JP6265936B2 - ホブカッタ - Google Patents

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Description

本発明は、ホブカッタに関する。
従来、ワークとしての歯車素材(以下、「ワーク歯車」という。)に歯切り加工するためにホブカッタが広く用いられている。ホブアーバとホブを一体にしたホブカッタが提案されている(非特許文献1参照)。切り歯はホブアーバの外周面に形成されており、ホブアーバの端部はホブ盤のホブ軸の油圧チャックによって直接把持される。
取違典嗣、"NC歯切り加工機の現状 ハードホビングによる歯車仕上げ加工"、ツールエンジニア2009年1月号、[online]、[平成27年2月9日検索]、インターネット<URL:http://www.kashifuji.co.jp/upload/PDF/3_14_data_100401_02.pdf>
非特許文献1のホブカッタでは、油圧チャックで把持されるホブアーバの端部の外周面には切り歯を形成できないため、切り歯の形成領域を拡大することができない。そのため、ホブカッタの工具寿命が短期化する。
図7に示すように、切り歯70の形成領域を拡大するために、プルスタッドボルト71を取り付けるためのフランジ部72をホブアーバ73の端部に一体に形成することが考えられる。この場合には、使用後のホブカッタ75を研削盤76に固定して切り歯70を砥石77で研磨する際に、砥石77がフランジ部72と干渉することなく全ての切り歯70を研磨できるように切り歯70をフランジ部72から離しておく必要がある。そのため、切り歯70の形成領域を拡大するにも限界がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、切り歯の形成領域を拡大可能なホブカッタを提供することを目的とする。
第1の態様に係るホブカッタは、第1軸部と第2軸部と歯部とアダプタとを備える。アダプタは、第2軸部に取り付けられる。アダプタは、プルスタッドボルトを挿通可能な通孔を有する。第2軸部は、プルスタッドボルトを締結可能なねじ締結穴を有する。
第1の態様に係るホブカッタによれば、アダプタは、プルスタッドボルトを挿抜することによって着脱可能であるため、歯部を再研磨する際にアダプタを第2軸部から取り外すことができる。従って、砥石の抜き代を歯部とアダプタの間に設ける必要がないため、歯部の形成領域を拡大することができる。その結果、ホブカッタの工具寿命を長期化できる。
第2の態様に係るホブカッタは、第1の態様に係り、第2軸部は、アダプタに向かってテーパ状に形成される。第2軸部は、ねじ締結穴が形成される軸端面と、軸端面に連なる第1テーパ外周面とを含む軸端部を有する。アダプタは、軸端部が挿入される第1凹部と、第1凹部のテーパ内周面とを有する。第1テーパ外周面は、テーパ内周面に当接する。
第2の態様に係るホブカッタによれば、アダプタを第2軸部に取り付ける際、第2軸部の軸心を基準とするアダプタの取り付け位置精度を向上させることができる。
第3の態様に係るホブカッタは、第1又は第2の態様に係り、アダプタは、アダプタ端部と、アダプタ端部よりも大径のフランジ部とを有する。アダプタ端部は、第1アダプタ端面と、第2テーパ外周面とを有する。フランジ部は、第2テーパ外周面に連なる第2アダプタ端面を有する。
第3の態様に係るホブカッタによれば、ホブカッタをホブ盤に取り付ける際には、ホブ軸のテーパ面とアダプタ端部の第2テーパ外周面のテーパ面どうしを当接させた後、プルスタッドボルトを引き込む。アダプタを弾性変形させることによってホブ軸の端面とフランジ部の第2アダプタ端面を当接させることができる。そのため、ホブカッタの取り付け位置精度を向上させることができる。
第4の態様に係るホブカッタは、第3の態様に係り、アダプタは、第2アダプタ端面の背面に形成される第3アダプタ端面と、第3アダプタ端面に形成された第2凹部とを有する。第2軸部は、軸端部に連なる回転止め部を有する。回転止め部は、第2凹部と嵌め合う。
第4の態様に係るホブカッタによれば、アダプタに対する第2軸部の相対回転を抑えることができる。
第5の態様に係るホブカッタは、第4の態様に係り、第3アダプタ端面は、第2軸部から離れている。
第5の態様に係るホブカッタによれば、アダプタの外面が第2軸部の外面と隙間を有することによって、アダプタの取り付け位置精度が低下することを抑制できる。
第6の態様に係るホブカッタは、第3乃至第5いずれかの態様に係り、フランジ部は、第2アダプタ端面に形成される少なくとも1つのキー溝を有する。
第6の態様に係るホブカッタによれば、キー溝をホブ軸のキーに嵌めることによって、ホブ軸に対するアダプタの相対回転を抑制することができる。
第7の態様に係るホブカッタは、第1乃至第6いずれかの態様に係り、第2軸部の軸方向におけるアダプタと歯部との間隔は、軸方向におけるアダプタの幅以下である。
第7の態様に係るホブカッタによれば、歯部の幅を広くできるため、ホブカッタの工具寿命をより長期化できる。
第8の態様に係るホブカッタは、第1乃至第7いずれかの態様に係り、歯部は第1軸部及び第2軸部と一体に形成される。
第8の態様に係るホブカッタによれば、歯部と第1軸部及び第2軸部それぞれとの間に隙間が形成されないためホブカッタの振れ精度を向上させることができるとともに、歯部、第1軸部及び第2軸部それぞれの剛性を確保しやすいためホブカッタの外径を小さくすることができる。
本発明によれば、切り歯の形成領域を拡大可能なホブカッタを提供することができる。
実施形態に係るホブ盤の全体構成を示す模式図 実施形態に係るホブカッタの斜視図 実施形態に係るホブカッタの分解斜視図 実施形態に係るホブカッタの分解斜視図 図1の部分拡大図 図1のA−A断面図 従来のホブカッタの変形例を示す模式図
(ホブ盤1の全体構成)
図1は、ホブ盤1の全体構成を示す模式図である。ホブ盤1は、テーブル2、ワーク歯車3、センタ支持部4、ホブ軸5、プルスタッドボルト6及びホブカッタ7を備える。図1では、センタ支持部4、ホブ軸5、プルスタッドボルト6及びホブカッタ7の断面が示されている。
テーブル2は、ワーク歯車3の軸心A1を中心とする周方向D1に回転可能にワーク歯車3を支持する。ワーク歯車3は、歯切り加工対象のワークである。センタ支持部4とホブ軸5は、ホブカッタ7の軸心A2を中心とする周方向D2に回転可能にホブカッタ7を支持する。センタ支持部4は、ホブカッタ7とともに回転可能である。ホブ軸5は、駆動機構の駆動力によって回転する。
ホブ軸5は、本体部51とコレット52を有する。本体部51は、ホブカッタ7に当接するテーパ面P1と端面P2を含む。コレット52は、プルスタッドボルト6を内部に引き込む。プルスタッドボルト6は、後述するホブカッタ7の第2軸部20(図2参照)の端部にねじ込まれるねじ部61を有する。
ホブカッタ7は、軸心A2に沿った軸方向D3に延びる棒状の歯切り用加工具である。ホブカッタ7は、プルスタッドボルト6を介してホブ軸5に固定される。ホブカッタ7は、ホブ軸5によって周方向D2に回転される。周方向D2におけるホブカッタ7の回転速度は、周方向D1におけるワーク歯車3の回転速度に応じて決定される。ワーク歯車3の一回転当たりのホブカッタ7の送り量は適宜設定できる。
(ホブカッタ7の構成)
図2は、ホブカッタ7の斜視図である。図3及び図4は、ホブカッタ7の分解斜視図である。
図2に示すように、ホブカッタ7は、軸付きホブ8とアダプタ9を備える。アダプタ9は、軸付きホブ8とは別の部材であり、プルスタッドボルト6によって軸付きホブ8に取り付けられている。
軸付きホブ8は、第1軸部10と第2軸部20と歯部30を有する。本実施形態において、第1軸部10と第2軸部20と歯部30は一体に設けられている。軸付きホブ8の材料としては、高速度鋼(いわゆる、ハイス)や超硬合金を含む周知の材料を用いることができ、経済性と加工性を考慮すると高速度鋼が特に好適である。
図3に示すように、第1軸部10は、軸本体11、センタ12及び第1首部13からなる。第2軸部20は、軸端部21、回転止め部22及び第2首部23からなる。軸本体11は、円柱状に形成される。軸本体11は、第1軸部10のうち最も大径の部分である。軸本体11の外周面Q1には、歯部30が一体に形成されている。センタ12は、ホブ盤1のセンタ支持部4(図1参照)に挿入される。センタ12は、円錐台形状に形成される。センタ12の外径は、軸本体11の外径より小さい。第1首部13は、軸本体11とセンタ12の間に設けられる。第1首部13の外径は、軸本体11の外径より小さく、センタ12の外径より大きい。第1首部13は、ホブカッタ7をホブ軸5(図1参照)に装着した後にダイヤルゲージを当ててホブカッタ7の振れを測定及び確認するために使用されてもよい。
図4に示すように、第2軸部20に設けられた軸端部21は、軸本体11を基準としてセンタ12の反対側に位置する。軸端部21は、円錐台形状に形成される。軸端部21は、軸端面Q2に向かってテーパ状に形成されている。軸端部21は、軸本体11から離れるほど細くなっている。軸端部21の外径は、軸本体11の外径より小さい。軸端部21は、後述するアダプタ9の第1凹部93に挿入される。軸端部21は、アダプタ9を支持する。
軸端部21は、軸端面Q2、第1テーパ外周面Q3及びねじ締結穴Q4を有する。軸端面Q2は、円錐台形状の軸端部21の端面である。軸端面Q2は、軸付きホブ8の軸方向D3に垂直な面である。第1テーパ外周面Q3は、軸端面Q2に連なる。第1テーパ外周面Q3は、円錐台形状の軸端部21の周面である。ねじ締結穴Q4は、軸端面Q2に形成される。ねじ締結穴Q4は、軸心A2に沿って軸本体11側に延びる。ねじ締結穴Q4の内周面には雌ネジが切られている。ねじ締結穴Q4には、プルスタッドボルト6が締結される。
回転止め部22は、軸端部21の軸本体11側に連なる。回転止め部22は、円板の一部が切り欠かれた小判形状に形成される。回転止め部22は、第1切り欠きQ5と第2切り欠きQ6と対向面Q7を有する。回転止め部22は、後述するアダプタ9の第2凹部94と嵌め合う。回転止め部22が第2凹部94に嵌まることによって、アダプタ9に対する軸付きホブ8の相対回転が抑えられる。本実施形態において第1及び第2切り欠きQ5,Q6は、軸心A2を基準として対称に形成されている。第1切り欠きQ5と第2切り欠きQ6は、対向面Q7に形成される。対向面Q7は、アダプタ9を軸付きホブ8に組み付けた場合、後述する第2凹部94の底面S1と所定間隔を隔てて対向する。対向面Q7は、軸方向D3に垂直な面である。
第2首部23は、軸本体11と回転止め部22の間に設けられる。第2首部23の外径は、軸本体11の外径より小さく、軸端部21の外径より大きい。第2首部23は、露出面Q8を有する。露出面Q8は、第1及び第2切り欠きQ5,Q6に露出する。露出面Q8は、軸方向D3に垂直な面である。第2首部23は、ホブカッタ7をホブ軸5に装着した後にダイヤルゲージを当ててホブカッタ7の振れを測定及び確認するために使用されてもよい。
歯部30は、軸本体11の外周面Q1上に配置される。歯部30は、軸本体11と一体に形成される。歯部30は、複数の切り歯31と複数の溝部32を含む。複数の切り歯31は、周方向D2及び軸方向D3それぞれにおいて規則的に配列されている。切り歯31の条数及び列数は適宜設定可能である。溝部32は、周方向D2における2つの切り歯31の隙間に形成される。複数の溝部32は、周方向D2において所定間隔で配置される。複数の溝部32は、軸方向D3に沿って延びる。溝部32に沿って砥石を移動することによって、切り歯31が研磨される。
アダプタ9は、プルスタッドボルト6によって軸付きホブ8の軸端部21に着脱自在に取り付けられる。アダプタ9は、アダプタ端部91、フランジ部92、第1凹部93及び第2凹部94を有する。アダプタ端部91とフランジ部92は一体に設けられている。軸付きホブ8の歯部30を研磨する際には、砥石がアダプタ9に干渉しないようにアダプタ9は軸付きホブ8から取り外される。
アダプタ端部91は、フランジ部92に連なっている。アダプタ端部91は、中空の円錐台形状に形成される。アダプタ端部91は、アダプタ端面R1に向かってテーパ状に形成されている。アダプタ端部91は、フランジ部92から離れるほど細くなっている。アダプタ端部91の外径は、フランジ部92の外径より小さい。アダプタ端部91は、ホブ盤1のホブ軸5に挿入される。
アダプタ端部91は、第1アダプタ端面R1、第2テーパ外周面R2及び通孔R3を有する。第1アダプタ端面R1は、円錐台形状のアダプタ端部91の端面である。アダプタ端面R1は、軸付きホブ8の軸方向D3に垂直な面である。第2テーパ外周面R2は、アダプタ端面R1に連なる。第2テーパ外周面R2は、円錐台形状のアダプタ端部91の周面である。通孔R3は、第1アダプタ端面R1に直交するように形成される。通孔R3は、第1凹部93に連なる。通孔R3の内周面は平らな曲面であり、通孔R3の内周面には雌ネジが切られていない。通孔R3の内径は、プルスタッドボルト6のねじ部61の外径より大きい。通孔R3には、プルスタッドボルト6が挿入される。
フランジ部92は、アダプタ端部91の軸付きホブ8側に連なる。フランジ部92は、円環形状に形成される。フランジ部92の外径は、アダプタ端部91の外径より大きい。フランジ部92は、図3及び図4に示すように、第2アダプタ端面R4、第3アダプタ端面R5、フランジ外周面R6、第1キー溝R7及び第2キー溝R8を有する。第2アダプタ端面R4は、アダプタ端部91の第2テーパ外周面R2に連なる。第2アダプタ端面R4は、軸付きホブ8の軸方向D3に垂直な面である。第3アダプタ端面R5は、第2アダプタ端面R4の背面側に形成される。第3アダプタ端面R5は、軸付きホブ8の軸方向D3に垂直な面である。フランジ外周面R6は、第2アダプタ端面R4と第3アダプタ端面R5に連なる。フランジ外周面R6は、円環形状のフランジ部92の外周面である。本実施形態においてフランジ外周面R6は、第1及び第2キー溝R7,R8において部分的に途切れている。
第1及び第2キー溝R7,R8は、第2アダプタ端面R4に形成される。第1及び第2キー溝R7,R8をホブ軸5(図1参照)のキー(不図示)に嵌めることによって、ホブ軸5に対するアダプタ9の相対回転が抑えられる。本実施形態において第1及び第2キー溝R7,R8は、フランジ外周面R6に露出している。
図3に示すように、第1凹部93は、アダプタ端部91及びフランジ部92に配置された底面S1に形成される。第1凹部93には、軸付きホブ8の軸端部21が挿入される。第1凹部93は、軸心A2に沿ってアダプタ端部91側に延びる。第1凹部93は、円錐台形状に形成される。第1凹部93は、アダプタ端部91に向かってテーパ状に形成されている。第1凹部93は、アダプタ端部91の内部に向かうほど細くなっている。第1凹部93の内部には、テーパ内周面S2が形成されている。テーパ内周面S2は、アダプタ端部91に向かってテーパ状に形成される。
第2凹部94は、フランジ部92の第3アダプタ端面R5に形成される。第2凹部94には、軸付きホブ8の回転止め部22が嵌め合わされる。
図5は、図1の部分拡大図である。図6は、図1のA−A断面図である。軸付きホブ8の軸端部21の第1テーパ外周面Q3は、アダプタ9の第1凹部93のテーパ内周面S2に当接する。アダプタ9のアダプタ端部91の第2テーパ外周面R2は、ホブ軸5のテーパ面P1に当接する。アダプタ9のフランジ部92の第2アダプタ端面R4は、ホブ軸5の端面P2に当接する。
アダプタ9の第1凹部93の底面S3は、軸付きホブ8の軸端部21の軸端面Q2から離れている。アダプタ9のフランジ部92の第3アダプタ端面R5は、軸付きホブ8の第2首部23の露出面Q8から離れている。
図6に示すように、アダプタ9の第2凹部94の底面S1は、軸付きホブ8の回転止め部22の対向面Q7から離れている。アダプタ9の外面は軸付きホブ8の外面に当接しない。
図5に示すように、軸付きホブの軸方向D3において、アダプタ9と歯部30との間隔L1は、アダプタ9の幅L2以下である。軸付きホブの軸方向D3において、アダプタ9と歯部30との間隔L1は、アダプタ端部91の幅L3以下である。軸付きホブの軸方向D3において、アダプタ9と歯部30との間隔L1は、アダプタ9のフランジ部92の幅L4以下である。
(特徴)
(1)ホブカッタ7は、軸付きホブ8とアダプタ9を備える。軸付きホブ8は、第1軸部10と第2軸部20と歯部30を有する。アダプタ9は、軸付きホブ8の第2軸部20に取り付けられる。アダプタ9は、プルスタッドボルト6を挿入可能な通孔R3を有する。第2軸部20は、プルスタッドボルト6を締結可能なねじ締結穴Q4を有する。
アダプタ9は、プルスタッドボルト6を挿抜することによって着脱可能であるため、歯部30を再研磨する際にアダプタ9を軸付きホブ8から取り外すことができる。砥石の抜き代を歯部30とアダプタ9の間に設ける必要がないため、歯部30の形成領域を拡大することができる。ホブカッタ7の工具寿命を長期化できる。
(2)軸付きホブ8の軸端部21の第1テーパ外周面Q3は、アダプタ9の第1凹部93のテーパ内周面S2に当接する。アダプタ9を軸付きホブ8に取り付ける際、軸付きホブ8の軸心A2を基準とするアダプタ9の取り付け位置精度を向上させることができる。
(3)アダプタ9において、アダプタ端部91は第2テーパ外周面R2を有し、フランジ部92は第2アダプタ端面R4を有する。ホブカッタ7をホブ盤1に取り付ける際には、ホブ軸5のテーパ面P1とアダプタ端部91の第2テーパ外周面R2のテーパ面どうしを当接させた後、プルスタッドボルト6を引き込む。アダプタ9を弾性変形させることによってホブ軸5の端面P2とフランジ部92の第2アダプタ端面R4を当接させることができる。ホブカッタ7の取り付け位置精度を向上させることができる。
(4)アダプタ9は、フランジ部92の第3アダプタ端面R5に形成された第2凹部94を有する。第1軸部10は、軸端部21に連なり、第2凹部94に嵌め合わされる回転止め部22を有する。アダプタ9に対する軸付きホブ8の相対回転を抑えることができる。
(5)フランジ部92の第3アダプタ端面R5は、軸付きホブ8から離れている。アダプタ9の外面が軸付きホブ8の外面に当接しない。アダプタ9の取り付け位置精度が低下することを抑制できる。
(6)フランジ部92の第2アダプタ端面R4に形成される第1及び第2キー溝R7,R8を有する。第1及び第2キー溝R7,R8をホブ軸5のキーに嵌めることによって、ホブ軸5に対するアダプタ9の相対回転を抑制することができる。
(7)軸方向D3において、アダプタ9と歯部30との間隔L1は、アダプタ9の幅L2以下である。歯部30の幅を十分広くできるため、ホブカッタ7の工具寿命をより長期化できる。
(8)歯部30は、第1軸部10及び第2軸部20と一体に形成される。歯部30と第1軸部10及び第2軸部20それぞれとの間に隙間が形成されないためホブカッタ7の振れ精度を向上させることができる。歯部30、第1軸部10及び第2軸部20それぞれの剛性を確保しやすいためホブカッタ7の外径を小さくすることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態において、回転止め部22の第1及び第2切り欠きQ5,Q6は軸心A2を基準として対称に形成されることとしたが、これに限られるものではない。第1及び第2切り欠きQ5,Q6の形状及び位置は、アダプタ9の第2凹部94の形状及び位置に応じて適宜変更可能である。回転止め部22は、第1及び第2切り欠きQ5,Q6の一方のみを有していてもよい。
上記実施形態において、フランジ部92の第1キー溝R7及び第2キー溝R8は、フランジ外周面R6に露出することとしたが、これに限られるものではない。第1及び第2キー溝R7,R8の形状及びサイズは、ホブ軸5のキーの形状に応じて適宜変更可能である。フランジ部92は、第1キー溝R7及び第2キー溝R8の一方のみを有していてもよい。
上記実施形態において、アダプタ9の第1凹部93の底面S3は、軸付きホブ8の軸端部21の軸端面Q2から離れていることとしたが、これに限られるものではない。軸付きホブ8とアダプタ9の弾性変形量を考慮して隙間寸法を詳細に計算して設計加工されていれば、底面S3は軸端面Q2に当接していてもよい。
上記実施形態において、アダプタ9のフランジ部92の第3アダプタ端面R5は、軸付きホブ8の第2首部23の露出面Q8から離れていることとしたが、これに限られるものではない。軸付きホブ8とアダプタ9の弾性変形量を考慮して隙間寸法を詳細に計算して設計加工されていれば、第3アダプタ端面R5は露出面Q8に当接していてもよい。
上記実施形態において、アダプタ9の第2凹部94の底面S1は、軸付きホブ8の回転止め部22の対向面Q7から離れていることとしたが、これに限られるものではない。軸付きホブ8とアダプタ9の弾性変形量を考慮して隙間寸法を詳細に計算して設計加工されていれば、底面S1は対向面Q7に当接していてもよい。
上記実施形態において、ホブカッタ7は、第1軸部10と第2軸部20を有する両持ちタイプとしたが、第1軸部10を短くした片持ちタイプとすることもできる。片持ちタイプのホブカッタ7は、マシニングセンタなどの汎用工作機で使用可能である。
上記実施形態において、歯部30は、第1軸部10及び第2軸部20と一体に形成されることとしたが、これに限られるものではない。歯部30は、第1軸部10及び第2軸部20の一方と別体であってもよいし、第1軸部10及び第2軸部20の両方と別体であってもよい。
1 ホブ盤
2 テーブル
3 ワーク歯車
4 センタ支持部
5 ホブ軸
6 プルスタッドボルト
7 ホブカッタ
8 軸付きホブ
10 第1軸部
11 軸本体
Q1 外周面
12 センタ
13 第1首部
20 第2軸部
21 軸端部
Q2 軸端面
Q3 第1テーパ外周面
Q4 ねじ締結穴
22 回転止め部
Q5 第1切り欠き
Q6 第2切り欠き
Q7 対向面
23 第2首部
Q8 露出面
30 歯部
31 切り歯
32 溝部
9 アダプタ
91 アダプタ端部
R1 第1アダプタ端面
R2 第2テーパ外周面
R3 通孔
92 フランジ部
R4 第2アダプタ端面
R5 第3アダプタ端面
R6 フランジ外周面
R7 第1キー溝
R8 第2キー溝
93 第1凹部
94 第2凹部

Claims (7)

  1. プルスタッドボルトを取り付け可能なホブカッタであって、
    第1軸部と、
    第2軸部と、
    歯部と、
    前記第2軸部に取り付けられるアダプタと、
    を備え、
    前記アダプタは、前記プルスタッドボルトを挿通可能な通孔を有し、
    前記第2軸部は、前記プルスタッドボルトを締結可能なねじ締結穴を有
    前記歯部は、前記第1軸部及び前記第2軸部と一体に形成される、
    ホブカッタ。
  2. 前記第2軸部は、前記アダプタに向かってテーパ状に形成されており、
    前記第2軸部は、前記ねじ締結穴が形成される軸端面と、前記軸端面に連なる第1テーパ外周面とを含む軸端部を有し、
    前記アダプタは、前記軸端部が挿入される第1凹部と、前記第1凹部のテーパ内周面とを有し、
    前記第1テーパ外周面は、前記テーパ内周面に当接する、
    請求項1に記載のホブカッタ。
  3. 前記アダプタは、アダプタ端部と、前記アダプタ端部よりも大径のフランジ部とを有し、
    前記アダプタ端部は、第1アダプタ端面と、第2テーパ外周面とを有し、
    前記フランジ部は、前記第2テーパ外周面に連なる第2アダプタ端面を有する、
    請求項1又は2に記載のホブカッタ。
  4. 前記アダプタは、前記第2アダプタ端面の背面に形成される第3アダプタ端面と、前記第3アダプタ端面に形成された第2凹部とを有し、
    前記第2軸部は、前記軸端部に連なる回転止め部を有し、
    前記回転止め部は、前記第2凹部と嵌め合う、
    請求項3に記載のホブカッタ。
  5. 前記第2軸部の軸心と平行な方向において、前記第3アダプタ端面は、前記第2軸部から離れている、
    請求項4に記載のホブカッタ。
  6. 前記フランジ部は、前記第2アダプタ端面に形成される少なくとも1つのキー溝を有する、
    請求項3乃至5のいずれかに記載のホブカッタ。
  7. 前記第2軸部の軸心と平行な方向における前記アダプタと前記歯部との間隔は、前記軸方向における前記アダプタの幅以下である、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のホブカッタ。
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