[0028]慣例により、図面に示す様々な特徴は一定の縮尺で描かれていないことがある。したがって、様々な特徴の寸法は、わかりやすいように任意に拡大または縮小されることがある。さらに、図面のいくつかは、わかりやすいように簡略化されることがある。したがって、図面は、所与の装置(たとえば、デバイス)または方法の構成要素のすべてを示しているとは限らないことがある。最後に、明細書および図の全体にわたって、同じ特徴を示すために同じ参照番号が使用されることがある。
[0029]本開示の様々な態様について以下で説明する。本明細書の教示は多種多様な形態で実施され得ること、および本明細書で開示されている特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示する態様は他の態様とは無関係に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上は様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本明細書に記載する態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装され得るか、またはそのような方法が実施され得る。さらに、1つの態様は、1つの請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
[0030]図1に、例示的な通信システム100(たとえば、通信ネットワークの一部分)のいくつかのノードを示す。例示のために、本開示の様々な態様について、互いに通信する1つまたは複数のアクセス端末、アクセスポイント、およびネットワークエンティティのコンテキストで説明する。ただし、本明細書の教示は、他の用語を使用して参照される他のタイプの装置または他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、様々な実装形態では、アクセスポイントは、基地局、ノードB、eノードB、フェムトセルなどと呼ばれることがあり、または基地局、ノードB、eノードB、フェムトセルなどとして実装されることがあり、アクセス端末は、ユーザ機器(UE)、移動局、ユーザ、ハンドセットなどと呼ばれることがあり、またはユーザ機器(UE)、移動局、ユーザ、ハンドセットなどとして実装されることがある。
[0031]システム100中のアクセスポイントは、システム100のカバレージエリア内に設置され得るか、またはシステム100のカバレージエリア全体にわたってローミングし得る、1つまたは複数のワイヤレス端末(たとえば、アクセス端末102および104)に1つまたは複数のサービスへのアクセス(たとえば、ネットワーク接続性)を与える。たとえば、様々な時点において、アクセス端末102は、アクセスポイント106、アクセスポイント108、またはシステム100中の何らかのアクセスポイント(図示せず)に接続し得る。これらのアクセスポイントの各々は、ワイドエリアネットワーク接続性を可能にするために、(便宜上、ネットワークエンティティ110によって表される)1つまたは複数のネットワークエンティティと通信し得る。
[0032]そのようなネットワークエンティティは、たとえば、1つまたは複数の無線および/またはコアネットワークエンティティなど、様々な形態をとり得る。したがって、様々な実装形態では、ネットワークエンティティは、(たとえば、一般にOAMと呼ばれる、運用、アドミニストレーション、管理、およびプロビジョニングエンティティによる)ネットワーク管理、呼制御、セッション管理、モビリティ管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能、または何らかの他の好適なネットワーク機能のうちの少なくとも1つなどの機能を表し得る。いくつかの態様では、モビリティ管理は、追跡エリア、ロケーションエリア、ルーティングエリア、または何らかの他の好適な技法を使用することによってアクセス端末の現在ロケーションを追跡することと、アクセス端末のページングを制御することと、アクセス端末のためのアクセス制御を行うこととに関する。また、2つ以上のネットワークエンティティがコロケート(co-located)され得、および/または2つ以上のネットワークエンティティがネットワーク全体にわたって分散され得る。
[0033]アクセス端末102および104ならびに、場合によっては、1つまたは複数の他のアクセス端末(図示せず)は、アクセスポイント106(たとえば、フェムトセル)と、場合によっては、1つまたは複数の他のアクセスポイント(図示せず)とを含むプレゼンスドメインに関連付けられる。実際には、所与のアクセス端末は1つまたは複数のプレゼンスドメインに関連付けられ得、所与のアクセスポイントは1つまたは複数のプレゼンスドメインに関連付けられ得る。例示のために、以下の説明では、単一のプレゼンスドメインを伴うシナリオについて主に説明する。ただし、開示する概念は、複数のプレゼンスドメインを採用するシナリオに適用可能であることを諒解されたい。
[0034]プレゼンスベース通信は、プレゼンスドメインに関連付けられたアクセス端末がプレゼンスドメインにある場合、そのアクセス端末のために可能にされる。典型的な実装形態では、プレゼンスは、アクセス端末がプレゼンスドメインのアクセスポイントと通信することができるかどうかに基づく。
[0035]いくつかの実装形態では、プレゼンスドメインに存在するアクセス端末のためにプレゼンスベース同期通信が行われる。たとえば、フェムトセルのカバレージ中の2人のユーザのそれぞれのアクセス端末によって提示(たとえば、表示)されたプレゼンス情報を見た後に、それらのユーザは、プレゼンスドメインの(1つまたは複数の)フェムトセルを使用してインターコムのような通信を確立することを選択し得る。ここで、プレゼンスドメインの(1つまたは複数の)フェムトセルは、プレゼンス情報を使用して、通信セッションに参加することを望むユーザ全員がプレゼンスドメインにいるかどうかを判断し得る。そうである場合、(1つまたは複数の)フェムトセルは、バックホールを介してトラフィック(たとえば、ボイスサービス、データサービス、メッセージングサービス)をコアネットワーク要素にルーティングすることなしに、ユーザ間でトラフィックを直接ルーティングし得る。この場合、(1つまたは複数の)フェムトセルとコアネットワークとは、依然として、認証、許可、または他の目的のためにシグナリング情報を交換し得る。このようにしてトラフィックをルーティングすることを可能にするために、プレゼンスドメインの各フェムトセルは、トランスコーディングの必要なしに通信エンドポイントを直接接続するための機能を含み得る。
[0036]いくつかの実装形態では、プレゼンスドメインに存在するアクセス端末のためにプレゼンスベース非同期通信が行われる。ここで、フェムトセルのカバレージ中でのみ適切である、いくつかのタイプの通信が定義される。これらのタイプの通信の例としては、家族が自宅にいるときの家族のためのリマインダ、自宅所有者が自宅に入ったときのホームオートメーションデバイスからのルーチンステータスメッセージ、職場で被雇用者によって使用される情報などがある。この通信は、通信が所与の1人または複数のユーザに(たとえば、(1人または複数の)ユーザの(1つまたは複数の)アクセス端末に)配信されるべきであるロケーション(たとえば、プレゼンスドメイン)を識別する配信タグと併せて使用される(たとえば、情報が配信タグとともに送られる)ものと定義される。受信者が、指定されたロケーション(たとえば、プレゼンスドメイン)に存在しないとき、フェムトセル、コアネットワークエンティティ、または何らかの他の好適なエンティティは、通信されるべき情報をキャッシュする。次いで、ユーザが指定されたロケーションに入ったとき、キャッシングエンティティは、これが発生したことを判断し、情報をユーザに配信する。
[0037]プレゼンスベース通信を可能にするために、プレゼンスドメインに関連付けられたエンティティは、どのアクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかを示すプレゼンス情報を維持および交換する。図1において、アクセス端末102、アクセス端末104、およびアクセスポイント106は、それぞれプレゼンス情報112、114、および116を維持する。同様のプレゼンス情報が、プレゼンスドメインに関連付けられた他のアクセス端末およびアクセスポイントによって維持される。そのようなプレゼンス情報の使用によって、これらのエンティティの各々は、プレゼンスドメインにおいて通信することができるアクセス端末を識別することができる。したがって、このプレゼンス情報は、より効率的な通信(たとえば、上記で説明した同期および/または非同期通信)を可能にするために、プレゼンスドメインに関連付けられたユーザ、アクセス端末、およびアクセスポイントによって使用され得る。
[0038]いくつかの実装形態では、プレゼンスドメインに関連付けられたエンティティのためにプレゼンス情報の配信を管理するプレゼンスサーバが、プレゼンスドメインのために採用される。ここで、エンティティが新しい(たとえば、変化した)プレゼンス関係(presence-related)情報を収集したときはいつでも、そのエンティティは情報をプレゼンスサーバに送り、プレゼンスサーバは、プレゼンスドメインのエンティティにおけるプレゼンス情報を更新する。
[0039]プレゼンスサーバは、システム100中の様々なエンティティにおいて実装され得る。場合によっては、プレゼンスサーバは、プレゼンスドメインのアクセスポイントにおいて実装される。図1は、アクセスポイント106が、関連付けられたアクセス端末のためのプレゼンスベース通信を確立し、場合によってはプレゼンスサーバ機能を与える、プレゼンス処理118を含む例を示している。場合によっては、プレゼンスサーバはコアネットワークエンティティにおいて実装される。たとえば、図1のネットワークエンティティ110は、場合によってはプレゼンスサーバ120を含む。
[0040]いくつかの実装形態では、プレゼンスステータスの変化は、アクセス端末がシステム100においてどこに登録したかに基づいて識別される。たとえば、典型的な実装形態では、プレゼンスドメインのフェムトセルへのアクセス端末の登録は、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを示す。逆に、何らかの他のアクセスポイント(たとえば、マクロセル)へのアクセス端末の登録は、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在しないことを示し得る。
[0041](破線122によって表されるように)アクセス端末102がアクセスポイント106に登録するシナリオでは、プレゼンス処理118は、アクセス端末102が、アクセスポイント106を含むプレゼンスドメイン中に現在あることを示すためにプレゼンス情報116を更新する。プレゼンス情報116を更新することと併せて、プレゼンス処理118は、アクセス端末102についてのプレゼンスの変化をプレゼンスドメインの他のエンティティ(たとえば、アクセス端末104)に通知するために、それらのエンティティにプレゼンス情報を送り得る。
[0042]図1において、アクセスポイント108(たとえば、マクロセル)は、システム100において定義されたいずれかのプレゼンスドメインに関連付けられたエンティティにプレゼンス関係情報を与えるプレゼンス処理124を含む。ここで、場合によっては、アクセス端末102は、アクセス端末102がアクセスポイント106のカバレージを出ることをアクセスポイント106に通知しないことがあることを諒解されたい。したがって、プレゼンス処理124は、アクセス端末102がプレゼンスドメインを出たことをプレゼンスドメインエンティティに通知するために使用される情報を与え得る。破線126によって表されるように、ある時点において、アクセスポイント108はアクセス端末102から登録メッセージを受信する。破線128によって表されるように、この登録メッセージを受信した結果として、プレゼンス処理124は、アクセス端末102が関連付けられたプレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバにロケーション情報(たとえば、登録情報)を送る。図1の例では、このプレゼンスドメインはアクセスポイント106にも関連付けられている。
[0043]プレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバが(たとえば、セルラーコアネットワーク内の)ネットワークエンティティ110中に展開される一実装形態では、ロケーション情報128はプレゼンスサーバ120に送られる。プレゼンスサーバ120はまた、(たとえば、プレゼンスドメインに関連付けられた他のアクセス端末の登録に関して)システム100中の他のエンティティからプレゼンス関係情報を受信する。したがって、プレゼンスサーバ120は、どのアクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかを追跡するプレゼンス情報130を維持する。プレゼンスサーバ120はまた、プレゼンスドメインの他のエンティティのすべてが最新のプレゼンス情報を有するように、(たとえば、破線132によって表されるように)これらのエンティティにプレゼンス情報を送る。
[0044]プレゼンスサーバが、ネットワークエンティティ110の代わりに(たとえば、プレゼンス処理118として)アクセスポイント106において展開される一実装形態では、ロケーション情報128は、(たとえば、破線132によって表されるように)ネットワークエンティティ110によってこのプレゼンスサーバに転送される。上述したことと同様にして、プレゼンス処理118は、システム100中の他のエンティティからプレゼンス関係情報を受信し、それによって、どのアクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかを追跡するためにプレゼンス情報116を維持する。また、プレゼンス処理118は、プレゼンスドメインの他のエンティティ(たとえば、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルおよびアクセス端末)にプレゼンス情報を送る。
[0045]次に、プレゼンス情報を維持することと、プレゼンスベース通信を可能および不能にすることとに関係する例示的な動作について、図2および図3のフローチャートに関してより詳細に説明する。例示のために、これらの動作について、プレゼンスドメインに関連付けられた各アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバを採用するシステムのコンテキストで説明する。たとえば、プレゼンスサーバは、システム中のアクセスポイントからアクセス端末登録情報を受信し、その登録情報を使用して、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するか否かを判断し、それに応じて、プレゼンスサーバによって記憶されたプレゼンス情報を更新し、次いで、更新されたプレゼンス情報をプレゼンスドメインのメンバー(たとえば、アクセス端末およびアクセスポイント)のすべてに送り得る。このようにして、プレゼンスドメインメンバーのすべては、メンバーアクセス端末の現在ステータスに関して通知され続ける。ただし、本明細書の教示は、プレゼンス関係情報を管理するための集中型プレゼンスサーバを採用しない実装形態にも適用可能であることを諒解されたい。たとえば、いくつかの実装形態では、プレゼンスドメインのエンティティのすべてが、これらのエンティティのうちのいずれか1つによって学習されたプレゼンス関係情報を共有するように協働し得る。
[0046]便宜上、図2および図3の動作(あるいは本明細書で説明または教示する他の動作)については、特定の構成要素(たとえば、図1、図4、図8、または図11の構成要素)によって実行されるものとして説明することがある。ただし、これらの動作は、他のタイプの構成要素によって実行され得、異なる数の構成要素を使用して実行され得ることを諒解されたい。また、本明細書で説明する動作のうちの1つまたは複数は、所与の実装形態では採用されないことがあることを諒解されたい。
[0047]図2のブロック202によって表されるように、ある時点において、1つまたは複数のアクセス端末(たとえば、ユーザデバイス)が、1つまたは複数のアクセスポイントのために定義されたプレゼンスドメインに関連付けられる。したがって、場合によっては、ブロック202の動作は、単一のアクセス端末を単一のフェムトセルに関連付けることを伴う。場合によっては、ブロック202の動作は、単一のアクセス端末をいくつかのフェムトセル(たとえば、企業、会社、学校、ショッピングセンター、空港などの共通エンティティのために展開されたフェムトセル)の定義されたセットに関連付けることを伴う。場合によっては、ブロック202の動作は、いくつかのアクセス端末(たとえば、被雇用者、家族、学生など、人々の定義されたグループに関連付けられたアクセス端末)を関連付けることを伴う。場合によっては、ブロック202の動作は、いくつかのアクセス端末をいくつかのフェムトセルの定義されたセットに関連付けることを伴う。
[0048]プレゼンスドメインに関連付けられることに関連して、ユーザは、ユーザのプレゼンス情報がプレゼンスドメインの他のメンバー(たとえば、ユーザグループの他のメンバー)にとって利用可能であるかどうかを制御し得る。たとえば、プレゼンス情報が送られることを許可されるユーザを指定する1つまたは複数のパーミッション変数がこの時点で設定され得る。
[0049]ブロック204によって表されるように、プレゼンスサーバが、プレゼンスドメインのメンバーについてのプレゼンス情報を維持する。このプレゼンス情報は、プレゼンスドメインに関連付けられた各アクセス端末について、そのアクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す。本明細書で使用する、プレゼンスドメインにおけるアクセス端末のプレゼンスは、アクセス端末がプレゼンスドメインにおいて通信するために利用可能であることを意味する。したがって、アクセス端末のプレゼンスはまた、アクセス端末のロケーションの何らかの指示(たとえば、特定のアクセスポイントの近く)を与える。
[0050]プレゼンス情報は様々な形態をとり得る。場合によっては、プレゼンス情報は、所与のアクセス端末がプレゼンスドメインに存在するか否かの指示を単に備える。場合によっては、プレゼンス情報はアクセス端末の物理的ロケーション(たとえば、アクセス端末の現在の地理的座標、アクセス端末が通信しているアクセスポイント(たとえば、セル)の識別子)を識別する。場合によっては、プレゼンス情報はアクセス端末の論理ロケーション(たとえば、アクセス端末がユーザの自宅にあるのか職場にあるのか)を識別する。場合によっては、プレゼンス情報は、アクセス端末が、プレゼンスドメインに関連付けられた1つまたは複数のアクセスポイントのセットのアクセスポイント(たとえば、フェムトセル)と通信しているかどうかを示す。場合によっては、プレゼンス情報は、アクセス端末が、プレゼンスドメインに関連付けられていないアクセスポイント(たとえば、マクロセル)と通信しているかどうかを示す。
[0051]プレゼンスサーバは様々な方法で実装され得る。典型的な実装形態では、プレゼンスサーバは、場合によっては、他のエンティティからプレゼンス関係情報(たとえば、アクセス端末のロケーション)を受信し、この受信した情報または(たとえば、受信した情報から導出された)他のプレゼンス関係情報をデータメモリ(たとえば、データベース)中に維持し、場合によっては、プレゼンス関係情報を他のエンティティに送る機能を備える。典型的な場合には、プレゼンスサーバは、他のネットワーク機能を与えるネットワークエンティティ(たとえば、アクセスポイント、コアネットワークエンティティ)において実装される。他の場合には、プレゼンスサーバはスタンドアロン処理エンティティとして実装される。
[0052]上述のように、プレゼンスサーバは様々なロケーションにおいて展開され得る。いくつかの実装形態では、プレゼンスサーバはアクセスポイントにおいて実装される。たとえば、単一のアクセスポイントがプレゼンスドメインに関連付けられたとき、プレゼンスサーバはそのアクセスポイントにおいて実装され得る。別の例として、アクセスポイントのセットがプレゼンスドメインに関連付けられたとき、プレゼンスサーバは、それらのアクセスポイントのうちの1つまたは複数において実装され得る。いくつかの実装形態では、プレゼンスサーバはコアネットワークエンティティにおいて実装される。たとえば、プレゼンスサーバは、フェムトセル管理サーバ(FMS)、フェムトセルゲートウェイ(FGW)、OAMなどにおいて実装され得る。
[0053]ブロック206によって表されるように、ある時点において、アクセス端末のプレゼンスステータスが変化する。たとえば、アクセス端末は、プレゼンスドメインにおいてプレゼンスを確立するかまたはプレゼンスドメインを出得る。
[0054]ステータスのこの変化は様々な方法で示され得る。場合によっては、ステータスの変化は、アクセス端末の登録によって示される。たとえば、プレゼンスの確立は、アクセス端末が、プレゼンスドメインのメンバーであるアクセスポイント(たとえば、フェムトセル)のカバレージに入るとき、アクセス端末がそのアクセスポイントに登録することによって示され得る。逆に、プレゼンスの終了は、アクセス端末が、プレゼンスドメインのメンバーであるアクセスポイントのカバレージを出るとき、アクセス端末が、プレゼンスドメインのメンバーでないアクセスポイント(たとえば、マクロセル)に登録することによって示され得る。
[0055]ブロック208によって表されるように、ブロック206におけるアクセス端末についてのプレゼンスステータスの変化の結果として、アクセス端末についてのプレゼンス情報がプレゼンスサーバに与えられる。典型的な場合には、アクセス端末と通信しているアクセスポイントが、アクセス端末に関するロケーション情報(たとえば、登録情報)をプレゼンスサーバに送る。たとえば、アクセス端末がアクセスポイント(たとえば、フェムトセルまたはマクロセル)に登録したことに応答して、アクセスポイントは、(たとえば、セルに関連付けられた識別子によって示される)アクセス端末がどこに登録したかの指示を与える登録情報をプレゼンスサーバに送り得る。
[0056]図3のブロック210によって表されるように、アクセス端末のプレゼンスステータスの変化に関する情報を受信すると、プレゼンスサーバは、そのアクセス端末についてのプレゼンス情報を更新する。たとえば、上記で説明したように、プレゼンスサーバは、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するか否かを指定する指示を設定するか、またはプレゼンスサーバによって(たとえば、プレゼンスサーバにおいて)維持される何らかの他のタイプの情報を変更し得る。
[0057]ブロック212によって表されるように、プレゼンスサーバは、更新されたプレゼンス情報をプレゼンスドメインのメンバーに送る。たとえば、プレゼンスサーバは、プレゼンスドメインに関連付けられた各アクセス端末およびアクセスポイントにプレゼンス情報を送り得る。ここで送られるプレゼンス情報は様々な形態をとり得る。場合によっては、プレゼンス情報は、増分形態をとる(たとえば、プレゼンスステータスの変化のみが伝達される)。場合によっては、(たとえば、プレゼンスドメインに関連付けられたすべてのアクセス端末の現在プレゼンスステータスを示す)プレゼンス情報のすべてが送られる。
[0058]ブロック214によって表されるように、プレゼンスドメインのメンバーは、プレゼンスサーバから受信したプレゼンス情報に基づいて、それらのそれぞれのローカルに維持されたプレゼンス情報を更新する。たとえば、ディスプレイデバイス上にプレゼンス情報を表示するアクセス端末は、指定されたアクセス端末がプレゼンスドメインに現在存在すること、またはアクセス端末がプレゼンスドメインにもはや存在しないことを示すために、表示された情報を変更する。別の例として、アクセスポイントは、どのアクセス端末がプレゼンスベース通信のために利用可能であるかを示す、アクセスポイントが(たとえば、データベース中に)維持する情報を更新し得る。
[0059]ブロック216によって表されるように、次いで、更新されたプレゼンス情報に基づいて、アクセス端末のためのプレゼンスドメインベース通信を可能または不能にする。様々な実装形態では、この通信は、本明細書で説明するように同期通信または非同期通信を備え得る。
[0060]たとえば、あるアクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すると、プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末は、(たとえば、自律的にまたはユーザのアクションによって)そのアクセス端末とのプレゼンスベース通信を開始し得る。逆に、あるアクセス端末がプレゼンスドメインにもはや存在しないことを判断すると、プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末は、(たとえば、自律的にまたはユーザのアクションによって)そのアクセス端末とのプレゼンスベース通信を終了し得る。
[0061]また、複数のアクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すると、アクセスポイントは、これらのアクセス端末間のドメインベース通信を可能にし得る。逆に、アクセス端末がプレゼンスドメインにもはや存在しないことを判断すると、アクセスポイントは、そのアクセス端末のためのドメインベース通信を不能にし得る。このドメインベース通信は、有利には、アクセス端末間のトラフィックがコアネットワークを通してルーティングされないようにセットアップされ得る。また、場合によっては、アクセス端末間の通信は代替(たとえば、非セルラー)アクセス技術を介して確立される。上記の例について、図4〜図7に関して以下でより詳細に説明する。
[0062]別の例として、あるアクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すると、別のエンティティ(たとえば、アクセスポイントまたは何らかの他のネットワークエンティティ)は、前にキャッシュされた情報をそのアクセス端末に配信し得る。この例について、図8〜図10に関して以下でより詳細に説明する。
[0063]図4を参照すると、この図は、プレゼンスドメインのフェムトセル406が、アクセス端末402とアクセス端末404の両方がプレゼンスドメインに存在するとき、これらのアクセス端末間に通信を確立するシステム400の例を示す。たとえば、フェムトセル406のプレゼンスベース通信制御412は、どのメンバーアクセス端末がプレゼンスドメインに現在存在するかを判断するために、プレゼンスドメインについてのプレゼンス情報(図4に図示せず)を監視し得る。複数のアクセス端末が存在すると、アクセス端末間に(たとえば、アクセス端末のうちの1つまたは複数からの要求の結果として)プレゼンスベース通信が確立され得る。
[0064]有利には、(図4では破線によって表される)この通信のためのトラフィックは、フェムトセル406(および、場合によっては、プレゼンスドメインの他のフェムトセル)を介して、アクセス端末402とアクセス端末404との間を直接進み得る。すなわち、トラフィックは、(たとえば、コアネットワーク410によって表される)コアネットワークエンティティへのネットワークバックホールを介してルーティングされない。したがって、コアネットワークトラフィックは、フェムトセル406が、すべての被サービスアクセス端末からのすべてのトラフィックをコアネットワークにルーティングするシナリオと比較して、このシナリオでは低減される。典型的な実装形態では、フェムトセル406とコアネットワーク410とは、依然として、アクセス端末の認証および許可のためにシグナリング情報を交換し得る。
[0065]いくつかの実装形態では、フェムトセル406(たとえば、プレゼンスベース通信制御412)は、プレゼンスベース通信のための代替(たとえば、非セルラー)アクセス技術を選択する。ここで、アクセス端末402、アクセス端末404、およびフェムトセル406は、それぞれ、従来のセルラーサービスをサポートするためのセルラーアクセス技術414、416、および418を含む。さらに、アクセス端末402、アクセス端末404、およびフェムトセル406は、それぞれ、非セルラーサービスをサポートするための非セルラーアクセス技術420、422、および424を含む。
[0066]代替アクセス技術の例としては、ワイヤレスLAN(WLAN)技術、イーサ(登録商標)ネット技術、および電力線通信技術がある。フェムトセル406がWLANアクセスポイント(たとえば、基地局)を含み、アクセス端末402および404がWLANトランシーバを含むシナリオでは、フェムトセル406は、これらのアクセス端末がWLANに接続されたことを判断すると、WLANシグナリングを介してアクセス端末402とアクセス端末404との間のトラフィックをルーティングし得る。フェムトセル406が、イーサネットLANのためのイーサネットアクセスポイントを含み(または、さもなければ、フェムトセル406がイーサネットLANに接続され)、アクセス端末402および404がイーサネットトランシーバを含む(たとえば、アクセス端末402および404がポータブルコンピュータである)シナリオでは、フェムトセル406は、アクセス端末402および404がそのイーサネットLANに接続されたことを判断すると、イーサネットシグナリングを介してこれらのアクセス端末間のトラフィックをルーティングし得る。フェムトセル406ならびにアクセス端末402および404が電力線ベースのトランシーバを含む(たとえば、アクセス端末402および404がAC電源に接続されることが可能である)シナリオでは、フェムトセル406は、アクセス端末402および404が共通の電力線に接続されたことを判断すると、電力線シグナリングを介してこれらのアクセス端末間のトラフィックをルーティングし得る。
[0067]図5〜図7に、図4のプレゼンスベース通信または他の同様の通信を行うために実行され得る例示的な動作を示す。説明のために、図5〜図7の動作は、それぞれ、ネットワークエンティティ(たとえば、マクロセル)がプレゼンスサーバに登録情報を送るシナリオ、プレゼンスサーバがプレゼンスドメインエンティティにプレゼンス情報を送るシナリオ、およびアクセスポイント(たとえば、フェムトセル)が、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断した結果として、アクセス端末のための通信を可能にするシナリオを表す。ただし、他のシナリオでは、本明細書の教示による同様の機能を与えるために他のエンティティおよび他のタイプの情報が採用され得ることを諒解されたい。
[0068]最初に図5を参照すると、このフローチャートは、アクセス端末がアクセスポイントに登録したと判断した結果として、プレゼンスサーバに情報を送るネットワークエンティティ(たとえば、セルラーネットワークのマクロアクセスポイント)によって実行され得る例示的な動作を示す。アクセス端末が1つまたは複数のアクセスポイント(たとえば、フェムトセル)のセットに関連付けられたプレゼンスドメインに存在するかどうかを判断する他の方法に基づく代替シナリオにおいて、同様の動作が採用され得る。たとえば、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断は、アクセス端末からの何らかの他のタイプの通信、またはアクセス端末のロケーションを示す何らかの他のタイプの通信に基づき得る。
[0069]ブロック502によって表されるように、ある時点において、アクセス端末がアクセスポイントにある(たとえば、登録した)という判断を行う。たとえば、マクロセルは、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことに関連して、アクセス端末から登録メッセージを受信し得るか、またはマクロセルは、アクセス端末から何らかの他の好適なオーバージエアメッセージを受信し得る。別の例として、いくつかの他のネットワークエンティティ(たとえば、FMSなど)は、アクセスポイントから、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを示すメッセージを受信し得る。さらに別の例として、アクセス端末は、当該のプレゼンスドメインに関連付けられていないフェムトセルに登録し得る。さらに別の例として、アクセス端末は、当該のプレゼンスドメインに関連付けられているが、プレゼンスサーバを含まないフェムトセルに登録し得る。
[0070]ブロック504によって表されるように、ブロック502の判断の結果として、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するプレゼンスサーバを識別する。たとえば、アクセス端末が登録したマクロセルが、そのアクセス端末が関連付けられたプレゼンスドメインを識別し、この情報に基づいて、アクセス端末が、フェムトセルセット(すなわち、少なくとも1つのフェムトセルのセット)のために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示すプレゼンス情報を維持する対応するプレゼンスサーバを識別し得る(たとえば、サーバの識別子またはアドレスを取得し得る)。この情報は、たとえば、ネットワークによって維持されるアクセス端末(たとえば、ユーザ)についての加入者情報から取得され得る。本明細書で説明するように、プレゼンスサーバは、セルラーコアネットワークエンティティ中で実施(たとえば、実装)されるか、またはプレゼンスドメインのためのフェムトセルセットのフェムトセル中で実施され得る。
[0071]ブロック506によって表されるように、次いで、識別されたプレゼンスサーバに登録情報または他の好適な情報を送る。たとえば、アクセス端末が登録したマクロアクセスポイントのマクロセルが、アクセス端末がそのマクロアクセスポイントに登録したことを示す登録情報を送り得る。概して、この情報は、アクセス端末の識別子とアクセスポイントの識別子とを含む。
[0072]次に図6を参照すると、このフローチャートは、プレゼンスサーバまたは何らかの他の好適なエンティティによって実行され得る例示的な動作を示す。本明細書で説明するように、これらなどの動作は、一般に、プレゼンスドメインのフェムトセルによって実行されるかまたはコアネットワークエンティティによって実行される。図6の例では、プレゼンス情報は、アクセス端末に関係する受信したロケーション情報(たとえば、登録情報)に基づいて維持される。他のタイプのプレゼンス関係情報に基づく代替シナリオにおいて同様の動作が採用され得る。
[0073]ブロック602によって表されるように、プレゼンスサーバ(または他の好適なエンティティ)が、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信する。たとえば、プレゼンスサーバは、ブロック506において上述した登録情報を受信し得る。したがって、受信した情報は、アクセス端末が登録したアクセスポイント(たとえば、プレゼンスドメインのためのフェムトセルセットのフェムトセル)を識別し得る。様々な実装形態では、プレゼンスサーバは、ブロック204において上述した形態のうちのいずれか1つでプレゼンス関係情報を受信し得る。
[0074]ブロック604によって表されるように、プレゼンスサーバ(または他のエンティティ)は、ブロック602において受信した情報に基づいて、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持する。たとえば、プレゼンスサーバによって維持されるプレゼンス情報は、アクセス端末が、所与のフェムトセルセットのための定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示すために更新され得る。
[0075]ブロック606によって表されるように、プレゼンスサーバ(または他のエンティティ)は、プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つのエンティティにプレゼンス情報を送る。たとえば、更新されたプレゼンス情報は、プレゼンスドメインのためのフェムトセルセットの各フェムトセルに送られ得る。追加または代替として、更新されたプレゼンス情報は、(たとえば、ブロック602においてロケーション情報が受信されたアクセス端末を含む)プレゼンスドメインに関連付けられた各アクセス端末に送られ得る。いくつかの実装形態では、これらのアクセス端末は、プレゼンスドメインに関連付けられたユーザのグループに割り当てられたアクセス端末のセットを備える。
[0076]ブロック606の動作は、プッシュモデルまたはプルモデルに基づいて実行され得る。前者の場合、プレゼンス情報は、たとえば、維持されたプレゼンス情報の変化の結果として送られる。後者の場合、プレゼンス情報は、たとえば、少なくとも1つのエンティティからのプレゼンス情報の要求を受信した結果として送られる。
[0077]図7を参照すると、このフローチャートは、アクセス端末がプレゼンスドメインにあることを判断すると、アクセス端末のための通信を可能にするアクセスポイントによって実行され得る例示的な動作を示す。典型的な実装形態では、これらの動作は、プレゼンスドメインのフェムトセルによって実行される。ただし、これらの動作は、他の実装形態では他のエンティティによって実行され得る。
[0078]ブロック702によって表されるように、アクセスポイントが、場合によっては、別のエンティティからプレゼンス情報を受信する。たとえば、プレゼンスサーバ(または他の同様の機能)を含まないプレゼンスドメインのフェムトセルが、そのプレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバから、本明細書で説明するようにプレゼンス情報を受信し得る。別の例として、プレゼンス情報は、プレゼンスドメインの1つまたは複数の他のメンバー(たとえば、アクセスポイントおよび/またはアクセス端末)から受信され得る。
[0079]ブロック704によって表されるように、ある時点において、アクセスポイントは、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断する。本明細書で説明するように、この判断は、アクセスポイントによって維持されるアクセス端末についてのプレゼンス情報に基づく。場合によっては、このプレゼンス情報は、(たとえば、ブロック702において説明したように)別のエンティティから取得される。場合によっては、このプレゼンス情報は、アクセスポイントへのアクセス端末の登録に基づいて取得される。たとえば、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断した結果として、アクセスポイントは、アクセスポイントが維持するアクセス端末についてのプレゼンス情報を更新し得る。
[0080]ブロック706によって表されるように、ブロック704の判断の結果として、アクセスポイントはアクセス端末のための通信を可能にする。これは、たとえば、アクセス端末と、プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末との間に通信を確立することを伴い得る。上記で説明したように、場合によっては、アクセス端末間に確立された通信は、セルラーマクロネットワークを通してルーティングされないが、代わりに、アクセスポイントが通信のために選択した非セルラーアクセス技術を介してルーティングされる。
[0081]ブロック708によって表されるように、いくつかの実装形態では、アクセスポイントは、プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つの他のエンティティにプレゼンス情報を送る。たとえば、フェムトセルは、プレゼンスドメインの1つまたは複数の他のフェムトセル、プレゼンスドメインに関連付けられた1つまたは複数のアクセス端末、プレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバ、またはこれらのエンティティの組合せに更新されたプレゼンス情報を送り得る。
[0082]次に図8を参照すると、この図は、情報配信エンティティ806が、アクセス端末102(またはプレゼンスドメインの他のアクセス端末)がプレゼンスドメインに存在するとき、そのアクセス端末への情報の非同期配信を可能にするシステム800の例を示す。ここで、破線816によって表されるように、情報源エンティティ804(たとえば、アクセス端末)は、アクセス端末802がプレゼンスドメインに存在するとき、情報が配信されるべきであるという指示とともにアクセス端末802に配信されるべき情報を与える。情報配信エンティティ806(たとえば、フェムトセルまたはコアネットワークエンティティ)は、受信した情報808と受信した指示810とを記憶する。指示810とともに情報808を受信した結果として、プレゼンス判断構成要素812はアクセス端末802のプレゼンスステータスを監視する。この監視は、たとえば、ローカルに生成されたプレゼンス情報を監視すること、および/または破線818によって表されるようにプレゼンスサーバ814から受信されるプレゼンス情報を監視することを伴い得る。プレゼンス判断構成要素812が、アクセス端末802がプレゼンスドメインに存在することを判断すると、情報配信エンティティ806は、破線820によって表されるように情報をアクセス端末802に配信する。図9および図10に、図8のプレゼンスベース通信または他の同様の通信を行うために実行され得る例示的な動作を示す。
[0083]図9は、アクセス端末に配信されるべき情報を与える情報源によって実行され得る例示的な動作を示す。これらの動作は、別のアクセス端末、アクセスポイント、コアネットワークエンティティ、または何らかの他の好適なエンティティによって実行され得る。
[0084]図9のブロック902によって表されるように、情報源は、アクセス端末に配信されるべき情報を与える(たとえば、生成または取得する)。たとえば、他のユーザが、指定されたプレゼンスドメイン(たとえば、自宅、職場など)にいるとき、ユーザが、(たとえば、ユーザのアクセス端末を使用して)別のユーザに配信されるべき情報を生成し得る。特定の例として、情報は、ユーザが自宅に戻った後、ユーザが実行すべきであるかまたは思い出すべきであるタスク(たとえば、買い物リスト、やることリスト)を示し得る。別の特定の例として、情報は、ユーザが所与の日に職場で実行すべきであるタスクを示し得る(たとえば、情報は時間カレンダーの形態をとる)。
[0085]ブロック904によって表されるように、情報源はまた、アクセス端末が(たとえば、フェムトセルセットのために定義された)プレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示を与える。これは、たとえば、アクセス端末がプレゼンスドメインに関連付けられたことを判断することと、(たとえば、ユーザ入力に基づいて)アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するまで、情報がアクセス端末に配信されるべきでないことを判断することとを伴い得る。
[0086]ブロック906によって表されるように、情報源は、アクセス端末に情報を配信すべきであるエンティティにブロック902の情報とブロック904の指示とを送る。たとえば、情報源は、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルにまたはコアネットワークエンティティに情報と指示とを送り得る。
[0087]図10は、アクセス端末への配信のために情報をキャッシュする配信エンティティによって実行され得る例示的な動作を示す。これらの動作は、たとえば、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルによってまたはコアネットワークエンティティによって実行され得る。
[0088]ブロック1002によって表されるように、配信エンティティは、場合によっては、アクセス端末に配信されるべき情報と、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とを受信する。たとえば、配信エンティティが情報を生成しなかったシナリオでは、配信エンティティは、情報を生成した別のエンティティからこの情報と関連する指示とを受信する。
[0089]ブロック1004によって表されるように、配信エンティティは、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶する。ブロック1002において上述したように、場合によっては、この情報は、情報(および、場合によっては、対応する指示)を生成した別のエンティティから受信される。しかしながら、他の場合、配信エンティティは、アクセス端末に配信されるべき情報を生成する。本明細書で説明するように、この情報は、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とともに記憶され得る。アクセス端末がプレゼンスドメインに存在しない間、この情報(および、該当する場合、指示)は記憶される。
[0090]ブロック1006によって表されるように、いくつかのシナリオでは、配信エンティティは、アクセス端末についてのプレゼンス情報を受信する。たとえば、配信エンティティは、プレゼンスサーバからまたはプレゼンスドメインのメンバーから、本明細書で説明するようにプレゼンス情報を受信し得る。
[0091]ブロック1008によって表されるように、ある時点において、配信エンティティは、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断する。この判断は、たとえば、配信エンティティへのアクセス端末の登録に基づいて、または(たとえば、ブロック1006からの)受信したプレゼンス情報に基づいて行われ得る。
[0092]ブロック1010によって表されるように、ブロック1008の判断の結果として、配信エンティティは、記憶された情報をアクセス端末に配信する。配信エンティティが、アクセス端末が登録した(または、さもなければ通信中である)フェムトセルであるシナリオの場合、この動作は、フェムトセルが情報をアクセス端末に転送することを単に伴い得る。配信エンティティがコアネットワークエンティティであるシナリオの場合、この動作は、コアネットワークエンティティが、アクセス端末を現在サービスしているフェムトセルを介して情報をアクセス端末に転送することを伴い得る。配信エンティティがプレゼンスドメインのフェムトセルである(ただし、アクセス端末が登録したものではない)シナリオの場合、この動作は、フェムトセルが、コアネットワークを介してまたは何らかの他の通信リンク(たとえば、フェムトセル間の直接通信リンク)を介して、情報を、アクセス端末を現在サービスしている別のフェムトセルに転送することを伴い得る。
[0093]上記に鑑みて、アクセス端末における非同期コンテンツ情報配信は様々な方法で達成され得る。たとえば、アクセス端末が、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立する(たとえば、そのフェムトセルに登録する)ことの結果として、アクセス端末は、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、アクセス端末に配信されるべきである情報を受信する。上記で説明したように、この情報は、フェムトセル、プレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバ、または何らかの他の好適なエンティティから受信され得る。また上記で説明したように、アクセス端末は、受信した情報に基づいて指示(たとえば、視覚表示および/または可聴信号)を生成し得る。たとえば、アクセス端末は、ユーザがユーザの住宅に入ったときには自宅固有のメッセージを表示し得、アクセス端末は、ユーザがユーザの勤務先に入ったときには仕事固有のメッセージを表示し得る。
[0094]いくつかの実装形態では、アクセス端末は、非同期コンテンツ情報をアクティブにダウンロードする。たとえば、アクセス端末は、フェムトセルとの通信を確立したときに、(たとえば、フェムトセルの識別情報に基づいて、この通信を確立したときに受信されたプレゼンス情報に基づいてなど)アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断し得る。アクセス端末は、次いで、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断の結果として、記憶された非同期コンテンツ情報の要求を送る。たとえば、アクセス端末は、この要求をフェムトセルにまたはプレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバに送り得る。したがって、アクセス端末は、そのような要求を送ることの結果として、非同期的に配信された情報を受信し得る。
[0095]図11に、本明細書で教示するプレゼンス関係の動作を実行するために(たとえば、それぞれ図1のアクセス端末102、アクセスポイント106、およびネットワークエンティティ110(またはアクセスポイント108)に対応する)アクセス端末1102、アクセスポイント1104、およびネットワークエンティティ1106などのノードに組み込まれ得る(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。説明する構成要素は、通信システム中の他のノードにも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他のノードは、同様の機能を与えるために、アクセスポイント1104に関して説明する構成要素と同様の構成要素を含み得る。また、所与のノードが、説明する構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。
[0096]図11に示すように、アクセス端末1102およびアクセスポイント1104は、それぞれ、他のノードと通信するための(それぞれトランシーバ1108およびトランシーバ1110によって表される)1つまたは複数のトランシーバを含む。各トランシーバ1108は、信号(たとえば、メッセージ、指示、プレゼンス関係情報、非同期コンテンツ情報、ロケーション関係情報、登録関係情報、または他の情報)を送るための送信機1112と、信号(たとえば、メッセージ、指示、および上記の情報)を受信するための受信機1114とを含む。同様に、各トランシーバ1110は、信号を送るための送信機1116と、信号を受信するための受信機1118とを含む。場合によっては(たとえば、セルラーまたはWiFi(登録商標)通信の場合)、トランシーバはワイヤレス通信をサポートする。場合によっては(たとえば、イーサネットまたは電力線通信の場合)、トランシーバはワイヤベース通信をサポートする。いくつかの実装形態では、アクセス端末1102およびアクセスポイント1104は、それぞれ、複数のキャリア上で動作すること、および/または異なる技術(たとえば、セルラーアクセス技術および非セルラーアクセス技術)を介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含む。
[0097]アクセスポイント1104およびネットワークエンティティ1106は、それぞれ、他のノードと通信するための(それぞれネットワークインターフェース1120およびネットワークインターフェース1122によって表される)1つまたは複数のネットワークインターフェースを含む。たとえば、ネットワークインターフェースは、ワイヤベースまたはワイヤレスバックホールを介して1つまたは複数の他のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェースは、(たとえば、ワイヤベースまたはワイヤレス通信をサポートするように構成された)送信機構成要素と受信機構成要素とを備えるトランシーバとして実装される。したがって、図11の例では、ネットワークインターフェース1120は、送信機1124と受信機1126とを含むものとして示され、ネットワークインターフェース1122は、送信機1128と受信機1130とを含むものとして示される。
[0098]アクセス端末1102、アクセスポイント1104、およびネットワークエンティティ1106はまた、本明細書で教示するプレゼンス関係の動作に関連して使用され得る他の構成要素を含む。たとえば、アクセス端末1102は、プレゼンス関係の機能(たとえば、アクセス端末に配信されるべき情報を与えること、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えること、情報と指示とを送ること、非同期的に配信された情報を受信すること、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立すること、通信を確立することに基づいて、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すること、判断の結果として情報の要求を送ることであって、情報が、要求を送ることの結果として受信される、送ること)を実行するため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための処理システム1132を含む。いくつかの実装形態では、処理システム1132の説明した動作のいくつかは、(1つまたは複数の)トランシーバ1108において実装され得る。アクセスポイント1104は、プレゼンス関係の機能(たとえば、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すること、アクセス端末のための通信を可能にすること、プレゼンス情報を受信すること、アクセス端末が登録したことを判断すること、プレゼンス情報を更新すること、プレゼンス情報を送ること、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信すること、プレゼンス情報を維持すること、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断すること、プレゼンスサーバを識別すること、登録情報をプレゼンスサーバに送ること、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶すること、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すること、記憶された情報をアクセス端末に配信すること、情報と指示とを受信すること、プレゼンス情報を受信すること)を実行するため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための処理システム1134を含む。いくつかの実装形態では、処理システム1134の説明した動作のいくつかは、(1つまたは複数の)トランシーバ1110および/または(1つまたは複数の)ネットワークインターフェース1120において実装され得る。ネットワークエンティティ1106は、プレゼンス関係の機能(たとえば、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信すること、プレゼンス情報を維持すること、プレゼンス情報を送ること、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断すること、プレゼンスサーバを識別すること、登録情報をプレゼンスサーバに送ること、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶すること、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断すること、記憶された情報をアクセス端末に配信すること、情報と指示とを受信すること、プレゼンス情報を受信すること)を実行するため、および本明細書で教示する他の関係する機能を与えるための処理システム1136を含む。いくつかの実装形態では、処理システム1136の説明した動作のいくつかは、(1つまたは複数の)ネットワークインターフェース1122において実装され得る。アクセス端末1102、アクセスポイント1104、およびネットワークエンティティ1106は、それぞれ、プレゼンスベース機能と他の機能とに関係する情報(たとえば、プレゼンス関係情報)を維持するための(たとえば、1つまたは複数のメモリデバイスをそれぞれ含む)メモリ構成要素1138、1140、および1142を含む。いくつかの実装形態では、アクセス端末1102は、ユーザに指示を与える(たとえば、可聴および/または視覚指示を生成する、受信した情報に基づいて指示を生成する)ため、および/または(たとえば、マイクロフォン、カメラ、キーパッドなどの感知デバイスをユーザが作動させたときに)ユーザ入力を受信するためのユーザインターフェース1144を含む。
[0099]便宜上、アクセス端末1102、アクセスポイント1104、およびネットワークエンティティ1106は、本明細書で説明する様々な実装形態において使用され得る構成要素を含むものとして図11に示されている。実際には、図示した構成要素の機能は、異なる実装形態では異なり得る。一例として、ブロック1134の機能は、図10に従って実装される一実施形態に比較して、図7に従って実装される一実施形態では異なり得る。
[00100]図11の構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、図11の構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ、および/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路(たとえば、プロセッサ)は、この機能を与えるために回路によって使用される情報または実行コードを記憶するためのデータメモリを使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック1108によって表される機能の一部、ならびにブロック1132、1138、および1144によって表される機能の一部または全部は、アクセス端末の1つまたは複数のプロセッサと、アクセス端末のデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック1110および/または1120によって表される機能の一部、ならびにブロック1134および1140によって表される機能の一部または全部は、アクセスポイントの1つまたは複数のプロセッサと、アクセスポイントのデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック1122によって表される機能の一部、ならびにブロック1136および1142によって表される機能の一部または全部は、アクセスポイントの1つまたは複数のプロセッサと、アクセスポイントのデータメモリとによって(たとえば、適切なコードの実行によって、および/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。
[00101]上記で説明したように、いくつかの態様では、本明細書の教示は、大規模カバレージ(たとえば、一般にマクロセルネットワークまたはWANと呼ばれる3Gネットワークなどの広域セルラーネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、一般にLANと呼ばれるレジデンスベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワークにおいて採用され得る。アクセス端末(AT)がそのようなネットワーク中を移動するとき、アクセス端末は、いくつかのロケーションでは、マクロカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされ得、他のロケーションでは、より小規模のカバレージを与えるアクセスポイントによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小さいカバレージのノードは、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンス(user experience)のために)漸進的な容量の増大(incremental capacity growth)と、屋内カバレージと、様々なサービスとを与えるために使用され得る。
[00102]本明細書の説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを与えるノード(たとえば、アクセスポイント)をマクロアクセスポイントと呼び、比較的小さいエリア(たとえば、レジデンス)にわたるカバレージを与えるノードをフェムトアクセスポイントと呼ぶことがある。本明細書の教示は、他のタイプのカバレージエリアに関連付けられたノードに適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、ピコアクセスポイントは、マクロエリアよりも小さく、フェムトエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージ(たとえば、商業建築物内のカバレージ)を与え得る。様々な適用例では、マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、または他のアクセスポイントタイプのノードを指すために他の用語を使用することがある。たとえば、マクロアクセスポイントを、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eノードB、マクロセルなどとして構成すること、またはそのように呼ぶことがある。また、フェムトアクセスポイントを、ホームノードB、ホームeノードB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして構成すること、またはそのように呼ぶことがある。いくつかの実装形態では、ノードを1つまたは複数のセルまたはセクタに関連付けることがある(たとえば、そのように呼ぶこと、または分割することがある)。マクロアクセスポイント、フェムトアクセスポイント、またはピコアクセスポイントに関連付けられたセルまたはセクタを、それぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ぶことがある。
[00103]図12に、本明細書の教示が実装され得る、何人かのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム1200を示す。システム1200は、たとえばマクロセル1202A〜1202Gなど、複数のセル1202の通信を可能にし、各セルは、対応するアクセスポイント1204(たとえば、アクセスポイント1204A〜1204G)によってサービスされる。図12に示すように、アクセス端末1206(たとえば、アクセス端末1206A〜1206L)は、時間とともにシステム全体にわたって様々なロケーションに分散され得る。各アクセス端末1206は、たとえば、アクセス端末1206がアクティブであるかどうか、およびアクセス端末1206がソフトハンドオフ中であるかどうかに応じて、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のアクセスポイント1204と通信し得る。ワイヤレス通信システム1200は、広い地理的領域にわたってサービスを提供し得る。たとえば、マクロセル1202A〜1202Gは、近隣では数ブロックまたは地方環境では数マイルをカバーし得る。
[00104]図13に、1つまたは複数のフェムトアクセスポイントがネットワーク環境内に展開された例示的な通信システム1300を示す。詳細には、システム1300は、比較的小規模のネットワーク環境中に(たとえば、1つまたは複数のユーザレジデンス1330中に)設置された複数のフェムトアクセスポイント1310(たとえば、フェムトアクセスポイント1310Aおよび1310B)を含む。各フェムトアクセスポイント1310は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示せず)を介してワイドエリアネットワーク1340(たとえば、インターネット)およびモバイル事業者コアネットワーク1350に結合され得る。以下で説明するように、各フェムトアクセスポイント1310は、関連するアクセス端末1320(たとえば、アクセス端末1320A)と、場合によっては他の(たとえば、ハイブリッドまたは外来(alien))アクセス端末1320(たとえば、アクセス端末1320B)とをサービスするように構成され得る。言い換えれば、フェムトアクセスポイント1310へのアクセスは制限され得、それによって、所与のアクセス端末1320は、指定された(1つまたは複数の)(たとえば、ホーム)フェムトアクセスポイント1310のセットによってサービスされ得るが、指定されていないフェムトアクセスポイント1310(たとえば、ネイバーのフェムトアクセスポイント1310)によってサービスされないことがある。
[00105]図14に、いくつかのトラッキングエリア1402(またはルーティングエリアまたはロケーションエリア)が画定されたカバレージマップ1400の一例を示し、そのエリアの各々はいくつかのマクロカバレージエリア1404を含む。ここで、トラッキングエリア1402A、1402B、および1402Cに関連付けられたカバレージのエリアは太線によって示され、マクロカバレージエリア1404はより大きい六角形によって表される。トラッキングエリア1402はフェムトカバレージエリア1406をも含む。この例では、フェムトカバレージエリア1406の各々(たとえば、フェムトカバレージエリア1406Bおよび1406C)は、1つまたは複数のマクロカバレージエリア1404(たとえば、マクロカバレージエリア1404Aおよび1404B)内に示されている。ただし、フェムトカバレージエリア1406の一部または全部がマクロカバレージエリア1404内にあるとは限らないことを諒解されたい。実際には、多数のフェムトカバレージエリア1406(たとえば、フェムトカバレージエリア1406Aおよび1406D)が、所与のトラッキングエリア1402またはマクロカバレージエリア1404内に画定され得る。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示せず)が、所与のトラッキングエリア1402またはマクロカバレージエリア1404内に画定され得る。
[00106]再び図13を参照すると、フェムトアクセスポイント1310の所有者は、たとえば、3Gモバイルサービスなど、モバイル事業者コアネットワーク1350を介して提供されるモバイルサービスに加入し得る。さらに、アクセス端末1320は、マクロ環境と、より小規模の(たとえば、宅内)ネットワーク環境の両方で動作することが可能であり得る。言い換えれば、アクセス端末1320の現在のロケーションに応じて、アクセス端末1320は、モバイル事業者コアネットワーク1350に関連付けられたマクロセルアクセスポイント1360によって、またはフェムトアクセスポイント1310のセット(たとえば、対応するユーザレジデンス1330内に常駐するフェムトアクセスポイント1310Aおよび1310B)のうちのいずれか1つによってサービスされ得る。たとえば、加入者は、自宅の外にいるときには標準のマクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1360)によってサービスされ、自宅の中にいるときにはフェムトアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1310A)によってサービスされる。ここで、フェムトアクセスポイント1310は、レガシーアクセス端末1320と後方互換性があり得る。
[00107]フェムトアクセスポイント1310は、単一の周波数上に展開されるか、または代替として、複数の周波数上に展開され得る。特定の構成に応じて、単一の周波数、あるいは複数の周波数のうちの1つまたは複数は、マクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1360)によって使用される1つまたは複数の周波数と重複することがある。
[00108]いくつかの態様では、アクセス端末1320は、そのような接続性が可能であるときはいつでも、好適なフェムトアクセスポイント(たとえば、アクセス端末1320のホームフェムトアクセスポイント)に接続するように構成され得る。たとえば、アクセス端末1320Aがユーザのレジデンス1330内にあるときはいつでも、アクセス端末1320Aがホームフェムトアクセスポイント1310Aまたは1310Bのみと通信することが望まれることがある。
[00109]いくつかの態様では、アクセス端末1320がマクロセルラーネットワーク1350内で動作しているが、(たとえば、好適ローミングリストにおいて定義された)それの最も好適なネットワーク上に常駐していない場合、アクセス端末1320は、ベターシステムリセレクション(BSR:better system reselection)プロシージャを使用して、最も好適なネットワーク(たとえば、好適なフェムトアクセスポイント1310)を探索し続け得、BSRプロシージャは、より良好なシステムが現在利用可能であるかどうかを判断し、その後、そのような好適なシステムを捕捉するための、利用可能なシステムの周期的走査を伴い得る。アクセス端末1320は、特定の帯域およびチャネルの探索を制限し得る。たとえば、1つまたは複数のフェムトチャネルが定義され得、それにより、領域中のすべてのフェムトアクセスポイント(またはすべての制限付き(restricted)フェムトアクセスポイント)は(1つまたは複数の)フェムトチャネル上で動作する。最も好適なシステムの探索は周期的に繰り返され得る。好適なフェムトアクセスポイント1310が発見されると、アクセス端末1320は、それのカバレージエリア内にあるときに使用するために、フェムトアクセスポイント1310を選択し、それに登録する。
[00110]フェムトアクセスポイントへのアクセスは、いくつかの態様では制限され得る。たとえば、所与のフェムトアクセスポイントは、いくつかのサービスをいくつかのアクセス端末のみに提供し得る。いわゆる制限付き(または限定)アクセスを用いた展開では、所与のアクセス端末は、マクロセルモバイルネットワークと、フェムトアクセスポイントの定義されたセット(たとえば、対応するユーザレジデンス1330内に常駐するフェムトアクセスポイント1310)とによってのみサービスされ得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイントは、少なくとも1つのノード(たとえば、アクセス端末)について、シグナリング、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを与えないように制限され得る。
[00111]いくつかの態様では、(限定加入者グループホームノードBと呼ばれることもある)制限付きフェムトアクセスポイントは、アクセス端末の制限されたプロビジョニングされたセットにサービスを提供するフェムトアクセスポイントである。このセットは、必要に応じて、一時的にまたは永続的に拡大され得る。いくつかの態様では、限定加入者グループ(CSG)は、アクセス端末の共通のアクセス制御リストを共有するアクセスポイント(たとえば、フェムトアクセスポイント)のセットとして定義され得る。
[00112]したがって、所与のフェムトアクセスポイントと所与のアクセス端末との間に様々な関係が存在し得る。たとえば、アクセス端末の観点から、オープンフェムトアクセスポイントは、無制限のアクセスをもつフェムトアクセスポイントを指すことがある(たとえば、そのフェムトアクセスポイントはすべてのアクセス端末にアクセスを許可する)。制限付きフェムトアクセスポイントは、何らかの形で制限された(たとえば、アクセスおよび/または登録について制限された)フェムトアクセスポイントを指すことがある。ホームフェムトアクセスポイントは、アクセス端末がアクセスし、その上で動作することを許可される(たとえば、永続的なアクセスが、1つまたは複数のアクセス端末の定義されたセットに与えられる)フェムトアクセスポイントを指すことがある。ハイブリッド(またはゲスト)フェムトアクセスポイントは、異なるアクセス端末が異なるレベルのサービスを提供される(たとえば、いくつかのアクセス端末は、部分的および/または一時的アクセスが許可され得るが、他のアクセス端末はフルアクセスが許可され得る)フェムトアクセスポイントを指すことがある。外来フェムトアクセスポイントは、おそらく非常事態(たとえば、911番)を除いて、アクセス端末がアクセスし、またはその上で動作することを許可されないフェムトアクセスポイントを指すことがある。
[00113]制限付きフェムトアクセスポイントの観点から、ホームアクセス端末は、そのアクセス端末の所有者のレジデンス中に設置された制限付きフェムトアクセスポイントへのアクセスを許可されるアクセス端末を指すことがある(通常、ホームアクセス端末は、そのフェムトアクセスポイントへの永続的なアクセスを有する)。ゲストアクセス端末は、(たとえば、最終期限、使用時間、バイト、接続回数、または何らかの他の1つまたは複数の基準に基づいて制限された)制限付きフェムトアクセスポイントへの一時的アクセスをもつアクセス端末を指すことがある。外来アクセス端末は、たとえば、おそらく911番などの非常事態を除いて、制限付きフェムトアクセスポイントにアクセスするための許可を有していないアクセス端末(たとえば、制限付きフェムトアクセスポイントに登録するための証明書または許可を有していないアクセス端末)を指すことがある。
[00114]便宜上、本明細書の開示では、フェムトアクセスポイントのコンテキストにおいて様々な機能について説明する。ただし、ピコアクセスポイントが、同じまたは同様の機能をより大きいカバレージエリアに与え得ることを諒解されたい。たとえば、所与のアクセス端末に対して、ピコアクセスポイントが制限され得、ホームピコアクセスポイントが定義され得る、などである。
[00115]本明細書の教示は、複数のワイヤレスアクセス端末のための通信を同時にサポートするワイヤレス多元接続通信システムにおいて採用され得る。ここで、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数のアクセスポイントと通信し得る。順方向リンク(またはダウンリンク)は、アクセスポイントから端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末からアクセスポイントへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
[00116]MIMOシステムは、データ伝送のために複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS個の独立チャネルに分解され得、NS=<min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善された性能(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与え得る。
[00117]MIMOシステムは時分割複信(TDD)と周波数分割複信(FDD)とをサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能であるとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
[00118]図15に、例示的なMIMOシステム1500のワイヤレスデバイス1510(たとえば、アクセスポイント)およびワイヤレスデバイス1550(たとえば、アクセス端末)を示す。デバイス1510において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース1512から送信(TX)データプロセッサ1514に与えられる。各データストリームは、次いで、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。
[00119]TXデータプロセッサ1514は、コード化データを与えるために、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブする。各データストリームのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、次いで、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ1530によって実行される命令によって判断され得る。データメモリ1532は、プロセッサ1530またはデバイス1510の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
[00120]次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ1520に与えられ、TX MIMOプロセッサ1520はさらに(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ1520は、次いで、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(XCVR)1522A〜1522Tに与える。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1520は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
[00121]各トランシーバ1522は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。トランシーバ1522A〜1522TからのNT個の被変調信号は、次いで、それぞれNT個のアンテナ1524A〜1524Tから送信される。
[00122]デバイス1550において、送信された被変調信号はNR個のアンテナ1552A〜1552Rによって受信され、各アンテナ1552からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1554A〜1554Rに与えられる。各トランシーバ1554は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
[00123]次いで、受信(RX)データプロセッサ1560が、NR個のトランシーバ1554からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを与える。RXデータプロセッサ1560は、次いで、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ1560による処理は、デバイス1510においてTX MIMOプロセッサ1520およびTXデータプロセッサ1514によって実行された処理を補足するものである。
[00124]プロセッサ1570は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ1570は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。データメモリ1572は、プロセッサ1570またはデバイス1550の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶し得る。
[00125]逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。逆方向リンクメッセージは、次いで、データソース1536からのいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ1538によって処理され、変調器1580によって変調され、トランシーバ1554A〜1554Rによって調整され、デバイス1510に戻される。
[00126]デバイス1510において、デバイス1550からの被変調信号は、アンテナ1524によって受信され、トランシーバ1522によって調整され、復調器(DEMOD)1540によって復調され、RXデータプロセッサ1542によって処理されて、デバイス1550によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。プロセッサ1530は、次いで、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
[00127]図15はまた、通信構成要素が、本明細書で教示するプレゼンス関係の制御動作を実行する1つまたは複数の構成要素を含み得ることを示す。たとえば、プレゼンス制御構成要素1590は、デバイス1510のプロセッサ1530および/または他の構成要素と協働して、本明細書で教示する別のデバイス(たとえば、デバイス1550)との間でプレゼンス関係情報を送信/受信し得る。同様に、プレゼンス制御構成要素1592は、プロセッサ1570および/またはデバイス1550の他の構成要素と協働して、別のデバイス(たとえば、デバイス1510)との間でプレゼンス関係情報を送信/受信し得る。各デバイス1510および1550について、説明した構成要素のうちの2つ以上の機能が単一の構成要素によって与えられ得ることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素がプレゼンス制御構成要素1590およびプロセッサ1530の機能を与え得、また、単一の処理構成要素がプレゼンス制御構成要素1592およびプロセッサ1570の機能を与え得る。
[00128]本明細書の教示は、様々なタイプの通信システムおよび/またはシステム構成要素に組み込まれ得る。いくつかの態様では、本明細書の教示は、利用可能なシステムリソースを共有することによって(たとえば、帯域幅、送信電力、コーディング、インターリーブなどのうちの1つまたは複数を指定することによって)、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムにおいて採用され得る。たとえば、本明細書の教示は、以下の技術、すなわち、符号分割多元接続(CDMA)システム、マルチキャリアCDMA(MCCDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA)(登録商標)、高速パケットアクセス(HSPA、HSPA+)システム、時間分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、または他の多元接続技法のうちのいずれか1つまたはそれらの組合せに適用され得る。本明細書の教示を採用するワイヤレス通信システムは、IS−95、cdma2000、IS−856、W−CDMA、TDSCDMA、および他の規格など、1つまたは複数の規格を実装するように設計され得る。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000、または何らかの他の技術などの無線技術を実装し得る。UTRAは、W−CDMAおよび低チップレート(LCR)を含む。cdma2000技術は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。本明細書の教示は、3GPP Long Term Evolution(LTE)システム、Ultra Mobile Broadband(UMB)システム、および他のタイプのシステムで実装され得る。LTEは、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されており、cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本開示のいくつかの態様については、3GPP用語を使用して説明することがあるが、本明細書の教示は、3GPP(たとえば、Rel99、Rel5、Rel6、Rel7)技術、ならびに3GPP2(たとえば、1xRTT、1xEV−DO Rel0、RevA、RevB)技術および他の技術に適用され得ることを理解されたい。
[00129]本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、ノード)に組み込まれ得る(たとえば、それらの装置内に実装されるか、またはそれらの装置によって実行され得る)。いくつかの態様では、本明細書の教示に従って実装されるノード(たとえば、ワイヤレスノード)はアクセスポイントまたはアクセス端末を備え得る。
[00130]たとえば、アクセス端末は、ユーザ機器、加入者局、加入者ユニット、移動局、モバイル、モバイルノード、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、または衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[00131]アクセスポイントは、ノードB、eノードB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局(BS)、無線基地局(RBS)、基地局コントローラ(BSC)、送受信基地局(BTS)、トランシーバ機能(TF)、無線トランシーバ、無線ルータ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、マクロセル、マクロノード、ホームeNB(HeNB)、フェムトセル、フェムトノード、ピコノード、または何らかの他の同様の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
[00132]いくつかの態様では、ノード(たとえば、アクセスポイント)は、通信システムのためのアクセスノードを備え得る。そのようなアクセスノードは、たとえば、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)へのワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワークのためのまたはネットワークへの接続性を与え得る。したがって、アクセスノードは、別のノード(たとえば、アクセス端末)がネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスすることを可能にし得る。さらに、それらのノードの一方または両方はポータブルであり得るか、または、場合によっては、比較的非ポータブルであり得ることを諒解されたい。
[00133]また、ワイヤレスノードは、非ワイヤレス方式で(たとえば、ワイヤード接続を介して)情報を送信および/または受信することが可能であり得ることを諒解されたい。したがって、本明細書で説明する受信機および送信機は、非ワイヤレス媒体を介して通信するための適切な通信インターフェース構成要素(たとえば、電気的または光学的インターフェース構成要素)を含み得る。
[00134]ワイヤレスノードは、好適なワイヤレス通信技術に基づくか、またはさもなければそれをサポートする、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを介して通信し得る。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスノードはネットワークに関連し得る。いくつかの態様では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備え得る。ワイヤレスデバイスは、本明細書で説明するものなど、様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または規格(たとえば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)など)のうちの1つまたは複数をサポートするか、またさもなければ使用し得る。同様に、ワイヤレスノードは、様々な対応する変調方式または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポートするか、またはさもなければ使用し得る。したがって、ワイヤレスノードは、上記または他のワイヤレス通信技術を使用して1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを確立し、それを介して通信するための適切な構成要素(たとえば、エアインターフェース)を含み得る。たとえば、ワイヤレスノードは、ワイヤレス媒体上の通信を可能にする様々な構成要素(たとえば、信号生成器および信号処理器)を含み得る、関連する送信機構成要素と受信機構成要素とをもつワイヤレストランシーバを備え得る。
[00135]上記に鑑みて、いくつかの態様では、第1の通信の方法は、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信することと、受信した情報に基づいて、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、維持することと、プレゼンス情報をプレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つのエンティティに送ることとを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、受信した情報が、アクセス端末が登録したセットのフェムトセルを識別する登録情報を備えることと、少なくとも1つのエンティティが、セットの少なくとも1つのフェムトセルを備えることと、少なくとも1つのエンティティが、アクセス端末または別のアクセス端末のうちの少なくとも1つを備えることと、プレゼンス情報が、アクセス端末の物理的ロケーションまたはアクセス端末の論理ロケーションのうちの少なくとも1つを識別することと、プレゼンス情報が、アクセス端末がセットのフェムトセルまたは別のセルと通信しているかどうかを示すことと、本方法がセットのフェムトセルによって実行されることと、本方法がコアネットワークエンティティによって実行されることと、プレゼンス情報が、プレゼンス情報の変化の結果として送られるか、または少なくとも1つのエンティティからプレゼンス情報の要求を受信した結果として送られることと、受信した情報が、アクセス端末が登録したアクセスポイントを識別する登録情報を備えることと、アクセス端末および少なくとも1つのエンティティが、プレゼンスドメインに関連付けられたユーザのグループに割り当てられた複数のアクセス端末を備えることとのうちの少なくとも1つが第1の通信の方法に適用され得る。
[00136]いくつかの態様では、第1の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能は、たとえば、本明細書で教示する構造を使用する装置中で実装され得る。さらに、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能を与えさせるように構成されたコードを備え得る。
[00137]たとえば、いくつかの態様では、通信のための第1の装置は、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信するように構成された受信機と、受信した情報に基づいて、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、維持することを行うように構成された処理システムと、プレゼンス情報をプレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つのエンティティに送るように構成された送信機とを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、受信した情報が、アクセス端末が登録したセットのフェムトセルを識別する登録情報を備えることと、少なくとも1つのエンティティが、セットの少なくとも1つのフェムトセルを備えることと、少なくとも1つのエンティティが、アクセス端末または別のアクセス端末のうちの少なくとも1つを備えることと、プレゼンス情報が、アクセス端末の物理的ロケーションまたはアクセス端末の論理ロケーションのうちの少なくとも1つを識別することと、プレゼンス情報が、アクセス端末がセットのフェムトセルまたは別のセルと通信しているかどうかを示すことと、本装置がセットのフェムトセルを備えることと、本装置がコアネットワークエンティティを備えることと、プレゼンス情報が、プレゼンス情報の変化の結果として送られるか、または少なくとも1つのエンティティからプレゼンス情報の要求を受信した結果として送られることと、受信した情報が、アクセス端末が登録したアクセスポイントを識別する登録情報を備えることと、アクセス端末および少なくとも1つのエンティティが、プレゼンスドメインに関連付けられたユーザのグループに割り当てられた複数のアクセス端末を備えることとのうちの少なくとも1つが第1の装置に適用され得る。
[00138]いくつかの態様では、通信のための第2の装置は、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信するための手段と、受信した情報に基づいて、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するための手段であって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、維持するための手段と、プレゼンス情報をプレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つのエンティティに送るための手段とを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、受信した情報が、アクセス端末が登録したセットのフェムトセルを識別する登録情報を備えることと、少なくとも1つのエンティティが、セットの少なくとも1つのフェムトセルを備えることとのうちの少なくとも1つが第2の装置に適用され得る。
[00139]いくつかの態様では、第1のコンピュータプログラム製品は、コンピュータに、アクセス端末のロケーションを示す情報を受信することと、受信した情報に基づいて、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、維持することと、プレゼンス情報をプレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つのエンティティに送ることとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える。さらに、いくつかの態様ではまた、受信した情報が、アクセス端末が登録したセットのフェムトセルを識別する登録情報を備えることと、少なくとも1つのエンティティが、セットの少なくとも1つのフェムトセルを備えることとのうちの少なくとも1つが第1のコンピュータプログラム製品に適用され得る。
[00140]いくつかの態様では、第2の通信の方法は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断することと、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するプレゼンスサーバを識別することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、識別することと、登録情報をプレゼンスサーバに送ることであって、登録情報は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを示す、送ることとを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、本方法がアクセスポイントによって実行されることと、アクセスポイントがセルラーマクロアクセスポイントを備えることと、プレゼンスサーバの識別が、アクセス端末が関連付けられたプレゼンスドメインを識別することを備えることと、プレゼンスサーバが、セットのフェムトセル中で実施されることと、プレゼンスサーバが、セルラーコアネットワークエンティティ中で実施されることとのうちの少なくとも1つが第2の通信の方法に適用され得る。
[00141]いくつかの態様では、第2の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能は、たとえば、本明細書で教示する構造を使用する装置中で実装され得る。さらに、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第2の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能を与えさせるように構成されたコードを備え得る。
[00142]たとえば、いくつかの態様では、通信のための第3の装置は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断するように構成された処理システムであって、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するプレゼンスサーバを識別することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、識別することを行うようにさらに構成された処理システムと、登録情報をプレゼンスサーバに送ることであって、登録情報は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを示す、送ることを行うように構成された送信機とを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、本装置がアクセスポイントを備えることと、アクセスポイントがセルラーマクロアクセスポイントを備えることと、プレゼンスサーバの識別が、アクセス端末が関連付けられたプレゼンスドメインを識別することを備えることと、プレゼンスサーバが、セットのフェムトセル中で実施されることと、プレゼンスサーバが、セルラーコアネットワークエンティティ中で実施されることとのうちの少なくとも1つが第3の装置に適用され得る。
[00143]いくつかの態様では、通信のための第4の装置は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断するための手段と、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するプレゼンスサーバを識別するための手段であって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、識別するための手段と、登録情報をプレゼンスサーバに送るための手段であって、登録情報は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを示す、送るための手段とを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、プレゼンスサーバの識別が、アクセス端末が関連付けられたプレゼンスドメインを識別することを備えることが第4の装置に適用され得る。
[00144]いくつかの態様では、第2のコンピュータプログラム製品は、コンピュータに、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを判断することと、アクセス端末についてのプレゼンス情報を維持するプレゼンスサーバを識別することであって、プレゼンス情報は、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在するかどうかを示す、識別することと、登録情報をプレゼンスサーバに送ることであって、登録情報は、アクセス端末がアクセスポイントに登録したことを示す、送ることとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える。さらに、いくつかの態様ではまた、プレゼンスサーバの識別が、アクセス端末が関連付けられたプレゼンスドメインを識別することを備えることが第2のコンピュータプログラム製品に適用され得る。
[00145]いくつかの態様では、第3の通信の方法は、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶することと、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断することと、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断の結果として、記憶された情報をアクセス端末に配信することとを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とともに情報が記憶されることと、本方法が、情報と指示とを生成したエンティティから情報と指示とを受信することをさらに備えることと、エンティティが別のアクセス端末を備えることと、本方法が、アクセス端末についてのプレゼンス情報を受信することであって、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断が、受信したプレゼンス情報に基づく、受信することをさらに備えることと、プレゼンス情報が、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから受信されることと、プレゼンス情報が、アクセス端末がセットのフェムトセルまたは別のセルと通信しているかどうかを示すことと、本方法がセットのフェムトセルによって実行されることと、本方法がセルラーコアネットワークエンティティによって実行されることとのうちの少なくとも1つが第3の通信の方法に適用され得る。
[00146]いくつかの態様では、第3の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能は、たとえば、本明細書で教示する構造を使用する装置中で実装され得る。さらに、コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第3の通信の方法に関係する上記の態様のうちの1つまたは複数に対応する機能を与えさせるように構成されたコードを備え得る。
[00147]たとえば、いくつかの態様では、通信のための第5の装置は、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶するように構成されたメモリ構成要素と、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断するように構成された処理システムであって、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断の結果として、記憶された情報をアクセス端末に配信するようにさらに構成された処理システムとを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とともに情報が記憶されることと、本装置が、情報と指示とを生成したエンティティから情報と指示とを受信するように構成された受信機をさらに備えることと、エンティティが別のアクセス端末を備えることと、本装置が、アクセス端末についてのプレゼンス情報を受信することであって、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断が、受信したプレゼンス情報に基づく、受信することを行うように構成された受信機をさらに備えることと、プレゼンス情報が、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから受信されることと、プレゼンス情報が、アクセス端末がセットのフェムトセルまたは別のセルと通信しているかどうかを示すことと、本装置がセットのフェムトセルを備えることと、本装置がセルラーコアネットワークエンティティを備えることとのうちの少なくとも1つが第5の装置に適用され得る。
[00148]いくつかの態様では、通信のための第6の装置は、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶するための手段と、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断するための手段と、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断の結果として、記憶された情報をアクセス端末に配信するための手段とを備える。さらに、いくつかの態様ではまた、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とともに情報が記憶されることと、本装置が、情報と指示とを生成したエンティティから情報と指示とを受信するための手段をさらに備えることと、本装置が、アクセス端末についてのプレゼンス情報を受信するための手段であって、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断が、受信したプレゼンス情報に基づく、受信するための手段をさらに備えることとのうちの少なくとも1つが第6の装置に適用され得る。
[00149]いくつかの態様では、第3のコンピュータプログラム製品は、コンピュータに、アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶することと、アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断することと、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断の結果として、記憶された情報をアクセス端末に配信することとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える。さらに、いくつかの態様ではまた、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示とともに情報が記憶されることと、コンピュータ可読媒体が、コンピュータに、情報と指示とを生成したエンティティから情報と指示とを受信させるためのコードをさらに備えることと、コンピュータ可読媒体が、コンピュータに、アクセス端末についてのプレゼンス情報を受信させるためのコードをさらに備えることと、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在するという判断が、受信したプレゼンス情報に基づくこととのうちの少なくとも1つが第3のコンピュータプログラム製品に適用され得る。
[00150](たとえば、添付の図のうちの1つまたは複数に関して)本明細書で説明した機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応し得る。図16〜図21を参照すると、装置1600、1700、1800、1900、2000、および2100が、一連の相互に関係する機能モジュールとして表されている。ここで、アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断するためのモジュール1602は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。アクセス端末のための通信を可能にするためのモジュール1604は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。プレゼンス情報を受信するためのモジュール1606は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。アクセス端末が登録したことを判断するためのモジュール1608は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。プレゼンス情報を更新するためのモジュール1610は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。更新されたプレゼンス情報を送るためのモジュール1612は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。アクセス端末のロケーションを示す情報を受信するためのモジュール1702は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。プレゼンス情報を維持するためのモジュール1704は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムおよび/またはメモリ構成要素に対応し得る。プレゼンス情報を送るためのモジュール1706は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。アクセス端末が登録したことを判断するためのモジュール1802は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。プレゼンスサーバを識別するためのモジュール1804は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。登録情報をプレゼンスサーバに送るためのモジュール1806は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。アクセス端末に配信されるべきである情報を記憶するためのモジュール1902は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリ構成要素に対応し得る。アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断するためのモジュール1904は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。記憶された情報をアクセス端末に配信するためのモジュール1906は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムおよび/またはトランシーバに対応し得る。情報と指示とを受信するためのモジュール1908は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。プレゼンス情報を受信するためのモジュール1910は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。アクセス端末に配信されるべき情報を与えるためのモジュール2002は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、情報がアクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えるためのモジュール2004は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。情報と指示とを送るためのモジュール2006は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するトランシーバに対応し得る。フェムトセルとの通信を確立するためのモジュール2102は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。アクセス端末がプレゼンスドメインに存在する場合、アクセス端末に配信されるべき情報を受信するためのモジュール2104は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機に対応し得る。アクセス端末がプレゼンスドメインに存在することを判断するためのモジュール2106は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。情報の要求を送るためのモジュール2108は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する処理システムに対応し得る。指示を生成するためのモジュール2110は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するユーザインターフェースに対応し得る。
[00151]図16〜図21のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気的構成要素として実装され得る。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書で説明するように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関係する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのモジュールの機能はまた、本明細書で教示する方法とは別の何らかの方法で実装され得る。いくつかの態様では、図16〜図21中の破線ブロックのうちの1つまたは複数は随意である。
[00152]本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」または「A、B、およびCからなるグループのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはCあるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
[00153]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[00154]さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれも、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいはその両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[00155]本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、(たとえば、1つまたは複数の集積回路を備える)処理システム内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。処理システムは、本明細書で説明した機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電子的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを備え得、処理システムの内部、処理システムの外部、またはその両方に常駐するコードまたは命令を実行し得る。処理システムはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00156]処理システムは、バスアーキテクチャを用いて実装され得る。バスは、処理システムの特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バスは、プロセッサと、機械可読媒体と、バスインターフェースとを含む様々な回路を互いにリンクし得る。バスインターフェースは、ネットワークアダプタを、特に、バスを介して処理システムに接続するために使用され得る。ネットワークアダプタは、PHYレイヤの信号処理機能を実装するために使用され得る。ユーザ端末の場合、ユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)もバスに接続され得る。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は説明しない。
[00157]処理システムは、機械可読媒体に記憶されたソフトウェアの実行を含む、バスおよび一般的な処理を管理することを担当し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、データ、またはそれらの任意の組合せを意味すると広く解釈されたい。
[00158]1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。コンピュータ可読媒体は任意の好適なコンピュータプログラム製品に実装され得ることを諒解されたい。
[00159]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例である。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00160]開示した態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるように与えたものである。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[書類名]特許請求の範囲
[C1]
アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断することと、前記判断が前記アクセス端末についてのプレゼンス情報に基づく、
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するという前記判断の結果として、前記セットのフェムトセルにおいて前記アクセス端末のための通信を可能にすることとを備える、通信の方法。
[C2]
前記通信を前記可能にすることが、前記アクセス端末と前記プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末との間に通信を確立することを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記アクセス端末間に確立された前記通信が、セルラーマクロネットワークを通してルーティングされない、C2に記載の方法。
[C4]
前記通信を前記可能にすることが、前記通信のために非セルラーアクセス技術を選択することを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記非セルラーアクセス技術が、ワイヤレスローカルエリアネットワーク技術、イーサネット技術、または電力線通信技術を備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから前記プレゼンス情報を受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記プレゼンス情報が、前記アクセス端末の物理的ロケーションまたは前記アクセス端末の論理ロケーションのうちの少なくとも1つを識別する、C1に記載の方法。
[C8]
前記プレゼンス情報は、前記アクセス端末が前記セットのフェムトセルと通信しているのか別のセルと通信しているのかを示す、C1に記載の方法。
[C9]
前記方法が、前記セットの前記フェムトセルによって実行される、C1に記載の方法。
[C10]
前記アクセス端末が前記セットの前記フェムトセルに登録したことを判断することと、
前記登録の結果として前記アクセス端末についての前記プレゼンス情報を更新することと、
前記更新されたプレゼンス情報を前記プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つの他のエンティティに送ることとをさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断することを行うように構成された処理システムと、前記判断が前記アクセス端末についてのプレゼンス情報に基づく、
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するという前記判断の結果として、前記セットのフェムトセルにおいて前記アクセス端末のための通信を可能にするように構成されたトランシーバとを備える、通信のための装置。
[C12]
前記通信を前記可能にすることが、前記アクセス端末と前記プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末との間に通信を確立することを備える、C11に記載の装置。
[C13]
前記アクセス端末間に確立された前記通信が、セルラーマクロネットワークを通してルーティングされない、C12に記載の装置。
[C14]
前記通信を前記可能にすることが、前記通信のために非セルラーアクセス技術を選択することを備える、C11に記載の装置。
[C15]
前記非セルラーアクセス技術が、ワイヤレスローカルエリアネットワーク技術、イーサネット技術、または電力線通信技術を備える、C11に記載の装置。
[C16]
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから前記プレゼンス情報を受信するように構成されたネットワークインターフェースをさらに備える、C11に記載の装置。
[C17]
前記プレゼンス情報が、前記アクセス端末の物理的ロケーションまたは前記アクセス端末の論理ロケーションのうちの少なくとも1つを識別する、C11に記載の装置。
[C18]
前記プレゼンス情報は、前記アクセス端末が前記セットのフェムトセルと通信しているのか別のセルと通信しているのかを示す、C11に記載の装置。
[C19]
前記装置が前記セットの前記フェムトセルを備える、C11に記載の装置。
[C20]
前記処理システムが、
前記アクセス端末が前記セットの前記フェムトセルに登録したことを判断することと、
前記登録の結果として前記アクセス端末についての前記プレゼンス情報を更新することと、
前記更新されたプレゼンス情報を前記プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つの他のエンティティに送ることとを行うようにさらに構成された、C19に記載の装置。
[C21]
アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断するための手段と、前記判断が前記アクセス端末についてのプレゼンス情報に基づく、
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するという前記判断の結果として、前記セットのフェムトセルにおいて前記アクセス端末のための通信を可能にするための手段とを備える、通信のための装置。
[C22]
前記通信を前記可能にすることが、前記アクセス端末と前記プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末との間に通信を確立することを備える、C21に記載の装置。
[C23]
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから前記プレゼンス情報を受信するための手段をさらに備える、C21に記載の装置。
[C24]
前記アクセス端末が前記セットの前記フェムトセルに登録したことを判断するための手段と、
前記登録の結果として前記アクセス端末についての前記プレゼンス情報を更新するための手段と、
前記更新されたプレゼンス情報を前記プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つの他のエンティティに送るための手段とをさらに備える、C21に記載の装置。
[C25]
コンピュータに、
アクセス端末が、少なくとも1つのフェムトセルのセットのために定義されたプレゼンスドメインに存在することを判断することと、前記判断が前記アクセス端末についてのプレゼンス情報に基づく、
前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するという前記判断の結果として、前記セットのフェムトセルにおいて前記アクセス端末のための通信を可能にすることとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C26]
前記通信を前記可能にすることが、前記アクセス端末と前記プレゼンスドメインに存在する別のアクセス端末との間に通信を確立することを備える、C25に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
前記コンピュータ可読媒体が、前記コンピュータに、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するかどうかを追跡するプレゼンスサーバから前記プレゼンス情報を受信させるためのコードをさらに備える、C25に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記コンピュータ可読媒体が、前記コンピュータに、
前記アクセス端末が前記セットの前記フェムトセルに登録したことを判断することと、
前記登録の結果として前記アクセス端末についての前記プレゼンス情報を更新することと、
前記更新されたプレゼンス情報を前記プレゼンスドメインに関連付けられた少なくとも1つの他のエンティティに送ることとを行わせるためのコードをさらに備える、C25に記載のコンピュータプログラム製品。
[C29]
アクセス端末に配信されるべき情報を与えることと、
前記アクセス端末が少なくとも1つのフェムトセルのセットのためのプレゼンスドメインに存在する場合、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えることと、
前記情報を前記アクセス端末に配信すべきであるエンティティに前記情報と前記指示とを送ることとを備える、通信の方法。
[C30]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに関連付けられたことを判断することを備える、C29に記載の方法。
[C31]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するまで、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきでないことを判断することを備える、C29に記載の方法。
[C32]
前記エンティティが前記セットのフェムトセルを備える、C29に記載の方法。
[C33]
前記エンティティがセルラーコアネットワークエンティティを備える、C29に記載の方法。
[C34]
前記方法が別のアクセス端末によって実行される、C29に記載の方法。
[C35]
アクセス端末に配信されるべき情報を与えるように構成された処理システムであって、前記アクセス端末が少なくとも1つのフェムトセルのセットのためのプレゼンスドメインに存在する場合、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えるようにさらに構成された処理システムと、
前記情報を前記アクセス端末に配信すべきであるエンティティに前記情報と前記指示とを送るように構成された送信機とを備える、通信のための装置。
[C36]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに関連付けられたことを判断することを備える、C35に記載の装置。
[C37]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するまで、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきでないことを判断することを備える、C35に記載の装置。
[C38]
前記エンティティが前記セットのフェムトセルを備える、C35に記載の装置。
[C39]
前記エンティティがセルラーコアネットワークエンティティを備える、C35に記載の装置。
[C40]
前記装置が別のアクセス端末を備える、C35に記載の装置。
[C41]
アクセス端末に配信されるべき情報を与えるための手段と、
前記アクセス端末が少なくとも1つのフェムトセルのセットのためのプレゼンスドメインに存在する場合、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えるための手段と、
前記情報を前記アクセス端末に配信すべきであるエンティティに前記情報と前記指示とを送るための手段とを備える、通信のための装置。
[C42]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに関連付けられたことを判断することを備える、C41に記載の装置。
[C43]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するまで、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきでないことを判断することを備える、C41に記載の装置。
[C44]
コンピュータに、
アクセス端末に配信されるべき情報を与えることと、
前記アクセス端末が少なくとも1つのフェムトセルのセットのためのプレゼンスドメインに存在する場合、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきであるという指示を与えることと、
前記情報を前記アクセス端末に配信すべきであるエンティティに前記情報と前記指示とを送ることとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C45]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに関連付けられたことを判断することを備える、C44に記載のコンピュータプログラム製品。
[C46]
前記指示を前記与えることは、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在するまで、前記情報が前記アクセス端末に配信されるべきでないことを判断することを備える、C44に記載のコンピュータプログラム製品。
[C47]
アクセス端末において、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立することと、
前記通信を確立することの結果として、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在する場合、前記アクセス端末に配信されるべき情報を受信することとを備える、通信の方法。
[C48]
前記通信を前記確立することが、前記アクセス端末を前記フェムトセルに登録することを備える、C47に記載の方法。
[C49]
前記通信を前記確立することに基づいて、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在することを判断することと、
前記判断の結果として前記情報の要求を送ることと、前記情報が、前記要求を送ることの結果として受信される、をさらに備える、C47に記載の方法。
[C50]
前記受信された情報に基づいて、前記アクセス端末において指示を生成することをさらに備える、C47に記載の方法。
[C51]
前記情報が、前記プレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバから受信される、C47に記載の方法。
[C52]
通信のための装置であって、
前記装置において、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立するように構成された処理システムと、
前記通信を確立することの結果として、前記装置が前記プレゼンスドメインに存在する場合、前記装置に配信されるべき情報を受信するように構成された受信機とを備える、装置。
[C53]
前記通信を前記確立することが、前記装置を前記フェムトセルに登録することを備える、C52に記載の装置。
[C54]
前記処理システムが、
前記通信を前記確立することに基づいて、前記装置が前記プレゼンスドメインに存在することを判断することと、
前記判断の結果として前記情報の要求を送ることと、前記情報が、前記要求を送ることの結果として受信される、を行うようにさらに構成された、C52に記載の装置。
[C55]
前記受信された情報に基づいて、前記装置において指示を生成するように構成されたユーザインターフェースをさらに備える、C52に記載の装置。
[C56]
前記情報が、前記プレゼンスドメインのためのプレゼンスサーバから受信される、C52に記載の装置。
[C57]
通信のための装置であって、
前記装置において、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立するための手段と、
前記通信を確立することの結果として、前記装置が前記プレゼンスドメインに存在する場合、前記装置に配信されるべき情報を受信するための手段とを備える、装置。
[C58]
前記通信を前記確立することに基づいて、前記装置が前記プレゼンスドメインに存在することを判断するための手段と、
前記判断の結果として前記情報の要求を送るための手段と、前記情報が、前記要求を送ることの結果として受信される、をさらに備える、C57に記載の装置。
[C59]
前記受信された情報に基づいて、前記装置において指示を生成するための手段をさらに備える、C57に記載の装置。
[C60]
コンピュータに、
アクセス端末において、プレゼンスドメインに関連付けられたフェムトセルとの通信を確立することと、
前記通信を確立することの結果として、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在する場合、前記アクセス端末に配信されるべき情報を受信することとを行わせるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C61]
前記コンピュータ可読媒体が、前記コンピュータに、
前記通信を前記確立することに基づいて、前記アクセス端末が前記プレゼンスドメインに存在することを判断することと、
前記判断の結果として前記情報の要求を送ることと、前記情報が、前記要求を送ることの結果として受信される、を行わせるためのコードをさらに備える、C60に記載のコンピュータプログラム製品。
[C62]
前記コンピュータ可読媒体が、前記コンピュータに、前記受信された情報に基づいて、前記アクセス端末において指示を生成させるためのコードをさらに備える、C60に記載のコンピュータプログラム製品。