JP6271360B2 - 燃料電池部材用のシート材料ロール - Google Patents
燃料電池部材用のシート材料ロール Download PDFInfo
- Publication number
- JP6271360B2 JP6271360B2 JP2014147760A JP2014147760A JP6271360B2 JP 6271360 B2 JP6271360 B2 JP 6271360B2 JP 2014147760 A JP2014147760 A JP 2014147760A JP 2014147760 A JP2014147760 A JP 2014147760A JP 6271360 B2 JP6271360 B2 JP 6271360B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- diffuser
- fuel cell
- spacer member
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、ガス供給マニフォールドと発電領域の間に、ガス入口分配部(ディフューザ)を設け、ガス分配部を、発電領域のガス流れ方向と垂直方向に延在し、2つ以上のスリットを有するn個の分配リブにより構成する技術が開示されている。当該ガス入口分配部によれば、反応ガスを発電領域に均等に分配することができる。
第6発明においては、液状ゴム材料に発泡材料を含ませると共に、スクリーン印刷工程において、シール部材もしくはディフューザとなるべき所定の形状よりも、スペーサ部材となるべき所定の形状の方が幅広くなるようにスクリーン印刷することが好ましい(第7発明)。
また、第6発明のシート材料ロールの製造方法によれば、スクリーン印刷を利用して、シール部材もしくはディフューザとスペーサ部材とを同時に成形一体化できて非常に製造効率が高い。さらに、第7発明のようにすると、スクリーン印刷工程の回数を減らすことができて、特に製造効率が高められる。
まず、燃料電池の構成から説明する。図1は、固体高分子型燃料電池を構成する単セル1の概略縦断面図であり、通常、燃料電池はこの単セル1を複数積層した積層体(図示せず)として構成されている。この燃料電池はたとえば燃料電池自動車の発電装置として使用される。
また、好ましくは、ディフューザ23の平面パターンの最小幅寸法Wmと、ディフューザの高さ(特に最小幅部分における高さ)Hmとが、0.1*Wm≦Hm≦0.8*Wmとなるようにディフューザが形成されることが好ましく、このように形成されたディフューザは、反応ガスの分配機能が高い。
ディフューザの高さHmは好ましくは0.05mm〜0.8mmに設けられ、より好ましくは0.1mm〜0.6mmに設けられる。
ディフューザを形成するゴム材料としては、イソプレンゴム、水添イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどが例示される。特に水添イソプレンゴムが好ましい。ゴム材料は好ましくはイソシアネート化合物や有機過酸化物により架橋されている。ディフューザを形成するゴム材料を発泡ゴムとする場合の発泡材料としては、熱膨張性マイクロカプセル(例えば、エクスパンセルやマイクロスフィアといった商品名で販売されている、加熱により膨張する液体をポリマー殻で包んだマイクロカプセル)や、アゾジカルボンアミド(ADCA)、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、炭酸水素ナトリウムなどの化学発泡剤が例示される。特に熱膨張性マイクロカプセルにより発泡させると、発泡材料の残滓が燃料電池の使用時に溶出して触媒が被毒することがないので好ましい。熱膨張性マイクロカプセルは、松本油脂製薬株式会社からマツモトマイクロスフィアという商品名で、日本フェライト株式会社からエクスパンセル(Expancel)という商品名で販売されている。発泡材料から分解ガスや分解残滓などが発生する場合には、それらを除去してから燃料電池に組み込むようにすることが好ましい。
フレーム22は、長尺のシート材料PFの表面に、あらかじめディフューザ23を一体成形しておいて、長尺シート材料PFからフレーム22の形状を切り出すことによって製造される。図7に長尺シート材料PFにディフューザ23が一体成形された形態の例を示す。この長尺シート材料には、スペーサ部材30も一体に形成されている。図8には、その断面図を示す。
スペーサ部材30を、長尺シート材料の幅方向に延在するように設けても良い。また、スペーサ部材30は、ディフューザ23にできるだけ近接して設けることが、ディフューザの変形防止の観点から好ましい。
図9には、長尺シート材料PFにディフューザ23及びスペーサ部材30をスクリーン印刷を利用して一体成形する工程の例を示す。また、図10には、シート材料PFにディフューザとスペーサ部材を一体化して、フレーム22を製造するためのシート材料ロールPFRを製造する工程の流れを示す。
上記したシート材料ロールPFRにはディフューザ23とスペーサ部材30が一体化されているが、無負荷時の高さについて、スペーサ部材30が、ディフューザ23よりも高くされているので、ロール巻きされた際に、ディフューザ23が押しつぶされて変形してしまうことが抑制される。また、シート材料ロールPFRを用いれば、不要な部分を切り取るだけで、ディフューザ23が一体化されたフレーム22が効率的に製造できる。すなわち、シート材料ロールPFRは、ディフューザ付フレームの品質及び製造効率の向上に寄与する。
本実施形態では、シール部材9やスペーサ部材31,31は発泡ゴムではなく、非発泡のゴム材料により形成されている。すなわち、本発明におけるディフューザやシール部材、スペーサ部材は、発泡材料であってもよいが、非発泡材料であってもよく、一部が発泡材料とされたものであっても良い。
なお、シール部材もしくはディフューザと、スペーサ部材とで、材料を異ならせる場合には、スペーサ部材の方が、硬度が高くなるようにすることが、シール部材もしくはディフューザの形状を保護する観点から好ましい。
2 膜電極接合体(MEA)
21 高分子電解質膜
22 フレーム
23 ディフューザ
24 カソード電極
25 アノード電極
5 カソード電極側セパレータ
6 アノード電極側セパレータ
7,8 溝
9 シール部材
PFR シート材料ロール
PF シート材料
30,31 スペーサ部材
M スクリーンマスク
SQ スキージ
23P ディフューザ前駆体
30P スペーサ部材前駆体
Claims (8)
- 燃料電池の膜電極接合体のフレームもしくはセパレータを製造するための長尺のシート材料をロール巻きした、燃料電池部材用のシート材料ロールであって、
前記シート材料には、所定形状に形成されたシール部材もしくはディフューザが一体化されており、
かつ、前記シート材料には、スペーサ部材が一体化されており、
無負荷時の高さについて、スペーサ部材が、シール部材もしくはディフューザよりも高い
燃料電池部材用のシート材料ロール。 - シール部材もしくはディフューザが、発泡ゴム材料を含むものである請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロール。
- ロール巻きされた状態で、シール部材もしくはディフューザが、先行してもしくは後続して巻かれるシート材料と非接触状態にされている請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロール。
- スペーサ部材は、少なくとも長尺のシート材料の長手方向に延在するよう一体化されている請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロール。
- シール部材もしくはディフューザがシート材料の一方の面に一体化されており、スペーサ部材もシート材料の同じ面に一体化されている、請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロール。
- 請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロールを製造する方法であって、
液状ゴム材料をスクリーン印刷によりシート材料に塗布する工程を有しており、
前記スクリーン印刷工程において、シール部材もしくはディフューザとなるべき所定の形状、および、スペーサ部材となるべき所定の形状に、液状ゴム材料を塗布形成し、
スクリーン印刷工程の後に、シート材料に塗布された液状ゴム材料を架橋処理して、シール部材もしくはディフューザおよびスペーサ部材をシート材料に一体に形成し、
その後、シート材料をロール巻きする、
燃料電池部材用のシート材料ロールの製造方法。 - 液状ゴム材料に発泡材料を含ませると共に、
スクリーン印刷工程において、シール部材もしくはディフューザとなるべき所定の形状よりも、スペーサ部材となるべき所定の形状の方が幅広くなるようにスクリーン印刷する、
請求項6に記載の燃料電池部材用シート材料ロールの製造方法。 - 請求項1に記載の燃料電池部材用のシート材料ロールを用いて、燃料電池の膜電極接合体のフレームもしくはセパレータを製造する方法であって、
シート材料ロールから引き出したシート材料を、所定の箇所で所定の形状に切り取って、膜電極接合体のフレームもしくはセパレータの形状に加工する工程を有しており、
前記切り取り工程において、シート材料にスペーサ部材が一体化された部分を、膜電極接合体のフレームもしくはセパレータとなる部分から切り離す、
燃料電池の膜電極接合体のフレームもしくはセパレータを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014147760A JP6271360B2 (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 燃料電池部材用のシート材料ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014147760A JP6271360B2 (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 燃料電池部材用のシート材料ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016024937A JP2016024937A (ja) | 2016-02-08 |
JP6271360B2 true JP6271360B2 (ja) | 2018-01-31 |
Family
ID=55271543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014147760A Active JP6271360B2 (ja) | 2014-07-18 | 2014-07-18 | 燃料電池部材用のシート材料ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6271360B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6427215B2 (ja) | 2017-03-07 | 2018-11-21 | 本田技研工業株式会社 | 固体高分子型燃料電池用フィルム成形品のプレス加工方法及びプレス加工装置 |
JP6805899B2 (ja) * | 2017-03-08 | 2020-12-23 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池セルの製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4366872B2 (ja) * | 2000-03-13 | 2009-11-18 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池用ガスセパレータおよび該燃料電池用セパレータの製造方法並びに燃料電池 |
JP2001336640A (ja) * | 2000-05-30 | 2001-12-07 | Uchiyama Mfg Corp | 薄膜キャリアガスケット |
JP2004119235A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Nippon Steel Corp | 固体高分子型燃料電池用セパレータ、その製造装置及び製造方法 |
JP4977972B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2012-07-18 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池セルおよび電解質膜/電極積層体並びにその製造方法 |
JP5106365B2 (ja) * | 2008-12-07 | 2012-12-26 | 住友化学株式会社 | 高分子電解質膜の洗浄方法及びそれに用いるスペーサ並びに巻取体 |
JP2011028915A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の製造方法 |
JP5422700B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2014-02-19 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池 |
-
2014
- 2014-07-18 JP JP2014147760A patent/JP6271360B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016024937A (ja) | 2016-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5238117B2 (ja) | 端部シールを有する燃料電池スタック組立体 | |
JP4505144B2 (ja) | Pem型燃料電池のための改良された膜電極組立体 | |
US9577276B2 (en) | Fuel cell membrane electrode assembly | |
JP2013157333A (ja) | 燃料電池に使用されるガスケット副組立品 | |
US20020094464A1 (en) | Integral sealing method for fuel cell separator plates | |
JP6045438B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用の膜電極接合体の製造方法 | |
JP2008112604A (ja) | 燃料電池及び燃料電池用ガスケット | |
JP6271360B2 (ja) | 燃料電池部材用のシート材料ロール | |
US11094947B2 (en) | Resin frame equipped membrane electrode assembly for fuel cell and method of producing the same | |
JP6709053B2 (ja) | 樹脂枠付き段差meaの製造方法及び製造装置 | |
US20160036068A1 (en) | Printed multi-function seals for fuel cells | |
JP2016018587A (ja) | 固体高分子型燃料電池用のセパレータの製造方法 | |
JP2007035459A (ja) | 燃料電池 | |
JP6345014B2 (ja) | 燃料電池用ディフューザ | |
US20130101917A1 (en) | Polymer electrolyte fuel cell and method of fabricating the same | |
JP2016143468A (ja) | 燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法 | |
JP5849418B2 (ja) | 膜電極接合体の製造方法 | |
JP5838570B2 (ja) | 固体高分子形燃料電池における膜電極接合体 | |
JP2016018703A (ja) | 燃料電池用シール部材及びシール部材が一体化されたセパレータもしくは膜電極接合体の製造方法 | |
JP2014026799A (ja) | 燃料電池用電解質膜・電極構造体 | |
JP4676191B2 (ja) | 燃料電池用セパレータ | |
JP2021099953A (ja) | 燃料電池単位セル | |
JP2016025053A (ja) | 燃料電池の構成部品及びその製造方法、及び燃料電池の組み立て方法 | |
JP2008192403A (ja) | 燃料電池、その製造方法、および燃料電池用積層部材 | |
JP2014139884A (ja) | 燃料電池用金属セパレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6271360 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |