JP6265086B2 - 車両用ドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドア装置に関する。
モータ等のアクチュエータによってスライドドアを開閉するパワースライドドア装置(自動ドア開閉装置)を備えた車両が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
ここで、車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉するスイング式の車両用ドアの場合、車両用ドアの開放側に乗員が立ってドアハンドルを把持して開放動作を行うと、車両用ドアの開放角度が大きくなるに従って、乗員は手首を内側に大きく曲げることになる。この結果、手に力が入りづらくなるので、車両用ドアを開けることが難くなり、例えば、開放動作の途中でドアフレーム等に手を持ち変える必要がある。よって、この点において改善の余地があった。
特開2008−285885号公報 特開2008−296777号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉する車両用ドアの開放側に乗員が立って車両用ドアを容易に開けることができる車両用ドア装置を提供することが目的である。
請求項1の車両用ドア装置は、車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉する車両用ドアと、前記車両用ドアの開放動作を行うドア駆動装置と、前記車両用ドアの開放側の端部に設けられ、車両上下方向を回転軸方向とし前記車両用ドアの開放側と反対側が開放側となるように回転するドアハンドルと、前記ドアハンドルに設けられた把持検知手段と、前記把持検知手段が把持を検知中は前記ドア駆動装置を作動させる作動手段と、を備え、前記ドアハンドルは、前記車両用ドアに対して直角を超える角度まで回転可能となっている
請求項1の車両用ドア装置では、車両用ドアの開放側に乗員が立ちドアハンドルを把持する。把持検知手段が把持を検知中は、作動手段がドア駆動装置を作動させ、車両用ドアの開放動作が行われる。
ドアハンドルは、車両上下方向を回転軸方向とし車両用ドアの開放側と反対側が開放側となるように回転する。更に、ドアハンドルは、車両用ドアに対して直角を超える角度まで回転可能となっている。よって、車両用ドアが開放され開放角度が大きくなってもドアハンドルが直角を超える角度まで回転する。したがって、ドアハンドルを把持する乗員の手首を内側に曲げることが、ドアハンドルが回転しない場合よりも少ない。よって、車両用ドアの開放角度が大きくなっても乗員がドアハンドルを容易に把持しつづけられる。
このように、乗員がドアハンドルを把持することでドア駆動装置が作動して車両用ドアを開放すると共に、車両用ドアの開放角度が大きくなっても乗員がドアハンドルを容易に把持しつづけられる。したがって、車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉する車両用ドアの開放側に乗員が立って車両用ドアを容易に開けられる。
請求項2の車両用ドア装置は、請求項1に記載の構成において、前記ドアハンドルの外面が前記車両用ドアの意匠面と面一又は略面一となった格納状態と、前記ドアハンドルが回転して前記車両用ドアの前記意匠面から所定量突出した突出状態と、に前記ドアハンドルを可動させるドアハンドル駆動装置を有し、前記ドアハンドルは前記突出状態から更に開放側に回転可能に構成されている。
請求項2の車両用ドア装置では、ドアハンドルの外面が前記車両用ドアの意匠面と面一又は略面一となった格納状態となることで、車両用ドアの意匠性が向上される共に走行時の空気抵抗が低減される。しかし、車両用ドアの開放時には、ドアハンドルが車両用ドアの意匠面から所定量突出した突出状態となることで、乗員がドアハンドルを把持することが可能となる。
ドアハンドルは、突出状態から更に回転するので、ドアハンドルを把持する乗員の手首を内側に曲げる必要が、ドアハンドルが回転しない場合よりも少ない。よって、車両用ドアの開放角度が大きくなっても乗員がドアハンドルを容易に把持しつづけられる。
請求項3の車両用ドア装置は、請求項1又請求項2に記載の構成において、前記ドアハンドル装置には、前記意匠面と面一又は略面一となった閉鎖状態と、前記ドアハンドルを把持するスペースが形成される開放状態と、になることが可能なカバー部材が、前記ドアハンドルに隣接して設けられている。
請求項3に記載の車両用ドア装置では、カバー部材が開放状態となることで、乗員がドアハンドルを把持することが可能となる。よって、ドアハンドルを乗員が把持可能な状態であっても、車両用ドアの意匠面とドアハンドルの外面とが面一又は略面一とされ、意匠性が向上する。
請求項1に記載の発明によれば、車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉する車両用ドアの開放側に乗員が立って車両用ドアを容易に開けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ドアハンドルの外面が車両用ドアの意匠面と面一又は略面一となることで、車両用ドアの意匠性が向上する共に走行時の空気抵抗が低減する。
請求項3に記載の発明によれば、ドアハンドルを乗員が把持可能な状態であっても、車両用ドアの意匠面とドアハンドルの外面とが面一又は略面一とされ、意匠性が向上する。
(A)は本発明の第一実施形態に係る車両用ドア装置を備えるサイドドアの要部の拡大斜視図であり、(B)はドアドアハンドルが外側に所定量突出したピックアップ状態の斜視図である。 (A)は図1(A)の2A−2A線に沿った水平断面図であり、(B)は図1(B)の2B−2B線に沿った水平断面図ある。 図1に示すサイドドアの開放側(車両前後方向後方側)に乗員が立ってドアハンドルを把持して行うサイドドアの開放動作を説明する車両上方から見た場合の説明図である。 図1に示すサイドドアの開放側(車両前後方向後方側)に乗員が立ってドアハンドルを把持して行うサイドドアの開放動作の、(A)はサイドドアが閉じられている状態を示す模式図であり、(B)はサイドドアが少し開いた状態を示す模式図であり、(C)は(B)よりもサイドドアが更に開いた状態を示す模式図である。 本発明の第二実施形態に係る車両用ドア装置を備えるサイドドアの要部を示す拡大側面図である。 図5の6−6線に沿った水平断面図である (A)は本発明の第一実施形態に係る車両用ドア装置のブロック図であり、(B)は本発明の第二実施形態に係る車両用ドア装置の要部のブロック図である。
<第一実施形態>
図1〜図4、図7(A)を用いて、本発明の第一実施形態に係る車両用ドア装置について説明する。なお、各図において示される矢印FR、矢印OUT、矢印UPは、車両前後方向前側、車両幅方向外側、車両上下方向上側をそれぞれ示している。また、図3は、車両上方側から見た図であるが、後述するサイドドア12及びドアハンドル20は若干車両幅方向外側斜め上方から見た斜視図として図示している。また、図4の説明図では、サイドドア12及びドアハンドル20は模式的に図示されている。
(全体構成)
図7(A)に示すように、本発明の第一実施形態に係る車両用ドア装置50は、ドアハンドル装置30、ドアラッチ装置42、ドア駆動装置46、携帯器34、受信装置36、及び制御装置40を有している。ドアハンドル装置30は、室外側のドアハンドル20(図1参照)、ドアハンドル20に設けられた把持検知センサー28(図1参照)、電動モータ等のアクチュエータを有するドアハンドル駆動装置32、及びドアハンドル20が後述するポップアップ位置(図1(B)及び図2(B))から押し込まれたことを検知するドアハンドル位置検知装置31を有している。
図3及び図4に示すように、車両10のサイドドア12は、車両前後方向前側端部に回転軸15があり、車両前後方向後方側が開放されるスイング式の車両用ドアである。
図1〜図4に示すように、サイドドア12の車両前後方向後側端部には、サイドドア12の開閉の際に把持するドアハンドル20が設けられている。
図1(B)及び図2に示すように、ドアハンドル20は、平面視においてV字形状に配置された外板部22と内板部24とを有している。また、外板部22の内面22Bには把持検知センサー28(図7(A)も参照)が設けられている。
図1(A)及び図2(A)に示すように、車両10が走行中や駐車中等のサイドドア12が開閉操作されない状態では、ドアハンドル20は、サイドドア12内に格納されている格納状態となっている。そして、このドアハンドル20が格納された格納状態では、ドアハンドル20の外板部22の外面22Aは、サイドドア12の意匠面(外面)12Aと面一又は略面一になっている。
このドアハンドル20がサイドドア12内に格納され面一又は略面一となった格納状態では、乗員はドアハンドル20を把持することが出来ない。
しかし、図1(B)及び図2(B)に示すように、ドアハンドル20は、車両前後方向後側端部に設けられた回転軸25回りに回転可能に支持されると共に、ドアハンドル装置30のドアハンドル駆動装置32(図7(A)参照)によって、回転するように構成されている。
そして、制御装置40がドアハンドル駆動装置32(図7参照)を制御し、図1(B)及び図2(B)に示すように、ドアハンドル20を外側へ突出するように回転させることで、ドアハンドル20は乗員M(図3及び図4を参照)が把持可能なポップアップ状態になる。
なお、本実施形態では、車外からサイドドア12を開閉する際には、図7(A)に示す携帯器34に設けられたボタン(図示略)を乗員が押して信号(赤外線や電波)Sを発信する。そして、この信号Sを受信装置36が受信すると、制御装置40がドアハンドル駆動装置32を制御し、ドアハンドル20が所定量突出したポップアップ状態になるように構成されている。
また、図2(B)の想像線(二点破線)で示すように、ドアハンドル20は、乗員M(図3及び図4参照)が把持して、所定量突出したポップアップ位置から更に外側に回転させることが可能となっている。また、図示はしてないが、ドアハンドル20は、ポップアップ位置から内側に押込むことが可能となっている。そして、前述したように、図7(A)に示すドアハンドル位置検知装置31は、このドアハンドル20の内側への押込みを検知するように構成されている
なお、ドアハンドル20が外側及び内側に回転された状態で、乗員Mが手MA(図3及び図4参照)を離すと、ばね等の付勢手段によって所定量突出したポップアップ位置に戻るように構成されている。
また、図7(A)に示すドアラッチ装置42によって、サイドドア12がラッチ及びラッチ解除される。なお、このように本実施形態ではドアラッチは電気式のドアラッチ装置42で行われ、ドアハンドル20はドアラッチとの連結がない。よって、上述したようにドアハンドル20を自由に回転させることができる。
また、図7(A)に示すドア駆動装置46は、図示されていない駆動モータなどのアクチュエータによってサイドドア12の開閉動作を行うパワーアシスト装置である。そして、ドア駆動装置46は、図3及び図4に示すように、乗員Mが手MAでドアハンドル20(の外板部22)を把持し、把持検知センサー28(図4及び図7参照)が把持を検知すると作動して開放動作を行い、ドアハンドル20(の外板部22)から手MAを離して把持が検知されなくなると作動を停止するように、制御装置40(図7参照)によって制御されている。言い換えると、ドア駆動装置46は、把持検知センサー28(図4及び図7参照)が把持を検知中にのみドア駆動装置46が作動して開放動作を行うように、制御装置40によって制御されている。
また、ドア駆動装置46は、乗員Mが手MA(図3及び図4参照)でドアハンドル20を、図2(B)に示すポップアップ位置から内側に押込むと、ドアハンドル位置検知装置31(図7(A)参照)が押込みを検知しドア駆動装置46(図7参照)が作動して閉鎖動作を行い、ドアハンドル20から手MA(図3及び図4参照)を離してポップアップ位置に戻り検知されなくなると作動を停止するように、制御装置40(図7参照)によって制御されている。言い換えると、ドア駆動装置46は、ドアハンドル位置検知装置31(図7(A)参照)がドアハンドル20の押込みを検知中にのみドア駆動装置46が作動して閉鎖動作を行うように、制御装置40によって制御されている。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、図4の想像線(二点破線)で示すサイドドア12等は、実線で示すサイドドア12よりも更にサイドドア12が開いた状態を示している。
図1(A)及び図2(A)に示すように、車両10が走行中や駐車中等のサイドドア12が開閉操作されない状態では、ドアハンドル20はサイドドア12内に格納され、ドアハンドル20の外面22Aは、サイドドア12の意匠面(外面)12Aと面一又は略面一になっている。よって、サイドドア12の意匠性が向上されると共に、走行時の空気抵抗が低減される。
車外からサイドドア12を開閉する際には、図7に示す携帯器34に設けられたボタン(図示略)を乗員M(図3及び図4を参照)が押して信号(赤外線や電波)Sを発信する。受信装置36が信号Sを受信すると、制御装置40はドアラッチ装置42を制御しドアラッチを解除すると共に、ドアハンドル駆動装置32を制御しドアハンドル20を外側へ突出するように回転させ、ドアハンドル20を乗員Mが手MA(図1(B)及び図2(B))で把持可能なポップアップ状態にする。
そして、図3及び図4に示すように、乗員Mは、サイドドア12の車両後方側、すなわち開放側に立ち、手MAでドアハンドル20(の外板部22)を把持し開放動作を行う。制御装置40は、ドアハンドル20の把持検知センサー28が把持を検知中は、ドア駆動装置46を作動させサイドドア12の開放動作を行う。
ここで、図2(B)に示すように、ドアハンドル20は、車両上下方向の回転軸25を中心に車両前方側(サイドドア12の開放側(車両前後方側)と反対側)が開放側となるように回転する。また、図2(B)の想像線(二点破線)で示すように、ドアハンドル20は、更に回転させることが可能となっている。
よって、図4に示すように、サイドドア12の開放角度が大きくなるに従ってドアハンドル20が回転しサイドドア12に対する角度が大きくなる。具体的にはドアハンドル20がポップアップ位置の場合は、サイドドア12に対する角度はαであるが、サイドドア12の開放角度が大きくなるに従って角度がβ、γと大きくなる。
これにより、ドアハンドル20(の外板部22)を手MAで把持している乗員Mの手首MBを内側に曲げることが、ドアハンドル20が回転しない場合(角度がαのままのとき)よりも少ない。よって、サイドドア12の開放角度が大きくなっても乗員Mがドアハンドル20を容易に把持しつづけることができる。言い換えると、ドア駆動装置46の作動トリガーを容易に入力し続けることができる。
このように、サイドドア12の開放側(車両前後方向後側)に乗員Mが立って、ドアハンドル20(の外板部22)を把持することでドア駆動装置46が作動しサイドドア12を開放すると共に、サイドドア12の開放角度が大きくなっても乗員Mがドアハンドル20を容易に把持しつづけられる。したがって、車両上下方向の回転軸25を中心に回転することで開閉するサイドドア12の開放側(車両後方側)に乗員Mが立ってサイドドア12を容易に開けることができる。
そして、サイドドア12が開き、乗員Mがドアハンドル20から手MAを離すとサイドドア12の開放動作が止まり、乗員Mは車室に乗り込む。
<第二実施形態>
図5、図6及び図7(B)を用いて、本発明の第二実施形態に係る車両用ドア装置について説明する。なお、各図において示される矢印FR、矢印OUT、矢印UPは、車両前後方向前側、車両幅方向外側、車両上下方向上側をそれぞれ示している。また、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(全体構成)
図5に示すように、車両210のサイドドア212は、車両前後方向前側端部に回転軸があり、車両前後方向後側が開放されるスイング式の車両用ドアである。
図5、図6、及び図7(B)に示すように、本発明の第二実施形態に係る車両用ドア装置250は、サイドドア212に設けられたドアハンドル装置230を有している。ドアハンドル装置230は、ドアハンドル220、把持検知スイッチ223(図6、図7(B)参照)、カバー部材225、ドアハンドル220が後述する標準位置から押し込まれたことを検知するドアハンドル位置検知装置231(図7(B)を参照)、及びカバー部材駆動装置232(図7(B))を有している。なお、ドアハンドル装置230以外のその他の主要な構成要素は、第一実施形態の図7(A)に示す、ドアラッチ装置42、ドア駆動装置46、携帯器34、受信装置36、及び制御装置40と同様であるので、説明を省略する。
図5に示すように、車両210のサイドドア212には、サイドドア212の開閉の際に把持するドアハンドル220が設けられている。ドアハンドル220の車両前後方向前側には、カバー部材225が設けられている。
図6に示すように、ドアハンドル220には、把持検知スイッチ223が設けられている。また、カバー部材225は、前側端部に設けられた回転軸221回りに回転可能に支持され、カバー部材駆動装置(図7(B))によって、回転するように構成されている。
図5及び図6に示すように、車両210が走行中や駐車中等のサイドドア212が開閉操作されていない状態では、ドアハンドル220がサイドドア212内に格納され、カバー部材225が閉じられた閉鎖状態となっている。そして、このカバー部材225が閉じられた閉鎖状態では、ドアハンドル220の外面220A及びカバー部材225の外面225Aは、サイドドア212の意匠面(外面)212Aと面一又は略面一になっている。
なお、このドアハンドル220及びカバー部材225が面一又は略面一となった状態では、乗員M(図3及び図4を参照)は、ドアハンドル220を把持することが出来ない。
しかし、第一実施形態と同様に、携帯器34(図7(B)参照)に設けられたボタン(図示略)を乗員Mが押して信号Sを発信し、受信装置36(図3参照)が受信すると、制御装置40がカバー部材駆動装置(図7(B)を参照)を制御し、図6に示すように、カバー部材225を想像線(二点破線)で示す内側に回転させることで、ドアハンドル220を乗員が把持可能なスペースが形成された開放状態になる。
また、図6の想像線(二点破線)で示すように、ドアハンドル220は、車両前後方向後方側端部に設けられた回転軸227回り回転可能に支持されている。また、図示はしてないが、ドアハンドル220は、内側に押込むことが可能となっている。なお、ドアハンドル220は、外側及び内側に回転された状態で手MAを離すと、ばね等の付勢手段によって実線で示すドアハンドル220の外面220Aとサイドドア212の意匠面212Aとが面一又は略面一となった標準位置に戻るように構成されている。
ドア駆動装置46は、乗員Mが手MA(図3及び図4参照)でドアハンドル220を把持し、把持検知スイッチ223(図6参照)が把持を検知すると作動して開放動作を行い、ドアハンドル220から手MAを離して把持が検知されなくなると作動を停止するように、制御装置40(図7を参照)によって制御されている。言い換えると、ドア駆動装置46は、把持検知スイッチ223が把持を検知中にのみドア駆動装置46が作動して開放動作を行うように、制御装置40によって制御されている。
また、ドア駆動装置46は、乗員Mが手MAでドアハンドル220を標準位置から内側への押込むと、ドアハンドル位置検知装置231(図7(B)参照)が押込みを検知しドア駆動装置46(図7参照)が作動して閉鎖動作を行い、ドアハンドル220から手MA(図3及び図4参照)を離して標準位置に戻り検知されなくなると、作動を停止するように、制御装置40(図7参照)によって制御されている。言い換えると、ドア駆動装置46は、ドアハンドル位置検知装置231(図7(B)参照)がドアハンドル220の押込みを検知中にのみドア駆動装置46が作動して閉鎖動作を行うように、制御装置40によって制御されている。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態で説明した内容は適宜省略する。
図5及び図6に示すように、車両210が走行中や駐車中等のサイドドア212が開閉操作されない状態では、ドアハンドル220の外面220A及びカバー部材225の外面225Aは、サイドドア212の意匠面(外面)212Aと面一又は略面一になっている。よって、サイドドア212の意匠性が向上されると共に、走行時の空気抵抗が低減される。
第一実施形態と同様に、車外からサイドドア212を開閉する際には、図7に示す携帯器34に設けられたボタン(図示略)を乗員M(図3及び図4を参照)が押して信号(赤外線や電波)Sを発信する。受信装置36が信号Sを受信すると、制御装置40はドアラッチ装置42を制御しドアラッチを解除すると共に、カバー部材駆動装置(図7(B)を参照)を制御しカバー部材225を想像線(二点破線)で示す開放状態にする。
そして、第一実施形態と同様(図3及び図4を参照)に、乗員Mは、サイドドア212の車両後方側、すなわち開放側に立ち、手MAでドアハンドル220を把持し開放動作を行う。制御装置40は、ドアハンドル220の把持検知スイッチ223が把持を検知中は、ドア駆動装置46が作動させサイドドア12の開放動作を行う。
ここで、図6に示すように、ドアハンドル220は、車両上下方向の回転軸227を中心に車両前後方向前側(サイドドア212の開放側(車両前後方向後側)と反対側)が開放側となるように回転する。
よって、第一実施形態と同様(図3及び図4を参照)、ドアハンドル220を手MAで把持している乗員Mの手首MBを内側に曲げることが、ドアハンドル220が回転しない場合よりも少ない。よって、サイドドア212の開放角度が大きくなっても乗員Mがドアハンドル20を容易に把持しつづけることができる。言い換えると、ドア駆動装置46の作動トリガーを容易に入力し続けることができる。
このように、サイドドア212の開放側(車両前後方向後側)に乗員Mが立ってドアハンドル220を把持することでドア駆動装置46がサイドドア212を開放すると共に、サイドドア212の開放角度が大きくなっても乗員Mがドアハンドル220を容易に把持しつづけられる。したがって、車両上下方向の回転軸を中心に回転することで開閉するサイドドア12の開放側(車両後方側)に乗員Mが立ってサイドドア212を容易に開けることができる。
そして、サイドドア12が開き、乗員Mがドアハンドル20から手MAを離すとサイドドア12の開放動作が止まり、乗員Mは車室に乗り込む。
また、本実施形態では、図6に示すように、ドアハンドル220を乗員Mが把持可能な状態であっても、サイドドア212の意匠面212Aとドアハンドル220の外面220Aとが面一又は略面一となっており(ドアハンドル220が意匠面212Aから突出しないので)、ドアハンドルが突出する場合と比較し、意匠性が向上する。
<その他>
本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、サイドドア12、212は、車両前後方向前側端部に回転軸があるスイング式の車両用ドアであったが、これに限定されない。車両前後方向後側端部に回転軸があり、車両前方側が開放側となったスイング式の車両用ドアであってもよい。なお、この場合は、ドアハンドルは、サイドドアの車両前後方向前側端部(開放側の端部)に設けられ、車両前後方向前側(サイドドアの開放側と反対側)が開放側となるように回転するように設けられる。また、乗員はサイドドアの車両前後方向前側に立って開放動作を行う。つまり、第一実施形態及び第二実施形態の各図における車両前後方前側FRが車両前後方向後側となった構成と略一致する。
或いは、車両後端部に設けられた車両上下方向を回転軸方向とするスイング式のバックドアに本発明を適用してもよい。なお、この場合は、車両幅方向の左側端部又は右側端部に回転軸があり、車両幅方向の左側又は右側が開放側となってスイング式の車両用ドアとなる。また、ドアハンドルは、サイドドアの車両幅方向の開放側の端部に設けられ、サイドドアの開放側と反対側が開放側となるように回転するように設けられる。乗員はサイドドアの車両幅方向の開放側(左側又は右側)に立って開放動作を行う。
また、例えば、上記第二実施形態では、図6に示すように、カバー部材225を想像線(二点破線)で示す内側に回転軸回りに回転させることで、ドアハンドル220を乗員が把持可能なスペースが形成された。しかし、更に、ドアハンドル駆動装置32(図7(A)参照)を設け、ドアハンドル220が外側へ突出するように回転軸回りに回転させたポップアップ状態にしてもよい。つまり、カバー部材225の内側への回転とドアハンドル220のポップアップとの両方を行ってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、携帯器34からの信号Sを受信装置36が受信すると、制御装置40はドアラッチ装置42を制御しドアラッチを解除したが、これに限定されない。乗員Mによるドアハンドル20,220の把持が把持検知センサー28又は把持検知スイッチ223が検知すると、ドアラッチを解除するように制御してもよい。
また、上記複数の実施形態は適宜組み合わせて実施可能である。更に本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
12 サイドドア(車両用ドア)
20 ドアハンドル
28 把持検知センサー(把持検知手段)
32 ドアハンドル駆動装置(ドアハンドル駆動手段)
40 制御装置(作動手段)
46 ドア駆動装置
50 車両用ドア装置
212 サイドドア(車両用ドア)
220 ドアハンドル
223 把持検知スイッチ(把持検知手段)
225 カバー部材
230 車両用ドア
250 車両用ドア装置

Claims (3)

  1. 車両上下方向を回転軸方向として回転することで開閉する車両用ドアと、
    前記車両用ドアの開放動作を行うドア駆動装置と、
    前記車両用ドアの開放側の端部に設けられ、車両上下方向を回転軸方向とし前記車両用ドアの開放側と反対側が開放側となるように回転するドアハンドルと、
    前記ドアハンドルに設けられた把持検知手段と、
    前記把持検知手段が把持を検知中は、前記ドア駆動装置を作動させる作動手段と、
    を備え
    前記ドアハンドルは、前記車両用ドアに対して直角を超える角度まで回転可能となっている、車両用ドア装置。
  2. 前記ドアハンドルの外面が前記車両用ドアの意匠面と面一又は略面一となった格納状態と、前記ドアハンドルが回転して前記車両用ドアの前記意匠面から所定量突出した突出状態と、に前記ドアハンドルを可動させるドアハンドル駆動装置を有し、
    前記ドアハンドルは前記突出状態から更に開放側に回転可能に構成されている、
    請求項1に記載の車両用ドア装置。
  3. 前記車両用ドアの意匠面と面一又は略面一となった閉鎖状態と、前記ドアハンドルを把持するスペースが形成される開放状態と、になることが可能なカバー部材が、前記ドアハンドルに隣接して設けられている請求項1又請求項2に記載の車両用ドア装置。
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