JP6265366B2 - 歯科用スーパーストラクチャ用のスクリューチャネル誘導デバイスおよび歯科用スーパーストラクチャの製造方法 - Google Patents

歯科用スーパーストラクチャ用のスクリューチャネル誘導デバイスおよび歯科用スーパーストラクチャの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯科用インプラントおよび歯科用支台に取り付けるための歯科用スーパーストラクチャ用のスクリューチャネル誘導デバイスに関する。また、本発明は、そのような歯科用スーパーストラクチャを歯科用インプラントまたは歯科用支台にねじ固定するための角度付きのスクリューチャネルと共に鋳造またはCAD/CAM加工/焼結により前記スーパーストラクチャを製造するための方法に関する。
歯科用補綴物を患者の顎に固定するとき、スーパーストラクチャをオッセオインテグレーテッド歯科用インプラントに取り付けることが一般に知られている。しかし、歯科用インプラントの位置および角度は、患者ごとに非常にまちまちであるため、角度付きのディスタンスの使用が一般的である。これらのディスタンスは、歯科用インプラント上に配置される。スーパーストラクチャをそのようなディスタンスにねじ固定するのは困難であるため、スーパーストラクチャは、大抵、ディスタンスにセメント接合される。しかし、別個のディスタンスを使用するとき、これらのディスタンスは、歯科用インプラントの軸方向に−少なくともある程度−延在することになることが避けられない。したがって、しばしば、スーパーストラクチャをそのようなディスタンスに適用することは、非常に困難、さらには不可能である。なぜなら、スーパーストラクチャの適用には、ディスタンスを実質的に平行に配置することが必要となるからである。また、そのようなディスタンスを使用するときの装着プロセスは、必要とされる一致を見出すために非常に多数の様々なディスタンスをインプラント上でテストしなければならないため、非常に複雑かつ厄介なものである。また、ディスタンスとスーパーストラクチャの間の界面は不衛生である。
ねじ固定式スーパーストラクチャ内のスクリューチャネル口の所望の位置をモデル化するために、対象の顎のモデル上でアクリルチューブを位置決めすることが知られている。このモデルは、オッセオインテグレーテッド歯科用インプラントの位置を示す。アクリルチューブがこれらの位置に配置され、所望の湾曲に曲げられてから、曲げられたアクリルチューブに基づいて型が形成される。その後、別個のシートサポートシリンダが、鋳造済みスーパーストラクチャと共に平坦化され、そして、別個のスクリュー部材シートサポートシリンダが、鋳造済みスーパーストラクチャ上に溶接される。
しかし、アクリルチューブを正しく曲げることは困難となり得る。チューブを所望の湾曲形状に曲げることは面倒な作業である。チューブは、曲げた後でたわむことがあり、その結果、型が誤った角度を有するおそれがある。さらに、湾曲形状に従って、曲げられたスクリューチャネルを得ることしかできず、それにより、取付け後のスクリューシートの口の中心軸と、スクリューチャネル口の中心軸との間の角度は、17度未満の角度に制限される。
歯科用スーパーストラクチャで使用するためのいくつかのスクリューチャネル誘導デバイスが設計されているが、それらはすべて、ある種の異なる欠点がある。したがって、少なくとも要求の多い使用のために、改良されたスクリューチャネル誘導デバイスが求められている。
上記および他の目的は、本発明により、歯科用スーパーストラクチャ用のスクリューチャネル誘導デバイスによって満たされ、このデバイスは、スクリューチャネル部とインプラント協働部とを備え、前記スクリューチャネル部が、近位端にねじ穴を有するスクリュー部材シートを備え、スクリューチャネル部の近位端は、内側底面が凹形状を有し、その外側底面が凸形状を有するようにすり鉢形であり、スクリュー部材シートのねじ穴が長孔であり、前記インプラント協働部が、歯科用インプラントに接続されるカラー形の下側インプラント協働部と、カラー形の上側インプラント協働部とを備え、前記下側インプラント協働部が遠位凹形シートを有し、前記上側インプラント協働部が、第1の玉継手を形成するように下側インプラント協働部の凹形シートの半径に対応する半径を有する近位凸形底面を有し、前記上側インプラント協働部が、第2の玉継手を形成するようにスクリューチャネル部の外側底面の半径に対応する半径を有する遠位凹形シートを有し、これらの2つの玉継手が、スクリューチャネル部を、下側インプラント協働部の中心軸に対して傾斜させ/角度付け、横に移すことができる効果を有する。
本発明のスクリューチャネル誘導デバイスの他の特徴は、請求項2〜6に記載されている。
また、本発明は、歯科用スーパーストラクチャまたはその一部を製造するための方法に関し、この方法は、
(i)対象の口から歯科用インプリントを製作するステップと、
(ii)作業用モデルを得るためにインプリント内にアナログを装着するステップと、
(iii)スクリューチャネル部と、下側インプラント協働部および上側インプラント協働部を備えるインプラント協働部とを備えるスクリューチャネル誘導デバイスを、作業用モデルに取り付けるステップであって、前記スクリューチャネル部が、インプラント協働部に対して傾斜可能である、ステップと、
(iv)スクリューチャネル部を、インプラント協働部に対して所望の角度に傾斜するステップと、
(v)スクリューチャネル誘導デバイス上にマスタースーパーストラクチャまたはその一部を生み出す型を形作るステップと、
(vi)マスタースーパーストラクチャまたはその一部に基づいて型を形成するステップと、
(vii)歯科用スーパーストラクチャまたはその一部を鋳造またはCAD/CAM成形するステップとを含む。
本発明がとり得るこれらの態様、および他の態様、特徴、および利点は、添付の図面を参照する、本発明の実施形態の以下の説明から、明らかにされ、解明されることになる。
一実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 一実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 一実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 他の実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 他の実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 一実施形態による方法のステップを示す流れ図である。 他の実施形態による方法のステップを示す流れ図である。 他の実施形態による傾斜可能なスクリューチャネル誘導デバイスの概略断面図である。 図5によるデバイスに含まれる一部分の概略断面図である。 図5によるデバイスに含まれる一部分の概略断面図である。 図5によるデバイスに含まれる一部分の概略断面図である。
本発明のいくつかの実施形態について、当業者が本発明を実施することができるように、以下、添付の図面を参照してより詳細に述べる。しかし、本発明は、多数の様々な形態で実施することができるので、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈すべきでない。それどころか、これらの実施形態は、この開示が徹底的かつ完全なものになるように、また本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されている。これらの実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。さらに、添付の図面に示されている特定の実施形態の詳細な説明に使用される用語は、本発明を限定するものではない。
本発明の実施形態は、角度付けの可能性が改善された、また製造が容易な、鋳造された歯科用スーパーストラクチャを作製するための方法に関する。これらの実施形態は、スクリューチャネル誘導デバイスの形態にある角度付きのディスタンスを用いて実現される。このスクリューチャネル誘導デバイスを使用し、鋳造された歯科用スーパーストラクチャ内の角度付きのスクリューチャネルを得て、それによりスクリューチャネル口の中心軸と、対象の顎にオッセオインテグレーテッド歯科用インプラントの中心軸との角度を、従来技術による曲げられたスクリューチャネルを用いた鋳造スーパーストラクチャに比べて増大することができる。
図1による一実施形態では、スクリューチャネル誘導デバイス10が提供されている。スクリューチャネル誘導デバイス10は、スクリューチャネル部11と、インプラント協働部12とを備える。スクリューチャネル部11は、遠位端にスクリューチャネル口13を備える。また、スクリューチャネル部11は、スクリューチャネルの近位端にスクリュー部材シート14を備える。スクリューチャネル部11は、中心軸と、遠位のスクリューチャネル口端部と、近位のスクリュー部材シート端部とを有する実質的に円筒形とすることができる。スクリューチャネルの中心軸は、スクリューチャネル口の中心を通り、スクリュー部材シート14の口を通る。スクリューチャネル部11は、スクリューチャネルの中心軸に沿って円形の断面を有することが好ましい。この円形の断面は、遠位端で第1の直径を有することができ、その近位端に向かって、スクリューチャネルの長手方向中心軸に沿って移動すると増大する。近位端では、スクリューチャネル部11は、内側底面が凹形状を有し、その外側底面15、すなわちその近位端が凸形状を有するようにすり鉢形である。スクリュー部材シート14のねじ穴は長孔である。長孔は、引き伸ばされた穴である。
インプラント協働部12は、その近位端におけるインプラントシート16と、遠位の凹形スクリューチャネル部シート17とを備えるカラーである。スクリューチャネル部シート17は、スクリューチャネル部11をインプラント協働部12が配置されるインプラントに対して傾斜させる/角度付けることができるように、スクリューチャネル部11の外側近位端の半径に対応する半径を有する。インプラント協働部12の近位端にあるインプラントシート16は、どの歯科用インプラントが患者の下顎骨内に挿入されるかに応じて様々なインプラント協働部を使用することができるように、市販の様々なインプラントシステムに従って調整することができる。
スクリューチャネル部11をインプラント協働部12上で傾斜させる/角度付けるとき、スクリュー部材18がスクリューチャネル部11のスクリューチャネル内に挿入される。次いで、インプラント協働部12がインプラントの遠位にあり、しかしスクリューチャネル部11の近位にある状態で、スクリューチャネル部11が、インプラント協働部12のカラーの管腔を通って歯科用インプラント内に緩くねじ込まれる。この位置で、長孔が所望の位置になる、すなわちその位置で長穴が、スクリューチャネル部11を角度付け/傾斜させたいと望む平面の方向にあるようにスクリューチャネル部11を回転させることによって、スクリューチャネル部11を所望の位置に角度付ける/傾斜させることができる。スクリュー部材シート14の長穴は、図1Bでわかるように、中心軸からスクリューチャネル部11の周部に向かって延びることができ、図1Bは、スクリューチャネル部11を、作業用モデルに向かって位置決めされることが意図された端部から示す。したがって、インプラント協働部12が、インプラントアナログを介してモデルに取り付けられ、しかしまだ完全に固定されていないとき、スクリューチャネル部11を、インプラント協働部12の凹形のスクリューチャネル部シート17内で、長穴の延長に沿って摺動することにより、図1Cでわかるように、中空のスクリューチャネル部11をモデルに対して傾斜させることが可能である。
図2には、スクリューチャネル誘導デバイスの他の実施形態が示されている。この実施形態では、スクリューチャネル誘導デバイス20は、スクリューチャネル部21と、インプラント協働部22とを備える。スクリューチャネル部21は、遠位端にスクリューチャネル口23を備える。スクリューチャネル部21は、中心軸と、遠位のスクリューチャネル口端部と、めねじを有する近位のねじ穴24とを有する、スクリューチャネルの延長に沿って実質的に円筒形とすることができる。スクリューチャネルの中心軸は、スクリューチャネル口23の中心軸でもある。スクリューチャネル部21は、スクリューチャネルの中心軸に沿って円形の断面を有することが好ましい。
スクリューチャネル部21のスクリューチャネルの近位端には、スクリュー部材25が配置される。スクリュー部材25は、スクリューチャネル部21のスクリューチャネルの底部近位端にあるスクリュー部材シートを通って延びる。スクリュー部材25は、ねじ回し、レンチ、スパナなどねじ込みデバイスと協働するように適合された遠位把持部分26を有する。近位端には、スクリュー部材は、スクリュー部材ヘッド27を有する。スクリュー部材ヘッド27は、下記に従って歯科用インプラントまたはインプラントアナログ内にインプラント協働部22をねじ込むためにインプラント協働部22と協働するように適合された、周囲輪郭の形態にあるヘッド構成を有する。スクリュー部材シートの近位で、スクリューチャネル部21は、インプラント協働部22と協働するように、凹形の相互作用表面28を備える。
一実施形態では、スクリュー部材25は、把持部分の近位に、右ねじ部を有する。この右ねじ部を使用し、遠位の把持部分を右回りに回転させることにより、スクリュー部材を遠位でねじ込み、インプラント協働部22を歯科用インプラントまたはインプラントアナログに固定することができる。
他の実施形態では、スクリュー部材25が、遠位ねじ山部分および近位ねじ山部分の形態で、遠位把持部分の近位に2つのねじ山部分を備える。遠位ねじ山部分は右ねじ型であり、一方、近位ねじ山部分は左ねじ型であることが好ましい。次いで、スクリュー部材ヘッド27が、近位の左ねじを介してスクリュー部材25に取り付けられる。スクリュー部材ヘッド27が左ねじ山を介してスクリュー部材25に接続されるとき、スクリュー部材ヘッド27は、下記に従って、スクリュー部材が底部位置になった後で、すなわち、インプラント協働部22と底部で協働する際、またはインプラント協働部22とスクリューチャネル部21が互いに押し付けられるとき、把持部分26を左回りに回転させることによって、スクリュー部材25からねじ的に分離することができる。これは、スクリューチャネル部21が、スーパーストラクチャに、溶接、鋳造、またははんだ付けなど固定されたとき、スクリューチャネル部21とインプラント協働部22の分離を可能にするという技術的効果をもたらす。
インプラント協働部22は、インプラント協働部22を歯科用インプラントに固定するのに適した、おねじを有するねじ山付き部を備える近位ピン28を有する。歯科用インプラントシート協働部を、フランジ29をインプラントシートの周囲に配置することにより、ピン28の遠位端に配置することができ、前記フランジは、歯科用インプラントの遠位端で歯科用インプラントに対応する内側輪郭を有する。上述によれば、どの歯科用インプラントが患者の下顎骨内に挿入されるかに応じて様々なインプラント協働部22を使用することができるように、様々なインプラントシートを有する様々なインプラントシステムが市販されている。
インプラント協働部22は、その遠位端に内側把持キャビティを有し、前記キャビティは、形状がスクリュー部材の近位のスクリュー部材ヘッドに対応し、その結果、インプラント協働部22は、スクリュー部材ヘッドがインプラント協働部22の遠位の内側把持キャビティと係合協働するときスクリュー部材を回転させることによってインプラント協働部22を歯科用インプラント内にねじ込むことにより、歯科用インプラントにねじで固定することができる。
インプラント協働部22は、スクリューチャネル部21と協働するための凸形相互作用表面を形成する外型凸形状を有する。この凸形相互作用表面は、スクリューチャネル部21の近位の凹形相互作用表面と協働するように形作られ、その結果、この協働が玉継手として働き、それによりスクリューチャネル部21を所望の位置に角度付ける/傾斜させることができる。
スクリュー部材ヘッド27は、スクリューチャネル部21がインプラント協働部22と完璧な位置合わせで配置されたとき、すなわちスクリューチャネル部21の中心軸がインプラント協働部の中心軸と一致するとき、インプラント協働部22の遠位端で対応する形状を有するキャビティの底部内に挿入されるように適合される。したがって、スクリューチャネル部21の中心軸がインプラント協働部22の中心軸に対して角度付けられているとき、スクリュー部材ヘッド27は、もはやインプラント協働部22から分離させることができない。これは、たとえば半球形または球形などスクリュー部材ヘッド27の遠位端上の傾斜した接触表面と、インプラント協働部22のキャビティ内の対応する負の傾斜した表面とを有することによって達成することができる。このようにして、スクリュー部材ヘッド27を遠位にねじ込み、スクリューチャネル部21をインプラント協働部22に固定することができる。
一実施形態では、図3の流れ図により、鋳造された歯科用スーパーストラクチャを作製するための方法30が提供される。この鋳造された歯科用スーパーストラクチャは、上述によるスクリューチャネル誘導デバイスにより角度付きのディスタンスを用いて製造される。このスクリューチャネル誘導デバイスを使用し、鋳造された歯科用スーパーストラクチャ内の角度付きのスクリューチャネルを得て、それによりスクリューチャネル口の中心軸と、対象の顎にオッセオインテグレーテッド歯科用インプラントの中心軸との角度を、従来技術による曲げられたスクリューチャネルを用いた鋳造スーパーストラクチャに比べて増大することができる。したがって、スクリューチャネル誘導デバイスのスクリューチャネルは、実質的に1つの中心軸が中空のシリンダスクリューチャネルを介して延びる。
スクリューチャネル誘導デバイスは、上述のスクリューチャネル部およびインプラント協働部により傾斜可能である。
一実施形態では、スクリューチャネル部は、スクリューチャネル部が鋳造中に崩壊するように、鋳造温度で溶融可能なものであってもよい。これらの場合、スクリューチャネル部は、プラスチックまたは蝋製とすることができる。
歯科用インプリントを、当業者に知られている方法に従って対象から製作する(31)。このインプリントから、当業者に知られている方法に従って、対象の歯科的状況のモデルが製造される。得られた対象の歯科的状況のモデル内に、インプラントアナログを装着する(32)。
次いで、下記に従って、実験室スクリューを用いて、スクリューチャネル誘導デバイスを作業用モデル内のアナログに装着する(33)。スクリューチャネル誘導デバイスの角度を、スクリューチャネル誘導デバイス内に含まれるインプラント協働部に対してスクリューチャネル部を傾斜させる(34)ことによって調節する。次いで、実験室スクリューを締結し、スクリューチャネル誘導デバイスのスクリューチャネル部を所望の角度で作業用モデルに最終的に固定する(35)。
これは、18度と25度の間など、17度より大きい角度を達成することが可能であるために有利であり、これは、スーパーストラクチャ上にスクリューチャネル口を配置する際により大きな自由度を可能にするので望ましい。この角度付きのスクリューチャネルは、従来技術の鋳造スーパーストラクチャによる曲げられたスクリューチャネルとは対照的に、スクリューチャネルへのアクセスをも改善する。
ディスタンスモデルの上部で、蝋または別の溶融可能な材料からスーパーストラクチャマスターを作製する(36)。したがって、角度付きのスクリューチャネルでスーパーストラクチャマスターが得られ、その角度は、対象の歯科的状況に対して最適に適合されている。
その後、図1によるスクリューチャネル誘導デバイスが使用されている場合には実験室スクリューを除去し、または図2によるスクリューチャネル誘導デバイスが使用されている場合にはインプラント協働部22のねじ山付きピンを緩めることによって、マスタースーパーストラクチャが分解される。次いで、スクリューチャネル誘導デバイスをマスタースーパーストラクチャから静かに引き抜くことによって、マスタースーパーストラクチャをスクリューチャネル誘導デバイスから分離することができる。
スクリューチャネル誘導デバイスをマスタースーパーストラクチャ内に残すことも可能である。
他の実施形態では、加工および焼結など後続のCAD/CAM成形のために、マスタースーパーストラクチャが、スクリューチャネル誘導デバイス10、20上で位置決めされているときスキャンされる。
次いで、マスタースーパーストラクチャが、最終的にディスタンスを鋳造するために使用されることになる材料に特有の埋込用ペーストでキュベット内に埋め込まれ、これは当業者には理解される。
スクリューチャネル誘導デバイスを引き抜いたとき得られたキャビティ、またはスクリューチャネル誘導デバイスのスクリューチャネルもまた、埋込用ペーストで充填される。スクリューチャネル誘導デバイスのスクリューチャネル部が、上述に従って、鋳造手順中に溶融する材料のものである場合には、後続の鋳造における溶融により、スクリューチャネル部が元に戻ることになる。
キュベットが、埋込用ペーストに特有の指示に従って予熱され、それにより、スクリューチャネル誘導デバイスがこの予熱中に溶融する材料製である場合、マスタースーパーストラクチャとスクリューチャネル誘導デバイスが共に溶融することになり、埋込用ペーストが硬化し、型が形成される(37)。
スクリューチャネル誘導デバイスのキャビティもまた埋込用ペーストで充填されていたので、この型は、管状の角度のある幾何形状を幾何学的に反転したもの、すなわち角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャの所望の形状を表す。
次いで、角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャを、当業者に周知のチタンまたはコバルト/クロム合金など好ましい金属で、その材料の製造者の推奨に従って鋳造する(38)。冷却後、鋳造された角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャを、好ましくは110μmと250μmの間のサイズを有する酸化アルミニウム粒子でブラストし、滑らかな表面を生み出すことができる。
任意選択で、アナログ/固定具と相互作用することが意図された金属表面を、リーマで調整することができる。他の表面を、硬質の金属カッタにより調整してもよい。
次いで、角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャは、いつでも対象に嵌合できる状態にある。スーパーストラクチャの歯を、当業者に知られている方法に従って追加してもよい。
図4による他の実施形態では、特大のスクリューチャネル部を有するスクリューチャネル誘導デバイスにより、角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャを作製するための方法40が提供される。
スクリューチャネル誘導デバイスは、上述により、スクリューチャネル部およびインプラント協働部により傾斜可能である。
特大のスクリューチャネル部は、後で使用されるスクリューチャネル部より大きいが、その理由は、下記で明らかになる。
方法40の第1のステップは、前述の方法30と同様である。
歯科用インプリントを、当業者に知られている方法に従って対象から製作する(31)。インプラントアナログをインプリント内に装着し(32)、作業用モデルを石膏から製作する。実験室スクリューを用いて、特大のスクリューチャネル部をインプラント協働部により作業用モデルに装着する(33)。
スクリューチャネル誘導デバイスの角度を、インプラント協働部に対してスクリューチャネル部を傾斜させる(34)ことによって調節してから、実験室スクリューを締結し、傾斜可能な特大のディスタンスモデル部を所望の角度で作業用モデルに最終的に固定する(35)。
任意選択で、ディスタンスモデルを蝋分離し、滑らかな表面を生み出す。
ディスタンスモデルの上部に、上述のようにプラスチックまたは蝋など溶融可能な材料からマスタースーパーストラクチャを製作する(36)。
任意選択で、プレキャスティングを行う。
マスタースーパーストラクチャを(1つまたは複数の)インプラントアナログから切り離した後で、マスタースーパーストラクチャを、咬合方向で特大のスクリューチャネル部から除去する(41)。
次いで、マスタースーパーストラクチャが、当業者には理解されるように、最終的にディスタンスを鋳造するために使用されることになる材料に特有の埋込用ペーストでキュベット内に埋め込まれる。
キュベットが、埋込用ペーストに特有の指示に従って予熱され、これにより構造溶融物(construct melt)が製作され、埋込用ペーストが硬化し、型が形成される(37)。
スーパーストラクチャを、型内において、当業者に周知のチタンまたはコバルト/クロム合金など好ましい金属で、その材料の製造者の推奨に従って鋳造する(38)。鋳造された角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャを、好ましくは110μmと250μmの間のサイズを有する酸化アルミニウム粒子でブラストし、滑らかな表面を生み出すことができる。
任意選択で、アナログ/固定具と相互作用することが意図された金属表面を、リーマで調整することができる。他の表面を、硬質の金属カッタにより調整してもよい。
次いで、スクリューチャネル誘導デバイス11、21を、特大のスクリューチャネル部によって形成されたキャビティ内に挿入する。したがって、スクリューチャネル誘導デバイス11、21のサイズは、形成された/鋳造されたキャビティ内に嵌合するように適合される。次いで、スーパーストラクチャを(1つまたは複数の)実験室スクリューによって作業用モデルに締結する。
次いで、スクリューチャネル誘導デバイスを、マスタースーパーストラクチャに、溶接、接着、またははんだ付けなど共に固定する(42)。これは、最初にスクリューチャネル誘導デバイスを鋳造スーパーストラクチャに咬合方向で、次いでインプラント協働部の位置で溶接/接着/はんだ付けし、したがって(1つまたは複数の)角度付きのスクリューチャネルを有するスーパーストラクチャを形成することによって行うことができる。
次に、どの部分も咬合方向でスーパーストラクチャの縁部から外に延びないように、スクリューチャネル誘導デバイスを、鋳造スーパーストラクチャと適合するように切断する(43)。次いで、スーパーストラクチャは、いつでも対象に嵌合できる状態にある。スーパーストラクチャの歯を、当業者に知られている方法に従って追加してもよい。
スクリューチャネル部11、21は、モデルが先行するように設計される角度付きのディスタンスの作製中に溶融する材料製とすることができる。溶融可能な材料の例は、プラスチックまたは蝋である。
スクリューチャネル誘導デバイス10、20のスクリューチャネル部11、21は、代替として、チタンまたはコバルト/クロム合金など金属製であってもよい。
図5は、図1の実施形態とある種の類似点を有するスクリューチャネル誘導デバイスの他の実施形態を示す。また、この他の実施形態では、スクリューチャネル誘導デバイス50が、スクリューチャネル部51と、インプラント協働部52とを備え、インプラント協働部52は、−下記でより詳細に述べるように−互いに対して移動可能な下側インプラント協働部52Aと、上側インプラント協働部52Bとを備える。
スクリューチャネル部51は、遠位端にスクリューチャネル口53を有し、近位端にスクリュー部材シート54を有する。スクリューチャネル部51は、スクリューチャネル口53の中心を通り、スクリュー部材シート54の口を通る中心軸を有する実質的に円筒形とすることができる。スクリューチャネル部51は、その中心軸に沿って円形の断面を有することが好ましい。スクリューチャネル部51は、その遠位端からその近位端に向かって増大する直径を有することができる。近位端では、スクリューチャネル部51は、内側底面が凹形状を有し、その外側底面55、すなわちその近位端が凸形状を有するようにすり鉢形である。スクリュー部材シート54のねじ穴は、図1Bに示されているものと同じ特性の長孔である。
図6Bにも示されている下側インプラント協働部52A、および図6Cにも示されている上側インプラント協働部52Bは、リングまたはカラーであり、これらは、述べるように互いに対して移動可能または回転可能であり、図1の実施形態におけるインプラント協働部12に対応するインプラント協働部52を共に形成する。
上側インプラント協働部52Bは、スクリューチャネル部51の外側近位端、すなわちその底面55の半径に対応する半径を有する遠位の凹形スクリューチャネル部シート56を有し、その結果、スクリューチャネル部51を、上側インプラント協働部52Bに対して傾斜させる、または角度付けることができる。また、上側インプラント協働部52Bは、好ましくは凹形シート56より小さい半径を有する近位凸形底面57を有する。
下側インプラント協働部52Aは、上側インプラント協働部52Bの近位凸形底面57の半径に対応する半径を有する遠位の凹形上側インプラント協働部シート58を有し、その結果、上側インプラント協働部52Bを、下側インプラント協働部52Aに対して傾斜させる、または角度付けることができる。
底面57およびシート58は、第1の玉継手57、58を形成すると言ってよい。同様に、底面55およびシート56は、第2の玉継手55、56を形成すると言ってよい。
下側インプラント協働部52Aは、一般に、先細る円筒形の外側周囲表面59を有しその上端に向かってその直径が大きくなる外部裁頭円錐形を有する。
歯科用インプラント60は、概して円筒形を有することができる。歯科用インプラント60は、その中心軸と同軸で、スクリュー部材62用のめねじ61を備える。また、歯科用インプラント60は、その中心軸と同軸で、下側インプラント協働部52Aを収容するためのキャビティ63を備える。キャビティ63は、その口に向かって、下側インプラント協働部52Aの周囲表面59のテーパに対応するテーパを有する先細り部分64を有する。この先細り部分64は、下側インプラント協働部52Aが歯科用インプラントキャビティ63内に挿入されたとき歯科用インプラント60の上端と面一になるように、下側インプラント協働部52Aの最大直径と同じ直径をその口部に有することが好ましい。
装着するためには、下側インプラント協働部52Aは、最初に、その先細り周囲表面59が歯科用インプラントキャビティ63の先細り部分64と接触して歯科用インプラント60のキャビティ63内に配置されることが好ましい。次いで、上側インプラント協働部52Bが、その近位凹形底面57を下側インプラント協働部52Aの凹形シート58内に入れて配置される。最後に、スクリューチャネル部51が、その凸形の外側底面55で上側インプラント協働部52Bの凹形シート56内に配置される。
スクリューチャネル部51は、そのスクリュー部材シート54内に長孔を有し、一方、上側インプラント協働部52Bおよび下側インプラント協働部52Aは、スクリュー部材62−スクリューチャネル部51を通って挿入される−が通って歯科用インプラント60のめねじ61内に延びるための中央通り穴を有する。
スクリュー部材62は、その軸方向自由端に工具グリップ66を有するスクリュー部材ヘッド65を有する。スクリュー部材ヘッド65の下側は、スクリューチャネル部51内のスクリュー部材シート54の凹形状に一致する凸形状を有する。
歯科用インプラント60に対してスクリューチャネル部51のための所望の位置を達成するのに適切な位置に様々な部材が移動されたとき、スクリューチャネル部内に挿入されスクリュー部材ヘッド65の工具グリップと協働する適切な工具67により、スクリュー部材62を歯科用インプラント60内のそのめねじ61内に締め付けることができる。
分割されたインプラント協働部52A、Bは、歯科用インプラント60に対してスクリューチャネル部51を位置決めするために改善された自由度をもたらす。スクリューチャネル部51を傾斜させる、または角度付けるだけでなく、上側インプラント協働部52Bを下側インプラント協働部52Aに対して傾斜させることにより、スクリューチャネル部51をある程度横に移すことが可能になる。この構造は、歯科用インプラントに締結されるスーパーストラクチャにおいて可能な許容差を増大する。
好ましい実施形態では、上側インプラント協働部52Bの底面57および下側インプラント協働部52Aのシート58の半径は、上側インプラント協働部52Bのシート56およびスクリューチャネル部51の底面55の半径より小さい。これは、より大きな多用性のために、それらのそれぞれの回転中心間の距離が増大されることを意味する。
スクリューチャネルは、咬合面上に、または切歯領域の裏に隠して配置することができる。スーパーストラクチャが鋳造される場合、精度は必ずしも完璧ではない。図5に示されている構造は、スクリュー部材のサイズに応じて最大5度の偏向に対処することができる。
本発明について、特定の実施形態を参照して上述したが、本明細書に記載の特定の形態に限定されることは意図していない。それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定され、上記の特定のもの以外の実施形態もまた、これらの添付の特許請求の範囲内で同様に可能である。
特許請求の範囲では、「comprises/comprising(備える、含む)」という用語は、他の要素またはステップの存在を排除しない。さらに、個々に列挙されているとしても、複数の手段、要素、または方法ステップは、たとえば単一のユニットまたはプロセッサによって実施されてもよい。さらに、個々の特徴が異なる特許請求の範囲に含まれていることがあるが、これらは有利に組み合わせることが可能であり、異なる特許請求の範囲に含まれることは、特徴の組合せが実現可能でない、および/または有利でないことを暗示してはいない。さらに、単数形の指示対象は複数を排除しない。「a」「an」「第1」「第2」などの用語は、複数を排除しない。特許請求の範囲内の符号は、わかりやすくする例として与えられているにすぎず、決して特許請求の範囲を限定するものと解釈されないものとする。

Claims (10)

  1. 歯科用スーパーストラクチャ用のスクリューチャネル誘導デバイスであって、
    スクリューチャネル部とインプラント協働部とを備え、
    前記スクリューチャネル部が、近位端にねじ穴を有するスクリュー部材シートを備え、
    前記スクリューチャネル部の近位端は、内側底面が凹形状を有し、その外側底面が凸形状を有するようにすり鉢形であり、
    前記スクリュー部材シートの前記ねじ穴が長孔であり、
    前記インプラント協働部が、歯科用インプラントに接続されるカラー形の下側インプラント協働部と、カラー形の上側インプラント協働部とを備え、
    前記下側インプラント協働部が遠位凹形シートを有し、
    前記上側インプラント協働部が、第1の玉継手を形成するように前記下側インプラント協働部の凹形シートの半径に対応する半径を有する近位凸形底面を有し、
    前記上側インプラント協働部が、第2の玉継手を形成するように前記スクリューチャネル部の外側底面の半径に対応する半径を有する遠位凹形シートを有し、
    前記2つの玉継手は、前記歯科用インプラントにスクリュー部材が係合されたときに、前記上側インプラント協働部および前記スクリューチャネル部が前記下側インプラント協働部および前記歯科用インプラントの中心軸に対して傾斜できるように、構成されている、スクリューチャネル誘導デバイス。
  2. 前記2つの玉継手が、異なる半径を有する、請求項1に記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  3. 前記第1の玉継手が前記第2の玉継手より小さい半径を有する、請求項2に記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  4. 前記下側インプラント協働部が、外部裁頭円錐形を有し、前記歯科用インプラントの上端内のキャビティの先細り部分内に嵌合する、請求項1に記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  5. 前記歯科用インプラントが、前記キャビティと関連するめねじを備え、
    前記じが、前記スクリューチャネル部、前記上側インプラント協働部、および前記下側インプラント協働部を通って挿入されるようにスクリュー部材と協働するように構成されている、請求項4に記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  6. 少なくとも前記スクリューチャネル部が、プラスチック材料のものである、請求項1〜5のいずれかに記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  7. 少なくとも前記スクリューチャネル部が、金属のものである、請求項1〜5のいずれかに記載のスクリューチャネル誘導デバイス。
  8. 歯科用スーパーストラクチャまたはその一部を製造するための製造方法であって、
    (i)対象の口から歯科用インプリントを製作するステップと
    (ii)作業用モデルを得るために前記インプリント内にアナログを装着するステップと
    (iii)請求項1に記載のスクリューチャネル誘導デバイスを、前記作業用モデルに取り付けるステップと
    (iv)前記スクリューチャネル誘導デバイスの上側インプラント協働部およびスクリューチャネル部を、前記スクリューチャネル誘導デバイスの下側インプラント協働部および歯科用インプラントの中心軸に対して所望の角度に傾斜するステップと
    (v)前記スクリューチャネル誘導デバイス上にマスタースーパーストラクチャまたはその一部を生み出す型を形作るステップと、
    (vi)前記マスタースーパーストラクチャまたはその一部に基づいて型を形成するステップと
    (vii)前記歯科用スーパーストラクチャまたはその一部を鋳造またはCAD/CAM成形するステップと
    を含む製造方法。
  9. 前記ステップ(vii)が鋳造であり、
    前記製造方法は、
    (viii)前記ステップ(v)と前記ステップ(vi)の間で前記スクリューチャネル誘導デバイスを前記マスタースーパーストラクチャから除去するステップと、
    (ix)前記ステップ(v)において、前記スクリューチャネル誘導デバイスによって形成されたキャビティの形状に対応するスクリューチャネル誘導デバイスを挿入するステップと
    (x)前記ステップ(ix)で挿入された前記スクリューチャネル誘導デバイスを、溶接、接着、またははんだ付けによって取り付けるステップと
    をさらに含む、請求項8に記載の製造方法。
  10. 前記スクリューチャネル誘導デバイスまたはその前記スクリューチャネル部が前記ステップ(vi)または前記ステップ(vii)中に溶融される、請求項8に記載の製造方法。
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