JP6259360B2 - 可変焦点レンズ - Google Patents

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本発明は、可変焦点レンズに関し、より詳細には、電気光学効果を有する物質の単結晶を用いた可変焦点レンズにおいて、焦点距離を変更可能とした可変焦点レンズに関する。
光学レンズ、プリズムといった光学部品は、カメラ、顕微鏡、望遠鏡などの光学機器、プリンタ、コピー機など電子写真方式の記録装置、DVDなどの光記録装置、通信用、工業用の光デバイスなどに用いられている。通常の光学レンズは、焦点距離が固定されているため、上記の機器、装置の中には、状況に応じて焦点距離を調整することのできるレンズ、いわゆる可変焦点レンズを用いる場合がある。従来の可変焦点レンズは、複数のレンズを組み合わせて、機械的に焦点距離を調整する。しかしながら、このような機械式の可変焦点レンズは、応答速度・製造コスト・小型化・消費電力などの点から適用範囲を広げることには限界があった。
そこで、特許文献1に記載されているように、光学レンズを構成する透明媒質に、屈折率を可変できる物質を使用した可変焦点レンズが知られている。また、非特許文献1に記載されているように、機械的に光学レンズの形状を変形させる可変焦点レンズが提案されている。しかしながら、このような可変焦点レンズは、いずれも、焦点距離を変化させるのに要する応答時間に限界があり、1ms以下の高速応答に適用することができないという問題があった。
そこで、特許文献2に記載されているように、電気光学効果を有する光学材料を用いた可変焦点レンズが提案され、1ms以下の高速応答を実現している。
特開平11−064817号公報 特開2014−026229号公報
金子卓他、「可変焦点レンズを用いた長焦点深度視覚機構」、デンソーテクニカルレビュー、Vol.3, No.1, p.52-58, 1998.
しかしながら、特許文献2に記載の可変焦点レンズにおいて、焦点距離をさらに短くするためには、さらに、大きな電圧を印加する必要がある。しかし、印加電圧が大きくなるほど、高速動作は難しくなる。また、レンズの性能として重要な波面収差は、印加電圧の増大に伴い劣化するという問題があった。このため、特許文献2に記載の可変焦点レンズにおいて使用される印加電圧において、レンズとしての性能、具体的には焦点距離を改善することができれば、高速応答を維持しながら、より高性能のレンズを実現することができる。
本発明の目的は、従来の可変焦点レンズの印加電圧と同程度の電圧により、可変焦点距離を改善し、高速応答を維持しながら、より高性能の可変焦点レンズを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、可変焦点レンズの一実施態様は、電気光学効果を有する単結晶基板と、該単結晶基板に光が入射する面、前記光が入射する面と直交する第1の面、および該第1の面に対向する第2の面とに形成された第1の電極対であって、第1の陽極は、前記第1の面と前記光が入射する面とが接する辺をまたいで前記第1の面と前記光が入射する面とに連続して形成され、第1の陰極は、前記第2の面と前記光が入射する面とが接する辺をまたいで前記第2の面と前記光が入射する面とに連続して形成された第1の電極対と、前記単結晶基板から光が出射する面、前記光が出射する面と直交する前記第1の面および前記第2の面とに形成された第2の電極対であって、第2の陽極は、前記第2の面と前記光が出射する面とが接する辺をまたいで前記第2の面と前記光が出射する面とに連続して形成され、第2の陰極は、前記第1の面と前記光が出射する面とが接する辺をまたいで前記第1の面と前記光が出射する面とに連続して形成された第2の電極対とを備え、前記第1および第2の電極対の間の印加電圧を変えることにより、前記単結晶基板を透過する光の焦点を可変することを特徴とする。
本発明によれば、電気光学効果を有する単結晶材料を用いた可変焦点レンズにおいて、光の入射面および出射面の一部にも連続して電極を形成したことにより、従来の可変焦点レンズと比較して、同じ印加電圧でありながら、結晶内部の屈折率変化を大きくすることができるので、焦点距離をより小さくすることができる。
従来の可変焦点レンズの構成を示す図である。 従来の可変焦点レンズ内部の電気力線と屈折率変調量を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる可変焦点レンズの構成を示す図である。 本実施形態の可変焦点レンズ内部の電気力線と屈折率変調量を示す図である。 焦点距離と電極間距離との相関を比較した図である。 本実施形態の可変焦点レンズの焦点距離と電極間距離との相関を示す図である。 本実施形態の可変焦点レンズの波面収差と電極間距離との相関を示す図である。
はじめに、電気光学効果と光路長変調について説明し、次に、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に、従来の可変焦点レンズの構成を示す。直方体に切り出された電気光学効果を有する単結晶基板1において、光4が入射する面および出射する面と直交する面のうち、x軸およびy軸に平行な対向する2面に、2対の電極対が間隔をあけて形成されている。光の入射側に第1の電極対2a,2b、光の出射側に第2の電極対3a,3bが形成されており、電極2a,3aが陽極、電極2b,3bが陰極である。
図2に、従来の可変焦点レンズ内部の電気力線と屈折率変調量を示す。単結晶基板1をy軸方向から見たときの結晶内部の電気力線の形状を示し、その右側に、z軸方向の屈折率変調量Δnを、模式的に示す。
(電気光学効果)
電気光学効果については、特許文献2に記載の通り、いくつかの次数が異なる電気光学効果が含まれる。可変焦点レンズには、一般的、1次の電気光学効果(以下、ポッケルス効果という)、または、2次の電気光学効果(以下、カー効果という)を示す単結晶材料が用いられる。ポッケルス効果を利用する場合、屈折率変化は印加した電界に比例する。そのため、図1に示した単結晶基板1に、ポッケルス効果を有する物質を用いた場合、電気力線の向きが逆のため、屈折率変化は相殺されて、レンズとしての機能を果たさない。
一方、カー効果を利用する場合、屈折率変化は印加した電界の二乗に比例する。したがって、電気力線の向きが逆であっても、屈折率変化は等しくなり、レンズとして機能する。図2に示すように、電気力線の曲率が電気光学結晶中の場所によって異なるため、結晶内部に電界の分布が発生し、これによって屈折率変化の分布が発生し、レンズとして機能する。この屈折率分布は、z−x平面において放物線を描き、放物線が上に凸のとき、凸レンズとして機能し、下に凸のとき、凹レンズとして機能する。図2には、単結晶基板1に入射される光4の電界振幅の向きがz軸方向の場合における、z−x平面における屈折率変化Δnを模式的に示している。各電極対に印加される電圧が0のときは、屈折率変化は0であり、電圧を印加した際の屈折率変化は放物線を描き、レンズとして機能する。
カー効果を有する物質として、ぺロブスカイト構造を有する単結晶材料があり、使用温度を適切に選択すれば、カー効果を発現する立方晶相に相転移させることが可能である。例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)は、120℃付近において正方晶相から、カー効果を発現する立方晶相へと相転移する。また、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN:KTa1−xNb、0<x<1)を主成分とする単結晶材料は、電気光学効果を利用した素子の観点から、チタン酸バリウム(BaTiO)よりも好適な特徴を有する。
チタン酸バリウム(BaTiO)は、相転移温度が決まっているのに対し、KTNはタンタルとニオブの組成比、つまり化学式におけるxの値により、相転移温度を選択することができる。KTNは、相転移温度よりも高い温度であれば、大きなカー効果を発現する立方晶相となり、また、相転移温度に近いほどカー効果は大きくなる。このため、タンタルとニオブの組成比を変えることで、相転移温度を室温付近に選択することにより、大きなカー効果を簡便に発現させることができる。
また、KTNに関連する単結晶材料として、結晶の主成分が、周期律表Ia族とVa族から構成されており、Ia族はカリウムであり、Va族はニオブ、タンタルの少なくとも1つを含む材料を用いることができる。さらに、添加不純物としてカリウムを除く周期律表Ia族、例えばリチウム、またはIIa族の1または複数種を含むこともできる。例とば、立方晶のKLTN(K1−yLiTa1−xNb、0<x<1、0<y<1)結晶を用いることもできる。
(光路長変調)
図2において、レンズの特性は、下記の式のように、屈折率変調量Δnを光の進行経路(長さL)にわたって積分した光路長変調Δsによって評価する。
Figure 0006259360
ただし、偏光は、光電界の向きがy軸方向の場合と、z軸方向の場合の2種類があり、それぞれの場合に、光が感じる屈折率変調Δnは異なるので、光路長変調Δsも異なる。
(本発明の実施形態)
図3に、本実施形態の可変焦点レンズ内部の電気力線と屈折率変調量を示す。直方体に切り出された電気光学効果を有する単結晶基板11において、光14が入射する面および出射する面と直交する面のうち、x軸およびy軸に平行な第1の面と、第1の面に対向する第2の面とに、2対の電極対が間隔をあけて、それぞれ向かい合う位置に形成されている。光の入射側に第1の電極対12a,12b、光の出射側に第2の電極対13a,13bが形成されており、電極12a,13aが陽極、電極12b,13bが陰極である。
第1の電極対12a,12bは、光14が入射する面にも連続して形成されており、第2の電極対13a,13bは、光が出射する面にも連続して形成されている。すなわち、第1の電極対12a,12bは、光が入射する面、光が入射する面と直交する第1の面、および第1の面に対向する第2の面とに形成され、第1の陽極12aは、第1の面と光が入射する面とが接する辺をまたいで第1の面と光が入射する面とに形成され、第1の陰極12bは、第2の面と光が入射する面とが接する辺をまたいで第2の面と光が入射する面とに形成されている。
第2の電極対13a,13bは、光が出射する面と、光が出射する面と直交する第1の面および第2の面とに形成され、第2の陽極13aは、第2の面と光が出射する面とが接する辺をまたいで第2の面と光が出射する面とに形成され、第2の陰極13bは、第1の面と光が出射する面とが接する辺をまたいで第1の面と光が出射する面とに形成されている。
図4に、本実施形態の可変焦点レンズ内部の電気力線と屈折率変調量を示す。単結晶基板11をy軸方向から見たときの結晶内部の電気力線の形状を示し、その右側に、z軸方向の屈折率変調量Δnを、模式的に示す。第1および第2の電極対は、y軸方向から見た断面電形状がL字型になっており、単結晶基板11の四隅を囲った構造になっている。
レンズ機能の原理は、従来の可変焦点レンズと同じである。図2と図4とを比較すると、電気力線の曲率が、本実施形態の可変焦点レンズの方が大きいことがわかる。電気力線の曲率が大きくなると、結晶内部の電界分布が大きくなり、その結果、光入射面の中心部の屈折率変化に比べて、電極付近の屈折率変化が大きくなる。つまり、z−x平面において、z=0での屈折率変化と電極付近の屈折率変化との差が大きくなる。その結果として、放物線の曲率が従来と比較して大きくなり、より大きなレンズ効果を発現する。
図5は、焦点距離と電極間距離との相関を比較した図である。図2に示した従来の可変焦点レンズにおいて、単結晶基板1の厚さh(z軸方向)は4.0mm、長さL(y軸方向)は6.6mm、幅(y軸方向)も6.6mmである。第1および第2の電極対2,3のそれぞれの電極の大きさは、入射面または出射面からx軸方向に0.8mm、y軸方向に6.6mmである。従って、電極間距離dは2.4mmとなる。このような構造において、x軸方向の単結晶基板1の長さを変化させ、それに伴って電極間距離が変化したときの焦点距離を示す。
一方、図4に示した本実施形態の可変焦点レンズにおいて、単結晶基板11の厚さh(z軸方向)は4.0mm、長さL(y軸方向)は6.6mm、幅(y軸方向)も6.6mmである。第1および第2の電極対12,13のそれぞれの電極の大きさは、x軸およびy軸に平行な対向する2面において、入射面または出射面からx軸方向に0.8mm、y軸方向に6.6mmである。従って、電極間距離dは2.4mmとなる。光の入射面および出射面においては、電極面からz軸方向に0.5mm、y軸方向に6.6mmである。このような構造において、x軸方向の単結晶基板1の長さを変化させ、それに伴って電極間距離が変化したときの焦点距離を示す。
このとき、いずれも第1および第2の電極対に印加する電圧は1kV、比誘電率は20,000として、数値計算により焦点距離をプロットした。入射光の偏光は直線で、振動電界の方向はz軸方向である。図5から明らかなように、どの電極間距離においても、従来の可変焦点レンズと比較して、本実施形態の可変焦点レンズは、焦点距離が約1/2以下になっていることがわかる。
図6に、本実施形態の可変焦点レンズの焦点距離と電極間距離との相関を示す。図4に示した本実施形態の可変焦点レンズにおいて、単結晶基板11の厚さh(z軸方向)は4.0mm、長さL(y軸方向)は6.6mm、幅(x軸方向)も6.6mmである。第1および第2の電極対12,13のそれぞれの電極の大きさは、x軸およびy軸に平行な対向する2面において、入射面または出射面からx軸方向に0.8mm、y軸方向に6.6mmである。従って、電極間距離dは2.4mmとなる。光の入射面および出射面においては、電極面からz軸方向に0.5mm、y軸方向に6.6mmである。このような構造において、第1および第2の電極対12,13のそれぞれの電極の大きさを、x軸方向に0.8mm〜2.8mmに変化させることにより、電極間距離dを1mm〜5mmに変化させた場合の焦点距離を示す。
このとき、第1および第2の電極対12,13に印加する電圧は1kV、比誘電率は20,000として、数値計算により焦点距離をプロットした。入射光の偏光は直線で、振動電界の方向はz軸方向である。図6から明らかなように、電極間距離の減少に伴って焦点距離が小さくなることがわかる。
図7に、本実施形態の可変焦点レンズの波面収差と電極間距離との相関を示す。図6に示した焦点距離の計算と同じ条件で、電極間距離と波面収差の相関を数値計算によりプロットした。入射光の偏光は直線で、振動電界の方向はz軸方向である。レンズの結像における、ぼけを示す波面収差は、電極間距離2.5mm〜3.5mmとしたときに極小値をとることがわかる。これを、x軸方向の電極幅X(光軸方向の電極の幅、単位mm)と、z軸方向の電極幅Z(光軸に垂直で光の振動電界に平行な方向の幅、単位mm)とを用いて一般化する。図4に示した電極間距離d(mm)は、図7に示した計算結果から、2.5<d<3.5の間で波面収差が極小となる。単結晶基板11の、x軸方向の幅が6.6mmであることから、x軸方向の電極幅を(6.6−3.5)/2<X<(6.6−2.5)/2の間で設定した場合、やはり波面収差は極小値となる。すべての辺を、図7を計算した際のz方向の電極幅Z=0.5mmで割ると、(6.6−3.5)/2/0.5<(X/Z)<(6.6−2.5)/2/0.5において、波面収差が極小値となる。小数点以下を四捨五入すると、電極幅XとZとの比は、
3<(X/Z)<4
の場合に、波面収差が極小値をとる。
(実施例)
図4に示したように、電気光学効果を有する単結晶から、直方体に加工した基板を切り出す。単結晶基板11は、KTN単結晶からブロックを切り出し、光の入射面および出射面の寸法をy軸方向に6.6mm、z軸方向に4.0mmにする。x−y平面に平行な2つの面はx軸方向に6.6mm、y軸方向に6.6mmにする。x−z平面に平行な2つの面の寸法はz軸方向に4.0mm、x軸方向に6.6mm、x−y平面に平行な2つの面はy軸方向に6.6mm、x軸方向に6.6mmとする。
第1および第2の電極対12,13のそれぞれの電極の大きさは、x軸およびy軸に平行な対向する2面において、入射面または出射面からx軸方向に1.8mm、y軸方向に6.6mmである。従って、電極間距離dは3.0mmとなる。光の入射面および出射面においては、電極面からz軸方向に0.5mm、y軸方向に6.6mmである。
単結晶基板11の全ての面は、光学研磨されており、基板の面はすべて(100)面に平行である。KTN単結晶は、相転移温度が35℃であったので、これを少し上回る40℃で使用する。この温度での比誘電率は20,000である。
この可変焦点レンズを、40℃で温度制御した状態で、z軸方向に3mmにコリメートした波長633nmのレーザー光を、単結晶基板11の入射面に入射させる。光の偏光は直線で、振動電界の方向はz軸方向である。第1および第2の電極対12,13のそれぞれに1kVの電圧を印加すると、単結晶基板11から出射される光は、集光されてシリンドリカル凸レンズとして機能する。焦点距離は51cmである。
また、電圧を印加しない場合は、集光効果は無く、焦点距離は無限大である。従って、1ms以下の高速応答が可能な印加電圧において、焦点距離は51cmである。図5に示したように、従来の可変焦点レンズの焦点距離100cmから約半分にまで短くすることができる。また、波面収差は150nmであり、従来の可変焦点レンズの波面収差300nmから約半分に改善することができる。
1,11 単結晶基板
2,12 第1の電極対
3,13 第2の電極対
4,12 光

Claims (4)

  1. 電気光学効果を有する単結晶基板と、
    該単結晶基板に光が入射する面、前記光が入射する面と直交する第1の面、および該第1の面に対向する第2の面とに形成された第1の電極対であって、第1の陽極は、前記第1の面と前記光が入射する面とが接する辺をまたいで前記第1の面と前記光が入射する面とに連続して形成され、第1の陰極は、前記第2の面と前記光が入射する面とが接する辺をまたいで前記第2の面と前記光が入射する面とに連続して形成された第1の電極対と、
    前記単結晶基板から光が出射する面、前記光が出射する面と直交する前記第1の面および前記第2の面とに形成された第2の電極対であって、第2の陽極は、前記第2の面と前記光が出射する面とが接する辺をまたいで前記第2の面と前記光が出射する面とに連続して形成され、第2の陰極は、前記第1の面と前記光が出射する面とが接する辺をまたいで前記第1の面と前記光が出射する面とに連続して形成された第2の電極対とを備え、
    前記第1および第2の電極対の間の印加電圧を変えることにより、前記単結晶基板を透過する光の焦点を可変することを特徴とする可変焦点レンズ。
  2. 前記第1および第2の電極対のそれぞれの陽極および陰極の前記第1および第2の面上における光軸方向の電極の幅Xとし、前記光が入射する面および前記光が出射する面における前記光軸方向に垂直で前記光の振動電界に平行な方向の幅Zとすると、
    3<(X/Z)<4
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の可変焦点レンズ。
  3. 前記単結晶基板は、ぺロブスカイト構造を有する単結晶材料であり、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN:KTa1-xNbx3、0<x<1)からなることを特徴とする請求項1または2に記載の可変焦点レンズ。
  4. 前記単結晶基板は、結晶の主成分が、周期律表Ia族とVa族から構成されており、Ia族はカリウムであり、Va族はニオブ、タンタルの少なくとも1つを含むことができ、さらに、添加不純物としてカリウムを除く周期律表Ia族、例えばリチウムまたはIIa族の1または複数種を含む単結晶材料からなることを特徴とする請求項3に記載の可変焦点レンズ。
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