JP6265069B2 - 電気ケーブルの取付構造 - Google Patents
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Description
導体と、該導体の外側に設けられたシースと、を有する電気ケーブルの両端部にそれぞれ固定具を固定して固定具付電気ケーブルとし、相対的に移動可能に配置された2つの電気機器のうち、一方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付け、他方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付けた、電気ケーブルの取付構造であって、
前記電気ケーブルは、前記シースに対して前記導体が前記電気ケーブル長さ方向に相対的に移動自在に構成され、
前記固定具は、前記シースに対する前記導体の相対移動を許容する状態で前記シースの端部を把持するスリーブを有し、
前記電気ケーブル長さ方向の少なくとも一方側では、前記シースの端部よりも前記導体の端部が前記電気機器の筐体内に突出して配置されるとともに、前記筐体内で前記導体が弛みを付けて曲げられている
電気ケーブルの取付構造である。
<電気ケーブルの用途及び取付環境>
本発明の実施の形態に係る電気ケーブルは、例えば産業ロボットや自動車の分野において、電源ケーブル、信号ケーブル、あるいはそれらを複合した複合ケーブルとして用いられる。また、電気ケーブルは、相対的に移動可能に配置された2つの電気機器を接続する場合に用いられる。ここで記述する「相対的に移動可能に配置」とは、一方の電気機器(以下、「第1の電気機器」ともいう。)が固定側に実装され、他方の電気機器(以下、「第2の電気機器」ともいう。)が可動側に実装された状態、あるいは、2つの電気機器がいずれも可動側に実装された状態をいう。産業ロボットや自動車の分野でいえば、2つの電気機器のうち少なくともいずれか一方の電気機器が、ロボットや自動車の可動部分に実装された状態をいう。
図2は本発明の実施の形態に係る電気ケーブルの取付構造に適用される電気ケーブルの構成例を示す断面図である。
図示した電気ケーブル3は、適度な可撓性を有するものであって、大きくは、電線部11と、この電線部11の外側に設けられた外層部12と、を備えた構成となっている。
本明細書においては、電気ケーブルの長さ方向を「ケーブル長さ方向」、電気ケーブルの直径方向を「ケーブル径方向」、電気ケーブルの中心軸周りの円周方向を「ケーブル円周方向」という。また、ケーブル径方向に関しては、電気ケーブルの中心(中心軸)に近い側を「内側」、電気ケーブルの中心から遠い側を「外側」という。
電線部11は、断面が円形の導体13と、この導体13の外周面を覆う絶縁層14と、を有している。導体13は、電気ケーブル3が信号ケーブルであれば信号線路を形成し、電気ケーブル3が電源ケーブルであれば電源線路を形成するものである。
導体13は、電線部11の芯線として、電線部11の中心に配置されている。導体13は、例えば、スズめっき軟銅からなる線導体(一例として、導体断面積(SQ)=3mm2)を用いて形成することができる。導体13は、1本の線導体、又は複数本の線導体を撚り合わせてなる撚線によって構成することができる。また、導体13は、軟銅線、銀めっき軟銅線、スズめっき銅合金線等の金属線を用いて形成することもできる。
絶縁層14は、導体13の外周の全面を覆うように、導体13と同心円状に形成されている。これにより、電線部11は、絶縁電線を構成している。絶縁層14の内周面は、ケーブル円周方向の全周にわたって導体13の外周面に接触している。絶縁層14は、一定の厚み寸法(例えば、0.7mm厚)で形成されている。絶縁層14は、例えば、架橋ポリエチレン(Cross−linked polyethylene:XLPE)によって形成することができる。また、絶縁層14は、ポリエチレン、発泡ポリエチレン、架橋発泡ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂等の樹脂材料によって形成することもできる。
外層部12は、電線部11を保護するもので、電線部11を囲む状態に配置されている。外層部12は、筒状のシース16と、このシース16の内面を覆う補強編組層17と、を有している。
シース16は、電気ケーブル3の外被を構成するものである。シース16は、断面円形に形成されている。このため、外層部12は、全体的に円筒状(チューブ状)に形成されている。外層部12の筒内には、上述した電線部11が挿入されている。シース16は、ケーブル径方向において最も外側に位置している。このため、シース16の外周面は、電気ケーブル3の外周面を構成している。シース16は、絶縁材料によって形成されている。具体的には、シース16は、例えば、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材料を用いて、0.5mm程度の厚さで形成されている。シース16を形成するゴム材料は、耐熱性、耐候性、及び耐油性に優れた特性を発揮するゴム材料を用いることが好ましい。一例として、ブレーキホース用のゴム材料を用いることができる。
補強編組層17は、シース16の内周面の全面を覆うように形成されている。補強編組層17は、シース16の内周面に接触(密着)した状態で、シース16と同心円状に形成されている。補強編組層17は、複数本の繊維又は糸を交差させて編み込む、いわゆる編み組によって形成されている。繊維又は糸は、例えば、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂を用いて、直径0.1mmの太さに形成されている。また、繊維又は糸は、耐疲労性及び耐摩耗性に優れた材料から形成することが好ましい。例えば、繊維又は糸は、ポリビニルアルコールの他に、ポリエチレンテレフタレート、又はポリエチレン−2,6−ナフタレートから少なくとも1つ選択される材料から形成することができる。補強編組層17を形成する繊維又は糸は、好ましくはポリビニルアルコールを用いて形成するとよい。
なお、本実施の形態において、繊維とは、微細な糸状を有した形態をいう。また、糸とは、繊維が線状に連続した形態をいう。
次に、電線部11と外層部12の関係について説明する。
まず、従来の電気ケーブルについて簡単に説明する。従来の電気ケーブルでは、ケーブル全体の径をなるべく小さくするという発想から、電線部と外層部を互いに密着させて構成している。このため、従来の電気ケーブルでは、外層部と電線部とが一体化しており、外層部に対して電線部をケーブル長さ方向に相対的に移動させることができない構造になっている。
図3は本発明の実施の形態に係る電気ケーブルの取付構造を示す概略図である。
ここでは、一例として、上述したインホイールモータ2の筐体9に固定金具7を用いて電気ケーブル3を取り付ける場合について説明する。インホイールモータ2の筐体9は、金属などを用いて形成されている。また、筐体9の側壁9aには、固定金具7を用いて電気ケーブル3を取り付けるための係合孔10が形成されている。
図5は固定金具の構成例を示す側断面図である。
固定金具7は、電気ケーブル3をを電気機器の筐体(本形態例ではインホイールモータ2の筐体9)に取り付けるために、電気ケーブル3の端部に固定されるものである。固定金具7は、非磁性で電気伝導率の高い金属、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金(ジュラルミンなど)を用いて形成されている。固定金具7は、大きくは、インナースリーブ21と、アウタースリーブ22と、ガイドスリーブ23と、連結部24と、を一体に有している。インナースリーブ21とアウタースリーブ22は、外層部12を収容可能な収容部25を形成している。
インナースリーブ21は、円筒状に形成されている。インナースリーブ21の一端部は連結部24の側面部につながっている。インナースリーブ21は、外層部12の内側に嵌り込む部分となる。インナースリーブ21は、連結部24の厚み方向の一方に突出する状態で形成されている。インナースリーブ21及びガイドスリーブ23の内側には、正面視円形の通し孔26が形成されている。通し孔26は、電線部11を通すための孔である。通し孔26の直径D4は、インナースリーブ21及びガイドスリーブ23の内径に相当する。このため、以降の説明では、通し孔26の直径D4を、インナースリーブ21の内径、あるいは、ガイドスリーブ23の内径とも称する。この直径D4は、電線部11の外径D1よりも大きく設定されている。このため、インナースリーブ21の内側に形成された通し孔26に電線部11を挿入しても、ケーブル長さ方向における電線部11の移動は阻害されることがない。
アウタースリーブ22は、インナースリーブ21の外側に、インナースリーブ21を囲む状態に形成されている。アウタースリーブ22は、インナースリーブ21と同心円をなして円筒状に形成されている。つまり、固定金具7は、インナースリーブ21とアウタースリーブ22とを備える二重筒構造になっている。このため、インナースリーブ21の中心軸方向(図5の左右方向)とアウタースリーブ22の中心軸方向は、同じ方向になっている。アウタースリーブ22の一端部は連結部24の側面部につながっている。アウタースリーブ22は、外層部12の外側に嵌り込む部分となる。アウタースリーブ22は、連結部24の厚み方向の一方に突出する状態で形成されている。アウタースリーブ22の突出寸法は、インナースリーブ21の突出寸法と同じ寸法に設定されている。上述した収容部25は、インナースリーブ21の外周面とアウタースリーブ22の内周面との間に形成されている。インナースリーブ21の外径D5は、外層部12の内径D2よりも若干(例えば、0.2mmほど)小さく設定されている。アウタースリーブ22の内径D6は、外層部12の外径D3よりも若干(例えば、0.5mmほど)大きく設定されている。
ガイドスリーブ23は、円筒状に形成されている。ガイドスリーブ23の一端部は連結部24の側面部につながっている。ガイドスリーブ23は、連結部24の厚み方向の他方(インナースリーブ21とは反対方向)に突出する状態で形成されている。ガイドスリーブ23は、筐体9に固定金具7を用いて電気ケーブル3を取り付ける場合に、筐体9の側壁9aに設けられた係合孔10(図3参照)に挿入されることにより、固定金具7の取付位置を案内する。ガイドスリーブ23は、インナースリーブ21と同軸上に形成されている。このため、インナースリーブ21の中心軸方向とガイドスリーブ23の中心軸方向は、同じ方向になっている。また、ガイドスリーブ23の内径及び外径は、それぞれインナースリーブ21の内径及び外径と同じ寸法に設定されている。以降の説明では、インナースリーブ21、アウタースリーブ22及びガイドスリーブ23の各中心軸方向を、「スリーブ中心軸方向」とも総称する。
連結部24は、適度な厚み(例えば、2.0mmほど)を有する板状に形成されている。連結部24の厚み方向は、スリーブ中心軸方向と同じ方向になっている。連結部24は、スリーブ中心軸方向から見て、角が丸い長方形、又は、縦長の楕円形に形成されている。連結部24には一対の固定用孔29が形成されている。固定用孔29は、筐体9に固定金具7を取り付けるための孔である。固定用孔29は、アウタースリーブ22よりも外側に形成されている。固定用孔29は、連結部24を貫通する状態で形成されている。
図6は電気ケーブルと固定金具との結合関係を示す側断面図である。
電気ケーブル3の外層部12は、インナースリーブ21とアウタースリーブ22との間の収容部25に収容(挿入)されている。アウタースリーブ22の外周面には、かしめ部30が形成されている。かしめ部30は、図示しないかしめ加工用の工具を用いて、アウタースリーブ22を外側からかしめることにより形成されている。より具体的に記述すると、かしめ部30は、アウタースリーブ22の外周面の一部に外側から内側に向かってかしめ荷重を加えることにより、インナースリーブ21の外周面を部分的にへこませた状態で形成されている。
上述のように電気ケーブル3に固定金具7を固定し、この固定金具7を用いて電気ケーブル3を筐体9に取り付ける場合は、上記図3に示すように、固定金具7のガイドスリーブ23を筐体9の係合孔10に挿入する。このとき、電気ケーブル3の電線部11の端部は、筐体9の内部に突出して配置される。この状態で2つのボルト31を用いて固定金具7を筐体9の側壁9aに固定する。筐体9の側壁9aには、上述した2つの固定用孔29に対応して、図示しない2つのネジ孔が形成されている。そこで、各々のボルト31の雄ネジ部分を、それぞれに対応する固定用孔29を通して筐体9のネジ孔に螺合させ、その状態でボルト31を適度に締め付けることにより、固定金具7を筐体9に固定する。これにより、電気ケーブル3が固定金具7を用いて筐体9に取り付けられる。
上述のように固定金具7を用いて電気機器(本形態例ではインホイールモータ)の筐体9に取り付けられた電気ケーブル3は、以下のような構造で電気機器と電気的且つ機械的に接続されている。
なお、筐体9内で電線部11をどの程度弛ませるかについては、電気ケーブル3の急激な変形による外層部12の伸び量を考慮して適宜設定すればよい。
本実施の形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果が得られる。
(1)本発明の実施の形態においては、インバータ1とインホイールモータ2とを接続する電気ケーブル3が何らかの原因で急激に変形すると、電気ケーブル3に引張力が加わる。電気ケーブル3が急激に変形する原因としては、例えば、自動車の走行中に飛び石や雪の塊などが電気ケーブル3にぶつかって電気ケーブル3が屈曲した場合、あるいは、電気ケーブル3に雪や泥が付着した状態で急ハンドルを切った場合などが考えられる。そのような場合は、電気ケーブル3に対して瞬間的に強い引張力が加わる。このため、電気ケーブル3がケーブル長さ方向に伸びる。具体的には、シース16を有する外層部12が引張力を受けて伸びる。このとき、導体13を有する電線部11にも引張力が加わる。ただし、外層部12内では電線部11がケーブル長さ方向に移動自在となっており、筐体9内では電線部11が弛みを付けて曲げられている。このため、上述のように引張力を受けて外層部12が伸びた場合は、この伸びに応じて筐体9内の電線部11が外層部12内に引き込まれる。つまり、外層部12の伸びが電線部11の弛みによって吸収される。このため、外層部12の伸び量を見込んであらかじめ筐体9内で電線部11を弛ませておけば、外層部12が伸びても電線部11は弛んだままの状態に維持される。これにより、電気ケーブル3に加わる引張力のほとんどは、電線部11ではなく、外層部12で受けることになる。したがって、従来のように導体とシースをかしめによって固定金具に一体的に固定する場合に比べて、電線部11の導体13にかかる負荷を軽減することができ、もって屈曲耐久性の向上が可能となる。その結果、電気ケーブル3が急激に変形した場合でも、電線部11の導体13が破損しにくくなる。
図7は本発明の他の実施の形態において、電気ケーブルと固定金具との結合関係を示す側断面図である。
本発明の他の実施の形態においては、先に述べた実施の形態と比較して、電気ケーブル3の構成が異なる。具体的には、電線部11を構成する絶縁層14の外周がシールド編組層15によって覆われている。シールド編組層15の端部は、固定金具7のインナースリーブ21とアウタースリーブ22との間に、外層部12とともに挿入されている。シールド編組層15は、かしめ部30によりインナースリーブ21に接触した状態で配置されている。また、シールド編組層15の端部は、外層部12の端部で上側に折り返されている。
シールド編組層15は、電気的なシールド機能を有するもので、絶縁層14の外周面を覆うように形成されている。シールド編組層15は、導体13を芯として絶縁層14と同心円状に形成されている。シールド編組層15の内周面は、絶縁層14の外周面に接触している。シールド編組層15は、繊維又は糸からなる芯の周囲に銅箔が設けられた銅箔糸を用いて形成することができる。シールド編組層15は、複数の銅箔糸を交差させて編み込む、いわゆる編み組によって形成されている。
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
以下に、本発明の好ましい形態について付記する。
(付記1)
導体と、該導体の外側に設けられたシースと、を有する電気ケーブルの両端部にそれぞれ固定具を固定して固定具付電気ケーブルとし、相対的に移動可能に配置された2つの電気機器のうち、一方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付け、他方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付けた、電気ケーブルの取付構造であって、
前記電気ケーブルは、前記シースに対して前記導体が前記電気ケーブル長さ方向に相対的に移動自在に構成され、
前記固定具は、前記シースに対する前記導体の相対移動を許容する状態で前記シースの端部を把持するスリーブを有し、
前記電気ケーブル長さ方向の少なくとも一方側では、前記シースの端部よりも前記導体の端部が前記電気機器の筐体内に突出して配置されるとともに、前記筐体内で前記導体が弛みを付けて曲げられている
電気ケーブルの取付構造。
(付記2)
前記筐体内で前記導体の末端部分が前記スリーブの中心軸方向と直角をなす向きに配置されている
付記1に記載の電気ケーブルの取付構造。
(付記3)
前記固定具は、金属製であって、
前記固定具のスリーブは、前記シースの内側に嵌り込むインナースリーブと、前記シースの外側に嵌り込むアウタースリーブと、を有し、前記アウタースリーブをかしめることにより、前記シースの端部を把持するものである
付記1又は2に記載の電気ケーブルの取付構造。
(付記4)
前記電気ケーブルの内部には、前記シースに対して前記導体を前記電気ケーブル長さ方向に相対的に移動自在とする空間が形成されている
付記1〜3のいずれかに記載の電気ケーブルの取付構造。
(付記5)
前記固定具付電気ケーブルは、前記電気ケーブルを車体の外に露出させて自動車に取り付けられている
付記1〜4のいずれかに記載の電気ケーブルの取付構造。
(付記6)
前記2つの電気機器のうち、一方の電気機器は自動車のインホイールモータであり、他方の電気機器は前記インホイールモータを駆動するモータ駆動機器である
付記5に記載の電気ケーブルの取付構造。
(付記7)
前記2つの電気機器のうち、一方の電気機器は自動車の電動ブレーキであり、他方の電気機器は前記電動ブレーキを駆動するブレーキ駆動機器である
付記5に記載の電気ケーブルの取付構造。
2…インホイールモータ
3…電気ケーブル
7…固定金具
9…筐体
11…電線部
12…外層部
13…導体
14…絶縁層
15…シールド編組層
16…シース
17…補強編組層
18…空間
21…インナースリーブ
22…アウタースリーブ
Claims (4)
- 導体と、該導体の外側に設けられたシースと、を有する電気ケーブルの両端部にそれぞれ固定具を固定して固定具付電気ケーブルとし、相対的に移動可能に配置された2つの電気機器のうち、一方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付け、他方の電気機器の筐体に前記固定具を用いて前記電気ケーブルを取り付けた、電気ケーブルの取付構造であって、
前記電気ケーブルは、前記シースに対して前記導体が前記電気ケーブル長さ方向に相対的に移動自在に構成され、
前記固定具は、前記シースに対する前記導体の相対移動を許容する状態で前記シースの端部を把持するスリーブを有し、
前記電気ケーブル長さ方向の少なくとも一方側では、前記シースの端部よりも前記導体の端部が前記電気機器の筐体内に突出して配置されるとともに、前記筐体内で前記導体が弛みを付けて曲げられている
電気ケーブルの取付構造。 - 前記筐体内で前記導体の末端部分が前記スリーブの中心軸方向と直角をなす向きに配置されている
請求項1に記載の電気ケーブルの取付構造。 - 前記固定具のスリーブは、前記シースの内側に嵌り込むインナースリーブと、前記シースの外側に嵌り込むアウタースリーブと、を有し、前記アウタースリーブをかしめることにより、前記シースの端部を把持するものである
請求項1又は2に記載の電気ケーブルの取付構造。 - 前記固定具付電気ケーブルは、前記電気ケーブルを車体の外に露出させて自動車に取り付けられている
請求項1〜3のいずれかに記載の電気ケーブルの取付構造。
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