JP6262967B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、火災による煙を検出する機能を利用してPM2.5等の浮遊粒子状物資を簡易的に測定して警報可能とする警報器に関する。
従来、住宅等における火災を検出して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検出する公知の散乱光式検煙構造を備えたセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の煙濃度検出信号に基づき火災を検出すると警報部から所定パターンの火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
このようにセンサ部で火災を検出し、警報部から火災警報音を出力する住警器はスタンドアロン型として知られているが、複数の住警器間で無線通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる無線連動型の住警器も実用化され、普及している。
特開2008−225609号公報 特開2009−140236号公報 特開2004−144664号公報
一方、近年、春先等に大陸方面から日本列島に向って吹く季節風による大気汚染としてPM2.5等の浮遊粒子が問題となっている。PM2.5は、大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもので、粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子を意味する。
また、環境基本法に基づく環境基準にあっては、浮遊粒子状物質を、「大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が10μm以下のもの」と定義しており、これはPM6.6〜7.0に相当する。
大気中に浮遊する微粒子は、粒子径が小さいほど健康への影響が大きいといわれており、10μmより大きな粒子は、花や喉咽頭などの上気道で捕捉され、大気中でも比較的早く落下することから問題にならないが、10μmより小さな粒子は下気道や肺胞での沈着が多く、大気中でも落下速度が遅く滞留することから、健康への被害が懸念され、特にPM2.5は健康被害に強い関連性をもつことが報告されている。
このため国の機関や地方公共団体にあっては、PM2.5に関する注意喚起を行っており、例えばレベル1の日平均値70μg/m3以下の場合と、レベル2の日平均値70μg/m3超過の場合について、行動の目安を定めている。
しかしながら、PM2.5を含む浮遊粒子状物質の状況は、同じ地域であっても地形や風向きなどにより様々であり、国の機関や地方自治体などによる測定点の値がそのまま各家庭の測定値を示すことにはならず、公的な測定値が注意を喚起する値未満であっても、その値を超過している場合があり、家庭的なレベルで判断することは困難な状況にある。
本発明は、住宅に対する設置義務により広く普及している散乱光式検煙構造を備えた住宅用火災警報器に着目し、散乱光式検煙構造は粒子径が概ね1μm以下の煙粒子を検出する機能を備えていることから、この煙粒子の検出機能を利用してPM2.5を含む浮遊粒子状物質による異常を簡易的に検出して警報可能とする警報器を提供することを目的とする。
(警報器)
本発明は、
散乱光式検煙構造を備え、所定周期で発光部を間欠的に発光駆動し、受光部で受光した散乱光の受光信号を、所定の火災検出用の増幅利得を設定した受光増幅部で増幅して煙濃度検出信号を出力するセンサ部と、
警報を報知する報知部と、
センサ部からの煙濃度検出信号が所定の火災検出閾値以上の場合に火災を検出し、報知部に指示して火災警報を報知させる制御部と、を備えた警報器に於いて、
制御部は、監視領域の浮遊粒子を検出するタイミング時に、センサ部に設けた受光増幅部の増幅利得を、所定の浮遊粒子検出用の増幅利得に変更して、浮遊粒子状物質の散乱光の受光に基づく受光信号を増幅して浮遊粒子濃度検出信号を出力させ、当該浮遊粒子濃度検出信号が所定の浮遊粒子検出用閾値以上の場合に報知部に指示して浮遊粒子警報を報知することを特徴とする。
(ファンによる外気供給)
センサ部は、散乱光式検煙構造の検煙部に外気を強制的に供給するファンを備え、
制御部は、操作部で受け付けた浮遊粒子測定タイミング時に、ファンを駆動して検煙部に外気を強制的に供給してセンサ部から浮遊粒子濃度検出信号を出力させる。
(無線連動型の警報器)
更に、他の警報器との間で無線信号を送受信する通信部を設け、
制御部は、火災を検出した場合に通信部に指示して火災連動信号を他の警報器へ送信して火災警報を出力させ、一方、浮遊粒子異常を検出した場合に通信部に指示して浮遊粒子警報連動信号を他の警報器へ送信して浮遊粒子警報を出力させる。
(浮遊粒子)
浮遊粒子は、粒子径が概ね2.5μm以下で、且つ、粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子である。
本発明の警報器によれば、発光部を間欠的に発光駆動し、受光部で受光した散乱光の受光信号を火災検出用の所定の増幅利得を設定した受光増幅部で増幅して煙濃度検出信号を出力するセンサ部に設けた散乱光式検煙構造を利用し、操作部で受け付けたPM2.5測定操作を制御部で検出した場合に、センサ部に設けた受光増幅部の火災検出用の増幅利得を、所定のPM2.5検出用の増幅利得に変更し、PM2.5微粒子を含む浮遊粒子状物質の散乱光の受光に基づく受光信号を増幅して浮遊粒子濃度検出信号を出力させ、当該浮遊粒子濃度検出信号が所定の浮遊粒子検出用閾値以上の場合に浮遊粒子異常を検出し、報知部に指示して浮遊粒子警報を報知させるようにしたため、住宅用火災警報器として住宅への設置が義務付けられている警報器を活用して、PM2.5を含む浮遊粒子状物質が注意の喚起を必要とするレベルを超えるような状況にあること、家庭的なレベルで簡易的に知ることができ、必要に応じて外出や屋外で野激しい運動などをできるだけ減らし、また、外出するときはマスク等を着用し、帰宅した場合には洗眼やうがいをし、更に、洗濯物等はできるだけ外に干さないようし、さらに、空気の入れ替えを控える等といった対処行動を適切にとることを可能とする。
スタンドアロン型の住警器の概略構成を示した説明図 火災検出特性とPM2.5検出特性を示したグラフ図 スタンドアロン型の住警器の動作を示しフローチャート センサ部にファンを設けたスタンドアロン型の住警器の概略構成を示した説明図 無線連動型の住警器の動作を示しフローチャート センサ部にファンを設けた無線連動型の住警器の概略構成を示した説明図
[スタンドアロン型住警器]
(住警器の概略)
図1は本発明による火災と浮遊粒子の警報機能を備えたスタンドアロン型の住警器の機能構成の概略を示したブロック図である。
図1に示す住警器10は警報器として機能し、監視エリアとなる住宅等に設置され、煙濃度を観測し、観測結果が示す煙濃度に基づいて火災を検出した場合に火災警報音を出力すると共に火災警報表示を行い、更に、必要に応じて移報信号を出力する。
また、住警器10は、利用者がPM2.5を含む浮遊粒状物質の測定(以下{PM2.5測定}という)を指示するPM2.5測定操作を行った場合、検出感度を上げてPM2.5測定制御を行い、PM2.5異常を検出した場合は、PM2.5警報を出力する。
(住警器の構成)
図1に示すように、スタンドアロン型の住警器10は、制御部12、センサ部14、報知部16、操作部18、移報部20を備え、図示しない1次電池を用いた電池電源により動作する。
制御部12は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
センサ部14は、公知の散乱光式検煙構造を有し、検煙室22、発光部24、受光部26、発光駆動部28及び受光増幅部30を備える。
センサ部14の検煙室22は、外部から煙の流入が可能で光の入射を遮断する構造を持ち、赤外LEDなどを用いた発光部24とフォトダイオードなどを用いた受光部26を収納し、発光部24の光軸と受光部26の光軸が所定の構成角で交差し、これを検煙点とするように配置している。
発光駆動部28は、制御部12の指示により、所定周期で発光部24を間欠的に発光駆動して、検煙室22の検煙点へ赤外線光を照射し、検煙室22に煙が流入していた場合には、発光部24からの光を煙粒子に当てて散乱光を発生し、この煙濃度に応じた散乱光を受光部26で受光して電気信号となる受光信号に変換し、受光増幅部30で増幅して煙濃度検出信号(電圧信号)を制御部12に入力し、所定の煙検出閾値と比較して火災を検出するようにしている。
受光増幅部30は、制御部12の指示により増幅利得を切り替え可能としている。通常監視状態で制御部12は受光増幅部30に所定の火災検出用の増幅利得A1を設定している。図2(A)は、受光増幅部30に所定の火災検出用の増幅利得A1を設定した場合の煙濃度に対する受光増幅部30から出力する煙濃度検出信号(電圧信号)の関係を示した検出特性であり、制御部12は所定の煙濃度、例えば煙濃度15%/mに対応した火災検出用の閾値Vth1を設定しており、受光増幅部30からの煙濃度検出信号が閾値Vth1以上となった場合に火災を検出する。
また、受光増幅部30は、制御部12の指示によりPM2.5測定を行う場合は、受光増幅部30にPM2.5検出用の所定の増幅利得A2を設定している。このPM2.5検出用の増幅利得A2は火災検出用の増幅利得A1より十分大きな値とし、検出感度を高くする。
図2(B)は、受光増幅部30にPM2.5検出用の増幅利得A2を設定した場合の煙濃度に対する受光増幅部30から出力するPM2.5濃度検出信号(高感度の煙濃度検出信号に相当)の関係を示したPM2.5検出特性であり、この場合、制御部12は所定の煙濃度、例えば煙濃度1%/mに対応したPM2.5検出用の所定の閾値Vth2を設定しており、受光増幅部30からのPM2.5濃度検出信号が閾値Vth2以上となった場合に、PM2.5を含む浮遊粒状物質の濃度が注意を喚起するレベルに増加したことを示す目安となるPM2.5異常を検出する。
なお、PM2.5検出用の増幅利得A2の設定により受光増幅部30から出力されるPM2.5濃度検出信号は、粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する粒子径が概ね2.5μm以下のものとなるPM2.5の定義を満たす値ではなく、PM2.5を含む浮遊粒子状物質の濃度をおおまかに示す信号であり、PM2,5の濃度を示す一つの目安を示す程度のものといえる。
報知部16は、スピーカ32、警報表示用LED34及びそれぞれの駆動回路(図示省略)を備え、必要に応じ制御部12の指示によりスピーカ32から警報音を出力すると共に警報表示用LED34により警報表示を行う。火災警報時とPM2.5検出時では警報内容を異ならせる。
操作部18は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチ36などの各種スイッチを備える。本実施形態では、警報停止スイッチ36はPM2.5測定スイッチを兼ねており、警報停止スイッチ36で警報停止操作とは異なる所定の特殊操作、例えば所定時間を越える長押し操作を、PM2.5測定操作として受け付ける。
移報部20は、リレーとリレーにより開閉するリレー接点を備え、制御部12の指示によるリレーの作動でリレー接点を閉じ、移報信号として移報接点信号を移報端子20aに接続した移報信号線を介して他の機器へ出力する。
制御部12は、CPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、火災警報制御に加え、PM2.5測定制御を行う。
(火災警報制御)
制御部12は、受光増幅部30に指示して所定の火災検出用の増幅利得A1を設定し、図2(A)に示した検出特性に基づく煙濃度検出信号を出力させる制御を行う。
また、制御部12は、センサ部14の受光増幅部30から出力した煙濃度検出信号をAD変換により読み込み、複数回に亘り検出した煙濃度のへ平均値(複数サンプルの移動平均値)が所定の閾値Vth1以上の場合に火災を検出し、報知部16から火災警報を出力させる制御を行う。
なお、火災検出は、複数回に亘り検出した煙濃度から変化率を求め、この変化率(上昇率)が予め定めた変化率の閾値以上となった場合に検出するようにしても良い。その他、温度又は煙濃度に基づき各種演算等により火災を検出するようにしても良い。
この場合の報知部16による火災警報としては、例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった火災警報音をスピーカ32から繰り返し出力すると共に、警報表示用LED34を例えば点灯する。
また、制御部12は、火災を検出して火災警報を出力させた場合、移報部20に指示し、そのリレーを作動してリレー接点を閉じて/又は開いて移報接点信号を出力させる制御を行う。
また、制御部12は、センサ部14の検出信号に基づき煙濃度(平均値)が閾値Vth1を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検出状態が解消したこと)を検出し、報知部16に指示し、火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、移報部20に指示し、そのリレーを復旧してリレー接点を開き/又は閉じ、移報接点信号の出力を停止させる制御を行う。
また、制御部12は、火災警報の出力中に操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた警報停止操作を検出した場合、報知部16に指示し、火災警報出力を停止させる制御を行う。
(PM2.5測定制御)
制御部12は、操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出した場合、受光増幅部30に指示してそれまで設定した火災検出用の増幅利得A1を、PM2.5検出用の増幅利得A2の設定に切り替え、検出感度を高くして、図2(B)に示したPM2.5検出特性に基づくPM2.5濃度検出信号を出力させる制御を行う。
また、制御部12は、センサ部14の受光増幅部30から出力したPM2.5濃度検出信号をAD変換により読み込み、複数回に亘り検出したPM2.5濃度の平均値(複数サンプルの移動平均値)がPM2.5検出用の閾値Vth2以上の場合にPM2.5異常を検出し、報知部16からPM2.5警報を出力させる制御を行う。
ここで受光増幅部30からのPM2.5濃度検出信号は、PM2.5検出用の増幅利得A2の設定に切り替えたことに伴う感度の上昇により、PM2.5濃度検出信号に含まれるノイズレベルも増加している。そこでPM2.5を含む浮遊粒状物質を検出するための所定の測定閾値Vth2は、図2(B)に示すように、ノイズレベルVnoiseを超える範囲に設定し、ノイズレベルVnoise以下のサンプル値は破棄し、ノイズレベルVnoiseを上回る所定数のサンプル値の移動平均を求めることで、ノイズによるPM2.5異常の誤検出を防止する。
制御部12でPM2.5異常を検出した場合のPM2.5警報としては、例えば「ピッ ピッ ピッ PM2.5が増加しています 注意しましょう」といった警報音をスピーカ32から繰り返し出力すると共に、警報表示用LED34を例えば点滅する。
また、制御部12は、センサ部14により検出したPM2.5濃度の平均値(複数回の移動平均値)がPM2.5検出用の閾値Vth2未満の場合には、PM2.5を含む浮遊粒状物質の濃度が注意喚起を必要とするレベル未満であることを示すPM2.5正常を検出し、報知部16からPM2.5正常報知を出力させる制御を行う。
この場合のPM2.5正常報知としては、例えば「ピッ ピッ ピッ PM2.5による影響はありません」といった報知音をスピーカ32から繰り返し出力すると共に、警報表示用LED34を例えば点灯する。
また、制御部12は、操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出して受光増幅部30をPM2.5検出用の増幅利得A2の設定に切り替えた場合、タイマ設定した所定の測定時間か経過してタイムアップを検出した場合、受光増幅部30に設定しているPM2.5検出用の増幅利得A2を、火災検出用の増幅利得A1の設定に切り替えて火災監視に戻る制御を行う。
(制御動作)
図3は図1の住警器の制御動作を示したフローチャートである。図3に示すように、制御部12は、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で火災警報制御を行っており、このとき受光増幅部30の増幅利得は、火災検出用の増幅利得A1に設定している。この火災警報制御によりS2で火災を検出するとS3に進み、火災警報を出力させる。
続いて制御部12は、S4において操作部18で受け付けるPM2.5測定操作の有無を検出しており、利用者が警報停止スイッチ36の長押しすると、警報停止スイッチ36で受け付けたPM2.5測定操作を検出し、S5に進んで受光増幅部30の増幅利得をPM2.5検出用の増幅利得A2の設定に変更して検出感度を上げる。
続いて、制御部12は、PM2.5測定制御を行って増幅利得A2を設定した受光増幅部30からのPM2.5濃度検出信号をA/D変換により読み込んで複数回の平均値(移動平均値)を求め、S7で閾値Vth2以上の場合はPM2.5異常を検出してS8に進み、PM2.5警報を報知部16から出力させる。一方、制御部12は、S7でPM2.5濃度の平均値が閾値Vth2未満であることを検出した場合はS9に進み、PM2.5正常報知を報知部16から出力させる。
続いて、制御部12は、S8又はS9からS10に進み、S4のPM2.5測定操作の検出からタイマ設定による所定時間の経過を検出した場合は、S11に進んで受光増幅部30の増幅利得を火災検出用の増幅利得A1の設定に変更してPM2.5測定制御を解除し、S1に戻って火災警報制御を行う。
[ファンを設けた住警器の実施形態]
図4は住警器の他の実施形態を示したブロック図である。
図4に示すように、スタンドアロン型の住警器10は、制御部12、センサ部14、報知部16、操作部18、移報部20を備え、図示しない1次電池を用いた電池電源により動作し、この点は図1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
本実施形態にあっては、センサ部14の検煙室22に対しファン38を設け、制御部12の指示により、ファン38を駆動し、検煙室22に外気を強制的に導入するようにしている。
ファン38を設けたことに伴い制御部12は、警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出した場合、ファン38に駆動信号を出力してファンモータを駆動し、これにより住警器10を設置している部屋の雰囲気(外気)を強制的に検煙室22に取り込み、雰囲気中のPM2.5微粒子を含む浮遊粒状物質の測定精度を高め、より正確なPM2.5警報またはPM2.5正常報知の出力を可能とする。
PM2.5微粒子測定時にファン38を駆動すること以外は、図3のフローチャートと同様の動作となるため説明を省略する。
[連動型住警器の実施形態]
(住警器の構成)
図5は無線連動型の住警器の実施形態を示したブロック図である。図5に示すように、無線連動型の住警器100は、制御部102、センサ部14、報知部16、操作部18、アンテナ106を接続した通信部104を備え、図示しない1次電池を用いた電池電源により動作し、センサ部14、報知部16、操作部18は図1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
通信部104は、アンテナ106を接続した無線信号の送信部108と受信部110を備え、他の住警器との間で所定の通信プロトコルに従って火災警報制御及びPM2.5測定制御に伴う連動無線信号を送受信し、また中継する。
この通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠する。もちろん日本国内以外で使用する場合は、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
制御部102は、次の火災警報制御、火災復旧制御、警報停止制御、及び本発明の通信ルートと送信電力を設定するための通信経路設定制御(ルーティング制御)等を行う。
(火災警報制御)
制御部102は、受光増幅部30に指示して所定の火災検出用増幅利得A1を設定し、図2(A)に示した検出特性に基づく煙濃度検出電圧を出力させる制御を行う。
また、制御部102は、センサ部14の受光増幅部30から出力した煙濃度検出信号(電圧信号)をAD変換により読み込み、複数回に亘り検出した煙濃度の平均値(移動平均値)が火災検出用の所定の閾値Vth1以上の場合に火災を検出し、報知部16から火災警報を出力させる制御を行う。
この場合の火災警報としては、例えば「ピー ピー ピー 火事です 火事です」といった音声メッセージをスピーカ32から繰り返し出力すると共に警報表示用LED34を例えば点灯して行う。
また、制御部102は、報知部16から火災警報を出力させた場合、火災連動信号を生成し、送信部108に指示し、他の住警器へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の住警器で連動先を示す火災警報を出力させる。
この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカ32から繰り返し出力すると共に警報表示用LED34を例えば点灯して行う。
また、制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信した火災連動信号を受信した場合、報知部16からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示す火災警報も例えば「ピー ピー ピー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカ32から繰り返し出力すると共に警報表示用LED34を例えば点灯して行う。
また、制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信した火災連動信号を受信した場合、送信部108に指示し、当該火災連動信号を中継送信させる制御を行う。
(火災復旧制御)
制御部102は、センサ部14の検出信号に基づき煙濃度の平均値が閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検出状態が解消したこと)を検出し、報知部16からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、火災復旧連動信号を生成し、送信部108に指示し、当該火災復旧連動信号を他の住警器へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信した火災復旧連動信号を受信した場合に、報知部16からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、送信部108に指示し、当該火災復旧連動信号を中継送信させる制御を行う。
(警報停止制御)
制御部102は、連動元として火災警報の出力中に操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた警報停止操作を検出した場合、報知部16からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、警報停止連動信号を生成し、送信部108に指示し、当該警報停止連動信号を他の住警器へ送信させる制御を行い、これを受信した他の住警器に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信した警報停止連動信号を受信した場合に、報知部16からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行うと共に、当該警報停止連動信号を中継送信させる制御を行う。
(PM2.5測定制御)
制御部102は、操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出した場合、受光増幅部30に指示してそれまで設定した火災検出用の増幅利得A1を、PM2.5検出用の増幅利得A2の設定に切り替え、検出感度を高くして、図2(B)に示したPM2.5検出特性に基づくPM2.5濃度検出信号を出力させる制御を行う。
また、制御部102は、センサ部14の受光増幅部30から出力したPM2.5濃度検出信号をAD変換により読み込み、複数回に亘り検出したPM2.5濃度の平均値(移動平均値)がPM2.5検出用の閾値Vth2以上の場合にPM2.5異常を検出し、報知部16からPM2.5警報を出力させる制御を行う。この場合のPM2.5警報として例えば「ピッ ピッ ピッ 大気中の浮遊粒子が増加しています 注意しましょう」といった警報音をスピーカ32から繰り返し出力すると共に、警報表示用LED34を例えば点滅する。
また、制御部102は、報知部16からPM2.5警報を出力させた場合、PM2.5警報連動信号を生成し、送信部108に指示し、他の住警器へPM2.5警報連動信号を送信させる制御を行い、当該PM2.5警報連動信号を受信した他の住警器で連動先を示すPM2.5警報を出力させる。
制御部102が、受信部110を介して他の住警器が送信したPM2.5警報連動信号を受信した場合、報知部16からの連動先を示すPM2.5警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示すPM2.5警報も例えば「ピー ピー ピー 別の警報器で大気中の浮遊粒子の増加を検出しました ご注意ください」といった音声メッセージをスピーカ32から繰り返し出力すると共に警報表示用LED34を例えば点滅して行う。
また、制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信したPM2.5警報連動信号の受信を検出した場合、送信部108に指示し、当該PM2.5警報連動信号を中継送信させる制御を行う。
また、制御部102は、センサ部14により複数回に亘り検出したPM2.5濃度の平均値がPM2.5検出用の閾値Vth2未満の場合にはPM2.5正常と判断し、報知部16からPM2.5正常報知を出力させる制御を行う。
この場合のPM2.5正常報知としては、例えば「ピッ ピッ ピッ 大気中の浮遊粒子は問題ありません」といった報知音をスピーカ32から出力する。
また、制御部102は、報知部16からPM2.5正常報知を出力させた場合、他の住警器には正常である旨の連動信号を送信しない。なお、操作部18の操作によるPM2.5測定は、測定信号を他の住警器に送信して、他の住警器が設置されている区域のPM2.5微粒子測定を遠隔的に開始制御するようにしてもよい。
また、制御部102は、PM2.5正常を検出した場合にも、他の住警器による連動報知を行うようにしても良い。制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信したPM2.5正常連動信号の受信を検出した場合、報知部16からの連動先を示すPM2.5正常報知を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示すPM2.5正常報知も例えば「ピー ピー ピー 別の警報器で大気中の浮遊粒子の異常は検出されませんでした」といった音声メッセージをスピーカ32から出力する。
また、制御部102は、受信部110を介して他の住警器が送信したPM2.5正常連動信号の受信を検出した場合、送信部108に指示し、当該PM2.5正常連動信号を中継送信させる制御を行う。
また、制御部102は、操作部18の警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出し、受光増幅部30をPM2.5検出用の増幅利得A2の設定に切り替えた場合、タイマ設定した所定の測定時間か経過してタイムアップを検出した場合、受光増幅部30に設定しているPM2.5検出用の増幅利得A2を、火災検出用の増幅利得A1の設定に切り替えて火災監視に戻る制御を行う。
[ファンを設けた無線連動型住警器の実施形態]
図6はファンを設けたスタンドアロン型の住警器の他の実施形態を示したブロック図である。
図6に示すように、無線連動型の住警器100は、制御部102、センサ部14、報知部16、操作部18、アンテナ106を接続した通信部104を備え、図示しない1次電池を用いた電池電源により動作し、この点は図5の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
本実施形態にあっては、センサ部14の検煙室22に対しファン38を設け、制御部102の指示により、ファン38を駆動し、検煙室22に外気を強制的に導入するようにしている。
ファン38を設けたことに伴い制御部102は、警報停止スイッチ36で受け付けた長押しによるPM2.5測定操作を検出した場合、ファン38に駆動信号を出力してファンモータを駆動し、これにより住警器100を設置している部屋の雰囲気(外気)を強制的に検煙室22に取り込み、雰囲気中のPM2.5微粒子を含む浮遊粒状物質の測定精度を高め、より正確なPM2.5警報またはPM2.5正常報知の出力を可能とする。

[本発明の変形例]
上記の実施形態は火災を検出して警報する住警器を例にとるものであったが、ガス漏れ警報器、CO警報器、発信機、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら各種の警報器を混在させて配置した警報システムについても同様に適用できる。
PM2.5の測定は、住人の測定開始操作によらず、自動的に繰り返し測定して、異常時に警報するようにしてもよい。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。電池を内蔵せずに外部電源の供給を受けて動作する警報器にも適用できる。
受光増幅部は、予め増幅率が設定された2つの増幅回路を備えて、火災検出時とPM2.5微粒子測定時で使用する増幅回路を切り替えるようにしても良い。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,100:住警器
14:センサ部
16:報知部
18:操作部
24:発光部
26:受光部
28:発光駆動部
30:受光増幅部
32:スピーカ
34:警報表示用LED
36:警報停止スイッチ
38:ファン
108:送信部
110:受信部

Claims (4)

  1. 散乱光式検煙構造を備え、所定周期で発光部を間欠的に発光駆動し、受光部で受光した散乱光の受光信号を、所定の火災検出用の増幅利得を設定した受光増幅部で増幅して煙濃度検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を報知する報知部と、
    前記センサ部からの煙濃度検出信号が所定の火災検出閾値以上の場合に火災を検出し、前記報知部に指示して火災警報を報知させる制御部と、
    を備えた警報器に於いて、
    前記制御部は、監視領域の浮遊粒子を検出するタイミング時に、前記センサ部に設けた前記受光増幅部の増幅利得を、所定の浮遊粒子検出用の増幅利得に変更して浮遊粒子状物質の散乱光の受光に基づく受光信号を増幅して浮遊粒子濃度検出信号を出力させ、当該浮遊粒子濃度検出信号が所定の浮遊粒子検出用閾値以上の場合に前記報知部に指示して浮遊粒子警報を報知することを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器に於いて、
    前記センサ部は、前記散乱光式検煙構造の検煙部に外気を強制的に供給するファンを備え、
    前記制御部は、浮遊粒子検出タイミング時に、前記ファンを駆動して前記検煙部に外気を強制的に供給して前記センサ部から浮遊粒子濃度検出信号を出力させることを特徴とする警報器。
  3. 請求項1記載の警報器に於いて、
    更に、他の警報器との間で無線信号を送受信する通信部を設け、
    前記制御部は、火災を検出した場合に前記通信部に指示して火災連動信号を他の警報器へ送信して火災警報を出力させ、一方浮遊粒子異常を検出した場合に前記通信部に指示して浮遊粒子警報連動信号を他の警報器へ送信して浮遊粒子警報を出力させることを特徴とする警報器。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の警報器に於いて、前記浮遊粒子は、粒子径が概ね2.5μm以下で、且つ、粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子であることを特徴とする警報器。
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