク30に接続可能な情報機器である(図1参照)。第1情報機器20は、障害対象装置10の取扱者によって用いられる。第1情報機器20には、障害対象装置10の現象及び表示をデータ(画像データ、動画データ、音声データ)として取得することが可能な機能を有する情報機器を用いることができ、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、タブレット端末等の持ち運びが容易で無線通信可能な携帯通信端末を用いることが好ましい。第1情報機器20は、障害対象装置10の現象に関するデータや、障害対象装置10の取扱者のスキルに関するデータを第2情報機器40に送信し、専門知識レベルに応じて障害対応に関する情報を受ける。第1情報機器20は、主な構成部として、情報処理部21と、入力部22と、記憶部23と、表示部24と、通信部25と、を有する。
情報処理部21は、各種の情報処理を行う部分である(図1参照)。情報処理部21は、入力部22、記憶部23、表示部24、及び通信部25を制御する機能を有する。情報処理部21は、記憶部23に記憶された所定のプログラム(アプリケーションソフトウェア)を実行することで、ハードウェア制御処理部21aと、データ保存処理部21bと、データ読込処理部21cと、データ表示処理部21dと、データ通信処理部21eと、を実現する(図4参照)。
ハードウェア制御処理部21aは、第1情報機器20内のハードウェアを制御処理する部分である(図4参照)。ハードウェア制御処理部21aは、入力部22(カメラ22a、マイク22b、文字入力部22c)を制御処理する。ハードウェア制御処理部21aは、入力部22からのデータをデータ保存処理部21b又はデータ表示処理部21dに向けて出力するように処理する。ハードウェア制御処理部21aは、データ保存処理部21bを使用して、ハードウェア制御処理部21a又はデータ通信処理部21eからのデータを、対応する記憶部23の名称データ23a、対象データ23b、スキルデータ23c、現象データ23dに保存するように制御処理する。ハードウェア制御処理部21aは、データ表示処理部21dを使用して、ハードウェア制御処理部21a又はデータ読込処理部21cからのデータ、アイコン等の情報を表示部24で表示するように制御処理する。
データ保存処理部21bは、ハードウェア制御処理部21aの制御により、ハードウェア制御処理部21a又はデータ通信処理部21eからのデータを、対応する記憶部23の名称データ23a、対象データ23b、スキルデータ23c、現象データ23dに保存するように処理する部分である(図4参照)。
データ読込処理部21cは、記憶部23の名称データ23a、対象データ23b、スキルデータ23c、現象データ23dのいずれかからデータを読み込み、読み込んだデータをデータ表示処理部21d又はデータ通信処理部21eに向けて出力するように処理する部分である(図4参照)。
データ表示処理部21dは、ハードウェア制御処理部21aの制御により、ハードウェア制御処理部21a又はデータ読込処理部21cからのデータを表示部24で表示するように処理する部分である(図4参照)。
データ通信処理部21eは、通信部25からのデータをデータ保存処理部21bに向けて出力し、データ読込処理部21cからのデータを通信部25に向けて出力する部分である(図4参照)。
入力部22は、障害対象装置10の現象及び表示を入力(撮影、録音等)する部分である(図1参照)。入力部22には、例えば、カメラ22a、マイク22b、文字入力部22c等を用いることができる(図4参照)。カメラ22aは、障害対象装置10の現象出力部(図2の11;ディスプレイ11a、ランプ11b)及び識別表示部(図2の12;装置名ラベル12a、識別バーコード12b、製造番号12c等)を撮影した画像データ又は動画データを入力する機能部である。マイク22bは、現象出力部(図2の11;スピーカ11c)のアラーム音を録音した音声を入力する機能部である。文字入力部22cは、障害対象装置10の取扱者の操作(キーボード、タッチパネル等の操作)により文字データを入力する機能部である。入力部22は、情報処理部21のハードウェア制御処理部21aによって制御される。入力部22から入力されたデータは、ハードウェア制御処理部21aに向けて出力される。
記憶部23は、各種のデータ、アプリケーションソフトウェア、プログラム等の情報を記憶する部分である(図1参照)。記憶部23は、主な記憶データとして、名称データ23aと、対象データ23bと、スキルデータ23cと、現象データ23dと、を記憶する(図4参照)。名称データ23aは、カメラ22aで撮影された障害対象装置10の識別表示部12(装置名ラベル12a、識別バーコード12b、製造番号12c等)の画像データである。対象データ23bは、カメラ22a又はマイク22bで撮影又は録音された現象出力部12(ディスプレイ11a、ランプ11b、スピーカ11c)の画像データ又は動画データ若しくは音声データである。スキルデータ23cは、第2情報機器40から送信された、スキルチェック、作業項目、作業スキルを規定した文字・表データである(例えば、図11参照)。スキルデータ23cは、専門知識のスキルチェック時、対象データの現象の把握時などに使用される。現象データ23dは、第2情報機器40から送信された、スキルフラグ、交換部品、装置名、現象No.、作業項目、現象情報、作業情報、依頼事項を規定した文字・表データである(例えば、図12参照)。記憶部23の名称データ23a、対象データ23b、スキルデータ23c、及び現象データ23dは、データ保存処理部21bによって保存され、データ読込処理部21cによって読み込み可能である。
表示部24は、情報を表示する部分である(図1参照)。表示部24は、情報処理部21のデータ表示処理部21dからの情報を表示する(図4参照)。
通信部25は、無線通信又は有線通信によりネットワーク30と双方方向に接続可能な部分である(図1参照)。通信部25は、ネットワーク30からの情報を受信してデータ通信処理部21eに向けて出力し、データ通信処理部21eからの情報をネットワーク30に向けて送信する(図1、図4参照)。
ネットワーク30は、無線通信又は有線通信により情報機器20、40、50間を接続する通信インフラ(図1参照)である。ネットワーク30には、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、近距離無線通信、赤外線通信、無線基地局、インターネット、イントラネット等の複数のネットワーク機器を組み合わせたものを用いることができる。
第2情報機器40は、ネットワーク30に接続可能な情報機器である(図1参照)。第2情報機器40は、障害対象装置10の製造会社、販売会社、保守会社等に設置することができる。第2情報機器40には、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ等の据置型情報通信端末を用いることができる。第2情報機器40は、第1情報機器20からの現象に関するデータに基づいて障害対象装置10の現象を解析して障害対応に関する情報を抽出し、障害対応に関する情報に対して障害対象装置10の取扱者のスキル(専門知識レベル)が所定基準に達しているかを判断(スキルチェック)し、専門知識レベルに応じて障害対応に関する情報を提供する。第2情報機器40は、主な構成部として、情報処理部41と、記憶部42と、通信部43と、を有する。
情報処理部41は、各種の情報処理を行う部分である(図1参照)。情報処理部41は、記憶部42、及び通信部43を制御する機能を有する。情報処理部41は、記憶部42に記憶された所定のプログラムを実行することで、データ通信処理部41aと、データ保存処理部41bと、データ読込処理部41cと、データ解析部41dと、現象パターン検索部41eと、データ出力処理部41fと、スキル確認部41gと、を実現する(図5参照)。
データ通信処理部41aは、通信部43からのデータをデータ保存処理部41b又はスキル確認部41gに向けて出力し、データ出力処理部41fからのデータを通信部43に向けて出力する部分である(図5参照)。
データ保存処理部41bは、データ通信処理部41aからのデータ(名称データ、対象データ)を、記憶部42の解析対象データ42bに保存するように処理する部分である(図5参照)。
データ読込処理部41cは、記憶部42の解析対象データ42bからデータ(名称データ、対象データ)を読み込み、読み込んだデータをデータ解析部41dのファイル種別解析部41d1に向けて出力するように処理する部分である(図5参照)。
データ解析部41dは、データ読込処理部41cからのデータ(名称データ、対象データ)に基づいてファイル種別、画像、動画、及び、音声を解析し、解析結果を現象パターン検索部41eに向けて出力する部分である(図5参照)。データ解析部41dは、ファイル種別解析部41d1と、画像解析部41d2と、動画解析部41d3と、音声解析部41d4と、を有する。
ファイル種別解析部41d1は、データ読込処理部41cからのデータがファイル種別(画像データ、動画データ、音声データ)を解析する部分である(図5参照)。判別法は特に制限されず、例えば、ファイル名の識別子を使用してファイル種別を判別することができる。ファイル種別解析部41d1は、データが画像データである場合、当該データを画像解析部41d2に向けて出力し、データが動画データである場合、当該データを動画解析部41d3に向けて出力し、データが音声データである場合、当該データを音声解析部41d4に向けて出力する。
画像解析部41d2は、ファイル種別解析部41d1からのデータ(ここでは画像データ;例えば、名称データ)から画像解析することにより名称(例えば、装置名)を抽出し、抽出した名称を現象パターン検索部41eに向けて出力する部分である(図5参照)。なお、画像解析方法は、特に制限されないが、例えば、AR(Augmented Reality;拡張現実)技術を使用し、抽出した文字列を名称とすることができる。
動画解析部41d3は、ファイル種別解析部41d1からのデータ(ここでは動画データ;例えば、対象データ)から動画解析することにより単一又は複数の画像パターンを抽出し、抽出された単一又は複数の画像パターンを現象パターン検索部41eに向けて出力する部分である(図5参照)。単一又は複数の画像パターンの抽出方法は、特に制限されないが、例えば、動画データを時間tの動画データを画像/時間Tの条件で分割して画像データに変換し、すべての画像データからピクセル情報を読み出し、データマイニングAPI(Application Programming Interface;例えば、JavaAPI等)を使用して、各画像データのピクセル情報において規則性のある頻出の画像パターンを抽出する。頻出の画像パターンが1つである場合、単一の画像パターンを現象パターン検索部41eに向けて出力し、頻出の画像パターンが複数ある場合、複数の画像パターン(頻出パターン分の画像パターン)を現象パターン検索部41eに向けて出力する。
音声解析部41d4は、ファイル種別解析部41d1からのデータ(ここでは音声データ;例えば、対象データ)から音声解析することにより音声パターンを抽出し、抽出された音声データを現象パターン検索部41eに向けて出力する部分である(図5参照)。音声パターンの抽出方法は、特に制限されないが、例えば、JavaSpeechAPI(JSAPI)などを使用して、音声データから音声パターン(例えば、音声波形、スペクトログラム)を抽出することができる。
現象パターン検索部41eは、データ解析部41dより引き渡されたデータ(名称、単一又は複数の画像パターン、音声パターン)が、記憶部42の現象データベース42a(画像テーブル42a1、動画テーブル42a2、音声テーブル42a3)に存在するか検索する部分である(図5参照)。現象パターン検索部41eは、引き渡されたデータにおいて、単一の画像パターンを有する場合は画像テーブル42a1(例えば、図7参照)を使用し、複数の画像パターンを有する場合は動画テーブル42a2(例えば、図8参照)を使用し、音声情報を有する場合は音声テーブル42a3(例えば、図9参照)を使用し、対応する現象No.が存在するか検索する。
例えば、引き渡されたデータが名称、及び、単一の画像パターンである場合、現象パターン検索部41eは、画像テーブル42a1において、引き渡された名称に対応する装置名が存在するか検索する。対応する装置名が存在する場合、現象パターン検索部41eは、画像テーブル42a1において、引き渡された単一の画像パターンに対応する画像情報(単一の静止画像)が存在するか検索する。なお、単一の画像パターンの検索方法は、特に制限されないが、例えば、JavaAPIを使用し、画像パターンのピクセル情報が画像情報のピクセル情報と80%以上マッチングするものがあるかを確認することにより検索することができる。対応する装置名が存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する画像情報が存在する場合、現象パターン検索部41eは、当該画像情報に対応する現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する画像情報が存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。
また、例えば、引き渡されたデータが名称、及び、複数の画像パターンである場合、現象パターン検索部41eは、動画テーブル42a2において、引き渡された名称に対応する装置名が存在するか検索する。対応する装置名が存在する場合、現象パターン検索部41eは、動画テーブル42a2において、引き渡された複数の画像パターンに対応する画像情報(複数の静止画像)の組合せが存在するか検索する。複数の画像パターンの検索方法は、特に制限しない。例えば、JavaAPIを使用し、複数の画像パターンの全てが画像情報の組合せと80%以上マッチングするものがあるかを確認することにより検索することができる。対応する装置名が存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する画像情報の組合せが存在する場合、当該画像情報の組合せに対応する現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する画像情報の組合せが存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。
また、例えば、引き渡されたデータが名称、及び、音声パターンである場合、現象パターン検索部41eは、音声テーブル42a3において、引き渡された名称に対応する装置名が存在するか検索する。対応する装置名が存在する場合、現象パターン検索部41eは、音声テーブル42a3において、引き渡された音声パターンに対応する音声情報が存在するか検索する。音声パターンの検索方法は、特に制限されないが、例えば、JavaAPIを使用して検索することができる。対応する装置名が存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する音声情報が存在する場合、現象パターン検索部41eは、当該音声情報に対応する現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡す。対応する音声情報が存在しない場合、現象パターン検索部41eは、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡す。
データ出力処理部41fは、現象パターン検索部41e、スキル確認部41g、現象データベース42aからのデータに基づいてスキルデータ(図11参照)、現象データ(図12参照)を生成してデータ通信処理部41aに向けて出力する部分である(図5参照)。データ出力処理部41fは、現象パターン検索部41eから引き渡された現象No.に対応する作業項目を、現象データベース42a(画像テーブル42a1、動画テーブル42a2、音声テーブル42a3)から取得するとともに、取得した作業項目に対応するスキル情報をスキルデータベース42cから取得し、取得した作業項目及びスキル情報並びに現象No.を用いてスキルデータを生成して、データ通信処理部41a向けて出力する。データ出力処理部41fは、スキル確認部41gからのスキル確認結果(スキルフラグあり/なし)が入力されたときに、現象データベース42a(画像テーブル42a1、動画テーブル42a2、音声テーブル42a3)から、現象No.に対応する交換部品、現象情報、作業情報を取得し、スキル確認結果、取得した交換部品、現象情報、作業情報、及び、現象データベース42aから取得した現象No.、装置名、作業項目、現象情報、作業情報を用いて現象データ(図12(2)、(3)、(4)参照)を生成し、生成した現象データをデータ通信処理部41aに向けて出力する。
スキル確認部41gは、データ通信処理部41aからのスキルデータ(スキルチェックが完了したもの;図11(3)、(4)参照)の内容を確認し、スキル確認結果をデータ出力処理部41fに向けて出力する部分である(図5参照)。スキル確認部41gは、スキルデータのスキルチェックが正しくチェックされていた場合をスキルフラグありとし、正しくチェックされていない場合をスキルフラグなしとする。なお、チェック方法は、特に制限されないが、例えば、スキルチェックの全項目が「あり」だった場合、スキルフラグありとすることができる。
記憶部42は、各種のデータ、プログラム等の情報を記憶する部分である(図1参照)。記憶部42は、主な記憶データとして、現象データベース42aと、解析対象データ42bと、スキルデータベース42cと、を記憶する(図5参照)。
現象データベース42aは、画像テーブル42a1と、動画テーブル42a2と、音声テーブル42a3と、を有する(図5参照)。画像テーブル42a1は、画像に関する装置名、現象No.、画像情報、作業項目、現象情報、作業情報、交換部品が関連付けられて構成されたテーブルである(図7参照)。動画テーブル42a2は、動画に関する装置名、現象No.、画像情報1、画像情報2、・・・、作業項目、現象情報、作業情報、交換部品が関連付けられて構成されたテーブルである(図8参照)。音声テーブル42a3は、音声に関する装置名、現象No.、音声情報、作業項目、現象情報、作業情報、交換部品が関連付けられて構成されたテーブルである(図9参照)。
解析対象データ42bは、データ解析部41dでの解析対象となる名称データ及び対象データを関連付けられて構成されたデータである(図5参照)。
スキルデータベース42cは、作業項目とスキル情報とが関連付けられて構成されたデータベースである(図10参照)。
通信部43は、無線通信又は有線通信によりネットワーク30と双方方向に接続可能な部分である(図1参照)。通信部43は、ネットワーク30からの情報を受信してデータ通信処理部41aに向けて出力し、データ通信処理部41aからの情報をネットワーク30に向けて送信する(図1、図5参照)。
第3情報機器50は、ネットワーク30に接続可能な情報機器である(図1参照)。第3情報機器50は、障害対象装置10の保守会社に設置することができる。第3情報機器50には、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ等の据置型情報通信端末を用いることができる。第3情報機器50は、障害対象装置10の交換部品の到着時間と、保守作業員が現場への到着時間を管理する。第3情報機器50は、主な構成部として、情報処理部51と、記憶部52と、通信部53と、を有する。
情報処理部51は、各種の情報処理を行う部分である(図1参照)。情報処理部51は、記憶部52、及び通信部53を制御する機能を有する。情報処理部51は、記憶部52に記憶された所定のプログラムを実行することで、所定の情報処理を行う。情報処理部51は、第1情報機器20からの現象データ(図12参照)における依頼事項が部品調達依頼か保守作業依頼かを確認し、部品調達依頼である場合、記憶部52の部品到着時間管理テーブル(例えば、図6(1)参照)から、現象データに含まれる装置名及び交換部品に対応する部品到着時間を抽出し、保守作業依頼である場合、記憶部52の保守作業員到着時間管理テーブル(例えば、図6(2)参照)から、現象データに含まれる装置名に対応する保守作業員到着時間を抽出し、抽出した部品到着時間又は保守作業員到着時間を第1情報機器20に送信する。
記憶部52は、各種のデータ、プログラム等の情報を記憶する部分である(図1参照)。記憶部52は、主な記憶データとして、部品到着時間管理テーブルと、保守作業員到着時間管理テーブルと、を記憶する。部品到着時間管理テーブルは、装置名、交換部品、部品到着時間を関連付けて構成される管理用のテーブルである(例えば、図6(1)参照)。保守作業員到着時間管理テーブルは、装置名、保守作業員到着時間を関連付けて構成される管理用のテーブルである(例えば、図6(2)参照)。
通信部53は、無線通信又は有線通信によりネットワーク30と双方方向に接続可能な部分である(図1参照)。通信部53は、ネットワーク30からの情報を受信して情報処理部51に向けて出力し、情報処理部51からの情報をネットワーク30に向けて送信する。
本発明の実施形態1に係る情報提供システムの動作について説明する。
まず、情報提供システムにおける第1情報機器の動作について図面を用いて説明する。図13は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示したフローチャート図である。図14は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示した図13に続くフローチャート図である。図15は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第1情報機器の動作を模式的に示した図14に続くフローチャート図である。なお、第1情報機器の構成については、図1、図4を参照されたい。
前提として、障害対象装置10の取扱者が、障害対象装置10に障害が発生していることに気付いた時点から図13のフローチャートがスタートとするものとする。
まず、取扱者が障害対象装置10の障害に気が付いたとき、第1情報機器20は、取扱者の操作(文字入力部22cの操作;例えば、タッチパネルのタッチ)によりアプリケーションを起動させ、情報処理部21(図4のハードウェア制御処理部21a、データ保存処理部21b、データ読込処理部21c、データ表示処理部21d、データ通信処理部21e)を起動させる(図13のステップA1参照)。
次に、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21aを使用して、カメラ22aを起動する (図13のステップA2参照)。これにより、表示部24にはカメラ22aの操作画面が表示される。
次に、第1情報機器20は、カメラ22aを使用して、取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により、障害対象装置10の識別表示部12(図2の装置名ラベル12a、識別バーコード12b、製造番号12c等)の画像を取得する(図13のステップA3参照)。
次に、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21a及びデータ保存処理部21bを用いて、取得した画像を名称データとして、記憶部23の名称データ23aに保存する(図13のステップA4参照)。
次に、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21aからデータ表示処理部21dを起動させ、カメラアイコン、マイクアイコンを表示部24に表示する(図13のステップA5参照)。
次に、第1情報機器20は、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)に応じて、表示部24に表示されたカメラアイコン又はマイクアイコンを選択する(図13のステップA6参照)。
次に、第1情報機器20は、選択されたカメラアイコン又はマイクアイコンに応じて、ハードウェア制御処理部21aを使用してカメラ22a又はマイク22bを起動させる (図13のステップA7参照)。これにより、表示部24にカメラ22a又はマイク22bの操作画面を表示される。
次に、第1情報機器20は、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により、カメラ22a又はマイク22bを使用して障害対象装置10の現象出力部11の画像データ(ディスプレイ11a、ランプ11bの動画データ)又は音声データ(スピーカ11cの音声データ)を時間t秒間取得する (図13のステップA8参照)。ここで、画像又は音声を取得(撮影又は録音)する時間tは、0<tである必要があり、時間が長い程、第2情報機器40での解析精度が増す。例えば、t=60[秒]とする。
次に、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21a及びデータ保存処理部21bを使用して、カメラ22a又はマイク22bから取得した障害対象装置10の現象出力部11の画像データ又は音声データを対象データとして記憶部23の対象データ23bに保存する(図13のステップA9参照)。
次に、第1情報機器20は、データ読込処理部21cを使用して、記憶部23の名称データ23aから名称データを読み込むとともに、対象データ23bから対象データを読み込み、データ通信処理部21eを使用して、読み込んだ名称データ及び対象データを、通信部25からネットワーク30を介して第2情報機器40に送信する(図13のステップA10参照)。
ステップA10の後、第2情報機器40は、第1情報機器20からの名称データと対象データを解析し、その後、解析結果に対応したスキルデータを第1情報機器20へ送信することになる(図16のステップB1〜B14参照)。ステップB1〜B14の詳細については、後述する。
次に、第1情報機器20は、第2情報機器40からのスキルデータを通信部25で受信する(図13のステップA11参照)。
次に、第1情報機器20は、データ通信処理部21e及びデータ保存処理部21bを使用して、受信したスキルデータを、記憶部23のスキルデータ23cに保存する(図13のステップA12参照)。
次に、第1情報機器20は、データ読込処理部21cを使用して、記憶部23のスキルデータ23cからスキルデータを読み込み、当該スキルデータにおいて作業スキルの項目があるか確認する(図14のステップA13参照)。
作業スキルの項目がない場合(ステップA13のNO)、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、表示部24に「障害情報なし」と表示し(図14のステップA14参照)、その後、表示部24に終了アイコンを表示し、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により終了アイコンを押して終了する。
作業スキルの項目がある場合(ステップA13のYES)、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、表示部24にスキルデータにおける作業スキルの項目をチェックリストにして表示する(図14のステップA15参照)。これにより、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)によって、作業リストの項目のチェックを実施することになる。
次に、第1情報機器20は、データ読込処理部21cを使用して、チェックされたスキルデータ(チェック結果を含んだスキルデータ;例えば、図11(3)、(4)参照)を生成し、データ通信処理部21e及び通信部25を使用して、生成されたスキルデータを、ネットワーク30を介して第2情報機器40に送信する(図14のステップA16参照)。
ステップA16の後、第2情報機器40は、第1情報機器20からのスキルデータにおけるスキルチェックのスキルフラグのチェックを行い、その後、スキルデータに対応する現象データ(図12参照)を生成して第1情報機器20へ送信することになる(図20のステップF1〜F5参照)。ステップF1〜F5の詳細については、後述する。
次に、第1情報機器20は、通信部25を使用して、第2情報機器40からの現象データを受信する(図14のステップA17参照)。
次に、第1情報機器20は、データ通信処理部21e及びデータ保存処理部21bを使用して、受信した現象データを、記憶部23の現象データ23dに保存する(図14のステップA18参照)。
次に、第1情報機器20は、データ読込処理部21cを使用して、記憶部23の現象データ23dから現象データを読み込み、読み込んだ現象データにおいてスキルフラグが「あり」になっているかを確認する(図14のステップA19参照)。
スキルフラグが「あり」になっている場合(ステップA19のYES)、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、表示部24に「スキル達成」と表示し、3つのアイコン(自作業アイコン、保守依頼アイコン、終了アイコン)を表示する(図14のステップA20参照)。これにより、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により、自作業アイコン、保守依頼アイコン、終了アイコンを選択することになる。
スキルフラグが「なし」になっている場合(ステップA19のNO)、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、表示部24に「スキル未達成」と表示し、2つのアイコン(保守依頼アイコン、終了アイコン)を表示する(図14のステップA21参照)。これにより、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により、保守依頼アイコン、終了アイコンを選択することになる。
ステップA20又はステップA21の後、ハードウェア制御処理部21aを使用して、第1情報機器20は、自作業アイコン、保守依頼アイコン、終了アイコンのいずれが選択されたか確認する(図14のステップA22参照)。
終了アイコンが選択された場合(ステップA22の「終了」)、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21a及びデータ表示処理部21dを使用して、表示部24に終了アイコンを表示し、障害対象装置10の取扱者の操作(文字入力部22cの操作)により終了アイコンを押して終了する。
自作業アイコンが選択された場合(ステップA22の「自作業」)、第1情報機器20は、ハードウェア制御処理部21aを使用して、現象データにおいて交換部品があるか確認する(図15のステップA23参照)。
交換部品がない場合(ステップA23のNO)、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、表示部24に、現象データにおける現象情報と作業情報を表示し(図15のステップA24参照)、その後、終了する。これにより、障害対象装置10の取扱者は、表示部24に表示された作業情報に基づいて作業を実施することになる。
交換部品がある場合(ステップA23のYES)、第1情報機器20は、データ読込処理部21cで現象データを読み込み、当該現象データに部品調達依頼を挿入し、データ通信処理部21eを使用して、現象データを、通信部25からネットワーク30を介して第3情報機器50に送信する(図15のステップA25参照)。
保守依頼アイコンが選択された場合(ステップA22の「保守依頼」)、第1情報機器20は、データ読込処理部21c使用して、現象データを読み込み、当該現象データに保守作業依頼を挿入し、データ通信処理部21eを使用して、現象データ(図12(5)参照)を、通信部25からネットワーク30を介して第3情報機器50に送信する(図15のステップA26参照)。
ステップA25又はステップA26の後、第3情報機器50は、第1情報機器20からの現象データにおける依頼事項を確認し、第1情報機器20へ部品到着時間又は保守作業員到着時間を送信することになる(図21のステップG1〜G5参照)。ステップG1〜G5の詳細については、後述する。
次に、第1情報機器20は、通信部25を使用して、第3情報機器50からの部品到着時間又は保守作業員到着時間を受信する(図15のステップA27参照)。
最後に、第1情報機器20は、データ表示処理部21dを使用して、受信した保守作業員到着時間又は部品到着時間を表示部24に表示し(図15のステップA28参照)、その後、終了する。これにより、障害対象装置10の取扱者は、表示部24に表示された保守作業員到着時間又は部品到着時間を確認することができ、保守作業員到着時間又は部品到着時間の修正が必要になった場合は、第1情報機器20と第3情報機器50との間で時間調整のやりとりを行うことになる。
次に、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の動作について説明する。
まず、図13のステップA10とステップA11との間での第2情報機器40の動作、すなわち、第2情報機器40において、第1情報機器20からの名称データ及び対象データを受信し、受信した名称データ及び対象データを解析し、解析結果に対応したスキルデータを第1情報機器20に送信するときの動作(ステップB1〜B14)について説明する。図16は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の第1の動作を模式的に示したフローチャート図である。図17は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB8の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。図18は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB9の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。図19は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器のステップB11の詳細な動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、第2情報機器の構成については、図1、図5を参照されたい。
まず、第2情報機器40は、通信部43及びデータ通信処理部41aを使用して、第1情報機器20からの名称データ及び対象データを受信する(図16のステップB1参照)。
次に、第2情報機器40は、データ保存処理部41bを使用して、受信した名称データ及び対象データを解析対象データとして解析対象データ42bに保存する(図16のステップB2参照)。
次に、第2情報機器40は、データ読込処理部41cを使用して、解析対象データ42bから名称データを読み込み、画像解析部41d2を使用して、名称データ(静止画像)から装置名の文字列を抽出する(図16のステップB3参照)。
次に、第2情報機器40は、データ読込処理部41cを使用して解析対象データ42bから対象データを読み込み、ファイル種別解析部41d1を使用して、対象データが動画データか音声データかを解析する(図16のステップB4参照)。
対象データが動画データである場合(ステップB4の「動画」)、第2情報機器40は、動画解析部41d3を使用して動画データを複数の画像データに分割し、分割した全ての画像データのピクセル情報を抽出する(図16のステップB5参照)。
次に、第2情報機器40は、動画解析部41d3を使用して、抽出した全てのピクセル情報から頻出の画像パターンを抽出する(図16のステップB6参照)。
次に、第2情報機器40は、動画解析部41d3を使用して、抽出した頻出の画像パターンが1種類であるか確認する(図16のステップB7参照)。
頻出の画像パターンが1種類である場合(ステップB7のYES)、第2情報機器40は、抽出された装置名、及び、単一の画像パターンを現象パターン検索部41eへ引き渡し、画像テーブル42a1(例えば、図7参照)において装置名、及び、単一の画像パターンに対応する現象No.を検索する(図16のステップB8参照)。ステップB8は、詳細には図17(ステップC1〜ステップC4)のようにして行われる。
まず、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、画像テーブル42a1(例えば、図7参照)において、引き渡された装置名に対応する装置名が存在するか確認する(図17のステップC1参照)。
対応する装置名が存在する場合(ステップC1のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、画像テーブル42a1(例えば、図7参照)において、引き渡された単一の画像データに対応する画像情報が存在するか確認する(図17のステップC2参照)。
対応する画像情報が存在する場合(ステップC2のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、画像テーブル42a1(例えば、図7参照)から画像情報に対応する現象No.を抽出し(図17のステップC3参照)、抽出した現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡し、その後、図16のステップB12に進む。
対応する装置名が存在しない場合(ステップC1のNO)、又は、対応する画像情報が存在しない場合(ステップC2のNO)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、Nullと判定し(図17のステップC4参照)、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡し、その後、図16のステップB12に進む。
頻出の画像パターンが複数種類である場合(ステップB7のNO)、第2情報機器40は、抽出された装置名、及び、複数の画像パターンを現象パターン検索部41eへ引き渡し、動画テーブル42a2(例えば、図8参照)において、装置名、及び、複数の画像パターンに対応する現象No.を検索する(図16のステップB9参照)。ステップB9は、詳細には図18(ステップD1〜ステップD4)のようにして行われる。
まず、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、動画テーブル42a2(例えば、図8参照)において、引き渡された装置名に対応する装置名が存在するか確認する(図18のステップD1参照)。
対応する装置名が存在する場合(ステップD1のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、動画テーブル42a2(例えば、図8参照)において、引き渡された複数の画像データに対応する画像情報の組合せが存在するか確認する(図18のステップD2参照)。
対応する画像情報の組合せが存在する場合(ステップD2のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、動画テーブル42a2(例えば、図8参照)から画像情報の組合せに対応する現象No.を抽出し(図18のステップD3参照)、抽出した現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡し、その後、図16のステップB12に進む。
対応する装置名が存在しない場合(ステップD1のNO)、又は、対応する画像情報の組合せが存在しない場合(ステップD2のNO)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、Nullと判定し(図18のステップD4参照)、その後、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡し、図16のステップB12に進む。
対象データが音声データである場合(ステップB4の「音声」)、第2情報機器40は、音声解析部41d4を使用して、対象データから、検索可能な形式の音声パターン(例えば、音声波形、スペクトログラム)を抽出する(図16のステップB10参照)。
次に、第2情報機器40は、抽出された装置名及び音声パターンを現象パターン検索部41eへ引き渡し、音声テーブル42a3(例えば、図9参照)において、装置名及び音声パターンに対応する現象No.を検索する(図16のステップB11参照)。ステップB11は、詳細には図19(ステップE1〜ステップE4)のようにして行われる。
まず、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、音声テーブル42a3(例えば、図9参照)において、引き渡された装置名に対応する装置名が存在するか確認する(図19のステップE1参照)。
対応する装置名が存在する場合(ステップE1のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、音声テーブル42a3(例えば、図9参照)において、引き渡された音声パターンに対応する音声情報が存在するか確認する(図19のステップE2参照)。
対応する音声情報が存在する場合(ステップE2のYES)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、音声テーブル42a3から音声情報に対応する現象No.を抽出し(図19のステップE3参照)、抽出した現象No.をデータ出力処理部41fに引き渡し、その後、図16のステップB12に進む。
対応する装置名が存在しない場合(ステップE1のNO)、又は、対応する音声情報が存在しない場合(ステップE2のNO)、第2情報機器40は、現象パターン検索部41eを使用して、Nullと判定し(図19のステップE4参照)、Nullをデータ出力処理部41fに引き渡し、その後、図16のステップB12に進む。
ステップB8又はステップB9若しくはステップB11の後、第2情報機器40は、データ出力処理部41fを使用して、現象パターン検索部41eから引き渡された情報において、名称データ及び対象データに対応する現象No.があるか確認する(図16のステップB12参照)。
現象No.がある場合(ステップB12のYES)、第2情報機器40は、データ出力処理部41fを使用して、スキルデータベース42cから現象No.に係る作業項目に対応するスキル情報を取得し、取得した作業項目及びスキル情報に基づいてスキルデータ(例えば、図11(1)参照)を生成し、生成したスキルデータを、データ通信処理部41a及び通信部43を使用して、ネットワーク30を介して第1情報機器20に送信し(図16のステップB13参照)、その後、図13のステップA11に進む。
現象No.がなくNullの場合(ステップB12のNO)、第2情報機器40は、データ出力処理部41fを使用して、Nullに対応するスキルデータ(作業項目及び作業スキルが空欄;例えば、図11(2)参照)を生成し、生成したスキルデータを、データ通信処理部41a及び通信部43を使用して、ネットワーク30を介して第1情報機器20に送信し(図16のステップB14参照)、その後、図13のステップA11に進む。
その後、第2情報機器40は、第1情報機器20からチェックされたスキルデータ(チェック結果を含んだスキルデータ;例えば、図11(3)、(4)参照)が送信(図14のステップA16の送信)されてくるまで待機することになる。
次に、図14のステップA16とステップA17との間での第2情報機器40の動作、すなわち、第2情報機器40において、第1情報機器20からのチェックされたスキルデータを受信し、受信したスキルデータにおけるスキルチェックのスキルフラグのチェックを行い、スキルデータに対応する現象データを生成して第1情報機器20へ送信するときの動作(ステップF1〜F5)について図面を用いて説明する。図20は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第2情報機器の第2の動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、第2情報機器の構成については、図1、図5を参照されたい。
まず、第2情報機器40は、通信部43及びデータ通信処理部41aを使用して、第1情報機器20からのスキルデータを受信する(図20のステップF1参照)。
次に、第2情報機器40は、スキル確認部41gを使用して、スキルデータのスキルチェックを参照して、スキルがあるか確認する(図20のステップF2参照)。
スキルありの場合(ステップF2のYES)、第2情報機器40は、スキル確認部41gを使用して、スキルフラグを「あり」に設定する(図20のステップF3参照)。
スキルなしの場合(ステップF2のNO)、第2情報機器40は、スキル確認部41gを使用して、スキルフラグを「なし」に設定する(図20のステップF4参照)。
ステップF3又はステップF4の後、第2情報機器40は、データ出力処理部41fを使用して、現象データベース42aから、受信したスキルデータに係る現象No.に対応する装置名、交換部品、現象情報、作業情報を取得し、取得した装置名、交換部品、現象情報、作業情報、及び、設定されたスキルフラグ(あり又はなし)に基づいて現象データ(例えば、図12(2)〜(4)参照)を生成し、生成した現象データを、データ通信処理部41a及び通信部43を使用して、ネットワーク30を介して第1情報機器20に送信し(図20のステップF5参照)、その後、図14のステップA17に進むことになる。
次に、図15のステップA25又はステップA26とステップA27との間での第3情報機器50の動作、すなわち、第3情報機器50が、第1情報機器20からの現象データ(部品調達依頼又は保守作業依頼を含むもの)を受信し、当該現象データの依頼事項を確認し、依頼事項に応じて部品到着時間又は保守員到着時間を第1情報機器20に送信するときの動作(ステップG1〜G5)について図面を用いて説明する。図21は、本発明の実施形態1に係る情報提供システムにおける第3情報機器の動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、第3情報機器の構成については、図1を参照されたい。
まず、第3情報機器50は、通信部53を使用して、第1情報機器20からの現象データ(部品調達依頼又は保守作業依頼を含むもの;例えば、図12(5)参照)を受信する(図21のステップG1参照)。
次に、第3情報機器50は、情報処理部51を使用して、受信した現象データの依頼事項が部品調達依頼か保守作業依頼かを確認する(図21のステップG2参照)。
部品調達依頼である場合、第3情報機器50は、情報処理部51を使用して、記憶部52の部品到着時間管理テーブル(例えば、図6(1)参照)から、現象データに含まれる装置名及び交換部品に対応する部品到着時間を抽出する(図21のステップG3参照)。
保守作業依頼である場合、第3情報機器50は、情報処理部51を使用して、記憶部52の保守作業員到着時間管理テーブル(例えば、図6(2)参照)から、現象データに含まれる装置名に対応する保守作業員到着時間を抽出する(図21のステップG4参照)。
ステップG3又はステップG4の後、第3情報機器50は、通信部53を使用して、抽出した部品到着時間又は保守作業員到着時間を第1情報機器20に送信し(図21のステップG5参照)、その後、図15のステップA27に進むことになる。
なお、実施形態1では、障害対象装置10として障害が発生した装置を例に説明しているが、障害対象装置10の代わりに、障害が発生した食物、動物、植物等の障害対象物にも適用することができる。その場合、第2情報機器50に食物、動物、植物等の障害対象物のデータベースを加えることにより、それぞれの障害内容や情報を、障害対象物の取扱者のスキルに応じて障害に対応する情報を第1情報機器20に提供することができる。例えば、食物の現象を第1情報機器20で入力した場合、障害対象物の取扱者のスキルによって、「食べ物を食べることができる」、「この食べ物の状態はXXX農薬を使用されており、食べることができない」などの情報を第1情報機器20に提供することができる。
実施形態1によれば、専門知識が無い障害対象装置10の取扱者でも第1情報機器20を使用することにより、障害対象装置10の現象に係る障害を処理することができる。また、専門知識レベルのチェックにより、専門知識のレベルに合わせた保守方式を提供することができるので、簡易的な対応方法であれば、専門知識がある保守作業員等を呼ばずに、素早く障害対応をとることができる。これにより、保守作業員等の有識者の現地呼び出しが減少し、障害対応に取り掛かるまでの時間を短縮することができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態1に係る情報提供システムの構成について図面を用いて説明する。図22は、本発明の実施形態2に係る情報提供システムの構成を模式的に示したブロック図である。
情報提供システム1は、第1情報機器20からの要求に応じて第2情報機器40から障害対象物110の障害対応に関する情報を提供するシステムである。
第1情報機器20は、主な構成部として、入力部22と、情報処理部21と、を有する。入力部22は、障害対象物110の取扱者の操作により障害対象物110の現象(例えば、障害を表す画像、動画、音声)を撮影又は録音した対象データを入力する。情報処理部21は、入力部22で入力された対象データを第2情報機器に送信するように処理する。情報処理部21は、第2情報機器40からのスキルデータを受信したときに、取扱者の操作により入力部22から取扱者のスキルに係る情報をスキルデータに入力し、当該スキルデータを第2情報機器40に送信するように処理する。
第2情報機器40は、主な構成部として、情報処理部41を有する。情報処理部41は、第1情報機器10からの対象データを受信したときに、対象データに対応する障害を確認し、当該障害に対応するスキルを確認するためのスキルデータを第1情報機器20に送信するように処理する。情報処理部41は、第1情報機器20からのスキルデータを受信したときに、スキルデータにおけるスキルに係る情報に基づいて取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、スキルの確認結果に応じて障害対応するための現象データを第1情報機器20に送信するように処理する。情報処理部21は、第2情報機器40からの現象データを受信したときに、スキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、スキルが所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器50に送信するように処理する。
実施形態2によれば、実施形態1と同様に、障害対応に取り掛かるまでの時間を短縮することができる。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
(付記)
「課題を解決するための手段」で記載した本発明の第1の視点に係る情報提供システムにおいて、前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部を有し、前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成されたスキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記現象データを前記第1情報機器に送信するときに、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む前記現象データを生成し、前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理することが好ましい。
また、本発明の第1の視点に係る情報提供システムにおいて、前記現象テーブルは、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、作業項目、現象情報、作業情報と、前記障害対象物の名称とが関連付けられており、前記第1情報機器の前記入力部は、前記取扱者の操作により前記障害対象物の識別表示部を撮影した名称データを入力し、前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記対象データを送信する際に、入力された前記名称データを前記第2情報機器に送信するように処理し、前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記名称データ及び前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記名称データ及び前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出することが好ましい。
また、本発明の第1の視点に係る情報提供システムにおいて、前記第1情報機器の前記情報処理部は、自作業が選択された場合、交換部品の有無を確認する画面を表示させ、交換部品有りが選択された場合、部品依頼情報を前記第3情報機器に送信し、交換部品無しが選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させることが好ましい。
また、本発明の第1の視点に係る情報提供システムにおいて、前記第3情報機器は、障害対象物に係る名称、交換部品、部品到着時間が関連付けられた部品到着時間管理テーブルと、障害対象物に係る名称、作業員到着時間が関連付けられた作業員到着時間管理テーブルと、を記憶する記憶部と、前記第1情報機器からの前記部品依頼情報又は前記作業依頼情報を受信したときに、記部品依頼情報を受信した場合、前記部品到着時間管理テーブルを使用して、前記部品依頼情報に対応する障害対象物に係る名称の交換部品の部品到着時間を抽出して前記第1情報機器に送信し、前記作業依頼情報を受信した場合、前記作業員到着時間管理テーブルを使用して、前記作業依頼情報に対応する障害対象物に係る名称の作業員到着時間を抽出して前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
を有することが好ましい。
なお、本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 情報提供システム
10 障害対象装置
11 現象出力部
11a ディスプレイ
11b ランプ
11c スピーカ
12 識別表示部
12a 装置名ラベル
12b 識別バーコード
12c 製造番号
20 第1情報機器
21 情報処理部
21a ハードウェア制御処理部
21b データ保存処理部
21c データ読込処理部
21d データ表示処理部
21e データ通信処理部
22 入力部
22a カメラ
22b マイク
22c 文字入力部
23 記憶部
23a 名称データ
23b 対象データ
23c スキルデータ
23d 現象データ
24 表示部
25 通信部
30 ネットワーク
40 第2情報機器
41 情報処理部
41a データ通信処理部
41b データ保存処理部
41c データ読込処理部
41d データ解析部
41d1 ファイル種別解析部
41d2 画像解析部
41d3 動画解析部
41d4 音声解析部
41e 現象パターン検索部
41f データ出力処理部
41g スキル確認部
42 記憶部
42a 現象データベース
42a1 画像テーブル
42a2 動画テーブル
42a3 音声テーブル
42b 解析対象データ
42c スキルデータベース
43 通信部
50 第3情報機器(保守会社情報機器)
51 情報処理部
52 記憶部
53 通信部
110 障害対象物

Claims (9)

  1. 第1情報機器からの要求に応じて第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報を提供する情報提供システムであって、
    前記第1情報機器は、
    前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する入力部と、
    入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を有し、
    前記第2情報機器は、
    障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、
    前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を有し、
    前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、
    前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理し、
    前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記現象テーブルは、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報と、前記障害対象物の名称とが関連付けられており、
    前記第1情報機器の前記入力部は、前記取扱者の操作により前記障害対象物の識別表示部を撮影した名称データを入力し、
    前記第1情報機器の前記情報処理部は、前記対象データを送信する際に、入力された前記名称データを前記第2情報機器に送信するように処理し、
    前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記名称データ及び前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記名称データ及び前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出することを特徴とする請求項記載の情報提供システム。
  3. 前記第1情報機器の前記情報処理部は、自作業が選択された場合、交換部品の有無を確認する画面を表示させ、交換部品有りが選択された場合、部品依頼情報を前記第3情報機器に送信し、交換部品無しが選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の情報提供システム。
  4. 前記第3情報機器は、
    障害対象物に係る名称、交換部品、部品到着時間が関連付けられた部品到着時間管理テーブルと、障害対象物に係る名称、作業員到着時間が関連付けられた作業員到着時間管理テーブルと、を記憶する記憶部と、
    前記第1情報機器からの前記部品依頼情報又は前記作業依頼情報を受信したときに、前記部品依頼情報を受信した場合、前記部品到着時間管理テーブルを使用して、前記部品依頼情報に対応する障害対象物に係る名称の交換部品の部品到着時間を抽出して前記第1情報機器に送信し、前記作業依頼情報を受信した場合、前記作業員到着時間管理テーブルを使用して、前記作業依頼情報に対応する障害対象物に係る名称の作業員到着時間を抽出して前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を有することを特徴とする請求項記載の情報提供システム。
  5. 第1情報機器からの要求に応じて第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報を提供する情報提供方法であって、
    前記第1情報機器、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する工程と、
    前記第1情報機器、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信する工程と、
    前記第2情報機器、前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信する工程と、
    前記第1情報機器、前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信する工程と、
    前記第2情報機器、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信する工程と、
    前記第1情報機器、前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信する工程と、
    を含み、
    前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた前記現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられた前記スキルデータベースと、を記憶する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  6. 第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報の提供を受ける第1情報機器であって、
    前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力する入力部と、
    入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を備え、
    前記情報処理部は、
    前記第2情報機器からのスキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、
    前記第2情報機器からの現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理し、
    前記第2情報機器は、
    障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、
    前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいて前記スキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を有し、
    前記第2情報機器の前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む前記現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理する
    ことを特徴とする第1情報機器。
  7. 第1情報機器からの要求に応じて障害対象物の障害対応に関する情報を前記第1情報機器に提供する第2情報機器であって、
    障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶する記憶部と、
    前記第1情報機器からの対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を備え、
    前記情報処理部は、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおけるスキルに係る情報に基づいて前記障害対象物の取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するように処理し、
    前記第1情報機器は、
    前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した前記対象データを入力する入力部と、
    入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するように処理する情報処理部と、
    を備え、
    前記第1情報機器の前記情報処理部は、
    前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記入力部から前記取扱者の前記スキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するように処理し、
    前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するように処理する
    ことを特徴とする第2情報機器。
  8. 第2情報機器から障害対象物の障害対応に関する情報の提供を受ける第1情報機器で実行される第1プログラムであって、
    前記第1情報機器において、前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した対象データを入力するステップと、
    前記第1情報機器において、入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信するステップと、
    前記第1情報機器において、前記第2情報機器からのスキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信するステップと、
    前記第1情報機器において、前記第2情報機器からの現象データを受信したときに、前記取扱者のスキルが所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記取扱者のスキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信するステップと、
    を実行させ
    前記第2情報機器は、
    障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられたスキルデータベースと、を記憶し、
    前記第1情報機器からの前記対象データを受信したときに、前記現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、前記スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいて前記スキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信し、
    前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおける前記スキルに係る情報に基づいて前記取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む前記現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信する、
    ことを特徴とする第1プログラム。
  9. 第1情報機器からの要求に応じて障害対象物の障害対応に関する情報を前記第1情報機器に提供する第2情報機器で実行される第2プログラムであって、
    前記第2情報機器において、前記第1情報機器からの対象データを受信したときに、現象テーブルを使用して、前記対象データに対応する画像情報又は音声情報に係る作業項目を抽出し、スキルデータベースを使用して、抽出された作業項目に対応するスキル情報を抽出し、抽出された前記スキル情報に基づいてスキルデータを生成し、生成された前記スキルデータを前記第1情報機器に送信するステップと、
    前記第2情報機器において、前記第1情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記スキルデータにおけるスキルに係る情報に基づいて前記障害対象物の取扱者のスキルが所定基準に達しているかを確認し、前記スキルが前記所定基準に達しているか否かの判断結果、作業情報、作業項目を含む現象データを生成し、生成された前記現象データを前記第1情報機器に送信するステップと、
    を実行させ
    前記第2情報機器は、障害対象物の現象に係る画像情報又は音声情報、及び、作業項目、現象情報、作業情報が関連付けられた前記現象テーブルと、作業項目、スキル情報に関連付けられた前記スキルデータベースと、を記憶し、
    前記第1情報機器は、
    前記障害対象物の取扱者の操作により前記障害対象物の現象を撮影又は録音した前記対象データを入力し、
    入力された前記対象データを前記第2情報機器に送信し、
    前記第2情報機器からの前記スキルデータを受信したときに、前記取扱者の操作により前記取扱者のスキルに係る情報を前記スキルデータに入力し、前記スキルデータを前記第2情報機器に送信し、
    前記第2情報機器からの前記現象データを受信したときに、前記スキルが前記所定基準に達している場合、自作業及び作業依頼を選択する画面を表示させ、前記スキルが前記所定基準に達していない場合、作業依頼を選択する画面を表示させ、自作業が選択された場合、前記現象データにおける障害対応に関する情報を表示させ、作業依頼が選択された場合、作業依頼情報を第3情報機器に送信する、
    ことを特徴とする第2プログラム。
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