JP6264085B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルを有する電池モジュールに関する。
電池ホルダに保持された電池セルを複数並設した電池モジュールとしては、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1では、枠状の電池ホルダ(ケース)に電池セルを収容して並設している。
特開2009−231143号公報
ところで、並設した複数の電池セルを拘束する目的などで、並設方向の両端にエンドプレートを設ける場合がある。また、電池セルの放熱性や、電池セルを加圧するためにエンドプレートと電池セルとの間に介在物を設ける場合がある。このような場合、介在物は、電池セルとエンドプレートとの挟持力によって固定されるため、振動などに伴い、電池セルとエンドプレートとの間の領域から介在物が脱落してしまうおそれがある。
本発明の目的は、電池セルとエンドプレートとの間に介在された介在物の脱落を抑制することができる電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決する電池モジュールは、電池ホルダに保持された電池セルを複数並設した電池体を有するとともに、前記電池体において、前記電池セルの並設方向の両端にエンドプレートを設けた電池モジュールであって、少なくとも一方の前記エンドプレートと、該エンドプレートに隣り合う前記電池セルとの間には、介在物が介在され、前記電池ホルダは、前記介在物と対向する対向部を有することを要旨とする。
これによれば、電池セルとエンドプレートとの間に設けられた介在物が、エンドプレートと電池セルとの間のから抜け出そうとすると、対向部によってその抜け出しが規制される。このため、介在物の脱落を抑制することができる。
上記電池モジュールについて、前記介在物は、弾性体であることが好ましい。
これによれば、充放電や劣化などに伴い電池セルが膨張したときに、介在物が弾性変形して電池セルの膨張を吸収することができる。
上記電池モジュールについて、前記電池セルは、ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体を有し、前記介在物における前記電池セルの並設方向と交わる面は、前記ケースにおける前記電池セルの並設方向と交わる面に比べて小さいことが好ましい。
これによれば、介在物が、ケースにおける電池セルの並設方向と交わる面からはみ出すことが抑制される。
上記電池モジュールについて、前記エンドプレートは、第1のエンドプレートと第2のエンドプレートを有し、前記第1のエンドプレートが前記介在物と隣り合う位置に配置された状態で、前記電池体、前記第1のエンドプレート、前記第2のエンドプレート及び前記介在物が組み付けられる場合、前記第1のエンドプレートにおける前記電池セルの並設方向と交わる面と前記対向部における前記電池セルの並設方向と交わる面とが対向するような大きさに前記第1のエンドプレートが形成され、前記第2のエンドプレートが、前記介在物と隣り合う位置に配置された状態で、前記電池体、前記第1のエンドプレート、前記第2のエンドプレート及び前記介在物が組み付けられる場合、前記第2のエンドプレートの一端と前記対向部における当該対向部と前記介在物との対向方向と交わる面とが対向するような大きさに前記第2のエンドプレートが形成されていることを特徴とする。
これによれば、第1のエンドプレートと、第2のエンドプレートとが誤った位置に組み付けられることが抑制される。
上記電池モジュールについて、前記電池ホルダは、前記対向部を有する第1の電池ホルダと、前記第1の電池ホルダの対向部が挿入される挿入溝を有する第2の電池ホルダとを含み、前記第1の電池ホルダと、前記第2の電池ホルダとは、交互に並設されていることが好ましい。
これによれば、電池ホルダの位置決めが容易となる。
本発明によれば、電池セルとエンドプレートとの間に介在された介在物の脱落を抑制することができる。
実施形態の電池パックを示す斜視図。 実施形態の電池モジュールを示す斜視図。 実施形態の電池セルを示す斜視図。 実施形態の電池モジュールを示す断面図。 (a)は実施形態の第1の電池ホルダを示す斜視図、(b)は実施形態の第2の電池ホルダを示す斜視図。 実施形態の電池セルを示す断面図。 (a)〜(c)は実施形態の第1のエンドプレート、第2のエンドプレート及び第1の電池ホルダの関係を示す図。 変形例の電池ホルダを示す斜視図。
以下、電池モジュールの一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、電池パック10は、筐体11に複数の電池モジュール21が収容されている。筐体11は、四角箱状をなしており、矩形平板状の底板12と、底板12から立設する矩形平板状の4つの側壁13と、側壁13によって形成される開口部を閉塞する矩形平板状の天板14と、を有している。
図2〜図4に示すように、電池モジュール21は、電池ホルダ40,60に保持された電池セル23(例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素蓄電池などの二次電池)と伝熱プレート24を交互に並設した電池体22を有している。電池体22において、電池セル23の並設方向両端には、エンドプレート31,32が設けられている。すなわち、両エンドプレート31,32は、電池体22を挟持している。本実施形態では、電池セル23として、角型電池を用いている。電池セル23は、ケース25を有し、ケース25の内部には、複数の電極を有する電極組立体26が収容されている。ケース25は、開口部を有するケース本体27と、ケース本体27の開口部を閉塞する蓋28とからなる。伝熱プレート24は、金属板をL字に屈曲させて形成されており、本体29と、本体29から直角に屈曲する屈曲部30とを有する。
本実施形態では、電池ホルダ40,60として、形状の異なる第1の電池ホルダ40と第2の電池ホルダ60を用いており、第1の電池ホルダ40と、第2の電池ホルダ60とは、交互に並設されている。電池体22において、電池ホルダ40,60の並設方向の両端には、第1の電池ホルダ40が位置している。以下、説明の便宜上、電池ホルダ40,60の並設方向の両端の第1の電池ホルダ40のうちの一端に設けられた第1の電池ホルダ40に符号40Aを付し、他端に設けられた第1の電池ホルダ40に符号40Bを付して説明を行う。
第1の電池ホルダ40Aに保持された電池セル23には、第1のエンドプレート31が隣り合っており、第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23には第2のエンドプレート32が隣り合っている。第2のエンドプレート32と、第2のエンドプレート32に隣り合う電池セル23との間には、介在物としての矩形平板状の加圧プレート71が介在されている。加圧プレート71は、弾性体としてのゴムから形成されている。第1の電池ホルダ40、第2の電池ホルダ60、第1のエンドプレート31及び第2のエンドプレート32には、ボルトBが挿通されている。ボルトBは、第1のエンドプレート31から第2のエンドプレート32に向けて挿通され、第2のエンドプレート32を挿通した位置でナットNに螺合されている。これにより、電池体22には、第1のエンドプレート31及び第2のエンドプレート32から、電池セル23の並設方向に向けた拘束加重が加えられている。第1のエンドプレート31及び第2のエンドプレート32には、ブラケット33が固定され、このブラケット33を側壁13に固定することで、電池モジュール21が側壁13に固定されている。
図5(a)に示すように、第1の電池ホルダ40は、矩形平板状の第1の被覆部41を有している。第1の被覆部41の長手方向両端には、第1の被覆部41の厚さ方向に延びる矩形平板状の第2の被覆部42及び第3の被覆部43が設けられている。第1の被覆部41、第2の被覆部42、第3の被覆部43に囲まれる領域は、電池セル23が収容される収容部Sとなる。
第3の被覆部43の短手方向第1端部43bには、第3の被覆部43の短手方向に突出する矩形平板状の対向部45が設けられている。対向部45の長手方向と第3の被覆部43の長手方向、対向部45の短手方向と第3の被覆部43の短手方向、対向部45の厚さ方向と第3の被覆部43の厚さ方向は、それぞれ同一方向となっている。対向部45の厚さは、第3の被覆部43の厚さよりも薄い。対向部45の厚さ方向と交わる2面のうちの収容部S側の面とは反対側の面は、第3の被覆部43の厚さ方向と交わる2面のうちの収容部S側の面とは反対側の面と面一となっている。
第2の被覆部42の長手方向第1端部42a(第1の被覆部41が設けられる端部とは反対側の端部)と、第3の被覆部43の長手方向第1端部43a(第1の被覆部41が設けられる端部とは反対側の端部)には、各被覆部42,43の短手方向第1端部42b、43bの間で延びる矩形平板状の第4の被覆部44が設けられている。第4の被覆部44は、厚さ方向が被覆部42,43の短手方向と一致し、長手方向が第2の被覆部42と第3の被覆部43の対向方向に一致する。そして、第4の被覆部44の厚さ方向及び長手方向に直交する方向が、第4の被覆部44の短手方向となる。
また、第4の被覆部44の長手方向両端における第4の被覆部44の短手方向の一端面上には、U字状をなすとともに、第4の被覆部44の厚さ方向に開口する端子収容部46がそれぞれ設けられている。各端子収容部46は、第2の被覆部42及び第3の被覆部43にそれぞれ連設されている。
第4の被覆部44の短手方向の一端面上には、端子収容部46と隣り合って四角柱状の柱部材47が設けられている。柱部材47の軸は、被覆部42,43の短手方向に延びている。柱部材47には、ボルトBが挿通される挿通孔48が柱部材47の軸方向に貫通して設けられている。挿通孔48は、柱部材47を軸方向に貫通しているため、その深さ(孔の長さ)は、柱部材47の軸方向の寸法と同一である。
第2の被覆部42及び第3の被覆部43の長手方向第1端部42a,43aには、各被覆部42,43と連設され、各被覆部42,43の長手方向に延びる矩形平板状の延設部49が設けられている。また、第2の被覆部42及び第3の被覆部43の長手方向第2端部42c、43cには、四角柱状の脚部50が設けられている。脚部50の軸は、被覆部42,43の短手方向に延びている。脚部50には、ボルトBが挿通される挿通孔51が脚部50の軸方向に貫通して設けられている。挿通孔51は、脚部50を軸方向に貫通しているため、その深さ(孔の長さ)は、脚部50の軸方向の寸法と同一である。
次に、第2の電池ホルダ60について説明する。なお、第2の電池ホルダ60において、第1の電池ホルダ40と同一構成の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(b)に示すように、第2の電池ホルダ60は、第3の被覆部43に、矩形状の挿入溝52を有している。挿入溝52は、第3の被覆部43の厚さ方向と交わる2面のうち収容部Sとは反対側の面から収容部S側の面に向けて第3の被覆部43の厚さ方向に凹んでいる。また、挿入溝52は、第3の被覆部43の短手方向第1端部43bとは反対側の短手方向第2端部43dから、短手方向第1端部43bに向けて延びている。挿入溝52の長手方向と第3の被覆部43の長手方向、挿入溝52の短手方向と第3の被覆部43の短手方向、挿入溝52の深さ方向(凹み方向)と第3の被覆部43の厚さ方向は、それぞれ同一方向となってる。挿入溝52の長手方向及び短手方向の寸法は、第1の電池ホルダ40の対向部45の長手方向及び短手方向の寸法よりも若干長い。また、挿入溝52の深さは、第1の電池ホルダ40の対向部45の厚さよりも若干深い。
図6に示すように、加圧プレート71における電池セル23の並設方向と交わる面と、電極組立体26における電池セル23の並設方向と交わる面とを比較すると、電極組立体26に比べて、加圧プレート71のほうが短手方向及び長手方向の寸法が長い。また、加圧プレート71における電池セル23の並設方向と交わる面と、ケース25における電池セル23の並設方向と交わる面を比較すると、加圧プレート71のほうが、短手方向及び長手方向の寸法が短い。加圧プレート71における電池セル23の並設方向と交わる面は、ケース25を介して電極組立体26における電池セル23の並設方向と交わる面の全面と対向し、ケース25における電池セル23の並設方向と交わる面からはみ出していない。
図7(a)〜(c)に示すように、第1のエンドプレート31は、矩形板状の基部34と、ボルトBが挿通される挿通孔35が形成された4つのボルト挿通部36を有している。また、第2のエンドプレート32は、矩形板状の基部37と、ボルトBが挿通される挿通孔38が形成された4つのボルト挿通部39を有している。
第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32は、基部34,37の長手方向の寸法が異なっている。具体的にいえば、第1の電池ホルダ40の対向部45において対向部45の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面から、第1の電池ホルダ40の第2の被覆部42において第2の被覆部42の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面と反対側の面までの寸法よりも、第1のエンドプレート31の基部34の長手方向の寸法は長い。また、第1の電池ホルダ40の対向部45において対向部45の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面から、第1の電池ホルダ40の第2の被覆部42において第2の被覆部42の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面と反対側の面までの寸法よりも、第2のエンドプレート32の基部37の長手方向の寸法は短い。
電池体22、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71が組み付けられる場合、第1のエンドプレート31の挿通孔35、第2のエンドプレート32の挿通孔38及び電池ホルダ40の挿通孔48,51にそれぞれボルトBが挿通される。すなわち、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び電池ホルダ40は、それぞれの挿通孔35,38,48,51が連通(軸方向に対向)するように位置決めされる。
このとき、第1のエンドプレート31が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、各部材が組み付けられる場合、第1のエンドプレート31における電池セル23の並設方向と交わる面と、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と、が対向する。したがって、第1のエンドプレート31は、第1のエンドプレート31が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、電池体22、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71が組み付けられる場合、第1のエンドプレート31における電池セル23の並設方向と交わる面と、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と、が対向するような大きさに形成されている。
また、第2のエンドプレート32が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で各部材が組み付けられる場合、第2のエンドプレート32の基部37の長手方向一端と、対向部45における当該対向部45と加圧プレート71との対向方向と交わる面とが対向する。したがって、第2のエンドプレート32は、第2のエンドプレート32が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、電池体22、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71が組み付けられる場合、第2のエンドプレート32の一端と対向部45における当該対向部45と加圧プレート71との対向方向と交わる面とが対向するような大きさに形成されている。
また、図2及び図4に示すように、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32は、各々の厚さ方向と交わる両面のうち一方の面にテーパ部34a,37aを有する。テーパ部34a,37aは、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32の各々の厚さ方向と交わる2面のうちの一方面の全周にわたって設けられている。また、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32は、各々の厚さ方向と交わる2面のうちのテーパ部34a,37aが設けられた面とは反対側の面の全周にわたってエッジ34b,37bを有している。
電池セル23、伝熱プレート24は、第1の電池ホルダ40及び第2の電池ホルダ60に保持された状態で、並設される。このとき、第1の電池ホルダ40と、第2の電池ホルダ60とが、交互に並設されることで、第1の電池ホルダ40の対向部45が第2の電池ホルダ60の挿入溝52に挿入されている。また、伝熱プレート24の屈曲部30が、第2の被覆部42における第2の被覆部42の厚さ方向と交わる2面のうち収容部Sとは反対側の面を覆っている。屈曲部30は、側壁13と接触する。
第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32とは、ボルト挿通部36,39の挿通孔35,38が、第1の電池ホルダ40及び第2の電池ホルダ60の脚部50及び柱部材47に設けられた挿通孔48,51と連通するように設けられている。そして、第1のエンドプレート31と第2のエンドプレート32において、テーパ部34a,37aが設けられた面は、電池体22とは反対側を向くように設けられている。
また、第1の電池ホルダ40Bの対向部45は、対向部45における対向部45の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面が、加圧プレート71及び第2のエンドプレート32と対向している。
次に、本実施形態の電池モジュール21の作用について説明する。
電池セル23は、充放電や、経年劣化に伴って電極組立体26を形成する電極が膨張する。電極が膨張すると、電極間や、電極とセパレータとの距離が長くなり、電池セル23の抵抗値が大きくなる。このため、伝熱プレート24の本体29及び加圧プレート71をエンドプレート31,32の拘束荷重によって電池セル23における電池セル23の厚さ方向と交わる面(電池セル23における電池セル23の並設方向と交わる面)に押しつけることで、電池セル23を加圧している。そして、電池セル23を加圧することで、電極間や電極とセパレータ間の距離が大きくなることを抑制している。
本実施形態の電池パック10は、例えば、車両に搭載される。車両が走行に伴い振動すると、電池パック10が振動する。このとき、各電池セル23の間に設けられる伝熱プレート24は、屈曲部30が、電池ホルダ40,60の第2の被覆部42における第2の被覆部42の厚さ方向と交わる2面のうち収容部Sとは反対側の面と側壁13とに挟まれるため、側壁13から離れる方向への移動が規制されている。一方、加圧プレート71は、第2のエンドプレート32から受ける拘束荷重によってのみ保持されており、側壁13から離れる方向へ移動するおそれがある。
本実施形態では、加圧プレート71が側壁13から離れる方向に移動すると、第1の電池ホルダ40Bの対向部45と加圧プレート71が当接することで、加圧プレート71が、第1のエンドプレート31と、電池体22との間の領域から抜け出すことが抑制されている。
電池セル23が膨張し、電池体22が電池セル23の並設方向に拡がろうとすると、電池セル23の並設方向への拡がりがエンドプレート31,32によって規制される。結果として、電池体22は、側壁13から離間する方向に拡がろうとする。このとき、隣り合う第1の電池ホルダ40,第2の電池ホルダ60は、対向部45と挿入溝52とが重なり合っているため、互いが当接し合うことで、側壁13から離間する方向に拡がることが抑制される。
また、電池モジュール21を製造するときには、電池セル23、第1の電池ホルダ40に保持された電池セル23、伝熱プレート24、第2の電池ホルダ60に保持された電池セル23、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71を組み付けた後に、ボルトBによってそれぞれの部材を拘束する。このとき、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32が異なった位置に、すなわち、第1のエンドプレート31が第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23と隣り合い、第2のエンドプレート32が第1の電池ホルダ40Aに保持された電池セル23と隣り合うように組み付けられる場合がある。
各エンドプレート31,32をプレス加工して形成する場合、一対の金型で金属板を挟んで加圧することで金属板を打ち抜く。このとき、各エンドプレート31,32の縁は、金型で加圧されることで、厚さ方向に変形する。これにより、各エンドプレート31,32の厚さ方向の一方の面の全周には、テーパ部34a,37aが形成され、他方の面の全周には突出部が形成される。突出部は、エンドプレート31,32の組み付けを阻害するため、この部分を切削などで除去する。すると、エンドプレート31,32にはエッジ34b,37bが形成される。エッジ34b,37bが電池体22と反対側を向くと、電池モジュール21に接続される図示しないハーネスなど、電池モジュール21の周囲の部材がエッジ34b,37bと当接して、破損の原因となる。また、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32には、ハーネスを保持する保持部が設けられる場合があり、第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32の保持部の個数や形状が異なると、誤ったエンドプレートでは、ハーネスを適切に保持できないおそれがある。
本実施形態では、第1のエンドプレート31が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、電池体22、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71が組み付けられる場合、第1のエンドプレート31における電池セル23の並設方向と交わる面と、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と、が対向する。すなわち、第1のエンドプレート31が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、各部材を組み付けようとすると、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と第1のエンドプレート31の基部34における電池セル23の並設方向と交わる面が当接し、第2のエンドプレート32と、その他各部材との組み付けが阻害される。
また、第2のエンドプレート32が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で電池体22、第1のエンドプレート31、第2のエンドプレート32及び加圧プレート71が組み付けられる場合、第2のエンドプレート32の基部37の長手方向一端と、対向部45における当該対向部45と加圧プレート71との対向方向と交わる面とが対向する。すなわち、第2のエンドプレート32が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、各部材を組み付けた場合、対向部45によって第2のエンドプレート32と、その他各部材との組み付けが阻害されることがない。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の電池ホルダ40に設けられた対向部45が、加圧プレート71と対向することで、第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23と第2のエンドプレート32との間に設けられた加圧プレート71が脱落することを抑制することができる。
(2)加圧プレート71は、ゴム製であるため、電池セル23が膨張したときに弾性変形することで、電池セル23の膨張によって電池モジュール21内で生じる応力を吸収することができる。このため、電池セル23が膨張することによる、ブラケット33への荷重増加を抑制し、ブラケット33が破損することを抑制することができる。
(3)加圧プレート71は電池セル23の並設方向と交わる面が、ケース25を介して電極組立体26における電池セル23の並設方向と交わる面の全面と対向し、かつ、ケース25からはみ出していない。電極組立体26を加圧プレート71によって加圧しているが、ケース25の角(ケース25における電池セル23の並設方向と交わる面と、ケース25における電池セル23の並設方向の面によって形成される角)が加圧されると、ケース25の破損を招くおそれがある。このため、加圧プレート71を、ケース25の角を加圧しないように形成することで、ケース25の破損を抑止することができる。
(4)第1のエンドプレート31は、第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23に隣り合うように設けようとした場合、第1の電池ホルダ40Bの対向部45と、第1のエンドプレート31における第1のエンドプレート31の厚さ方向の面と、が当接するように形成されているため、第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23に隣り合うように設けられることが規制されている。一方、第2のエンドプレート32は、第1の電池ホルダ40Bに保持された電池セル23に隣り合うように設けることができるように形成されているため、エンドプレート31,32が誤った位置に設けられることが抑制される。
(5)対向部45を有する第1の電池ホルダ40と、対向部45が挿入される挿入溝52を有する第2の電池ホルダ60を交互に並設しているため、対向部45と挿入溝52とが重なり合う。このため、対向部45と挿入溝52とが互いに当接し合うことで、電池セル23間の位置ずれを抑制することが可能となる。
(6)また、対向部45を挿入溝52に挿入することで、電池ホルダ40,60の位置決めが容易となる。
なお、実施形態は、以下のように変更してもよい。
○図8に示すように、一種類の電池ホルダ80のみを用いてもよい。本実施形態の電池ホルダ80は、第3の被覆部43の短手方向第1端部43bに、第3の被覆部43の短手方向に突出する対向部45を有するとともに、短手方向第2端部43dに、隣り合う電池ホルダ80の対向部45が挿入される挿入溝52を有する。これによれば、一種類の電池ホルダ80を用いて、電池体22を構成することができる。
○加圧プレート71は、板ばねなど、他の弾性体であってもよい。
○加圧プレート71は、金属など、弾性体とは異なる材料であってもよい。
○第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32は、熱容量が異なっていてもよく、例えば、厚さが異なっていてもよい。第2のエンドプレート32の厚さが、第1のエンドプレート31の厚さよりも厚くてもよい。第2のエンドプレート32に隣り合う電池セル23は、電池セル23における電池セル23の並設方向と交わる2面の一方の面のみが伝熱プレート24と接しているのに対して、他の電池セル23は、電池セル23における電池セル23の並設方向と交わる2面の両面が伝熱プレート24と接している。このため、第2のエンドプレート32と隣り合う電池セル23は、他の電池セル23に比べて温度が高くなりやすい。このため、第2のエンドプレート32の厚さを第1のエンドプレート31よりも厚くして、第2のエンドプレート32の吸熱量を向上させることで、電池セル23間の温度差を小さくすることができ、電池モジュール21の長寿命化を図ることができる。また、材質が異なっていてもい。
○第1のエンドプレート31は、エッジ34b,37b側が電池体22側とは反対側を向くように組み付けられたときも対向部45によって組み付けが規制される大きさであることが好ましい。
○介在物は、平板状をなす伝熱プレートなどであってもよい。
○第1のエンドプレート31と、第2のエンドプレート32は、同一のエンドプレートであってもよい。この場合、対向部45によって組み付けが規制されないエンドプレートを用いる。例えば、実施形態であれば、両方のエンドプレートを第2のエンドプレート32と同一形状とすればよい。
○第1のエンドプレート31と、第1のエンドプレート31に隣り合う電池セル23との間に介在物を設ける場合、当該介在物と対向する対向部を第1のエンドプレート31に隣り合う電池セル23を保持する電池ホルダに設けてもよい。
○対向部45は、第2のエンドプレート32と隣り合う電池ホルダにのみ設けられていてもよい。
○電池モジュール21の数は増やしてもよいし、減らしてもよい。
○電池セル23は、角型電池以外の円筒形電池などでもよい。
○加圧プレート71は、一部がケース25よりもはみ出していてもよい。
○第1のエンドプレート31の基部34の長手方向の寸法は、第1の電池ホルダ40の対向部45において対向部45の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面から、第1の電池ホルダ40の第2の被覆部42において第2の被覆部42の厚さ方向と交わる2面のうちの電池セル23側の面と反対側の面までの寸法よりも短くてもよい。この場合であっても、第1のエンドプレート31が加圧プレート71と隣り合う位置に配置された状態で、各部材が組み付けられる場合に第1のエンドプレート31における電池セル23の並設方向と交わる面と、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と、が対向すればよい。例えば、第1のエンドプレート31の挿通孔35の形成される位置を変更して、第1のエンドプレート31における電池セル23の並設方向と交わる面と、対向部45における電池セル23の並設方向と交わる面と、が対向するようにすればよい。
○第2のエンドプレート32の基部37の長手方向一端と、対向部45における当該対向部45と加圧プレート71との対向方向と交わる面とは当接してもよい。
21…電池モジュール、22…電池体、23…電池セル、25…ケース、26…電極組立体、31…第1のエンドプレート、32…第2のエンドプレート、40…第1の電池ホルダ、45…対向部、52…挿入溝、60…第2の電池ホルダ、71…加圧プレート。

Claims (3)

  1. 電池ホルダに保持された角型の電池セルを複数並設した電池体を有するとともに、前記電池体において、前記電池セルの並設方向の両端にエンドプレートを設けた電池モジュールであって、
    少なくとも一方の前記エンドプレートと、該エンドプレートに隣り合う前記電池セルとの間には、介在物が介在され、
    前記電池セルは、開口部を有するケース本体と、前記開口部を閉塞する蓋とからなるケースを有し、
    前記ケースのうち、前記蓋と対向する面をケース底面とし、該ケース底面及び前記電池セルの並設方向と交わる面に連続する面をケース側面とするとき、前記エンドプレートに隣り合う前記電池セルを保持する前記電池ホルダは、前記ケース側面の全面を被覆する矩形平板状の一対の被覆部を有し、
    前記被覆部には、その短手方向の第1端部から前記エンドプレート側に突出して前記介在物と対向する対向部が形成されていることを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記エンドプレートには複数の挿通孔が形成されるとともに、
    いずれか一方の前記エンドプレートの前記挿通孔から他方の前記エンドプレートの前記挿通孔に向けて挿通される複数のボルトは、前記蓋及び前記ケース底面側に配置されている請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記エンドプレートは、前記介在物と隣り合う位置に配置された状態で、該エンドプレートが前記対向部に対向するように前記電池体に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池モジュール。
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