JP6265708B2 - ケーブル巻取装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、車両の可動部へフラットケーブルを配索する際に、フラットケーブルの余長部を引き出し可能に巻き取るケーブル巻取装置に関する。
図8は、下記特許文献1に開示されたケーブル巻取装置を示している。
このケーブル巻取装置100は、例えば、車両のスライドドアや、スライドシートなどの可動部へフラットケーブル200を配索する際に、フラットケーブル200の余長部を引き出し可能に巻き取る。
このケーブル巻取装置100は、上部を開放したケース本体110と、このケース本体110の上に取り付けられる蓋体120と、を備えている。
ケース本体110は、底壁の外周に立設した外周壁部111によって、該外周壁部111の内側に、環状のケーブル収容空間を画成している。ケーブル収容空間には、フラットケーブル200が、基端側を中心側にして、巻回状態に収容される。そして、ケーブル収容空間に収容されたフラットケーブル200の基端201は、ケース本体110の中心部から蓋体120に形成された開口121を通って上方に引き出され、さらに、外周壁部111の外側まで導出されて、車両のフロアに固定装備されたケーブル接続部にコネクタ接続される。フラットケーブル200の基端201には、ケーブル接続部にコネクタ接続するためのコネクタ210が装着されている。
ケース本体110内に巻き取られたフラットケーブル200の先端側は、外周壁部111の周壁の一部に開口したケーブル引出口(不図示)から外部に引き出されて、車両の床部に設置されたシートレール等の構造物220に挿通されて、可動部まで配索される。
仏国特許出願公開第2790236号明細書
ところで、以上のケーブル巻取装置100は、比較的に寸法が大きいため、シートレール等の構造物220内に納めることが難しい。そのため、ケーブル巻取装置100は、車両の床部等に、そのまま載置されることが多く、車両の搭乗者が誤って踏んでしまったり、その上に荷物等が乗せられることもある。
ところが、特許文献1のケーブル巻取装置100は、巻き取ったフラットケーブル200の基端201が、図示のように、装置の上部に露出するため、当該装置が踏まれたり、その上に荷物が載せられた際に、フラットケーブル200が汚れたり、破損するおそれがあった。
また、蓋体120の中心部に開口する開口121は、コネクタ210が挿通可能なかなりの大きさに設定されているため、前記開口121から装置内に異物が侵入して、フラットケーブル200の巻き取りや繰り出しが阻害されるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、装置から引き出されたフラットケーブルの基端側の汚損を防止すると共に、装置内への異物の侵入を防止することができるケーブル巻取装置を提供することにある。また、構成部品の増加を抑えてコスト低減を図ることのできるケーブル巻取装置を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
を備えるケーブル巻取装置であって、
前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間を横断するように前記ケース本体に固定されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側をその上面である配索路に配索して前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
を備えたことを特徴とするケーブル巻取装置。
(2) 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
を備えるケーブル巻取装置であって、
前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間に架設されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側を前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
を備え、
前記ケーブルガイド部材は、前記外周壁部側に位置する外周部が、前記外周壁部と一体の可撓ヒンジにより回動可能に前記外周壁部に結合されると共に、前記中心軸部側に位置する内周部には、前記中心軸部の上部に係脱可能な軸部係合突起が備えられていることを特徴とするケーブル巻取装置。
(3) 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
を備えるケーブル巻取装置であって、
前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間を横断するように前記蓋体の内面に一体形成されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側をその下面である配索路に配索して前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
を備え、
前記配索路は、前記蓋体の内面の大部分を構成する1つの平面の一部であり、
前記蓋体の外周部には、前記外周部から垂設されて前記外周壁部の外周に嵌合する嵌合壁部が備えられ、前記嵌合壁部には、前記配索路に配索された前記フラットケーブルの基端側を外部に引き出すケーブル引出口が形成されていることを特徴とするケーブル巻取装置。
上記(1)の構成によれば、装置に巻き取られたフラットケーブルの基端は、ケース本体の中心の中心軸部の上端からケーブルガイド部材によって外周壁部の外部に導出される。そして、中心軸部の上端及びケーブルガイド部材上に配索されたフラットケーブルは、その上が、蓋体及び該蓋体に一体形成された中心部被覆部と、によって覆われて、当該ケーブル巻取装置の上方に対して露出しない。
したがって、当該ケーブル巻取装置が車両の床部等に設置された場合、ケーブル巻取装置が踏まれたり、あるいはケーブル巻取装置の上に荷物等が載置されたときでも、フラットケーブルの基端が踏まれたり荷物等に干渉することを回避して、フラットケーブルの基端側の汚損を防止することができる。
また、上記(1)の構成によれば、ケーブル巻取装置の中心部は中心部被覆部によって覆われていて、異物が侵入する大きな開口が存在しないため、装置内への異物の侵入を防止することもできる。
上記(2)の構成によれば、ケーブルガイド部材は、ケース本体の外周壁部に一体形成されているため、ケーブルガイド部材の装備によって構成部品数が増加することが無く、構成部品の増加を抑えてコスト低減を図ることができる。
上記(3)の構成によれば、ケーブルガイド部材は、蓋体の内面に一体形成されているため、ケーブルガイド部材の装備によって構成部品数が増加することが無く、構成部品の増加を抑えてコスト低減を図ることができる。
本発明によるケーブル巻取装置によれば、装置から引き出されたフラットケーブルの基端側の汚損を防止すると共に、装置内への異物の侵入を防止することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るケーブル巻取装置の第1実施形態の分解斜視図である。 図2は図1に示したケース本体にフラットケーブルとケーブルガイド部材とが装着されて、フラットケーブルの基端がケーブルガイド部材によって外周壁部の外側に導出された状態の斜視図である。 図3は図2に示したケース本体の上に中心部被覆部が一体形成された蓋体が装着されて、組み立てが完了した状態の斜視図である。 図4は本発明のケース本体の第2実施形態で、ケーブルガイド部材が外方に退避した状態の斜視図である。 図5は本発明の第2実施形態のケース本体で、ケーブルガイド部材が定位置に係合した状態の斜視図である。 図6は本発明の第3実施形態のケーブル巻取装置の外観斜視図である。 図7は図6に示した蓋体に裏面の構造を示す斜視図である。 図8は従来のケーブル巻取装置の斜視図である。
以下、本発明に係るケーブル巻取装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明に係るケーブル巻取装置の第1実施形態を示したもので、図1は本発明に係るケーブル巻取装置の第1実施形態の分解斜視図、図2は図1に示したケース本体にフラットケーブルとケーブルガイド部材とが装着されて、フラットケーブルの基端がケーブルガイド部材によって外周壁部の外側に導出された状態の斜視図、図3は図2に示したケース本体の上に中心部被覆部が一体形成された蓋体が装着されて、組み立てが完了した状態の斜視図である。
この第1実施形態のケーブル巻取装置1は、例えば、車両のスライドドアや、スライドシートなどの可動部へフラットケーブル200を配索する際に、フラットケーブル200の余長部を引き出し可能に巻き取る。
このケーブル巻取装置1は、図1に示すように、樹脂で一体形成されたケース本体30と、ロータ板70と、ロータ板付勢手段(図示せず)と、ケース本体30の上部に配置されるケーブルガイド部材40と、このケース本体30の上に着脱可能に取り付けられる蓋体50と、蓋体50に一体形成された中心部被覆部60と、を備えている。
ケース本体30は、図1及び図2に示すように、略円板状の底壁31と、底壁31の中心部に立設された中心軸部32と、底壁31の外周部に立設された外周壁部33と、外周壁部33の周方向の一部に形成されたケーブル引出口34と、を備えている。
中心軸部32は、円柱状である。この中心軸部32は、ケース本体30内に収容するフラットケーブル200が挿通する2本のスリット322a,322bが、装備されている。中心軸部32の内部は空洞であり、空洞部はケース本体30の底壁31の下面に開口している。2本のスリット322a,322bは、中心軸部32の内部で連通しており、中心軸部32の周面323及び上端面321に開口している。一方のスリット322aは、半径方向に延在している。他方のスリット322bは一方のスリット322aと直交する方向に延在している。
一方のスリット322aの側方から中心軸部32内にフラットケーブル200を導入し、90度転回させて他方のスリット322bから導出することで、フラットケーブル200は中心軸部32に配索される。フラットケーブル200は、他方のスリット322bから導出されることで、基端201が上端に引き出される。ここで、中心軸部32の空洞部はケース本体30の底壁31の下面に開口しているので、フラットケーブル200を中心軸部32内に配索する場合、ケース本体30の底壁31の下面側からも作業することができる。
この中心軸部32の上端面321には、後述するケーブルガイド部材40の内周部40b側が係合する係合用凹部324が装備されている。
外周壁部33は、中心軸部32との間に、上部を開放した環状のケーブル収容空間35を画成している。
ロータ板70は、ケーブル収容空間35に配設されている。ロータ板70は、一つの基端ローラ351と、複数(5個)のガイドローラ352とが、周方向に一定の間隔で配置されている。基端ローラ351は、中心軸部32側から外周壁部33の内周側にフラットケーブル200を誘導する。複数のガイドローラ352は、回転自在に装備されていて、図2に示すように、フラットケーブル200を外周壁部33の内周に沿って周回する巻き取り状態に支持する。ロータ板70は、中心軸部32の周りを回転自在であり、ロータ板70とケース本体30との間に配設された渦巻きばね等のロータ付勢手段により、フラットケーブル200を巻き取る方向(図2の矢印R1方向)に付勢されている。
ケーブル引出口34は、外周壁部33の周方向の一部に開口して設けられている。このケーブル引出口34は、前記ケーブル収容空間35に収容されたフラットケーブル200の先端側を、外周壁部33の外に引き出す引出部である。このケーブル引出口34から引き出されたフラットケーブル200が、車載のハーネスプロテクタやシートレールに挿通されて、目的の可動部に接続される。
ケーブルガイド部材40は、中心軸部32の上端面321と外周壁部33の一部の上端面331との間に架設される。このケーブルガイド部材40の上面は、フラットケーブル200を配索する配索路41になっている。このケーブルガイド部材40は、ケース本体30の上部を半径方向に横断するフラットケーブル200の配索路41を形成して、中心軸部32の上端に引き出されたフラットケーブル200の基端201側を、外周壁部33の外側に誘導する。このケーブルガイド部材40が架設される位置は、蓋体50の内側(下方)である。
ケーブルガイド部材40は、図1に示すように、外周壁部33側に位置する外周部40aに壁部係合突起42が設けられると共に、中心軸部32側に位置する内周部40bには、軸部係合突起44が突設されている。壁部係合突起42は、外周壁部33の外周縁に係合して、当該ケーブルガイド部材40の径方向への移動を規制する。軸部係合突起44は、中心軸部32の上端面321に形成された係合用凹部324に係合して、当該ケーブルガイド部材40を上端面321に固定する。
蓋体50は、ケース本体30の上部に着脱可能に取り付けられる。この蓋体50は、ケーブル収容空間35の上部開放部を覆う本体部51と、本体部51に一体形成されて中心軸部32の上方を覆う中心部被覆部60と、を備えている。
本体部51は、外周部から垂設されて外周壁部33の外周に嵌合する外周壁部53と、外周壁部33に結合するための弾性係止片54と、を備えている。
弾性係止片54は、弾性片54aの中央に形成された凹部54bを、外周壁部33に突設された係止突起334に係合することで、外周壁部33との結合を果たす。
以上に説明したケーブル巻取装置1は、ケース本体30のケーブル収容空間35にフラットケーブル200を巻き取った形態に収容し、収容したフラットケーブル200の基端201は、中心軸部32のスリット322に割り込ませて、中心軸部32の上端に引き出しておく。次いで、図2に示すように、ケース本体30にケーブルガイド部材40を組み付け、フラットケーブル200の基端201をケーブルガイド部材40の配索路41に配索して、外周壁部33の外へ導出しておく。また、ケース本体30に収容したフラットケーブル200の先端側は、図2に示すように、ケーブル引出口34から外部に導出しておく。フラットケーブル200の基端及び先端には、相手のコネクタに接続するコネクタ210,211が取り付けられている。
図2に示したように、ケース本体30へのフラットケーブル200の組み付けが完了したら、図3に示すように、ケース本体30の上部に蓋体50を組み付けると、ケーブル巻取装置1の組み立てが完了する。
以上に説明した第1実施形態のケーブル巻取装置1では、装置1に巻き取られたフラットケーブル200の基端201は、ケース本体30の中心の中心軸部32の上端からケーブルガイド部材40によって外周壁部33の外部に導出される。そして、中心軸部32の上端及びケーブルガイド部材40上に配索されたフラットケーブル200は、その上が、蓋体50の本体部51と、本体部51に一体形成された中心部被覆部60と、によって覆われて、当該ケーブル巻取装置1の上方に対して露出しない。
したがって、当該ケーブル巻取装置1が車両の床部等に設置された場合でも、ケーブル巻取装置1が踏まれたり、あるいはケーブル巻取装置1の上に荷物等が載置された場合でも、フラットケーブル200の基端201が踏まれたり荷物等に干渉することを回避して、フラットケーブル200の基端201側の汚損を防止することができる。
また、第1実施形態のケーブル巻取装置1の構成によれば、ケーブル巻取装置1の中心部は、中心部被覆部60によって覆われていて、異物が侵入する大きな開口が存在しないため、装置内への異物の侵入を防止することもできる。
[第2実施形態]
図4及び図5は本発明に係るケース本体の第2実施形態を示したもので、図4は第2実施形態のケース本体においてケーブルガイド部材が外方に退避した状態の斜視図、図5は第2実施形態のケース本体においてケーブルガイド部材が定位置に係合した状態の斜視図である。
この第2実施形態のケース本体30Aは、第1実施形態に示したケース本体30の一部を改良したものである。
この第2実施形態のケース本体30Aでは、中心軸部32の上端に引き出されたフラットケーブル200を外周壁部33の外周側に導出させるケーブルガイド部材40が、外周壁部33に一体形成されている。
具体的には、第2実施形態におけるケーブルガイド部材40は、外周壁部33側に位置する外周部40aが、外周壁部33と一体の可撓ヒンジ337により図4の矢印R2方向に回動可能に、外周壁部33に結合される。また、ケーブルガイド部材40は中心軸部32側に位置する内周部40bには、第1実施形態の場合と同様に中心軸部32の上部に係脱可能な軸部係合突起44が備えられている。
この第2実施形態のケース本体30Aは、ケーブルガイド部材40が外周壁部33に一体形成された構成以外は、第1実施形態におけるケース本体30と同様の構成でよく、第1実施形態と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態のケース本体30Aでは、ケーブル収容空間35にフラットケーブル200を収容した後で、図5に示すように、ケーブルガイド部材40の内周部40bを上端面321に固定して、ケーブルガイド部材40の配索路41にフラットケーブル200の基端側を配索可能にする。
この第2実施形態のケーブル巻取装置では、ケーブルガイド部材40は、ケース本体30Aの外周壁部33に一体形成されているため、ケーブルガイド部材40の装備によって構成部品数が増加することが無く、構成部品の増加を抑えてコスト低減を図ることができる。
[第3実施形態]
図6及び図7は本発明に係るケーブル巻取装置の第3実施形態を示したもので、図6は本発明の第3実施形態のケーブル巻取装置の外観斜視図、図7は図6に示した蓋体に裏面の構造を示す斜視図である。
この第3実施形態のケーブル巻取装置1Bは、ケース本体30の上部に改良した蓋体50Aが取り付けられる。
蓋体50Aを取り付けるケース本体30は、第1実施形態と同一の構成で良く、第1実施形態と同一の構成には同符号を付して説明を省略する。
改良した蓋体50Aは、図7に示すように、内面に、ケーブルガイド部材40が一体形成されている。
ケーブルガイド部材40は、ケース本体30における中心軸部32の上端に引き出されたフラットケーブル200の基端201側を、ケース本体30の外周壁部33の外に導出する配索路41を提供する。
本実施形態の場合、図7に示すように、フラットケーブル200を配索する配索路41は、蓋体50Aの内面に形成されている。また、本実施形態の蓋体50Aは、ケース本体30の外周壁部33の外周に嵌合する外周壁部53に、配索路41に配索されたフラットケーブル200を外部に引き出すケーブル引出口45が形成されている。
本実施形態の場合、ケース本体30のケーブル収容空間35にフラットケーブル200を収容し、フラットケーブル200の基端201を中心軸部32の上端面321から外周壁部33の外に引き出す際、フラットケーブル200の基端201を、蓋体50Aのケーブル引出口45に挿通させて、蓋体50Aをケース本体30の上部に取り付ける。
この第3実施形態のケーブル巻取装置では、ケーブルガイド部材40は、蓋体50Aの内面に一体形成されているため、ケーブルガイド部材40の装備によって構成部品数が増加することが無く、構成部品の増加を抑えてコスト低減を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、ケース本体30のケーブル収容空間35内におけるフラットケーブル200の支持構造等は、図1に示した構造に限定するものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
ここで、上述した本発明に係るケーブル巻取装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 底壁(31)の中心部に立設された中心軸部(32)と前記底壁(31)の外周に立設された外周壁部(33)とで上方を開放したケーブル収容空間(35)を画成し、前記ケーブル収容空間(35)に巻き取ったフラットケーブル(200)の基端を中心軸部(32)の上端から外周壁部(33)の外に導出するケース本体(30)と、
前記ケーブル収容空間(35)の上部開放部を覆う蓋体(50)と、
を備えるケーブル巻取装置(1)であって、
前記中心軸部(32)の上端面(321)と前記外周壁部(33)の一部の上端面(331)との間に架設されて、前記中心軸部(32)の上端に引き出された前記フラットケーブル(200)の基端(201)側を前記外周壁部(33)の外側に誘導するケーブルガイド部材(40)と、
前記蓋体(50)に一体形成されて、前記中心軸部(32)の上方を覆う中心部被覆部(60)と、
を備えたことを特徴とするケーブル巻取装置(1)。
[2] 前記ケーブルガイド部材(40)は、前記外周壁部(33)側に位置する外周部(40a)が、前記外周壁部(33)と一体の可撓ヒンジ(337)により回動可能に前記外周壁部(33)に結合されると共に、前記中心軸部(32)側に位置する内周部(40b)には、前記中心軸部(32)の上部に係脱可能な軸部係合突起(44)が備えられていることを特徴とする上記[1]のケーブル巻取装置(1)。
[3] 前記ケーブルガイド部材(40)は、前記蓋体(50)の内面に一体形成されていることを特徴とする上記[1]のケーブル巻取装置(1)。
1,1B ケーブル巻取装置
30 ケース本体
31 底壁
32 中心軸部
33 外周壁部
35 ケーブル収容空間
40 ケーブルガイド部材
40a 外周部
40b 内周部
44 軸部係合突起
50,50A 蓋体
60 中心部被覆部
200 フラットケーブル
201 基端
321,331 上端面
337 可撓ヒンジ

Claims (3)

  1. 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
    前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
    を備えるケーブル巻取装置であって、
    前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間を横断するように前記ケース本体に固定されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側をその上面である配索路に配索して前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
    前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
    を備えたことを特徴とするケーブル巻取装置。
  2. 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
    前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
    を備えるケーブル巻取装置であって、
    前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間に架設されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側を前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
    前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
    を備え、
    前記ケーブルガイド部材は、前記外周壁部側に位置する外周部が、前記外周壁部と一体の可撓ヒンジにより回動可能に前記外周壁部に結合されると共に、前記中心軸部側に位置する内周部には、前記中心軸部の上部に係脱可能な軸部係合突起が備えられていることを特徴とするケーブル巻取装置。
  3. 底壁の中心部に立設された中心軸部と前記底壁の外周に立設された外周壁部とで上方を開放したケーブル収容空間を画成し、前記ケーブル収容空間に巻き取ったフラットケーブルの基端を中心軸部の上端から外周壁部の外に導出するケース本体と、
    前記ケーブル収容空間の上部開放部を覆う蓋体と、
    を備えるケーブル巻取装置であって、
    前記中心軸部の上端面と前記外周壁部の一部の上端面との間を横断するように前記蓋体の内面に一体形成されて、前記中心軸部の上端に引き出された前記フラットケーブルの基端側をその下面である配索路に配索して前記外周壁部の外側に誘導するケーブルガイド部材と、
    前記蓋体に一体形成されて、前記中心軸部の上方を覆う中心部被覆部と、
    を備え、
    前記配索路は、前記蓋体の内面の大部分を構成する1つの平面の一部であり、
    前記蓋体の外周部には、前記外周部から垂設されて前記外周壁部の外周に嵌合する嵌合壁部が備えられ、前記嵌合壁部には、前記配索路に配索された前記フラットケーブルの基端側を外部に引き出すケーブル引出口が形成されていることを特徴とするケーブル巻取装置。
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