JP4037061B2 - 無線アクセスシステム - Google Patents

無線アクセスシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4037061B2
JP4037061B2 JP2001040286A JP2001040286A JP4037061B2 JP 4037061 B2 JP4037061 B2 JP 4037061B2 JP 2001040286 A JP2001040286 A JP 2001040286A JP 2001040286 A JP2001040286 A JP 2001040286A JP 4037061 B2 JP4037061 B2 JP 4037061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
base station
zone
subscriber
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001040286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002247050A (ja
Inventor
敦 鯉沼
幸介 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001040286A priority Critical patent/JP4037061B2/ja
Publication of JP2002247050A publication Critical patent/JP2002247050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4037061B2 publication Critical patent/JP4037061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者無線局から無線基地局にアクセスして該無線基地局が接続される通信サービス網からの通信サービスを利用する無線アクセスシステムに係わり、詳しくは、無線アクセス区間での建物等の障害物による電波減衰に起因する無線アクセス障害を回避するためのシステム構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信事業者が加入者に対して通信サービスを提供する場合、該通信サービスを提供可能な網と加入者局とを光ファイバー等を用いた有線系の電話回線や専用線で接続し、加入者局から上記有線系の伝送路を介して通信サービス網にアクセスして通信サービスを利用する構成が一般的である。
【0003】
しかしながら、このような有線系の伝送路を用いることは、低速度であることや新たに回線を新設する場合の工事面の手間がかさむことから、近年では、高速なデータ通信や回線の敷設の容易さを備えている無線系のアクセス方式を利用する場合も多い。
【0004】
図13は、この種の従来の無線アクセスシステムの一例を示す図である。
【0005】
このシステムにおいて、建物5aに設置される無線基地局(BSE)10と各加入者宅6(6a,6b,6c)内に設置される各加入者無線局(CPE)20(20a,20b,20c,…)とはポイントマルチポイント(P−MP)方式の無線回線で接続されている。
【0006】
加入者無線局20は、屋外ユニット(ODU)201、屋内ユニット(NIU)202とから構成され、屋内ユニット202には10Base−Tによりパーソナルコンピュータ(PC)等のユーザ端末50(50a,50b,50c,…)が接続される。
【0007】
このシステムでは、P−MP方式の無線伝送区間での無線周波数としては例えば26GHz帯が用いられている。
【0008】
この周波数帯(26GHz帯)は、大きなパワーがとれ通信速度も高速化できるというメリットがある反面、建物等の障害物がぶつかった場合に反射せずにほとんどが減衰し、見通しが効く範囲内でしか通信できないという制約がある。
【0009】
このため、例えば、図13の構成においては、加入者無線局20a,20bは基地局10と見通しが効くために、これら加入者無線局20a,20bに接続されるユーザ端末50a,50bからはそれぞれ加入者無線局20a,20bを介して無線基地局10に無線アクセスし、該無線基地局10に接続される通信サービス網からの通信サービスを利用できる。
【0010】
通信サービスの一例としては、例えば、ユーザ端末50a,50bからブラウザやメールソフトを立ち上げてインターネットや電子メールを行える。
【0011】
一方、加入者無線局20cは、建物5cに遮られて無線基地局10とは見通しが効かない場所にある。この場合、無線基地局10からの電波が建物5cにぶつかって減衰してしまうため、この建物5cの陰にある加入者無線局20cは無線基地局10と通信ができず、該無線基地局10を介して通信サービスを利用できないことになった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来の無線アクセスシステムでは、無線基地局と加入者無線局間の無線区間を26GHzの周波数帯を用いるP−MP方式で実現していたため、ビル等の障害物にぶつかった時に著しく減衰するという本周波数帯の電波特性によって、ビル等が立ち並び、見通しがとれないサービスエリア内の加入者が各種の通信サービスを利用できないという問題点があった。
【0013】
本発明は上記問題点を解消し、加入者無線局収容数に余裕のないゾーンの無線基地局から見通せかつ加入者無線局収容数に余裕のある別のゾーンの無線基地局から見通せない位置にある加入者無線局に対し、別のゾーンの無線基地局から加入者無線局収容数に余裕のない当該ゾーンの無線基地局を中継して通信サービスを提供できる無線アクセスシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、通信サービス網に接続される無線基地局と、前記無線基地局の無線サービスエリア内に配置される複数の加入者無線局を含む複数のゾーンを有し、前記無線サービスエリアが重複する前記各ゾーンで、前記無線基地局が、それぞれ別の無線チャネルを用い、見通し範囲内に位置する前記加入者無線局との間でポイントマルチポイントによる無線通信を行って前記通信サービス網による通信サービスを提供する無線アクセスシステムにおいて、前記無線基地局は、自ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自ゾーンに収容可能な数の範囲内の各加入者無線局との無線通信を行う無線部と、別ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自局から見通せる位置に自ゾーンの収容可能数を超えて配置される加入者無線局と、前記別ゾーンの無線基地局との間を中継する無線通信を行う中継無線部とを有し、加入者無線局収容数に余裕のない第1のゾーンの無線基地局の前記中継無線部に、加入者無線局収容数に余裕のある第2のゾーンの無線基地局の無線チャネルを設定し、前記第1のゾーンの無線基地局から見通せ、かつ、前記第2のゾーンの無線基地局から見通せない位置にある前記第1のゾーン内の加入者無線局に対し、前記第2のゾーンの無線基地局から前記第1のゾーンの無線基地局を中継して通信サービスを提供することを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記通信サービス網内に配置され、前記各無線基地局の前記無線部および中継無線部に無線チャネルを設定する管理装置を具備することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図である。
【0026】
このシステムは、通信サービス網(図示せず)に接続される無線基地局(BSE)10と、この無線基地局10から直接見通しの効く位置に設置され、該無線基地局10と見通し範囲内で例えば26GHz帯の無線周波数によるP−MP無線通信を行う加入者無線局(CPE)21と、この加入者無線局21と後述する無線LANアクセスポイント装置40との間に接続される加入者側サーバ群30と、この加入者側サーバ群30を介して加入者無線局21に接続される一方で、後述する各加入者無線局(C)22とは無線LANで接続される無線LANアクセスポイント装置40と、各加入者宅6(6a,6b,6c,…)内に設置され、無線LANアクセスポイント装置40と対向して無線LAN方式の通信を行う複数の加入者無線局22(22a,22b,22c,…)、これら各加入者無線局22にそれぞれ接続され、加入者側サーバ群30,加入者無線局21を介して無線基地局10にアクセスし、該無線基地局10を通じて上記通信サービス網から提供される各種通信サービスを利用可能なユーザ端末50(50a,50b,50c,…)とにより構成される。
【0027】
無線基地局10は従来システム(図13参照)の無線基地局10と同様のものである。加入者無線局(CPE)21も従来システム(図13参照)の加入者無線局(CPE)20と同様の構成(ODU201とNIU202から成る)であるが、無線基地局10と直接見通しが効く場所に設置される必要がある。
【0028】
無線LANアクセスポイント装置(以下、無線LAN AP装置と略称する)40は、対向する各加入者無線局22との無線LAN接続インタフェース機能と、加入者側サーバ群30および加入者無線局21との間のデータ送受機能を有する。
【0029】
なお、無線LAN AP装置40は1つに限らず、例えば有線により分岐して複数設けることもできる。
【0030】
加入者無線局22は、無線LAN AP装置40での無線LAN接続制御に適合する無線LAN接続インタフェースを有し、無線LANクライアントとして機能する。以下、加入者無線局22を無線LANクライアントと称する。この無線LANクライアント22には上述したユーザ端末(PC等)が接続されている。
【0031】
無線LAN AP装置40と無線LANクライアント22間の無線LANで使用する無線周波数としては、例えば、2.4GHz帯が用いられる。
【0032】
このように、本システムでは、互いに見通しの効く無線基地局10と加入者無線局21間では、高速なデータ通信が可能な26GHz帯の無線周波数によるP−MP方式の無線アクセス方式を使用し、ビル5が建ち並ぶような見通しの効かない地域では、無線LAN AP装置40と無線LANクライアント22による2.4GHzの無線周波数による無線LAN方式の無線アクセス方式を使用する。
【0033】
無線LANアクセス区間で用いる周波数帯(2.4GHz帯)は、P−MP方式の無線区間で用いる周波数帯(26GHz帯)に比べてパワーが小さくかつ通信速度も遅いが、建物5(5a,5b,5c,5d,…)等の障害物がぶつかった場合の減衰が小さく、回り込んで伝搬する(直接見通しの効かない区間での無線通信も可能)というメリットがある。
【0034】
このため、ビル5等が立ち並んで見通しの悪い地域に無線LANを配することで、該無線LANエリア内の無線LANクライアント22から無線LAN AP装置40への無線アクセスを保証できるようになる。
【0035】
図1の構成において、無線LANクライアント22a,22b,22cは、いずれも、ビル5b,5c,5dの陰になり無線基地局10を直接見通すことができないエリアに設置されている。
【0036】
この場合でも、加入者無線局21を無線基地局10との直接見通しがとれる場所に設置しておきさえすれば、無線基地局10と加入者無線局21間のP−MP方式による通信が保証され、更に、この加入者無線局21と接続される無線LAN AP装置40と無線LANクライアント22間の通信がこの間の使用周波数帯の電波特性により保証されることになる。
【0037】
その結果、上記無線LANクライアント22a,22b,22cに接続されるユーザ端末50a,50b,50cから無線基地局10に確実にアクセスでき、例えば、これらユーザ端末50a,50b,50cからブラウザやメールソフトを使用してインターネットや電子メールを行うなど、該無線基地局10を通じた各種通信サービスを利用可能になる。
【0038】
こうした通信サービス利用の付加価値を更に高めるべく、本実施形態に係わるシステム(図1参照)では、P−MP方式と無線LAN方式との間(加入者無線局21のNIU202と無線LAN AP装置40との間)に加入者側サーバ群30を配置している。
【0039】
図2は、図1における加入者側サーバ群30の構成を示す図である。図2に示すように、加入者側サーバ群30は、NIU202側と無線LAN AP装置40側とのルート選択制御を行うルータ31、NIU202側と無線LAN AP装置40側との情報の橋渡しを行い、該情報(ホームページなど)を記憶するキャッシュディスクとして使用されるゲートウェイ32、無線LAN方式で接続された加無線LANクライアント22のユーザ(ユーザ端末50)が使用する共有ファイル331や掲示板332の目的で使用されるファイルを格納するファイルサーバ33、無線LAN AP装置40と無線LANクライアント22間の無線状態や無線LAN AP装置40の障害等の監視を行うネットワーク管理装置(NMS)34により構成される。
【0040】
この加入者側サーバ群30の運用動作について述べる。図3はユーザ端末50から対応する無線LANクライアント22を介してインターネットを利用する際における加入者側サーバ群30内での動作概念図である。ここで、ゲートウェイ32には、例えば、proxyサーバが用いられているものとする。
【0041】
上述の如く、無線LANクライアント22と無線LAN AP装置40間の通信が保証された状態で、無線LANクライアント22aに接続されたユーザ端末50aからインターネットへのアクセス要求があると、対向する無線LAN AP装置40aがこれを受けてゲートウェイ32に渡す。
【0042】
ゲートウェイ32は、proxyサーバのキャッシュディスク321を検索し、キャッシュディスク321内に上記アクセス要求に合致する情報(ホームページ等)が無いことによりルータ31によるルータ先のURLへとアクセスする(図3−▲1▼の流れ)。
【0043】
この時、ゲートウェイ32は、該アクセス先のURLの情報(ホームページ等)をダウンロードし、該情報をアクセス要求元のユーザ端末50aに送出すると共に、キャッシュディスク321に格納する(図3−▲2▼の流れ)。
【0044】
その後、無線LANクライアント22cに接続されたユーザ端末50cからインターネットへのアクセス要求があると、対向する無線LAN AP装置40aがこれを受けてゲートウェイ32に渡す(図3−▲3▼の流れ)。
【0045】
ここで、ゲートウェイ32は、キャッシュディスク321を検索し、該キャッシュディスク321内に今回のアクセス要求先と同じURLの情報があることにより、このキャッシュディスク321から情報を読み出し、アクセス要求元のユーザ端末50cに送信する(図3−▲4▼の流れ)。
【0046】
図4は、図3で述べたインターネット利用時のゲートウェイ32の処理動作を示すフローチャートである。
【0047】
図4に示すように、ゲートウェイ32は、ユーザ端末50から対応する無線LANクライアント22を介してインターネットアクセス要求があるかどうかを監視し(ステップS401)、インターネットアクセス要求があれば(ステップS401YES)、キャッシュディスク321を検索し(ステップS402)、該当する情報(URL情報:ホームページ等)があるかどうかをチェックする(ステップS403)。
【0048】
ここで、該当するURL情報が無ければ(ステップS403NO)、上記アクセス要求に従って該当するURLにアクセスし(ステップS404)、該URLの情報をダウンロードしてアクセス要求元のユーザ端末50に送出すると共に、キャッシュディスク321に保存する(ステップS405)。
【0049】
これに対して、該当するURL情報があれば(ステップS403YES)、当該情報をキャッシュディスク321から読み出し(ステップS406)、アクセス要求元のユーザ端末50に送出する(ステップS407)。
【0050】
本システムでは、上述した運用動作により、ユーザ端末50からのアクセス要求時、加入者側サーバ軍30内で該当する情報があれば該情報をアクセス要求元に配信するため、ルータ31から先への無線基地局10へと無闇にアクセスする必要が無く、アクセス時間の短縮化が図れる。
【0051】
次に、加入者側サーバ群30における他の運用動作について述べる。
【0052】
図5は、加入者側サーバ群30内におけるファイルサーバ33およびNMS34の動作概念図である。
【0053】
図5において、▲1▼を付した線は、ユーザ端末50から、FTP等のプロトコルを使用してファイルサーバ33に無線LANエリア内のみで使用する共有ファイル331を転送する動作、ユーザ端末50でWebアプリケーションによる掲示板332を作成し、該掲示板332をHTTPプロトコルを使用してファイルサーバ33へ登録する動作等を示している。
【0054】
また、▲2▼を付した線は、ユーザ端末50からファイルサーバ33にアクセスして、上記共有ファイル331や掲示板332を参照する動作等を示している。
【0055】
また、▲3▼を付した線は、NMS34が、SNMPプロトコルを使用し、各アクセスポイント(無線LAN AP装置40)での送受信パケット数の統計情報や無線通信不可等の障害情報を管理することによって、無線エリア内の運用状態を管理する動作を示している。
【0056】
このように、本実施形態では、P−MP方式と無線LANの接続点に、ルータ31やサーバ33等から成る加入者局側サーバ群30を配置することによって、無線LAN方式の地域からのアクセス頻度の高いホームページを予めサーバ33にダウンロードしておき、無線LAN方式の地域の加入者がそのホームページをアクセスするといった運用ができ、アクセス時間を短縮できる。併せて、無線LAN方式の地域でのみ使用する掲示板機能、ファイル共用機能を実現できる。
【0057】
また、加入者側サーバ群30内にNMS34を設けることで、無線LAN方式の地域での送受信データ量や当該地域で発生する障害情報等の管理も行える。
【0058】
次に、第2の実施形態について述べる。
【0059】
図6は、本発明の第2の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図である。図6において、第1の実施形態に係わるシステムと同一の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
【0060】
第2の実施形態に係わるシステムは、無線基地局10と加入者無線局22間の無線アクセス区間を、26GHz帯のP−MP方式と2.4GHz帯の無線LAN方式により形成する点は第1の実施形態に係わるシステムと同様である。
【0061】
但し、第2の実施形態に係わるシステムでは、上記P−MP方式と無線LANとの間(NIU202と無線LAN AP装置40間)に加入者側サーバ群30が配置されず、代わって、無線基地局10側に基地局側サーバ群70が配置されている。
【0062】
この基地局側サーバ群70は、ユーザ名やパスワード等の認証情報を記憶する認証情報記憶部710を有し、該認証情報記憶部710内の認証情報に基づき無線LAN方式のエリアのユーザ(ユーザ端末50)のユーザ認証を行う認証サーバ71と、無線LAN AP装置40と無線LANクライアント22間の無線状態や無線LAN AP装置40の障害等を監視するNMS72とから成り、インターネット等の通信サービスを提供する通信事業者のサーバ(図示せず)等に接続される伝送路60、および該伝送路60に対するルーティングを行うルータ61を介して無線基地局10に接続されている。
【0063】
図7は、基地局側サーバ群70の運用動作の一例を示す概念図であり、特に、NMS72の動作を示している。
【0064】
図7において、▲1▼を付した線は、NMS72が、SNMPプロトコルを使用して各無線LAN AP装置40a,40b,…と交信し、各無線LAN AP装置40a,40b,…での送受信パケット数の統計情報を取得する動作、あるいは各無線LAN AP装置40a,40b,…が対向する各ユーザ端末(50a,50b),(50n,50n−1,50n−2),…と通信する時に当該アクセスポイントのソフトウェア異常や無線トラフィックの上昇を検出し、NMS72に通知する動作等を示している。
【0065】
図8は、図7における▲1▼の動作におけるNMS72と無線LAN AP装置40間の通信制御シーケンスを示す図である。
【0066】
NMS72が無線LAN AP装置40から受信パケット数および送信パケット数の統計情報を取得する場合、NMS72は、図8(a)に示すように、管理対象の無線LAN AP装置40に取得要求信号(GETrequest)を送出する。
【0067】
この取得要求信号を受信した無線LAN AP装置40は、自装置の受信パケット数および送信パケット数を集計し、この集計結果を応答信号(GETrespons)としてNMS72に送出する。
【0068】
また、無線LAN AP装置40は、自装置が管轄するアクセスポイントのソフトウェアの動作状況や無線トラヒックを監視し、ソフトウェア異常や無線トラヒックの過度の上昇を検出すると、図8(b)に示す如く、障害通知信号(TRAP)をNMS72に対して送出する。
【0069】
NMS72では、無線LAN AP装置40から送られてくる応答信号(GETrespons)や障害通知信号(TRAP)を集計管理する。
【0070】
このように、第2の実施形態では、P−MP方式の無線基地局10側に認証サーバ71やNMS72から成る基地局側サーバ群70を配置することによって、無線LAN方式のユーザの認証を管理する機能や障害情報を収集管理する機能等を実現できる。
【0071】
次に、第3の実施形態について説明する。
【0072】
図9は、本発明の第3の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図である。
【0073】
このシステムは、ゾーンAをサービスエリアとする無線基地局15a、この無線基地局15aをアクセスポイントとし、ゾーンA内の当該無線基地局15aから見通しの効く位置に設置される複数の加入者無線局(C)25a−1,25a−2,…,25a−n、これら加入者無線局25a−1,25a−2,…,25a−nにそれぞれ接続されるPC等のユーザ端末55a−1,55a−2,…,55a−n、上記ゾーンAに隣接するゾーンBをサービスエリアとする無線基地局15b、無線基地局15bをアクセスポイントとし、ゾーンB内の当該無線基地局15bから見通しの効く位置に設置される複数の加入者無線局(C)25b−1,25b−2,…,25b−n、これら加入者無線局25b−1,25b−2,…,25b−nにそれぞれ接続されるPC等のユーザ端末55b−1,55b−2,…,55b−nにより構成される。
【0074】
無線基地局15a,15bは、各々、アクセスポイント装置(以下、AP装置という)16a,16bを備えると共に、通信事業者が各種通信サービスを提供する通信サービス網にそれぞれ接続されている。
【0075】
このシステムにおいて、無線基地局15aは、AP装置16aを用いてゾーンA内の複数の加入者無線局25a−1,25a−2,…と間で無線チャネルA(図9に実線で示す)によるP−MP方式の無線通信を行い、無線基地局15bは、AP装置16bを用いてゾーンB内の複数の加入者無線局25b−1,25b−2,…と間で無線チャネルB(同、点線で示す)によるP−MP方式の無線通信を行う。
【0076】
これにより、ゾーンAにおいては、各加入者無線局25(25a−1,25a−2,…)にそれぞれ接続される各ユーザ端末55(55a−1,55a−2,…)は、対応する各加入者無線局25から無線基地局15aにアクセスし、当該無線基地局15aを通じて各種通信サービス(インターネットや電子メール)を利用することができる。
【0077】
また、ゾーンBにおいては、各加入者無線局25(25b−1,25b−2,…)にそれぞれ接続される各ユーザ端末55(55b−1,55b−2,…)は、対応する各加入者無線局25から無線基地局15bにアクセスし、当該無線基地局15bを通じて各種通信サービスを利用することができる。
【0078】
このシステムにおいて、無線基地局15aが使用する無線チャネルAと無線基地局15bが使用する無線チャネルBとしては、例えば、図10に示すように、26GHzの周波数帯域の互いに離間した所定帯域幅(例えば、26MHz)が割り当てられ、これにより無線チャネルAと無線チャネルBは互いに干渉しないようになっている。
【0079】
しかしながら、無線基地局15a、15bに割り当てられた無線チャネルA、Bの上述した帯域幅によって、これら無線基地局15a、15bに収容可能な加入者無線局数が自ずと制限されることになる。
【0080】
ここで、無線基地局15aの加入者無線局収容数が許容数を超えた後に、更に、ゾーンA内の加入者無線局25a−nに対して新たに通信サービスを提供する必要に迫られた場合を想定してみる。
【0081】
この場合、無線基地局15bの加入者無線局収容数に余裕があるものとすれば、無線チャネルAと無線チャネルBは互いに干渉することがない(図10参照)という前提の下に、この無線局収容数に余裕のある無線基地局15bから無線チャネルBを用いてゾーンA内の加入者無線局25a−nに対する通信サービスを行うことが考えられる。
【0082】
しかしながら、この場合において、図9の例では、加入者無線局25a−nがビル6cの陰になって無線基地局15bとの間の見通しがとれない状態にあるため、上述したように26GHz帯を用いるP−MP方式で構成される本システムでは、無線基地局15bと加入者無線局25a−nとは通信できないことになる。
【0083】
かかる状況下(図9参照)において、本実施形態のシステムでは、ゾーンA内で新たに通信サービスを受けようとする加入者無線局25a−nが、加入者無線局収容数に余裕のある無線基地局15bと、加入者無線局収容数に余裕のない無線基地局15aを中継して無線チャネルBによる通信を行えるようにしようとするものである。
【0084】
次に、本実施形態のシステムの構成について述べる。
【0085】
図11は、第3の実施形態に係わるシステムのネットワーク構成を示すブロック図である。
【0086】
このシステムにおいて、無線基地局15aのAP装置16aは、加入者無線局25a−1,25a−2,…とP−MP方式による無線チャネルAの無線回線で接続され、無線基地局15bのAP装置16bは、加入者無線局25b−1,25b−2,…とP−MP方式による無線チャネルBの無線回線で接続される。
【0087】
また、AP装置16aの中継無線部165と、AP装置16bおよびゾーンA内の加入者無線局25a−nは、それぞれ、P−MP方式による無線チャネルBの無線回線で接続されている。
【0088】
上記各加入者無線局25(25a−1,25a−2,…,25a−n、25b−1,25b−2,…)には、それぞれ、ユーザ端末55(55a−1,55a−2,…,55a−n、55b−1,55b−2,…)が接続されている。
【0089】
また、本システムにおいて、基地局15aのAP装置16aと基地局15bのAP装置16bは、インターネット等の通信サービスを提供可能な通信サービス網90内にその通信サービスを提供する通信事業者がネットワーク管理のために設置した管理サーバ80とイーサネット回線85を介して接続されている。
【0090】
ここで、管理サーバ80は、後述するように、AP装置16a、16bの無線部163および中継無線部165で使用する無線チャネルA,Bの周波数を設定する機能、並びに中継無線部165に中継伝送の設定を行う機能を有している。
【0091】
図12は、第3の実施形態のシステムにおける無線基地局15aのAP装置16aの回路構成を示すブロック図である。
【0092】
図12に示す如く、無線基地局15aのAP装置16aは、イーサネット回線85とのインタフェースを司るイーサネットインタフェース(I/F)部161、自装置のゾーン(この例では、ゾーンA)内の収容可能許容数内の加入者無線局25との無線通信制御を行う無線部163、自装置のゾーン(同、ゾーンA)内の収容可能許容数超過後、この超過加入者無線局25(この例では、加入者無線局25a−n)と他のAP装置16(同、無線基地局15bのAP装置16b)との無線通信をそれぞれ制御することによりこれら超過加入者無線局25と他のAP装置16間の無線中継制御を行う中継無線部165を具備して構成される。
【0093】
無線基地局15bのAP装置16bについても、AP装置16aと同様の構成で実現できる。
【0094】
次に、この無線基地局15aの動作について説明する。この説明では、本システムが図9に示す状態、つまり、無線基地局15aの加入者無線局収容数の余裕がなくなった状態で該無線基地局15aのゾーンA内にある加入者無線局25a−nに対して新たにサービス提供を行う必要に迫られ、該加入者無線局25a−nと加入者無線局収容数に余裕のある無線基地局15bとが無線基地局15aを中継して無線チャネルBにより通信する状況を前提としている。
【0095】
かかる状況下での無線基地局15aのAP装置16aにおいて、無線部163は、ゾーンA内の各加入者無線局25a−1,25a−2,…とイーサネットI/F部161間で無線チャネルAの回線により以下のような無線アクセス制御を行う。
【0096】
なお、この無線アクセス制御に先立ち、イーサネット回線90の先にある管理サーバ80から該無線基地局15aのAP装置16aの無線部163に対する周波数設定を行う必要がある。
【0097】
この管理サーバ80側からの設定に対し、AP装置16aの無線部163では、MAC処理部1631が、イーサネットI/F部161を通じて取り込まれた管理サーバ80からの周波数設定情報を抽出し、局部発振器1643に対して使用する無線チャネル(この例では、無線チャネルA)を設定する。
【0098】
上記無線周波数設定後の送信動作において、無線部163では、イーサネット回線85からイーサネットI/F部161で受信したデータをMAC処理部1613で無線フレームに変換し、変調部1632に入力して変調する。この変調された信号は送信IF増幅器1633で中間周波数(IF)に変換された後、乗算器1634によって、局部発振器1643から発生される無線周波数(RF)帯に周波数変換される。更に、この周波数変換されたデータは送信RF増幅器1635で増幅された後、送受信切替部1636、帯域通過フィルタ(BPF)1637、アンテナ1638を通り、同一無線チャネルAを使用する無線クライアント装置(加入者無線局25a−1,25a−2,…)に向けて無線データとして送信される。
【0099】
また、受信時には、無線部163では、アンテナ1638で受信された無線データが帯域通過フィルタ(BPF)1637、送受信切替部1636を通り、受信RF増幅器1639に入力されて増幅される。この増幅された信号は乗算器1640で中間周波数(IF)帯に変換され、受信IF増幅器1641で増幅され、復調部1642で復調された後、MAC処理部1631でイーサネットフレームに変換され、イーサネットI/F部161よりイーサネット回線85にデータとして送出される。
【0100】
これに対して、AP装置16aの中継無線部165は、基地局15aにおける加入者無線局収容数超過後に新たに加わったゾーンA内の加入者無線局25a−nと、加入者無線局数に余裕のある無線基地局15bのAP装置16bの無線部163との間で無線チャネルBの回線により以下のような無線アクセス中継制御を行う。
【0101】
なお、この中継制御に先立ち、管理サーバ80から無線基地局15aのAP装置16aの中継無線部165に対して中継設定および周波数設定を行う必要がある。この管理サーバ80側の設定に対し、AP装置16aの中継無線部165では、中継用MAC処理部1651が、イーサネットI/F部161を通じて管理サーバ80からの中継設定情報および周波数設定情報を各々抽出し、そのうちの中継設定情報を基に、復調部1662で復調された受信データが変調部1652に送出可能となるよう中継設定を行うと共に、上記周波数設定情報を基に、局部発振器1663に対して使用する無線チャネル(この例では、無線チャネルB)を設定する。
【0102】
ここで、中継無線部165の中継用MAC処理部1651は、上述した中継設定および無線チャネル周波数設定に関する処理機能のみを有し、イーサネット回線85と無線回線間のデータ送受機能は持たない構成となっている。
【0103】
上記中継設定および無線周波数設定後、中継無線部165では、別のゾーンの無線基地局15bのAP装置16bの無線部163から無線チャネルBの回線により送出される無線データ(イーサネット回線85側から送られてくるデータ)をアンテナ1658で受信する。
【0104】
この受信データは、帯域通過フィルタ(BPF)1657、送受信切替部1656を通り、受信RF増幅器1659に入力されて増幅される。この増幅された信号は乗算器1660により中間周波数(IF)帯に変換され、受信IF増幅器1661で増幅され、復調部1662で復調された後、中継用MAC処理部1651から変調部1652に折返し送出される。
【0105】
その後、この折返し送出された信号は、変調部1652で変調され、送信IF増幅器1653で中間周波数(IF)に変換された後、乗算器1654によって、局部発振器1663から発生される無線周波数(RF)帯に周波数変換される。更に、この周波数変換されたデータは送信RF増幅器1655で増幅された後、送受信切替部1656、帯域通過フィルタ(BPF)1657、アンテナ1658を通り、無線データとして送出される。
【0106】
この時、ゾーンA内の加入者無線局25a−nの無線周波数は無線チャネルBに設定されており、上述の如く、無線基地局15aのAP装置16aの中継無線部165から無線チャネルBの回線により送出された無線データを受信する。
【0107】
また、加入者無線局25a−nから上記無線チャネルBの回線へと送出される無線データは、上記とは逆の経路で無線基地局15aのAP装置16aの中継無線部165を経て無線基地局15bまで送られる。
【0108】
以上に述べた無線アクセス中継制御に係わる無線データの中継経路は、図9においては、点線R1および点線R2が付される経路に相当する。
【0109】
このように、本実施形態では、無線基地局15aのAP装置16aが本来自装置がサービス提供するゾーンAで用いる無線チャネルAとは別の無線チャネルBで無線データを受信した場合に、該無線データをそのまま無線チャネルBの回線に送出する中継機能を有している。
【0110】
このため、無線基地局15aの加入者無線局収容許容数を超えた後にゾーンA内で新たにサービスを受けようとする加入者無線局25a−nは、たとえ無線基地局15bとの見通しがとれない位置であっても無線基地局15aを中継して無線基地局15bと通信が可能となり、当該無線基地局10bを通じてその先の通信サービス網90からの各種通信サービスを受けられるようになる。
【0111】
なお、本発明は、上記し且つ図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0112】
例えば、図9および図11の例では無線基地局15を2つ(15a,15b)としたが、これ以上の数であっても良い。また、中継無線部165も無線基地局15aのみならず全ての無線基地局15に設けても良く、この場合にはシステム内の無線基地局15aを含む全ての無線基地局15が無線基地局15aと同様の上述した中継制御を行うことができる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、無線基地局に、自ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自ゾーンに収容可能な数の範囲内の各加入者無線局との無線通信を行う無線部と、別ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自局から見通せる位置に自ゾーンの収容可能数を超えて配置される加入者無線局と、別ゾーンの無線基地局との間を中継する無線通信を行う中継無線部とを設けたため、加入者無線局収容数に余裕のない第1のゾーンの無線基地局の中継無線部に、加入者無線局収容数に余裕のある第2のゾーンの無線基地局の無線チャネルを設定することにより、加入者無線局収容数に余裕のない第1のゾーンの無線基地局から見通せ、かつ、加入者無線局収容数に余裕のある別の(第2の)ゾーンの無線基地局から見通せない位置にある加入者無線局に対し、第2のゾーンの無線基地局から加入者無線局収容数に余裕のない第1のゾーンの無線基地局を中継して通信サービスを提供できる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図。
【図2】図1における加入者側サーバ群30の構成を示す図。
【図3】インターネット利用時の加入者側サーバ群内での動作概念図。
【図4】インターネット利用時のゲートウェイの処理動作を示すフローチャート。
【図5】加入者側サーバ群内でのファイルサーバおよびNMSの動作概念図。
【図6】第2の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図。
【図7】基地局側サーバ群内の運用動作の一例を示す概念図。
【図8】図7におけるNMSと無線LAN AP装置間の通信制御シーケンスを示す図。
【図9】第3の実施形態に係わる無線アクセスシステムの全体構成を示す概念図。
【図10】第3の実施形態における無線チャネルAおよびBの割り当て例を示す図。
【図11】第3の実施形態に係わるシステムのネットワーク構成を示すブロック図。
【図12】第3の実施形態に係わるシステムのAP装置の回路構成を示すブロック図。
【図13】従来の無線アクセスシステムの一例を示す図。
【符号の説明】
5(5a,5b,5c,5d,…) ビル
6(6a,6b,6c,…) 加入者宅
10 無線基地局(BSE)
20a,20b,20c,21 加入者無線局(CPE)
201 屋外ユニット(ODU)
202 屋内ユニット(NIU)
22(22a,22b,22,…) 加入者無線局(C)
30 加入者側サーバ群
31,61 ルータ
32 ゲートウェイ
321 キャッシュディスク
33 ファイルサーバ
331 共有ファイル
332 掲示板
34,72 ネットワーク管理装置(NMS)
40,40a,40b 無線LANクライアント装置(無線LAN AP装置)
50(50a,50b,50c,…,50n−2,50n−1,50n) ユーザ端末
60 伝送路
70 基地局側サーバ群
71 認証サーバ
710 認証情報記憶部
15a,15b 無線基地局
16a,16b アクセスポイント装置(AP装置)
161 イーサネットインタフェース(I/F)部
163 無線部
1631 MAC制御部
1632,1652 変調部
1633,1653 送信IF部
1634,1640,1654,1660 乗算器
1635,1655 送信RF部
1636,1656 送受信切替部
1637,1657 帯域通過フィルタ(BPF)
1638,1658 アンテナ
1639,1659 受信RF部
1641,1661 受信IF部
1642,1662 復調部
1643,1663 局部発振器
165 中継無線部
1651 中継用MAC制御部
25(25a−1,25a−2,…,25a−n,25b−1,25b−2,…) 加入者無線局(C)
55(55a−1,55a−2,…,55a−n,55b−1,55b−2,…) ユーザ端末
80 管理サーバ
85 イーサネット回線
90 通信サービス網

Claims (2)

  1. 通信サービス網に接続される無線基地局と、前記無線基地局の無線サービスエリア内に配置される複数の加入者無線局を含む複数のゾーンを有し、前記無線サービスエリアが重複する前記各ゾーンで、前記無線基地局が、それぞれ別の無線チャネルを用い、見通し範囲内に位置する前記加入者無線局との間でポイントマルチポイントによる無線通信を行って前記通信サービス網による通信サービスを提供する無線アクセスシステムにおいて、
    前記無線基地局は、
    自ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自ゾーンに収容可能な数の範囲内の各加入者無線局との無線通信を行う無線部と、
    別ゾーンに割り当てられた無線チャネルにより、自ゾーン内の自局から見通せる位置に自ゾーンの収容可能数を超えて配置される加入者無線局と、前記別ゾーンの無線基地局との間を中継する無線通信を行う中継無線部と
    を有し、
    加入者無線局収容数に余裕のない第1のゾーンの無線基地局の前記中継無線部に、加入者無線局収容数に余裕のある第2のゾーンの無線基地局の無線チャネルを設定し、前記第1のゾーンの無線基地局から見通せ、かつ、前記第2のゾーンの無線基地局から見通せない位置にある前記第1のゾーン内の加入者無線局に対し、前記第2のゾーンの無線基地局から前記第1のゾーンの無線基地局を中継して通信サービスを提供する
    ことを特徴とする無線アクセスシステム。
  2. 前記通信サービス網内に配置され、前記各無線基地局の前記無線部および中継無線部に無線チャネルを設定する管理装置を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線アクセスシステム。
JP2001040286A 2001-02-16 2001-02-16 無線アクセスシステム Expired - Fee Related JP4037061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001040286A JP4037061B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 無線アクセスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001040286A JP4037061B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 無線アクセスシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002247050A JP2002247050A (ja) 2002-08-30
JP4037061B2 true JP4037061B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=18902922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001040286A Expired - Fee Related JP4037061B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 無線アクセスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4037061B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769741B1 (ko) 2003-05-29 2007-10-23 교세라 가부시키가이샤 무선 통신 시스템, 무선 통신 장치, 무선 통신 단말, 및 이동 무선 통신 장치
EP1713206A1 (en) * 2005-04-11 2006-10-18 Last Mile Communications/Tivis Limited A distributed communications network comprising wirelessly linked base stations
EP2934062B1 (en) * 2012-12-12 2020-05-13 Nec Corporation Communications system, communication device, and communications control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002247050A (ja) 2002-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8620211B2 (en) Wireless viral mesh network and process for using the same
US6473411B1 (en) Router device, datagram transfer method and communication system realizing handoff control for mobile terminals
US6400722B1 (en) Optimum routing system
US20030171112A1 (en) Generic wlan architecture
US20030161265A1 (en) System for end user monitoring of network service conditions across heterogeneous networks
WO2014051535A1 (en) Reducing core network traffic caused by migrant
JP4037061B2 (ja) 無線アクセスシステム
EP1507366B1 (en) Public internet connecting service system and access line connecting device
Kopp et al. Bypassing the home computing bottleneck: The suburban area network
Cisco Wireless
JP2022047994A (ja) フェムトセル、移動体通信システム、および移動体通信中継方法
US10742490B2 (en) Network access sub-node configuration by a proxy
Ritter et al. The architecture of Metricom's MicroCellular Data Network/sup TM/(MCDN) and details of its implementation as the second and third generation Ricochet/sup TM/wide-area mobile data service
Panken et al. Architecture for sharing residential access with roaming WLAN users
WO2001062025A1 (en) Full bandwidth wireless internet delivery system
CN115567986A (zh) 基于负载均衡的通信网络
Qu Mobile communications in the Internet environment
Sweeney Strategies for Successful Deployment of Physical Infrastructures

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees