JP6263787B2 - 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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また、携帯端末を用いてチャットを行う場合、通常は相手からのメッセージと自分が発信したメッセージとが自装置の画面に表示されることが公知となっている。
しかし、携帯端末の画面はサイズが小さいため、自分の携帯端末の画面を3分割してチャット内容、相手が検索した結果、自分が検索した結果をそれぞれの領域に表示するとそれぞれが小さい表示になって、見にくく扱いにくいという問題がある。
以下、本発明の一実施形態による情報処理装置を図1〜図4を参照して説明する。
図1は本発明の第一の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す概略図である。
図1(a)は本発明の第一の実施形態に係る情報処理装置の概略図である。情報処理装置1は、コンピュータの機能を併せ持った携帯電話等の携帯端末装置である。例えばその前面に表示部10を備え、この表示部10の画面110(タッチパネル面)に画像が表示される。
図1(b)は本発明の第一の実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す概略ブロック図である。
情報処理装置1は表示部10、CPU11、メモリ12、入力検出部20、情報制御部30、表示情報生成部40、バッファ部50、出力調整部60、通信部70を備えている。表示部10、CPU11、メモリ12、通信部70はバスを介して相互に接続されている。
表示部10は、情報処理装置1の表示画面である。また、表示部10は、例えばディスプレイとタッチパネルが一体に組み合わされたもので表示機能と入力機能を兼ね備えている。
入力検出部20は、利用者の表示部10へのタッチ操作を検出する機能部である。
また、情報制御部30は、表示制御部31を備えている。表示制御部31は、情報制御部30が入力情報を制御することによって各アプリケーションが処理した結果を画面に表示する制御を行う機能部である。例えば、入力検出部20が取得した入力情報に応じてチャット画面の更新を行うよう後述する表示情報生成部40に指示する。
また、表示制御部31は、画面共有を行う場合の表示の制御を行う。画面共有とは、画面110の内の一部である第1領域に自端末の表示情報を表示し、画面110の内の別の一部である第2領域に他装置の表示情報を表示することをいう。さらに、表示制御部31は、画面共有している状態において画面110の第1領域と第2領域との大きさを入力検出部20が検出した利用者の操作に応じて変更する制御を行う。
また、表示情報生成部40は、自装置表示生成部41、他装置表示取得部42、相手表示出力生成部43を備えている。自装置表示生成部41は、表示制御部31の指示に基づいて画面110の第1領域に表示する表示情報を生成する。他装置表示取得部42は、表示制御部31の指示に基づいて画面110の第2領域に表示する表示情報を他の情報処理装置から取得し生成する。相手表示出力生成部43は、他装置において画面共有を行う場合に他装置の第2領域に表示する表示情報を生成する。相手表示出力生成部43が生成する表示情報は画像だけでなく例えばテキスト情報であってもよい。
また、表示情報生成部40は、画面110の第1領域及び第2領域を設ける場合、自装置表示生成部41や他装置表示取得部42が生成した画面イメージと、表示情報生成部40が生成した例えばチャット画面のイメージと、を合成する機能をも有している。
出力調整部60は、情報処理装置の通信速度を計算し、相手表示出力生成部43が生成した表示情報を送信するときの通信レートを調整しながら表示情報を送信する。
通信部70は、他装置との通信を行う。通信部70は、例えば表示情報やチャットのメッセージを送受信する。
これら情報制御部30、表示制御部31、表示情報生成部40、自装置表示生成部41、他装置表示取得部42、相手表示出力生成部43、出力調整部60は情報処理装置1に備わるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより備わる機能である。
図2(a)、(b)は、利用者がチャットのアプリケーションを利用しているときの情報処理装置1の表示部10の画面110の一例である。画面110の左上には「明日のお店を決めよっか」、右上には「うん、しらべてみよ〜」というチャット内容が表示されている。チャットのように通信相手が存在し画面共有が有効と考えられるアプリケーションにおいては、表示情報生成部40が画面共有ボタン100を表示する。画面共有ボタン100はチャットのアプリケーションによる表示結果の一部であってチャットアプリケーションを起動すると表示情報生成部40が画面共有ボタン100を、画面110の下部に表示させる。又は、チャットアプリケーションが起動すると画面共有ボタン100を所定の位置に表示するプログラムによって表示情報生成部40が表示させるようにしてもよい。
利用者は、チャットをしながら画面共有を行いたい場合に、図2(a)における画面共有ボタン100を押下する。すると図2(b)の符号101で示されるように、表示情報生成部40が画面共有を行うかどうかの確認を求めるダイアログ(画面共有確認ダイアログ101)を表示する。画面共有確認ダイアログ101には、「画面共有開始しますか」という入力を促すメッセージと、「はい」と「いいえ」のソフトウェアボタンが表示される。画面共有を行いたい場合、利用者は画面共有確認ダイアログ101の「はい」を押下する。すると情報制御部30の指示により表示制御部31が画面共有を開始し、後に図3で説明するように表示部10の画面110に第1領域と第2領域などを表示する。
チャット領域105は、第1領域102及び第2領域104の表示内容とは独立して常に最新のチャット内容のみが表示される。最新のチャット内容のみが表示されるのは表示スペースの節約のためである。
符号106が示すのは、画面共有終了ボタンである。利用者が画面共有終了ボタン106を押下すると画面共有が終了し、図2(a)のような表示状態に戻る。
双方向モードにおいては、利用者は第1領域102を利用してWeb検索を行い、第2領域104に表示される他装置の操作に基づく情報を確認しながらチャット領域105を利用して相手と会話することができる。なお、第1領域102への入力操作は可能だが、第2領域104の領域にタッチ操作を行っても他装置に対する入力を行うことはできない。
自分モードにおいては、切替スライド103を第1領域102の中央付近までスライドさせると双方向モードに切り替えることができる。また、切替スライド103を第1領域102の下端付近までスライドさせると相手モードに切り替えることができる。自分モードにおいてもチャット領域105には最新のチャット内容のみが表示される。
なお、自分モードを選択した状態でユーザが切替スライド103を表示部10の上端までスライドさせると第1領域102が画面全面に広がり、画面の全面に第1の表情報が表示されてもよい。
相手モードにおいては、切替スライド103を第2領域104の中央付近までスライドさせると双方向モードに切り替えることができる。また、切替スライド103を第2領域104の上端付近までスライドさせると自分モードに切り替えることができる。相手モードにおいてもチャット領域105には最新のチャット内容のみが表示される。
図4の処理フローを用いて情報処理装置1において表示モードを切り替える処理について説明する。なお、図2、3の画面イメージを例として用いる。
まず、利用者がチャットのアプリケーションを起動する(ステップS1)。すると図2(a)で説明したように表示情報生成部40が画面共有ボタン100を画面110に表示する。次に利用者の指示により画面共有ボタンが押下されると、図2(b)で説明したように表示情報生成部40が画面共有確認ダイアログ101を表示する。ここで利用者の指示により情報制御部30が画面共有しない旨の指示情報を取得すると(ステップS2:No)、本処理フローは終了する。一方、情報制御部30が画面共有する旨の指示情報を取得すると(ステップS2:Yes)、情報制御部30は表示制御部31に画面共有する旨の指示情報を出力する。そして表示制御部31は、画面共有の初期表示モードである双方向モードを開始するよう表示情報生成部40、自装置表示生成部41、他装置表示取得部42に指示する(ステップS3)。また、表示制御部31はチャット相手の装置に対して表示情報を送信するよう通信部70を介して指示を行う。
一方、自装置表示生成部41は、第1領域102に表示するための検索画面の表示情報を生成する。この場合の第1領域102の大きさは、第2領域104と同じであり、自装置表示生成部41はその大きさに合う画像を生成する。また、表示情報生成部40は入力検出部20が取得したチャット内容を示す情報や他装置から受信したチャット内容を示す情報に基づいてチャット領域105の表示情報や切替スライド103の表示情報を生成する。そして表示情報生成部40はこれらの表示情報を合成した画像を生成する。続いて表示情報生成部40は合成した表示情報をバッファ部50へ出力する。バッファ部50は合成された画像を表示部10に表示する。
なお、通信相手となる他装置においても画面共有を行っている場合、自装置の表示制御部31は通信部70を介して他装置から表示情報を送信するよう指示を受ける。すると表示制御部31がその指示情報を相手表示出力生成部43に出力する。次に相手表示出力生成部43は、自装置の操作に基づく表示情報又はWebページのURLなどのテキスト情報を生成する。そして相手表示出力生成部43は生成した例えば表示情報をバッファ部50に出力する。次に出力調整部60はバッファ部50からその表示情報を取得し、通信部70bとネットワークNWを介して他装置へ送信する。そして他装置は受信した表示情報を他装置の第2領域に表示する。相手表示出力生成部43は自装置で操作が行われる毎に表示情報を生成し、他装置に送信する。
相手モードでの表示が完了すると情報制御部30は、引き続き切替スライド103のスライドを検出する。例えば、この状態から切替スライド103が表示部10の中央付近までスライドされたことを検出すると、情報制御部30は双方向モードに変更するよう表示制御部31に指示する(ステップS5)。この場合の処理はステップS3で説明したとおりである。
なお、この本実施例では、双方向モード、自分モード、相手モードの3段階で第1領域、第2領域の大きさを制御したがより多段階に表示領域の大きさを制御できてもよい。また、チャット領域105は表示せず第1領域と第2領域だけを表示してもよい。
以下、本発明の第二の実施形態による情報処理装置を図5を参照して説明する。
第二の実施形態において情報処理装置1の構成は第一の実施形態と同じであるが、表示制御部31の動作が異なる。第二の実施形態において表示制御部31は、他装置に対して自装置における第2領域の大きさに応じたサイズの表示情報を送信するようにその画像サイズを指定する。画像サイズは例えば解像度又は画素数で指定する。具体的には解像度で指定する場合は例えば72dpi、画素数で指定する場合には例えば320×280ピクセルと指定してもよい。以下に図5を用いて本実施形態の動作を説明する。前提として本実施形態に係る情報処理装置1と本実施形態に係る情報処理装置2がお互いに画面共有を行いながらチャットのアプリケーションを用いて会話を行っているものとする。また、情報処理装置1の各符号については表示制御部31aのようにaを付し、情報処理装置2の各符号には表示制御部31bのようにbを付して説明するものとする。なお、図2、3の画面イメージを例として用いる。
まず、情報処理装置1においてユーザの指示により表示制御部31aが表示モードの変更を行う(ステップS11)。すると表示制御部31aは、情報処理装置2に対して自装置の表示モードに応じた表示情報の画像サイズを指定する(ステップS12)。例えば、双方向モードから自分モードに変更した場合、表示制御部31aは、表示情報の送信停止を指示する情報を通信部70aを介して情報処理装置2に送信する。また、双方向モードから相手モードに変更した場合、表示部10aから切替スライド103aとチャット領域105aを除いた大きさに表示するのに適した表示情報の画像サイズを指定し情報処理装置2に送信する。また、相手モードから双方向モードに変更した場合、表示部10aから切替スライド103aとチャット領域105aを除いた大きさを等分した領域に表示するのに適した表示情報の画像サイズを指定する。
このように本実施形態によると表示モードに応じて送信する表示情報の画像サイズを変更することで、不必要な通信量を減らすことが可能である。
以下、本発明の第三の実施形態による情報処理装置を図6,7を参照して説明する。
図6は本発明の第三の実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す第一の図である。図6を用いて本実施形態における第2の表示情報に含まれる情報を取得し、取得した情報に基づく表示を第1領域に行う動作について説明する。
図6(a)は、双方向モードで画面共有している情報処理装置1を示している。第1領域102と第2領域104に表示されているWebページは異なっているものとする。そこで利用者が第2領域104のAにタッチしてそのまま第1領域102のBにスライドする。すると図6(b)に示すように第1領域102に第2領域104に表示されているWebページと同じWebページが表示される。次に図7の処理フローを用いてこの動作の処理について説明する。
前提として本実施形態に係る情報処理装置1と本実施形態に係る情報処理装置2がお互いに画面共有を行いながらチャットアプリケーションを用いて会話を行っているとする。また、第二の実施形態と同様に情報処理装置1、2の各符号にはそれぞれa、bを付すものとする。まず、情報処理装置1において表示制御部31aが表示モードを双方向モードにする指示を表示情報生成部40aに行う。次に表示情報生成部40aが、第1領域102a及び第2領域104aに表示する表示情報と切替スライド103aとチャット領域105aの表示情報を合成して表示部10aにバッファ部50を通じて表示する(ステップS21)。次に情報処理装置2においてユーザの指示により、情報制御部30bが新たなWebページを取得し、表示情報生成部40bが表示部10bにWebページを表示する(ステップS22)。すると、相手表示出力生成部43bが表示情報を生成し通信部70bを介して情報処理装置1に送信する。このとき本実施形態においては相手表示出力生成部43bは新しいWebページの表示情報だけでなくそのWebページのURL情報も生成し送信する(ステップS23)。情報処理装置1では、他装置表示取得部42aが通信部70aを介してこれらの情報を取得し第2領域104aに表示する表示情報を生成し、取得したURL情報をメモリに格納する。
Claims (4)
- 自装置の画面に表示される情報のうち、コミュニケーション用アプリケーションを用いて自装置と他装置との間で通信されるメッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第1の表示情報を生成する自装置表示生成部と、
前記他装置の画面に表示される情報のうち前記メッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第2の表示情報を取得する他装置表示取得部と、
自装置の画面の一部に表示される前記メッセージを更新するとともに、自装置での操作に応じて前記第1の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第1領域と前記第2の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第2領域との大きさを変更する表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、自装置画面の表示が双方向モードで表示されている状態での前記第2領域から前記第1領域へのスライド操作に基づいて、前記第2の表示情報のURL情報を取得し当該取得したURL情報に基づく表示を自装置画面内の第1領域に行うよう制御する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示制御部は、自装置での操作に応じて自装置画面の表示を、前記第1領域と前記第2領域とを同時に表示する双方向モードと、前記第2領域を表示せず前記第1領域を表示する自分モードと、前記第1領域を表示せず前記第2領域を表示する相手モードとで変更する制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 自装置の画面に表示される情報のうち、コミュニケーション用アプリケーションを用いて自装置と他装置との間で通信されるメッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第1の表示情報を生成する生成ステップと、
前記他装置の画面に表示される情報のうち前記メッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第2の表示情報を取得する取得ステップと、
自装置の画面の一部に表示される前記メッセージを更新するとともに、前記第1の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第1領域と前記第2の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第2領域との大きさを自装置での操作に応じて変更する表示制御ステップと、
を有し、
前記表示制御ステップでは、自装置画面の表示が双方向モードで表示されている状態での前記第2領域から前記第1領域へのスライド操作に基づいて、前記第2の表示情報のURL情報を取得し当該取得したURL情報に基づく表示を自装置画面内の第1領域に行うよう制御する
ことを特徴とする表示制御方法。 - 情報処理装置のコンピュータを
自装置の画面に表示される情報のうち、コミュニケーション用アプリケーションを用いて自装置と他装置との間で通信されるメッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第1の表示情報を生成する生成手段、
前記他装置の画面に表示される情報のうち前記メッセージを表示する領域を除く一部又は全部に表示される第2の表示情報を取得する取得手段、
自装置の画面の一部に表示される前記メッセージを更新するとともに、前記第1の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第1領域と前記第2の表示情報に基づく表示をする自装置画面内の第2領域との大きさを自装置での操作に応じて変更する表示制御手段、
として機能させ、
前記表示制御手段では、自装置画面の表示が双方向モードで表示されている状態での前記第2領域から前記第1領域へのスライド操作に基づいて、前記第2の表示情報のURL情報を取得し当該取得したURL情報に基づく表示を自装置画面内の第1領域に行うよう制御させるためのプログラム。
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