JP6266134B2 - 部品取り付け構造 - Google Patents
部品取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6266134B2 JP6266134B2 JP2016569160A JP2016569160A JP6266134B2 JP 6266134 B2 JP6266134 B2 JP 6266134B2 JP 2016569160 A JP2016569160 A JP 2016569160A JP 2016569160 A JP2016569160 A JP 2016569160A JP 6266134 B2 JP6266134 B2 JP 6266134B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base member
- engaging
- substrate
- engagement
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
Description
しかしながら、サイズの小さい基板では、ねじ穴などのねじ止め構造を設けるスペースがとれないか、あるいは、基板に合わせてねじおよびねじ穴のサイズを小さくする必要がある。ねじ止め構造のサイズが異なると、その分だけねじ止め工数が増える。また、部品点数も増加することから製品全体の重量増加も否めない。
例えば、特許文献1には、係合爪と係合孔との係合でカバーをケースに取り付けることによって、基板をケースとカバーとで挟持する基板固定構造が開示されている。
また、基板をガタなく固定することを目的として、カバーに撓曲可能なヒンジ片を形成し、このヒンジ片の先端に突設された突起で基板をケース側に押圧することも記載されている。
また、カバーとケースで基板を挟持したときに、カバーに設けたリブを当接させて基板が全体的に反らないようにしている。
しかしながら、この構造では、ヒンジ片の突起が押圧する基板の部分に対応するケース側の部材がない。このため、ヒンジ片の突起が押圧する部分については、部分的な反りが生じることを避けられない。
カバー部材は、部品を覆う本体部と、本体部の端部に設けられたカバー側係合部と、本体部に設けられ、部品に当接してベース部材の側に押圧する弾性部とを備える。
ベース部材は、カバー側係合部と係合してカバー部材を係合固定するベース側係合部と、弾性部が当接して押圧する部品の部分に対向した位置に設けられて、当該部分をベース部材の側から支持する支持部とを備える。
カバー側係合部は、本体部の端部から外側に延びた係合片および係合片に設けられた位置決め片からなる係合片部と、本体部の端部に対向する他端部から外側に延びた梁部およびこの梁部に繋がる係合爪からなる係合爪部とを備える。
ベース側係合部は、位置決め片により決められた位置まで係合片が挿入されて係合片部と係合することにより本体部の端部を係合固定する係合孔部と、係合爪部に引っ掛け係合されて本体部の他端部を係合固定する引っ掛け係合部とを備える。
カバー部材は、本体部から突出して設けられてベース部材に当接する突部を備え、突部を支点として係合片をベース部材の側に撓ませて係合孔部と係合させ、突部を支点として梁部をベース部材の側に撓ませて引っ掛け係合部に引っ掛け係合させることにより、ベース部材に弾性的に固定されることを特徴とする。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る部品取り付け構造が適用される電子機器1内を示す斜視図であり、電子機器1の天板を取り外した内部の構造を示している。また、図1では、ベース部材2の領域Aに配置される基板などの記載を省略している。
図1で内部構造を示した電子機器1は、この発明の部品取り付け構造が適用される電子機器1を具体化した例であり、車載用のディスク再生装置である。なお、電子機器1としては、例えば、車載用のナビゲーション装置、ディスプレイ付きオーディオ機器などであってもよい。また、車載用に限らず、一般の電子機器であってもよい。さらに、この発明は、取り付け対象の部品によっては電子機器以外に適用しても構わない。
また、ベース部材2は、例えば板金のプレス加工で形成してもよいが、アルミニウム、マグネシウムなどを用いたダイカスト成形で形成してもよい。
基板サイズが大きければ、部品実装以外の基板取り付け用のスペースを容易に確保することができる。例えば、基板100の四隅を基板取り付け用のスペースとして、ねじ止め構造を設ける。これにより、基板100は、ねじ101を用いてベース部材2に取り付けられる。
そこで、この発明に係る部品取り付け構造では、基板とは別に設けたカバー部材を使用し、基板をベース部材とカバー部材で挟持して取り付ける。
また、図3は、実施の形態1におけるカバー部材3を示す図である。図3(a)はカバー部材3の表側の斜視図であり、図3(b)はカバー部材3の裏側の斜視図である。
また、支持部2b−1〜2b−4は、基板4の縁部に対向する位置に設けられ、図2に示すように、基板4の中心線aを境とした両側で対称となるように配置されている。
ただし、基板4に反りが発生しないでガタなく支持できる範囲であれば、支持部を非対称に設けても構わない。
このように、基板4は、ベース部材2とカバー部材3によって中心線aを境とした両側で対称となる位置で押圧支持されるので、ベース部材2上で傾くことなく適切に取り付けられる。ただし、ベース部材2とカバー部材3によって基板4に反りが発生しないでガタなく支持できる範囲であれば、支持部を非対称に設けてもよく、これに応じてばね部が非対称であってもよい。
例えば、中心線aが通る1箇所および中心線aを境とした両側に対称となるように2箇所の計3つの支持部を設けて、基板4を3箇所で支持してもよい。また、支持部のサイズを大きくして複数のばね部が押圧する基板4の部分を1つの支持部で支持するように構成してもよい。すなわち、この発明における支持部は、ばね部によって押圧される基板4の部分を支持できる数および構造であればよい。
なお、支持部2b−1〜2b−5は、例えば、板金のプレス加工によりベース部材2と一体に形成される。
例えば、係合片部3bが2つ以上ある場合に、これに合わせて係合孔部2cも2つ以上設けてもよい。また、係合孔部2cを基板4の端辺に沿った長穴として、複数の係合片部3bと1つの係合孔部2cが係合させても構わない。
すなわち、ベース側係合部は、カバー部材3を用いて基板4をベース部材2に取り付けたときにカバー側係合部と係合できる数あるいは大きさであればよい。
例えば、カバー部材3に係合爪部を1つだけ形成し、ベース部材2にフック部を1つだけ形成してもよい。反対に、カバー部材3に係合爪部を3つ以上形成し、これに合わせてフック部も3つ以上形成してもよい。
例えば、フック部の代わりに係合孔部としてもよい。この場合、カバー部材3の係合爪部3c−1,3c−2は、この係合孔部の開口縁部に引っ掛け係合する。
すなわち、ベース側係合部は、カバー部材3を用いて基板4をベース部材2に取り付けたときにカバー側係合部と係合できる構造であればよい。
また、カバー部材3は、図3(a)に示すように、本体部3a、係合片部3b、係合爪部3c−1,3c−2、ばね部3g−1〜3g−4および突部3fを備えて構成される。
また、本体部3aは、ばね部3g−1〜3g−4および突部3fを備える。ばね部3g−1〜3g−4は、本体部3aの板面部に形成され、突部3fは、本体部3aの基板4に対向することとなる面側の縁部から突出して形成されている。
以降では、本体部3aの基板4に対向することとなる面を裏面、その反対側の面を表面と呼ぶこととする。
係合片3b1は、図3(a)に示すように、本体部3aの端部から外側に延びた片部である。位置決め片3b2は、係合片3b1から立設された片部であって、係合孔部2cの開口縁部に当接して係合片3b1の挿入位置を決める。すなわち、係合片3b1は、位置決め片3b2が係合孔部2cの開口縁部に当接する位置まで係合孔部2cに挿入される。
なお、係合片3b1は、本体部3aに繋がった片持ち梁として上下方向(カバー部材3の表裏方向)に撓ませることができる。
なお、係合爪部3c−1,3c−2を、例えば、本体部3aの中心線bを境とした両側で対称となるように形成することで、カバー部材3を偏りなくベース部材2に取り付けることができる。
梁部3dは、本体部3aに繋がる片持ち梁として上下方向(カバー部材3の表裏方向)に撓ませることができる。係合爪3eは、梁部3dの自由端に接続されて先端部が鍵状に形成されており、梁部3dの撓みに応じて本体部3aに対して上下方向に移動する。
例えば、中心線bが通る1箇所および中心線bを境とした両側に対称となるように2箇所の計3つのばね部を設けて、基板4を3箇所で押圧してもよい。
すなわち、この発明における弾性部は、支持部に対向した基板4の部分を押圧できる数および構造であればよい。
図4はカバー部材3を用いた基板4のベース部材2への取り付け態様を示す図である。
図5は、実施の形態1に係る部品取り付け構造を上方から見た斜視図である。図6は、実施の形態1に係る部品取り付け構造の側面図である。
まず、図2のように基板4をベース部材2に配置する。
次に、図4に示すように、カバー部材3の係合片部3bをベース部材2の係合孔部2cに係合させる。このとき、係合片部3bの係合片3b1を、位置決め片3b2が係合孔部2cの開口縁部に当接する位置まで挿入する。
このように実施の形態1に係る部品取り付け構造は、ねじ止めが不要であり、カバー部材3を回動させる簡単な作業で、基板4をベース部材2に取り付けることができる。
このように、ベース部材2とカバー部材3とが基板4を挟持した状態で、カバー部材3がベース部材2に係合固定されるので、ねじ止めが不要であり、基板4をベース部材2に取り付けることができる。また、ベース部材2とカバー部材3が係合固定された状態で、カバー部材3のばね部3g−1〜3g−4が基板4を弾性力によって押圧するとともに、その押圧力を支持部2b−1〜2b−4で支持するように構成したので、基板4を反らさずに取り付けることができる。
ベース側係合部は、係合孔部2cとフック部2d−1,2d−2とを備える。係合孔部2cは、位置決め片3b2により決められた位置まで係合片3b1が挿入されて係合片部3bと係合することにより、本体部3aの端部を係合固定する。フック部2d−1,2d−2は、係合爪部3c−1,3c−2が引っ掛け係合することにより、本体部3aの他端部を係合固定する。
このようにカバー側係合部とベース側係合部の係合固定によってベース部材2にカバー部材3を容易に取り付けることができる。
Claims (4)
- 部品が配置されるベース部材と、前記部品を覆うカバー部材とを備え、前記ベース部材と前記カバー部材とによって前記部品が挟持される部品取り付け構造であって、
前記カバー部材は、
前記部品を覆う本体部と、
前記本体部に設けられたカバー側係合部と、
前記本体部に設けられ、前記部品に当接して前記ベース部材の側に押圧する弾性部とを備え、
前記ベース部材は、
前記カバー側係合部と係合して前記カバー部材を係合固定するベース側係合部と、
前記弾性部が当接して押圧する前記部品の部分に対向した位置に設けられて、当該部分を前記ベース部材の側から支持する支持部とを備え、
前記カバー側係合部は、
前記本体部の端部から外側に延びた係合片および前記係合片に設けられた位置決め片からなる係合片部と、
前記本体部の端部に対向する他端部から外側に延びた梁部およびこの梁部に繋がる係合爪からなる係合爪部とを備え、
前記ベース側係合部は、
前記位置決め片により決められた位置まで前記係合片が挿入されて前記係合片部と係合することにより前記本体部の端部を係合固定する係合孔部と、
前記係合爪部に引っ掛け係合されて前記本体部の他端部を係合固定する引っ掛け係合部とを備え、
前記カバー部材は、
前記本体部から突出して設けられて前記ベース部材に当接する突部を備え、
前記突部を支点として前記係合片を前記ベース部材の側に撓ませて前記係合孔部と係合させ、前記突部を支点として前記梁部を前記ベース部材の側に撓ませて前記引っ掛け係合部に引っ掛け係合させることにより、前記ベース部材に弾性的に固定されることを特徴とする部品取り付け構造。 - 前記本体部は、前記係合片と前記梁部の各々に対して支点となる前記突部を備えることを特徴とする請求項1記載の部品取り付け構造。
- 前記係合爪部は、前記係合孔部に挿入された前記係合片と当該係合孔部の開口縁部とが当接する部分を回動支点として前記カバー部材を回動させることで、前記引っ掛け係合部に引っ掛け係合されることを特徴とする請求項1記載の部品取り付け構造。
- 前記部品は、基板であることを特徴とする請求項1記載の部品取り付け構造。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2015/050783 WO2016113860A1 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 部品取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016113860A1 JPWO2016113860A1 (ja) | 2017-06-08 |
JP6266134B2 true JP6266134B2 (ja) | 2018-01-24 |
Family
ID=56405424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016569160A Active JP6266134B2 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 部品取り付け構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6266134B2 (ja) |
CN (1) | CN207075152U (ja) |
WO (1) | WO2016113860A1 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57197674U (ja) * | 1981-06-10 | 1982-12-15 | ||
JPH10303590A (ja) * | 1997-04-28 | 1998-11-13 | Mitsubishi Electric Corp | 部品の取付装置 |
JP3738892B2 (ja) * | 2000-06-05 | 2006-01-25 | シャープ株式会社 | シャーシ構造 |
JP2004103687A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Sony Corp | プリント基板の結合構造 |
JP3977322B2 (ja) * | 2003-12-01 | 2007-09-19 | 古河電気工業株式会社 | カバー付きハウジングへの回路基板収容構造 |
JP2010135639A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Sanyo Electric Co Ltd | プリント配線板の支持構造 |
-
2015
- 2015-01-14 JP JP2016569160A patent/JP6266134B2/ja active Active
- 2015-01-14 CN CN201590001186.0U patent/CN207075152U/zh active Active
- 2015-01-14 WO PCT/JP2015/050783 patent/WO2016113860A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016113860A1 (ja) | 2016-07-21 |
JPWO2016113860A1 (ja) | 2017-06-08 |
CN207075152U (zh) | 2018-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4577224B2 (ja) | 無線装置 | |
US7848102B2 (en) | Electronic device | |
JP5785223B2 (ja) | ファンモータの振動抑制機構を備えたファンカバー、およびモータ駆動装置 | |
WO2016170714A1 (ja) | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 | |
JP2008281644A (ja) | 表示装置の支持構造及び電子機器 | |
JP6266134B2 (ja) | 部品取り付け構造 | |
JP4982473B2 (ja) | 電子機器 | |
JP4841124B2 (ja) | 電子機器およびその製造方法 | |
US20100246116A1 (en) | Fixing mechanism for storage device | |
JP6250248B2 (ja) | 電子機器 | |
JP6952805B2 (ja) | ディスプレイデバイス | |
JP6131811B2 (ja) | 情報処理装置 | |
US20080017778A1 (en) | Mounting apparatus for data storage device | |
US8243450B2 (en) | Electronic apparatus | |
JP5142022B2 (ja) | 樹脂製ケース及びそれを備えたモータ制御装置 | |
JP4751469B2 (ja) | 電子機器 | |
JP6112642B2 (ja) | Hdd保持装置、hddユニットおよび情報処理装置 | |
US20130277515A1 (en) | Hard disk bracket | |
JP2004234740A (ja) | 内蔵機器の取付構造及び電子機器 | |
JP2019050289A (ja) | 固定部材 | |
JP5163790B2 (ja) | 回路基板の固定構造及び記録媒体再生装置 | |
US7489506B2 (en) | Computer enclosure with drive bracket | |
JP2009002993A (ja) | 表示装置 | |
JP2007141388A (ja) | Hdd装置 | |
JP2016207877A (ja) | 電子装置の保護カバー固定構造及び電子装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170216 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6266134 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |