JP6266134B2 - 部品取り付け構造 - Google Patents

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    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/14Mounting supporting structure in casing or on frame or rack

Description

この発明は、基板などの部品をベース部材に取り付ける部品取り付け構造に関する。
従来、ベース部材への基板の取り付けは、ベース部材へのねじ止めが一般的であった。
しかしながら、サイズの小さい基板では、ねじ穴などのねじ止め構造を設けるスペースがとれないか、あるいは、基板に合わせてねじおよびねじ穴のサイズを小さくする必要がある。ねじ止め構造のサイズが異なると、その分だけねじ止め工数が増える。また、部品点数も増加することから製品全体の重量増加も否めない。
そこで、従来から、ねじを使用しない部品取り付け構造が提案されている。
例えば、特許文献1には、係合爪と係合孔との係合でカバーをケースに取り付けることによって、基板をケースとカバーとで挟持する基板固定構造が開示されている。
また、基板をガタなく固定することを目的として、カバーに撓曲可能なヒンジ片を形成し、このヒンジ片の先端に突設された突起で基板をケース側に押圧することも記載されている。
特開2013−153026号公報
ねじ止めで基板をベース部材に取り付ける構造は、ねじ止め工数および部品点数が増加する。特に、基板のサイズが小さいと、ねじ止め構造を設けるスペースを確保できない。
一方、特許文献1に記載される構造は、カバーをケースに係合固定して基板をケースに取り付けるため、ねじ止めが不要である。
また、カバーとケースで基板を挟持したときに、カバーに設けたリブを当接させて基板が全体的に反らないようにしている。
しかしながら、この構造では、ヒンジ片の突起が押圧する基板の部分に対応するケース側の部材がない。このため、ヒンジ片の突起が押圧する部分については、部分的な反りが生じることを避けられない。
基板に部分的な反りが生じると、この反りによって発生した応力は、基板に実装された部品に加わり続けるため、部品の誤動作および部品寿命の短縮の要因となり、部品が損傷する可能性もある。特に、基板のサイズが小さい場合は、基板の部分的な反りで発生した応力が部品に加わりやすく、上記不具合を起こす可能性が高い。
この発明は、上記の課題を解決するもので、ねじ止めが不要であり、部品を反らさずにガタなく取り付けることができる部品取り付け構造を得ることを目的とする。
この発明に係る部品取り付け構造は、部品が配置されるベース部材と、部品を覆うカバー部材とを備え、ベース部材とカバー部材とによって部品が挟持される。
カバー部材は、部品を覆う本体部と、本体部の端部に設けられたカバー側係合部と、本体部に設けられ、部品に当接してベース部材の側に押圧する弾性部とを備える。
ベース部材は、カバー側係合部と係合してカバー部材を係合固定するベース側係合部と、弾性部が当接して押圧する部品の部分に対向した位置に設けられて、当該部分をベース部材の側から支持する支持部とを備える。
カバー側係合部は、本体部の端部から外側に延びた係合片および係合片に設けられた位置決め片からなる係合片部と、本体部の端部に対向する他端部から外側に延びた梁部およびこの梁部に繋がる係合爪からなる係合爪部とを備える。
ベース側係合部は、位置決め片により決められた位置まで係合片が挿入されて係合片部と係合することにより本体部の端部を係合固定する係合孔部と、係合爪部に引っ掛け係合されて本体部の他端部を係合固定する引っ掛け係合部とを備える。
カバー部材は、本体部から突出して設けられてベース部材に当接する突部を備え、突部を支点として係合片をベース部材の側に撓ませて係合孔部と係合させ、突部を支点として梁部をベース部材の側に撓ませて引っ掛け係合部に引っ掛け係合させることにより、ベース部材に弾性的に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、基板などの部品をカバー部材とベース部材で挟持する構造として、ねじ止めを不要としている。また、ベース部材に係合固定されるカバー部材の弾性部で基板をベース部材側へ押圧するとともに、この押圧力が加わる基板上の点をベース部材側で基板の反対側からも支持するように構成したので、部品を反らさずにガタなく取り付けることができる。
この発明の実施の形態1に係る部品取り付け構造が適用される電子機器内を示す斜視図である。 図1の領域Aおよび領域Aに配置される基板を示す斜視図である。 実施の形態1におけるカバー部材を示す図である。 カバー部材を用いた基板のベース部材への取り付け態様を示す斜視図である。 実施の形態1に係る部品取り付け構造を上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係る部品取り付け構造の側面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る部品取り付け構造が適用される電子機器1内を示す斜視図であり、電子機器1の天板を取り外した内部の構造を示している。また、図1では、ベース部材2の領域Aに配置される基板などの記載を省略している。
図1で内部構造を示した電子機器1は、この発明の部品取り付け構造が適用される電子機器1を具体化した例であり、車載用のディスク再生装置である。なお、電子機器1としては、例えば、車載用のナビゲーション装置、ディスプレイ付きオーディオ機器などであってもよい。また、車載用に限らず、一般の電子機器であってもよい。さらに、この発明は、取り付け対象の部品によっては電子機器以外に適用しても構わない。
ベース部材2は、この発明におけるベース部材に相当する部材であり、図1に示すように、電子機器1の筐体枠によって周囲が囲まれた部品配置面を有する。この部品配置面に電子機器1内の部品が配置される。
また、ベース部材2は、例えば板金のプレス加工で形成してもよいが、アルミニウム、マグネシウムなどを用いたダイカスト成形で形成してもよい。
図1では、ベース部材2に基板100を取り付けた場合を示している。基板100は、ベース部材2の部品配置面の大部分を占めるサイズの大きな基板である。
基板サイズが大きければ、部品実装以外の基板取り付け用のスペースを容易に確保することができる。例えば、基板100の四隅を基板取り付け用のスペースとして、ねじ止め構造を設ける。これにより、基板100は、ねじ101を用いてベース部材2に取り付けられる。
一方、領域Aに取り付けられるサイズの小さい基板は、部品実装以外の基板取り付け用のスペースを確保することは困難である。このため、基板とは別に設けた部材によって、ベース部材に取り付ける必要がある。
そこで、この発明に係る部品取り付け構造では、基板とは別に設けたカバー部材を使用し、基板をベース部材とカバー部材で挟持して取り付ける。
図2は、図1の領域Aおよび領域Aに配置される基板4を示す斜視図であり、この発明に係る部品取り付け構造における取り付け対象の部品が基板4である場合を示している。
また、図3は、実施の形態1におけるカバー部材3を示す図である。図3(a)はカバー部材3の表側の斜視図であり、図3(b)はカバー部材3の裏側の斜視図である。
ベース部材2の領域Aには、図2に示すように、位置決め片2a−1〜2a−5、支持部2b−1〜2b−5、係合孔部2cおよびフック部2d−1,2d−2が形成されている。位置決め片2a−1〜2a−5は、ベース部材2の領域Aにおける基板4の取り付け位置を位置決めする片部であり、例えば、ベース部材2を構成する板金を切り起こして形成される。
支持部2b−1〜2b−4は、この発明における支持部を具体化したものであり、ベース部材2の部品配置面から突出して設けられる。
また、支持部2b−1〜2b−4は、基板4の縁部に対向する位置に設けられ、図2に示すように、基板4の中心線aを境とした両側で対称となるように配置されている。
ただし、基板4に反りが発生しないでガタなく支持できる範囲であれば、支持部を非対称に設けても構わない。
カバー部材3のばね部3g−1〜3g−4は、支持部2b−1〜2b−4が配置された上記位置に対向する基板4の部分を押圧するように配置されている。従って、ばね部3g−1〜3g−4に押圧された基板4の部分は、支持部2b−1〜2b−4によってベース部材2の側から支持される。
このように、基板4は、ベース部材2とカバー部材3によって中心線aを境とした両側で対称となる位置で押圧支持されるので、ベース部材2上で傾くことなく適切に取り付けられる。ただし、ベース部材2とカバー部材3によって基板4に反りが発生しないでガタなく支持できる範囲であれば、支持部を非対称に設けてもよく、これに応じてばね部が非対称であってもよい。
なお、図2では、4つの支持部2b−1〜2b−4を設けて基板4を4箇所で支持する場合を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、中心線aが通る1箇所および中心線aを境とした両側に対称となるように2箇所の計3つの支持部を設けて、基板4を3箇所で支持してもよい。また、支持部のサイズを大きくして複数のばね部が押圧する基板4の部分を1つの支持部で支持するように構成してもよい。すなわち、この発明における支持部は、ばね部によって押圧される基板4の部分を支持できる数および構造であればよい。
支持部2b−5は、支持部2b−1〜2b−4と異なり、ばね部3g−1〜3g−4によらず、基板4の端部を支持する。
なお、支持部2b−1〜2b−5は、例えば、板金のプレス加工によりベース部材2と一体に形成される。
係合孔部2cは、この発明におけるベース側係合部を具体化したものであって、図3を用いて後述するカバー部材3の係合片部3bと係合することにより、本体部3aの端部を係合固定する。例えば、係合孔部2cは、図2に示すように、ベース部材2を構成する板金の一部を部品配置面から盛り上げ、この盛り上げ部分における基板4が配置される側をベース部材2の裏側まで貫通させて形成される。
なお、図2では、係合孔部2cを、カバー部材3の係合片部3bに合わせて1つだけ設けた場合を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、係合片部3bが2つ以上ある場合に、これに合わせて係合孔部2cも2つ以上設けてもよい。また、係合孔部2cを基板4の端辺に沿った長穴として、複数の係合片部3bと1つの係合孔部2cが係合させても構わない。
すなわち、ベース側係合部は、カバー部材3を用いて基板4をベース部材2に取り付けたときにカバー側係合部と係合できる数あるいは大きさであればよい。
フック部2d−1,2d−2は、この発明におけるベース側係合部の引っ掛け係合部を具体化した構成要素であり、図3を用いて後述する係合爪部3c−1,3c−2が引っ掛け係合することにより本体部3aの他端部を係合固定する。例えば、フック部2d−1,2d−2は、図2に示すようにベース部材2を構成する板金を切り起こした片部を、ベース部材2の裏面方向に曲げて鍵状にしたものである。
なお、図2では、カバー部材3の係合爪部3c−1,3c−2に合わせて2つのフック部2d−1,2d−2を設けた場合を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、カバー部材3に係合爪部を1つだけ形成し、ベース部材2にフック部を1つだけ形成してもよい。反対に、カバー部材3に係合爪部を3つ以上形成し、これに合わせてフック部も3つ以上形成してもよい。
また、これまで、ベース側係合部をフック部2d−1,2d−2として具体化した場合を示したが、この構造に限定されるものではない。
例えば、フック部の代わりに係合孔部としてもよい。この場合、カバー部材3の係合爪部3c−1,3c−2は、この係合孔部の開口縁部に引っ掛け係合する。
すなわち、ベース側係合部は、カバー部材3を用いて基板4をベース部材2に取り付けたときにカバー側係合部と係合できる構造であればよい。
カバー部材3は、この発明におけるカバー部材に相当する部材であって、基板4を覆うようにベース部材2に取り付けられる。
また、カバー部材3は、図3(a)に示すように、本体部3a、係合片部3b、係合爪部3c−1,3c−2、ばね部3g−1〜3g−4および突部3fを備えて構成される。
本体部3aは、カバー部材3をベース部材2に取り付けたときに基板4を覆う部分であり、例えば、図3(a)のように中心線bを有する板状部分として形成される。
また、本体部3aは、ばね部3g−1〜3g−4および突部3fを備える。ばね部3g−1〜3g−4は、本体部3aの板面部に形成され、突部3fは、本体部3aの基板4に対向することとなる面側の縁部から突出して形成されている。
以降では、本体部3aの基板4に対向することとなる面を裏面、その反対側の面を表面と呼ぶこととする。
また、例えば、基板4を介してカバー部材3をベース部材2に取り付けたときに、本体部3aの中心線bが基板4の中心線aに重なる位置となる場合、本体部3aの中心線bを境とした両側で対称となるように、係合片部3bが配置された側に2つの突部3fが設けられ、係合爪部3c−1,3c−2が配置された側に2つの突部3fが設けられる。
係合片部3bは、この発明におけるカバー側係合部を具体化した構成要素であり、本体部3aの端部に設けられてベース側係合部と係合する。実施の形態1では、係合片部3bがベース部材2の係合孔部2cと係合することにより、本体部3aの端部がベース部材2に係合固定される。なお、係合片部3bは、例えば、本体部3aの中心線bに沿って形成されている。
また、係合片部3bは、係合片3b1および位置決め片3b2から構成されている。
係合片3b1は、図3(a)に示すように、本体部3aの端部から外側に延びた片部である。位置決め片3b2は、係合片3b1から立設された片部であって、係合孔部2cの開口縁部に当接して係合片3b1の挿入位置を決める。すなわち、係合片3b1は、位置決め片3b2が係合孔部2cの開口縁部に当接する位置まで係合孔部2cに挿入される。
なお、係合片3b1は、本体部3aに繋がった片持ち梁として上下方向(カバー部材3の表裏方向)に撓ませることができる。
係合爪部3c−1,3c−2は、この発明におけるカバー側係合部を具体化した構成要素であり、ベース部材2のフック部2d−1,2d−2に引っ掛け係合して本体部3aの他端部がベース部材2に係合固定される。
なお、係合爪部3c−1,3c−2を、例えば、本体部3aの中心線bを境とした両側で対称となるように形成することで、カバー部材3を偏りなくベース部材2に取り付けることができる。
また、係合爪部3c−1,3c−2は、図3(a)に示すように、本体部3aの他端部から外側に延びた梁部3dおよび梁部3dに繋がる係合爪3eから構成される。
梁部3dは、本体部3aに繋がる片持ち梁として上下方向(カバー部材3の表裏方向)に撓ませることができる。係合爪3eは、梁部3dの自由端に接続されて先端部が鍵状に形成されており、梁部3dの撓みに応じて本体部3aに対して上下方向に移動する。
なお、係合爪部3c−1,3c−2において、係合爪3eの代わりに、梁部3dの先に係合孔を形成してもよい。この場合、フック部2d−1,2d−2は、上記係合孔の開口縁部に引っ掛け係合する形状に変更する。すなわち、この発明は、カバー側係合部とベース側係合部とを凹凸係合によって引っ掛け係合としてもよく、また、その場合、いずれに凸部または凹部を設けても構わない。
ばね部3g−1〜3g−4は、この発明における弾性部を具体化した構成要素であり、カバー部材3をベース部材2に取り付けたときに、基板4に当接してベース部材2の側に押圧する。例えば、基板4を介してカバー部材3をベース部材2に取り付けたときに、本体部3aの中心線bが基板4の中心線aに重なる位置になる場合、ばね部3g−1,3g−2とばね部3g−3,3g−4を、図3(a)に示すように、本体部3aの中心線bを境とした両側で対称に形成してもよい。これにより、基板4を偏りなくベース部材2の側に押圧することができる。
図3(b)に示すように、ばね部3g−1〜3g−4は、基部3h、梁部3iおよび突起3jを備えて構成される。基部3hは、本体部3aに形成され、両側に梁部3iが接続されている。すなわち、ばね部3g−1およびばね部3g−2、ばね部3g−3およびばね部3g−4のそれぞれは、基部3hの両側に梁部3iが接続された片持ち梁構造となっている。梁部3iは、基部3hを支点として上下方向(カバー部材3の表裏方向)に撓むことができる。突起3jは、梁部3iの自由端から裏面方向に突出して設けられる。
カバー部材3をベース部材2に取り付けると、ばね部3g−1〜3g−4は、突起3jが基板4に当接してベース部材2の側に押圧する。図2を用いて前述したように、支持部2b−1〜2b−4は、ベース部材2において、突起3jが基板4に当接する部分に対向した位置に配置されている。このように構成することで、ばね部3g−1〜3g−4からの押圧力が支持部2b−1〜2b−4によって受けられて、基板4の部分的な反りが防止される。
図3では、カバー部材3が4つのばね部3g−1〜3g−4を有する構成を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、中心線bが通る1箇所および中心線bを境とした両側に対称となるように2箇所の計3つのばね部を設けて、基板4を3箇所で押圧してもよい。
すなわち、この発明における弾性部は、支持部に対向した基板4の部分を押圧できる数および構造であればよい。
次に、カバー部材3を用いた基板4のベース部材2への取り付けについて説明する。
図4はカバー部材3を用いた基板4のベース部材2への取り付け態様を示す図である。
図5は、実施の形態1に係る部品取り付け構造を上方から見た斜視図である。図6は、実施の形態1に係る部品取り付け構造の側面図である。
まず、図2のように基板4をベース部材2に配置する。
次に、図4に示すように、カバー部材3の係合片部3bをベース部材2の係合孔部2cに係合させる。このとき、係合片部3bの係合片3b1を、位置決め片3b2が係合孔部2cの開口縁部に当接する位置まで挿入する。
次に、係合孔部2cに挿入された係合片3b1と係合孔部2cの開口縁部とが当接した部分を回動支点として、カバー部材3を、ベース部材2のフック部2d−1,2d−2に向かうB方向に回動させて、係合爪部3c−1,3c−2を、フック部2d−1,2d−2に引っ掛け係合させる。これにより、図5に示すように、基板4はカバー部材3に覆われた状態でベース部材2に取り付けられる。
このように実施の形態1に係る部品取り付け構造は、ねじ止めが不要であり、カバー部材3を回動させる簡単な作業で、基板4をベース部材2に取り付けることができる。
図5に示す状態では、カバー部材3のばね部3g−1〜3g−4が、突起3jを介して基板4を押圧しており、支持部2b−1〜2b−4は、ばね部3g−1〜3g−4が押圧している基板4の部分をそれぞれ支持している。これにより、基板4を反らさずにガタなくベース部材2上に取り付けることができる。
また、図5に示す状態では、図6に示すように、係合片3b1は、ベース部材2の側に撓んだ状態で係合片部3bが係合孔部2cと係合しており、梁部3dは、ベース部材2の側に撓んだ状態で係合爪部3c−1,3c−2がフック部2d−1,2d−2に引っ掛け係合している。このとき、係合片3b1の撓みを戻そうとする力に対する係合孔部2cの反力が、突部3fを介してベース部材2に対する押圧力として作用する。言い換えれば、係合片部3b側の突部3fが支点1となってカバー部材3が撓んだ状態で保持されることで、突部3fによりベース部材2が押圧される。同様に、梁部3dの撓みを戻そうとする力に対するフック部2d−1,2d−2の反力が、突部3fを介してベース部材2に対する押圧力として作用する。すなわち、係合爪部3c−1,3c−2側の突部3fが支点2となってカバー部材3が撓んだ状態で保持されることで、突部3fによりベース部材2が押圧される。このように、カバー部材3はベース部材2に全体として弾性的に取り付けられるので、カバー部材3をベース部材2に強固に取り付けることができる。
これまでの説明では、この発明に係る部品取り付け構造を基板4の取り付けに適用した場合を示したが、基板4よりサイズが大きい、図1に示した基板100の取り付けに適用しても構わない。すなわち、この発明は、基板のサイズに依らず適用可能である。
また、これまで取り付け対象の部品が基板である場合を示したが、基板以外の部品であってもよい。すなわち、取り付け対象の部品は、カバー部材で覆うことができる平板形状を有する部品であればよく、例えば、SDカードなどのカード形状の記録メディアを挿抜するカード用コネクタであってもよい。
以上のように、実施の形態1に係る部品取り付け構造は、基板4が配置されるベース部材2と、基板4を覆うカバー部材3とを備え、ベース部材2とカバー部材3によって基板4を挟持する。ベース部材2は、ベース側係合部および支持部2b−1〜2b−4を備える。支持部2b−1〜2b−4は、ばね部3g−1〜3g−4が当接して押圧する基板4の部分に対向した位置に設けられて、当該部分をベース部材2の側から支持する。カバー部材3は、本体部3a、カバー側係合部およびばね部3g−1〜3g−4を備える。
このように、ベース部材2とカバー部材3とが基板4を挟持した状態で、カバー部材3がベース部材2に係合固定されるので、ねじ止めが不要であり、基板4をベース部材2に取り付けることができる。また、ベース部材2とカバー部材3が係合固定された状態で、カバー部材3のばね部3g−1〜3g−4が基板4を弾性力によって押圧するとともに、その押圧力を支持部2b−1〜2b−4で支持するように構成したので、基板4を反らさずに取り付けることができる。
また、実施の形態1において、カバー側係合部は、係合片部3bと係合爪部3c−1,3c−2とを備える。係合片部3bは、本体部3aの端部から外側に延びた係合片3b1および係合片3b1に設けられた位置決め片3b2から構成される。係合爪部3c−1,3c−2は、本体部3aの他端部から外側に延びた梁部3dおよびこの梁部3dに繋がる係合爪3eからなる係合爪部3c−1,3c−2から構成される。
ベース側係合部は、係合孔部2cとフック部2d−1,2d−2とを備える。係合孔部2cは、位置決め片3b2により決められた位置まで係合片3b1が挿入されて係合片部3bと係合することにより、本体部3aの端部を係合固定する。フック部2d−1,2d−2は、係合爪部3c−1,3c−2が引っ掛け係合することにより、本体部3aの他端部を係合固定する。
このようにカバー側係合部とベース側係合部の係合固定によってベース部材2にカバー部材3を容易に取り付けることができる。
また、実施の形態1におけるカバー部材3は、本体部3aから突出して設けられてベース部材2に当接する突部3fを備える。係合片部3bの係合片3b1は、突部3fを支点としてベース部材2の側に撓んだ状態で係合孔部2cと係合する。さらに、係合爪部3c−1,3c−2の梁部3dは、ベース部材2の側に撓んだ状態でフック部2d−1,2d−2に引っ掛け係合する。これにより、カバー部材3は、ベース部材2に弾性的に固定される。これにより、カバー部材3をベース部材2に強固に取り付けることができる。
さらに、実施の形態1における係合爪部3c−1,3c−2は、係合片3b1と係合孔部2cの開口縁部とが当接した部分を回動支点としてカバー部材3を回動させることにより、フック部2d−1,2d−2に引っ掛け係合される。このようにカバー部材3を回動させる簡単な作業で、基板4をベース部材2上に取り付けることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る部品取り付け構造は、ねじ止めが不要であり、基板などの部品を反らさずにガタなく取り付けることができるので、例えば、車両の走行に起因した振動が伝わる可能性がある車載用の電子機器に好適である。
1 電子機器、2 ベース部材、2a−1〜2a−5,3b2 位置決め片、2b−1〜2b−5 支持部、2c 係合孔部、2d−1,2d−2 フック部、3 カバー部材、3a 本体部、3b 係合片部、3b1 係合片、3c−1,3c−2 係合爪部、3d,3i 梁部、3e 係合爪、3f 突部、3g−1〜3g−4 ばね部、3h 基部、3j 突起、4 基板。

Claims (4)

  1. 部品が配置されるベース部材と、前記部品を覆うカバー部材とを備え、前記ベース部材と前記カバー部材とによって前記部品が挟持される部品取り付け構造であって、
    前記カバー部材は、
    前記部品を覆う本体部と、
    前記本体部に設けられたカバー側係合部と、
    前記本体部に設けられ、前記部品に当接して前記ベース部材の側に押圧する弾性部とを備え、
    前記ベース部材は、
    前記カバー側係合部と係合して前記カバー部材を係合固定するベース側係合部と、
    前記弾性部が当接して押圧する前記部品の部分に対向した位置に設けられて、当該部分を前記ベース部材の側から支持する支持部とを備え
    前記カバー側係合部は、
    前記本体部の端部から外側に延びた係合片および前記係合片に設けられた位置決め片からなる係合片部と、
    前記本体部の端部に対向する他端部から外側に延びた梁部およびこの梁部に繋がる係合爪からなる係合爪部とを備え、
    前記ベース側係合部は、
    前記位置決め片により決められた位置まで前記係合片が挿入されて前記係合片部と係合することにより前記本体部の端部を係合固定する係合孔部と、
    前記係合爪部に引っ掛け係合されて前記本体部の他端部を係合固定する引っ掛け係合部とを備え、
    前記カバー部材は、
    前記本体部から突出して設けられて前記ベース部材に当接する突部を備え、
    前記突部を支点として前記係合片を前記ベース部材の側に撓ませて前記係合孔部と係合させ、前記突部を支点として前記梁部を前記ベース部材の側に撓ませて前記引っ掛け係合部に引っ掛け係合させることにより、前記ベース部材に弾性的に固定されることを特徴とする部品取り付け構造。
  2. 前記本体部は、前記係合片と前記梁部の各々に対して支点となる前記突部を備えることを特徴とする請求項記載の部品取り付け構造。
  3. 前記係合爪部は、前記係合孔部に挿入された前記係合片と当該係合孔部の開口縁部とが当接する部分を回動支点として前記カバー部材を回動させることで、前記引っ掛け係合部に引っ掛け係合されることを特徴とする請求項記載の部品取り付け構造。
  4. 前記部品は、基板であることを特徴とする請求項1記載の部品取り付け構造。
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