JP6271342B2 - ガス類供給用マスク装置 - Google Patents

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本発明は、マスク装着者の頭部に装着されることができるマスク本体を備え、上記頭部に装着されている上記マスク本体と上記マスク装着者の顔面との間に存在するガス類導入空間にガス類を導入することができるように構成されている、酸素マスク装置などのガス類供給用マスク装置に関するものである。
上述のように構成された酸素マスク装置は、特許文献1に開示されている。そして、この特許文献1に開示されている酸素マスク装置においては、複数個のゴム紐取付け用丸孔が、マスク本体の外周部分のうちの左側の端部と右側の端部とのそれぞれに配設されている。このために、マスク装着者などは、ゴム紐の両端部のそれぞれをマスク本体の外周部分のうちの左側端部のゴム紐取付け用丸孔と右側端部のゴム紐取付け用丸孔とにそれぞれ取付けることができる。したがって、上記ゴム紐をマスク装着者の頭部に掛け渡すことによって、酸素マスク装置をマスク装着者に装着することができる。
特開2005−253925号公報
しかし、特許文献1に開示されている酸素マスク装置の場合には、マスク装着者などの手元にゴム紐がない場合には、ゴム紐を何らかの方法でもって入手する必要がある。そして、ゴム紐を入手するのに手間や時間が掛かるときには、マスク装着者が酸素マスク装置を使用し始めるのに余分な手間や余分な時間が掛かってしまう。
本発明は、特許文献1に開示されている酸素マスク装置における上述のような欠点を、比較的簡単な構成でもって、効果的に是正し得るようにしたものである。
本発明は、マスク装着者の頭部に装着されることができるマスク本体を備え、上記頭部に装着されている上記マスク本体と上記マスク装着者の顔面との間に存在するガス類導入空間にガス類を導入することができるように構成されているガス類供給用マスク装置において、前記マスク装着者に装着するための紐が取り付け可能な紐取付け用短孔と前記マスク装着者に装着するための帯が取り付け可能な帯取付け用長孔とのそれぞれが、上記マスク本体の外周部分のうちの左側の端部と右側の端部とのそれぞれに配設されていると共に、前記帯取付け用長孔は正面視にて閉じた略円形状とされていることを特徴とするガス類供給用マスク装置に係るものである。そして、本発明の第1の観点によれば、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれがほぼ平らな面に構成されているのが好ましい。
また、本発明の第2の観点によれば、左側の孔形成用突出部と右側の孔形成用突出部とのそれぞれが、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれのほぼ中間部分にほぼ左右両外側に向って突出するように配設され、上記紐取付け用短孔と上記帯取付け用長孔とのうちのいずれか一方が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに配設され、上記紐取付け用短孔と上記帯取付け用長孔とのうちの他方が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに隣接するように、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とにそれぞれ配設されているのが好ましい。そして、本発明の第2の観点の第1の態様によれば、上記紐取付け用短孔が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに配設され、上記帯取付け用長孔が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに隣接するように、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とにそれぞれ配設されているのが好ましい。また、本発明の上記第2の観点の第2の態様によれば、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれにほぼ面一になるように一体成形されているのが好ましい。
また、本発明の上記第2の観点の第3の態様によれば、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、ほぼ台形状、ほぼ長方形状、ほぼ半円形状、ほぼ半楕円形状またはほぼ半長円形状に構成されているのが好ましい。この場合、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、ほぼ左右両外側に向って先細りになるように突出しているほぼ等脚台形状に構成されているのがさらに好ましい。そして、この場合、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの基底の長さが、10.5〜17.5mmの範囲(さらに好ましくは、11.2〜16.8mmの範囲、最も好ましくは、11.7〜16.3mmの範囲)であり、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの突出高さが、4.5〜7.5mmの範囲(さらに好ましくは、4.8〜7.2mmの範囲、最も好ましくは、5.0〜7.0mmの範囲)であり、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの面積が、45〜75mm2の範囲(さらに好ましくは、48〜72mm2の範囲、最も好ましくは、50〜70mm2の範囲)であるのが好ましい。さらに、本発明の上記第2の観点の第4の態様によれば、上記マスク本体の上下方向における長さに対する、上記マスク本体の上端から左右一対の孔形成用突出部のそれぞれのほぼ中心までの上下方向における長さの比の値が、0.38〜0.48の範囲(さらに好ましくは、0.39〜0.47の範囲、最も好ましくは、0.40〜0.46の範囲)であるのが好ましい。
また、本発明の第3の観点によれば、上記紐取付け用短孔のそれぞれの平面的に見た最大長さが、1.5〜2.5mmの範囲(さらに好ましくは、1.6〜2.4mmの範囲、最も好ましくは、1.7〜2.3mmの範囲)であり、上記紐取付け用短孔のそれぞれの平面的に見た面積が、2.35〜3.95mmの範囲(さらに好ましくは、2.50〜3.80mmの範囲、最も好ましくは、2.62〜3.66mmの範囲)であるのが好ましい。そして、本発明の第4の観点によれば、上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た幅が、0.75〜1.25mmの範囲(さらに好ましくは、0.80〜1.20mmの範囲、最も好ましくは、0.82〜1.18mmの範囲)であり、上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た最大長さが、7.5〜12.5mmの範囲(さらに好ましくは、8.0〜12.0mmの範囲、最も好ましくは、8.2〜11.8mmの範囲)であり、上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た面積が、6.8〜11.4mmの範囲(さらに好ましくは、7.2〜10.8mmの範囲、最も好ましくは、7.5〜10.5mmの範囲)であるのが好ましい。
請求項1に係る発明によれば、紐取付け用短孔と帯取付け用長孔とのそれぞれが、マスク本体の外周部分のうちの左側の端部と右側の端部とのそれぞれに配設されている。このために、ゴム紐などの頭部装着用紐がマスク装着者などの手元にあるときには、頭部装着用紐をマスク装着者の頭部などに比較的簡単にかつ比較的確実に掛けることなどによって、マスク本体をマスク装着者に比較的簡単にかつ比較的確実に装着することができる。そして、ゴム紐などの頭部装着用紐がマスク装着者などの手元にないときには、伸縮包帯などの頭部装着用帯をマスク装着者の頭部などに比較的簡単にかつ比較的確実に掛けることなどによって、マスク本体をマスク装着者に比較的簡単にかつ比較的容易に装着することができる。なお、この点は、ゴム紐などの頭部装着用紐がマスク装着者などの手元にあるときも、同様である。そして、請求項2に係る発明によれば、ゴム紐などの頭部装着用弾性紐や伸縮包帯などの頭部装着用弾性帯をマスク本体の外周部分のうちの左側端部と右側端部とにさらに簡単にかつさらに確実に取付けることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、左側の孔形成用突出部と右側の孔形成用突出部とのそれぞれによって、マスク本体の左右両側の端部のうちの標準的な高さの取付け箇所を示唆することができるので、マスク装着者などがマスク本体をマスク装着者の頭部にさらに簡単にかつさらに確実に装着することができる。そして、請求項4に係る発明によれば、左右一対の孔形成用突出部の強度をほとんど低下させることなく、請求項3に係る発明による上述の効果をさらに良好に奏することができる。さらに、請求項5、6および7にそれぞれ係る発明によれば、請求項3および4にそれぞれ係る発明によって奏する上述の効果をさらに良好に奏することができる。そして、請求項8および9にそれぞれ係る発明によれば、請求項3に係る発明によって奏する上述の効果をさらに良好に奏することができる。また、請求項10および11にそれぞれ係る発明によれば、請求項3および4にそれぞれ係る発明によって奏する上述の効果をさらに良好に奏することができる。
本発明を酸素マスク装置に適用した一実施例における酸素マスク装置の正面図である。(実施例1) 図1の酸素マスク装置の第1の装着状態での斜視図である。(実施例1) 図2に示す第1の装着状態での酸素マスク装置における紐取付け用短孔への頭部装着用ゴム紐の取付け操作の初期段階を示す要部の斜視図である。(実施例1) 図2に示す第1の装着状態での酸素マスク装置における紐取付け用短孔への頭部装着用ゴム紐の取付け操作の完了段階を示す要部の斜視図である。(実施例1) 図1の酸素マスク装置の第2の装着状態での包帯取付け用長孔への頭部装着用伸縮包帯の取付け操作の初期の段階を示す要部の斜視図である。(実施例1) 図1の酸素マスク装置の第2の装着状態での包帯取付け用長孔への頭部装着用伸縮包帯の取付け操作の途中の段階を示す要部の斜視図である。(実施例1) 図1の酸素マスク装置の第2の装着状態での包帯取付け用長孔への頭部装着用伸縮包帯の取付け操作の完了段階を示す要部の斜視図である。(実施例1)
つぎに、本発明の一実施例における酸素マスク装置1を、「1、酸素マスク本体の説明」、「2、第1〜第4のコネクタおよびガス供給用チューブの説明」および「3、マスク装着者への酸素マスク装置の装着操作の説明」に項分けして、図1〜図7を参照しつつ説明する。
1、酸素マスク本体の説明
ガス類供給用マスク装置としての酸素マスク装置1は、図1および図2に示すように、患者などのマスク装着者2の顔面3のほぼ中央の部分(具体的には、鼻部4および口部5ならびにこれらの周辺部)を覆うことができるマスク本体6を備えている。なお、マスク本体6は、軟質塩化ビニールなどのほぼ透明な(換言すれば、透光性の)軟質合成樹脂などから、左右ほぼ対称的な形状を有するように、一体成形されていてよい。また、図2において、符号7は、マスク装着者2の左目であり、符号8は、マスク装着者の右目である。そして、マスク本体6の外周部分11のうちの少なくとも左右両側端部11a、11bは、そのほぼ全体にわたってほぼ平らな面に構成されている。なお、外周部分11のうちの上側端部11cは、マスク装着者2の鼻部4の形状にほぼ対応するように、左右両側端部11a、11bとほぼ連続していて前方(換言すれば、外側)に向って多少突出している弯曲形状であってよい。そして、外周部分11のうちの下側端部11dは、マスク装着者2の顎部12のほぼ上方付近にほぼ対応するように、左右両側端部11a、11bとほぼ連続しているほぼ平らな面であってもよいが、マスク装着者2の顎部12のほぼ下方付近にほぼ対応するように、左右両側部11a、11bとほぼ連続していてほぼ前方(換言すれば、外側)に向って多少突出している弯曲形状であってもよい。
マスク本体6の外周部分11の左右一対の側端部11a、11bの中間部分のうちの多少上方の部分には、図1および図2に示すように、これら左右一対の側端部11a、11bから(好ましくは、ほぼ左右両外側に向って先細りになるように突出するように)左右両外側に向かってそれぞれほぼ等脚台形状などのほぼ台形状、ほぼ長方形状、ほぼ半円形状、ほぼ半楕円形状、ほぼ半長円形状などに突出している左右両側の孔形成用突出部13a、13bが、左右一対の側端部11a、11bのそれぞれとほぼ面一になるように一体成形されて、配設されている。そして、図示の実施例においてはそれぞれほぼ等脚台形状であるこれら左右両側の孔形成用突出部13a、13bのそれぞれには、柔軟性と弾性とを有する第1の頭部装着用長手状部材としての偏平形状の第1の頭部装着用ゴム紐(換言すれば、偏平形状で比較的幅狭の弾性体)14の左右両端部がそれぞれ挿通されて取付けられる左右一対の紐取付け用の短孔(換言すれば、平面的に見て長さが短い孔)15が、貫通孔として配設されている。また、同様の紐取付け用の短孔(換言すれば、平面的に見て長さが短い孔)16、17、18が、左右一対の側端部11a〜11bのほぼ上下方向にそれぞれ沿って上方から下方に向って例えば3個ずつ、貫通孔として順次配設されている。さらに、第1の頭部装着用ゴム紐14と同様に構成されていてよい第2の頭部装着用紐としての第2の頭部装着用ゴム紐(換言すれば、偏平形状で比較的幅狭の弾性体)21の両端部が、第1の頭部装着用ゴム紐14に代えてまたは第1の頭部装着用ゴム紐14に加えて、上記3個ずつの紐取付け用短孔16、17、18のうちのいずれか1個に挿通されて取付けられていてもよい。
左右一対の側端部11a、11bのそれぞれには、図1および図2に示すように、左右一対の側端部11a、11bにそれぞれ沿ってほぼ直線形状に延在していてよい上下一対の包帯取付け用長孔(換言すれば、平面的に見て長細い孔)22、23が、貫通孔として配設されている。また、これら上下一対の包帯取付け用長孔22、23のうちの上側の包帯取付け用長孔22は、ほぼ左右方向において紐取付け用短孔15(換言すれば、突出部13a、13b)にそれぞれ対向するように隣接している。なお、これらの包帯取付け用長孔22、23のうちの左右一対の包帯取付け用長孔22には、柔軟性を有する第2の頭部装着用長手状部材としての頭部装着用伸縮包帯(換言すれば、偏平形状で比較的幅広に弾性体)24の両端部が、第1の頭部装着用ゴム紐14に代えて、それぞれ挿通されて取付けられることができる。さらに、第2の長手状装着用部材としての第2の頭部装着用伸縮包帯(図示せず)の両端部が、頭部装着用伸縮包帯24に代えてまたは頭部装着用伸縮包帯24に加えて、左右一対の包帯取付け用長孔23に挿通されて取付けられていてもよい。なお、第1および第2の頭部装着用ゴム紐14、21ならびに頭部装着用伸縮包帯24および上記第2の頭部装着用伸縮包帯(換言すれば、偏平形状で比較的幅広の第1および第2の弾性体)のそれぞれは、マスク装着者2の左側の頬部、後頭部および右側の頬部をそれぞれ通るように、マスク装着者2の頭部26に掛け渡されることができる。さらに、第1の頭部装着用ゴム紐(換言すれば、弾性紐)14、21のうちの少なくとも一方と、頭部装着用伸縮包帯24および上記第2の頭部装着用伸縮包帯(換言すれば、第1および第2の弾性包帯などの第1および第2の弾性帯)のうちの少なくとも一方とが、左右一対の側端部11a、11bに、上述のようにして同時に取付けられて、マスク装着者2の頭部26にそれぞれ掛け渡されるようにしてもよい。
図1に示すマスク本体6の上下方向における長さL1は、ほぼ105mmである。そして、マスク本体6の上端から左右一対の孔形成用突出部13a、13b(換言すれば、左右一対の紐取付け用短孔15)のそれぞれのほぼ中心までの上下方向における長さL2は、ほぼ38mmである。したがって、マスク本体6の上下方向における長さL1に対する、左右一対の孔形成用突出部13a、13b(換言すれば、左右一対の紐取付け用短孔15)のそれぞれのほぼ中心までの上下方向における長さL2の比L2/L1は、ほぼ0.36である。また、図1に示すように、それぞれほぼ等脚台形状などであってよい左右一対の孔形成用突出部13a、13bの外側面および内側面のそれぞれの下底の長さL3および突出高さL4のそれぞれは、ほぼ6mm、ほぼ14mmおよびほぼ6mmである。さらに、左右一対の孔形成用突出部13a、13bの外側面および内側面のそれぞれの面積は、ほぼ60mmである。そして、上記比L2/L1は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、0.38〜0.48の範囲であるのが好ましく、0.39〜0.47の範囲であるのがさらに好ましく、0.40〜0.46の範囲であるのが最も好ましい。また、左右一対の孔形成用突出部13a、13bの外側面および内側面(換言すれば、ほぼ等脚台形状)のそれぞれの基端または基底である下底の長さL3は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、10.5〜17.5mmの範囲であるのが好ましく、11.2〜16.8mmの範囲であるのがさらに好ましく、11.7〜16.3mmの範囲であるのが最も好ましい。さらに、左右一対の孔形成用突出部13a、13bの外側面および内側面(換言すれば、ほぼ等脚台形状)のそれぞれの突出高さL4は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、4.5〜7.5mmの範囲であるのが好ましく、4.8〜7.2mmの範囲であるのがさらに好ましく、5.0〜7.0mmの範囲であるのが最も好ましい。また、左右一対の孔形成用突出部13a、13bの外側面および内側面のそれぞれ(換言すれば、ほぼ等脚台形状)の面積は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、45〜75mmの範囲であるのが好ましく、48〜72mmの範囲であるのがさらに好ましく、50〜70mmの範囲であるのが最も好ましい。なお、マスク本体6の外周部分11の左右一対の側端部11a、11bに連なっている左右両側の孔形成用突出部13a、13bのそれぞれの形状が、ほぼ等脚台形状ではなくて、ほぼ等脚台形状以外のほぼ台形状、ほぼ長方形状、ほぼ半円形状、ほぼ半楕円形状、ほぼ半長円形状などである場合にも、上記長さL3、上記突出高さL4および上記面積についての数値範囲はほぼ該当する。また、上記下底とは、左右両側の孔形成用突出部13a、13bのうちの左右両側の側端部11a、11bに連なっている部分(換言すれば、基端または基底)を意味している。
図1にそれぞれ示す紐取付け用短孔15〜18は、平面的に見てほぼ円形状、ほぼ6角形状、ほぼ8角形状などの多角形状などの短孔形状であってよい。そして、紐取付け用短孔15〜18のそれぞれの直径(換言すれば、平面的に見た最大長さ)L5(図示せず)は、ほぼ2mmである。したがって、紐取付け用短孔15〜18のそれぞれの平面的に見た面積は、ほぼ3.14mmである。そして、包帯取付け用長孔22、23のそれぞれの平面的に見た幅L6(図示せず)は、ほぼ1mmである。また、ほぼ直線形状に延在していてよい包帯取付け用長孔22、23のそれぞれの平面的に見た長さL7(図示せず)は、ほぼ10mmである。さらに、それぞれの包帯取付け用長孔22、23のそれぞれのほぼ上側およびほぼ下側の端部(換言すれば、両端部)は、平面的に見て、ほぼ半円形状である。したがって、包帯取付け用長孔22、23のそれぞれの平面的に見た面積は、ほぼ9mmである。そして、紐取付け用短孔15〜18のそれぞれの上記直径(換言すれば、上記最大長さ)L5は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、1.5〜2.5mmの範囲であるのが好ましく、1.6〜2.4mmの範囲であるのがさらに好ましく、1.7〜2.3mmの範囲であるのが最も好ましい。また、紐取付け用短孔15〜18のそれぞれの平面的に見た上記面積は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、2.35〜3.95mmの範囲であるのが好ましく、2.50〜3.80mmの範囲であるのがさらに好ましく、2.62〜3.66mmの範囲であるのが最も好ましい。さらに、包帯取付け用長孔(換言すれば、帯取付け用長孔)22、23のそれぞれの平面的に見た幅L6は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、0.75〜1.25mmの範囲であるのが好ましく、0.80〜1.20mmの範囲であるのがさらに好ましく、0.82〜1.18mmの範囲であるのが最も好ましい。そして、包帯取付け用長孔22、23のそれぞれの平面的に見た長さL7は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、7.5〜12.5mmの範囲であるのが好ましく、8.0〜12.0mmの範囲であるのがさらに好ましく、8.2〜11.8mmの範囲であるのが最も好ましい。また、包帯取付け用長孔22、23の平面的に見た上記面積は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、6.8〜11.4mmの範囲であるのが好ましく、7.2〜10.8mmの範囲であるのがさらに好ましく、7.5〜10.5mmの範囲であるのが最も好ましい。
マスク本体6のうちの左右両側の多少上方の部分には、図1および図2に示すように、マスク本体6の内側と外側との間の通気を行うための左右一対のほぼ三角形状の通気用開孔25a、25bがそれぞれ配設されている。なお、これら左右一対の通気用開孔25a、25bのそれぞれは、マスク本体6がマスク装着者2に装着されている状態においては、マスク装着者2の左右両側の鼻孔およびこれらの鼻孔の周囲にそれぞれ対応する位置に配置される。そして、右側の通気用開孔25bは、左側の通気用開孔25aと左右ほぼ対称的な形状を有していてよい。また、マスク本体6のうちのほぼ中心の箇所から多少下方の部分には、第1および第2のコネクタ31、32をそれぞれ取付けるためのコネクタ取付け部33が配設されている。また、コネクタ取付け部33には、ほぼ円柱形状などのほぼ柱形状であってよい開孔34が配設されている。また、コネクタ取付け部33は、マスク本体6の水平方向および垂直方向のそれぞれに対して傾斜した状態でもって、マスク本体6に配設されている。そして、コネクタ取付け部33の上記傾斜方向は、下方から上方に向かって外側に突出する方向であってよい。
2、第1〜第4のコネクタおよび酸素供給用チューブの説明
酸素マスク装置1は、図1および図2に示すように、第1のコネクタ31、第2のコネクタ32、第3のコネクタ35、ガス類供給用チューブ36および第4のコネクタ(図示せず)をそれぞれ備えている。なお、上記第1〜第4のコネクタのそれぞれは、硬質塩化ビニールなどのほぼ透明な(換言すれば、透光性の)硬質合成樹脂などから、一体成形されていてよい。また、ガス類供給用チューブ36は、軟質塩化ビニールなどのほぼ透明な(換言すれば、透光性の)軟質合成樹脂などから、一体成形されていてよい。そして、第1のコネクタ31は、この第1のコネクタ31の軸心方向にほぼ沿ってほぼ斜め方向に延在するほぼ円筒形状などの筒形状であってよいガス類供給用の筒状部41と、この筒状部41の上端側に突出するように、この上端側に配設されているほぼ円錐形状などの錐形状などの上端面部42とを備えている。また、このほぼ錐形状などの上端面部42のほぼ中心部分には、ほぼ円形状などであってよいガス類導入用(換言すれば、マスク本体6の内側への酸素導入用)の開口43が配設されている。そして、第1のコネクタ31のガス類供給用筒状部41がマスク本体6の内側から開孔34に挿通されることによって、第1のコネクタ31が、マスク本体6に取付けられる。
第2のコネクタ32の下端側の部分は、図1および図2に示すように、第3のコネクタ35が取付けられるほぼ円筒形状などのほぼ筒形状の下側筒状部44を構成している。そして、この下側筒状部44は、通常はほぼ上下方向に延在している。また、第2のコネクタ32の上端側の部分は、第1のコネクタ31の軸心方向にほぼ沿って延在するように、この第2のコネクタ32の下端側の部分から上方に向かって斜め方向に湾曲している。そして、第2のコネクタ32のほぼ円筒状などのほぼ筒状の上端付近は、第1のコネクタ31のガス類供給用筒状部41とマスク本体6の筒状突壁部との間に挿入されている。また、第3のコネクタ35は、円筒形状などの大径でかつ有底の筒状部44と、この筒状部44の下端部に一体成形などにより連結されている円筒形状などの小径の筒状部45とをそれぞれ備えている。なお、大径の筒状部44の底部のほぼ中心位置には、小径の筒状部45と連通するための貫通孔46が形成されている。そして、小径の筒状部45内には、ガス類供給用チューブ36の一端部が挿入されて連結されている。また、ガス類供給用チューブ36の上端開口は、大径の筒状部44に貫通孔46を介して連通している。さらに、ガス類供給用チューブ36の他端部には、前記第4のコネクタ(図示せず)が連結されている。そして、この第4のコネクタは、酸素ボンベなどのガスボンベ(図示せず)や、病室などに配設されたガス類供給用ノズル(図示せず)に、必要に応じて接続されることができる。したがって、酸素マスク装置1が図1および図2に示すようにマスク装着者2の顔面3に装着されているときも装着されていないときも、ガス流が第1のコネクタ31のガス導入用開口43からマスク本体6内の空間(換言すれば、顔面3とマスク本体6との間に存在するガス類導入空間)47に送り込まれることができる。
3、マスク装着者への酸素マスク装置の装着操作の説明
酸素マスク装置1をマスク装着者2に装着するのに用いられる第1および第2の頭部装着用ゴム紐(換言すれば、それぞれが偏平形状で比較的幅狹の弾性体)14、21のそれぞれは、横幅が比較的狭いテープ形状に構成されていて、綿糸とポリウレタン繊維糸(特に、ポリウレタン弾性繊維糸)とで織られた織物であってよい。そして、それぞれの頭部装着用ゴム紐14、21の両方の端部51のそれぞれは、熱収納性の合成樹脂などから構成されたほぼ円筒形状などのほぼ筒形状などのチューブ52により被覆されることによって、ほぼ円柱形状などのほぼ柱形状などに成形されている。なお、チューブ52のそれぞれの外周面の直径(換言すれば、横断面の最大長さ)は、ほぼ2mmである。したがって、チューブ52の外周面によって囲まれる頭部装着用ゴム紐14、21の端部51とチューブ52とから成る被取付け部54の横断面積は、ほぼ3.14mmである。そして、それぞれの頭部装着用ゴム紐14、21のうちの両方の端部51を除く中間部分53の横断面の厚みは、ほぼ1.5mmである。また、上記中間部分53の横断面の長さは、ほぼ6mmである。そして、チューブ52の両方の端部51の外周面のそれぞれの直径(換言すれば、上記最大長さ)は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、1.5〜2.5mmの範囲であるのが好ましく、1.6〜2.4mmの範囲であるのがさらに好ましく、1.7〜2.3mmの範囲であるのが最も好ましい。また、被取付け部54の横断面積は、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、2.36〜3.94mmの範囲であるのが好ましく、2.50〜3.78mmの範囲であるのがさらに好ましく、2.62〜3.66mmの範囲であるのが最も好ましい。さらに、それぞれの頭部装着用ゴム紐(換言すれば、扁平形状で比較的幅狭の頭部装着用弾性体)14、21のうちの両方の端部51を除く中間部分53の横断面の厚みは、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、1.12〜1.88mmの範囲であるのが好ましく、1.20〜1.80mmの範囲であるのがさらに好ましく、1.25〜1.75mmの範囲であるのが最も好ましい。そして、上記中間部分53の横断面の長さは、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に4.5〜7.5mmの範囲であるのが好ましく、4.8〜7.2mmの範囲であるのがさらに好ましく、5.0〜7.0mmの範囲であるのが最も好ましい。
酸素マスク装置1をマスク装着者2に装着するのに用いられる頭部装着用伸縮包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯(換言すれば、それぞれが扁平形状で比較的幅広である頭部装着用弾性体)のそれぞれは、横幅が比較的広いテープ形状に構成されていて、綿糸とポリウレタン繊維糸(特に、ポリウレタン弾性繊維糸)とで織られた織物であってよい。なお、頭部装着用伸縮包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯のそれぞれの横断面の厚みは、ほぼ0.5mmである。また、頭部装着用伸縮包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯のそれぞれの横断面の長さは、ほぼ38mmである。そして、頭部装着用伸縮包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯のそれぞれの横断面の厚みは、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、0.38〜0.62mmの範囲であるのが好ましく、0.40〜0.60mmの範囲であるのがさらに好ましく、0.42〜0.58mmの範囲であるのが最も好ましい。また、頭部装着用伸縮性包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯のそれぞれの横断面の長さは、本発明の目的を達成するためには、実用性の観点から見て一般的に、28.5〜47.5mmの範囲であるのが好ましく、30.5〜45.6mmの範囲であるのがさらに好ましく、31.6〜44.4mmの範囲であるのが最も好ましい。
頭部装着用ゴム紐14または21をマスク本体6の左右両側の端部11a、11bの紐取付け用短孔15〜18に取付けるに際しては、まず、図1および図2に示す左右両側の紐取付け用短孔15〜18のうちのいずれか1つの短孔を取付け箇所の対象として選択すればよい。この場合、左右両側の孔形式用突出部13a、13bは、マスク本体6の左右両側の端部11a、11bのうちの標準的な高さの取付け箇所であることを示唆している。したがって、頭部装着用ゴム紐14または21を標準的な高さの取付け箇所に取付けたいときには、マスク装着者2などが頭部装着用ゴム紐14または21を孔形成用突出部13a、13bに取付ければよい。なお、上述のように、左右両側の孔形成用突出部13a、13bのそれぞれがマスク本体6の左右両側の端部11a、11bのうちの標準的な高さの取付け箇所を示唆しているために、マスク装着者2などは、マスク本体6をマスク装着者2の頭部26に取付ける操作を比較的容易にかつ比較的簡単に行うことができる。
つぎに、第1の頭部装着用ゴム紐14および第2の頭部装着用ゴム紐21のうちの例えば第2の頭部装着用ゴム紐21をマスク本体6の右側端部11bの紐取付け用短孔15〜18のうちの例えば紐取付け用短孔17に取付ける場合の取付け操作を、図3および図4を参照して説明する。なお、第2の頭部装着用ゴム紐21をマスク本体6の左側端部11aの紐取付け用孔17に取付ける場合の取付け操作や、第2の頭部装着用ゴム紐21を左側の端部11aまたは右側の端部11bの紐取付け用短孔15、16、18のうちのいずれか1つに取付ける場合の取付け操作や、第1の頭部装着用ゴム紐14を左側の端部11aまたは右側の端部11bの紐取付け用短孔15〜18のうちのいずれか1つに取付ける場合の取付け操作も、つぎに説明する取付け操作と実質的に同一の取付け操作を行えばよい。
第2の頭部装着用ゴム紐21をマスク本体6の右側端部11bの紐取付け用孔17に取付けるに際しては、図3に示すように、長手状の第2の頭部装着用ゴム紐21のいずれか一方のチューブ52をマスク本体6の右側端部11bの紐取付け用短孔17にこの紐取付け用短孔17の本来の下側面から差し込んで貫通させる。そして、このようにして貫通した上記一方のチューブ52の先端部の側を、右側端部11bに対して、この右側端部11bの本来の上側面の側から引っ張り出す。この結果、チューブ52と、このチューブ52に繋がっている中間部分53の先端側の一部分55とが、図4に示すように、紐取付け用短孔17をそれぞれ通過する。この場合、中間部分53のうちの上記先端側の一部分55に連なる部分が、くびれ部56として、紐取付け用短孔17内において右側端部11bのうちのこの紐取付け用短孔17の外周囲の部分よって支持される。なお、第2の頭部装着用ゴム紐21は、既述のように、弾性体として構成されている。したがって、マスク本体6を頭部26に装着するときや、この装着の状態になっているときに、第2の頭部装着用ゴム紐21がこの第2の頭部装着用ゴム紐21に加わる力によって紐取付け用短孔15から抜け出るおそれは、ほとんどない。なお、第2の頭部装着用ゴム紐21を紐取付け用短孔17から取外したいときには、上述の取付けの場合とは逆に、第2の頭部装着用ゴム紐21を紐取付け用短孔17から引っ張り出せばよい。
つぎに、頭部装着用伸縮包帯24および第2の頭部装着用伸縮包帯のうちの例えば頭部装着用伸縮包帯24をマスク本体6の右側端部11bの包帯取付け用長孔22、23のうちの例えば包帯取付け用長孔23に取付ける場合の取付け操作を、図5〜図7を参照して説明する。なお、頭部装着用伸縮包帯24をマスク本体6の左側端部11aの包帯取付け用長孔23に取付ける場合の取付け操作や、頭部装着用伸縮包帯24をマスク本体6の左側端部11aまたは右側端部11bの包帯取付け用長孔22のうちのいずれか1つに取付ける場合の取付け操作や、第2の頭部装着用伸縮包帯を左側端部11aまたは右側端部11bの包帯取付け用長孔22、23のうちのいずれか1つに取付ける場合の取付け操作も、つぎに説明する取付け操作と実質的に同一の取付け操作を行えばよい。
頭部装着用伸縮性包帯24をマスク本体6の右側端部11bの包帯取付け用長孔23に取付けるに際しては、図5に示す長手状の頭部装着用伸縮包帯24のいずれか一方の端部61のいずれか一方の角部62を、図6に示すように、マスク本体6の右側端部11bの包帯取付け用長孔23にこの包帯取付け用長孔23の本来の下側面から差し込んで貫通させる。そして、このようにして貫通した上記角部62の側を、右側端部11bに対して、この右側端部11bの本来の上側面の側から引っ張り出す。この結果、角部62と、この角部62に繋がっている長手状の頭部装着用伸縮包帯24の中間部分63の先端側の一部分64とが、図7に示すように、包帯取付け用長孔23をそれぞれ貫通する。この場合、中間部分63のうちの上記先端側の部分64に連なる部分が、くびれ部65として、包帯取付け用長孔23内において右側端部分11bのうちのこの包帯取付け用長孔23の外周囲の部分によって支持される。なお、頭部装着用伸縮包帯24は、既述のように、弾性体として構成されている。したがって、マスク本体6を頭部26に装着するときや、この装着の状態になっているときに、頭部装着用伸縮包帯24がこの頭部装着用伸縮包帯24に加わる力によって包帯取付け用長孔23から抜け出るおそれは、ほとんどない。なお、頭部装着用伸縮包帯24を包帯取付け用長孔23から取外したいときには、上述の取付けの場合とは逆に、頭部装着用伸縮包帯24を包帯取付け用長孔23から引っ張り出せばよい。
以上、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正を施されることが可能である。
例えば、上述の実施例においては、左右一対の側端部11a、11bにそれぞれ沿って延在している上下一対の包帯取付け用長孔22、23のそれぞれをほぼ直線形状に構成している。しかし、上下一対の包帯取付け用長孔22、23のそれぞれは、ほぼ直線形状である必要は必ずしもなく、例えば、左右一対の側端部11a、11bにそれぞれ沿って多少湾曲した形状であってもよい。
また、上述の実施例においては、左右一対の包帯取付け用長孔22の上方には、包帯取付け用長孔を配設しないようにした。しかし、左右一対の包帯取付け用長孔22の上方において、外周部分11の左側端部11aおよび右側端部11bのそれぞれに左右一対の第3の包帯取付け用長孔を配設するようにしてもよい。
また、上述の実施例においては、左右一対の紐取付け用短孔15を左右一対の孔形成用突出部13a、13bにそれぞれ配設するとともに、左右一対の包帯取付け用長孔22を、左右一対の紐取付け用短孔15にそれぞれほぼ対向して隣接するように、左右一対の側端部11a、11bに配設した。しかし、これとは逆に、左右一対の包帯取付け用長孔22を左右一対の孔形成用突出部13a、13bにそれぞれ配設するとともに、左右一対の紐取付け用短孔15を左右一対の包帯取付け用長孔22にそれぞれほぼ対向して隣接するように、左右一対の側端部11a、11bに配設してもよい。ただし、左右一対の孔形成用突出部13a、13bの強度の点では、上述の実施例(すなわち、上記前者)の場合の方が上記後者の場合に較べて優れている。
さらに、上述の実施例においては、第1および第2の頭部装着用ゴム紐14、21のそれぞれの両端部を左右両側の紐取付け用短孔15〜18のうちのいずれか1つに取付けるようにした。しかし、頭部装着用ゴム紐14、21がマスク着用者2の耳66に耳掛け方式で取付けられるようにしてもよい。この場合には、第1および第2の頭部装着用ゴム紐14、21が左側のゴム紐と右側のゴム紐とからそれぞれ構成され、これら左右両側のゴム紐の中間部分のそれぞれがほぼループ形状の耳掛け部を有していればよい。また、このような左側のゴム紐と右側のゴム紐とのそれぞれの両端部が左側または右側の紐取付け用短孔15〜18のうちのいずれか2つに取付けられることによって、上記左側のゴム紐と上記右側のゴム紐とのそれぞれの中間部分を耳66に耳掛け方式で取り付けるようにしてもよい。
1 酸素マスク装置(ガス類供給用マスク装置)
2 マスク装着者
3 顔面
6 マスク本体
11 外周部分
11a 左側の端部
11b 右側の端部
13a 左側の孔形成用突出部
13b 右側の孔形成用突出部
15 紐取付け用短孔
16 紐取付け用短孔
17 紐取付け用短孔
18 紐取付け用短孔
22 包帯取付け用長孔(帯取付け用長孔)
23 包帯取付け用長孔(帯取付け用長孔)
26 頭部
43 ガス類導入用の開口
47 ガス類導入空間
L1 長さ
L2 長さ
L3 下底の長さ(基底の長さ)
L4 突出高さ
L6 幅
L7 最大長さ

Claims (11)

  1. マスク装着者の頭部に装着されることができるマスク本体を備え、
    上記頭部に装着されている上記マスク本体と上記マスク装着者の顔面との間に存在するガス類導入空間にガス類を導入することができるように構成されているガス類供給用マスク装置において、
    前記マスク装着者に装着するための紐が取り付け可能な紐取付け用短孔と前記マスク装着者に装着するための帯が取り付け可能な帯取付け用長孔とのそれぞれが、上記マスク本体の外周部分のうちの左側の端部と右側の端部とのそれぞれに配設されていると共に、前記帯取付け用長孔は正面視にて閉じた略円形状とされていることを特徴とするガス類供給用マスク装置。
  2. 上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれがほぼ平らな面に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガス類供給用マスク装置。
  3. 左側の孔形成用突出部と右側の孔形成用突出部とのそれぞれが、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれのほぼ中間部分にほぼ左右両外側に向って突出するように配設され、
    上記紐取付け用短孔と上記帯取付け用長孔とのうちのいずれか一方が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに配設され、
    上記紐取付け用短孔と上記帯取付け用長孔とのうちの他方が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに隣接するように、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とにそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス類供給用マスク装置。
  4. 上記紐取付け用短孔が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに配設され、
    上記帯取付け用長孔が、上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれに隣接するように、上記外周部分のうちの上記左側端部と上記右側端部とにそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項3に記載のガス類供給用マスク装置。
  5. 上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、上記左側端部と上記右側端部とのそれぞれにほぼ面一になるように一体成形されていることを特徴とする請求項3または4に記載のガス類供給用マスク装置。
  6. 上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、ほぼ台形状、ほぼ長方形状、ほぼ半円形状、ほぼ半楕円形状またはほぼ半長円形状に構成されていることを特徴とする請求項3、4または5に記載のガス類供給用マスク装置。
  7. 上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれが、ほぼ左右両外側に向って先細りになるように突出しているほぼ等脚台形状に構成されていることを特徴とする請求項6に記載のガス類供給用マスク装置。
  8. 上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの基底の長さが、10.5〜17.5mmの範囲であり、
    上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの突出高さが、4.5〜7.5mmの範囲であり、
    上記左側孔形成用突出部と上記右側孔形成用突出部とのそれぞれの面積が、45〜75mm2の範囲であることを特徴とする請求項6または7に記載のガス類供給用マスク装置。
  9. 上記マスク本体の上下方向における長さに対する、上記マスク本体の上端から左右一対の孔形成用突出部のそれぞれのほぼ中心までの上下方向における長さの比の値が、0.38〜0.48の範囲であることを特徴とする請求項3〜8のうちのいずれか1つに記載のガス類供給用マスク装置。
  10. 上記紐取付け用短孔のそれぞれの平面的に見た最大長さが、1.5〜2.5mmの範囲であり、
    上記紐取付け用短孔のそれぞれの平面的に見た面積が、2.35〜3.95mm2の範囲であることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載のガス類供給用マスク装置。
  11. 上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た幅が、0.75〜1.25mmの範囲であり、
    上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た最大長さが、7.5〜12.5mmの範囲であり、
    上記帯取付け用長孔のそれぞれの平面的に見た面積が、6.8〜11.4mm2の範囲であることを特徴とする請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載のガス類供給用マスク装置。
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