以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
まず、本発明の実施形態に係る表示連携システム10の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る表示連携システム10の構成を示す図である。図1に示すように、表示連携システム10は、端末100A〜100Cと、制御装置200と、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント300と、通信網400とを備える。本実施形態においては、3台の端末100が無線LANアクセスポイント300に接続されている場合を想定しているが、無線LANアクセスポイント300に接続されている端末100は複数であればよい。また、無線LANアクセスポイント300の設置場所は特に限定されないが、例えば、建物の壁面、駅、空港、金融機関、病院などであってもよい。
無線LANアクセスポイント300は、無線通信機能により無線LANを形成し、無線LANに属する通信端末による通信を制御したり中継したりする。図1に示した例では、無線LANアクセスポイント300が形成する無線LAN310に端末100A〜100Cが属し、無線LANアクセスポイント300は、端末100A〜100Cによる通信を制御したり中継したりする。
通信網400は、通信網400に接続されている装置から送信される情報の有線または無線の伝送路である。例えば、通信網400は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網400は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。本実施形態においては、通信網400および無線LANアクセスポイント300を介して、端末100A〜100Cと制御装置200とが接続される。
図2は、本発明の実施形態に係る複数の端末100の連携の例について説明するための図である。例えば、端末100は、ユーザに対して表示領域が向けられた状態で卓上に立てかけられて設置されてよい。また、端末100は、ユーザによって自由に位置や向きを変更されてよい。本実施形態においては、これらの複数の端末100の何れかの端末同士の表示を連携させることが可能である。連携の具体例としては、端末100Aと端末100Bとの対応関係に応じて、端末100Aの表示に従って端末100Bの表示を変更したり、端末100Bの表示に従って端末100Aの表示を変更したりすることが挙げられる。
図2に示した連携例では、端末100Aに「ライフプランシミュレーション」の一部に相当する表示内容Z20が表示されている。ここで、端末100Aの表示と端末100Aの近傍にある端末100Bの表示とを連携させると、端末100Bには、端末100Aに表示された「ライフプランシミュレーション」の一部とは異なる部分に相当する表示内容Z21が表示される。この例のように、端末100の表示と端末100Bの表示とを連携させることが情報の一覧性の観点から有用である。
本発明の実施形態においては、端末100Aの表示と端末100Aの近傍にある端末100Bの表示とを連携させる。このため、制御装置200は、端末100Aによって撮像された映像と端末100Aの近傍にある端末100Bによって撮像された映像とを取得し、それぞれの映像を解析することによって得られる特徴情報に基づいて、端末100Aと端末100Bとの表示連携を制御する。以下、端末100と制御装置200との各機能構成例について説明する。
(第1の実施形態の説明)
続いて、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本発明の第1の実施形態に係る端末100の機能構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る端末100の機能構成例を示す図である。図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る端末100は、制御部110、撮像部120、通信部130、記憶部140および表示部150を備える。
制御部110は、端末100の動作全体を制御する機能を有する。例えば、制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにより構成されてよい。また、制御部110は、各種の演算処理を実行するための電子回路により構成されてよい。
撮像部120は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を用いて実空間を撮像して映像を生成する機能を有する。撮像部120により生成される映像は、ピクセルデータであってよい。また、撮像部120により生成される映像は、制御部110に出力されてよい。なお、図3に示した例では、撮像部120は端末100と一体化されているが、撮像部120は、端末100と別体に構成されていてもよい。例えば、端末100と有線または無線で接続される撮像装置が撮像部120として扱われてもよい。
通信部130は、制御部110による制御に従って他の装置と通信を行う機能を有する。例えば、通信部130は、無線LANアクセスポイント300を介して制御装置200と通信を行う通信インタフェースにより構成されてよい。
記憶部140は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部110を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部140は、制御部110の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。なお、図3に示した例では、記憶部140は端末100と一体化されているが、記憶部140は端末100と別体に構成されていてもよい。
表示部150は、制御部110の制御に従って表示内容を表示する機能を有する。表示部150は、LCD(Liquid Crystal Display)により実現されてもよいし、有機EL(Electro−luminescence)ディスプレイにより実現されてもよい。なお、図2に示した例では、表示部150は端末100と一体化されているが、表示部150は端末100と別体に構成されていてもよい。例えば、端末100と有線または無線で接続される表示装置が表示部150として扱われてもよい。
制御部110は、映像取得部111と、出力制御部112とを備える。映像取得部111は、撮像部120によって撮像された映像を取得する機能を有する。また、出力制御部112は、映像取得部111によって取得された映像を、通信部130を介して制御装置200に提供する。制御部110が備えるこれらの各機能部の詳細については、後に説明する。以上、本発明の第1の実施形態に係る端末100の機能構成例について説明した。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る制御装置200の機能構成例について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置200の機能構成例を示す図である。図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係る制御装置200は、制御部210、通信部220および記憶部230を備える。
制御部210は、制御装置200の動作全体を制御する機能を有する。例えば、制御部210は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにより構成されてよい。また、制御部210は、各種の演算処理を実行するための電子回路により構成されてよい。
通信部220は、制御部210による制御に従って他の装置と通信を行う機能を有する。例えば、通信部220は、無線LANアクセスポイント300を介して端末100A〜100Cと通信を行う通信インタフェースにより構成されてよい。
記憶部230は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体を用いて、制御部210を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部230は、制御部210の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。なお、図4に示した例では、記憶部230は制御装置200と一体化されているが、記憶部230は制御装置200と別体に構成されていてもよい。
制御部210は、判定部211と、決定部212とを備える。判定部211は、複数の端末100それぞれの撮像部120によって撮像された映像に基づいて当該複数の端末100の対応関係の有無を判定する。具体的には、判定部211は、複数の端末100それぞれの撮像部120によって撮像された映像に基づいて所定の関係が満たされるか否かを判定する。決定部212は、所定の関係が満たされると判定された場合、当該複数の端末100それぞれの表示部150への表示内容が関連するように各表示内容を決定してよい。
かかる構成によれば、複数の端末100それぞれの撮像部120によって撮像された映像を用いるため、空間に配された撮像装置によって撮像された映像を用いる場合よりも、複数の端末100それぞれの位置関係の判定精度の低下を抑えることが可能となる。また、かかる構成によれば、ユーザに対して特別な操作を要求せずに済むため、利用シーンが限定されてしまう可能性を低減することが可能となる。
また、複数の端末100の対応関係の有無はどのようにして判定されてもよい。例えば、判定部211は、端末100Aの撮像部120によって撮像された映像を解析して特徴情報を算出するとともに、端末100Bの撮像部120によって撮像された映像を解析して特徴情報を算出してよい。そして、判定部211は、それぞれの特徴情報に基づいて所定の関係が満たされるか否かを判定してよい。例えば、所定の関係は限定されないが、それぞれの特徴情報に含まれる特徴点のマッチング結果が一致を示すという関係を含んでもよい。
特徴情報は、映像に存在する物体(例えば、2次元コード、人間の顔など)を特徴点とし、その特徴点の映像における位置情報を含んでもよく、その特徴点のサイズを含んでもよい。図5は、特徴点が存在する映像の一例を示す図である。図5を参照すると、端末100の裏面(表示部150が存在する面とは反対側の面)に設けられた撮像部120によって撮像された映像Z40に2次元コードZ41が含まれている。このような2次元コードZ41も特徴点となり得る。また、特徴情報には、2次元コードZ41の中心座標が含まれてよく、2次元コードZ41の一辺の画素数が含まれてよい。
図6は、特徴点が存在する映像の他の一例を示す図である。図6を参照すると、端末100の裏面に設けられた撮像部120によって撮像された映像Z42に人間の顔Z43が含まれている。このような人間の顔Z43も特徴点となり得る。なお、本発明の第1の実施形態においては、端末100の裏面に撮像部120が設けられている例を主に説明するが、撮像部120は、端末100の表面(表示部150が存在する面)に設けられていてもよい。
図4に戻って説明を続ける。決定部212によって決定された各表示内容は、それぞれに対応する端末100の表示部150によって表示されてよい。また、決定部212は、複数の端末100それぞれの表示部150への表示内容を、どのように関連させてもよい。例えば、決定部212は、コンテンツの一部を端末100Aの表示部150への表示内容として決定し、残りの一部または全部を端末100Bの表示部150への表示内容として決定してもよい。
また、決定部212は、端末100Aの表示部150への表示内容と端末100Bの表示部150への表示内容とを連続させてもよい。また、決定部212は、端末100Aの撮像部120によって撮像された映像を解析して算出された特徴情報に含まれる特徴点と端末100Bの撮像部120によって撮像された映像を解析して算出された特徴情報に含まれる特徴点との位置関係に基づいて、端末100Aの表示部150への表示内容と端末100Bの表示部150への表示内容とを決定してもよい。
あるいは、決定部212は、所定のコンテンツを端末100Aの表示部150への表示内容として決定し、このコンテンツに関連する情報(例えば、コンテンツの詳細情報など)を端末100Bの表示部150への表示内容として決定してもよい。なお、コンテンツの詳細情報は、コンテンツに関連する情報の一例に過ぎない。そのため、コンテンツに関連する情報は、コンテンツの詳細情報に限定されない。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る端末100の動作の流れの例について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態に係る端末100の動作の流れの例を示す図である。なお、図7に示した動作の流れの例は、端末100の動作の流れの一例に過ぎないため、端末100の動作は、図7に示した例に限定されないことは言うまでもない。
図7に示したように、端末100において映像取得部111は、撮像部120によって撮像された映像を取得し(ステップS101)、出力制御部112は、映像取得部111によって取得された映像を、通信部130を介して制御装置200に送信する(ステップS102)。映像取得部111は、表示内容決定情報が通信部220によって受信されない場合(ステップS103において「No」)、所定の時刻経過後、ステップS101に戻ってよい。
一方、かかる映像に基づいて制御装置200によって表示内容が決定され、制御装置200から送信された表示内容決定情報が通信部220によって受信された場合(ステップS103において「Yes」)、表示部150は、通信部220によって受信された表示内容決定情報に基づいて、出力制御部112による制御に従って表示内容を表示する(ステップS104)。映像取得部111は、ステップS104が終わった後は、ステップS101に戻ってよい。
表示内容決定情報は、表示内容を識別するための何らかの情報であればよい。したがって、例えば、表示内容決定情報は、表示内容を規定するためのファイル名を含んでもよいし、そのファイルの形式(例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PNG(Portable Network Graphics)など)を含んでもよいし、ファイルにおける位置(例えば、ページ番号など)を含んでもよい。
また、表示内容決定情報は、表示内容が存在する位置を示す情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator))を含んでもよい。また、表示内容決定情報は、コンテンツにおける表示内容の位置(例えば、開始座標など)を含んでもよいし、コンテンツに対する表示内容のズーム倍率を含んでもよい。
例えば、図2に示した例のように、端末100Aの表示部150に「ライフプランシミュレーション」というファイルの一部が表示内容Z20として表示されている場合を想定する。かかる場合、制御装置200から端末100Bに通知される表示内容決定情報は、「ライフプランシミュレーション」というファイルを規定するためのファイル名、ファイルの形式、ファイルにおける表示内容Z21の開始座標、ファイルに対する表示内容Z21のズーム倍率などを含んでよい。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る制御装置200の動作の流れの例について説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係る制御装置200の動作の流れの例を示す図である。なお、図8に示した動作の流れの例は、制御装置200の動作の流れの例に過ぎないため、制御装置200の動作は、図8に示した例に限定されないことは言うまでもない。
図8に示したように、制御装置200において通信部220は、各端末100から映像を受信し(ステップS201)、判定部211は、通信部220によって受信された各映像を取得し、判定部211は、各映像を解析する(ステップS202)。判定部211は、特徴点が算出されない映像があった場合には(ステップS203において「No」)、所定の時刻経過後、ステップS201に戻ってよい。
一方、判定部211は、各映像から特徴点が算出された場合には(ステップS203において「Yes)、特徴情報同士が所定の関係を満たすか否かを判定する(ステップS204)。なお、既に述べたように、特徴情報は、映像に存在する物体(例えば、2次元コード、人間の顔など)を特徴点とし、その特徴点の映像における位置情報を含んでもよく、その特徴点のサイズを含んでもよい。
図9は、端末同士の対応関係の有無の判定の一例を説明するための図である。図9を参照すると、端末100Aの撮像部120によって映像Z71が撮像され、端末100Bの撮像部120によって映像Z72が撮像されている。実空間には、2次元コードZ70が配置されており、映像Z71からは、2次元コードZ70に対応する特徴点Z75が算出され、映像Z72からは、2次元コードZ70に対応する特徴点Z76が算出されている。ここで、端末100Aと端末100Bとは、同一面内に置かれており、それぞれの撮像部120の撮像方向は同一であると仮定する。
このとき、判定部211は、特徴点Z75のサイズ情報および特徴点Z76のサイズ情報に基づいて、2次元コードZ70と端末100Aの撮像部120および端末100Bの撮像部120との距離Z74を推定することが可能である。また、判定部211は、特徴点Z75の映像Z71における位置情報と特徴点Z76の映像Z72における位置情報との差分と距離Z74とに基づいて、端末100Aの撮像部120と端末100Bの撮像部120との距離Z73を推定することが可能である。
例えば、判定部211は、距離Z73が所定の範囲(例えば、端末100Aと端末100Bとが同一面内において短辺同士または長辺同士が接触または近接するように置かれているときの端末100Aの撮像部120と端末100Bの撮像部120との距離の範囲)に収まっている場合には、端末100Aと端末100Bとが対応関係を有していると判定してよい。ただし、後にも説明するように、端末同士の対応関係の有無の判定は、かかる例に限定されない。
図8に戻って説明を続ける。決定部212は、特徴情報同士が所定の関係を満たさないと判定された場合には(ステップS204において「No」)、ステップS206に進んでよい。一方、決定部212は、特徴情報同士が所定の関係を満たしていると判定された場合には(ステップS204において「Yes」)、各端末100の表示内容を決定する(ステップS205)。
続いて、通信部220は、決定部212による制御に従って、各端末100に表示内容決定情報を通知する(ステップS206)。ただし、通信部220は、ステップS204において「No」の場合には、所定の関係を満たさない特徴情報が算出された端末100に対して表示連携を解除する旨を通知してもよい。既に述べたように、表示内容決定情報は、表示内容を識別するための何らかの情報であればよい。判定部211は、ステップS206が終わった後は、ステップS201に戻ってよい。
(第2の実施形態の説明)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態においては、各端末100の撮像部120によって撮像された映像の中に、特徴情報が算出されない映像があった場合には、各映像を再度受信する例について説明した。本発明の第2の実施形態においては、各端末100の裏面に設けられた撮像部120によって撮像された映像と表面に設けられた撮像部120によって撮像された映像との双方を用いる場合を説明する。なお、本発明の第2の実施形態において、本発明の第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
まず、本発明の第2の実施形態に係る端末100♯の機能構成例について説明する。図10は、第2の実施形態に係る端末100♯の機能構成例を示す図である。図10に示すように、本発明の第2の実施形態に係る端末100♯は、制御部110♯、裏面撮像部120−1、表面撮像部120−2、通信部130、記憶部140、表示部150およびセンサ部160を備える。また、制御部110#は、裏面映像取得部111−1、表面映像取得部111−2、出力制御部112#およびセンサ値取得部113を備える。
裏面撮像部120−1は、端末100#の裏面に設けられている。裏面撮像部120−1によって撮像された映像(以下、「裏面映像」とも言う。)は、裏面映像取得部111−1によって取得される。また、裏面映像取得部111−1によって取得された裏面映像は、出力制御部112#に出力される。
一方、表面撮像部120−2は、端末100#の表面に設けられている。表面撮像部120−2によって撮像された映像(以下、「表面映像」とも言う。)は、表面映像取得部111−2によって取得される。また、表面映像取得部111−2によって取得された表面映像は、出力制御部112#に出力される。
センサ部160は、センサ値を検出して制御部110#に出力する。センサ部160は特に限定されないが、3軸加速度センサを含んでもよいし、ジャイロセンサを含んでもよいし、深度センサを含んでもよいし、超音波センサを含んでもよいし、地磁気センサを含んでもよいし、タッチセンサを含んでもよいし、照度センサを含んでもよい。なお、図10に示した例では、センサ部160は端末100#と一体化されているが、センサ部160は、端末100#と別体に構成されていてもよい。
センサ部160によって検出されたセンサ値は、センサ値取得部113によって取得される。また、センサ値取得部113によって取得されたセンサ値は、出力制御部112#に出力される。以上、本発明の第2の実施形態に係る端末100#の機能構成例について説明した。
続いて、本発明の第2の実施形態に係る制御装置200#の機能構成例について説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る制御装置200#の機能構成例を示す図である。図11に示すように、本発明の第2の実施形態に係る制御装置200#は、制御部210#、通信部220および記憶部230を備える。また、制御部210#は、判定部211#と、決定部212とを備える。
判定部211#は、端末100#Aの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像と、端末100#Bの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像と、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像と、端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像とに基づいて、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無を判定する。より詳細には、これらの映像に基づいて、所定の関係が満たされるか否かを判定すればよい。
かかる構成によれば、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無の判定に利用することが可能な映像の種類が増加するため、端末100#Aおよび端末100#Bそれぞれの位置関係の判定精度をより向上させることが可能となる。また、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無の判定精度がより向上することにより、端末100#Aと端末100#Bそれぞれに表示される表示内容をより高精度に決定することが可能となる。
例えば、判定部211#は、裏面映像同士が所定の第1の関係を満たし、かつ、表面映像同士が所定の第2の関係を満たすか否かを判定してもよい。また、決定部212は、所定の第1の関係および所定の第2の関係が満たされると判定された場合、端末100#Aおよび端末100#Bそれぞれの表示部150への表示内容が関連するように各表示内容を決定してよい。なお、所定の第1の関係と所定の第2の関係とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無の判定には、各映像が補完的に利用されてもよい。例えば、裏面映像同士が先に利用され、表面映像同士が後に利用されてもよいし、利用される順序は逆であってもよい。例えば、先の各映像から算出された特徴情報には特徴点が含まれないために、先の各映像から算出された特徴情報に基づいて端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無を判定できない場合が想定される。かかる場合、後の各映像を利用して端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無を判定してもよい。このように、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無の判定は、後の各映像によって補完され得る。
例えば、端末100#Aの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像と、端末100#Bの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像との少なくとも何れか一方から算出された特徴情報に特徴点が含まれない場合が想定される。かかる場合、判定部211#は、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像と、端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像とに基づいて、所定の関係が満たされるか否かを判定してよい。
あるいは、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像と、端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像との少なくとも何れか一方から算出された特徴情報に特徴点が含まれない場合が想定される。かかる場合、判定部211#は、端末100#Aの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像と、端末100#Bの裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像とに基づいて、所定の関係が満たされるか否かを判定してよい。
また、端末100#から制御装置200へは映像が常時送信されてもよいし、定期的に送信されてもよいが、映像の送信により掛かる処理負荷などを考慮すれば、映像に変化が生じたときに映像が送信されるようにするのがよい。ここで、端末100#のセンサ部160によって検出されたセンサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた場合には、端末100#がある程度を超えて動いた可能性があり、撮像された映像に変化が生じた可能性があると考えられる。
そこで、端末100#において出力制御部112#は、センサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた場合には、センサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた旨を、通信部130を介して制御装置200に通知するようにすればよい。そして、制御装置200#において判定部211#は、端末100#Aおよび端末100#Bの少なくとも何れか一方からセンサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた旨が通知された場合、通信部220を介して映像送信要求を端末100#Aおよび端末100#Bに提供すればよい。
端末100#Aにおいては、出力制御部112#は、通信部130によって映像送信要求が受信された場合に、通信部130を介して映像を制御装置200に提供すればよい。同様に、端末100#においても、出力制御部112#は、通信部130によって映像送信要求が受信された場合に、通信部130を介して映像を制御装置200に提供すればよい。このようにして映像送信要求が端末100#Aおよび端末100#Bに提供されるようにすれば、端末100#Aと端末100#Bとの間において映像の送信時刻を同期させることが可能となる。
続いて、本発明の第2の実施形態に係る端末100#の動作の流れの例について説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る端末100#の動作の流れの例を示す図である。なお、図12に示した動作の流れの例は、端末100#の動作の流れの一例に過ぎないため、端末100#の動作は、図12に示した例に限定されないことは言うまでもない。
図12に示したように、端末100#においてセンサ値取得部113は、センサ部160によって検出されたセンサ値を取得する(ステップS301)。続いて、出力制御部112#は、センサ値の変化が閾値を超えたか否かを判定する(ステップS302)。例えば、センサ部160として加速度センサが用いられる場合には、x軸、y軸およびz軸それぞれの加速度値の絶対値の合計がセンサ値として採用されてもよい。また、例えば、センサ部160として地磁気センサが用いられる場合には、地磁気方向または地磁気方向に応じた方向(例えば、表示部150が向けられている方向)がセンサ値として採用されてもよい。
なお、センサ値の変化の代わりにセンサ値自体が用いられてもよい。例えば、センサ部160としてジャイロセンサが用いられる場合には、ジャイロセンサによって検出されたセンサ値(角速度)が用いられてよい。かかる場合には、出力制御部112#は、センサ値の変化が閾値を超えたか否かを判定する代わりに、センサ値が閾値を超えたか否かを判定すればよい。
出力制御部112#は、センサ値の変化が閾値を超えていないと判定された場合(ステップS302において「No」)、ステップS304に進む。一方、出力制御部112#は、センサ値の変化が閾値を超えたと判定された場合(ステップS302において「Yes」)、センサ値の変化が閾値を超えた旨を、通信部130を介して制御装置200に通知する(ステップS303)。
続いて、出力制御部112#は、通信部130によって制御装置200から映像送信要求が受信されない場合には(ステップS304において「No」)、ステップS307に進む。一方、裏面映像取得部111−1は、通信部130によって制御装置200から映像送信要求が受信された場合には(ステップS304において「Yes」)、裏面撮像部120−1によって撮像された裏面映像を取得するとともに、表面映像取得部111−2は、表面撮像部120−2によって撮像された表面映像を取得する(ステップS305)。
続いて、出力制御部112#は、表面映像および裏面映像を、通信部130を介して制御装置200に送信する(ステップS306)。センサ値取得部113は、制御装置200から表示内容決定情報が受信されない場合には(ステップS307において「No」)、ステップS301に戻ってよい。一方、表示部150は、制御装置200から表示内容決定情報が受信された場合には(ステップS307において「Yes」)、出力制御部112#による制御に従って、表示内容決定情報に基づいて表示内容を表示する(ステップS308)。センサ値取得部113は、ステップS308が終わった後は、ステップS301に戻ってよい。
続いて、本発明の第2の実施形態に係る制御装置200#の動作の流れの例について説明する。図13は、本発明の第2の実施形態に係る制御装置200#の動作の流れの例を示す図である。なお、図13に示した動作の流れの例は、制御装置200#の動作の流れの例に過ぎないため、制御装置200#の動作は、図13に示した例に限定されないことは言うまでもない。
図13に示したように、制御装置200において判定部211#は、複数の端末100#の何れからもセンサ値の変化が閾値を超えた旨が通知されない場合(ステップS401において「No」)、ステップS401に戻ってよい。一方、判定部211#は、複数の端末100#の何れかからセンサ値の変化が閾値を超えた旨が通知された場合(ステップS401において「Yes」)、同一LANに属する各端末100#に映像送信要求を、通信部220を介して送信する(ステップS402)。
続いて、各端末100#から裏面映像および表面映像を受信する(ステップS403)。判定部211#は、各裏面映像を解析して(ステップS404)、各裏面映像から特徴点が算出された場合には(ステップS405おいて「Yes」)、ステップS410に進む。一方、判定部211#は、特徴点が算出されない裏面映像が存在した場合には(ステップS405において「No」)、各表面映像を解析する(ステップS406)。判定部211#は、各表面映像から特徴点が算出された場合には(ステップS407において「Yes」)、ステップS410に進む。
一方、判定部211#は、特徴点が算出されない表面映像が存在した場合には(ステップS407において「No」)、表面映像の解析が規定回数行われたか否かを判定する(ステップS408)。判定部211#は、表面映像の解析が規定回数行われた場合には(ステップS408において「Yes」)、ステップS401に戻ってよい。一方、判定部211#は、表面映像の解析が規定回数行われていない場合には(ステップS408において「No」)、解析対象の表面映像を更新し(ステップS409)、ステップS406に戻ってよい。
続いて、判定部211#は、各裏面映像から特徴点が算出された場合、または、各表面映像から特徴点が算出された場合には、特徴情報同士が所定の関係を満たすか否かを判定する(ステップS410)。決定部212は、特徴情報同士が所定の関係を満たさないと判定された場合には(ステップS410において「No」)、ステップS412に進んでよい。一方、決定部212は、特徴情報同士が所定の関係を満たしていると判定された場合には(ステップS410において「Yes」)、各端末100の表示内容を決定する(ステップS411)。
続いて、通信部220は、決定部212による制御に従って、各端末100#に表示内容決定情報を通知する(ステップS412)。ただし、通信部220は、ステップS410において「No」の場合には、所定の関係を満たさない特徴情報が算出された端末100#に対して表示連携を解除する旨を通知してもよい。既に述べたように、表示内容決定情報は、表示内容を識別するための何らかの情報であればよい。判定部211#は、ステップS412が終わった後は、ステップS401に戻ってよい。
(効果の説明)
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、複数の端末100それぞれの撮像部120によって撮像された映像を用いるため、空間に配された撮像装置によって撮像された映像を用いる場合よりも、複数の端末100それぞれの位置関係の判定精度の低下を抑えることが可能となる。また、本発明の実施形態によれば、ユーザに対して特別な操作を要求せずに済むため、利用シーンが限定されてしまう可能性を低減することが可能となる。
(変形例の説明)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記した例では、制御装置200が他の装置からは独立した装置として存在したが、制御装置200は、他の装置に組み込まれていてもよい。例えば、制御装置200は、端末100のいずれかに組み込まれていてもよい。また、端末100の種類は特に限定されない。例えば、端末100は、PC(Personal Computer)であってもよいし、携帯電話であってもよいし、スマートフォンであってもよいし、タブレット端末であってもよい。
また、制御装置200が有する機能の一部または全部は、制御装置200の代わりに複数の端末100が分担して有していてもよい。例えば、制御装置200が有する判定部211の機能は、映像解析の機能などを含んでおり、処理負荷が大きいことが予想される。したがって、判定部211の機能は、制御装置200の代わりに複数の端末100が分担して有していてもよい。
また、決定部212は、端末100Aと端末100Bとが離れていると判定された場合であっても、端末100Aと端末100Bとの距離を考慮して、それぞれの表示内容を決定してよい。例えば、それぞれの表示内容は、コンテンツにおいて端末100Aと端末100Bとの距離に応じた長さだけ離れた領域であってもよい。また、ベゼルの位置には表示内容が表示されないため、決定部212は、ベゼルの幅を考慮してそれぞれの表示内容を決定してもよい。例えば、それぞれの表示内容は、コンテンツにおいてベゼルの幅に応じた長さだけ離れた領域であってもよい。
また、判定部211によって映像が解析されるに際して、映像に存在する物体が既知である場合には、その物体の実サイズが容易に把握され得るが、映像に存在する物体が未知である場合も想定される。しかしながら、かかる場合であっても、判定部211は、外部に存在する画像データベースや画像検索システムなどと連携して、物体の実サイズを把握するようにしてもよい。
また、上記した例においては、表面映像の解析が規定回数行われていない場合には解析対象の表面映像を更新することとした。ここで、端末100#のセンサ部160によって検出されたセンサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた場合には、撮像された映像に変化が生じた可能性があると考えられる。そこで、判定部211#は、表面映像の解析が規定回数行われていない場合、かつ、センサ値またはセンサ値の変化が閾値を超えた場合に、解析対象の表面映像を更新するようにしてもよい。そうすれば、端末100#からの映像送信によって掛かる処理負荷が軽減され得る。
また、対応関係の有無の判定がなされる端末100は絞り込まれてもよい。例えば、端末100#Aのセンサ部160によって検出されたセンサ値と端末100#Bのセンサ部160によって検出されたセンサ値との差分が所定の範囲を超える場合、端末100#Aの向きと端末100Bの向きとの差分はある程度を超えていることが想定される。かかる場合には、端末100#Aと端末100#Bとの間で表示連携させなくてよいと考えられるため、判定部211#は、対応関係の有無の判定をスキップしてもよい。すなわち、かかる場合には、判定部211#は、所定の関係が満たされるか否かを判定しないことにしてもよい。そうすれば、処理の高速化が図られ、誤判定の可能性が低減され得る。
例えば、センサ部160として地磁気センサが用いられる場合には、地磁気方向または地磁気方向に応じた方向(例えば、表示部150が向けられている方向)がセンサ値として採用されてもよい。このとき、例えば、地磁気方向または地磁気方向に応じた方向がある程度の幅を有したラベル(例えば、東西南北など)によって表現され、ラベル同士が等しくない場合に、対応関係の有無の判定がスキップされてもよい。なお、センサ値としては、ジャイロセンサによって検出されたセンサ値(角速度)が用いられてもよいし、照度センサによって検出されたセンサ値(照度)が用いられてもよい。
また、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像と端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像とに同じ物体が映っていたとしても、撮像方向の相違から特徴点同士のマッチングが不一致となる場合も想定される。そこで、対応関係の有無の判定には、推定された特徴情報が利用されてもよい。具体的には、端末100Aのタッチセンサによる検出データ(例えば、タッチ位置)に対応して特徴情報の推定があらかじめモデル情報として用意されている場合が想定される。
かかる場合、判定部211#は、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像から算出された特徴情報と端末100#Aのタッチセンサによる検出データとに応じて、モデル情報を用いて端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像から算出されるべき特徴情報を推定することが可能である。このとき、判定部211#は、このようにして推定された特徴情報に含まれる特徴点と端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像から算出された特徴情報に含まれる特徴点との間のマッチング結果が一致するか否かによって、所定の条件が満たされるか否かを判定してもよい。
図14は、端末同士の対応関係の有無の判定の一例を説明するための図である。図14を参照すると、端末100#Aと端末100#Bとが配置されている。また、端末100#Aの表面撮像部120−2と端末100#Bの表面撮像部120−2との間が距離Z113だけ離れている。また、図14を参照すると、端末100#Aの表面撮像部120−2によって表面映像Z111が撮像され、端末100#Bの表面撮像部120−2によって表面映像Z112が撮像されている。
図14に示した例において、判定部211#は、ユーザの腕Z110に対応する特徴点Z114を表面映像Z111から算出している。また、判定部211#は、特徴点Z114の表面映像Z111における位置情報および特徴点Z114のサイズに基づいて、端末100#Aのタッチセンサへのタッチ座標に対応する腕Z110のモデル情報を用いて、特徴点Z115の表面映像Z112における位置情報および特徴点Z115のサイズを推定し得る。そこで、判定部211#は、かかる推定結果と表面映像Z112から算出した特徴点Z115の表面映像Z112における位置情報および特徴点Z115のサイズとを比較すればよい。
また、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像と端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像とに映った物体の動きに基づいて、対応関係の有無が判定されてもよい。例えば、端末100#Aと端末100#Bとが近傍に置かれている場合、それぞれの表面映像に、同一の特徴点が含まれ始めた状態から少なくとも何れか一方に含まれなくなる状態になるまでの時間が閾値を下回ることが想定される。
そこで、判定部211#は、端末100#Aの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像から算出された特徴情報および端末100#Bの表面撮像部120−2によって撮像された表面映像から算出された特徴情報の双方に特徴点が含まれ始めた時刻と少なくとも何れか一方に特徴点が含まれなくなった時刻との差分が閾値を下回るか否かによって、所定の条件が満たされるか否かを判定してもよい。
図15は、端末同士の対応関係の有無の判定の一例を説明するための図である。図15を参照すると、端末100#Aと端末100#Bとが配置されている。また、端末100#Aの表面撮像部120−2と端末100#Bの表面撮像部120−2との間が距離Z123だけ離れている。また、図15を参照すると、端末100#Aの表面撮像部120−2によって表面映像Z121が撮像され、端末100#Bの表面撮像部120−2によって表面映像Z122が撮像されている。
図15に示した例において、判定部211#は、ユーザの腕Z120に対応する特徴点Z124を表面映像Z121から算出している。また、判定部211#は、ユーザの腕Z120に対応する特徴点Z125を表面映像Z122から算出している。例えば、判定部211#は、表面映像Z121に特徴点Z124が映っており表面映像Z122に特徴点Z125が映っている状態が開始されてから、表面映像Z122に特徴点Z125が映らなくなった状態になるまでの時間が閾値を下回るか否かによって、端末100#Aと端末100#Bとの対応関係の有無を判定してよい。
制御部110を構成する各ブロックは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶部140により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部110を構成する各ブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
制御部210を構成する各ブロックは、例えば、CPU、RAMなどから構成され、記憶部230により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部210を構成する各ブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。