JP6269967B2 - 通信システム、ゲートウェイ装置および通信制御方法 - Google Patents

通信システム、ゲートウェイ装置および通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は複数の通信装置を含む通信システムに係り、特に複数の通信装置を管理するゲートウェイ装置およびその通信制御方法に関する。
ここ数年、携帯電話からのトラフィックは増加の一途を辿り、この傾向はスマートフォンの普及が進むにつれてより顕著になってきている。トラフィックの増加に伴い、通信事業者は従来のマクロ基地局の設備を増強するだけでなく、より小さなカバーエリアを擁するピコセル、フェムトセルとよばれる小型の基地局をホットスポットに設置することにより、ユーザが快適に通信できる環境を作り出そうとしている。更にフェムトセルはホットスポットに設置するのみでなく、マクロ基地局の電波の届きにくい家庭や企業など屋内に設置することでユーザの利便性を向上させるために使用されたり、局所性を活かした付加価値サービスを提供するために使用されたりする。
HeNB(Home eNB)がUniversal Mobile Telecommunication System terrestrial radio access network(以下、UTRAN)やGSM EDGE radio access network(以下、GERAN)のネットワーク情報を取得する手順はRAN Information Management(以下、RIM)と呼ばれ、非特許文献1に定義されている。RIMにおいて、HeNBはMME(Mobile Management Entity)に送信するS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERでUTRAN/GERANのネットワーク情報を問い合わせる。このメッセージはMMEとSGSNを介してUTRAN/GERANへ送信され、このメッセージを受信したUTRAN/GERANはネットワーク情報を設定したメッセージをSGSNへ送信し、HeNBはMMEから受信するS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERでUTRAN/GERANのネットワーク情報を取得する。
HeNBがSCTP(Stream Control Transmission Protocol)接続を確立するのに用いるべきTNL(Transport Network Layer)アドレスが分からないeNBあるいはHeNB(以下、これらを総称して(H)eNBと表記する)のTNLアドレスを特定する手順はTNL address discoveryと呼ばれ、非特許文献2に定義されている。あるHeNBが(H)eNBのTNLアドレスを問い合わせるためにMMEにS1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERを送信し、MMEが該当する(H)eNBを管理している場合はそのMMEが、そうでない場合は該当する(H)eNBを管理しているMMEにメッセージを転送してそのMMEが、該当する(H)eNBに対してS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERを送信する。MMEは、その応答として該当する(H)eNBからS1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERを受信する。送信元のHeNBは、自身を管理するMMEからS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERを受信し、(H)eNBのTNLアドレスを取得する。
上記のTNL address discovery手順に類似した手順として、UTRANのネットワークにおいてHNB(3G Home NodeB)とHNB-GWというノードによって実施されるHNB Configuration Transferと呼ばれる手順があり、これは非特許文献3に記載されている。HNBはTNL address discovery手順と同様にHNB Configuration Transfer手順によって近隣のHNBのTNLアドレスを取得する。この手順によってHNB-GWは自身より上位の装置にメッセージを送信することはしない。この点がコアネットワークにメッセージを送信する必要のあるTNL address discovery手順と異なる。
3GPP TS23.401 v11.3.0(2112-09) Section 5.15, pp.228-229 3GPP TS36.300 v10.5.0(2011-09) Section 22.3.6 p.175 3GPP TS25.467 v10.1.0 Release 10 Section 5.8 pp.25-26
しかしながら、上述したRIM手順とTNL address discovery手順では、MMEが(H)eNBから受信したメッセージを他のノードに転送しているが、この際にMMEとSGSN、MMEと(H)eNB、MMEとMMEの間でメッセージの送受信が行われる。超小型基地局であるHeNBは非常に多くの台数が設置されるため、これらのHeNBからのシグナリングが通信事業者のネットワークの通信負荷を増大させる可能性がある。すなわち、ネットワーク情報やアドレス情報などを要求するメッセージが多数の通信装置からネットワークへ送出されると、ネットワーク上で多数のシグナリングが発生し、ネットワークの通信負荷は看過できないほどに大きくなることが予想される。
そこで、本発明の目的は、情報を要求するメッセージの増大によるネットワーク通信負荷の増大を抑制する通信システム、ゲートウェイ装置および通信制御方法を提供することにある。
本発明による通信システムは、ネットワークと接続した第1通信装置に複数の第2通信装置が接続された通信システムであって、前記複数の第2通信装置のうち第一の情報要求元である第2通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で前記第1通信装置を通して情報の要求メッセージとその応答メッセージが送受信されると、前記第1通信装置が前記応答メッセージから取得した前記情報を格納し、前記複数の第2通信装置のうち第二の情報要求元である任意の第2通信装置が、前記第1通信装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、前記第1通信装置が、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する、ことを特徴とする。
本発明によるゲートウェイ装置は、ネットワークと複数の通信装置との間に設けられたゲートウェイ装置であって、前記複数の通信装置のうち第一の情報要求元である通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出する手段と、前記応答メッセージから取得した前記情報を格納する格納手段と、前記複数の通信装置のうち第二の情報要求元である任意の通信装置、前記ゲートウェイ装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として前記格納手段に既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による通信制御方法は、ネットワークと複数の基地局との間に設けられた通信装置における通信制御方法であって、前記複数の基地局のうち第一の情報要求元である基地局と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出し、前記応答メッセージから取得した前記情報を格納手段に格納し、前記複数の基地局のうち第二の情報要求元である任意の基地局が、前記通信装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として前記格納手段に既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する、ことを特徴とする。
本発明によれば、格納された情報と同じ情報の要求があると、当該要求をネットワークへ転送することなく当該情報を含む応答メッセージを作成して応答することにより、情報を要求するメッセージの増大によるネットワーク通信負荷の増大を抑制することができる。
図1は本発明の実施形態による通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は第1実施形態による通信制御方法を示すフローチャートである。 図3は第2実施形態による通信制御方法を示すフローチャートである。 図4は第3実施形態による通信制御方法を示すフローチャートである。 図5は本発明の第1実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図6は第1実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図7は第1実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図8は第2実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図9は第2実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図10は本発明の第3実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図11は第3実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図12は第3実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図13は第4実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図14は第4実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図15は本発明の第5実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図16は第5実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図17は第5実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図18は第6実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図19は本発明の第7実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図20は第7実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図21は第8実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図22は第8実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図23は本発明の第9実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図24は第9実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図25は第9実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図26は第10実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図27は第11実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図28は第12実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図29は第12実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図30は第13実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図31は第14実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図32は本発明の第15実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図33は第15実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図34は第15実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図35は本発明の第16実施例による通信システムを示すシステム構成図である。 図36は第16実施例による通信システムの動作を示すシーケンス図である。 図37は第19実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図38は第19実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図39は第20実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図40は第20実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図41は第20実施例において定義されるコンテナの一例を示す図である。 図42は第20実施例において定義されるコンテナの他の例を示す図である。 図43は第22実施例による通信システムの未登録情報取得時の動作を示すシーケンス図である。 図44は第22実施例による通信システムの登録情報応答時の動作を示すシーケンス図である。 図45はその他の実施例において定義されるコンテナの例を示す図である。
本発明の実施形態によれば、情報要求元からの情報要求に対して情報提供元が応答したとき、情報提供元から受信した当該情報を記憶し、その後、同じ情報少なくとも一部が要求されたときには、その要求を情報提供元へ転送することなく、記憶している情報を用いて要求元へ応答する。したがって、同じ情報要求であればネットワークへ送出しないので、ネットワークの通信負荷の増大を抑制することができる。以下、ネットワークに接続された第1通信装置と複数の第2通信装置とが接続された通信システムを一例として、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、通信装置1はネットワークNWと複数(n個)の通信装置N1−Nnとの間に接続されており、任意の通信装置Ni(iはn以下の自然数)とネットワークNW上の情報提供元装置Nxとの間でデータ通信を可能にする。通信装置1には、通信装置N1−Nnと接続するための通信部2とネットワークNWと接続するための通信部3とが設けられ、後述する応答情報を登録するための応答情報記憶部4が設けられている。また制御部5は、次に述べるように、通信装置1の動作を制御する。
A.第1実施形態
図2において、制御部5は通信装置Niからある情報の要求メッセージを受信したか否かを判断し(動作A_1)、要求メッセージを受信したときには(動作A_1;YES)、当該要求メッセージで要求する情報は応答情報記憶部4に登録済みか否かを判断する(動作A_2)。登録されていなければ(動作A_2;NO)、制御部5は要求メッセージの内容(情報要求元および情報提供元のアドレスや要求情報の種類等)を保持して、当該要求メッセージを通信部2あるいは通信部3を通して情報提供元装置Nxへ転送し、情報提供元装置Nxからの応答により情報Xを受信する(動作A_3)。情報Xを受信すると、制御部5は情報Xを応答情報記憶部4に登録すると共に(動作A_4)、情報Xを情報要求元の通信装置Niへ送信する(動作A_5)。
要求メッセージで要求する情報Xが既に登録済みであれば(動作A_2;YES)、制御部5は応答情報記録部4に登録されている情報Xを読み出し(動作A_6)、読み出された情報Xを要求元通信装置Niからの要求に対する応答として通信装置Niへ送信する(動作A_5)。
上述したように、通信装置1は、既に登録されている情報と同じ情報を要求するメッセージが届くと、それを情報提供元へ転送することなく、登録している情報を当該要求に対する応答として情報要求元へ返信するので、要求メッセージに起因するネットワーク上のシグナリング発生を回避することができ、ネットワーク負荷を低減させることができる。
たとえば、通信装置1がゲートウェイ装置、通信装置N1〜Nnが複数の無線基地局であると仮定する。この場合、ある無線基地局Niがゲートウェイ装置1を介して外部ネットワークNWのネットワーク情報、或いは他の無線基地局の宛先情報を取得する手順を実施した時、ゲートウェイ装置1が中継するメッセージからそれらの情報を抽出して応答情報記憶部4に登録する。他の無線基地局Njが同様の情報を取得しようとしていることを別のメッセージで検出すると、ゲートウェイ装置1はその手順を終端して応答情報記憶部4に登録した情報を基に応答メッセージを作成し、無線基地局Njに送信する。これにより、ノード間のシグナリングの数を削減できる。
なお、後述するように、送受信されるネットワーク情報には、情報提供元が定める有効期限情報、情報要求元が定める指定取得期間情報を付与し、用途に応じてそれらの期限情報を変更することで、中継するゲートウェイ装置1が上位へシグナリングを実施する場合としない場合とを分けることも可能である。
B.第2実施形態
本発明の第2実施形態によれば、情報提供元が定める提供情報に有効期限が付与され、有効期限を考慮して応答制御が行われる。ここで、有効期限とは、情報が有効である期間の満了時刻でもよいし、有効である期間(時間、日数など)でもよい。なお、図3において、図2に示す第1実施形態と同様の動作については同じ符号を付して説明は簡略化する。
図3に示すように、要求メッセージで要求する情報が応答情報記憶部4に登録されていない場合には(動作A_2;NO)、制御部5は当該要求メッセージを情報提供元装置Nxへ転送し、情報提供元装置Nxから当該要求された情報Xを取得する(動作A_3)。その際、情報Xに有効期限が付与されていれば(動作B_1;YES)、そのまま有効期限付きの情報Xを応答情報記憶部4に登録する(動作A_4)。情報Xに有効期限が付与されていなければ(動作B_1;NO)、通信装置1の制御部5が当該情報Xに有効期限を設定し(動作B_2)、応答情報記憶部4に登録する(動作A_4)。
要求メッセージで要求する情報が応答情報記憶部4に登録されている場合には(動作A_2;YES)、制御部5は登録された情報の有効期限をチェックし(動作B_3)、有効期限内であれば(動作B_3;YES)、制御部5は応答情報記憶部4に登録されている情報Xを読み出し(動作A_6)、読み出された情報Xを要求元通信装置Niからの要求に対する応答として通信装置Niへ送信する(動作A_5)。その他の動作は、第1実施形態と同様であるから説明は省略する。なお、有効期限を満了した情報は、応答情報記憶部4から削除してもよい。情報を削除することで、制御部5は応答情報記憶部4に登録されているか否かをチェックするだけで情報を取得すべきかどうかを判断できる。
本発明の第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、要求メッセージに起因するネットワーク上のシグナリング発生を回避することができるのでネットワーク負荷を低減させることができる。さらに、第2実施形態によれば、情報提供元が設定した情報の有効期限を過ぎた古い情報は要求元へ送付されないので、情報の鮮度を確保できるという利点がある。
C.第3実施形態
本発明の第3実施形態によれば、情報要求元が要求情報の取得期間を指定し、その指定期間を考慮して応答制御が行われる。なお、図4において、図2に示す第1実施形態と同様の動作については同じ符号を付して説明は簡略化する。
図4に示すように、通信装置から指定期間付きの要求メッセージを受け取り(動作C_1;YES)、その要求される情報が応答情報記憶部4に登録されている場合には(動作A_2;YES)、制御部5は当該情報が指定された期間内に取得されたものであるか否かを判断し(動作C_2)、指定期間内であれば(動作C_2;YES)、応答情報記録部4に登録されている情報Xを読み出し(動作A_6)、読み出された情報Xを要求元通信装置Niへ送信する(動作A_5)。指定期間外であれば(動作C_2;NO)、第1実施形態と同様に情報提供元装置Nxから情報を取得する(動作A_3)。その他の動作は、第1実施形態と同様であるから説明は省略する。
本発明の第3実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、要求メッセージに起因するネットワーク上のシグナリング発生を回避することができるのでネットワーク負荷を低減させることができる。さらに、第3実施形態によれば、情報要求元が指定した期間内の情報のみが応答されるので、情報要求元が希望する鮮度の情報のみが提供されるという利点がある。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、上述した第1実施形態は下記第1実施例に、第2実施形態は下記第2実施例に、第3実施形態は下記第19実施例にそれぞれ対応する。
1.第1実施例
本発明の第1実施例によれば、ゲートウェイ装置が無線基地局とコアネットワーク装置の間で送受信されるメッセージに含まれるネットワーク情報を抽出して保存し、別の無線基地局とコアネットワーク装置の間で実施される手順において同じ情報が必要となったときに保存したネットワーク情報を再利用する。これによりネットワーク内部でのシグナリング数を削減することができる。以下詳述する。
1.1)構成
図5に本実施例が適用されるネットワークの構成図を示す。無線基地局20、30をゲートウェイ装置10が収容し、ゲートウェイ装置10がコアネットワーク装置40を介して外部ネットワーク50へと接続しているものとする。なお、図5におけるゲートウェイ装置、無線基地局およびコアネットワーク装置には、通信を行うための送受信部、データを格納するための記憶部、およびデータ処理や制御を実行するための処理部がそれぞれ設けられているものとする。
1.2)システム動作
図6において、ゲートウェイ装置10がネットワーク情報60を保持していない場合、無線基地局20はコアネットワーク装置40にネットワーク情報60を要求するメッセージをゲートウェイ装置10に対して送信する(動作S11)。
ゲートウェイ装置10は、無線基地局20がネットワーク情報60を要求していることを検出すると、記憶部13にネットワーク情報60が存在しないことを確認し(動作S12)、無線基地局20からのネットワーク情報60の要求をコアネットワーク装置40に転送する(動作S13)。
コアネットワーク装置40は、外部ネットワーク50にネットワーク情報60を問合せ、ネットワーク情報60を取得する(動作S14)。コアネットワーク装置40は、ネットワーク情報60を含めた応答をゲートウェイ装置10に返す(動作S15)。
ゲートウェイ装置10は、コアネットワーク装置40からの応答に含まれるネットワーク情報60を記憶部13に登録し(動作S16)、コアネットワーク装置40からの応答を無線基地局20へ転送する(動作S17)。
図7において、ゲートウェイ装置10がネットワーク情報60を保持している場合、別の無線基地局30がネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求する第1のメッセージをゲートウェイ装置10に送信すると(動作S21)、それを検知したゲートウェイ装置10は記憶部13の登録データから応答メッセージを生成する(動作S22)。そして、ゲートウェイ装置10は、コアネットワーク装置40へはメッセージを転送することなく、ネットワーク情報60の一部ないしは全部を含む第2のメッセージを無線基地局30に応答メッセージとして送信する(動作S23)。
1.3)効果
上述したように、本発明の第1実施例によれば、ゲートウェイ装置10とコアネットワーク装置40との間、コアネットワーク装置40と外部ネットワーク50の間で送受信されるメッセージが無くなるので、通信事業者のネットワーク内での通信負荷が大幅に軽減される。さらに、ゲートウェイ装置10が無線基地局30に対して早く応答メッセージを返すことができるので、無線基地局30において実行中の処理をより早く完了させることができる。
2.第2実施例
ゲートウェイ装置10に登録されるネットワーク情報は、保存されている間にネットワーク側で更新される可能性があるので、古い情報をできるだけ速やかに更新する必要がある。そこで、本発明の第2実施例ではネットワーク情報60に有効期限が定められる。この有効期限は外部ネットワーク50、コアネットワーク装置40あるいはゲートウェイ装置10により定めることができる。
2.1)構成
第2実施例が適用されるネットワークの構成図は図5と同じであるから説明は省略する。
2.2)動作
図8において、ゲートウェイ装置10がネットワーク情報60を保持していない場合、無線基地局20が、コアネットワーク装置40にネットワーク情報60を要求するメッセージをゲートウェイ装置10に対して送信する(動作S31)。
ゲートウェイ装置10は、無線基地局20がネットワーク情報60を要求していることを検出すると、記憶部13にネットワーク情報60が存在しないことを確認し(動作S32)、無線基地局20からのネットワーク情報60の要求をコアネットワーク装置40に転送する(動作S33)。
コアネットワーク装置40は外部ネットワーク50にネットワーク情報60を問合せ、外部ネットワーク50によって有効期限が設定されたネットワーク情報60を取得する(動作S34)。なお、外部ネットワーク50がネットワーク情報60の有効期限を指定していない場合には、コアネットワーク装置40がネットワーク情報60の有効期限を設定してもよい(動作S35)。続いて、コアネットワーク装置40は、ネットワーク情報60を含めた応答をゲートウェイ装置10に返す(動作S36)。
ネットワーク情報60を含む応答を受信したゲートウェイ装置は、ネットワーク情報60の有効期限が指定されていない場合には、ネットワーク情報60の有効期限を設定することができる(動作S37)。ゲートウェイ装置10は、受信した応答に含まれるネットワーク情報60を記憶部13に登録し(動作S38)、ネットワーク装置40からの応答を無線基地局20へ転送する(動作S39)。
図9における動作S40には、ゲートウェイ装置10がネットワーク情報60を保持しており、ネットワーク情報60の有効期限が満了していない場合の動作を示す。無線基地局30がネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求する第1のメッセージをゲートウェイ装置10に送信したとする(動作S41)。この場合、ゲートウェイ装置10は、第1のメッセージを検知すると、ネットワーク情報60の有効期限が満了していないことを確認し、記憶部13の登録データから応答メッセージを生成する(動作S42)。そして、ゲートウェイ装置10は、要求メッセージをコアネットワーク装置40へ送信することなく、ネットワーク情報60の一部ないしは全部を含む第2のメッセージを無線基地局30に応答メッセージとして送信する(動作S43)。
図9における動作S50には、ゲートウェイ装置10がネットワーク情報60を保持しており、そのネットワーク情報60の有効期限が満了している場合の動作を示す。無線基地局30がネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求する第1のメッセージをゲートウェイ装置10に送信したとすと(動作S51)、ゲートウェイ装置10は、当該要求を検出してからネットワーク情報60の有効期限が満了していることを確認する(動作S52)。この場合には、既に述べたように、図8における動作S33〜S39の処理を実施する(動作S53)。
ネットワーク情報60の有効期限については、ネットワーク情報60に含まれる情報要素の全て或いは一部に設定することができる。例えば、ネットワーク情報60が、外部ネットワークにおける受信干渉電力や接続ユーザ数などのように時々刻々と変化する情報要素を含んでいる場合には、ネットワーク情報60の中の該当する情報要素の有効期限の情報は短く設定される。一方、ネットワーク情報60が、外部ネットワークにおける宛先アドレス情報やセルの固有情報などのように静的或いは準静的な情報要素を含む場合は、ネットワーク情報60の中の該当する情報要素の有効期限は長く設定される。
有効期限がネットワーク情報60の情報要素毎に設定される場合、図9に示す動作S40あるいはS50の手順は以下のいずれの手順で実施されてもよい。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、有効期限が設定されているものの全ての有効期限が満了していない場合にS40の処理を実施する。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、有効期限が設定されているものの一部の有効期限が満了しており、有効期限が満了している情報要素が応答メッセージの必須パラメータでない場合、有効期限が満了している情報要素を応答メッセージには設定せずに、動作S40の処理を実施する。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、有効期限が設定されているものの一部の有効期限が満了しており、有効期限が満了している情報要素が応答メッセージの必須パラメータあれば動作S50の処理を実施する。
2.3)効果
上述したように、本発明の第2実施例によれば、情報毎に有効期限を設けているため、提供される情報の用途に応じて第1実施例の実施可否を決めることが出来る。
3.第3実施例
上述した非特許文献2ではHeNBとMMEの間にHeNB-GWというノードが存在してもよいと定義されている。HeNB-GWにてHeNBから受信するS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERとS1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERを中継する前にメッセージの宛先やそのメッセージで問い合わせている内容を確認し、既に別のHeNBが問い合わせていた情報をHeNB-GW内部の記憶部に保存している場合、HeNB-GWはメッセージをMMEに転送せずに記憶部の情報を元に応答メッセージを作成しS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERやS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERとして問合せ元のHeNBに送信する。そうすることでMMEとE-UTRANの間、MMEとMMEの間、MMEとSGSNの間、SGSNとUTRAN/GERANの間で送受信するメッセージ数を削減しネットワークの負荷を減少させることが可能となる。
LTEシステムにおいて実施されるRIMの手順で、HeNB-GWが受信した情報を記憶部に保存し、同じ情報を要求された場合にその情報を再利用し、コアネットワーク装置にメッセージを送信することなく、直接HeNBにメッセージを折り返して送信することで通信事業者のネットワーク内部のシグナリング数を削減する。
3.1)構成
図10に示すように、本発明の第3実施例を適用するネットワークでは、小型基地局(HeNB)200および300がHeNBゲートウェイ(HeNB-GW)100に収容され、MME400を介して外部ネットワーク500と接続している。なお、図10におけるHeNB、HeNB-GWおよびMMEには、通信を行うための送受信部、データを格納するための記憶部、およびデータ処理や制御を実行するための処理部がそれぞれ設けられているものとする。
3.2)動作
図11に示すシーケンスにおいて、「ネットワーク情報600」は3GPP TS48.018に規定されているGERAN /UTRANのネットワーク情報やSelf-organizing network(以下、SON)のようなRANに関する任意の情報、現在の3GPPで規定されていないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LAN(WLAN)等の情報を指す。
図11に示すように、HeNB-GW100がネットワーク情報600を保持していない場合には、HeNB200は、S1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信する(動作S111)。このメッセージにはRAN-INFORMATION-REQUEST Application Containerが含まれており、この中には3GPP TS48.018で規定される以下の4つの要素やこれら以外の現在の3GPPで規定されないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの情報のいずれか一つまたは複数が含まれうる。
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SI3 Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SON Transfer Application
ここでは、同じメッセージに含まれるRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに001(RAN-INFORMATION-REQUEST/Single Report PDU)が設定されている。
HeNB-GW100は、受信したS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERからHeNB200がネットワーク情報600を要求していることを検出し、記憶部103にネットワーク情報600が存在しないことを確認すると(動作S112)、S1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをMME400に中継する(動作S113)。
MME400は、外部ネットワーク500へUTRAN/GERANのネットワーク情報600を要求し(動作S114)、外部ネットワーク500からUTRAN/GERANのネットワーク情報600の応答を受信すると(動作S115)、ネットワーク情報600を含めたS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100へ送信する(動作S116)。ここでは、このメッセージに含まれるRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに001(RAN-INFORMATION-REQUEST/Single Report PDU)が設定されている。
HeNB-GW100はネットワーク情報600を記憶部103に登録する(動作S117)。このネットワーク情報600としては、無線基地局200が動作S111で送信した要素に対応する3GPP TS48.018に記載されている以下の4つの要素や現在の3GPPで規定されていないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの要素のうちの一つ或いは複数が含まれる。
RAN-INFORMATION Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SI3 Application
RAN-INFORMATION Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SON Transfer Application
HeNB-GW100はS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB200に中継する(動作S118)。
図12に示すように、HeNB-GW100がネットワーク情報600を保持している場合には、HeNB300がS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信する(動作S121)。HeNB300がこのメッセージで要求していのは、HeNB200が図11における動作S111で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部である。
HeNB-GW100は、HeNB300がネットワーク情報600を要求していることを検出すると、記憶部103の登録データから応答メッセージを生成し(動作S122)、S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB300に送信する(動作S123)。このメッセージにはHeNB300が動作S121で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部が含まれている。
3.3)効果
上述したように、本発明の第3実施例によれば、HeNB-GW100とMME400との間、MME400と外部ネットワーク500の間で送受信されるメッセージが無くなるので、通信事業者のネットワーク内での通信負荷が大幅に軽減される。
さらに、LTEシステムを利用するユーザの音声通信を従来のUTRANやGSMにて確立させる手順をCircuit Switched Fallback(以下、CS Fallback)と呼ぶ。このCS Fallback手順で使用するUTRANやGERANの移動先のセルのシステム情報を取得する手段の一つがRIM手順であり、このRIM手順がCS Fallback手順の中で実施される場合は本実施例を適用することでCS Fallback手順をより早く完了させることができる。
RRC_CONNECTED状態にあるユーザをGSMのセルへ移動させるNetwork Assisted Cell Change(以下、NACC)という手順において、移動先のセルのシステム情報を取得するためにRIM手順が使用されうる。RIM手順をNACC手順の最中に実行する場合、本実施例を適用することでNACCをより早く完了させることができる。
4.第4実施例
本発明の第4実施例によれば、LTEシステムにおいて実施されるTNL address discoveryの手順で、HeNB-GWが受信した情報を記憶部に保存し、同じ情報を要求された場合にその情報を再利用する。これによりコアネットワーク装置にメッセージを送信することなく、直接HeNBにメッセージを送信することで通信事業者のネットワーク内部のシグナリング数を削減することができる。TNLアドレスは、ここでは3GPP TS36.413の9.2.3.29 X2 TNL Configuration Infoで定義されているようなアドレス情報である。本実施例ではTNL address discovery手順を扱っているが、TNL address discovery手順で使用されるのと同じS1APメッセージに設定可能な情報要素である「時刻同期情報」をHeNB-GWが記憶する場合にも、本実施例は適用可能である。時刻同期情報とは、ここでは3GPP TS36.413の9.2.3.34 Time Synchronization Infoで定義されるストラタムレベルや同期状態といった情報である。
4.1)構成
本実施例の構成は、図10に示す第3実施例と同じものであるから、説明は省略する。
4.2)動作
図13に示すように、HeNB-GWがTNLアドレス700を保持していない場合、HeNB200は、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信する(動作S211)。このメッセージにはSON Information Request(X2 TNL Configuration Info)が含まれており、HeNB200はこのメッセージで(H)eNBのTNLアドレス700を要求している。
HeNB-GW100は、受信したS1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERからHeNB200がTNLアドレス700を要求していることを検出すると、記憶部103にTNLアドレス700が存在しないことを確認し(動作S212)、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERをMME400に中継する(動作S213)。
MME400は、外部ネットワーク500へ(H)eNBのTNLアドレス700を要求する(動作S214)。ここではHeNB200は、MME400が管理していない(H)eNBのTNLアドレスを問い合わせるという状況を想定しているが、MME400が管理する(H)eNBのTNLアドレスを問い合わせる場合はMME400が直接(H)eNB へTNLアドレス700を問い合わせる。
MME400は、外部ネットワーク500から(H)eNBのTNLアドレス700の応答を受信する(動作S215)。ここではHeNB200は、MME400が管理していない(H)eNBのTNLアドレスを問い合わせるという状況を想定しているが、MME400が管理する(H)eNBのTNLアドレスを応答する場合にはMME400が直接(H)eNBに問い合わせた結果を受信する。MME400は、HeNB-GW100に対してTNLアドレス700を含めたS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERを送信する(動作S216)。
HeNB-GW100は、TNLアドレス700を記憶部103に登録し(動作S217)、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERをHeNB200に中継する(動作S218)。
図14に示すように、HeNB-GW100がTNLアドレス700を保持している場合、HeNB300は、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信する(動作S221)。HeNB300がこのメッセージで要求しているのは、HeNB200が図13における動作S211で要求しているTNLアドレス700の一部ないしは全部である。
HeNB-GW100は、HeNB300がTNLアドレス700の一部ないしは全部を要求していることを検出すると、記憶部103の登録データから応答メッセージを生成する(動作S222)。そして、HeNB-GW100は、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERをHeNB300に送信する(動作S223)。このメッセージにはHeNB300が動作S221で要求したTNLアドレス700の一部ないしは全部が含まれている。
4.3)効果
本発明の第4実施例によれば、HeNB-GW100とMME400との間、MME400と外部ネットワーク500の間で送受信されるメッセージが無くなることにより、通信事業者のネットワーク内での通信負荷が大幅に軽減される。HeNB-GW100が、HeNB300に対してTNL address discoveryの応答を早く返すことにより、HeNB300がより早く(H)eNBとX2インタフェースを確立することが可能となる。またHeNB-GW100が、HeNB300に対してTime Synchronization Infoより早く返すことで、HeNB300はより早くNetwork listeningを実施し、無線上の同期をとることが可能となる。
5.第5実施例
本発明の第5実施例によれば、HeNBのX2インタフェースを集約する機能を有するX2-GWという論理ノードが3GPP TR37.803で導入されている。N台の(H)eNBがX2APプロトコルのメッセージで通信する場合、このノードを導入するとN個のX2インタフェースが必要となるが、このノードが無ければC個のX2インタフェースが必要となるため、(H)eNBの処理能力・資源の観点からこのノードを導入することは極めて有効であると言える。このノードを介して(H)eNBがリソースの使用状況の情報を交換する場合、X2-GWが情報を保存しておくことで同じ情報の問合せを受けた際にX2-GWが応答メッセージを作成して送信することで、通信事業者内部のシグナリングの数を削減する。以下ではリソースの使用状況の情報をResource Statusと呼ぶ。これは3GPP TS36.423の「9.1.2.14 RESOURCE STATUS UPDATE」に含まれているCell Measurement Resultに含まれる情報要素を指している。
5.1)構成
図15に示すように、本発明の第5実施例が適用されるネットワークでは、HeNB200、HeNB300、(H)eNB800がX2-GW120に収容されているものとする。
5.2)動作
図16に示すように、X2-GW120が(H)eNB800のResource Status620を保持していない状態でHeNB200からの問い合わせ手順が成功する場合、HeNB200は、X2AP:RESOURCE STATUS REQUESTを(H)eNB800に対して送信する(動作S311)。このメッセージを中継するX2-GW120がこのメッセージを受信する。HeNB200はこのメッセージで(H)eNB800のResource status620を要求している。
X2-GW120はX2AP:RESOURCE STATUS REQUESTを(H)eNB800に中継し(動作S312)、(H)eNB800はX2AP:RESOURCE STATUS RESPONSEをHeNB200に対して送信する(動作S313)。このメッセージを受信すると、X2-GW120はX2AP:RESOURCE STATUS RESPONSEをHeNB200に中継する(動作S314)。
(H)eNB800がX2AP:RESOURCE STATUS UPDATEを送信する条件が満たされた場合(S315)、(H)eNB800は、X2AP:RESOURCE STATUS UPDATEをX2-GW120に送信する(動作S316)。X2-GW120は、(H)eNB800から受信したX2AP:RESOURCE STATUS UPDATEに含まれるResource Status620を記憶部103に登録し(動作S317)、X2AP:RESOURCE STATUS UPDATEをHeNB200へ中継する(動作S318)。
図17に示すように、(H)eNB800のResource Statusの問合せ手順の成功後に、HeNB300から(H)eNB800のResource Status620を要求された場合、HeNB300は、X2AP:RESOURECE STATUS REQUESTを(H)eNB800に対して送信する(動作S321)。X2インタフェースを集約するX2-GW120がこのメッセージを受信する。HeNB300がこのメッセージで要求している情報は図16における動作S311でHeNB200が要求しているResource Status620の一部ないしは全部であるものとする。
X2-GW120は、HeNB300が(H)eNB800のResource Status620の一部ないしは全部を要求していることを検出すると、記憶部103の登録データから応答メッセージを生成し(動作S322)、X2AP:RESOURCE STATUS RESPONSEをHeNB300へ送信する(動作S323)。
動作S323のX2AP:RESOURECE STATUS RESPONSEで通知したResource Status620の一部ないしは全部が更新されたことをX2-GW120が検出した場合(動作S324)、X2-GW120は、更新されたResource Status620の一部ないしは全部を含むX2AP:RESOURCE STATUS UPDATEをHeNB300へ送信する(動作S325)。なお、X2-GW120は、過去に(H)eNB800のResource status620を要求してきたHeNB(本実施形態においては、図16のHeNB200)を記憶しておくこととしても良い。そして、X2-GW120は、過去に(H)eNB800のResource status620を要求してきたHeNBに対しても、動作S325におけるX2AP:RESOURCE STATUS UPDATEメッセージを送信することとしても良い。
5.3)効果
上述したように、本発明の第5実施例によれば、通信事業者のネットワーク内部でのX2AP:RESOURCE STATUS REQUESTとX2AP:RESOURCE STATUS RESPONSEのメッセージ数が削減されるのでネットワークの負荷を減少させることができる。また、X2-GW120が、Resource Statusの応答をHeNB300により早く返すことにより、HeNB300で負荷分散処理をより早く実行でき、新規の呼が受け付けられないという事態を回避することができる。
6.第6実施例
上記第5実施例では、X2AP:RESOURCE STATUS REQUESTとこれに対応するX2AP:RESOURCE STATUS RESPONSEを削減するものであったが、本発明の第6実施例では、X2AP:RESOURCE STATUS REQUESTとこれに対応するX2AP:RESOURCE STATUS FAILUREを削減する。以下ではX2AP:RESOURCE STATUS FAILUREに含まれる失敗情報をHeNB-GWが記憶して再利用する。ここで、失敗情報とは3GPP TS36.423の「9.1.2.13 RESOURCE STATUS FAILURE」のCauseやCriticality Diagnostics、Complete Failure Cause Information Itemのことである。
6.1)構成
第6実施例が適用されるネットワークの構成は図15に示す第5実施例と同じであるから、説明は省略する。
6.2)動作
図18において、X2-GW120が(H)eNB800の失敗情報630を保持していない状態で、HeNB200からのResource Status620の問い合わせ手順が失敗した場合を動作S330に示す。HeNB200は、X2AP:RESOURCE STATUS REQUESTを(H)eNB800に対して送信する(動作S331)。このメッセージを受信すると、X2-GW120はX2AP:RESOURCE STATUS REQUESTを(H)eNB800に中継する(動作S332)。
(H)eNB800はX2AP:RESOURCE STATUS FAILUREをHeNB200に対して送信した場合、(動作S333)。このメッセージを受信したX2-GW120は、X2AP:RESOURCE STATUS FAILUREで受信した失敗情報630を記憶部123に登録し(動作S334)、X2AP:RESOURCE STATUS FAILUREをHeNB200へ中継する(動作S335)。
(H)eNB800のResource Statusの問合せ手順の失敗後に、HeNB300から(H)eNB800のResource Status620を要求された場合を動作S340に示す。HeNB300は、X2AP:RESOURECE STATUS REQUESTを(H)eNB800に対して送信し、X2インタフェースを集約するX2-GW120がこのメッセージを受信する(動作341)。HeNB300がこのメッセージで要求するのは、HeNB200が動作S331で要求したResource Status620の一部または全部であるものとする。
X2-GW120は、HeNB300が(H)eNB800のResource Status620を要求していることを検出すると、記憶部123の失敗情報630を用いて応答メッセージを生成し(動作S342)、X2AP:RESOURCE STATUS FAILUREをHeNB300へ送信する(動作S343)。
6.3)効果
本発明の第6実施例によれば、通信事業者のネットワーク内部でのX2AP:RESOURCE STATUS REQUESTとX2AP:RESOURCE STATUS FAILUREのメッセージ数が削減されるのでネットワークの負荷を減少させることができる。
7.第7実施例
本発明の第7実施例では、HNBを収容するHNB-GWにおいて、HNBとコアネットワークの間で送受信されるメッセージに含まれる情報をHNB-GWの記憶部に格納し、同じ情報の問合せを受けた際に再利用することで通信事業者のネットワーク内部の通信負荷を抑制する。
7.1)構成
図19に示すように、第7実施例が適用されるネットワークでは、HNB210とHNB310がそれぞれIuhインタフェースでHNB-GW110と接続され、HNB-GW110とコアネットワーク410はIuインタフェースで接続されているものとする。
7.2)動作
図20において、HNB210が要求しうる次のいずれかの情報をHNB-GW110が保持していない場合:Requested MBMS IP MC Address and APN、Requested MC Service(S430)、HNB210がHNB-GW110にRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERを送信したとする(動作S431)。このメッセージにはRANAP:UPLINK INFORMATION EXCHANGE REQUEST(Information Exchange Type=’request’)が含まれている。
HNB-GW110は、HNB210が要求している情報が記憶部113に存在しないことを確認すると(動作S432)、RANAP:UPLINK INFORMATION EXCHANGE REQUESTをコアネットワーク410に送信し(動作S433)、RANAP:UPLINK INFORMATION EXCHANGE RESPONSEをコアネットワーク410から受信する(動作S434)。続いて、HNB-GW110は、HNB210が要求した情報を記憶部113に登録し(動作S435)、RUA:CONNECTIONLESS TRANSFERをHNB210へ送信する(動作S436)。このメッセージにはRANAP:UPLINK INFORMATION EXCHANGE RESPONSEが含まれている。
また、HNB310が要求しうる次のいずれかの情報のうち、該当するものをHNB-GW110が保持している場合:Requested MBMS IP MC Address and APN、Requested MC Service(S440)、HNB310がHNB-GW110にRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERを送信したとする(動作S441)。このメッセージで要求する情報はS431で要求した情報の一部ないしは全部であるものとする。
HNB-GW110は、HNB310が要求している情報が記憶部113に存在することを確認すると、登録されたデータを基に応答メッセージを生成し(動作S442)、RUA:CONNECTIONLESS TRANSFERをHNB310に送信する(動作S443)。
7.3)効果
本発明の第7実施例によれば、HNB-GW110とコアネットワーク410の間のシグナリングを無くすことで通信事業者ネットワーク内部の通信負荷を軽減できる。また、HNB-GW110がHNB310により早く応答を返すことで、HNB310において実施中の処理をより早く完了させることが可能となる。
8.第8実施例
本発明の第8実施例では、RIM手順において、あるHNBが問い合わせた内容をHNB-GWが記憶部に登録し、他のHNBが同じ情報を要求した場合にその情報を用いて応答メッセージを作成し送信することでネットワーク内部の通信負荷を削減する。
8.1)構成
第8実施例を適用できるネットワークの構成は図19に示す通りであるから、説明は省略する。
8.2)動作
図21に示すように、HNB-GW110がネットワーク情報600を保持していない場合、HNB210がRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERをHNB-GW110に送信したとする(動作S451)。このメッセージにはRANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERが含まれている。このメッセージの中にはRAN-INFORMATION-REQUEST Application Containerが含まれており、この中に含まれる情報要素で問い合わされている対象をここではネットワーク情報600と呼ぶ。ネットワーク情報600には3GPP TS48.018で規定される以下の4つの要素やこれら以外の現在の3GPPで規定されないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの情報のいずれか一つまたは複数が含まれうる。
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SI3 pplication
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SON Transfer Application
ここでは、同じメッセージに含まれるRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに001(RAN-INFORMATION-REQUEST/Single Report PDU)が設定されている。
HNB-GW110は、受信したRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERからHNB210がネットワーク情報600を要求していることを検出すると、記憶部113にネットワーク情報600が存在しないことを確認し(動作S452)、RANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERをコアネットワーク410に送信する(動作S453)。
コアネットワーク410は、RANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERを受信すると、外部ネットワーク510へネットワーク情報600を要求し(動作S454)、外部ネットワーク510からネットワーク情報600を取得する(動作S455)。そして、コアネットワーク410は、ネットワーク情報600を含めたRANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERを送信する(動作S456)。ここでは、このメッセージに含まれるRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに001(RAN-INFORMATION-REQUEST/Single Report PDU)が設定されている。
HNB-GW110は、RANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERを受信すると、そこに含まれるネットワーク情報600を記憶部113に登録し(動作S457)、RANAP:DIRECT INFORMATION TRANSFERを含めたRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERを無線基地局200に送信する(動作S458)。このネットワーク情報600としては、無線基地局200が動作S451で送信した要素に対応する3GPP TS48.018に記載されている以下の4つの要素や現在の3GPPで規定されていないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの要素のうちの一つ或いは複数が含まれる。
RAN-INFORMATION Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SI3 Application
RAN-INFORMATION Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SON Transfer Application
図22に示すように、HNB-GW110がネットワーク情報600を保持している場合に、HNB310がRUA:CONNECTIONLESS TRANSFERをHNB-GW110に送信するものとする(動作S461)。HNB310がこのメッセージで要求するのは、HNB200が図21における動作S451で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部であるものとする。
HNB-GW110は、HNB310がネットワーク情報600の一部ないしは全部を要求していることを検出すると、記憶部113の登録データから応答メッセージを生成し(動作S462)、RUA:CONNECTIONLESS TRANSFERをHNB310に送信する(動作S463)。
8.3)効果
本発明の第8実施例によれば、HNB-GW110とコアネットワーク410の間で送受信されるRANAP:DIRECTINFORMATION TRANSFERとコアネットワーク410と外部ネットワーク510の間で送受信されるメッセージを無くすことにより、通信事業者のネットワーク内部での通信負荷を軽減できる。
また、ユーザをGSMのセルへ移動させるNetwork Assisted Cell Change(以下、NACC)という手順において、移動先のセルのシステム情報を取得するためにRIM手順が使用されうる。RIM手順をNACC手順の最中に実行する場合、本実施例を適用することでNACCをより早く完了させることができる。
9.第9実施例
本発明の第9実施例では、HNB同士がHNB-GWを介してIurhというインタフェースを介して接続される場合に、HNBとHNB-GWの間で送受信されるRNA:DIRECT TRANSFERのネットワーク情報をHNB-GWの記憶部に保存し、他のHNBから同じネットワーク情報を要求された場合、保存していたネットワーク情報を再利用して応答メッセージを作成し送信することでネットワークの負荷を軽減する。ここでネットワーク情報とはTS25.423のRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEのメッセージに定義される情報要素である。
ここではHNBとHNB-GWの間でやりとりされるメッセージの削減に注目するが、HNB-GWとRadio Network Controller(以下、RNC)の間がIurインタフェースで接続される場合にもRNSAPプロトコルが使用されるため、同様の手順が適用できる。
9.1)構成
図23に示すように、本発明の第9実施例の適用されるネットワークでは、Iurhインタフェースを介してHNB210、HNB310およびHNB810がそれぞれ接続され、HNB-GW110がIurhインタフェースを中継しているものとする。
9.2)動作
図24に示すように、HNB-GW110がHNB810のネットワーク情報610を保持せず、HNB810がネットワーク情報を要求される場合、HNB210がRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信したとする(動作511)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION REQUESTが含まれており、このメッセージでHNB810のネットワーク情報610を要求している。
HNB-GW110は、RNA:DIRECT TRANSFER を受信すると、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継し(動作S512)、それを受けてHNB810は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S513)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEが含まれている。
HNB-GW110は、RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEに含まれるHNB810のネットワーク情報610を記憶部113へ登録し(動作S514)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB210へ送信する(動作S515)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEが含まれている。
動作S511でInformation Report Characteristics=‘Periodic’または‘On Modification’である場合(S516)、HNB810がHNB-GW110にRNA:DIRECT TRANSFERを送信したとする(動作S517)。このメッセージはRNSAP:INFORMATION REPORTを含んでおり、この中には動作S513のRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEに含まれるネットワーク情報610の一部または全部が含まれるものとする。
HNB-GW110は、RNSAP:INFORMATION REPORTに含まれるネットワーク情報610の一部または全部を記憶部113に登録し(動作S518)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310に中継する(動作S519)。
図25に示すように、HNB-GW110がHNB810のネットワーク情報610を保持している状況でHNB310がHNB810のネットワーク情報610を要求したとする。この場合、HNB310はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する。HNB310がこのメッセージで要求している情報は、HNB210が図24における動作S511で要求したネットワーク情報610の一部ないしは全部であるものとする。
HNB-GW110は、HNB310がHNB810のネットワーク情報610の一部ないしは全部を要求していることを検出すると、記憶部113のネットワーク情報610から応答メッセージを生成し(動作S522)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310へ送信する(動作S523)。
動作S521でInformation Report Characteristics=‘Periodic’または‘On Modification’となっている場合(S524)、HNB-GW110は所定のタイミングでRNA:DIRECT TRANSFERをHNB310に送信する(動作S525)。このメッセージには更新されたネットワーク情報610の一部ないしは全部が含まれる。なお、HNB-GW110は、過去にHNB810のネットワーク情報610を要求してきたHNB(本実施形態においては、図24のHNB210)を記憶しておくこととしても良い。そして、HNB-GW110は、過去にHNB810のネットワーク情報610を要求してきたHNBに対しても、動作S525におけるRNA:DIRECT TRANSFERメッセージを送信することとしても良い。
9.3)効果
本発明の第9実施例によれば、HNBとHNB-GWの間で送受信されるRNA:DIRECT TRANSFERの数を削減することで通信事業者のネットワーク内部のシグナリングを削減することができる。また、HNB-GWがHNBに対してより早く応答を返すことにより、HNBで実行中の処理をより早く完了させることができる。
10.第10実施例
上述した第9実施例では、HNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNASAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION REQUEST)とそれに対する応答としてHNB-GWから送信されるRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSE)を削減するものであった。これに対して、本発明の第10実施例では、HNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION REQUEST)とそれに対応するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION FAILURE)を削減する。
10.1)構成
第10実施例を適用するネットワークの構成は、既に説明したように、図23に示す通りであるから説明は省略する。
10.2)動作
図26に、HNB-GWがHNB810のネットワーク情報610を保持せず、HNB210からの要求が拒絶される場合(動作S530)を示す。HNB210はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信する(動作S531)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION REQUESTが含まれており、このメッセージでHNB810のネットワーク情報610を要求している。HNB-GW110は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継し(動作S532)、HNB810は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S533)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION FAILUREが含まれている。続いて、HNB-GW110は、RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION FAILUREに含まれるHNB810の失敗情報630を記憶部113へ登録すると(動作S534)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB210へ送信する(動作S535)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION FAILUREが含まれている。
また、図26に、HNB-GW110がHNB810の失敗情報630を保持している状況で、HNB310からHNB810のネットワーク情報610が要求された場合(動作S540)を示す。この場合、HNB310は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S541)。HNB310がこのメッセージで要求している情報は、HNB210がS531で要求するネットワーク情報610の一部ないしは全部である。
HNB-GW110は、HNB310がHNB810のネットワーク情報610を要求していることを検出すると、記憶部113の失敗情報630から応答メッセージを生成し(動作S542)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310へ送信する(動作S543)。
10.3)効果
本発明の第10実施例によれば、HNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION REQUEST)とそれに対応するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION FAILURE)を削減することで通信事業者のネットワーク内部の通信負荷を削減する。
11.第11実施例
本発明の第11実施例によれば、あるHNBのネットワーク情報を要求した全てのHNBが、ネットワーク情報の要求を終了した場合、ネットワーク情報に有効期限が設定されているならその有効期限が満了するまでネットワーク情報を保存し、有効期限が設定されていないなら即座にネットワーク情報を破棄する。有効期限が設定されている場合にはHNBとHNB-GWの間のメッセージを省くことで、通信事業者のネットワーク内部の負荷を低減する。
11.1)構成
第11実施例を適用するネットワークの構成は上述した図23に示す通りであるから、説明は省略する。
11.2)動作
図27において、HNB210がHNB810のネットワーク情報610の要求を終了する場合(動作S550)を示す。この場合、HNB210は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信する(動作S551)。このメッセージにはRNSAP:INFORMATION EXCHANGE TERMINATION REQUESTが含まれており、HNB210はこのメッセージでHNB810のネットワーク情報610の要求を終了することを意図している。ここではHNB210のみがHNB810のネットワーク情報を要求しているものとする。
HNB-GW110はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継する(動作S552)。さらに、HNB-GW110は、HNB810のネットワーク情報610を要求している全てのHNBがネットワーク情報610の要求を終了したことを検出すると、HNB810のネットワーク情報610を記憶部113に保存していれば、それを有効期限が満了するまで保持し、有効期限がなければ即座に破棄する(動作S553)。
HNB210がHNB810のネットワーク情報の要求を終了後にHNB310からHNB810のネットワーク情報610を要求された場合(S560)、ネットワーク情報610の有効期限があれば、有効期限が満了するまでは動作S520の処理を実施し、有効期限満了後は動作S510の処理を実施する。有効期限が無い場合には動作S510の処理を実施する(動作S561)。
11.3)効果
本発明の第11実施例によれば、HNB210がネットワーク情報610の要求を終了した後も、ネットワーク情報610の有効期限が満了するまでの間は、HNB310とHNB-GW110の間のメッセージを省略できてネットワーク内部の通信負荷を軽減できる。
12.第12実施例
本発明の第12実施例によれば、HNB同士がHNB-GWを介してIurhというインタフェースを介して接続される場合に、HNBとHNB-GWの間で送受信されるRNA:DIRECT TRANSFERのネットワーク情報をHNB-GWの記憶部に保存し、他のHNBから同じネットワーク情報を要求された場合に保存していた情報を再利用して応答メッセージを作成し送信することでネットワークの負荷を軽減する。ここでネットワーク情報とは3GPP TS25.423のRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION RESPONSEのメッセージに設定されうる情報要素である。
12.1)構成
第12実施例を適用するネットワークの構成は上述した図23に示す通りであるから、説明は省略する。
12.2)動作
図28に示すように、HNB-GW110がHNB810のネットワーク情報610を保持せず、HNB810がネットワーク情報を要求される場合、HNB210は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信する(動作S571)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUESTが含まれており、このメッセージでHNB810のネットワーク情報610を要求している。
HNB-GW110はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継し(動作S572)、HNB810はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S573)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION RESPONSEが含まれている。
HNB-GW110は、RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION RESPONSEに含まれるHNB810のネットワーク情報610を記憶部113へ登録すると(動作S574)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB210へ送信する(動作S575)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION RESPONSEが含まれている。
動作S571でInformation Report Characteristics=‘Periodic’または‘On Modification’である場合(S576)、HNB810がHNB-GW110にRNA:DIRECT TRANSFERを送信したとする(動作S577)。このメッセージはRNSAP:COMMON MEASUREMENT REPORTを含んでおり、この中には動作S573のRNSAP:INFORMATION EXCHANGE INITIATION RESPONSEに含まれるネットワーク情報610の一部または全部が含まれるものとする。
HNB-GW110は、RNSAP:COMMON MEASUREMENT REPORTに含まれるネットワーク情報610の一部または全部を記憶部113に登録し(動作S578)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310に中継する(動作S579)。
図29に、HNB-GW110がHNB810のネットワーク情報610を保持している状況で、HNB310からHNB810のネットワーク情報610を要求された場合を示す。この場合、HNB310は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S581)。HNB310がこのメッセージで要求している情報は、HNB210が図29における動作S571で要求するネットワーク情報610の一部ないしは全部であるものとする。
HNB-GW110は、HNB310がHNB810のネットワーク情報610を要求していることを検知すると、記憶部113のネットワーク情報610から応答メッセージを生成し(動作S582)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310へ送信する(動作S583)。
動作S581でInformation Report Characteristics=‘Periodic’または‘On Modification’となっている場合(S584)、HNB-GW110は所定のタイミングでRNA:DIRECT TRANSFERをHNB310に送信する(動作S585)。このメッセージには更新されたネットワーク情報610の一部ないしは全部が含まれる。なお、HNB-GW110は、過去にHNB810のネットワーク情報610を要求してきたHNB(本実施形態においては、図28のHNB210)を記憶しておくこととしても良い。そして、HNB-GW110は、過去にHNB810のネットワーク情報610を要求してきたHNBに対しても、動作S585におけるRNA:DIRECT TRANSFERメッセージを送信することとしても良い。
12.3)効果
本発明の第12実施例によれば、HNBとHNB-GWの間で送受信されるRNA:DIRECT TRANSFERの数を削減することで通信事業者のネットワーク内部のシグナリングを削減することができる。HNB-GW110がHNB310により早く応答を返すことで、HNB310において実施中の処理をより早く完了させることが可能となる。
13.第13実施例
上述した第12実施例ではHNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNASAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUEST)とそれに対する応答としてHNB-GWから送信されるRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION RESPONSE)を削減するものであった。これに対して、本発明の第13実施例では、HNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUEST)とそれに対応するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION FAILURE)を削減する。
13.1)構成
第13実施例を適用するネットワークの構成は上述した図23に示す通りであるから、説明は省略する。
13.2)動作
図30に、HNB-GWがHNB810のネットワーク情報610を保持せず、HNB210からの要求が拒絶される場合(動作S590)を示す。この場合、HNB210は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信する(動作S591)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUESTが含まれており、このメッセージでHNB810のネットワーク情報610を要求している。HNB-GW110はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継し(動作S592)、HNB810はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S593)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION FAILUREが含まれている。
HNB-GW110は、RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION FAILUREに含まれるHNB810の失敗情報630を記憶部113へ登録し(動作S594)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB210へ送信する(動作S595)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION FAILUREが含まれている。
HNB-GW110がHNB810の失敗情報630を保持している状況で、HNB310からHNB810のネットワーク情報610を要求された場合(動作S600)、HNB310は、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110へ送信する(動作S601)。HNB310がこのメッセージで要求している情報は、HNB210がS591で要求するネットワーク情報610の一部ないしは全部である。
HNB-GW110は、HNB310がHNB810のネットワーク情報610を要求していることを検知すると、記憶部113の失敗情報630から応答メッセージを生成し(S602)、RNA:DIRECT TRANSFERをHNB310へ送信する(動作S603)。
13.3)効果
本発明の第13実施例によれば、HNBから送信するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION REQUEST)とそれに対応するRNA:DIRECT TRANSFER(RNSAP:COMMON MEASUREMENT INITIATION FAILURE)を削減することで通信事業者のネットワーク内部の通信負荷を削減することができる。
14.第14実施例
本発明の第14実施例では、あるHNBが別のHNBのネットワーク情報の要求を終了した後でもHNBとHNB-GWの間のメッセージを省くことで、通信事業者のネットワーク内部の負荷を低減する。
14.1)構成
第14実施例を適用するネットワークの構成は上述した図23に示す通りであるから、説明は省略する。
14.2)動作
図31に示すように、HNB210がHNB810のネットワーク情報610の要求を終了する場合(S610)、HNB210はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB-GW110に送信する(動作S611)。このメッセージにはRNSAP:COMMON MEASUREMENT TERMINATION REQUESTが含まれており、HNB210はこのメッセージでHNB810のネットワーク情報610の要求を終了することを意図している。
HNB-GW110はRNA:DIRECT TRANSFERをHNB810へ中継し(動作S612)、HNB810のネットワーク情報610を要求している全てのHNBがネットワーク情報610の要求を終了したことを検知すると、HNB810のネットワーク情報610が記憶部113に保存されていれば、それを有効期限が満了するまで保持し、有効期限がなければ即座に破棄する(動作S613)。
HNB210がHNB810のネットワーク情報の要求を終了後にHNB310からHNB810のネットワーク情報610を要求された場合(動作S620)、ネットワーク情報610の有効期限があれば、有効期限が満了するまでは動作S580の処理を実施し、有効期限満了後あるいは有効期限がなければ、動作S570の処理を実施する(動作S621)。
14.3)効果
本発明の第14実施例によれば、HNB210がネットワーク情報610の要求を終了した後も、HNB310とHNB-GW110の間のメッセージを省略することができ、ネットワーク内部の通信負荷を軽減できる。
15.第15実施例
本発明の第15実施例では、無線基地局が中継ノードとして1台以上の無線基地局とコアネットワーク装置の間の情報を転送するネットワークにおいて、中継ノードとして振舞う無線基地局が転送する情報の一部または全部を保存して再利用することで、ネットワーク内部の通信負荷を減らすことができる。
3GPP TS36.300では中継ノードとして振舞う基地局はDonor eNB(以下、DeNB)と呼ばれているが、それ以外に2012年6月に開催された3GPPのWorkshopでRWS-120010として提案された、C-plane(制御信号)とU-plane(データ信号)を送信する基地局を分離するネットワーク構成においても本実施例は適用可能である。このネットワーク構成では、制御信号がユーザ端末UE(User Equipment)とMacro cell(マクロセル)の間で直接に送受信されているが、UEがPhantom cell(ファントムセル)とは通信できるがMacro cellとは通信できない場合に、Phantom cellが制御信号をUEに送信する場合が生じうる。このような場合にPhantom cellが中継ノードとして機能していると言えるので、本実施例が適用可能となる。
15.1)構成
図32に示すように、第15実施例が適用されるネットワーク構成では、無線基地局20と無線基地局30が無線基地局90を介してコアネットワーク装置40と接続し、無線基地局80がコアネットワーク装置40に直接接続しているものとする。
15.2)動作
図33に示すように、ゲートウェイ装置10が無線基地局80のネットワーク情報60を保持していない場合、無線基地局20が無線基地局80のネットワーク情報60を問い合わせる要求メッセージを送信し、これを無線基地局90が受信したとする(動作S51)。
無線基地局90は、無線基地局20がネットワーク情報60を要求していることを検知すると、記憶部93にネットワーク情報60が存在しないことを確認し(動作S52)、無線基地局20からのネットワーク情報60の要求をコアネットワーク装置40に中継する(動作S53)。この要求を受けたコアネットワーク装置40は、無線基地局80からネットワーク情報60を取得し(動作S54)、これを無線基地局20へ応答として送信するが、無線基地局90がこの応答を受信する(動作S55)。無線基地局90は、受信した応答のネットワーク情報60を記憶部93に登録し(動作S56)、当該応答を無線基地局20へ中継する(動作S57)。
図34に示すように、無線基地局90が無線基地局80のネットワーク情報60を保持している場合、無線基地局30が第1のメッセージを無線基地局装置90に送信したとする(動作S61)。このメッセージが要求するのは図33における動作S51で無線基地局20が要求したネットワーク情報60の一部ないしは全部である。無線基地局90は、無線基地局30がネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求していることを検知すると、記憶部93のネットワーク情報60から応答メッセージを生成し(動作S62)、無線基地局30へネットワーク情報60の一部ないしは全てを含む第2のメッセージを送信する(動作S63)。
15.3)効果
本発明の第15実施例によれば、無線基地局90とコアネットワーク装置40の間とコアネットワーク装置40と無線基地局80の間のメッセージを省略することができ、通信事業者のネットワーク内部の通信負荷を削減できる。
16.第16実施例
本発明の第16実施例では、コアネットワーク装置が無線基地局同士の通信の中継ノードとして振舞い、ある無線基地局が要求したネットワーク情報の一部または全部を保存し、別の無線基地局が同じ情報を要求した場合に保存していた情報を再利用することで、送信メッセージを減らし、ネットワーク内部の通信負荷を減らす。本実施例では、ネットワーク情報として他の無線通信システムの情報を想定している。
16.1)構成
図35に示すように、第16実施例が適用されるネットワークの構成では、無線基地局20および30がコアネットワーク装置40に接続されているものとする。
16.2)動作
図36に示すように、コアネットワーク装置40がネットワーク情報60を保持していない場合(S70)、無線基地局20がネットワーク情報60を問い合わせる要求メッセージを送信し、これをコアネットワーク装置40が受信したとする(動作S71)。コアネットワーク装置40は、無線基地局20がネットワーク情報60を要求していることを検知すると、記憶部43にネットワーク情報60が存在しないことを確認し(動作S72)、外部ネットワーク50からネットワーク情報60を取得する(動作S73)。続いて、コアネットワーク装置40は、取得したネットワーク情報60を記憶部43に登録し(動作S74)、無線基地局20にネットワーク情報60を送信する(動作S75)。
コアネットワーク装置40がネットワーク情報60を保持している場合(S80)、無線基地局30が第1のメッセージをコアネットワーク装置40に送信したとする(動作S81)。このメッセージが要求するのは動作S71で無線基地局20が要求したネットワーク情報60の一部ないしは全部であるものとする。
コアネットワーク装置40は、無線基地局30がネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求していることを検知すると、記憶部43のネットワーク情報60から応答メッセージを生成し(動作S82)、無線基地局30へネットワーク情報60の一部ないしは全てを含む第2のメッセージを送信する(動作S83)。
16.3)効果
本発明の第16実施例によれば、コアネットワーク装置40と外部ネットワーク50の間のメッセージを省略することができ、通信事業者のネットワーク内部の通信負荷を削減できる。
17.第17実施例
上述した第1実施例と第3〜第16実施例の一部または全てを組み合わせることで、通信事業者のネットワーク内部の負荷を削減することもできる。これらの組み合わせにおいて、ネットワーク情報60、ネットワーク情報610、TNLアドレス700、Resource Status620、失敗情報630には有効期限が設定されない。ここでは、例えばHeNB-GW100とHNB110といった異なる無線通信システム上で動作する装置間には通信可能なインタフェースが存在することを仮定する。
第3〜第16実施例の動作は並列的に実行される。この場合、ゲートウェイ装置10、HeNB-GW100、HNB-GW110、X2-GW120、無線基地局90、コアネットワーク装置40は、第3〜第16実施例のいずれかを適用して取得した情報を、他の実施例を適用する際に使用して応答メッセージを作成しても構わない。具体的には、ある実施例で取得した情報を再度利用する機会が訪れる前に、別の実施例で取得した情報の一部がその情報と同じである場合、新しい情報で置き換えることで再度利用する機会に最新の情報を使用して応答メッセージを作成してもよい。
このように、第1実施例と第3〜第16実施例とを組み合わせることで、それぞれを独立して実施した際に得られる効果を一度に得ることができる。
18.第18実施例
上述した第2実施例と第3〜第16実施例の一部または全てを組み合わせることで、通信事業者のネットワーク内部の負荷を削減することもできる。これらの組み合わせにおいて、ネットワーク情報60、ネットワーク情報610、TNLアドレス700、Resource Status620、失敗情報630には有効期限が設定される。ここでは、例えばHeNB-GW100とHNB110といった異なる無線通信システム上で動作する装置間には通信可能なインタフェースが存在することを仮定する。
第3〜第16実施例の動作は並列的に実行される。この場合、ゲートウェイ装置10、HeNB-GW100、HNB-GW110、X2-GW120、無線基地局90、コアネットワーク装置40は、いずれかの実施例を適用して取得した情報を、他の実施例を適用する際に使用して応答メッセージを作成しても構わない。具体的には、ある実施例で取得した情報を再度利用する機会が訪れる前に、別の実施例で取得した情報の一部がその情報と同じである場合、新しい情報で置き換えることで再度利用する機会に最新の情報を使用して応答メッセージを作成してもよい。
このように、第2実施例と第3〜第16実施例とを組み合わせることで、それぞれを独立して実施した際に得られる効果を一度に得ることができる。
19.第19実施例
本発明の第19実施例では、第1実施例においてゲートウェイ装置10が記憶部12に保持したネットワーク情報60が無線基地局が指定した期限内に取得したものであれば、ゲートウェイ装置10が取得した情報を再利用して応答メッセージを作成することができる。
19.1)構成
第19実施例が適用されるネットワークの構成は図5と同じであるから、説明は省略する。
19.2)動作
図37に示すように、ゲートウェイ装置10が無線基地局20の指定期限61以降に取得したネットワーク情報60を保持していない場合、無線基地局20がコアネットワーク装置40に対してネットワーク情報60を要求するメッセージを送信したとする(動作S1031)。このメッセージには指定期限61が設定されており、無線基地局20はこの指定期限61以降に取得された情報を要求している。
ゲートウェイ装置10は、無線基地局20が指定期限61以降に取得されたネットワーク情報60を要求していることを検出すると、記憶部13に該当するネットワーク情報60が存在しないことを確認し(動作S1032)、無線基地局20からの指定期限61以降に取得されたネットワーク情報60の要求をコアネットワーク装置40に中継する(動作S1033)。ここではコアネットワーク装置40は指定期限61を確認する機能を有しないものとする。
コアネットワーク装置40は、ネットワーク情報60の要求を受けると、外部ネットワーク50にネットワーク情報60を問合せて取得し(動作S1034)、ネットワーク情報60を含めた応答をゲートウェイ装置10に返す(動作S1035)。
ゲートウェイ装置10はコアネットワーク装置40からの応答に含まれるネットワーク情報60を記憶部13に登録し(動作S1036)、コアネットワーク装置40からの応答を無線基地局20へ中継する(動作S1037)。
図38に示すように、ゲートウェイ装置10が保持しているネットワーク情報60が指定期限62以降に取得されたものである場合(S1040)、無線基地局30が指定期限62以降に取得されたネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求する第1のメッセージをゲートウェイ装置10に送信したとする(動作S1041)。
ゲートウェイ装置10は、第1のメッセージを受信すると、該当するネットワーク情報60を記憶部13の登録データから発見し、これを用いて応答メッセージを生成する(動作S1042)。そして、ゲートウェイ装置10は、第1のメッセージをコアネットワーク装置40へ送信することなく、指定期限62以降に取得されたネットワーク情報60の一部ないしは全部を含む第2のメッセージを無線基地局30に応答メッセージとして送信する(動作S1043)。
ゲートウェイ装置10が保持しているネットワーク情報60が指定期限62以内に取得されたものではない場合(S1050)、無線基地局30が、指定期限62以内に取得されたネットワーク情報60の一部ないしは全部を要求する第1のメッセージをゲートウェイ装置10に送信したとする(動作S1051)。ゲートウェイ装置10は、第1のメッセージを受信すると、該当する情報が記憶部12に存在しないことを確認し(動作S1052)、図37における動作S1033〜S1037の処理を実施する(動作S1053)。
指定期限62については、無線基地局30が要求するネットワーク情報60に含まれる情報要素の全て或いは一部に設定することもできる。例えば、無線基地局30が要求するネットワーク情報60が、外部ネットワークにおける受信干渉電力や接続ユーザ数などのように時々刻々と変化する情報要素を含んでいる場合には、該当する情報要素の指定期限62によって指定される時刻はメッセージ送信時刻に近い値となる。一方、無線基地局30が要求するネットワーク情報60の情報要素が外部ネットワークにおける宛先アドレス情報やセルの固有情報などのように静的或いは準静的な情報の場合には、指定期限61によって指定される時刻はメッセージ送信時刻に近くない値となりうる。指定期限62がネットワーク情報60の情報要素毎に設定される場合、動作S1040あるいはS1050の手順は以下のいずれの手順で実施されてもよい。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、指定期限62が設定されているものの全てが指定期限62以内に取得されたものである場合には、動作S1040の処理を実施する。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、指定期限62が設定されているものの一部が指定期限62以内に取得されておらず、指定期限62以内に取得されていないものが応答メッセージの必須パラメータでない場合には、指定期限62以内に取得されている情報要素を応答メッセージには設定せず、動作S1040の処理を実施する。
無線基地局30が要求しているネットワーク情報60の一部ないしは全部の情報要素のうち、指定期限62が設定されているものの一部が指定期限62以内に取得されておらず、指定期限62以内に取得されていないものが応答メッセージの必須パラメータあれば、動作S1050の処理を実施する。
19.3)効果
本発明の第19実施例によれば、無線基地局が指定した期限内に取得されたネットワーク情報をより短い時間で入手して処理に用いることができるので処理のリアルタイム性を向上することができる。また、情報毎に指定期限を設けているため、必要とされる情報の用途に応じて実施例1の実施可否を決めることが出来る。
20.第20実施例
本発明の第20実施例は、上述した第19実施例を第3実施例に適用したものであり、RIM手順に使用されるコンテナに新たな情報要素を導入する。
20.1)構成
本発明の第20実施例を適用するネットワークの構成は図10に示すとおりであるから、説明は省略する。
20.2)動作
図39において、「ネットワーク情報600」は3GPP TS48.018に規定されているGERAN /UTRANのネットワーク情報やSelf-organizing network(以下、SON)のようなRANに関する任意の情報、現在の3GPPで規定されていないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LAN等に関する情報を指す。本実施例では、コンテナの中にSpecifiedTime(特定時刻)やTimestamp(タイムスタンプ)という情報要素を定義し(図41、図42を参照)、無線基地局が設定する指定期限やHeNB-GWがネットワーク情報を取得した時刻をこの情報要素で表現するものとする。なお、「Timestamp」は、情報を取得した時点の時間情報であり、送信側の情報に含めることもできるし、受信側で情報を記録するときに付与することもできる。
図39に示すように、HeNB-GW100が指定期限601以降に取得したネットワーク情報600を保持していない場合、HeNB200がS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信したとする(動作S2011)。このメッセージにはRAN-INFORMATION-REQUEST Application Containerが含まれており、この中には3GPP TS48.018で規定される以下の4つの要素やこれら以外の現在の3GPPで規定されないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの情報のいずれか一つまたは複数が含まれうる。
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SI3 Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SON Transfer Application
コンテナには、図41に示すように、SpecifiedTimeという情報要素が追加され、ここにHeNB200が指定期限601を設定する。
HeNB-GW100は、受信したS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERからHeNB200が指定期限601以降に取得したネットワーク情報600を要求していることを検出すると、記憶部103にネットワーク情報600が存在しないことを確認し(動作S2012)、S1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをMME400に中継する(動作S2013)。これを受けて、MME400は、外部ネットワーク500へUTRAN/GERANのネットワーク情報600を要求し(動作S2014)、外部ネットワーク500からUTRAN/GERANのネットワーク情報600の応答を受信すると(動作S2015)、ネットワーク情報600を含めたS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100へ送信する(動作S2016)。
S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをMME400から受信すると、HeNB-GW100はネットワーク情報600を記憶部103に登録し(動作S2017)、S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB200に中継する(動作S2018)。
このネットワーク情報600としては、無線基地局200が動作S2011で送信した要素に対応する3GPP TS48.018に記載されている以下の4つの要素や現在の3GPPで規定されていないCDMA2000(1xRTTやHRPD)やWireless LANの要素のうちの一つ或いは複数が含まれる。
RAN-INFORMATION Application Container for the NACC Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SI3 Application
RAN-INFORMATION Application Container for the UTRA SI Application
RAN-INFORMATION Application Container for the SON Transfer Application
また、図42で下線を付して示しているTimestampにある時刻情報をHeNB-GW100が保存し、後にネットワーク情報600の指定期限602を問い合わされた場合に参照する。
図40に示すように、HeNB-GW100が指定期限602以降に取得したネットワーク情報600を保持している場合(S2020)、HeNB300がS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信したとする(動作S2021)。HeNB300がこのメッセージで要求しているのは、HeNB200が図39における動作S2011で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部であり、さらにこれらの情報が指定期限602以降に取得されていることを要求している。
S1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERを受信したHeNB-GW100は、HeNB300が指定期限602以降に取得したネットワーク情報600を要求していることを検出すると、記憶部103の登録データから応答メッセージを生成し(動作S2022)、S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB300に送信する(動作S2023)。このメッセージにはHeNB300が動作S2021で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部が含まれている。
HeNB-GW100が指定期限602以降に取得したネットワーク情報600を保持していない場合(S2030)、HeNB300がS1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB-GW100に送信したとする(動作S2031)。HeNB300がこのメッセージで要求しているのは、HeNB200が図39における動作S2011で要求したネットワーク情報600の一部ないしは全部であり、さらにこれらの情報が指定期限602以降に取得されていることを要求している。
S1AP:ENB DIRECT INFORMATION TRANSFERを受信したHeNB-GW100は、HeNB300が指定期限602以降に取得したネットワーク情報600を要求していることを検出すると、記憶部103の登録データに該当するものが存在しないことを確認し(動作S2032)、図39における動作S2013〜S2018の処理を実行する(動作S2033)。
20.3)効果
本発明の第20実施例によれば、上述した第3実施例および第19実施例を組み合わせた効果を有する。
21.第21実施例
本発明の第21実施例は、上述した第1実施例あるいは第2実施例と第19実施例との組み合わせに、さらに第3〜第16実施例および第20実施例の一部または全てを組み合わせることで、通信事業者のネットワーク内部の負荷を削減する。
21.1)構成
本発明の第21実施例を適用するネットワークの構成は第3〜第16実施例の組み合わせである。ここでは、例えばHeNB-GW100とHNB110といった異なる無線通信システム上で動作する装置間には通信可能なインタフェースが存在すると仮定する。
21.2)動作
第3〜第16実施例および第20実施例の動作が並列的に実施される。この場合、ゲートウェイ装置10、HeNB-GW100、HNB-GW110、X2-GW120、無線基地局90、コアネットワーク装置40がいずれかの実施例を適用して取得した情報を、他の実施例を適用する際に使用して応答メッセージを作成しても構わない。具体的には、ある実施例で取得した情報を再度利用する機会が訪れる前に、別の実施例で取得した情報の一部がその情報と同じである場合、新しい情報で置き換えることで再度利用する機会に最新の情報を使用して応答メッセージを作成してもよい。
また、第3実施例と第20実施例とを組み合わせて実施する場合、TRANSFERには設定されるSpecifiedTimeが、MME400からHeNB-GW100が受信するS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERの中にはTimestampとExpirationTimeの両方が設定される。以下、これらの情報要素の使用例を示すが、これらはあくまで使用例の一部であり、他の使用例も有り得る。
(1)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTime(満了時刻)が「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日16:00」と設定して「2012年10月15日16:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日15:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日15:30」までに取得しており、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎていないので、HeNB-GW100は登録済みのネットワーク情報60の全部或いは一部を用いてHeNB200への応答メッセージを作成する。
(2)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTimeが「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日16:00」と設定して「2012年10月15日16:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日16:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日16:00」までに取得しており、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎていないので、HeNB-GW100は登録済みのネットワーク情報60の全部或いは一部を用いてHeNB200への応答メッセージを作成する。
(3)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTimeが「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日16:00」と設定して「2012年10月15日16:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日17:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日16:00」までに取得しているが、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎているため、HeNB-GW100は上位装置に要求メッセージを転送する。
(4)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTimeが「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日18:00」と設定して「2012年10月15日18:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日16:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日18:00」までに取得しており、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎていないのでHeNB-GW100は登録済みのネットワーク情報60の全部或いは一部を用いてHeNB200への応答メッセージを作成する。
(5)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTimeが「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日18:00」と設定して「2012年10月15日18:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日17:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日18:00」までに取得しているが、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎているのでHeNB-GW100は上位装置に要求メッセージを転送する。
(6)HeNB-GW100に登録済みのネットワーク情報60のTimestampが「2012年10月15日15:00」、ExpirationTimeが「2012年10月15日17:00」であるとする。この場合、HeNB200がSpecifiedTimeに「2012年10月15日18:00」と設定して「2012年10月15日18:00までに取得したネットワーク情報60の全部または一部を受け取りたい」という要求を「2012年10月15日18:30」に実施した場合、ネットワーク情報60はHeNB-GW100が「2012年10月15日18:00」までに取得しているが、要求した時刻がExpirationTimeを過ぎているのでHeNB-GW100は上位装置に要求メッセージを転送する。
21.3)効果
本発明の第21実施例によれば、第1実施例あるいは第2実施例、第19実施例、さらに第3〜第16実施例および第20実施例のそれぞれを独立して実施した際に得られる効果を一度に得ることができる。
22.第22実施例
上述した第3実施例ではRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに001(RAN-INFORMATION-REQUEST/Single Report PDU)が設定されていると想定したが、本発明の第22実施例では010(RAN-INFORMATION-REQUEST/Multiple Report PDU)が設定されている場合を扱う。
22.1)構成
本発明の第22実施例を適用するネットワークの構成は図10に示すとおりであるから、説明は省略する。
22.2)動作
図43に示すように、HeNB-GW100がネットワーク情報600を保持していない場合には、動作S3111、S3112、S3114〜S3118、S3120は、図11に示す第3実施例の動作S111〜S118とそれぞれ同じであるが、以下の3点が異なっている。
43−1)動作S3111においてHeNB200が送信するメッセージのRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldには、010(RAN-INFORMATION-REQUEST/Multiple Report PDU)が設定される。
43−2)動作S3116において外部ネットワーク500が応答するメッセージのRAN-INFORMATION RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldには、101(RAN-INFORMATION /Initial Multiple Report PDU)が設定される。
43−3)動作S3112においてHeNB-GW100がHeNB200から外部ネットワーク500への問合せを受けたことを記憶部103に登録する。
図44に示すように、HeNB-GW100がネットワーク情報600を保持している場合には(S3130)、動作S3131、S3132、S134は、図12に示す第3実施例の動作S121〜S123と同じであるが、次の1点が異なる。
44−1)動作S3132においてHeNB-GW100がHeNB200から外部ネットワーク500への問合せを受けたことを記憶部103に登録する。
外部ネットワーク500においてネットワーク情報600が更新された場合(S3140)、外部ネットワーク500からMME400へネットワーク情報600の更新が通知されると(動作S3141)、MME400は、HeNB-GW100へS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERを送信する(動作S3142)。このメッセージのRAN-INFORMATION RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに011(RAN-INFORMATION /Multiple Report PDU)が設定されている。S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFER を受信したHeNB-GW100は、更新されたネットワーク情報600を記憶部103に登録し(動作S3143)、S1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERをHeNB200とHeNB300にそれぞれ送信する(動作S3144、S3145)。
22.3)効果
本発明の第22実施例によれば、動作S3111においてメッセージのRAN-INFORMATION-REQUEST RIM PDU IndicationsのPDU Type Extension fieldに、010(RAN-INFORMATION-REQUEST/Multiple Report PDU)が設定される場合も第3実施例と同様の効果が得られる。
23.他の実施例
(1)上記各実施例において、ゲートウェイ装置、HeNB-GW、HNB-GW、無線基地局、コアネットワーク装置が取得した情報を、別の実施例における応答メッセージの作成に使用しても構わない。
(2)第3実施例ではHeNB-GW100が記憶部103に、第8実施例ではHNB-GW110が記憶部113に、SONに関連する以下のコンテナのネットワーク情報を保存する:
RAN-INFORMATION Application Container for the SON Transfer Application。
3GPP TS36.413のAnnex Bに記載に従い、HeNB-GW100やHNB-GW110がInter-RAT load balancingとInter-RAT Mobility Robustness Optimization(以下、MRO)のために、これらの情報を活用してもよい。具体的にはSON機能をHeNB-GW100やHNB-GW110が具備し、ネットワークを自律的に運用・保守したり、無線基地局の負荷分散を実施したりするのに用いても構わない。
(3)第15実施例において、無線基地局20と無線基地局30はコアネットワーク装置40を介して接続している無線基地局80のネットワーク情報60を取得したが、無線基地局80が無線基地局90と接続している場合にも第5実施例や第6実施例と同様の処理が適用できるものとする。具体的には、第5実施例と第6実施例におけるX2-GW120と同じ処理を無線基地局90が実施しても構わない。
(4)第2実施例と第3実施例とを組み合わせると、図11における動作S115において、外部ネットワーク500が有効期限を設定したネットワーク情報600を応答としてMME400が受信することになる。3GPP TS48.018の8c.5章に従うと、RAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the NACC ApplicationやRAN-INFORMATION-REQUEST Application Container for the SI3 ApplicationのReporting Cell Identifierで指定されるセルが通信事業者によって再起動された場合、RIM手順としてHeNB-GW100はS1AP:MME DIRECT INFORMATION TRANSFERを受信する。ネットワーク情報600の有効期限が満了する前にHeNB-GW100がこのメッセージを受信すると、HeNB-GW100はこの情報を記憶部103から削除してもよい。これは第8実施例に対しても同様である。
(5)第20実施例において、3GPP TS48.018で定義されているコンテナにSpecifiedTimeとTimestampを導入することを図43と図44に示したが、SpecifiedTimeとTimestampは他の実施例で使用しているメッセージに新たな情報要素として追加しても構わない。
(6)第2実施例を図10に示す第3実施例の構成に適用することも可能である。この場合は図45に示すように、有効期限を示す情報要素をRAN-INFORMATIONにExpirationTimeとして追加することで、外部ネットワークから有効期限をHeNB-GW100に通知することが可能となる。このExpirationTimeに相当する情報要素は他の実施例で使用しているメッセージに新たな情報要素として追加しても構わない。
24.付記
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
ネットワークと接続した第1通信装置に複数の第2通信装置が接続された通信システムであって、
情報の要求元である第2通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で前記第1通信装置を通して情報の要求メッセージとその応答メッセージが送受信されると、前記第1通信装置が前記応答メッセージから取得した前記情報を格納し、任意の第2通信装置が前記情報提供元に対して同じ情報を要求したときに、前記第1通信装置が当該情報を含む応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする通信システム。
(付記2)
前記情報提供元が前記情報に有効期限を設定し、前記第1通信装置は前記格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)
情報の要求元が前記要求する情報の取得指定期間を設定し、前記第1通信装置は前記格納された情報が前記取得指定期間内であれば前記応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする付記1または2に記載の通信システム。
(付記4)
前記ネットワークが移動通信システムのコアネットワークであることを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記5)
前記ネットワークが移動通信システムの外部ネットワークであることを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記6)
前記第1通信装置がゲートウェイ装置であり、前記第2通信装置が無線基地局であることを特徴とする付記1−5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記7)
前記第1通信装置および前記第2通信装置が共に無線基地局であることを特徴とする付記1−5のいずれか1項に記載の通信システム。
(付記8)
ネットワークと複数の通信装置との間に設けられたゲートウェイ装置であって、
情報の要求元である通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出する手段と、
前記応答メッセージから取得した前記情報を格納する格納手段と、
任意の第2通信装置が前記情報提供元に対して同じ情報を要求したときに、前記格納手段に格納されている当該情報を含む応答メッセージを作成して応答する制御手段と、
を有することを特徴とするゲートウェイ装置。
(付記9)
前記制御手段は、前記情報に有効期限を設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答することを特徴とする付記8に記載のゲートウェイ装置。
(付記10)
前記制御手段は、前記要求元が要求する情報に取得指定期間が設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記取得指定期間内であれば前記応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする付記8または9に記載のゲートウェイ装置。
(付記11)
前記ネットワークが移動通信システムのコアネットワークであることを特徴とする付記8−10のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記12)
前記ネットワークが移動通信システムの外部ネットワークであることを特徴とする付記8−10のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記13)
前記通信装置が無線基地局であることを特徴とする付記8−12のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
(付記14)
ネットワークと複数の基地局との間に設けられた通信装置における通信制御方法であって、
情報の要求元である基地局と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出し、
前記応答メッセージから取得した前記情報を格納手段に格納し、
任意の基地局が前記情報提供元に対して同じ情報を要求したときに、前記格納手段に格納されている当該情報を含む応答メッセージを作成して応答する、
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記15)
前記情報に有効期限を設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答することを特徴とする付記14に記載の通信制御方法。
(付記16)
前記要求元が要求する情報に取得指定期間が設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記取得指定期間内であれば前記応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする付記14または15に記載の通信制御方法。
本発明は外部ネットワークと移動通信ネットワークの教会に設けられたゲートウェイ装置に適用可能である。
1、N1〜Nn 通信装置
Nx 情報提供元装置
2、3 通信部
4 応答情報記憶部
5 制御部
10 ゲートウェイ装置
20、30、80、90 無線基地局
40 コアネットワーク装置
50 外部ネットワーク

Claims (9)

  1. ネットワークと接続した第1通信装置に複数の第2通信装置が接続された通信システムであって、
    前記複数の第2通信装置のうち第一の情報要求元である第2通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で前記第1通信装置を通して情報の要求メッセージとその応答メッセージが送受信されると、前記第1通信装置が前記応答メッセージから取得した前記情報を格納し、
    前記複数の第2通信装置のうち第二の情報要求元である任意の第2通信装置が、前記第1通信装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、前記第1通信装置が、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記情報提供元が前記情報に有効期限を設定し、前記第1通信装置は前記格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ネットワークが移動通信システムのコアネットワークであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記ネットワークが移動通信システムの外部ネットワークであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記第1通信装置がゲートウェイ装置であり、前記第2通信装置が無線基地局であることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. ネットワークと複数の通信装置との間に設けられたゲートウェイ装置であって、
    前記複数の通信装置のうち第一の情報要求元である通信装置と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出する手段と、
    前記応答メッセージから取得した前記情報を格納する格納手段と、
    前記複数の通信装置のうち第二の情報要求元である任意の通信装置、前記ゲートウェイ装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として前記格納手段に既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する制御手段と、
    を有することを特徴とするゲートウェイ装置。
  7. 前記制御手段は、前記情報に有効期限を設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答することを特徴とする請求項6に記載のゲートウェイ装置。
  8. ネットワークと複数の基地局との間に設けられた通信装置における通信制御方法であって、
    前記複数の基地局のうち第一の情報要求元である基地局と前記ネットワーク上の情報提供元との間で送受信される情報の要求メッセージとその応答メッセージとを検出し、
    前記応答メッセージから取得した前記情報を格納手段に格納し、
    前記複数の基地局のうち第二の情報要求元である任意の基地局が、前記通信装置が取得した期間を指定して情報を要求したときに、当該要求された情報が当該指定された期間内に取得された情報として前記格納手段に既に格納されているか否かを判断し、格納されていれば、当該要求された情報を含む応答メッセージを作成して、前記第二の情報要求元へ応答する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  9. 前記情報に有効期限を設定されている場合、前記格納手段に格納された情報が前記有効期限内であれば前記応答メッセージを作成して応答することを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
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