JP6267144B2 - 更生ライニング材の送込み装置 - Google Patents

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Description

本発明は、更生ライニング材の送込み装置に関し、特に、地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置に関する。
地中に設置された例えば下水道管等の既設の埋設管が、老朽化したり損傷した場合に、埋設管を更生したり補修する方法として、硬化性樹脂からなる可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材を、埋設管の内部に送り込んで内周面に密着させると共に、例えば光や熱を付与することにより硬化させて、埋設管の内周面を覆う硬化性樹脂による被覆層を形成することによって、埋設管による管路を再生させる工法が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
硬化性樹脂からなる更生ライニング材を用いて埋設管による管路を再生させる従来の工法では、可撓性を有する硬化前の更生ライニング材を既設の埋設管に導入する方法として、例えば反転エルボを備える公知のステップフィーダーを用いて、コンプレッサ等の圧縮空気供給源から圧縮空気を送りながら、チューブ状の更生ライニング材を反転させつつ埋設管の内部に送り込んで、埋設管の内周面に密着させる方法の他、送り込み側のマンホールから、到達側のマンホールに向けて、これらのマンホールの間に設置された埋設管の内部に、チューブ状の更生ライニング材に引き込んだ後に、引き込んだ更生ライニング材を埋設管の内周面に密着させる方法が、一般的に採用されている(例えば、特許文献2参照)。
可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材を埋設管の内部に引き込んだ後に、引き込んだ更生ライニング材を埋設管の内周面に密着させる方法では、例えば平坦に折り畳まれると共に何重にも折り重ねられた状態で材料収納箱等に収納されて、送り込み側のマンホールの近傍領域に搬入された更生ライニング材を、折り重ねられた状態を開放しながら材料収納箱等から引き出して、これの先端部分に、到達側のマンホールから埋設管の内部を経て送り込み側のマンホールまで延設させた、引き込み用のワイヤーロープを接続する。しかる後に、例えば到達側のマンホールの近傍領域に設置したウィンチ等の牽引手段によって、ワイヤーロープを介して更生ライニング材の先端部分を埋設管の内部に引き込みながら、送り込み側のマンホールから埋設管の内部に更生ライニング材を順次連続して送り込むことによって、送り込まれた更生ライニング材を、送り込み側のマンホールと到達側のマンホールとの間の全長に亘って、埋設管の内部に配設する。埋設管の内部に更生ライニング材を配設したら、これの両端部に開閉可能な閉塞蓋を取り付けて、更生ライニング材の内側に圧縮空気を圧送することで、更生ライニング材が筒形状となるように膨張させて、更生ライニング材の外周面を埋設管の内周面に密着させる。
特許第3325482号公報 特許第3005208号公報
しかしながら、上記従来の硬化前の更生ライニング材を埋設管の内部に引き込んで配設する方法では、材料収納箱等に収納されている更生ライニング材を、送り込み側のマンホールを介して埋設管の内部に送り込む作業に、多くの手間と労力を要していた。すなわち、例えば管径がφ600mm程度の埋設管の内周面を覆うチューブ状の更生ライニング材は、折り重ねできるように平坦に折り畳まれた状態では、950mm程度の横幅を有することになるため、そのままの状態では、一般に開口径が600mm程度となっているマンホールの入り口から、マンホールや埋設管の内部に送り込むことは困難である。このため、平坦に折り畳まれている更生ライニング材を、マンホールの入り口や埋設管の内部を通過可能な断面形状となるように丸め込む必要があることから、連続して更生ライニング材を送り込む作業に多くの手要することになる。また更生ライニング材は、例えば管径がφ600mm程度の埋設管に用いるものであっても、例えば1mあたり15〜50kg程度の相当の重量を有していることから、曲折させて丸め込む作業に多くの労力を要することになる。
このようなことから、本願出願人は、先に特願2014−55330号において、材料収納箱等に収納されている硬化前の更生ライニング材を、マンホールの入り口や埋設管を通過可能な断面形状となるように、容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことを可能にする、更生ライニング材の送込み装置を開示しているが、このような送込み装置を、よりコンパクトに形成できるようにすると共に、更生ライニング材を、さらに安定した状態で容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことを可能にする、新たな技術の開発が望まれている。
本発明は、よりコンパクトに形成できると共に、硬化前の更生ライニング材を、さらに安定した状態で容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことのできる更生ライニング材の送込み装置を提供することを目的とする。
本発明は、地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置であって、ベースフレーム部と、該ベースフレーム部の幅方向中央部分に配置されて、マンホールに向けて当該ベースフレーム部の長さ方向に更生ライニング材を連続して送り出すベルトコンベア部と、前記ベースフレーム部に支持させて前記ベルトコンベア部を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラからなる一対のローラ列部と、前記ベルトコンベア部における更生ライニング材の送り出し方向の下流側の端部において、前記ベルトコンベア部の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材を前記ベルトコンベア部との間に挟み込む挟込み駆動ローラとを含んで構成されており、前記一対のローラ列部には、各々、前記ベルトコンベア部による搬送基準面に対して外側に向けて斜め上方に傾斜して取り付けられた曲折誘導ローラが、少なくとも前記送り出し方向の上流側の部分に設けられていると共に、前記搬送基準面に対して垂直な方向よりも前記ベルトコンベア部側に傾くように傾斜して取り付けられた折重ね誘導ローラが、少なくとも前記曲折誘導ローラよりも送り出し方向の下流側の部分に設けられており、且つ前記ベルトコンベア部における最上流部の前記折重ね誘導ローラよりも前記送り出し方向の上流側の部分には、前記ベルトコンベア部の上方に配置されて、前記更生ライニング材の幅方向中央部分を前記ベルトコンベア部に押え付ける押え回転部材が設けられている更生ライニング材の送込み装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記押え回転部材が、前記ベースフレーム部から立設する支持フレームに、弾性部材を介在させて上下動可能に支持されていることにより、前記更生ライニング材を前記ベルトコンベア部に押え付ける付勢力を得るようになっていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記一対のローラ列部には、各々、少なくとも前記折重ね誘導ローラよりも前記送り出し方向の下流側の部分に、折り重ねられた更生ライニング材の横幅を規制するサイド規制ローラが設けられていることが好ましい。
さらに、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベルトコンベア部が、複数のプーリ及び/又はローラと、これらのプーリ及び/又はローラに無端状に巻回される搬送ベルトとを具備しており、前記搬送ベルトの裏面には、巻回方向に延設する、凸条又は凹溝による位置決め用の係合部が設けられており、前記プーリ及び/又はローラの表面には、各々、周方向に延設する、凹溝又は凸条による位置決め用の被係合部が設けられており、前記搬送ベルトの係合部を前記プーリ及び/又はローラの被係合部に係合した状態で、前記搬送ベルトが回転するようになっていることが好ましい。
さらにまた、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部が、基台フレームと、昇降フレームとを含んで構成されており、該昇降フレームは、前記送り出し方向の下流側の端部を回動中心として、前記基台フレームに対して上下方向に回動することにより、前記送り出し方向の上流側の基端部分を昇降させるようになっていることが好ましい。
また、本発明の更生ライニング材の送込み装置は、前記ベースフレーム部の前記昇降フレームにおける前記送り出し方向の上流側の基端部分から、前記送り出し方向の上流側に張り出し可能に支持されて、円筒状ローラからなる弛み防止ローラが設けられていることが好ましい。
本発明の更生ライニング材の送込み装置によれば、マンホールを介して更生ライニング材を既設の埋設管に連続して送り込むための装置を、よりコンパクトに形成できると共に、更生ライニング材を、さらに安定した状態で容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホールや埋設管の内部に送り込むことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置を、搬送用車両の荷台部に設置した状態で示す側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置の上面図である。 図2のA−Aに沿った略示拡大横断面図である。 図2のB−Bに沿った略示縦断面図である。 昇降フレームを上昇させた状態で示す、図2のB−Bに沿った略示縦断面図である。 図3を右側から視た、挟込み駆動ローラ及びローラコンベアの部分の略示後面図である。 送込み装置によって送り出した更生ライニング材を埋設管の内部に引き込む状況の説明図である。
図1〜図6に示す本発明の好ましい一実施形態に係る更生ライニング材の送込み装置10は、図7に示すように、硬化性樹脂からなる可撓性を有するチューブ状の更生ライニング材50を、下水道管等の既設の埋設管56の内周面に密着させた状態で硬化させて、内周面を更生ライニング材50によって被覆することにより、埋設管56による管路を再生させる埋設管の再生・補修工法において用いられる。本実施形態の送込み装置10は、例えば折り重ねられた状態で材料収納箱51に収納されて施工現場に搬入された更生ライニング材50を、到達側のマンホール52の近傍領域に設置したウィンチ等の牽引手段53によって牽引されるワイヤーロープ54を用いて引き込みながら、当該更生ライニング材50を送り込み側のマンホール55を介して埋設管56の内部に連続して送り込む際に、平坦に折り畳まれて材料収納箱51に収納されている更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むようにして好ましくは3重に折り重ねて曲折させた状態で(図6参照)、順次連続して効率良く送り込むことができるようするための装置として開発されたものである。
すなわち、例えば管径がφ600mm程度の埋設管56の内周面を覆うチューブ状の更生ライニング材50は、平坦に折り畳まれた状態では、950mm程度の横幅を有することになるため、そのままの状態では、一般に開口径が600mm程度となっているマンホール55の入り口から、マンホール55や埋設管56の内部に当該更生ライニング材50を送り込むことは困難である。このため、平坦に折り畳まれている更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むようにして曲折させる必要がある。従来の方法では、このような、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、更生ライニング材50を曲折させながら順次マンホール55に送り込む作業は、主として複数の作業員による手作業で行われていたが、更生ライニング材50は、例えば1mあたり15〜50kg程度の相当の重量を有していることもあって、多くの手間と労力を必要としていた。
本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、平坦に折り畳まれている更生ライニング材50を、材料収納箱51において複数段に折り重ねられている状態から開放すると共に(図7参照)、平坦に折り畳まれた状態から、マンホール55の入り口や埋設管56を通過可能な断面形状となるように、丸め込むようにして好ましくは横断方向に3重に折り重ねて曲折させながら(図6参照)、より少ない手間と労力によって、順次マンホール55に連続して効率良く送り込むことができるようにするための装置として開発されたものである。
そして、本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、地中に設置された既設の埋設管56に、更生ライニング材50を、マンホール55を介して連続して送り込むための送込み装置であって、図1〜図6に示すように、ベースフレーム部11と、ベースフレーム部11の幅方向中央部分に配置されて、マンホール55に向けて当該ベースフレーム部11の長さ方向に更生ライニング材50を連続して送り出すベルトコンベア部12と、ベースフレーム部11に支持させてベルトコンベア部12を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラ13a,13bからなる一対のローラ列部14と、ベルトコンベア部12における更生ライニング材50の送り出し方向Xの下流側の端部において、ベルトコンベア部12の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材50をベルトコンベア部12との間に挟み込む挟込み駆動ローラ15とを含んで構成されている。
左右両側の一対のローラ列部14には、各々、ベルトコンベア部12による搬送基準面Pに対して外側に向けて傾斜角度θで斜め上方に傾斜して取り付けられた円筒状の曲折誘導ローラ13a(図3参照)が、少なくとも送り出し方向Xの上流側の部分に設けられていると共に(図2参照)、搬送基準面Pに対して垂直な方向P'よりもベルトコンベア部12側に傾斜角度θ'で傾くように傾斜して取り付けられた円筒状の折重ね誘導ローラ13b(図3参照)が、少なくとも曲折誘導ローラ13aよりも送り出し方向Xの下流側の部分に設けられており(図2参照)、且つベルトコンベア部12における最上流部の折重ね誘導ローラ13bよりも送り出し方向Xの上流側の部分には、ベルトコンベア部12の上方に配置されて、更生ライニング材50の幅方向中央部分をベルトコンベア部12に押え付ける押え回転部材16が設けられている。
また、本実施形態では、更生ライニング材の送込み装置10は、図1に示すように、搬送用車両40として、例えば4tユニック車の荷台部41に設置して用いられるようになっており、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、荷台部41に設置されたベースフレーム部11と舗装面45との間に架設される、ローラコンベア43を備えている。
さらに、本実施形態では、ベースフレーム部11の昇降フレーム11bにおける送り出し方向Xの上流側の端部から、送り出し方向Xの上流側に張り出し可能に支持されて、円筒状ローラからなる弛み防止ローラ17が設けられている(図4、図5参照)。
本実施形態では、送込み装置10を構成するベースフレーム部11は、H形鋼や山形鋼や溝形鋼等を、溶接接合やボルト接合等によって組み付けることで、材料収納箱51と共に4tユニック車40の荷台部41に納まる大きさの、略縦長矩形の平面形状を有するように形成されている(図2参照)。また、ベースフレーム部11は、下段の基台フレーム11aと、上段の昇降フレーム11bとを含んで構成されている(図4参照)。昇降フレーム11bの上に、当該昇降フレーム11bや、昇降フレーム11bから外側に張り出して設けられた支持台11cに支持させて、ベルトコンベア部12、一対のローラ列部14、挟込み駆動ローラ15、押え回転部材16等が取り付けられている(図2〜図4参照)。昇降フレーム11bは、送り出し方向Xの下流側の端部において、ピン支承18aの先端部に設けられた回転連結部18を介して、基台フレーム11aに回転可能にピン接合されている(図4、図5参照)。
昇降フレーム11bは、当該昇降フレーム11b及び基台フレーム11aの長さ方向の中間部分において、これらの両側に設けられた昇降伸縮ジャッキ19を伸縮させることによって、ピン支承18aの先端部の回転連結部18を回動中心として、基台フレーム11aに対して当該昇降フレーム11bを上下方向に回動させることができるようになっている。これによって、昇降フレーム11bの送り出し方向Xの上流側の基端部分を、例えば材料収納箱51に収納された更生ライニング材50の残量に応じて、上下に昇降させることができるようになっている。昇降フレーム11bの送り出し方向Xの上流側の端部には、材料収納箱51から更生ライニング材50がベルトコンベア部12にスムーズに送り込まれるように案内する、例えば細長い横長の円柱形状のローラ部材からなる、ライニング材導入ローラ23が設けられている。
昇降伸縮ジャッキ19は、下端部を、基台フレーム11aの長さ方向の中間部分に設けられたピン接合部19aに接合すると共に、上端部を、昇降フレーム11bの長さ方向の中間部分から立設させたジャッキ支持フレーム19bのピン接合部19cに接合することによって、昇降フレーム11bと基台フレーム11aとの間に介在して取り付けられている。これによって、昇降伸縮ジャッキ19を伸縮させることで、昇降フレーム11bを基台フレーム11aに対して上下方向に回動させて、昇降フレーム11bの上流側の基端部分を上下に昇降させることができるようになっている。
本実施形態では、送込み装置10を構成するベルトコンベア部12は、ベースフレーム部11の昇降フレーム11bに支持させて、ベースフレーム部11の長さ方向に延設して取り付けられている。ベルトコンベア部12は、図2〜図4に示すように、複数のプーリ及び/又はローラ12a,12b,12cと、これらのプーリ及び/又はローラ12a,12b,12cに無端状に巻回される搬送ベルト12dとを具備している。すなわち、ベルトコンベア部12は、更生ライニング材50の送り出し方向Xの上流側の端部に設けられたキャリアローラ12aと、送り出し方向Xの下流側の端部に設けられた主モータープーリ12bと、キャリアローラ12aと主モータープーリ12bとの間に所定の間隔をおいて複数箇所に各々設けられた補助モータープーリ12cと、これらの周囲に無端状に巻回される搬送ベルト12dとを含んで構成されており、キャリアローラ12a、主モータープーリ12b、及び補助モータープーリ12cの上端を連ねた仮想の面が、搬送基準面Pとなっている。
また、本実施形態では、搬送ベルト12dの裏面には、巻回方向に延設する、凸条又は凹溝による位置決め用の係合部12e(本実施形態では、凸条による係合部、図3参照)が設けられており、キャリアローラ12a、主モータープーリ12b、及び補助モータープーリ12cの表面には、周方向に延設する、凹溝又は凸条による位置決め用の被係合部12f(本実施形態では、凹溝による被係合部、図3参照)が設けられている。これらの係合部12eや被係合部12fは、搬送ベルト12d、キャリアローラ12a、主モータープーリ12b、及び補助モータープーリ12cの幅方向中央部に1本ずつ設けられている。搬送ベルト12dは、係合部12eをキャリアローラ12a、主モータープーリ12b、及び補助モータープーリ12cの被係合部12eに係合した状態で、回転するようになっている。これによって、ベルトコンベア部12は、搬送ベルト12dを左右に位置ずれさせることなく、相当の重量を有する更生ライニング材50を、安定した状態で搬送して送り出すことが可能になる。凹溝又は凸条による係合部12eや被係合部12fは、2本以上設けることもできる。
さらに、本実施形態では、キャリアローラ12aと主モータープーリ12bとの間の中間部分には、主モータープーリ12bを介してUターンされた後に、キャリアローラ12aに向けて逆方向に送り返される下段側の搬送ベルト12dを下方から支持する、送り返し支持ローラ12gが設けられている(図4、図5参照)。送り返し支持ローラ12gによって、キャリアローラ12aに向けて送り出し方向Xとは逆方向に送り返される下段側の搬送ベルト12eを、下方に弛ませないように支持することが可能になる。
さらに、本実施形態では、搬送ベルト12dのコンベア面となる表面を覆うようにして、コンベア面に載置されて搬送される更生ライニング材50との間の摩擦力を向上させるための、摩擦増加シート(図示せず)が、搬送ベルト12dの表面に接合一体化されて取り付けられている。このような摩擦増加シートとしては、例えば商品名「ラフトップSS」(三ツ星ベルト株式会社製)等を用いることができる。
本実施形態では、送込み装置10を構成する一対のローラ列部14は、図2及び図3に示すように、ベルトコンベア部12を挟んだ左右両側に、更生ライニング材50の送り出し方向Xに並べて配置された、複数の円筒状ローラ13a,13bを含んで形成されている。円筒状ローラ13a,13bは、例えば金属製や合成樹脂製の円筒形状の部材となっている。円筒状ローラ13a,13bは、各々、ベースフレーム部11の昇降フレーム11bや支持台11cに支持させて昇降フレーム11bから上方に延設して取り付けられた、ローラ受台22aやローラ支持ロッド22b(図3参照)に、ベアリング等を介して回転可能に装着されて取り付けられている。
そして、本実施形態では、一対の各ローラ列部14には、送り出し方向Xの上流側の端部に、ローラ受台22aによって回転可能に支持されて、最上流部の曲折誘導ローラ13aが各々配置されおり、これらの最上流部の曲折誘導ローラ13aの下流側には、上流側の曲折誘導ローラ13aと下流側の折重ね誘導ローラ13bとが対になって隣接配置されたローラ組13cが、各々2対ずつ設けられている(図2参照)。これらのローラ組13cは、各々のローラ列部14の間で、送り出し方向Xの位置を僅かにずらせた位置関係で設けられている(図2における下方のローラ列部14のローラ組13cは、上方のローラ列部14のローラ組13cよりも、送り出し方向Xの下流側に僅かにずれて配置されている。)。一対の各ローラ列部14には、下流側のローラ組13cよりもさらに下流側に配置されて、最下流部の折重ね誘導ローラ13bが、昇降伸縮ジャッキ19の送り出し方向Xの上流側に隣接して、補助モータープーリ12cの直上部分に設けられている。
これらによって、一対のローラ列部14には、各々、円筒状ローラである曲折誘導ローラ13aが、少なくとも送り出し方向Xの上流側の部分として、上流側の端部に配置されて設けられていると共に、円筒状ローラである折重ね誘導ローラ13bが、少なくとも曲折誘導ローラ13aよりも送り出し方向Xの下流側の部分として、最下流部の曲折誘導ローラ13aよりも下流側の部分に、各々2箇所ずつ配置されて設けられている。
また、本実施形態では、一対のローラ列部14に各々3箇所ずつ配置された曲折誘導ローラ13aは、左右両側の列に設けられた各一対の曲折誘導ローラ13a間の間隔が、送り出し方向Xの下流側に向けて、徐々に小さくなるように配置されている。一対のローラ列部14に各々3箇所ずつ配置された折重ね誘導ローラ13bもまた、左右両側の列に設けられた各一対の折重ね誘導ローラ13b間の間隔が、送り出し方向Xの下流側に向けて、徐々に小さくなるように配置されている。これらによって、材料収納箱51からライニング材導入ローラ23を介して搬送ベルト12eの上に順次連続して引き出された更生ライニング材50を、ローラ列部14の曲折誘導ローラ13aによって、スムーズに曲折されるように誘導することが可能になると共に、折重ね誘導ローラ13bによって、スムーズに折り重ねられるように誘導することが可能になる。
さらに、本実施形態では、一対のローラ列部14には、図2及び図4に示すように、各々、少なくとも折重ね誘導ローラ13bよりも送り出し方向Xの下流側の部分として、最下流部の折重ね誘導ローラ13bよりも下流側に、折り重ねられる更生ライニング材50の横幅を規制するサイド規制ローラ13dが、好ましくは送り出し方向と垂直な幅方向の位置を調整可能な状態で、各々3箇所ずつ取り付けられている。本実施形態では、最下流部の折重ね誘導ローラ13bの上流側にも、当該最下流部の折重ね誘導ローラ13bに隣接して、サイド規制ローラ13dが、好ましくは送り出し方向と垂直な幅方向の位置を調整可能な状態で、各々1箇所ずつ取り付けられている。最下流部のサイド規制ローラ13dは、送り出し方向Xの下流側の端部に設けられた挟込み駆動ローラ15の、上流側に隣接して設けられている。
サイド規制ローラ13dは、図4に示すように、各々、ベースフレーム部11の昇降フレーム11bに支持させて、ベースフレーム部11から垂直上方に立設して取り付けられたローラ支持ロッド22dの先端軸部に、ベアリング等を介して回転可能に装着されて取り付けられた、円筒状ローラとなっている。また、ローラ支持ロッド22dは、好ましくは更生ライニング材50の送り出し方向Xと垂直な方向の位置を調整可能となっている。これによって、左右両側の列に設けられた各一対のサイド規制ローラ13d間の間隔を、広げたり狭めたりできるようにうなっている。またこれによって、折重ね誘導部14bにおいて丸め込まれるように曲折されて、横断方向に折り重ねられる更生ライニング材50の横幅を規制して、送り出される更生ライニング材50の横幅を調整できるようになっている。
本実施形態では、送込み装置10を構成する挟込み駆動ローラ15は、図2、図4、及び図6に示すように、回転モータによって回転駆動可能な、細長い横長の円柱形状のローラ部材となっている。挟込み駆動ローラ15は、ベースフレーム部11の昇降フレーム11cから立設してベルトコンベア部12の両側に配置された、一対の支柱部材15a間に架設された横梁鋼材15bを介して、両端部を回転可能に支持された状態で、ベルトコンベア部12の主モータープーリ12bの直上部分に、これと平行に延設して取り付けられている。これによって、挟込み駆動ローラ15は、ベルトコンベア部12による送り出し方向Xの最下流部分において、主モータープーリ12bとの間に、丸め込むようして好ましくは3枚重ねに折り重ねて挟み込んだ状態で、更生ライニング材50を、さらに下流側に送り出すことができるようになっている(図6参照)。
また、本実施形態では、挟込み駆動ローラ15は、これの両端部を支持させた横梁鋼材15bを、支柱部材15aに沿って上下に移動させて、所定の高さ位置に固定することで、高さ方向の位置を調整できるようになっている。また挟込み駆動ローラ15は、横梁鋼材15bと共に支柱部材15aから取り外すことができるようになっている。挟込み駆動ローラ15が、高さ方向の位置を調整可能となっていることにより、更生ライニング材50の径の大きさや、更生ライニング材50の肉厚等に応じて、マンホール55や埋設管56に送り込まれる際の更生ライニング材50の厚さを、適宜調整することが可能になる。挟込み駆動ローラ15が、横梁鋼材15bと共に支柱部材15aから取り外し可能となっていることにより、これらを取り外した状態で、例えば4tユニック車のクレーン部42(図1参照)によって、折り重ねた更生ライニング材50を引き上げて、必要に応じて更生ライニング材50を、ベルトコンベア部12やマンホール55から抜き出すことができるようになっている。
そして、本実施形態では、ベルトコンベア部12における最上流部の折重ね誘導ローラ13bよりも送り出し方向Xの上流側の部分には、図2〜図5に示すように、ベルトコンベア部12の上方に配置されて、材料収納箱51からライニング材導入ローラ23を介してベルトコンベア部12に送り込まれた更生ライニング材50を、ベルトコンベア部12に押え付ける、押え回転部材16が設けられている。押え回転部材16は、本実施形態では、例えば一本の回転軸16aに2本のタイヤを装着したダブルタイヤによるものとなっている。押え回転部材16は、例えば昇降フレーム11bの支持台11cから立設させて、ベルトコンベア部12を挟んだ両側に跨って設けられた、門形支持フレーム20(図3)に支持させた状態で取り付けられている。
門形支持フレーム20は、ベルトコンベア部12を挟んだ両側に配置された、開放辺を下方に向けた側面視コの字形状の側部フレーム部20a(図4、図5参照)と、これらの側部フレーム部20aの上辺部20bの間に架設された、中央部分に支持ボックス21を一体として備えるパイプ状梁部材20c(図3参照)とを含んで構成されている。パイプ状梁部材20cは、ベルトコンベア部12の上方を横断して架設されていることで、一対の側部フレーム部20aと共に門形支持フレーム20を形成している。
押え回転部材16は、パイプ状梁部材20cの中央部分に設けられた支持ボックス21から下方に延設する、一対の軸支プレート22に回転軸16aを支持させて、ベルトコンベア部12の幅方向中央部分の直上部に配置されて取り付けられている。支持ボックス21は、パイプ状梁部材20cに一体として取り付けられた外側ボックス21aと、外側ボックス21aの内側に上下方向に摺動可能に装着された内側ボックス21bとを備えている(図4、図5参照)。一対の軸支プレート22は、内側ボックス21bの下端部分から下方に延設して取り付けられている。外側ボックス21aと内側ボックス21bとは、支持ボックス21の内部に収容されたに弾性部材21cとして、例えばコイルバネを介して連結されていることにより、内側ボックス21bは、外側ボックス21aに対して上下動可能に取り付けられている。これによって、押え回転部材16は、弾性部材21cを介在させて、ベースフレーム部11の昇降フレーム11bから立設する門形支持フレーム20のパイプ状梁部材20cに、上下動可能に支持されることになるので、この弾性部材21cによって、送り出された更生ライニング材50の幅方向中央部分を、上方からベルトコンベア部12に押え付けるための付勢力を、容易に得ることができるようになっている。
また、本実施形態では、押え回転部材16は、例えば当該押え回転部材16を支持するパイプ状梁部材20cを、パイプの周方向周りに回転させることによって、パイプ状梁部材20cから下方に垂下されている状態から、例えばベルトコンベア部12による送り出し方向Xの上流側に向けて、横方向に起こした状態で配置することができるようになっている(図4の2点鎖線参照)。さらに、押え回転部材16は、例えば当該押え回転部材16を支持するパイプ状梁部材20cを、一方の側部フレーム部20aの上辺部20bに回転可能に支持された一方の端部20d(図3参照)を回動中心として、他方の端部を他方の側部フレーム部20aから離間させつつ横方向に回動させることによって、支持ボックス21を介してパイプ状梁部材20cの中央部分に取り付けられた当該押え回転部材16を、ベルトコンベア部12の幅方向中央部分の直上部から、外側に逃がすことができるようになっている。これによって、押え回転部材16を外側に逃がした状態で、例えば4tユニック車のクレーン部42(図1参照)によって、折り重ねた更生ライニング材50を引き上げることにより、必要に応じて更生ライニング材50を、ベルトコンベア部12やマンホール55から抜き出すことができるようになっている。
本実施形態では、上述のように、ベースフレーム部11は、基台フレーム11aと、昇降フレーム11bとを含んで構成されており、図4及び図5に示すように、ベルトコンベア部12、ローラ列部14、挟込み駆動ローラ15、押え回転部材16等が取り付けられた昇降フレーム11bは、昇降伸縮ジャッキ19を伸縮させることによって、回転連結部18を回動中心として上下方向に回動することで、例えば材料収納箱51に収納された更生ライニング材50の残量に応じて、送り出し方向Xの上流側の基端部分を上下に昇降させることができるようになっている。
また、本実施形態では、例えば図5に示す昇降フレーム11bを上昇させた状態では、更生ライニング材50を収納した材料収納箱51と、昇降フレーム11bの上流側の端部に設けられたライニング材導入ローラ23との間の間隔が大きくなるため、材料収納箱51からベルトコンベア部12に、更生ライニング材50を送り込み難くなるが、本実施形態では、上述のように、昇降フレーム11bにおける送り出し方向Xの上流側の端部から、送り出し方向Xの上流側に張り出し可能に支持されて、弛み防止ローラ17が設けられていることで、更生ライニング材50をベルトコンベア部12にスムーズに送り込むことができるようになっている。
すなわち、弛み防止ローラ17は、例えば細長い横長の円柱形状のローラ部材からなり、これの両端部が、スライドパネル17aの先端部に一体として取り付けられた支持パイプの両端部に固定された、軸支プレート17cの上端部に、各々回転可能に軸支されることで、送り出し方向Xと垂直な方向に延設して、ライニング材導入ローラ23と平行に配置されて設けられている(図2、図5参照)。スライドパネル17aは、例えばチエーンや歯車等からなるスライド機構17bによって、昇降フレーム11bの下面に沿って、送り出し方向Xの上流側に向けて進退可能に設けられている。弛み防止ローラ17は、スライドパネル17aを送り出し方向Xの上流側に前進させることで、昇降フレーム11bの上流側の端部から、さらに上流側に、その張出し量を調整して張り出すことができるようになっている(図2参照)。
弛み防止ローラ17が、昇降フレーム11bの上流側の端部から張り出し可能に設けられていることにより、更生ライニング材50を収納した材料収納箱51と、昇降フレーム11bの端部のライニング材導入ローラ23との間の間隔部分に、弛み防止ローラ17を、所定の張出し量で張り出させた状態で配置することが可能になる。これによって、材料収納箱51とライニング材導入ローラ23との間の間隔が大きくなった場合でも、これらの間隔部分の中間位置で、材料収納箱51から送り出される更生ライニング材50を、弛み防止ローラ17によって下方から支持することが可能になるので、更生ライニング材50を弛ませることなく、安定した状態でスムーズにベルトコンベア部12に送り込むことが可能になる。
本実施形態では、更生ライニング材の送込み装置10は、上述のように、搬送用車両40として、例えば4tユニック車の荷台部41に設置して用いられるようになっており、図1、図2、及び図4に示すように、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、荷台部41に設置されたベースフレーム部11と舗装面45との間に架設される、ローラコンベア43を備えている。ローラコンベア43は、縦長矩形の金属枠43aの内側に、細長い円柱形状の多数のローラ部材43bを、両端を回転可能に支持させて平行に並べて配置することにより形成された、公知のコンベア部材である。ローラコンベア43は、その上端部をベースフレーム部11の後端部に係着すると共に、その下端部を、キヤスター43cを介して舗装面45に支持させることにより、ベースフレーム部11と舗装面45との間に、斜めに傾斜した状態で取り付けられる。
ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部に連設させて、ベースフレーム部11と舗装面45との間にローラコンベア43が取り付けられていることにより、4tユニック車40の荷台部41に設置された送込み装置10のベルトコンベア部12から、マンホール55に向けて、丸め込むようして折り重ねられた更生ライニング材50を、よりスムーズに且つ安定した状態で送り出すことが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10は、更生ライニング材50が収納された材料収納箱51と共に、4tユニック車40の荷台部41に積載されて、図7に示すように、例えば施工現場である送り込み側のマンホール55の近傍部分に搬入される。施工現場に送込み装置10を搬入したら、ベースフレーム部11の後端部と舗装面45との間に、ローラコンベア43を斜めに傾斜した状態で取り付ける。
しかる後に、複数の作業員によって、ベルトコンベア部12を駆動させる前の、停止した状態の搬送ベルト12dの上で、送り出される更生ライニング材50の端部処理を行う。すなわち、設置された材料収納箱51から更生ライニング材50の先端部分を引き出すと共に、引き出した先端部分を丸め込むようにして折り畳んだ状態で、折り畳んだ先端部分に、到達側のマンホール52、埋設管56、及びの送り込み側のマンホール55の内部を介して、到達側のマンホール52の近傍領域に設置した牽引手段53から延設させた、ワイヤーロープ54の端部を接続する作業を行う。
更生ライニング材50の端部処理を行ったら、好ましくは有線又は無線のリモートコントローラを介して、ベルトコンベア部12の駆動を制御することにより、作業員による補助作業を適宜受けながら、略自動的に、更生ライニング材50を、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むように曲折させた状態で、順次連続して効率良く送り込むことが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、ベルトコンベア部12を駆動して搬送ベルト12dを回動させることで、更生ライニング材50は、搬送ベルト12dの表面との摩擦力によって、或いは更生ライニング材50を挟み込んだ挟込み駆動ローラ15の駆動力によって、ワイヤーロープ54を介した牽引手段53からの牽引力を受けながら、材料収納箱51から搬送ベルト12dの上に順次連続して引き出されることになる。引き出された更生ライニング材50は、搬送ベルト12dと共に送り出し方向Xの下流側に移動して行くと共に、両側の一対のローラ列部14の曲折誘導ローラ13aによって曲折するように誘導された後に、さらに折重ね誘導ローラ13bによって、丸め込むようにして好ましくは3重に折り重ねられるように誘導される(図3、図6参照)。3重に折り重ねられるように誘導された更生ライニング材50は、さらに下流側において、挟込み駆動ローラ15と主モータープーリ12bとの間に挟み込まれることで圧縮されることにより、マンホール55の入り口や埋設管56の内部を通過可能な断面形状となるように、丸め込むように曲折された状態で、送り込み側のマンホール55に向けて送り出されて行くことになる。
また、本実施形態によれば、ベルトコンベア部12における最上流部の折重ね誘導ローラ13bよりも送り出し方向Xの上流側の部分には、ベルトコンベア部12の上方に配置されて、更生ライニング材50の幅方向中央部分をベルトコンベア部12に押え付ける押え回転部材16が設けられているので、更生ライニング材50の幅方向中央部分が押え付けられることで、両側の縁部分を曲折誘導ローラ13aによって持ち上げるようにして、更生ライニング材50をよりスムーズに曲折させることが可能になる。これによって、曲折誘導ローラ13aや折重ね誘導ローラ13bの数を少なくすると共に、ベルトコンベア部12やローラ列部14の延長を短くすることが可能になって、例えば特願2014−55330号に記載の更生ライニング材の送込み装置と比較して、よりコンパクトに装置を形成することが可能になる。特に、例えばφ700mm以下の小口径の埋設管56を補修するための更生ライニング材50を送り込む際に、本実施形態の送込み装置10を有効に用いることが可能になる。
したがって、本実施形態の更生ライニング材の送込み装置10によれば、マンホール55を介して更生ライニング材50を既設の埋設管56に連続して送り込むための装置を、よりコンパクトに形成できると共に、更生ライニング材50を、さらに安定した状態で容易に且つスムーズに連続して曲折させて、マンホール55や埋設管56の内部に送り込むことが可能になる。
また、本実施形態によれば、ベルトコンベア部12の送り出し方向Xの下流側の端部において、更生ライニング材50が、挟込み駆動ローラ15と主モータープーリ12bとの間に挟み込まれた状態となっているので、挟込み駆動ローラ15の駆動を停止することにより、更生ライニング材50のマンホール55や埋設管56への送り込みを停止することが可能になって、作業の安全性を向上させることが可能になると共に、挟込み駆動ローラ15を逆方向に回転駆動させることで、更生ライニング材50をマンホール55や埋設管56から容易に引き出すことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、更生ライニング材の幅方向中央部分をベルトコンベア部に押え付ける押え回転部材は、一本の回転軸に2本のタイヤを装着したダブルタイヤによるものである必要は必ずしも無く、更生ライニング材の幅方向中央部分を回転しながら上方から押え付けることが可能な、その他の種々のローラ部材やプーリー部材や車輪部材等であっても良い。押え回転部材に付勢力を与える手段は、コイルバネ等の弾性部材によるものである必要は必ずしも無く、センサ等によって荷重を制御できる電動によるもの等であっても良い。また、送込み装置は、搬送用車両の荷台部に設置して用いる必要は必ずしも無く、舗装面等に設置して用いることもできる。
10 更生ライニング材の送込み装置
11 ベースフレーム部
11a 基台フレーム
11b 昇降フレーム
11c 支持台
12 ベルトコンベア部
12a キャリアローラ
12b 主モータープーリ
12c 補助モータープーリ
12d 搬送ベルト
12e 位置決め用の係合部
12f 位置決め用の被係合部
13a 曲折誘導ローラ(円筒状ローラ)
13b 折重ね誘導ローラ(円筒状ローラ)
13d サイド規制ローラ
14 ローラ列部
15 挟込み駆動ローラ
16 押え回転部材
17 弛み防止ローラ
18 回転連結部
18a ピン支承
19 昇降伸縮ジャッキ
20 門形支持フレーム
20a 側部フレーム部
20c パイプ状梁部材
21 支持ボックス
21a 外側ボックス
21b 内側ボックス
21c 弾性部材
22 軸支プレート
23 ライニング材導入ローラ
40 搬送用車両(4tユニック車)
41 荷台部
43 ローラコンベア
44 下端部サイド規制ローラ
45 舗装面
50 更生ライニング材
51 材料収納箱
52 到達側のマンホール
53 牽引手段
54 ワイヤーロープ
55 送り込み側のマンホール
56 埋設管
P 搬送基準面
P’ 搬送基準面に対して垂直な方向
X 送り出し方向

Claims (6)

  1. 地中に設置された既設の埋設管に、更生ライニング材を、マンホールを介して連続して送り込むための更生ライニング材の送込み装置であって、
    ベースフレーム部と、該ベースフレーム部の幅方向中央部分に配置されて、マンホールに向けて当該ベースフレーム部の長さ方向に更生ライニング材を連続して送り出すベルトコンベア部と、前記ベースフレーム部に支持させて前記ベルトコンベア部を挟んだ左右両側に並べて配置された、複数の円筒状ローラからなる一対のローラ列部と、前記ベルトコンベア部における更生ライニング材の送り出し方向の下流側の端部において、前記ベルトコンベア部の上方に配置されることで、折り重ねた更生ライニング材を前記ベルトコンベア部との間に挟み込む挟込み駆動ローラとを含んで構成されており、
    前記一対のローラ列部には、各々、前記ベルトコンベア部による搬送基準面に対して外側に向けて斜め上方に傾斜して取り付けられた曲折誘導ローラが、少なくとも前記送り出し方向の上流側の部分に設けられていると共に、前記搬送基準面に対して垂直な方向よりも前記ベルトコンベア部側に傾くように傾斜して取り付けられた折重ね誘導ローラが、少なくとも前記曲折誘導ローラよりも送り出し方向の下流側の部分に設けられており、
    且つ前記ベルトコンベア部における最上流部の前記折重ね誘導ローラよりも前記送り出し方向の上流側の部分には、前記ベルトコンベア部の上方に配置されて、前記更生ライニング材の幅方向中央部分を前記ベルトコンベア部に押え付ける押え回転部材が設けられている更生ライニング材の送込み装置。
  2. 前記押え回転部材は、前記ベースフレーム部から立設する支持フレームに、弾性部材を介在させて上下動可能に支持されていることにより、前記更生ライニング材を前記ベルトコンベア部に押え付ける付勢力を得るようになっている請求項1記載の更生ライニング材の送込み装置。
  3. 前記一対のローラ列部には、各々、少なくとも前記折重ね誘導ローラよりも前記送り出し方向の下流側の部分に、折り重ねられた更生ライニング材の横幅を規制するサイド規制ローラが設けられている請求項1又は2記載の更生ライニング材の送込み装置。
  4. 前記ベルトコンベア部は、複数のプーリ及び/又はローラと、これらのプーリ及び/又はローラに無端状に巻回される搬送ベルトとを具備しており、前記搬送ベルトの裏面には、巻回方向に延設する、凸条又は凹溝による位置決め用の係合部が設けられており、前記プーリ及び/又はローラの表面には、各々、周方向に延設する、凹溝又は凸条による位置決め用の被係合部が設けられており、前記搬送ベルトの係合部を前記プーリ及び/又はローラの被係合部に係合した状態で、前記搬送ベルトが回転するようになっている請求項1〜3のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  5. 前記ベースフレーム部は、基台フレームと、昇降フレームとを含んで構成されており、該昇降フレームは、前記送り出し方向の下流側の端部を回動中心として、前記基台フレームに対して上下方向に回動することにより、前記送り出し方向の上流側の基端部分を昇降させるようになっている請求項1〜4のいずれか1項記載の更生ライニング材の送込み装置。
  6. 前記ベースフレーム部の前記昇降フレームにおける前記送り出し方向の上流側の基端部分から、前記送り出し方向の上流側に張り出し可能に支持されて、円筒状ローラからなる弛み防止ローラが設けられている請求項5記載の更生ライニング材の送込み装置。
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